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2
:
あど
:2012/06/16(土) 16:21:25 ID:onVTLL2Y
再利用
3
:
あど
:2012/06/16(土) 16:21:57 ID:onVTLL2Y
深き深き森の奥。エルフですら近寄らず、まだ太古の木々が残っているような原生の地。一部だけ木々が絶え、生命の躍動が感じられない地があった。
そこに一つの影があった。中心部にたたずみ、ただ天を仰いでいる。しかしフードを深く被っているせいか顔は見えない。森の住人すら近づかない地で彼は随分前からそこにいる。
風が止み、空気が淀む。それを察知した影はやっと正眼を見た。
「お前の救世主になれる。協力してやろう」
影が口を開いた。声だけで判断するならば男だ。
「……」
男の前に深き闇が現れた。闇は言葉を発さずただ男を見下ろす。見ているだけで生気を奪われそうな深い深い闇だ。
そして闇から手が伸びた。その先には冷たく鋭い爪がついていた。
「魂を持たない者よ。判断を誤ってはいけない。お前の代わりに創造してやろうと言っているのだ」
爪が止まり「……信じられんな」闇が言葉を発した。
「信じる必要はない。元より信じられるはずがない。正直に答えよう。救世主になるつもりはない。私はお前の力が必要なのだ。お前も私の力が必要になる」
風が吹き木々が大きく揺れた。風が収まると同時に彼らの姿をも消えた。
華やかな都。隆盛を極めた帝国の象徴である帝都。
光と影が危ういバランスで均衡を保っており、争いは絶えない。
それでも今は軍や騎士そして裏からクレムリンが治安を維持することによって平穏が保たれている。
だが、それは砂上に建てられたものであり僅かな外的要因でいつ崩れてもおかしくないのだ。
帝国に二人の女性が安寧を求めて流れついた。正しくは女性と少女。それに帰還と言った方が正しい。
本来ならば帝都は二人の願いが叶う場所ではない。だが、少女は帰還を望み女性はそれに逆らえなかった。
彼女達そのものは帝都の平穏を乱すものではない。しかし彼女達を取り巻く環境はそれらを乱すには十分すぎた。
『全ての始まり』
草原が新緑で埋め尽くされる時。
最近、帝都周辺で騎馬民族の活動が盛んになっている。だが、以前とは違いキャラバンを襲わず街を襲わない。
襲うのは帝国軍関係。まるで気を引く為だけに活動しているようだ。
しかし、軍としてそれを無視するわけにはいかない。大規模な討伐作戦が立案されそれが実行に移されようとしていた。
決戦の地は帝都からほどよく離れた大草原。帝都駐屯部隊も引き抜かれ自然と帝都そのものは警備が手薄になっていた。
それでも結界や帝都を取り巻く城壁と百を超す塔がある限り帝都の防備に隙はない。
同時期。
最近は大人しくなっていたある組織が僅かだが活動しはじめた。
黒幇。
かつては反帝国を掲げ敵対していたが、現在ではただの犯罪組織に成り下がっている。
拠点も帝都には小規模な物しかおかず周辺都市や帝国外が主な活動拠点だった。これにはクレムリンとの敵対を避ける目的もあったかもしれない。
新たな組織を加え肥大化し、なにやら怪しい動きをしはじめたと報告があがりはじめた。
それでも優先順位は騎馬民族の方が上だった。間違いではない。帝国が持っている全ての情報から考えれば優先順位は間違えていない。
だが、全てを見渡せばそれは大きな間違いだった。
闇夜を切り裂くように原始的な太鼓の音が帝都に響き渡る。多少の知識があればわかることだ。この音色は亜人種特有の物それも酷く粗暴な。
突然現れたこと以外は別段珍しい事ではない。今まで何度かあり全て軍と城壁がはじき返してきた。
今回は違った。城壁は静まりかえり警鐘の一つも鳴らない。そして迎え入れるように城門は開いていた。
人々の悲鳴が警鐘となり帝都中に混乱が広がってゆく。
亜人種共の動きに合わせて帝都内部に潜んでいた者も活発に動き始めた。
4
:
騎士・市民ルート
:2012/06/16(土) 16:22:39 ID:onVTLL2Y
帝都の閑静な居住区。帝都の中でも特に治安がよかった場所だ。
夜女性が一人で出歩いても何の問題もない場所だった。
ここだけは他の場所とは違い静かだ。あるのは二人の女性と二人の男性の息づかいのみ。
周囲にはかつて生き物だった物の残骸。市民。騎士。モンスター。全てが無惨な姿で死んでいる。
男性二人はどうやら騎士のようだ。
激戦の末の生き残りとしては怪我を負っていない。もしかしたら遅れてやってきたのかもしれない。
女性二人は一人は少女のようだ。全身を真っ黒なローブで包んでおり姿は全くわからない
もう一人の女性は黒装束に身を包んでいるがあちらこちら破れており多少なりとも負傷しているようだ
両者は睨み合い、一歩も動かない。どうみても敵対関係にあるだろう。
5
:
クレムリン・悪人ルート
:2012/06/16(土) 16:23:04 ID:onVTLL2Y
悲鳴の発生源である数人に男達がゆっくりと横並びで歩いている。
剣を持ち槍を持ち中にはクレムリンから譲り受けたか奪ったか銃を持っている者もいる。
皆黒い装束に身を包み正体を明かさぬようにしているが中央を歩く二人だけは武器を持たず高級そうな装束で身を包んでいる。
ゆっくり。ゆっくりと進みながら逃げ惑う者を殺し。刃向かう者を殺し騒ぎ立てるモンスターまでも殺している。
彼らが通った後には死のみがただただ存在している。
「こんなもんだろう。なあロバート?」
中央を歩く一人が言葉を発したそして恐らくロバートであろう人物が
「まだ足りないですよ黄さん後百は殺さないと」
「数ではないよ。撒き餌としては十分だろうってことだ」
「撒き餌ですか……? あぁ、連中を釣るわけですね。いいのですか? 後で問題になるかもしれませんよ」
「問題ないさ。元より私はこんな事には反対なんだ」
「同感です。それはゆっくり薄汚い亜人でも始末しながら待つとしますか」
6
:
軍人・傭兵ルート
:2012/06/16(土) 16:23:43 ID:onVTLL2Y
中央通り付近にある公園。
普段ならば月見台を利用する人がいない限り夜は静まりかえっている。
だが今は臨時の帝国軍の臨時指令所として利用されている。また市民の避難所としても利用されている
軍人の怒声。泣き叫ぶ母と子。悲鳴。それらが悲壮的な雰囲気を生み出している
亜人種共の太鼓の音は刻々と近づき運ばれてくる負傷者の数も続々と増えているのだ無理もないかもしれない。
戦況は芳しくない。奇襲を受けた上に普段より戦力が少ないのだ。首都でここまで劣勢を極めた戦いははじめてかもしれない。
「西居住区はどうなっている? あれから一度も連絡がないぞ!」
「伝令を送っていますが帰ってきません。通信魔術にも応答無しです」
「東地区から応援要請です。北地区も同じく」
「無視しろ! 既に戦力は全て出尽くしている」
「しかしこのままでは……」
「無視しろといっているだろう! ここが墜ちれば後は城に逃げ込むしかないのだぞ! これだけの市民を収容できるわけがない」
亜人共の太鼓が激しく鳴り始め法螺も吹かれはじめた。どうやら突撃の合図のようだ。
「女子供は城に避難させ、最低限の守備兵だけを残し総員出撃だ。すまんな遺書を書く時間を用意してやれなくて」
7
:
クレムリン・悪人ルート
:2012/06/16(土) 16:24:24 ID:onVTLL2Y
>>5
修正
繁華街。
普段なら喧騒に包まれ隣にいる人の声ですら聞こえにくいぐらいだ。
それは今でも変わりはない。だけど普段のそれとは違い聞こえてくるのはただの悲鳴だけだ。
悲鳴の発生源である数人に男達がゆっくりと横並びで歩いている。
剣を持ち槍を持ち中にはクレムリンから譲り受けたか奪ったか銃を持っている者もいる。
皆黒い装束に身を包み正体を明かさぬようにしているが中央を歩く二人だけは武器を持たず高級そうな装束で身を包んでいる。
ゆっくり。ゆっくりと進みながら逃げ惑う者を殺し。刃向かう者を殺し騒ぎ立てるモンスターまでも殺している。
彼らが通った後には死のみがただただ存在している。
「こんなもんだろう。なあロバート?」
中央を歩く一人が言葉を発したそして恐らくロバートであろう人物が
「まだ足りないですよ黄さん後百は殺さないと」
「数ではないよ。撒き餌としては十分だろうってことだ」
「撒き餌ですか……? あぁ、連中を釣るわけですね。いいのですか? 後で問題になるかもしれませんよ」
「問題ないさ。元より私はこんな事には反対なんだ」
「同感です。それはゆっくり薄汚い亜人でも始末しながら待つとしますか」
8
:
怪異
:2012/06/18(月) 01:49:49 ID:???
