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避難用作品投下スレ5

240末期、少女病:2009/08/28(金) 15:01:51 ID:yHwYMvpU0
認識が、臓腑の奥底から悲鳴を運んでくるよりも早く。
奔るものが、あった。
千鶴の目に映るそれは、漆黒の拳。
一直線に千鶴を目指して駆ける、その軌道には、黒髪と、虚ろな瞳とがあって。

だから、その一瞬。
妹の首を抱き締めるように庇った、柏木千鶴の心には。
確かにそれを、柏木楓を護ろうという意志が、あったのだろう。

そうして。
撃ち出された、漆黒の拳。
来栖川綾香の放つ、拳には。
庇護の概念を穿ち貫く、魔弾の異能が、宿っていた。


―――意志の悉くが、貫かれる。


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