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若返らせ屋
1
:
kft3
:2012/02/12(日) 18:46:14
私は「若返らせ屋」
生まれもって私には、対象人物の頭に手をかざし、特別な力を込めると、相手を好きなように若返らせることができる能力を持っていた
もちろん、それを世間に公表したりはしない
裏の世界での商売をしているのだ
人類にとって「若返り」というのは、本来叶えられるはずがない誰しもが夢見た魔法のようである
そこで私は依頼を受けたらどんな相手も若返らせる「若返らせ屋」として位置を置いている
もちろん無料では引き受けない
1才につき10万円を払うことが必須条件だ
人生を好きなようにやり直せるなら、1才10万なんて安いものだろう
これまでにも様々な人々を若返らせてきて、実績もある事務所にはそれなりに客がやってくるのだ
コンコン
事務所のドアを叩く音がする
「どうぞ」
と彼が言うとゆっくりとドアが空いた
「すみません、『若返らせ屋』はここでしょうか?」
と入ってきたのは30代前半とみられる女性だった
女の名前は森岡沙耶(33)、ここを訪ねた理由を聞くと、先日夫と離婚して親権も夫の方に渡り、まだ幼い娘を引き渡さないといけなくなり、人生に行きつまってしまったからだそうだ
「それはお気の毒に」
話しを聞いた「若返らせ屋」は冷静な態度でこう答えた
「それで・・・何歳ほど若返らせましょうか?」
彼が本題を切り出すと
「お金はあります。いっそ人生をやり直したいんです。うんと小さく、1歳児まで戻して下さい」
森岡は真剣に答えた
「若返らせ屋」はニヤけた
こいつは大した儲けだ
「ではこちらにサインして、310万をいただきます」
「はい…」
森岡は自分のカバンから現金を取り出した
「これでよろしいでしょうか?」
「若返らせ屋」は札束を丁寧に数える
「確かにいただきました。若返りのあとですが、1歳となると一人では生きていけません。孤児院などに引き渡すのが一番良いかと」
「はい、お手数ですがお願いします」
森岡は冷静に承諾した
「では始めますね」
「若返らせ屋」は手を森岡の頭にかざした
森岡は覚悟を決めたように目を強くつぶった
「若返らせ屋」は能力を発動させた
森岡の身体が次第に若々しく、美しいものになっていく
顔にあった微かなシワも消え、肌にはツヤが出てきた
美しい姿になったと思うと、今度は胸がしぼみ、身長が低くなっていった
彼女は高校生、中学生と幼くなっていく
顔は先ほどの三十路の厳格さは消え、丸みを帯びたかわいらしい表情になっていく
ついに胸が完全にしぼむと、女性いうよりは少女になっていた
さらに身長が縮むとぶかぶかの服の中に消えてゆくように若返っていった
「あっ、さやちいさくなってく・・・」
彼女の最後の言葉がそうだった
やがて服の外から姿が見えなくなると変化は止まり、服の内側から何かがもぞもぞと動いた
「若返らせ屋」は服からそれを---真っ裸の赤ん坊を取り出した
「ほぎゃほぎゃ」
赤ん坊は「若返らせ屋」に無邪気に微笑みかけた
これまでの人生を完全に忘れて辛いことから免れたようだ
「若返らせ屋」は赤ん坊を毛布でくるむと、孤児院に向かう為、事務所をあとにした
依頼人:森岡沙耶(32)
若返者:森岡沙耶(32→1)
報酬:310万
13
:
kft3
:2012/02/17(金) 21:52:45
西宮明子(25)は完全に困っていた
以前「若返らせ屋」に夫である西宮諒を子供にしてもらったのだが、つい元に戻してもらえるものだと思ったため、子供のままの夫を育てなくてはならなくなったのだ
諒だけならまだいいが、この夫婦には1歳になる息子もいる
しかも諒は精神まで子供に戻ってしまい、明子を母親だと思うようになっていた
「ねぇおかあさん、おなかすいた」
リビングで息子をあやしている明子に幼い諒は言った
明子はこれからどうするべきか、わけが分からなくなった
「ねぇ諒、元に戻ってよ」
「?」
「こないだの浮気のことは許すから、お願い、元に戻って」
明子はうつむいて5歳の諒に真剣に言った
「ごめんなさい、私の悪ふざけが度を過ぎちゃって、こんな体になっちゃったのよね。本当にごめんなさい・・・」
「おかあさん、どうしたの?」
諒に明子の言葉は届くはずもなかった
明子は再び顔を上げた
---すると、明子は諒の隣に中学生くらいの少年がいることに気づいた
「あなた…誰?どこから入ったの?」
明子は驚いて言った
「誰でもないよ。なんならこの子を大人にしてあげようか?」
その少年は冷静にそう言った
「な、何?え?諒を元に戻してくれるの?」
「・・・」
少年は返事をしなかった
すると明子は抱いている赤ん坊の自分の息子に違和感を覚えた
なんと息子の体が大きくなっているのである
「!?」
明子は動揺した
息子はすでに小学生くらいまでなっていた
明子は抱えることができず、息子を床に下ろした
「ちょ、ちょっと待って!大人にするのはこの子じゃなくて、そっちの子なの!」
明子はそう叫んだ
しかし少年は無表情のままだった
「若返らせ屋」のように頭に手を当てたりせずに能力を発動しているようだった
明子は息子を見ると、すでに高校生くらいの体になり、着ていた幼児服を破って裸をあらわにしていた
さらに成長は続き、夫と同じくらいまでになると止まった
息子は夫と似ていた
「お姉さん良かったね
これで息子と一緒に夫を育てられるよ」
少年は静かにそう言うと部屋を去った
明子は大人になった息子と子供になった夫を見て、気絶してしまった
「こんな能力なんか・・・」
さっきの少年は西宮家を出るとそう呟いた
14
:
名無しなメルモ
:2012/02/18(土) 20:24:32
>>13
成長させる能力の謎の少年の登場で面白い展開になってきましたね。
少年は成長だけじゃなく若返りの能力もあればさらに面白くなるはずです。
これからも応援してますので頑張って下さい
15
:
kft3
:2012/02/18(土) 22:42:29
今日の依頼は美容としての「若返り」だった
依頼人は高林都子(51)
「最近どうやらシワやたるみが増えてね。『若返らせ屋』のことを聞いて、是非若返らせてもらいと思ってねぇ」
「はぁ」
事務所に押しかけた都子の横領な態度に「若返らせ屋」も少々押され気味だった
都子は若干太っていて、確かに顔には年相当のシワがあった
服装も豪華でいかにも金持ちのようだった
「それで何歳まで若返らせましょうか?」
「うーん、そうねぇ、ちょっと多めに15歳くらいまで若返らせてもらえる?」
「了解しました」
「若返らせ屋」の能力で子どもまで戻ってしまうと精神年齢まで子どもになってしまうのだが、15歳なら記憶も保持したまま若返れるので心配はいらなくなる
「では始めます」
報酬を受け取った「若返らせ屋」は早速都子の頭に手を当てた
都子の体は若返り始めた
体の贅肉はしまるようになくなっていき、顔のシワも消えていった
次第に若々しく美しくなっていき、少しだけ背が縮むと若返りが止まった
「若返らせ屋」は都子の前に鏡を持っていった
「うそ、これが私!?
本当に若返ったのね!」
すっかり若くなった都子は自分の姿に驚いた
「あれ?でも少しシワがまた出てきたような気が…」
「え?」
「若返らせ屋」は再び都子の顔を見た
なんと都子は再び老け始めていた
しかし「若返らせ屋」は都子になんの力もこめてない
その上、都子は本来の姿よりも老け、シワやたるみに加えて白髪も増えてきた
そして60代後半くらいまで老け続けると変化が止まった
「ど、どうなっているの?」
都子は先ほどより衰えた声で言った
「これは…一体…」
「若返らせ屋」は何がなんだか分からなかった
すると事務所のドアが開いた
外から入ってきたのは中学生くらいの少年だった
「どうやら、あなたの能力は近くからじゃないと発動できないようですね」
少年は事務所に足を踏み入れるとそう言った
「これは君の仕業かい?君は誰だ?」
「若返らせ屋」は警戒しながら尋ねた
「誰でもないよ。ところで『若返らせ屋』のお兄さん、僕の能力買わない?」
少年は静かに言った
依頼人:高林都子(51)
若返者:高林都子(51→15→68)
報酬:360万
16
:
名無しなメルモ
:2012/02/19(日) 13:43:56
すごく楽しみな展開です!