>>5
、
>>7
からりんころりん
からりんからころ
下駄を鳴らして歩く着物の女がいた。
それは数人の男たちの向かい側から歩いて来る。
悲鳴の中を掻き分けて、逃げ惑う人混みを掻き分けて
「随分と血の匂いがするね。
喧嘩で流れる血とは違うようだ」
「あんたたち、何者だい?
誰かれ構わず関係のない連中を巻き込んで」
9
:
名無しの魔術師
:2012/06/18(月) 19:58:45 ID:???
>>7
コマツ 「緊急出動なんて聴いてないよなあ?」
ヒラオカ 「ぶーたれんなよ。」
タナカ 「危険手当でますし頑張りましょうよ。」
ひとまず斥候は三馬鹿が出張ってきたようだ。
アモルフ 「詳細がわからんことにはどこに出せばいいかわからん・・・」
サトウ 「ハッ、目下調査中ですが、帝都全域が攻撃を受けている模様です。」
アモルフ 「後手後手だな。これは組織の系統を見直す必要が・・・最も生きていられればだが・・・」
10
:
リビア・B・ファミリア(魔法道具屋)
:2012/06/18(月) 21:04:38 ID:???
>>4
その日、リビア・ベルビュート・ファミリアには半日を寝て過ごす心積もりであった。
彼が魔法道具屋を正式に開店したのは今年になってからの事で、
それからは忙しいながらも金も地位も申し分ない程度には手に入れ、肥せる私腹は肥したといった所。
近頃は帝都を打崩そうとする不届きな輩も現れない天晴れな日々が続いている事もあって、
へらへら笑った騎士と憂鬱そうな騎士がしょっちゅうサボりに来ていて、
彼ら二人の相手をする事に嫌気が差した為、半日何もせず過ごす予定を入れたのが奇しくも今日だったのだ。
しかしながらリビアの安眠は幾つもの要素に因っていとも容易く乱された。
熱気の混じったの太鼓の轟音、帝都配備の戦闘要員の怒声、そして何より暗い過去を思い起こさせる赤子の呻きが彼の睡魔を打ち滅ぼしたのだった。
「全く……祭りをやるなら事前に回覧板で知らせるべきじゃないのか?」
眠い目を擦りながら外に出ようとした所で、足元に転がっていた何かを踏んづけた。
それは街中に転がっている死体からぼろりと落ちただろう四肢の一部だったが、特にリビアの興味をそそる物ではなかったので無視された。
「……さて、避難指定場所は学校だったか、それとも騎士団本部だったか?」
暢気な事を思案しながら、ふと視線を移して街道の先に目をやると、四人の人間の姿が見えた。
女が二人と男が二人、皆大好き合同コンパという奴だろうか? こんな時に暢気な奴等だ。お互い様である。
11
:
名無しの魔術師
:2012/06/18(月) 21:26:57 ID:???
>>4
「お待ちなさい!」
長い金髪、眼鏡の奥にはやさしげな瞳、すらりとした手足、
豊かなバストを包むは帝都では珍しい公国聖堂騎士制服、
腰には量産品のサーベルを携え、背中に巨大な布包みを背負った女性がそこに立っていた。
「どのような事情かは存じませんが、まずは落ち着いて話し合ってはいかがですか?」
12
:
クレムリン・悪人ルート
:2012/06/18(月) 23:13:42 ID:onVTLL2Y
>>8-9
「集まってきたようですよ。思ったより早かった」
ロバートの声に反応して黒衣の男二人が女に向けて武器を構えた。残りの男達は周囲を警戒しているようだ。
だが、相変わらず中央の二人は武器を構える様子がない。余裕からだろうか? 話し合いをするためだろうか?
「血の臭いに誘われたんだ。お前も私達と同じようなものだろう?」
黄と呼ばれた男性が答え更に続けた。
「黄玉栄だ。こちらが弟子のロバートだ」
そう言って黄は隣に立っている男を指さした。
二人とも黒衣の男とは違い上等な生地で作られた服を着ている。
黄玉栄・・・・・・少し裏社会のことを知っているならばすぐに誰かわかるはずだ。
黒幇の主要構成組織である青竜会の幹部だ。
隣にいるロバートという男は無名だが黄と一緒にいるということは幹部とみて間違いはないだろう
「そして何をしているか? か・・・・・・一言で言ってしまえば虐殺だ。それも後百人も殺せばノルマは達成する。
不本意ではあるがね。私も組織の一員なのだ逆らえないこともある。
虐殺の目的は答えるわけにはいかない。だから信用できないとは思うが私に協力してくれないか?
多少手を汚すことになってしまうだろうが・・・・・・慣れているだろう?
そこら辺でこそこそしているクレムリンの連中もだ」
【協力する】
【協力しない】
13
:
騎士・市民ルート
:2012/06/18(月) 23:28:49 ID:onVTLL2Y
>>10-11
女性が突然の来訪者に反応した。視線を向けるほどではなかった。だが隙としては十分だった。
騎士の一人がその隙を突き駆けだした。通常の騎士鎧を着た方だ。動いていないもう一人は騎士にしては軽装な鎧を着ている。
一瞬にして距離を詰め手に持った剣で突きを放つ。ここで技量の差があれば既に勝負はついたであろう。
女性は間一髪で身を翻し突きをかわした。そしてただ避けるだけではなく、そのまま裏拳を放った。
だが、それは空切った。再びお互いに距離を取り元の間合いに戻った。
「命は保障する・・・・・・争いたくはない」
飛びかかった騎士が言った。声は小さかった。元より余り大声で話さないタイプなのだろう。
「こらこらジャック。こいつは犯罪者だぞ? 手心をかけるんじゃない」
ジャックと呼ばれた騎士は返事をしなかった。
ジャック・・・・・・ジャック・ステンズランド。騎士としての評判はあまりよくない。地位も低くやる気もない。腕もよくないと噂されていたが
今の動きを見る限りかなり手練れだろう。
そしてジャックに声をかけた男は方志王という。地位は高くないが古参であるため彼に頭があがらない騎士は多い。
どこかふざけたところがありつかみ所がない。腕は今一つというが・・・・・・戦っているところを見たものはいない。
騎士と携わったことがあれば名前ぐらいは聞いたことあるかもしれない。ただ共通して言えるのは評判はあまりよくない。
「よく言える・・・・・・」
女が小さな声で呟いた。
そして女の側で少女が震えている。全身をローブで包んでいるため容姿はわからない
「おう? おお、公国の騎士様じゃありませんか! 今犯人を捕まえるところですが中々手強くて手を焼いているんですよ」
女騎士に気がついた方が声をかけた。戦場だというのに大した余裕だ。
14
:
アスティ
:2012/06/18(月) 23:39:32 ID:???
