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【試験】ここだけ魔術のある世界 置きレス進行スレ【運用】

1名無しの魔術師:2011/07/24(日) 01:07:43 ID:???
非リアルタイムの絡み・イベント用スレです。
長期間の間がある置きレス(レスの書き置き)で進行してゆくスレです。
参加者同士で時間の都合が合わない場合や、イベントの長期化が予想される場合などに活用しましょう。

スレ立ては
>>900
>>950
>>980
>>1000

その他注意事項などは通常の本スレ参照。

598エミヤ:2015/08/22(土) 22:21:15 ID:???
>>596
「ああ、よう。お前も来てたのか」

こちらに居た事には少しばかり驚いた様子だが、それ以上のリアクションは無かった。
盗賊退治に行く前とは思えない寛ぎっぷりだなー、と変な感心の仕方をしている。

599アーシャ:2015/08/22(土) 22:26:56 ID:ZOuC/.a2
>>595-598
「えー弓だけ? こうもっと凄いのないの? 12段重ねクリームクレープ作れるとかさ!」

エミヤが披露した術にはさほど興味を示さなかったようだ。

「でもレオンさんの友達ならいいかもね。ま、何かいい感じになってきた気がするよ!
 第二遊撃隊総勢4名! うんうん、なんか玉砕寸前の部隊みたいで悲壮感半端ないね!」

どうやら第二遊撃部隊は参戦前から壊滅的打撃を受けた様な人数しかいないようだ。

600レノ:2015/08/22(土) 22:35:29 ID:R27FeYcg
>>599
「12段重ねクレープは知らんが、アイツが作る物は大体美味い。お前も何か習ってみればいいんじゃねーの」

いい年して仕草だけ若者ぶるアーシャに終始呆れ顔のレノは、かける言葉も冷たい。

「心配するなって。今までも危機なら帝都で沢山経験したが、この程度わけないさ」

リーダーの苦労など知らん顔で、無責任な事を言っている。

601エミヤ:2015/08/22(土) 22:58:07 ID:???
>>599-600
「12段はやった事無いけど……クレープ自体は作った事があるから、機会があればその時にでも」

どうやらレノの言も合わせて考えるに、料理も得意らしい。

「まぁ、そうだな……劣勢で始まる戦いなんて一度や二度じゃなかったし。
 なんで此処だけ人数が少ないのか気になるけど、文句を言ってても始まらない」

602神乃:2015/08/22(土) 23:45:57 ID:???
>>597
「・・・。」

ぺこりと会釈を返す。


>>599
「総勢4名・・・陽動目的なら相当派手に立ち回る必要がありそうですね。」

ハァ、とため息ひとつ。

603アーシャ:2015/08/23(日) 20:41:02 ID:ZOuC/.a2
>>600-602
「自信があるのはいいことだね! うんうん、期待してるよ」

「それじゃ、日の出の時間に集合ね。各々装備を整えておいてね最終的な作戦会議の後出陣になると思うから」

気がつけば日が陰りはじめていた。黄昏に染まる空と大地。穀倉地帯にもっとも似合う風景かもしれない。

「あ、エミヤさんはみんなのお弁当も用意するんだよ! あたし人参嫌いだからね」

604レノ:2015/08/23(日) 22:10:05 ID:R27FeYcg
>>603
「日の出の時刻か……となると、今の俺が最優先でしなければならない準備は、どうやら睡眠のようだな」

実際の任務が目の前に迫っても、能天気な態度は変わらず。

「あと、一応言っておくが期待されるのは嫌いだ。元はと言えばお前が決めた人選なんだから、確信しろよな」

605エミヤ:2015/08/24(月) 00:26:21 ID:???
>>603
「分かった。……って、俺が担当するのは決定事項なのか!?
 食材は流石に宿の方で用意してもらうとして……してもらえるよな、たぶん」

驚きはしているものの、特に嫌がっている様子は無かった。
むしろ弁当係を任された事にノリノリな風にも見える。

「ま――それは後でいいか。とりあえず、どの辺りまで話が纏まってるのか確認しておきたいな」

自分が来る前に説明など済ませていたのなら、手間を掛けさせるが聞いておきたいとの事。
具体的にはほら>>590とかその辺りのアレですね、アレ。

606アーシャ:2015/08/24(月) 18:20:29 ID:fWVoC.IU
>>605
「あたし達は陽動だからねー敵を砦からおびき出せればいいの本隊が処理するからねー」

「それも第一遊撃がやるしあたし達はピクニックだよ!」

具体的な話をしない。いい加減な人間だからかそれとも話したくないのか
どちらにせよ具体的な話は決まっていないということだろう。

607神乃:2015/08/24(月) 18:53:13 ID:???
>>603-604
「私はこの槍さえあれば大丈夫ですが・・・。」

三叉の槍をちらりと見る。
鞘から見て市販されている同じような形のものよりも
一回り大きい穂を有しているようで、それなりに重そうなものだ。

それから3人を順に眺める。

「・・・レオンさんは拳法家か導師なのでしょうか。」

この場で一人だけ丸腰なのを気にしている。

608レノ:2015/08/24(月) 21:15:26 ID:???
>>605
「恐らくはここの採れたて食材を使えるんだろうな。これは、調理師としての腕を試されるぞ」

等と、無駄にプレッシャーを与える。
とは言うものの、恐らくは失敗しないだろうという信頼は寄せている。

>>607
「ん?あぁ……」

自分が何も持っていないからだろうかと、ある程度察しながら答える。

「一言で言えば何でも屋だ。拳法も使うし魔術も使う。武器も使うことはあるが、強いて言えば棒や槍が得意だな。
東方のある寺では、あらゆる武術に長けた僧がいるらしいが、似たようなもんさ」

坊さん程全うな存在ではないが、ともつけ足す。

「信頼できないと言うのであれば、ひとつふたつ手の内を明かしても良い」

609エミヤ:2015/08/24(月) 22:55:24 ID:???
>>606
「……具体的なイメージはし辛いけどなんとなくは分かったよ、ありがとう。
 ピクニックなら美味しい弁当を用意しとかなきゃいけないな、うん」

と、どうも反応に困った事を隠しきれない様子で返答した。
決してアーシャを馬鹿にしているつもりはないが、彼女の能天気な様子のせいか、どうも真面目に話し辛い。
ガチガチに固まるよりはずっと良いのだろうが。

とりあえず自分達が陽動担当だという事は分かったので、今はそれで良いだろうとしておいた。

>>608
「ぐ――本職が身近に居るヤツに言われると本当にプレッシャー掛かるなぁ、おい」

家で振舞う事もあり相応の自信はあるのだろうが、流石に本職には及ばないと自覚してのコメントだ。
むしろレノ自身も妹ほどでは無くとも料理が上手かったよーな、そうでもなかったよーな……?

610アーシャ:2015/08/25(火) 18:39:18 ID:fWVoC.IU
>>607‐608
「あたしはそろそろ寝るよー? お肌の敵だからね!」

明日に備えてではなく将来の肌に備えるようだ。

(このレスにレスをすれば日付変わります)

611神乃:2015/08/26(水) 10:00:38 ID:???
>>608
「なるほど、たしかに私の出身の隣国には
 椅子、ベッド、サラシ、小舟、鮫の顎などを武器として扱う拳士が居ました。
 身の回りにある物を武器として扱う術を究めれば
 確かに武器を持ち歩かずとも十分に戦う事ができますね。」

かなり特殊な例かもしれないが、何かを思い出して納得している。

「いえ、それには及びません。
 武器を持っていないことが不思議だっただけですから。」

自分の槍をトントンと指で叩きながら微笑む。


>>610
「そうですね、明日は早いようですから休みましょう。」


>>609
「・・・期待していますよ。『色々と』。」

立ち上がるとそう告げて去って行った。

612レノ:2015/08/26(水) 12:31:37 ID:???
>>611
「使い方を研究すれば、どんなものでも武器になる、と言うことだな。船やベッド、となると扱う者にも厳しい条件がつきそうだが……」

この手の話に意外と関心があるのか、深く頷きながら話す。

「盗賊退治の後に、機会があれば情報共有がてら、話してみたいものだな。また、俺ももとは槍使い。どこかで手合わせ願いたい」

と言い、去っていく神乃を見送った。

>>610
「じゃあな。明日はよろしく頼むぜ」

同じように、アーシャを見送る。

>>609
「・・・期待していますよ。『弁当を』。」

嫌らしい目でにやけている。
料理に対する更なるプレッシャーを与えるのと同時に、女の子からのお株を下げないようにな、という茶化しの意味も含まれているらしい。
そんなこんなで、レノもその場を後にした。

613エミヤ:2015/08/26(水) 20:56:11 ID:???
>>611-612
(こいつら……!)

