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「ある中学校の怖い話」

1mogmog:2007/02/01(木) 10:09:39
「ある中学校の怖い話 プロローグ」

「君、今日転校して来たって言う子だろ?」
僕はうなずいた。
「知ってるか? この中学校には色々といわく付きの場所があるんだぜ」
「いわく付き?」
「そうさ。例えば・・・」
その子は先輩から代々伝えられて来たという噂話を語り始めた。

2mogmog:2007/02/01(木) 10:14:09
「ある中学校の怖い話1 清掃係の幽霊 その1」

中学3年生の美沙と小百合は、購買で買ったペットボトルのジュースを飲みながら廊下を歩いていた。
ペットボトルが空になったので、二人とも近くのゴミ箱に捨てた。
「そこの二人、ちゃんと分別しないと駄目でしょ」
振り返ると、清掃係のおばさんが顔をしかめて立っていた。
「そこは可燃ゴミよ。ペットボトルはこっち。入れ直しなさい」
「ええー、ゴミ箱に手突っ込めって言うの?」
美沙は顔をしかめた。
「自分でやったんだから、仕方ないでしょ」
「嫌よ、袖汚れちゃうし」
「だいたいゴミの分別なんかして何の意味があるのさ?」
小百合も一緒に反論する。
「分別しておかないと、リサイクルする時に大変なのよ。また分別し直さなきゃならないでしょ?」
「どうせもう一度分別し直すなら、今分別しなくたって良いじゃん」
「全く駄目な子達ね。ゴミをリサイクルする前にあなたたちをリサイクルした方が良さそうね」
おばさんは大きなゴミ袋を広げると、小百合に頭からかぶせた。ゴミ袋は異様に大きく、小百合の体をすっぽりと覆ってしまった。
「ちょっと、何するの!?」
小百合はゴミ袋を取り去ろうとしたが、どういうわけかゴミ袋の口がなくなっていた。小百合は大きなビニール袋の中に完全に閉じ込められてしまっていた。
美沙はゴミ袋を破ろうとしたが、つるつる滑ってつかめなかった。そうしている内に、小百合の異変に気付いた。
「ううう・・・」
小百合はうめきながら体を丸めた。
「小百合、どうしたの?」
「なんだか、体が締め付けられてるみたい・・・」
ビニール袋は透明で、小百合の姿は完全に見えている。しかし美沙には、小百合が苦しがる原因がわからなかった。だが、1つ気になる事があった。気のせいか、小百合の体が小さくなった気がする。
美沙は目をこすり、小百合を見つめた。間違いない。小百合の体は少しずつ縮んでいた。小百合の背丈はすでに美沙の胸の辺りまでしかなかった。
「小百合、あなた小さくなってるわ!」
「えっ!?」
小百合は顔を上げた。自分より大きくなってしまった美沙を見て驚いている様子だったが、小百合の顔を見た美沙はもっと驚いた。小百合の顔は、8歳か9歳位の幼い顔になっていた。
「あ、あなた小さくなってるんじゃなくて、幼くなってるわ!」
小百合のセーラー服はぶかぶかになり、手が袖の中にすっぽりと入ってしまっていた。いつの間にかスカートは脱げ、パンティもずり落ちかけていた。
気になったのか、小百合は自分の胸に触った。当然、小百合の胸はぺったんこになっていた。
「小百合に一体何をしたの?」
美沙はおばさんに言った。
「今この子をリサイクルしているのよ。生まれ変わって、人生をやり直すと良いわ」
小百合の方に視線を戻すと、2歳位になった小百合がぶかぶかのセーラー服に埋もれかけていた。
「たちゅけてえ!」
やがて小百合の姿はセーラー服の中に消え、小百合の声は産声に変わった。

(つづく)

