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419黒騎士:2015/02/15(日) 17:49:07 ID:QNHBaRp2
>>417
テレンス「はははっ、お姉さん程の美人であれば、騎士とはいえ男なら放っておきませんよ」

と、冗談めかしく言いながら、レーナとクリシュターナが居る部屋へと案内する。

>>418
アニカは小声で続ける。

アニカ「私の知るテレンスは来客対応なんて自分からするような人ではないし、最初こそ私に任せようとした。
……テレンスが何を考えたのかはわからないが、客が怪しいとでも言っているのだろうか」

そこで、一般騎士がテレンスと来客の分を含めた紅茶を運んでくる。

一般騎士「いやぁ、テレンス殿も隅に置けませんなぁ。客の若い女性とティータイムだなんて」

アニカ「本当に、何を考えているやら……」

アニカが配られた紅茶に口をつける。すると……

アニカ「……うっ!?がっ……!!」

アニカは突如苦しみながら、夥しい量の吐血をした。

一般騎士「!?アニカ殿!!」

そこへ、ようやくテレンスとレーナが部屋の入口へやってくる。

420レーナ:2015/02/15(日) 20:17:39 ID:???
>>418>>419
「もう、職務中でしょ〜?いいのこんなことして?」

テレンスについて部屋に入ると血を吐いているアニカを見る。

「え?ちょっと…何?どうなっているの!?」

421絶対正義のクリシュターナ:2015/02/16(月) 10:09:46 ID:???
>>419-420
「アニカさん!?」

突如目の前で起きたことに目を見開く。
思考は同時にぐるぐるとあらゆる可能性を考えたが、アニカの体を支えるに留まった。

「テレンスさん!敵襲です!!」

(今現れた客人の仕業?いや、紅茶を口にした瞬間に異変は起きた)

アニカの手から落ちたであろうティーカップを眺める。

(この騎士が既に入れ替わっている可能性の方が高い?)

アニカを支えながら、周りに不審者がいないか
そして今この場にいる人物たちの顔を確認する。

422黒騎士:2015/02/16(月) 19:24:57 ID:QNHBaRp2
>>420
テレンスはこの状況を前にしても、異様に落ち着いていた。

テレンス「見ての通りですよ。貴方は、証人です。教会を名乗る連中の実態がどれほど悪に染まった連中なのかを証明する、ね。」

不敵な笑みを浮かべつつ、さらに続ける。

テレンス「もし貴方がお祭り好きなら、参加してもお咎めはしませんよ」

>>421
一般騎士「クリシュターナ殿!すぐに応援を呼ばなくては!あと、アニカ殿の救護を!テレンス殿!
ぼうっとしている場合では!」

アニカ「く、リシュターナ、さん……苦し……ッ!!」
アニカは苦悶の表情を浮かべ、すぐにも息絶えるかと思った所で、煙となってその場から跡形もなく消えた。

テレンス「クリシュターナさん。アニカさんは大丈夫です。ただ、今は戦える状態ではないでしょうから隠れてもらっています」

一般騎士「な、なんと!良かった……」
一般騎士はテレンスの言葉を聞き、安堵した……。

そこで、テレンスは突如腰の剣を抜き、一般騎士の首を容赦なく撥ねた。

テレンス「"冷静過ぎる"んですよ……隊長クラスでもない癖に貴方さっきから脈拍も心拍も全く変わってないじゃないですか」

宙を舞った一般騎士の兜は音を立てて床に落下する。
しかし、血飛沫一つついていない。それどころか、一般騎士の"中身"自体が消えた。

テレンス「逃がしたか……でも、きっとどこかに潜んでいますよ。折角ここまで来たんですからね」

423レーナ:2015/02/16(月) 20:22:38 ID:???
>>421-422
「うぇ…証人?教会って?それより消えたり斬ったり何?」

あまりのことに尻餅をついてしまう。

424絶対正義のクリシュターナ:2015/02/16(月) 21:59:00 ID:???
>>422-423
「アニカさん!大丈夫です!
すぐに応急処・・・」

と話し掛けている途中に
自分の腕の中から煙のように消えてしまった。

「テレンスさん」

状況を確認しようと再び視線を上げると
正にテレンスが斬りかかり
騎士が消失したところだった。

「やはり今の騎士が入れ替わっていたんですね!?」

レーナを庇うように移動する。

425黒騎士:2015/02/16(月) 23:12:20 ID:QNHBaRp2
>>423
テレンス「ふふ、申し訳ないね。信じられないかもしれないけど、実は今、極秘作戦中なんだ。
処刑人とか言う、腐った教会の犬どもを駆逐するためのね」

ごく自然と無垢な笑みを浮かべて言う。

>>424
テレンス「そうみたいですね、クリシュターナさん。実は半分以上賭けだったのですが……」

テレンスは今になって信じられないことを言う。

テレンス「本当は、最初こちらのお客さんを疑っていたんですがね……どうにも不思議なことが起こりまして」

テレンスはそう言うと、鎧の中から茶葉の入った瓶を取り出す。

テレンス「あまりに暇だったので、予め、給湯室から紅茶の葉を持ち出しておいたんです。
あの騎士がどういう反応をするのか楽しみたくてね。でも、お客さんを連れて帰ってきて見たら既に紅茶が人数分揃っている。
彼はどこから紅茶を?と思っていた所で、
アニカさん(の分身)が倒れた。その瞬間から、あの騎士の挙動全てが不自然に思えてきまして、とりあえず斬ってみました」

全てを説明し終えると、さて、と話を切り替える。

テレンス「でもこうなると、隠れているアニカさんが危ない。何せ弱っている上に一人ですからね。
ということで、皆で助けに行きましょうー!」

心なしか、敵が現れてからテレンスのテンションが上がっている気がする。

426レーナ:2015/02/17(火) 19:06:23 ID:???
>>425
「処刑人…あ!思い出した!確か海の中の遺跡で失敗作をけしかけた人間!」
>>424
「で、助けにって…どこに行くの?」
クリシュターナに手を貸されて立ち上がる。

427絶対正義のクリシュターナ:2015/02/18(水) 01:40:21 ID:???
>>425-426
「テレンスさん、ずいぶんと人が変わったみたいに…」

ぽかーんとその様子をしばらく見ていたが
やがて思い出したかのように、頭を振って気合いを入れた。

「はい!悪党を断罪しに行きましょう!!
 結果、それがアニカさんを助けることにも繋がります」

テレンスとは方向性が違うが、結果としては同じということなのだろう。

「あなたは、無理をしないでくださいね。
 何かあったら私の後ろに隠れてください。危険ですから」

そうレーナには告げた。

428レーナ:2015/02/18(水) 20:14:59 ID:???
>>427
(本当はやりたくないけど、もう関わっちゃったしなぁ…逃げても処刑人って追ってくるよねえ…)

心の中では関わりたくないが、ここまで来た以上逃げたら処刑人が消しに来るだろう。
そう考えることができるあたり、意外と三人の中では落ち着いているというか冷めているというか…