なんて酷い連中だろうか。
これが仮にも共に戦おうという仲間に対する仕打ちであろうか! 許されざる事である!

「こうなったら絶対に美味いって唸らせてやる……!」

――と、どうも少し気合の入れ方がズレているような気がしたが、そこは気にしない事にした。

>>610
おそらく弁当の準備の為、一番最後に眠りに就いたことであろう……。

614アーシャ:2015/08/26(水) 22:47:54 ID:IHL8rqQg
>>611-613

「あーさーだーよ!」

早朝の湯屋に無駄に元気な声が響き渡る。

「さ、作戦会議にいくよー! 遅れたら怒られるかもしれないからねー」

さて、ここで一つ問題がある。
出発は日の出の時間であったが、日は既に上っている。
それどころか湯屋の婆は朝飯が既に冷えてるレベルである。

………
……


作戦会議の海上である駐在所では既に重苦しい空気が漂っている
本来ならば部隊の指揮者のみ参加なのだが、総勢4名の部隊では全員参加の流れになっていた。

「まったく君は……まあ良い。たった4人では賑やかしもできないだろうからな」

偉そうな騎士が口を開いた。恐らく彼が本隊の指揮官だろう。
容姿端麗で煌びやかな鎧も着ている。アーシャがボンボンというのも理解できなくはない。

そしてもう一人は第一遊撃の指揮官であろう女騎士が一人
優しそうな顔つきであり男に好かれそうなタイプでお連れの騎士も男ばかりだ。

作戦内容は黒板に書きだされていた。
が、素人が見ても杜撰なものだった。

先遣隊として第一遊撃、第二遊撃が出撃し敵を砦から誘き出し主戦場である平原で本隊が敵をうつ。
それ以外何も決まっていないに等しく主戦場の場所さえ大まかにしか決まっていない。

「どうだ? 異論はあるか? なければ解散だ」

アーシャは返事もせずただ頷いた。諦めか何も考えていないのかのどちらかだろう

615レノ:2015/08/27(木) 00:14:18 ID:R27FeYcg
>>614
「流石、騎士様の考えた作戦だ。お見事としか言いようがない。まるで子供が考えたような夢にあふれた作戦じゃないか。
さ、解散だ」

騎士達に対して拍手を送るレノ。
だが、その表情は完全に騎士を舐めきっている。
今のレノの台詞が本心でないことぐらい、誰が見ても明らかである。

616アーシャ:2015/08/28(金) 20:27:33 ID:IHL8rqQg
>>615
「ふん、貴様に何がわかる?」

「あらあらまぁまぁ、喧嘩はだめですよー」

喧嘩腰に対応した貴族騎士を制止するように第一遊撃の指揮官が口を挟んだ。

「私たちの部隊はもう準備できてますし、アーシャさんも異論はないようなので
 早速出撃しましょー、これ以上盗賊が増えてしまったら大変ですからー」

そしてアーシャ達に向けてウインクをした。詳しい話は部屋を出てからということだろう。

………
……


第一遊撃の騎士に導かれ街の広場へとついた。
そこには10名程度の騎士が既に待機していた。

「レア様。出撃準備を終え、歩兵は既に出発させてあります。
 予定決戦地ですが、平原では当方が不利となりますので渓谷の道がよろしいかと思います
 事前準備の方も問題なく進行しています」

進言している騎士は妙に小柄で肌が緑……どうやら人ではなくてゴブリンのようだ。

「わかりましたわ、ではそのように事を運んでください
 というわけで第二遊撃のみなさーん。決戦の地は渓谷にします。
 本隊にも私の騎士がいるので上手く誘導できると思いますわ」

「そう」

「ではではではー、ご武運をー」

手短に会話を終えるとレアと騎士たちは去って行った。

「はー、あの娼婦は好かないのよね! ところでみんな馬は乗れる? ちょっと遠いから歩くとしんどいよー」

617神乃:2015/08/28(金) 23:23:18 ID:???
>>614
キッチリとメイクをして笠を被って万全の準備を整えてついていった。

会議場ではどうせ質問しても答えられないだろうと思って黙っている。


>>616
「馬は乗れませんが、足には自信があるので心配はいりません。」

獣の要素を持っている種族(妖怪)なので
一般的な他種族に比べて運動能力で勝っているのである。

「それよりも、彼等は大丈夫なのでしょうか?
 あの指揮官で我々以下のメンバーですと、
 いくら数が多くても下手すれば壊滅するのではないでしょうか?」

先ほど感じた疑問を一切オブラートに包まずに口にする。

618エミヤ:2015/08/29(土) 16:00:33 ID:???
>>614-615
(これは、今あれこれ意見を出しても無駄だろうな)

と、貴族騎士の様子を見て内心思い、その場で意見を出す事はしなかった。
実際に現場に出て、それから対応していくしかなさそうだ。

>>616
「平原でなく渓谷まで敵を誘導するんだな、了解だ」

決戦地の変更を了承した後、騎士達を見送る。
その直後にアーシャが吐いた暴言に関してはスルーを決め込む事にした。肯定も否定もしないでおく。

「馬は……まぁ、乗ったまま戦闘しろっていうならともかく、普通に乗るだけなら問題ないな」

>>617
「結構ズバッと物を言うんだな、アンタ……」

聞いた話では“使えないのばかりが第一遊撃に押し付けられている”との事なので、疑問は最もである。
実は指揮官であるあの女性騎士……レアが見かけによらず優秀なのだろうか? それなら良いのだが。

619レノ:2015/08/29(土) 18:09:40 ID:R27FeYcg
>>616
「お前は分かってるってことか。では俺が納得するまでこの作戦について説明してもらおうか」

と、貴族騎士と一触即発の空気になったところで、指揮官に制止される。
それからは終始黙り込み、広場へと移動する。

「馬か、俺も普通に乗るくらいなら問題ない」

620アーシャ:2015/08/29(土) 20:21:15 ID:rT6jNRhU
>>617-619
「じゃあ行きましょうかー詳しい事は移動しながら話すわよ」

厩舎から馬を借り受ける。
その際にアーシャは黒地に金糸で刺繍が施された騎士のマントを受け取った
更に羽根飾りつきの帽子を被るとどこからどう見ても立派な帝国騎士となった。
孫にも衣装というが、人間見た目で決まるものだ

>>617-618
「あの娼婦なら大丈夫だよー。あいつは弱いけど親衛隊は強いし
 あいつの使えないものを使えるようにする才能はあたしも認めるしかないから」

>>619
「そんな機嫌悪くしないでよー、あのボンボン地位は高いしプライド高いから反論すると長くなるのよね
 これ以上盗賊の数を増やすわけにもいかないし、みんな渋々たたえてるの」


馬に乗り街の外に出る。どこまでも広がるような穀倉地だが、
一時間ほどの距離のところに山々が見える。恐らくそのどこかに盗賊の砦があるのだろう。

「それで、今まで黙ってたんだけど、盗賊団の数が大分増えちゃってさー
 この前拷問した捕虜の話だと盗賊ギルドも絡んできて少なく見積もって1000人
 これは偵察の裏付けもあるから間違いないところよ」