3mogmog:2007/02/01(木) 10:15:08
「ある中学校の怖い話1 清掃係の幽霊 その2」

「さあ、今度はあなたの番よ」
おばさんはゴミ袋を構えた。
「わ、私が悪かったわ。入れなおすから見逃して」
美沙は後ずさりした。
「駄目よ。あなたの心はゴミみたいに腐ってる。リサイクルして綺麗にした方が良いわ」
おばさんはゴミ袋を美沙にかぶせてきた。美沙はそれを払いのけようとした。が、ゴミ袋の口が急に大きくなったかと思うと、まるで蛇が獲物を丸のみするように美沙の体を包み込んだ。
「いやあああ!!」
ビニール袋が密閉されると同時に、美沙の体が縮み始めた。両手が袖の中に隠れ、ゆるゆるになったスカートがずり落ちた。小百合のように服に埋もれたくなかったので、急いでセーラー服とスカートを脱いだ。
美沙はすでに10歳位になっていた。ブラジャーは傾き、パンティはずり落ちていた。
やがて幼児になり、脚がふらふらし始めた。美沙はバランスを崩し、尻餅をついてしまった。
美沙はおばさんを見上げた。おばさんはニヤニヤしながら美沙を見下ろしていた。
「二人とも、もう一度純粋な心で考え直してみなさい」
二人の赤ちゃんを残し、おばさんはその場で消えてしまった。

***

昔、この中学校に、和子という清掃係がいた。和子はゴミの分別にうるさく、分別をしていない生徒を見かけると長々と説教をしていた。当然生徒からは迷惑がられていた。
そんなある日、生徒の一人が和子をからかおうと、ゴミ箱に花火を仕掛けておいた。ほんのお遊びのつもりだった。だが、花火は思ったよりもひどく爆発し、和子は全身に大火傷を負ってしまった。和子は病院に運ばれ生死の境をさまよったが、結局息を引き取ってしまった。
花火を仕掛けた犯人の捜査が行われたが、和子を嫌う生徒は多く、犯人探しに協力する生徒はほんのわずかだった。結局犯人は分からなかった。
捜査が打ち切られた直後から、花火が仕掛けられていたゴミ箱の付近で不思議な事が起きるようになった。ゴミ箱の近くを通った生徒が、次々に行方不明になってしまったのである。
生徒の間では、和子の霊がゴミを分別しない生徒を次々に消してしまっているのではないかと噂されている。そんな噂を恐れてか、ゴミの分別をしない生徒は年々減っているという。

(おわり)

