[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
ここだけ魔術のある世界〜蹄持つものの王国編〜
1
:
うるすら@GM
:2019/04/30(火) 22:39:20 ID:???
険しい山に囲まれた盆地という特殊な地形の国家、ムスタヴァ王国。
山の外側にある小さな村を通じて外国とのやり取りが行われているこの小国は、
ペガサスやユニコーンの交雑種を家畜として飼いならしており、
その空中機動能力や天然の城塞ともいえる地形から遠く昔より独立を保ってきた。
近年ではペガサスの羽やユニコーン角を使った装飾品、険しい土地で育つ茶をおもな輸出品として
近隣国との貿易と友好関係を築いている。
が、ここ暫くは盗賊による行商人の襲撃が増えており、
各国のギルドにも護衛を雇うようにという注意喚起が通達されている。
帝都も例外ではなく、商人と冒険者ギルドの連携により大規模なキャラバンを組むことが
安全性と費用面から決定された。
あなたは商人として貿易に、あるいはその護衛として、もしくはそれ以外の何かの理由で
この大規模なキャラバンに参加することとなった。
2
:
アイク
:2019/05/01(水) 00:19:41 ID:???
>>1
護衛依頼というのは、傭兵業における定番中の定番である。
明らかな戦士の風貌を持つ人物が行商人に同行していれば、それだけで賊の類に対する牽制と成り得るからだ。
それが、傭兵の中でも特に際立った存在であれば、さらに効果は見込めるだろう。
(護衛自体は何度も請け負ってきたが……ここまで大規模なものは珍しいな)
大剣を背負った筋骨隆々な青髪の男は、辺りを見回しつつそんな事を考えていた。
冒険者ギルドから流れてきた護衛依頼を請け負い、今回のキャラバンに参加することとなったのである。
3
:
ジャビス
:2019/05/01(水) 11:52:04 ID:fXB3vCO6
>>1-2
(緊張する……心臓がバクハツしそうだ)
キャラバンの中には数人、数十人、人の視線を集める強者も居るであろうが、この男もある意味、一部の視線を集めていた。
野性的、無造作に延びた髪と髭、背中に背負った身長ほどの戦斧と、腰に着けた手斧。
こうした得物を日常扱っていれば自然と身に付くような筋肉質な肉体で、眉間にシワを寄せている。
これだけ見れば歴戦の戦士のようにも見えるが、緊張からくる顔面の脂汗から知っているものにはわかる彼の本性(実は小心)が垣間見える。
4
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/01(水) 19:38:56 ID:???
>>2-3
多くの商人とその護衛が続々と集まってくる。
中には裏社会とのつながりがウワサされる商人や、
その護衛とみられる非合法的な空気を漂わせた傭兵も居る。
まだ出発までは多少時間がある。
他の護衛や商人との交流をはかるのも、噂話に耳を傾けるのも、
あるいはグルリと見回して異変が無いかを探るのも自由だ。
5
:
アイク
:2019/05/01(水) 19:55:12 ID:???
>>3
「緊張してるのか?」
と、横から小さく声を掛けた。
心を見透かしたように――なんてことは無く、彼の本性を知っているからに過ぎない。
「規模こそ大きいが、やる事は単なるキャラバンの護衛だ。
護衛依頼は初めてって訳じゃないだろう? なら、そう気負うものじゃないさ」
アイクなりに、彼の緊張を解そうと言葉を選んでそう言った。
>>4
互いに、名を聞いたことのある傭兵もおそらくは居る事だろう。
そういった相手が居れば軽い挨拶を交わしておく。
傭兵業において人脈の影響は大きい、というのもあるし、アイク自身、寡黙ながらも周りを気に掛ける性質でもあるからだ。
(そういえば、まだ盗賊の情報について詳しく知らないな。商人たちなら何か知っているか?)
軽く、ではあるが辺りを見回して異変が無いかを確認しつつ、
「今回、護衛を請け負わせてもらうアイクだ。よろしく頼む。
……ひとつ確認しておきたいんだが、行商人を襲う盗賊ってのは、その辺によく出没するのと大きな違いは無いのか?」
商人の内の一人に声を掛けて、そのように尋ねる事にした。
6
:
ジャビス
:2019/05/01(水) 21:26:41 ID:fXB3vCO6
>>5
「ヒャイッ!!?い、いい、いやいや私……朕……じゃなくてオレが緊張などするわけも無い……愚問だな」
一瞬裏返った悲鳴のような声を出すが、
普段耳にするジャビスの声よりもだいぶ渋く、受け答えをする。
「ってぇー!なんだオメーじゃねーか!!こちとらホラ、アレよ……常に周囲を警戒して神経を集中させてんでぇ……いきなり気ィー抜けるようなこと言うんじゃねぇーよ!」
とは言うものの、本人は知り合いに声を掛けられて安心している事に気付いていなかった。
>>4
(強がりながら)アイクとは別の商人に声をかける。
「オ、オホン……。今回護衛をさせてもらうジャビスだ……。早速質問だが、一連の盗賊どもの事件で、特に盗賊どもが狙っているのは金か?食い物か?それとも、何か別にあるのか?」
7
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/02(木) 01:42:10 ID:???
>>5
「ああ、ギルド側で雇われた人ですか。」
男は薬師に材料を卸しているしがない行商だと名乗った。
「そうですね・・・一人一人の装備だけを見ればどこにでもいる盗賊なのですが、
異様なほどの数で襲い掛かってくるものですから
さすがに多勢に無勢ということで逃げ切るのが精いっぱいでしたね。」
スッと袖を捲り、適切に治療はされているがまだ傷跡が残る腕を見せる。
「これは以前に襲われた時の負傷でしてね。
幸い取引先が薬師の方でしたので不自由しないほどに回復はしましたが、
その時の治療費と、落としてしまった分の積み荷の損失でちょっとした赤字でしたよ。」
捲った袖を戻しながら肩をすくめて笑っている。
>>6
「ん、ギルドで雇った護衛さんか。」
女は塩を運んで茶葉と取引している商人だという。
「それがハッキリしないんだ。
普通はあのあたりの盗賊は大体食料か、高く売れるユニコーンの角あたりを狙うモンなんだよ。
そうなると大体は村での取引から監視してるから
目的にそぐわないようなのは時間の無駄だってんで見逃す事のほうが多い。
だけど最近襲われたヤツらの話だと、
下調べをしていないのか、綿花や革みたいなのを積んでいても
襲うだけ襲っておいて積み荷に手を付けてないことも結構あるそうだ。」
ところで自分が運んできた茶はレストランにも卸してるから贔屓にしてくれ。と取引先の宣伝をされた。
8
:
ジャビス
:2019/05/02(木) 10:39:26 ID:fXB3vCO6
>>7
「襲ってはみたものの、持ってるもんが金にならなそうだったから盗らずに帰りましたってか?
以前の盗賊は調べてから襲ってたのに、
なんか間抜けな話のようにも思えるよな〜?」
頭の代替わりでもしたのかな?と首をかしげる。
「つまり、狙いは不明か。
それとも、ただ襲ってるだけで盗賊にとって何かイイコトでもあんのかぁ〜?誰かから金がもらえるとかよお……」
一先ず、茶の商人には礼の言葉をかけつつ、ひいきにさせてもらうと言っておいた。
9
:
アイク
:2019/05/02(木) 13:53:07 ID:???
>>6
「警戒してただけか、それは悪かった」
と、謝罪する。
真面目なのか冗談なのか分かりかねる対応である。
「何にせよ、よろしく頼む。お互い気を付けてな」
そのように言って、ジャビスと別の商人へ声を掛けにいくのであった。
>>7
「……それは大変だったな。
今回はそうならないように努めさせてもらうから、任せておいてくれ」
肩をすくめて笑う男とは対照的に、少々眉を潜めた表情を浮かべつつ。
「しかし“異様な数”ってぐらい大量にやってくるのか。
たまたま狙う相手が一致したから組んでいる、って訳ではなさそうだが……
大規模な盗賊団であれば、情報が何処かに流れていそうなんだがな」
「もう一つ聞きたいんだが、あんたの知る限り襲撃で人命に被害が出た、って様子はあるか?」
10
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/02(木) 14:59:03 ID:???
>>8
まだ時間はある。
他の商人や護衛に話しかけてもいいし、様子をうかがってもいい。
もし十分に情報を得たのなら適当な場所で時間を待てばいいだろう。
>>9
「襲撃そのもので命を落としたというのは1名・・・いや2名ですね。
大規模な襲撃が始まった頃に護衛の方が一人、
雇い主を庇って胸に矢を受けて亡くなっております。
あとは冒険者ギルドと商人ギルドの提携による
この大規模キャラバンが組まれることになった襲撃の時に
徹底抗戦の構えを見せた行商の方が命を落とされたそうです。」
「あとは怪我から病に侵されて命を落としたとか
壊滅的な被害を受けたところに魔獣があらわれたとか
流石に真偽までは分からない噂ならばもう数名亡くなられていますね。」
そういえば、と何かを思いついたように続ける。
「我々表のギルドに流れていない情報でも、
非合法な裏ギルドなら何か掴んでるかもしれませんね。
流石に直接話を聞きに行くのはお勧めしませんが・・・。」
11
:
ジャビス
:2019/05/02(木) 19:23:31 ID:fXB3vCO6
>>10
目的が不明とすると、
次に気になるのは、盗賊は何処からやって来るのか。だ。
ジャビスは別の商人に声をかける。
先程の女商人と同じように自己紹介したあと、次のように質問を投げた。
「覚えているか、知っている限りでいいんだが、盗賊ってのはどっちの方面から襲撃してくるんだ?"ムスタヴァ王国"の方向からか、全く関係ない方向からなのか……」
12
:
ブッキー
:2019/05/02(木) 20:19:45 ID:???
