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1
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:2007/02/13(火) 14:25:34 ID:2UsiDgL2
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344
:
ぺテロ
:2014/08/09(土) 18:04:37 ID:zP43ZIxg
>>341-343
「っ」
ぺテロは短い舌打ちをしながらレノの突きを剣で受ける
この間、ほぼ喋っていただけだと言うのに蓄積された謎の疲労でかろうじて防いでる状態だ。
「流石に、処刑人ながら神父のショウヘイは信仰深い」
少しばかり上がった息でそう告げると異変が起きた。ラウスやショウヘイもすぐに気づくだろう。
マーシュが吹き飛んだ方角から新手が飛び出してきたのだ!白い法衣に身を包んだ金髪の男だ。
しかも、今のぺテロと同じく背中に白い羽がはえている。長さはぺテロ程ではない。
その新手は真っ直ぐレノに襲いかかってきた。武器はなく素手だ。
345
:
メアリー・ジェインウェイ
:2014/08/09(土) 22:10:37 ID:hEa6MR7s
>>340
,343
「(本当に感情というものを感じないわね)」
ただ、儚く寂しげな雰囲気を感じる……。
「ねえ、パパとママを探すの私に手伝わせてくれないかしら?
1人よりも2人で探すほうが早く見つかるでしょうし、
見つかるまでの間は私の家で寝起きすれば安全だと思うわ」
少女に視線を戻し、優しく提案する。
そのとき、先ほど処刑人の一人が吹き飛ばされたほうから淡い光が見えた。
「(何を行使したというの?
……まさかとは思うけれど)」
そっと黒薔薇の花弁を飛ばし、光の見えた先を監視させる。
346
:
ダルシー
:2014/08/15(金) 22:45:35 ID:???
――帝国 フレンスブルグ市郊外 森林
「うー……あっついですねえ……」
この日、帝都からやってきたのっぽの女が、地元民はろくによりつかない森の中に入っていった。
眠そうな目に、古びた丸メガネ、そして背丈だけは立派な彼女が、ふらふらと入っていくところは彼らも訝しく思うところだ。
勿論、彼女にはれっきとした理由がある。この森林の中に、魔術的な要因と思われる現象が発生しているという情報を聞きつけたからだ。
「あー……なるほど。『アーミテージの鳥籠』と同タイプの遺構ですか、こりゃあ」
「属性試験……うお、マイア試験紙があっという間に真っ赤……かなりの強い火属性だねえ」
「動力源は……埋まってるか。うひゃー、これ、この国でスルーされてんの……?」
昔何かが立っていたらしい、石の柱の詰みあがったような、がれきの前で女は立ち、しきりに手帳に何か書き込んでいく。
この女、帝都では観光で来たアリスン・アビントンと名乗っていた。観光客が来るような場所では、ない。
347
:
シャルム
:2014/08/15(金) 22:59:57 ID:PWDrfzFk
「この辺りに本当にあるのでしょうか……古の聖人アトンの碑というのは
それにしてもさっきから同じ所を何度もぐるぐる回っているような……」
ゆったりとした教会の法衣と、その上から主張する双丘をたたえたブロンド髪の女性は
同じように夏の暑さで顔をゆがめながらも森の中をうろついていた
>>346
「それにしても虫の声がうるさいですね、いくら神の造りしものとはいえもう少し静かに――な、何者!?」
気付いたところダルシーにかなり接近していたらしく、咄嗟に木の陰に身を寄せて半身だけ出して彼女を見る
348
:
ダルシー
:2014/08/15(金) 23:03:00 ID:???
