[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
ここだけ魔術のある世界
1
:
名無しの魔術師
:2011/11/21(月) 04:52:24 ID:aE0iMq0A
混乱防止のため、既にイベント進行中等の場合は極力もう一つのスレで。
参加する際の注意事項
・俺Tueeeeeeeeeeeや、厨設定、強さのインフレはほどほどに
・魔法は「魔元素設定」に沿った設定であることが望ましい
・『中の人の』安易な気持ちで人(自キャラ、NPC含む)を殺すな。死んだら生き返りません。
・鬱展開とシリアス展開は違います。ただし、↑と共に『キャラとして』相応しいなら問題はありません。
・場の空気は出来るだけ読もう。カオスな時もあります
・書きこむ前にリロードを
・描写はできるだけ丁寧に。認識のすれ違いを避けるためです。
・本スレの出来事は演技ですから恨まぬように、また演技に私怨を持ち込まない。
・眠い時は無理せず寝ましょう 健康を損ねないように
・多数対少数の場合は、少数の中の人たちのことも考えよう
・スルーされてもめげない
・一番重要なのは楽しませること、そして楽しむことです。
イベント、ストーリー展開に関する注意事項
・乱入されても泣かない。乱入が嫌なら先に断っておきましょう
・あまりにも無茶な振りをしない。されて困る事はしない
・次の日に持ち越す事も考えよう。
・単なる自己満足はほどほどに。
・乱入前に…
イベント発生場所に貴方のキャラクターが居る可能性がありますか?
相手のキャラクターとの関係はどんなのですか?
自分のキャラは何事にも首を突っ込むキャラですか? の3点を確認しよう。
・乱入する前にレスをしっかり読もう。
スレ立ては
>>900
or
>>950
or
>>980
or
>>1000
21
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:12:41 ID:QJVMEmsk
ネクロ宅ロビーで魔術書を読みふける退院明けのりるは
「・・・・・・」
22
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 03:15:02 ID:SVtv/fVA
>>21
「お、お茶でも飲みますか?」
もはや突然、家に現れる事には慣れたネクロ。
長らく入院していたリルハが元気そうで何よりと思う事にした。
「にしても退院できてよかったっすね」
23
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:19:13 ID:QJVMEmsk
>>22
「お、ネクロ君。久しいな。退院してからというもの体調は万全だが
どうやら精神が安定しなくてな。やはり読書が一番安らぐ・・・っとまあ
ここは君の家だったな。勝手知ったる様にすまないな。エントがいると思ったんだが。」
24
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 03:23:43 ID:SVtv/fVA
>>23
「いえ、気にしないで寛いで下さい、俺も言え空けることが最近多いから返って助かるし」
「エントですか?そういや今日はまだ見てないですね…アンチョビが切れてたから買いにいったかな?」
精神が安定しない…それは大丈夫なんだろうか?とネクロは考えつつ、二人分のお茶と茶うけをテーブルに置くのだった。
25
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:29:10 ID:QJVMEmsk
>>24
「ふむ。」パタン、と本を閉じる
『基礎魔術経典』は特に落ち着く。基本に立ち返る事で考えが纏まる気がするよ。」
間を置き、徐に口を開いた。
「・・・ネクロ君、君は不思議には思わないか?」
26
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 03:31:21 ID:SVtv/fVA
>>25
「基本に立ち返る…ですか」
基礎的な教科書で気が落ち着くものだろうか?
リルハの正面に位置する椅子に座るネクロ
「不思議って…何が?」
27
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:37:32 ID:QJVMEmsk
>>26
「魔術、だよ。普段から私達が口にしたり、行使する、魔術だ。
経典や学園で習う物が多いが、その実、誰も源泉を探せない不確定な奇跡。」
28
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 03:41:36 ID:SVtv/fVA
>>27
「魔術が不思議……考えた事もけど、言われてみると確かに…
使える俺達からすると、既に何気ない物になってるけど…使えない人からすりゃまさにちょっとした奇跡、ですね」
「魔術の源泉か…諸説ありますがしっかりした根拠のある話はないしな」
29
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:47:24 ID:QJVMEmsk
>>28
「ごく一般的な魔術師が魔術を行使する為に必要な物二つ、さてネクロ君、なんだったかな?」
まるで悪戯めいた、教師が教え子をからかう様な笑みを称え、リルハは問う。
30
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 03:50:09 ID:SVtv/fVA
>>29
「ちょっとリルハさん、俺の事馬鹿にしてるんですか?」
こちらも笑みを浮かべながら、リルハの問いに応える。間違えていたら赤っ恥もんだが。
「この世界に存在するマナと呼ばれる存在、魔元素と…術を構築するために必要な術式…この二つじゃないんですか?」
31
:
リルハ
:2012/01/04(水) 03:55:48 ID:QJVMEmsk
>>30
「流石優等生だな。ミスカトニック卒なだけはある。
さてそこに魔元素と、術式を行使する為に必要な、回路がいるんだが?さて、なんといったかな?」
物凄く楽しそう
32
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:01:45 ID:SVtv/fVA
>>31
「魔術回路ですよね?術式を構築するための、いわば使用者の魔力の通り道」
こちらも凄く久しぶりなジャンルの会話なのかノリノリで話している。
「神経や血管みたいなイメージで創れって教わりましたよ」
33
:
リルハ
:2012/01/04(水) 04:07:53 ID:QJVMEmsk
>>32
「そう、魔術回路は私たちの身体の中の道標。
回路の耐性が大きい身体ほど、魔術の行使に利便が効く。
逆に耐性が小さければ・・・・簡単な魔術で命を落とす事になる
私の様に・・・」自嘲的な笑みを浮かべながらリルハは呟いた。
34
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:10:49 ID:SVtv/fVA
>>33
「え?」
リルハの魔術回路についての話は自分も知っている事だった。
むしろ、魔術を学ぶ環境にいる者なら大体は知っているものだった。
それよりネクロが疑問に感じたのは、リルハの次の言葉だった。
私のように・・・?
