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祖父と私の契約書
1
:
猫目ニボシ
:2011/02/06(日) 05:25:19
この話はフィクションですが、背筋が寒くなるようなホラーミステリーです(・_・|そういうのが、苦手な方は気をつけてして下さい(._.)_
37
:
猫目ニボシ
:2011/02/16(水) 00:25:55
「ここ何処……!?」
「キャハハ、どうしたの夏穂?彼氏と激しくやり過ぎて寝不足とか?」
「えっ……何!?」
目が覚めた夏穂の世界は百八十度変わってしまっていた……。恐らく呪詛の魔力により、夏穂の周りの世界が改編されてしまったのだろう。そう知能を奪われた夏穂に、進学校である春日野女学院に行ける学力などなく、彼女は県内最下位の偏差値の不良高校、砕貞高校の生徒になってしまっていた……。
「嘘……これが……今のアタシな訳!?」
夏穂は落書きにまみれ、硝子の割れている、いかにも荒れた学校のトイレの個室で、自分の現在の姿を確認していた。だが、その姿は貞操観念の強い彼女には、衝撃的なものだった……。
『何なのよこの姿……刺青まで入ってるなんて……こんなのアタシじゃねーじゃん』
そう、夏穂の現在の姿は砕貞高校でも浮かない、違和感のない格好になってしまっていた。夏穂の綺麗な黒髪は、脱色を繰り返したパサついた金髪になっており。また化粧も濃く、アイラインを真っ黒に塗り、派手なルージュを口元につけ、胸元をブラが見えるくらい開け、薔薇のタトゥーを見せつける彼女には、かつての知性ある面影はどこにもなかった……。
「うっ……ひっぐ……何なのよ一体、アタシがこんなに派手な下着つけるわけないじゃん!」
そう夏穂の下着は、以前の彼女ならば絶対に着けない、ワインレッドの勝負下着に変わっており。また、スカートもパンツが見えるくらい際どい長さに変わっていたのだ……。
「キャハハ、そうそうだから言ったじゃ〜ん」
「アハハ、お前馬鹿すぎ、マジ受けるし」
『もう、静かにしてよ、こっちは勉強がムズくて、ついてけね〜のに……』無論、私立で偏差値最下位の砕貞高校の勉強は難しくなどなく、県内全域から落ちこぼれを集めているこの高校は、普段の授業で算数の掛け算を復習することもあるくらいなのだ。しかし今の夏穂の知能レベルは、小学3年生まで若返っており、彼女にはその掛け算も難しくて仕方ないのだ。そう、現在の夏穂は砕貞高校でも、一番が取れないレベルまで知能が低下してしまっているのだ……。
「あん……はぁはぁ……はうっ……あぁぁぁ……」
『またこんなことやっちゃうなんて……恥ーのに、何で止められねーんだよ……アタシ……』春日野の女学院に通っている妹にも馬鹿にされ、砕貞高校でも赤点しか取れない日々は、優等生だった夏穂にとっては、大きなストレスになっているのだろう。そう、かつて貞操観念の強かった夏穂は、すっかり自慰行為に溺れてしまっていた……。恐らく性器の交換で、性欲も入れ替わってしまったのだろう。いくら頭で嫌悪感を懐いても、ムラムラして止められないのだ……。或いは知能が若返って、中身がお子様になってしまったので、以前のような自制心が無くなってしまったのかもしれない。
そう、今の夏穂は子供の様に欲しい物が我慢出来なくなり、中等部の妹にも子供扱いされる有り様なのだ。
38
:
猫目ニボシ
:2011/02/16(水) 00:27:27
「御姉様、外で私に話し掛けないで下さいと言ったこと、お忘れになったんですか?」
「何で?別にい〜じゃん、アタシの勝手でしょ!」
「砕貞高校に姉が言ってると知れたら、私学園で笑い者になってしまいます……何で、そんなことも分からないほど、御姉様は馬鹿なんですか!!」
そう、私立である砕貞高校は制服のデザインに金を掛けており、山吹色のブレザーのエンブレムや桃色のプリーツスカートは、とても目立つ物で、その制服に袖を通すということは、県内で一番馬鹿だとアピールするのも同然なのだ。恐らく夏穂の妹の水菜は、そんな姉と家族だとバレるのが恥ずかしいのだろう……。かつては、あんなに姉のことを尊敬していたというのに……。
「ねぇ、あれ砕貞高校の制服でしょ……やっぱ目立つよね……」
「恥ずかしくないのかな……私だったら耐えられないよ、掛け算も出来ない馬鹿だと思われるの……」
「そんな羞恥心なんてないでしょ……馬鹿と不良の溜まり場なんだから……」
「だよね、それにしても酷い制服の着方……パンツ丸見えじゃん……」
「男を誘ってるんでしょ……本当に、私あんな馬鹿にならなくて良かった」
「ふふっ、なろうと思っても、あそこまで馬鹿にはなれないでしょ」
『全部聞こえてるつ〜の!大体テメェらの学校だって、春日野女学院に比べたら馬鹿高校だろ……』そう、夏穂のことを電車で馬鹿にしている女子高生の制服も、それほど偏差値の高い学校の制服ではなく、誰でも合格出来ると言われている学校の制服だった。しかし今の夏穂は、そんな学校に合格する知能も偏差値もないのだが……。やはり、プライドの高い彼女は、今の自分が小学生の算数もろくに解けない馬鹿だと、認めたくないのだろう……。
