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「のと」本編
262
:
shin
◆QzrHPBAK6k
:2007/02/17(土) 14:25:35
「ソ連・・・」
二人が、感心したようにお互いを見やり頷いている。
大日本帝国は、アジアの果てで、ソビエトと対峙している。
そして、欧州では、ポーランドが間にあるとは言え、独逸がソ連と対峙すれば、大日本帝国に対するソ連の圧力は弱まる。
二つの海洋国家と、一つの大陸国家、いや、中国も含めれば二つか、完璧なソ連包囲網が形成できる。
パウルはそこまで考え、唖然とした顔で二人を交互に見つめた。
「ヒトラー総統も、同なじようなシナリオを描いてられたようです。しかしながら、NSDAP、国家社会主義ドイツ労働者党の党首では、駄目です。オーストリアを併合した結果、それは決定的になりました。」
ロバーツの言葉に、パウルは怪訝な顔をする。
一体、オーストリアで何があったのか。
「ご存じない?NSDAPは、オーストリアの財閥を殆ど全て党の配下に納めたのですよ。結果、欧州の資本家は、ロスチャイルド家も含め全て反NSDAP陣営になりました。まあ、この情況で資本主義国家たる英国や大日本が、ヒトラー総統のシナリオに付き合うのは不可能となりましたね。」
パウルは曖昧な表情で頷く。
彼らならやりかねない、いや、NSDAPの嫌がらせを受けている海軍軍人としては、絶対やってると確信できてしまう。
しかし、しかし、どうして。
「どうして、そのような話を一介の海軍軍人たる、独逸海軍パウル・ヴェネッカー海軍大佐にお話になられるのですか。」
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