「それであのボンボンはビビッて決戦指向になってるけど実際の所怪しいし
 第一遊撃の娼婦は自分たちだけで片をつけようとしてるみたいだし」

「あたし達はどうせだから砦をせめて総大将倒そうかなーって思うんだけどどうかな? かな?」

621レノ:2015/08/29(土) 21:44:39 ID:R27FeYcg
>>620
「悪かった、あーいう本心を隠してスカしている奴を見ると、何か腹立ってな。俺も大人げねえたらありゃしねえな。はははっ」

先ほどの険悪な表情は消え失せ、またヘラヘラと笑って見せる。

「ハナっから何も決まってねえような作戦だし、それも面白そうだな!上手いこと行けば、盗賊共の統率力を奪って
結果的に他の隊の仕事もやりやすくなるかもしれねーしよ。
必要なら、ボスの周りの取り巻きは俺が引き受けても良いぜ」

622エミヤ:2015/08/29(土) 22:06:06 ID:???
>>620
「そうか、大丈夫なら良いんだが」

馬の背に揺られつつ山々をざっと眺めた後、アーシャの話を黙って聞いていたが、

「少なく見積もってそれか……大規模だって事は聞いてたけど予想以上だな。
 で、アンタの言う通りなら本隊も第一遊撃隊も、ちゃんと役割を果たすか怪しいと。討伐する気があるのか無いのかよく分からないな」

事前に打ち合わせた作戦通りには無理そうだと続けて、溜め息をついた。
もっとも綿密な作戦では無かったので、大きな問題では無いのかもしれないが。

「俺達で親玉を潰しに?
 ……ま、少人数だから逆にやり易いかもしれないし、決して悪い手じゃないかもな。
 真正面からってのはまず厳しいだろうし、気づかれず潜入出来そうなルートでもあればいいんだが」

623神乃:2015/08/30(日) 09:55:53 ID:???
>>618
「壊滅されると少々困る事情があるので。」

にこりと微笑みながら首から下げた巨大な数珠を撫でる。


>>620
「なるほど、心配は要らないというのでしたら信じましょう。」

馬と併走する。早駆けをしてもついていける程の健脚だ。

「1000人ですか。」

「異論ありません。たった4人で陽動のために暴れるよりは楽そうですしね。」

笠を脱いで背負う。やる気は十分だ。

624アーシャ:2015/09/01(火) 18:28:47 ID:WAkyI4E.
>>621
「かっこいいねー! でも決め台詞言いすぎるのって死ぬ兆候らしいよ?」

>>621-623

「オッケー! じゃあちゃちゃっと親玉ぶっ倒してランチといきましょー」

渓谷の道は戦場になっているので迂回して砦に進む
馬はもう通れぬ為徒歩で山中を進む。

聞こえる戦場の喧騒は人の声だけではなくオークやゴブリン。はたまた獣人の雄叫びと
人間の戦場とは思えぬ騒ぎだ。

「相変わらずあの娼婦は節操ないねー騎士なんかやめてデミの女王になればいいのに」

ということは盗賊側ではなく亜人種の叫びは討伐隊側によるもののようだ
先ほどのグリーンスキンの騎士が一族を連れてきたのかもしれない。


微かにだが、足音と鎧が擦れる音が聞こえる。
戦場からだろうか? それともこの道の先からだろうか?

625レノ:2015/09/01(火) 23:23:39 ID:R27FeYcg
>>624
「何、ちょっと気分が昂っているだけだ。エラく信頼されてねーな」

ちょっと拗ねた。
が、それっきり不満を垂れることもなく、淡々と目的地へ向かう。

山の険しい道を黙々と進む。
自分が住んでいる場所では中々聞かない魔獣の鳴き声を耳にし、
色々思うところがあるようだが、
そんなところで人の気配がしてきた為、静かに足を止める。

626神乃:2015/09/02(水) 14:57:14 ID:???
>>624
「・・・何か聞こえますね。」

ピクピクと狐耳を動かして周囲の音に耳を澄ませる。

627エミヤ:2015/09/03(木) 21:55:37 ID:???
>>624
「随分と亜人種の割合が多いみたいだな、叫び声がすごく目立ってる」

ふと、そんな感想を漏らした。
余計に体力を消耗しない為か、口数も少なく歩いていたが、微かな金属音を聞き取って足を止める。

「物音がしたな……誰か居るのか?」

それは呼びかけでなく呟き。
道の奥へと視線をやると共に眼球に魔力を通し、視力を“強化”する。
山中という事で恐らくは暗がりだろうが、強化された視力なら通常とほぼ遜色無い視界で遠方まで見渡せるだろう。

人が居るにせよ居ないにせよ、自分達が進む先がどうなっているかは三人にすぐ伝えるつもりである。

628アーシャ:2015/09/03(木) 22:23:58 ID:WAkyI4E.
>>625
「あー拗ねたなぁ? 拗ねて可愛いのはあたしみたいな美少女だけだよ?」

>>627
「ほら、さっきの騎士もゴブリンだったでしょう? どっかの名のある一族の王子らしくてさきっと一族率いてきたんじゃない?
これじゃどっちが騎士団かわからないよねー」

>>625-627
物音の原因はどうやら盗賊団の別働隊のようだ。
が、喧騒のせいで発見が遅れたのだろう。やり過ごすには少々近すぎる距離だ。

人数は足音と目視で確認するには10人程度。装備からするに魔術師はいないだろう。

「なあなあ、こんな人数で背後を突けってちょっと無茶じゃね? あの女帝レアもいるんだろ?」

「お前作戦会議なんも聞いてないのな。俺たちは畑に火を放つだけだよ。陽動ってやつさ」

「おにぎりたべたい」

「あ、弁当忘れちゃった」

「駐在官可愛くね? 妹にしたいわ」

「部下になれるならもう盗賊やめるわってかあの人親玉にしようぜ」

っと士気は結構低いようだ。

629神乃:2015/09/04(金) 00:23:42 ID:???
>>628
「どうします?奇襲をしかけて一気に殲滅しますか?」

声を潜めて指示を仰ぐ。
すでに腰にぶら下げていた金剛杵を手に持っている。

630レノ:2015/09/04(金) 10:53:00 ID:???
>>628-629
「リーダー(アーシャ)には従うが、聞いた感じただの下っ端だろ。少しの間おねんねしてもらうか、ちょっと騙してやり過ごす位で良いと思うが」

と、ヒソヒソ提案する。

631エミヤ:2015/09/04(金) 22:07:28 ID:???
>>628
「へえ、そうなのか……随分と物腰が柔らかい感じだったけど、成る程な」

人は見かけによらないというが、あのゴブリン王子がまさしくそうなのだろう。
理知的なゴブリンというのも非常に珍しいものである、と言うと失礼かもしれないので黙っておく。
別に本人が聞いている訳ではないが、なんとなく。

>>628-630
「――大体だけど十人ぐらい居るな。おそらく魔術師は居ない。
 まだ気づかれてないようだけど、今からしっかり隠れてやり過ごすってのは厳しそうだ」

と、小さい声で伝えた。

「“おねんね”してもらうなら奇襲が一番だが、あの人数じゃまとめて一発ってのは難しいな」

言いつつ、そっと弓を形成していつでも放てるよう準備している。

「フォローはするから、先に動くならそれに合わせる」

632アーシャ:2015/09/04(金) 22:40:29 ID:WAkyI4E.
>>629-631
「そだね。取りあえず寝て貰うか死んでもらおうか」

アーシャは剣に手をかけ、

「じゃあ援護はエミヤに任せたからねー」

駆け出した。山中だというのに身のこなしは軽く足音も注意しなければ聞こえない。
こんなふざけたやつでも一部隊を任されるだけあって力量はあるようだ。

盗賊たちは相変わらず会話に夢中になっている。
一人一殺ならば容易いだろう。

633レノ:2015/09/05(土) 00:02:17 ID:???
>>632
「了解したぜ、リーダー」

味方の影や物陰を利用し、目の前の盗賊達……まずは3人に対して縄状の魔力を放つ。

目的は、腕、若しくは脚に巻き付け盗賊達の動きを封じる事。倒すのはその後で、という判断だ。
通常ならば捕まる前に避けることも不可能ではないが、
影に隠れて蛇の如く忍び寄る魔縄を避けることは容易ではないだろう。