「あ、はい。」

クリシュターナの自信に満ちた表情の前にこんな返事が出てしまう。

429黒騎士:2015/02/18(水) 22:05:54 ID:QNHBaRp2
>>427
「まるで、悪党殺しにしか興味ないような言い方をしていますなぁ」

短く笑い、部屋の出口へと体を向ける。

>>426
「敵がどこに潜んでいるか分からない以上、どこにいるかは言えませんが……
アニカさんが私の指示通り動いてくれたのなら、私が向かう先に居るでしょう」

テレンスはクリシュターナとレーナを振り返りながら、先頭に立つ。

そこへ突如、テレンスの前方に不自然な"円"が浮かび上がる。
クリシュターナとレーナがそれに気づき、身構えた時、
テレンスも同様に右手で剣の柄に手を掛けた。

しかし、次の瞬間には、円から何者かの姿が見えたと思ったら、テレンスの右腕は肩から切断され、宙を舞っていた。

テレンス「ぐは……!」

衝撃で部屋の中へ押し返されるように倒れるテレンス。追撃は無い。

テレンスを攻撃した敵は血の付いた剣を握り、逃げも隠れもせず3人の前に立っている。
無造作に胸まで伸ばした白い髪と、生気のない瞳が特徴だ。

男「以前殺した騎士は、この一撃で既に即死だった。騎士も学習しているという事か……?」

男は宙に舞ったテレンスの右腕が地面に落ちる前にキャッチした。
そしてそれを自分の口元に近づけると、そのまま齧り、食べた。

430レーナ:2015/02/18(水) 22:29:06 ID:???
>>429
「え?」

円に気付き、何であるかを確認しようとしたところでテレンスの右腕が空を飛ぶ。
生暖かい血が顔にかかってようやく事態を飲み込む。

「処刑人!もう来たの!?」

431絶対正義のクリシュターナ:2015/02/20(金) 00:53:45 ID:???
>>428-429
「テレンスさん!?」

腕が飛ばされるまでがあまりにスムーズなため
一瞬動くことを忘れてしまった。
テレンスの腕が宙を舞い、地面に落ちる寸前に空間から現れた男が
その腕を掴んだ。
そして男がその腕を齧った時には、クリシュターナの表情も一変していた。
先ほどの驚きの顔から打って変わり、修羅の様な、狂気を孕んだ様な顔をしていた。

「くはっははははははぁああああ!!!
 ようやく現れたかこの悪党が!!」

腰に収納されていた短剣を二本抜き放ち

「絶対正義を執行するっ!!!」

一足で距離を詰めた。
そのまま下段から短剣を交差させ、切り上げる形で振り上げる。

432黒騎士:2015/02/22(日) 21:17:53 ID:QNHBaRp2
>>429-430
男「子供の頃――」

処刑人の男が何かを言いかけたのと同時に、クリシュターナは短剣を切り上げた。
目の前には、X字型の傷をつけられた男の姿がある――筈だった。

男「――俺も、他の子供と同じように正義の英雄に憧れていたが……」

クリシュターナの前から男の姿は消えており、背後から同じ男の声が聴こえた。
瞬間移動、転移……その様な術を駆使したのか、と考えられるが、
テレンスとレーナはその時起こった真実を目の当たりにしている。

結論から言えば、動いた――否、動かされたのはクリシュターナの方だった。
クリシュターナが短剣を手に踏み込んだ瞬間、
処刑人とクリシュターナの間には、男が現れた時と同様の円が発生し、
クリシュターナがその中を潜ると
次の瞬間には処刑人の背後に居た。

男「正義を語る奴の最期は、惨めな命乞いだった。愉快……」

ニヤリと男が口元を歪めると、振り返り、

男「正義!!愉快ッッ!!!!」

飛び掛かる勢いでクリシュターナに剣で切りかかる。

433レーナ:2015/02/22(日) 21:41:00 ID:???
>>432
「いいか、よく聞け。そこらへんのおっちゃんでも騎士でも、戦いになった以上すべきことは決まっている。」

アモルフの訓練に付き合ったときに聞いたセリフが頭をよぎる。

(そうだ、私がやらなきゃ!)

「くっ…」

クリシュターナに黒騎士が飛びかかる様が目に入る。
レーナが指を弾くと、小さな魔方陣が複数個空中に現れ、光の鎖が飛び出す。
光の鎖は処刑人に巻き付こうと一直線に向かう。

434絶対正義のクリシュターナ:2015/02/23(月) 01:18:47 ID:???
>>432-433
「…!?」

自分の身に何が起きたかを頭が理解出来ず。一瞬体が硬直した。
男を切りつけたはずの自分の視界には誰もおらず、背後から声が聞こえる。
頭で考えるよりも先に、反射的に体が前に出た。
振り返ることもせず、ただ前へと飛び出し回避を試みたのだ。
レーナの援護が間に合えば、背中の傷も浅く済むはずだが
間に合わなければ、そのまま背中に大きな傷を負うだろう。

「くぅ…訳のわからない術を使う!!」

傷が浅かろうが深かろうが、クリシュターナは振り返り男を睨む。

「正義が悪党に負けるわけがないだろう!」

435黒騎士:2015/02/23(月) 19:37:59 ID:QNHBaRp2
>>433
男「ん?」

処刑人の男はクリシュターナに切りかかる寸前で手を止めた。
正確には、レーナの鎖によって身体を拘束され、止められた。

男「ああ、そういえば居たのか……」

手足を縛られ、身動きが取れないように見えるのに尚も余裕の態度を見せる。
自分の術についてまだ相手が理解していない、という事もあるだろうが、他の思惑があるようにも見える。

男は、おもむろに剣から手を放した。
真っ直ぐに地面に落ちていく剣――

しかし、次の瞬間、剣はレーナの頭上に突如現れ、勢いよく落下してくる。
放っておいては串刺しになってしまう。
>>434
男「正義は勝つ。しかしその正義を示すことができるのは、戦いから生き残った者だろう!!」

男の胸部から眩い光が漏れる。
すると、レーナが唱えた光の鎖が先端から徐々に黒く染まり、消えていく。
数秒かかる様子ではあるが、男はすぐに鎖の拘束から解き放たれ自由となり、
またクリシュターナに襲い掛かってくるだろう。

436黒騎士:2015/02/23(月) 19:57:46 ID:QNHBaRp2
>>435追記
レーナ、クリシュターナが処刑人と戦闘に入った頃、

すぐ横で血を流していた筈のテレンスの姿は、いつの間にか消えていた。
残っていたのは、テレンスが愛用している鏡の様な盾が一枚だけだった。

意外なところで致命傷を負ったテレンスは、
あっさりと自分の右腕を捨て、自らの能力で鏡の中へ潜るとそのまま部屋の外へ脱出した。

テレンス「まぁ、クリシュターナさん達の身代わりになったと思えば、右腕も本望だろう」

とは言いつつ、彼も痛みには耐えられなかった。
そのまま何食わぬ顔でゆっくり建物の外へ脱出する。

テレンス「しかし……」

このまま黙って出ていくのも悪いと考え、入口の壁に自分の血痕を擦りつけておいた。

テレンス「勘の鋭い冒険者とかなら、中で何か起こっているんだと気づいてくれるでしょう」

そう祈りつつ、彼はフツーに病院へと向かった。

437レーナ:2015/02/23(月) 20:06:43 ID:???
>>435
「ふふん、その鎖はフツーの人には切れないよ!諦めて…」

自身満々で黒騎士に一歩踏み出すレーナの背後に剣が落下する。

「え?」

驚いて振り返ったところで鎖が侵食されていく。

438絶対正義のクリシュターナ:2015/02/23(月) 21:28:40 ID:???
>>435-437
「ならば尚更正義は揺るがない!
私が勝つからな!!」

歪んだ笑みを浮かべ、拘束された男へと走り
再び短剣を構える。

そして視界にレーナへと迫った危険を捉え
片方の短剣を思い切り投擲した。
重量からして弾くことは出来ないが
頭から軌道を逸らすことは出来る。

そして残った短剣で男の首筋目掛け鋭い突きを放った。

439名無しの魔術師:2015/02/24(火) 22:04:08 ID:zDDwkTYI
>>436
血がついた建屋の前を数人の騎士が通りかかった。
騎士だけではなく真っ黒なローブで顔を隠し縄で縛られた人も連れている。どうやら犯人を連行している最中だろう。

