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ここだけ魔術のある世界〜蹄持つものの王国編〜
100
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/02(日) 10:20:25 ID:???
>>97
「アンデッド化していないのは不幸中の幸いですねぇ。
時間が出来たら帰りにでも埋葬しておいてあげましょうか。」
私の得意分野ではありませんが。とシスターは答える。
>>98
「あるいは罠に気付いた誰かに狙撃されたのかも・・・。」
「連絡員の可能性もありますけど・・・どっちにしろもう死んでいるのなら・・・。」
>>97-99
キャラバン隊は再び前に進み始める。
獣の気配はないが、辺りは異様な静けさに包まれている。
罠はさきほどの一か所だけだったようで、
警戒しながら進んでいるが、他には何も変わったことはない。
そろそろ最も盗賊の襲撃が近かった地点だ。
101
:
アイク
:2019/06/03(月) 23:17:48 ID:???
>>98
「……だといいんだがな。
殲滅してやるっていう意気込みは良い事だが、空回りしないように気を付けろよ?」
全面的に否定でもなく、同意でもなく。
僅かに釘を刺しつつ、そのように答えるのであった。
>>99-100
「そうだな、あんたが良ければ弔いはしてやってくれ」
依然として警戒を解かず歩き続ける。
(不気味なくらいに静かだ。このまま何も起こらず終わるなら苦労は無いが……)
102
:
ブッキー
:2019/06/03(月) 23:41:45 ID:???
>>100
アルセニー「そろそろだな…」
ルスラン「よし…」
コンサルタントの二人がキャラバン隊の前に出る。
アルセニー「我々がポイントマン…前衛として斥候に出る。」
ルスラン「不測の事態がなければいいが、起こった場合は探しに出なくてもいい。」
103
:
ジャビス
:2019/06/03(月) 23:48:13 ID:???
>>100-101
「おいおい、ひょっとしてビビってんのかよ?らしくねェーぜアイクよぉー!」
と、アイクとは対称的にすでに勝った気でいるジャビスはあまり周囲を細かくは警戒せず、話ながら歩く。
「万が一があっても、オメーの実力ならソッコーけちょんけちょんのちょんだぜ!!ダッハハハ!!!」
104
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/04(火) 12:59:33 ID:???
>>102
二人は盗賊たちが待ち伏せしているのを発見した。
盗賊たちもこちらを発見したようで、大声で仲間に知らせている。
>>101
,103
前方で何か騒ぎが起こったようだ。
「敵襲・・・ですねぇ。」
コンサルタントの二人の様子から盗賊が出たことを察知し、
キャラバンに防御陣形を支持する。
>>101-103
距離はかなり離れているが、全力疾走すれば十分に間に合う程度だ。
盗賊たちはおよそ30人ほど。
うち弓矢を持っているのが5名。
いやに充実した装備の男が4名。
しかしまるで予期せずに遭遇したかのように慌てている。
105
:
ブッキー
:2019/06/04(火) 23:35:42 ID:???
>>104
アルセニー「接敵!街道の角、200mに30名前後!」
アルセニーがセミオートで射撃を開始したのちにルスランが手榴弾を投擲する。
ルスラン「距離を詰める。弓矢を優先しろ!」
二人のコンサルタントは遠距離攻撃可能な弓兵に狙いを絞る。
アルセニー「浮足立っているぞ。」
ルスラン「ついているな。一気に片付けよう。」
106
:
ジャビス
:2019/06/05(水) 22:54:35 ID:???
>>104-105
「ばっ、バーロー!!全員おっ死んじまうだろうが!!」
とはいえ、弓兵を優先して狙ってくれることは有り難く、
騒ぎに乗じて身を屈め、射線上に入らないよう、撃ち漏らした盗賊を探すように前進する。
107
:
アイク
:2019/06/05(水) 23:06:56 ID:???
>>104-106
「来たか……よし、俺も前に出る。
剣士、キャラバンに賊が近づかないように防衛できる位置に付いてくれ。
魔術師のあんたは剣士や他護衛の支援及び遠距離から盗賊達を叩いてくれ」
「最優先は自分の命、次いでキャラバンの護衛だ。決して無理はするな。――行くぞ」
新人達に指示を出し、ジャビスと共に前進する。
前進の最中、弓矢を持った賊の一人に向けて剣を振り抜く。
アイクが振るった剣の軌跡に沿って衝撃波が放たれ、狙われた弓兵へと一直線に襲い掛かるだろう。
そして命中の是非は問わずアイクは最前線に出て、充実した装備の男達へと接近する。
可能であればそのまま斬り掛かるつもりだ。
(仕留めるならなるべく一撃を狙いたいが、情報を引き出す必要がある。
確かに数は多いが、あれで全員とは考え難い。他に仲間が居る可能性も高い)
108
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/06(木) 10:08:03 ID:???
>>105-107
弓兵A「クソが!見張りは何やってんだ!」
弓兵B「居眠りか?鏑矢で知らせ・・・うわあああああ!」
5名の弓兵のうち3人は銃火器に成すすべなく吹き飛ぶ。
残りの2名のうち1人もアイクの放った衝撃波によって吹き飛ばされて息絶える。
弓兵E「お、俺一人かよ・・・クソ!ダメ元だ!」
新人♀「無駄です!」
最後に残った一人が苦し紛れにキャラバン本体めがけて矢を放つが、
アイクの指示に従い警戒していた新人の魔術師が大地から水を噴出させて防ぐ。
>>105
重装A「その"笛"は厄介だがなあ、こっちも爆弾ぐらい持ってんだよ!」
指揮官クラスの指示で生き残った雑兵のうち5名が爆弾を投擲する。
粗雑に作られ、不純物も多い爆弾は威力はともかく酷い音と匂い、
そして大量の煙を発生させながら炸裂する。
重装A「よし、オレ達はあの笛吹きを狙うぞ!」
雑兵A〜E「へい!」
煙に乗じて6人の男は行動を開始する。
>>106
重装B「中々デカいな・・・俺の相手に丁度いい!」
装備の充実している男のうち一人はジャビスに狙いを定めると、
負傷した仲間を盾替わりに突撃し、毒で腐食している大剣を大雑把にその脳天へと振り下ろす。
>>107
重装C「ほう、真っ直ぐオレを狙いに来たか。バカめ!死ね!」
負傷し倒れていた雑兵をアイクに向かって蹴とばし、怪しい光を放つ戦斧を構える。
同時に周囲にいた10人の雑兵もそれぞれの得物を手にアイクに向かって次々に飛び掛かっていく。
---------------------------------------
盗賊たちの様子
重装A(鎚)+歩兵5→コンサルタント
重装B(剣)→ジャビス
重装C(斧)+歩兵10→アイク
重装D(弓)、弓兵
生存:20人(弓1、歩15、指揮官4)
負傷:7人(歩2瀕死、歩5戦闘不能)
死亡:3人(弓3)
109
:
アイク
:2019/06/06(木) 22:35:45 ID:???
>>108
咄嗟に足を止める。
蹴飛ばされた雑兵を最小限の動きで躱し、肩で担ぐように剣を構え直す。
対峙する敵同士ゆえ、その扱いを哀れんだりすることは無い。
だが、共に肩を並べて戦う仲間への扱いとしては、憤りを感じるものだ。
「……随分と大きく出たな。
良いだろう、いくらでも掛かってこい。まとめて相手してやる!」
飛び掛かってくる10人の雑兵を見て、剣を握る腕に強く力を籠める。
そして間合いに飛び込んできたのと同時に、二度、素早く剣を横に振り抜いた。
通常ならば、一撃一人が真っ当な剣戟と言える。
しかしアイクは身体能力を存分に活かし、二度の剣戟を以て10人をまとめて薙ぎ払おうと試みた。
戦争など、対多数との戦いを幾度も経験してきたが故にアイクが編み出した“剛”の剣技である。
実力の伴っていない雑兵であれば、おそらくは瞬く間に切り伏せる事が出来るだろう。
110
:
ブッキー
:2019/06/06(木) 23:28:13 ID:???
>>108
ルスラン「伏せろっ!」
爆弾が炸裂して破片と煙が飛び散る。
アルセニー「カバー!」
素早く伏せから膝立ちになり、煙が立ち込める中射撃を行う。
アルセニー「無事か!」
ルスラン「何も見えない…」
燃焼ガスの影響か視界が奪われるルスラン。
アルセニー「いったん下がる、援護してくれ!」
111
:
ジャビス
:2019/06/06(木) 23:37:51 ID:???
>>108
「うおおッ!?」
突撃に驚き、本当ならば横に転がり避けたかったものを、
戦斧の両端を頭上に構え大剣を受ける。
「ば、バッキャロウ!テメーじゃ“役不足“だよ……ッ!!」
ビッグマウス(誤用)を叩きながら、
ジャビスは本能的に、前蹴りで重装剣士(+盾男)を突き飛ばす。
距離を取ると此方の戦斧の射程でありつつも、大剣の射程にも入る。振り切り様に見えたが、大剣には毒が仕込んであったため小さな傷すら負いたくはない。
ならば、相手のリズムを崩したところで一撃を加えようという戦法だ。
112
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/07(金) 13:44:21 ID:???
>>109
空中から飛び掛かったことにより回避できない雑兵たちはまともにその一撃を受ける。
ほぼ全員が自分の勢いと剣撃によって絶命、あるいは致命傷を負うが、
運が良かったのか、あるいは他の盗賊によって威力が鈍ったおかげか
一人だけ重傷を負いながらもアイクの剣にしがみつく。
重装C「よぉし!時間稼ぎは十分だ!食らえ!」
戦斧を高く掲げると無数の雷撃がアイクを襲う。
かろうじて生きていた10人の盗賊たちはその攻撃の巻き添えとなる。
この指揮官の持つ戦斧は、どうやら所有者の魔力によって雷撃を放つ魔道具のようだ。
幸いこの男の魔力はさほどではないため、威力も狙いも甘い。
>>110
禿頭「任せろ!」
元レイヴンだと紹介された男が代わりに飛び出す。
と同時に爆音とともに煙の中から銃弾を浴びた盗賊の死体が飛んでくる。
禿頭の大男は斧を振り回して飛んできた盗賊を叩き落す。
禿頭「アンタらのほうが集団戦は得意そうだ、指示を頼むぜ!」
再び爆音とともに飛んでくる死体をなんとか二人に直撃しないように斧で弾く。
>>111
重装B
「チッ!思いのほか冷静じゃねえか。
だが、これならどうだ!」
重傷の盗賊を投げ捨てると両手で大剣を構え、大地に突き立てる。
そのまま強引に剣をふるうと毒を纏った砂と土を目つぶしとして飛ばす。
石礫程度ではそこまで毒を受けることは無いが、
毒の目つぶしをマトモに受ければ最低でも数十秒間はマトモに物を見ることは出来ないだろう。
---------------------------------------
盗賊たちの様子
重装A(鎚)+歩兵3→コンサルタント+元レイブン?
重装B(剣)(+瀕死1)→ジャビス
重装C(斧)→アイク
重装D(弓)、弓兵
生存:8人(弓1、歩3、指揮官4)
負傷:6人(歩1瀕死、歩5戦闘不能)
死亡:16人(弓3、歩13)
113
:
ジャビス
:2019/06/07(金) 15:02:00 ID:???
>>112
「痛ッ!や、やべっ!!」
目潰しの砂利をまともに受け、目を押さえた状態で実質棒立ちになってしまう。
目の周囲がヒリヒリと痛み、ただの砂利でないことは体感で感じた。
(解毒……解毒……!!)
焦ってポーチを漁るも、危機的状況に限って目当ての物が見つからない。
(クソッ、一か八かだぜぇ……)
「く、来るな!!止めろ!!」
ジャビスはポーチから解毒剤を取り出せないまま、
うろうろとおぼつかない足取りのまま歩きだし、
元々近くにあった木を背に、酷く頼りない様子を見せる。
114
:
ブッキー
:2019/06/07(金) 22:49:51 ID:???
>>112
アルセニー「よし、俺は射撃を続ける。おそらく奴は銃声で居場所を突き止めるだろう。その時にお前の出番だ。後ろから仕留めろ。」
木陰までルスランを引きずり横たえる。
ルスラン「待て、まだやれる…」
アルセニー「無理するな。手筈通りに頼むぞ。」
射撃をしながら道を横切るアルセニー
銃声とマズルフラッシュが煙越しにきらめく。
115
:
アイク
:2019/06/08(土) 13:27:30 ID:???
>>112
「ぐっ……」
過去に、似たような武器を扱う軍将と剣を交えた事があった。
その経験から咄嗟に剣を手放し、急所を守るように姿勢を変える。
魔力によって生成される雷撃は、自然現象のそれとは異なるものが多い。
魔力への依存度も高い為、男の魔力不足もあり、ダメージの大半を防御する事に成功した。
無論、無傷という事は無く、少々の体の痺れと相応の痛みにアイクは顔を顰めている。
「仲間を巻き込むのに躊躇いは無いみたいだな。なら……こちらも手加減をしなくて良さそうだ」
巻き添えとなり息絶えた、剣にしがみ付いていた盗賊を引き剥がし、手放した剣を構え直す。
重装Cが雷撃を放った後、大きく隙を見せているようであれば、このまま接近し切り掛かるだろう。
だが、切り掛かる事が可能なほどに隙を見せていなければ、敏捷の差を活かして相手の背後を取ろうと走り出すつもりだ。
相手の状態はどのようなものだろうか?
116
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/08(土) 16:18:43 ID:???
>>113
重装B「ハッ!案外あっけねえじゃねえか!」
手にした大剣から毒が噴出し、刃を完全におおいつくす。
重装B「そら!その首、貰ったァ!」
大きく踏み込みながら
猛毒の大剣をジャビスの首めがけて大きく横に薙ぎ払う。
>>114
禿頭「お、おい!飛び道具のお前が囮になるよりもオレが・・・ああもう!分かったよ!」
斧を担ぎ上げていつでもアルセニーを援護できるように力をためている。
「ぐえっ!」
「クソ!味方に当たるとか考えてねえのか!」
「間隔もそうだがウワサより精度がいい!どうなってんだ!?」
重装A「騒ぐな!"笛"の火がヤツの居場所だ!かかれ!」
再び爆発音と共にまた一体盗賊の死体、
そして吹き飛ばされたような勢いで跳び出してくる二人の盗賊。
禿頭「頭引っ込めろ!オレは細かい攻撃は苦手だからよ!」
斧で地面を抉り飛ばし、雑兵に向かって飛ばす。
丁度アルセニーの首から上までの範囲を制圧する土砂の散弾によって
盗賊の雑兵たちは昏倒する。
同時に斧によって巻き起こされた風で煙がだんだんと薄れていく。
>>115
重装C「ほう、生きてやがるのか。
しぶといのか運が良いのか、それともこの斧が役立たずなのか。」
おそらく帝国軍の盗品と思われる重鎧をガシャリと鳴らしながら右足を後ろに下げる。
重装C「まあどうでもいいか。その体じゃこの俺のトマホークを避けられまい!」
そして大きく振りかぶり、渾身の力をもって魔道具の斧をアイクめがけて投げつける。
自慢するだけあってその投擲速度はそこらの盗賊とは一線を画す。
大きく弧を描き、蝋燭1本分のブレもなく正確にアイクの頭を狙って電撃を纏った斧は飛来する。
重装の盗賊は体勢を立て直しながら勝利を確信し、ニヤリと笑った。
その兜から覗く狭い視界から、アイクが消えていることを確認するまでは。
---------------------------------------
盗賊たちの様子
重装A(鎚)(+戦闘不能2)→コンサルタント+元レイブン?
重装B(剣)(+瀕死1)→ジャビス
重装C(斧)→アイク
重装D(弓)、弓兵
生存:8人(弓1、歩0、指揮官4)
負傷:8人(歩1瀕死、歩7戦闘不能)
死亡:17人(弓3、歩14)
117
:
ジャビス
:2019/06/08(土) 16:41:23 ID:???
>>116
薄目で相手の位置を確認しながら、ポーチの中で液体の入った瓶のコルクを抜く。
「俺は“来るな“って……言ったんだぜ!!!」
先程の一撃でも確認したが、
大きく構えて大剣を振るうよりも、片手に収まる瓶を振るう方が幾分も早い。
ポーチから勢いよく取り出し、横凪ぎに振るった瓶から少量ではない液体が重装B、また、狙っては居ないが瀕死の盗賊にもかかるだろう。
強烈な刺激臭を伴うソレは、皮膚は勿論、金属すら容易に溶かす酸。それも、希釈なしの原液。
目などに入れば最悪失明等も充分あり得る。
118
:
ブッキー
:2019/06/08(土) 17:00:53 ID:???
>>116
アルセニー「噂…?俺たちがいるのを知っているのか?」
地面に伏せて土砂の散弾をやり過ごし、散弾を弾倉を交換して重装に向かって射撃を開始する。
アルセニー「俺はこっちだぞ!」
119
:
アイク
:2019/06/08(土) 19:01:01 ID:???
>>116
ダメージを受け、痺れも伴い運動能力は従来より低下した。
しかし元々の身体能力差と、何より安易に勝利を確信する驕り。そこが明暗を分けたと言っても過言では無いだろう。
斧という武器の性質上、破壊力と引き換えに一挙手一投足がどうしても軽装兵より大振りになってしまうのは避けられない。
武器の重量すら無視するほど身体能力が優れているなら話は別だが、幸い重装Cにはそれが無いようだった。
「――」
斧が投擲される直前を狙ってアイクは駆け出した。
扱う武器が重量級である事や大柄な見た目から速度に劣ると思われるかもしれないが、本来彼の戦闘スタイルは技と速さを主としたものだ。
今までの戦いや鍛錬を経て成長し、そこに力が加わっただけに過ぎない。
「行くぞ――!」
目論み通り重装Cの背後を取った後、すかさず剣を上空に投げ、追うように高々と跳躍する。
空中で剣を構え直し、重装Cの堅牢な装備ごとその肉体を断ち切らんと、“練気”を籠めた剣を真上から振り下ろす!
跳躍とは記したが、跳躍から振り下ろしまでは僅かな時間で行っている。よほど反射神経に優れていなければ対応は困難だろう。
120
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/08(土) 21:37:13 ID:???
>>117
瀕死の盗賊はなんとか避けようと必死で転がる。
が、運悪く顔中の孔と言う孔から強酸を浴び、もがき苦しんでやがて絶命した。
重装B「ぐおおおっ!!て、てめえ!!」
重装備の男は咄嗟に腕で顔を覆うものの、右目と左腕、そして体の大部分に酸を浴びる。
男の怒りに呼応するかのように大剣を覆っていた毒の量が増し、刀身を溶かし落とす。
重装B「こうなりゃ・・・てめえだけでも道連れにしてやるぁああああ!」
右手で思い切り柄をふるい、ジャビスの脳天をめがけて振り下ろす。
ある程度の粘性を持った毒はまるで鞭のように腕の動きから遅れて
枝をなぎ倒しながら落ちてくる。
>>118
重装A「が・・・!」
それなりに頑丈な鎧を着こんでいるため、かなりの衝撃を受けながらも致命傷とはなっていないようだ。
重装A「クックックッ・・・。知ってるさ。
その火を噴く"笛"がドラグノフの新兵器だって事ぐらいはな!」
戦鎚を大きく振り回してアルセニーめがけて振り下ろす。
禿頭の男はその隙を狙って駆け出したところだ。
>>119
重装C「消え・・・上か!」
戻ってきた魔道具を左手で掴み、アイクめがけて振るおうとする。
が、その時には既に重鎧ごと男は両断されていた。
重装C「チッ・・・だがすでに・・・カシラは王国の内部に潜入しているはずだ・・・。
お前たちを足止めすることが出来ただけで・・・俺の・・・。」
そのまま斧を取り落とし、崩れ落ちる重装備の盗賊。
>>117-119
重装D「そろそろ頃合いだな。お前は手はず通りに。」
弓兵「へ、へい!」
弓兵は上空へと鏑矢を放ち、逃げていく。
残った重装盗賊は立てかけてあった杖を地面に突き立てると、
その先端に取り付けられた不気味なベルを鳴らし始めた。
---------------------------------------
盗賊たちの様子
重装A(鎚)(+戦闘不能2)→コンサルタント+元レイブン?
重装B(剣)(重傷)→ジャビス
重装C(斧)(撃破)→アイク
重装D(弓)
弓兵(撤退)
生存:3人(指揮官3)
負傷:7人(歩7戦闘不能)
死亡:19人(弓3、歩15、指揮官1)
撤退:1人(弓)
121
:
ブッキー
:2019/06/08(土) 22:59:54 ID:???
>>120
とっさに突撃銃で戦槌を受けるが銃がへしゃげ、アルセニーは吹き飛ばされる。
アルセニー「ク…そがああああああああああ!」
転がりながらホルスターから拳銃を抜き、重装兵に放つ。
122
:
ジャビス
:2019/06/09(日) 18:37:09 ID:???
>>120
左に握っていた戦斧を両手で握り、
そして背にした樹木に足を付け、力を込めて一気にダッシュする。
「一人でくたばれボケェェ!!」
戦斧で重装Bの胴を叩けるように構え、右足で踏み込み、前方に一気に飛び込む。
最悪背中で毒を受けてしまうが、内側には革の鎧を着ているが故、頭さえ守れればさして気には留めていない。
123
:
アイク
:2019/06/09(日) 20:32:29 ID:???
>>120
本来行う追撃の二撃目は必要なかったか――そう判断し、追撃せず剣に付着した血を払う。
「……なに?」
しかし盗賊が崩れ落ちる寸前、意味深な台詞を吐き捨てた事に疑念を抱いた。
抱きはしたが、まだ交戦は終わっていない。
「おい! 商人や護衛達に伝えてくれ。
“カシラが王国の内部に潜入している”と盗賊が言っていたとな!」
後方に居るであろう、新人の魔術師に大声で伝える。
そして、返事を待たず駆け出す。その行先は、杖を地面に突き立てた重装Dの下だ。
何をしでかすかは分からないが、怪しげな術を使う手合いを放置しておいては碌な事にならない。
間に合うのであれば阻止するべく切り掛かるだろう。
124
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/10(月) 10:52:44 ID:???
>>121
重装A「ぐおっ!?まだ隠し持ってやがったのか!」
散弾によってへこんでいた鎧の左肩に銃弾がめり込み重装兵は怯む。
そこに背後から禿頭の大男が斧をフルスイングで叩き込む。
重装A「っ危ねえ!」
赤く輝く戦鎚が大斧に激突した瞬間、
鎚から放たれた爆風によって禿頭の大男は吹き飛ぶ。
重装A「ハァ・・・ハァ・・・なかなかやるようだが、相性が悪かったな。」
爆発の衝撃で完全に肩が折れたのだろうか。
重装の盗賊は戦鎚を片手で持ち肩に担ぎ上げて大きく振り上げる。
>>122
重装の盗賊は胴体から真っ二つに両断され、大地に倒れる。
重装B「クソ・・・てめえ、オレよりも盗賊向いてるじゃねえか・・・もったい・・・ねえ・・・。」
武器自体の許容量を超えるほどの毒を扱った所為か、
毒の大剣からあふれ出す猛毒で重装の盗賊は骨も残さずに溶けていく。
後に残ったのは血の跡だけだ。
>>123
重装D「思い切りは良い。だが遠すぎたな。」
アイクめがけて弓を弾き絞り矢を放つ。
矢は暴風を纏って普通の弓の倍の速さで飛来する。
たとえ矢に直撃せずとも暴風が叩きつけられる。
否、暴風が先に叩きつけられるからこそ矢が直撃することは無い。
そして不気味なベルから黒紫色の煙が溢れ、だんだんとその範囲を広げ始める。
>>121-123
新人の魔術師はアイクから伝えられたことを周囲の商人や護衛に伝える。
シスター「手際の良さに充実した装備・・・何かありそうですね。
・・・とりあえず私も出ましょう。どうやら私の仕事のようですし。」
馬車の上で周囲を警戒していた長身のシスターはフワリと飛び降りて前線へと駆けていった。
代わりに燃えるような髪を持った東洋風の冒険者が周囲の警戒に当たる。
---------------------------------------
盗賊たちの様子
重装A(鎚)(+戦闘不能2)→コンサルタント+元レイブン?
重装B(剣)(撃破)→ジャビス
重装D(弓)→アイク
弓兵(撤退)
生存:2人(指揮官2)
負傷:7人(歩7戦闘不能)
死亡:19人(弓3、歩15、指揮官2)
撤退:1人(弓)
125
:
ジャビス
:2019/06/10(月) 14:29:01 ID:???
>>124
「殺されようが盗賊になんてなるか……地獄で懺悔しやがれ」
ジャビスは自分の服から袖を千切り、その布にポーチ内の瓶に入った粉末(ジャビス流乾燥解毒薬)と、水筒の水をかけて湿らせ、自分の目を擦る。
また、湿らせた布で何度か眼球の周囲を叩くように薬を馴染ませると、ようやく目が徐々に開くようになる。
「おいおいどうなってやがんだ!(ベルから)何か出てっぞ!!気ィつけろ!!」
と、遠目から見た様子を状況説明するように叫ぶ。
126
:
ブッキー
:2019/06/10(月) 19:30:47 ID:???
>>124
アルセニー「はてさてそいつはどうかな…」
アルセニーは拳銃をホルスターに差し、首をすくめる。
次の瞬間頭部を狙った銃弾が飛翔する。
ルスラン「…ったくよ、よくもまあやってくれたぜ。」
ルスランはただ寝ていたわけではなく、手持ちの水筒で目を洗い視力をある程度回復させていた。
アルセニーはルスランが視力を回復させて、ライフルを構えている様を見ていた。
127
:
アイク
:2019/06/10(月) 20:48:02 ID:???
>>124
矢が放たれると同時に横へ飛び退く事で回避する。
左腕の籠手を前面に構え、身を屈める事で暴風の勢いを可能な限り削減した。
肌のあちこちが裂け、傷口から血が滲む。
たとえ倍の速さの射撃だろうと対応は間に合う――が、足止めは避けられない。
重装Cから受けた攻撃による痺れは未だ完全に拭えてはいない。ならば、
(この距離なら届く!)
剣を構え反撃として放ったのは、交戦開始時に弓兵を葬った剣戟の衝撃波だ。
先程、重装Cを仕留めた奥義の一撃より威力は劣るが、直撃であれば重装備の上からでも大ダメージを与えるだけの威力を持つ。
さらに、剣速に応じて速さを増す衝撃波の回避は、重装備であれば殊更容易では無いだろう。
128
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/11(火) 15:54:30 ID:???
>>125
シスター「そうですね、アレは私の仕事です。」
ジャビスのすぐ横を長身のシスターが全力で駆けていく。
何かを呟きながら銀色の矢をクロスボウに番えて。
>>126
重装A「それは降さ―――」
降参のつもりか?と言い切る前に頭部を撃ち抜かれ倒れる盗賊。
盗品とはいえ真っ当な組織のの正式採用品の兜、
それも爆風から目を守るためにバイザーをちゃんと降ろしていた。
しかし拳銃弾を完全に防げないものが、
十分な射程と正確な狙いを備えたライフルの弾丸を防ぎきることは難しい。
弾丸はバイザーを貫通し、男の頭部深くにめり込みその命を奪ったのだった。
禿頭「は・・・手筈ってのはこのことかよ・・・。」
傷だらけの傭兵がよろよろと立ち上がり、
アルセニーに近づき手を差し出す。
禿頭「立てるか?立てないなら背負ってやるぞ。」
>>127
重装の盗賊は咄嗟に地面に向けて矢を放つ。
暴風と撒き散らされる土や石で
剣撃波の威力を減衰させ、ダメージを抑える。
重装D「ごふっ・・・この程度じゃ止められんか・・・!」
致命傷は避けたものの片膝をつく重鎧の弓兵。
その後ろにある杖から吐き出される黒紫色の煙はかなり速く、
既にアイクの足元まで広がっている。
重装D「だが・・・せめてお前やあの斥候、
それに斬りこんできた長身の戦士だけでも削っておかねば死ねん!」
煙そのものに身体を狂わす毒は無い。
膝よりも下に広がっているため視界を遮るほどのものでもない。
重装D「『お前ら』も、そうだろう!」
盗賊の指揮官の叫びに答えるように、煙の中から盗賊たちが起き上がる。
明らかに生きていてはおかしいほど損壊したもの、
首が完全に後ろに折れているもの、
そしてアイクの最初の剣閃によって胴が拉げ潰れているもの。
死体となっていたものが立ち上がったのだった。
---------------------------------------
盗賊たちの様子
重装A(鎚)(撃破)(+歩:戦闘不能2+歩:死亡3)→コンサルタント+元レイブン?
(歩:死亡1)→ジャビス
重装D(弓)+ゾンビ弓3(+歩:戦闘不能5)→アイク
(重装C(斧):死亡+歩:死亡11)
ゾンビ煙の範囲はアイクの周囲まで。
生存:1人(指揮官1)
ゾンビ:3人(弓)
負傷:7人(歩7戦闘不能)
死亡:18人(歩15、指揮官3)
撤退:1人(弓)
129
:
ブッキー
:2019/06/11(火) 18:46:23 ID:???
>>128
アルセニー「半分博打だ。スノーボール(禿頭のこと)、お前の不意打ちまでは作戦通りだったが、失敗した…」
禿頭の手を借りて立ち上がる。
「で、お手上げかと思っていたらルスランが復帰していたんで悟られないようにしたわけだ。」
ルスラン「それよりなんかやばいことになっているな…」
アルセニー「あの鐘か…ぶっ壊すしかねえだろ。」
コンサルタントの二人がベルに向かって射撃を開始する。
130
:
ジャビス
:2019/06/12(水) 08:02:23 ID:???
>>128
「信じらんねえぜえ……せっかくぶっ倒したのに、あの煙のせいで振り出しに戻るってか、えぇおい!?」
煙の奥のゾンビ達を見て、狼狽える。
混乱せず、狼狽える程度で済んでいる点はまだマシなのかもしれない。
「だ、大丈夫なのかぁおい……?」
シスターは何かしらの策を持っているように見えた。
が、元々他人を見殺しにできるような性格でもないために、戦斧を持ってシスターのやや後ろを、"万一の護衛"のためについていく。
131
:
アイク
:2019/06/12(水) 20:59:09 ID:???
>>128
「これは……あの杖の力か!」
明らかな死人が立ち上がり動き出すと同時に素早く駆け出す。
目指す先は、重装Dの後方で未だ煙を吐き出す元凶の杖だ。片膝を付いた重装Dはまだ抵抗してくるだろうか?
いずれにせよ足を止める事は無い。最短距離で杖を目指して走り抜こうとする。
その最中、ゾンビとなり立ち上がった弓兵3人へと左手を翳す。
(体力を多少持っていかれるが、止むを得んな)
翳された左手――装備している銀色の籠手が淡く輝いたかと思うと、直後、アイクの体力を媒介とした魔弾が射出された。
威力はおよそ5.56mm弾の直撃に相当するもので計3発――1発ずつがそれぞれの弓兵へと襲い掛かる。
これは、かつてアシュタルという地にて入手した“祝福された籠手”――マジックアイテムが備える能力である。
アイク自身の攻撃力の高さと(アイクにとっては)微々たるものとはいえ、
生命力を消耗するデメリットから滅多に使わないが、僅かな動作で遠距離攻撃を仕掛けられるのが強みだ。
132
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/14(金) 14:05:07 ID:???
>>129
禿頭「そ、そいつは済まねえ。さっきも言った通りオレは一々雑で仕事が乱暴なもんだからよ。」
禿頭「だがこっちにアンデッドが沸いても失敗した分ぐらいは囮にならせてもらうぜ。
速攻でクビになったとはいえ一応元・レイヴンとしてのプライドってもんがあるからな。」
斧を前に構えてアルセニーをすぐにカバーできる位置で待機する。
>>130
シスター「いえ、あれはまだ本物のアンデッドではないので
煙さえ無くなれば元の死体に戻るはずです。
そんなに連発は出来ませんが、一応完全に無力化もできますし。」
駆けながら後ろのジャビスに話しかける。
シスター「ということで、ベルさえ手に入れてしまえばどうとでもなるんですが・・・。」
先ほどアイクが両断した重装備の盗賊が立ちはだかっている。
胴体に他のゾンビが抱き着いて強引に体をくっつけてなんとか立っているといった風情だが、
逆に言えば両断されていても動けるということだ。
>>131
弓兵のゾンビは大きく吹き飛ばされる。
が、それで動かなくなるわけでもなくゆっくりと起き上がる。
一体はそのままノロノロと弓を弾き絞り、アイクに狙いを定めている。
他の二体は腕が折れているためか短剣に持ち替えてジリジリと近づいてくる。
重装D「ゴホ・・・!やら・・・せん・・・!」
再び立ち上がり、アイクの前に立ちふさがる重装の盗賊。
ダメージの影響か、弓の狙いはかなり怪しい。
>>129-131
アルセニーとルスランの銃撃を目にしたシスターは驚きに目を見開き、
慌てた様子で大きな声で全員に呼びかける。
シスター「ベルへの攻撃はやめてください!危険です!
あれは公国で規定する『アーティファクト』の一種です!」
アーティファクト、超常的な発生をした異質な魔道具を公国ではそう呼ぶ。
大きさ、形状、強度は様々で、加工することで始めてその性質を示すものもある。
ベルはかなり頑丈なようで、2・3発直撃したが多少拉げた程度で済んでいる。
が、その弾着によって大きく音が鳴り、その分だけ大量の煙が吐き出され、
アイクの周囲で昏倒していた盗賊たちは煙によって呼吸が困難になり、
武器を拾うことも自分たちの仕事も忘れて必死で範囲から逃げようと這いずっている。
---------------------------------------
盗賊たちの様子
死神のベル
重装D(弓)+ゾンビ弓3(+歩:瀕死5)→アイク
(重装C(斧):ゾンビ&歩:ゾンビ2+歩兵:ゾンビ9)→ジャビス+シスター
(歩:死亡1)
重装A(鎚)(撃破)(+歩:戦闘不能2+歩:死亡3)→コンサルタント+元レイブン?
ゾンビ煙の範囲はジャビスたちの周囲よりやや後ろまで。
生存:1人(指揮官1)
ゾンビ:15人(弓3(内・短剣2)、指揮官1+歩兵2、歩兵9)
負傷:7人(歩7戦闘不能)
死亡:6人(歩4、指揮官2)
撤退:1人(弓)
133
:
ジャビス
:2019/06/14(金) 15:21:01 ID:???
>>132
「その説明で、状況はバカな俺でもよぉーくわかったぜ。でも、チンタラこいてるワケにはいかねぇんだよなぁ?……」
立ちはだかる重装のアンデットを睨みつつ、考える。
「ならよ、俺がここら辺の足止めを引き受けるから、おめぇは隙を見て他の奴らとあのベルを取って来るってのはどうだ?
ハッキリ言ってコイツら振りきるのはきついけどよお、止めておくだけってなら、約束できるぜ。」
134
:
ブッキー
:2019/06/14(金) 19:12:54 ID:???
>>132
アルセニー「なんだと!?」
シスターの警告で射撃をやめるコンサルタント。
ルスラン「なんでそんなものを一介の賊が持ってんだ?」
煙のせいでベルに接近できないとなると、お手上げだ。
135
:
アイク
:2019/06/14(金) 22:42:09 ID:???
>>132
(アーティファクト……一体どこから手に入れたんだ?)
弓の狙いが怪しいとなれば、そちらに強く意識を割く必要は無いと判断する。
時間経過と共に、重装Cから受けた痺れが殆ど回復してきたのもあり、拙い攻撃であれば早々被弾することは無いだろう。
直前の生命力の消耗も、3発程度であればまだ問題は無い。
尤も、仮に被弾の可能性が高くとも、それを覚悟で杖から放出される煙を止める覚悟だ。
この状況を長引かせるぐらいなら、死なない程度の損傷など安いものである。
「退け……!!」
立ちはだかった重装Dへ向けて、走る勢いそのままに構えた剣を一直線に突き出す!
136
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/15(土) 11:50:03 ID:???