4mogmog:2007/03/27(火) 16:02:29
「ある中学校の怖い話2 階段の妊婦」

「じゃあ、また明日」
「ちょっと待ってよ、今日から掃除当番でしょ」
「だって担当が西階段でしょ? あ、そっか、麻衣は転校して来たばっかりだから知らないんだ」
「え、何?」
「西階段には色々と噂があってね、掃除当番になっても、実際に掃除しようとする生徒はいないよ」
「掃除しなくたって文句は言われないよ」
「どうしてもやりたいなら無理には止めないけど」
その日、中学三年生の麻衣は掃除当番だった。掃除当番は四人ずつなのだが、残りの三人は帰ってしまった。
「まったく、この学校の生徒って皆こうなのかしら」
麻衣はこの学校に転校して来たばかりで、前の学校では考えられないような生徒の行動にあきれる毎日であった。
麻衣は箒を持って西階段へ向かった。西階段は教室から一番離れているので、使ったことが無く、見るのは初めてだった。
西階段を目にして、麻衣は絶句した。西階段は分厚い埃で覆われ、足跡一つ付いていなかった。長年掃除されていないどころか、利用すらされていないようだ。
麻衣は溜め息をつくと、黙々と掃除を始めた。埃が固まりになっていたのでゴミを取り易かったが、すぐに塵取りがいっぱいになってしまうので、何度もゴミ箱へ捨てに行かなければならなかった。
三階と二階の間の階段が終わり、次の階段に行こうとしたとき、麻衣は何かに足を引っ張られて仰向けに倒れてしまった。
足元を見て麻衣は驚いた。麻衣の右足には、真っ赤な紐のようなものが巻きついていたのだ。赤い紐は下の階段に続いていた。
「何かしら?」
麻衣は赤い紐を解こうとした。すると、赤い紐はまるで生きているかのようにピクッと動いた。
「キャーーー!」
麻衣が悲鳴を上げると、赤い紐は一旦麻衣の足を離れた。だが、赤い紐はまるで蛇のようにするすると麻衣の脚を登り、セーラー服の中に入り込んできた。
麻衣がセーラー服を捲り上げると、赤い紐は麻衣のおへそにくっ付いているのが見えた。
麻衣は赤い紐をつかみ、引き離そうとした。だが、幾ら引っ張っても赤い紐は離れない。
赤い紐は麻衣を下の階へ引っ張り始めた。麻衣は仰向けの姿勢のまま階段を四、五段引き摺られたが、手すりをつかんでなんとか止まった。
「誰か助けてー!」
階段に、麻衣の声が空しく響く。この時間、西階段に近づく者はいなかった。
手すりにつかまりながら、麻衣は信じられない事に気付いた。麻衣の両足がどんどん短くなっているのだ。
それだけではない。両腕も短くなり、胸も小さくなっていく。麻衣は若返っていた。
赤い紐はますます強く引くようになり、麻衣は手すりから手を離してしまった。
中二階まで引き摺られた所で、麻衣は何とか手すりをつかんだ。
一階の廊下には一人の少女が脚を開いて座っていた。赤い紐は少女のスカートの中に続いていた。
麻衣は若返るにつれて腕力がどんどん弱くなっていくのを感じた。とうとう手すりをつかんでいられなくなり、手を離してしまった。
引き摺られていく間も麻衣はどんどん小さくなっていき、一階に着く頃には生まれたての赤ちゃんになってしまった。
麻衣は少女のスカートの中へ引き込まれて行った。手足をばたばたさせたが、何の効果も無かった。
麻衣は少女のお腹の中へ飲み込まれていき、やがてお腹の中に収まった。
「早く生まれて来てね」
大きく膨らんだお腹をさすりながら少女は消えた。

***

昔、この中学校に、十五歳で妊娠してしまった奈美という少女がいた。奈美は妊娠を秘密にしておこうとしたが、両親にばれてしまった。両親は堕胎するように言ったが、奈美は聞かなかった。
やがてお腹が膨らみ始め、クラスメートにも気付かれてしまった。噂は学年中に広がり、いじめを受けるようになった。それでも、奈美はおなかの赤ちゃんの為に耐えた。
だが、奈美のお腹が大きくなるにつれ、いじめはどんどんエスカレートしていった。
出産が近づいたある日、奈美が西階段をよたよたと大きく膨らんだお腹を抱えて下りていると、生徒の一人が奈美の背中を押した。ほんの悪戯のつもりだったのだろうが、バランスを崩した奈美は階段を転げ落ち、気を失ってしまった。
急いで病院に運び込まれたが当たり所が悪かったらしく、奈美は亡くなってしまった。もちろん、お腹の赤ちゃんも。
その後、西階段で不思議な事が起きるようになった。西階段を下りた生徒が、次々に行方不明になってしまったのである。
生徒の間では、奈美の霊が生徒を次々に消してしまっているのではないかと噂されている。そんな噂を恐れて、西階段を使う生徒は殆んどいない。