>>13
「犯人?捕まえる?一体彼女達が何をしたのですか?」
胸元に輝く勲章を指し示して公国騎士は続ける。
「この私、ラダ公国聖堂騎士団戦闘教官アステリア・ビュッフェルが
あなたたち全員の話を聞いてさしあげましょう。」
余談だが、ラダの聖堂騎士にはシスターの資格を持っている人間も多く、
時には懺悔室での業務も行っている。
15
:
怪異
:2012/06/18(月) 23:57:05 ID:???
>>12
「へえ、どうどうと名乗るのかい」
着物の女は腕を組んで黄と名乗った男を見据えた。
向けられた銃にはあまり関心がないようだ。
すぐにはその銃の引き金が引かれないと思っているのか
はたまた、その物体自体を知らないのか。
いずれにしろ、銃に対してはなんのリアクションもなかった。
「虐殺するのがノルマ?
あんたら堅気の人々を襲っておいて
何をかっこつけてるんだ」
そして続けてロバートという男を見る。
「生憎だけど、私はここの住人でね。
その申し出を受けることは出来ないよ。
それに、そういうことをする歳でもないさ」
見た目として20〜30代といったところだが
いやはや、女というのはいくらでも誤魔化しが効く。
厄介なものだ。
「そういえばまだ名乗ってなかったね。
私は大百足って者さ」
16
:
名無しの魔術師
:2012/06/19(火) 18:01:16 ID:???
>>12
現場サイド
コマツ 「バレちゃったぞ」
ヒラオカ 「俺たちに決定権なんて無いよなあ」
タナカ 「CPに連絡しましょうよ」
割とマイペースな下
コマンドポストサイド
アモルフ 「いやいや、虐殺している奴信じろってむりだろ。」
サトウ 「何らかの意図があるにせよ、コレは黒幇の宣戦布告と見るべきでしょう。」
アモルフ 「だな、全軍に通達させろ。デフコンレッド、作戦遂行に当たり妨害するものは実力で排除せよ。こんなもんか。」
17
:
リビア・B・ファミリア(魔法道具屋)
:2012/06/19(火) 18:49:49 ID:???
>>13-14
「ン……気付かれたか」
どうやら女性の一人が自分の気配に気付いた事を、リビアも何となくだが感じ取った。
緊張状態の中に隙が生じ、男の攻撃を許したことでそれは確信に変わった。
頭に手のひらを当てて視力を強化する術を掛け、二人の男をよく見ると彼らは帝国所属の騎士のようだった。
そしてリビアはさして騎士団の内情に精通している訳ではなかったが、ジャックと云う名前には聞き覚えがあった。
自身の店に入り浸っていた憂鬱そうな騎士の世間話……という体の愚痴の登場人物の中に確かそんな名前があった。
「(まぁ、あの凡骨騎士の事だ、筋違いの悪感情と妄執から出た話だろうが……それはそうと)」
騎士と争っているという事は、女と少女のコンビはこの非常事態に関係しているのだろう。
……と、いう事は、これ以上此処に留まれば確実に面倒事に巻き込まれる。
それは傍観者の人生をこよなく愛する今のリビアにはあまり宜しくない展開だった。
「(……どうするか、と思ったが避難場所の魔術学園が位置しているのは、奴らの居る方向なのだよな)」
18
:
クレムリン・悪役ルート
:2012/06/19(火) 19:59:22 ID:onVTLL2Y
>>15
「残念だ……」
黄は右手を横に伸ばし
「ロバート。お前はクレムリン連中をやってくれ。侮るなよ」
「了解です。任せてくださいよ」
ロバートは部下四人を連れて散開した。
「さて大百足といったか……お前のようにはっきりした奴は嫌いじゃないよ
こんな形になってしまったのは残念に思う。もう少し違う手があればよかったのだが……」
残った四人の部下が武器を構えた。槍を持った者が二人。その後の二人は剣を持っている。
「残念だ」
そう言い放ち黄は手を振り下ろした。それを合図に部下達は駆けだした。
【大百足】
槍の二人が前に立ち剣がそれをサポートする形で立っている。
間合いを詰めれば剣に襲われ詰めねば槍の餌食になるかもしれない。
切っ先に迷いはなく恐らく全員手練れだろう。
「恨まないでくれよ。仕方がないんだ」
黄は彼らの後で佇んでいる。武器は構えず、ただ突っ立っているようにも見えるが一分の隙も感じられない。
【クレムリン】
道の両端に二人ずつ。遮蔽物に身を隠している。
まだ正確な位置は掴んでいないようだ。動きはかなり慎重だ。
帝都以外の場所でクレムリンとはそれなりにやりあったことがあるのかもしれない。
間抜けなことに通路の向かって右側。ロバートがいる方は男の頭らしきものが見えている。
狙い撃てば造作もなく当たるかもしれない。だが、あまりにも間抜けすぎる。
19
:
クレムリン・悪役ルート
:2012/06/19(火) 20:00:24 ID:onVTLL2Y
>>18
修正
>>15
を
>>15-16
に
20
:
騎士・市民ルート
:2012/06/19(火) 20:11:06 ID:onVTLL2Y
>>14
,17
「何をした? 簡単なことですよアステリア・ビュッフェル様
あの女の動きを見たでしょう? そしてあの返り血。我々も善戦したのですが力及ばず劣勢です。
この惨状は全てあの女がやったのですよ。そうだろジャック?」
ジャックと呼ばれた男は返事をせず対峙した女に再び
「頼む。信じろ」
「誇りを失った者の言葉に耳を貸す気はないよ」
無視された方志王はややオーバーアクション気味にため息をつき
「どうでしょうアステリア様。助太刀して頂けませんかね?」
そう言いながらゆっくりとアステリアとの距離を詰めていく。
「カミラ……」
女の足下にいた少女が震えた声で言った
「お嬢様、走れますか?」
「やだ……」
カミラと呼ばれた女は小さく息を吐いた。どうにかして少女だけでも逃がしたいようだ。
21
:
名無しの魔術師
:2012/06/19(火) 20:18:04 ID:???
>>18
現場
コマツ 「あ、結構厄介だな。こっちの武器知っているよ。」
ヒラオカ 「プロなら動きが読めるさ。素人みたいに何するかわからない奴よりいい。」
コマツ 「タナカ、GP30だ。頭抑えよう。」
タナカ 「はいはい・・・」
隠れている方には榴弾を、頭を丸出しにしている方にはヒラオカが銃口を向ける。
CP
サトウ 「現在コマツらの班が接敵しています。」
アモルフ 「戦力は?」
サトウ 「分隊規模です。それとこちらの手の内をある程度知っている模様です。」
アモルフ 「うーむ・・・増援の準備だけしておけ。派手にやる以上は囮の可能性大だ。」
22
:
アスティ
:2012/06/19(火) 20:29:40 ID:???