>>133
シスター「ではお言葉に甘えて。」
指揮官だった男を繋ぎとめているアンデッド目掛けて矢を放つ。
矢が刺さった場所からアンデッドは白い塊へと変貌していく。
その塊へと飛び蹴りを放ち、重装のゾンビの両断されている体の真ん中を突っ切って走り去っていく。
再び左右に両断された重装備のアンデッドは斧を手放して体を元に戻そうと動いている。
そして白い塊となり粉々に砕け散った分の補充として
別のアンデッドが重装アンデッドの元へと這っていく。
残りの8体のゾンビもゆっくりとジャビスを取り囲み始める。
アイクの一撃と雷撃によって体は上半身と下半身に両断されているため武器こそ持っていないが、
痛みを感じない体であることから想像以上の力で襲ってくるだろう。
>>134
禿頭「ワケ知ってそうなのがキャラバンのほうに居るぜ?
青い顔してブルってるのがオレとアンタの雇い主の丁度真後ろによ。」
鞄からロープを取り出して昏倒している盗賊を縛り上げ、
木の枝に引っかけてぶら下げながら二人に話し続ける。
禿頭「オレは帝都に来て日が浅いから酒場のウワサ程度の話しか知らねえけど、
アイツは盗賊とつながってるんじゃねえかって話だったぜ。」
指を指し示すと、かなりあくどいことをして荒稼ぎしているという噂の商人が慌てて目をそらす。
銃弾による揺れが収まったベルは煙を吐き出す速度も戻っている。
煙がここまで到達するにはまだ時間があるだろう。
>>135
重装D「ぐふっ・・・!せめてお前だけでも道連れに・・・できれ・・・ば・・・。」
弓を取り落とし、一瞬体をだらりと脱力させるが、
直後に両手でアイクの剣をしっかりと抱きこむ。
アンデッドとして復活したものの実力差だけはしっかりと覚えているようで
鎧と自らの重さをもって最後の時間稼ぎをしているようだ。
シスター「ベルをこちらに!私が封じます!」
長身のシスターが手袋を外しながら走ってきている。
が、間にはまだゾンビが2体居る。
狙いが怪しい弓兵のアンデッドはアイクめがけて矢を放つ。
角度的には左の肩に当たるところだが、普段ならば十分に対処するだけの余裕はあるだろう。
---------------------------------------
盗賊たちの様子
死神のベル
重装D(弓):ゾンビ+ゾンビ弓3(+歩:瀕死5)→アイク+シスター
重装C(斧):ゾンビ(&歩:ゾンビ2)+歩兵:ゾンビ8→ジャビス
(歩:死亡1)
重装A(鎚)(死体)+歩:戦闘不能2(木の上)+歩:死亡3→コンサルタント+元レイブン?
ゾンビ煙の範囲はジャビスたちの周囲より後ろ、ジャビスが指揮官級を倒したあたりの前。
生存:1人(指揮官1)
ゾンビ:14人(弓3(内・短剣2)、指揮官1+歩兵2、歩兵8)
負傷:7人(歩7戦闘不能)
死亡:7人(歩4、指揮官1、歩1指1消滅)
撤退:1人(弓)
137
:
ブッキー
:2019/06/15(土) 22:17:27 ID:???
>>136
アルセニー「あー…なるほどね。だが俺たちは警邏じゃなくてコンサルタントだ。逮捕できる権限はない。」
青くなっている商人のもとに向かうアルセニー
アルセニー「どうした?賊を撃退したのに顔色が悪いな?」
そして商人の腕をひねり上げ、毒の煙の近くまで引きずり頭を煙に突っ込む。
アルセニー「話す気になったらいつでも言ってくれ。」
ブッキー「賊は裁判抜きで死刑もオッケーだったっけ?早いことしゃべれー」
ブッキー(あのクズ屋じゃなかったのか?ま、揺さぶりにはなるだろう。)
138
:
ジャビス
:2019/06/16(日) 01:18:54 ID:???
>>136
「ケッ、笑わせやがるぜえ。」
改めて戦斧を構え、周囲に目を配る。
「何度だって、テメーら纏めて地獄に送り返してやるッ!!」
ジャビスは一直線に重装アンデットへ向かって駆け、斧で斬りかかる。
139
:
アイク
:2019/06/16(日) 19:40:56 ID:???
>>136
「悪いが……ここで死ぬつもりは無い!!」
先程、歩兵が同じような事を仕掛けてきたのもあって予想していたのか。
重装Dに剣を抱え込まれる寸前にアイクは剣を手放し、重装Dを転倒させようと前に蹴り付けた。
鎧を砕くほどの威力は無いが、バランスを崩す程度には衝撃が襲うだろう。
そして――狙いの定まっていない弓兵が放った矢。それを、籠手を装着した左手で“掴み取る”。
続けざまに、重装Dが取り落とした弓を回収すると共に番え、向き直り、シスターとの間に居るゾンビの1体へと撃ち放った。
さらに、発射直後に弓を手放し、左手の籠手から魔弾を一発、もう1体のゾンビへと発射する!
達人には程遠いが、決して素人のそれでは無い。動きの鈍いゾンビ相手なら通用するだろうとの判断だ。
「これを渡せば良いんだな!?」
周辺のゾンビ達の動きが鈍いのであれば、ここからさらにベルを回収する事は間に合う筈だ。
回収が叶ったのであれば、シスターへと投げ渡そうとするだろう。
140
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/16(日) 20:33:08 ID:???
>>137
禿頭「『楽しいお話』ならオレも聞かせてもらうぜ。」
アルセニーについていく。
商人「ゲホゲホ!ま、待ってくれ!俺は関係ねえ!」
煙といっても単純に呼吸が困難になるだけであるため体に影響はない。
が、それでも屈強な男に囲まれ取り押さえられているだけで
この商人はかなり追い詰められているようだ。
>>138
重装のアンデッドがやっと体を繋ぎ合わせたところで
ジャビスの斧の一撃によってさらに上下に分断される。
もはやつなぎ合わせることを諦めたのか
腕だけでズルズルと這いよってくる。
他のゾンビたちも攻撃能力はあとは質量で押しつぶすか
握力で握りつぶす程度しかないというのにジリジリと迫ってくる。
>>139
アイクが重装盗賊の弓を用いて矢を放つと、体からフッと力が抜き取られる感覚を覚える。
そして放たれた矢は先ほど重装の男が放ったように暴風を巻き起こし、
煙を巻き込みながらゾンビを吹き飛ばす。
二体のゾンビは暴風の矢の影響で煙が消えた場所に吹き飛ばされると、ピクリともしなくなる。
シスター「ありがとうございます。」
投げ渡されたベルに手袋をねじりこみ、呪文を唱える。
シスター「ラダ公国執行官・元第5位【黒の救済者】アシュレイ・ブラックバーンの名において
アーティファクト『死神のベル』をここに封印します。」
途端に音が止み、ベルは煙を吐き出すのもやめる。
>>137-139
シスター・アシュレイは一息つくと大きな声で全員に伝える。
シスター「ベルの無力化は完了しました!
あとは煙さえ散らしてしまえば問題ないはずです!」
---------------------------------------
盗賊たちの様子
ゾンビ煙の範囲はジャビスが指揮官級を倒したあたりで拡大は終了。
死神のベル
重装D(弓):ゾンビ+ゾンビ弓1(+歩:瀕死5)→アイク+シスター
重装C(斧):ゾンビ・細切れ+歩兵:ゾンビ10→ジャビス
歩:死亡1←煙ここまで。
怪しい商人(尋問中)→コンサルタント、ブッキー、元レイブン?
重装A(鎚)(死体)+歩:戦闘不能2(木の上)+歩:死亡3
生存:1人(指揮官1)
ゾンビ:12人(弓3(内・短剣2)、指揮官1+歩兵2、歩兵8)
負傷:7人(歩7戦闘不能)
死亡:9人(歩4、指揮官1、弓2、歩1指1消滅)
撤退:1人(弓)
141
:
ブッキー
:2019/06/16(日) 21:17:16 ID:???
>>140
アルセニー「じゃあお前は下請けか?元締めは?」
ルスラン「これだけの武装と練度の賊だ。国か?反逆罪だぞ?」
アルセニー「だったら俺たちほどやさしくないぞ。一族郎党、楽に死ねない。」
ルスラン「お前は忍耐強いが、他はどうかな?誰かがお前を売る。」
アルセニー「お前はトカゲのしっぽと同じように切られる。誰も助けない。」
息が苦しくなったら顔を上げて呼吸させ、さらに煙に突っ込む。
もちろん関節を捻じり、浅くしか呼吸できないようにした上だ。
142
:
ジャビス
:2019/06/16(日) 21:30:35 ID:???
>>140
重装アンデットが手間取っている内に、ちょうど背後の方向の延長上にシスター、アイク、そしてベルが見える場所へと移動する。
当然、シスターのもとにベルがわたったことも、確認した。
「まぁ、敵ながら少し憐れだけどよぉ。これでシメーにしようや」
休憩中に作った発破弾を手に、アンデット達より少しだけ早いペースで下がり、安全のために距離を開ける。
「そんじゃ、あばよ!!」
そう叫び、アンデット達の手前へ、その発破弾を投げつける。
アンデットごと、煙を吹き飛ばしてくれるはずだ。
143
:
アイク
:2019/06/17(月) 22:28:33 ID:???
>>140
(成る程、この弓も体力を消耗する系統の武装か。……俺には合わんな)
籠手の能力についても止むを得ず使用したが、本来は好ましくない。
これはアイク自身が、戦いにおいて重要な要素としてスタミナを重視しているからだ。
如何に卓越した剣技を振るえようと、超越的な魔道を操ろうと、それが出来ない体調面に落ち込んでは意味が無い。そう考えている。
回収した弓は背負うように仕舞い、先程、重装Dに突き刺した剣を回収する。(まだ生き永らえているのであれば、トドメを刺すだろう)
「煙を散らすか……分かった」
シスターの助言を聞き、その場で剣を構え、力を溜める。
「――ハァッ!!」
そして、周囲を薙ぎ払うように一閃。
と言っても、特定の何かを切り捨てる訳ではなく、剣風により自身の周囲に蔓延する煙を一掃する事が目的だ。
144
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/18(火) 00:06:57 ID:???
>>141
商人「ちがう!オレがあいつらに武器を提供するわけねえだろ!
オレだって被害者なんだから!」
必死でもがいているうちに自分が口を滑らせたことに気づきますます青くなる。
煙はもうほとんど散ってしまったため尋問には使えないが、
もはや商人に出来ることは『いかに真実を隠しつつ本当の事を話す』かぐらいだろう。
>>142
アンデッド達は煙と共に吹き飛ぶ。
最後に残った重装の指揮官だったものの腕も
ほんの少しだけジャビスに近づき、切断面から煙と血を噴出してピクリとも動かなくなった。
>>143
重装の盗賊はまだ生きていたが、
(アンデッド化しているため生きているという言い方はおかしいかもしれないが)
剣を引き抜くと、欠損箇所の所為か上手く立ち上がれないでいた。
念のために両断してもまだ動いてはいたが、
即座にアイクの邪魔にはならない。
実際剣風によって煙を吹き飛ばされると、断面から煙を吐き出しきってただの死体へと戻った。
シスター「私がその弓で散らすことも考えましたが・・・必要ありませんでしたね。」
手袋を付けなおしながら驚いているような呆れているような笑顔で呟く。
>>142-143
シスター「さて、何やら向こう(
>>141
)で動きがあったみたいですし、急ぎましょうか?」
二人にコンサルタントたちの近くまで戻るように提案する。
少なくともこの付近には敵の気配はない。
---------------------------------------
盗賊たちの様子
アイク+シスター
ジャビス
怪しい商人(尋問中)→コンサルタント、ブッキー、元レイブン?
歩:戦闘不能2(木の上)
負傷:2人(歩2戦闘不能)
撤退:1人(弓)
145
:
ジャビス
:2019/06/18(火) 07:50:41 ID:???
>>144
「そうだなァ……見た感じ、尋問してるようだぜ」
歩をコンサルタント達の方に進ませつつも、はっとして立ち止まる。
「……貰えるもんは貰っとくか。」
といって少し後に戻ると、重装Cが使っていた魔道具の戦斧を持ち上げる。
「よぉー、こっちは片付いちまったぜ。あとはそいつだけか?」
コンサルタント達に報告をするため、状況を大声で知らせる。
146
:
ブッキー
:2019/06/18(火) 17:58:52 ID:???
>>144
アルセニー「そうか、まだお喋りの時間じゃないわけだ。」
ルスラン「おい、ジャビスつったか?その斧を試してみる気はないか?」
商人を
>>145
のほうに突き出すアルセニー。
アルセニー「喋りたくないらしいから、後はカシラとやらに聞くとするか。」
ルスラン「一発で楽にしてやれよ?」
147
:
アイク
:2019/06/18(火) 21:30:47 ID:???
>>144
「余計な体力を減らしたくなかったからな」
これで散らせなければ考えたが、と付け加える。
「……さっき逃げて行った弓兵が気になるが、ひとまず合流するか」
>>145-146
近くに歩み寄り、事の顛末を見守っている。
148
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/20(木) 19:48:01 ID:???
>>145
シスター「尋問ですかぁ。ひょっとしたら私の必要とする情報も握っているかもしれませんねえ。」
ジャビスの後に続いて歩きながら、拾った斧を観察する。
シスター(仮称:雷撃の斧。持ち主の魔力に応じた威力の雷撃を放つアーティファクト・・・。
ただしそれを片手で振り回すだけの筋力と集中力がなければ狙いも定まらない。
故にアーティファクトとしてのランクはそこまで高くもない・・・。
かといって低くもありませんが・・・。)
>>147
シスター(こちらはたしか・・・仮称:暴風の弓。
持ち主の体力または魔力を使い、風を打ち出す魔弓。
本来は矢を使う必要はないのですが、そこまで教える義理はありませんね。
どちらも一応は回収対象ですが、
あまり働きすぎて戻ってくるように言われても面倒ですし、見なかったことにしましょう。)
>>146
商人はジャビスたちを見ると顔を青ざめさせて
アルセニーたちにだけ聞こえるように話し始める。
商人「わかった!話す!あいつらが持ってたのは確かにオレが仕入れたものだ!
本当はラファエラに流すつもりだったんだよ!」
ラファエラ神教国。
極端なヒューマン至上主義を掲げる宗教国家。
かつてはエルフですら迫害の対象であったことすらあるが、
現在は獣人以外には寛容になっている。
その教義から、獣人を隣人として
積極的に交流を図っているラダ公国とは対立しており、
帝国が間に立つ形でその仲を取り持っている。
商人「女王に誓って帝国やムスタヴァの法は破ってねえ!
だからもうカンベンしてくれよ!本当に無関係なんだ!」
ガラクタ男も護衛の女戦士と一緒に近づいてくる。
---------------------------------------
盗賊たちの様子
アイク+シスター+ジャビス
↓(接近)
コンサルタント、ブッキー、元レイブン?→(尋問中)怪しい商人
歩:戦闘不能2(木の上)
↑(接近)
ガラクタ男+護衛
負傷:2人(歩2戦闘不能)
撤退:1人(弓)
149
:
ジャビス
:2019/06/20(木) 21:41:59 ID:???
>>146-148
「……おい」
商人がアルセニー達へ話し始めた頃、
まるで眼中にないかのようにその様子を無視し、アイクとシスターへ話しかける。
「アイク、確か出発前に言ってたよな。確かァー、別の傭兵に聞いたとか言ってヨォ」
アゴに手を当て、思い出しながら話しているようだ。
「さっきの盗賊達は、元々別の盗賊団だったが、頭が殺られちまったってのがきっかけで一つになったんだよなァ……」
どうやらジャビスは、出発前にアイクがモモから手にいれた情報を気にかけている様子だ。
「俺ァ、そいつが気に食わなかったからさっきの奴等を倒したんだ。……上手くまとまらねェが、何が言いてえかというと俺としちゃあ、コイツにかまってるより王国に潜入したカシラとやらを早く追いてえんだがァ……」
150
:
ブッキー
:2019/06/20(木) 22:43:11 ID:???
>>148
アルセニー「じゃあお前は仲介屋か?」
ブッキー「なら帳簿がある。絶対にな。」
ルスラン「言い切るねえ?」
ブッキー「保険だよ保険。取引相手はきっちり帳簿に残すさ。万が一の場合に…」
アルセニー「そいつがあればこいつの後ろは丸わかりってことか?」
ブッキー「まあね。」
ブッキー(ラファエラ…こいつらが黒幕?国がバックなら装備も練度も納得だが、ムスタヴァにちょっかい出す理由は?ラダにはともかく…)
商人を縛り上げて馬車に転がす。
>>149
アルセニー「そいつは少し疑問だな。装備、練度、情報網どれをとっても一級だ。」
ルスラン「別の組織が集まったところで、雑多な寄り合い所帯になるのが関の山だ。」
アルセニー「今の戦闘はこちらが先手を取り、主導権を終始握っていたにもかかわらずこのザマよ。」
ルスラン「事前情報を収集し、奇襲に対しても冷静に立て直しを図って一人は撤退に成功している。十分な訓練を積んでいる。プロだ。」
アルセニー「カシラだけ潰してもダメだ。別の奴が組織を運営するだろう。丸ごと壊滅させる必要がある。」
151
:
アイク
:2019/06/20(木) 23:57:43 ID:???
>>148-150
「“盗賊団全体を何とかする”って意見には賛成だ。
ただ現状を考えると――まずはカシラを追って王国に向かうのが無難だと思う。
今回は撃退に成功したが、連中としては“俺達の足止め”が目的の一つだったらしいからな」
重装Cが最期に吐いた言葉を信じるならな、と付け加える。
「それか……さっき逃げて行った弓兵が居ただろう。
そいつの後を追えば、カシラに通じるかは分からんが手掛かりが手に入る可能性は高い」
「弓兵を追うか、王国に向かうか。俺としては、このどちらかだな。
……それぞれに兵力を割ければ理想的だが、商人達を連れてる以上そこまでの余裕は無いしな」
自分達の本来の目的は“商人達の護衛”だ。
何かを企てている盗賊団の対処もそうだが、彼らの安全も確保しなければならない。
152
:
ブッキー
:2019/06/22(土) 00:03:11 ID:???
>>ALL
ブッキー「おっけー要約すると、キャラバン内部に不穏な奴がいるが足を止めるわけにもいかないってことだな。」
ブッキー「ところでだ、賊の次の一手は何だと思う?」
アルセニー「タレコミ屋の情報と、持ち帰った情報をもとに部隊を再編制し、有利な場所で数と装備をそろえて一気に勝負をかける。」
ブッキー「で、それが生かされる場所は?」
アルセニー「地形と時間を鑑みるに、ムスタヴァ手前の峠だろうな。」
ブッキー「じゃあこういうのは?足の速いやつを選抜して、峠を制圧。賊に先制攻撃を加える。」
ルスラン「リスクは高いな。先手を打てれば効果は高いが…」
ブッキー「おっかなびっくり行っても万全の体制の賊につかまるほうがやばい。」
アルセニー「…志願者を募ろう。装備の再点検と分配をする。」
153
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/24(月) 23:23:41 ID:???
>>150
商人「う・・・裏帳簿なら馬車に置いてきた鞄の隠しポケットにある。
だからあのシスターにだけは突き出さないでくれ。執行官だなんて聞いてねえよ・・・。」
男は青い顔をして怯えている。
シスターの肩にあったラダの紋章と数字からその正体を悟ったのだ。
確かに男の裏の商売は、帝国・ムスタヴァの法律には何ら違反してはいない。
が、ラダ公国からしてみればアーティファクトの盗難・盗掘にかかわった時点で重罪である。
例え自分で手を下さずとも、盗掘者等から買い取った時点でそれなりの罰が発生する。
ましてや何度も繰り返しているこの男であれば、もはや首謀者として扱われてもおかしくない。
そして執行官とは、その名の通り個人の裁量での刑罰執行の権限もある程度は有している。
男の馬車を調べれば帳簿は出てくるだろう。
その中には数名のラファエラの旧くからの貴族の名と金額が確認できるが、
今回の5つを含む10の武具に関しては「盗難」と書かれている。
盗難と書かれたものの中には「好意による補償」と但し書きされて
1割程度の金額が書かれているものもある。
>>149-151
禿頭「あの煙にまかれねえようにオレが吊るしといたのがそこに2人いるぜ?」
得意げな顔をして木からぶら下がって気絶している盗賊を示す。
頭部に土塊と石礫を受けて瘤や擦り傷は出来ているものの、命に別状はなさそうだ。
禿頭「アイツらから話聞きだしながら村まで行くのはどうだ?
それぞれ口裏を合わせられねえように別の馬車で聞きゃ信用もおけるだろ。」
腐っても、たとえ底辺でも元レイヴンらしく慎重な意見を述べる。
>>152
赤毛の東洋人「では私は先行するとしよう。
消耗はほぼ無いし、刀も弓も使えるからどちらにも対応できる。」
新人剣士「俺も今回は後衛だったから消耗は無いし、行けるよ。」
新人魔術師「私もまだ余裕ありますから。」
馬車の護衛を担当していた3人が名乗りを上げる。
シスター「私はコレ(ベル)の出所が知りたいところですが・・・
消耗は比較的少ないですし、どちらでも構いませんよ。」
シスターはチラチラと吊るされた盗賊を気にしている。
禿頭「オレはあんまり足速くねえからなあ・・・。」
女傭兵「悪いが私は雇い主の意向で離れられない。」
ガラクタ男の護衛二人は不参加のようだ。
154
:
ブッキー
:2019/06/25(火) 00:11:17 ID:???
>>153
カバンをあさり裏帳簿に目を通すブッキー
丁寧に閉じて、溜息を吐く。
ブッキー「ばかだねーこんなん隠したら俺までしょっ引かれるだろ。」
ブッキー「ねーちゃんこれ裏帳簿。で、相談なんだがこいつは自発的協力者ってことにしてくれね?司法取引だよ。身分くらいは保証してくれ。」
ブッキー「これで一つ貸しな。知ってること喋れば家族も路頭に迷わねえだろ?あとはほとぼりが冷めるまで大人しくしとけ。」
アルセニー「優しいねえ…」
ブッキー「で、お前さんにはこれ。」
自分の馬車から梱包されたトランクのようなものを取り出す。
アルセニー「消音狙撃銃…こんなもんどこで?」
ブッキー「お前が派遣される前に受け取った。武器のスペアだよ。」
アルセニー「横流しとか考えなかったのか?」
ブッキー「まさか、そこまで命知らずじゃない。」
このやり取りの間にルスランは盗賊二人を木から降ろす
ルスラン「この二人には道案内してもらうか。妙なこと考えたら生まれてきたことを後悔するぜ?」
盗賊二人の前でボルトを動かし、銃に弾を装填する。
ルスラン「スノーボール、こいつから街道のトラップと残りの人数、装備をできるだけ聞き出してくれ。」
賊の一人を蹴り上げる。
ルスラン「お前はこっちだ。お喋りでもしようか…」
ルスランは幌付きの馬車の中に盗賊と一緒に入る。
アルセニーは武器をチェックした後に志願者を見渡し、口を開く。
アルセニー「次は大人数との決戦になるぞ?今回のことで警戒も強くなった。一筋縄ではいかないだろう。」
アルセニー「カギはスピードだ。先に峠を確保、相手が先についていたら強行襲撃になる。」
アルセニー「我々が先についたらトラップを仕掛け、賊の連携を阻害して各個撃破。」
アルセニー「強行襲撃を行うときは、最大火力を用いての短期決戦を行う。」
アルセニー「いずれの場合もキャラバンの脅威となりうる弓兵、魔術師、アーティファクト持ち、指揮官を優先して排除する。質問や意見は?」
155
:
ジャビス
:2019/06/25(火) 21:19:32 ID:???
>>153
「そうだなあ……」
禿頭からの提案については、かなり肯定的な反応をする。
「それに、もし運良くカシラと出くわせば、黙ってようがソイツを見る目が泳ぐとか、何かしらおかしな動きをしだすだろうから、例え向こうが隠れてようが特定はしやすくなる気がするぜ」
>>154
アルセニーに対して、真っ先に質問をする。
「作戦に口出しする気は無ェが、
コイツら(盗賊)のカシラって奴が生きて見つかったら、一発……100発くれぇぶん殴らせて貰っても良いかよ?子分どもも大概だが、テメーだけ部下見捨てて先にいっちまう様な奴にこちとら腹が立ってんだ……」
質問と言うよりは、止めどない苛立ちの意思表示という方が正しい。
156
:
アイク
:2019/06/26(水) 02:11:42 ID:???
>>153-155
「俺も、先行して峠に向かおう。
尋問は苦手でな。下手に頭を動かすより、やる事がはっきりしている方が有り難い。
対多数との戦いも、その辺の連中よりは慣れているつもりだからな」
消耗については“この程度なら支障は無い”と付け加えておく。
もしも深く聞かれるようであれば『二度三度の連戦で行動に支障をきたすような鍛え方はしていない』と答えるだろう。
傭兵稼業において、盗賊団のような集団相手と戦う事は今までに何度もあった。
更に言えば、大軍を相手に最前線で戦い、剣を振るい続けた事すら何度もある。そういった経験と鍛錬の賜物という訳である。
>>153
「あんた、弓が使えるなら……これ使うか?」
赤毛の東洋人に声を掛け、先程入手した弓を見せる。
「体力を持っていかれるが、強烈な風を纏った矢が放てる代物だ。集団を相手にするなら有効だろう」
157
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/26(水) 22:19:18 ID:???
>>154
渡されたリストに目を通しながら答える。
シスター「うーん・・・今の私はそこまで権限無いんですけどねー・・・。
まあ、一応そういう申し出があったってことは報告しますけど、
国際問題ですし、ここまで常習的だと・・・どうでしょうねえ・・・。」
肩をすくめるシスターを見て商人はガックリと肩を落として動かなくなった。
禿頭「さてと・・・んじゃオレはコイツから話聞きだすことにするか。・・・オラ、起きろ!」
ガラクタ男の馬車に盗賊を乱暴に叩き込む。
もう一人の盗賊ルスランに連れられながら投げやり気味に喋り始める。
盗賊「・・・なるほど、オレらは負けたのか。
んで、オレは剣奴か?鉱山か?
どうせ知ってる事なんかそれほど多くはねえし
下手に逆らって腕でも潰されたら務めが長引くだけだからな。」
>>155
禿頭「そこらへんはどうだろうなあ。
元々それなりの規模のを一つにしたわけだし、
ザコすぎて今のトップの面知らねえかもしれねえし。」
ジャビスに答えながら馬車へ乗り込んでいった。
>>156
赤毛「いや好意はありがたいが、私の弓はコイツでね。」
手を構えるとその掌から炎が噴き出し、
そのまま弓の形をとり、鋼のように固まる。
赤毛「元々合戦から生まれた技能だから集団戦もこなせる。
先ほどの戦いでは護衛組だったから披露する機会は無かったがね。」
>>154-156
シスター「・・・となると、
馬車組は遠距離攻撃が不足しますから私は残ったほうがよさそうですね。」
落ちている戦鎚を持ち上げ、自分の護衛する馬車の商人に頭を下げて荷台へ積ませてもらっている。
シスター「所在不明は・・・二振りの短剣、靴、壺に、またベルですか・・・。
ベルは心当たりがありますけど他は特定できませんねえ・・・。」
シスターはどうせ前職もバレてしまったので、とベルについての説明をする。
『幸運のベル』
効果:鳴らしている間は持主に対するあらゆる武器・魔術が外れる。
但し、本人の武器や魔術も例外ではなく、素手での攻撃しかできなくなる。
対処法:囲んで押しつぶす。何等かの方法でベルの音を止める。魔力/体力が切れるまで持久戦。
158
:
ブッキー
:2019/06/26(水) 23:11:46 ID:???
>>157
ブッキー「そこを何とかするのが現場の人間よ。お前も命があるだけで感謝しろ。有り金で弁護士雇って刑を軽くすることだけ考えとけ。」
商人の肩をたたいてとりあえず励ます。
ルスラン「お前の態度次第だな。俺らは警邏でも騎士でもない。本拠地にどれだけ兵隊がいる?装備とこの先のトラップの位置を吐け。」
馬車の入り口を背にして詰問する。
飛び掛かってこないように一歩離れた位置で銃を抜ける位置についたうえで。
>>155
アルセニー「喋れる状態なら別に構わんが、凄むんだったらズボンのチャックを上げてからにしろ。あと鼻毛もな。ほかには?」
>>157
アルセニー「馬車のほうに戦力を割くとなれば、相手も機動力のある騎兵が適任だろう。軽装だと思うが、アーティファクト持ちに警戒したほうがいい。」
「森を抜けたところなら機動力を生かした作戦が可能になるだろう。警戒ポイントだ。盗難リストから使用されるであろうアーティファクトを調べて、対策を立てるんだ。」
「次に襲撃班。道沿いに馬車一台で移動し、3キロ手前で下車。地形偵察を行いながら襲撃地点を確保。賊を待ち伏せる。
敵が到達していた場合、側面か、背後に移動して強行襲撃を行い短期戦を仕掛ける。人数が多いと長期戦は不利になる。」
「制圧が完了したら緑色の信号弾を打ち上げる。失敗したときは赤色だ。」
159
:
アイク
:2019/06/27(木) 00:51:37 ID:???
>>157
「そうか、分かった。
相手が多数なのは間違いないだろうからな。あんたの弓術にも期待させてもらうぞ」
野暮な提案だったか、と。
僅かに笑みを浮かべながら赤毛の人物に告げ、邪魔にならないように弓を背負い直す。
使う機会があるかは怪しいが、戦闘に支障が無ければ持っておくに越した事はない。
「……鳴らすだけで殆どの攻撃を捌かれるってわけか。厄介だな。
あくまで防がれるのは武器や魔術だけで、徒手空拳で戦う分には問題は無いのか?
後、囲んで押し潰すってのは、要は逃げ場を無くせばベルの力でも武器や魔術による攻撃が防ぎ切れなくなる、って事か?」
と、シスターの説明について疑問点を投げ掛ける。
160
:
ジャビス
:2019/06/27(木) 09:21:01 ID:???
>>157
「そう言われてみりゃあ、確かになぁ」
禿頭が馬車に乗り込むと、独り腕を組み考えているようなしぐさをとる。
>>158
「ねえよ!!」
と、強い口調で言い放った後は、周囲のなり行きを待つ。
161
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/27(木) 15:08:33 ID:???
>>158
盗賊「兵隊ってほど大したモンじゃねえけどウチを合わせて150ぐらいだったかなあ・・・。
装備はまあオレらと同じぐらいだと思うが、他の団の装備事情を詳しくは知らねえ。
ただ元々それなりに強いヤツらには、
新しいカシラが戦利品からスゲエ武器を渡してるってリーダー・・・
アンタらがその『笛』でぶっ殺したハンマー使いが言ってたな。」
素直に話し始める盗賊。
何かを企んでいるというよりは、自分の無事以外の全てを諦めたような表情だ。
盗賊「この先にトラップ?そんなもんあるワケねえよ。
ウチは抗争前からココをシマにしてて、他の団に『盗賊権』とでも言やいいかね?
ようするにアガリの一部を寄越せば行商や旅人を襲っても文句言わねえって取り決めで
休みつつ小銭稼ぎをして上手い事やってきたんだ。」
殺された元頭目を尊敬していたようで、得意げに語りだす。
盗賊「おっと悪い、ちっと横道にそれたな。そんな睨まないでくれよ。
で、トラップを仕掛けてねえってのはな、
この先はもう森ってほど生い茂ってねえだろ?
そうなると上から丸見えなんだよ。ペガサス乗りどもからな。
だからあの辺りでの略奪は絶対に許可して無かったんだよ。」
たまーに無視して全滅させられてるバカが居たけどな。と笑う。
>>159
シスター「そうですね、徒手でも殴りかかると『何故か』転んだりして攻撃が外れますが、
衣類を掴むとかそういった行動には反応しませんから、
締め落とす、投げ飛ばす、あるいはカウンターで相手からぶつかって来てもらう
そういった攻撃ならば外れることは無かったと思います。」
そういう意味では私も先行部隊に居た方がいいんでしょうけど、と呟く。
シスター「そうですねえ、矢や槍の雨程度では防がれてしまいますが、
例えば広範囲を炎で覆って、だんだん狭めていくといった
『逸らそうとしても動かせない』ような状況なら防ぎようがありませんね。」
シスター「あとは、気付かれる前に持主を始末するというのもアリですね。」
>>158-160
新人魔術師も長い上着を仕舞い、動きやすい軽装となって準備が出来た。
あとは情報収集が終わり次第出発してもいい。
162
:
ブッキー
:2019/06/27(木) 20:40:10 ID:???
>>160
アルセニー「身だしなみも整って、緊張も解けたようだな。怒りは賊にぶつけとけ。」
>>161
ルスラン「分かった。協力に感謝する。身柄はムスタヴァで警邏に引き渡すが、協力してくれたことを口添えしておく。」
馬車を出てアルセニーと合流し、情報を伝える。
アルセニー「みんな聞いてくれ。これから森の外に出るが、ムスタヴァのペガサスの援護の範囲になっている。」
「襲撃を受けたときは信号弾を上げて、支援を待つんだ。」
「先行隊は準備ができ次第出発する。街道ではなく森の中を突っ切る最短ルートで峠を目指す。」
163
:
ジャビス
:2019/06/28(金) 00:15:00 ID:???
>>161-162
雷撃の斧を、自分の戦斧とちょうど背中でクロスするよう背負い、
後はいつでも出発できる準備が整っている。
(確か、この斧(雷撃の斧)はアイクが倒したやつが使ってた武器だったよなあ。
横目で見た感じだが、あの効果があれば割りと簡単に行けるんじゃねえか……?)
と、そんなことを考えている。
164
:
アイク
:2019/06/28(金) 22:44:43 ID:???
>>161
「思ってたより対抗手段があるんだな。俺と相性は悪そうだが……何とかできそうだ」
ありがとう、とシスターに礼を伝える。
相性が良いのであれば彼女に同行してもらった方が良いのだろうが、それだけの為に馬車組を手薄にするわけにはいかない。
>>162-163
「いつでも行けるぞ」
簡易ながら剣や防具の手入れを済ませ、そのように伝える。
165
:
ブッキー
:2019/06/28(金) 23:51:12 ID:???
>>163
ブッキー「兄弟、考え事しているところすまないがもう出発しているぜ?」
>>161
>>164
アルセニー「また我々がポイントマンになる。30m程離れて付いてきてくれ。」
コンサルタントの二人が先導する。目立つ赤いベレーから深緑色のバンダナを巻き
顔をドーランで迷彩している。
166
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/29(土) 18:30:25 ID:???
>>162
盗賊「へっ、どうせカシラが死んだ時点で本当はウチも終わってたんだ。
今のカシラにゃそこまで義理立てする気は無えってだけのことよ。」
ルスランが出ていくのを確認してから天井を仰いでイビキをかきはじめる。
>>162-165
先発隊は森の中を、馬車組は街道沿いをそれぞれ進む。
森の中は先ほどの戦闘の所為か、やはり動物の気配が無い。
しばらく森を進んでいくと、山肌が見えてくる。
と同時に、何やら怒鳴り声や叫び声が聞こえてきた。
新人「戦闘・・・?」
弓手「何やら混乱している、いや恐慌状態か?」
魔術師「噂のペガサスの騎士団でしょうか?」
167
:
ジャビス
:2019/06/29(土) 20:29:13 ID:???
>>165
「わーっちょちょちょ!へへっ、置いてかないでぇ〜!」
と言いながら、先発隊を追いかけていった………。
>>166
「騎士団なら、良いが……」
自然と声の音量を、周囲にしか聞こえない程度に抑えて呟く。
「また、誰か先に様子を見に行ってみっか?」
168
:
ブッキー
:2019/06/29(土) 22:12:11 ID:???
>>166
>>167
アルセニー「相手が先についていたようだな。」
ルスラン「どこか見晴らしが良い場所を探そう。」
双眼鏡とスコープで確認するために見晴らしのいい場所を探し始める。
169
:
アイク
:2019/06/30(日) 00:33:31 ID:???