>>347
「へ、い、いや、いやあ〜。その、呑気にハイキング〜なんて考えてたら、こんなところに。あは、あはは……」
シャルムの接近には、パッシブの術式で感知。
素早く手帳や調査に使う道具などを懐に仕舞い込み……たところで声をかけられ、とぼけた様子でシャルムに返答する。
「というか、どちらかというと、やってきたのはそちらですよねぇ?」
何でこっちが急に顔を出して驚かしたみたいになってるんですか、とメガネを直す仕草をしながら問いかけて。
349
:
アーベント
:2014/08/15(金) 23:07:27 ID:tNM.Gn2w
>>376-374
「……この現象は無関係かもしれぬな」
長い茶髪に長身を持つ美男子もまたその森にいた。
何かを捜し求めるかのように、しかし冷静に、感情を出すことなく魔力を辿っている。
金糸で刺繍を施した白いローブという井出たちからして魔術師のようだ
350
:
シャルム
:2014/08/15(金) 23:10:03 ID:PWDrfzFk
>>348
「た、確かにそうですが……私はかつてこの地で倒れた偉大なる聖人の碑を探してここに来たのです
別に不法侵入者とか覗き趣味だとかじゃないです、ほんとですよ!」
森の中でだらけていた所を目撃されたため、かなり焦っているように見える
「あなたこそこんな場所に何を?ひょっとして私と同じ目的ですか?もしそうならば大変熱心な事で良いと思うのですが……」
シャルムは魔術の気配を感知する事ができ、ダルシーもそうではないかと予測している
尤もそれを言うのは失礼な事であると思うし、自身も似たようなものなのだが
351
:
ダルシー
:2014/08/15(金) 23:15:23 ID:???
>>349
(おお……? おっかしいな、大して人がこないって聞いてたんですがねー……)
人の縁とは奇妙なものである。
ダルシーはアーベントの姿を認めたものの、特に反応を見せることはない。
アクション待ち、といったところである。
>>350
「いやだからはいきんぐに〜……って、ひょっとして、この瓦礫、それが聖人の碑なんですか?」
(これは貴重な情報ゲットかも?)
「となるとここは名所だったんですかね。迷ってみるのも面白いかもしれません〜」
棚からぼたもちだ、とへらへらと締まりのない笑みを見せて。
352
:
シャルム
:2014/08/15(金) 23:27:49 ID:PWDrfzFk
>>351
「うーん……まぁ、それも良いのかもしれませんね……」
ハイキングという言葉におかしいなと思いながらも、本当にそうかもしれないと思い直してみる
一人でいる時は抜けた表情だったが、今は意志の強さが感じられるきりっとした目をダルシーに向けて
「この森にあるという事は分かっているのですが、なにしろこの帝国ではあまり信仰に熱心な人が居ないので
詳しい事までは……碑に書かれているならそうなのでしょうが」
魔術が進んだこの帝国の地ではかつて魔術を扱う聖者が居たり、逆に魔術を嫌う聖職者達も居る
そうしてシャルムはダルシーと、その近くにあるがれきの積み上がったような場所に近づく
「あっ、申し遅れました。私はシャルム、この帝国の地にて神に仕え、神の教えを広める役割をしております」
>>349
「魔術の気配……?」
ダルシー以外に誰か居るのだろうかと周囲を警戒する。この森の中、何かよからぬ企てをしている者が居てもおかしくはない
353
:
ダルシー
:2014/08/15(金) 23:32:09 ID:???
>>352
(ちょっと苦しかったかなぁ〜)
ハイキングには無理がある場所ではある。
もうすこし考えてから来ればよかったかなあ、と反省。
「いやあ……ちょっと、これじゃ何が何だかわかりませんよ?」
がれきをまじまじと見る。
文字らしきところはなく、風化によって存在していても消えた可能性もあった。
「あ、これはご丁寧に。私はアリスン・アビントンって言います。ただの観光ですねえ、私は」
354
:
アーベント
:2014/08/15(金) 23:42:05 ID:tNM.Gn2w
>>351-352
女の話し声が洩れ聞こえてきた。
(聖者所縁の地か……私とは無関係ではあるが……)
と、どうやら修道女らしき女がこちらに感づいたようだ。
知らぬ顔もできまい。自ら彼女等のほうへ近づく。
「……警戒させてしまったようだ。
私はアーベント・デア=フォーゲルヴァイデ。そなたの察する通りの者だ」
修道女へと会釈をする。
修道女が魔術の性質をも察するというならば、この身からは
強き光の性質を感じ取るであろうか。
続いて眼鏡をかけた女へと向き直る。
「そなたは偶然迷い込んだようだが、この地はあまり長居すべき場所ではあるまい。
まして物見遊山は推奨せぬぞ?」
このような場所へは迷い込むこともそうあるまいと思うのだが……。
355
:
ダルシー
:2014/08/15(金) 23:50:15 ID:???