634神乃:2015/09/05(土) 20:04:07 ID:???
>>632-633
「承知しました。」

金剛杵に炎を灯し盗賊達の後ろに回り込む。
神乃の周りをゆらゆらと飛ぶ金剛杵を従えて槍を構える。
逃げようとした相手を確実に仕留める形だ。

635エミヤ:2015/09/05(土) 23:41:44 ID:???
>>632-634
「よし――投影、開始」

投影魔術――その呪文を以て、手中に矢を出現させる。

まず仲間達が狙っておらず、且つ下半身の防御が薄い盗賊の両脚へ向けて素早く矢を一、二と狙い撃つ。
投影によって用意する事で、通常より早い補充、射撃が可能なのだ。
反応して回避/防御出来なれば両脚を貫き、手痛いダメージと共にその移動力を失う事になるだろう。

(次は……)

続けて矢を投影して番えるが、こちらは盗賊達の行動に対する反撃用で、すぐに放つ事はしない。
連中が気づくよりも早く、これ以上の射撃を行うのは流石に難しいという判断の上である

636アーシャ:2015/09/13(日) 00:44:30 ID:DmbR/P46
>>633-635

「剣使うのも勿体ないかな?」

アーシャは剣から手を放し、一番手前の盗賊のボディに2発。そして膝を踏みつけるように蹴った。

「無益な殺しは控えないとね」

そして体制を崩してしまった盗賊の顎に膝を完全に決めた。
流れるような美しい連撃であった。盗賊は痙攣し動く気配はない。


「え、騎士? 騎士なんで」

「アイエー」

「おにぎり美味しい」

どうやら盗賊たちはこちらに気が付いていないようだ
反応が早かった4人のうち二人は逃げ、残りは魔縄を避け剣を抜いた。
残りはおにぎりを食べるか諦めて魔縄によって捕縛されていた。

637レノ:2015/09/13(日) 19:20:28 ID:R27FeYcg
>>636
「なかなかやるな!その調子で頼むぜ」

魔縄により捕縛された盗賊達に、更にぐるぐると魔縄を全身に巻きつけていく。

腕、足、胴体、首と魔縄が絡みついたところで、締め付けを強くする。
呼吸を圧迫し、動かなくなったところで魔縄を解く。

638神乃:2015/09/13(日) 20:06:26 ID:???
>>636
「では・・・火祭!」

逃げてきた相手に狐火/鬼火を灯した金剛杵を投げつける。
金剛杵の火炎輪は炎を飛ばしながら複雑な軌道を描き盗賊へと迫る。
火力を抑えても1kg近い重量物の投擲は動きを止めるのに十分すぎる威力だろう。

639エミヤ:2015/09/14(月) 22:48:45 ID:???
>>636-638
「出来る限りは避けたいな!」

避けられる殺生は避けたいと伝え、再び矢を投影して打ち放った。
狙いは剣を抜いた盗賊の持つ剣そのものだ。
武器を奪えば、後はアーシャ辺りがおそらくは追撃を仕掛けてくれるだろうと判断したのである。

640アーシャ:2015/09/15(火) 20:42:15 ID:DmbR/P46
>>637
魔縄に捕まった盗賊たちの無力化は成功したようだ。
一人相変わらずおにぎりを食べてるやつがいるが、戦意は感じられない。

>>638
逃げ出したうちの一人が盾となり金剛杵を短剣を使って受け止めた。
相殺はしきれず炎により確実にダメージは受けたようだ。
その隙をついてもう一人の盗賊が距離を詰める。獲物は装飾用のナイフらしいが形が妙だ。呪術の類がしこまれているかもしれない。
すぐさま逃げ出し、仲間へ連絡を取ろうとする判断力からするにこの二人が一番手練れのようだ。

>>639
「ナイス援護!」

武器を失った盗賊に対し足を払い膝をつかせ振り下ろすように飛び後ろ回し蹴りを決めた。
当然盗賊は地に伏したまま動く気配はない。

641レノ:2015/09/15(火) 21:45:47 ID:???
>>640
(呑気なヤローだな……)

魔縄の魔術を解くと、おにぎりを食っている盗賊の後頭部目掛け魔弾を打ち込む。
本当に飯を食おうとしているのなら、
顔面からおにぎりに突っ込みつつ、気絶くらいはするだろう。

642エミヤ:2015/09/18(金) 20:16:15 ID:???
>>640
「よし……!」

続けて矢を投影し、まだ戦闘出来る状態にある盗賊を見極めるべく周辺を一瞥する。

そこで、神乃へと距離を詰める盗賊の姿を確認した。
獲物である形が妙なナイフも共に視界に納めた事で、そのナイフを“解析”出来るだろう。
エミヤ自身の特性により、武器の性能は視るだけで一瞬の内に解析、把握が可能である。

(これは……)

もしも、被弾でなく攻撃を防ぐだけで効果を発揮するようなモノであれば、その盗賊のナイフを。
被弾さえしなければ効果を発揮しないモノであれば、炎でダメージを受けた盗賊の脚へと矢を放つだろう。

643神乃:2015/09/19(土) 17:11:00 ID:???
>>640
「抵抗は無駄です!」

左手に長い数珠を持ち、右手で三叉の槍を大きく振り回す。
槍のリーチを生かして接近させずに仕留めるつもりだ。

644アーシャ:2015/09/19(土) 18:52:11 ID:DmbR/P46
>>641
魔弾は盗賊の頭部を直撃しおにぎりを顔面で押しつぶすように倒れた。
動く気配はない。無力化は成功したようだ。

>>642-643
「ッチ……腕がいい奴もいたもんだ」

獲物を失った盗賊はなす術もなく三叉槍の餌食となった。
火傷を負った盗賊も仲間がやられたのを見届けて力尽き地に伏した。

「みんな中々やるー! この調子でガンガンいこー!」

盗賊の無力化に成功し気を良くしたアーシャは砦を目指して歩み始めた。

645レノ:2015/09/19(土) 20:13:34 ID:R27FeYcg
>>644
「幸先の良いスタートだな。さて、この調子でとっとと済ませちまうか」

アーシャに続き、砦へ向かう。

646神乃:2015/09/20(日) 20:37:47 ID:???
>>644
「悔い改めなさい。貴方達にはそれが許されています。」

盗賊達にそう言い放ち、アーシャの後に続く。

647エミヤ:2015/09/20(日) 22:41:08 ID:???
>>644
「起きる気配は……なさそうだな、よし」

すぐ起きるようでなければ、拘束する必要も無いだろう。
改めて周辺の警戒を再開し、アーシャ達の後に続いた。

648アーシャ:2015/09/24(木) 02:11:00 ID:DmbR/P46
>>645-647

盗賊たちを打ち倒し意気揚々と進む一行を待ち構えていたのは、盗賊の砦と呼ぶには立派過ぎる城塞だった。
恐らく元々あった城塞を改造して使っているのだろう。所々応急的に補修している跡が見て取れる。
だが、補修カ所を攻めたところで攻略は難しいだろう。

「やっぱり立派だねー旧時代のお城なだけあるよ
 それにまだ結構残ってそうだね」

塔や張り出し陣に盗賊の姿が見える。ざっと目視できるだけでも100以上はいるだろう。

「強行突破してみる? あたしはあんまり自信ないけど」

649神乃:2015/09/24(木) 19:39:43 ID:???
>>648
「私は火を放って燻りだすことなら出来ますが・・・。」

指先に紫色の炎を灯してふっと吹き消してみせる。

「あとは誰かが囮になって陽動を行うか、
 商売女のフリをして騙し討ちをする、というところですか。」

650レノ:2015/09/24(木) 20:56:53 ID:???
>>648-649
「俺は、これくらいしか能がないからな……」

神乃に続き、掌で何本かの魔縄を遊ばせ、消す。

「タダでさえ少数精鋭なんだし、陽動で敵を減らすのが得策だと俺も思うぜ。
盗賊は野郎が多いし、アーシャ、お前が適任だったりして」

乗るだけ乗り、一番大切なところは他人任せにする。

651エミヤ:2015/09/24(木) 23:19:23 ID:???
>>648-650
「流石にあの数と真っ向からってのはな……。
 仮に突破できたとしても消耗が激しいし、親玉との戦いがより厳しくなる」