「これは…なにやら事件か? 様子を見てくる」

「しかし、任務中だぞ」

「捨て置く訳にはいかんだろう。キースとモルモンは残ってくれ。俺とモーブが様子を見てくる」

二人の騎士が建屋に入り、二人が残った。

「血の香りがする」

ローブの人が言葉を発した。



戦闘が起きている部屋の入り口に二人の騎士が現れた。しかし、力なく俯いているだけだ。

440黒騎士:2015/02/26(木) 23:44:22 ID:QNHBaRp2
>>437-438
勝負はその一瞬で決まった。

光の鎖を侵食しながら反撃の機会を伺っていた処刑人であったが、
術を解ききる前に、クリシュターナの短剣が首筋に深く刺さる。

一気に噴き出す鮮血と共に、黒騎士達の勝利は確定した……かに見えた。

男「……クク、少し驚いたぞ」

男の胸部から漏れる光が、更に激しく輝きだす。
その光は、優しさや温かさと言った表現とは真逆の、
黒く醜悪な絶望の光であった。

男「ならば、その正義で"伝説"を打ち破って見せてみろ。やれるものならな」

処刑人はクリシュターナの腕を掴む。
その握力たるや、振りぬく事ができないどころか、まるで骨から握り潰されそうな程に力強い。
そして、クリシュターナを掴む腕を思い切りレーナの方へ振りぬく。
特に対処する手段が無ければ、言葉通りクリシュターナは宙を舞い、思い切り壁に叩きつけられるだろう。

>>438
2人の騎士が部屋の入口辺りまで来たところで、室内から暗黒の光が漏れてくるのが見える。
それと同時に、禍々しき魔力の波動を感じる。

部屋を覗くと、処刑人である男の胸から先ほどの暗黒の光が程走っているのが見える。

男「さぁ、今こそ血の契約を果たす時だ。石の中に眠りし魔人よ、今こそ目覚めるがいい――!!」

処刑人が、そこには居ない何者かに声をかけると、男の姿が光によって遮られ、見えなくなる。

441絶対正義のクリシュターナ:2015/02/28(土) 01:43:03 ID:???
>>440
「やったか!」

首筋からの鮮血を確認し、そう言ったが
返ってきた言葉は予想とは違っていた。

「ぐぅぅ…!?なんて力…」

男の胸部からは謎の光が出ており
首筋から鮮血が噴出しているとは思えない力が腕には籠っている。
掴まれた腕からは骨の嫌な音が聞こえ、やがてそのまま投げ飛ばされた。
体術はかなり得意ではあるが、さすがに受け身も取れずに壁に激突した。
肺からは意思に反して空気が漏れる。

「何の伝説かは知らないが……その伝説ごと断罪してやるよ!!」

片膝に力を超えて起き上がり、そう狂気を孕んだ顔で叫ぶ。

442レーナ:2015/03/01(日) 18:17:00 ID:???
>>440
「おおーやった!」

クリシュターナが処刑人の首筋に短剣を突き立てるのを見て一言。
だが処刑人の体から溢れ出る光に驚愕する。

「何アレ!?人間やめているの!?」

直後に投げ飛ばされたクリシュターナが壁に激突する。

>>441
「ちょ…大丈夫なの…割と重症に見えるけど…」

起き上がるクリシュターナに話しかける。

443虚ろな騎士:2015/03/02(月) 17:37:54 ID:zDDwkTYI
>>440-442
騎士は物怖じせず。ゆったりと部屋の中心へと歩む。

そして一番手近な人物に剣を何の小細工もなく振り下ろした。

444絶対正義のクリシュターナ:2015/03/03(火) 02:09:10 ID:???
>>442-443
「たとえこの身が朽ちようとも…悪は滅ぼしますよ」

肩で息をしながら、笑顔でレーナへそう答え

「ところで、その騎士たちをなんとかしてもらえますか」

騎士の攻撃からかばうため、レーナを自分の方へ引っ張った。

445レーナ:2015/03/03(火) 19:56:32 ID:???
>>443
「こ、今度は何?ひゃ!」

騎士に切りつけられそうになるがクリシュターナに引っ張られて事なきを得る。

>>444
「あつつ…気軽に言わないでよ!」

尻餅をついてしまうが先ほどのように指を鳴らして光の鎖で騎士たちを拘束しようと試みる。

446黒騎士:2015/03/04(水) 22:42:24 ID:DHAPWD46
>>441-442
光が止み、その中から姿を現したのは、先ほどの処刑人の男ではなかった。
身体の大きさは一回りも二回りも大きくなり、
青い肌と大きな牙を持った、魔人と言うに相応しい影だった。
唯一、それが処刑人であったと証明できるのは、男が纏っていた処刑人服をその魔人も身に付けているという事のみである。

処刑人「ククク……感じる、感じるぞ!!これが"かの伝説"の力か……!」

拳を握りしめ、湧き上がる力を確かめる処刑人。

処刑人「そう吠えるな人間。騎士はまず、戦いの前に礼をするだろう。」

そう言って、巨大な体躯を曲げて礼をする。

処刑人(メテオラ)「我が名は魔人メテオラ。精々遊び相手にでもなってもらおうか」

魔人メテオラが手を伸ばすと、先ほど手放した剣が吸い付くように、宙を舞って手の内に収まる。

>>443
メテオラ「ところで、許可もなく突然紛れ込んだ外野がいるようだが、自殺志願者かね?」

447レーナ:2015/03/05(木) 23:18:06 ID:???
>>446
「あ、どうも…」

なんとなく連れられてお辞儀をしてしまう。

「じゃなくって…魔人なんて久々に見たわ…」

448虚ろな騎士:2015/03/07(土) 21:22:29 ID:???
>>444-447
殺意が篭った騎士の剣は絶えずその場の生き物全てに向けられている。

「ふうん、魔人ね…」

騎士が初めて発した言葉は外見には似付かない若い女性の声だった。

「でも都合はいいかも…騎士は魔人に殺されました。いいストーリーね」

騎士の殺意はメテオラに向けられた。相変わらず単調な剣撃だが、躊躇ない攻撃は少々面倒なものだ。

449絶対正義のクリシュターナ:2015/03/07(土) 23:32:26 ID:???
>>446-448
「あっははははは!悪党がただの化け物になりやがった!!
 化け物を帝都に放し飼いにするわけにはいかないな!!」

単調の攻撃を仕掛けてくる虚ろな騎士の一人から剣を奪い取り
騎士をメテオラの方へ蹴り飛ばした。

「自分の姿を見てみろ!それにもとからお前は騎士ではないだろうが!!」

レーナや騎士へは脇目も振らず、そのままメテオラへと接近を試み
足元へと剣を振り下ろした。

450黒騎士:2015/03/13(金) 20:15:35 ID:DHAPWD46
>>447-449
メテオラは右手に持った剣で騎士の剣を受け止める。
同時に、振り下ろされるクリシュターナの剣を左の掌で受け止める。
手ごたえが無ければ、出血の様子も全く無い。

メテオラ「哀れだな……いくら強い言葉を吐いても、貴様らの剣は俺の身体に傷一つ付ける事ができない」

メテオラは両手が塞がったまま不気味な笑みを浮かべ、詠唱を始める。
すると、徐々に大きく地面が揺れ出し、次第に立っているのも難しい程の揺れとなる。

451レーナ:2015/03/14(土) 12:33:44 ID:???
>>450
「わ!わ!わ!うわっ!」

地面の揺れを感じて翼を広げる。

「フー、びっくりした…」

上空を旋回しながら様子を伺う。

452絶対正義のクリシュターナ:2015/03/15(日) 03:26:28 ID:???
>>450-451
「ちっ…!」

地面の揺れに立っていられず、片膝をついた。
揺れがどれくらい続くかは分からないが、レーナのような手段を持たないため
収まらない間は行動不能だ。

453虚ろな騎士:2015/03/15(日) 06:59:57 ID:???
>>450
クリシュターナと同様に回避手段を持たない彼らは糸が切れた人形のように揺れに身を任せている

454黒騎士(メテオラ):2015/03/21(土) 22:33:43 ID:OOscKGSA
>>451
「成程、君はただの人間ではないのか。むしろ、我々に近いのかな?
ならば、こんな技も珍しくないだろう」

メテオラは地面に足を付けている者の中では唯一、安定して直立している。
左の掌を開くと、掌が明るく輝き始める。

>>452-453
「それでは、君たちの正義や勇敢さがどのくらいの物なのか、実験してみよう」

左手の輝きは電気。
小さな稲妻が激しくなったところで、その電撃を3人に向かって放つ。

当たったところで死にはしないが、気を失うか失わないかの苦痛が全身を奔る威力だ。

455絶対正義のクリシュターナ:2015/03/22(日) 01:47:07 ID:???
>>454
依然揺れている状態の地面で避けられるはずもなく
迸る電撃がクリシュターナの体を駆け巡る。