「おいおいおい護衛ケチったんか?二人だけかい?」
荷馬車の上でキセルをふかしている武器商人。
積んでいるものはどこからか買い付けたであろう刀剣や防具が雑に突っ込まれている。
13
:
アイク
:2019/05/02(木) 21:15:37 ID:???
>>10
「……噂の審議はさておき、状況は分かった。
裏ギルドは……接触するだけでも面倒な手合いが多いからな。選択肢としては、考えておこう」
どうしても必要であれば止むを得ないが、好んで接触したい連中ではない。
「話に付き合ってくれてありがとう。
こちらとしては死守するが、あんた達の方でも警戒は怠らないようにしておいてくれ」
そのように言って立ち去り、適当な場所で待機することにした。
ただし、待機とは言ってもぼうっとしている訳ではなく、周辺の様子をじっくりと窺っている様だ。
人や、積み荷や、周囲の環境など、その辺りを重点的に確認しておく。(無論、異変が無ければ問題は無い)
14
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/03(金) 01:06:41 ID:???
>>11
「ああ、あのあたりには盗賊どもの塒があるらしくてな。
もともとは魔物の住処だった洞穴を利用しているって噂なんだが
街道から離れていて罠も多く危険で、
緊急性も薄かったから騎士団も手を出せていなかったそうだ。」
恰幅のいい商人が護衛の大男を呼び、盗賊について説明するように告げる。
大男はジャビスに暑苦しい笑顔を見せつけながら挨拶をして語り始めた。
「オレは長年このルートの護衛をやってるが、
大規模になってからも気配はその洞穴側に偏っていたな。
まああえてそういう配置で方向を偽装してるってセンもあるだろうが・・・。」
>>12
「何をう!」「我々だって護衛だ!」と口々に抗議する若手冒険者。
ジロリと睨みつけ「普通は自分も護衛を用意するもんだ」と呟くすごみのある老商人。
その中心にいるブッキーを眺めて何を考えているのかわからない笑みを浮かべる長身の女性。
出発までの間に若手をからかおうが老商人を挑発しようが問題にならない程度ならば自由だ。
もし何も必要が無いのなら彼らを無視して出発を待ってもいい。
>>13
続々と護衛や商人が集まってきている。
冒険者登録をしていない傭兵と見られる戦士や、
ギルドの期待の新星と呼ばれている二人組、
元は隣国でもトップクラスの実力者だという噂の長身の女性、
どこからか紛れ込んだのかチョロチョロしている珍妙な子供も見える。
15
:
ジャビス
:2019/05/03(金) 10:14:06 ID:fXB3vCO6
>>14
「ぬ〜うぅぅ、そうかぁ……」
腑に落ちない様子で、上を見ながら髭をいじる。
ジャビスは、暑苦しい大男へ続けて質問をしてみた。
「なぁ、これは単なる感想で良いが、アンタは例の盗賊達の弱点って、何だと思う?」
16
:
ブッキー
:2019/05/03(金) 11:24:08 ID:???
>>14
抗議してきた若者たちの中から適当な二人を上から下までざっと眺める
「ロングソードにレザーアーマー。それにブーツ、典型的な冒険者ってとこだな。」
「剣を抜くのも久しぶりって感じだな?使い込んでない。こっちの兄ちゃんはヒルトに錆。」
「剣で研ぎに出したのは、この仕事を受けたから。普段は猟師?胸のハンティングナイフのほうが手入れが良い。」
「ちょいとプロ意識に欠けるんじゃないかな?ま、兼業じゃないと食えないからね…」
「そんなわけで、この先キャラバン護衛で稼ぎたければもっと気を遣うほうがいいと思うぜ?」
「で、ねーちゃんなんぼでやらせてくれるん?」
一通り護衛をからかった後に女性に火の玉ストレート発言。
17
:
アイク
:2019/05/03(金) 13:01:18 ID:???
>>14
一通り眺めた後、思案する。
新星とされる二人組と、実力者だと噂の長身の女性について、アイクの記憶に何かしらの情報はあるだろうか?
特に思い浮かぶものが無ければそれで良し、である。単なる興味本位だ。
どのような結果にせよ、
(……子供? 誰かが連れてきたのか?)
ふと目に留まった子供の様子を、さらに窺う事にした。
魔術や超能力が存在する以上、見かけが子供だから保護対象、というのは当て嵌まらないものだが……
18
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/03(金) 19:00:07 ID:???
>>15
「弱点?」
アゴに手をやって深く考え込む大男。
「そうだなあ・・・指揮系統もさほど狂っちゃいないし、
降伏して積み荷を置いていけば見逃しはするみたいだし、
そういった意味じゃあごくごく普通の盗賊なんだよなあ・・・。」
ブツブツと呟きながら考え込み、
何かを思いついたように掌をポンとたたく。
「アレだけの規模になってるのに
襲われて命を落としたって話はあんまり聞かないからな。
まだまだ騎士団が本腰入れて対応したら分が悪いってところじゃないか?」
>>16
本職の武器商人にダメ出しを受けて悔しそうに、だが何も言えない駆け出し。
そんな二人を見てニヤニヤ笑っているのは裏側の人間だろうか。
「残念ですがー、私これでも一応は修道女ですので。」
男性並みの長身に女性らしい起伏に富んだ体形。
間延びした口調と一見柔和な笑顔に騙されるかもしれないが、
胸元と肩を露出した特徴的な服装は隣国・ラダ公国の僧兵のものだ。
右手に握られたクロスボウには近接戦闘用にブレードが装着されており、
よく手入れがされているが、多くの血を浴びてきたことは見抜けるだろう。
>>17
新星とされる二人組は、つい最近この帝都に移住してきた二人だ。
直接の面識はないが、帝国だけではなく公国でもちょっとした異変を解決したとして注目されている。
ブッキーに絡まれている女性は冒険者ギルドでたまに見かけるかもしれないが
直接言葉を交わしたことや、共に仕事を受けた記憶はない。
しかしおっとりとした外見とは裏腹に隙らしい隙が見えず、
どちらかというと暗殺者に近い底知れぬ不気味さを感じるだろう。
東洋風の恰好をした子供は裏ギルドの人間の後ろで聞き耳を立ててみたり
護衛や商人たちにぶつからないように歩きながらあちこちを覗いたりしている。
不思議と誰も気づいていない、あるいは気にしていないように見える。
その行動からすると、少なくともこの集まりが何なのかを理解してはいないようだ。
何にでも興味を示して目を輝かせている様子からしても、
何処にでもいる額から角が生えた少女だ。
19
:
ブッキー
:2019/05/03(金) 20:06:43 ID:???
>>18
「じゃーしょうがねーなー」
(速射式クロスボウ、近接戦闘用ブレード…暗殺者向けのプロ仕様だな…これだけで名刺みたいなもんだな。)
(この装備を好む手合いは十中八九特殊任務に従事している。盗賊狩りに来たどっかの猟犬?いずれにせよ盗賊が哀れなもんだ。)
その時背後から声がかかる
「ウラガーンセキュリティコンサルタントから派遣されました、アルセニーとルスランです。」
ウラガーンセキュリティコンサルタント…耳になじみがないが、クレムリンの子会社で
警護、戦闘指導などを担当するPMCのような会社である。
「名残惜しいけどこいつらを護衛に雇っちまった。別の機会があったらよろしくぅ」
赤いベレーと突撃銃を携帯した護衛を引き連れ、自分の馬車に戻る。
ちらりと老商人を横目でみながら
20
:
ジャビス
:2019/05/04(土) 01:16:47 ID:oQAVp4GQ
>>18
「そうかあ……いや、すまねえ。弱点なんかがわかりゃ、誰も苦労しねえって話だ」
悪いな、と声をかけながら商人たちと距離を取り?適当な場所で待機をする。
今まで得られた情報を整理するも、結局は現場で判断せざるを得ないか……?
21
:
アイク
:2019/05/04(土) 15:50:52 ID:???
>>18
(……あいつらは良いとして、あの子供に声を掛けてみるか)
もしも本当に、何も知らない子供が紛れ込んでいるとすれば有事の際に巻き込みかねない。
額から角が生えている様からすると、何かしらの力を有しているかもしれないが、それはそれ、だ。勝手な決め付けというのはよろしくない。
「おい。お前、もしかして迷子か?」
と、角が生えた少女に声を掛けてみる。
目線を合わせるように屈んではいるが、元々の身長も体格も大柄なため、まっとうな子供であれば威圧感を与えてしまうかもしれない。
22
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/04(土) 18:23:48 ID:???
>>19
にこやかに手を振って別れを告げる女性。
おそらく他にも何か隠していることは経験から感じ取れるだろう。
老商人はチラリとブッキーを見るとフンと不機嫌そうに鼻を鳴らし
自分の馬車に乗り込んでいった。
>>20
大男は暑苦しい笑顔で見送り、自分なりの所定の位置と思われる場所へと戻って行った。
>>21
少女は一瞬ポカンとして周囲をキョロキョロ見回すと自分を指さす。
「あれ、よく気付いたね?」
同時に周囲に居た人間もアイクの視線の先に居る少女に注目し
「子供?」「こんなところに何故?」「いつの間に?」
と、まるでアイクが気付くまで誰も気づいていなかったかのようにざわつき始める。
「迷子じゃないよ、ちょっと情報収集してるだけ。
別に邪魔はしないし、勝手についていったりもしないから気にしないでいいよ。」
裏ギルドと思しき男もチラリとこちらを見るが、
先ほどまですぐそばで聞き耳を立てていた少女だというのに一瞥するだけで視線を外した。
23
:
ブッキー
:2019/05/04(土) 20:36:11 ID:???