「あっ……はうっ……もっと……いやぁ……はぁはぁ……」
『トイレで盛ってるんじゃね〜よ、たくっ……こっちは生理でイラついてんのに……』夏穂はトイレで行為に励む男女にイラついていた……。そう、砕貞高校は教師も匙を投げる程荒れており、校内での行為など日常茶飯事なのだ。そんな学校だから舐められないため、夏穂は派手な格好を止められないのだ……いや、寧ろ最近では、派手な格好や校風に慣れつつあった。
『あ〜腹痛〜、何で彩音の性器や子宮こんなに生理重てーんだよ……クソ、こんなに汚れた性器をアタシに押し付けやがって、あの野郎……』夏穂は生理用ナプキンを交換しながら、茶色に変色した性器を見つめ、心の中で毒づいた……。そう、彩音と夏穂は表面上の性器だけでなく、子宮も交換されており。かつては軽かった夏穂の生理は重くなり、また生理中の性欲も強くなってしまい、情事を聞いていると愛液でナプキンが濡れてしまう程だった……。
39
:
猫目ニボシ
:2011/02/16(水) 00:28:38
「はぁはぁ……クソ、ムラムラして我慢出来ねぇ……しゃあねぇな、アレ使うか……」
夏穂はそう呟くと、鞄の中から何かを取り出し、ナプキンの装着されているショーツに押し当てた。そう、所謂大人のオモチャだ……。そんな物を学校で使ってしまうほど、夏穂の貞操観念は崩れてしまっていた。或いは呪詛の副作用で性欲が強くなり、我慢出来なくなっているのかもしれないが……。
「あん……はうっ……はぁはぁ……ひっ……いっ……あぁぁぁぁぁ……」
夏穂は硝子が割られ荒れている学校のトイレで、道具を当てながら、自慰行為に励んでいた。しかしその姿は優等生だった頃の夏穂とは別人だった。そう、トイレの個室で短いスカートを捲り上げ、息を乱しながら快感で涎を流す彼女を見て、かつての夏穂と現在の夏穂を同一人物だと思う人間はいないだろう……。
「はぁはぁ……あっ……あん……はぁ、あん……はうっ……あぁぁぁぁぁぁー……」
恐らく絶頂を迎えたのだろう……。夏穂はパサついた金髪を振り乱し、濃い化粧が崩れる程身悶えしていた。余程気持ち良かったのか、その顔は恍惚の色に染まっていたが、個室の中には女性の匂いが充満していた。恐らく、何をしていたか匂いを嗅げば一目瞭然だろう……。
「ふうっ、あ〜スッキリした。やっぱ気持ち〜なこのローター」
夏穂はヒビの入ったトイレの鏡で金髪のパサついた髪を整え、水商売の様な濃い化粧を直していた。本当に変われば変わるものだ……。貞操観念が強く知性に満ち溢れていた夏穂が、トイレで平然と自慰行為し、かつてはあれほど嫌悪していたキャバ嬢の様な化粧を自分で直すなど、以前の彼女なら考えられないことだろう……。
「夏穂、またトイレでやってたのかよ〜」
「いいじゃねーか別に、気持ちいんだからよ……」
「ハハッ、確かに美里も人のこと言えねーよな、彼氏と毎日やってるしよ〜」
かつて、貞操観念の強かった夏穂は、すっかり下品な会話に混ざるようになり、砕貞高校の校風に染まりきっていた。そう、男子生徒にパンツを見られているのも気にせず、机の上で胡座をかく夏穂に、かつての面影はもうなかった……。
40
:
猫目ニボシ
:2011/02/16(水) 00:32:48
>>35
頭の中身だけ若返るのに萌えるのは、私だけだと思っていたので楽しんでいただけたようでなによりです(^_^)
41
:
猫目ニボシ
:2011/02/16(水) 00:40:01
>>36
感想ありがとうございます(._.)_私も女性が美点を無くす話凄く好きです。確かにそういった話少ないですよね、マイナーなジャンルですから、もう少しメジャーになるといいんですけどね(;^_^A
42
:
猫目ニボシ
:2011/02/16(水) 00:54:28
どうも猫目です(._.)_知能の若返りを書くつもりが、途中から暴走して不良化小説になってしまいました(苦笑)急いで書いたので、文章もあまり推敲せず殴り書き気味になってしまったので、ネタも枯渇しましたし、次の第4章は時間かけて書くつもりなので、更新遅れます(._.)_ぶっちゃけ序盤とラストしか決まってなかったので(;^_^A
43
:
名無しなメルモ
:2011/02/16(水) 14:31:14
初めて失礼します。
3章がものすごいストライクでした!
進学校の生徒会長だった夏穂が底辺校のお馬鹿に
転落して…砕貞高校に馴染む様子がたまりません。
尊敬されていた妹からもバカにされたりと周りの反応も良いですが
特に制服による描写が特にグッときました。(実際そういう高校ほど目立つ
制服だったりしますし…)
3章はこれまでかと思いますが、喫煙やHにはまったり、場末のキャバクラ
勤務へ至る経緯とか…すっかり様変わりした彩音と夏穂の再会など
個人的に妄想致します。
更新お疲れ様でした!