「リルハさん、私の様にってどういう…」
35
:
リルハ
:2012/01/04(水) 04:15:10 ID:QJVMEmsk
>>34
「ふふ、君には言ってなかったかな。私の身体は非魔法属に近い。
インレジスタブル(非魔法属体質)だ。魔術回路を開くには酷く、酷く相性の悪い身体だ。」
36
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:17:30 ID:SVtv/fVA
>>35
「そんな身体で、今まで魔術使ったりしてたって言うんですか…?!」
インレジスタブル…ミスカトニックに在学していた頃に受けた講義で名前だけは聞いていた。
「身体が魔元素や魔力の流れを受け付けないって事ですか?でも貴女は宮廷魔術師になるほどの腕を持っていて…」
37
:
リルハ
:2012/01/04(水) 04:24:49 ID:QJVMEmsk
>>36
「ネクロ君、それを効率化して、私を助けてくれたのが
"これ"だよ」
基礎魔術理論を掲げながら、
「理は魔術を効率化する上で最も重要なものだ。」
38
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:27:41 ID:SVtv/fVA
>>37
「理…」
「つまりリルハさんは理論的な実践を用いて、本来は身体が受け付けない魔術を行使してきたって事なんですか?」
39
:
リルハ
:2012/01/04(水) 04:31:44 ID:QJVMEmsk
>>38
「魔術理論を実践し、具現化することで代理魔術回路を補填している、といってもいいかもな。
だが存外苦でもないさ。」
肩を竦めながら言ってのける
40
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:37:28 ID:SVtv/fVA
>>39
「口では簡単に言えませすけど、誰にでも出来る事じゃありませんよ」
コト、と中身がなくなったカップをテーブルに置く
「理論を追及しながらも『感覚的』なものを要求してくる魔術には魔術回路がどうしても不可欠だ、それを代理演算みたいな理論で補填するなんて容易な事じゃない」
「普通なら1年で終わる修業も、リルハさんのやり方じゃ倍以上はかかるかもしれない…そんな事をやってのけたなんて、リルハさんはやっぱり凄いですよ」
41
:
リルハ
:2012/01/04(水) 04:44:14 ID:QJVMEmsk
>>40
「・・・・・・だが、魔術師として半端な適性の私が魔術の行使人たり得るのは
いささか虫が良すぎるのではないか、と時々考える・・・・。
いつか、この身体のジレンマが、いつか、軋轢を生み出し、誰かを傷つけるのではないか、と。」
42
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 04:52:13 ID:SVtv/fVA
>>41
「虫が良いって…リルハさんは努力を重ねてきたんですよ?その結果じゃないですか!」
「…それに、俺の師匠、アスガルドは言ってました」
『魔術に善し悪しは無い、使う者の心次第』だって」
「リルハさんと言う存在は、俺から見れば魔術に適正の無い人にも希望があるように感じられます…青臭い、薄っぺらい感情だって笑うかもしれないですけど」
43
:
リルハ
:2012/01/04(水) 05:04:31 ID:QJVMEmsk
>>42
ハッと何かを思い出したような顔をしたがすぐに笑みを戻し
「賢者の言葉か、随分説得力がある」
<<賢人というのは似たような事をいうのだな・・・>>
忘れていた、メアリ先生に最初に言われた事・・・
いいリルハ?魔術師は回路や魔元素や術式で行使する物ではないの。
魔術は・・・・
「魔術師教団も教典の目録に付け加えて置くべきだな」小さく笑いながらいう。
『魔術は心で行使する物ーーーーー。』
44
:
ネクロ
:2012/01/04(水) 05:09:04 ID:SVtv/fVA
>>43
「悪魔みたいな男の言った言葉とは思えないですけどね」
言ったネクロは何処か恥ずかしげだった。
「教団の経典にそんなロマンチックな目録はつけれないでしょう」
と返した。
その後も二人は魔術の源泉などについて語り合っただろう。
45
:
名も無くもない魔法道具屋
:2012/01/08(日) 02:27:55 ID:???
帝都のどこかの裏路地。
魔法道具屋、もといリビア・B・ファミリアが帝都に現れてから早数年の時が経た。
彼も一時期は何故か女体化したり、情けない男になってしまったりしたが、
今ではそんな過去も何処へやら、特に何事もない平穏な日々を淡々と過ごしていた。
「はぁ、今日も客は来ずか。どうなってるんだ、全く」
こんな場所に魔法道具屋を構えているんだから、やくざ者の一人や二人、でかい依頼を持ちかけてもきてもいいだろうに」
カウンターに右腕の肘をつけ、リビアは不満気に言った。
依頼を持ちかけようにも、ここが件の魔法道具屋であると分かる様な看板などは立っていないのだが。
「や、面倒事に巻き込まれたがるのは俺らしくなかったかな。それに今の俺は……」
"ハチャメチャな力もないのだし"と、自虐的な事を思うのであった。
46
:
クラッド
:2012/01/13(金) 02:19:19 ID:SVtv/fVA
学園都市アレグレット 学園内会議室
定例の小隊長全員出席の会議、ここ何日かは都市の周辺や内部の事情は落ち着いていた。
そんな時だった。
「…以上が来月各隊に支給される費用だ、要望がある場合は後で理由等をまとめたレポートを提出するように」
「さて、何時もならこれで終わりなんだが今日はもう少し隊長方に付き合ってもらわないといけない」
頬杖をついてクラッドはため息をついた
「最近、荒野都市カーツの汚染獣の被害が急増しているという報告を受けた」
荒野都市カーツは高齢の都市精霊に守護された都市国。
都市精霊の力の衰えで満足な防衛力や資源を作れずにいる状態が長く続いている。
ここアレグレットに所属してる学生達の中にも、多く出身者がいる。
「これに対し、なんらかの対策を取る必要があるのだが、各隊長らの意見を聞きたい…何かあるかい?」
47
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 00:08:35 ID:???
>>46
(以前より増えたな…みんなの活躍のお陰だな)
部隊への支給された費用が増えたことに内心喜ぶシカゴ
喜びの最中に聞いた話は汚染獣の話だった。
「新たな都市精霊はまだ育ってないのですか?」
48
:
クラッド
:2012/01/14(土) 00:18:36 ID:SVtv/fVA
>>47
「残念ながら現在の都市精霊…ハルティアは新たな都市精霊を生み出す事が出来ない状況になるようだ」
「現在の荒野都市の状況は悪循環の一途をたどっている…精霊は衰えてしまっているからすぐにでも新しい精霊を育てる必要がある…しかし、その為には加護の力を育成に使わなければならない」
椅子に深く座りなおし、解説をするクラッド。
「するとどうなる?元々高齢が理由で満足に働かない加護が更に弱くなり、より都市が危険に晒されてしまう」
「都市精霊は都市を守るために、結局は衰えた力を必死に繋ぎとめるしか出来ない、都市国も打つ手がない」
その言葉は正確に荒野都市の状況を語っていた。各部隊の隊長達は続ける言葉を見つけられずにいる。
「……この状況の改善は難しいだろう、荒野都市の精霊の後釜と育てる為には各都市が増援を送る必要がある」
「だが、私個人としてはその必要はないと考えている」
ざわめく会議室。
助けを求める荒野都市を見捨てようと言うのか。
49
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 00:22:58 ID:???
>>48
「それはどういうことでしょうか?
その必要がないというのは何か提案があるのかそれとも…」
皆まで言わず、目で訴えかける。
その瞳だけで充分に伝わることだろう
50
:
クラッド
:2012/01/14(土) 00:30:37 ID:SVtv/fVA
>>49
クライア「俺も、その発言の真意を聞きたいですね…生徒会長」
アイネズ「まさか増援を出す費用が勿体ないってだけじゃないでしょ?」
各隊長らも同じ気持ちだった。
「…今から話すことは非情な話になる、だが事実として受け止めてほしい」
「先にも話した通り、荒野都市の都市精霊は高齢、能力は衰え『先』が見えている」
寿命の事だろう。
「都市精霊が新しい精霊を育成するためには長い時間が必要だ、だがその間の都市の守備はどうする?カーツは非常に汚染獣が凶暴で強力な区域だ」
「学園都市や他の都市が増援を手配したとして、犠牲は0にはならない
…新しい…それも産まれるかも分からない新しい都市精霊の為に、果たしてそこまでの犠牲を払う必要があるのかと、私は考えた」
「ならばいっそ、カーツの住民には諦めてもらう方が犠牲は少なくて済む…僕は、カーツの住民に他都市への移住を提案しようと考えている」
カーネル「……都市国の放棄…と言う事か…」
「諸君は鉱山都市を覚えているね?加護を失った都市国の末路はあれだ…あんな犠牲が生まれる前に、避難する方が賢明と私は考える」
クライア「…荒野都市出身の奴らが、それを聞いて素直に受け入れますかね?」
「さあ?そこに関しては理解してもらうしかないだろうね」
51
:
ブルージュ
:2012/01/14(土) 00:44:28 ID:vHO8vApM
>>50
「まあ、感情としては受け入れがたいだろうな」
会議を見守っていた5小隊隊長が口を開く。
「が、己とその家族、知人らの生命と都市どちらがより貴重か。
となれば答えは一つだろうさ」
52
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 00:49:40 ID:???