>>22
老商人の不満げな態度など気にせず打ち合わせを行っているコンサルタントのところへ向かう。
ルスラン「エアカバー範囲はこんなもので、襲撃に適した場所はこことここ…」
アルセニー「開けてて高低差がある場所も注意だ。」
ブッキー「お二人さん、特殊任務に従事している奴が一人紛れている。」
二人の顔つきが一瞬代わる。
アルセニー「そりゃ初耳だ。」
ブッキー「ただの賊じゃねーと思うぜ…」
ルスラン「考えてみりゃエアカバーがあるところで襲撃を続け、死人が出る前に引き上げている…」
アルセニー「情報漏れがあるかもな。護衛の中に…」
ブッキー「真っ先に疑うのは…」
三人は裏側の傭兵達を見る。冒険者登録のない彼らがスパイである可能性が高い。
アルセニー「ケツが怖いな…」
ブッキー「俺は何かあったらあのねーちゃんのケツに隠れる。一番安全そうだ。」
ルスラン「HAHAHA」
24
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/04(土) 21:53:22 ID:???
>>23
裏側の傭兵の一人は20代の大男。体中に傷跡がある強面だ。
そこから離れたところに30代前半ほどのワイルドな風貌の女性も居る。
共にバトルアックスを得物としているが、互いに面識は無さそうだ。
周囲に彼らを雇ったと思われる商人の姿は見えないが、まだ来ていないのだろうか?
必要とあれば接触をはかるだけの時間はまだありそうだが・・・。
25
:
アイク
:2019/05/04(土) 22:03:06 ID:???
>>22
(これだけ人が多ければ確かに小柄な子供は目立ち難いが、そんなに驚く事か?)
周囲のざわつきに対して、そのような感想を抱く。
しかし、少女が発した“情報収集”というワードにわずかな反応を見せた。
「ああ、そうだったのか」
何気なく返答したアイクは少しだけ視線を横にズラす。
その視線は裏ギルドの人間らしき男へと向けられていたが、男が視線を外したのを確認すると、
「俺はアイクと言う傭兵だ。
もし良ければ、どんな情報が集められたのか教えてもらえないか?
……望むものが出せるかは分からんが、できる限りの対価は出すつもりだ」
目線は合わせたまま小声で、少女へそのように提案する。
もちろん、情報が得られそうになければ素直に引き下がる算段だ。収穫があれば良し。駄目ならば執拗に食い下がる事も無い。
26
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/04(土) 22:21:41 ID:???
>>25
最初は酷く驚いていた周囲の護衛達だったが、
すぐに落ち着きを取り戻してまた各々の仕事に戻っていった。
それでも数人はアイクと少女の様子を伺っているが、
純粋に迷子であることを心配しているような視線だ。
「私はモモだよ。」
アイクの鍛え上げられた肉体をジロジロと見ると
悪戯っ子のようにニヤーっと笑顔を浮かべる。
「モモと遊んでくれたらあっちのおじさんが喋ってたこと教えてあげる。」
裏ギルドの人間と思しき男を指さすが、男はまるで気付いていない。
27
:
アイク
:2019/05/04(土) 23:19:11 ID:???
>>26
「それぐらいなら問題ない――と言いたいんだが、俺はこれから護衛をこなさなきゃいけないからな。
……だからモモ、遊びに付き合うってのは護衛依頼を終えてからでも大丈夫か?」
相変わらずの仏頂面で、そのように言葉を返す。
ちなみに、アイクは“遊ぶ”というのをそのままの意味で受け取っている。そういうことだ。
28
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/04(土) 23:45:10 ID:???
>>27
「大丈夫、それも分かってるから。」
時間はとらせないよ。と言いながら近くの樽の上に腕を乗せる。
「アイクは強い傭兵でしょ?だからすぐにわかる力比べ。
アイクが勝ったら教えてあげる。モモが勝ったら帰ったらまた別の遊び。どう?」
いわゆる腕相撲、アームレスリングの勝負である。
確かにこれならば一瞬、長くても数秒で勝負が決まるが
常識的に考えれば体格で勝るアイクが負けるはずがない。
むしろ下手に全力を出せば少女の腕は折れてしまうだろう。
近くで見ていたお調子者の冒険者の一団がニヤニヤと笑いながら
「おお、すげえ強そうだ!負けんなよアイク!」
「相手は子供だぜ?手加減してやれよ?」
「甘えたい盛りなのよ。ちょっと相手してあげてもいいんじゃ?」
などと好き勝手な言葉を投げかけてくる。
29
:
ジャビス
:2019/05/05(日) 00:35:25 ID:e4qrFDYQ
>>27-28
「なんでぇ、アイツ(アイクのこと)。ガキの御守りでもしにきたのか?」
変に真面目な性格が出たのか、周囲の和気藹々としたような雰囲気をよしとせず、
明後日の方向へ視線を向けたままむくれる。
「…………フンッ!フンッ!!」
しかし、空白の時間は数秒も堪えられなかったらしく、徒手のまま斧を手にもって戦っている想定で素振りをする。
30
:
アイク
:2019/05/05(日) 01:59:59 ID:???
>>28-29
「……モモが良いならそうしよう」
同じく樽の上に腕を乗せ、モモの手を取る形となる。
周りが好き勝手言っているが、特に気にした様子はない。
(見掛けだけなら、確かに子供のそれだが――)
事前にアイク自身が思案していた(
>>17
や
>>21
)通り、子供だからと言って有する力がその通りとは限らない。
眼前の少女が見た目相応に子供らしい振る舞いを見せていれば、アイクも子供への対応を見せたかもしれない。
“角が生えており”、“体格差が圧倒的な自分を前にしても全く物怖じしない”。
そんな様を見せられては、周りの冒険者たちと同じ反応を見せるというのが無理な話であった。
過去に、見掛けが子供だが超常的な力を有した――“神”と呼ばれる少女と接触していたのも、アイクの警戒を促した要因となったのだろう。
「俺は器用な性質じゃないからな。手は抜かんぞ」
モモにだけ聞こえる声量で、そのように呟く。
勝敗がどうあれ、周りの連中はある事無い事を勝手に囃し立てるかもしれないからこそ、当人には事前に言っておく。
31
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/05(日) 11:37:40 ID:???
>>30
「じゃあいっせーの・・・せいっ!」
少女の見た目にはそぐわない怪力が一気にアイクの右腕に襲い掛かる。
単純な腕力そのものならアイクの知る限りでもかなりの上位だろう。
もしも油断や手加減をしていたのなら一気に負けていた。
「あれ?耐えきれるんだ。冗談のつもりだったけど・・・本気でいくよ!」
アイクの半分にも満たないほどの太さの細腕のどこから沸いているのか
嬉しそうに笑顔を浮かべながらさらに力が増していく。
32
:
アイク
:2019/05/05(日) 14:36:35 ID:???
>>31
「っ!」
右腕に掛かるとんでもない負荷に思わず顔を顰める。
モモがある程度まで力を増した所で、一気に押し返そうと全腕力を込めてみせる。
(やはり見掛けで判断しなくて、正解だった、が……!)
おそらく、良い所まで押し返す事はできるだろう――が、それが限界だ。
人間としては怪力の類に入るアイクだが、それは身体能力のみに依存している。
たとえば、魔術師が扱う強化魔術。
たとえば、気を練り上げる事で身体を強化する戦士の技法。
そういったものを、アイクは習得していない。(剣技の中に“気”を用いるものはあるが)
故に、腕相撲という場で鬼の膂力に真っ向から勝る手段はない。
次第に力を増していく少女の怪力を完全に跳ね除ける事は叶わず、段々と押し返されていき、やがてアイクの右手の甲が樽に着いてしまう。
「……勝つ気で話に乗ったつもりなんだが、想像以上だった。本当に凄いな、モモ」
嫌味でも何でもなく、心の底から少女へ称賛を投げ掛ける。
ふう、と大きく息を吐き出す。一時でも全力を出した事で乱れた呼吸を整えているのだ。
33
:
ジャビス
:2019/05/05(日) 15:05:06 ID:.rgmTDoE
>>31-32
「……………………ぬん!ぬん!」
ジャビスは二人の腕相撲の様子を見て、
特別な感想は持たなかった。
というのも、ジャビスの価値観では当然"大人"のほうが手加減をして可愛がってやるべき話で、ジャビスが目にした腕相撲は正にその通りの様子だったからである。
しいていえば、スタート時の勢いではまるで本気でも出すのかと言う勢いに見えたが、
まさか本当に本気を出しているとは思わず、"芝居を打ったんだろう"程度に思っている。
目の前で当然のことが当然のように行われたので、ジャビスもまた当然のように自分の素振りを続けた。
34
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/05(日) 18:48:34 ID:???
>>32
アイクの拳が樽につくかつかないかの瞬間、
ガリッという何かをこするような音と共に右手が軽くなる。
いくら腕力でアイクに勝っていても腕相撲とはそれだけではない。
たとえば腕の位置。握り方。相手の腕を倒す技術。
そして非常識な腕力同士のぶつかり合いの場合、
ウェイトの無さというのは致命的な弱点となる。
「・・・・あれ?」
アイクのすぐ隣で逆さまになって間の抜けた声をあげる少女。
競技開始前に少女が居た場所は足元がその靴跡でひどくえぐれている。
見た目以上の怪力ではあるが、体重そのものは見た目からかけ離れてはいない。
履いている靴の分は重くなっているのだがそれでも倍に増えたわけでもない。
彼女は自分自身とアイクの腕力によって地面からすっぽ抜け
互いの肘を支点として回転したのだった。
35
:
ジャビス
:2019/05/05(日) 19:32:31 ID:.rgmTDoE
>>34
(
>>33
の修正)
「……………………ったく、大人が子供を相手に何やってんだってーの!」
ジャビスは二人の腕相撲の様子を呆れた様子でみて、独り言を呟く。
というのも、ジャビスの価値観では当然"大人"のほうが手加減をして可愛がってやるべき話で、ジャビスが目にした腕相撲は大人が本気になって子供を負かしてしまった大人げない例だったからである。
ジャビスがモモの真の実力を察する事ができるようになるには、まだまだ遠いようだ。
「……………………ぬん!ぬん!……っと!」
ジャビスは再び素振りをして待つ。
36
:
アイク
:2019/05/05(日) 19:46:41 ID:???