44
:
猫目ニボシ
:2011/02/16(水) 23:54:33
>>43
感想ありがとうございます。制服の描写はリアリティーを出したくて入れました。第三章は個人的にも書いてて楽しかったので、番外編という形で続きを考えていますが、本編も進めないといけないので、具体的にいつ書くかは明言出来ません(._.)_
45
:
猫目ニボシ
:2011/02/17(木) 18:54:51
【第四章・水無月に恋慕の情は歪んで……】
同性愛に国家が干渉する権利はあるのか……本日、大学のディベートで上がったこの議題に、私の心は締め付けられました。ええ、そうです。私、桜川恋歌は同性愛者なのです。しかし、言い訳に聞こえるかも知れませんが、元々私にそのような趣向はありませんでした。桜ヶ丘教授は妄想の戯れ言だと思われるでしょうが、どうか私の告白をお聞き下さい……。
私の人生の転機になったのは、今から数年前の梅雨の降りしきる季節でした。暦は皐月から丁度、水無月に移り変わる頃だったと記憶しております。その頃の私は私立の女学生で、幼少時代を共に過ごした春日井弓矢さんに、仄かな恋慕の情を懐いていた平凡な少女だったのです。
しかし、想いを告げることは叶わぬ夢でした。ええ、その頃の私は、自分の容姿にコンプレックスを持っていたのです。ふふっ、教授は私は容姿に恵まれている人間だと、以前仰いましたね……。確かに今の私はある意味、コンプレックスから解き放たれたのかもしれません。けれど、それは結果論ではないですか、私はここまで『貧乳』になることなど、望んではいなかったのです……。
―――そうです……女学校に通っていた頃の私は、『巨乳』だったんです……。
ふふっ、何を世迷い言をとお思いになられますか?しかし、私の話していることは厳然たる事実なのです……。信じて下さい、決して絵空事などでは御座いません……。そう、彼女に……春日井彩音に呪術をかけられる迄は……私は巨乳を気にする普通の少女でした―――
「ねぇ、恋歌さん……仮に、私が御兄様を恋歌さんに渡したくないと言ったら……恋歌さん、どうお思いになって?」
「なっ……わっ、私と弓矢さんはそんな関係じゃ……」
「ふふっ、分かっていますわ……だから、これは仮定の話です……ねぇ、答えて下さらない?」
「……その時は、やっぱり彩音さんに認めてもらえるように、誠意を御見せするわ……」
「アハッ、想定していた返答の中でも、最もスタンダードな答えですね……ふふっ、やっぱり貴方ってつまらない人ね……御兄様に恋慕の情を懐いても、直情的にならず理性的でいられるなんて……本当に御兄様に恋してらっしゃるの?」
「あっ……彩音さん……?」
その時の私は、雄弁に話し続ける春日井彩音に圧倒されてしまい、反論の言葉を口にすることは叶いませんでした……だって、その時の彩音さんは、私の知っている彼女とは思えぬ程の差異があったのですから……。
そう、私の知っている春日井彩音は、理事長の娘として英才教育を受け、幼少時代から聡明な娘でしたが、このように人を見下す、シニカルな口調で話す女性ではなかったのです。これではまるで別人ではないですか……その時の私は彼女と話しながら、そのような違和感を感じていました……。
46
:
猫目ニボシ
:2011/02/17(木) 18:56:16
「ふふっ、ところで恋歌さん……人間のコミュニティで発生する、差別や虐め、迫害に立ち向かう時、貴方なら腕力と知力、どちらをお選びになりますか?」
「……学歴を選ぶわ……この国が法治国家である以上、暴力はそういった状況を打破する手段として、妥当性を欠くもの……」
「ふふっ、私と同じ考えですね……理性的な恋歌さんらしいです。でも、所詮それは学術的机上の空論に過ぎないと、お思いになりませんか?……そう、実際に人間の悪意に遭遇した時、恋歌さんは知力だけで自分を守れるのか……とても、興味深いデータになりそう……クスッ」
「どういう意味かしら……?」
「ふふっ、恋歌さんは今日からセクシャルマイノリティになるんです……“趣向変成操作術”と“乳房変成交換術”によってね……クスッ……そう、御兄様は誰にも渡さないわ……例え貴方でもね……」
彩音さんの兄への執着や私への憎悪には、本当に背筋が寒くなる恐怖を覚えました……。何故、彼女は弓矢さんにそこまで執着するのでしょう。私が彼に淡い恋心を懐いたからといって、彼女にこれほど恨まれる道理はないではないですか。そう、これではいくら何でも理不尽過ぎます……。
「彩音さん……あなっ……あがっ……うっ……がぁっ……なっ、何この痛み……!?」
「ふふっ、先程唱えた呪詛の効き目が表れたようですね……」
そう私の胸からはこの世のものとは思えない、禍々しい紫色の煙が出ており、それと同時に、胸全体が焼ける様な熱さに包まれたのを今でもしかと記憶しております……。
「はぁはぁ……胸が熱い……」
「クスッ、乳房が急激に縮んでいるんだから、それなりの痛みはありますよ……ふふっ、恋歌さんのコンプレックスが無くなるんですよ……そう、貴方の巨乳は私が接収させていただきますわ……」
「なっ、何を言って……えっ?……ひっ……イヤァ……アァァァァ……」
その時の私は声にならない様な悲鳴を上げ、パニックを起こしてました……だって、目の前で私のEカップの巨乳が、風船が萎む様に縮んでいるのです……。そう、その変化は急激なもので、胸元に手を当て確認したら、既にブラの間に隙間が出来ていました。
「アハハ、恋歌さんの乳房、一気に縮んでしまいましたね……ふふっ、もうDカップ……いや、Cカップぐらいかしら……」
「嫌……わっ、私の胸……おっ、お願いこんなこと、お止めになって彩音さん!!」
「あら、巨乳を気にしてらしたのに、いざとなったらやっぱり惜しくなられたのね……ふふっ、それにしても、あまり取り乱すと程度が知れてよ……」
そうですあの時の私は、確かに取り乱しておりました……そう、既にブラウスのボタンを外し、直接乳房が縮むのを確認しようとしていたのですから……だって、このようなこと己の目で確認しなければ、到底信じられません。いや、或いは目の前の現実を否定したかったのかも知れませんが……。
47
:
猫目ニボシ
:2011/02/17(木) 18:57:31
「アハッ、もう既に中学生位まで縮んでしまわれたのではなくて?ふふっ、折角の巨乳もこうなってしまわれたら、台無しですわね……」
確かに彼女の嘲笑の言葉の通り、私の胸は中学3年生時代のCカップまで縮んでいました。しかし、変化はそれでも終わらず、胸や先端部が痺れる様な感覚と共に、私の乳房は更に縮んでいきました……。
「嫌……イヤァ……うっ……ひっぐ……お願い止まって……」
「そんなお顔をなさらないで……私まで哀しくなってしまうわ……」