「ぐぅ…っく……正義はこれしきで屈しない!!」

動けぬまま、視線だけをメテオラに向けた。
そして手に持つ短剣を地面に突き刺し
アースの変わりにして、体に流れる電撃を逃がそうと試みた。

456レーナ:2015/03/22(日) 02:06:49 ID:???
>>454
「ふふん、空を飛べさえすればそんなモノ…」

宙返りをして電撃を避ける。

「遅い!遅い!」

レーナの周りに光の玉が7つ浮かび
短剣のような形となってメテオラに向かう。

457虚ろな騎士:2015/03/24(火) 22:43:28 ID:YDpBFB2Q
>>454
身体に電気が流れて騎士の動きが鈍った。やがて、身体が痙攣を始め動かなくなった。

「あんまり使えなかった。魂の意思がなければ能力の半分も出せないわね」

声の主は騎士から入り口に立つローブ姿の女性に変わった。

「貴方は随分強そうだけど、魂は強いのかしら?」

手足には拘束具がつけられ動きが制限されているのだろう、歩みはかなり遅い

458黒騎士(メテオラ):2015/04/01(水) 22:29:31 ID:OOscKGSA
>>455
「少しは粘るようだな。さて、電撃の次は……火あぶりかな?」

歪んだ笑みを浮かべ、醜悪な心を露わにするメテオラ。
生身の人間をいたぶる事を心底楽しんでいるようだ。
否、生身であり、強い人間をいたぶる事に楽しみを覚えている。

>>456
「!!」

宙返りにより、メテオラの背後に回り込んだレーナが放つ短剣は、メテオラの背中に直撃する。
普通の生物と同様に、朱い血が流れる。

「貴様……弱者の礼儀を知らぬようだな。弱者はただ強者の前に頭を垂れ、死んでいればいいのだよ!!」

レーナとは対照的に、魔元素で形成された黒く淀んだ刃をレーナに3本放つ。
狙いはレーナの左右の翼と、心臓。

>>457
「貴様も、騎士の礼儀を知らぬ奴だと思ったら、魔術師……か。ならば、同じく死んでいろ」

ローブの女性にもレーナ同様、暗黒の刃を3本放つ。
3本の狙いは纏まっており、全て胴体部を狙っている。

459レーナ:2015/04/02(木) 20:11:45 ID:???
>>458
「あれ?効いちゃった…?」

先ほどの剣戟は、素手で受け止めたにもかかわらず
背中に向けて放った光の短剣は、深々と刺さっている。

「ってちょっと!翼はやめて!」

慌てて翼を仕舞うが、そのまま落下してしまう。
当然、攻撃は外れるが…

「アイタタ…二回も尻餅ついちゃった…」

460バートリ:2015/04/02(木) 21:32:20 ID:???
「騎士の礼…そんなものありましたね」

迫り来る刃に物怖じする事なく会話を続け軽く手を振り上げた。
手の動きに合わせ倒れていた騎士が起き上がり三本の刃を全て身体を使い受け止め、そのまま頭を垂らした。

「えっと、何か二つ名があった筈でしたね…あ、そう疾風。疾風のモルモンだったわね」

「そして私はバートリ。魔術師と呼ばれる程落ちぶれてはいないよ」

もう片方の手を振り上げ、

「代償は…利き腕にしましょうか」

モルモンと呼ばれた騎士の腕が捥げ、錆色をした刃となりメテオラに向けて放たれた。意趣返しなのだろうこちらも同じく3本だ。

461絶対正義のクリシュターナ:2015/04/05(日) 19:14:26 ID:???
>>458
「化け物風情が調子に乗るなよ」

レーナへと振り返ったであろうメテオラの背中からその巨体を登り
片目に向け短剣を降り下ろし、そう良い放った。
無論、メテオラが回避行動や反撃をしてくれば効果的な攻撃にはならないだろう。

462黒騎士(メテオラ):2015/04/06(月) 23:14:35 ID:OOscKGSA
>>459-461
「貴様達が何人集まろうと……!」

モルモンから放たれた腕(刃)を、再び技で返そうとした時、
背中を登るクリシュターナに気付く。
しかし、気付いた時には短剣が片目に深々と刺さる。

「ぐあああああッ!?」

クリシュターナを振り払い、地面を転げまわる。
レーナが付けた傷からは勿論、モルモンの刃もメテオラの身体に傷を負わせたため、
ほぼ全身から流血している。

しかし、何よりも目への一撃が効いているのは明白だ。

463レーナ:2015/04/06(月) 23:36:29 ID:???
>>462
「おー、結構効いてる。」

転げまわるメテオラを眺めつつ立ち上がる。

「それじゃあ…二回も尻餅ついちゃったお礼を…」

再び翼を広げて、舞い上がるレーナ。
魔力を貯めた光の弓矢を継がえ、眉間に狙いを済まして…

「受け取ってねッ!」

引き絞った弓から光の矢が放たれる。

464バートリ:2015/04/07(火) 18:06:25 ID:zDDwkTYI
>>462-463
「フィナーレにはまだ早い…役者を使い切れてませんので」

モルモンではない騎士…名はキースだがバートリの口から語られる事はないだろう。

そのキースがレーナが放った矢の射線を遮った。が、構えを見てからの動きゆえ間に合うかどうかはわからない。

「おいで…最後の役目よ」

再び騎士二人が室内へ乱入した。
一人は兜ごと頭部を潰されもう一人は頭が逆を向いている。

「賑やかな方が楽しいものね」

更に充満する血の香りに対し少女の様に無邪気な笑みを浮かべた。

465絶対正義のクリシュターナ:2015/04/07(火) 21:05:08 ID:???
>>462-464
「あっはははは、もっと苦しみもがけ悪党!!」

レーナに続き、メテオラに向けて追撃をかけようと走る。
そしてバートリがレーナの攻撃の射線上へ入ったのを目撃し

「お前も悪党か魔術師!」

乱入してきた頭部を潰された兵士目掛け、その潰された頭部へと更に短剣を突き刺した。

466レーナ:2015/04/07(火) 21:32:01 ID:???
>>464
「うぇっ!?ちょっと!」

突然射線に現れた騎士に驚くが…
>>465の叫びを聞いて

「こ、このまま串刺しになっちゃえ!」

さらに魔力を込めて貫通力を高めて、騎士もろともメテオラを貫こうと試みる。

467黒騎士(メテオラ):2015/04/08(水) 00:02:30 ID:OOscKGSA
>>463-466
「あぁ、その通り。まだ誰も終了の合図など出してはいない」

もがき苦しむメテオラの動きがぴたりと止まり、起き上がる。
眉間に向かって飛んできた魔力の矢が、宙に描かれた謎の円の中を通り、
メテオラの背後の壁に突き刺さる。
これは、テレンスが腕を切断された際にも現れた物と同一である。

良く見ると、クリシュターナから受けた目の傷、そして
モルモンの刃やレーナの攻撃によって受けた傷も癒えていく。

「どさくさに紛れて退散しようと思ったが、油断も隙もないな。貴様達は」

そう言うと、手のひらに複数の魔弾を蓄え始める。

「ちなみに、これ以上の野次馬の入場を許した覚えはない。そこまでにしておくがいい」

練り上げた魔弾を、宙に浮かぶ円に向けて放つ。
魔弾が円を通過した直後、新たに乱入した騎士は『既に魔弾を受け、部屋の外に吹っ飛ばされていた』。
無論、クリシュターナの攻撃は空振りとなってしまう。

468バートリ:2015/04/08(水) 00:20:56 ID:zDDwkTYI
>>465
「悪党…魔術師…わたしはそんな小さな存在じゃないわ」

「それにしても、正義なんて不安定な物を魂の礎にしているの? もっと素直にならないといつか魂に食われるよ」

「あなたは壊したいのでしょう? それに正義なんて理由をつける必要はあるの?」

469バートリ:2015/04/08(水) 01:03:30 ID:zDDwkTYI
>>467
「あら嬉しい。まだまだ続くのね。でも意外と人見知りなのね」

モルモンの胸が爆ぜ心臓が飛び出した。

「止まった心臓は媒体としては不十分なのだけど」

『第14…調和する力』

心臓は小さな魔弾となりメテオラに近づく。威力こそあまり高くはないがいかなる防壁も調和し無力化するだろう。

470レーナ:2015/04/08(水) 19:50:25 ID:???
>>467
「あ!」

光の矢がすり抜けたことに驚く。

(どういうこと?障壁に当たった感触はなかったし…)

471絶対正義のクリシュターナ:2015/04/10(金) 23:52:41 ID:???
>>467-470
「決め手に欠けるな。まさか傷が癒えるなんて」

メテオラの傷の修復でこれまでの攻撃が無駄になってしまった。
今のところ突破口が見えず、これではじり貧だ。

(化け物に弱点はないのか?)

