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「のと」本編

57名無しさん:2006/11/21(火) 23:16:16
 4月15日、ロンドン軍縮会議が調印される。そして、その内容が国会を通じて、国民に発表されると、国民は言葉を失った。
 すなわち、主力艦は、英米15艦に対して帝国はこれまでの9艦が6艦まで削減。その代わり、航空母艦が2艦追加されている。
 補助艦は、対英米では総トン数で6割、但し駆逐艦以下の補助艦に対しては、対米英8割となっていた。重巡洋艦の比率が抑えられ、小型の艦艇が増えているのである。
 具体的な数字を示されても、国民には理解出来がたかった。それはそうであろう、6割なら駄目で、7割なら大丈夫と言う理由がある訳では無いのだから。しかしそれよりも、国民が驚いたのは、軍縮の条件が、第三次日英同盟の締結が条件であるとの内容だった。
 正式には日英安全保障条約で、あくまでも防衛主体の同盟である。すなわち、お互いの国家が他国より侵略された場合、同盟国は全力を持ってこれに対処すると言うものである。
 要は、軍縮に同意する代わりに、それに対しての安全保障上の対価としての保証条約の締結だった。元々帝国は、日英米三国の安全保障条約の提案を行ったが、米国は国内の孤立主義の立場と、昨年の大恐慌の影響から締結に踏み切れなかった。


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