>>34-35
(
>>32
の訂正含む)
寸前で勝利を拾い、称賛の言葉を投げ掛けたは良いものの、そこに少女の姿は無かった。
おや、と周囲を見渡して暫しの後、自身の隣でなんと逆さまになった少女を見つけると、
「……ずいぶんと吹っ飛んだというか、回ったようだが……大丈夫か?」
隣で逆さまになった少女を助け起こそうと手を差し伸べる。
周りからは、まぁ大人気ないだとかそういった感想を抱かれても仕方あるまい。甘んじて受ける事にした。
少女の膂力の凄さは、実際に体感してみなければなかなか分からないものだろう。
37
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/05(日) 22:03:19 ID:???
>>35-36
ジャビスと同様に大人げないという意見もあれば、
むしろ子供を驚かせて楽しませているほほえましい光景だとみる意見もある。
普通はありえない光景に観客はそれぞれの感想を持ったようだ。
>>36
助け起こされた少女は面白いものを見つけたかのような笑顔を浮かべ
アイクの顔をじーっと眺める。
「負けちゃった。すごいね、人間なのに。」
裾の土を掃って立ち上がり、履物に足を通す。
「約束通り、情報は教えるよ。
ちょっと前に暗殺者ギルドの前に
手配されていた盗賊の首がいくつか並べられてたらしいよ。」
情報によるとその盗賊たちは例の地域によく出没していたらしく、
それぞれ盗賊団の頭目ではないかとされていた者だったようだ。
「で、元々あった盗賊団が一つにまとまったんじゃないかって感じの事を話し合ってたよ。」
38
:
アイク
:2019/05/06(月) 00:09:44 ID:???
>>37
「頭目を失った連中が集まって、新たな盗賊団が出来上がったんじゃないかって事か。
そうなると……連中を新たにまとめ上げた奴が気になるな。
賊同士でも派閥があるだろうし、国から目を付けられるリスクも跳ね上がる筈だしな。そうまでする利点があるもんなのか」
そこまで言った所で、ふう、と大きくため息を吐く。
元々深く考えるのが苦手なアイクとしては、不明瞭な事をあれこれ思案するのが堪ったものでは無いのだった。
こういうのは、他人に任せるとしよう。そう決めた所で再度口を開く。
「とにかく……情報ありがとうな。さっきも言ったが、あんたも凄かった。
今回はついてこないって事らしいが、機会があればまた会いたいもんだ」
39
:
ジャビス
:2019/05/06(月) 01:10:54 ID:???
>>37-38
「おいおいおいおいおーい、アイクさんよォー!」
いつの間にかアイクの背後まできていたジャビスは、
アイクの背中を肘で軽く小突き、ひそひそと話しかける。
「アンタぁー、可哀想じゃねぇかよこんな小さい娘に腕相撲も勝たせてやらねェなんてよォーッ!!
ちったぁー手加減をしてやれってぇ話じゃねぇーかぁー?しっかも転んじゃってまぁいったそーにぃ…………」
一応、近くにいるモモを気遣ってか"手加減を"の下りは更に小声で話す。
ジャビス的価値観では、子どもとて大人が常に手加減をしていると知れば、面白くないだろうと思っての気遣いだ。
40
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/06(月) 22:31:14 ID:???
>>38
「うん。次は負けないからね。」
人外の少女は獲物を見つけた獣のように瞳を輝かせてアイクに答える。
>>39
じっとジャビスを見つめてニヤッと笑う少女。
まるで「聞こえてるよ」とでも言っているような人の悪い笑顔だが怒りも訂正もしない。
むしろ新しい玩具を見つけたといわんばかりに手をわきわきとさせているが―――
>>38-39
突然彼女と同じぐらいの年頃の菫色の少女が隣に現れ、
桃色の頭をスパンと叩く。
新たな少女がそこに突如現れたことには二人以外は気付いていない。
「どうもウチのアホがご迷惑かけたみたいでえろうすんません。」
二人は長年のカンから新たな少女に何か違和感を覚えるかもしれないが、
彼女のことはどこにでもいる少女としか認識できない。
「大事な用事がありますよって、慌ただしいことは堪忍してくださいな。」
深々と頭を下げて、桃色の少女を引きずって去っていく。
やがて視界を横切る人によって遮られると、二人の少女はその場からは消えていた。
そろそろ出発の時間だ。行きかう人々もあわただしくなってきた。
下手にウロウロせずしばらく二人で話して時間を潰すほうがいいだろう。
41
:
ブッキー
:2019/05/06(月) 22:58:16 ID:???
>>24
(今はまずいや…)
ブッキー「オッケーこっちの段取りは詰めた。あとはご自由に!」
馬車に幌をかけ、手綱を握る。
コンサルタントの二人は馬車の両脇につく
準備は整ったようだ。
42
:
アイク
:2019/05/08(水) 22:45:08 ID:???
>>39-40
「いや、これは――」
勘違いしているジャビスにどう説明したものかと、暫し悩んでいた所に突然、新たな少女が現れた。
こちらが何か声を掛ける暇も無く、気が付けば少女達は消えていた。
「……ジャビス。
そういえば、さっき仕入れた情報なんだがな」
モモについての説明を完全に放棄して、手に入れた情報(
>>37
)をジャビスに伝えておく事にした。
あくまで別の傭兵たちから聞いたという体であり、モモから聞いたという事は伏せておく。やはり別途説明が必要になってしまうからだ。
情報を伝えている内に、おそらく時間も良い頃合いになっているだろう。
43
:
ジャビス
:2019/05/09(木) 00:04:07 ID:???
>>40
「え?」
手をわきわきさせる動作が、
"おじさんバイバイ"の意味と勘違いし、桃色の少女に対して小刻みに手を振る。
しかも、顔を歪ませて(本人は上手く笑っているつもり)。
>>42
「オイオイ、ホントかよそりゃあ。一体全体どうなっちまってんのか、ワケがわからねーじゃねェか!」
疑うでもなく、アイクの言うことをすぐに信じたようだが、それはそれで謎は増え戸惑いを隠せない。
「そもそも頭がやられてんのに、"じゃあ皆で仲良くしましょ"ってやってる手下共はどういう神経なんだァ?」
少し焦点のズレた部分に怒りを感じ、ブツブツとここには居ない盗賊達を批判する。
44
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/09(木) 22:19:28 ID:???
>>41
慌ててやってきた男が件の二人の傭兵に話しかけている。
どうやらその二人の傭兵はその男に雇われていたようだ。
男はさらに二人の目つきの悪い傭兵に話しかけ、自分の馬車へと戻って行った。
>>41-43
鐘が鳴り出発の時刻となった。
各々譲り合い、あるいは競い合って広場から出ていく。
門を超えるころにはある程度整った隊列となっていた。
これから少し長い旅となる。
個人での契約をしていない護衛のアイクやジャビスはある程度自由に動くことができるが、
馬車での移動となるブッキーは隊列の関係で動くことは出来ないだろう。
が、今ならばまだ自分にとって都合のよい場所を確保しておくことが出来る。
襲撃にあった時に身を守りやすい位置を確保するか、
気になる相手の傍へと移動する、あるいは真っ先に村に到着できる先頭近くに位置取るも自由だ。
45
:
ブッキー
:2019/05/09(木) 23:14:22 ID:???
>>44
(おーこりゃ怪しい…)
踵を二回鳴らしてコンサルタントに合図する。
アルセニーが振り向いたところで両目に指をあて、くだんの男の馬車を指さす。
コンサルタントはうなずき、馬車を警戒する。
出発の鐘とともに男の馬車の後ろにつける。
間二台ほど開けたいところではあるが、押し合いの中に入るのは気が進まない。
自分の信用にたる護衛といえばコンサルタントぐらいで
経験不足の若手、素性の知れない傭兵、特殊任務に就いている僧兵に命を預けたくはない。
(誰もかれも怪しく見えるねぇ…武器商人の業ってやつか…)
裏稼業の人間とかかわりの深い、武器の取引においてもっとも愚かのこと、それは他人を信用することである。
(ま、もっとも二人ぐらいは正直者がいて助かるね。)
アイク、ジャビスをちらりと見る。
46
:
アイク
:2019/05/09(木) 23:34:40 ID:???