>>20
「あなたの言い分はわかりました。ですが、まだ彼女達の言い分を聞いていません。」
巨大な布包みを道にドカッと突き立てる。
その衝撃で包みが解け、アスティの身の丈ほどもあるほどの巨大な斧が現れる。
とても人間、ましてや女性の膂力で持ち運ぶことのできる代物ではない。
まるでミノタウロスやオーガが扱うような巨大な斧を置いてアスティは一歩前に出る。
「そちらの貴女に聞きます。一体何が原因で争っているのですか?」
23
:
リビア・B・ファミリア(魔法道具屋)
:2012/06/19(火) 20:54:21 ID:???
>>20
,
>>22
ここで立ち往生している訳にもいかないので、
リビアは一先ず魔法学園に避難する事に決め、死体を踏み歩きながら、すたすたと5人の居る方向に進んでいった。
横を素通りしていけば、案外と見逃してくれるだろうか。
「(新たに現れたあの女……もしやラダ公国の手の者か?)」
ラダは実際に行った事は無いが、巨大な宗教国家と聞く。
彼らがどの様な形の神を信仰の対象にしているかは知らないが、大体の宗派において悪魔は邪悪であり、神の敵である。
自分が悪魔とのハーフである事を悟られてはまずいと、リビアは思った。
24
:
怪異
:2012/06/20(水) 00:22:43 ID:???
>>18
「大の大人が寄って集って、こんな可愛げな女を襲うって?」
大百足と名乗った女は丸腰だ。
もしかすると着物の下に何か隠している可能性もあるが
「話せば分かりそうな男だけど
何やらのっぴきならない理由があるんだろうね」
部下の後ろで佇んでいる黄を見る。
隙がない。全方位に意識を向けているのだろうか。
「槍の持った相手とやり合う時は
丸太の上で向かい合ってると思わないとね。
前か後ろしかないと、私は思うよ」
と何やら聞いてもいないことを喋っている。
25
:
ディアス
:2012/06/20(水) 01:32:52 ID:SVtv/fVA
>>13
>>20
>>22
>>23
そこに新たに駆けつける者達、足音から察するに男二人、しかもガチャガチャと鎧の音がすることから騎士だろう。
「完全に出遅れたか…!」
姿を現したのはこの帝都では市民に親しまれている男、ディアス・フレデレック。
既に現場にいたジャック、方志王とは正反対で評判も良く家柄もはっきりした名門の長子だ。
ディアスの実家であるフレデレックの血筋は帝国でも名門とされる侯爵家で、祖父の時代には魔道大戦でも大きな活躍をしたという。
そしてディアス本人も若い身でありながら36守備隊の隊長という役職についている。副隊長のクレイス・ディータは方志王と同じく騎士団ではかなりの古株だ。
改めて説明すると、新しくこの場に登場したのは騎士団の守備隊隊長の一人、ディアスとその副官クレイスの二人だ。
ほかの隊の者はディアスの指示で別の場所で活動してるのだろう。
「ステンズランド殿に方志王殿が居合わせていたのか…そして素性のわからない女性二人、ラダの士官一名…あの時の道具屋の主人までいるのか…」
クレイス「ディアス、状況的にはあの女二人が怪しいかもしれないってコトになってるみたいだな」
26
:
騎士・市民ルート
:2012/06/20(水) 19:44:56 ID:onVTLL2Y
>>22-23
,25
「この男の言い分は否定しない。だけど肯定もしない。
私はお嬢様に降りかかる火の粉を振り払っただけ」
アスティに問われたカミラが答えた。答え方がどうも曖昧だ。
この二人もあまり詮索されたくない事情があるのかもしれない
「公国騎士様? まさかこんな女に言い分を信じますまい?」
方志王は斧に怯みはしないが距離をつめるのをやめた。おおよそ常識的な範囲での間合いギリギリで。
鎧が擦れる音がする。カミラは僅かながら動揺し
「すみませんがお嬢様を頼みます」
少女を掴み密かに通り抜けようとするリビアめがけて投げた。
同時にローブがはだけ少女の姿が露わになる。
煌びやかな極彩色の異国風ドレス。金の刺繍で描かれた竜の絵が特徴的だ。
それより特徴的なのは少女の身体だろう。まだ幼い少女だというのに入れ墨が入っている
少女には似合わない竜の入れ墨が、腕や首や足にとどまらず顔にまで入っている。恐らく全身入っているのだろう。
騎士ならばすぐに気がつくだろう。いや、多少情報通なら誰にでもわかるはずだ。
九竜幇。
過去の存在ではあるが、かつては黒幇の代表的組織だった。構成員の数も数万にも及び一つの国家といっても差し支えない規模だった。
帝国に宣戦布告し壊滅した組織であるが、今でも捕まっていない幹部は多く大半が賞金首にかけられている。
伝統的に九竜の首領は女性であり、全身に九つの竜の入れ墨をいれるのがしきたりだった。それが九竜の由来でもあった。
しかし、九竜の首領は帝国との戦いで既に死亡している。では、この少女は何者なのだろうか?
27
:
クレムリン・悪役ルート
:2012/06/20(水) 20:01:13 ID:onVTLL2Y
>>21
「簡単には乗ってこないか……ベテランだな」
ロバートは手に持っていた死体を捨てた。
「仕方ない…こちらから行くか」
反対側にいる部下にロバートが手信号で合図を送る。それに部下は頷き魔術を詠唱しはじめた。
いくつもの魔弾が現れそれが闇雲に両側の建物に発射される。あぶり出しと砂塵による煙幕もかねているのだろう。
「これでこちらの位置はばれた! 突っ込め!」
果敢にも全員が遮蔽物から飛び出した。
>>24
「仕方がないんだ……組織というのは個は尊重されない。
それに今回は迂闊に逆らえば破滅に運ばれてしまう。
順序や段階を踏まねばならない」
黄はため息を吐き。
「ま、言い訳だがねこんな物は理由にはならない」
部下の一人が大百足に向けて槍で突く。
その突きは鋭く踏み込みも十分だ。何のためらいもなく命を狙っている。
そしてもう一人はいつでも対応できるよう槍に力をこめた。
28
:
アスティ
:2012/06/20(水) 20:20:38 ID:???
>>26
「・・・・。」
しばしの沈黙。何かを言おうと口を開いたところでディアス達がアスティの『視界』に入る。
と、同時に竜の刺青の少女を確認し、納得したように頷く。
「なるほど、そういう関係の事情があったのですか。」
「では、質問を変えましょう。何が目的でこの帝都にやってきたのですか?」
敵意はまったく無い。あくまで第三者として意見を聞くというスタンスのようだ。
29
:
名無しの魔術師
:2012/06/20(水) 20:32:05 ID:???
>>27
現場サイド
コマツ 「うおおおおお」
思わずしゃがみ込む三人
ヒラオカ 「思い切りいいな、ちびっちゃうよ。」
コマツ 「タナカ!榴弾だ!」
軽い破裂音とともに放物線を描くグレネード弾。
コマツ 「コマンドポストコマンドポスト!相手はベテランで、おもいっきりがいい!支えられないよ!」
コマンドポスト
アモルフ 「了解、適時後退して所定の位置に誘い込め。」
サトウ 「ひとまずスナイパーの配置が完了しました。裏路地から通りを経由させて撤退させてください。」
アモルフ 「こちらでナビゲートする。日頃の訓練の成果を見せろ。」
30
:
怪異
:2012/06/20(水) 23:36:50 ID:???