>>354
「え? あ、あ〜。やっぱりそうです?」
「結構未整備なとこなんで、そうなんじゃないかなー、って思ってはいたんですけど……つい」
「いえね、田舎の出なものですから、こういう里山が懐かしかったり……」
あは、あははとへらへら笑いながら、頭を掻く。
仕草や言葉遣いも、何となく垢抜けないところがある。言っていることは間違ってはなさそうだと感じるだろう。
(うーん。今日は調査の続行は厳しいですねー)
適当に話を合わせていれば、自然、帰らされる方向になりそうだと感じていて。
356
:
シャルム
:2014/08/15(金) 23:50:34 ID:PWDrfzFk
>>353
「これは……ちょっと分からないですね
もしもこれが碑だとしたら早めに教会のほうへ呼びかけないといけませんね
私はもう少し別の碑を探してみようと思いますけど……」
膝に手をついてがれきをまじまじと見つめて
「そうでしたか。ようこそ帝国へ、あなたが無事にここへ辿り着けたのも神のお導きでしょう
ふう、それにしても暑い……」
森の中は風が無い。シャルムは服の中に手で風を送り、少しでも暑さを和らげようとする
>>354
「はぐれの魔術師ですか?何を企てているのかは分かりませんが……」
堂々とした物言いに、こちらも正直に答えて
目的が分からない以上踏み込んだ事も言えず、引き続き警戒は怠らない
357
:
アーベント
:2014/08/16(土) 00:01:02 ID:tNM.Gn2w
>>355
本当にただ迷い込んだだけには思えるが、しかし何か引っかからない訳ではない。
とはいえ、私自身に纏わることに触れられなければ構わぬか……。
「だが、この地に所縁あるという者への敬意を忘れねば問題はなかろう」
何よりシャルムといったか、この修道女が彼女を追い返す気はない以上、
私が介入するも可笑しな話だ。
>>356
「之でもれっきとしたギルド公認魔術師だがな。
この森には探し物のために来たのだが……聖者とは無関係だ、案ずるな」
若干のフェイクがあるが完全なる嘘ではない。
……シャルムと言う名には心当たりがある。
「……そなたはシャルムと言ったな。
リチャードとジェフリーという兄弟に心当たりはないか?」
358
:
ダルシー
:2014/08/16(土) 00:03:16 ID:???