>>50
「しかし…!」
と一度席から勢いよく立ちあがるが、少しの間を置いて座りなおした。
そしてゆっくりと口を開いた。
「ヴューステ教導傭兵団に頼むというのは、どうでしょう?
もちろん私たちの都市が頼むのはおかしな話だと思いますが
彼らなら条件次第では動いてくれるのでは」
53
:
クラッド
:2012/01/14(土) 00:55:23 ID:SVtv/fVA
>>51
セイン「だが都市精霊についてはどうだ?これまで危険があったとは言え、カーツを守護してきた精霊を見捨てることになる
…都市国生まれが、自分達を護ってきてくれた精霊を見捨てることがどれだけ苦痛か分からぬわけではあるまい?」
2小隊隊長も言葉を出した。
>>52
「教導傭兵団の第一目標はこの都市に未だ潜伏する廃貴族の捜索…それを後回しにさせるためにどれだけの根回しや金額が必要か君に分かるかい?クロックベル隊長」
「…カーツは元々、都市防衛力の脆さが問題視されてきた都市国だ、遅かれ早かれこうなる運命なんだと僕は思うよ」
「それとも誰か、カーツを救うための素晴らしい提案でもあるのかな?」
54
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 01:01:23 ID:???
>>53
「……」
目を瞑り考え込む
しかしどれも後先の考えない案だ。
学園都市を犠牲にすることは出来ない。
もともと汚染獣とは戦闘を避けて行くのが都市精霊の役目だ。
55
:
ブルージュ
:2012/01/14(土) 01:04:25 ID:vHO8vApM
>>53
「ならば精霊も共に他へと移り住めばいいだろう。
これまで守護してもらってきた恩返しというわけだ」
もっとも……と付け加える。
「ハルティアを説得できる者がいて、かつ、移住先の都市精霊と角付き合わせることのないよう
仲介できる人物がいれば、だがね」
56
:
クラッド
:2012/01/14(土) 01:11:51 ID:SVtv/fVA
>>54-55
セイン「都市精霊を説得なんて無理な話だ、彼らはその土地を守護する事が存在意義なんだぞ?
結局は見捨てるしか選択肢がない事は誰にも分かっている、だからこそ反発も出る、俺達が今考えることはその反発をどう抑止するかだと思う」
カーネル「抑止か……まるで強制退去も視野に入れてるような発言だな」
セイン「そう捉えてもらっても結構だ」
話すべき内容は人命を如何にして守るか、それは同じはずなのに会議室内には嫌な空気が流れている。
クライア「…………」
シカゴと同じく、眼を閉じ黙りこむ12小隊隊長。知将と名高い彼に妙計は生まれるだろうか?
「やはり移住案を提案する方向でまとめた方が良さそうだね、そうなった場合はうちの都市からはどの小隊に出てもらうか…」
57
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 01:13:05 ID:???
>>55
「ブルージュ隊長、都市精霊はその都市と運命を共にするんだ。
だから基本的には都市が死ねば精霊も死んでしまう。
単独で外で行動できるのは廃貴族だけのはずだ」
58
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 01:17:26 ID:???
>>56
「都市より人を優先するのは当然なのだが
どうにもしっくりとは来ないですね」
ぎゅっと拳を結んだ
「住民の受け入れをする程この都市に余裕はあるのですか?」
59
:
ブルージュ
:2012/01/14(土) 01:18:23 ID:vHO8vApM
>>56-57
「そう、単独ではもはや行動できん。
そして説得も不可能に限りなく近いさ。
ただ、考慮してみる価値が全くないわけじゃないだろうと思ってな」
「反発を抑える方法ねえ……。
まあ、いずれにせよ汚れ役がいなくてはどうしようもないな」
思案にふける
60
:
クラッド
:2012/01/14(土) 01:24:53 ID:SVtv/fVA
>>58-59
「現在の学園都市の人口や物資の消費量から計算して、カーツの総人口の3分の1は受け入れられるはずだ…だろ?カーネル」
カーネル「だいたいだが、そうなるな…カーツ出身の生徒の身内を優先して引き取りつつという事になるが」
「汚れ役なんて言い方をする必要はない、君達は命令を受けて行動せざる得ないだけ…これからも汚れるのは生徒会長である僕、ひいては都市国家の最高責任者だけで良いのさ」
その言葉に会議室は一瞬しん…となる。クラッドは何も喜んでこの提案を出してるわけではないのだから。
そんな時だ、クライアが眼を開き、席を立ちあがった。
クライア「一つばっかし提案があるんですが、聞いてもらえますかね?」
61
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 01:28:08 ID:???
>>59-60
(なるほど、それが分かれば取れる手段が一つある。
誰もが納得せざるを得ない方法が)
クライアが声を出し、それに反応した。
62
:
ブルージュ
:2012/01/14(土) 01:29:33 ID:vHO8vApM
>>60
「……住民から見れば同じことですよ」
その表情はほろ苦いものだった。どこか遠き日を見ているかのように
「ああ、是非聞かせてほしい」
63
:
クライア
:2012/01/14(土) 01:39:35 ID:SVtv/fVA
>>61-62
「まずカーツの住民を避難させるにしろ、現状維持にしろ、都市条約で俺達はどの道部隊を派遣しなければならない」
「そして汚染獣の活動が活発化している以上、部隊はそれなりの規模を要求されます」
席を立ったクライアはパネルボードに描かれた大陸の地図を使って位置を指しながら話す
「…俺が一つ不思議に思ったのは、何故…カーツ近辺の汚染獣だけがそこまで凶暴化しているのかって点です」
確かに、今までなんとなく受け流していたが確かにおかしい話だ。
各地で凶暴化、進化する汚染獣の話は良く聞いているが、カーツの場合は事情が多少異なる。
カーツで出現する汚染獣は種類問わず好戦的で凶暴、それゆえに都市が頻繁に被害を受けているのだ。
64
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/14(土) 01:43:59 ID:???
>>63
「汚染獣が都市を襲う本来の理由は栄養源となる人がいるから。
会長、カーツにはそれほど多くの人がいるのですか?」
クライアの疑問を受けて、質問をかぶせる
65
:
クライア
:2012/01/14(土) 02:04:07 ID:SVtv/fVA
>>64
クラッド「いや、カーツの人口は残念ながら年々減少している」
「そう、おおよそ汚染獣の行動パターンとは異なる事態…調べる価値は十分あると思うんです」
そこで…とクライアは隊長達を見る
「総勢4小隊ほどの部隊をカーツに派遣、その中から一部の部隊を用いて『調査隊』を組織…調査目標は汚染獣凶暴化の原因」
「期間は長くは儲けません、原因が究明出来ればカーツは都市精霊の育成に力を裂ける…もし分からなければ、それを住民に伝え避難してもらう」
「ひとまずはこれが俺の提案ですが…他の隊長方は何かあるか?」
66
:
ブルージュ
:2012/01/14(土) 02:39:31 ID:vHO8vApM
>>65
「なるほど、そこに気付かなかったのは迂闊だったな……」
「俺は異論なしだ。
そういうことならばまあ、住民も納得しやすいだろう」
67
:
クライア
:2012/01/14(土) 02:52:16 ID:SVtv/fVA
>>66
「ああ、何事もクッションをおいて接すれば納得は得られやすくなる」
「もしかしたら意外な解決の糸口を見つけられるかもしれないしな」
68
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/16(月) 01:31:42 ID:???
