交通マナーの話。 村上 諒
電車、バス等に乗ると、このようなことがよく言われます。「優先座席は、この席を必要とされる方々にお譲り下さい。」「優先座席付近では、携帯電話の電源をお切り下さい。それ以外の席はマナーモードに設定の上、通話はご遠慮下さい。」「車内にて、不審な行動があった場合、または不審な荷物がございましたら、騒がず直ちに駅係員または乗務員にお知らせ下さい。」等等ありますが、実際考えると、様々なマナーがあります。ここでは、そういったルールとマナーを考えようと思います。
① 携帯電話……マナー規定は結構有名です。まず、携帯電話は電波を発します。この電波によって、周辺の微弱な電気しか使わない電気機器が壊れることがあります。特にペースメーカーなどのようなものだと、それこそ生命に関わってしまいます。だから、優先座席の近くや混雑時には、電源を切るように指導しているのです。あとは、普通はマナーモードにする上、通話を止めろというものです。これは簡単な話で、周りに多大なる影響を与えるからです。通話をしたり、携帯音が鳴ったりすると、うるさいのでむかむかするし、本や新聞に集中していた人は、せっかく集中していたのに、一瞬で奪われるので不快です。しかも、電車内で寝ている人もいるので強制的に起こすことになります。赤ちゃんも泣きわめくでしょう。まさに、周りに迷惑をものすごく与えます。だからきちんとマナーモードにして通話をやめないといけないのです。
② 優先座席……電車に乗ると必ずと言っていいほどこの文字を見かけるでしょう。前は、阪急電車で「全席優先座席」と言う考えの基、掲示をやめていましたが、結局、逆効果となったので設け直しになりました。けど、本当はこの「全席優先座席」と言う考えが本当に正しいものなのです。そもそも優先座席とは高齢者や妊婦、怪我をしている人や乳飲み子を抱えている人などに譲るものです。電車の中でそのような人を見かけてあなたはどうしますか。普通は譲るものですが全く動かないという人もいます。優先座席を使うべき人々は立っていること自体が大変な人々です。だから譲らないといけないのです。優先座席でなくとも、席は譲りましょう。
③ 痴漢行為、盗撮行為……ぎゅうぎゅう詰めの電車の中だと、自然と身体同士が当たります。これは当然のことなので諦めるしかありません。しかし、明らかに意図的に触れていることがあります。これが痴漢です。また、エスカレーターの段差などを利用して、盗撮行為をされることもあります。まあ、言わなくとも迷惑防止条例違反で御用となるわけですが、そもそもやってはいけないことです。怪しいと思ったら捕まえたり、非常ボタンで知らせたり等、何とかしてやめさせてください。
④ 物を置いていく、不審物……忘れ物はともかく、荷物を網棚に置いて、離れた人に送ったり、ゴミを車内に捨てていく等という、非常識きわまりないことをする輩がいます。さらに、爆弾や危険物を置いていき、事件を起こそうとする奴もいます。不謹慎きわまりないことです。まず、車内にゴミを置いていくことで、清掃員が余計に仕事が増えてしまいます。危険物や爆発物は本当に危険です。こんな物を置いとかれたら、いつ何が起こるかわかりません。本当にやめてください。
このように交通マナーはたくさんありますが一言で言うならば、常識で考えて、賢明な行動をしてくださいということです。これを読んで、常識的な行動を心がけてくれれば幸いです。以上で終わります。