>>166-168
「様子からして、まだ俺達に気づいてる訳じゃなさそうだな。
……相手の姿も確認したいが、何を話してるかも気になる。俺が様子を見てこよう」
アルセニー達が見晴らしの良い場所を探す一方で、周囲の木々や草を活かし、隠密を心掛けつつ怒鳴り声の方へ接近する。
身を屈め物音を出来る限り立てず、気配を殺しつつ、だ。
170
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/06/30(日) 11:30:30 ID:???
>>167
たまにズドンという地響きが響いてくる。
木々のスキマから見える街道には何かに思い切り頭を叩き潰されたような死体が見える。
大分くたびれた鉄の胸当てと根本から折れた剣のようなものを握っている。おそらく盗賊だろう。
>>168
もう少し前方右寄りに行けば何者かの正体を見ることができそうだ。
>>169
戦闘の気配を感じる。
細かい指示までは聞き取れないが、
なんでもいいから盾にしろ、弓使いを守れと叫ぶ声が聞こえる。
>>167-169
と、その時、進行方向上・獣道の終わりに立っている木に鉄板が突き刺さる。
そしてその直後に汚らしい身なりの男が飛んできて鉄板に体を打ち付けられ、
ありえない方向にヘシ折れて落下した。
どうやら何かとても強い筋力を持つ存在が、その盗賊のような男の一団と戦っているようだ。
171
:
ジャビス
:2019/06/30(日) 12:20:17 ID:???
>>170
「お……おいおいおいおい!!なっ、なんだこりゃあ!!どー見ても、ありゃ盗賊の一味だよなァ?騎士団って、こんなおっかねえのかよ!?」
地響き、街道に倒れる潰れた遺体、鉄板に打ち付けられて恐らく死亡した男、一つ一つに驚いている余裕は無く、
焦った様子で周囲を見回す。
>>168
「おい!道具持ってんだから、早く相手の正体わかんねえのかよッ!!盗賊どもを助ける義理はねえが、バケモノだったら何とかしねえと馬車組が……!」
完全に焦っており、無駄にアルセニー達を囃し立てる。
また、言葉が纏まらないが、
後から街道沿いを通ってくる馬車組と、今盗賊を襲っている正体不明の存在との接触を危惧しているらしい。
172
:
ブッキー
:2019/06/30(日) 20:57:52 ID:???
>>170
アルセニー「よし、あそこの木立まで移動だ。」
姿勢を低くして慎重に進むがジャビスの声に立ち止まる。
>>171
ルスラン「静かにしろ!姿勢を低く!」
ジャビスに伏せろとハンドサインを送り、双眼鏡を覗く。
173
:
アイク
:2019/06/30(日) 23:27:32 ID:???
>>170-172
「……!」
吹き飛ばされてきた男の惨状を見るに、人間には困難な膂力を発揮する存在が居るのは間違いない。
静かに抜剣し、戦闘の気配を感じる方角へと、足早に接近していく。
未だ隠密状態は保つようにしているが、状況によっては解く事も辞さないだろう。
(弓使いというのはさっき撤退した奴の事か、単に戦力としての弓使いの防衛を指示しているだけなのか……)
174
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/01(月) 10:22:59 ID:???
>>171
たまに何か大型の翼―たとえばグリフォンやドスウィンドバード等が羽ばたくような音も聞こえる。
その直後に衝撃音、あるいは地響きが鳴り響き、木々を揺らす。
>>173
盗賊たちは密集し防御態勢をとっている。
マトモな盾だけではなく、調理用の鉄板やまな板、鍋蓋、
さらに物資運搬用の荷車を横倒しにして盾として使っている。
その陣形の中心で指揮をとっている男の顔にも怯えと焦りが見られる。
必死で上空目掛けて矢を射かけるが・・・。
>>172-173
焦る盗賊目掛けて上空から翼の生えた大きな馬が降ってくる。
その蹄の一撃で盗賊の指揮官と思しき男は首が真後ろに折れ曲がり、倒れる。
指揮官を失った盗賊たちは完全にパニックに陥り、
塒があるという西へ逃げ出そうとするものや、竦んで動けない者、
それでも最後まで戦おうとするものなどバラバラに行動しはじめた。
そんな盗賊たちを蹴り潰し、踏み潰していく翼を持った馬。
しかしそれを天馬と呼んでいいのかは分からない。
噂や伝承で聞くような純白の体ではなく、その色は黒。
それも青毛のようなある種神秘的な黒ではなく、赤紫の混じった魔性の黒。
四足の先には伸ばし放題の鬣や尾、翼の先端と同じく燃えるような赤毛が靡いている。
その鬣からチラリと覗く額はそこだけ白く色が抜けている。
目も不気味に金色に輝き、平均的な馬よりも一回りほど大きな体躯。
何より、もはや獰猛と言ってもいい気性。
>>171-173
さんざん暴れまわった『馬』は大きな嘶きをあげる。
生き残っていた盗賊たちのほとんどは武器を捨てて逃げて行く。
興奮さめやらぬ様子で地面を踏み鳴らしながら周囲を警戒する『馬』。
ふと、こちらをじっと見つめて動かなくなる。
ルスランは双眼鏡越しにその目が合うかもしれない。
アイクも少しでも物音を立てれば睨まれるだろう。
ジャビスも直接は見えないにせよその強い視線は感じるかもしれない。
ルーキー達もその威圧を感じたのか魔術師を守るように前に立ち、息を殺している。
こちらが森の中に居るためか、少なくともそいつは自分から仕掛けてはこないようだ。
175
:
ブッキー
:2019/07/01(月) 19:19:31 ID:???
>>174
ルスラン「こいつは…」
アルセニー「どうした?」
狙撃銃のスコープをルスランの視線の先に合わせる。
アルセニー「なんてこった…」
ルスラン「化け物だ…」
引き金にかけた指が硬直し、体を恐怖が這いずり回る。
さっさと発砲して片付けろ一発あれば…
いや、一発で殺さなければこっちか殺される。
ルスラン「警戒している。手を出さないほうがいい。」
アルセニー「そっと後退するか…」
176
:
アイク
:2019/07/02(火) 00:42:11 ID:???
>>174-175
(ムスタヴァにはペガサスやユニコーンが居ると聞いたが……
あれは、俺の知る天馬騎士が乗るペガサスとは随分と様相が違うな。野良であれほどの種が生息しているのか?)
過去、天馬騎士の仲間と戦場に在った経験から、視線の先で佇む馬を分析する。
風貌からして通常種とは異なるが、ギルド等に知れ渡っているであろうペガサスの情報で、該当するか近しいものはあるだろうか?
(とにかく強い威圧感だ。
少なくとも、さっき戦った盗賊連中をまとめて比べても、間違いなく強い。
戦闘に入って――撃破は出来ても、先程の戦いより被害が大きくなるだろうな)
目線だけを動かし、後方で待機している組の様子を確認する。
(あの馬、皆には気づいてると見て良いだろうな。
俺もこれ以上接近すると気配を隠し切れんし、先手を取れても一撃で決めるのは難しい)
(……何より、何人かは馬の威圧感に圧されている様子だ。なら、ここで俺一人が先走って余計な被害を出す訳にはいかんな)
思考の末、その場で静かに待機し、馬がどのように動くかを見張る事にした。
万が一、後方組に攻撃してくる可能性を踏まえていつでも動ける状態で警戒を続ける。
177
:
ジャビス
:2019/07/02(火) 11:34:31 ID:???
>>174
「……」
先のルスランのサインに合わせて伏せたジャビスは、その状態のままルスラン、アルセニーが何か話していることに気が付く。
>>175
「おい、何が見えたんだ?俺んとこだと場所が悪くて見えねえんだ」
恐らく、魔獣等の動物類が居るのであろうことは、視線と会話の内容で察している。
経験から何かできるかもしれないが、普段から温厚な動物か、獰猛な動物かでも話が変わってくるため、慎重だ。
178
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/04(木) 13:52:54 ID:???
>>175-177
怪物は森の中に居る人間達が自分に手出しをしないことを感じ取ったのか、
その大きな蹄で地面を二、三度踏み鳴らすと、翼を広げて上空へと駆け上がっていく。
直接見えていなかったジャビスや新人達も
木々のスキマからでもその禍々しい姿を見ることは出来るだろう。
しばらく頭上を旋回すると、山の上のほうへと姿を消した。
後に残ったのは無残に殺された盗賊たちの死体と
普通の馬よりも一回りは大きい巨躯によって踏み鳴らされた地面の跡
そして、不吉さを感じさせる赤と黒の入り混じった羽根だけだった。
馬車組が到着するまでにまだ少し時間がある。
気になる事があれば調べることもできそうだ。
179
:
ジャビス
:2019/07/04(木) 16:02:26 ID:???
>>178
「おぉ…………」
禍々しくも、雄大な影が上空へと去っていく姿を見て、言葉もなく立ち尽くした。
それから、視線を盗賊たちの亡骸が散らかる地面へと移す。
「多分、アイツら(盗賊達)はあの馬に手ェ出したんだろうなあ。
仮に、さっきの奴等みてーな強力な道具(アーティファクトのこと)も持ってたら、図にのって仕掛けたのかも知れねえしな」
惨状の広がる一帯まで来ては、改めてそれらを見下ろす。
「ところで、コイツらめちゃくちゃな死に方してるからよお……。一体何人くらい死んだんだ?数えてみるか」
と言って、大体の死体の数を数え始める。
180
:
ブッキー
:2019/07/04(木) 21:59:22 ID:???
>>178
アルセニー「なんにせよ助かったな…」
ルスラン「まったくだ…」
アルセニー「安全を確保するぞ。あそこの台地を確保だ。」
周囲が見渡せそうな高台を指さして進む。
181
:
アイク
:2019/07/06(土) 13:27:16 ID:???
>>178-180
「……行ったか」
馬が飛び去った後、姿を現した。
こちらに戻ってくる様子が無い事を確認すると、盗賊達の惨状へと視線を移す。
「ひとまず、調べてみない事には何も分からんな」
アルセニー達が安全確保に踏み切る一方で、こちらは調査を行う事にした。
赤と黒の入り混じった羽根、踏み荒らされた地面の跡、そして盗賊達の死体。
間に合うのであれば、馬車組が到着するまでにそれらを順に調べるつもりだ。
182
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/06(土) 14:23:06 ID:???
>>179
頭を蹄で踏み潰されたもの、蹴とばされて圧し折れたもの、
運悪く味方の武器に串刺しになりもろともに踏み潰されたもの、
数えられるだけでも20人程度の盗賊の亡骸が転がっている。
逃げ出した盗賊も数えれば恐らく先ほどと同じ程度は居ただろう。
>>180
本来は休憩所として使われるであろう高台は、
平らな岩石が簡易テーブルや椅子のようにいくつか並べてある。
そこには軽装備ながらもそこそこ質の良い皮鎧を身に着け、
タールのような粘性のある黒い液体に塗れ、
顔面が潰れて捻じ曲がった男の死体と、ベルが落ちていた。
粘性のある液体は男が下敷きにしている袋から漏れ出ているように見える。
二人は経験からその液体が可燃性のものであることが分かるだろう。
>>181
落としていった羽根は先が赤く、根本に行くにつれて黒くなっている。
色合い以外は基本的に伝承や他の国に居るペガサスとほぼ変わらない。
しかし踏み荒らされた地面の蹄の跡や深さから、
先ほどの怪物はやはり平均的な馬より一回りは大きい馬であることが分かる。
盗賊たちの死体もその脚力と体重による一撃で折れたり潰れたり、
あるいは蹴りあげられたのか噛み付かれて持ち上げられたのか落下死したようなものもある。
>>179-182
裏帳簿の盗まれたアーティファクトについては
アルセニー達が確保した休憩所に転がっているそれらしいベル以外には見当たらない。
逃げた盗賊たちが持っていたのか、あるいは崖の下にでも転落したのだろうか。
183
:
アイク
:2019/07/06(土) 20:43:04 ID:???
>>182
(能力の差異はあるが、通常のペガサスとほぼ同じか。
元々荒いだけなのか、盗賊達に攻撃されてあれだけの凶暴性を発揮したのかが気になるが、流石に分からんな)
周囲の調査を一通り終えると、次にアルセニー達の後を追う事にした。
安全確保の手伝いもあり、そして高台であればさらに周囲一帯の様子を確認できるとの判断だ。
>>180
>>182
「……例のアーティファクトか」
後から追いつき、休憩所に転がっているベルを見て一言。
「その男の死体、随分と惨くやられているな。
あんた達がやったって訳じゃないだろうし、さっきの馬にやられた……ってのも考え難いな」
男の顔面が潰れているとはいうが、今までの経験から推測するに、人力で行える損傷具合だろうか?
184
:
ブッキー
:2019/07/06(土) 20:53:46 ID:???
>>182
アルセニー「こんな死に方はごめんだな…」
ルスラン「ああ。これが例のアーティファクトか?」
アルセニー「リストによるとまだあるようだが…」
ベルを雑具入れに収め、周りの死体をどかす。
ルスラン「可燃物だ。」
アルセニー「何かを焼こうとしたみたいだな。あの化け物を火あぶりにしようとしたか?」
ルスラン「空飛ぶ化け物相手にか?無理だろ。」
アルセニー「よし、ここにはあと二人もいればいいだろう。手が空いている奴はアーティファクトとやらを探せ。」
185
:
ジャビス
:2019/07/06(土) 22:43:06 ID:???
>>182
「ひい、ふう、みい…………おえっ」
数える途中まで平静を保っていたが、あまりの惨状に気分が悪くなる。
「死んでる奴が大体20人と……逃げ出したやつも10人弱いたかなぁ……」
死体の数については、残存兵力の情報として役立つと考え、
高台に移動したのち、アイクやルスラン、アルセニー他、同行するメンバーに伝えた。
>>184
「アーティファクト、ねえ……とりあえず、怪しいもんを探してみるぜ」
そういって、岩影の裏、崖下、窪みの中を探して回る。
186
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/07(日) 17:20:01 ID:???
>>183-184
男の顔面は少なくとも常識的な人間の力で行えるものではない。
後頭部に打撲痕、首も圧し折れており、うつ伏せに倒れている。
他には右の前腕部が中ほどからあらぬ方向へと曲がっており、
右肩も脱臼している。
>>184-185
少なくとも襲撃場所から軽く見回れる範囲にアーティファクトらしいものは落ちていない。
折れた武器や壊れた道具なども特に変わったものではないようだ。
>>183-185
手の空いているルーキー達が
無残な盗賊たちの死体をとりあえず適当な場所へと運んで並べておく。
魔術師は青い顔をしながら街道上の血だまりを水の魔術で洗浄している。
遠くから馬車の音が近づいてくる。
どうやらキャラバン組も特に異常なく合流できそうだ。
187
:
ブッキー
:2019/07/07(日) 21:10:53 ID:???
>>186
アルセニー「ひどくやられているな。」
ルスラン「ん?この死体…さっきの化け物にやられたのか?」
アルセニー「気になるのか?」
ルスラン「さっきの奴は馬みたいなやつだったな。この損傷は格闘のものじゃないか?」
アルセニー「何?」
ルスラン「蹄で踏まれただけでこの傷はできない。関節技と打撃の技に見える。」
アルセニー「その割にはぐしゃぐしゃだな…人間業じゃない。」
ブッキー「ほんとに何もなく峠にきちまったい。盗賊ってのも案外素直なもんだな。」
手鏡で峠に向けて光を反射させる。到着の合図だ。
188
:
ジャビス
:2019/07/08(月) 10:41:22 ID:???
>>186
幾つか壊れた破片を持ち上げては、
変わったアイテムではないことを知ると、すぐその場に捨てる……という行為を何回か繰り返した。
ジャビスの頭には、それ以上詳しく調べようと言う考えは浮かばなかった。
「もう、グロテスクな死体を見るのも勘弁ってカンジだぜえ…………合流したら、さっさと先へ行っちまおうぜ」
と、周囲への同意を求めている。
189
:
アイク
:2019/07/09(火) 01:03:21 ID:???
>>186
「受けた傷の具合は相当だが……並外れた力か、それ相応の特殊な力を持つ人間の仕業に思えるな」
一旦区切り、辺りを見回して思案する。
(やはり、さっきの馬――怪物にやられたにしては、休憩所の中が綺麗過ぎる。
この男だけを的確に仕留めて、周囲を一切壊さず立ち去るだけの理性を備えているなら話は別だが――)
自分達が手出しをしないと悟り立ち去る理性こそあったが、それを根拠とするには弱すぎる。
そもそも、この休憩所の規模で先程の怪物が立ち入ったなら、どうやっても家具等の破損は免れないように見える。
(……答えを断定できん事を考えてても時間の無駄だな)
そこまで思案した所で打ち切る事にした。
こういうのは自分に不向きで、別の者に任せたい。幸い頭の回る知略家(
>>187
)は他に居るのだから。
>>186
>>188
ジャビスからの伝達(
>>185
)を聞き、こちらの考えも伝えた後、そのままルーキー達の手伝いに回る事にした。
「俺が代わろう。まだ残党との戦いも控えているだろうからな、無理せず休憩しておくと良い」
休憩と言ってもキャラバン組との合流までの暫しの間だが、青い顔を浮かべたまま作業をさせるのも忍びないとの判断だ。
190
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/10(水) 19:34:40 ID:???
>>187-189
何事もなくキャラバンと合流する。
目的の村はすでに目視できる距離にある。
キャラバン組の護衛達は、特に自分たちは苦労していないので村までは休んでいてほしいと申し出てきた。
村までの短い間だが、自由に情報交換ができるだろう。
191
:
ブッキー
:2019/07/11(木) 23:59:59 ID:???
>>190
ブッキー「よう、兄弟ども派手にやったなおい!」
アルセニー「俺がやったわけじゃない化け物だよ。」
ルスラン「羽の生えたバカでっかい馬だ。ほとんどは。」
ブッキー「例外があるのか?」
アルセニー「こっちだ。」
例の死体をブッキーに見せる。
ブッキー「ゲロゲロ…こうなると哀れに思うな。ナンマンダムナンマンダブ…」
アルセニー「こいつだけ格闘でやられたみたいだ。周囲には可燃物。」
ブッキー「こいつら火薬使えるのに油かよ。容器は?」
アルセニー「それらしいものはない。」
ブッキー「第三者の犯行か…こういう時に蝶ネクタイ付けた子供が出てきそうなもんだ。」
ルスラン「なんだそりゃ?」
ブッキー「わすれろ。」
アルセニー「それとアーティファクトだっけ?一応回収しといた。」
ブッキー「じゃーおねーちゃんに渡してチチとシリ揉ませてもらお。」
ルスラン「スプラッタな遺体がもう一つできそうだな…」
192
:
アイク
:2019/07/13(土) 18:17:17 ID:???
>>190
馬の怪物の存在や、アーティファクトのベルを回収した事をキャラバン組に伝えておく。
「一般的なペガサスとは似ても似つかない姿だったが、誰か心当たりは無いか?」
と、馬の怪物について護衛や商人に聞いてみる事にした。
あのような個体が自然発生するものとは考え難いが、何処かに種が生息している可能性もある。
193
:
ジャビス
:2019/07/13(土) 22:44:01 ID:???
>>190
まずは、キャラバン組にここで倒した、または逃げた盗賊たちの人数を共有しておく。
「じゃあ、遠慮なく休ませてもらうぜ……」
態度こそ護衛として堂々としているジャビスではあるが、
処置をしたとはいえ、先ほどの戦闘の疲労が貯まっているようだ。
194
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/14(日) 17:23:05 ID:???
>>191
遺体を移動させるためにひっくり返すと、
動物の膀胱か何かで作られたと思われる袋の残骸が腰のベルトに括りつけてあった。
おそらくこの袋に可燃物を詰め込んでいたのだろう。
>>192
シスター「ダークペガサス・・・とは違うのでしょうか?」
ダークペガサス。闇色、または夜空の色とも呼ばれる体色を持ったペガサスの一種。
翼に青が混じることはあったとしても、体毛にまで朱が混じった個体というのは例がない。
尤も、ペガサス自体が希少であるためごく一部の国でしか接する機会がないため
絶対にありえないとまでは言いきれないだろうが・・・。
>>193
禿頭「つーことは・・・さっきの30人と合わせてざっくり50人ぐらいか。
村までそんなに無えけどゆっくり休んでな。」
ジャビスに向かって布袋を放り投げる。
中身は干したスライスオレンジだ。
>>191-193
禿頭「オレが聞き出した範囲だと盗賊団は150人で・・・
さっきブチのめした30とそのバカデカい馬に蹴り殺された20で合計50だから・・・
残りは100か。普通なら1/3が一日で消し飛んだらしばらく大人しくしてるもんだが・・・。」
禿頭の大男は盗賊の死体を幾つか漁り、
その懐などから木彫りの丸い印をポイポイと取り出していく。
禿頭「コレと・・・コレと・・・こいつは持ってないか・・・コレは割れて分からねえな・・・。」
その木彫りの印は多少の誤差やズレはあっても、全て同じ図柄、同じ形状だ。
195
:
ブッキー
:2019/07/14(日) 19:17:30 ID:???
>>194
アルセニー「可燃物はこいつか…キャラバンを燃やすつもりだったか?」
ルスラン「ありうるが積み荷まで燃やすつもりだったのか?」
ブッキー「ま、今となっちゃわからんがな…おーいシスター!アーティファクト見っけたゾー!静かな場所で話そうや!」
196
:
ジャビス
:2019/07/15(月) 11:53:28 ID:???
>>194
(オレンジか……よし)
「サンキューなぁ……」
パクリと一枚、乾燥オレンジを咥えながら、
更にもう一枚の乾燥オレンジを、持参の水で戻し、瑞々しさが戻ったオレンジを、顔に塗りつける。
大半はその行動を理解できないであろうが、
ジャビスの思考回路としては
「疲れを癒したい」→「柑橘系の酸っぱい果汁を浴びれば癒せるかも」→「水で戻して顔に塗ってみよう」
という考えのもと、そんな行動をとったのである。
結果、ジャビスは甘い柑橘系の香りがする、糖分で顔ベタベタおじさんになった!!
197
:
アイク
:2019/07/16(火) 21:34:41 ID:???
>>194
「……噂には聞いた事があるな、通常と異なる体色を持つペガサスが居ると。
ただ、あの凶暴性といい戦闘力といい、ダークペガサスの通常個体はああいうものなのか?」
無論、通常のペガサスとて襲われれば迎撃もするだろう。
だが集団ならともかく、単独では往々にして弓やボウガンという弱点を突かれがちなのが彼らだ。
だからこそ、盗賊達が弓使いを中心に戦術を組み立てていたのは正解の一つだろう。
しかし、盗賊達が拙かった可能性を考慮した上でも、ダークペガサス一頭に為す術なく蹂躙される一方であった。
様子を見る限りではまともな傷を付ける事さえ叶っていない。
そのように考え込んでいたところで、禿頭が死体を漁る様子が視界の端に映ったのか、そちらへ視線を向ける。
「それは、何かの印か?」
198
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/17(水) 18:32:04 ID:???
>>196
新人「・・・アリにたかられますよ?」
道の洗浄を終えた新人コンビもやってきた。
青い顔をした魔術師は少し笑って杖の先に水球を作り出し、
顔を洗うのならどうぞとそのままジャビスの傍まで水球をふよふよと動かす。
>>197
シスター「さあ・・・?何せペガサスを保有する国は珍しいですから。
ましてや野生となると、その生態はよくわかりませんねえ・・・。」
実際に見たことはないので、と肩をすくませてブッキーの方へと去っていく。
声をかけられた禿頭はアイクのほうに一つ印を投げてよこす。
禿頭「元々の盗賊団だった頃の身分証みてーなモンらしい。
うっかり同業を殺して抗争にならねーように団長同士で話し合ったんだと。
結局は団長同士の殺し合いになったから結果的にゃ無意味だったらしいが。」
先ほどまで指揮官だった死体の剣を鞘ごと取り外し、アイクに放り投げる。
剣の鍔にはかなり不格好に、逆に鞘には細かく同じ印が彫られていた。
>>195
聖書を片手に何を考えているのか分からない笑顔のままやってくるシスター。
シスター「これはどうも。破壊されてなくて何よりです。
なんせ破壊されたら呪いでどうなることかわかりませんから。」
腰にぶら下げたクロスボウを撫でながら告げた時に
一瞬だけその赤い瞳が何か遠くを見るような、冷たい輝きを帯びる。
199
:
ブッキー
:2019/07/17(水) 22:11:40 ID:???
>>198
ブッキー「じゃーちょっと静かな場所にいこうや…」
何を思ったか先ほどとらえられた商人のいる馬車の中に入る。
シスターが入ったのを確認して幌を閉めるとコンサルタントが両脇につく。
ブッキー「さてと…どうにも情報漏れがあるかもしれんな…盗賊じゃなくてこのアーティファクトがらみでさ。」
200
:
ジャビス
:2019/07/18(木) 17:18:48 ID:???
>>198
「……助かるぜ……」
と、周りには聞こえないよう静かに礼をすると、水球の水で顔を洗い始めた。
「……いや、普通の冒険者でも見たくねえもん見てテンションが下がってるんじゃねえかと思って、すこーしばかりふざけてみただけだぜ!アッハッハ!!!」
新人にだけではなく、周囲で暗い顔をしている護衛もいれば、彼らにも顔を向けて笑い始める。
201
:
アイク
:2019/07/20(土) 03:48:59 ID:???
>>198
「決まりを破ったのが肝心の団長か……」
放り投げられた剣を掴み、まじまじと眺めている。
鞘、剣と交互に印を見つめていたところでふと疑問が一つ湧いた。
「――団長達の死には暗殺者ギルドが関わってる、って話を聞いたんだが。
あくまで団長同士が争った結果、痛み分けになったって事なのか?」
>>37
で聞いた話を相当要約した伝え方だが、意味としては間違っていないだろう。
202
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/21(日) 20:50:35 ID:???
>>199
シスター「情報漏れ・・・ですか?」
スッと目が鋭くなる。
>>200
ジャビスの行動のおかげか周囲の護衛達もほどよくリラックスできたようだ。
>>201
禿頭「オレが聞き出した情報だと、団長同士の取り決めを誰かが破ったに違いないって話だ。
どこの団長が裏切ったのかは分からないらしいがな。」
全ての死体が持っていた印は、判別できる範囲は全て同じものだったようだ。
禿頭の大男は血で汚れた手を水嚢の水でジャブジャブと洗い流している。
203
:
ブッキー
:2019/07/21(日) 21:20:43 ID:???
>>202
ブッキー「おっかねえ顔すんなよ…ちびるぜ。」
「確信があるわけじゃないけどな、回収しました、証人と証拠品見つけましたの状況で買い手が消された。」
「そして流したブツは消えた。偶然にしてはタイミングが良いな?」
「次に考えられるのは…こいつと証拠の帳簿。早いとこ安全なところに移すべきだな。」
「それと、山賊の死体だが格闘でやられた痕跡がある。それも人外の力でな。」
「もちろん状況証拠だけだ。だがここからのあんたの仕事は証人と証拠を全力で守ることだ。裁判までな…」
「丁重に扱えよ?こいつだけじゃ無くて家族、親族、店の従業員一人一人だ。」
204
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/22(月) 19:05:31 ID:???
>>203
シスター「・・・『買い手』が消された・・・?」
裏帳簿を取り出して眺める。
シスター「私もラファエラの事情にそう詳しくはありませんが、
ここに載っているのは公国に真っ向から喧嘩を売ってきた老が・・・
もとい、昔からいる差別主義の貴族達ですから、
いくら主流派ではなくなったとはいえ、手を出すのは危険だと思いますが・・・?」
205
:
ブッキー
:2019/07/22(月) 19:45:51 ID:???
>>204
「そうだな。下手すりゃ国際問題で紛争になるかもしれんな〜」
「あ、俺はもうかるかもな?」
「でもよ、見逃すつもりはないんだろ?じゃきっちり証拠と証人抑えて裁判するしかないな。」
少しからかってみたが命の危険を感じたのかすぐにやめた。
206
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/25(木) 17:46:38 ID:???
>>205
シスター「・・・そうですね。」
再び何を考えているのか分からない笑顔に戻る。
シスター「もしまだ執行官として働いていたなら、
そんなまどろっこしいことする必要も無かったんですけどね・・・。」
シスターがチラリと密輸商のほうを見ると、彼はビクリと身をすくませた。
207
:
アイク
:2019/07/26(金) 00:06:06 ID:???
>>202
「……取り決めを破るほどの理由があったのかもな」
理由があるとしても、現時点で考察する為の材料は不足している。
ひとまず頭の片隅に置いておき、受け取った剣も適当に仕舞いこんでおく。
(残りの盗賊団の数はおよそ百。
ここまで来るにあたって、そいつらと遭遇していないのが妙だが……
残った百人はカシラとやらと行動しているのか、まだ何処かでキャラバンを待ち伏せしているんだろうか)
カシラが王国内部に潜入し、何を行おうとしているのかが未だ不明瞭なのが気がかりだが、現時点ではいくら思考しても憶測しか無い。
「村はもう間も無くだったか。区切りの良い所で、皆に出発してもらうように伝えるか」
208
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/26(金) 23:23:31 ID:???
>>207
禿頭「あるいは、優先順位が変わったのかもしれねえな。」
手についた水滴をピッと払い、服の裾で適当に拭う。
禿頭「そうだな。んじゃオレはあの傭兵二人に事の顛末を説明してくるわ。
ついでにオレが聞き出した事と、あいつらが聞き出した事にズレが無いかも確認しときたいしな。」
209
:
アイク
:2019/07/28(日) 15:47:41 ID:???
>>208
「ああ……確認は大事だからな。推測が先行し過ぎてても問題だ」
思考は大切だが、その共有もまた大切なものだ。
禿頭を見送った後、空いた時間を使って剣の手入れを行っておくことにした。
(今回の件は、単なる護衛依頼の範疇に収まらなさそうだな)
杞憂であってくれれば良いんだが、と一人ボヤくのであった。
210
:
ブッキー
:2019/07/28(日) 21:20:36 ID:???
>>206
ブッキー「世の中は面倒ごとばっかりさ。じゃ、俺はこれで…」
馬車の外に出て大きく伸びる。
211
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/07/29(月) 23:04:43 ID:???
>>ALL
それぞれの情報収集や休憩を終えて、キャラバンは村へと向かう。
道中、禿頭の傭兵はブッキー達に近寄り、
自分が盗賊から得た情報をアルセニーらと交換し、矛盾がない事を確認した。
そして何事もなく村に到着した。
村はどこにでもある山奥の平和な田舎といった風情だが、
中央に馬車が何台も停められるほどの大きな館がある。
常連の商人たちが言うには、そこで大きな取引を行うことが出来るそうだ。
村の門番に呼ばれて
村長と思しき老人と、綺麗な身なりの紳士、そして細い剣を腰に下げた青い髪の少女が現れた。
老人「おお、皆さんご無事で。これでやっと取引が出来ますな。
と、初めてお目にかかる方もいらっしゃりますので簡単に自己紹介をさせていただきます。」
村長と思しき老人は、地味ながらも上等な衣類に手を当てて丁寧に挨拶する。
老人「私がこの村の長、イェッセ・マルヤマーと申す者でございます。
こちらは私の息子で商館の長、ヤルノ。」
ヤルノ「あちらの商館で責任者をさせていただいております。どうぞ宜しくお願いいたします。」
村長の息子・ヤルノ館長も、嫌味ではない笑顔で続けて挨拶をする。
少女「あたしはマイユ。マイユ・キティノヤ。
今年から王国騎士団の正騎士(ナイト)になる予定なんだけど、
ちょっとした事情で丁度今朝降りてきたところなんだ。・・・です。」
マイユと名乗った少女のほうはあまり丁寧な挨拶には慣れていないようだ。
一通りの挨拶が終わると商人たちの大半はヤルノ館長と共に館へと向かい、
一部の細々とした物を売る商人たちは村の広場でせっせと店を設営し始める。
その場には村長と騎士マイユ、キャラバンの護衛と冒険者ギルドの職員が残っている。
とりあえずの護衛は完了したことで、暫くは村に滞在することになる。いわば自由時間だ。
212
:
ジャビス
:2019/07/30(火) 16:14:23 ID:???
>>211
「なんだ、平和だぜ。なぁ?」
周囲や空を繰り返し見渡す。
「とうとう盗賊らとは出くわさなかったな……なーんだよ、ひでえ目に遭ったもんで、とっとと帰っちまったか?」
警戒心が強ければ強いほど"それはないだろう"と思うことを口に出し、
更に周囲を見渡す。
213
:
ブッキー
:2019/07/30(火) 19:32:27 ID:???
>>211
ブッキー「どーも、世話になります。武器商人のブッキーに護衛のアルセニーとルスランでーす。」
「あ、一応こちらが販売許可の書類になります。それと帝国の武器輸入許可と武器使用承諾の書類と納品書もあります。」
「今回の荷物はドラグノフ製馬上筒になります。運用試験と聞きましたので一先ず一ダースほどサンプルとしてお持ちしました。」
村長たちの前で書類を広げる。帝国、ドラグノフ連邦、ラダなどの許可印が押されているため正規の書類のようだ。
214
:
アイク
:2019/07/31(水) 21:27:41 ID:???
>>211
「傭兵のアイクだ。よろしく頼む」
手短に挨拶をし、辺りを見回す。
商売のあれこれは専門家に任せるとして、村長の手が空いている様子を見て歩み寄り、声を掛ける。
「不躾な質問ならすまないが……村長、この村は賊の被害は受けていないのか?」
商人達が常連というほど足を運んでいるのなら、
村の近辺で盗賊による被害が発生している以上、村が標的にされてもおかしくない、という考えから来る疑問だ。
215
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/03(土) 09:39:41 ID:???
>>212
,214
村長「それなのですが・・・。」
村長はマイユと視線を交わす。
村長「実は昨日のことになるのですが、
何者かにこの村の兵士達が襲われましてな。
幸い命に別状は無いものの、警備の人員が不足しているのです。」
マイユ「そんなわけで、どれだけの人員が必要なのかの調査もかねて
あたしが山から下りてきたわけなんだ。」
>>213
ヤルノ「おお、新規の交易ですな。では館のほうで手続きをいたしましょう。
護衛の方はどうなさいますか?一応私共の館のほうも警備はしておりますが・・・。」
他の護衛は皆思い思いに過ごしている。
村長らと話をしている者もいれば、
門番と会話をしている者もいる。
禿頭の大男は捉えた盗賊を引きずって警備兵の詰め所に向かっている。
ガラクタ男に雇われたもう一人の女のほうの傭兵も、雇い主から離れて果物を齧っている。
216
:
ブッキー
:2019/08/03(土) 22:41:04 ID:???
>>215
ブッキー「いやいやこいつらに品を運ばせますよ。お前たちもうひと仕事だ。」
(やれやれこの村にもちょっかい出してきてるのか。どんな奴らだ?)
ブッキー「そうそうこの村に来る途中にいろいろな騒動がありまして…ちょっとお耳に入れておきたいことが」
「立ち話も何なんでちょっとお部屋でしますか。」
217
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/04(日) 19:01:20 ID:???
>>216
ヤルノ館長「さようでございますか。」
ヤルノ館長「ええ、手続きは私の部屋で行いますので、
手狭ではございますがそちらで伺いましょう。」
他に新規の貿易商の方もいないようですし、と館長は
ブッキーらを商館へ、そして自分の部屋へと案内する。
218
:
ジャビス
:2019/08/04(日) 20:01:54 ID:???
>-215
「じゃあやっぱり、盗賊たちが!!」
目を開いて、声も無意識に少し大きくなってしまう。
「それじゃあ、対応は旧を要するかもしれないぜぇ……聞いてるとは思うが、道中盗賊どもと戦闘があってぶちのめしてきたが、まだ100人くらい逃したからなぁ……」
219
:
ブッキー
:2019/08/04(日) 22:09:00 ID:???