と、強行突破には否定的だ。

「山中だし、陽動なら火で誘き出すのが有効だと思う。
 出来るなら山火事に見せかけるとか……もちろん見せかけだけな」

652アーシャ:2015/09/30(水) 19:37:48 ID:DmbR/P46
>>649-651
「まとめるとあたしが囮になってあんた達が親玉を捕まえる感じ?」

「商売女か山火事かー火事は面倒だし商売女かしら?」

どこからともなく取り出した布とござを取り出し、頭から布を被った。

「どう? 夜鷹に見える?」

そして一人ふらふらと城へ向かっていった。
盗賊が攻撃を仕掛ける様子はなく、上手く騙せているようだ。


さて、侵入経路はいくつかあるだろう。
門が開いた隙を見て雪崩れ込むか見張りが減った隙に侵入できる場所を探すかだ。

653レノ:2015/10/01(木) 23:26:39 ID:R27FeYcg
>>652
「才能あるな、アイツ。盗賊達誰も疑ってねーでやんの」

城へ向かって行くアーシャに向け、そんな感想を漏らす。

「さて、と……。盗賊達を欺いて侵入するなら、誰も警戒しない様な……例えば窓なんかから侵入できれば
良いんだがな。
だが、どちらにせよ窓の所までは近寄らなければダメだ」

と、視線を城に向け、警備が手薄になっている場所で且つ、見張りが居ないか、少ない場所を探す。

「ところで、これ着るか?さっきの戦利品」

と、先ほど倒した盗賊達が着ていた服をどこからともなく取出し、地面に広げる。

654神乃:2015/10/02(金) 22:19:23 ID:???
>>652
「そういう方法ですか。」

陰からアーシャを見送る。

「私としては、お二人にも化粧を施して全員で潜入するつもりだったのですがね。」

顔料の入った小瓶と筆を取り出して男性陣二人に見せる。

>>653
「私はこの尻尾がありますからどうしたものか・・・。」

化ける術は使えませんし、と頬を掻いている。

655エミヤ:2015/10/04(日) 00:50:31 ID:???
>>652
「……あれなら大丈夫そうだな」

やや不安はあったが、上手く出来ているようなので後は任せる事にした。
となれば、後はこちらがちゃんと親玉を打ち倒せるかどうかに懸かっている。

>>653-654
(もしかして女装させるつもりだったのか?)

確かに潜入手段としてアリだが、出来る限りは避けたいものである。理由はほら、色々と。

「手際が良いな……というか、ホントいつの間に。
 これを着てたら下手にこっそりと潜入するより、堂々と立ち入った方が良いかもしれないな」

そこまで言って、神乃の尻尾の事を思い出す。
流石に尻尾が見つかっては、盗賊の仲間だと誤魔化すのは厳しいだろう。どうしたものか。

「神乃さんには捕虜のフリをしてもらって、俺とレノが連中の格好をして中に堂々と立ち入る……のは?」

そもそも盗賊連中が捕虜を匿っている保証もないので、不自然な行動に移りかねないかもしれない。

656レノ:2015/10/04(日) 18:17:48 ID:R27FeYcg
>>654-655
「そりゃいいな。じゃあ、俺達2人は盗賊になりすまし、捕虜を連れてきたということで正面から入ろう。
一応、万が一の場合も考えて……」

捕虜作戦が通じない場合の対策とは……

神乃の持っていた顔料と筆を手に取り、無駄にこなれた手つきで自分の顔に化粧を施す。
数分すると……。

「よし、できたぞ!……ハァーイ!んちゅっ、あら、良い男。アタシのタイプって感じィー!」

雰囲気は美女……だが、顔を見てしまうとメスゴリラがオスゴリラを魅了しているようにしか見えない。

「これで、正面から突入だ。怪しまれた時は、俺が盗賊達を足止めするから、お前らはその間に城の中に侵入するんだ」

言葉は逞しいが、顔はメスゴリラ。

657アーシャ:2015/10/05(月) 22:36:19 ID:BCpdjaeE
>>653-656
城門に近づくと城壁から声が掛けられた

「おー、そりゃデミか? グリーンスキンばっかりと聞いたが可愛いのもいるもんだな」

「で、何しに戻ってきたんだ?」

言葉と同時にゆっくりと城門が開き始めた。どうやらあんまり疑われていない
これだけ人数が多い盗賊団だと何となく身なりが似ていれば怪しまれないのだろうか?
それとも寄り合い所帯等で互いの面識がないのだろうか?

「めんこいめんこい。こりゃ上玉だぜ」

城門付近にいた盗賊が集まり始めた。

658エミヤ:2015/10/07(水) 23:48:09 ID:???
>>656
「……その、もうちょっとこう無かったのか、色々と」

本人は真面目(な筈)なので、流石に馬鹿するつもりはないのだが……見ていて辛いものは辛い。
どうか捕虜作戦が通じてくれる事を祈るばかりである。切実に。

>>657
(特にバレている様子は無い……けど、あまり注目されても面倒だな)

城門が開くと共に、こちらに集まってくる盗賊達を一瞥して考える。
“怪しまれた時は足止めする”というレノの言い分を信じ(まだ怪しまれている様子は無さそうだが)、彼の対応を見て次の行動を決めるとしよう。

659レノ:2015/10/10(土) 13:58:21 ID:???
>>657
「ちょっと!!何よアンタ達!!!……そんなに褒められたら、アタシ照れちゃう」

ゴツゴツした顔を赤らめながら、神乃・エミヤと盗賊の間に強引に割って入る。
強引に割って入ったのは、
1つは盗賊達の注目を全て自分に集めるため。
2つ目は、自分の背後に神乃・エミヤが城門を潜るまでのルートを作り、自分の前方には盗賊達を集め、
万一の際は盗賊達が容易に二人の後を追えなくするためだ。
しかし、盗賊達と二人を確実に遮断するには、
更に城門を閉める必要がある。

「それより、呑気な事を言ってる場合じゃないわよ!!」

そう言って、自分達がやって来た方向を指差す。

「山側のルートに、敵さんが予想外の戦力を割いてるの!!捕虜を一匹捕まえたのは良いけど、これから一気に敵が雪崩れ込んでくるわ!!
だから、急いでお頭に報告する必要があるの!!あと、アタシ達が中に入ったら、急いで城門を閉めて!!
お頭の所に敵を近付けない為よ!!」

そう言いながら、アーシャもどさくさに紛れるよう、アイコンタクトを送る。

660神乃:2015/10/15(木) 22:53:53 ID:???
>>659
(・・・そういうことなら。)

「いい気になっているのも今のうちだ!すぐに私の部下たちが助けに来るぞ!」

ややオーバーな芝居をしながら
さりげなく自分達が来た方角を気にするそぶりを見せて不敵に笑ってみせる。

661盗賊達:2015/10/16(金) 00:14:29 ID:???
「お、おでこいつよめにも、もらう」

トロルの親戚かとしか思えない大男が三人の前に立ちふさがった。

「ばっか、お前が使ったら壊れるだろうが」

「地面に穴掘ってやっとけよ」

そしてレノの警告を聞いてもなお、

「ああん? お頭? まともなのは戦場。アホなら王様気取りで聖堂じゃね? ねね、そんなことよりあそぼーよ。俺たちこう見えても盗賊ギルドの人間だから無茶はしないぜ?」

因みにアーシャは強い男に身体を捧げると宣言し、盗賊達を戦わせていた。

662エミヤ:2015/10/18(日) 12:54:26 ID:???
>>659-661
「お前ら、そんな場合じゃ……!」

立ち塞がる大男達を制止しようとする。
敵が迫っているという危機感を覚えさせるような、切羽詰った物言いでだ。

「――」

一方でその最中、静かに魔術回路を起動させ、脳内に“投影”する武器のイメージを描く。
もしどうしても大男達が止まらないようであれば最悪、強行突破も止むを得ないと判断している。既にいつでも投影を行う準備は整った。