この少年の能力を手に入れたら離れてても人間を若返らせるのも可能ですよね
続き楽しみに待ってます
17
:
kft3
:2012/02/19(日) 22:27:08
「なんだって」
「若返らせ屋」は少年に完全に圧されていた
「僕はこんな能力いらないのです、何の役にも立たないし」
「・・・・・・話を聞かせてもらおうか」
「若返らせ屋」は少年を招き入れるとソファにかけさせた
高林都子は話の邪魔になるといけないと思い、とりあえず老婆の姿から赤ん坊まで一気に若返らさせて、ぶかぶかの服を脱がせた
「とりあえずこの姿で待っていて下さい」
「あぅ」
「若返らせ屋」がそう言うと、裸の赤ん坊の都子はすやすやと寝始めた
「君の狙いは一体何なんだ?金か?」
「・・・いえ、僕はこの『年を取らせる』能力は依頼金として、あなたに依頼をしにきたのです」
少年は自分のことを説明し始めた
彼の名前は二橋優太(13)
幼い時より両親から虐待を受けてきて育つ
今までに体にできた傷は多く、両親に対する恨みも尋常でなかった
しかし自分は非力で、少しでも反抗しようとしたら更に厳しい虐待が待っていた
そんな恐怖が続く中、先日、この「年を取らせる能力」に覚醒したのだ
最初は誤って庭の植物にこの力を発動して、すぐに枯らしてしまった
そして、人間にも使えることが赤ん坊を大人にすることで証明でき、すべての生物に使えることが分かったのだ
さらにこの能力は潜在的に「若返らせ屋」の「若返らせる能力」よりも強力であり、遠隔的にもターゲットを変化させることができる
この能力を両親に使ってこらしめようと思ったのだが、老けさせても結局は自分が介護やらで困ることになるし、老衰させて殺すのでは殺人になってしまう
そこで「若返らせ屋」に両親を子供まで若返らせもらい、孤児院送りにしてもらった方がいいと考えたのである
しかし、高額を請求する「若返らせ屋」への依頼金などあるはずもなかった
優太はこの能力を他人に渡せられることも覚醒時点で分かっており、能力を引き換えに依頼を頼もうと「若返らせ屋」に交渉しようと事務所に来たのだ
「父親が39、母親が35。
両方0歳児にしてもらうとして740万円・・・
740万でどうですか?」
優太は冷静に言った
彼の目はすさんでおり、彼が受けてきた虐待の酷さを物語っていた
「若返らせ屋」は考えた
確かに依頼金に例外は認めないと思ったが、若返らせることができる上に年も取らせることができれば、自分の商売もさらに繁盛するだろう・・・
「了解しました、君の能力をいただきます」
「若返らせ屋」は交渉を承諾した
「お兄さん、ありがとう」
優太は感謝を口にした
「じゃあ、この能力を渡します」
優太は「若返らせ屋」に力をこめた
すると「若返らせ屋」は何かの刺激を体に感じた
「・・・っ」
「はい、渡したよ
これで依頼金はいいですよね」
「若返らせ屋」は刺激の後、違和感がないいつも通りの体の感覚になっていた
「・・・もう終了かい?」
「うん、ウソだと思ったらさっきのおばさん---そこの赤ちゃんに試してみて下さい」
「若返らせ屋」は優太に言われた通り、赤ん坊の都子に年を取るよう念じた
すると都子の体は次第に大きくなっていった
赤ん坊から幼児、幼児から少女とすくすくと成長していき、最初は男の子か女の子かはっきり分からない体にも、胸や女子独特の丸みが出てきて女らしくなっていった
中学生くらいになると陰毛が生えていき、胸も少し大きくなって、成長が止まった
都子は最初は意識朦朧としていたが、やがて自分の立場を理解した
「きゃー!私なんで裸なの!?」
都子は顔が真っ赤になり、自分の服を見つけるとあっという間に着替えて、急いで事務所を去った
「若返らせ屋」は能力の発動を確かめた
「・・・確かに受け取りました」
「じゃあ、今度は僕の両親を子供にして下さい」
優太は裸の女性を目にして少し照れていたが、すぐに本題を切り出した
「僕の家まで案内します」
彼は「若返らせ屋」を連れて、事務所をあとにした
※前回の依頼の延長
成長者:高林都子(0→15)
18
:
名無しなメルモ
:2012/02/20(月) 19:14:34
凄い能力を手に入れましたね!
若返らせた女を成長させて乳房や陰毛の発育も見れるなんて羨ましい限りです
今までは元に戻せなかったのでむやみやたらと若返らせたり出来なかったみたいですが、
これで若返らせ屋も自分の趣味や道楽で女を若返らせて遊ぶ事が出来るようになりましたね。
力の譲渡によって手で触れなくても若返らせる事が出来るようになったら、
さらに仕事が遂行しやすくなるし物語の幅が広がってきますので楽しみです。
続きどうかよろしくお願いしますね!
19
:
名無しなメルモ
:2012/02/20(月) 19:27:21
>>17
あと両親がいなくなる優太は助手として雇ってあげてほしいですね
何かと能力について知っているみたいですし、ストーリーの展開も広がりそうですので。
それに女の子の裸を見て照れている描写に惹かれましたので、若返らせ屋に着いていれば
これからも女の身体の面白い変化を目の当たりにする機会が増えるはずですよね。
20
:
kft3
:2012/02/20(月) 19:43:46
二橋雄大(39)と二橋香也(35)は息子の優太が家にいないことに気づくと、久々にベッドを共にしていた
「まったく、優太のやつはどこにいきやがったんだ」
「いいじゃない、あんな子。それよりあなたと寝るなんて久しぶりね」
「ああ、たまにはいいじゃないか」
「二人目ができたらどうするのよ」
「いや最近、優太にも飽きてきたんだ。もしできても、オレたちのイライラをぶつけることができるガキが増えることになるぜ」
「ふふ、あなたって本当に悪い人ね」
「お前だって楽しんでるじゃないか」
「私にもストレスがたまるのよ」
「そうか。ところで今日のお前はやけにきれいに見えるぜ。まるで若いころのようだ」
「やだ、私も同じこと思っていたの。今日のあなたとっても若々しいわ」
「あれ?本当に若くなってないか?」
「あなたこそ?」
「お前、なんだか高校生くらいに見えるぞ」
「そういうあなただって、学生みたいよ」
「!?、おい、お前胸が縮んで・・・」
「あなたの体も小さくなってくわ、やだ私の胸が!!」
「ヤバい、本当に若返ってる!
ぼくのちんこに皮が戻って、ちん毛がなくなってる」
「あなた声が!
!?、わたしのアソコの毛も…
あれ?わたしたちなんではだかなの?」
「ぼくも分からないよ。でもはだかって気持ちいいね」
「やめて、へんなこと言わないでよ」
「ごめんね、おこらないで」
「もう・・・
あたしたちちいさくなっていってない?」
「あれ?ほんとうだ・・・
こわいよ、うわーん」
「おとこのこがないちゃだめだよ、もっとしっかりしなきゅちゅ…
あっあっ
おぎゃ、おぎゃあ、おぎゃあ!」
「あっ、このこあかちゃんになっちゃった。ぼくもちいちゃくなっちゃうよ。
うわー!
・・・んぎゃぁ、んぎゃあ!」
この時、二人はオーガズムに達したが、雄大が射精してしても精子はでなかったし、香也にも愛液はでてなかった
やがて赤ん坊の声が響く寝室のドアが開いた
出てきたのは「若返らせ屋」と優太だった
「すごい…本当に遠隔的に、しかも二人同時に若返らせることができるとは・・・」
「若返らせ屋」は自分の能力の進化に改めて驚いた
優太はベッドで泣いている二人の両親を見て、やっと笑顔をこぼした
「やった…これでようやく仕返しができた…」
「若返らせ屋」は優太の方を見た
「これは君とっても、私にとってもメリットがある、すばらしい取引だったよ」
「こちらこそありがとうございました」
優太は再び「若返らせ屋」に礼を言った
「若返らせ屋」はそれを見ると、事務所に帰った
「若返らせ屋」はこれからの商売に期待を持ち、とても満足していた
依頼人:二橋優太(13)
若返者:二橋雄大(39→0)
二橋香也(35→0)
報酬:能力の進化
年を取らせる能力
(740万の代わり)
21
:
名無しなメルモ
:2012/02/20(月) 23:57:00
>>20
赤ちゃんになってオーガズムに達するなんてすごく興奮するシチュです!
しかも遠隔捜査で若返らせるなんてかなりのパワーアップですね
通りすがりの人間とかいろいろ試せるようになったのは大きいです
若返らせ屋の趣味とか好みで若返させたりとかもそのうち機会があればお願いしますね
22
:
急成長だいすき
:2012/02/21(火) 14:14:18
面白くなってきましたね。
発育不全でコンプレックスをもっている
少年少女が、自分の体を急成長させる依頼もしそうです。
23
:
kft3
:2012/02/21(火) 21:01:36
今回のターゲットは先日一般男性と結婚することを決めた女優の中田春香(25)だった
依頼人は原口幸男(33)
中田の熱狂的ファンであり、結婚報道を聞いた彼は中田に嫌気がさしたという
「彼女は僕のものなんだ
そんな僕を裏切って他の男と結婚するなんて…
あの女、絶対に許せない」
原口は熱狂的というより変態的なファンと言っても良かった
自分を裏切ったと思い、その報いに彼女を子どもにしてもらいたいというのが依頼だった
一方的すぎて、「若返らせ屋」は中田春香を気の毒に思ったが、依頼金を受け取って承諾した
それにわずかながらも彼はかの有名女優の子ども時代を気になっていたのだ
原口は中田が今日の市内イベントにゲストとして登場するので、そこを狙って欲しいと言った
「若返らせ屋」と原口は早速会場に行った
野外イベント会場には日曜の昼だけあって多くの客で賑わっていた
あちこち「人気女優、中田春香登場!!」と書いてあるポスターが貼ってあり、中でも彼女目当ての客が多かった
会場の特設ブースにはステージとイスが並んでいたが、イスは既に満席だった
「若返らせ屋」と原口はブースの端の方で立ちながら中田の登場を待った
しばらくすると司会の男性が言った
「皆さん長らくお待たせしました!
本日のスペシャルゲスト、女優の中田春香さんの登場です!」
「来た!」
原口はステージを注目した
するとステージの奥の方から中田が出てきた
会場は拍手に包まれ、彼女は笑顔で応えた
女優だけあってスタイル抜群で、きれいな顔立ちだった
「今です!」
原口は「若返らせ屋」に言った
「了解」
「若返らせ屋」は中田に若返るよう念じた
するとステージをさっそうと歩く中田に変化が表れた
まず身長が低くなっていき、胸が少しずつ縮んでいった
しかし中田はそれに気づかず、笑顔で観客に手を振っていた
中学生くらいになると、さらに背が縮み、顔もかわいらしくなっていった
さすがに気づいた観客が、次第にざわつき始めた
小学生、幼稚園児とさらに幼くなり、ぶかぶかの服を着ているあどけない幼児になると若返りは止まった
しかし、それでも彼女は手を振り続けた
「は、春香さん!?」
司会の人が驚き、会場は混乱に包まれた
「うん、あたしはるかよ」
中田は司会者の質問に答えた
さらに彼女はとんでもないことをし始めた
「あたし、おしっこしたい」
なんと幼い中田はぶかぶかの服を脱ぎ始めたのだ
大勢の前で裸をあらわにしたが彼女には羞恥心など残ってなかった
先ほど見せた美しいスタイルも、その幼児らしい丸みをおびた体からは想像もつかなかった
「あっ、もらしちゃう」
幼い中田は急いでステージの端の壁の方にいき、しゃがむと勢いよくおしっこをし始めた
するとステージ裏からスタッフがやってきて、彼女を連れていった
ステージ裏からは彼女が声をあげて暴れるような音がした
司会者は唖然としていたが、すぐに事態を収拾しないと思うと
「・・・は、はい!中田春香に似ているお子さんでした!