>>356
(ま、火属性の強い『アーミテージの鳥籠』タイプが記念碑のわきゃないと思いますけどネー。大方放蕩魔術師の忘れ形見でしょうが)
「碑だと認められると、教会から何かあるんですか?」
「記念博物館でも立てたり……?」
巨大ハコモノによる税金の無駄遣いは、如何ともしがたい問題だ。
彼女の国では政治家のその手の無駄なアピールがちょっとばかり加熱していて財政を逼迫させているとか、いないとか。
「ははあ、神様の……ありがたいことですねえ、なむなむ」
(うひゃー、聖職者の割に無防備ですねぇ……)
腹の中にいくつも言葉をしまいこみながら、緊張感のない事を口にし、手を合わせる。
>>357
「いやもちろん、ゴミはちゃんと持って帰りますし、動植物の採集はしませんとも」
自然の中でのルールですよねえ、とずれたことを言う。
いわゆる観光のマナーレベルの話だった。
間抜けな人間に終始することで、自分に警戒心を抱かせない狙い。
「ところで、あなたは魔術師さんなんですねえ」
「このあたりに何か珍しいものとか、あるんです?」
359
:
名無しの魔術師
:2014/08/16(土) 00:03:17 ID:tNM.Gn2w
>>357
追記
シャルムには思い当たる節があるだろう。
かつて共に戦ったこともある小柄で赤い髪の闇使いの少年と、
彼の傍にあった暗い金髪の少年霊の名前だ。
360
:
シャルム
:2014/08/16(土) 00:13:51 ID:PWDrfzFk
>>357
「……むっ、何故あなたがそれを?」
まるで自分の心の内を探られたようで不快に感じて
とはいえ心当たりが無い訳ではないが
>>358
「流石にそれは……私が前に出会った聖者の祠も、街外れにぽつんと立っていただけですし
ここよりも教会の権威が大きな国ならば、そういった物も出来るのでしょうが……失礼しました」
自分達の不遇を他所の国の人間に言っても仕方ないと省みて
「私自身、あまり熱心なほうではないので一度初心に帰ってみようと思いまして
魔術というものは本当に素晴らしいと思います。でもそれだけではやはり……」
361
:
ダルシー
:2014/08/16(土) 00:19:51 ID:???
>>360
「なるほど。それじゃあ、ここが碑なら、復元されるだけってところですかね?」
「あんまり仰々しいのもバカバカしいんですけど、何もされないのも寂しいですよねえ」
うんうん、と頷き、手をぱたぱた振って。
「魔術の修行か何かです?」
「魔術はー私はからっきしでしてねえ……使えるだけでもすごいと思っちゃいますよ」
たはは、と力なく自嘲するように笑う。
362
:
アーベント
:2014/08/16(土) 00:25:04 ID:tNM.Gn2w
>>358
「確かにそれも重要だが……」
思いがけず軽い呆れを感じる。
「いや、この辺りに何があるかは私にもわからぬ。
魔力現象を察知したというだけなのでな……」
これもまた嘘ではない。
しかし、何故私はこの迷子と腹の探りあいのような会話をしてしまうのであろうか……。
>>360
ふ、と表情を崩す。
「あの二人は私の義弟でな。
繁華街で魔術事件に巻き込まれたが、
良きシスターと出会えたことで無事に切り抜けられたと聴かされたことがある」
363
:
ダルシー
:2014/08/16(土) 00:31:55 ID:???
>>362
「はあ、魔力現象ですか……?」
(確実にこの瓦礫ですネー。多分)
見る人が見れば、この瓦礫のある一帯は魔力が濃いのがわかる。
マナの溜まるホット・スポットにも似ているため、不自然な程ではないのだが。
「やっぱり、鬼火が瞬くとか、季節外れの雪とか、そういった何かが?」
「見れたら土産話にできますよねー。どこで見れたんですか? 近くなんでしょう?」
ぐいぐいと、好奇心旺盛な観光客丸出しで食いつく。
364
:
シャルム
:2014/08/16(土) 00:34:08 ID:PWDrfzFk
>>361
「しっかりと道を記して、巡礼者が向かいやすいようにするだけでも随分と違うと思うのですけれどもね
しゅ、修行ですか……むしろ逆ですね。かつて神のために戦ったり、人々を救う人が居た事で
今もってなお神が忘れられずに今に至るのです。そうした思いを忘れないように……ですかね」
じっとダルシーの事を見つめて話す
「魔術ですか……うーん、あなたは魔術を扱う聖職者というのはどう思いますか?」
>>362
「そうでしたか。それは何よりです
……ですが、それを伝えたいだけならわざわざこんな所まで来なくてもと思いますが」
365
:
アーベント
:2014/08/16(土) 00:41:37 ID:tNM.Gn2w
>>363
「……現象と言えど目に映る物ばかりではない。
私も肉眼で見たわけではなく、魔力の変動を察しただけなのでな……」
軽く押され気味になってしまう。
>>364
「先ほども言ったが、私は探し物に来たのだ。
そなたがここに居ると知って来た訳ではなく、な」
魔力溜まり化している地点があると同僚から聞き、よもやと思い来ただけなのだ。
最も、現状では空振りであったようだが……。
―これは私と彼の"力"ではないようだ。
「だが、ここで会ったのもそなたに言わせれば神の導きであろうな。
もしそなたがこの一帯を調査するのならば手伝わせてはくれぬか?