>>217
「では失礼して…」
部屋に入り、荷物を置くとコンサルタントは部屋のドアに付く。
「では、お話ですが単刀直入に申し上げると、山賊たちはラダからのアーティファクト密輸に絡んでおります。」
「そして正規軍並の重武装と練度を持った者が指揮をしています。」
「今回その密輸にかかわった商人の身柄を拘束しております。」
「それと村の手前の峠にて、正体不明のモンスターが山賊を蹴散らしました。ペガサスのようだったと話しております。」
「怪物の襲撃によって、密輸されたアーティファクトが数点行方不明になりました。」
ここからは推測ですがと前置きをした後
「どうにも密輸網は王国内部にも張り巡らされている模様です。」
「すでにして盗賊のカシラが潜入したという旨を話していました。」
「遠からずラダの査察が貴国に来る可能性があります。」
ここまで話した後、お茶をグイっと飲む。
「なにか心当たりがお有りでしたら情報を共有していただきたく存じます。」
220
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/04(日) 23:02:33 ID:???
>>219
室内に居た若い執事は、内密の話とみると部屋のカーテンを全て閉じ、
ヤルノの背後に立つ。細身で神経質そうだが、愚直で誠実な性格がその身振りや恰好から見て取れる。
話を一通り聞いたヤルノはゆっくりと頷き、切り出した。
ヤルノ館長「なるほど、一応その旨は父と話し合ってから上へと伝えるとしましょう。」
ヤルノ館長「そして心当たりですが・・・こちらもウワサ程度の話でして、
確実な証拠が無かったので出入りを禁ずるまでは出来ていなかったのですが、
この村を中継地点として何かの密輸が行われているという話は耳にしております。」
ヤルノ館長「とりあえず登録証だけでも回収させていただきたいと思うのですが、
護衛のどちらかに案内いただいても?」
ヤルノは執事の男にチラリと目配せをし、ブッキーと、その護衛二人に許可を求める。
221
:
アイク
:2019/08/05(月) 23:29:18 ID:???
>>215
>>218
「やはり、そうか……命に別状が無いのは幸いだったな」
マイユの語った“ちょっとした事情”の裏側を知り、納得したように頷く。
「彼(ジャビス)が言った通り、この村へ来る前に盗賊達と遭遇してな。
その時の数はおよそ三十。撃退には成功したが、まだ残党が居るらしい。情報通りなら、やはり彼(ジャビス)の言う通り百程度だ」
「驚かせるつもりはないが、村の近辺に百とは言わずとも、いくらかの残党が潜んでいる可能性もある。
警備を担当している兵士達には、警戒を怠らないように伝えてもらえないだろうか?」
222
:
ブッキー
:2019/08/06(火) 21:34:13 ID:???
>>220
ブッキー「現在ラダのシスターが保管しております。彼女は特殊作戦に従事しているものと推測されます。」
「それと、直前にギルド以外から私は護衛を雇いました。しかしながら、情報が漏洩していて模様です。」
「組織の根は深い。慎重のうえにも慎重な対応が求められます。」
護衛に目で合図するとルスランがシスターを呼びに部屋を出る。
223
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/07(水) 00:12:59 ID:???
>>218
,221
村長「ひゃ・・・100人も・・・。」
村長は驚きに目を見開く。
村長「・・・ここでは何ですので、どうぞ私の家でお話を。」
アイクとジャビスを含め、近くにいた数人の冒険者ギルドの関係者を
商館の隣にあるそれなりの大きさの家へ案内する。
マイユも当然同行している。
>>222
ヤルノ館長「ラダの特殊部隊・・・陸軍にあるという噂の正体不明の部隊か、
ならず者の集まりという餓獣奇戦隊、あるいは最強の手札である執行官・・・。
まあ我が国はごらんのように閉鎖的な小国、
良くも悪くもラダ公国との接点は国境程度で特に問題もなければ取引もありませんよ。」
ヤルノ館長は執事の男にルスランを案内するように告げる。
二人が出ていくのを確認してから羊皮紙を数枚取り出してブッキーの前に広げる。
どこにでもあるありふれた手続き用の書類だ。これに署名し、
印鑑を押されるだけであとはこの館を通じた貿易がほぼ無条件で可能になる。
辺境の村らしく税率もそれなりに安いが、
購入数制限がある品目に「天馬の羽」や「一角馬の角」など、ムスタヴァ王国らしさもある。
ヤルノ館長「しかしペガサスのような怪物ですか・・・。
少なくとも我が国のペガサスを操る者は騎馬として乗りこなしているのですが、
先ほどの口ぶりでは騎馬ではなかったようですね。
かといって野生のペガサスは滅多に山からは出てこないはずですし・・・。
内地の騎士であるキティノヤ卿であれば何かご存知かもしれませんね。」
224
:
ジャビス
:2019/08/07(水) 15:18:23 ID:???
>>223
「………………」
道中、あまり積極的には発言せず、案内されるがままに村長宅へと移動する。
その間、周囲を観察しながら歩くが、
"奇襲されるかも"というよりは"何でも良いから手掛かりが落ちていればいいのに"と落ち着かず、
必死で問題解決の糸口を探ろうとする意思によるものである。
225
:
アイク
:2019/08/08(木) 22:37:36 ID:???
>>223-224
「ああ」
案内される際、村の方へ視線を向ける。
兵士たちが襲われたとの事だが、村への被害が出ている様子はあるだろうか?
226
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/09(金) 01:02:15 ID:???
>>224-225
村は久しぶりの行商人の到着に活気づいている。
兵士が負傷し人員が足りていないこともあるためか、
見るからに新人といった兵士も慣れない様子で巡回をしている。
村長の邸宅は商館のすぐ隣にあった。
隣の館にはさすがに負けるが、それでもそれなりに大きく、
しかし煌びやかな装飾の類は一切なく、村に溶け込んだ自然で落ち着いた外装・内装だ。
その入ってすぐにある会議所のようなスペースに一行は通された。
一行が席に着くと、恰幅の良いメイドがお茶を用意し、村長に何かを頼まれてまた引っ込んでいく。
村長「村の様子でわかるように、
兵士達が何者かに襲われたことは
その家族以外には秘密にしております。」
マイユ「でも仮に100人の盗賊が狙っていたとして、
ここの村に全員で襲撃をかけるのは不可能に近いよ。
道は真っ直ぐで遮蔽物も無いし、上空からも丸見え。
内地のほうにもすぐ連絡できる手段はあるからね。」
227
:
ブッキー
:2019/08/09(金) 23:26:01 ID:???
>>223
サラサラと署名を終えると懐からハンコを取り出し息で湿らせる。
「内地ですか。またご用命の際はいつでも…」
「ま、最も武器しかさばけませんがいつでもご依頼の品物を用意できますよ。」
「いつでもベストクオリティで」
部屋を出て護衛を従えると館を後にする。
228
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/11(日) 00:11:36 ID:???
>>227
館長「・・・はい確かに。それではこちらが登録証となります。
こちらを提示していただければそちらの書類に書かれている条件の通り取引できます。
今後とも良き友人でありましょう。」
ブッキー達を館の外まで見送る。
入口にはルスランを見送った執事の男も居た。
どうやら密輸商人の登録証を受け取るために待機しているようだ。
密輸商人を拘束している馬車もどうやら駐車用のスペースに運ばれたようで、
厩舎では見覚えのある(見分けがつくのなら)馬が草を食んでいる。
広場に戻ってもいいし、村を見て回ってもいい。
もちろん交易をおこなうのも厩舎に向かうのもかまわない。
229
:
アイク
:2019/08/11(日) 00:28:07 ID:???
>>226
「そのようだな。これなら大量に攻め込んできたとしても直ぐに分かるだろう」
尤も、カシラが王国内の何処かに潜入しているという情報も踏まえると、
村を盗賊達が狙っているとしても、残存戦力全てがやってくる事は非常に考え難い。
「秘密にしているのは、余計な混乱を招かないように……だな。なら、こちらも口外しない事を約束する」
「ただ、村長に尋ねたいんだが……この村が過去に賊の襲撃を受けた事はあるのか?
あともう一つ。昨日兵士達が襲われたとのことだが、金品は奪われていないのか?」
意図としては“内地への連絡手段が容易な村を、リスクを負ってまで盗賊達が狙うほどの何かはこの村にあるのか?”という確認である。
230
:
ジャビス
:2019/08/11(日) 16:44:04 ID:???
>>226
「………すっと、逆に心配になるのがよお。
襲撃が難しいこの村を選んだ理由かなんかがあるんじゃねえか、ってことよ」
マイユの話を訊き、吟味するように頷いた後、
ジャビスなりの不安を打ち明ける。
「また奴等、アーティストだかアーキテクチャーだかを使ってとんでもない事をしでかすかもしれないぜ」
231
:
ブッキー
:2019/08/11(日) 23:55:53 ID:???
>>228
「もどるかね。」
広場に戻ることを選択した。
キセルをふかしながらぶらぶらと広場に戻る。
232
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/14(水) 16:12:17 ID:???
>>229
村長「まず最初の質問ですが、これを襲撃といっていいのかはわかりませんが
食べるのにも困った盗賊が単独で村に入り込んだことはありました。」
とても足が速い盗賊が一瞬の隙をついて強引に村に入り込んだことがあったらしい。
その盗賊はその後半日の間村の中を隠れ、逃げ回っていたが、
空腹で倒れたところを捕縛され、帝都へと引き渡されたらしい。
村長「そして襲われた兵士達ですが、ただ手や足を射貫かれただけで、
金品を奪われてはおりません。
ついでに言うのなら村でも特に窃盗の被害があったような話は聞きません。」
>>230
マイユ「んー・・・あるとしたら、やっぱココが内地への玄関口だからかなあ。」
椅子の後ろ足だけを支えにグラグラと揺らしながら考え込む。
マイユ「村にはペガサスが居ない。山とはいっても危険な崖だらけ。
それでもあたしはこんな軽装で昨日の今日でこの村にやってきた。
どうやって来たと思う?」
確かにマイユの恰好は軽装である。
赤いノースリーブのジャケットとショートパンツ、
左手が指ぬき、右手は人差し指と中指、薬指を保護した長グローブ、
腰にはバッグと細身の剣のみ。
登山用のザイルやピッケルの類も無ければ、ブーツも普通の騎士用のものだ。
>>231
広場では既に市が開かれている。
小さな村ながらなかなかの盛況だ。
見知った顔といえば、ガラクタ男の護衛の女傭兵や、
先ほどの戦いでは警戒組だった猟師たちぐらいだ。
233
:
ジャビス
:2019/08/15(木) 22:43:25 ID:???
>>232
「えぇ?てっきり常にペガサスに乗ってるもんだと思ってたぜ。じゃあ……徒歩くらいしかねえんじゃねえか?」
確かに、見ればマイユは軽装。
マイユが言うような険しい山村では、さほど交通手段の選択肢は多くない……とジャビスは思った。
234
:
ブッキー
:2019/08/16(金) 18:34:06 ID:???
>>232
「おーなかなかの市場だな。」
「景気は上々ってとこか?」
市場をぶらぶらと回る。
武具関連の店を見つけると品を確認する。
235
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/16(金) 22:06:18 ID:???
>>233
マイユ「んー、まあそうなんだけどネ。
いくら山といっても兄さんはコレ半日以内に安全に降りてこれるかい?」
村のすぐ奥の山はかなりの急斜面。標高も決して低くはない。
>>234
武具関連の店はほとんど見かけない。
精々猟師用の弓矢や、護身用の短剣程度しかこの市場では見かけない。
品質もまあ帝都で見るものと大して差は無い。
兵士用の武具は商館のほうで一括で取引をするのと
この村には冒険者というものが存在しないのとで
武器はさほど需要が無いのだそうだ。
236
:
アイク
:2019/08/16(金) 22:58:10 ID:???
>>232
「……窃盗の被害は無いか。
分かった、質問に答えてくれてありがとう、村長」
(過去に入り込んだ賊の狙いは食料で、今回襲われた兵士達の負傷だけに被害は留まっている、か。
金品を狙っての犯行じゃなさそうだが、なおさら何を目的として攻撃を仕掛けたのかが分からんな)
>>232
>>235
と思案していたところで、ジャビスとマイユが興味深そうなやり取りをしているので黙って横で聞いている。
237
:
ブッキー
:2019/08/16(金) 23:44:05 ID:???
>>235
「ほーんなるほどねえ…」
ほかの店で買ったリンゴを咀嚼しながらぶっきらぼうに礼を言う。
(ここじゃ武器の入手は困難ってとこか。ということは購入者は商館でリスト化されてんのか?)
(で、外部の人間が調達となると一仕事いりそうだな…)
先ほど目についた女傭兵に声をかける。
「よーう、あんたのボスの商売はどうだ?お給金でたのかい?」
238
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/17(土) 13:11:24 ID:???
>>236
村長「いえ、それで何か分かり・・・おっと、飲み物が無くなりましたね。」
質問をしようとしかけたところでアイクが二人の話に耳を傾けていることに気づき、
卓上のベルを鳴らして先ほどのメイドを呼ぶ。
>>237
女傭兵「ああ、アンタらか。」
片手をあげて挨拶を返す女傭兵。
女傭兵「別にアレは私のボスじゃない。お得意様だけどな。」
そういいながら財布を持ち上げて見せる。
一般的な傭兵の賃金よりはやや多めに入っているようだ。
女傭兵「それよりさっき面白い話してたよな?仲介業とかなんとか。
アレってどこの傭兵ギルドにも登録してないはぐれ傭兵でも雇ってもらえるのか?」
239
:
ブッキー
:2019/08/17(土) 16:48:50 ID:???
>>238
「まー簡単な身分確認できりゃね…あと面接と訓練ってとこだな。」
「ギルドの連中は正直当たりはずれが多いし、俺の扱う武器も多様化している。」
「そこでだ。武器のインストラクターや連携の訓練。こういった教育用の人材を揃えて仲介しようと思ってねぇ…」
リンゴの芯をごみ箱にポイ捨てする。
「いま一番ホットな人材はドラグノフの銃のインストラクターだな。」
「ほかにもこういう市場に参入したい有望株を斡旋したりさ。」
240
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/17(土) 17:40:47 ID:???
>>239
女傭兵「身分確認に、ドラグノフの新兵器の教官か・・・どっちも私には無理だな。」
小さな傭兵団の生まれで身分の証明は無く、
武器も斧や剣など、オーソドックスなものしか扱ったことがないのだという。
女傭兵「私は・・・そうだな、雑な傭兵言葉だがある程度の言語なら話せる。
南洋語とか獣人語とか、独自文化の強い奴らとも付き合いがあったからな。
・・・そういった人材は必要としていないか?」
241
:
ブッキー
:2019/08/17(土) 19:43:02 ID:???
>>240
「お、いいねぇ。教官いても言葉がわかんなきゃ意味がねえ。」
「身分証だが…偽造ってわけにもいかねえから、根を下ろしたところで住所と氏名送ってくれ。」
「あて先はブッキーカンパニー。代表取締役ブッキー宛で。」
「あ、受付嬢にセクハラすんなよ?前例があってな…」
242
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/18(日) 10:42:12 ID:???
>>241
女傭兵「OK、あんたらのギルドの近くに適当に拠点を借りるよ。」
女傭兵「一応試用期間ってことで、すぐにでも雇ってもらえないかね。
前金で・・・そこの屋台の焼き菓子1個。
残りは成功報酬ってことで帝都まで無事戻ってからだ。安くしとくぞ。」
指で示した先には地元のパン屋らしき人物の店がある。
手ごろな値段の小さなカップケーキが並んでいる。
ある程度の甘味料も採れるのか、値段は帝都よりも安めだ。
243
:
ジャビス
:2019/08/18(日) 11:29:18 ID:???
>>235-236
「んー、正直無理だと思うぜぇ……東方の"ニンジャ"なら出来そうなイメージだがぁ……」
ちらりと、アイクの方を見る。
「あぁそういえば、こっちのダンナ(アイク)ならひとっ飛びで山でもなんでも降りてきそうなイメージはあるな!!」
冗談をアイクに振り、あは、あは、あはと笑っている。
244
:
ブッキー
:2019/08/19(月) 19:40:13 ID:???
>>242
「甘味ふたつもらおうか。」
さっさと買って傭兵に渡す。一つは自分用だ。
「ほんじゃ帝都で落ち着いたら来てくれや。留守でも対応できる奴がいるから安心してくれ。」
245
:
アイク
:2019/08/20(火) 01:04:47 ID:???
>>235
>>243
「おいおい、無茶振りをするなよ」
と、珍しくジャビスの冗談に応じるのであった。
「……しかし実の所、半日以内にあの山を上り下りしろと言われると、飛行手段でも無ければ難しいと思うがどうなんだ?」
246
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/20(火) 09:49:18 ID:???
>>243
,245
マイユ「そう、『山の上り下り』ならね。」
得意げな笑顔を見せるマイユ。
マイユ「場所はさすがに教えられないけど連絡通路があるんだよ。
ちょっとした迷路になってるけど、
内地は盆地になってるから
あの山をぐるっと登ってから下りるよりはよっぽど早く着くよ。」
外国との会談はほぼこの村で行われるが、
どうしても内地に行く必要がある場合は山をグルリと登るルートをとることになっているらしい。
>>244
女傭兵「契約成立だな。私はフェル。フェル・グリードだ。」
フェル「長い付き合いになることを祈ってるよ。」
名前を名乗り、うすぼんやりと白く輝く石を一つ渡す。
石にはイニシャルであるFとGの文字が刻まれていた。
捕虜にした盗賊の持ち物にも似たような石があった気がする。
247
:
ブッキー
:2019/08/21(水) 19:15:04 ID:???
>>246
「蛍石?まあもらっとくよ。」
(はて、どっかで見たな…)
懐にしまって市場を後にする。
248
:
アイク
:2019/08/22(木) 22:52:49 ID:???
>>246
「なるほどな、それなら納得だ」
真っ向から山を上り下りする必要が無い、というのは大きい。
通路の存在と所在を知っていれば、余計なリスクを負う事無くここまでやって来られるのだから。
(賊たちの目的が、連絡通路の詳細を知る事かと思ったが……彼女の様子からして情報漏洩の心配は無さそうだな)
249
:
ジャビス
:2019/08/23(金) 13:30:23 ID:???
>>246-248
「はあぁ、成程良くできてんだなあァ〜〜」
納得はしたものの、尚更首を捻らせる。
「その連絡通路の存在ってのは、万が一にもバレてやしねぇだろーな?もしバレてねぇなら、尚更やつらの狙いは何だ??」
250
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/23(金) 23:11:33 ID:???
>>247
村には特におかしなところはない。
広場に小さな市場が開かれている以外は、どこにでもある小さな村だ。
小さな川が流れていて、村の後ろは断崖絶壁。
山道もあるが、かなり歩かなければ山の頂上へは向かえないようだ。
この村の他に山道への進入路は一切見当たらない。
>>248-249
マイユ「ん?別に連絡通路の存在自体は隠してないよ?」
場所は内地の騎士団と村長親子に一部の兵士しか知らないけどね。と続ける。
マイユ「天馬騎士団だけが戦力だと思われるよりは、
一角、双角馬騎士団がすぐ駆け付けられることを公表しといたほうが
警戒して攻めてこないだろうし、
実際大昔にこの村に盗賊が攻め込んできた時には連絡通路を使って
騎士団が出動したこともあるらしいからね。」
ちなみに内地からの輸出品の運搬にはよく調教したケルピーを使っているらしい。
251
:
ブッキー
:2019/08/24(土) 19:05:52 ID:???
>>250
ブッキー「忍び込むにしても限度があるな…おまえらは?」
アルセニー「一番簡単な方法は偽造書類で堂々と入国だな。」
ルスラン「ダメなら山越え…空飛べるなら話は違うが。」
ブッキー「なるほどねえ…」(どっちもしっくりこねえな…)
カシラが入国した方法を考える。
252
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/25(日) 13:05:38 ID:???
>>251
辺りを見回すと木陰で休憩中の兵士が二人いる。
とても疲れ切ってる様子で、片方は手ぬぐいを目に敷いて眠っている。
先ほど手に入れた交易の登録証を見せて身分を証明すれば
話ぐらいならしてくれるかもしれない。
253
:
ブッキー
:2019/08/25(日) 22:00:43 ID:???
>>252
「お疲れだな、兄弟。話せそうか?」
身分証の陰に煙草と菓子を忍ばせる。
「ここで交易する運びになったんだが、ここら辺は一本道しかない?」
「大雨になったり、土砂崩れなんかの時に代替ルートはあるかい?ビジネスってのは急に変わったりするからね…」
254
:
ジャビス
:2019/08/26(月) 12:43:51 ID:???
>>250
「そんじゃあまぁ、何か事が起こらないことを祈りつつ、奴等に関するニュースを待てば良いかな?」
その場に仰向けに寝転び、口笛なんかを吹いてリラックスする。
255
:
アイク
:2019/08/27(火) 01:18:47 ID:???
>>250
>>254
「あえて情報を開示しておき、警戒心を煽るってことか」
それなら余程の自信家か馬鹿でもなければ、手出ししてくる事は無い。
ますます昨日やってきた連中が気がかりにはなるが……現時点では、如何なる思考も推測の域を出ないだろう。
「……そうだ、村を見て回ってきても良いか?」
と、話の区切りがついたタイミングでそのように声を掛ける。
ここに来てから、村全体へ実際に足を運んでいない事を思い出したのであった。
256
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/28(水) 17:50:32 ID:???
>>253
起きていた騎士は菓子だけ受け取り、寝ている同僚の腹の上に置く。
「ああ、新しい交易商の人か。わざわざ気を遣ってもらってすまないな。」
「帝国側の代替ルートは無いな。
ここらへんは妙に頑丈な地盤だからちょっとやそっとの雨じゃどうってことないし、
俺の祖父様の代に一回だけ土砂崩れがあったらしいが、
すぐに山の中から魔導騎士団が出てきて魔術で吹き飛ばしたって聞いたこともある。」
「ラダ側は山の中に定住してる猫獣人の氏族が
独自のルートで行商しているだけで、大規模な売買は無いはずだし、
ヴィトゥルは海に阻まれているからそもそも交流が無い。」
「残るラファエラ側も数百年前だかに定められた特別保護区の
エルフの隠れ里としか交流が無いからそこまで大きな商売は出来ない。
魔術の使用に大きな制限があるから安全保護も万全じゃないから新しく村も作れないしな。」
>>254-255
マイユ「何かの偶然で連絡通路の入り口を見つけてっていうならともかく、
狭い村とはいえどこにあるかも分からない入口を探すために何かするかなあ・・・。」
マイユも椅子の後ろ足だけを支えに天井を仰ぐ。
一緒に来たシスター・アシュレイは何かを考えて黙っている。
>>255
村長「それは構いません。
私はこのまま家に居ますので、何かありましたらどうぞ。」
村は広場と大きな商館がある以外はこれといって特徴はない。
小さな川が洞窟から流れている他は、裏にゆるやかな山道がある程度だ。
257
:
ブッキー
:2019/08/28(水) 23:31:51 ID:???
>>256
「そいつはすげえや。盤石だな。魔導騎士もいるのかい?」
「さぞ精鋭ぞろいなんだろうな?」
(カシラの潜入目的がわかんねえな…密輸品のルート確保?アジトを作る?どれも難しいな。)
258
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/08/29(木) 18:31:58 ID:???
>>257
「ああ、空を飛べるってだけでも相当有利に戦えるからな。」
「ところで旦那は登録証見る限りだと武器屋みたいだが、
買い付けはやっぱりユニコーンの角のほうかい?」
259
:
アイク
:2019/08/31(土) 12:21:25 ID:???
>>256
(まずは……村と周辺の地形を把握しておくか)
ひとまず広場をぐるりと見て回り、その後に、川の水源であろう洞窟の下へと向かう。
洞窟は、人が出入りできる程度の出入口はあるだろうか?
260
:
ブッキー
:2019/08/31(土) 20:34:28 ID:???
「新しい武器のサンプルを持ってきた。本契約とれるかの瀬戸際さ。」
「こいつが取れれば新しいマーケットを独占できるかもな。」
「そういや、キャラバンに中古武器の商人がいたな?あんたがたはあんなおんぼろを使うのかい?」
261
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/01(日) 18:03:22 ID:???
>>259
洞窟の入り口はかなり大きく、馬車もなんとか入れそうだ。
入口の岩に腰かけている兵士がアイクに話しかけてきた。
「おっと、ここは立ち入り禁止だ。
ケルピーの荷揚げの場所なんでね。悪く思わないでくれよ。」
>>260
「ああ、じゃあまだ買いつけの予定はないのか。」
「中古武器?まさか。」
「いくら小さい国だっていっても一応独立国家だぜ?
傭兵ならまだしも正規兵や騎士団はそんな信頼できないような物使わないさ。」
ほら、と懐から短剣を取り出してブッキーに渡す。
「それは俺たちが狩りの時に使うナイフだけど、そいつをどう見る?」
短剣はやや大振りだが程よい重量で、背側が鋸の刃のようになっている。
材質は鋼のようだが、何か別の金属も使われていることも分かるかもしれない。
刃こぼれも少なく、良品といっていいだろう。
262
:
ブッキー
:2019/09/01(日) 21:28:41 ID:???
>>261
「名品…とまではいかんともいいもんだな。」
指でナイフを弾くと澄んだ音が聞こえる。
「いい鉄だ。使い込んでいても産毛まで剃れる。」
「天然砥石の目の細かいやつで研ぎ澄ませば孫の代まで使える。」
263
:
ジャビス
:2019/09/02(月) 10:00:10 ID:???
>>256
「偶然……かあ。とすると、さっきみてえに迂闊に盗賊関連の話はしねえように気を付けるぜ。気がつかねえ内に情報が奴等に……ってこともアリかもしれねえしな。スマンかったな」
と、素直に反省し、発言のしかたについても気を付けるよう気を改めだした。
「可能性を考えりゃ、なんでもあるからなぁ……実は内通者が居てこの街で対策を整えていたり……あー、わかんねえや」
横に首を振り、煮詰まったような仕草を見せる。
「シスターさんは、何か思い当たる考えはねえか?」
264
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/02(月) 16:55:44 ID:???
>>262
「ご名答。たかがナイフでその品質だ。
さすがにここで抜くわけにはいかないが、コイツのほうも大体察しがつくだろう?」
穂先が鞘に納められている槍を掲げてみせる。
「ちなみにそいつは加工されたユニコーンの角が混ざっている。
普通の鉄だけで作るよりも鋭く硬い刃がつけられるらしい。」
>>263
シスター「ちょっと情報を整理してみましょうか?」
シスター「まず、盗賊団のアーティファクトの出所としては、
ラダ公国から盗まれたものが大半ですね。見覚えもありますから。」
今まで黙っていたギルドの職員が鞄から筆記用具を取り出し、机の上に紙を広げる。
シスター「で、それを盗み出させたのがあの密輸商の男、と。ここまではいいですよね?」
ギルド職員は
『盗賊団のアーティファクトはラダから盗まれた。【確定】』
『盗み出させたのは密輸商の男。【確定】』
と書き込む。
シスター「取引相手はラファエラの貴族。それもこの裏帳簿に書かれています。
本人はその途中で盗まれたと供述しましたが、
あの武器商人・・・ブッキーさんでしたっけ?
彼は貴族と盗賊、あるいは全員がグルになって意図的に横流しをしたのでは?と疑っています。」
『取引相手はラファエラの貴族。【確定】』
『その途中に襲撃された?【本人の供述】』
『意図的に横流しをした?【ブッキー氏の推測】』
シスター「あとは・・・盗賊たちの言っていた言葉ですかね。」
265
:
ブッキー
:2019/09/02(月) 19:19:51 ID:???
>>264
「ま、俺は仲介屋みたいなもんだからな。職人じゃないんだ。」
「けど、興味が沸いたな。」
266
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/04(水) 15:14:09 ID:???
>>265
「ちなみにユニコーンの角は用途によって加工の仕方が違うから
うっかり間違えて仕入れないように注意したほうがいい。
インゴットはともかく薬用と装飾品用は素人目には見わけがつかないからな。」
「そうそう、ごくごく稀な話だが、
外でペガサスやユニコーンの死体を見つけたら
面倒だとしてもこの村まで報告してくれよ。
勝手に持っていったら密猟と見做されるからな。」
野生種の喧嘩が原因で崖や空から落ちる個体がたまに居るらしい。
267
:
アイク
:2019/09/04(水) 23:49:48 ID:???
>>261
「そうだったか、すまん」
ぴたりと足を止める。
勤労な兵士の邪魔をするつもりは無いが、気になる事は聞いておかねばなるまい。
「俺は、行商の護衛でこの村に来た傭兵だ。
興味本位でひとつ聞きたいんだが……村に運ばれてくる品物ってのは、主にどういう種類の物が多いんだ?」
268
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/05(木) 14:56:31 ID:???
>>267
「詳しい品目は分からんが・・・
一番多いのは塩だな。
それから香辛料や砂糖、羊毛、海産物・・・。
あとは雑貨や珍しい食べ物の類も割と良く聞くな。」
内陸の国家だけあって塩はやはり貴重らしい。
「逆に村から買われていくのは
装飾品や羽ペンとしても人気のペガサスの羽。
同じく装飾品、あとは武器や薬の材料として重宝されるユニコーンの角。
あとは茶葉や果物、薬草なんかが主流だな。」
269
:
ブッキー
:2019/09/05(木) 19:04:38 ID:???
>>266
「なるほどな。そら密猟もするだろう…」
「そういや馬鹿でかいペガサスみたいな魔物がいたんだが、こいつも保護しているんかね?」
270
:
ジャビス
:2019/09/05(木) 20:16:28 ID:???
>>264
「ほお、ほお、ほお……」
紙に書かれた確定の文字を順に指差し、
気の抜けた声を何度か繰り返す。
「本人は襲撃されたといってるが、実際には計画通りだったんじゃないか?と……。」
だいぶ難しい顔をしている。
271
:
ジャビス
:2019/09/05(木) 20:17:34 ID:???
>>264
「ほお、ほお、ほお……」
紙に書かれた確定の文字を順に指差し、
気の抜けた声を何度か繰り返す。
「本人は襲撃されたといってるが、実際には計画通りだったんじゃないか?と……。」
だいぶ難しい顔をしている。
272
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/05(木) 21:15:28 ID:???
>>269
「翼が2対4枚あったのなら大空の王って通称の野生のペガサスのボスだな。
俺も1度だけ見たことがあるが、薄く金色がかったとても綺麗なペガサスだったよ。」
ブッキーらの表情を眺めて違うらしいことを悟った兵士は
首を傾げながら続けた。
「違うなら俺も良く分からんが、
マイユ嬢・・・出迎えの時に村長の隣にいた騎士の子なら知ってるかもしれないな。
ああ見えて家は大牧場で、国内の騎馬の半分近くが彼女の家から出ている。」
「たしかさっき商館の隣にある村長の家に、
あんたらの護衛の何人かと一緒に向かっていったぞ。」
>>270
シスター「まあタイミングだけ見ればそうなりますよね。
①仮に商人と盗賊だけが共謀したのなら金銭的にはマイナスですよ。
帳簿を見る限りだと真面目に働くのが馬鹿らしくなるぐらいの値段ですし。」
シスター「②盗賊と貴族だけが組んでいたのなら、
アーティファクトが貴族のほうに流れているべきですが、
実際はほとんど盗賊の手にあったようですし・・・だまされたのかもしれませんが。」
シスター「③そして三者が組んでいた場合、
差分の金額が商人の懐に入る・・・ということになりますが、
それだけの出所不明の大金は処理に困ると思うんですよねえ。」
シスター「とりあえず事実だけを見るなら、
『商人が密輸したアーティファクトで盗賊団が武装していた。』
ということになりますが、一体何が目的で彼らはそこまで過剰な武装をしていたのでしょうか?」
273
:
ブッキー
:2019/09/07(土) 00:33:53 ID:???
>>272
「わかった。ありがとよ。」
「あれが襲ってきたんじゃたまらねえからな。」
村長宅に向かう。
「あれかいね?」
274
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/08(日) 13:08:36 ID:???
>>273
村長宅に着くと恰幅の良いメイドが出迎えた。
登録証で身分を証明するとそのまま広間に通される。
広間ではシスターと冒険者ギルドの職員を中心に何やら話し合いが行われているところだった。
件の女騎士も卓についている。
275
:
ジャビス
:2019/09/08(日) 13:54:33 ID:???
>>272
外から拾ってきた小石をテーブルに並べ、
ひとつひとつ動かしながら理解できるように納得していく。
「一般的にはよぉ……武装するってことは、予め何かと戦う準備をしていたってことだよなぁ……。
更に"過剰な武装"ってなら、貴族・商人・そしてあの規模の盗賊ら VS "何か"ってわけだ……
ああれぇ??これって、結構オオゴトか?もしかして」
276
:
アイク
:2019/09/08(日) 23:09:11 ID:???
>>268
「ペガサスか。他国では滅多に聞かないが、この国ではやはり一般的なんだな」
兵士から品の種類を聞いて静かに頷いていたが、ふと思い出したように切り出す。
「そういえば……これもまた興味本位なんだが、
ペガサスと言えば白色というイメージだが、この国では黒いペガサスも居るのか?
以前、森の中で見かけた事があってな。他国では見かけないものだから気になったんだ」
277
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/11(水) 20:36:21 ID:???
>>275
シスター「だとするならば、今度は我々を襲撃する理由が分かりません。」
シスター「交戦することで武装の秘密が漏洩、現にこうしていくつかは確保されていますし。」
先ほど回収した2つのベルを掲げて見せる。
と、そこにブッキー達が案内されてきた。
>>276
「黒いってーと魔導騎士や荒っぽい騎士が好んで乗るダークペガサスか。」
「バイコーンの血が混じってるから
やや青みがかった黒い体に、同じ色または白い鬣を持つんだ。」
「さらに成熟して戦の経験を積むと頭から二本の巻き角が生えるんだ。ヤギみたいにな。
・・・っと、来たか。」
洞窟の奥からザブザブという音と共に
ウロコの生えた馬のような生き物、ケルピーが現れる。
その後ろには大きな樽が木枠に括りつけられていくつか繋がれている。
278
:
ブッキー
:2019/09/11(水) 23:00:21 ID:???
>>274
「取り込み中すんませんね…」
「進展あったかい?」
ノコノコとシスターとジャビスの間に割って入る
279
:
ジャビス
:2019/09/12(木) 18:41:36 ID:???
>>277-278
仰向けのまま、視線をブッキーに向けると
見知った相手と認識して視線を元に戻す。
「じぇ〜んじぇん」
280
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/13(金) 16:44:55 ID:???
>>278
村長「おや、先ほどの商人の・・・ブッキーさん、たしか新しく来られた方でしたな。」
メイドから名を聞き、立ち上がって挨拶をする。
>>278-279
シスター「丁度状況の整理を始めたところですからねえ。
盗賊たちは何故あれほどの武装で『我々を』襲って来たのか?という所を考えていたのですよ。」
シスター「それで、そちらのほうは何かあったのですか?」
騎士マイユはシスターと話しているブッキーらをじっと見ながらコソコソとジャビスに尋ねる。
マイユ「なあなあ旦那、あのブッキー?って親分は強いのか?」
281
:
ブッキー
:2019/09/14(土) 00:20:39 ID:???
>>279
「こっちもまあ似たようなもんだ。気にするな。」
>>280
「そうさな、守りは万全。盗賊に付け入られるスキはないってとこだな。」
「そそ、あの屑屋の護衛の姐さんを近々迎えるとか、屑屋は売り物にならないボロを傭兵二人雇って大事に持ってきたってことはわかった。」
蛍石を二人の間に投げる。
「フェル・グリード。姉さんの名前。身分確認ができないから屑屋の仕事に甘んじていたみたいだな。」
282
:
アイク
:2019/09/15(日) 12:30:58 ID:???
>>277
「おっと」
移動の邪魔しては悪いと思い、少し横にズレて位置を取る事にした。
(――ん、青みがかった黒い体…?)
> 噂や伝承で聞くような純白の体ではなく、その色は黒。
> それも青毛のようなある種神秘的な黒ではなく、赤紫の混じった魔性の黒。
> 四足の先には伸ばし放題の鬣や尾、翼の先端と同じく燃えるような赤毛が靡いている。
> その鬣からチラリと覗く額はそこだけ白く色が抜けている。
> 目も不気味に金色に輝き、平均的な馬よりも一回りほど大きな体躯。
「俺が見たのは青じゃなく、赤紫色の混ざった風な……赤毛を持つ黒いペガサスだったな。
目は金色で、たしか額に角は無かった気がするが、そういう種も居たりするのか?」
283
:
ジャビス
:2019/09/15(日) 21:23:42 ID:???