春香さんが小さくなってくような演出も、バーチャル映像で本物かと思いましたね!」
と機転を働かせて言った
すると、ざわついていた会場にも笑いが沸いてきた
本物の中田春香が来ると思っていた客はがっかりしたようにも見えたが
「若返らせ屋」はそれを見ると
「依頼は完了しました」
と原口の方を見て言った
しかし、原口は隣で鼻血を出して倒れていた
確かに自分の好きだった女優の裸と生おしっこを見れたのだから興奮してもおかしくなかった
でも気絶するほど興奮するとは・・・
「このド変態が」
「若返らせ屋」は呆れてそう言うと、原口を置いて事務所に帰った
依頼人:原口幸男(33)
若返者:中田春香(25→3)
報酬:220万
24
:
名無しなメルモ
:2012/02/21(火) 21:41:09
>>23
25歳の人気女優で結婚まで決まっていた中田春香の3歳児逆戻りは確かに鼻血モノだと思います。
しかも裸になった上にステージでおしっこまでしてしまうなんて若返り好きな依頼者ならたまりませんね。
やっぱ原口みたいな変態の依頼というのは結構あってもおかしくないんじゃないですかね?
20代の女性相手なら新車を買ったと思えばいいぐらいの依頼金で幼児や赤ちゃんに戻せるんですからね。
ギャップが見たいだけで近所の爆乳爆尻の人妻をよちよち歩きの乳児に戻してほしいとか、
単なる趣味で近所の巨乳女子高生を生まれたてホヤホヤの赤ちゃんにしてほしいとか、
これからもいろんな依頼を楽しみに待ってますんで頑張って下さいね!
25
:
名無しなメルモ
:2012/02/22(水) 18:14:37
300万の出費はきついけど・・私も若返らせ屋を利用して憎き上司を小学生くらいまで若返らせたいです
これからも応援してます!
26
:
kft3
:2012/02/22(水) 19:37:57
また政府からの依頼だ
今回は殺人などの重い罪をした有罪判決者への制裁として、強制的に赤ん坊まで戻して人生をやり直させるのが目的だ
政府のエージェントである女性はリムジンで「若返らせ屋」を事務所まで迎えに来て刑務所に向かった
彼女は政府関係のエリートであり、大人の雰囲気がある真面目そうな美しい女性だった
移動中、彼女が「若返らせ屋」に言った
「最近の裁判では死刑に対する問題から、重度の犯罪を犯しても無期懲役となる場合が多いのです。
しかしあなたの能力を見越して、これらの犯罪者を若返らせ、罪を負わせる以上にその人物を0からやり直させられます」
「なるほど」
「若返らせ屋」はうなずきながらも、現在の法にも触れるような危険なヤマだと理解した
リムジンが刑務所に着くと「若返らせ屋」は犯罪者たちのもとに案内された
檻の中には、いかにも目付きが悪かったり、薬物のせいで痩せこけている男性や、荒れて髪がボサボサになっている女性など様々な人がいた
「今あなたが見てきて分かるように、この刑務所には相当な前科持ちがいます
彼らを赤ん坊まで戻して下さい」
「了解しました」
「若返らせ屋」は刑務所にいる人を若返らせるよう念じた
最初は何も起きなかったが、次第に彼らの声があがった
「な、なんだこれ!?体が小さくなってる」
「あっ、私の胸がなくなってく」
「一体どういうことだ!」
男と女のパニックの声が檻中から飛び交っていたが、やがてそれらは同じような、トーンの高い声に変わった
「あれっ?ここどこ?」
「こわいよ、おかあさんたすけて」
「うわーん」
叫び声はやがて泣き声となり、最後には産声に変わった
刑務所はまるで保育所のようになった
「とりあえず全員を0歳児まで戻しました」
「若返らせ屋」は能力を止めると、エージェントの方を見た
しかし、そこにあったのはさっきまで彼女が着ていた服だけであった
しまった!---「若返らせ屋」は能力を刑務所にかけたため、彼女まで赤ん坊に戻してしまったのである
「若返らせ屋」は服の中を探ったが、彼女はいなかった
「?」
「若返らせ屋」は全員を0歳児に戻すようにしたので、産まれる前までは戻ってないはずだ
彼はあたりを見渡した
すると1人だけ檻中にいない裸の赤ん坊がハイハイしているのを見つけた
「あの子だ」
彼はその赤ん坊に狙いを定めると、年をとらせる能力を発動した
赤ん坊はだんだん大きくなり、顔に彼女の面影が分かる幼児になると喋り始めた
「あれ?あたちおおきくなってく・・・」
成長はぐんぐん進み、胸や膨らみが著しくなることで急に女らしくなっていった
さらに体毛が生え、成熟した体になり、先ほどのエージェントと同じようになると変化が止まった
彼女は脳が成長についていけず、ぼんやりとしていたが、すぐに理性を取り戻した
「・・・あっ!
お、お見苦しいところを!」
彼女は「若返らせ屋」に裸で謝った
「こ、こちらこそすみませんでした」
「若返らせ屋」も頭を下げると、どんなに完璧な女性でも最初は何も知らない子どもだったのかと痛感した
また能力を間違って使用すれば、過度の「若返り」をしてしまうので注意が必要だと思った
依頼人:政府
若返者:犯罪者たち(??→0)
政府のエージェント(2?→0)
成長者:政府のエージェント(0→2?)
報酬:3000万程度
27
:
名無しなメルモ
:2012/02/22(水) 20:29:09
>>26
一度にかなりの人数を0歳児に戻せるなんて素晴らしい進化です!
この能力だと学校丸ごととか成人式会場丸ごと赤ちゃんだらけに出来ますね。
それにしてもエージェントが裸でハイハイする姿はすごく可愛らしかったので興奮しました!
どんなに優秀な女でも、どんなにおっぱいの大きな女でも赤ちゃんに戻せば無力な姿になるもんなんですね。
ストーカーから好きな女を赤ちゃんに戻して自分好みに育てたいという依頼とかもいつかお願いしますね
28
:
名無しなメルモ
:2012/02/23(木) 07:09:27
この前の口論になった相手の母親を生まれたばかりの赤ちゃんに戻してほしい、
という感じの依頼が一番面白くて大好きなシチュエーションです。
ミスコンの優勝候補やスポーツや学業のライバル、はたまた好きな男の彼女や奥さんを
生まれたてホヤホヤの赤ちゃんに戻してほしい、といった妬みや女の恨みの関係の依頼とかもいろいろ取り上げて下さいね。
あと、好きな人気女優を若返らせてほしい、といった男からの変態的な依頼もかなり面白いです。
この小説はツボにハマってしまってますのでこれからも楽しみにしています
29
:
kft3
:2012/02/23(木) 08:19:04
皆様のご感想、ご要望等、たくさんのコメントありがとうございます
当方の作品を書く上で、大きな支えになりました
当方も皆様のご要望やアイデアに応えられるよう、できるだけ作品にも反映させていただくつもりです
これからも皆様のご応援、よろしくお願い申し上げます
30
:
kft3
:2012/02/23(木) 19:58:30
今回の依頼人は中学生の少年少女だった
名前は石田陽太(13)と福見彩未(13)
二人は付き合っており、相思相愛の仲であった
「私たち交際して半年になるのですが、お互いのことが好きで、結婚したいと思っているんです」
「でも僕たちはまだ結婚できるような年齢でないし、親にも認められないと思います。しかし、ここでは『若返り』の他にも年をとらせることもできるという噂を聞きました。どうか僕たちを自立できるような大人にしてもらえないでしょうか?」
彼らの話を聞いて「若返らせ屋」は自分のことが、こんな中学生にも広まっていることに驚いた
まぁ、今の社会ではインターネットも普及しているし、自分のことが掲示板に書かれたり、都市伝説として噂されるのもおかしくない
しかし今回の依頼は、まだ子どもらしさが残る中学生が責任もなしに、意地をはっているようにしか思えなかった
「了解しました、しかし依頼金は持ってますか?」
「持ってます。でも今はちょっと都合が悪くて、すぐに払うことはできません。先に大人にしてもらってもいいですか?」
陽太はそう答えた
「分かりました。特別に許しましょう」
「若返らせ屋」はいつも料金先払いだと決めていたが、中学生をそこまで責める気はなかった
それに料金を払わなかった場合の対処の仕方は分かっている
「やった。良かったね彩未、これで僕たちも大人になれるよ」
「本当かしら・・・」
彩未は少し不安そうであった
それもそのはず、すぐに大人になれるなんて信じれなかったからだ
すると、2人は服を脱ぎ始めて下着姿になった
「こっちの方が成長させやすいですよね」
陽太は笑ってそう聞いた
「若返らせ屋」は意外に思いながらもうなずいた
「では始めます」
「若返らせ屋」は2人に年をとるよう念じた
すると、2人の体は急速に成長していった
中学生にしては背が低めで、細身の幼い印象であった陽太も、身長がぐんぐん伸びていき、体には筋肉がついていった
「すごい、大きくなってく」
そう話している間にも声が野太くなっていく
彩未は胸がどんどん膨らんでいき、着けているブラジャーが合わないようになった
「うそ!」
彩未は事実であることが分かり、とても驚いていた
2人とも、未熟な顔が次第に凛々しく、大人らしくなっていく
やがて身長の伸びが止まると、今度は脂肪が増えていった
能力を止めると2人は30代後半ぐらいのおじさんとおばさんになっていた
「終わりました」
「若返らせ屋」が言った
「すごい、僕たちもう大人だぜ」
「やだ、ブラがきつい」
「僕もパンツがキツキツだ。2人で脱いじゃおうぜ」
「うん」
なんと2人は一緒になって下着を脱ぎ始めた
「すごい、陽くんのあの小さくてかわいいおちんちんが、こんなに大きくて黒くなるなんて」
「小さい言うなよ。彩未の胸も大分成熟したみたいだな」
「もう、陽くんったら・・・
陽くんって大人になると、ちょっと太っちゃうのね」
「うるさいなぁ」
「若返らせ屋」は2人のイチャつきぶりに心底呆れていた
どうやらこの2人の場合は大人になっても、心は子どものままであるようだ
依頼人:石田陽太(13)
福見彩未(13)
成長者:石田陽太(13→39)
福見彩未(13→39)
報酬:未納
31
:
名無しなメルモ
:2012/02/24(金) 00:13:53
若返らせ屋も慈善事業することあるんですね
私は若返らせ屋が自分の趣味や好みで女を若返らせるのを見てみたいです。
今日はこいつにするか…的な感じでターゲットを赤ん坊に戻して笑う的な。
あと春香で若返りの味を占めた原口の再登場や原口の紹介で友人とかの登場もご検討願います
同僚の女性とかを赤ん坊に戻してほしいとか、あのデカパイ女が若返る姿を見たいという
まるっきり趣味や欲望のためだけの依頼をしてくるのも面白そうですよねw
32
:
kft3
:2012/02/24(金) 16:51:54
「ところで依頼金の方は、いつ払ってもらえますか?」
裸の陽太と彩未の大人の会話に「若返らせ屋」が割り込んだ
「若返らせ屋」は年をとらせることにも「若返り」と同様に、1歳10万を払ってもらうようにしていた
「あっ忘れてた・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
陽太は黙りだした
「どうしました?」
「じ、実は僕たちそんなお金持ってないんです」
彼はついに告白した
「若返らせ屋」の悪い予感が当たった
「困りますよ、お客さん」
「若返らせ屋」がそう言うと、今度は彩未が切り出した
「わ、私、本当に大人になれるなんて思ってなくて・・・・
でも陽くんが強引に誘うから・・・」
「なんだよ彩未!人のせいにするのかよ」
陽太と彩未は口論をし始めた
それはまるで夫婦喧嘩のようだった
「若返らせ屋」がしばらく聞いていると、陽太が「若返らせ屋」に言った
「も、もとはと言えば、あんたがそんな金を要求するからいけないんだ!