だが投影魔術を使って動くのは、本当にそれ以外の手段が無い時のみ。
許されるラインを越える寸前までは、あくまでレノと神乃、アーシャの三人の動向に合わせて待つつもりである。

(アーシャがやってるような同士討ちをさせられれば良いんだが)

勝手に潰し合ってくれるのがこちらに被害も無く手っ取り早いが難しそうだ。さて、どうしたものか。

663レノ:2015/10/19(月) 22:21:48 ID:R27FeYcg
>>660-662
「悪いけど、それは許さないわ」

オカマ口調のまま、前に出ようとするエミヤ、神乃の肩を押さえ、
僅かばかり力を込めて自分の後ろに退かせる。
こめかみには一筋の汗が滴り、何か固い決意を決めたようである。
"自分が犠牲となり、二人だけでも先へ……"等と考えているのだろうか。

「この娘に手を出すことは許さないわ。だって……アタシが狙ってるんだもーーーん!!!」

あろうことか、オネエ設定の癖に更に"百合"設定まで加え、自ら人としての価値を貶める道を選んだのだ。
オカマで百合だったら正常ではないか?というツッコミは、
今のレノのビジュアルと、そこから漂う雰囲気が許さない。

「どうしてもこの娘を狙うというのなら、止めはしないわ。でもそれは、アタシを抱いてからにしなさい。
できないのなら、ここから去る事ね」

決め台詞もおかしい。

664神乃:2015/10/20(火) 01:08:13 ID:???
「・・・。」

とりあえず黙って成り行きを見守る。
反抗的な目つきのまま存在しない増援を待つ演技は続ける。

665盗賊たち:2015/10/20(火) 19:50:31 ID:peENhCxE
>>662

「どうせお前らヴァンパの子分だろ? 俺たちには関係ないし元よりギルドの依頼じゃなきゃ参戦すらしねえよ」

「ギルド上層部は新たな拠点と考えているみてーだけど、この土地は帝国の安定した管理があってこそだからな
 俺たちみたいなのが管理しても意味がねえ」

ギルド……冒険者ギルドの類ではないだろう。
恐らくは盗賊ギルド。ある程度帝国の管理下に置かれた連中だろう。

「お、殺気立ったな? やるんか? やるんか?」

露骨な挑発。だが、魔術回路の起動に気がつけるのだ。腕に覚えはあるのだろう。

>>663

「オ、オ、オ、ダイテ、イイノカ?」

一番ごっついトロルっぽい盗賊がレノに近づく

「あ、そういやお前はゴリ専だったな……うん。俺たち止めないから好きにしていいよ」

>>664

「諦めなよ。あの騎士共が突破してきてもこの砦は落ちないぜ?
 ま、ギルドがいつまで首を突っ込むかわからないけど、どうせ捕虜になったら女は犯されるし男は殺されるんだ。
 それが非正規戦の習わしだろう?」

「お前が望むなら娼婦としてギルドに入ることもできるんだぜ? 人種で差別はしねーし
 職に対する貴賤だってねえ。最終的に娼館の支配人になれば結構楽な暮らしできるしな」

666レノ:2015/10/21(水) 22:21:38 ID:R27FeYcg
>>665
「……え?マジ?」

暫く我を忘れてゴリラこと、女盗賊役を熱心に演じていたが、
気が付けば怪物のような見た目の大男が自分に襲い掛からんばかりの勢いであり、
盗賊ギルドの連中には感付かれている始末である。
ある意味、危機的状況である。

「わ、悪かった悪かった。嘘嘘。ほら、本当は盗賊のフリしてちゃちゃっと任務完了できねーかなって思ったんだよ。
な?これ変装だから」

変装の為に来ていた盗賊の服をあっさりと脱ぎ捨て、自分が男であることを証明する。

「な?だからよー、ここはお互い笑って終わりにしようぜ、な?そこのでっかい兄ちゃんもさ!
っつーかよ、アンタ、その見た目でよくこんな"良い女"を抱けると思ったな?こりゃ傑作、ワハハハハハ!!
ま、難しいとは思うが、愛人探しなら応援してやるぜ」

手打ちにしようとは言うが、レノも露骨に挑発する。
また、身勝手かつ思い切った判断により、各自無駄な演技や、細かな気配りをする必要は無くなった。

667エミヤ:2015/10/21(水) 22:58:18 ID:???
>>665-666
(ヴァンパってのが親玉の名前か?)

相手の台詞を聞く最中、重要であろう情報を確実に記憶していく。
こちらの魔術回路の起動に気づいた事に、次はどうしたものかと思考を巡らせた所で、レノの行動に気づいた。
随分と派手に変装である事をバラしてしまったが……それは逆に下手な芝居を打つ必要が無くなったという事でもある。

――カチリと脳裏の撃鉄が落ちる。それは意識の切り替え。魔術師としての己を呼び覚ます。

「おっと、これは悪かった。どうせ気づかないだろうと思ってたんだが存外、知性は備えてたみたいだな」

挑発に返すように、よく気づけたな、と小馬鹿にした物言いで言葉を返す。
だが相手を嘲り笑う一方で思考は冷静だ。迅速かつ最小限の被害で、この場を切り抜ける手段を模索している。

668神乃:2015/10/23(金) 22:22:40 ID:???
>>665-667
「・・・もう三文芝居を続ける必要も無い、ですか。」

武器はすべて捕虜のフリをするために隠してきている。
が、妖術は置いてきたわけではない。

紫色の光球を作り出して背後に叩きつける。
炸裂した閃光が辺りを強烈に照らし、その余波でかがり火台などもなぎ倒す。

「今です!」

目くらましと同時に叫んで自分も前へ突進する。
軌道上に敵が居れば強烈な蹴りを股間に叩きこむ。

669盗賊たち:2015/10/25(日) 23:25:52 ID:peENhCxE
>>666
「オ、オデノオンナドコヤッタ!」

変装を理解できず女と瞬時に入れ替わったと理解したようだ。
どうやら残念なのは外見だけでなく頭も中も同じのようだ。


>>667
「かっこいい事を言うじゃねえか、だけど知性は備えてないぜ?
 俺の魔術は才能だけで覚えたんでね!」

男が詠唱を始める。内容的には精霊魔術のようだが……契約の省略が激しい
だが、周囲に現れる下級精霊の量は紡がれた言葉以上だ。
強気な態度を取れるほどの力量は備えているらしい。

>>666-668
神乃の放った光球により盗賊たちは昏倒するものや視力を一時的失った。

「クソ……油断しうっ……」

状況的には有利になった。
しかし、視力を失った一時的であり、また全員が失ったわけではない。
有利な状況は数分しか続かないだろう。

【聖堂に行く】

【防衛設備を無力化する】

【財宝を探してみる】

【その他】

670レノ:2015/10/26(月) 23:33:13 ID:???
>>669
「さてな。盗賊は嫌いだって言ってたし、逃げちゃったかもなぁ。
でも、俺を男らしくケンカで倒す事ができたら、アンタのこと見直して戻ってくるかもしれないぜ」

腰を低く落とし、両手を広げて大男の攻撃を待つ。
大男がどのような攻撃を仕掛けてくるかは、レノもわかっているわけではない。
しかし、変装のことすら理解できない大男ならば、雄としての本能をくすぐるような挑発をすれば、
恐らくは愚直に打撃を打ち込んでくるだろう、という考えに至ったのだ。

無論、大男の全力の攻撃を無防備なまま受ければただではすまない。
身体の内側では静かに魔力が迸っている。

671エミヤ:2015/10/29(木) 20:48:14 ID:???
>>669
「――精霊魔術。数は大したものだが、揃えるだけなら誰にでも出来るぞ!」

閃光で周辺の盗賊の多くが眩んだ瞬間、脳内のイメージを掌中に実体化させた。
投影したナイフを二振り、男の両足目掛けて投擲する。鋭いが、目が眩んでさえいなければ対応するのは十分に可能だ。