>>280
「え?」
意外な内容の質問に、一瞬言葉が止まる。
「アイツはただの商人だと思うぜ?アイツに付いてた護衛は何かスゲー武器持ってたけどよォ。
大したことはないと思うぜ?なんで?」
と、ブッキーに対するジャビスなりの感想を述べた後、逆にマイユへ質問を返す。
284
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/16(月) 00:45:31 ID:???
>>282
「赤毛・・・赤毛なあ・・・。
ユニコーンでもなし、バイコーンでもなし、ケルピーでもなし・・・。
”蹄持つ王”達の血統でもないだろうし、相当特殊な血統の馬か・・・?」
ケルピーに何か根菜のようなものを投げ与え、積み荷を降ろしはじめる。
「そうだ、今村に来てる騎士の嬢ちゃんが
内側の大牧場のご令嬢だったはず。
たしか完全に家畜としてのペガサスを生み出した名家だ。
家業の手伝いに熱心なら血統もある程度予想できるんじゃないか?」
>>283
マイユ「そっか。なんかパッと見で底が見えないからさ。」
ちなみにシスターアシュレイが只者じゃないことは
不自然なほどに普通すぎて、警戒心を抱かせないことで何となく察していたとのこと。
>>281
シスター「ふむふむ・・・。」
ブッキーの話を一通り聞いて少し考え込んでから口を開く。
シスター「そういえばその屑屋さんも商館に行ったのでしょうか?
たしか新規の交易なら登録が必要なはずですが・・・。」
シスター「それともう一つ。盗賊に付け入られるスキは無いはずなのですが、
昨日、何者かによる襲撃を受けて兵士が何人も怪我を負っています。
村の兵士達が忙しそうにしていたのは人数が足りない所為でしょうね。」
285
:
ブッキー
:2019/09/17(火) 22:15:39 ID:???
>>284
「見てねえなあ…」
「護衛は任を解かれたみたいだが…」
>>283
アルセニー「そりゃ悪かったな。」
ルスラン「人間相手だったらそれなりにやれたんだが…」
しっかり聞こえていたようだ。
286
:
ジャビス
:2019/09/17(火) 22:39:26 ID:???
>>284
「まぁ……確かになぁ」
深く考えてみると、今回のメンバーはそれぞれ不思議なところはある。
シスターについて、ジャビスも始めは普通のシスターだと思っていたが、実際は前衛に加えても違和感がないほどの実力があることを、森で目の当たりにした。
ブッキー本人についてもただならぬ雰囲気と、二人の護衛も珍しい武器を持っているため、
正直に言ってしまうと自分が一番下では?とも思える。
>>285
「げぇ!居たんか……」
なんとか取り繕うと、思考を駆け巡らせてみる。
「い、今のは"君達"が入れば、どんな困難があっても大したことないんじゃあないかなあぁァ〜て意味だ、勘違いすんなよ!」
非常に分かりやすく、思っても無いことを口に出してしまう。
287
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/19(木) 18:06:41 ID:???
>>285
シスター「では市場に出店しているのでしょうか・・・?」
シスター「まあそれも気になりますが、とりあえず保留ということで。」
シスター「とりあえず盗賊たちの目的を考えましょうか。」
前日に何者かが村を少数で襲撃し、兵士に負傷させて逃亡している。
そして今日は盗賊が過剰な武装でキャラバンを襲撃。
この二件がどちらも盗賊によるものならば目的は何なのだろうか。
>>285-286
マイユ「ん?人間じゃない相手とでも戦ったの?」
やや警戒した様子で机に立てかけてあった剣に左手をかける。
288
:
ブッキー
:2019/09/19(木) 23:05:29 ID:???
>>286
アルセニー「そう思っておくぜ。」
ルスラン「今のところは。」
>>287
ブッキー「ふーん…プロの意見は?」
ルスラン「村の襲撃に関しては威力偵察とみるべきだろうな。」
アルセニー「村の防御に関しての情報収集。何のためかはわからんが…」
ブッキー「過剰武装については?」
アルセニー「例の化け物に対抗するか、村の占領のため。」
ルスラン「さっき峠で盗賊をボロ屑みたいに引き裂いたペガサスみたいなやつだ。」
ブッキー「いまいちつながらねえな…ここを占領するにしてもだ、占領してどうすんだ?」
289
:
ジャビス
:2019/09/20(金) 13:32:44 ID:???
>>287-288
「そう、それだそれ」
ペガサス風生物の話が出たところで、ジャビスも話に混じる。
「いつ言おうかと思ってたが、急に出てきたあのバケモンが妙だよな。考えていたら、何か一枚噛んでる気がしてきたが、確かに繋がらねえんだよなぁ……」
290
:
アイク
:2019/09/20(金) 18:25:58 ID:???
>>284
「そうなのか……なら彼女に聞いてみるか。ありがとう」
(確かに、赤毛のペガサスの事は話してなかったな。賊の件に気を取られて失念してたな)
荷下ろしが始まり、邪魔をしては悪いと思い話を程々に退散する事にした。
周辺の地形を程々に見て回った後に、商館隣の家へ戻るつもりだ。
291
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/21(土) 13:23:57 ID:???
>>288-289
シスター「ああ、そういえばそんな話もしていましたね。
私は見ていないので何とも言えませんけど・・・。」
マイユの目が鋭くなる。
マイユ「ペガサスのような・・・化け物・・・?
詳しく聞かせてもらってもいい?」
>>290
村長の家に戻ると丁度件のペガサスについての話題が始まったところのようだ。
292
:
アイク
:2019/09/22(日) 00:43:17 ID:???
>>291
(ちょうど良いタイミングで帰ってきたみたいだな)
となれば自分から切り出す事も無いだろう。
ブッキー達とジャビスが話している様子なので、彼らが語るのを待つ事にした。
293
:
ジャビス
:2019/09/22(日) 21:17:13 ID:???
>>291
「確か見た目は……」
ジャビスは
>>174
で見た、ペガサス風の生物の特徴をマイユに伝える。
「あまりにも凶暴そうだったんで陰でじっとしてたら、どっか行っちまったんだよ……なァ?」
アイクが戻って来たことを確認しつつ、周囲に確認をとるように話を振る。
294
:
ブッキー
:2019/09/25(水) 00:05:40 ID:???
>>291
アルセニー「ありゃバケモンだ。矢も火も効果なし。」
ルスラン「あれとやりあうにはもっとでっけえ武器がいるな。正直どっか行ってくれてほっとしている。」
295
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/25(水) 18:29:31 ID:???
>>292-294
考え込むマイユの前にギルド職員の男が一枚の羽を差し出す。
例のペガサスらしきものの羽だ。
それを見たマイユは確信を得たように話し始める。
マイユ「間違いない。『黒き災い』だ。」
マイユ「うちは代々牧場をやってるんだけどね、
その関係で一応はあたしも自分のペガサスを持ってたんだ。」
マイユ「けど、その子を殺したのがこの羽の持主。
地獄のような体色の黒いペガサス、通称『黒き災い』号。」
マイユ「元々ウチで生まれてしょっちゅう脱走してた暴れ馬を父親に、
おそらく野生のペガサス種を母親に生まれた一世代野生交雑種。
父親そっくりな容貌と気性の荒さに、ペガサスの翼を持ち、
度々野生の群れや牧場を襲撃しては餌を奪って去っていく怪物だよ。」
マイユ「でもまさか外部まで出ていくことがあるなんて・・・。」
マイユがペガサス乗りの騎士であるにも関わらず、
現在馬を連れていない理由はここにあるようだ。
296
:
ブッキー
:2019/09/25(水) 18:40:26 ID:???
>>295
ブッキー「フムゥーン…」
(てことは単なるアクシデント?いや出来過ぎてる?)
アルセニー「そのドラ息子はなんで俺らを無視したんだ?」
ルスラン「こんなのがいたとはな。よくキャラバンが襲われなかったよ。」
297
:
ジャビス
:2019/09/26(木) 12:56:37 ID:???
>>295-296
「俺はてっきりあの辺に出没するバケモンだと思ってたが、逆に今まではあの辺に出没はしてなかった可能性がある、ってことか?」
ジャビスは暗に、"何者かが何かしらの手法により暴れペガサスを連れ出した可能性"について触れてみる。
298
:
アイク
:2019/09/26(木) 23:20:18 ID:???
>>295-297
「度々襲撃を受けているなら、討伐や捕獲の依頼は出さないのか?
あの様子だと、いつ人里に出てきてもおかしくないほどの凶暴さに見えるが」
無惨な最期を迎えた賊の様子を思い返す限り、その気になれば小さな村程度ならば一夜で壊滅させかねない。
299
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/09/29(日) 00:46:31 ID:???
>>296-298
マイユ「元々行動範囲は良くわかっていないし、
こっちから手を出さない限りは人に直接危害を加えるワケじゃないからね。」
マイユ「捕獲しようとしたり、武器を持って脅かせば逃げていくんだけど、
罠を張って不意打ちをしかけた腕自慢の問題児達は大怪我を負ったよ。
特に最初にやられたヤツは腕をかみ砕かれた上に崖に叩きつけられて、
騎士としての訓練を受けてなかったら即死だったって言われてるぐらいだよ。」
ただ、その一件で天馬に異常な恐怖を覚えるようになったため除隊になったらしい。
マイユ「その盗賊達もはぐれペガサスだと思って密猟しようとしたんじゃないかな。
ペガサスってお金になるからね。翼とか、骨とか、あとは結晶体とか・・・。」
マイユ「ちょっと冷静に考えれば
たかが盗賊が空中を自在に飛び回るペガサスを相手に
勝てるはず無いって分かりそうだけどね。」
そこまで告げて周囲の冒険者や護衛を見ながら尋ねる。
マイユ「旦那達は仮に倒せればそれなりの金額にはなるけど、
空中を自由自在に飛び回るような馬相手にケンカ売るかい?」
300
:
ブッキー
:2019/09/29(日) 18:28:02 ID:???
>>299
ブッキー「ほーん。そーんなもんか。」
アルセニー「あれを倒せる武器はあるが、確実に赤字だ。」
ルスラン「まったくだ。」
ブッキー「…待てよ?」
魔法道具の地図を広げると、この集落や先ほどの峠道などが出てくる。
ブッキー「なあ姉ちゃん。盗賊が出始めた時期はどのくらい前だっけ?」
301
:
アイク
:2019/10/02(水) 00:17:33 ID:???
>>299
「……一傭兵の立場として、報酬だけを考えるなら“それなり”じゃ割に合わんな。
斬る自信はあるが、そこまでの手間を考えると、好き好んで仕掛けたい相手じゃない」
アイク自身としては、空中を縦横無尽に移動されようと捉え、切り伏せる自信はあった。
天馬騎士や竜騎士、大烏や大鷹、はたまた竜といった、空中戦を得意とする面々と剣を交えた経験から言える事である。
“だからこそ”マイユが語る『黒き災い』に、ただ報酬目当てで仕掛けたいとは思わないのだ。
彼女が語る通り、こちらから手出ししなければ人々に危害を加えないというのであれば尚の事。
(絶対に避けられない戦いであれば、死力をも尽くすだろうが)
「不用意に手出ししなければ人々を襲う事が無いとして、どうして『黒き災い』が近くの森に出現したのかが気になるな。
たまたま森に居た所を、盗賊連中が襲い掛かったのか。あの森にまで盗賊連中が追いやったのか……?」
302
:
ジャビス
:2019/10/02(水) 16:04:01 ID:???
>>299
「やつらにちょっと考えるなんて、ムチャだぜ。盗賊やってりゃいつかお縄に掛かることもわかっちゃねんだからよぉ」
盗賊たちのことを他人事としてケラケラ笑う。
「正直、ビビるぜ。ま、こっちも強い仲間がいれば、気が大きくなってケンカうっちまうかもしれねえがよお」
303
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/10/02(水) 20:00:41 ID:???
>>300-302
マイユ「だよね。プロの傭兵や冒険者、騎士ならそんなバカなマネはしない。」
ルーキー達やシスターも同意見のようだ。
マイユ「密猟者にしたって罠を張っておくモンだから
正面から当たるような愚策はとるはずがない。
第一、あんな不吉な見慣れない大型だったら警戒するハズだよ。」
つまりプロや天馬についてよく知る者が仲間に居る可能性は薄い、ということらしい。
マイユ「アイツがなんで外部に出てきたかは分からないけど、
内部のほうのこっち側はウチの牧場の近くだから戻れば誰かは知ってるかなあ・・・。」
>>300
マイユ「盗賊はそれこそ昔から出てるけど・・・
なんか動きが変わったのはここ最近だって聞くなあ。」
冒険者ギルドの職員が片手を上げて発言する。
職員「商人ギルドからの報告では一か月ほど前だったかと記憶していますが。」
シスター「大体この裏帳簿で『被害があった』あたりですねー。」
304
:
ブッキー
:2019/10/02(水) 20:20:59 ID:???
>>303
ブッキー「ありがとさん。」
地図に被害があった点を赤いマークでプロットしていく。
ブッキー「次はそのバケモンの目撃地点を教えてくれや。つながっているとしたらこれかもしれねえ…」
アルセニー「過剰武装の賊が、よくわからん威力偵察を繰り返して化け物に襲われることに関係が?」
ブッキー「まあな。推測だが…賊の過剰武装は化け物対策かもしれねえ…」
305
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/10/03(木) 18:57:36 ID:???
>>304
マイユ「あたしも全部知ってるわけじゃないけど・・・とりあえず目撃地点は・・・。」
地図に大雑把な内部の様子を丸で囲んで書き込んだ後に、
牧場や果樹園、農家などに×の印をつけていく。
印がついていないのは、北西のラダ方面、北のヴィトゥル海方面、東のラファエラ方面程度で
内部の人里ではほとんどの場所で目撃例があるようだ。
マイユ「禁足地は王家しか入れないから分からないけど、
山の外には出ていった例は無かった・・・よね?村長。」
村長「ええ。少なくともこの村にやってきたという話は聞きません。
普通のペガサスならば山の上からこちらを眺めていることはありますが、
我々にとっては日常ですので特に気にもとめていませんから
果たしてその『黒き災い』が居たかどうかはわかりませんなあ・・・。」
306
:
ブッキー
:2019/10/03(木) 19:09:29 ID:???
>>305
ブッキー「なるほどなるほど…」
プロットした点を眺めてみる。
アルセニー「縄張りが広そうだな。」
ブッキー「そうだな。じゃあこうしてみるか…」
コンパスを使って円を地図に書く。一つは化け物の行動範囲と思わしき円
もう一つは山賊の出現した点を中心に円を描く。
ブッキー「二つの円の接点は…っと…」
円の接点を注目するブッキー。コンサルタント二人は納得したような顔をする。
ルスラン「接点の部分に何かあるってわけだ。」
ブッキー「そういうこと。道か使えそうな洞窟か…」
307
:
アイク
:2019/10/04(金) 23:54:42 ID:???
>>303-306
「……見てて思ったんだが、人里の方面から“何か”に追いやられたって事も考えられそうだな」
と、地図を眺めていたアイクが一言。
仮に正しいとすれば、“何か”とは現状では山賊連中ということになるだろうか。
308
:
ジャビス
:2019/10/08(火) 09:48:07 ID:???
>>305-307
「あぁ〜、ダメだ。図面の話になると逆に頭がいてぇ!!
もうちょい噛み砕いてくれよ」
頭を抱えながら図面に注視する。
「あー、つまり、盗賊が現れる範囲……ここの範囲に盗賊らが目標とするナニかしらのルートがあって、
盗賊らが過剰に武装していた理由は、化け物が出現する場所とそのナニかしらのルートがある場所がかぶっているから、ってことかぁ?」
ブッキーが地図上に描いた円を指でなぞりながら整理している
309
:
ブッキー
:2019/10/08(火) 20:33:59 ID:???
>>307
>>308
ブッキー「ご明察だ兄弟。」
アルセニー「ルートかなにかは現状では判別はつかないが、化け物と盗賊の間にはつながりがありそうだ。」
ルスラン「ちょうど襲撃地点だ。アジトか、秘密の抜け道か…」
ブッキー「賊と化け物の関連性はこれで出たな。あとは賊のカシラの目的と行方だな。」
310
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/10/09(水) 00:10:34 ID:???
>>306-309
マイユ「あ、ちなみにこの範囲って普通のペガサスの行動範囲ともほぼ一緒だよ。
ユニコーンは山からは下りないからもうちょっと狭いけど・・・。」
シスター「うーん・・・残ったアーティファクトの情報からはちょっと判断できませんねえ。
壺や短剣はかなりありふれた形状ですし、
靴は指輪や手袋と並んで効果が想像しづらいものですから・・・。」
履くだけで掌に包み込んだ物を金属に変質させるもののように
足とは関係ない効果が出るものもかなりの数があるそうだ。
弓使い「目的に行方か・・・何か聞き出せなかったのか?」
護衛の中でも前衛に居たアイク、ジャビス、アルセニー、ルスラン、
そして途中で飛び出したシスターアシュレイに尋ねる。
311
:
ブッキー
:2019/10/09(水) 00:40:24 ID:???
>>310
ブッキー「さあねえ。捕まえたのは下っ端だし、賊も内部でゴタゴタしてるみたいだし…」
アルセニー「何でも新しく入った奴らと先代との間で意見の相違があるらしい。」
ルスラン「一枚岩じゃねえから組織としては軟弱だが、その分真意が見えない。」
312
:
アイク
:2019/10/12(土) 15:01:35 ID:???
>>310
「カシラは王国に潜入していること、
賊の目的の一つは、俺達の足止めだったこと……後は他に何かあったか?」
賊達に直接の尋問は行っていないため、他の面々に確認する。
これには、アイク自身が失念している事が無いかを確認する目的もある。
313
:
ジャビス
:2019/10/14(月) 12:23:56 ID:???
>>310-312
「こう複雑な話だとは思わなかったし、ファーニチャー(アーティファクトのことらしい)に対抗することで精一杯だったからなぁ……これ以上は使える情報はねえと思うが……」
と、正直に聞き出せていないことを話す。
314
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/10/17(木) 23:20:50 ID:???
>>311
,313
弓使い「ふむ・・・。」
マイユ「そっかあ・・・。」
>>312
村長「王国に潜入してる・・・ですと?」
村長がカップを取り落とす。
村長「それはもしや内地のほうに、ということですかな?」
マイユ「でもこっちに降りてくる時は他にすれ違った人は居なかったよ?」
315
:
ブッキー
:2019/10/19(土) 00:17:15 ID:???
>>314
ブッキー「とっくに入っているか、変装しているか…」
アルセニー「入国審査の書類を漁るか?」
ルスラン「よせよ、日が暮れちまうぞ。」
316
:
アイク
:2019/10/22(火) 20:51:41 ID:???
>>314
「そこまでは分からんが、潜入しているのは確かなようだ。
マイユが見掛けていないなら内地には入り込んでいないか――その逆も有り得るかもしれん」
流石に断定できるほどの情報は無く曖昧な回答である。
「ただ既に潜入しているとして、それらしい騒ぎが未だに起きていないのは気になるな。何をしでかすつもりなのか……」
317
:
ジャビス
:2019/10/31(木) 22:11:03 ID:???
>>314-316
「確かに、言われてみれば既に潜入してるって話は、
ここに来る途中で確かにやつらの仲間から聞いた情報だったな……。どうやったかとか、何が目的かはハッキリしないが、内地への潜入を疑った方が良いんじゃねえか?」
この場に居る皆の発言の間を縫って提言する
318
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/11/02(土) 18:35:03 ID:???
>>315
マイユ「そもそもこの村までなら入国審査不要だからねえ・・・。」
険しい山に囲まれ、内地に行くのにも限られた道以外を使うのは危険であるため
定住しない限りは入国審査が不要であるらしい。
>>316-317
村長「なんということだ・・・なんということだ・・・。」
村長は青ざめてうろたえている。
>>315-317
村長「こうしてはおられません。
冒険者の皆様、どうかマイユ嬢・・・キティノヤ卿と共に
内地へ潜入したという盗賊を討伐していただけませんか?」
マイユが驚いて村長に抗議する。
マイユ「ちょっと待った、秘密通路を外部の人間に使わせるの?」
村長「仕方なかろう。それにちょっとした迷宮となっておるのだ。
1度や2度通った程度で覚えられるような道でもあるまい。」
マイユ「でも――」
村長「責任は私がとる。
それとも一人で戻って、騎士団に報告して、
特別隊を編成して、証言をまた聞きなおして、
そこからやっと捜索を始める余裕があるとでも思うのかね?」
仮に既に内部に潜入していた場合、
目的があって潜伏しているにせよ既に行動を起こしているにせよ、
あまり時間を与えていいわけではない。
しかし国家機密を、いくら国籍があまり関係ない冒険者ギルドとはいえ
外国人へ漏洩させたくはないというマイユの意見も正しい。
319
:
ブッキー
:2019/11/02(土) 20:49:59 ID:???
>>318
ブッキー「この人数でか?」
アルセニー「内地調査するには目立ちすぎだな…警戒されるかもしれん。」
ルスラン「警戒されたら姿を消すかもな…」
ブッキー「かといって時間もかけられない。ヤンナルネ…」
アルセニー「まて、カシラってな目的があるからここに潜入した…」
ルスラン「そうだろうな。」
アルセニー「じゃあ、本隊との間に何かしらの連絡手段があるわけだ。」
ルスラン「なんだ?伝書バトか?」
ブッキー「あーなるほど。メッセンジャーを捕まえようってのか?」
アルセニー「消極案として内地と賊の活動場所に繋がってる道に検問を置く。」
ルスラン「メッセンジャーが人間ならな…鳩や魔術だったら空振りだ。」
アルセニー「あるいは…揺さぶりをかけて、逃げてきたカシラを検問でとらえる。」
ブッキー「どっちにしても此処の人数じゃキツイな。どれだけ動員できるかだな…」
320
:
アイク
:2019/11/04(月) 13:47:20 ID:???
>>318
「内地に潜入しているかどうかを確信を得る為にも、調査へ向かうなら俺は賛成だ。
潜入の痕跡が無ければそれで良し。潜入しているなら捜索して討伐――少なくとも捕獲はすべきだろう」
現状、得られた情報からあれやこれやと推察を重ねるばかりで、時間を浪費していくばかりだ。
潜入しているとの情報を得てから相応の時間が経過している以上、行動を起こすなら早期が良い、とアイクは考えている。
「……口は堅いつもりだ。他に漏らさんと約束する。
それを信用してくれるなら、この依頼を請け負おう。もちろん皆が請け負うかどうかは皆次第だが」
そう言って、ジャビス達へと向き直り順に視線を送る。
321
:
ジャビス
:2019/11/04(月) 17:29:17 ID:???
>>318
老齢であることも鑑みて、
狼狽する村長を気の毒に思ったジャビスは、村長側についてマイユへ更に一声掛ける。
「村長の言う通り、俺らを使ってくれや。皆最初から悪ィー奴等ではねえし、俺も昔から三歩歩いたら全部忘れちまう性質でよお。まっ心配すんなって。」
>>319-320
「ツラの厚さと声のデカさにゃ自信があるんだ。
ここは、俺が他の何人かで報酬目当てのハンターに成り済まし、賊の活動場所から内地へ繋がる道で派手に騒ぎ、
皆は内地の方へ素早く向かう。
それなら、メッセンジャーが人間ならサンドイッチだし、
魔術を使った連絡でも、まだ賊らの敵が村の方に居ると誤認させて調査がしやすくなる!
って作戦はどうだ?」
322
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/11/05(火) 16:00:09 ID:???
>>319
冒険者ギルド職員の男が手を挙げる。
職員「でしたら私の護衛ということである程度の人員を割いたことにすればどうでしょうか?」
男が机の上に身分証を置く。
ギルドでもかなり上の方の役職であることがそこには記されていた。
職員「この国にも冒険者ギルド・・・まあ騎士団の機動力を考えると
かなり小規模になると思いますが、
それでも滞在中にこなせる程度の小さな依頼を扱える場所を作ろうと思いましてね。」
職員「なので国王陛下への謁見するギルドの重鎮を護衛する。
という形であれば、ある程度の人数を護衛として従えていても問題はないかと。」
>>320-321
村長「どうかお願いします。いいかな、マイユ嬢。」
ジャビスと村長に説得されたマイユはため息をつく。
マイユ「わかったよ。
けど内地のほうは元々来客を想定してないから
ウチの離れの館を使ってもらうけど、
急な来客だから食事は期待しないでね。」
>>321
シスター「いえ、ここは私がこの新人さん達はこちらに残りますよ。
今ここに居ないギルドの護衛たちの指揮は私が、
細々とした調査は新人の3人が行うことにすれば問題はないかと。」
諜報と扇動は得意ですから。とニッコリと笑ってみせる。
>>319-321
村長「では一応表向きには
大規模な襲撃に対する警戒と調査という名目で依頼を出しましょう。」
シスター「私とこの3人は村に残ります。
護衛としては外見に説得力ありませんからね。」
シスターと新人二人に魔弓使いの4人は残る。
マイユ「で、こっちのでっかい大将たち二人は
『極秘で』冒険者ギルド重役の護衛っと。
そっちの親分さんたちもかな?」
マイユはアイクとジャビスを見た後にブッキー達に尋ねる。
職員「ではギルドからの依頼を出す、という形にしましょう。
たしか先ほど傭兵の斡旋業を行うと言っていた方ですよね?」
先ほどのガラクタ男との会話を
馬車の車軸を弄りながらちゃっかり盗み聞きしていた職員の男は
ニッコリと笑って財布からコインを取り出し、
認定印だけが押された白紙の依頼書に
『護衛の紹介求む。報酬応相談。』と自分の名前をサインしてブッキーに差し出す。
323
:
ブッキー
:2019/11/05(火) 23:06:35 ID:???
>>322
ブッキー「じゃ、決まりだな」
息でハンコを湿らせて捺印する。
ブッキー「そうだ、フェル・グリードって姉貴を貰いたい。採用試験っていえば張り切って来るだろう。頼む。」
324
:
ジャビス
:2019/11/05(火) 23:50:06 ID:???
>>322
先の戦いでの、シスターと言う成りには似合わない素早い行動力を思い出す。
「……おう、わかったぜ。じゃあ、俺ァ"護衛"ってことで、お役立てさせてもらうぜ」
325
:
アイク
:2019/11/08(金) 22:52:35 ID:???
>>322
「ああ、それで問題無い。よろしく頼む」
『大将』という呼び方に一瞬だけ眉をぴくりとさせたが、すぐにいつもの仏頂面に戻る。
外見だけなら、確かに護衛にこの上無い程似合っていると言えるだろう。
(久しぶりにそう呼ばれた……って言うほど時間は経ってない筈だが、懐かしいな)
326
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/11/09(土) 18:52:04 ID:???
>>323
職員「フェル・グリード・・・?」
懐から巻物を取り出して上から下まで念入りに調べる。
職員「冒険者ではないようですね。
商人が私的に雇った傭兵でしょうか?
だとすると私が出来ることは何もありませんが・・・。」
>>324
シスター「では私たちはさっそく行動に移るとしましょうかね。」
シスターはルーキー達を引き連れて家を出ていく。
>>323-325
マイユ「じゃ、改めて自己紹介させてもらうよ。」
椅子から立ち上がり、
三指が保護されたグローブで握った拳を胸に当てて騎士らしく礼をする。
マイユ「キティノヤ男爵家、マイユ・キティノヤ。
まだ正式に任命されてはいないけど
宮廷騎士団所属予定の正騎士(ナイト)。」
そこまで告げるとへらっと笑って姿勢を崩す。
マイユ「乗騎は今は居ないけど、一応こんなでもペガサス乗りだよ。」
327
:
ブッキー
:2019/11/09(土) 19:04:38 ID:???
>>326
ブッキー「分かった。こっちから声をかける。」
(冒険者登録なし。予想通りだな。)
ブッキー「リクルートは大変だな。」
328
:
ジャビス
:2019/11/11(月) 09:59:12 ID:???
>>326
「(そういや、名乗りがまだだったかな……)俺は傭兵ジャビス。一応、魔獣討伐が専門だぜ。
マイユ、よろしく頼むぜえ……」
改めて、独特な言い回しで自己紹介する。
329
:
アイク
:2019/11/11(月) 19:01:18 ID:???
>>326
「俺はアイク。傭兵だ。
これと言った専門は無いが……剣の扱いには自信がある。荒事なら任せてくれ」
そのように自己紹介した後、握手を求めて右手を差し出す。
「よろしく頼む、マイユ」
330
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/11/11(月) 20:05:15 ID:???
>>327
職員「では・・・ブッキーさん、で宜しいですよね?
よろしくお願いします。」
押された判子の名前を確認して丁寧に礼をする。
>>328-329
マイユ「うん、よろしく。」
二人とブンブンと元気よく握手を交わす。
>>327-329
村長「では洞窟を抜けた先に騎士を待機するよう
内地に連絡をさせておきましょう。
警戒命令になってしまいますが、マイユ嬢が居れば分かるはずです。」
村長が片手を上げると、いつの間にか部屋の隅に居たメイドがお辞儀をして去っていく。
村長「さて、ではこちらに・・・。」
村長は家の裏口から庭へ案内する。
持っていた杖を掲げて呪文を詠唱すると、
裏庭の奥にある崖に階段が現れた。
階段の先は先ほどアイクが訪れた水源の洞窟につながっている。
村長「では、どうかお願いいたします。」
マイユが先導する形で階段を昇っていく。
331
:
ブッキー
:2019/11/12(火) 21:47:19 ID:???
>>330
ブッキー「じゃ、新入社員の面接行ってくるわ。」
商館の中の傭兵に充てられた区画に移動する三人。
ブッキー「フェル・グリードさん、突然なんですけど、面接するんでお時間貰えますか?」
屯している傭兵たちの部屋で声を張り上げる。
332
:
アイク
:2019/11/12(火) 23:46:32 ID:???
>>330
(ここから洞窟に通じていたのか)
「ああ、それじゃ行ってくる」
マイユの先導に続く形で歩き出す。
ブッキー達を見送り、暫し別れる形になるが、彼らならきっと大丈夫だろう。
333
:
ジャビス
:2019/11/13(水) 09:48:29 ID:???
>>330
「大事にならなきゃいいんだがなあ……」
階段を昇りながら、本音をぼやく。
334
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/11/13(水) 19:54:22 ID:???
>>332-333
アイク、ジャビス、ギルド職員の男が登り終わったのを確認すると、
再び呪文を唱えて元の崖に戻す。
マイユ「さて・・・あの親分らが来るまでとりあえず待機かな。」
洞窟の中では荷下ろしを終えた兵士がケルピーに根菜らしきものを与えていた。
>>331
傭兵たちはブッキーのほうを見た後にキョロキョロと見回すが、
誰も名乗り出ないことを確認するとまたガチャガチャと準備を再開する。
一人また一人と外に出ていくが、
その中にも、そして見通しが良くなった休憩室にもフェルは居ない。
残っている傭兵たちも装備の点検が終わると、仮眠をとりはじめる。
窓の外ではシスターがつれていった3人のうちの
燃えるような髪の弓使いが何やら集まっている傭兵や冒険者に指示を出している。
シスターの姿は見えないが、新人の二人も忙しく駆け回っている。
335
:
ブッキー
:2019/11/13(水) 19:59:44 ID:???
>>334
ブッキー「おやまあ…なんとなんと…」
アルセニー「たまげたな。」
いそいそと帰ってきて合流する
ブッキー「お待たせ。急いだほうがいいかもな。フェル・グリードが消えた。」
336
:
ジャビス
:2019/11/15(金) 13:22:48 ID:???
>>334
「出てきたら、とりあえずどうする?」
ジャビスは心なしか声を潜め、初動対応をどうするかマイユ、アイクに問う。
337
:
アイク
:2019/11/15(金) 22:05:00 ID:???
>>334-336
「……悠長にしている暇は無さそうだな。ひとまず内地への突入を急ごう」
別動隊も既に行動を始めている。
となれば、まずは当初の目的を果たすための行動を最優先にするべきだろう。
此処であれこれと話すよりも、先に動くことをアイクは提案する。
338
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/11/16(土) 20:34:41 ID:???
>>335-337
マイユ「居ない人は仕方ないよ。
あたしとしては秘密を知る人は少ないほうが都合いいし。」
マイユが先導して洞窟に入る。
壁の影に横穴があり、その奥大きな岩がある。
一見動かなそうな大岩のてっぺんを横に押すとゴロリと転がり、穴が現れた。
どうやらここが入口のようだ。
マイユ「動かし方にコツがあるからうっかり潰されないようにね。」
マイユに続きギルドの男も岩が倒れてこないように手で押さえながら通っていく。
339
:
ブッキー
:2019/11/16(土) 22:18:17 ID:???
>>338
>>337
ブッキー「ごもっとも…」
コンサルタントが岩を抑えている間に先に進む
340
:
アイク
:2019/11/18(月) 22:00:50 ID:???
>>338
「コツは……こんな感じか」
マイユが行ったのを真似して後に続く。
その際、後方を確認しておく。尾行されているという事は無いだろうが念の為だ。
341
:
ジャビス
:2019/11/18(月) 23:08:31 ID:???
>>338
ギルドの男にほぼピッタリと密着し、入り口を通る。
「こ、コツって言われるとよお、万一ミスったときのことを考えてお、おっかねえよ……」
342
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/11/19(火) 19:50:55 ID:???
>>339-341
マイユ、ギルド員、ジャビス、ブッキー、コンサルタント、アイクの順番で通る。
アイクは後方確認したが、
入口は二重に影になっているためそこまで詳しく見ることはできない。
また、川の音も割と大きく、ケルピーが潜って遡上しはじめたこともあって
人の気配も良く分からないが、少なくとも見える範囲に他の人間は見当たらない。
アイクが岩を押さえていた手を離すと、音もなく岩は倒れて入口をふさぐ。
洞窟は真っ暗だが、苔のようなものがぼんやりと光っており、
それが周囲をうっすらと照らして地形を把握できるようになっている。
魔物の気配はほとんど感じられない。
赤く輝く2つの目の毛玉がこっちをじっと見ているが、近づくとどこかへと逃げていく。
マイユ「・・・盗賊団が狙いそうな獲物に心当たりが無くもないんだ。」
足音が乱反射してまるで前後にも団体が居るように感じる。
しかし人の声はそこまではっきりと反響しないようで、ハッキリと聞き取れる。
343
:
アイク
:2019/11/19(火) 20:16:11 ID:???
>>342
(見える範囲には居ないか)
疑い出すとキリがない以上、最低限の確認が出来ればそれで良い。
岩から手を放し、一足遅れて皆の後に続く。
「そうなのか?」
前方を歩くマイユの声に首を傾げる。
村に居た時はそのような素振りを見せていなかったのもあり、意外そうな様子だ。
344
:
ブッキー
:2019/11/19(火) 20:53:32 ID:???
>>342
ブッキー「へぇ?心当たりね…」
アルセニー「軍隊上がりの野盗が周到な小細工を弄して、アーティファクトまで動員して狙う得物か…」
ルスラン「碌なもんじゃない…」
345
:
ジャビス
:2019/11/20(水) 13:41:17 ID:???
>>342
「なんだよ、心当たりがあるなら先に言やぁ良かったのによ?」
アイク、ブッキーらの発言後、続いてマイユへ疑問をぶつける。
346
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/11/20(水) 18:52:52 ID:???
>>343-345
マイユ「そのアーティファクトってのでどうこうなるようなものじゃないから黙ってたけど・・・。」
洞窟はいくつかに分岐しているが、マイユは迷わずに進んでいく。
マイユ「この国には普通の陸を走る馬の他に、
知っての通りペガサス等の天馬種、
さっき見かけたケルピーたち水馬種、
そしてユニコーンやバイコーンといった角馬種と
大きく分けて4種類の祖先が居るんだけどね。」
はぐれていないか振り返りながらマイユは続ける。
マイユ「それぞれに異様に大きい長命の個体が居て、
俗に『蹄持つ者の王』とか『四麟』とか呼ばれてるんだ。」
マイユ「で、その四麟は禁足地からは出てこないんだけど、
今でも毎月巡回でその姿は確認されてるし、
戴冠や立太子なんかに係わってくるから
割と大っぴらにその存在は宣伝してるんだよ。(工芸品の売り上げにもつながるし。)」
マイユ「目的はその蹄持つ者の王達、あるいはその体の一部。
国外どころか王族にしか持つことを許されない強力な装備の材料だからね。」
曲がりくねった洞窟を進むと何度目かの分かれ道に出る。
天井の苔の生え方に見覚えがあるかもしれない。
347
:
ブッキー
:2019/11/20(水) 19:14:54 ID:???