>>65
「調査…学園都市での問題もある中
カーツへの調査もしなければいけないとは」
「私の部隊は身軽なので、立候補しようかと思いますがどうでしょうか?
最近では部隊の隊員も成長してきていますし対応も柔軟です」
69
:
クライア
:2012/01/18(水) 20:25:00 ID:SVtv/fVA
>>66
>>68
「是非18小隊には参加して欲しい、少数精鋭故のその機動力の高さの有力性は最早説明するまでもない」
この会議の場に、表だって18小隊の存在を非難する者はいなくなっていた。
「俺の希望としては5、12、13、18の4つの小隊で増援部隊を編成し派遣…カーツの汚染獣の調査期間は5日とし、期間以内に原因が探れなかった場合はカーツ住民の避難をそこから二日以内に実行・完了」
「…こんなところですかね」
クラッド「述べ1週間の計画か、予算委員会も文句は出ないだろうねそれなら」
カーネル「他都市の増援部隊との折り合いはどうつける?」
クラッド「彼らとは僕が話をつけよう、まあ…どうせ他都市もカーツには見切りをつけてるだろうから了承はすぐに得られると思うよ」
70
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/20(金) 00:59:03 ID:???
>>69
「了解しました。十八小隊は参加します。
原因を探ってみましょう…何かあるはずです」
(5日間の調査、学園都市を空けることになるが大丈夫だろうか。
誰か残しておくべきか?)
71
:
クラッド
:2012/01/20(金) 05:46:44 ID:SVtv/fVA
>>70
「では正式な派遣部隊は追って通達しよう、ほぼ希望に沿うと思うが…」
「定例会議は以上、各小隊はそれぞれの役割を全うするように、解散!」
そして今日の会議は終わりとなった。18小隊はほぼ間違いなくカーツへ向かうことになるだろう。
しかしシカゴとしてはアレッタを置いて5日も都市を空けるのは確かに不安かもしれない。
だが隊長としての任がある以上、自分が残るわけにもいかない。
副官のポジションに収まってくれているグリエルモがいるが、彼はあくまでもサポート、隊員としては有能だが部隊指揮に関してのスキルは殆どない(はずだ)
ここでシカゴが選べるのは…
選択肢
・18小隊は全員、カーツへの増援派遣に参加。
・アオイを学園都市に待機、防衛力に回す。
・隊員のうち何名かを待機させる
72
:
アオイ
:2012/01/23(月) 00:21:59 ID:SVtv/fVA
-訓練場-
小隊長定例会議後、各小隊員には今回の荒野都市カーツへの派遣の話が耳に届いた。
18小隊は参加がほぼ確定とされたようだ。複数の小隊が赴くことになるが、総指揮官は12小隊のクライア隊長が務める事をシカゴから説明されただろう。
出発は装甲馬車の準備が各小隊分整い次第という事なので、部隊員は荷物や装備をまとめ、訓練場で待機する事になった。
「最近はホント目まぐるしく事態が変わる事が多いですね」
と、どうせカーツに着いたら脱ぐのだからと制服ではなく既に防護服に着替えているアオイが呟いた。
73
:
ショウとヒナタ
:2012/01/23(月) 00:30:44 ID:???
>>72
『全くだな』
アオイ同様、既に防護服へ着替えたヒナタがその呟きに答える。
『おちおち寝ても居られない――あぁショウ、腕輪が引っ掛かっているぞ』
防護服を着用しようとして、腕輪を外し忘れていた弟を見て冷静に突っ込む。
ショウも、既に着替え終えたアオイを見て慌てて着替え始めたようだ。
74
:
アオイ
:2012/01/23(月) 00:35:01 ID:SVtv/fVA
>>73
「まあ都市間条約ですから仕方ない事なんですけどね」
中央都市や学園都市だって、危機になれば他の都市が助けに来るのだからお互い様らしい。
「小隊対抗戦、ここ最近のトラブルでずっと延期ですもんね」
現在は廃貴族や汚染獣への対策、その他に追われてほぼ全ての小隊がフル稼働中だと言う。
学生達の目玉である小隊対抗戦も、長らく行われていない。
イーグリット「お前らもう着替えるのか?まあ良い心がけだと思うけども」
75
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/23(月) 00:35:46 ID:???
>>71
シカゴが下した決断は……
18小隊は全員、カーツへの増援派遣に参加するということだった。
それはただちに十八小隊の面々へと伝えられた
76
:
エスメラルダ
:2012/01/23(月) 00:36:31 ID:???
防護服に着替えなおし、わたわたと部屋に入ってくる
「いきなり決まった気もしますね。落ち着きません」
荷物はあまり多くない
貴族のイメージからすると余計なものまで詰め込みそうなものだが、これはこれでいいのかもしれない
77
:
アオイ
:2012/01/23(月) 00:39:16 ID:SVtv/fVA
>>75
シカゴから伝えられた後、小隊メンバーは装甲馬車の手配が終わるまで訓練場で待機と言う事になっていた。
既に何名かのメンバーは防護服に着替えて出発に備えている。
「お疲れ様です隊長、今回は随分大がかりなようですね」
>>76
イーグリット「一応はちゃんと会議した上の決定だからいきなりってわけでもないが、確かに内容の濃い任務が最近は多いな」
78
:
第5小隊
:2012/01/23(月) 00:40:58 ID:RL84yVHY
--数日前--
ブルージュ「と、言うわけでだな、俺達もカーツへ派遣されることになった」
ヒューガルテン「ちょwwwmjskwwwうはwwwテラ地元ワロタwwwww」
アダムス「お前、よくこの状況で笑ってられるなー。
自分の故郷が下手すりゃ放棄されるかもしれないってのに」
ヒューガルテン「俺の家とかとっくにないしwww家族ももういねえからwwwww」
アダムス「おま……」
ブルージュ「……任務は調査、あるいは最終的な住民の避難誘導、だな。そこd」
ヒューガルテン「俺行きますw荷物呼ばわりされても着いてくんでwww」
--現在--
ロシュ「はい、メンテと調整完了〜。ヒューガルテンの特に強化してあるから」
ヒュー「うはwwwマジ感謝っすwwwww」
ブルージュ「本来ならば情報収集要員と最低人員のつもりだったんだがな……」
ハイネケン「留守番に回したら、他の小隊から苦情で迎えられそうですしね」
79
:
ショウとヒナタ
:2012/01/23(月) 00:43:01 ID:???
>>74
『条約自体に不満は無いんだがな、やはり急に起こされると堪えるよ』
ヒナタとしては『安眠を妨害される』事が不満のようだ。
緊急出動の際、妙に活き活きとして汚染獣を倒しに掛かっているのは……ストレス発散?
「ぶはっ、ようやく抜けた!」
ショウは結局、防護服の袖口に無理やり腕輪を押し通したらしい。
「今は仕方ないって分かってるけど、そろそろ対抗戦もやりたいよなぁ。
……あぁ先輩、早く着替えておくに越した事はないですからね!」
慌てて着替えた素振りも見せず(バレているが)何処か誇らしげだ。
80
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/23(月) 00:48:07 ID:???