>>468
「破壊したいだけ?お前は何も分かっていないな魔術師!
 我々は民の平和を脅かす悪党共の殲滅だ!それが全て」

472レーナ:2015/04/14(火) 21:24:32 ID:???
>>471
「あのー…さっきみてたんだけど…」

クリシュナータにおずおずと意見を述べる。

「あの円ってさ、一個しか出てなくない?」
「鎖とダガーで、いろんな方向から攻撃したときも円じゃなくて、普通に通っちゃったし…」
「あとさ、なんか攻撃がもっさり気味?落っこちちゃった時も、ほかの人たちに構ってばっかだったし…」

473黒騎士(メテオラ):2015/04/15(水) 20:49:34 ID:R27FeYcg
>>469
「死霊使いの類か?何、君の事をもっと詳しく知りたいだけさ」

握った剣で魔弾を真二つに切り裂く。

「もっと私と死の舞踏を楽しもうではないか?……と、言いたいところなのだがね」

円が消失すると、続いて魔人メテオラも、人間の姿に戻っていく。

>>470-471
「どうした?せっかく私を追い詰めたのに、まるで勢いが失せてしまったな?」

癪に障るような笑みを浮かべながらゆっくりと一歩、二歩と歩き始める。

「先ほどの攻撃、無駄であったわけではない。君たちが私に与えた痛みは憎悪となり、私の心にしっかりと刻まれたよ。ククク……。
戦いとは、互いに痛み、憎しみを積み重ねていき、勝者にはそれに耐えきれなくなり崩れていく敗者の姿を見る権利が与えられる。
私は、そうして君たちが崩れていく時の表情を見てみたいよ」

474レーナ:2015/04/16(木) 19:51:01 ID:???
>>473
「うぇ、悪趣味…」
「ふんだ、今までのはただの小手調べなんだからね!」

虚勢でもないよりかはマシだろう、再び翼を広げて
光の槍を出現させる。

475バートリ:2015/04/18(土) 19:51:15 ID:???
>>471
「理由をつけた破壊に過ぎない…承認欲求は満たされるけど」

「もっと自由に純粋に壊せないのかしら」

>>473
「ネクロマンシーなんかと一緒にしないでほしいわ。私は翻訳者よ。忌避すべき原典の翻訳者。同時に創造者でもあるけど」

変身を解いたメテオラに対し、

「あら、さっきの方がステキだったのに残念ね」

476絶対正義のクリシュターナ:2015/04/19(日) 03:45:25 ID:???
>>472
「何?それは本当ですか。全然気付きませんでした。
 それが突破口になり得るかもしれませんね」

小声でレーナにそう答える。

(多方面からの同時攻撃か……)

>>473
「どうした化け物。私に倒される覚悟が出来たか?」

>>475
「壊すことが目的ではないからな。悪党以外を巻き込む必要はない」

477黒騎士(メテオラ):2015/04/20(月) 22:44:16 ID:R27FeYcg
>>474
「そうだったのか。それなら、今度こそ君の実力を私にぶつけてみたまえ」

心なしか、人間の形態になった途端に口調がやや、おとなしくなったような気がする。

「さあ」

レーナに向かって一歩、二歩とゆっくり歩み始める。

>>475
「翻訳者?原典?わからないな。こう見えても私はスラム出身でね。もっと私にもわかりやすくしてくれたまえ」

視線と身体はレーナに向けたまま、バートリにも話しかけている。

「ただ、知らない事への知的好奇心は高いと自負しているからね。君には俄然興味が湧いた」

>>476
「そう見えるなら、攻撃してみてはどうか?あいにく、他用を思い出してね。早急に帰る必要があるが、
一撃くらいならチャンスをあげても良い。

ヒントをあげるとすると、多方面からの攻撃に対応できないというのは正解だよ。私にも腕は2本、
目は2つしかないからね」

478レーナ:2015/04/20(月) 22:53:08 ID:???
>>477
「それじゃ…たっぷり…見せてあげるッ!」

光の槍を地面に思いっきり突き刺す。
次の瞬間に、メテオラの足元と頭上に魔法陣が展開されて
上下から槍が3本ずつ飛び出す。

479バートリ:2015/04/23(木) 00:10:20 ID:Lu/V3kok
>>476
「貴方の魂は破壊を求めてるように思えたけど…」



>>477
「そのままの意味よ。原典を翻訳し力としているの」

「魂の扉。その先にあるものが原典なの」

両手を広げ踊る様に回り始めた。

「ああ、素晴らしい、なんて素晴らしいんだろう!」

どちらかというと狂人の類かもしれない。

480絶対正義のクリシュターナ:2015/04/25(土) 19:35:03 ID:???
>>477-478
レーナの上下から攻撃のタイミングに合わせ、短剣を握り直す。

「この短剣の柄まで通してやるぞ!!!」

体勢を低く、そして一気に踏み込んで加速した。
宣言の通り、その勢いはメテオラの身体を刺し貫かんばかりに正面からの突撃を仕掛けた。

>>479
「悪党の破壊、という一点であれば間違いではないがな!」

そう答えメテオラへと攻撃を仕掛けた。

481黒騎士(メテオラ):2015/04/29(水) 22:10:51 ID:R27FeYcg
>>478-480
レーナが光の槍を地に突き刺し、現れた魔方陣にメテオラの表情がおぼろげに照らされる。
その表情は、不気味に笑っていた。

メテオラは、現れた槍を避けることも無く、あっさりと串刺しになった。
当然、大量の血が流れ出す。

「ぶっ……!」

更にはクリシュターナの短剣も、あっけなくメテオラの胸に深々と突き刺さる。
確実に『殺した』手ごたえがある。

しかし、それでもメテオラの不気味な笑みは消えなかった。

「もしかして今、『殺った!』とでも思ったかね?ククク、カカカカカカ……!」

クリシュターナの手首を握り、強引に短剣を身体から引き抜くと、一歩、二歩と後ろに下がる。

「さて、そろそろわかってもらえたかな。君たちのちょっとした信念や工夫程度じゃ、私の身体にはちっとも響かないということが」

482レーナ:2015/04/29(水) 23:31:04 ID:???
「に、人間じゃない…」

たじろぐレーナだが、奇妙なデジャヴを感じる。
(ずっと前にもこんなことが…たしか…)

483絶対正義のクリシュターナ:2015/04/30(木) 01:44:53 ID:???
>>481-482
数歩下がったメテオラに、さらに深々と短剣を突き刺す。
メテオラに回避する術がなければ、同じ個所を貫通したはずだ。

「言ったろう!柄まで通すと!!
 攻撃が通じるまで何度でも滅ぼしてやるよ!」

484バートリ:2015/04/30(木) 23:08:11 ID:???
>>481-483

「不死者の類…ではなさそうね。耐性を会得しているようには見えないから」

「原理が分からないから分かるまで殺すって考えよはステキね。私も加勢するわ」

もはや肉塊と化したモルモンを鷲掴みし、

「第11…破壊」

禍々しい槌となった。

「脳みそ潰れてピザソースになるまでいっくよー」

敏捷な動きで距離を詰め槌を振り下ろした。バートリの体格からすればたいした威力ではないだろう。
しかし、槌はまともではない。槌の力で並外れた威力になっているだろう。