>>346
アルセニー「やっぱり碌なもんじゃねえな…」
ルスラン「過剰武装はこれが目的で、潜入したのは同行を探るためか…」
ブッキー「辻褄は合うな。」(辻褄だけはな。買い手や販路、犠牲に見合った価値があるのか…)
(そもそもアーティファクトでどうにかなる相手じゃないのに、なぜラダから睨まれるような代物をわざわざ使うのか?)
(二重三重のリスクを背負い、化け物に喧嘩売る…ちまちまと情報網を作りながら、一発で台無しになるような杜撰さもある。)
348
:
ジャビス
:2019/11/21(木) 22:59:51 ID:???
>>346
「おぉ……確かに、盗賊どもにとってそれが手に入れば大儲けのチャンスって感じはあるな……」
そこから、盗賊たちが向かいそうな場所を考える。
「とすると、盗賊どもは禁足地へ向かったんかねえ」
349
:
アイク
:2019/11/22(金) 23:53:52 ID:???
>>346
「その四麟ってのが盗賊達の狙いだとしても、アーティファクトでどうにか出来る訳じゃないと。
……大規模とはいえ、一介の盗賊団がそれ以上の手段を有しているとは考え難いな」
無論アーティファクトをも上回る切り札を隠し持っている可能性はあるが、現在の情報にそれらしいものは無い。
「四麟の一部を用いた装備を、王族は所持している訳か。
体の一部ってのは四麟から奪い取った物か、あるいは譲り受けた物なのか?」
天井の苔を一瞥して、すぐさま前方へ視線を戻す。
単独で通過する事は無いだろうが、一人旅の癖だ。洞窟の地形を頭に叩き込むよう努めている。
350
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/11/23(土) 15:43:07 ID:???
>>347-348
マイユ「他に価値があるものといえば特別なお茶の木もあるけど、
品種による個性の違いはともかくとして低地で育てても同じ味にはならないからね、アレ。」
帝国にも女王への献上品として毎年贈っているが、
希少なため国内でもある程度の身分が無ければ一生に一度しか飲めないらしい。
>>349
マイユ「んー・・・一応譲り受けたってことになるのかなあ・・・?
人語を話さないから確証は無いけど、
それぞれの縄張りが丁度重なる場所に
抜け落ちた角や羽、鬣、鱗が落ちてるから、
断ったうえでそれらを回収して王室御用達の職人に渡して加工するんだよ。」
平和な時代なので装備以外の加工品も作られて王室に納められているとのことだ。
>>347-349
何度か似たような、それでいてどこか違うような場所を進んでいく。
進むうちに少し空気の違いを感じるようになってきた。
出口が近づいてきたのかもしれない。
351
:
ブッキー
:2019/11/25(月) 19:46:32 ID:???
>>350
アルセニー「空気が流れている。近いな。」
ルスラン「ああ。」
ブッキー「ここが気に入ってきたところなんだが…」
352
:
ジャビス
:2019/11/26(火) 20:05:20 ID:???
>>350
「その茶ァってのは一度味わってみてぇがぁ……すっと俺にゃ縁がねえかも知らんな……まぁ、仕事終わりの安酒でも極上だがなァ」
と、お茶に関する感想を口にするが、盗賊が用意周到にしてまで狙うかと言うと、ジャビス的には
「無しかねェ」
「ところで道は合ってんのかぁ?なーんか同じような所を進んでるよーにも感じるが……おっ!ちょっと空気が変わったな?」
353
:
アイク
:2019/11/27(水) 23:25:15 ID:???
>>350
「特に咎められてないって事は、四麟としても譲り渡したって認識なのかもな」
質問の意図としては、特に何も無い。
単に気になって質問を投げかけてみただけである。
「……さっきまでと雰囲気が変わったな。出口は近いのか?」
354
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/11/28(木) 18:45:01 ID:???
>>352
マイユ「実際何度か同じ場所は通ってるからね。
追跡されていたとしても道を覚えられないように。」
>>351-353
マイユ「さて、もう出口は見えてきたけどここらへんは滑りやすいから気を付けてね。」
今までより道が広くなり、その先の出口から光が差し込んでいる。
不思議な反響もだんだんと弱くなり、木が風で揺れる音や鳥の鳴き声が外から聞こえてくる。
355
:
ブッキー
:2019/11/28(木) 19:05:13 ID:???
>>354
アルセニー「用心深いな。」
ルスラン「出口の位置はどの辺だ?」
ブッキー「やっぱ太陽の下で生きるべきだな。」
356
:
ジャビス
:2019/11/29(金) 08:46:54 ID:???
>>354
「ま、まぁそんなこったろうと思ったけどなッ!?な、なかなかいい判断するじゃねえか……!」
自らの無知を分かりやすい態度で覆い隠そうとしているようだ。
「あ、足元に気をつけてだな……」
マイユからの忠告通り、慎重に進む。
357
:
アイク
:2019/11/30(土) 13:00:38 ID:???
>>354
「ああ、気を付ける」
“流石に一度で地形を頭に叩き込むのは難しいか”
そんな事を考えつつ、足を滑らせないよう注意して歩く。早く日の下に出たいものだ。
358
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/12/01(日) 11:11:59 ID:???
>>355
マイユ「村の北やや西寄り、ウチの実家の東のあたりに出るかな。
盆地になってるから山の頂上よりは低いけど、
それでも標高差は割とあるから気温は低いよ。」
>>355-357
出口に近づくにつれ足元が硬い岩盤から土に変わっていき、草も増えてくる。
そして洞窟の外に出たところで前から女性の声が聞こえてくる。
???「止まりなさい!・・・ってマイユ?」
マイユ「あれ、ティニア?シグネも?」
目が慣れてくると、目の前には5人の騎士とその乗騎が見えてきた。
一人は紫の髪を軽く分けて片目が隠れている長身の女性。
細身の槍からは長い紐が伸びており、それを握り手に同時に握っている。
そして背後にはわずかに金が入った純白のペガサスが見える。
もう一人は緑色のウェーブがかった髪を肩で切りそろえた分厚い眼鏡の女性。
右手には大鎌――刃を柄と同じ方向に付けた、いわゆるサイズというもの―を、
そして左手には両手剣の柄ほどの長さの短杖をこちらに向けている。
その背後に居るのは夜空を思わせる漆黒、あるいは深い青のペガサスがこちらをにらんでいる。
残りの3人は兜のバイザーを降ろしているため判別はつかないが、
剣や槍などを手にこちらを取り囲んでいる。
乗騎はユニコーンが1頭とバイコーンが2頭。
長身の女性「ええっと・・・?」
眼鏡の女性「ティニア、緊急時規定に従ってください。」
ティニアと呼ばれた長身の女性は、眼鏡の女性―おそらく彼女がシグネだろう―に注意され
降ろしかけていた槍を構えなおしてマイユに問いかける。
ティニア「そうでした、では・・・『村長さんはお元気でしたか?』」
マイユ「えーっと、『相変わらず元気だったよ』。これでいいかな?」
二人の会話が終わると周りにいた騎士たちは警戒を解いて武器を下す。
ティニアが手を挙げると、角馬の騎士たちは頷いて馬に乗り、そのまま去って行った。
シグネ「異常なし・・・と言いたいところですが、
外部から人間を招き入れるのは異常事態ですね。」
マイユ「あはは・・・ちょっと面倒な話になるんだけどね。」
359
:
アイク
:2019/12/03(火) 00:10:01 ID:???
>>358
(……様相からするに、全員が天馬騎士か?)
一同を暫し眺めた後、マイユへ視線を向ける。
「俺達から事情を話した方が良いか?」
360
:
ブッキー
:2019/12/03(火) 22:10:46 ID:???
>>358
ブッキー「待て待て味方だ!お前らも武器下ろせ!」
コンサルタント二人に銃を下ろさせる
アルセニー「危うくぶっ放すところだったぜ。」
ルスラン「段取りを教えといてくれよ。」
361
:
ジャビス
:2019/12/03(火) 23:24:31 ID:???
>>358
「はい、止まりましゅ!!!?」
まさか、自分たち以外の者に止められるとは想像もしておらず、声が縮み上がっている。
(こっちがティニア、そっちがシグネ……)
怪しいものではない、というアピールか、
両手を挙げてただ成り行きを見守っている。
362
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/12/06(金) 21:33:48 ID:???
>>360-361
マイユ「あはは、ゴメンね。
警戒命令で待ち構えてるってことで察してくれてると思ってた。」
頭を掻きながらブッキー達とジャビスに謝る。
マイユは割と雑な性格をしていることがこの短期間でもわかるだろう。
>>359
マイユ「そうだね、当事者の方が話は分かってるだろうし。」
マイユはその場に残った二人の天馬騎士の方に向き直って告げる。
マイユ「ざっくり言うと山の中に盗賊が侵入した可能性があるんだけど、
詳しい話はこの大将たちから聞いてもらえるかな?
一応情報提供者で、当事者で、
ウチの国にはないけど多国間で信頼がある冒険者ギルドの人だから。」
こっちの親分たちは違うけどね、とブッキー達についても補足する。
>>359-361
シグネ「冒険者・・・なるほど、ウワサには聞いたことがあります。
マイユから聞いているとは思いますが、
この道の入り口については国家機密ですので他言無用、ということで。」
ティニア「ではとりあえずの行き先はマイユの屋敷でいいのかしら?」
マイユ「うん、あそこなら一応は部屋たくさんあいてるし。」
ティニアはマイユと会話しながら天馬の鞍に槍を括りつけ、
代わりに取り回しの良い手槍に持ちかえる。
ティニア「ではまず自己紹介をさせてもらいますね。
私はパラミネスタ侯爵家の第三子、
ティニア・ピトゥカランタと申します。どうぞよろしく。」
女性にしてはかなりの長身ではあるが、
良く言えば優しく控えめ、悪く言えば少し頼りない雰囲気がする。
シグネ「アスピヴァーラ準男爵ヴァリオ・アスピヴァーラが末娘、
シグネ・アスピヴァーラと申します。
爵位からわかるように私は貴族ではございませんので敬称・敬語は不要です。」
やや不愛想な物言いだが、敵意は感じない。
おそらく元々無口なほうなのだろう。
ティニア「わ、私もただの一騎士ですので気になさらないでください。」
一応実家の爵位だけで比べれば三人の中で彼女は飛びぬけて高いが、
それを笠に着て威張り散らすような嫌な性格はしていないようだ。
363
:
ブッキー
:2019/12/07(土) 00:39:36 ID:???
>>362
ブッキー「武器商人のブッキー。これはガードのアルセニーとルスラン。」
アルセニー「どうも、一介のセキュリティーコンサルタントのアルセニー。」
ルスラン「同じくルスラン。技量のほうは安心してくれ。」
364
:
アイク
:2019/12/09(月) 23:42:32 ID:???
>>362
「俺はアイク、傭兵だ。三人共よろしく頼む」
仮にも貴族を相手にしているが、普段と全く変わらぬ様子で名乗るのであった。
「まぁ現状、俺達にも分からない事が多くてな。話せる事がそこまで多くないのは勘弁してくれ」
そのように前置きをして簡単に事情を話し始める。
此処へ来る以前、護衛の道中に遭遇した賊達の情報から、カシラなる人物が何かを企てている事。
調べた結果、山中へ賊が侵入した可能性がある為調査にやってきた事など――おそらく歩きながら話す形になるだろうか。
「……こんなところだ。
あと村長にも言ったが、機密については漏らさんと約束する。口約束だが信用してくれると有り難い」
365
:
ジャビス
:2019/12/13(金) 18:50:26 ID:???
>>362
「敬語不要は、お互いにな。俺もみての通り大した人間じゃねえ」
そういって、マイユにもしたように自己紹介をする。
366
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/12/14(土) 18:15:05 ID:???
>>363-365
マイユ「とりあえずあたしの家で詳しい話し合いはしようか。」
シグネとティニアが自分のペガサスに長い武器を預けて語り掛けると、
白と黒の二頭の天馬は空へと飛んで行った。
上空をグルグルと旋回しながら一行についてくる様子からして、
空から地上を偵察しているようだ。
>>364
アイクからの報告を聞いて少し考えこむティニア。
ティニア「今のところ内地での異変は確認されてませんけど、
よほど上手く潜伏しているか、それとも洞窟内で迷っているのか・・・。」
シグネ「そもそも潜入したというのがブラフの可能性もありますよ。」
先頭を行くシグネは大振りのマチェットというか、手斧のようなもので
時折邪魔になっている枝や蔦を叩き切っている。
マイユ「まあそういうわけで村長の決定でこの一団を招待したわけ。
このギルド職員のお兄さんの護衛って名目でね。」
367
:
ブッキー
:2019/12/16(月) 22:24:00 ID:???
>>366
ブッキー「ブラフねぇ…」
アルセニー「俺らを引き離すとして、主力は村だ。」
ルスラン「村を落としたとしても維持できなきゃ元も子もない。空中戦力の対策なしに村の維持は不可能だ。」
空を飛ぶペガサスを見ながら歩みを進める。
368
:
アイク
:2019/12/18(水) 22:42:42 ID:???
>>366
「今は、どちらなのか断定出来ない状況だからな。
もしハッタリだとすれば、“それが分かった”だけでもここに来た意味があるだろう」
周辺の様子を確認しつつ歩を進める。
もしも手伝えそうなら、邪魔な枝木等を切る手伝いでもしているかもしれない。
「……今更だが、賊連中が空中の移動手段を持ち合わせている可能性はあるか?」
369
:
ジャビス
:2019/12/19(木) 09:27:05 ID:???
>>366
滞空している天馬を見上げる。
「へぇ〜〜……なかなか御目にかかれない光景だなァ。ここまで間近で飛ぶところを見るのは初めてだァ……」
前方への注意を怠り、木にぶつかる。
「ブッ!!?」
370
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/12/21(土) 22:03:57 ID:???
>>367
シグネ「そもそも村の兵隊の装備も、帝国兵の一般的な装備よりは強力です。
いくら負傷者が出て手薄になっているとはいえ、
地の利もありますし、そこまで無理に落とすメリットもありませんよ。」
>>368
ティニア「盗賊が空中の移動手段ですか・・・。
少なくともそういった記録は残っていませんね。」
ティニア「我々天馬騎士は3人で1単位として連携をとります。
仮にそんな手段があったとしても、
付け焼刃程度では三方向の連携に耐えられないかと。」
マイユ「それこそ地上から弓矢でもバリスタでも撃ってたほうが厄介だよねえ。」
>>369
マイユ「旦那ぁ気をつけなよ?客を招くような道じゃないんだからさあ。」
後ろを向いてジャビスのことを笑いながら歩いているが、
歩きなれているのか転んだりぶつかったりする様子はない。
>>367-369
やがてちょっとした農村と小さな屋敷が見えてくる。
そこよりさらに離れたところに大きな屋敷と、牧場らしきものも確認できる。
371
:
ブッキー
:2019/12/21(土) 23:20:21 ID:???
>>370
アルセニー「見えた。ここか?」
ブッキー「じゃ腰落ちつけて話すか。」
ルスラン「一回りしてきて安全確保したらな。」
ブッキー「まじめだねえ…」
372
:
アイク
:2019/12/22(日) 00:50:51 ID:???
>>370
「空を飛べたとしても、手練れの天馬騎士相手じゃ無謀同然か」
なら特別気にすることは無いか、と言って歩を進める。
「マイユの屋敷ってのは、あっちか?」
と、大きな屋敷と牧場の方面を指差しつつ。
373
:
ジャビス
:2019/12/22(日) 11:01:29 ID:???
>>370
赤くなった鼻を押さえながら、苦笑いを浮かべ再び歩く。
「アチチ、今日はドジばっかだぜ。
盗賊どもも勝手にドジ踏んでくれりてりゃ良いんだけどよォ。
おっ!あれが家か、早く行こうぜ!外にいると事を構える前にくたばる気がするぜ」
374
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/12/22(日) 20:38:24 ID:???
>>372
マイユ「んにゃ、あっちは親父の家。
近くにあるちっこいほうのがあたしの家。
一応領地経営の勉強も兼ねてってことで貰った古い家だよ。」
小さいといってもちょっとした宿ぐらいの大きさはある。
言葉遣いや態度はともかく、腐っても男爵家の令嬢であるというところだろうか。
>>373
シグネ「さすがにここから先はちゃんとした道になってますから。ご心配なく。」
小石を敷き詰めて舗装された小さな道が続いている。
遠くには干し草を積んだ馬車が牧場へと向かっている様子も見える。
>>371
ティニア「ええと、上空から見渡せる範囲ならあの子たちは人間よりも目がいいですから
屋根とか木の下とか、そういう上に遮蔽物がある場所を――」
>>371-373
その時、上空の二頭のペガサスは一瞬動きを止め、もう一周旋回してから下りてきた。
ティニア「何か見つけたみたいですね・・・。」
シグネ「私が先行します。ティニアは状況判断後に上空で警戒を。」
ティニア「気を付けて。」
シグネは括りつけていたサイズに持ち替えてダークペガサスに跨り、
牧場の方向へと飛んでいった。
375
:
ブッキー
:2019/12/22(日) 21:10:05 ID:???
>>374
アルセニー「俺らも向かうか。」
ルスラン「ブラフじゃなかったようだな。」
小銃を確認して警戒態勢をとる。
376
:
アイク
:2019/12/23(月) 01:58:38 ID:???
>>374
「あれか。“ちっこい”とは言うが、俺にすれば十分過ぎるぐらいにでかいな」
傭兵ゆえ幾つもの仮家で過ごしてきたが、どれもこれもみすぼらしい物ばかりだった事から来る感想だ。
「……俺達も続こう。天馬の行軍速度は群を抜く。
何かあった時、咄嗟の援護に入れんほど距離が開いた状況というのも不味いからな」
仮にも天馬騎士が、並の賊に遅れを取る事は考え難い。
だが不確定要素が多い中、“万が一”を想定せず悠長に構えるのは宜しくないと判断し、シグネの後に続こうとする。
377
:
ジャビス
:2019/12/24(火) 17:32:21 ID:???
>>374
「さっそくおでましか!!?」
背負った戦斧を手に取り、皆と合わせていつでも行動できる準備をする。
378
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/12/25(水) 23:15:47 ID:???
>>375-377
マイユ「馬車借りてくるから待ってて!」
何事だろうと空を見上げていた農夫に駆け寄って交渉を始める。
シグネの向かった遠くの農場からペガサスが飛び立つのが見える。
もし望遠鏡の類を持っているか、人並外れた視力を持っているのならば、
何が起こっているのかを確認することができるかもしれない。
379
:
ジャビス
:2019/12/26(木) 17:08:35 ID:???
>>378
「なんだなんだ?
また農場から飛び出てきたぜ!?」
あくまで、それは肉眼によって"点"が飛び立った事を確認しての言葉だ。
話ながら、腰に巻き付けた望遠鏡を取り出して覗き、その正体を知る。
「……ペガザスだぜ!?」
380
:
ブッキー
:2019/12/26(木) 19:03:52 ID:???
>>378
ルスラン「見えた。ペガサスだ。」
首尾よく双眼鏡を取り出して確認する。
アルセニー「ありゃこっち側のペガサスか?それとも牧場のやつか?」
ルスラン「そこまではわからん。」
ブッキー「ふーん。」
381
:
アイク
:2019/12/27(金) 01:22:24 ID:???
>>378-380
「あれは……ペガサスか? 例の黒い奴じゃなさそうだが、あそこで何かあったのか?」
優れた視力を有しているものの、あくまでそれ止まりで、ペガサスが飛び立った以上の事は確認できていない。
マイユを待っている状態だが、交渉に大きく時間を要してしまう様子であれば最悪、先行する腹積もりだ。
382
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/12/27(金) 19:12:19 ID:???
>>379-381
ペガサスは何かから逃げてるようだ。
シグネの乗った一頭だけがその流れに逆らって進んでいく。
遠眼鏡を持つジャビスたちは、その行く先から高速で飛来する煉獄の色をしたペガサスが見えるだろう。
峠で暴れていた例の黒いペガサス、黒き災厄だ。
そうとは知らないマイユは馬車をすぐに借りて戻ってきた。
逞しいバイコーンの二頭立てで、全員が乗れるだけの大きさはあるが、
荷台に人が乗って全速力を出すことは想定されておらず、
詰まれている途中の干し草をクッションにしてもそう乗り心地の良いものではなさそうだ。
マイユ「借りてきたよ!みんな乗って!」
383
:
ブッキー
:2019/12/27(金) 22:22:33 ID:???
>>382
ルスラン「おいおいおい嘘だろ!あの化け物がいやがる!」
アルセニー「なんだと?」
ブッキー「盛りでもついたかな?」
各々の感想を述べて馬車に乗り込む。
アルセニー「ニキータのお坊ちゃんはドラゴンを仕留めたそうだな?」
ルスラン「ああ。それじゃ俺らも金星つけるか!」
ブッキー「頼もしいねえ…」(なんでこいつがいるんだか…いまはどうでもいいか。)
384
:
アイク
:2019/12/28(土) 23:41:51 ID:???
>>382-383
「あのペガサスか……!」
ルスラン達の反応を見て、慌てて馬車に乗り込む。
「マイユ、“黒き災い”が出たらしい。急いでくれるか」
385
:
ジャビス
:2019/12/31(火) 09:52:59 ID:???
>>382
「あっ……ああーッ!!」
例の黒いペガサスを発見すると、
つい先程の記憶を思い出し、言葉にならない叫びを発しながら口をパクパク動かす。
「ま、待ってえぇ〜!」
裏返った、情けない声を出しながら馬車に乗り込むも、
黒い災厄に再び対峙した際はどうしようかという
作戦のようなものは何もない。
386
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2019/12/31(火) 22:46:41 ID:???
>>383-385
マイユ「またアイツかあ・・・たまに来て暴れまわって去って行くんだよねぇ。」
全員が馬車に乗り込んだのを確認してから馬車を走らせる。
人数分かなりの重量が増したはずなのに、バイコーンたちの速度は全く落ちることはないように思える。
ティニア「マイユ、貴女の家に武器を用意するように伝えておきましょうか?」
低空飛行させたペガサスの背からマイユに話しかけるティニア。
マイユ「うーん・・・でも馬が無いから連携は無理だしなあ・・・。」
387
:
アイク
:2020/01/08(水) 00:56:36 ID:???
>>386
「武器か。あんたが弓を扱えるなら、こいつを使ってくれて構わんぞ」
そう言って戦利品の弓を見やる。
どこまでの飛距離が出るかは試していないが、並の武装より優れているなら相応の遠隔攻撃が期待出来る筈だ。
388
:
ジャビス
:2020/01/08(水) 12:41:02 ID:eGzgfazI
>>386
「なんかタイミングが悪いよな、
さっきとか、今もそうだけどよォ」
息を整え、ペガサスが暴れている地点を無表情で睨む。
389
:
ブッキー
:2020/01/08(水) 23:28:39 ID:???
>>386
アルセニー「装填よし。」
ルスラン「射程圏内に入ったらぶっ放す。」
コンサルタント二名は臨戦態勢に入ったようだ。
390
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/01/11(土) 16:39:31 ID:???
>>388
マイユ「他の牧場はエサを別に置いて帰ってもらってるらしいけど、
ウチは結構大きいからなのか、
他の子のエサに目が行くとそっちに行っちゃうんだよねえ。
それで喧嘩になってあたしを乗せてくれてた子みたいに再起不能になる子も居るし。」
やや離れた上空では黒いペガサスが二頭戦っている。
さすがに空中戦ともなれば峠の盗賊達のように一方的な戦いとなるわけでもないようで、
牧場の上を大きく旋回しながら後ろを取り合い、時折ぶつかり合っているようだ。
>>387
マイユ「いやあ生半可な外の武器じゃあアイツにはちょっと厳し――」
そこまで言って振り返り、その弓を見て言葉を止める。
マイユ「へえ・・・ミスリルか何かかな?
それなら対龍杭も撃てそうだし、お言葉に甘えようかな。」
手綱を左手に引っ掛けたまま体を伸ばして弓を手に取る。
マイユ「あ、腕前に関しては安心していいよ。
こう見えても同期じゃ一番成績良かったし、
それが宮廷騎士団入りの理由と、未だに新しい相棒が居ない理由だから。」
弓使い特有の指を保護したグローブで軽く弓を弾きながら色々確かめている。
「へえ、魔道具か」「じゃあ矢を使わないでも・・・いやむしろこれなら」などとぶつぶつ呟いている。
>>389
ティニアのペガサスがやや後退して荷台に近づく。
少し強い風に藁が少量飛ばされる。
ティニア「えと・・・それはドラグノフ連邦で開発された新兵器の火吹き笛ですか?
でしたらお気を付けください。
我々の駆る天馬は風の力を纏っています。
鳥よりも的は大きいでしょうが、砲丸の軌道は大分逸れると思われます。」
遠慮がちにコンサルタントの二人に話しかける。
一応『銃』というものについては知っているため、
質量の軽い弾丸では風に阻まれてしまうということを伝えたいらしい。
391
:
ブッキー
:2020/01/11(土) 17:43:37 ID:???
>>390
ブッキー「あー…まあ大丈夫だと思うぜ?うん…」
明言は避けるが、銃の性能を知っているようだ。
アルセニー「威嚇程度にはなるだろうさ。」
ルスラン「徹甲弾もってくりゃよかったよ。あれは月給の1/3になるけどな!」
392
:
アイク
:2020/01/16(木) 00:28:42 ID:???
>>390
「盗賊団の一員が持っていたものだ。
使うと体力を奪われるみたいでな。乱用しないよう気を付けてくれ」
弓を手渡しつつ、
「……騎士団入りの理由としては納得だが、相棒が居ない理由としてはよく分からんな?」
ぶつぶつと呟くマイユの横で、ぼそりと漏らすのであった。
393
:
ジャビス
:2020/01/20(月) 10:49:19 ID:0o1Z8NVM
>>390
「黒いペガサスからしてみりゃあ、飯があるところに寄り付いてるだけなのかねえ。結果的に、牧場荒らしみたいになってるけど」
「……いかんいかん、回り回って盗賊どもに同情しそうになっちまうぜ」
腕を組んで考える仕草をしながら、黒いペガサスと盗賊に類似点を見出だしてしまったようだ。
394
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/01/21(火) 22:18:11 ID:???
>>391
ティニア「そ、そうですか。すみません出すぎた真似をして。」
謝罪するとペガサスの纏う風の影響が出ない程度に再び離れる。
>>392
マイユ「天馬乗りで弓使いってほとんど居ないんだよ。
陸走馬と違って天馬の背は安定しないから、
どうしても着陸しての射撃になって、天馬のアドバンテージが生かしにくいからね。」
マイユ「あたしも一応突撃槍を副武装として持ってるけど、
たまたま相性のいい仔が居たから空中での射撃ができたんだよ。」
マイユ「それを再起不能にしたのがアイツってわけ。」
進路上でシグネと戦っている地獄色の天馬をじっと見据えている。
>>393
マイユ「あたしにとっては相棒のカタキだからね。
絶対に責任とらせてやるんだ。」
>>391-393
馬車は長い橋を渡り、いよいよ黒い天馬同士が戦っている牧場に到着した。
勇猛果敢なバイコーンであってもこれ以上近づくことを拒否しているようだ。
ティニア「私はシグネの援護に行きます。」
白金色のペガサスを大きく羽ばたかせて飛んでいくティニア。
ギルド職員「馬車はあちらの小屋に避難させれば宜しいでしょうか?私が受け持ちます。」
マイユ「じゃあ皆が降りたらおねがい。普通の馬よりも力は強いけど扱いは変わらないから。」
マイユは真っ先に御者台から飛び降りた。
ここからはおそらく『黒き災い』との決戦となる。
距離はまだ多少あるが、ライフルの射程距離には一応入っているだろう。
ただ、近接攻撃は当然のことながら届かない。
395
:
ブッキー
:2020/01/22(水) 19:24:47 ID:???
>>394
ルスラン「近接組は降車!散開しろ!こちらで牽制する!」
アルセニー「射撃開始!」
ルスラン「食らえ!」
小気味よい銃声とともに、曳光弾が光の線を引き地獄色の天馬に向かい飛翔する。
396
:
アイク
:2020/01/24(金) 23:48:30 ID:???
>>394-395
「確かに……
俺の知る限り弓使いが天馬や飛竜に乗るという話は聞かないな。そういった事情なら納得だ」
「なら、今回こそ仕返ししてやらんとな」
マイユに続いて馬車から降りた後、黒き災いを見据える。
「避難は頼む。あんたも戦いに巻き込まれんように気を付けてくれ」
アイクとしては、まず遠距離攻撃を可能とするメンバーに攻撃を任せる事となる。
彼の持つ剣は衝撃波を放つ事が可能だが、流石にライフルの射程距離に届くほどではない。
指示に従い移動を開始し、適した位置取りを行う事から始める。
397
:
ジャビス
:2020/01/29(水) 15:35:17 ID:3aKxw5m6
>>394
「やっぱり、アレ(黒ペガサス)と闘らなきゃならねえのか……」
内心、かなり動揺している。
というより、もはや頬を汗が伝い、その動揺も心の中にだけ収めてはおけない。
「さっき拾った斧の雷撃ならなんとかなるか……いや、まだ使ったこともねえし……とにかく行くしかねえ����」
398
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/01/30(木) 22:51:51 ID:???
>>395
黒き災いと呼ばれた天馬は翼をひときわ大きく羽ばたかせる。
高度は大きく変わっていないが、纏う風の流れがひときわ激しくなったようだ。
暴風に阻まれた銃弾はかなり逸れたが、うち1発が翼に掠ったようで、
大きな嘶きと共にバランスを崩し高度を少し落とす。
魔性の瞳が二人をにらみつける。
攻撃を脅威と認識したようだ。
>>396
マイユは厩舎に馬を誘導していた兵から矢筒を受け取ると、
弓に魔力を込めて地獄色のペガサスへと放つ。
暴風を纏った矢はペガサスの結界を無効化できているようだが、
アルセニーとルスランの攻撃で警戒していた天馬は大きく身をかわす。
高度を上げようとするが、二人のペガサスナイトに阻まれて思うようにいかないようだ。
マイユ「やっぱダメかあ、頭の出来まで父親に似なくてもいいのに・・・!」
>>397
同じ黒ではあるが宵闇を思わせる青系統で、
普通の馬とさほど変わらないシグネの天馬を間近で見た今なら異質さを理解できるだろう。
高度を落としたことで近づいた黒き災いの姿は、
それでもまだ距離があるというのに巨体と赤黒い体色から、
溶岩の流れる火山洞窟を思わせる。
>>395-397
マイユ「出来ればあの屋根の近くまで誘導して!
あそこからなら跳んでとっ捕まえられるから!」
指さした先には干し草用のフォークなどの農具が立てかけられた小屋のようなものがある。
さほど高くは無いが、他にすぐに登れて安定性の良さそうな高台はみつからない。
399
:
ブッキー
:2020/02/01(土) 00:00:05 ID:???
>>398
アルセニー「おら来いよスケベ馬。牝馬の尻よりいいぞ。」
ルスラン「本当にそらすぐらいの風とはな。」
マガジンを交換してボルトを引く。
その後二手に分かれ、的を絞らせないようにする
400
:
アイク
:2020/02/05(水) 22:07:08 ID:???
>>398
「誘導か……もどかしいが、まだ遠距離組に任せるしかないな」
闇雲に動いても逆に事態を悪化させかねない。
まずは、マイユが指差した小屋の近くへ位置取る事にした。
ただ、黒き災いが地上の誰に接近しても咄嗟に割って入れるよう剣を構えておく。
赤黒い天馬――想定される攻撃方法は、巨体を存分に活かした突進辺りだろう。
地上で行動するアルセニー達、ジャビス、マイユの誰に接近されても、先んじて衝撃波を打ち込む事ができるようにしておく。
よほど想定から外れた攻撃や軌道で仕掛けられない限りは対処出来る筈だ。
401
:
ジャビス
:2020/02/10(月) 18:45:34 ID:VhlvUP1Y
>>398
(戦闘中の馬を引き寄せるには……ふううむ)
小屋の近くに斧で穴を掘り、そこへ枯れ草と干し肉を突っ込む。
ちょうど二丁ある戦斧を互いに叩きつけ、その摩擦で火を起こし、枯れ草、干し肉に着火させる。
小屋の辺りにもくもくと、芳しい薫りを纏った煙が立ち上る。
402
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/02/17(月) 20:31:18 ID:???
>>399
黒き災いは二人の持つ武器を脅威と認識したようだ。
シグネのペガサスが巻き込まれるように位置取りながら、
なんとか離脱しようと隙を伺っている。
>>400
地獄色のペガサスはアルセニー達の攻撃が切欠でシグネを巻き込むように立ち回っている。
シグネもなんとか引きはがそうとしているようだが、
サイズでは届かず、きわめて高い抗魔力を持つ天馬に魔術は効果が薄い。
上空を制しているティニアも攻めあぐねている。
>>401
ちらりとジャビスの方を見る天馬。
しかし特に脅威はないと判断したのか特に動きに変化はない。
マイユ「旦那旦那、ペガサスは草食だよ。」
どうやら干し肉や草の燃える匂いはあまり魅力的ではなかったようだ。
403
:
ブッキー
:2020/02/17(月) 23:57:54 ID:???
>>402
アルセニー「бля!思ったより頭がいいな。」
ルスラン「これじゃお嬢ちゃんが穴だらけになっちまう。」
ブッキー「なんだよお前らより頭がいいのか?動きとめるだけだぞ?」
そういいながらブッキーは懐からラッパ銃を取り出す。
ブッキー「お嬢ちゃんにお兄ちゃんがた!耳と目を閉じてろ。」
ラッパ銃の引き金を引くと、間の抜けたような音と共に丸い球が放物線を描く。
放物線の頂点に達すると球は弾け、派手な閃光と煙をばら撒く。
ブッキー「猛獣避けの弾だよ。煙も刺激性さ。」
404
:
アイク
:2020/02/20(木) 22:10:23 ID:???
>>402-403
「!」
指示に従い、咄嗟に耳を塞ぎ目を閉じる。
(これでもう少し地上に近づいてくれば、攻撃が届くんだがな……!)
405
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/03/10(火) 13:31:16 ID:???
>>403
かなりの上空に居たティニアのペガサスは一瞬驚き、
多少フラついてはいるもののなんとか立て直して飛んでいる。
しかし黒き災いと、それを振り切ろうとするシグネのペガサスは
閃光をマトモに見てしまい墜落していく。
ペガサスが風を纏っているため、落下自体は大したことはなさそうだが、
問題はぴったりとくっつくように接近していた黒き災いとの間に挟まれる形になったことだ。
シグネ「ぁ・・・!」
その巨体に押しつぶされ声すら上げることができない。
さらに立ち上がった地獄色の天馬が暴れたことで大きく跳ね飛ばされていく。
マイユ「旦那!シグネのことお願い!」
偶々近くに居たジャビスが吹き飛んできたシグネを抱き留める。
戦闘用のゴーグルにもヒビが入り、呼吸音もおかしい。
そのままジャビスはギルドの男が避難している小屋へと走って行った。
残されたシグネの愛馬は騎手の指示に従いきれなかったミスに責任を感じているのか
まだ眩んでいるあろう目で仇である赤黒い天馬を睨みつけながらヨロヨロと立ち上がる。
マイユ「あの仔はまだ若くて戦闘経験が足りないし、プライドが高いからなあ・・・。」
>>404
地獄色のペガサスはマトモに閃光を受けたのにもうしっかりと立ち上がっている。
まだ飛ぶことは無いようだが、怒り狂って暴れているため
接近戦を行うのはかなり危険だろう。
406
:
アイク
:2020/03/11(水) 23:11:20 ID:???