既に私の耳には彼女の嫌味は入っていませんでした。そう、その時の私は彼女の胸が、朱色の煙に包まれながら膨らみ始めているのにも気付かず、自らの胸元を手で触りながら泣き崩れていたのですから……。しかし、それでも無情な変化は止まりませんでした……。
「ふふっ、既に小学生サイズのバストになってしまわれましたね……クスッ……AカップとBカップの真ん中位のサイズ……と言ったところでしょうか……」
確かに私のバストは、既に豊かな膨らみが失われ、先端部のみ僅かに膨らんでいる有り様でした。また、膨らみ始めまで若返ってしまった私の胸は敏感で、先程から指が触れる度に、ビリビリした感覚が脳に響き渡りました。しかしその感覚も次第に失われていき、やがて、私の乳房は完全に膨らみ始める前の小学3年生時代まで、若返って消えてしまいました……。
「アハッ、すっかり乳房が消えてしまいましたね恋歌さん……それにしても、恋歌さんの凛々しいお顔には、乳房がない方がお似合いですよ……ふふっ、これから女性と付き合う時に男装もなさるでしょうし」
「何言ってるの貴方……私にはそういった趣向はありません!」
「あらあら、本当かしら……では、テストをしましょう……これを御覧になって……」
「なっ、何を……えっ……わっ、私の胸!?」
「ええそうです貴方から頂いた乳房です……でも、今の恋歌さんはこれを見て興奮なさるのでしょう?」
私は直ぐに彼女に食って掛かろうとしましたが、それは叶いませんでした。そう、春日井彩音の言う通り、彼女の乳房を見てると胸がドキドキするのです。元々は自分の胸なのに……女性の胸など見慣れているはずなのに、ドキドキが止まらないのです。しかも、それは緊張感から来るものではないことを、無情にも自身の体が突きつけて来ました……そう、ショーツの中が愛液で濡れ始めてしまったのです……。
「……私に何をしたの?……」
「ふふっ、“趣向変成操作術”を使い、貴方の性的な趣向を男性化させました……クスッ……これで貴方の御兄様への恋慕の情も失われたでしょう?」
「くっ……そんなことないわ……私は……えっ……うっ……」
私は彼女の言葉を否定する為に、弓矢さんのことを思い浮かべましたが、いくら彼を思い浮かべてもドキドキしないのです……いや、寧ろ彼の肉体を想像した私は、鳥肌が全身に立ってしまいました。そう、私の肉体は明らかに男性への拒絶感情を示すようになってしまったのです……。
48
:
猫目ニボシ
:2011/02/17(木) 20:47:24
私は同性愛者やセクシャルマイノリティの方を否定するつもりはないですし、実際にそういう方々とお会いしても、差別や侮蔑の感情を懐いたことはありませんでした。しかし、その一方で自分とは関係ない遠い世界の話だと思っていたのも、否定は出来ません……。
「来月の試験範囲広すぎない?」
「確かに、最近現国の田村機嫌悪いよね……」
「ふふっ、奥さんに逃げられたって話、本当なんじゃない……ねっ、恋歌もそう思うでしょ?」
「うっ……うん」
『はっ……早く、この場所から出たい……うっ……駄目よそんな目で友人を見ては……でも……』以前は何ともなかった女子更衣室は、今の私にとっては一刻も早く立ち去りたい場所になってしまったのです。そう、春日井彩音に性的趣向を『男性化』させられた私は、綺麗な女性を見ると興奮するようになってしまったのですから。
「どしたの恋歌、また胸のこと気にしてるの?」
「あんまり気にしない方がいいよ、貧乳が好きな男性もいるしさ」
「……ありがと、可南子、雪枝……」
『二人とも早くブラウス着てよ……駄目、でも体が熱くなってきた……』呪詛の魔力により世界が改編されてしまい、私は元々貧乳だと周りに認識されていました……。無論、私も年頃の少女でしたので、平らになった胸は別の意味でコンプレックスになってしまい。スポーツブラの中には特注のパッドを入れていますが、やはり、制服を脱げば貧乳は一目瞭然で、友人は皆私の貧乳を憐れに思っているようです。
更に私を苦しめているのが男性化した性欲です。そうです。私は趣向だけではなく、性欲の強さも男性化してしまい、以前とは比べものにならないくらい性欲が強くなってしまったのです。私はすっかりその性欲の強さに振り回されてしまい、初夏になり暦が文月に変わって、衣替えを迎えた学園の生徒を見ると、ドキドキが止まらないのです。
そうです。女学院の生徒を見ていると私は性的な興奮をしてしまうのです。本当はそのような想像はしたくないのに、彼女達の夏服の透けたブラウスから見えるブラやスカートから覗く太ももを、自然と目で追ってしまうのです。無論、私の女性としての心はそれに嫌悪感を覚えましたが、自身の新しい本能には勝てず、ショーツの中には止めどなく愛液が溢れました……。
『女子更衣室に入っただけで、こんなに濡れてしまうなんて……それにしてもこの臭い……』元々性欲が弱く、殆ど濡れたことのない私は、自身の新しい本能に戸惑いを隠せませんでした。しかし、私の象徴は興奮した女性の匂いを放ち続け、私に現実を突き付けてきました。そう、無情な現実を……。
『もうオリモノシート取り替えた方がいいわね……』そうです。私は女子更衣室など、特に性的な興奮をしてしまう場所に行くときは、オリモノシートやナプキンを装着しているのです……そうしなければ、愛液が溢れショーツから女性の匂いが周りに漏れてしまうからです。そう、それほどまでに今の私は男性的な性欲に振り回されているのです……。
49
:
急成長だいすき
:2011/02/18(金) 07:50:25
猫目ニボシさんへ。とても心理描写などが
たくみで面白いです。
ご興味ないかも知れませんが、一度少年の変身など
男の子の描写も読んでみたいです。
50
:
猫目ニボシ
:2011/02/18(金) 21:11:33
>>49
どうも猫目です。感想ありがとうございます(._.)_、心理描写は個人的に書いてて一番楽しい部分ですね。男性の若返りは私も好きですよ、某少年探偵を読んで育った世代ですので、この話は第六章で終わる予定ですが、五章は弓矢が主人公なので、そこで男性の若返りシーンも入れる予定です。
51
:
名無しなメルモ
:2011/02/18(金) 21:56:57
おでぶ化やおバカ化、精神エロ親父化といろいろな状態変化にドキドキさせられてます
これからもいろんな状態変化をよろしくお願いしますね
できれば不本意な超爆乳化と母乳が止まらなくなる変化とかも機会がございましたらお願いします
52
:
猫目ニボシ
:2011/02/19(土) 00:15:08
>>51
状態変化や部分的な変化など、一言に若返りといっても、やっぱり色々なパターンやバリエーションがあるんで、個人的にも書いてて楽しいです。リクエストに関しては善処しますが、私は猫のように気まぐれな人間なので、この先どういう若返りを書くかは明言出来ません(._.)_
53
:
猫目ニボシ