5mogmog:2007/04/02(月) 10:45:44


中学一年生の美恵は忘れ物を取りに美術室にやってきた。部活はすでにどこも終わっていて、廊下の電気はすでに消されていたが、美術室の電気はまだついていた。
戸を開けると、一人の男子生徒が立っていた。色白で、整った顔立ちをしていた。その美しい顔に美恵は一瞬見とれてしまった。
「これ、君の忘れ物かい?」
男子生徒は美恵に筆を差し出した。
「あ、はい、そうです」
美恵は筆を受け取った。
「もしかして、君も美術部員かい?」
「はい、そうです。今年の春入学したばかりですけど」
「そうなんだ。ねえ、君、今度石膏像を作りたいんだけど、そのモデルになってもらえないかな?」
「はい」
本当はすぐに帰りたかったのだが、思わずそう答えてしまった。
「ありがとう。助かるよ」
淳は机を寄せて少しスペースを作った。
「ここに立ってもらえるかな?」
美恵はそのスペースに立った。
「ここで良いですか?」
「うん、良いよ。すぐに終わるからね。終わるまでじっとしててくれよ」
淳は椅子に腰かけるとスケッチブックを開き、何かを描き込んだ。
「出来れば服を脱いでもらいたいんだけど、良いかな?」
「な、何を言ってるんですか! 駄目に決まってますよ!」
「頼むよ。女性の美しさを表現するのに服は邪魔なんだ」
「駄目です。私、帰ります」
美恵は歩き出そうとした。だが、足が動かない。美恵の足はまるでボンドでくっ付いてしまったかのように床から離れなくなっていた。
「駄目だよ動いちゃ。写生が終わるまでじっとしててって言ったじゃないか」
淳は再びスケッチブックに何か描き込んだ。すると、美恵の着ているセーラー服の色が薄くなり始めた。
しかししばらくして、ただ色が薄くなっているだけではないことに気付いた。服が徐々に透明になっているのだ。肌の色が透けて見えるようになり、やがてブラジャーの輪郭が分かるようになった。
スカートも同様に透けていき、パンティの柄が分かるようになった。
まだ服の感触はあるが、もはや裸になったも同然だった。
やがてセーラー服とスカートは完全に透明になると、急に服の感触が無くなった。セーラー服とスカートは完全に消えてしまい、美恵はブラジャーとパンティをはいているだけになってしまった。
これで終わりかと思ったがそうではなかった。今度は下着も透け始めた。体の輪郭が徐々にはっきりしてくる。美恵は胸と股の間を手で押さえた。
やがて下着の感触も消え、美恵は完全に裸になってしまった。
「恥ずかしがる事は無い。君も生まれた時は何も着ていなかったはずだ」
淳は美恵の体を観察した。その目は細かい所までも観察する芸術家の目であり、すけべな目で見ている訳ではないと美恵は感じたが、それでも恥ずかしいのは同じだった。
「うーん、思ったよりも子供っぽい体型してるんだね。胸も小さいし、腰もくびれてない。もっと大人っぽい体型が良かったんだが」
「だったら他の人をモデルにすれば良いじゃないですか」
「いや、これぐらいなら修正できるさ」
淳はまた何かをスケッチブックに書き込む。
「修正するって、今度は何を・・・あれ?」
美恵は自分の体に違和感を覚えた。見下ろすと、胸がどんどん大きくなっていくではないか。腰もくびれていき、お尻も大きくなっていく。
「うん、良いね。これこそモデルにふさわしい体だ。見てごらん」
淳は姿見を持ってきて美恵の前に置いた。
美恵はもはや十三歳の少女ではなく、二十代の女性になっていた。
「これが私!?」
声も大人っぽくなっている。
淳は姿見を元に戻すと、美恵の姿を写生し始めた。