>>405
(彼女の事はジャビスに任せるとして……今は畳み掛ける好機だ)
暴れ狂う様を見て一旦接近を控え、構える。
「――ふんっ!!」
射程圏に入った黒き災いへと渾身の一刀を振り抜く。
アイクが振るった剣戟が衝撃波となり、立ち上がって間もないであろう赤黒い天馬へと襲い掛かる。
竜種にもダメージを与え得るだけの威力を伴い、如何に強靭な天馬と言えど命中すれば無傷では済まない筈だ。
407
:
ブッキー
:2020/03/12(木) 20:15:29 ID:???
>>405
ブッキー「ああ!関係ないほうに効いちまった!」
アルセニー「この悪魔!何してくれてんだ!」
ルスラン「全力射撃だ!穴あきチーズにしてやれ!」
コンサルタント二名が全力射撃を始める。
408
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/03/22(日) 21:22:51 ID:???
>>406-407
空を飛ぶ分の力までも暴風に回し、周囲にまるで嵐でも来たかのような突風が吹き荒れる。
しかしそれでも十分に近い距離から放たれる銃弾や、衝撃波を殺しきることはできない。
深手を負った地獄の天馬はさらに上空から撃ちおろされた槍を確認し飛びのく。
そしてまだ眼がくらんでいるシグネの天馬を盾にするように蹴とばすとひと際大きく羽ばたき、
再び飛び上がる。
上空を抑えられていることもあり、高くは飛べないようだが
明らかに不利であることは感じ取って離脱するつもりのようだ。
>>407
マイユ「火吹き笛の旦那!逃げられたら厄介だから先を狙って!」
嵐の防壁も完璧ではない。
ましてやすでにかなりのダメージを負っている今ならば
暴風で逸らしきれなかった弾丸の一発でも受けたくはないはずだ。
>>406
マイユ「大将、『飛ぶ』からその剣と怪力借りるよ!」
腰のベルトを外し、バッグや剣を投げ捨てると、高くアイクの頭上へ飛び上がる。
出発前に腕比べをした子鬼と大して変わらない程度の重量に見えるが、
高度も不十分な今なら、渾身の力で射出すればなんとか黒き災いに届くかもしれない。
409
:
ブッキー
:2020/03/22(日) 21:52:02 ID:???
>>408
アルセニー「わかった!引導を渡してやる!」
ルスラン「こいつでお陀仏だ!」
マガジンを交換して射撃を継続する。
410
:
アイク
:2020/03/23(月) 22:51:11 ID:???
>>408
「加減は出来ん、飛んだ後は任せる!」
剣の腹をマイユへと向け、彼女の跳躍を助けるように位置を取る。
自身の後方に黒き災いが来るように姿勢を微調整し、そして一気に剣を振り上げた。
人間カタパルトとでも言うべきか、マイユは猛烈な勢いで、黒き災い目掛けて射出されるだろう。
アイクも先に述べた通り、飛んだ後の姿勢調整、反撃への対応などは彼女自身の技量に任せる事となる。
411
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/03/24(火) 20:23:07 ID:???
>>409
コンサルタントから放たれる弾丸に行く手を阻まれ、
また上空からはスレンドスピアに狙われており、
地上からはまだ飛び立てないにせよ自分を狙う天馬が居る。
地獄色の天馬はそのまま負傷を顧みずに突っ切るか
それとも大きく迂回して逃げるかを考え一瞬動きを止める。
>>410
その一瞬にめがけてマイユは飛んだ。
マイユ「どっっっ・・・せぇい!」
凡そ貴族の子女とは思えない掛け声と共に射出される。
そして天馬を補足すると弓を構え、その真逆へと全力で弦を弾くことで
反動で強引に嵐の防壁を突き破り背中へと激突する。
>>409-410
暴れまわる天馬にしがみつきながらジャケットを乱暴に脱ぎ、
その金に光る邪眼を覆うように顔面に巻き付ける。
マイユ「大人しく・・・しろおおおお!」
そのまま黒き災いは再び墜落する。
マイユはそれでも剥がれようとしない。
腕で脚で首にしっかりと巻き付き、さらに後ろへ反りかえって締め上げる。
やがて疲れ切った黒き災いは、纏っていた暴風をフッと消し、大人しくその場に座り込む。
どうやら完全に屈服したようだ。
412
:
ブッキー
:2020/03/24(火) 22:25:47 ID:???
>>411
ブッキー「おとなしくなったな。」
アルセニー「意外だな。死んでも暴れまわりそうだったが…」
ルスラン「で、どうすんだ。馬に盗賊のことでも聞くのか?」
413
:
アイク
:2020/03/26(木) 20:17:00 ID:???
>>411-412
「……落ち着いたようだな、良かった」
じゃじゃ馬どころの騒ぎではない――と思いつつ剣を納める。
「こいつ(馬)と意思疎通出来るなら聞くのも有りだろうが、どうだかな」
勿論アイクにそのようなスキルは無い。
414
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/03/30(月) 21:15:55 ID:???
ティニアはシグネが運ばれていった小屋へと急いで去って行く。
シグネの天馬も黒き災いを暫く睨みつけてはいたがそれに従う。
>>412-413
マイユ「うーん・・・ある程度思ってる事は分かるけど、どう聞いたらいいかなあ・・・。」
馬に興味がない人間が彼らを見分けられないように、
人間に対して特に興味を持っていない野生のペガサスもまたヒトの見分けがつかないらしい。
マイユ「言葉も理解は出来てても発声は無理だろうから、複雑な答えも無理だし・・・。」
当の黒き災いは回復に専念しているようだ。
既に傷口は瘡蓋となり血は止まっている。
415
:
ブッキー
:2020/03/30(月) 23:06:40 ID:???
>>414
アルセニー「おい、あんたこいつ持っていけ。包帯や添木とかも入っている。」
ティニアにメディバッグを投げる。
ブッキー「じゃああれだ。はいいいえで答えられるような質問で埋めてくしかないか。」
ルスラン「できんのか?」
ブッキー「知るかよ」
416
:
アイク
:2020/03/31(火) 21:36:58 ID:???
>>414
「人間じゃなく、アーティファクトのような……特別な力を帯びた品の有無を感じ取る事はできないか?
それを持ってる人間が俺達以外に、こっちへやってきたかどうかを聞いてみるのはどうだ」
人間の見分けは付かずとも、魔力や超能力の類に対して敏感かもしれない、という考えから来る提案だ。
417
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/04/11(土) 19:26:28 ID:???
>>415
マイユ「そこらへんは実際に盗賊と戦った旦那達頼みだね。
この仔は割と国内を自由に飛び回ってたから
何か特徴的なことがあれば覚えてるかもしれないし。」
>>416
黒き災いはマイユの持っている弓、アイクの剣を順番に顎で示す。
続いてジャビスの去って行った小屋のほうをじっと見つめ、
山の向こう――待ち伏せしていた盗賊と彼が交戦していた方角を見る。
マイユ「この弓と同じぐらいの強い魔力を持った道具には覚えがあるみたい。」
マイユの発言を肯定するように小さく鳴く。
先ほどまで暴れまわっていたとは思えないぐらいに大人しい。
・・・やや生意気な態度をとってはいるが。
418
:
ブッキー
:2020/04/11(土) 20:54:34 ID:???
>>417
ブッキー「ほーん。持ち主はどんな奴だ?ここらの奴?それともよそ者?」
アルセニー「わかるんだったら出てきた時期と場所も聞けるか?」
ルスラン「地図を出しとくか。」
419
:
アイク
:2020/04/14(火) 00:35:40 ID:???
>>417
(マイユの弓と、俺の剣――ラグネルと、ジャビスの持つ雷斧に反応してるのか。
後は、黒き災いと交戦した盗賊達の死体が在った方角――休憩所に転がっていたベルか?)
暫し考え込んだ後、一つ尋ねてみる。
「弓と同じぐらいの魔力を持つ道具ってのが、今はどの方角から感じられるかは分かるか?」
そして、ふと荷物袋に仕舞いこんでいた剣と木彫りの印を取り出して見せた。
どちらも禿頭の男から受け取ったものだ。
「あと、特徴的かは分からんが……この印は盗賊達の身分証みたいなものらしい。
これを持った連中と遭遇した場所をそいつ(馬)が覚えていれば、連中の居場所を絞り込むのに役立つかもしれん」
ルスランの出した地図もある。言語的なやりとりは出来ずともジェスチャーで聞き出せる、と思いたい。
420
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/04/17(金) 17:59:54 ID:???
>>419
黒い天馬はぷいっとそっぽを向く。
マイユ「魔力探知はまだそこまで得意じゃないみたい。
同じ年頃の仔と同じぐらいだとすると、目視できる範囲じゃないと特定までは難しいかも。」
>>418
マイユはアイクに説明しながら地図を眺め、
黒き災いの行動範囲と思われる範囲の周囲をつーっと指でなぞってみる。
盗賊と黒き災いが交戦した場所、おそらく盗賊のアジトがあると思われる場所、
そして帝国・公国・王国の三国が接している場所で天馬は短く鳴いた。
マイユ「時期はどう聞けばいいかなあ・・・野生の仔だから月日の感覚とか割と雑だろうし・・・。」
421
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/04/17(金) 18:39:47 ID:???
>>ジャビス
黒い天馬に跳ね飛ばされたシグネを、ギルド職員の男が避難した小屋へと運び込んだジャビスは、
そのまま中にいたギルド職員と、牧場で働いていた夫婦らと共にシグネの応急手当に駆り出された。
それからほどなくして慌てた様子でティニアが駆けこんで来る。
ティニアはシグネが何とか無事であることを確認すると、
持っていた医療キットと魔術を駆使して手早く治療を始める。
ティニア「えと・・・あの黒い天馬はマイユが手懐けました。
マイユは生まれたときからペガサスと一緒に暮らして来ましたし、
彼女が安全だというのなら安全なのだと思います。」
ティニア「良かった・・・これでもう命には別条無し。です。」
ティニア「えと・・・衣類の下の治療をしたいので男性はその・・・。」
そこまで告げるとジャビス達男性陣をちらりと見る。
牧場の従業員たちは頷いてぞろぞろと出ていく。
一緒に治療をしていた中年男性がジャビスの肩をポンポンと叩いて話しかけてきた。
「なあに心配はいらねえよ。こちらの侯爵令嬢はウチのお嬢の友人だし、
そのご実家は代々医術・薬草学・治療魔術に特化しているんだ。
6歳の頃から王族の怪我を治してる実績だってあるんだし、
邪魔なヤローどもは退散しようぜ。」
ティニアは顔を真っ赤にしながら医療キットの中身を確認している。
422
:
ブッキー
:2020/04/18(土) 12:33:13 ID:???
>>420
ブッキー「ここか…どこに逃げるにもちょうどいい場所だな。」
アルセニー「加えて国の組織じゃ下手に動けない。内政干渉になるからな。」
ルスラン「三国で協力しても時間がかかる。様子が変わったらすぐトンズラできる。」
>>421
医療キットは出血、気道、呼吸、循環に分かれており
包帯や止血帯、痛み止めなどが整然とそろっている。
文字はロシア語であるが、使用方法がイラストで描かれているので問題はないだろう。
423
:
ジャビス
:2020/04/19(日) 21:58:13 ID:.rgmTDoE
>>421
「ブッ!!お、おう!そうらな……」
ジャビスは鼻周辺をタオルで抑え、吹き出た鼻血を隠す。
シグネの体調を心配したのは勿論だが、ティニアの発言を受け、"別の"心配もしていたようだ。
「とりあえず外も一段落ついたようらし、こっちのお嬢さんは大丈夫らって事位は外の連中にも報告しよう」
ということで、ジャビスも外へ向かい、
アイク(
>>419
)、ブッキー(
>>418
)らの元へと向かっていった。
424
:
アイク
:2020/04/20(月) 22:41:55 ID:???
>>420
「難しいか。なら仕方ないな」
答えつつ、彼女が指でなぞった場所を確認する。
「……時期となると、これといったものが思い浮かばんな。
遭遇した時期は暑かったか寒かったかを尋ねてみるか。
或いは、特定の時期に出没する動物なんかが居たかどうかを確認するか?」
ムスタヴァにおける野生動物の生態を知らない為、後者については本当にただの思い付きだ。
「それはそうと、アジトらしき場所は勿論だが、三国が接している地点も気になるな。
どこの国から睨まれてもおかしくないような地点に盗賊達が居たのは偶々なのか……」
425
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/04/22(水) 21:27:10 ID:???
>>422
,424
マイユは三国の接点を指さして答える。
マイユ「んや、この地図だとわかりづらいけどココは割と穴なんだよ。」
そのまま地図の北側、ラダ公国側の方に指を滑らせる。
マイユ「ラダの南東部、亡者の砂海。
猛毒を持つ細かい砂でできた砂漠で、
騎士団の目が届かないから非合法な組合が多くあるってウワサ。」
続いてムスタヴァ側の山を指し示す。
マイユ「このあたりは天気が不安定でよく雲が出るから
見通しも悪いし、麓は手入れもされていない森だからね。
三国ともに騎士団の手が回りにくいんだよ。」
そうこうしている間に小屋や小さな館からぞろぞろと従業員らが戻ってくる。
ジャビスとギルドの男も一緒だ。
>>423
マイユ「お、ジャビスの旦那も戻ってきた。」
マイユはジャビスに手を振る。
彼女の傍らには先ほどまで死闘を繰り広げていた異形の天馬が大人しく従っている。
マイユ「シグネのこと、ありがとうね。旦那がつれてってくれなかったら危なかったと思う。」
426
:
ブッキー
:2020/04/23(木) 19:32:56 ID:???
>>425
ブッキー「なるほどね。アーティファクトは砂漠から密輸業者使えば運べる。」
アルセニー「人員の確保も容易だな。金出せば命知らずどもがダース単位で呼べる。」
ルスラン「流れでいえばさっきの村の確保も想像がつく。中継地点が欲しいはずだ。」
ブッキー「問題は…こいつをどうすっかだな。」
アルセニー「大人数で行っても砂漠か森にトンズラだ。」
ルスラン「ラダの姉ちゃんだけでも荷が重いだろう。」
ブッキー「空襲も天気が悪けりゃ空振り…となると」
アルセニー「俺らでつぶす。徹底的に。」
ルスラン「そんな装備ねえぞ?」
427
:
ジャビス
:2020/04/23(木) 19:55:05 ID:.rgmTDoE
>>425
「いいってことよォ!困ったときは、お互い様〜ってな!!それよか聞いたぜ、その馬ァ手懐けたんだってなぁおい!マジで、見かけに依らずやるもんだな〜」
マイユに敬意を含む眼差しを向けるが、
本音を言うと自分が大きな怪我を負うはめにならず良かったな、と思っているところは多少なりともある。
「……俺もここまで良いトコねぇから、そろそろやらなきゃな……」
最後に一言、ぼそりと呟いた。
428
:
アイク
:2020/04/23(木) 21:43:50 ID:???
>>425
「連中にとっては逆に穴場というわけか。
乗り込むなら……準備は念入りにしておいた方が良いな」
と、やる気を見せるアルセニー(
>>426
)を見てそのように話す。
>>427
「戻ってきたか。苦労させられたが、黒き災いについてはなんとかなった。
あと盗賊達の居場所について、怪しい場所の目途が立ったところだ」
確定情報ではないがな、と付け加えつつ。
429
:
ブッキー
:2020/04/23(木) 23:09:17 ID:???
>>427
アルセニー「じゃあ悪党どものケツをおもいっきり蹴り飛ばすぞ。」
ルスラン「装備をきっちり整える必要があるぞ。
>>428
こいつの言うことはもっともだ。」
ブッキー「今使っている分の弾はあるが…それ以上は持ち合わせがねえな…」
アルセニー「блядь…ロケットか榴弾が欲しいな…」
ルスラン「火力はでかいほうがいい。最も、持ち運べる単位になるが。」
430
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/05/03(日) 13:28:31 ID:???
>>426-429
マイユ「でも盗賊のアジトって割と村にも近いはずなんだよね。
元々あいつらの稼ぎって商人の襲撃と、
護衛と称して他の盗賊から襲われないようにするぐらいだし。」
そうこうしているうちに離れた邸宅から一騎の天馬騎士が飛んでくる。
かなり大型・・・というか太い。
体高そのものは『黒き災い』には少し及ばないようにも見えるが、
とても筋肉質で力強く羽ばたいている。
銀の鬣と青黒の肌を持ち、その頭にはヒスイ色の巻き角が2本生えている。
そしてその上に居る騎士もまた、かなりの重騎士に見える。
マイユ「あ、とーちゃんだ。」
431
:
ブッキー
:2020/05/03(日) 20:59:27 ID:???
>>430
アルセニー「おい見ろよ。」
ルスラン「見えてるよ。ごっついな。」
ブッキー「あんたの親父か?婿になると苦労しそうだな…」
432
:
アイク
:2020/05/05(火) 23:09:13 ID:???
>>430
「今まで使っていたアジトを破棄して、新たな地点に移動したというのも考えられそうだな――ん?」
飛んできた一騎に気づき、そちらへ視線を向ける。
「あんたの親父さんか? 天馬騎士とは珍しいな」
ムスタヴァにおいてどうかは分からないが、男性の天馬騎士は希少というのがアイクの認識だ。
過去、実際に竜騎士の一軍と戦場で対峙した経験故である。
尤も娘のマイユが天馬騎士という事で、親子で天馬乗りになったというのなら不自然ではないだろうが。
433
:
ジャビス
:2020/05/07(木) 22:43:10 ID:.rgmTDoE
>>430
「親父さん?これまたごつ……立派なお父さんだな……」
しかしこれまた……と髭をなぞりながら、大きな天馬を品定めしている。
434
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/05/10(日) 14:28:27 ID:???
>>432
マイユ「あー、バイコーン系のペガサスだからね。
強い騎士じゃないと認めないからアレに乗ってるのは逆に女のほうが珍しいよ。」
ちなみにユニコーン系は繊細なので乱暴な操り方をする男性騎士を嫌がるらしい。
>>431-433
ドスンと力強く着陸する大柄な双角を持つペガサス。
そこからマイユの父は見た目からは想像もできないほど軽やかに降り立つ。
さほど身長は高くないが、鍛え上げられた筋肉を重鎧で覆ったその姿は
一回りも二回りも大きく見えるほどの貫禄だ。
マイユ「父上、この頃我が国を荒らしていた黒き災いは私が捕らえました。」
言葉遣いを正して得意げに父へ報告するマイユ。
重騎士は娘に速足で近づきながら右の籠手を外し後方へと投げ捨てる。
マイユ「あ、彼らは協力してくれた国外の冒険者で実は別件で父上に―――」
話し続けるマイユの頭部に重騎士の鉄拳が叩き落される。
そのままマイユは顔面から地面にめり込んだ。
435
:
ブッキー
:2020/05/10(日) 20:16:35 ID:???
>>434
ブッキー「あちゃー…」
アルセニー「愛の鞭ってやつか?」
ルスラン「ハンマーだろ。」
めり込んだマイユを見て煙草が口から落ちる。
436
:
ジャビス
:2020/05/10(日) 20:29:00 ID:.rgmTDoE
>>434
初対面の相手に対し、何かしら性格を察知する様なコミュニケーション力は持って居ないが、
それでも見た目から何となく頑固そうな親父だと思う。
ジャビス的には、そう言う頑固オヤジの様な人とは一定の距離を保ちたいと考え、目立つような発言を控える。
「あらぁ〜……」
口元を抑えてため息の様な小声を発し、拳骨を受けたマイユに憐れみの眼差しを送る。
437
:
アイク
:2020/05/11(月) 23:49:44 ID:???
>>434
そういう事か、と納得したように頷く。
重鎧を着込んだ様を見て“なるほど力強そうだ”と勝手に納得していたところで、マイユが地面にめり込む様を見た。
「……おい、大丈夫か?」
自分も幼い頃(相応の理由があったとはいえ)、父に酷く叱られ殴られた事をふと思い出した。
わざわざ籠手を外したのだから加減はしているだろうが、ひとまず彼女の安否を確認するべく歩み寄る。
438
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/05/17(日) 20:41:21 ID:???
>>435-437
マイユ「ったいなあ!ちゃんと余所様の前だから真面目に振舞ったじゃんか!」
勢いよく起き上がって父親に食って掛かるマイユ。
鼻血が出ている。
男爵「やかましい!嫁入り前の娘がそんなはしたない恰好して何が真面目か!
父ちゃん情けなくって涙が出てくらぁ!
しかも外部の人間をこんな早く連れてきたってことは禁を破ったかこのバカ娘!」
マイユ「それは村長が。」
天馬を捕獲するために撒きつけたジャケットはヨダレでベトベトになったため着ていない。
ノースリーブタートルネックへそ出しの黒いインナー姿だ。
帝都ではもっと露出度の高い冒険者もごろごろ居るだろうが、
確かに貴族の子女のとっていい恰好ではない。
ひとしきり娘を怒鳴りつけた男爵はもう一つげんこつを落とし咳払いを一つすると一行に向き直る。
男爵「客人の前で見苦しい所を失礼した。
私はここの領主、そしてマイユの父である
ムスタヴァ王国聖位正騎士(パラディン)カルロ・ペガス=アゥヴェン・キティノヤ=パロニ。
帝都の言葉で言うなら天馬の揺り籠、カルロ・キティノヤ男爵と申す。」
まるで別人のように落ち着いて挨拶をするキティノヤ男爵。
その後ろではいつの間にかやってきていた執事風の老騎士がマイユに鞄を差し出している。
男爵「見ての通り私の家は私の祖父の代に武勲を称えられ
本家から独立したばかりの伝統もへったくれも無い男爵家だ。
よほどでない限りの無礼は気にしないから楽にしてほしい。」
一行に微笑みかける姿は立派な貴族に見える。
439
:
ブッキー
:2020/05/18(月) 20:34:11 ID:???
>>438
ブッキー「ああ、愛の鞭ってえのは受け取り方が難しいね…」
アルセニー「ご息女には…その危ういところで助けていただきましてどうも。」
ルスラン「おっと、申し遅れました。ウラガーンセキュリティコンサルタントのルスランです。こちらはアルセニー。」
ブッキー「ブッキー。武器屋です。この二人は私の護衛です。いやなんとも、大変な状況で…」
アルセニー「現在負傷者が一名おります。シグネ嬢。ティニア嬢が応急処置を施し、あちらの小屋に。」
ルスラン「命に別状はありませんが、念のため医療施設に運びたく思います。」
アルセニー「現状についてはマイユ嬢から説明があったと思われますが、少々進展がありました。」
やり取りに呆れた後、姿勢を正し自己紹介と現状を報告する。
440
:
ジャビス
:2020/05/20(水) 10:52:29 ID:.rgmTDoE
>>438
ブッキーらの自己紹介を聞き、ハッとして
ジャビスも自己紹介を行う。
「じ、自分、フリーで傭兵業をしてるジャビスってモンです。一応、お見知り置きを……」
441
:
アイク
:2020/05/20(水) 21:25:20 ID:???
>>438
「俺の名はアイク……傭兵をやっている。よろしく頼む、キティノヤ男爵」
「男爵、さっそくですまないが、部外者の俺達が此処に居る理由について説明させてもらいたい」
了承が得られたのなら、ブッキー達の報告(
>>439
)の後に話すだろう。
とは言っても、黒き災いの捕獲には成功したものの、賊に関する情報の進展はないため先にシグネ達に話した内容(
>>364
)と殆ど同じだ。
442
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/05/23(土) 23:30:38 ID:???
>>439
男爵「ふむ、ティニア嬢の手当てがあるのなら問題は無いだろう。
なんせ彼女のパラミネスタ侯爵家は魔術・薬学を含めた総合医術の家。
彼女以上の医術師はこの国には4人しか居らん。」
ティニアに対しては控えめ、引っ込み思案な印象があったかもしれないが
彼女も伊達に上位貴族の令嬢ではないようだ。
>>440
男爵「私も領主である前に戦士だ。そう硬くなるな。
・・・と言っても無理かもしれんが、まあ気にするな。楽にしてくれればいい。」
立派なカイゼル髭の所為で威圧的な風貌をしているが、
先ほどのやり取りからもわかるように男爵はかなり庶民派なようだ。
>>441
男爵「ふむ。だがここで立ち話というのもなんだ。
私の屋敷に来てもらいたいところだが、どうだ?」
丁度大型の馬車が到着し、
中から何人かの魔術師が降りて荷物を降ろし始める。
>>439-441
男爵「他の客人たちも異論がなければ来てもらいたいところだが、
何か急ぎの用であればここで聞こう。」
443
:
ブッキー
:2020/05/24(日) 10:25:53 ID:???
>>442
アルセニー「なるほど。わかりました。」
ルスラン「よし、担架作るぞ。馬車に運ぶんだ。」
手頃な農具の柄に上着の袖を通して簡易担架を作る。
ブッキー「お嬢ちゃん、担架作ったぞ。乗せたれ。」
小屋をノックしてティニアに搬送準備ができたことを知らせる。
444
:
ジャビス
:2020/05/28(木) 11:34:57 ID:.rgmTDoE
>>442
「へ、へい、では……」
口ではそう言うものの、特段目に見える様子はない。
(なかなかこっちの界隈では顔が広そうだしなぁ……悪印象だけは残さないようにしておくか)
男爵が歩き出せば、そのまま着いていくつもりだ。
445
:
アイク
:2020/05/28(木) 20:13:14 ID:???
>>442
「では、そうさせてもらおう」
男爵の意向に従う旨を伝えた後、ブッキー達の手伝いに向かう。(
>>443
)
446
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/05/28(木) 22:13:44 ID:???
>>444
執事「どうぞ、こちらへ。」
いつの間にかジャビスのすぐ横までやってきた老騎士が
軽く礼をして馬車のほうへ案内する。
男爵は長袖の上着に着替えたマイユにまた小言を言い始めている。
彼の愛馬も黒き災いと睨みあっている。
どちらも長くなりそうだ。
>>443
,445
扉を開けたのは怪我をしたはずのシグネだった。
汚れたためか衣類は素朴な村娘のものに着替えている。
シグネ「私は歩けるので大丈夫です・・・さすがに天馬に乗るのはきついですけど。」
そのまま近くに待機していた自らの天馬へと歩み寄っていった。
顔色はあまり良くないが、足取りはしっかりしている。
続いてティニアが出てきて4人に説明を始める。
ティニア「戴いた応急処置セットのおかげでだいぶ楽に治療できました。
とはいえ、消耗した体力と失った血はまだまだ戻りませんけど・・・。」
医療キットの残りをブッキーに差し出す。
ティニア「そういうわけで私はタハティ――シグネの天馬の先導をしますので、
シグネのこと、どうかよろしくお願いしますね。」
4人に優しく微笑みかける。
シグネは自分の愛馬にまだ語り掛けていた。
シグネ「うん・・・ゴメンね、ボクの判断が遅かったから・・・。
大丈夫、君は精一杯やったから。今度はもっとうまくやろう・・・。」
447
:
ブッキー
:2020/05/28(木) 23:53:01 ID:???
>>446
ブッキー「ありゃこれはどうも…」
応急キットを受け取って確認する。
そして深手を負ったにもかかわらず歩けるシグネを見て眉を顰める。
アルセニー「あーお嬢さんがた、もしかしてだが…痛み止めの錠剤使った?」
ルスラン「オキシコドンっていう薬なんだが、効き目はいいがちょっとハイになるかもな…」
ブッキー「まあ無茶すんなよ。やせ我慢するぐらいなら横になっても…」
アルセニー「屋敷で点滴を施そう。かなり楽になるはずだ。」
448
:
ジャビス
:2020/06/01(月) 08:59:31 ID:.rgmTDoE
>>446
老騎士に案内されつつ、男爵の愛馬と黒き災いの睨み合いを観察する。
「動物にとっては、自然のまま睨み合ってんのが良いのかねえ。俺は気の合う奴と仕事の後に酒を酌み交わすのが楽しみだけど、あいつらにはそう言う楽しみみたいなものはあるのかねぇ〜。
ある種、アレもコミュニケーションかな?」
純粋に、動物の気持ちが分からないことによる疑問を老騎士に訊いてみたりする。
449
:
アイク
:2020/06/01(月) 23:31:48 ID:???
>>446
「……俺達はこれから、キティノヤ男爵の屋敷に向かう事になった。
そっちで休ませて貰えば体力もいくらか戻るだろう。準備が出来たら、表の馬車まで来てくれ」
シグネの様子を見て暫し考え込んだ後、そのように伝える事にした。
彼女の気が済むまで好きにさせてやろう、という判断の下だ。(自分で歩けると主張するのであれば尚更)
長引くようであれば、男爵にはこちらから適当に取り成すつもりである。
450
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/06/10(水) 00:22:05 ID:???
>>447
ティニア「シグネは魔力も身体能力も並外れていますからね・・・。
ちょっと優柔不断なのと色々と不器用なことが欠点ですが、
総合成績で言えば同期の中でもトップクラスの優秀な騎士ですよ。」
サイズを武器としているのも、使い慣れた農具に近いものだから、という理由であり、
一般的な槍術はからっきしだとのことだ。
>>448
老騎士「いえ、彼女と黒き災いには深い因縁があるのでございます。」
まだ時間があるからと老騎士は話を続ける。
老騎士「黒き災いが再起不能にしたお嬢様の乗騎というのは、
彼女の――旦那様の愛馬・リンナケの孫に当たるのです。
お嬢様に服従し、間接的には部下になったとはいえ、
嫌味の一つや二つは言いたいところなのでしょう。」
老騎士「しかしお嬢様は本当にあのような不吉な馬を乗騎になさるのでしょうか・・・。」
>>449
ティニア「分かりました・・・ああ、やっぱり怒られてる・・・。」
遠目に説教されているマイユを確認してため息をつく。
>>447
,449
愛馬に武器をしっかりとくくりつけたシグネが戻ってくる。
ティニアが事情を説明すると、頷いてから4人に向き直る。
シグネ「ご迷惑をおかけしました。
道中、同席させていただきますので改めてよろしくお願いします。」
軽く頭を下げてから歩き始める。
ティニア「では私はマイユ達と後から発ちますので。」
そう告げるとティニアは自分と友人の愛馬を従えてマイユの方へと歩いていく。
451
:
ブッキー
:2020/06/10(水) 19:13:27 ID:???
>>450
ブッキー「何とか片付いたな。」
アルセニー「ばっきゃろーここからだ。」
ルスラン「賊のケツを蹴り飛ばさなきゃな。」
452
:
アイク
:2020/06/14(日) 19:28:04 ID:???
>>450
「分かった。それじゃ俺達も行こう」
男爵に取り成す手間が省けたか、と思いつつ歩き出す。
説教が続いているようだが、それはそれ、だ。
453
:
ジャビス
:2020/06/14(日) 22:00:35 ID:.rgmTDoE
>>450
「孫!?はあー!でもなんか、そう言われるとなんか血が繋がっているような、そういう風に見えてくるな?」
髭をなぞりながら、2頭の馬を遠目に比較する。
「愛馬のことはな、俺も乗馬しねえから全くわからんが、もしかしたら相乗効果じゃねえけど、あの娘(マイユ)が愛馬に選ぶことで優秀な馬になるかもしれねえッスよ?」
454
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/06/24(水) 21:19:02 ID:???
>>453
老騎士「ああ、いえ、言葉が足りませんでしたね。
お嬢様の元々の乗騎が、旦那様の乗騎の孫にあたるのです。」
そこまで話すと、ブッキーらがやってくるのが見える。
老騎士「と、他の皆様も準備はよろしいようですね。」
>>451-453
老騎士「皆様、準備は宜しいようですね。では出発いたします。」
馬車はそれなりのクッション性を持つ座席が備えられており、
ブッキー、アルセニー、ルスラン、ジャビス、アイク、シグネの6人が乗っても
まだ少しは余裕がある。
老騎士は御者を務めるようだ。
キティノヤ男爵の家につくまで少しかかるらしい。
情報を交換するぐらいの時間はあるだろう。
455
:
ブッキー
:2020/06/25(木) 23:47:11 ID:???
>>454
ブッキー「おーこりゃいい椅子だ。」
ルスラン「泥だらけのブーツじゃもったいねえな。」
アルセニー「クリーニング代は賊どもにツケといてくれ。」
各々好きな席に座る。
ブッキー「あ、俺酔うから窓際な。進行方向の。」
ちゃっかり特等席をとるようだ。
456
:
ジャビス
:2020/06/28(日) 23:35:40 ID:.rgmTDoE
>>454
「席はどこでも良い……とりあえず、多少時間があるなら少し寝させてくれ」
ジャビスはそう言い、適当な席で仮眠を取るようだ。
457
:
アイク
:2020/06/30(火) 21:59:15 ID:???
>>454
アイクは余った席に座ることにした。
剣の手入れをしようとして、やめておく。男爵の屋敷に到着してからで良いだろうと判断した。
「賊連中のアジト……と思しき場所に向かうなら、どのように準備をしておくのが良いんだろうな」
馬車に揺られながら外を眺めていたが、ふとぼやいた。
458
:
ブッキー
:2020/06/30(火) 23:25:29 ID:???
>>457
アルセニー「さてねぇ…」
ルスラン「人数が多い分には越したことはないが、俺らでやるとなると奇襲一択だな。」
ブッキー「最大火力をぶつけて、慌ててる間ににいさん方が殴りこむ。いうだけなら簡単もいいとこだね…」
アルセニー「となると持てるだけ持ってハリネズミみたいになるな。」
ルスラン「それも機動力を殺さない範囲で。逃げる奴を追撃することも考えたり…」
ブッキー「なんにせよ今考えてもなーにも出ないよ。こっちもどのくらい用意できるかわかんないし。ジャビスのにいさんみたいに寝るのがいいかも…」
弾倉を外し、装具を点検するコンサルタントとパイプを燻らすブッキー。
ブッキー(アドレナリン出てるのに眠れるのも才能だよな…案外化けるか?)
紫煙越しにジャビスをちらりと見て天井を見る。
459
:
アイク
:2020/07/09(木) 01:15:51 ID:???
>>458
「結局、相手の戦力も目的も未だに分からんし、そうなるか。どこまでも後手続きなのが歯痒いな」
「……俺達も連戦を重ねているし、確かに少しでも寝ておくのが良いかもな」
商人の護衛、盗賊との交戦、調査、黒き災いとの交戦と経て、短い期間に有事が集中している。
個人差があれど疲労が蓄積しているのは間違いない。
(とは言え、俺まで寝てしまうのはな)
ジャビスが仮眠を取っている様子を一瞥して、再び外へ視線を戻すのであった。
他の面々が特に話す事が無いようであれば、到着するまでアイクはこのままだろう。
460
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/07/12(日) 11:38:55 ID:???
>>455-459
馬車の上空をペガサスの羽ばたきが通過していく。
キティノヤ男爵やマイユ達のほうが先に到着するようだ。
やがて屋敷に到着すると、
何やら慌ただしく使用人たちが準備をしているように見える。
若い従者と話している男爵は顔をしかめて後頭部をガシガシと掻いている。
どうやら何か厄介ごとが起こっているようだ。
461
:
ブッキー
:2020/07/13(月) 21:19:50 ID:???
>>460
ブッキー「ありゃ?トラブルかな?」
アルセニー「ああ全く…」
ルスラン「先手とるのがうまいやつらだ…どこから情報が洩れてるんだ?」
馬車から降りるとコンサルタント二名は男爵のもとに向かう。
アルセニー「何が起きたんです?」
ルスラン「我々は動けます。指示をください。」
一方ブッキーは
ブッキー「お兄さんがた、熟睡してらっしゃる所、申し訳ないけど状況が動いたよ。」
462
:
ジャビス
:2020/07/18(土) 12:04:29 ID:.rgmTDoE
>>460-461
「思いの外、早かったなァ……。早速、トラブルらしいな、俺達も行ってみようぜ」
その場にいるメンバーに声をかけながら(周囲にブッキー、アイクがいる認識で正しければ)、アルセ二ーらに続く。
463
:
アイク
:2020/07/18(土) 19:37:45 ID:???
>>460-462
「行ってみるか。大事じゃなけりゃいいんだが……」
このように言いつつも、こういう時の嫌な予感というのは不思議と当たるものだ。
馬車から降り立ち、先に向かった皆に続いて男爵の下へと歩み寄る。
「男爵、何かあったのか?」
464
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/07/25(土) 15:05:04 ID:???