義弟達が世話になった礼だ」
366
:
ダルシー
:2014/08/16(土) 00:43:32 ID:???
>>364
「まあ、道しるべがあると旅は安心しますからねえ」
「巡礼の旅、聞いたことはありますよ〜? ラダ国のとこのオドリック大聖堂を目指す巡礼とか、なかなか熱いそうじゃないですか」
信心深い人じゃなければできない、とかなんとか楽しげに話し
それから、シャルムにそう質問されると、とたんに目を点にして。
「へ? そりゃどういう……あ、……あ、えと、こほん」
(あぶな。魔術と魔術と奇跡で分けて考える文化の人ですか、って叫びそうになった。あぶな……)
「えーと、言ってる意味がよく……? ごめんなさい、神様については詳しくないので」
367
:
ダルシー
:2014/08/16(土) 00:48:49 ID:???
>>365
「え? あ、そうなんですか、それじゃ私にはわかりませんねぇ……」
(他に何かあるかもと思ったけど、逃げられたなあ)
「あー、そうだ。あなたには名乗ってませんでしたね。私、アリスン・アビントンって言いますー」
何かあればどうかよろしく、と頭を下げて。
「やっぱり魔術師と知り合いだと旅行先でトラブルあっても頼りにできるかもー、なんて思ってませんよ?」
368
:
シャルム
:2014/08/16(土) 00:56:42 ID:PWDrfzFk
>>365
「むむ、そうですか。……しかし宜しいのですか?手伝うとはいっても私はまだまだ若輩です
見返りになるような物はあまり……」
そもそもシャルムは探索する手段すら殆ど持っていない
>>366
「熱い……ですか?そうですねえ、私は帝国から殆ど出た事が無いので
いつか行ってみたいとは思っていますけど……」
何か大きなイベントかと思って一瞬身構えてしまった
「……すみません。こういう問題は私たち神に仕える身でさえ難しい問題でして
実は……」
あまり公になってはいないが、魔術を扱う教会の聖者の碑が魔術を嫌う聖職者達に破壊されそうになったという事を
かいつまんで話す
「……何というか、馬鹿馬鹿しい話ですよね。ごめんなさい、今の事は忘れてください」
369
:
アーベント
:2014/08/16(土) 01:04:34 ID:tNM.Gn2w
>>367
「改めてそなたにも名乗ろう。アーベント・デア=フォーゲルヴァイデだ」
「あまり当てにせぬほうがよいぞ?
魔術師は往々にしてトラブルを呼び込みかねんからな」
さあ、と風が吹き抜ける。
右袖が霊体であるこの右腕をすり抜けて靡いた。
>>368
「礼をするに見返りなど求める必要はなかろう?」
しかし、見る限り今のシャルムは調査の為の装備はしておらぬようだ。
現場の確認のみといった所であろう。
―私の左手付近から微かな声がした。
どうやら仕事の時間のようだ……。
「協力を申し出ておきながらすまぬが、急用が出来た。
また機会があればお会いしよう」
シャルムとアリスンに一礼し、身を翻す。
370
:
ダルシー
:2014/08/16(土) 01:08:10 ID:???