485黒騎士(メテオラ):2015/05/08(金) 00:09:04 ID:R27FeYcg
>>482
「ようやく、私の正体に気付き始めてくれたかね。とはいえ、数年前までは私もタダの人間だった。
そう気味悪がられると傷つくね」

魔人と名乗ったのは、どうやら虚勢ではないらしい。
メテオラの胸には怪しい光の元……黒い宝石のペンダントがちらつく。

>>483
「聞いていなかったか?一撃と言ったろう」

その声は、クリシュターナの背後から聞こえた。
短剣で突こうとした頃には、メテオラはクリシュターナの背後に移動していた。
否……クリシュターナが感覚で理解したのは
メテオラが移動したのではなく、自分が移動させられたのだ。ということだ。
そして、それを目の前にしたバートリ、レーナも同じ事を理解する。

>>484
「それも正解。私はゾンビの様な存在とは違う。君たちは、察しが良いんだな。だから……」

突然活発に動き出すと、前方へ飛び込み槌を寸前で回避する。

「挽肉になるのは勘弁だ」

狙いは槌の回避は無論の事、クリシュターナ、レーナと少しでも距離を放す事。
更に、手に持った剣をとにかく力一杯バートリに投げる。

486レーナ:2015/05/08(金) 18:46:22 ID:???
>>485
「そんなこと言うなら、人間のままでいればいいのに」

クリシュターナが突っ込んで、移動させられた様子を見る。

「やっぱ正攻法じゃ埒が空かないのね。どうしよう。」

487絶対正義のクリシュターナ:2015/05/09(土) 00:33:33 ID:???
>>484-486
「ちっ……!同じ手を何度も!!」

ペンダントが光に反射して鈍く煌めいた。
それを見てふとメテオラが魔人になる瞬間を思い返した。

(奴は魔人になる時に胸から眩い光が出していたが…)

レーナの光の矢でどうにかあれを貫いてみることは出来ないかと思案する。
或いはバートリがそれに気付いて攻撃する可能性もある。

488バートリ:2015/05/09(土) 00:47:11 ID:???
>>485-486
「でも今までみたいに余裕かまさずに反撃してきたから、少しは効果あるかも?」

メテオラの放った剣は寸前でかわした様だが、左手首は切り落とされてしまったようだ。

だが、血は吹き出さず止まっている。魔術で一時的に止血しているのだろう。

「痛覚遮断しても、見るだけで痛いや…くっつくかな…」

切り落とされた手首を拾い傷口を合わせている。

489黒騎士(メテオラ):2015/05/09(土) 18:36:41 ID:R27FeYcg
>>486-488
「さてと……」

一仕事を終えたかのように深呼吸し、壁に手を突く。

「本音を言うと、ここに来たのは、私が会いたい人が居ると聞いたからなのだが、どうも居ないらしい。
それに、中々楽しませてもらったしね……そろそろ失礼するとしよう」

言い終えると、壁に見慣れた円が描かれる。
同時に、胸にかけた石のペンダントをつまむ。

「もしこれについて気になっているのなら、知って良そうな人や、文献でも調べてみるのがよかろう。
そこに記されていることが嘘か真かは、君たちなら判断できよう」

メテオラが壁の円に近づくと、円に触れた部分から先が壁の向こう側に消えていく。

「ただ、これだけは断言しておこう。君たちが何を調べ、どこまで理解したとしても、
この"大きな流れ"を君たちに止める術はない。最後に勝つのは私たちということだ」

そう言い捨てると、メテオラは円の中に消え、気配はしなくなった。

490バートリ:2015/05/09(土) 19:56:56 ID:PWXIUtt.
>>489
「流れは自分で作らない限り流されているだけよ…あの人が言った流れが他者が作ったものじゃなければいいけど」

腕を縫合しながら治癒魔術をかけている。くっつきはするだろうが、機能は著しく低下するだろう。

「さて…騎士も死んで自由になったけど…あなた方は口が堅いかしら?」

レーナとクリシュターナに黙っていろと言っているのだろ。

491レーナ:2015/05/09(土) 20:53:13 ID:???
〉〉489
「捨て台詞は負ける人が言う言葉なんだからね!」

べーっと舌を出す。

〉〉490
「はーい、せんせー。こういう時に黙りはいけないと思いまーす。」
「知っていることは共有するべきだと思いまーす。」

藪をつつくような発言をする。

492絶対正義のクリシュターナ:2015/05/10(日) 10:44:15 ID:???
>>489
「逃げる気か!」

短剣をメテオラに向け投擲したが
既にそこに本人はおらず、壁に突き刺さるだけだった。

「くそおおおお!!」

>>490
「次はそちらか?悪党なら断罪あるのみ」

バートリへと向き直り腕を組む。
何も黙るつもりはないようだ。

>>491
「レーナさんは私の後ろへ隠れていてください」

493一般騎士:2015/05/10(日) 23:16:03 ID:R27FeYcg
>>490-492
「そこで何をしているんだ!」

睨み合う双方の間に聞こえてきたのは、一般騎士の声だ。
まもなく、室内に一般騎士が駆け込んできた。

「一体何をしている!この荒れ様は、何かあったのだな?」

事情の説明を求める騎士の横には、エメラルド色の髪が特徴の少女が立っている。
まだ世の中で起きている事の殆どを知らないである筈なのに、何か悟った様な瞳をしている。
彼女こそ、海底都市から見つかったとされる少女本人だ。

更に言えば、彼女の胸にはあのメテオラが下げていた石のペンダントと似たような物が輝いている。
違うのは、その石が髪の色と同じ、優しいエメラルド色をしている事だ。

494バートリ:2015/05/11(月) 00:08:17 ID:???
>>491-493
「そう、取引には応じないのね」

乱暴に縫合された腕は一応くっついたようだ。

「なら好きに話すといいわ。どうせ騎士に追われるのだから、多少誤魔化した所で大差ないし」


「でもやりたいなら本気でやりましょうか! その方が楽しいですし」

左手の手首より先がドリルになった。

「螺旋力…? やっぱり自身を使うと何が出てくるか予測できないわね」

魔元素が渦を巻きながら左手に集まっていくが、騎士と少女の乱入により一時的に止まった。


「楽しく遊んでいるだけよ? 無粋なうえにロリコンとは最悪な騎士ね」

495絶対正義のクリシュターナ:2015/05/11(月) 00:51:07 ID:???
>>493
「賊が入り込みこました。既に逃亡してしまっていますが
 それと、そこの魔術師は騎士に追われているようなので
 断罪する必要があります」

と説明しつつ、少女が気になった。

「そこの少女は一体?見たところ騎士ではないようですが」

(良く似たペンダント…偶然?)