>>43
「分からんな。
元々別の盗賊団だった連中が、争うことなく結託してるってのが不思議な話ではある。
よほど新たな頭目が凄いのか、どうしても結託してまで果たしたい目的があるのか……」
鐘が鳴り出発の時刻になった事を察すると、
「そろそろ出発か。お互い気を付けて行こう」
そのように言って、自身の持ち場へと向かって行くだろう。
>>44
(さすがに隊列は整っているな。
賊の連中も、無策でこの規模のキャラバンに仕掛けてくるほど馬鹿じゃないだろう)
出来る限り、キャラバンに参加している商人や護衛が多く視認出来る位置につくことにした。
おそらく隊列の中でも後方の位置となるだろうが、不審な様子が見受けられれば即座に確認できると考えての判断だ。
ジャビスやブッキーの姿も、遠近はさておき確認できる筈だ。
(これだけ人数が居ると……賊を手引きする奴が商人や護衛として紛れ込んでる、なんて事も有り得るからな)
アイク本人としては、気質的に他者への疑念を持ちたくはないが、仕事上は仕方ない。
周辺への警戒を第一として、次にキャラバン全体の様子を窺う事に専念している。
ちなみに剣は既に抜剣した状態だ。肩の上に担ぐ姿勢で歩いていることだろう。
>>45
「?」
たまたま視線が合ったのだろう。
ちらりと見られた事に気が付いてか、首を傾げている。
体格的には大柄な方で、それに見合った大剣を肩に担いでいるようだ。
ブッキーの目利きの練度にも寄るだろうが、経験不足な若手連中よりは遥かに実力が備わっていると判断できるだろう。
また、ブッキーがクレムリンと通じているのであれば、アモルフ辺りからアイクについて話を聞いた事があるかもしれない。
47
:
ジャビス
:2019/05/10(金) 00:04:07 ID:???
>>46
「お、おう…………」
出発の合図と共に、
また最初の緊張感を思い出したようではあるが、
ジャビスも自分の持ち場へと歩いていった。
>>44
「しかし、これだけ大勢ともなると混戦は間違いねえかもしれねえな」
背中の戦斧を抜き、先頭集団よりやや後ろに着く。勇敢に前に出ようとするも、本能的な部分でやや慎重に行動しようとしているのだろう。
>>45
ブッキーが近くにいるとも気付かず、馬車のすぐ横を通りすぎていく。
見た目だけの話をすると、他の護衛より怪しさは薄いだろう。というよりブサイクで間抜け面だ。
48
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/10(金) 01:27:44 ID:???
>>45
丁度遅れてきた男の後ろにつけることが出来た。
あちこち修繕した跡があるが、元は立派な幌馬車だったのだろう。
後ろの出入り口からはチラチラと積み荷が見えている。
薄暗い馬車なのでよく見えないが、
壊れた武具が多数、修繕された軽鎧、軍でも使われている武器らしきもの、
丸められた紙の束が無造作に突っ込まれている樽が見える。
>>45-47
盗賊の出没する場所まではまだ距離があることもあり、
特に変わった様子は見受けられない。
鳥型の魔獣がこちらを伺っているが、
これだけ大勢による移動に警戒して近づいてくる気配はない。
予定では盗賊が出る前に一度休憩をはさむことになっている。
それまでもう少しの間だけは森の中の魔獣にだけ注意していれば大丈夫だろう。
49
:
ジャビス
:2019/05/10(金) 16:33:32 ID:???
>>48
魔獣についての知識であれば、ジャビスに不足はない。
仮に周囲に知識不足により慌てる護衛がいたとしても、今は襲ってこないであろうことを伝える。
「盗賊が出る前には休憩するって言ってたが、いやぁ〜な雰囲気のする場所だぜ、ここは」
ジャビスは、事前に下調べした内容を纏めたジャビスマップ&メモをチラチラ見ながら歩を進める。
50
:
アイク
:2019/05/11(土) 00:54:34 ID:???
>>48
(今のところは異常無し、だな)
魔獣の存在が気がかりだが、襲い掛かってくる様子は無さそうだ。
森の中となると多少なりと視界が悪くなるため、視覚より音を頼りにする事を意識している。
(もちろん視覚を使わない、というわけでは無い)
「そういえば……順調に進めばどれぐらいの時間で到着予定なんだ?」
今思えば確認していなかったな、とふと思い出して近くの護衛なり商人なりに尋ねてみる事にした。
51
:
ブッキー
:2019/05/11(土) 01:02:47 ID:???
>>46
(わぉ、気付いた!結構な堪が良いな)
視線に気付いたアイクに手を振る。
「この仕事は長そうだな、兄弟!安心したよ!」
アイクに返事をしつつ視線を前の馬車に移す。
>>47
「こっちの兄弟はどうだい?右手と右足が一緒に出てるぜ?リラックスしろよ!」
(腕はまだまだだが、裏表はなさそうな奴だ。こいつは安心していい。)
>>48
(パッと見怪しいものはなさそうだな…)
ブッキーが二台を見ている間、コンサルタントの二人は傭兵の動きに注視する。
声をかけられたときの言い訳を考えつつ、さりげなく警戒する。
(賊のサプライヤー?中古武器を流している?しっくりこねえな…だったらキャラバンに参加しねえ…)
52
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/11(土) 19:00:00 ID:???
>>49
先頭の方を見ると、街道で草を食べていた鹿型の魔獣もこちらの姿を見かけると茂みへと去っていく。
そしてじっと警戒してこちらが過ぎ去るのを待ってから再び街道に出てきてまた草を食べ始める。
農村では害獣としてよく駆除依頼が出るが、
人の気配に敏感で警戒心が強く、滅多に人を襲うことは無いため、この辺りでは放置しておいても問題ないだろう。
>>50
人の良さそうな顔をした色黒の老商人は
太陽を眺め、前方を伺うと白髪だらけの髭をなでながら答えた。
「あー、こだあおおじょてでいごくんわはじめてだがちっとわんねっど、
そだぁなぁ、なぁんもねっきゃひるめぇにゃつっかもしんねかなあ。
まぁめしんよでくまっちぇるし、そんあとどーせぞぐがでんだがら、
にしゃのはだらきんよるわなあ、ハハハハハ!」
答えてくれたのはいいが、酷いラダ西部訛りである。
「えーとぉ、こんな大所帯で移動するのは初めてだからちょっとわからないけど、
そうですねぇ、何も無ければ昼前につくかもしれませんねぇ。
まあ食事の予定も組まれてるし、そのあとどうせ盗賊が出るのだからぁ、
お兄さんがたの働きによりますねぇ。
・・・と、言ってますよ。」
御者台に同乗していた長身のシスターが聖書をパタンと閉じて
商人の影から顔をのぞかせる。
ニコニコと笑っているが、抜け目なくアイク達を観察している。
>>51
目つきの悪い二人組はまったく気づいていないが、
大男とワイルドな女の傭兵はこちらに気づいたようだ。
今ならこちらから話しかけることが出来る。
すぐ隣では例の長身のシスターがアイクと話しながら
ブッキーやコンサルタント、ジャビスの様子を伺っている。
53
:
ジャビス
:2019/05/11(土) 20:27:14 ID:???
>>51
「ばっ!ばっかてめ……ちょっと準備運動してただけだから!そういう的なのしてただけだから!!」
と否定しつつも、一度メモから目を離し、右手と右足が交互に前に出るか目視確認する。
ちなみに指摘通り同時に前に出ていたのを直すため、1、2秒その場でもたついた。
周囲の数人に笑われている。
>>52
あれはいつのことだったろうか。
その時は、同じような草食系魔獣の角を収穫せよという仕事を受けたものの、
警戒心が強い上に下手を打つと思いもかけない反撃を受けることがあったため、長い時間餌付けをして徐々に警戒心を解き、魔獣がようやくジャビスに気を許した頃……
「……ハッ!?いけねえいけねえ」
感傷に浸っていたところから我を取り戻し、
冷静な思考を取り戻す。
あのような魔獣がこの周辺に居ると言うことは、まだ自分達以外の人間の気配はないと行ったところか。
あたりを警戒しつつも、内心は少し安心している。
54
:
アイク
:2019/05/11(土) 21:07:08 ID:???
>>51
「あ、あぁ……良かったな?」
と、手を振り返して答えた。
随分とテンションの高い印象を受ける商人だな――というのが、アイクの感想であった。
暫し気を取られていたが、仕事に専念せねばと改めて周囲の警戒に意識を向け始める。
>>52
「……なるほど、到着予定は昼前って事だな」
少々の間を空けて答える。
特定地方の訛りが強い人物と会話した経験はあるが、ここまで酷いのは初めてだ。
シスターが通訳してくれた事で応答できたが、下手すると“もう一度言ってくれ”と聞き返すしか出来なかったかもしれない。
「すまん、通訳してくれて助かった。正直何を言ってるか殆ど分からなかったからな」
と、代わりに答えてくれたシスターへとお礼を言う。
微笑んでいる一方で自分や他人を観察している様子に気が付くと、
「俺の顔に何か付いてるか?」
見られていると思った反応としては、実に普通な回答を見せるのであった。
55
:
ブッキー
:2019/05/11(土) 21:18:40 ID:???
>>54
>>53
のジャビスを指さして
「こんな素人ばっかりで不安だったところだ!しっかりやれよ兄弟!」
>>52
アルセニー「気付いているか?」
ルスラン「ああ、あのシスターずっとうかがっている。」
コンサルタントの二人が馬車の左右から前後に位置を変える。
前方と後方を警戒する位置だ。
同時にブッキーも二人の傭兵の視線に気付く。
ブッキー「よお兄弟、お宅らのボスはずいぶんあれだな…こんながらくたで商売しているのかい?」
荷馬車の中身を指さす。
56
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/11(土) 22:10:57 ID:???