それに今は俺たちの方が、年上なんだ
年下に金なんか払えるか!」
陽太はなんともめちゃくちゃなことを言い出した
やはりこの2人の場合、心は子どものままか・・・
「分かりました、ではしかるべき対処をさせていただきます」
「対処だって?」
「若返らせ屋」は能力を発動した
すると、2人の体の脂肪がなくなっていった
「!?」
2人は驚いた
「あ、あんたまさか」
陽太はそう言ったが、「若返らせ屋」は無視した
陽太は再び筋肉がある男らしい体になったが、ある時を過ぎるとそれがしぼんでいった
さらに身長は大人から少年に戻ると、ぐんと低くなり、未発達の体に戻っていった
彩未も若返ると共にスリムな体になったが、だんだんと胸と身長が縮んでいく
2人の陰毛は、まるで体に吸いよせられるようになくなっていった
やがて2人は憧れの大人の姿から、先ほどと同じような中学生の体に戻った
しかし若返りは止まらない
「あれ?さっきより子どもになってる」
なんと2人は小学生くらいになっていた
今では陽太は彩未より背が低くなっている
2人は幼くなっているのにも関わらず、抱きつこうとした
「よぅくん、やだよ、たすけて」
「あやみぃ」
やがて幼児になると立つのが困難になり、赤ん坊になってしまうとお互いに寝そべりながら抱き合っていた
「んぎゃ、んぎゃあ」
「あっあっ」
2人にはもう中学生である時の記憶でさえもなくなっているのだが、必死で愛を求めていた
「若返らせ屋」はそれを見るとため息をついた
そう、もしも能力を先に発動させて依頼金が払えない場合、依頼人を0歳児まで戻すことが彼が決めていたルールであった
契約違反をする人間に、好きなように若返りや成長をする権利など無いのだ
それ故に彼は依頼金は先払いの方がいいと思っていた
「無駄な若返りや成長をしてしまった」
「若返らせ屋」は赤ん坊の前で呟いた
※契約違反
依頼人:石田陽太(13)
福見彩未(13)
若返者:石田陽太(39→0)
福見彩未(39→0)
報酬:なし
33
:
名無しなメルモ
:2012/02/24(金) 23:23:44
>>32
ボインになったり中年熟女になったり赤ちゃんになったりと
目まぐるしい変化の彩未に興奮しまくりました、最後のんぎゃ、んぎゃ、あっ、あっ、の
セリフもすごく良いですね、女子中学生や女子高生が赤ちゃんに戻るのはいつみても最高です!
これからもどんどん若返らせ屋を活躍させて下さいね!
34
:
急成長だいすき
:2012/02/25(土) 01:28:13
奥が深いです。
まさに等価交換の法則ですね。
逆に、純粋に「未成熟」で悩んでる少年少女は
お年玉で集めた10万〜20万で
発育不全な体の部分成長をお願いしそうですね。
35
:
kft3
:2012/02/25(土) 17:40:39
「どうしてなんだ。俺は今まで君のために一生懸命尽くしてきたのに、別れろだなんて」
「そんなこと言われても困るわよ、私にだって私の人生があるの」
遠藤陸斗(25)と磐井美沙(28)のカップルは、市内の喫茶店で今まさに別れようとしていた
彼らは喫茶店でも他の誰にも見られないように、枠囲いのある席に座った
「どうしても別れたいんだったら、別れる理由だけでも教えてくれ」
「しょうがないわね…
他に男ができたの。彼はあなたより優しいし、なによりカッコいいの」
「そんな…」
陸斗はガッカリしていた
しかし彼は再び美沙の方を見ると、強い口調で言った
「仕方ない、こんな時のために保険をかけておいて良かったよ」
「え?」
美沙は陸斗の言葉の意味がよく分からなかった
そして陸斗は軽く右手を上げた
すると美沙の胸が縮んでいった
「!?、なにこれ」
さらに美沙の体の身長が低くなっていく
「り、陸斗!何するのよ」
陸斗は答えなかった
そして小学生くらいに戻ると、顔も幼い童顔になっていく
「りく斗!おねがい、やめて、うわぁん」
「君が悪いんだよ」
陸斗は冷たくそう言った
「あっ、あっー」
やがて彼女は3歳くらいの幼児になった
ぶかぶかの服を着て、若返りの影響で息をこらしている
「こうなることは分かっていたんだ」
陸斗はそう言うと、幼い美沙を見た
彼女は落ち着くと
「ここどこ?おにいさんだれ?」
と周りをキョロキョロしながら言った
既に記憶はなくなっていた
しばらくすると店の奥の方から「若返らせ屋」が出てきた
「依頼は達成しました」
「ありがとうございました」
陸斗は「若返らせ屋」に礼を言った
今回の依頼人はこの遠藤陸斗
最近、彼女である磐井美沙の自分に対する反応が冷たく、会う回数も少なくなっていることから、別れてしまうのではないかと心配していた
さらに今日別れることが分かった決め手が、彼女の
「大事な話がある。喫茶店に来てほしい」
というメールだった
メールを見た陸斗は、もしも理不尽な理由で別れるのだったら最後に彼女に仕返しをしたいと思い、喫茶店より先に「若返らせ屋」の事務所に言った
「若返らせ屋」は事情を聞いて報酬を仮に預かると、喫茶店内で待ち伏せ、陸斗の合図があれば相手を若返らせるようにした
さっき陸斗が手を上げたのは、こんな理由からだった
「では、私はこれで」
「若返らせ屋」は依頼を終えると事務所に帰った
陸斗は再び美沙の方を見た
自分より年上だった彼女が、今ではほんの3年前に生まれたばかりの幼児になっている
陸斗は幼い美沙を抱きしめた
「おにいちゃん、くるしいよ」
「今度は俺だけを見てくれ」
彼は美沙を育てることに決めた
依頼人:遠藤陸斗(25)
若返者:磐井美沙(28→3)
報酬:250万
36
:
名無しなメルモ
:2012/02/25(土) 20:19:49
3年前に生まれたばかり…そのセリフかなりツボにハマリました!
若返り好きな人間のツボを心得ていらっしゃるみたいですので、
ご自身も普段からかなり若返りの想像をされてるとお見受けしましたがいかがでしょう?(笑)
とにかくこの小説大好きですのでこれからも応援させていただきますよ!
頑張って下さいね!
37
:
名無しなメルモ
:2012/02/26(日) 07:24:23
>>35
新しい彼氏とラブラブになってオーガズムも楽しむはずだった美沙が
今ではほんの3年前に生まれたばかりの幼児に逆戻りとは興奮モノですよね。
ネットや口コミで若返らせ屋の存在が有名になっているのなら、
結構ロリコン男性の依頼とかも多いはずだと思いますよ。
あの巨乳の女性を一旦若返らせてから成長させて発育過程が見たいとか、
自分で育ててみたい、的な依頼があっても今の世の中不思議ではないはずです。
はたまた大きすぎる爆乳がコンプレックスな女性が変態の依頼で子供にされて、
勝手にサプリやホルモン注射乱用で体質を変えられた後成長させられて
更に巨大な爆乳にされてしまう、というのもいつか見てみたいですね。
38
:
kft3
:2012/02/26(日) 17:23:40
今回の依頼は「若返らせ屋」にとっても意外だった
依頼人は石井正人(26)であり、一緒に3歳ぐらいの女の子を事務所に連れてきたのだ
一見父子のように見えるが、なんとその女の子は、以前の依頼で若返らせた女優の中田春香だった
今度は裸ではなく、ちゃんと幼児服を着ている
石井正人は中田の結婚相手である一般男性であったのだ
「すみません、単刀直入に聞きますが、この子は春香・・・中田春香なんですか?」
「えっ?」
正人の質問に「若返らせ屋」は驚いた
正人はこれまでの経緯を説明してくれた
あのイベントのあと、事実上中田春香は失踪したことになった
その上、そこで突如として現れた3歳の女の子が自分のことを春香であると言いはるのだ
「うそじゃないもん。あたし、なかたはるかよ」
イベントスタッフもこれには困り、とりあえず身元が分からない彼女を結婚相手である正人に会わせることにしたのだ
「僕も最初は困りました。いきなりスタッフが連れてきた子が自分のことを春香だと言うのですから・・・
でも、確かに彼女は春香に似ていました」
正人は一人暮らしであるのもあり、とりあえず彼女を数日だけ預かることにした
さらに正人は、彼女をお風呂に入れて体を洗っている時に、彼女の性器の周りのホクロに気がついた
それは正人が以前、大人の春香と寝た時に見たものとまったく同じ場所にあった
これらの証拠から、彼はその女の子を本物の春香だと思ったのだ
「き、君、本当に春香なのかい?」
「だから、ずっといってるでしょ、みんなしんじてくれないの」
「僕は信じるよ。春香、僕が分かるかい?君の結婚相手の石井正人だ」
「?。ぜんぜんわかんない」
しかし彼女には大人であった記憶がなかった
彼は可能性を信じて、若返りについて調べた
そしてこの事務所のことを知り、何か関係があると思い、こうやって赴いたのである
「もう一度言います。彼女は春香なんですか?」
正人の問いに「若返らせ屋」は答えた
「はい、確かに彼女は中田春香さんです」
「!?