>>494
「やはり悪党は私が裁かなければな!
 絶対正義の名の下に!!」

すぐにでも食らいつきそうな表情でバートリへ視線を移す。

496レーナ:2015/05/11(月) 05:53:46 ID:???
>>492
「今はそっちに構っているよりも…」

>>493
「あ、ちょうど良かったー。」
「あの人は騎士を殺した現行犯でーす。」

>>494
「この大変なときに…」

戦闘になりそうなのでクリシュターナの後ろに控える。

497一般騎士:2015/05/11(月) 23:05:26 ID:R27FeYcg
>>494
「貴様……!」

怒りのまま、バートリに掴みかかろうとした時、別の騎士が一般騎士の肩を押さえた。

騎士T「ここで何があったのかは存じないが、一旦落ち着きたまえ」

奥からやってきた中年から初老の騎士はゆっくりとした口調で対話を図る。

騎士T「もう、すぐ外には大勢の騎士が帰ってきている。君を無力化し、退屈なまま長い間拘束することも容易い。
そうなりたくなければ、ひとまず落ち着いてほしい」

>>495
騎士T「君もそうだ。報告の内容は正しいのかもしれないが、悪党を君が一方的に裁くという考えは、傲慢に他ならないぞ。
まずは、その殺気を心の中に収めなさい」

始めこそ厳しい口調で叱るも、最後は優しい口調で締める。

一般騎士「この少女は、親を探して彷徨っていたのだ。だが、親の手掛かりが分からなければ放置するわけにもいかんでな……」

なだめるように少女の頭を撫でるが、少女は表情一つ変えることは無い。

>>496
一般騎士「君は、ここで起きた事件に巻き込まれたのか?
……申し訳ないが、後程事情を聴かせて頂きたいが……」

巻き込まれた割に、楽観的なレーナの態度に多少戸惑っているようだ。

498バートリ:2015/05/12(火) 00:36:10 ID:C3p5Y85I
>>495-498
「騎士を殺したのは魔人の雷撃よ? 死体は愚弄したのは事実ですかもしれないけど」

「ただ、私を長時間拘束するには充分な理由かもね」

ドリルは収縮し元の腕に戻った。

「無限の荒野に立ち竦む物に私は裁けないわ。帝国法に従って生きる物にはね。者じゃなくて物よ」

「ただ、その少女は別ね。一人で歩く力を持っていそう

499レーナ:2015/05/12(火) 06:43:30 ID:???
>>497-498
「あら〜可愛い〜」

騎士やバートリーをガン無視して、少女に駆け寄る。

「何処からきたの〜?」

500絶対正義のクリシュターナ:2015/05/13(水) 21:51:19 ID:???
>>497
「私たちは騎士です。悪党を断罪するのに配慮などいらないですよ」

笑顔を繕ってはいるが、殺気自体はまだ抑えられていないようだ。

「そうですか。まだ悪に染まる前の純粋な子供は良いですね。
 そのまま真っ直ぐに育つんだよ」

同じく頭を撫でた。

>>498
(暴れもせずに大人しく捕まるなんて
 私が断罪したいところだったが、まあ良しとしましょう)

と考えたところで、バートリがまた難しいことを話してきた。

「裁けるかどうか、今ここで試してもいいんだぞ」

自然と口角と目が吊り上った。

>>499
「レーナさん、あまりあちこち行かないでくださいね?」

501一般騎士:2015/05/13(水) 22:56:33 ID:R27FeYcg
>>498
騎士T「まずは得物を収めてくれた事に感謝する……が、無論、事情については別途聞かせてもらおう」

バートリの腕が元に戻ったからと言って、突然取り押さえるような事はせず、
あくまで冷静に事を進める。

騎士T「ひとつ、誤解をしているのでは……と思ったので言っておくがね。
確かに、我々は法を盾にする組織ではある……が、元を辿れば、弱き者の為に秩序を守りたいだけだ。
だが、現実的に考えてそれを個人で行うことは困難で、ただの驕りとも言える。だから私たちは法を使い、
ここに集い、悪と闘っているのだ。あまり袖にしないでほしい」

騎士然とした面持ちでハッキリと言い切る。
一般騎士は何も言えず、騎士Tの様子を見ている。

>>499
少女「……」

少女はその場で起きているやり取りを一切意に介さず、声をかけたレーナにすら顔を向けず、
ただ無表情で対面の壁を見つめている。

ただ、暫くの間を置いて、小さく口を開き、呟いた。
「地獄よ……。」

>>500
騎士T「配慮とはまた違う。ただ暴力で相手を叩きのめすのは、そこいらのごろつきでもできる。
だが、我々には法を行使する力がある。それがごろつきとの違いであり、我々の強みだ。
後はその使い方と、法を以って敵と闘う信念があれば、何にも屈する事は無い。君なら容易い筈だ」

バートリ同様、強く言い切る。

騎士T「……ということで、二人には別室で事情を聞きたい。一体ここで何が起きたのかについて、
担当の者に洗いざらい話してほしい。
そして、クリシュターナさん。貴方には別件で話がある。彼女らは別の者に任せ、同行願いたいが……」

502バートリ:2015/05/14(木) 00:59:04 ID:PWXIUtt.
>>500-501

「死をもって贖罪とするならば、今この場で裁いてみてはいかが?」

自信に満ちた態度/露骨た挑発。

「あなた方が崇拝/依存する帝国法を遵守するならば、裁判を受け死刑執行官に首をはねられるべきだと思いますけどね」

「ただ、貴女は別ですよ? 少しは見込みがあります。この場で貴女の信念を持って首をはねなさい。そうすれば帝国法の物にはなりませんよ?」

言い切った後に軽く笑った後、クリシュターナに背を向け、エメラルド色の少女に目を向けた。

「そのペンダントは何処で手に入れたの? ステキなデザインだから私も欲しくなったわ」

503レーナ:2015/05/14(木) 05:39:56 ID:???
>>500
「う…わかった。」

口角を吊り上げた表情にびびる。

>>501
「地獄って…誰かに酷いことされたの?これに書いてある人のこと?」

ネ〇ロの手配書を見せる。

504絶対正義のクリシュターナ:2015/05/16(土) 12:48:58 ID:???
>>501
「一度悪に染まった者は、改心などしないものです。
 法の下、我々が断罪する他ないんですよ」

と持論を言う。

「私に話ですか?それは構いませんが」

>>502
「純粋な子供がいなければ、即刻首を刎ねていたところだ。
 正義を執行するのは後でにしておいてやる。そして子供に近づくな。
 純粋な白は汚れやすい」

>>503
「レーナさん、面倒だとは思いますが騎士にご協力ください」

事情聴取のことを言っているのだろう。

「先ほどの化け物のことで何か気付いたことがあれば私にも教えてくださいね」

505一般騎士:2015/05/22(金) 23:41:37 ID:R27FeYcg
>>502-504
騎士Tは腕を組み、それきり下を向いてしまう。
そして小さな声で一言

「そうか……」とだけ呟いた。

その場を行きかう言葉を遮るように、少女が口を開く。

少女「どうでもいい……!」

その言葉は、この場にいる者すべてに向けられている。

少女「法とか、正義とか、そんなくだらない物はどうでもいい。私、パパに会いたい。さっきも、
パパの匂いがした……。でも、パパいない……」

大事そうに胸のペンダントを握る。
この胸のペンダントが"パパ"との大切な絆である事を思わせながらも、
やはりメテオラとの奇妙な関係を連想せざるを得ない。

506バートリ:2015/05/23(土) 17:35:03 ID:???
>>505
「あらあら、あれが父だとするとちょっと同情したくなるわね」

「さて、騎士様はどうするのでしょう?」

「あの化け物を殺せば、この娘が悲しむかもね」

507レーナ:2015/05/23(土) 18:48:02 ID:???
>>505
「パパ?そう…」

少女の発言を聞き、大体の推測をたてる。

「どんな人?私も探してみるから、
教えてほしいな。」

508絶対正義のクリシュターナ:2015/05/27(水) 21:18:29 ID:???
>>505-507
(パパ…?ペンダントは似ているが
 まさかメテオラの娘か?)