>>53
前方に居た猟師が本業と思われる護衛の一人が道の脇でウサギ型の魔獣を解体している。
どうやら昼食用に今狩ったものだろう。
手際よく綺麗な肉と毛皮に解体し、小走りで先頭へと戻っていく。
そろそろ休憩時間のようだ。
>>54-55
シスターはちょっと驚いた表情を見せると、指をアゴにあてて少し考え込む。
「普通は視線に気づいたら怪しむと思うんですけどねー・・・そちらの武器商人さんみたいに。」
ブッキーにも警戒されていることに気づいたため、
コソコソするのをやめて堂々と見ている。
「信じるかどうかはさておき、人となりを見てただけですよー。
貴方とあちらの方はたまにギルドで見かけますから身元は確かでしょうけど、
どのようなお仕事を受けていて、どの程度の腕前かということは分かりませんからねー。」
アイクとジャビスを指して
戦いになっても私の手助けなんて必要ないぐらいには強いみたいですね。と笑っている。
「そちらの武器商人の方は・・・まあ普通の神経をしてたら目立とうとはしないものですよね。」
広場でも早々にトラブルを起こしかけ、
護衛も傭兵ギルドや冒険者ギルドではなく新興勢力から雇っている。
もしも盗賊ならよっぽどの大物か大馬鹿かのどちらかだ。と説明する。
>>55
大男はいきなり話しかけられて困ったような表情をしている。
「オレは直前になって雇われたから詳しいことは知らんが・・・。」
厳つい風貌とは裏腹に自信が無さそうに頭を掻きながら答える。
しどろもどろになって助けを求めるように向かいを見ると、
ベテラン傭兵といった風情の女性のほうが溜息をついてから続ける。
「修理業だそうだ。壊れた武器を安く買いたたいて修理して格安で売るんだとさ。
私も契約は最近だから詳しいことは知らない。」
>>53-55
拓けた場所に出た。
草が生えておらず地面がむき出しになっていることから休憩地点となっていることは分かるだろう。
ここで休憩時間をとるようだ。
ブッキーは必然的に例のガラクタ男とシスターを乗せていた訛りのきつい男の近くとなる。
アイクとジャビスもそこで食事をとるのが自然の流れだが、
他に見て回りたいのならば見回りと称して出て言ってもかまわない。
57
:
アイク
:2019/05/12(日) 05:05:01 ID:???
>>55
「ああ分かった。だが、そいつもやる時はやる奴だ。……たぶんな。
不安な気持ちは分かるが気長に見守ってやってくれ」
と、何目線かよく分からない台詞で答えるのであった。
ちなみに“たぶんな”という所は小声である。聞き取れるかどうか怪しいぐらいの。
>>56
「怪しんでないわけじゃないが、仮に賊の関係者だとするともっと密やかに動くだろうと思ってな」
実際の所は、ギルドで見掛けた記憶があったというのもあるが。
「あんたこそ、下手な手助けは必要なさそうだな。
直接言葉を交わすのは今回が初めてだと記憶してるが……雰囲気で分かる」
そんな風にやり取りをしている内に休憩地点へと出る。
見回りか、食事か。
今回は先に持参した食事(肉)を手短に食し、その後に見回りに赴く事にした。
もちろん食事中も周囲の警戒を怠る事はせず、食事に没頭はしないようにする。
58
:
ジャビス
:2019/05/12(日) 22:02:06 ID:???
>>55
「だぁれが素人じゃ!」
横目にブッキーを睨み、ブツブツと独り不満を垂らす。
>>56
「そろそろ休憩だな……と」
密かにジャビスが取り出したのは、森の中でちゃっかり手に入れていた食用植物。
それを、予め持参した干し肉に巻き付けて食べる。
食事を手短に済ませた後、
ポーチ内から取り出した何かの容器の中に、そこいらの乾燥した植物を詰め込む。
59
:
ブッキー
:2019/05/12(日) 23:04:09 ID:???
>>56
「修理業…それじゃお宅のボスの末は世界一リッチな屑屋になるだろうな。この景気じゃね…」
>>58
のジャビスや若手の事に対する皮肉だろうか…
>>57
「そうさせてもらうぜ兄弟!」
そのまま休憩に入る。硬そうなパンをナイフで削ぎながらラードをつけて咀嚼する。
60
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/13(月) 00:27:16 ID:???
>>57-59
途中で狩った兎を料理する者、持ち込んだ食料を食べる者、
商人同士で商談を始める者、世間話がてら隣国の情勢を探っている者
休憩時間の過ごし方は人それぞれだ。
たまたま近くで食事をとることになった訛りの酷い男は、
馬車から干し魚を何枚か取り出すと、皆に配り始めた。
シスターの通訳によると、
「ここで一緒に食事するのも何かの縁だ。
自分の故郷の味を楽しんでくれ。もちろん気に入ったのなら今後ごひいきに。」
とのことらしい。
>>57
他に見回りをしている護衛もいるが、特に変わった様子もないようだ。
比較的無害な魔獣に餌付けをして飼いならそうと試みている商人も見える。
>>58
「それはお茶ですかぁ?」
長身のシスターが話しかけてくる。
わざと気配を隠さずに近づいてきたのは彼女なりに敵意が無いことを示しているつもりなのだろう。
「あ、煙草でしたら私苦手なので離れますね?」
>>59
ガラクタ男たちも食事をとっている。
女傭兵は干し肉を齧りながら周囲の気配に気を配っているようだ。
大男の傭兵は固そうなパンを齧りながら雇い主の後ろに立ち、周囲を見回して警戒している。
チンピラのような二人組はガラクタ男の指示に従って塩漬け肉の入ったスープを作って食べている。
当のガラクタ男はチンピラ二人に作らせたスープを啜ってウンウンと頷いている。
61
:
ジャビス
:2019/05/13(月) 15:36:58 ID:???
>>60
「んん?こいふ(つ)はなあ」
男から貰った干し魚を口に加えながら、
シスターの質問に対して回答する。
「俺流、発破弾だ!
強い力が加わったとき反応するから、集団が近くまで寄ってきたらど真ん中にブン投げてやるんでェ。
近くに居れば人間でもブッ飛んで骨折や気絶くらいはさせられるぜ。多少の煙くらいは文句ねぇだろ?」
話の流れからするに、
要は戦準備をしているらしい。手付きは中々手慣れている。
62
:
アイク
:2019/05/13(月) 19:20:29 ID:???
>>60
「頂こうか、ありがとう」
訛り男から配られた干し魚を受け取り、いったん懐に仕舞う。
苦手だからという訳では無く、先に肉を食していたからというだけの話だ。
見回りを終えた後に頂くとしよう――などと考えつつ、見回りに出向くのであった。
(他に見回っている護衛もいるが、特に不審な点は無さそうだな。
……あの商人は餌付けしているのか。無害そうではあるが大丈夫なのか?)
と、そんな心配を抱きつつ、見回りを続ける。
特に何事も無ければ、周辺一帯をぐるりと見て回った後は戻り、装備の手入れをしつつ残りの休憩時間を過ごすだろう。
63
:
ブッキー
:2019/05/13(月) 20:14:24 ID:???
>>60
(紳士とはいいがたいメンツだな…)
「あーいい天気だねおい…」
大きく伸びをしてガラクタ男のところに歩いていく
「旦那、たばこあるかい?」
64
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/14(火) 20:10:28 ID:???
>>61
「なるほどぉ。
・・・でも投げる直前に狙撃なんてされたら大惨事ですねぇ。」
一瞬その笑顔が酷く冷たいものに変わるが、
クスッと笑って冗談だと手を振る。
>>62
さっきアイクとモモが演じたように腕相撲に興じる者もあれば
何やら修理用の工具をもって馬車の車軸を弄っている者もいる。
それ以外にはこれといって変わった様子もない。
>>63
「煙草ですか?
あいにくワタシは取り扱ってませんので
自分用の質の悪いものしかありませんが・・・。」
ガラクタ男はダブついた上着の内ポケットから年季の入った缶を取り出すと、
その中に入っていた安物の葉巻を差し出す。
65
:
ジャビス
:2019/05/14(火) 23:18:04 ID:???
>>64
「……………………あ、確かに」
誰かがずっこけた気が……した。
ジャビスの脳裏にイメージされていたのは、所謂"前時代的な"野党の群れであったがため、
あまり高度な狙撃能力については想定していなかった。
「は、ハハ!な、なぁーんてな!!ハハハ!!そそ、そぉーんな事は俺様も想定済みだぜぇ!!ナァーッハッハッハ!!」
ジャビスは脂汗を垂らしながら、そっと作った爆弾をしまう。
「と、とと、盗賊なんか、ちょっといってこあ、こう、こうで一捻りだぜ!!姉ちゃんもそう思うだろ?ダァーハハハ!」
「ハァ……………武器の手入れでもしよ」
色々、忙しい奴である。
「あ……そうだ、思い出した……御指摘料じゃあねえが、お裾分けするぜ、さっき採った毒にも効く薬草だ………」
といって、布製の袋に入った薬草を差し出した。
66
:
アイク
:2019/05/15(水) 21:26:22 ID:???
>>64
車軸を弄っている者を一応確認しておく。
まさか堂々と賊が紛れ込んで弄っていたりはしないと思うが……
さて、事が起こらず不審な点が見当たらない以上、護衛としてはこれ以上やる事は無い。
多くの者達が見える位置に移動し、装備品の手入れを行いつつ休憩を過ごす事にした。
(キャラバンの規模を拡大した程度で退く賊なら、苦労は無いんだがな)
67
:
ブッキー
:2019/05/16(木) 20:08:09 ID:???
>>64
「どーも、廃品回収ってな儲かるのかい?」
「うちのお客は要求が高くってね、仕入れのたびに東方やらドラグノフまで足を運んで買い付けさ…」
「この間はどうたぬきっていう剛刀のために東方の片田舎まで行ってさ、頑固な刀匠とすったもんだしてようやく買い付けたよ。」
「買ったあとも大変でよ、書類をこんなに書いてようやく帝国いりさ。」
(まっずいなおい、儲かっているとはいいがたいな…その割に丁稚が二人に傭兵二人…けったいだな)
「今雇っている連中、コンサルタントっていうんだがね…なかなか使えるよ。」
「こいつらを仲介するって仕事も始めようと思っているとこだ。武器だけじゃなかなかね…」
葉巻をくゆらせながらべらべらとしゃべる。
68
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/17(金) 00:20:24 ID:???