>>27
「さっきも言ったが
槍を持った相手と闘う時は前か後ろへの移動しかない」
そして踏みこんできた黄の部下の槍を
前にも後ろにも移動せずにその場で防いだ。
「まあ、あくまでも人同士の場合だけどね。
着物に穴が空いちゃったね。安くないんだよこれは」
大百足を突いたなら違和感を感じた事だろう。
人を突いた感触ではない。明らかに堅い。
やはり着物の下に何か仕込んでいたのか。
「個を尊重し過ぎないのも
考えものだよ」
そのまま槍を掴み、黄の部下を引き寄せ
首を掴んだ。
「どうする?人の首くらいは簡単に折れるよ」
(とは言っても、無駄な気もするね)
31
:
リビア・B・ファミリア(魔法道具屋)
:2012/06/21(木) 00:53:52 ID:???
>>25-26
「んッ? 急に何を言って……」
確認する間もなく女性から自分に向かって投げ渡された少女を、リビアは反射的に両手で受け止める。
そして他の人間と同じように少女に刻まれた刺青を目にし、それがどの様な意味を持つ物であるかもおぼろげに理解した。
「ちょ、ちょっと待て。まさか無関係の人間に委ねるつもりじゃないだろうな?」
リビアは女性に問いかけた。
九竜幇の紋章を持つ、この少女はあからさまに怪しい。
彼女を連れてこの場から立ち去れば、周囲の騎士+αは自分の事をカミラと云う女の協力者であると勘違いするかもしれない。
騎士の一人は幸運にも顔見知りなので、少女を引き渡す事も出来るだろうが、それはカミラが許さないだろう。そうなるとその後がちょっと怖い。
リビアは又しても選択を迫られる事になってしまった……。
32
:
クレムリン・悪役ルート
:2012/06/21(木) 19:15:36 ID:j6GKYixo
>>29
部下の一人がグレネードの破片により負傷した。
傷はそれなりに深いが戦闘継続が不可能なほどではない。
他の三人の部下もかすり傷程度は負っているがロバートだけは完全に無傷だ。
「撤退か……それとも誘い込んでるか……」
ロバートはここにきてやっと得物を取り出した。
二本のトンファーバトン。どうやら格闘戦を好むようだ
「突っ込むのは危ない」
「大丈夫さ、俺は生まれてこの方一度も飛び道具ってものが当たったことないんだクジはよく当たるがね。ま、援護は頼むよ」
再び部下達は詠唱をはじめ、魔弾を発射した。その中をロバートは果敢にも駆けていく。
威力より数を優先し、周囲の建物ごと制圧射撃を行っている。
瓦礫が降る中、ロバートは小石ほどの破片も当たらず駆けていく。まるで瓦礫がロバートを避けているようだ。
噂ぐらいでは聞いたことがあるかもしれない。女神の祝福を受けた様なラッキーボーイが青竜会にいると。
【武器:トンファーバトン ランクE】
『ごく普通のトンファーバトン。握り柄がついている』
【能力:格闘 ランクD】
『近接格闘能力』
【能力:天運 ランクA】
『蓋然性が入り込む余地がある攻撃が当たりにくい。このランクになるとほぼ当たらない』
>>30
追撃を行うはずだった部下は何もできずただ立ち竦んでいる。首を捕まれた部下も半ば放心状態だ。
常人ならば即死。それを防がれ反撃までされたのだから到底彼らの想像を超えていた。
「ほぉ……只者ではないと思ってはいたが、予想以上だよ
下がれ。お前らには荷が重い」
「ですが……」
「ロバートを助けてやってくれ。滅多なことはないと思うがまだ若いからな」
三人の部下は武器を収め大百足を大きく避けてロバートの後を追った。
「私が相手をしよう。その男は好きにするといい
捨てるなり今晩の肴にするなり……みな覚悟の上だからな」
黄は対の短刀を取り出した。柄は竜の手になっており柄頭には玉が握られている。
【武器:対の短刀 ランクC】
『対になった刃渡り30cmほどの短刀。名工の逸品』
【能力:剣術 ランクC】
『剣術の腕前。名人級』
33
:
怪異
:2012/06/21(木) 20:40:04 ID:???
>>32
「着物はまた買えばいいが
命ってのは安くないんだよ?
そういうところは変に筋が通ってるねあんたたちの世界は」
黄を見て、ちらりと今首を掴んでいる部下を見る。
「余計な邪魔が入っても困るか」
そのまま部下の首を絞め
意識が落ちた所で解放した。
「ま、組織よりは安いもんなのかね。
あんたたちの命ってのは、私には分からないが」
ふぅ、と一つ息を吐く。
仕切り直しを計る為にだ。
どうやらリーダー格が出てきた。
「順序や段階を踏まなきゃならないって言ってたね。
何か考えがあるようだけど、まあ答えちゃくれないだろう」
肘を抱え込むように腕を組む。
34
:
名無しの魔術師
:2012/06/21(木) 22:42:50 ID:???
>>32
現場
コマツ 「止まらねえ!手榴弾!」
手榴弾を投擲するコマツ
ヒラオカ 「ウサギ跳びだ!後退!」
射撃と移動を繰り返して路地を進む。
タナカ 「ここ行き止まりじゃあないですか!」
コマツ 「俺に言うなよ・・・」
コマンドポスト
アモルフ 「配置は?」
サトウ 「終わっています。」
35
:
クレムリン・悪役ルート
:2012/06/21(木) 23:15:47 ID:onVTLL2Y
>>33
「私も命は高い物だと思っているよ。
安いと思っているならば、こんな暴挙に出ないさ」
剣を顔の前で胸の前でクロスさせ
「組織よりも何よりも高い。人が人になるには十年以上の時を要する。
それが亜人であっても畜生であっても変わらない。数時間で生まれる物とは騙る土俵が違う」
腰を深く落とし
「矛盾しているだろう? わかっているさ。もっと最良の手があったかもしれない
何の罪もない民を殺さずに済む方法はいくらでもあっただろう。
私がもっと強く勇気があればよかったんだがな」
地面を力強く蹴り前へ飛んだ。そして右手に持った短刀で斬りかかる。
連撃を得意とした典型的な使い手だろう。
>>34
銃弾や魔弾が飛び交う中ロバートは平然と駆けていく
まるでそんなものは最初から存在しないかの如く。
足下に手榴弾が転がる。普通ならばこれにて即死。
だが、爆発はせず彼が蹴り飛ばした先の路地で爆発した。
「効かないさ……さて、追い込んだぜ? 安心しろ、命までは取らない」
あくまで当たりにくいというだけ。蓋然性が入り込む余地がなく必然的であれば運の善し悪しなど関係ない。
36
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2012/06/22(金) 00:34:37 ID:???
>>6
現在避難所として使われている公園
そこには神父もいた。
市民を教会にも避難させているが、如何せん
収容するには広さが足りない。すぐに限界に達してしまった。
「おいおい、この事態は一体どういうこった〜?」
神父はそんなことを言いながら
状況の把握に勤しむ。
37
:
怪異
:2012/06/22(金) 00:53:27 ID:???