>>461-463
男爵「いや、出かけてすぐに少々面倒な・・・
もとい昔馴染の客人が来ていたようでな。」
ため息をつく男爵の背後で5人のメイドに担ぎ上げられていくマイユが見える。
男爵「申し訳ないが少々時間を取らせてもらうことになりそうだ。
第二応接室のほうで待っていてくれないだろうか?」
馬小屋のある方角から緊張した面持ちでティニアも現れる。
ティニア「シグネは治療もありますから私が・・・。」
男爵「・・・それがいい。厄介に巻き込まれるのは私とあのバカ娘だけで十分だ。」
465
:
ブッキー
:2020/07/25(土) 21:53:10 ID:???
>>464
ブッキー「分かりました。第二応接室っすね?」
アルセニー「そちらで待機します。」
ルスラン「失礼、ミス第二応接室の場所は分かりますか?」
手近なメイドに第二応接室の場所を聞き出し、各々の荷物を運び込む。
ブッキー「ここを作戦会議室とするッ!」
アルセニー「荷解き手伝え!」
ブッキー「俺は雇い主だ!」
わちゃわちゃしながら応接室を作戦会議用に模様替えを開始する三人。
テーブルクロスを壁にかけてホワイトボード代わりにして、これまでの経過を箇条書きにするブッキー
テーブルクロスが取り払われたテーブルには、大判の地図が広げられアルセニーとルスランが
何やらいろいろな線を引いたり、書き込みを行う。
466
:
アイク
:2020/07/25(土) 21:59:09 ID:???
>>464-465
「分かった」
『面倒』『厄介』という単語に思う所はあったが、それを表に出す事無く男爵の言に従う。
何も無ければ第二応接室へと移動する事になるだろうか。
移動したなら、ブッキー達の手際の良さに舌を巻く事だろう。
467
:
ジャビス
:2020/07/27(月) 09:52:53 ID:.rgmTDoE
>>464
「なるべく早めに頼みますぜぇぇ〜……」
と、とても小声で要望を付ける小心者ジャビス。強そうな親父に弱い。
>>465-466
「作戦ン〜〜?そんなん、バァー!っと行ってドカァー!じゃだめなのかよ」
既にみっちり書き込みがされているであろう地図を指さしながら、単細胞ぶりを発揮する。
468
:
ブッキー
:2020/07/27(月) 22:35:36 ID:???
>>466
ブッキー「ボケナスみたいな顔してないで手伝ってくれー」
テーブルクロスに盗賊団の大まかな構成図を書きなぐる。
メイドに殺されるかもしれないということは考えずに…
>>467
アルセニー「さすが鋭いな。」
ルスラン「場所と道がわかんねえとバーっと行ってドカァーもできねえだろ?」
書き込んでいる線は侵入ルートのようだ。円は賊の哨戒範囲。
469
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/08/02(日) 12:36:44 ID:???
>>466
アイクが応接室に入る丁度その時に、向かい側から歩いてきた古びたローブを着た長身の男と目が合う。
長めの魔導杖を手にしているが、ローブの下には何か武器を隠し持っているようだ。
筋肉の付き方や足運びからすると騎士のようにも感じるなど、どこか違和感が見え隠れする。
男はニコリと微笑んで片手を上げて挨拶をすると、当然といった様子で応接室へと入る。
>>465-468
男「ふむふむ、なるほどなるほど。」
部屋に入ってきて腕を組んで頷きながらテーブルクロスを眺めている男。
年の頃は40台といったところだろうか。
やや薄くなった金髪を後ろになでつけたスマートな美形である。
男「ああ、私の事は気にしないでくれたまえ。」
>>467
ジャビスは傭兵としての経験から、
男が騎士で貴族か何かだと直感的に感じるだろう。
>>468
ブッキーは商人としての目利きから、
魔導杖もローブもかなりの値打ちものであることが分かるだろう。
近くで見ればローブはわざとらしく古色をつけて使い古したように見せているが、
実際はそれほど古いものでもないのだと簡単に見抜けるだろう。
470
:
ブッキー
:2020/08/02(日) 17:36:52 ID:???
>>469
大きく円を描き、盗賊団と書き込む。
ブッキー「内部でばらつきあり、古株と新株が対立?で頭が何の目的か知らないが、ムスタヴァに潜入…新株は軍隊上がり並みで武装は潤沢。」
もう一つ円を書いて、ムスタヴァと上に書き込む。
ブッキー「盗賊団はこちらの手の内を知っている。常に先手を打つ。何かがおかしい…商人にスパイあり…」
横目でちらりと魔導士風の男を見てペンを走らせる。
『こいつ調べておいて』と書き込み、直ぐにぐしゃぐしゃに塗りつぶす。
懐からフェル・グリードからもらった魔石らしきものを差し出す。
471
:
ジャビス
:2020/08/03(月) 23:56:22 ID:.rgmTDoE
>>469-470
「……ん?」
あまりにも流れに沿って会話に入ってきた騎士に、
違和感を覚えつつも、
進行していく話との間で神経回路が渋滞を起こしている。
「誰だよッ!!?」
次に出た言葉は、お笑い旅芸人並の
声を張ったツッコミであった。
472
:
アイク
:2020/08/04(火) 22:41:28 ID:???
>>469
(……敵意は無さそうだが)
無論、警戒は怠らず続いて応接室へと入っていく。
武器を隠し持っている様子を察知するが、実に自然な足取りで応接室に入っていく事から止めはしない。
>>468
>>471
(まあ、そうなるよな)
ジャビスが此処に居てくれて助かった。様々な意味で。
そんな事を考えつつ、ブッキー達がアレコレと作業を行うのを、アイクなりに手伝い始めるのであった。
473
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/08/09(日) 22:52:59 ID:???
>>470-472
男は一瞬驚いたような呆気にとられたような表情をするが、
とてもうれしそうに笑顔で口を開く。
男「私は見ての通りちょっと魔導の心得がある謎の放浪画家さ。リックおじさんとでも呼んでくれたまえ。」
どこからどう聞いてもツッコミどころだらけの自己紹介である。
474
:
ブッキー
:2020/08/09(日) 23:29:40 ID:???
>>473
ブッキー「あっそ。じゃメイドさんにお洗濯してもらって、風呂でも入ってきて。」
アルセニー「ついでに身分保証人を二人以上同伴で。」
ルスラン「こざっぱりしたら武器を机の上に全部出せ。仕込んでるの全部。」
ブッキー「画家の稼ぎじゃむずいでしょ?その一張羅と杖と武器。どっかの特殊部隊?ラダ?いいチチとケツしたシスターの相棒?」
目もくれずに淡々と作業をする三人。
475
:
ジャビス
:2020/08/10(月) 00:23:11 ID:.rgmTDoE
>>472-474
「ああまあ確かに魔導の心得のある画家に見えるかな?だいぶ謎感出てるしね?うん。でさリッキーおじさんこの盗賊団がね………って全然わからない。わからないです全然わからない」
首を勢いよく何度も横に振る。呆然と口が開いたままだ。
ブッキー、アルセニー、ルスランがした男への要求に対して「そうだそうだ」とガヤる。
476
:
アイク
:2020/08/10(月) 13:38:07 ID:???
>>473-475
仮にも男爵の屋敷に、ここまで堂々とした侵入者が忍び込んだとは考え難い。
しかしローブの下に武器を隠し持っている事、その他の違和感――自分達と同様に招かれた客人と断じるにも早計だ。
「そうか、俺はアイクという。で、その謎の放浪画家がどうしてこんな所に居るんだ?」
考えた末、至極真っ当な疑問をぶつけてみる事にした。
477
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/08/16(日) 23:08:08 ID:???
>>474-475
男「おおっと、これは失礼。
しかし私が武器を隠し持ってることを見抜くとは、君たちはプロの傭兵だね。」
都合の悪いことはスルーしながらローブの下から武器を取り出して杖と共に机の上に置く。
武器は布にくるまれているがどうやらレイピアのようだ。
男「なあに、こんなものはそう高いものじゃないさ。
・・・それに私が一声かければ絵だってみんな買ってくれる。それは望まないけれどもね。」
杖は明らかにそこらで買えるような代物ではない。
レイピアにしても布のスキマから見えるだけでも相当な値打ちものだとわかるだろう。
しかし同時に、彼が本心から「そう高いものでもない」と言っていることも口調や声からわかる。
>>476
男「ああ、それは単純さ。君たちに会いに来た。」
アイク、ジャビス、ブッキー、アルセニー、ルスラン、ギルド職員をじっと眺める。
>>474-476
男「国外からマイユ嬢が急な客人を連れてきた、と聞いてね。
となるとカルロの屋敷か、マイユ嬢の暮らす別邸のどちらかに来るだろうと予想はつく。
どちらにせよカルロには挨拶をするために立ち寄ったことで、こうして君たちに会えたわけだ。」
笑顔からうさん臭さが消える。
男「どうやら君たちは今の所は我が国の敵ではない、ということは確信できたよ。」
何やら部屋の外、というか屋敷全体が騒がしくなってきた。
478
:
ブッキー
:2020/08/17(月) 18:56:10 ID:???
>>477
ブッキー「そりゃどうも…」
アルセニー「ブーツにナイフ入れてそうだが聞かないでおくよ。」
ルスラン「自己紹介がまだだったけど、セキュリティコンサルタントのルスラン。あっちがアルセニー。雇い主のブッキー。」
ブッキー「無礼はご容赦願いたいね。なんつったって商人が賊とつるんでいたしさ。誰もかれも怪しいってわけ。」
479
:
アイク
:2020/08/22(土) 20:25:01 ID:???
>>477
「そりゃ何よりだ。ところで、どうも屋敷全体が騒がしいが――」
扉から顔を出して、廊下を覗き込んでみることにした。
480
:
ジャビス
:2020/08/23(日) 10:58:45 ID:.rgmTDoE
>>477
「プロかどうかはさておき、少なくとも素人だったらこの道中生き残る事は出来なかったろうなァー……」
壁に背中をもたれながら、今まであったことを感慨深げに思い出していく。
「そういえば、男爵はどうなってんだろうな?」
屋敷が騒がしくなったことを受け、先程自分達に応接室で待つよう指示した男爵の事を気にしている。
481
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/09/01(火) 23:56:32 ID:???
>>478
男「なるほど、ブーツにナイフ。国外に出ることがあったらそれも試してみることにしよう。」
妙なところを関心する男。
>>479-480
アイクが廊下をのぞき込むと、鎧から服に着替えた男爵とマイユが
装備の整った騎士数名と共に歩いて来るところだった。
騎士たちは窓から外を覗いたり、途中の部屋を開けて見まわしたりしながら
男爵とマイユに従っている。
男爵はアイクに気づくと、マイユと騎士のうち一名と共に
応接室へと足早に近づいてくる。
>>478-480
男爵「慌ただしくてすまない、ここに客人が・・・」
中を伺う男爵とリックおじさんを自称する男と目が合う。
男「おや、カルロ。意外と早く気付いたんだね。
そしてマイユ嬢、久しぶりだね。リック・・・いやリッキーおじさんだよ。」
マイユは硬直している。
ついてきていた騎士は廊下の仲間に向けて「こっちです!」と呼びかけている。
男爵は深くため息をつくと、睨みつけながら男に問いかける。
男爵「一体何のおつもりですかな、『リクハルド王太子殿下』?」
482
:
ブッキー
:2020/09/02(水) 22:30:55 ID:???
>>481
ブッキー「なんでVIPがこんなとこうろついてんですかね…」
アルセニー「お忍びで前線視察だろ。結構あるさ…」
ルスラン「男爵も災難だな…はっちゃけ娘にお忍びのVIP。胃に穴が開くぜ?」
ひとしきり愚痴をはいたところで居住まいを正す3人。
ブッキー「ご無礼をお詫びいたします。王太子殿下。」
アルセニー「状況は見ての通り混乱の極みといったところです。」
ルスラン「情報に漏れがある可能性があります。安全の確保のため、速やかにご出立すべきだと提案いたします。」
483
:
ジャビス
:2020/09/03(木) 16:49:43 ID:.rgmTDoE
>>481
「ああ、男爵!お待ちしてましたぜ。さっきからここにリッ…………クキキクククキッキキキクキッ……!!」
ジャビスが男爵へ、本当に確認したかったのは
このリック、もといリッキーおじさんが
信頼に足る者なのか、ということであったが、
男爵の口から発せられた信じ難い言葉に
思考が止まる……というより、止まれずにバグを引き起こした模様だ。
「ハハァーッ!!多数の御無礼申し訳ありませんでしたァーッ!!」
ジャビスは思考を強制終了させ、尻もち状態でわちゃわちゃと手足を動かしたあと、
床に額を擦り付ける用に土下座した。
484
:
アイク
:2020/09/04(金) 01:42:06 ID:???
>>481
(この男は放浪画家じゃなく王族って訳か。なら、さっき言ってた事も合点がいく)
“私が一声かければ〜”、“我が国の敵ではない”等、
違和感ある物言いが多い男だと感じてはいたが、男爵の言が真実ならば理解出来る話だと、アイクは心中で納得した。
「男爵、彼は俺達に会いに来たらしい。俺達が外部の人間だから、その辺りは分かるんだが」
そこまで言うとリクハルド――リックへと視線を向け、アイクは続ける。
「リック、あんた俺達がこの国の敵じゃないってのは、さっき話して確信したんだろ?
魔導や戦の心得はあるようだが、付近に護衛を連れている様子は無い……豪胆なもんだな」
目の前の男が王太子殿下だと明かされた直後でも、態度を変える様子はなく、そのように言葉を投げ掛けた。
485
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/09/04(金) 15:03:55 ID:???
>>482-484
王太子「やれやれ、もうちょっと遊び心を持ってくれてもいいのに―」
男爵「リクハルド王太子殿下?」
ギロリと王太子を睨みつける。
王太子「わかったわかった、だからその畏まった呼び方はやめてくれカルロ。」
コホンと一つ咳払いをするとローブの脇についた紐をピッと引き抜く。
ローブはそのまま床に落ち、銀に輝く軽鎧が現れる。
王太子「改めて、初めまして異国の御客人。
リクハルド・ラーファエル・アルットゥリ・ジリオニ=テラト・ムスタヴァーラン=プリンシ。
このムスタヴァ王国の王太子という立場の者だ。」
>>483
王太子「ああ、そんなに畏まる必要はないよ。
ちょっとした悪戯のつもりだったんだからね。」
ジャビスの余りの恐縮した様子に驚いて少し焦っているようだ。
>>484
王太子「護衛ならそこに居るよ。撒いてきたんだ。」
ぞろぞろと6人の騎士が遅れてやってくる。
若い騎士など半泣きになって先輩騎士に背中をたたかれている。
>>482
王太子「いや、これも父上の――国王陛下からの命令があってね。
異国からの客人を見極め、
その目的によって成すべきことを成せ、とね。」
>>482-484
王太子「そういうわけで私も協力させてもらうよ。
これでも騎士団の同期の中では6番目ぐらいの使い手だ。
邪魔にはならないし、護衛を撒けるぐらいの実力もある。
変装も得意だしある程度なら王族としての特権も振り回せるさ。」
男爵「リック王子の言ってる事は本当だ。
変装はともかく、単純な腕比べならこのバカ娘よりもずっと上だ。
そうでなければヴェル――騎士団長と私のチームにはついてこれん。
・・・その実力の所為で新人の宮廷騎士はこの困った趣味で泣かされているわけだが。」
男爵に睨みつけられても王太子は気にしていないようだ。
男爵「まあ諦めて作戦会議に紛れ込ませてやってくれ。
王命が下ったとなればある程度実情は知らせておく必要もある。」
王太子「なんか引っ掛かる言い方だなあ。」
486
:
ブッキー
:2020/09/04(金) 18:43:50 ID:???
>>485
ブッキー「まーそういうことなら…人手も多けりゃ助かりますしね…」
懐から手帳を取り出し何かを書き、王太子と男爵に見せる。
『これで盗聴されてるかもしれない』と魔石を見せる。
『持ち主はフェル・グリード。キャラバン隊の護衛で現在行方不明。』
『雇い主の情報と、彼女の経歴を調べたい。』
487
:
アイク
:2020/09/05(土) 20:31:59 ID:???
>>485
「……物好きな趣味だな」
6人の騎士の様子を見て、ぼそりと漏らす。
「国王からの命令なんだろ? それに本人も乗り気なら、断る理由がない処か歓迎だ。
見ての通り頭数は少ないし、一人でも多くの戦力が欲しいところだしな」
男爵へと言葉を返し、リックの方へと向き直る。
「ただ分かっていると思うが……戦場であんただけを特別扱いは出来ん。
相応の実力を持つなら、相応の期待をさせてもらうって事で、それでいいか?」
リックの言い分からそのような扱いを望みはしないだろうが、一応の確認である。
488
:
ジャビス
:2020/09/06(日) 23:13:00 ID:.rgmTDoE
>>485
「なんか、新人達の苦しみの片鱗を多少味わった気がするぜ……」
ゆっくりと立ち上がりながら、遅れてきた6人の騎士へ同情の想いを寄せる。
「この屋敷に居るって時点で、内心そこまで疑っては無かったが、ひとまず話が進みそうだなァ!」
489
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/09/13(日) 11:10:17 ID:???
>>487
王太子「ああ問題ない。
ただ、流石にヴェル――騎士団長まで呼ぶわけにはいかないから
マイユ嬢たちのような連携攻撃は難しいけどね。」
>>488
男爵「なまじ実力があるだけにな。」
騎士達は部屋の入口や窓の前に急いで移動し
今度こそ王太子を逃がさないようにと包囲網を敷いている。
王太子「そうだね、会議を中断させてすまなかった。続けよう。」
>>486
男爵と王太子は顔を見合わせる。
王太子「問題ないと思うが・・・ちょっと失礼するよ。」
ヒョイと淡く光る石――先ほどよりも大分弱弱しくなっている―を摘み上げ、机に置く。
王太子「カルロ、端を少しでいい。」
男爵「分かっている。」
男爵は騎士の一人から剣を借りると、その柄頭で石の端を叩き割った。
断面も特に変わった様子はなく、同じような調子で淡く光っている。
王太子「やっぱり・・・これは魔蛍石だね。
魔力を与えるとぼんやりと光るんだ。」
王太子は砕けたカケラのほうを手のひらに乗せて魔力をこめる。
すると弱弱しかった光がその名の通り蛍の光のように明るくなっていく。
男爵「ここらの山でよく撮れる石でな。
小さい子供が安全に魔力の操作を学ぶのによく使われる。
もう少し大きくなると遊び道具にもなる。」
石を手に取り、先ほどブッキー達が作った即席のキャンバスに走らせる。
するとその走らせた場所がやはりうすぼんやりと輝いて見える。
男爵「見ての通り脆い石だからな。こうして光る字や絵も描けるというわけだ。
マイユが生まれる少し前にはコレで想い人に手紙を書くのが流行したわけだが、
それよりも昔から今でも使われる用途というのが――」
王太子「――盗賊の道しるべ、さ。
そのまま撒いても、符丁を用いて書いても使える。
どうやって入手したのかは知らないが、そのフェルという護衛は盗賊の仲間だろうね。」
王太子「ああ、盗聴は多分心配ないよ。
コレは魔力を吸収する関係上付与魔術には向かないんだ。
よほどの魔導士であっても数時間と持たないし、何より光が弱すぎる。
脆いから加工するにも一苦労だ。そんな技術があるなら貨幣の偽造のほうが手っ取り早いさ。」
490
:
ブッキー
:2020/09/13(日) 11:33:13 ID:???
>>489
ブッキー「あーなるほどね。じゃ、あの姐さんが護衛してた屑屋が…」
ルスラン「ガラクタしかなかったのに、妙に腕の立つ護衛雇ってたのはこういうことか。」
アルセニー「商館にあるリストから屑屋を調べて見るよう頼もう。多分偽造だけどな。」
ブッキー「分かんねえのは、その姐さんが俺にこれを渡したってことだ。わざわざ正体がばれるような真似するとは…」
491
:
アイク
:2020/09/13(日) 23:26:21 ID:???
>>489
「なら、よろしく頼む。
的確な連携は出来ないかもしれんが、こちらも足を引っ張らん事は約束しよう」
そのように言って握手を求めるのであった。
>>489-490
「バレない自信があったのか、それともバレても支障がないのか……
なんにせよ、俺達に知られるのは予測してると考えて良さそうだな」
492
:
ジャビス
:2020/09/16(水) 12:54:19 ID:.rgmTDoE
>>489-490
「アンタら(ブッキー達のこと)、そんなもん手に入れてたのかよ」
腕を組んで、思い付く限りで石の意味を考える。
「例えば、ありがちなのはその石そのものに何か伝えたいヒントが隠されてるとか?……まぁ見たとこ光るだけのタダの石っころだけどなァ……」
493
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/09/27(日) 14:06:01 ID:???
>>490-492
王太子はジャビスのほうをちらりと見る。
王太子「私も彼と大体同意見だ。
伝えたいヒントがそのものズバリ『屑屋が盗賊だ』ということだと思う。」
王太子「さっきも言った通り、一応その石そのものはただの玩具のようなものだ。
国外の人間にそれを渡したところで直接的に雇い主を裏切ったことにはならない。」
ジャビス、アルセニー、ルスラン、アイクらを見ながら王太子は続ける。
王太子「君たち傭兵の矜持として、
前の雇い主の情報を漏らすことは絶対とまではいかないにせよ避けるものだろう?」
ギルド職員「冒険者ギルドとしても、ギルドへの報告義務はありますが
他の依頼主の情報を流すというのはあまり関心できません。」
王太子はギルド職員の言葉に頷く。
494
:
ブッキー
:2020/09/27(日) 22:44:12 ID:???
>>493
ブッキー「あー確かにコンプラだわ…」
アルセニー「俺らにゃ捜査権もないしな。」
ルスラン「捜査権のあるやつに報告するしかねえな…」
二〜三秒天井を見つめるブッキー
ブッキー「いい体したシスターの姉ちゃん、監査官だったな。」
アルセニー「他国に捜査権あるかね?」
ルスラン「なきゃ寄こさねえだろ。」
ブッキー「村に伝令出してシスターに報告。屑屋を拘束して尋問かな?」
アルセニー「居ればな…」
ルスラン「追跡手段は…その石ころ。魔力当てれば分かるんだろ?じゃ専門家のシスターにお願いするか。」
495
:
ジャビス
:2020/10/06(火) 16:16:24 ID:.rgmTDoE
>>493-494
「まさか、一度盗賊らとご対面してたなんてなァ、しかしま、よーやく光明が差してきたと言ったところか。」
やり取りを見て、深くため息をつく。
496
:
アイク
:2020/10/07(水) 21:52:16 ID:???
>>493
「信用に関わるからな。そういった事がないよう徹底している」
王太子の問い掛けに肯定を返す。
497
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/10/12(月) 23:13:40 ID:???
>>494-496
王太子「とりあえずやるべきことは決まったね。
伝令はうちの騎士が受け持つとして・・・。」
先ほど半泣きになっていた騎士が一歩前に出てお辞儀をする。
王太子「シスターの監査官・・・というのが君たちの仲間に居るのかい?」
ギルド職員「ええと・・・ラダ公国出身・元執行官第五位、アシュレイ・ブラックバーンですね。
一応は帝都冒険者ギルド所属ですが、執行官長からの信頼も篤く、依頼を受けているとも聞きます。」
王太子「元とはいえラダの執行官、それも上位か。
【鉄血教皇】に借りを作るのは避けたいなあ・・・。」
男爵「そこは王族と上位貴族の踏ん張りどころですな。」
王太子「気楽に言ってくれるね。」
男爵「上位貴族ではございませぬ故。」
王太子「ま、これも責務。後のことは後に頑張りますか。」
サラサラと手紙を書きながら男爵と軽口を叩きあう。
描きあげられた手紙にギルド職員の男が目を通すと、署名をする。
封蝋をされたその手紙を若い騎士が受け取ると、
騎士は一礼してそのまま去っていく。
王太子「さて・・・とりあえずシスターに捜査の依頼をするとして、
他に何か話し合うべきことはあるかな?」
498
:
ブッキー
:2020/10/12(月) 23:35:42 ID:???
>>497
アルセニー「こういう時に通信特技兵がいたらいいなと思うよ。5秒で通達完了だ。」
ルスラン「ないものねだりだな。伝令の到達を待つ間にできることは…」
ブッキー「アジトを奇襲?殿下の指揮の元、アジトを叩き潰せば怖い教皇様に点数は稼げるかも?」
去って行く騎士に目を向ける
ブッキー「あの伝令がやられたら作戦の根幹がつぶれそうなんだが…」
アルセニー「ああ…ね…」
ルスラン「対空手段がないことを祈るか。」
ブッキー「心配のし過ぎかもしれないんすけど、おとりを出しておとりはあらぬ方向に飛ばすってのはどうすッかね?」
499
:
アイク
:2020/10/19(月) 00:08:48 ID:???
>>497
「他に話し合うべき事……ってのは、今は思い浮かばんな。
あるとすれば、俺達がここに来るまでの経緯ぐらいなものだが」
王太子も男爵も話が早く、自分達が経た今回の件について対応する気で居る。
『今更説明は要るのか?』というのがアイクの本音だが、必要であれば改めて説明するだろう。(
>>364
で話した内容)
500
:
ジャビス
:2020/10/22(木) 14:18:56 ID:.rgmTDoE
>>497
「話し合いについては、任せるぜ。俺ァ〜、腹が減ってヨォ」
話がひと段落ついたかと思いきや、空腹を心配する
501
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/10/25(日) 21:15:45 ID:???
>>498
王太子「その点は大丈夫さ。
天馬は魔術に対する抵抗力が高く生半可な威力ではかすり傷程度しか負わない。」
王太子「弓矢で狙うにせよ上空から見つからずに村周囲に潜んで狙撃するなんてことは不可能だろう。
それこそ常識の死角、たとえば天馬に乗りながら弓矢を扱うような相手でもなければね。」
王太子はマイユをちらりと見てニッコリと笑いかける。
>>499
男爵「それについては食事をとりながら話し合おう。
彼も腹を減らしているようだしな。」
>>500
男爵はジャビスに笑いかけると、執事を呼び食事の用意をさせるように指示する。
>>498-500
貴族といっても食事は礼儀にこだわったものではなく、
むしろ冒険者の宴会に近いのびのびとした雰囲気の立食形式だった。
ただし、盗賊との戦いがいつ始まるかもわからないためアルコールは控えている。
体調が戻ったシグネがティニアと共に現れた時に、リクハルド王太子の姿を見て卒倒しかけたり、
肉とマッシュポテトを山盛りにとろうとしたマイユにキティノヤ男爵の拳骨が落ちるなどのハプニングはあったが
特に問題もなく、全員が満足するまで食事を楽しむことができた。
ちなみにキティノヤ男爵夫人は聖騎士団志望者に礼節を教える教官であるため不在らしい。
食事が終わり片付けが始まったころに伝令の騎士が戻ってきた。
報告の内容は以下の通りだ。
・屑屋は護衛と共に行方不明。
・残留していた魔力からの追跡は困難に思われたが、
フェル・グリードが数か所に印をつけていたことが判明。
・洞窟の入り口の男が拘束されており、印は洞窟の中に続いていた。
・証言からおそらく一行のすぐ後に抜け穴に侵入したようである。
・現在信頼のおける冒険者1パーティを抜け穴前に待機させ、
シスター・アシュレイが単独で抜け穴から追跡中。
王太子「面倒な事になったなあ・・・。
運が良ければそのシスターが一人で殲滅して終わりだろうけど・・・。」
マイユ「だから抜け穴を軽々しく外部の人に使わせるのには反対したんだけどなあ。」
男爵「仕方なかろう。既に軍属ではなく家格が上の相手に無理に命令することは出来ん。」
502
:
ブッキー
:2020/10/25(日) 21:57:28 ID:???
>>501
アルセニー「つけられるとはとんだ間抜けだな…」
ルスラン「仕方ない。痕跡消してる余裕はなかった。」
ブッキー「時間的に抜けたかな?追跡してみる?」
アルセニー「織り込み済みだろ?待ち伏せしている可能性がある。」
ブッキー「ここらの戦略目標は…王太子殿下?」
ルスラン「そこまで駄々洩れだったら、この国の治安機関はザルもいいとこだろ。」
アルセニー「油断できんな。この館を封鎖したほうが…」
503
:
アイク
:2020/10/31(土) 21:59:13 ID:???
>>501-502
「……ややこしい事になってきたな。
シスターの実力を疑う訳じゃないが、俺達も追跡に参加する方が良いかもな」
目的を考えるならいずれ屑屋との接触は必要不可欠だろう、と続けて述べる。
504
:
ジャビス
:2020/11/01(日) 21:27:45 ID:.rgmTDoE
>>501
「ウゥ・・・久しぶりにマシな肉を食ったぜ……げぷ」
食事を用意してもらった事に感謝しつつ、肉は遠慮なくしこたま食べた。
「気力は充分養えたぜ……追跡するって言うなら、何時でも出れるぜ」
505
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/12/07(月) 22:59:34 ID:???
>>502-504
王太子「君たちがやってきたおかげであの入り口は今警戒態勢に入っているはずだ。
どんな手練れだろうと天馬を含んだ騎士隊と真っ向からの戦闘は下策、
日が沈みきるか、追っ手に追いつかれない限りはそうそう出てはこないだろう。」
王太子の言葉に男爵も頷く。
男爵「すぐに馬車を用意させる。
念のために私たちはこの館に残り警備を固めるとするが―――」
王太子「いや、残るのはカルロだけでいい。
私はさっきも言ったように彼らの戦力として現地に向かう。」
男爵「そうは言うがお前はいずれ国王となるのだぞ?
賊相手に遅れをとることはあるまいが、万に一つでも危険があってはならんだろう。」
王太子「次の国王だからこそさ。
今まで帝国との国境でコソコソしていた連中が
明確に我が国を標的としてきた以上は黙っているわけにはいかない。
それに、ちょっとは勇猛な騎士として太祖の血を示しておかないと
愛し子を預けてくれた蹄を持つものの王達にも失望されてしまうからね。」
男爵は笑顔で言い切る王太子にため息をつく。
男爵「そういうのならその変装しての食べ歩きをやめろ。
まったく、つくづく悪い遊びを教えてしまったな・・・。」
男爵「では改めて、私は念のためにこの館に留まる。
伝令は少しの休息の後に王都の騎士団本部へ事の詳細を報告しに向かわせる。
シグネ嬢は怪我も治ったばかりであるからここで休んでおくように。
マイユは私の代わりに現地へ向かい、見届けてこい。
馬の無いお前なぞただの弓兵と変わらん。無茶をして現場を引っ掻き回すことのないように。」
マイユ「馬ならあるじゃん。さっき捕まえたのが。」
男爵「・・・黒き災いのことか?あれはやめておけ。」
マイユ「大丈夫だよ、さっきだって大人しくついてきたし
今だって問題起こさずに他の天馬と一緒にいるじゃん。
それに名前だってつけたんだ。『アーヴ』って。カッコいいでしょ。」
男爵「よりによった名前を付けおって・・・まあその件は後で話し合うとしよう。
今回は時間も惜しいから認めるが、マトモに御せるようでなければ分かっているな?」
マイユ「大丈夫だってば。心配性だなあ。」
シグネ「男爵、私も出撃します。天馬騎士は三騎で一組。
私が居なければ乗騎の真価を評することはできません。
それに、病み上がりの私という枷があれば彼女も無茶はしないでしょう。」
男爵「まったく・・・揃いもそろって・・・。
分かった。好きにするといい。後ろはしっかり固めておくから気にせずにな。」
506
:
ブッキー
:2020/12/07(月) 23:23:55 ID:???
>>505
ブッキー「それじゃ匪賊どものケツを蹴り上げに行くか。」
アルセニー「実際蹴り上げるのは俺たちだけどな。」
ブッキー「俺は商人だし、大目に見てくれよ…」
ルスラン「どっちにせよシスターに合流したほうがよさげだな。屑屋の護衛は腕が立つし、俺らの実力を知っている。」
アルセニー「そうだな。我々は先行して行こう。」
重い背嚢を降ろして、中から小銃の弾薬、手りゅう弾をベルトのポーチに移す。
そのあとドーランで顔に迷彩模様を描く。
アルセニー「誰か念波で通信できるやつをつけてくれないか?」
ルスラン「俺たちには通信機があるが、本隊と連絡手段がないんだ。」
507
:
アイク
:2020/12/13(日) 23:35:44 ID:???
>>505-506
(自国の為、危険があろうと率先して動くか。良い次期国王じゃないか)
かつて傭兵団の長として、或いは一軍の将として。
最前線に立ち仲間と共に戦う事を是としていたアイクにとっては、王太子の言は印象の良い物だった。
尤も、一般的には男爵の言が正しいであろう事は、理解しているつもりだ。
「すまんが、念話やら魔道やらについて俺はからっきしだ。他に出来る奴は居ないか?」
アルセニーの提案に応じる事が出来ず、他に促す。
508
:
ジャビス
:2020/12/17(木) 23:48:50 ID:.rgmTDoE
>>505-507
「アーヴ?なんか珍しい名前だな。なんか元ネタでもあんのか?って言うかあのデカ馬乗んのかよ!?」
そもそも天馬の類いに乗る騎士に対して経験が無いこともあるが、
人一倍驚いてみせる。
「俺なんかが言うことじゃあねえが、無茶すんなよな」
と、ここにも心配性が居た。
509
:
うるすら(・ェ・)GM。PRESS START BUTTON。
:2020/12/26(土) 21:01:09 ID:???
>>506-507
王太子「ああ、長距離の念話はこの国では出来ないんだ。
馬たちの思念が強すぎてマトモに届かないのでね。」
麓とも単純な信号のやりとりしかしていなかったのはそういう理由のようだ。
王太子「単純に進め、戻れ、回り込め、程度なら
有角馬同士ならかなり広範囲で伝えられるが、それでは不安かな?」
>>508
マイユ「古い言葉で幻影とか死神って意味があるんだよ。カッコイイでしょ。」
マイユ「せっかく捕まえたんだし、あれだけ安定した飛び方が出来る馬なら安心だよ。」
笑って弓を引くポーズをとってみせる。
マイユ「あ、でも軍馬としての調教はしてないから他のユニットとの連携は
シグネのタハティかティニアのトゥーリ経由になって遅れるかも・・・。」
510
:
ブッキー
:2020/12/26(土) 21:50:53 ID:???
>>509
ルスラン「分かった。大まかな連絡はそれでいこう。」
アルセニー「こちら側からは信号弾を上げるぐらいしかできない。」
ルスラン「我々は追跡を行い、位置を特定したら緑の信号弾を上げる。」
アルセニー「考えたくないが逆襲を受けた場合は、赤色の信号弾だ。」
>>507
>>508
アルセニー「聞いてのとおり念波はダメだから、信号弾で連絡する。」
ルスラン「打ち上げたら、どんな馬鹿でも俺たちがいるってことが分かる。」
アルセニー「その時には乱痴気騒ぎだ。上空援護が来るまで耐えるしかない。」
ブッキー「死神ねえ…まあ俺らが食われなきゃいいや。」
アーヴに向けて腕を振って
ブッキー「奴らに地獄を見せてやれ!」
511
:
アイク
:2021/01/04(月) 14:09:07 ID:???
>>509
「いや、十分だ。それだけ伝達出来るんなら有難い」
優秀な馬達に頼る弊害であれば仕方ない、と割り切る。
>>510
「信号弾……狼煙みたいなもんか。
まあ目立つって事は、敵が居るなら俺達に寄ってきてくれる筈だ。下手に隠れられるより対処し易い」
位置を特定した場合は緑、逆襲を受けた場合は赤色、と頭に叩き込んでおく。
512
:
ジャビス
:2021/01/04(月) 18:40:11 ID:.rgmTDoE
>>509
「なるほどなァー、確かに名前はイケてるじゃねえか……ほんじゃ後は乗り手の腕前次第だなァ?頑張ってくれよ?」
多少ニヤつきながら、ジャビスなりに激励する。
>>510
「なるほどな、了解したぜ!」
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