:2011/02/19(土) 23:08:15
「彩音さん……これは一体何の真似ですか?」
「あら、一目見てお分かりにならなくて?ふふっ、恋歌さんから頂いた私の乳房の写真ですよ……」
「だから、それが何の真似かって聞いてるんです!!そんなに私が憎い?それとも嘲笑って蔑みたいの……!?」
「クスッ……あらやだ凄い被害妄想ですね……ふふっ、あまり語気を荒げると程度が知れてよ……折角貴方の為に用意したのに」
「私の為……」
「そうです……貴方の為です。ふふっ、この写真で自慰でもなさって、ストレスを御取りにならないと体に毒でしてよ……クスッ」
私は春日井彩音に……他人に対して始めて暴力を振るいたい衝動に駆られました。無論、その場でその様な行動は選択してませんが、彼女に対する憤怒の感情がより強くなったのは、否定しようもない事実でした。
確かに、今まで私はどんなに酷い人間でも、そのような憎しみの感情を懐いてはいけないと、己を律し自制心を保ってきました。しかし彼女は、そんな私の信念を嘲笑うかのような行動を繰り返すのです。それを『悪魔』と呼ばずに、誰を人でなしと呼べと仰るのですか。それとも、私は彼女に憎しみの念を向けられても仕方がない人間なのでしょうか……。
「……私が……元々は自分の胸で……自慰何かするわけ……」
無論、私に残された乙女心は、元々は自分の乳房だった彩音の胸の写真を見ることなど、嫌悪しており。私自身も当初はそれで自慰をするつもりなど、ございませんでした。
「……少しだけ……そう、少し見て確認するだけなら……元々は私の乳房の写真なんだし……それなら問題ないよね……」
はい、気がついた時には、私は自室で彩音から渡された写真を夢中で見てました。本当はそんなおぞましいことなどしたくないのに、私の心の臓は無性にたかなり、また、私の女性自身も興奮を抑えられなくなっていたのです……。
54
:
猫目ニボシ
:2011/02/19(土) 23:19:55
どうも猫目です。今回の更新短くなってしまって、すみません(._.)_私自身、書き手として感想を頂けると、凄く嬉しいし小説を書くモチベーションがあがるのですが、ここ数日、読者の皆様の要望や期待に答えようと、ネタを考えていたら、色々とプレッシャーがかかってしまい、筆が進まなくなってしまいました(._.)_なので、小説を書く意欲が回復するまで、この話の更新を少しの間休止します。勝手な話ですが、無理矢理書いても文体が荒れる一方なので、何か長々とすみませんm(__)m
55
:
名無しなメルモ
:2011/02/19(土) 23:36:20
お疲れ様です
正直な所、無理に要望に応えようとせずに気楽に書きたいものを書いた方がいいと思います
リクエストをする方は軽い気持ちでやっていることでしょうし、
それが作者さんの重荷になってしまうのはなんとも理不尽な話ですから…
56
:
猫目ニボシ
:2011/02/21(月) 19:15:12
「はぁはぁ…またやっちゃったの私…うっ…何でこんな写真を見て…」
ヌルッ…
はい…ご想像の通りで御座います…。ふふっ、心の中であれほど嫌悪し拒絶していたのに、
私は緩慢な欲望に呑み込まれ自慰行為に手を染めました。そう、かつての自分の乳房写真をおかずに使ってしまったのです。
ふふっ、私を情欲に流される浅ましい女だと思いますか?いえ、実際その通りでしょう…
しかし、「はぁはぁ…この本の隠し場所バレてないよね…」
どんなに嫌悪感を示しても、私の男性としての心はその行為を求めるのです。
はい、この本は所謂グラビア雑誌です。そう、この頃の私は、同性である彼女達の乳房などをおかずにしてしまうほど、
心が男性化してしまったのです。
「やったばかりなのに…まだ、ムラムラするよ…」
私の性欲は強くなる一方なのです。そう、既に指は愛液にまみれ女性の欲情の匂いに染まっているのに、
まだ、その行為がしたくて女性の象徴が疼くのです。そうです…自分の乳房の写真やグラビア雑誌に、体がどうしようもなく興奮してしまうのです。
「そう…あと一回だけ…だって…この胸を見てたら…我慢出来ないよ…」
既にそこに自制心など存在しませんでした。蜜を流し、疼く蜜壷を――かき回したい――
そういった情欲の気持ちに頭が支配されてしまうのです。そこに理性などは御座いません。いうなればこれは、男性としての本能なのですから…。
「はぁはぁ…うっ…あっ…ひっ…いっ…あぁぁ……」
私の乳房は春日井彩音に奪われ、その影響で快感を感じることは殆んどなくなりました。
だから、この頃の私の自慰行為は女性器への愛撫が中心でした。無論、そのような行為をする度に、私の乙女心にはヒビが入ります。
けれども、蜜壷への愛撫を止めることは然れど叶いませんでした。それどころか
「はぁはぁ…可南子の…おっぱい…私のおっぱい…」
友人の着替えもおかずに使ってしまう有り様なのです。無論、私の乙女心はそれを嫌悪しております。
しかし、女学院の更衣室での出来事を思い出すと、無性に興奮してしまうのです。
そう、彼女達の柔らかい太ももに触りたい、胸を揉みたい…。そのような想像とともに私の蜜壷は熱くなり、女性の匂いを放ち続け、こぼれ落ちた想いはシーツをびっしょりにしていました…
びちゃっ…
「はぁはぁ…私…あぁぁぁぁ……」
ビクッ…
同性の肉体をおかずにしながら、私は絶頂を迎えました。しかし、それでも私の情欲は収まらず、この時の私は流されるままに、ある決心をしました。
はい、そうです…同性の恋人が欲しいと願ってしまったのです。しかし、どんなに変貌しようと、これが今の私なのです。そう、これが私…桜川恋歌なのです…。
57
:
猫目ニボシ
:2011/02/21(月) 19:22:12
>>55
そうですね、要望を全て聞き入れて、書くのが楽しくなくなったら、本末転倒なので、これからも私の好きなように書きます(._.)_
58
:
猫目ニボシ
:2011/02/21(月) 19:27:45
どうも猫目です。勝手ですが、また書きたくなったので、続きをちまちま書きます。一応要望の方は、私の趣向と合うものは一部取り入れますが、無理矢理書いても楽しくないので、私が書きたくない要望はスルーします。勝手ですが、ご理解下さいm(__)m
59
:
名無しなメルモ
:2011/02/21(月) 21:37:24
貧乳化はなかなか出会えないのでとても楽しめました。
これからも作者さんの欲望の赴くままに楽しい作品を書いてくださいね。
60
:
猫目ニボシ
:2011/02/23(水) 23:42:38
【第五章・仮面家族の宴】
――私の告白を御聞きください――
御初にお目にかかります。
僕の名前は春日井弓矢と言います。
はい、ご想像の通りです。僕は春日井彩音の兄で、
春日井家の長兄です……いや、でした……。
ふふっ、何故過去形なのか疑問に思われますか?