>>35
「止まれないってわけだね。
なら、そんな義理はないけど
私が止まる理由になってやるか」
(短剣を防いだらもう一振りがすぐさま飛んでくるね。
小回りの利く戦いを得意とするのか)
「かといって、防がないわけにはいかないね」
右手の短剣を左腕で防ぐ。
生身の腕にはかすり傷がつく程度だ。
やはりおかしい。
常人ならば腕が体に別れの挨拶を告げているはずだ。
38
:
ディアス
:2012/06/22(金) 10:58:32 ID:SVtv/fVA
>>26
「…おいおい」
(あの刺青は間違いなく―――まさか、跡取りだとでも言うのか?いや、死亡した先代の血縁者ならば筋もとおるか?)
リビアの受け止めた少女に視線を向けながら、思考を走らせるディアス。
クレイス「ディアス?」
「おいお姉さん、降りかかる火の粉を払ったというが…この周りにある死体が全部アンタ達に襲いかかったとでも?」
剣はおさめたまま、ディアスは女性の言った一言に対して疑問をぶつけてみた。
39
:
騎士・市民ルート
:2012/06/22(金) 19:07:00 ID:onVTLL2Y
>>28
,31,38
「お嬢様が帰還を望まれたのです。
私は反対でした。目をつけられるのはわかっていました
ですが、私にはお嬢様を止めることはできません。この地にしか幸せな思い出がないのですから」
カミラは得物を取り出した。鉄製の刺がついている以外何の変哲もないナックルダスターだ。
「何人か存じませんがご迷惑をおかけします……今すぐお嬢様をつれて逃げてください。
行き先はお嬢様が知っておられます……そこで永劫の時を与えてください」
大きく息を吸いゆっくりと吐き、
「幾人かの騎士は私が殺めました。ですが、殆どはその二人がやったのです」
ジャックと方志王を指さした。
ジャックはただ俯き、自分の行いを恥じている様だ。
そして方志王は何の悪びれもなく、
「騎士の証言と匪賊の世迷い事どちらを信じる?」
『リビア』
【逃げる】 【逃げない】
『アスティ』『ディアス』
【カミラを信じる】【方志王を信じる】
40
:
名無しの魔術師
:2012/06/22(金) 19:10:51 ID:???
>>35
コマツ 「どうする?」
ヒラオカ 「俺に聴くなよ」
タナカ 「聴くだけ聴きましょうよ・・・」
意外とあっさりあきらめた
41
:
軍人・傭兵ルート
:2012/06/22(金) 19:15:15 ID:onVTLL2Y
>>36
前線から運び込まれてくる負傷者の数は続々と増えていく。戦況は芳しくないようだ。
その喧騒の中で指揮官らしき男達が地図を片手に話し合っている。
「中央通りは暫く持ちこたえるだろう。厄介なのはハーピーやチョンチョンだな
あれで塔がまともに機能していない。一気に焼き払うか?」
「いや、中央を優先すべきだ。いかんせんトロルの数が多すぎる」
「それよりこの迂回路は誰か見に行っているのか?」
「……まずいな、裏をかかれたらおしまいだ」
「部隊を送るか? 我々が出ても数が足りないぞ」
「徴用するしかないかもしれんな。後で首は飛ぶかもしれんが」
「あいつらの切れない剣で嬲り殺されるよりましさ」
どうやら兵の数が足りていないようだ
【この場に止まる】 【中央通りに行ってみる】 【志願し、迂回路に行く】
42
:
クレムリン・悪役ルート
:2012/06/22(金) 19:58:07 ID:onVTLL2Y
>>37
「魔術か……いや、外殻か?」
二の太刀が大百足を襲う。
だが、今回は若干の魔力が感じられる。
「受け止めてみろ……」
【技:竜の爪 ランクC】
『魔術により見えない刃を生み出し一刀で三つの傷を作ることができる』
>>40
「おや? 随分聞き分けがいいね」
油断したのかロバートは構えを解いた
「大将の元に連れて行って貰おうか」
43
:
アスティ
:2012/06/22(金) 20:12:20 ID:???
>>39
「あなた方のどちらが真実を言っているか、それを確かめる術は私にはありません。」
背後の大斧を片手でボコッと引き抜く。
「騎士の貴方が言うことが本当ならば、彼女達に刃を向けましょう。
ですが、彼女達が本当の事を言っていた場合、あなたが逆賊ということになります。」
斧を盾にするように構えながら
道端に転がっている騎士や市民の死体を『奇跡』の力で注視する。
カミラの得物は棘のついたナックルダスター。つまりそれだけ特徴的な殺傷痕があると考えてのことだ。
その死体の中にひとつでも明らかに別の得物によるものが無いか、または背後から攻撃された痕跡が無いかを観察する。
44
:
名無しの魔術師
:2012/06/22(金) 20:24:50 ID:???
>>42
コマツ 「えー・・・」
ヒラオカ 「それなんて無理げ?」
タナカ 「話すつもりなら始めっからアポとりゃいいのに・・・」
しぶしぶ無線で連絡を入れる
アモルフ 「こういうのは予想してなかったな・・・」
サトウ 「呼び出してズドンというのが一番可能性が高いですな。」
アモルフ 「まあな、しかし意図を探るにはこれぐらいしか無いな・・・」
45
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2012/06/23(土) 00:29:03 ID:???
>>41
「あーあー、こほん
どうも騎士殿、私はこう見えて帝都の神父なのですが」
と話し合いの中に割り込んだ。
(中央は、人目が多いな)
「迂廻路の方、少し様子を見に行ってみますよ。
いえいえ、何も言わないでください。これも神のお導き。
あなた達はここと、中央を守ってください。
私はふらっと見てきて何かあれば戻ってきますから」
確かに神父の格好をしているし
西側に駐在してる騎士がいたらこの神父のことを知っているだろう。
間違いなく教会の神父だ。
46
:
怪異
:2012/06/23(土) 00:37:48 ID:???
>>42
続けて右腕で追撃を防ごうとした。
スパッと腕に三つの切り傷が生まれた。
切断までは至らなかったが、深そうだ。
「…!!」
一振りで三つの斬撃が来た。
「乙女の柔肌を傷付けるとは
高くつくよ?」
血がだらだらと地面に滴る。
地面はどす黒く染まり、血を吸収していく。
「ていやっ」
下駄を履いた足で
腹部目掛け蹴りを突き出した。
47
:
クレムリン・悪役ルート
:2012/06/23(土) 09:11:13 ID:onVTLL2Y
>>44
段々と部下達も合流しはじめ、
「思いの外簡単に事が運んでよかったよ
俺もアポをとって素直に協力を願えばいいと思うんだが
頑なに反対されてな……こればっかりは考えがわからないよ」
「要件は簡単だ。兵力を貸して欲しい」
要約すると内ゲバのお手伝いをしてほしいようだ。
>>46
「これでも落ちんか……」
下腹部に蹴りをまともにくらい、後へ大きく転がった。
そして、少し咽せた後、
「柔肌? 冗談じゃないよ。一体何を纏っているんだか……」
48
:
軍人・傭兵ルート
:2012/06/23(土) 19:09:48 ID:onVTLL2Y
>>45
「ああ、あの噂の……」
士官達はやや距離を置き小さな声で話し合いをし
「申し訳ない。兵は何人かつけますのでよろしくお願いします」
【兵を断る】 【兵をお願いする】
一人の士官が書き込みだらけの地図を見せ道を指さした。
書き込みが防衛ラインだとすると丁度迂回してこの公園に続く道だ。
道幅は広くないのでそんな大軍は運用できないが通れないわけではない。
49
:
怪異
:2012/06/25(月) 01:26:48 ID:???
