迷信パロディー『タバコを吸うと背が小さくなる』① - 1257339038

1：いつか：2009/11/04(水) 21:50:38: この話は知り合いの奥さんから聞いた話をベースに作りました

一応1話完結ですが、続きも作れそうなので、リクエストがあればまた書きます(著作権無いので見た皆さんで続編書いても問題ないかと(笑))

未成年者がタバコを吸うと背が伸びにくくなるという話が人伝いでどんどん捩じ曲げられて伝わっていくことにより、最終的に『未成年者がタバコを吸うと背が小さくなる』ということになってしまった…

これを聞いた気紛れの神は天から特殊なタバコを作った

その特殊なタバコとは人が小さくなるタバコというものである

そして、人のいる世界に投げ入れたのである

タバコの箱は午前中に授業をさぼっていたひねくれた女子高校生の頭に落ちて来た

『ん？』

落ちて来た箱は頭に当ったあとに地面に落ちた

『あれ？これ○ブ○ス○ー…どこの誰が落としたかわからないけども～らい！』

女子高校生は○ブ○ス○ーをよく吸ってるらしく、ちょうど吸いたかった頃の様で何の躊躇もしないでタバコの箱を開けて、一本タバコを取り出して火を付けた

シャボ

しかし、その時…
心臓が一瞬大きな鼓動になったのだ

『ん？…何今の？』
2：いつか：2009/11/04(水) 23:12:39: 女子高校生は胸を触ったが、なんでもなかった様だが、彼女には明らかに変化は起きていた

すう…

女子高校生はタバコをくわえて、ヘビースモーカーだからか一度(ひとたび)いつもの通り深呼吸する勢いでタバコ吸うと、いきなり高いところから落とされた感覚に陥った

『ふあっ！』

女子高校生は煙と一緒に驚きの声をあげた

女子高校生は周りを見たがとくに何があったわけでもなかった様だ
女子高校生は気を取り直してタバコを口に近付けたら何と手が袖に隠れそうになっていた

『え！何どうして？…うわっ！』

女子高校生は体を見て驚きを隠せなくなった
靴がサイズが大きくなり、制服のサイズが明らかにブカブカだったのだ

『体が小さくなってるの？！何で？…と、とりあえず落ち着かないと…小さくなったということは…いやあ！！』

更にブラウスの袖から胸を見るとブラが意味を成さないくらい小さくなっていた
3：いつか：2009/11/05(木) 13:10:52: 『何でこんな…まさか…あの噂は本当だったの？！』

女子高校生の
知り合いから聞いた
未成年者がタバコを吸うと背が小さくなるという噂を思い出した

女子高校生は残り半分のタバコを捨てようと手の力を抜こうとしたが自分の意志とは関係なく、口か動き出した
『最後まで吸いなよ。』

女子高校生はタバコの持ってない手で口を抑えたがその片手も意志とは関係なく退けられて口が勝手にしゃべった

『今誰？と思ったでしょ？僕は神だよ。キミが悪い子だから君の知ってる噂を本当にして僕がおしおきしてるんだよねえ…』

女子高校生は『いやっやめて！』と思いながらもタバコの握ってる手はタバコの吸うところを顔に近付けてきた

『やめな～い、いっただきまあす！』

女子高校生は意識を戻されたが体だけはいうこと利かなかった

『いや、やめ…吸いたくな…ん、ふん！』

女子高校生は先程と同じく勢いよく吸ったら高いところから落とされた感覚に陥ったあとに目の前の世界は巨大な世界になり、制服は完全に脱げ落ちて、小さい赤ん坊になってしまった

『あぶぶ…』

サイズの合わない服から抜け出した元女子高校生は、タバコの箱を掴もうとしたが目の前に少年が現れた

『ふふふ…どうだい赤ん坊に戻された気分は？』

どうやら先程声の主のようである

ガッ

神はタバコの箱を取ると先程まで女子高校生が吸っていたタバコを見て『おや？完全に吸いきったわけじゃないんだね！じゃあ、僕がとどめをさしてあげるよ』

もはや言葉も理解できない元女子高校生を横切った神は吸い途中のタバコを思いっきり吸った

『あぶ…』

女子高校生は赤ん坊の姿から更に小さくなり、そして消滅した

近くには女子高校生が着ていた制服だけが残っていた

『ふふふ…面白いなあこのタバコ…よし、もったいないからこの制服を着ていた娘になりすまして、さらにいたずらしちゃおう…』

つづく？