それは僕の今の姿を御覧になれば、
すぐ分かりますよ……。
別に禅問答の様な問いかけでは御座いません。
そう、本当に一目見れば分かるのです。
――今の僕は“少女”であると――
ふふっ、思春期の少女にありがちなナイーブでセンチメンタルな、
妄言の戯言だと思われますか?
しかし、僕は真実しか口に致しません。
本当です……信じてください――
――そう、話は半年前まで遡ります――
今思えば、当時の僕は愚かな人間でした。
そう、自分が恵まれた人間だという自覚もなく、
ただ、周りから与えられた富を享受するだけの、
愚か者だったのですから。
そんな才覚のない凡庸な人間だから、
妹の彩音や御母様の痛みや苦悩にも気づかなかったのでしょう……。
「ねぇ……御兄様は、御祖父様の日記をお読みになったことがあります?」
「いや、ないよ…彩音まさか、故人の日記を勝手に読んだのか?」
「いえ…私はそのようなことは致しません」
今思えばその時の妹は、どこか様子がおかしかったように見受けられました。
恐らく、その時の彩音は知ってはならない、
我が家の秘密を……
――パンドラの箱を既に開けてしまったのでしょう……
そう、確かに僕は凡庸な人間で、
人を欺くような策略や策謀も練れませんが、
この時の僕はたった一つ、嘘をつきました…。
そう、僕は祖父の日記を拝読したことがあるのです。
ええ、無論『呪詛の契約書』のことも存じております。
何故なら、僕自身既に一冊“所有”していたのですから……。
61
:
猫目ニボシ
:2011/02/23(水) 23:50:36
どうも猫目です(._.)_新章の話がまとまったので、
第五章始めます。この章は女体化と若返りの話になります。
62
:
猫目ニボシ
:2011/02/23(水) 23:54:26
>>59
胸の若返りは書いてて楽しかったです。
これからもマイペースに更新していきます。
63
:
急成長だいすき
:2011/02/24(木) 00:45:59
猫目ニボシ さんへ。
若がえりシーンの参考に、是非
ホールドアップ・キッズも読んでみてください。
グーグル検索でも一発表示されますが、主人公らの
初めての若がえりシーンがサンプルで見れます。
古本屋で全巻集めたほど、これは少年少女の若がえり
&急成長の聖書です(笑)。
64
:
猫目ニボシ
:2011/02/24(木) 18:28:42
確かに、僕は清廉潔白な人間とは呼べないでしょう……。
しかし、彩音に『呪詛の契約書』や日記のことを黙っていたのは、
妹を想えばこそなのです。
そう、僕は一族の表に出せない秘密を知ってしまったのです。
もう一冊の祖父の『日記』に書かれた背徳に濡れた秘密を……
その日記の一文にはこのように書かれておりました――
――『やはり私は罪深い人間だ…音葉を蹂躙しても
彼女の心を手にすることは叶わぬというのに、
だが、私はこの肉欲にまみれた想いを結実のものにしたいのだ……。』――
そうです…僕は御父様と御母様の子息ですが、
彩音は違うのです……。
そう、彩音は…妹は、
――祖父と母の間に生まれた背徳の子供なのです。――
ふふっ、これは我が一族に与えられた因業なのでしょうか……?