>>47
「私の体の中でも
腕は柔らかい方なのさ。
私は名前通りの存在。と言っても
こちらの人間には分からないかもしれないけどね」
からころ
と数歩進み
「どれ、そろそろ観念をおし。
抗争してるのか、それとももっと大きなことなのか知らないが
これ以上ここでは、何も生まれないと思うがね」
50
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2012/06/25(月) 01:33:08 ID:???
>>48
「いえいえ、騎士殿のお供も結構ですよ。
こちらで市民をお守りしてください」
ショウヘイ・ヘーイは笑顔で申し出を断る。
「もしもの時はうまく逃げて報告もしますよ。
これでも教会の神父ですから、多少は武術の心得もあります故」
51
:
軍人・傭兵ルート
:2012/06/25(月) 09:12:16 ID:onVTLL2Y
>>50
士官達は素直に引き下がった。できれば兵力を割きたくはなかったのだろう。
路地を進む、太鼓や法螺、金属がぶつかり合う音や爆発音はどこまで進んでも消えない。
道幅は狭くもなく広くもない。大軍を運用するには不向きだが、それでも馬車がすれ違える程度には広い。
大小様々な足音が聞こえる。ヒタヒタと歩く音や大地が揺れそうなぐらいな音まで様々だ。
相手の正体はわからない。が、少なくとも人でない事だけは確かだ。
【撤退する】 【様子をうかがう】
52
:
リビア・B・ファミリア(魔法道具屋)
:2012/06/25(月) 22:46:39 ID:???
>>39
「逃げろだと? ンな事言ってもだな……」
リビアの行動は選択肢が出る以前から決まっていたのだが、
なんとなく、その場の空気で、答えを決めかねている風な発言をする。
「……まぁいい、俺は元よりその心算なんだ。荷物が一つ増えたとでも思おう。
そういう訳だから、俺は行かせてもらうぞ」
リビアはそう言うと、直ぐにカミラなる女性から託された少女を両腕で抱き抱え、その場を離れた。
特に感傷とかそういうのは無いらしい。
53
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2012/06/25(月) 23:27:54 ID:???
>>51
「天下の帝都で暴れてるのは
一体どこのどいつだ…ったく、よっぽどの頭が花畑な野郎か
はたまた頭のネジが飛んだイカれた野郎か」
・様子を窺う
「このやかましい音の原因はっと」
54
:
軍人・傭兵ルート
:2012/06/26(火) 23:33:25 ID:onVTLL2Y
>>53
多用なモンスターが闊歩している。普段の帝都なら考えられない状況だ
ゴブリンやオークはまだいい問題はトロルが一匹いることだ。
まだショウヘイに気がついてはいなようだ。
先制攻撃も逃走も間違いなく成功するだろ
【先制攻撃】 【目的は果たした戦う必要はない】
55
:
名無しの魔術師
:2012/06/27(水) 19:34:07 ID:???
>>47
コマツ 「じゃコマンドポストに連絡入れっから待ってて」
数分後
コマツ 「話し合いに応じるってさ。丸腰でこいって」
ヒラオカ 「イヤにあっさりだな。」
タナカ 「現状コレしか無いんでしょう・・・・」
56
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2012/06/28(木) 01:32:13 ID:???
>>54
「おいおい、魔物だらけじゃねーかよ。
ここはどこの国だっつうの。滅びた国じゃねーんだから」
とその光景を見つつ一人ごちる
「トロルか、ちと一人じゃ厳しそうだが
ま、確実に一匹ずつ潰すか。この様子じゃ
他の場所も似たようなものだろ」
先制攻撃を仕掛けるショウヘイ・ヘーイ
ただし、音もなく入り組んだ路地を利用して
手近な魔物を確実に一匹ずつ攻撃し始めた。
手に持つは無骨な十字架
と言っても、大きさはゆうに人の高さを超えている。
それを軽々しく振り上げ、頭ないし喉目掛け振るう。
57
:
クレムリン・悪役ルート
:2012/06/28(木) 19:43:57 ID:onVTLL2Y
>>49
「化け物が相手とはついていない……いや、ある意味ついているのか」
尻餅をついたまま武器を収め、代わりに煙草を手にする。
火をつけ、大きく吸い、ゆっくりとはき出した。
「表向きは帝国への叛逆だ。我々はクレムリン及び黒社会への牽制と助力を求めるのが任務だ
そういう意味では既に任務を果たした。十分時間を稼いだだろうし、ロバートも上手くやっただろう」
ゆっくりと煙草をふかし
「帝国に反旗を翻しても何の意味もない事はわかっているよ。成功すると思っていない
組織の大部分がこの襲撃には反対したよ。しかし一部の連中に押し切られてしまったのさ
これで黒幇も終わりだろう。大規模な掃討作戦が行われ数ヶ月……いや数日で壊滅するだろうな」
短くなった煙草を投げ捨てた。
>>55
「わかった。俺一人で行こう。お前達は計画通り撤退しろ。
部下に指示をだすと武器を投げ捨て、
「ボディチェックするかい? あと、魔術は使えないから安心してくれ」
58
:
軍人・傭兵ルート
:2012/06/28(木) 19:50:12 ID:onVTLL2Y
>>56
不運なオークは巨大な十字架により一撃で絶命した。
今の一撃により他の魔物達もショウヘイの存在に気がついたようだ
「やっちまえやっちまうだ」
ゴブリン共がキーキーと威嚇をはじめた。
肝心のトロルはゴブリンに鞭を打たれているが、襲いかかってくる様子はない。逆に近場にいたゴブリンが踏みつぶされた。
混乱に乗じて押せばどうにかなるかもしれない。
59
:
怪異
:2012/06/29(金) 14:22:57 ID:???
>>57
「黒社会への牽制と助力?
こんなことして、協力する組織なんているのかい?
たちまちそいつらも帝国から敵とみなされると思うんだけどね」
いまいち要領を得ない
「その先に何を求めてるのかが分からないけど
ま、私の知る由じゃないんだろう。
大部分の反対を押し切る一部の連中ってのは
組織でも権力を握ってるってことなのかねぇ」
60
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2012/06/29(金) 14:29:54 ID:???
>>58
「トロルはバカなのが玉に瑕だな」
ゴブリンが踏みつぶされた光景を見つつ
つくづくそう思わずにはいられない。
「よし、この隙に」
路地から現れ、十字架を振るいゴブリンを薙ぎ倒す。
そしてトロルの足目掛け、勢いをつけた十字架を叩きつけた。
「これならどうだ?」
61
:
軍人・傭兵ルート
:2012/10/05(金) 19:24:37 ID:CE83VmSA
>>60
トロルはバランスを崩し、その場に倒れた。
何匹かのゴブリンが下敷きになり運良く潰されなかった者達も尻尾を巻いて逃げ出したようだ。
トロルはもがいているが、とても立ち上がれそうもない。無力ではないが大分危険度は下がった。
もうこの場には哀れなトロル以外は魔物も人もいないようだ。
引き返すには良い機会かもしれない。
【目的は果たした撤退する】 【もう少し進んでみよう】
62
:
名無しの魔術師
:2012/10/05(金) 20:22:58 ID:???