やっぱり…。かわいそうに、こんなに小さくなっちゃって…」
正人は幼い春香に言った
そして、厳しい表情になると「若返らせ屋」に言った
「彼女をこんなにしてしまったのは誰なんですか?
僕はそいつを許しません」
「すみませんが、こちらも商売なので、他の依頼人に関わる情報はお教えすることはできません」
「若返らせ屋」はそう言った
それに、彼女が依頼人・原口の勝手な欲求を満たすために若返ったことを知ったら、正人は原口を殺してしまうぐらい怒るだろう
商売内でのいざこざはできるだけ避けたかった
「そんな…」
正人はがっかりした
しかし彼はとんでもないことを言い出した
「じゃ、じゃあ、僕も子どもにして下さい」
「えっ?」
「若返らせ屋」は驚いた
「貯金通帳も持ってます。
それに、彼女が子どもになったなら僕もあとを追う。
今度は彼女と一緒の人生を歩みたいんです」
彼は意を決して言った
「分かりました」
「若返らせ屋」は同意した
正人が報酬を渡すと
「では始めます」
と「若返らせ屋」は正人を若返るよう念じた
正人の体は次第に小さくなっていった
女優と交際していただけもあり、端正な顔立ちをしていたが、身長が低くなると童顔になっていき、かわいらしくなった
「春香っ、待っててくれ」
彼は若返りながらも、幼い春香にそう言った
最終的には春香と同じぐらいの幼児になると若返りが止まった
「終わりました」
ぶかぶかの服を着ている正人は「若返らせ屋」をじっと見つめていた
その時、春香が正人に話しかけた
「おにいさんもちいさくなっちゃったんだね。はるかといっしょにあそぼうよ」
「きみだれ?
やだ。ぼく、おんなのことはあそびたくないよ」
幼い正人はそれを断った
彼は春香が好きであったことも忘れてしまっていたのだ
「ぼく、おそとであそんでくる」
正人は服を引きずりながら、事務所を出ていってしまった
「まってよー」
それに続いて春香も外に行った
「若返らせ屋」もやれやれと思って外に出たが、事務所の前にあったのは、脱ぎ散らかしたような正人の服だけだった
正人は服を脱いでどこかに行き、春香もそのあとについていってしまったのだ
まぁ、2人とも保護されるだろうと思い、「若返らせ屋」は事務所に戻った
依頼人:石井正人(26)
若返者:石井正人(26→3)
報酬:230万
39
:
kft3
:2012/02/27(月) 12:12:26
「すみません、『若返らせ屋』はこちらですか?」
事務所のドアがノックされた
「はい、今開けます」
「若返らせ屋」はドアを開けた
すると、そこには20代くらいの女性と高校生くらいの男子、中学生くらいの女の子がいた
「お尋ねしたいことがあります」
女性が言った
彼女の名前は内田紗輝(23)
彼女は他の2人を紹介し、とんでもないことを言い出した
「この2人は・・・、今では私より年下に見えるのですが、私の両親なんです」
「?」
「若返らせ屋」は意味が分からなかった
今までの依頼で、こんな2人を若返らせたことがなかったからだ
紗輝は話を始めた
彼女の両親は内田康生(47)と内田江利(44)
パン屋を経営している
紗輝は大学卒業後、市内の実家に住み、親の仕事を手伝っていた
一昨日の朝のこと、いつも通り紗輝が起きると、朝ご飯を準備している江利が若返ったように美しく見えたのだ
「お母さん、どうしたの?今日はとってもきれいね」
「そう、昨日お父さんと一緒に『若返り診断』っていうのに行ってきたの」
「へぇ」
「なにを騒いでいるんだ?」すると父親の康生が起きてきた
彼も母親同様、若く見えたのだ
「すごい、お父さんも今日はなんだかハンサムね」
「お、分かるのか、紗輝」
康生も喜んでいた
しかし次の日、再び両親を見ると、さらに若々しくなっていた
「お母さん、なんか昨日より若くなってない?まるで私と同じくらいよ」
「そうね、でもこれもあの診断のおかげよ」
「お父さんもなんだか、どんどん痩せてる気がする」
「そうか?」
両親は全く気にしてないようだったが、紗輝は次第に不安になってきた
さらに今日になると、両親は痩せて若々しくなるだけでなく、身長も縮んでいたのだ
特に江利は、まるで中学生のようになり、胸も小さくなっていた
紗輝はさすがにヤバいと思い、事務所を調べて、両親と共にここに来たのだ
「俺たちは明日になればなおると思うから大丈夫だって言ったんだが、娘がどうしてもって言うから」
「私もちょっと若返ってるだけだと思うから心配ないと思うんだけどね」
若々しい両親は呑気に言った
若返ることを本気にしてはいなかったからだ
しかしそれは2人の主観であって、端から見ている紗輝にとっては異常だと思えた
「お父さんとお母さんはちょっと黙ってて
『若返らせ屋』さん、この2人に『若返り診断』なんてことしてませんか?」
紗輝が聞いた
「いや、そんなことはしませんよ。2人とは初対面ですし、私は商売で『若返り』『成長』をしているだけです」
「若返らせ屋」ははっきり言った
無論、それは嘘ではなかったし、彼らを若返らせる依頼など受けたことがない
「そうですか・・・
じゃあ、お父さんとお母さんを元に戻してもらうことはできますか?」
「ちょっとやってみます」
「若返らせ屋」は自分が関わってないことなら、別に依頼金を強要する必要はないと思った
「若返らせ屋」は彼らに年をとるよう念じた
しかし、彼らには何の変化もなかった
「あれ?」
もう一度念じたが、何も起こらない
「おかしい・・・」
「若返らせ屋」は戸惑った
今まで自分の能力が効かない人物などいなかったからだ
「やっぱり変ですか・・・」
紗輝が言った
「すみません」
「それじゃあ、とりあえず今日は帰ります
また明日何か起こったら、また来ますね」
紗輝は諦め、両親を連れて事務所をあとにした
その夜、床につきながら「若返らせ屋」は考えた
自分の能力が効かないこと、自分の知らない若返り、しかも自分のようにすぐに若返らせるのではなく、慢性的に1日ずつ若返っていること・・・
「若返らせ屋」はある考えが浮かんだ
---自分の他にも若返りの能力を持つ者がいるかもしれない
以前、二橋優太という少年が自分と相反するような「年をとらせる能力」を持っていたように、「若返りの能力」を持ってる誰かがいても不思議ではない
それならば、接触をする必要もある・・・
「若返らせ屋」はそこまで考えると、とりあえず目をつぶることにした
40
:
名無しなメルモ
:2012/02/27(月) 12:43:53
>>38
春香はすっかり3歳児に変わり果ててしまってますね。
人気女優から一転して3年前に生まれたばかりの幼児になってしまったのがまた良いです。
しかもフィアンセが春香本人だと確信したのが割れ目の横のホクロというのが興奮しました!
つい最近までセックスしてた大人の女の性器が3歳の割れ目に変わり果てるのは凄いギャップですよね、
子作り出来る女性、または子作り経験のある女性、大人の女の性の快楽を知ってる女性、乳房や尻の大きな女性…
どんな女でも若返らされてしまえば無力な状態になってしまうのでまさに女体の神秘です。
その女体の神秘を自由自在に操れる若返らせ屋の能力は本当に素晴らしいとしみじみ羨ましく思います。
41
:
名無しなメルモ
:2012/02/28(火) 00:09:28
>>39
またまた面白い展開になってきましたね!
若返らせ屋の他にも若返りの能力を持った者がいるのは確かです。
しかも今回のケースは悪意を持って若返らせた可能性が高いですね。
次に現れた時は娘がどのような姿の両親を連れてくるのか、
はたまた若返り診断をつきとめた娘が被害に遇うのか、
とにかく女を若返らせるのが趣味の能力者であることを願ってます。
42
:
名無しなメルモ
:2012/02/28(火) 07:54:35
日を追う毎に若返らせる能力、よくよく考えたら面白い能力ですね
身近な巨乳美女とかに使えば毎日徐々に変化を見て楽しめますし、
本人もブラに詰め物とかして必死にごまかしたりと面白いものが見れそうです。
おそらく時限式若返りみたいな能力でしょうか?
1日に1歳、1時間に1歳、1分に1歳、といろいろ若返りの速度を変えれると勝手に予想。
今回の娘さんは若返り診断をつきとめても何かいたずらされそうですのでわくわくしてます
続き楽しみに待ってます
43
:
kft3
:2012/02/28(火) 11:55:02
次の日の朝、「若返らせ屋」は事務所のドアを叩く音で目が覚めた
「す、すみません、『若返らせ屋』さん!」
紗輝の声だ
「若返らせ屋」は急いでドアを開けた
すると、そこには紗輝と小学校低学年くらいの少年、4歳くらいの幼い女の子がいた
「若返らせ屋」は慌てて聞いた
「内田さん、まさかその2人って・・・」
「はい!お父さんとお母さんです!」
紗輝の目には涙が溜まっていた
紗輝の話によると、今朝、いつもは自分よりも早く起きて朝食の支度をする江利が、なぜか台所にいなかったのである
紗輝はまさかと思い、両親の寝室に向かった
「お父さん!お母さん!起きてる?」
と、勢いよく寝室のドアを開けた
しかし、ベッドの上にあったのはふとんだけだった
そして紗輝は、おそるおそるふとんをめくった
その下から現れたのは両親ではなく、ぶかぶかの両親のねまきを着た少年と幼い女の子だった
「そうだったのですか・・・」
「本当にここまで若返るとは思いませんでした
しかも、2人は私のことが分からないのです」
「完全に子どもに戻ると脳もつられて若返ってしまうんです。今の彼らにはあなたに関する記憶は何もありません」
「そんな・・・・・・」
紗輝は泣き始めた
そんな紗輝を見て幼い康生が言った
「おねえちゃん、泣かないで」
「・・・お父さん、本当に私が分からないの?」
「ぼく、おねえちゃんのお父さんじゃないよ。ぼく、こう生っていうんだ」
「お母さんも私を産んだことさえも忘れたの?」
紗輝は幼い江利に聞いた
「えり、なんにもわからない。それよりおなかすいた」
江利は舌足らずに言った
紗輝は自分のカバンから、パンを取り出した
「これ、昨日お父さんとお母さんが作ったあんパンだよ」
江利はそれを受け取った
「おいしい」
無邪気に笑って食べていた
「ぼくもあんパン食べたい」
康生が紗輝に言うと、彼女はパンを手渡した
「ありがとう、おねえちゃん」
「えり、おおきくなったらパンやさんになる」
「ぼくも」
「大丈夫よ、2人ならなれるわ」
紗輝は2人の親のようになっていた
両親には昨日の面影はあるが、親の威厳はなかった
紗輝は両親のそんな姿と様子に落胆しているようが、「若返らせ屋」の方を向いた
「『若返らせ屋』さん、どうかお父さんとお母さんを元に戻して下さい
依頼金なら家の財産で払います」
紗輝は懇願した
「若返らせ屋」は依頼金をもらうなら過程までしっかりやるつもりだし、何よりも他の能力者について早くケリをつけなくてはならなかった
「了解しました」
「若返らせ屋」は承諾した
「本当ですか!