だって、この日記に書かれていることが事実なら、
祖父は母が父と結婚した後に、
母を孕ませたことになるではありませんか……。
ふふっ、無論僕もこの日記に書かれていることが、
老紳士の戯言だと疑いました。
しかし、同時に疑念が確信に変わり、
得心がいったのも、
また、否定しようがない事実なのです……。
そう、祖父はいつだって彩音を甘やかし、
僕には厳しい仕打ちをしました。
恐らく、祖父は父を憎んでいたのでしょう。
だって、祖父にとって父は、
愛する“義理の娘”を奪った恋敵なのですから…。
ふふっ、僕はまるで愚者の道化ですね…。
だって、このような醜い“仮面家族”に、
本当の愛情があると信じてた愚か者なのですから、
あぁ…もし、あの頃に戻れるのなら、
僕はあの頃に戻りたい。
何も知らずに幸せを享受してた純粋無垢な子供の頃に……。
65
:
猫目ニボシ
:2011/02/24(木) 18:30:07
「…御兄様…私はこの屋敷は愚者の牢獄ではないかと、近頃思うのです…」
「…どうしたんだい…彩音…何か嫌な事でもあったのか?」
「ふふっ、三文芝居はもうやめにしませんか御兄様…」
「…彩音…何を…」
「私、知ってしまったのです。そう、自らの出生の秘密を…」
そう、彩音は僕が書斎に隠していたもう一冊の『日記』を、
拝読してしまったのです。
……我が一族が秘匿のものとしなければならない真実を、
祖父の魔性の欲望を……
「彩音…どうやって、あの日記を見つけたんだ…」
「ふふっ、御兄様は週に一度教会に懺悔に行ってらっしゃるでしょう?」
「まさか神父様との話を立ち聞きしてたのか!?」
「私はそのような無粋なことは致しません…」
「じゃあどうして…」
「ふふっ、実は私、御兄様の首の皮膜にマイクロ盗聴機を仕込んでますの…」
僕は妹の言葉を始めは冗談の類いと受け止めました。
コリッ……
しかし、彩音の言葉を裏付けるかのように、
首の後ろの皮膜に、
確かに異物が入っている違和感があるのです。
何というおぞましい発想でしょう……。
実の兄にこのようなモルモット同然の機具を取り付けるなど、
これでは、まるで狂人の発想ではありませんか…。
「彩音…これは悪魔の所業だぞ…」
「ええ…私は極楽浄土に行くのは断念しました」
「くっ…」
「さぁ御兄様…契約書の下巻を私に御譲り下さい」
「駄目だ…あれは人の負なる欲望を引き出す魔性の本だ!」
「ふふっ、やはり聞き分けのない坊やには躾が必要ね…」
「╋╋┨┷━┏╋╋」
そうです…彩音はこの日僕に、
“親族”にまで『呪詛の契約書』を使い始めたのです……。
66
:
猫目ニボシ
:2011/02/24(木) 18:31:13
ピキビキ……
彩音が呪詛を唱え終えた次の瞬間、
僕の体は熱に包まれ、
急激に縮み始めたのです。
「“年齢変成操作術”を使ったのか彩音?」
「ええ、そうです御兄様…いえ、“弓矢”」
「兄を呼び捨てにするつもりか?」
「ふふっ、何を仰ってるの弓矢、今日から私が貴方の姉になるのに…」
シュッ……
そうしている間にも僕の肉体は縮んでいき、
手は既に裾に隠れ、
また、ズボンの丈も合わなくなっていました。
ズルッ……
「やっ……止めろ彩音、頼むから止めてくれ!」
「あらあら可愛らしいお声、喉仏が消えてしまわれたのね…」
「彩音……」
「彩音じゃなくて、御姉様でしょ弓矢!」
「ひっ……」
僕は彩音の可愛い声に威嚇され、
縮こまってしまったのです。
恐らく、彩音より小柄な体格になったことにより、
心も少し子供に戻ってしまったのでしょう……。
無情な肉体の変化は更に続きました。
既にスーツから手も足も出せない程、
体格は小柄になっており、
いつもは華奢に見える妹が大柄に映りました。
恐らく、その時の僕の身長は140cm台だったのでしょう。
「可愛い…ふふっ、優柔不断な弓矢には、その姿がよく似合ってよ」
「彩音……」
ビシッ!
「姉を呼び捨てにしないで!!」
「ひっ……ごっ、ごめんなさい…お、御姉様…」
肉体や心が子供に戻った影響なのでしょうか……。
可愛いと思っていた妹が、
その時の僕には畏怖する対象に見えたのです……。
67
:
猫目ニボシ
:2011/02/24(木) 18:40:19
>>63
ホールドアップ・キッズ、サンプル版拝読しました。
面白い漫画ですね、久しぶりにドキドキしちゃいました。
正直、ここ数日小説を書く意欲が低下していたので、
この話を終わらせたら、しばらく書くのを止めようと思っていたのですが、
次回作を書く意欲がわきました。
何というか、単純な人間でお恥ずかしいんですが、
次は若返り潜入捜査官の話が無性に書きたいです。
68
:
名無しなメルモ
:2011/02/24(木) 20:36:10
>>67
単純で大いに結構ですよ
書きたい時に書きたいものを書いていただければ嬉しいです
ホールドアップキッズは私も大好きですよ
森永舞ちゃんの若返りや成長シーンかなり可愛いです
惜しむらくは赤ちゃんには戻らなかったことですかね
あ、潜入捜査官楽しみに待ってます
気乗りした時はお願いしますね
69
:
猫目ニボシ
:2011/02/24(木) 23:56:27
>>68
舞の若返りシーンいいですよね。
私もドキドキしてしまいました。
潜入捜査官のネタは若干コメディっぽくなりそうですが、
主人公の若返りパターンや羞恥心は色々書けそうなので、
楽しく書けそうです。
70
:
名無しなメルモ
:2011/02/25(金) 00:45:11
>>69
舞ちゃんの変身シーンは何度見ても興奮します
最初の小学6年生に戻ってしまうシーンはホントによかったです
しかもその後は舞ちゃんだけ何度も3歳児に!
22歳の女性がこの世に生まれて3年しか経ってない身体にまで
逆戻りしてしまうんですからそりゃもうドキドキしまくりましたよ
あとは舞ちゃんが赤ちゃんに戻ったりホルモンの分泌が狂って乳房が異常発育したり
3歳児の時にお菓子食べすぎた舞ちゃんが元に戻るときに肥満化してくれてたらよかったのに・・
潜入捜査官のお話、コミカルは大歓迎ですよ、書き手読み手共に楽しめる作品になるといいですね〜
71
:
猫目ニボシ
:2011/02/25(金) 22:05:12
>>70
舞の若返りシーンはいいですよね。
特に始めての若返りシーンは最高でした。
『祖父と私の契約書』は鬱展開の連続だったので、
新作は明るい話にしたいです。
ちなみにこちらの話も部分変化を中心にちまちま更新します。
72
:
とも
:2011/02/27(日) 09:12:05
>>猫目ニボシさん
呪いによって子供にされて彩音の弟にされてしまった弓矢に萌えました!
兄妹の立場逆転も好きなので感激です!