「ねえ君、お父さんはどんな人なのかな?」

(メテオラが父親だとしたら、この子供も悪で決まりだ。
 判明した瞬間に正義執行してやる…ふふふふ)

あくまでも判断を間違えないように質問をする。

「そのペンダントに似たものを持っている人がさっきまでいたんだけど。
 お父さんの名前とか特徴は分かるかな?」

509一般騎士:2015/05/30(土) 19:36:48 ID:R27FeYcg
>>506-508
騎士たちは少女に気を遣い、暫く様子を見るようだ。

少女「……パパを見たことが無いから、特徴は分からない」

その発言だけでも不可解ではあるが、少女は更に不可解な発言を続ける。

少女「でも、パパは私を"造ってくれた"人。近くに居ればパパの事はパパってわかる。
ここに残された気配は、なんとなくパパじゃない気がする……でも、パパの事を知っている人だと思う……。
このペンダントは、パパからの誕生日プレゼント」

残念ながら、彼女の証言だけでは、パパという人物について詳しく探ることは出来ない。
しかし、少女曰く、メテオラはパパではない、らしい。

騎士T「……との事だが、この後はそれぞれ解散という事になると思う。強制はしないが、
各自この子の父親について何かわかったら、情報提供をお願いしたい」

510レーナ:2015/05/30(土) 21:51:10 ID:???
>>504
「そういえば、思い出したけど…」
「あんな風に再生するモンスターが居たのよ。」
「あのときも処刑人とか言うのがいたような気が…」

>>509
「へぇー。じゃ私と同じだね。」
「私もパパってみたことがないの。」

511絶対正義のクリシュターナ:2015/06/06(土) 09:44:23 ID:???
>>509
少女を射抜くような視線で見つめていたが
やがて

「そう、あなたのお父さん見つかるといいですね」

そう言って少女の頭を撫でた。

>>510
「処刑人……?
 レーナさん、それはどこで見ましたか?」

顔が近い

512バートリ:2015/06/07(日) 18:02:49 ID:???
>>509
「親探しね。ま、それらしい人を見かけたら通報ぐらいはしてあげるわ」

そのまま踵を返し部屋を後にしようとする。

513一般騎士:2015/06/14(日) 21:28:33 ID:R27FeYcg
>>510
少女「パパは見たことないけど、魂を感じることは出来る……。確かに、この世界に居るって。
……貴方もパパと会えるといいね」

>>511
少女「……ありがとう」

目線だけクリシュターナに向ける。
どことなく、信用を置けない様子だ。

>>512
少女「ありがとう」

騎士T「……ということだ。ひとまず、ここの後片付けは我々でやっておく。
後は、先ほど言った通り取調べに少し協力頂いた後、自由に解散としてくれ」

そう言って、騎士Tと少女はその部屋を後にした。

(以後、自由解散)

514レーナ:2015/06/20(土) 22:00:38 ID:???
>>511
「ちょ、近いって…」
「騎士さんと話すから落ち着いてよ…」

>>513
「じゃあまた今度ね。」
「次はどこかで遊ぼ!」

そのあと騎士とクリシュターナに海底遺跡で起こったことをはなした。

515絶対正義のクリシュターナ:2015/09/06(日) 02:10:46 ID:???
-帝都・スラム街-

盗賊A「今日の稼ぎは上々だな、へっへっへ」
盗賊B「俺の方が多く稼いだか?」
盗賊C「おい、騎士がうろついている。そろそろ行くぞ」

スラム街では常日頃このような犯罪が横行している。
騎士団の目を盗んだ行為は後を絶たない。
彼らも自分の生活のために仕方なく窃盗をする者から
私利私欲のために犯罪行為に及ぶ者もいる。

「貴様らが行ったことは悪だ!
 よって、私の手によりこれより正義を執行する!!」

腕を組み、仁王立ちをした少女
その眼光は狂気に満ち満ちている。
そして滑らかな手つきから一突き、盗賊の胸を貫く一撃を放つ。

盗賊A「え……?」

盗賊は貫かれたことすら気付くことなく絶命し、その場に倒れた。

盗賊B「こ、こいつ騎士なのか!?」
盗賊C「逃げろー!!!」

-ウィンドバードの森-

「逃がすと思うのか悪党共?」

盗賊B「ま、待て…待ってくれ!俺たちは生活のため仕方なくだnry」
盗賊C「改心した!これからは真っ当に生きる!だかry」

「生活?改心?ふふふ…悪は断罪する!それだけなんだよ!!」

盗賊を真っ二つにし、その返り血で染まった顔は喜びに満ちていた。
嬉々とした表情を浮かべ後から追いついてきた騎士へと振り返る。

一般騎士「クリシュターナ殿!相手の命を奪うのはやりすぎです!
     連行して牢に入れ、然る後適正に裁かれるのが道理です」

「やりすぎ?どうしてですか?」

純粋な表情で騎士にそう問いかける。
他意があるわけではなく、単純な疑問からクリシュターナはそう言ったのだ。

一般騎士「彼らは窃盗をしただけ。重犯罪者ではありませんでした」

「……ふふ、ふっふふふふ、あっはははははは!
 犯罪に重いも軽いもありませんよ!悪は断罪する!!
 私は正義を執行した!!!」

一般騎士「クリシュターナ殿……」

「あるのはただ、正義が悪を裁く。
 それ以上でもなくそれ以下でもありません。
 それでは帰りましょう。これでまた帝都も平和に一歩近づきました」

その清々しい笑顔を見て
一般騎士はそれ以上何も口から出てこなかった。
ただ一つ感じたことは、狂っている。それだけだった。

516黒騎士(テレンス):2015/09/06(日) 20:17:19 ID:R27FeYcg
騎士団・小会議室

一般騎士「テレンス、お前の所の騎士が問題を起こしたようだな。報告が来ている」

4〜5人ほどが入れる会議室で、2人の騎士が話している。
1人は黒騎士テレンス。椅子に座ってもう一人の騎士の話を聞いている。
以前切断された右腕は元通り治っている……否、
鋼鉄製の義手をはめ、あたかも治っているように見えるだけだ。
もう1人は一般騎士。テレンスの横に立ち、説教をするように話している。

テレンス「問題?私の耳には、盗賊達を3人始末したと届いていますが、何か?」

一般騎士「無抵抗の盗賊を問答無用で、しかもやり方も非常に残忍なやり方だったそうだ……。
それが世に広まれば、騎士の信頼は一気に失墜するぞ。わかっているのか!?」

一般騎士は強くテーブルを叩くが、テレンスは動じない。

テレンス「それは申し訳ありませんなぁ。後で"彼女"にはキツく、言っておきますよ」

一般騎士「二度と繰り返されたら……」

と、一般騎士が何かを言いかけたところでテレンスが遮る。

テレンス「結果を出さずに、"飾りの様に存在しているだけの騎士"というのもどうなんですかねぇ。
お言葉ですが、騎士の信頼はとっくの昔に失墜していますよ。
だから帝都から悪は消えず、抑止力となるハンター達は増える。ハンターの中には、最初こそ善であれ
悪に堕ちていく方も居るでしょう。それに対して、今までの騎士は何か対応できたんですかね?」

不意に顔をあげ、横に立つ騎士の顔を見上げる。
一般騎士にはその顔がなんら悪びれていないように見えた。

一般騎士「き、貴様……今自分が何を言ったのかわかっているのか?」

テレンス「ええ。ですから、クリシュターナの件は本人にも言っておきますよ。
ただ、彼女のした仕事は、今までの貴方方より何倍も良い仕事だった、という事ですよ」

テレンスはそう言うと、再び顔を伏せる。

一般騎士「……貴様がそういう考えなら、今の貴様の発言ごと上に報告させてもらう……!」

一般騎士は小会議室の扉を強く閉め、立ち去って行った。

伏せたテレンスの顔は、僅かに笑っていた。

517絶対正義のクリシュターナ:2016/01/31(日) 00:06:26 ID:???
死傷者12名
内訳:盗賊8名
商人:4名

概要
盗賊に襲われていた商隊をクリシュターナが発見
盗賊を切り捨てるが、商人たちも違法な取引をしている人物たちと判明
その場で切り捨てた。
クリシュターナは同伴していた別の騎士たちに拘束されるが
自分の何が原因で拘束されたのかを理解していなかった。

-独房-

騎士「反省はしたか?出ろ」

暗闇で俯く女に話しかける。

「……」

独房から出て一言

「次の悪はどこですか?断罪しましょう」

518絶対正義のクリシュターナ:2016/03/26(土) 01:07:47 ID:???
「たまの休日だけど何もやることないなぁ。
 休むくらいなら悪を滅したいけど、適度に休暇を取らないと怒られるし」

特に何をやるでもなく街に出向いたクリシュターナ。
普段は黒い鎧を纏っている異質な隊に所属をしているが
休日は普通の若い女性然としている。

「武器、でも何か見てみようかな。
 あの連中に対抗できるような武器があれば一番良いんだけど」


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