ありがとうございます!」
紗輝は礼を言った
「若返らせ屋」は2人の若返りについて話した
「昨日の話を聞くと、あなたのご両親は一晩で約10歳ずつ若返ってます
おそらく、明日になれとご両親は・・・・」
「き、消えてしまう・・・」
「若返らせ屋」は言葉をふせたが、紗輝が言った
「若返らせ屋」は今日中に話を済まさなければならないと思った
「とりあえず私の能力で戻せない以上、その『若返り診断』が一番怪しいと思います
まずはそこから探ります」
「若返らせ屋」の仕事が始まった
若返者:内田康生(47→37→27→17→7)
内田江利(44→34→24→14→4)
44
:
名無しなメルモ
:2012/02/29(水) 07:18:25
若返り診断の若返りは若返らせ屋の能力では戻せない、
という事から若返り診断の能力はかなり強いというのが分かります。
陰で若返らせ屋の仕事を邪魔するようなラスボス的な存在になってくれたほうが面白そうですよね。
優太のように急に能力に目覚めて、しかもいろいろ仕組みまで理解する者がいるみたいですので、
他にもいろんな能力に目覚めた者が存在しても不思議ではないですね。
日を追う毎に若返らせる能力は裏を返せばいつかけられたのかも分からず、
犯人もなかなか判別出来ず、とラスボスにはもってこいの設定ですので今後が楽しみです。
個人的には即効性の能力者との対決のほうが好きなのは確かです、ボンッと一瞬で年齢を変えれる能力も
面白そうですよね、女が一瞬で消えたように見えて服が後からバサッと落ちるような感じになりますから。
あと他の方の感想にもありましたが部分的な年齢だけを操る能力とか、部分的なサイズを自在に変えれる能力といった、
若返らせ屋の周りにいろんな能力者が登場する展開や能力の奪い合いとかもあったらいいなと勝手に想像してます。
これからの展開は全く目が離せない展開が続きそうですのでわくわくしながら楽しみに待ってます。
45
:
kft3
:2012/02/29(水) 21:41:14
「若返らせ屋」はある診療所に着いた
「ここが…芝崎クリニックか」
紗輝の話によると、両親は4日前にこの芝崎クリニックで「若返り診断」というのを受けたらしい
彼女は事務所でここまでの道を地図で教えてくれた
紗輝と子どもになった両親を事務所で待機させた後、「若返らせ屋」は早速出掛けたのであった
最初に彼女が「若返らせ屋」が関与しているように疑ったが、彼もこの診療所に来るのは初めてだった
診療所はまるで家のような、ちっぽけな造りだった
とりあえず入ってみることにしたが、ドアには「休館日」と書かれた紙が貼ってあった
彼はチャイムを鳴らした
「すみません、どなたかいらっしゃいますか?」
インターフォンで尋ねるとすぐに女の声がした
「はい、どちら様ですか?」
「いきなりすみません、こちらの診療所の『若返り診断』について聞きたいのですが」
「はい、今出ます」
間もなく中から白衣姿の中年女性が出てきた
「さ、どうぞ」
女は「若返らせ屋」を中に入るよう促した
彼は頭を下げると診療所に入っていった
「あなたも『若返り診断』の希望者ですか?」
診断室に案内された「若返らせ屋」は女に聞かれた
女はニコニコと笑顔でふるまっていた
彼女の胸元の名札には「芝崎奈緒」と書かれている
「いえ、先日ここに内田康生、内田江利という名前の夫妻が来たと思うのですが、彼らにした『若返り診断』というのについて教えて下さい」
芝崎は「若返らせ屋」の言葉を聞くと、うーん・・・と悩んだ様子を見せた
「ごめんなさいね、あれは受診しない人には教えられないの」
芝崎の曖昧な返事に「若返らせ屋」は本題を切り出した
「ここで『若返り診断』を受けたその夫妻が、若返りすぎて子どもになってしまったんです。
それでも教えられませんか?」
彼は芝崎に迫った
すると、彼女はいきなり下を向き始めた
「・・・・・・なんだ、あの2人、そこまで若返ったのか」
「!?」
彼女はそう言うと、再び顔を上げた
今度は笑顔ではなく、無表情だ
「あんた、そこまで知っちゃったんだね。
ご報告感謝するけど、あんたも若返ってもらおうか」
芝崎は本性を表したのである
彼女こそが2人を若返らせた張本人だった
「若返らせ屋」は警戒した
「あなたが2人を若返らせたのか!
いったい何の能力を持っている?」
彼が尋ねたが、彼女は意外な反応をした
「能力?なによ、それ?」
彼女はとぼけた様子でもなく、ばかばかしいものを聞いたように答えた
「若返らせ屋」は驚いた
---能力者じゃないだと!?
「じゃあ、どうやって2人を若返らせたんだ」
彼は素直に自分の疑問を聞いた
「ふふ、そうね、どうせ若返って消えちゃうんだから、最後に教えてあげてもいいわ」
芝崎は説明し始めた
彼女は今まで内科医として活動していた
しかし、それと並行してある研究していたのだ
それこそが若返りの研究だ
彼女は、人類未踏の「人間の若返り」ということに興味を持ち、富と学会における名声を得たかったために研究に没頭していった
そして先日、芝崎は「若返りの薬」を完成させたのだ
「『若返りの薬』だと・・・!?」
「ふふ、そうよ。信じられないかもしれないけどね」
「若返らせ屋」は驚いた
自分のように先天的な能力ではなく、彼女は自力で人を若返らせることに達したのである
まず彼女は完成した薬を数匹のマウスで実験した
しかし薬の効果はすぐにはでなかった
最初は失敗だと思ったが、次の日、薬を投与した全てのマウスが消えたのだ
そう、薬の効果は確かにあり、少しずつ若返りの効果を発揮させたのだ
彼女は人間での実験をしたくなった
しかし、そんな危険な仕事を引き受けてくれる人がいるはずがなかった
そして、診療所で「若返り診断」として薬を投与させる被験者を募集したのだ
「それでも、実際に診断を受けたのはあの夫婦だけだったけどね。
今日には様子を見に行こうかと思ったけど、あんたのおかげでそれも省けたわ」
それを聞くと「若返らせ屋」は、なるほどと思った
彼の能力が2人に効かなかったのは、彼女の薬の効果が優先されたためだったのである
芝崎は続けた
「しかし、あの中年夫婦も子どもになっちゃったとはねぇ。
やっぱり私の研究は成功したわ。
若返り過ぎて消滅させる薬で学会に認められないとしても、今度は殺人兵器として使えるわ。
ふふふ」
彼女は不適に笑った
46
:
名無しなメルモ
:2012/03/02(金) 20:34:15
若返り診断はすごい天才科学者だったんですね!
かなり意表をつかれ驚かされました。
若返り診断と若返らせ屋との対決はあるのか!?
続きがすごく楽しみです!これからも頑張って下さいね!
47
:
kft3
:2012/03/02(金) 23:05:07
芝崎はふところから注射器を取り出した
「これが『若返りの薬』よ。
あなたはこれから拘束して、消えるまで若返りの経過をじっくり見せてもらうわ」
彼女は「若返らせ屋」に近づいた
しかし彼は何も動じなかった
それどころか、彼も笑みを浮かべていたのだ
「ははは」
「!?
な、何がおかしいのよ。
あんた自分の状況分かってるの?」
「それはこっちのセリフですよ」
「若返らせ屋」は能力を発動させた
芝崎奈緒の顔のシワがなくなっていく
まるで若いころのようになると彼女も自身の体の変化に気づいた
「え?何よこれ!?」
「私は『若返らせ屋』。
信じられないかもしれないけどね」
「あ、あんたがネットで噂の!?」
そう言ってる間にも芝崎は若返っていった
身長や胸、体全体が縮んでいった
「いやぁ」
そして、3歳くらいの幼児になると若返りは止まった
ぶかぶかの白衣を身につけ、あどけない表情をしている
「ふぅ」
「若返らせ屋」は安心した
「若返りの薬」を作るほど優れた人間でも、能力を持っていなければ彼の敵ではなかった
もしも彼女が「若返りの薬」を
幼い芝崎は持っていた注射器を落とし、辺りを見渡して言った
「やだ、あたしびょういんこわい」
「若返らせ屋」は、芝崎が「若返りの薬」を作ったなら、その解毒剤もあるはずだと考えた
芝崎からそのありかを聞かなくてはならない
とりあえず、彼女に再び大人の記憶を取り戻させるよう、成長させることにした
彼は芝崎の方を見た
しかし、その時彼女はぶかぶかの白衣を脱ぎ捨てて、裸でいた
「おにいさん、あたしとおいしゃさんごっこしましょ」
「若返らせ屋」は、本当にこんな子があんな悪女になるのか、と呆れた
彼は年をとらせる能力を発動した
彼女の体は幼児体型からだんだんと大きくなっていった
そして、胸が出てきて陰毛が少し生えてくるようになると変化が止まった
しばらくして、彼女は大人の意識を取り戻した
「・・・はっ!
あ、あんたよくも私を!」
「芝崎さん、『若返りの薬』の解毒剤はありますよね?