弟になった途端に彩音に逆らえなくなる弓矢が可愛いです(笑)
また気が向いたらで良いのでお願いしますm(__)m
73
:
猫目ニボシ
:2011/02/27(日) 23:07:00
>>72
どうも猫目です(._.)_
あっちもこっちも書き散らかしちゃいましたが、
こちらの話の続きも考えてます。
74
:
猫目ニボシ
:2011/03/01(火) 06:43:09
反響の大きかった第三章の知能の若返りの話を、
リテイクした話をノクターンノベルズで書き始めました。
タイトルは【それを愚者の石と呼ぶのなら……】です。
本来はこの掲示板の方で続きを書くべきなのかもしれませんが、
もはや、若返りとは関係ないただの不良化小説になってしまうので、
他所での発表にしました。
無論、【祖父と私の契約書】の続きは書きます。
75
:
名無しなメルモ
:2011/03/01(火) 07:38:01
>>74
猫目さん調子が良さそうなので安心しました。ホールドアップキッズ効果ですかね(笑)
個人的な意見かもしれませんが私は肉体と知能の若返りは若返りの部類に入ると思います。
あと若返らせて人生をやり直させたら必ずしも同じ性格や体型になるとは限らないと思うので、
それはそれで若返りの醍醐味だとは思います。若返らせて大食いさせて元に戻せば肥満体化、
元々乳房の大きな女性を若返らせて豊胸エステ施し元に戻せば超爆乳化。
超生真面目で知的な女性を若返らせて性的快感を与え元に戻せば超淫乱化。
私はいつもタイムマシンネタで誰かに過去を改ざんされたら現在の体型や性格が変わってしまう、
というネタを想像してますので、その手のネタは基本的に大好きですよ(笑)
ターミネーターみたいに敵に過去に飛ばれてしまうが、制約上絶対に殺される事は絶対にない、と安心してたら。
女性キャラ達の身体や性格に次々と異変が起き出し、私達過去で何かされてる!?的な想像ですが幼稚ですかね(笑)
長々と駄文失礼いたしました。
76
:
かび
:2011/03/24(木) 23:29:42
今まで見た中で怖ろしい
若返りの意味と忌みを知った気がします
こんな酷く醜くそして
ひとつの一生叶わない願いから憎悪に染めて…AR、APは実は無意味な変化な気もする…そこからくる胸を締め付けられるような罪悪感や喪失感それゆえにもAP、ARの世界は甘い背徳にもそそられます
色々な知識の塊、繊細な文体から
人間模様やシーンが鮮やかに描き出されているので
きっと様々な書物や文学を読まれているのでしょうね深みがあります
ありがとうございました
77
:
猫目ニボシ
:2011/03/25(金) 00:53:52
>>76
かびさん。
感想ありがとうございます。
正直、暫く更新してない話の感想を戴けて。
私も嬉しいです。
小説の方は、日頃から色々なジャンルの話を拝読しています。
ちなみに、この話はミステリー小説に影響されて書きましたが。
自分で書くと、
やっぱり難しいですね。
色々、反省点も多いです。
まだまだ、拙い所が目立ちますが、
今後も、ご一読戴けたら幸いです。
78
:
かび
:2011/03/30(水) 09:19:36
せっかくなので
・祖父との…の文学で怪しい雰囲気に乱暴な口調や現代のラノベ描写なんとなく合わない気がします
切り貼り感が強いというか作品の雰囲気というか
もう少し会話も小説のような書き方の方がいいと
・2話は壊れかたが足りないと、じわじわと大人が子供の頭に…精神を追い詰めると様子もまだ狂っていくはずです
個人的な趣味ですが
乱暴な口調からだんだん大人しくなって
自我が扉のように閉ざされていく赤ちゃんへの年齢退行は書いて欲しかった
・お疲れ様ですが
長く書くなら3話ともまだ先が見えます
ここではその後の話や様々なシチュエーションを求めてる方もいらっしゃいますちょっと厳しい指摘になりましたが私も昔書いていた身で(私のは感情ばかりで稚拙でしたが;)
サイト内で気になった作品だったもので勝手ながら力を入れさせてもらいました
これからも頑張って下さい
79
:
猫目ニボシ
:2011/03/31(木) 01:09:36
>>78
御指摘ありがとうございます。
確かに、ちぐはぐになってしまいましたね……。
やはり、一人称で統一して進めるべきだったのかもしれませんね。
何と云うか、自分は影響されやすいので、
それが、作品をちぐはぐな感じにしてるんでしょう。
いやはや、耳が痛いご指摘ばかりっす。
もう少し、数をこなして筆力を上げてきます……。
80
:
feelfine
:2011/04/26(火) 11:33:43
最近猫目さんの作品をお見かけしないので少し心配です。ノクターンノベルも消えてましたし…充電中でしょうか?
81
:
猫目ニボシ
:2011/04/26(火) 20:32:00
>>80
feelfineさん。ご心配をおかけして申し訳ありませんm(__)m。
現在、プライベートで色々ゴタゴタしており、執筆に集中出来ません。そのため更新が困難になってしまい、ノクターンノベルズの方は、一旦削除しましたm(__)m。機会があれば『祖父と私の契約書』の番外編として、水商売編とかと共に、この掲示板に投下させて頂きます。
ですが、なろう系やアルファポリスのレベルの高さに圧倒され、小説書くのが怖くなってしまったというのも、正直なところです。
一応、小説を書く上での基本的な決まりも覚えたので、近々短編を投下する予定です。
気まぐれな作者ですが、今後ともご一読頂けましたら幸いですm(__)m
82
:
feelfine
:2011/04/27(水) 19:37:17
ご連絡ありがとうございます。
色々と大変かと思いますが猫目さんの堕落する女性の話や男性化する女性のお話など好きですので、男体化スレなどでも奮闘されていたようですがこれからも無理せずに頑張って頂ければと思います。
83
:
<削除>
:<削除>
<削除>
84
:
ぽぽ
:2012/01/20(金) 07:46:01
おもしろいです!早く続きが読みたいです!
85
:
青年A
:2013/09/20(金) 23:55:18
面白い作品だと思います(^_^)
続きが楽しみです(^^)
忙しいと思うので無理せず続きを
書いていただけると嬉しいです(^o^)
86
:
名無しなメルモ
:2015/01/10(土) 23:09:50
更新頑張ってください
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