(残りの設計図は三つ。呼び出された精霊の格は低いみたいだが、どう動いてくるか――)

精霊にも多くの種別がある。どのような性質の精霊かを見極める技術をエミヤは持ち合わせていない。
下級であれば強力な術を使われる事は無いだろうが、どうなるか。

672神乃:2015/10/31(土) 19:33:47 ID:???
>>669-671
(本来なら武器を持たない私よりも彼等が向かうべきだろうけど・・・。)

聖堂とやらに向けて時に壁を蹴りながらまさに獣の速度で向かっていく。

(続いてくる様子が無いなら私が行くしかないですね。)

673盗賊たち:2015/11/03(火) 22:25:10 ID:5mIIOXj.
>>670
が、肝心の対峙すべき大男は両目を抑え倒れている。
なす術なく閃光の餌食になったようだ。

>>671
「っく……まだよく見えねえ」

閃光により精霊の数も少し減り詠唱も止まった。
精霊は術者を守るように取り囲んでいる。

>>672

朽ちた聖堂の扉は既に開いていた。
簡単な王座のようなものを拵えそこに腰を下ろす男が一人
そしてその男を取り囲むように護衛が数人立っている。

674神乃:2015/11/07(土) 17:55:17 ID:???
>>673
聖堂に真正面から文字通り飛び込む。
床に片手をついて着地し、親玉らしき男を睨みつける。

「ここはすぐにでも無双の強者達により制圧されるでしょう。
 無駄な抵抗をせずに投降すれば命までは奪いません。」

仮にも坊主の恰好をしているので一応は断りを入れておく。

675レノ:2015/11/08(日) 18:22:34 ID:R27FeYcg
>>673
「……おいおい」

ちょうど闘る気が昂っていただけに、あっけなく倒れた大男には
期待外れ、という気持ちが表情に表れている。

「もしもーし、俺、先行っちゃうよー?いいんですかネー?」

大男に背を向け、呼びかけながらもゆっくり聖堂の方へ歩いていく。

676エミヤ:2015/11/08(日) 19:54:55 ID:???
>>673
(防がれた――が)

見れば、精霊達は術者を守る事を優先しているようだ。
そして術者の男自身も閃光に目が眩み、すぐ動ける状態ではないらしいと判断して、

(それなら)

術者及び精霊への警戒は怠らず、そのまま駆け出した。目指す先は神乃が向かった聖堂だ。

677盗賊たち:2015/11/10(火) 19:25:05 ID:dIVI.Xic
>>674

「だが、今はまだお前だけなのだろう?」

指を鳴らし護衛に合図をする。

「余は慈悲深くはないのでな。名乗らずに死んでいけ」

護衛達は何の躊躇もなく神乃にクロスボウを向け、矢を放った。


>>675-676

大男も精霊使いも二人を追うことはなかった。まだ視力が戻っていないのだろう。
急ぎ聖堂に向かっても神乃に矢が放たれるのを止めれるタイミングではない。

678神乃:2015/11/15(日) 19:16:36 ID:???
>>677
「爆!」

床に着いた片手から鬼火を爆発させて飛び上がり、天井に着地する。

「仮にも僧の扮装をしている以上、
 無益な殺生は避けようと思っているのですが・・・仕方ありませんね。」

天井を蹴って一番端にいる護衛に飛びかかり、顔面を獣の脚力で踏みつける。

679レノ:2015/11/15(日) 21:04:18 ID:hLqwaTjA
>>677-678
レノは、エミヤより数mだけ先行して聖堂へ急ぐ。
聖堂からは、爆発音が通路まで響いている。

「あっちは盛大にパーティ……おわっ!?」

護衛たちが神乃に向けて放った矢の内数本が、目標を失って通路にまで飛んでくる。
レノは急いで壁際まで移動するも、鼻先を矢が掠めて行った。
かすり傷から一滴の血が滴る。

「こ、殺す気かよぉ〜」

へなへなと力なく尻餅をつく。

680エミヤ:2015/11/17(火) 20:11:42 ID:???
>>678-679
「大丈夫……そうだな」

駆け寄り、大した怪我ではない事に安堵すると、すぐさま聖堂の入口近くに位置取る。

「親玉以外にも複数居るな、まぁ当然か。
 今回は俺が先行するから、フォローは任せるぞ!」

言うが早いか、投影した矢を護衛の一人へと撃ち放ち、そのまま聖堂内へと突入した。

681盗賊たち:2015/11/18(水) 19:44:40 ID:Jk2m9Nes
>>678-680

エミヤが投影した矢に護衛の一人が倒れた。

「新手か……押し包んでしまえ!」

隠れていた護衛が姿を現す。数は10、20……30ぐらいだろうか


>>678

踏み潰された盗賊の頭部は無残な姿となり、少しだけ体が痙攣して静かになった。

「化け物の類か……」

近くにいた護衛が双剣で神乃へと斬りかかる。
太刀筋は鋭く、躊躇なく首筋を狙っている。
しかし相手は双剣だ。二の手を持っているかもしれない。

>>680
突入するやいなや、新手が出現した。
眼前に魔術師が一人。
詠唱は既に終えており、下級精霊を飛ばした。
精霊としての能力は使わずに服従させた精霊を自爆させる気だろう。

682神乃:2015/11/22(日) 11:37:41 ID:???
>>681
「バケモノは随分前に引退したつもりですが、お望みであれば!」

踏み潰した男を双剣の男目がけて蹴飛ばす。
その隙に首から下げた数珠を外し、両手で持って構える。

683レノ:2015/11/25(水) 19:27:13 ID:???
>>681
「邪魔だ、退け!!」

突入直後、手を突き出し魔弾を放つ。
狙いは、エミヤの前に現れた新手の魔術師。
遮るものがなければ、魔術師の顔面をほぼ正確に捉え、魔術師は隠れていた大勢の護衛達の所まで吹き飛ばされるだろう。

いくら強気で居るとは言え、10や20を越える護衛を一人で押さえるのは困難であるため、
エミヤをフリーにして共に護衛を倒していこうと言う狙いだ。

ただし、魔術師が飛ばした精霊は止めることができなかった。

684エミヤ:2015/11/25(水) 20:12:44 ID:???
>>681-683
「まだこれだけの兵力を隠してたか……!」

数の不利を承知しても、その脚を止める事はしない。
弓を放り捨て、空いた両手に予め“設計図(イメージ)”を用意していた武器を投影する。
黒と白の双剣、その武器の名は干将・莫耶。
物理攻撃、魔術攻撃の両方に対して耐性を与える優れた宝具だ。

精霊達の群れを気にする事なく突進しようとし――レノのフォローが入ったのを確認すると、精霊達を避けるように走行の軌道を変えた。
自爆を仕掛けるのであれば、少なくともその場から移動してエミヤを追跡しなければ届かない距離だろう。

(この精霊達はどう動く。俺を追ってくるなら護衛連中に向かって突っ込んでやるんだが……)

685盗賊たち:2015/11/25(水) 21:29:14 ID:UsULehJM
>>682-684
「相手はたった3人だぞ!? さっさと押し殺せ!」

親玉はまだ逃げる様子はないが、あまり手こずるのは良策ではないだろう

>>682
双剣使いは死体を避けたが、神乃を攻撃する軌道からは完全に外れてしまった。
だが、その後詰として一人の剣士が躍りかかる。

「恨まないでくれよ? これしか生きる道がなかったのでな」

足捌きは軽く、瞬く間に距離を詰めて神乃の胴めがけて剣を払った。
踏み込みに迷いはなく、深い。先ほどの双剣以上の手練れかもしれない。

>>683
レノの放った魔弾により魔術師は吹き飛ばされた。
すぐに立ち上がる様子はない。死にはしていないが暫く戦力にはならないだろう。

「魔術師だ! 魔術師を殺せ!」

親玉の叫びに反応した盗賊が鈍器を手にレノめがけて駆ける。
人数は三人。前に二人、後ろに一人という陣形だ。
左右から前の二人が襲い。仕留め損ねたら最後の一人が追撃をする形だろう。