>>368
「ははぁ、なるほど。そんなことがあったんですねえ」
(なかなか面白い話を聞けたかも)
「いえいえー、私なんかは、詳しくないだけ魔術を使うから何だって感じですけど、宗教はムズカシーですからね」
「正しい方を神様は認めてくれるんじゃないです? 魔術の排斥はナンセンスだと、おもっちゃいますけどね。使えない身としては」
たはー、と自分の頭を小さく小突いて。
魔術は使えない、ということを気にしたような言動だった。
……コンプレックス、なのかもしれない。
>>369
「いやー、まあ、縁があればの範囲ですし、何か謂れのない罪で当局に捕まったらうっかりあなたの名を叫ぶかもしれないって程度で、ええー」
ついうっかりでトラブルに巻き込む宣言である。
迷惑な話だが、本人の悪気はない。少なくともそう見える。
>>ALL
「まあー、なんです、気にしないでくださいよ。ええと、それじゃ、私はもーすこーし歩きますので、それでは!」
ずびし、と手を挙げて、ふらふらと先へ先へ進んでいく。
ハイキング続行ということなのか、相変わらず迷っているのかは、不明だ。
(迂回して一度戻りますよぉ〜。後日に再調査ですねー)
//眠気がきついので、こんなところで! お付き合いありがとうございました!
371
:
ラウス
:2014/08/17(日) 00:24:36 ID:???
>>342-344
「っと……!?」
突如、飛び出してきた新手に驚きを見せる。
しかしただ驚いているだけではない。すかさず懐へと右手を忍ばせ、咄嗟に取り出したナイフを二本構え、
「おいおい、好きにしろって言っておきながらハメるつもりだったのか? 聖職者が聞いて呆れる、ぜっ!」
一つはレノへと襲い掛かる新手の顔面、もう一つはレノの槍を受け止めているペテロの顔面へとそれぞれ狙い放つ!
372
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2014/08/17(日) 02:58:00 ID:mcvF.5Ug
>>343-344
、
>>371
「まったく、次は誰が出てきたんだ?
アンデレあたりか!?」
誰も彼もが戦闘状態の中
ショウヘイは新手に向かい、巨大な十字架を投げ飛ばした。
ラウスのナイフに続く二撃目として
膠着状態を脱したいのは全員同じだろう。
373
:
【イベント】
:2014/08/17(日) 19:05:50 ID:lCYHVvRE
>>344
新たに出現した新手に対しては、レノは特に反応しなかった。
何故ならば、腕だけは信用できる
ラウス、ショウヘイの2人が新手に対して反応したのを確認したからである。
「(カッコ、ただし性格や人間性は全く信用していない。カッコとじ)」
ペテロに突きを防がれたところで、一度槍を後ろへ下げるが、
間髪を空けずに槍を振り上げ、上からペテロの剣を打つ。
疲労が溜まるペテロの腕力では、剣を放しはせずとも、剣先を地面につけてしまうほど、
重く感じる衝撃になるだろう。
>>371-372
「(餞別だぜ)」
ペテロとの戦闘を行いながら、ラウスとショウヘイに強化の魔術をかける。
時間としては3分(3レス分)ほどしかもたないが、
ラウスが投擲したナイフの速度は上昇し、
ショウヘイが投擲した十字架の攻撃力も上昇する。
加えて、以下2レス分の行動も何らかの強化を受ける。
>>345
「……」
少女に気を遣った話し方が功を奏したのか、少女は頷き、メアリーの提案を飲んだ。
「では、ここに留まる意味は無い……メアリーの家、向かう」
メアリーの行動を待たず、ゆっくりと森の外側へ向かい、歩を進める。
374
:
ペテロ
:2014/08/26(火) 02:18:28 ID:3cQHs10o
>>371-373
「これは予想外だね、本当に予想外だよ・・・!!」
レノの一撃に耐えきれず、剣の切っ先が地面へと叩きつけられる。
その衝撃でよろめいたところに強化されたラウスのナイフが迫ってきた。