>>65
「あら、わざわざどうも。では私からもお返しです。」
携帯食料・・・というか焼き菓子のようなものがいくつか入った袋を交換に差し出す。
「まあそこまで練度の高い盗賊が出るとは聞きませんが・・・
別の用途には色々と便利そうですねぇ、それ。」
聞こえる程度の小さな声で告げるとクスッと笑ってその場を立ち去る。
>>66
車軸を弄っている眼鏡の作業員はアイクに気づくと笑顔を向けて
懐からギルドカードをチラリと見せる。
よく見えなかったが冒険者ギルドの職員であることは確かだろう。
職員はやや前方寄りの馬車に乗っていて、様々な雑用を担当していると説明した。
>>67
「はは、ワタシもそう儲かってるわけじゃありませんからね
騎士団が潰した盗賊のアジトで少々火事場泥棒のようなこともしていますよ。」
「ほうほう、それならばこの男も
賃金が安い非合法な傭兵であるとはいえ、
かつてあのレイヴンに所属していたこともあるのですよ。」
いきなり話題に上がった大男はピクリと反応した。
少々口元がニヤケているが、
体に見える傷跡や鍛え上げられた肉体、
使い込まれてはいるがそれなりの頻度でプロに手入れを頼んでいるであろう大斧から
かなりの使い手であることは分かるだろう。
そしてブッキーの「仲介業」の話題に反応を示したのはもう一人のワイルドな女性だ。
だが決して口を開かない。
雇用契約を結んでいる以上、乗り換えるような素振りを見せないようにするのは
ギルドに所属していない非合法な傭兵であっても彼女なりのプロ意識のあらわれなのかもしれない。
69
:
ジャビス
:2019/05/17(金) 15:03:07 ID:???
>>68
最初こそいやいやと受取を遠慮したが、シスターの手が引かないのを見て、じゃあ、遠慮なくと受け取った。
「……あ、そうか!ありがちなつけー方をするよりは、ミョーな場合に使った方がいいってことか?おー……参考にするぜ!」
果たしてシスターに意図があったとしたら、それは伝わるだろうか。
去り行くシスターの背中に一旦の別れを告げた。
それからジャビスはポーチ内から
ロープ、携帯食料、水筒、液体の入った瓶、粉末の入った瓶、ややくしゃくしゃになった新聞等々、
所持品をいくつも取り出し睨むように目で追っていく。
余談ではあるが、
ジャビスは味方であろう商人および護衛団の全メンバーに対しては、手の内を明かさないようにしよう等の事は考えていないようだ。
70
:
ブッキー
:2019/05/17(金) 20:03:46 ID:???
>>68
「わーお、元レイブンかよ!どおりでねえ!」
(火事場泥するような奴が、非合法な傭兵とはいえ元レイブンを雇えるわけねーだろ!)
(裏で何かやっているような奴だ、あの姐さんもこっちに乗り気じゃねえか!裏がありありだな…)
「まあ本格的に仲介やるんだったらギルドにもいろいろ話付けねーとな。」
「葉巻ごっつぉさん、道中の無事と商売の繁盛を祈ってるぜ!」
馬車に戻るとコンサルタントの二人が油断なく警護に当たっている。
ブッキー「あれは紳士じゃねえな、タヌキだ。」
アルセニー「知っているよ。丁稚もカタギとはいいがたい。」
ルスラン「護衛も温度差がある。どこかで尻尾を出すさ。」
ブッキー「あー…いうまでもないけどな」
アルセニー「わかっている。俺たちはあくまで護衛。タヌキの始末は別口だ。」
ブッキー「そりゃ結構。あいつらには関わりたくない。」
71
:
アイク
:2019/05/17(金) 22:12:22 ID:???
>>68
「ご苦労さん。冒険者や傭兵だけじゃなく職員も駆り出されてるなんて大変だな」
見せられたギルドカードに合点がいったように僅かに頷く。
こういった者達のおかげで自分達が助けられているのだから本当に有難い限りだ。
そしてふと、アイクの視線が明後日の方向へ向いた。
遠目から、ジャビスがポーチ内から荷物を取り出す様子が見えた(
>>69
)のか、職員に一声掛けてからそちらへ歩いていく。
>>69
「荷物整理か? 手伝おうか」
と、横合いから静かに声を掛ける。
真剣そうな様子なので、驚かせないよう気遣っている。
72
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/18(土) 13:14:13 ID:???
>>69-71
何事もなく休憩時間が過ぎ、
出発の時刻が近づくにつれあちこちで片付けが始まる。
ここから先はいつ盗賊が出てもおかしくない。
交戦前に交流や情報収集が出来るのはこれが最後だろう。
73
:
ブッキー
:2019/05/19(日) 21:41:27 ID:???
>>72
アルセニー「ここからは敵地だな。」
ルスラン「装具確認良し。」
アルセニー「待ち伏せに適した場所では、先行して安全確保ののち前進。」
ルスラン「確認良し。」
コンサルタントには油断はなさそうだ。
アルセニー「ここで盛大に焚き木なんぞしたから敵も気づくだろう。」
ルスラン「ああ、油断しないほうがいい。」
74
:
ジャビス
:2019/05/19(日) 22:29:36 ID:???
>>71
「うーん」
唸り声をあげて、YesともNoとも取れない返事をする。
気配を感じて、アイクへ振り向くと、またすぐに道具に視線を戻す。
「いや、荷物より頭の整理をした方がマシかもしれねえぜ……」
周りの様子(
>>72
)に気付くと、渋々と荷物をしまい始める。
「まぁ、時間は待っちゃくれねえからな!
正直どうしようかと考えてたがぁ……なるようにならぁ!!つーことで」
すっくと立ち上がり、アイクの肩を一回軽く叩く。
「さ、お互い頑張ろうぜえ!」
75
:
アイク
:2019/05/20(月) 22:20:24 ID:???
>>72-74
「ああ、そうだな……そろそろ気を引き締めんとな」
ジャビスを見て、わずかに笑みを浮かべつつ答える。
装備の手入れも合間に終えた。
いつでも抜剣出来る状態にしてある。後は、遭遇するであろう危険に備えるだけだ。
76
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/21(火) 20:59:44 ID:???
>>73-75
キャラバンは森に差し掛かる。
道は大きく切り開かれており、馬車での通行や戦闘の妨げにはならないだろう。
度重なる盗賊の出現の影響か魔獣や動物の気配はかなり薄い。
盗賊たちのねぐらがあるとされているのは進行方向左前方だ。
今なら護衛はそれなりに自由に動ける。
>>73
コンサルタントの二人は進行方向左の樹上に違和感を覚えた。
77
:
ブッキー
:2019/05/21(火) 23:30:10 ID:???
>>76
アルセニー「止まれ!11時の樹上、300m!」
ルスラン「確認する。」
キャラバンに停止を命じて、違和感の元を探るために
ルスランが双眼鏡を取り出して樹上を観察する。
ブッキー「はえーなおい、やっぱ気づかれていたか?」
アルセニー「だったら休憩中を狙いそうだがな…」
馬車を止めて荷車の下に滑り込むブッキー。
78
:
ジャビス
:2019/05/22(水) 12:58:10 ID:???
>>76-77
「なんでえなんでえ、もうお出ましってワケかっ!?」
戦斧を両手に息を潜め、そろりそろりと前列目指し移動する。
目、耳、鼻にそれぞれ意識を集中させて、様子を見る。
79
:
アイク
:2019/05/22(水) 22:21:54 ID:???
>>76-78
静かに抜剣し、前列の方へと移動していく。
コンサルタント達が違和感を覚えた方面に、段々と接近していく形にはなる。
その一方で、それ以外の方角へと強く意識を傾ける。
特定方向へ気を惹き付けたところに、別方向からの奇襲というのも珍しい話ではない。
不審な物音、気配、そういったものが無いかを注意しておく。
(獣の気配はかなり薄い。順当に考えれば潜んでいるのは人間だろうが……)
80
:
ブッキー
:2019/05/22(水) 22:43:39 ID:???
>>78
アルセニー「物陰に隠れろ!狙撃されるぞ!」
盗賊の斥候か、野生動物か、正体がわからない上に装備も不明なためノコノコ出ていけば狙撃の可能性もある。
>>79
アルセニー「射線に出ないように回り込めるか?今の状況で厄介なのは狙撃からの奇襲だ。」
ルスラン「全周警戒だ。ギルドの奴らは周りを見張らせろ。アイクっつったな?誰か2〜3人連れて前方を警戒してくれないか?」
81
:
アイク
:2019/05/22(水) 22:54:32 ID:???
>>80
「ああ、こっちは任せろ」
そう言い、近くに居た護衛の何人かに声を掛け、同意が得られれば連れて行くだろう。
その中には同じく前列を目指していたジャビス(
>>78
)も含まれているが、彼が拒否するのであれば強制する事は無い。
どうあれ、キャラバンの前列に出ることに変わりはないからだ。
この時、樹上から見え難い位置を動くように意識しているが、最優先はキャラバンの商人達だ。
必ず、彼らよりは前方に居る位置をアイクは歩く。いざとなれば壁になる算段である。
82
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/23(木) 01:47:52 ID:???