>>684
精霊に誘導能力はなく、エミヤが先ほどいた時点で小さく爆発した。
しかし、もし精霊に抱き着かれて自爆されていたら骨の数本。下手すれば内臓を持っていかれただろう。

だが、精霊の代わりに神乃によって軌道をそらされた双剣使いがエミヤに向かっている。
動きに無駄はなく構えも左手を突きだし、右手を振りかぶるという典型的な双剣使いの構えだ。

「……はて、剣に相応しき者か名折れか……」

686神乃:2015/11/27(金) 17:42:34 ID:???
>>685
「おっと・・・!」

構えた大数珠で剣を受け止める。
封印の為に使われている数珠はたとえ斧であっても断ち斬る事はできない。
仮に切れたとしても数分もすれば元に戻るようにできているため
今回のように武器として乱暴に扱う事も多々ある。

「今からでも遅くは無いと思いますけどね。出家なさるのも一つですよ。」

そのまま数珠で剣を絡めようと試みる。

(さすがにニンゲンのマネをしていると多対一はキツいですね・・・。)

687レノ:2015/11/29(日) 18:50:55 ID:R27FeYcg
>>685
「フゥー……」

前方から来る2人の姿と、背後の1人の気配を感じながら、
レノは自身のベルトのバックルを引き抜く。

ベルトにはさりげなく強化の魔術を施し、断ち切れにくくしておく。
あとは、自分から仕掛けるでもなく相手の出方を伺う。

688レノ:2015/11/30(月) 01:03:14 ID:???
(バックルに指をかけ、ベルトを引き抜くに修正)

689エミヤ:2015/11/30(月) 22:51:15 ID:???
>>685
(構えは――正統派か)

こちらに向かってくる双剣使いを確認すると、脚を止めて待ち構える。

対するエミヤの構えは、剣を握った両腕をだらりと下に降ろした状態である。
ただ立っているだけにも見えるが、如何なる方向にも対応出来るよう、敢えて大きく構えずに居るのだ。
攻める剣技ではなく、守る剣技を得意とするエミヤならではと言えるだろう。

「確かめてみるといい、その剣でな」

不敵に笑みを浮かべて“かかってこい”とばかりに言葉を投げ付けた。

690盗賊たち:2015/12/01(火) 00:27:03 ID:kugwMCUk
>>686

彼の剣は数珠にいとも簡単に絡めとられた。
だが、彼の身のこなしからすればそれは不自然すぎる。

「嫌だね、それじゃぁ殺しができなくなるじゃないか」

剣を捨てる事によって数珠をいなし神乃の顔めがけて拳を振り下ろす。
相手は女性だというのに顔を狙うことに躊躇いがない。どうやら達人なのは剣というより殺しの技術……戦闘術だったようだ。

>>687
二人の男がモーニングスターを振り下ろす。
タイミングをずらし互いの攻撃を邪魔しないように。
レノからすれば連撃という形になるだろう。
そして、もう一人の男は更にタイミングを遅らせて動き始めた。
前の二人の攻撃が成功しようが失敗しようが追撃を加えるつもりだろう。

>>689

「その余裕いつまで続くやら……」

初撃は突き出した左手による突きだ。
セオリー通りならば突きは牽制であり、本撃は右手の剣による斬撃だ。
しかし互いに双剣使い。そんな基本通りでは千日手になりかねない。
それを承知で突くということは二手で終わる事はないだろう。

691神乃:2015/12/05(土) 09:12:41 ID:???
>>690
「っ・・・!」

咄嗟に頭を突き出して拳に頭突きで迎撃する。

「人間以外にも食べ物はいくらでもある・・・んですよ・・・?」

額から流血しながら男を睨みつける。
あきらかに人類や亜人種のそれとは違う――
たとえば騎士団に討伐された2mを超す巨体のオオカミ。
たとえば両腕が旅人の血で真っ赤に染まった血染めのクマ。
たとえば何人もの冒険者が消息を絶った山奥の洞窟に居た大猿。
――文字通りヒトを喰らう捕食者の、魔物の邪眼。

692エミヤ:2015/12/05(土) 20:02:25 ID:???
>>690
(おそらく、別に手がある……)

他に手があるだろうとして警戒を怠らず、こちらも動いた。
突きに対して、左手の剣を外側から押し付けるようにして受け流しを試みる。バランスを崩すのが目的だ。

「ふっ!」

成功したなら間髪入れず踏み込み、続けて右手の剣による、胴体を外から内へと薙ぐ斬撃を放つ。
基礎と技術が整っている事が分かる、鋭い一撃だ。

693レノ:2015/12/05(土) 22:21:32 ID:???
>>690
レノは強化したベルトの両端を左右の手で持ち、
二人の男が降り下ろしたモーニングスターを
そのベルトで受け止める。
強化しているとはいえ、多少ベルトにはダメージがあったようだが…

「あぶねーオモチャ振り回してンじゃねー!」

受け止めた後、すぐさまベルト毎モーニングスターを縛り上げ、無力化した。

背後の男には注意が及んでいるのかいないのか、特に仕掛けることはない。

694盗賊たち:2015/12/09(水) 16:05:40 ID:E.qBMVvg
>>691
捕食者への恐怖。それは生まれる前から魂の刻まれた恐怖。
何人たりとも抗うことができない恐怖だ。

「……化け物め」

神乃の頭を鷲掴みし、腰の短刀で首を掻こうとする。

「首を落とせば静かになるだろう?」

恐怖に駆られての行動だ。精彩を欠いている。

>>692

突きの受け流しに抗う事無く、逆に意図的に力を抜いた。
元々牽制の為の突きだ。力は籠っておらず、受け流されるのも想定されている。
その為、男はバランスを崩すことなく二撃目を繰り出した。

「応ッ!」

今度は右手の剣による袈裟に切り裂く斬撃だ。
先ほどの突きとはスピードが段違いだ。体が入り体重が乗っている証拠だろう。

>>693

「クソッ! 魔術師がッ……」

ベルトに渾身の一撃を受け止められ、男たちは茫然と立ち空くす。
しかし、もう一撃背後から迫っているのを知ると武器を奪われた二人は徒手空拳でレノに挑む
しがみ付き動きを封じ確実に仕留める為だろう。

695レノ:2015/12/10(木) 22:38:26 ID:???
>>694
「一気に動きが雑になったぜ。何でもいいから兎に角俺を押さえつけよう。って感じだな」

二人の行動の意図をすぐに読み解きながら、左の男の鼻柱を拳で打ち、更に右側の男の腕を取ると、そのまま思いきり床に背負い投げする。

「大体そう言うときは奥の手を用意しているもんだが…おいお前、なんか知ってるか?」

レノは背後にいた男に振り返り、にやりと笑いながら尋ねた。

696エミヤ:2015/12/14(月) 20:57:42 ID:???
>>694
如何に上手く体重を乗せたとはいえ、突きよりも素早い斬撃に目を見張る。

「っ!」

だが、まだ想定内だ。
二撃目が繰り出されるよりも先に、受け流しに用いた左手の剣をすかさず引き戻す。
男がバランスを崩さなかった事で空いていた右手の剣も合わせて、斬撃を受けるべく双剣を交差させる。
防御に成功したなら、仕切り直すべく、相手の力の勢いも利用して後方へと飛び退いた。

「速いが、まだだ」

一息の間を置いて呼吸を整え、やや屈んだ姿勢で駆け出す。
間合いに入る寸前に踏み込みを幾分か強め、左手の剣で、下方から逆袈裟の軌道に斬撃を放つ。まだ牽制の域には違いない。

697神乃:2015/12/15(火) 00:01:07 ID:???
>>694
「ええ・・・落とせればですけれど・・・!」

片腕に数珠をまきつけて短刀を受け止め
頭を掴んでいる腕をもう片方の手で強く握り、爪を喰いこませる。




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