>>77
「ああ、今回に調査は危険度もかなり高い。
汚染獣がいつ襲ってくるかも分からないからな」
凛とした表情で答えるシカゴ
隊長としての顔だ。皆を引っ張ってきた隊長としての
シェリ「5日のうちに調査を完了させ、原因を突き止めなければなりません。
でなければカーツの住民は故郷を失うことになるのですから」
81
:
アオイ
:2012/01/23(月) 00:50:08 ID:SVtv/fVA
>>79
「ヒナタさんもしっかり寝ないと駄目な方ですか」
やはりその当たりショウと姉弟なのだなと思うアオイだった。アオイは幼い頃からのスパルタ訓練と教育で、休養や睡眠を必要最低限に住ませる事は出来る。
今はそれに対してストレスを表情に出す事もないそうだ。
イーグリット「ま、そりゃそうだな…俺も防護用のコートは羽織っておくか」
装甲馬車に揺られながら堅い防護服で身を包むのは嫌らしく、簡易な準備に済ますイーグリット。
それでもマスクメットなどはしっかりつけるだろうが。
82
:
シュベーアト・ヴューステ・ヴァッヘ
:2012/01/23(月) 00:54:25 ID:???
-某所-
マクスウェル「いくつかの小隊がカーツへと出向くらしい」
魔機を通しての声でマクスウェルが言う。
「関係ないさ。俺たちは廃貴族を確保するだけ
でも、動きやすくなることには違いないか」
(あいつも行くのか?)
83
:
アオイ
:2012/01/23(月) 00:54:30 ID:SVtv/fVA
>>78
そこに、今回の総指揮官を務める事になったクライアが訪れた。既に出発の準備は整っているようだ。
クライア「よ、悪いな付き合ってもらって…ヒューはやっぱ志願したか。俺んとこも何人か無理矢理にもついていくって聞かなくてな、ハハハ」
相変わらずの咥え煙草で器用に喋る。
クライア「装甲馬車の準備が出来たから呼びに来た、5小隊はゲートに向かってくれ」
>>80
「責任重大ですね…故郷を失うのは辛すぎますから」
シカゴの言葉を聞き、シェリの言葉に頷くアオイ。原因究明に尽力せねば。
そこに、12小隊副隊長のフェイスがやってきた。
フェイス「シカゴ隊長ら18小隊は揃っているか?装甲馬車の準備が整ったから呼びに来たぞ」
84
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/23(月) 00:58:01 ID:???
>>83
「フェイスか、こちらは準備が整ったぞ。
クライア隊長はどうした?」
クライアではなくフェイスが来たことに対して
単純に疑問に思っただけなシカゴ
(他の小隊を呼びにいったのだろうな。後は5と13がいるし)
うんうん、と一人納得している
85
:
ショウとヒナタ
:2012/01/23(月) 00:58:05 ID:???
>>81
『ああ、駄目だな。別に動けない訳じゃないが気分が悪くなる。
体調と言うよりは精神的な問題だな、うん』
睡眠不足の影響が大きいのは、やはりショウも同じである。
彼も寝起き(特に朝方)は『まだ寝ているんじゃないか?』と感じる程にボーッとしているのだ。
ヒナタと違い、苛立った様子を見せる素振りが無いのはショウなりの配慮なのかもしれない。
「あ、リアクション無しですか……まぁいいや」
どうやらツッコミを待っていたらしく、残念そうな反応を見せるショウであった。
「お、フェイス副隊長のお出ましだ」
準備が整った事を伝えに来たフェイスを見て(
>>83
)呟いた。
86
:
エスメラルダ
:2012/01/23(月) 00:58:36 ID:???
>>77
「そうですね…それだけ信頼もされているということなのでしょうか
しかし…少し眠いですね。体調もよくはないです」
けだるそうに伸びをしている あまり体調を整えられなかったようだ
87
:
アオイ
:2012/01/23(月) 01:05:57 ID:SVtv/fVA
>>84-86
フェイス「ああ、クライア隊長は5小隊を呼びに行った。13小隊は既に自分達の装甲馬車で待機してるが、相変わらず良く騒ぐ連中だよ」
少し困り気味に話すフェイス。13小隊はアイネズ復帰後、評判が徐々にマシになってるがそれでも不良集団と言う事に変わりは無い。
能力的には問題ないのだが、クライアが選抜した意味を計りかねているフェイスだった。
イーグイット「ハハハ、俺は男のおちゃめに付き合う優しさは殆どないのだ
けどラルちゃん、体調悪いなら馬車で膝枕してあげゲフッ」
全て言いきる前に突っ込みの入るイーグリットだった。
「学園都市からカーツまでだと、順調に行って半日ほどか…そしてそこから5日間の調査…妥当な日程ですね」
18小隊も都市外部に通じるゲートへと向かう。もう何度もスクランブルで通っているのですっかりなじんだだろう。
今回はそこに、研究都市に行った時に使用した装甲馬車が待たされていた。
5、12、13は人数が多いのか馬車が複数あるが18小隊は一台で十分なのだ。
88
:
第5小隊
:2012/01/23(月) 01:08:28 ID:RL84yVHY
>>83
ブルージュ「何、これも俺達の仕事だろ」
ヒューガルテン「お察しの通りっすwよろしくお願いします総指揮官どの」
いつもならへらへらしているヒューガルテンだが、今日はいつもより真面目だ。
……あくまでも比較的、だが。
ブルージュ「ああ、了解。 ハートランド、こっちは任せたぞ」
副長「お任せあれ、っと」
残留組の見送りを受けてゲートに向かう派遣メンバー達。
帰ってこなかったら例のは俺のだからな!
そんなことしてみろ、帰ってきてお前の昼寝場所ちくってやっからな!
など軽口にしか聞こえない言葉が飛び交うが、これも5小隊ではいつものこと。
ちなみに、今回の派遣メンバーは、隊長以下
情報担当アノニマス、機動力に優れるレフを中心にした編成だ。
護衛役としては小隊の盾ハイネケンと、志願して引かなかったヒューがメインになる。
89
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/23(月) 01:11:32 ID:???
>>87
「戦力的には申し分ない強さだな」
あくまで武芸者同士で戦うにはだが、と付け加えた
「ショウにエスメラルダ、折角の機会だから他の小隊の戦い方を見ておくんだぞ?
私たちの小隊にはないものを持っている。必ず為になるからな」
90
:
ショウとヒナタ
:2012/01/23(月) 01:15:41 ID:???
>>87
(5小隊と……13小隊も来るんだ)
フェイスとシカゴの会話を遠目に聞きつつ思う。
素行面でも問題は無いと、クライアが判断したのだろうか?
(まぁ、俺は大丈夫だと信じてるけど)
――そして準備も整いゲートへ。
『研究都市の時以来じゃないか馬車太郎!』とショウがちょっとだけはしゃいでいた、ちょっとだけ。
91
:
エスメラルダ
:2012/01/23(月) 01:19:46 ID:???