どこにありますか?」
「ふん、確かに解毒剤はあるけど、そんなこと教えるものか」
それでもまだ反抗する彼女に「若返らせ屋」は圧力をかけた
「今度は赤ん坊まで戻しますよ」
「くっ・・・。
・・・・・・分かった、分かったよ。
そこの引き出しの二番目に解毒剤がある」
彼女はついに観念した
「ありがとうございます」
彼はそう言うと、芝崎に再び若返りの能力を発動させた
成長期であった彼女の体はすぐに小さくなっていった
「!?
や、約束は守ったでしょ?
なのにどうして?」
「あなたは危険なんです。
この野放しにしておいたら私の商売にも影響がでる」
彼は冷たく言った
「やだ、あたしはこのくすりでおかねもちになるの
あれ?くしゅりってなに?
やっ、やっ、あぁ・・・
・・・オギャ、オギャア、オギャア」
彼女はさっきよりも小さい赤ん坊になった
「若返らせ屋」は自分の商売も心配していたが、彼女が言ってたように「若返りの薬」が殺人兵器のように使われ、最終的に人類滅亡を導くようになることも恐れていた
彼は引き出しから解毒剤を取り出し、赤ん坊の芝崎を連れて診療所をあとにした
若返者:芝崎奈緒(46→3→14→0)
48
:
名無しなメルモ
:2012/03/03(土) 20:52:37
芝崎の乳房がぷくんと膨らみ始める過程と陰毛がチョロチョロ生えてくる過程が鮮明にイメージされました!
まさか芝崎も自分の発育の過程の一部始終を若返らせ屋に見られてしまうなんて思いもしてなかったでしょうから、
大人の意識を取り戻した時には恥ずかしくてたまらなかったと思いますよ。
すごい爆乳の女性とかの乳房がプクンプクン膨らみ始める過程とかも是非とも見てみたいものですね。
49
:
kft3
:2012/03/03(土) 21:19:24
事務所で「若返らせ屋」の帰りを待っている紗輝は、時と共に小さくなっていく両親を見ていることしかできなかった
父親の康生は幼くなっていくにつれ、紗輝に甘えだした
「おねえちゃん、だっこして」
紗輝は康生を抱いた
すると康生は幼心に紗輝の胸を触りだした
「おねえちゃんのおっぱいやわらかいね」
さらに母親の江利は既に赤ん坊になっていた
「あぅ・・・おぎゃあ、おぎゃあ」
いきなり泣き出した江利を紗輝があやした
「はいはい、江利ちゃん泣かないでね」
紗輝はまさか自分の父親に胸を触られ、母親をあやすことになるとは思ってもみなかった
紗輝はまた泣きそうになったが、その時事務所のドアが開いた
外から出てきたのは赤ん坊を連れた「若返らせ屋」だった
「『若返らせ屋』さん!」
紗輝は叫んだ
「お待たせしました。依頼は達成しました」
「そちらの赤ん坊は?」
「この赤ん坊は今回の事件の犯人です。かなり危険人物だったので赤ん坊まで戻しました」
「そうだったんですか」
「若返らせ屋」は紗輝の周りにいる幼児と赤ん坊を見て言った
「ご両親はもうかなり若返っていますね。
消えてしまう前で良かった。
こちらが解毒剤になります。早くご両親に飲ませて下さい」
彼は解毒剤を出した
紗輝はそれを受けとると、両親に飲ませた
「にがいよ」
康生がわがままを言った
「我慢して飲んで」
江利も泣きながらであったが、紗輝が少しずつ飲ました
しかし2人には何の変化もなかった
「・・・あれ?戻らない?」
「多分、若返りの効果が止まるだけで、元には戻らないんだと思います」
「若返らせ屋」が説明した
「そうなんですか・・・」
「それで・・・依頼金のことですが」
「若返らせ屋」が言い出した
「・・・・・・すみません、実は私たち家族にそんなお金を払う余裕はないんです」
「えっ」
紗輝が告白した
「私たちは来月にもパン屋を閉店しようと思ってたぐらい財政難なんです。さっきは見栄張ってすみませんでした」
「若返らせ屋」は考えた
芝崎を若返らせた料金は紗輝から払ってもらおうとしていた
本来は契約違反で、彼女まで赤ん坊まで若返らせるところだが、今回の依頼がなかったら芝崎奈緒の陰謀を知ることはなかった
「しょうがないですね。今回の事件解決についての依頼は無償としましょう。ただし、ご両親を元に戻してほしいなら『依頼』として料金を払って下さい」
「あ、ありがとうございます」
紗輝は無償であることに感謝したが、やはり両親を元に戻せないことに不満を持っていた
そして、幼い両親をじっと見ると何かを決意したようだった
「なら、私がお父さんとお母さんを元に戻せるお金を貯めるまで、2人を育てます!」
それが彼女の答えだった
「分かりました。いつでもお待ちしてますよ」
「若返らせ屋」は答えた
「今まで私が育てられたように、お父さんとお母さんの世話をしっかりします。
いつかの日か2人を元に戻せるまで・・・」
彼女はそう言うと、幼くなった両親を連れて事務所をあとにした
「若返らせ屋」はそれを見送ると、赤ん坊の芝崎を見た
とりあえず彼女は孤児院に送り、二度と危険な研究をしないように全く新しい人生を歩んでもらうことにしよう
50
:
名無しなメルモ
:2012/03/04(日) 08:09:22
>>49
今回は若返らせ屋のやさしい一面が見れたのは良かったです。
本当に粋なはからいでしたね。芝崎は赤ん坊からの再スタートですが、
今後は成長につれて知能のほうはどうなってしまうんでしょうね?
元々は天才科学者なんでしょうけど、育て方の違いで全然違う状態にもなるんでしょうか?
頭が良い女が頭が悪くなったり真面目な女が不良になったり、またその逆はあり得るかもしれませんね。
元々巨乳の女が爆乳に成長したり、モデルのような女が肥満体型になったり
その女の分岐点を見極めて手を加えるというのも面白そうです
51
:
名無しなメルモ
:2012/03/05(月) 19:23:01
若返らせ屋が成長させる能力を手に入れたのは私にとって本当に嬉しい限りです。
エージェントや郁子の時もそうでしたが今回の芝崎みたいに一度赤ん坊や幼児にして再び発育の過程を見る事が出来ますからね。
女体の神秘を楽しめる展開になってくれて本当に嬉しい限りです。これからも応援してますよ!
52
:
名無しなメルモ
:2012/03/06(火) 07:08:55
20代の凛々しい政府のエージェントが0歳の赤ちゃんになって
ハダカンボでハイハイしてる描写はまさに凄いギャップでした。
政府のエージェントというからには頭脳明晰で選りすぐりの美女というイメージですので、
そのような女が無力な赤ちゃんに逆戻りするだけでも興奮ものなのに、
裸でハイハイポーズのサービスショットまでしてくれたのですからたまりません。
しかも四つん這いのまま成長過程を披露してくれたのですから文句なしですね。
オーガズムも迎えてくれたら尚良しだったのですがさすがにあの状況では無理ですね(笑)
しかしどんな完璧で凛々しい女でも、どんなにえっちで色っぽい女でも
若返らせ屋の力の前では等しく無力な赤ちゃんの姿に変えられてしまう、
そう考えると本当に若返りって楽しめるシチュエーションですよね?
これからもいろんな女を若返らせる話をよろしくお願いします
53
:
名無しなメルモ
:2012/03/09(金) 22:40:03
>>49
作者さん、またお時間がございましたらどうか続編をよろしくお願いしますね。
54
:
kft3
:2012/03/26(月) 05:41:34
今回の依頼人はアイススケート選手である立川唯(24)
話を聞いたところ、同じくスケート選手である、彼女のライバルの花井美岬(25)を子どもに若返らせてほしいということだ
「美岬は確かに演技が上手く才能もあり、大会では彼女が1位、私が2位であることが多いのです
美岬さえいなければ私が勝つことができます
どうか、この依頼引き受けて下さい」
「分かりました」
「若返らせ屋」は了承し、立川に報酬の振込先を教えた
「ありがとうございます
美岬は今日もスケート場で練習しています
そこまで案内しますわ」
「若返らせ屋」は立川の車で市内の屋内スケート場へ向かい、30分くらいでスケート場に着いた
「こちらです」
立川は花井がいつも練習してる場所にこっそりと行き、「若返らせ屋」はそれについていった
そして白いスケート場が見えてくると、そこで滑っているジャージ姿の1人の女性を見つけた
「いました」
立川は声を抑えて言った
平日であって、滑っているのは彼女しかいないようだった
コーチも不在らしく、若返らせるには絶好のタイミングだ
しかし「若返らせ屋」はしばらく依頼を実行しなかった
なぜなら花井美岬の演技姿に魅了されていたからだ
彼女の容姿は美しく、スケートに適しており、練習だからといっても彼女の華麗な滑りは高度なものであった
これなら大会で優勝してもおかしくない
「『若返らせ屋』さん?」
「若返らせ屋」が花井をじっと見ていると立川が彼に声をかけた
「・・・あ、あぁ、すみません、では始めましょう」
彼は気をとりなおすと、能力を発動させた
スケート場で美しく舞う花井に変化が現れた
まず体全体が小さくなっていき、背が低くなっていった
若返りが成長期にまで到達すると胸がしぼみ、身長がぐんと小さくなる
この急激な変化に、花井も気づき始めた
「あ、あれ?」
彼女は立ち止まり、自分の体を見た
彼女はすでに小学生くらいになっていた
そして、ぶかぶかになったジャージは彼女を転ばせた
「きゃっ」
氷の上で転んだ彼女は、さらに若返っていく
「いたいよ」
彼女は転んだ痛みに気づき、幼くなっていくと次第に泣かせた
やがて5歳くらいの幼児になると若返りが止まった
幼い彼女はスケートリングで不恰好に座りながら泣き続けていた
「終わりました」
「若返らせ屋」は立川に言った
しかし立川はさらに依頼を頼んだ
「すみません、料金は追加しますので、もっと彼女を若返らせてもらえませんか?」
「え?」
「このままだと、10年もしたら彼女の才能は開花してしまうかもしれません
彼女を赤ん坊まで若返らせて下さい」
急な依頼追加だったが「若返らせ屋」は了承した
「分かりました」
彼はまた能力を発動させた
スケート場で泣いている幼い花井はさらに小さくなっていった
「いたいよ、いちゃい・・・
あぅ、うぅ・・・
あっ、おぎゃ、おぎゃあ、おぎゃあ」
泣き声は産声に変わり、彼女がジャージで見えなくなるようになると若返りは止まった
そして立川が靴を履き替えて、氷の上の赤ん坊---花井を持ってきた
「若返らせ屋」はそれを見た
くるまれていたジャージを外すと、中から裸の赤ん坊が出てきた
顔を赤くして泣いている
「おぎゃあ、おぎゃあ」
その体は先ほどの美しさのかけらもなく、柔らかい肌が露出しているだけだった
彼女は立つことさえも忘れてしまったのである
「『若返らせ屋』さん、ありがとうございます」
立川は彼に礼を言った
「追加分の料金もお願いしますね」
「若返らせ屋」はそう言って、スケート場をあとにした
依頼人:立川唯(24)
若返者:花井美岬(25→5→0)
報酬:250万
55
:
名無しなメルモ
:2012/03/26(月) 22:10:32
>>54
kft3さま更新ありがとうございます!