>>57
コマツ 「やらしてもらうぜ」
一歩下がって銃を構えるコマツ。
左右からヒラオカ、タナカがチェックを開始する。
ヒラオカ 「右手、右足OK」
タナカ 「左手、左足も大丈夫です。」
コマツ 「最後だ、口開けろ。ベロのしたもな。」
入念なボディチェックの後に案内させられる。
アモルフ 「随分暴れたようだなミスター・・・・えっと・・・ロバート、ロバートか。」
63
:
クレムリン・悪役ルート
:2012/10/05(金) 21:31:37 ID:CE83VmSA
>>59
「協力する奴はいないだろうな……だが、それがやつらの目的なのかもしれない。
それを黒社会と縁のある俺たちにやらせるあたり、協力者を出さないことが目的だったのだろう
そして俺たちも黒社会連中も消耗する。やつらにとってはいいことずくめさ」
ゆっくりと立ち上がり
「だが、形だけは任務を果たした……これで処刑されることなくまだ惨めに生きながらえることができる
まだまだ事件は続くよこんな事で終わるはずがない。だから俺はまだ死ぬわけにはいかないのさ」
まだダメージが残っているのだろう、よろけた拍子に、大百足に抱きつくようによさりかかった。
いや、よろけたふりをして大百足に抱きついたというべきか? 敵意はなさそうだ。
>>62
「ミスターアモルフ。面会を感謝するよ」
手近にあったイスに腰を下ろし足を組む。
「まだまだ終わりじゃないさ、これからもっと派手に暴れないといけない。
時にこの部屋の防諜は大丈夫か?」
そう言うとロバートはウインクをした。つまり防諜が大丈夫なら喋るということだろう。
64
:
アモルフ
:2012/10/05(金) 22:50:56 ID:???
>>63
「天井におたくらの攻撃で穴が開いているが気にするな。聞きに来る奴は居ない。」
肩についたホコリを払う
「おたくらの国では挨拶代わりに攻撃を噛ますのが礼儀なのか?」
「お互い、握りこぶしじゃ握手はできない。我々に何を期待するんだ?」
65
:
ディアス
:2012/12/19(水) 01:47:13 ID:SVtv/fVA
>>39
クレイス「ジャック…」
「俺は騎士の言を信じるべきだな」
腰に下げた剣から手を離し、カラミの方へ視線を向けるが
「方志王、お前達の獲物を見せてみろよ」
「お前らが賊しか相手にしてないなら、必要以上に血なんて着いちゃいないだろ?」
66
:
騎士・市民ルート
:2012/12/19(水) 22:04:07 ID:4EEKd6xA
>>43
,65
「……」
疑いの目を向けられたのか方志王は黙りこくった。
改めて周囲の死骸を確認すると、打撃によって死亡したと思われる物は少ない。
ナイフが刺さっていたり剣で切られていたり……必要以上に破壊されていたり、焼け焦げているものまである。
状況からみれば沈黙は肯定ともとれなくない。
「策に溺れるとは――」
「黙れよ」
方志王がジャックの言葉を遮り、
「ま、こうなるのは仕方ないね。
本来は君たちが来るのは予定になかったことだ」
血濡れた剣を抜き、それを地面に突き立てる
すると徐々に魔方陣が浮かび上がった。
「これは……避けてください!」
浮かび上がる魔方陣にカミラが反応し叫んだ。
>>52
「お願いします」
抱きかかえられた少女が言う。
特に道を示さないということは今の方角で良いのだろう。
もしかしたら、彼女の目的地は場所ではないのかもしれないが。
背後から二人分の足音が聞こえてくる。距離を保ちしかけてくる様子ない。
だが、状況が状況だ。敵意がないってことはないだろう。
67
:
リビア・B・ファミリア(魔法道具屋)
:2012/12/20(木) 01:35:55 ID:???
>>66
「よし、良い子だ。多少荒っぽく扱うが、喚くなよ」
リビアの目的地は、もちろん避難場所の魔法学園。
今の位置からは多少距離があるが、それもリビアには問題ない距離である。
「(学園の門を潜れば、この餓鬼を狙う追っ手達もそう簡単には手出しできまい。
しかし後ろの連中がそこまで見逃してくれるか……ありえんな。さて、どうするか)」
背後から聞こえた足音は4つ、つまり追跡者の数は二人。
先手を打ち、追跡者を排除する選択をしてもいい人数だ。
熟練の魔術師に一人、二人の数の優位は存在しないも同然なのである。
「(ただなぁ……年端もいかん女児に血を見せるのはどうも好かんな)」
68
:
アスティ
:2012/12/20(木) 17:52:26 ID:???
>>66
「っ!」
カミラの声に反応し、とっさに飛び退く。
同時に地面に突き立てられたままの斧を注視しながら魔力を集中する。
「少なくともそちらは私の敵、ということですね。」
69
:
ディアス
:2013/01/02(水) 17:24:20 ID:SVtv/fVA
>>66
「方志王、貴様………!!」
帝国騎士でありながらこのような事態に加担してる事を、肯定するような振る舞いに僅かに怒りを滲ませるディアス。
クレイス「残念だジャック、お前とはもう少し仲良くしていたかった…!」
そこまで言って方志王の展開した魔法陣から距離を取る二人の騎士。
クレイスは魔術に心得がなく、ディアスは自己強化の魔術しか使えない。
後手に回るしかないのだ。
(あっちのお嬢さんも気になるが、まずはこいつ等を抑えなくちゃ…!)
70
:
騎士・市民ルート
:2013/01/02(水) 18:03:08 ID:Vr5AgU7U
>>68-69
「ジャアアアアアック! 羨ましいなぁ! 好かれているみたいで!」
魔方陣により魔力が飛躍的に上昇していく。
剣術も魔術も今一つという評価であった方志王だったが魔方陣の力を借りているとはいえ、
それでも一介の騎士以上の力は持っているようだ。
「でも残念だね。折角できた仲良しともここでお別れだ!」
突き出された腕を取り巻くように青紫色の光が帯び始めた
肌に感じるほどの魔力を全て注ぎ込まれた一撃。放たれたとなればただ事では済まないだろう。
>>67
「兄貴、さっさと終わりにしちまいましょうぜ」
「子供は殺すなよ。生きて捕まえろとの指示だ」
二人は徐々に速度を上げ、リビアの背後に迫った。
それでも余裕からか、喋ることを辞めない。
「男の方は? 殺しても良いかな?
「構わん」
「ひゃっほーう!」
奇声を上げた方の男が何かを投げるような仕草をした。
僅かに何かがキラリと光った。糸……いや、髪のように細い鉄線のようだ。
71
:
リビア・B・ファミリア(魔法道具屋)
:2013/01/06(日) 10:06:32 ID:???
>>70
僅かな風切り音が聞こえ、追跡者が何かを投げたという事が解った。
すかさず、リビアは予め組んでおいた防御魔術式を起動する。
リビアと投擲物の間に魔方陣が現れたかと思うと、縦に長い石畳が浮かび上がり、石壁を形成した。
投擲物が石壁に弾かれるのは誰の目にも明らかであった。
「さて、どの程度まで通用するか……」
リビアは相手の攻撃を防ぐと同時に、新たな術を組み始める。
頭に浮かんだ選択肢は三つ……(次のレスに反映されます)
偶数:火球を飛ばす、初級の攻撃魔法
奇数:感覚を痺れさせる麻痺罠の術
0:特に効果はない、ブラフの術
72
:
ディアス
:2013/01/07(月) 21:34:17 ID:SVtv/fVA
>>70
「方志王、お前一体何が目的で…!」
敵の手に込められた高い密度の魔力に言葉が詰まるディアス。
クレイス「貴様、こんな街中でぶっ放すつもりか!?」
ディアスの横にいた副官のクレイスが、術を中断させようと接近
鞘から引き抜かれた剣で、突きだされた方志王の腕を切断しようと試みる
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