>>87
今日のツッコミはボディーブローのようだ
眠さであまり加減ができなかったようだがまあ大丈夫だろう
「もう、冗談ばっかり言って!現地ではそういうことのないようにしなければいけませんよ!」
またお説教モードに入りそうだ
>>89
「は、はい!了解しました!」
イーグリットはひとまず放っておいて向き直る
おそらくまじめな彼女はいろいろと掴むものもあるはずだ
92
:
アオイ
:2012/01/23(月) 01:31:18 ID:SVtv/fVA
>>89-91
キリク「皆、ちゃんと帰ってこいよー!」
唯一、整備士と言うポジションであるが故に18小隊で留守番をする事になったキリクが見送りにきていた。他小隊の居残り組もいる事だろう。
全員が馬車に乗り込んだ事が確認されると、ゲートが開かれて装甲馬車は随時出発していった。
荒い道をガタガタと走る事約半日…日が傾きかけた頃に『荒野都市カーツ』のゲートが見えてきた。
他の都市と比べて随分と大きな防護壁は、そうしなければ都市の内部を守りきれない事を物語っている。
そしてその防壁は何処かしこも荒れており、修繕の箇所が多くみられた。
荒野都市カーツ――汚染獣への脅威をその日その日やり過ごす、荒廃した大地に根ざす土地である。
カーツにたどり着くと、カーツ所属の武芸者の引率でゲートを通り、都市内部へと通されてようやく学園都市の面々は乗り心地の微妙な馬車から下りれたのだった。
93
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/23(月) 01:38:18 ID:???
>>91
「良い返事だ。期待してるぞ」
>>92
「ここがカーツか初めてきたが、防壁の大きさがすごいな」
シェリ「この大きさでも厳しくなってきているのでしょうね。
修繕の箇所が多いです。如何に汚染獣が頻繁に来るのかが見受けられます」
他の小隊の人員を見回す。
問題はなさそうだ。
94
:
エスメラルダ
:2012/01/23(月) 01:40:56 ID:???
>>92
「ここがカーツ…ですか。おそらく昔は大都市だったのでしょうが…」
それ以上のことを言うことはしなかった
かつての栄光を自分とこの都市とで重ねて見えたのだろうか
95
:
ショウとヒナタ
:2012/01/23(月) 01:41:02 ID:???
>>89
「はい、分かりました。
出来る限り、盗める物は盗んできます!」
言葉だけ聞くとやや物騒な気がしなくもない。
>>92
「あれが“荒野都市”……か」
傾き始めた日に照らされる外壁を見る。
学園都市や中央都市と比較するまでもなく、一見して荒れている様が伺えた。
『被害の度合いがよく分かるよ』
ショウと同じく外壁を眺めていたヒナタが呟いた。
馬車から降りると、姉弟揃って辺りを見回す。内部の様子は如何な物だろうか?
96
:
第5小隊
:2012/01/23(月) 01:42:31 ID:RL84yVHY
>>92
レフ「あーもう、ちょーヒップ痛いしー」
アノ「まだ慣れてないんすか」
レフ「だってー、女の子はみんなプリンセスっていうじゃーん?」
アノ「(一番お姫様から遠いところにいるじゃないすか……)」
ヒュー「ここまで酷くなってるとかwww想定外だったしwwwww」
馬車の小窓から防護壁を見たのだろうヒューガルテンがつぶや…騒ぐ。
ハイネケン「これは骨が折れそうだ」
それはこれからの調査に関してなのか、その先についてなのか。
ブルージュ「第5小隊、点呼!」
97
:
クライア
:2012/01/23(月) 01:49:33 ID:SVtv/fVA
>>93-96
ヒューガルテンを始め、キースなどこの都市出身者の学生達の殆どは自分達が出発する時よりも荒れた防壁にため息をつき、修理個所の多いゲート内部のを見て表情を暗くしていた。
キース「……やっぱ、潮時なのかもな」
と、誰に言うわけでもなく呟く12小隊の弓使いキース。
馬車から降り周囲の学生武芸者達見回すと、その中には勿論13小隊もいた。
だが小隊長のアイネズの様子が少しばかりおかしい。壁に寄りかかり頭を押さえている。
どうやら道中の馬車内で酷く酔ったらしい。副隊長の(13小隊唯一の良心)ミハイルが介抱している。
現在、君達がいる所はカーツのゲート、都市内部に通じる通路だ。
都市精霊の力が十全な学園都市と異なり、さまざまな場所が荒れており、補強された後が多くある。
カーツ武芸者の案内で都市内部に通されると尚驚くだろう。学園都市『内部の空』は都市精霊の力によって空気が浄化され、青空や暁色が覗いていた。
しかし精霊が衰えたカーツにはその力もなく、空は薄茶色の夕焼けに染まっているのだった。
「各小隊は全員いるようだな、ではこれより今後の詳しい指示を発表するから聞いてほしい」
一同が整列すると、12小隊のクライアが前に立った。
98
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/23(月) 01:53:56 ID:???
>>95
「それでこそショウだ。
飲み込みの速さは小隊一だな」
>>97
見回すとアイネズの様子がちらっと見えた。
心配はしつつも気持ちを切り替える
そしてクライアの声を聴き、向き直った。
シェリはどこか遠くを見るかのようにぼんやりとしている。
99
:
ショウとヒナタ
:2012/01/23(月) 01:55:02 ID:???
>>97
(あ、アイネズ先輩酔ったんだな)
一目で察した。というか、この状況下だとそれ位しかないだろう。
頑張れミハイル、超頑張れ。ショウは(心の中で)応援するのであった。
(しかし、空が陰気な感じだな……精霊の力が弱まってるって事なのか)
ふと見上げた空。
この空が夜を迎えるという事は、それは精霊(いちにち)の終わりを意味するのだろうか。
そんな事を思い浮かべつつ、一同の前に立ったクライアへとヒナタ共々視線を向けるのであった。
100
:
第5小隊
:2012/01/23(月) 01:56:31 ID:RL84yVHY
>>97
ヒューガルテン「つーか空濁ってるワロタwwwうぇwwwww」
出身者なのにバカみたいに明るいのはコイツだけだろう……。
アイネズに気遣わしげな視線を送ってからクライアに向き直るブルージュ。
その背中に他の第5小隊員も倣う。
101
:
エスメラルダ
:2012/01/23(月) 02:01:30 ID:???