花井さんが赤ちゃんに戻るシーンはかなりリアルで興奮しました!
ジャージの中に埋もれて見えなくなっていく描写や、
衣類の中から裸の赤ちゃんになって取り出される描写、
そして何と言っても美女が赤ちゃんになって、おぎゃあおぎゃあと
泣くギャップが本当にたまりません!
どんなに美人でも、どんなに胸が大きくても、
必ず赤ちゃんの時期があったのですから女体の神秘は素晴らしいです!
kft3さま、これからも応援してますので頑張って下さいね!
56
:
名無しなメルモ
:2012/03/27(火) 18:41:16
>>54
女性が嫉妬で女性を若返らせる依頼をするのに激しく興奮します!
もっと幼くして!とか赤ちゃんまで戻して!という依頼はまさに理想です!
これからもその手の依頼をよろしくお願いしますね!
57
:
名無しなメルモ
:2012/03/31(土) 21:01:09
連載再開すごく心待ちにしておりました
以前ありました性的快感を与えながら若返らせるとオーガスムに達しながら赤ん坊になる、
しかし愛液も出ずに濡れる事も出来ないという若返らせ方が一番強く印象に残っています。
若返らせる前に少しでも性的快感を与えていたら若返りながらオーガスムに達するという設定を
これからも随所に織りまぜて頂けたら嬉しいのでまたいつか宜しくお願いします
58
:
名無しなメルモ
:2012/03/31(土) 21:11:41
>>54
花井はスケートどころか立つことも歩くことも出来ない赤ん坊にされてしまったのが興奮しました
美しいスケート選手がおぎゃあおぎゃあ泣きわめく赤ん坊になり下がってしまうのですから面白い限りです
好きな男を横取りするためにその彼女を生まれたばかりの赤ん坊に戻す依頼とかもいつかお願いしますね
一旦小学生とかであなたは生まれたばかりの赤ん坊まで戻ると宣告させるのも面白いですよね
59
:
kft3
:2012/04/02(月) 22:06:00
今回、事務所のドアを叩いたのは小学生低学年くらいの男女だった
「こんにちは」
と男の子の方が言った
「若返らせ屋」はその姿を見て頭を下げた
「ご無沙汰してます」
この二人、実は「若返らせ屋」に若返らせてもらっている夫婦なのである
彼らが初めて「若返らせ屋」を尋ねたのは2年以上前のことだ
笹木孝信(60)と笹木美弥(60)は両方とも定年を迎え、余生をどうするか考えていた
また孝信は以前は資産家であり、お金は余るほどあった
そこでもう一度人生を謳歌したいと考え、「若返らせ屋」に自分たちを若返らせるよう頼んだのだ
しかも、ただ若返らせてもらうだけではつまらないので、1ヶ月に2歳ずつ若返らせてもらうようにしたのだ
それからというもの、二人は1ヶ月に一度事務所を尋ねてきた
最初のうちは体にあまり若返りの変化が表れなかったが、年月が過ぎるにつれて二人は若々しくなっていった
さらに半年ほど前からは身長も低くなっていき、成長期に突入する頃は若々しくなるというより、幼くかわいらしくなっていった
そして、彼らの若返っていく日々は今日で終わる
もともとは60歳から6歳まで若返らせてもらうことになっており、今日は最後の8歳から6歳の若返りなのだ
「長かったようで、短かったようだけど、今日で『若返らせ屋』さんとはお別れね」
美弥が言った
「今までありがとうございました」
孝信が言い、二人は深々と頭を下げた
もともとは60歳の初老の人で、このようなかしこまった態度は当たり前なのだが、幼い8歳の少年少女がこうすると不思議な感覚がした
「いえいえ。若返りはこれで終わりますが、あなた方はこれから人生を楽しんで下さい」
「若返らせ屋」は、彼らが最初に依頼に来た時に既に報酬を受け取っており、常連のようだったので激励した
「では始めますね」
「若返らせ屋」は能力を発動した
二人の体は少し小さく幼くなり、すぐに若返りが止まった
「終わりましたよ」
「若返らせ屋」は二人に声をかけた
しかし、彼らの様子が少しおかしかった
なにやら周りをキョロキョロと見渡している
そして孝信が言った
「あ、あれ?ここどこ?」
「若返らせ屋」はまさか、と思った
さらに美弥がいきなり泣き始めたのだ
「えーん、おとうさんとおかあさんは?」
「うわーん」
それを見て、孝信も一緒に泣き始めた
なんと二人は、この若返りで完全に大人の知性を失ってしまったのだ
たった今から新しい人生を再開する予定だったのが、記憶がないのならそのような充実感もない
「若返らせ屋」は泣いている二人の前で、なす術もなかった
幼くなってしまったからには再成長の依頼も話にならない
また孤児院行きの依頼人が増えて、やりきれない気持ちだった
依頼人:
笹木孝信(60)
笹木美弥(60)
若返者:
笹木孝信(60〜8→6)
笹木美弥(60〜8→6)
報酬:540万円×2
60
:
kft3
:2012/04/03(火) 20:09:51
平日の昼、専業主婦の南牧子(29)は自宅で浮気相手である上司の林川和生(32)と裸でベッドを共にしていた
「本当にいいのかい?君はまだ子どもがいないのにゴムなしで僕と寝るなんて」
「だからこそよ。もしあなたと寝て、子どもができても旦那の子どもにすればいいじゃない
それに今日は旦那は帰ってこないの」
「ふふ、まったく君は」
そんな会話をしながら彼らは性交を始めた
彼らは激しく体を合わせあった
「南君、いいよ」
「私もよ、林川さん」
さらに和生は牧子の上に覆いかぶり、性器を挿入して上下運動を始めた
「あっ、あっー」
牧子は目をつぶって喘いだ
やがてお互いに最高潮に達し、牧子の性器に熱いものが流れた
「ぅん、最高よ、林川さん」
そう言った瞬間、なぜか牧子の上にかぶさる重さが減った
彼女の性器に入っている感覚も弱くなった
「林川さん?」
牧子は異変に気づき、目を開けた
するとそこにいたのは和生ではなく、5歳くらいの裸の少年だった
「えっ!?」
牧子は驚いた
少年は気持ちよさそうな顔をしていたが、自分の状況を理解すると、牧子の性器に入っている自分の性器を出した
彼の幼いちんちんには白い液体がついている
「誰?あなた?林川さんはどこ?」
牧子は少年に聞いたが、彼は答えず、自分の性器についている液体を興味津々で触り、
「この白いのベタベタする」
と不愉快に言った
牧子はなにがなんだか分からなかった
「やだ、これじゃあ私、婬 行じゃない」
牧子が不安になると、寝室のドアが開いた
出てきたのは旦那の南康夫(30)と「若返らせ屋」だった
「や、康夫!?あなたは仕事じゃないの!?」
「それは嘘だ、今日は家の外から君を監視させてもらった」
「えっ!?」
「どうも最近怪しいと思ってたけど、やっぱり浮気だったとはね。こちらの『若返らせ屋』に頼んで君の浮気相手を子どもにしてもらったよ」
そう言うと「若返らせ屋」は少し頭を下げた
「どういうこと?じゃあこの子は林川さんなの?」
牧子は再び裸の少年を見た
確かに彼には林川の面影がある
彼は自分の出した精液と牧子の愛液が混ざったものを、何も分からなく興味深く触っていたのである
「そ、そんな・・・」
牧子は落胆した
しかし、彼女は自分自身の体にも変化が起きていることに気づいた
「あれ?私も小さくなってる!?」
牧子は康夫の方を見た
「浮気するなんて許せない・・・。牧子、君はこれ以上の報いを受けてもらう」
牧子の体は次第に小さくなっていった
裸だったために、その変化は著しく目に見えた
身長が徐々に低くなり、胸が縮んでいく
さらに体毛が体に吸い寄せられ、膨らみがあった体は少女の痩せた体になっていった
「や、やす夫、ごめんなさい。うわきなんてもうしないからゆるしてぇ」
牧子は康夫に懇願したが、彼は表情を変えなかった
「いやいや、こどもになんかなりたくない。たちゅけておかあさん・・・
あっ、あっー・・・」
やがて牧子は赤ん坊になった
彼女は床で上向きに横になっている
「終わりました」
「若返らせ屋」が康夫に言った
「ありがとうございます。彼女がこんな悪女だったとは思いませんでした」
康夫は赤ん坊になった牧子を抱っこした
「牧子は私が育てます。もうそんな人間にならないように・・・」
彼がそう言うと「若返らせ屋」は少年の和生を見た
「この子はどうしますか?」
「彼は孤児院にでも入れて下さい」
康夫はそう言いきった
「分かりました」
「若返らせ屋」は裸の和生を毛布でくるんで、南家をあとにした
寝室のベッドの上には、もう生えてない彼らの陰毛が3本ほどあった
依頼人:南康夫(30)
若返者:南牧子(29→0)
林川和生(32→5)
報酬:290万円+270万円
61
:
名無しなメルモ
:2012/04/05(木) 00:15:19
>>60
浮気をしてセックスを終えた妻を赤ん坊に戻すのは良いですね
もう当分セックス出来ない身体になってしまったというのがそそります
62
:
名無しなメルモ
:2013/01/03(木) 01:43:26
kft3さん
面白く、読み易い作品ですね。
続編期待してます!
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