6mogmog:2007/04/02(月) 10:48:01
「ある中学校の怖い話3 美術室の彫刻家 その2」

美恵はじっとして動かなかった。というより、まだ足が床から離せないのだ。その内、脚が痛くなってきた。
「あの、脚が痛くなってきたので、座っても良いですか?」
「駄目だよ、ずっと同じポーズでいてもらわなくちゃ」
「でも・・・」
「それなら、これでどうだい?」
美恵は急に脚の痛みを感じなくなった。というより、脚の感覚が無くなってしまった。
「いやあああ!」
下半身に手をやった美恵は悲鳴を上げた。美恵の腰から下は真っ白な石膏に変わっていた。触ってみても、全く何も感じない。体が石膏に覆われているのではなく、体そのものが石膏に変わってしまったのだ。
「これで脚が痛くなる心配は無いよね」
淳は当たり前のように言った。美恵はいよいよ恐怖を感じた。
「あのう、続きは明日にしませんか? 親が心配すると思うんで」
「それは困るな。今日中に完成させなければならないんだ」
「あとどれくらいで終わるんですか?」
「まあ、せいぜい四十分位はかかるんだけど、君が希望するなら二、三分で終わらせる事も出来るよ」
「それじゃあ、早くお願いします」
「本当に良いんだね?」
淳はにやっと笑うと、すばやくスケッチブックに何か描き込んだ。美恵は悪い予感がした。そしてそれは当たっていた。
自分の体を見下ろした美恵は絶句した。さっきまで腰の辺りまでしか石膏になっていなかったが、今ではおへその上まで石膏に変わっていた。
石膏と生身の体の境目はどんどん美恵の体を上って行き、さっきまで柔らかかった乳房も、硬い石膏に変わった。やがて石膏は首まで達した。
二の腕からすばやく手の指先まで石膏に変わり、残るは首から上だけになった。美恵はほとんど身動きが取れなくなっていた。
顔の筋肉が硬直していく。美恵は何とか声を出そうとしたが、かすれた声しか出なかった。
「タ・・・ス・・・ケ・・・テ・・・」
美恵の意識はそこで途切れた。美恵は完全に石膏像になってしまった。
「悪く思わないでくれよ。君が二、三分で終わらせて欲しいって希望したからその通りにしてあげただけだからね。僕が自分で作るより、君自身が石膏像になってしまった方が簡単だからね」
淳は美恵の体をなでて満足そうに笑うと、すうっと消えてしまった。

***

昔、この中学校の美術部に淳という男子部員がいた。彼は石膏像を作るのが得意で、毎日熱心に作業をしていた。彼は色白で顔立ちも良く、女子部員からの人気が高かった。
ところがある日、ある女子部員が誤って溶けた石膏をこぼしてしまった。不幸なことに、そばにいた淳の顔にかかってしまい、淳は顔に大火傷を負ってしまった。
すぐに退院することが出来たものの、顔に一生残る傷が出来てしまい、その顔はすっかり醜くなってしまっていた。
退院してすぐ、淳の行方が分からなくなってしまった。
一週間後、学校のそばの林で淳が首を吊って死んでいるのが発見された。足元には、自分をこんなにも醜い顔にした女子生徒に対する恨みの言葉で埋め尽くされた遺書が落ちていた。
その後、美術室で不思議なことが起きるようになった。作者不明の石膏像が、数ヶ月ごとに現れるのである。その像はどれも女性の等身大の全身像で、まるで生きた人間がそのまま石膏像になってしまったのではないかと思えるほど細かく作られていた。
製作されている所を見た者は一人もおらず、一晩の内に急に現れるのである。しかもそれと同時に、その学校の女子生徒が一人行方不明になるのである。
生徒の間では、淳の霊が自分の顔を醜くした女子生徒に対する恨みから、女子生徒を次々に石膏像に変えているのではないかと噂されている。

7mogmog:2007/04/02(月) 10:51:15
「ある中学校の怖い話 最後の噂」

「それから最後に、取って置きの一番怖い話があるんだ」
「えっ、何?」
「それは僕たちが立っているこの場所で起こったことなんだ」
僕は息を呑んだ。周りを見渡し、幽霊が居ない事を確認する。
「昔、ずいぶんとおしゃべりなやつがいてね、そいつは誰かを見つけては長話を聞かせていた。当然、皆からは嫌われていた。
ある日の放課後、その子はこの場所に呼び出されて、色々と暴力を振るわれたんだ。もちろんちょっと痛めつけるだけのつもりだったんだろうが、その子はもともと体が弱かったので、暴力に耐えられず死んでしまったんだ。
それ以来、この場所にその子の幽霊が現れて、色々と長話を聞かせるようになったんだ。学校の怖い話とかをね・・・」

(おわり)


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