>>97
不安そうにあたりを見回していたが、号令に合わせて整列する
「一時しのぎにしかならなくても、私たちが頑張らなければ…」
102
:
名無しの魔術師
:2012/01/23(月) 02:10:00 ID:RL84yVHY
--同時刻・学園都市第5小隊寮--
アダムス「あーあ、俺も行きたかったなー。出身でもなんでもないけど」
シメイ「でも行ったら行ったで調査だるい、って言うんだよね?」
ロシュ「副長、何を占ってるんですか?」
ハートランド「ん、あー一応隊長たちのこと。面倒なことになってないかとか」
テーブルにカードを並べている副隊長。
第5小隊は大所帯な上に一芸特化が多い。
そんなメンバーを確実に指揮し、部隊を運営するために副隊長を2人置いているのだ。
ハートランド「まー、任務そのものめんどいこったけどw」
103
:
クライア
:2012/01/23(月) 02:11:14 ID:SVtv/fVA
>>98-101
「正式な調査は明日から5日間となっているので、今日は用意された宿舎に待機する事になる」
「だが、先程荒野都市の防衛小隊の責任者と話したところ、先日大型の汚染獣との交戦があって部隊の被害が深刻らしい」
都市内部を見ると、包帯を巻いた人が数多くいる。汚染獣の被害の多さを物語っていた。
「その大型汚染獣の攻撃で東側の防壁が脆くなっているらしいので、俺達増援部隊はローテーションを組んで都市の警備を引き継ごうと思う」
そこまで聞いて、ふらついた足取りでアイネズが口を挟んだ
アイネズ「ちょっと、他都市から派遣されてるはずの部隊はどうしたのよ?まさかアタシ等だけで面倒みろっての?」
それを聞いてクライアの表情がバツの悪そうなものになる。
「今回の調査を申請した所、住民の避難以外の支援をする事は難しいと正式回答をされた。他都市の部隊が来るのはこの都市を引き払う事が決定した時だけだ」
キース「そりゃ事実上見捨てられてるってことじゃないか!俺達カーツの住民を馬鹿にしてるのか他の都市の奴らは!」
元々仏頂面のキースが声を荒げて文句を口にした。無理もない事だろうが。
「他の都市にはそれぞれの事情があるんだ、それに俺達が問題を解決すりゃカーツを引き払う事はない…違うか?」
そう言って、キース他不満を口にする学生らをなだめるクライア。
「さて、そんで肝心のローテーションだが、まず5小隊に市街地一帯、13小隊に防壁周辺と……」
持ち場の確認をしようとした時、耳障りな警報が都市中に響いた。
『大型汚染獣接近!繰り返す、大型汚染獣接近っ!!住民は速やかに地下へ避難、付近の武芸者、及び守備隊員は速やかに……』
「…仕事が向こうから来ちまったな…」
頭を抱えるクライア。加えたままの煙草を吐き捨てた。
「各小隊から武芸者を出撃、大型汚染獣を迎撃する!選抜されなかったものは住民の避難誘導と混乱を押さえろ!急げ!」
そう言ってクライアはゲートへと向かう。
(対汚染獣戦に参加する場合はクライアに同行して下さい)
104
:
名無しの魔術師
:2012/01/23(月) 02:24:28 ID:RL84yVHY
>>103
ヒュー「ちょwww困った時はお互い様って何だっけwwwww
ここないと荒野彷徨うってのにwwwww」
キースに続くように、しかしいつものような調子で騒ぐヒューガルテン。
その手がかすかに震えていたことに気付いたのはブルージュとアノニマスくらいのものだった。
そこに鳴り響く警報。
ブルージュ「ちっ、早々に大歓迎会ということか! ありがたくもないな!
護衛班は全員迎撃だ! ハイネケンは3人連れて出入り口を押さえろ!
レフは俺について来い! 残るアノニマス班は誘導へ向かえ!」
『了解!』
ブルージュ「ヒューガルテン! 我が隊の先陣はお前だ!覚悟はいいか!?」
ヒュー「上等っす!」
105
:
ショウとヒナタ
:2012/01/23(月) 02:26:58 ID:???
>>103
(それは幾らなんでも酷すぎやしないか……)
口に出す事は無いが、不満そうな表情を浮かべるショウ。
他都市の事情は承知だが、こうもあっさりと見放せる物なのか。
『この街に対し、愛着を持つ人も居るだろうな』
クライアの説明を妨げない程度の声量で、ヒナタは呟く。
『……住人だけでなく、街も救えると良いな』
呟きを聞いて不思議そうなショウの視線へそんな言葉を返す――と、
「――!?」
あまりにも唐突に鳴り響く警報に驚きを隠せない。
しかし、クライアの言葉を聞くと慌てたように走り出した。
「姉さん、行こう!」
自分同様に選抜されたヒナタを連れて、ショウはクライア達の後へ続く。
106
:
クライア
:2012/01/23(月) 02:37:20 ID:SVtv/fVA
>>104-105
アオイ「ショウ、僕はイーグリットさんと東の防壁を回ってくる、他の汚染獣が臭いを嗅ぎづける可能性もあるから!」
そう言うと、アオイとイーグリットも動いた。
参戦した武芸者達はクライアと共に荒野へと出る。
―荒野―
「なんだありゃあ…」
砂煙を巻き上げながら、一体の大きな体躯を持つ汚染獣が近づいて―――走ってきた。
クライアはその異形さに改めて加えた新品の煙草を口から落とした。
汚染獣のフォルムはこうだ。
下半身は4つの車輪、外郭は鉄で覆われており、鉄兜をかぶった騎士のような巨大な頭部がこちらを見ている。
さらに…おそらくは肩であろう部位には弩弓や砲台と言ったものが付随している。
その姿を見たクライアは自分の知識を総動員して予測を立てた。
「まさかとは思うが…攻城兵器をしこたま捕食した汚染獣って事か…?」
汚染獣はガリガリと地面を削るように走りながら接近してくる。さながら『戦車型汚染獣』と言った所か?
107
:
第5小隊
:2012/01/23(月) 02:51:44 ID:RL84yVHY
>>106
ブルージュ「こいつは……真正面からでは骨が折れるな」
クライアに応じるブルージュ。
その背後で怯んだのかざわめく隊員達。
ブルージュ「が、そう簡単に周りこませてももらえんだろう。
―ヒューガルテン!」
ヒュー「レストレーション!!!」
第5小隊の先頭で大剣を展開するヒューガルテン。
そう筋肉質にも見えないその体躯とは似つかないそれを構える。
ブルージュ「先陣、及び奴を引き付ける役は第5小隊が預かろう!」
ヒューガルテン「言っとくけどwww俺こー見えて怪力なんすよwwwww」
108
:
ショウとヒナタ
:2012/01/23(月) 02:53:27 ID:???
>>106
「オーケー、任せた!」
視線を向ける事も無く見送った。彼らなら大丈夫だろうという信頼の証だ。
そして、荒野へと駆け出た一同が見た物は――実に奇怪なモノだった。
「……これはまた……悪趣味っつーか」
生物、と表現して良いモノか――状況に似つかわしくない疑問がショウの脳内で駆け巡っていた。
一方のヒナタも流石に驚きを隠せないようで、何処か呆れたような表情を見せている。
いずれにしても、これから汚染獣と交戦するにあたって“恐怖心”なる物が無いのは、幸いと言えるだろう。
「とりあえず……アレが何なのか考える暇は無さそうですよ、クライア隊長」
自身の術式兵装を展開し、構えたショウが迫り来る戦車型の汚染獣を見据えている。
ヒナタも既に剣を構えており準備は万全だ。おそらく他の隊員達も同様だろう。
109
:
クライア
:2012/01/23(月) 02:57:24 ID:SVtv/fVA
>>107-108
キース「何が来ようと撃ち貫くだけだ…!」
ショウ同様に、怯む事なく戦車型汚染獣を睨み弓を構えているキース。
「よし…先陣と引きつけは5小隊に任せた、残った俺達は汚染獣の背後に周り、脆い部位を探りながら仕掛けるぞ!」
そう指示を飛ばすとすぐさま移動を開始する。あの汚染獣との戦いは時間との勝負だろう。火力に差がある分、長引けば長引くほどこちらが不利になる可能性がある。
110
:
第5小隊
:2012/01/23(月) 03:07:52 ID:RL84yVHY
>>108
>>109
ヒューガルテン「そーいうことでたのんますw」
18小隊に表立って蔑視を投げかける者はいなくても、小さなトゲを残していく者はいる。
―まだその認識は必要かもしれない。
ブルージュ「無駄口を叩くな、来るぞ!」
既に全員が展開を終え、刃の群れと鏃の列、魔力の集合を並べている。
間合いを計り―
ブルージュ「アタック!」
ヒュー「うおおおおおおお!!!!」
号令の下、駆け出して車輪を狙うよう大剣を振りかざすヒューガルテン。
それに続く前衛陣。
ブルージュ「レフ、しばらく離れるなよ!」
レフ「了解っ!」
111
:
ショウとヒナタ
:2012/01/23(月) 03:07:56 ID:???