>>77-81
アルセニーの声にキャラバンは停止し、密集陣形となる。
他の樹が風に揺られているのに問題の樹はほとんど揺れていない。
よく見ると何か足場のようなものが組まれているのが葉の影から見える。
特別な技能があれば何かもっとわかるかもしれないが、
目が人並外れて良いという程度では何か人影のようなものが見える程度だろう。
アイクの周囲に居る護衛はジャビスの他は
1・クロスボウを構えたシスター。
2・長剣を構えた期待の新人。
3・そのパートナーの女魔術師。
4・燃えるような赤毛の東洋系の女性。
5・ガラクタ男に雇われた禿頭の斧使い。
83
:
ブッキー
:2019/05/23(木) 23:13:21 ID:???
>>82
ルスラン「人工物だ、木に偽装している。」
アルセニー「監視塔か?人影は?」
ルスラン「待て、何かが動いた…」
突撃銃の射程圏内だが、偽装されているのでは無駄弾になりかねない。
アイクたちの配置が終わるまでは撃たないつもりだ。
84
:
ジャビス
:2019/05/23(木) 23:42:11 ID:???
>81-82
「一人は俺だな」
と、積極的にアイクの耳元へ囁いたのはジャビス。
先ほどの緊張した姿とはうって変わって、戦斧をその手にやる気は充分なようだ。
85
:
アイク
:2019/05/24(金) 01:45:10 ID:???
>>82-84
「じゃあ後は――そこの二人、一緒に来てくれ」
ジャビスが同行する事が決定した後、長剣を構えた期待の新人と、そのパートナーの女魔術師に声を掛けた。
アイクなりに彼らを選んだ理由はあり、一つは魔術師が居る事で緊急時の対応幅が広がる事。
もう一つは、彼らがパートナーであるという事は、他と比較して連携に優れているだろうという判断だ。
86
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/24(金) 23:07:18 ID:???
>>83-85
人影はその場から動かない。
動く気配すら感じない。
>>83
「手っ取り早く木をブッ倒しゃいいんじゃねえのか?」
元レイヴンだという触れ込みの禿頭の大男は不満げに呟く。
「考え無しですねぇ。向こうもこちらには気付いているはずですよ?」
クロスボウに矢を番えながらシスターが指摘すると、大男は確かにそうかと大人しく黙る。
「とりあえずここの指揮はあなたがとるんですね?
私はあのぐらいの距離なら一応狙撃できますが、判断は任せますよ。」
シスターはアルセニーに声をかけてクロスボウを構える。
>>84-85
「わかった。」「がんばります。」
二人の新人は適度に緊張した面持ちでアイクに従う。
装備や構えなどからまだ登録して日は浅いがそれなりの経験は積んでいることが分かる。
87
:
ブッキー
:2019/05/24(金) 23:39:34 ID:???
>>86
ルスラン「どうもおかしい…これだけの人数で身じろぎ一つしない。」
双眼鏡でつぶさに観察するが、全く動かないというのは腑に落ちない。
気付いているならなおのことだ…
アルセニー「射撃まて。木まで接近して確認しろ。援護する。」
アルセニーは突撃銃を構えて樹上を狙う。
発砲しても構わないが、デコイの可能性もある。
アルセニー「デコイだとしたら罠かもしれん。注意して接近しろ。一人が昇って確認、他は周囲の警戒。」
88
:
アイク
:2019/05/26(日) 14:29:30 ID:???
>>86-87
「……まずは俺が接近しよう。
少し離れた位置にジャビス達三人が着いてくれ。ただ、いざという時は商人達の護衛を優先してくれて良い」
ジャビスと新人組にそう伝えた後、樹の付近まで接近していく。
異変が無いのであれば、樹の目前まで移動した後に見上げて確認。必要であれば登攀を試みるだろう。
89
:
ジャビス
:2019/05/26(日) 17:57:14 ID:???
>>88
「お、おう。気を付けろよな!」
と言って、言われた通り少し離れた位置へつく。
90
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/27(月) 16:46:37 ID:???
>>87
アルセニーに従って他の護衛達は周囲を警戒する。
少なくとも周囲の見渡せる範囲には何も居ないようだ。
>>88-89
「気を付けて。」「よろしくおねがいします。」
ジャビスの斜め後ろに剣士、三角形の位置になるように魔術師が待機し
森の中側を警戒しつつ魔術での援護が可能な体制を整える。
>>87
>>89
アイクの姿が木の葉に隠れて見えなくなる。
しかし人影らしきものはやはり動かない。
>>88
樹は丁寧に楔が打たれており、登るのは容易だ。
アイクが警戒しながら樹上に登ると、
下から見えた通りに足場が組まれており、封をされた樽がいくつか置いてある。
人影らしきものは樽の影になってよく見えないが、
粗末な靴を履いた足のようなものは見える。
91
:
ジャビス
:2019/05/27(月) 20:39:12 ID:???
>>90
背中を向けたまま、剣士と魔術師に話しかける。
「今の内だから言っておくけどなァ、あいつァ中々やる奴なんだ。
油断してもいいたァ言ってねぇが、あんま気ィ張りすぎなくてもいいんだぜ」
新人に向けた配慮だろう。
「後は男は根性、女も根性だぜ。よろしく頼むぜ」
それからまた、アイクが向かっていった方向に注意を向ける。
92
:
ブッキー
:2019/05/28(火) 00:42:13 ID:???
>>90
アルセニー「上についたらダミーだとしても何も触るなよ?何が仕掛けられているかわからん。」
ルスラン「どうにも気に入らねえ、こんなところにダミーなんざ仕掛けてどうする?」
コンサルタントの二人は援護射撃の体制に移る。
93
:
アイク
:2019/05/28(火) 01:17:12 ID:???
>>90-92
(……囮の可能性が高そうではあるが)
ここまで来た以上、懸念を消しておく為にも近づかない訳にはいかない。
周辺の樽などには出来る限り触れずに、人影の正体が確認できる位置まで移動を開始する。
94
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/28(火) 21:45:30 ID:???
>>93
足場はそれほど広くなく、樽の所為で精々人ひとりが通れればいい程度のスペースしかない。
しかし人影の正体を探るにはどうしても積まれている樽の向こう側まで行かなければならない。
95
:
アイク
:2019/05/28(火) 22:10:54 ID:???
>>94
確認のため、そちら側まで向かう事とする。
96
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/05/30(木) 01:00:01 ID:???
>>91-92
アイクが登って行った樹が微かに揺れる。
どうやら足場までは無事に移動できたようだ。
しばらくするとアイクの姿が木の葉の間からチラチラと見える。
>>95
アイクが樽に触れないように気を付けながら樽を避けて進もうとすると、
足に微かな抵抗を感じる。
よく見るとごくごく細い糸のようなものが樽の下と隣の樹の間に張ってあり、
隣の樹にはロープで括られた石が置かれていた。
もしこのまま進めば石が落下し、この糸は勢いよく樽の下から引っ張られていただろう。
このスペースでは何が起こるかまでは確認できないが、人影のあたりからならば確認できそうだ。
人影らしきものは、胸に折れた矢が刺さった男の死体だった。
無精髭に刀傷だらけであり、手元には大分刃こぼれした片手半剣が落ちている。
今ひとつサイズが合っていない皮の鎧をつけており、それが原因で矢を受けたのだろう。
死後大分時間は経過しているようだが、薄汚く所々ほつれた衣類や
強引にサイズを直した鎧、刃こぼれをした剣などの装備からおそらく盗賊だろう。
97
:
アイク
:2019/05/30(木) 21:33:10 ID:???
>>96
(盗賊……死んでから時間が経ってるな。
仕掛けられていた罠に掛かってやられたか、或いは返り討ちにあったか。
近くにアジトがある事を考えれば後者の可能性は高いか?)
ひとまず、何が在るのか確認するという目的を果たす事はできた。
トラップの存在も確認できた以上、長居する必要も無いと判断し、慎重に樹を降りる。
「上には死体があった。様子からして盗賊のものだろう。死後、結構な時間が経っているようだ」
「後は……罠も仕掛けられていたな。
死体を餌にして、確認に来た奴を罠に掛ける算段だったのかもしれん」
下に降りて皆と合流した後、そのように言う。罠の詳細についても確認した通り(
>>96
)に伝えておく。
98
:
ジャビス
:2019/05/30(木) 23:01:34 ID:???
>>96-97
「はっはーん!」
アイクの報告を聞いたジャビスは、ニヤニヤと笑いだした。
「つまりは、罠で俺たちを誘っておき、かかったところで慌てふためく俺たちを一気に一網打尽にするという算段だったんだろーが、
俺たちが罠にかからねぇって言う計算はできてなかったよーだなァ!とんだ大バカで助かったぜ!!ダァーッハハハハハハハ!!!
っとくらぁ、逆に一気に俺達が盗賊どもを追い込んで殲滅してやらぁ!なっ?」
と、新人2人とアイクに同意を求める。
99
:
ブッキー
:2019/06/01(土) 18:40:53 ID:???
>>96-97
アルセニー「分かった。前進する。」
キャラバン隊に前進の合図を送る。
ルスラン「この調子で罠があったら日が暮れちまうぞ…それが狙いか?」
ブッキー「さあねえ…」
100
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/02(日) 10:20:25 ID:???
>>97
「アンデッド化していないのは不幸中の幸いですねぇ。
時間が出来たら帰りにでも埋葬しておいてあげましょうか。」
私の得意分野ではありませんが。とシスターは答える。
>>98
「あるいは罠に気付いた誰かに狙撃されたのかも・・・。」
「連絡員の可能性もありますけど・・・どっちにしろもう死んでいるのなら・・・。」
>>97-99
キャラバン隊は再び前に進み始める。
獣の気配はないが、辺りは異様な静けさに包まれている。
罠はさきほどの一か所だけだったようで、
警戒しながら進んでいるが、他には何も変わったことはない。
そろそろ最も盗賊の襲撃が近かった地点だ。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板