>>109
「『了解!!』」
二人は揃って答えると、汚染獣の背後へ周るように移動を開始する。
――訂正しよう、移動を開始したのはヒナタだけだ。
走り出そうとしたショウは、キースの元へと向かっていった。
「キース」
汚染獣を睨みつけるキースの隣に立ち呼びかける。
「あまり怖い顔するなよ、女の子にモテね〜ぞ」
茶化すように言って、キースの反応を待たずその場を走り去っていったとさ。
112
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/23(月) 03:12:43 ID:???
>>107-109
「いいか、分かってると思うが汚染獣の攻撃は一撃たりとも当たるな!
当たれば防護服なんて意味がないものと思え!!」
レストレーションと言って鉄鞭を繰り出す
「シェリは付近に逃げ遅れた住人がいないかと、汚染獣が集まってきていないか探ってくれ。出来るな?」
シェリ「了解」
頷いて端子を一斉に飛ばした。
ピンクの花弁さながら、それは風に乗って空を飛ぶ
113
:
リイン
:2012/01/23(月) 06:35:57 ID:2cc/NRtc
「汚染獣……あんな汚染獣がいて良いわけないですわ……」
周りが聞き取れない程度に呟き汚染獣を睨む
ここ最近のリインの見せる仕草は汚染獣に対して嫌悪感が感じられる
114
:
クライア
:2012/01/24(火) 23:22:54 ID:SVtv/fVA
>>110-113
キースはショウに茶化されると、何か文句を言い返そうとしたがすぐにショウは移動してしまった。
ショウなりにリラックスさせようとしたのだろうとクライアは判断した。実際、はやり気味だったキースの表情が幾分か落ち着いている。舌打ち交じりに不機嫌そうな顔だったが。
5小隊―――ヒューガルテンらが先陣を切り、張りつくように動く事でこれ以上の汚染獣の侵攻を阻止する。
戦車型汚染獣は自分へと向かってきた武芸者達を眼で捉えると回転していた車輪を一時停止、すぐさま逆回転して方向転換。
左側の肩にある弩弓を向けるとヒューガルテンらに向けて射出、射出、射出
一発一発の間隔が恐ろしく短い。これらの矢は汚染獣の細胞を弾にしたもので、岩すら平然と貫通する威力を持っている。
シカゴの言う通り汚染獣戦のセオリーとしては被弾は厳禁なのは5小隊も承知しているであろう。
クライアは自分と共に汚染獣の後方に回った18小隊の面々を見回す
ショウはキースにちょっかいを出した為少し離れた位置にいる、リインと近い。
シカゴ、ヒナタは自分側に位置している事をクライアは確認する。
「5小隊が正面から押さえてくれた、まずは奴の武器を無力化する!シカゴとヒナタで左肩の弩弓、ショウとリインは右肩の砲台だ!言わなくても分かると思うが発射口の正面に立つ真似はするなよ!!」
「俺は真後ろから叩いて注意を逸らす、ヒューガルテン達はもし奴の注意が俺に向いたら集中攻撃を再度仕掛けろ!!」
「キースはロングレンジからフォロー、他に負けず矢を絶やすなよ!!」
115
:
シカゴ・クロックベル
:2012/01/25(水) 00:29:20 ID:???
>>114
「了解!」
久しぶりに戦場で指示を誰かから貰った。
自分が下級生でまだ一隊員だった頃のことを思い出す。
「今まで見たことのない汚染獣だ…老性体なのか?」
足に剄を溜め、汚染獣の体を飛び移っていく。
そして肩口の弩弓に思い切り鉄鞭を叩きこんだ。
シェリ「現在、周りに他の汚染獣の反応はありません」
116
:
第5小隊
:2012/01/25(水) 00:48:23 ID:fd.VXFnw
>>116
ヒュー「ちょwww速いってwwwww」
止まった瞬間に車輪の破壊を目論んでいたが、傷を入れただけで終わってしまうヒューガルテン。
ブルージュ「前衛散開!一旦回避に専念しろ! 後衛は援護だ!」
指示が飛ぶ。被弾すまいと散開・後退する前衛陣と
降り注ぐ攻撃を結界で防ぎ、あるいは撃ち落さんと魔弾や剄を込めた矢を放つ後衛陣。
クライアの指揮が飛ぶ。
ブルージュ「了解だ!
早まりたいのはお前だけじゃないぞ、ヒューガルテン!」
ヒュー「…う、了解っす!」
大剣を盾代わりにしつつ下がる。
ブルージュ「(体勢を整え次第突っ込んで行きかねんからな……)
いいか、ここは辛抱だ。他の小隊に魅せる気ならば機を待て!
……レフ、奴が背を向けたら俺達の影を使って奴の足元を狙え」
レフ「了解!」
117
:
ショウとヒナタ
:2012/01/25(水) 02:11:29 ID:???
>>113-116
「おいおい……!」
車輪本来の動きを無視した無理やりな転換に驚かされたが、何よりも攻撃の内容だ。
何せ、ここまで短い間隔で連射してくるとは予測の範囲外だった。
一撃を受けた時点で、二射三射と続く猛攻に呑まれ無残な死を遂げるのは想像に難くない――
「了解! リイン、先手は任せたぞ。お前が仕掛けたら続いてやる!」
脳裏に浮かんだ恐怖を掻き消す様に、大声で叫び呼びかける。
既に抜刀された刀には剄が流し込まれ、段々と真紅の光を帯びていくのが分かるだろう。
遠距離からでも強烈な一撃を見舞う彼の“十八番”の準備。
当然、クライアの忠告に従い、砲台発射口正面に立たないよう位置取りつつ、だ。
『了解。シカゴ、続くぞ!』
ショウに先んじて前線へ出ていたヒナタがクライアの指示に答える。
剄を用いたシカゴが汚染獣へと飛び移った(
>>115
)のを確認すると、一気に速度を上げて彼女の後を追った。
汚染獣の近くに迫った所で鋭く跳躍、構え、振り下ろす。
妨害さえ無ければ、シカゴが鉄鞭を叩き込んだ数瞬後に剣の一撃が打ち込まれるだろう。
他と同様に発射口前方に立たぬよう意識しているが、どうなるか。
118
:
ネクロ
:2012/01/27(金) 03:24:05 ID:SVtv/fVA
―ある日、帝国領土某所―
「ここか…」
魔道書回収の依頼を受けたネクロ、今回は少しばかり変わった内容だ。
「異界黙示文学写本……付近の魔元素を大きく枯渇される恐れのある魔道書って話だが」
ネクロは対象があるとされる場所を見回した。
119
:
魔道書
:2012/01/27(金) 03:31:13 ID:???
>>118
台座の上に古びた革表紙の魔道書が安置されている。
その昔、この土地で発見された異界黙示文学写本。
ここ数年の間に記述の一部が暴走しはじめたため、
近くに住む元宮廷魔術師の老人によって封印がなされた。
しかしその封印が弱まってきていることは、現場を見ればたとえ前情報がなくとも分かっただろう。
120
:
ネクロ
:2012/01/27(金) 03:39:09 ID:SVtv/fVA
>>119
「封印が弱ってる…仕方ないか、確か前に騒ぎが起きた時は何年か前だったらしいしな」
「…さて、回収するか」
自身の所有する魔道書、ネクロノミコンの力を確認する。万全だ。
「行くぞ…!」
暴走を抑え込むために魔道書に触れるネクロ。果たしてどうなるか。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板