ペテロはとっさに顔を逸らすことで直撃は避けたが、右耳がざっくりとえぐり落とされてしまった。
金髪の髪の隙間から、血が止めどなくあふれ出ていく。
さらに、飛び出してきた新手はラウスのナイフを腕で受けるが、
追撃で飛んできたショウヘイの十字架をモロに受けて倒れ込んだ。
しかし驚くことにすぐさま立ち上がり、レノに向かってまばゆく光る魔弾を打ち込んだ。
魔弾は特に変哲もない攻撃だ。当たれば痛い。場合によっては重傷にもなるだろう。
だが、レノ達にとっては避けれない程ではない。
レノへの攻撃を確認したペテロはその背の羽をはためかせて大きく後ろに後退した。
375
:
メアリー・ジェインウェイ
:2014/08/26(火) 20:37:11 ID:QGcD3Vy2
>>373
「ありがと。それじゃあ……」
ちら、と他の連中を見遣り、心中で呟く。
「(全く、愚かだわ。
処刑人も聖王庁も最終的には力づくで奪えばいいなどと考えているのだもの。
おかげで私たち―
魔種監査局が正統となれる)」
"監査対象"を手中にした以上、今はペテロの権能も無視して構わない。
黒薔薇は地に舞い落ちた。
どうやら死者蘇生か死体操作法のようだが、そのような魔術、いくらでも破る手はある。
処刑人もそうだ。いずれ彼らが流させたものと同量の血を彼らは流すだろう。
元処刑人のレノとラウスは―果たして味方に引き込めるかどうか。
レノは騎士と繋がっているようだし、少なくとも敵には回さないようにしたい。
「っと、ちょっと待って?」
少女を呼びとめ、胸に挿した黄金の薔薇を手に取る。
「歩いていく必要はないわ」
少女の横に並ぶと、薔薇は煌く花弁を二人の周囲に舞わせた。
聖王庁のバルトロマイも扱う薔薇の魔術の一つ、
自身の家である薔薇園へと転移する魔術だ。
ペテロに感づかれる危険性はあるが、ショウヘイとラウス、そしてレノを相手にしているのだ
うかつには手を出せないはず……。
376
:
ラウス
:2014/08/28(木) 00:38:18 ID:???
>>372-374
「逃がしゃしねえよ」
懐から取り出したナイフを構え、後退するペテロへと距離を詰める。
レノが施した強化の恩恵だろう、今までを大きく上回る速度で迫り行く。
ペテロの後退よりも素早く詰められたのならば袈裟掛けに斬り掛かり、詰められぬのであれば再度、投擲を見舞うだろう。
投擲の場合、狙いは眉間。真っ当な人間であれば間違いなく急所たる点だ。
377
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2014/08/28(木) 02:48:26 ID:???
>>373-374
、
>>376
「…!」
体の内側から力が湧いてくるの感じ、
ショウヘイは倒れこんだ新手へと接近した。
(強化の魔術…レノかラウスの援護か)
距離を詰める間に、そう考えたが
すぐに頭を目の前の相手へと切り替えた。
手を頭上へとかざし、何やら一言口ずさむと
投げた十字架がショウヘイの下へと戻った。
処刑人やペテロなら知っているだろうが、ショウヘイは
簡単な魔術を一言にショートカットできる。
「さて、翼の生えたもう一人の顔でも拝むか!」
新手が起き上がる前に距離を詰められたなら
マウントポジションを取れるはずだ。
378
:
レノ
:2014/08/31(日) 13:25:37 ID:b/XPgc0w
>>374-377
謎の新手の攻撃は、ショウヘイの追撃の成果もあり
正確にレノを捉えることなく、わずかに右に反れていった。
ラウスがペテロを追撃し、
ショウヘイが謎の新手の抑えつけ……
「!」
もう1つの謎の気配(
>>375
)に気付いた頃には、
既に転移らしき魔術が行使され、気配の主はそこには居なかった。
(チッ、敵はこいつらのみと決めてかかっていたが、いつの間にか"漁夫"が紛れていたとはな……)
レノはメアリーが居た場所に移動し、その場にいた者の痕跡や
手がかりを探し始める。
379
:
メアリー・ジェインウェイ
:2014/09/01(月) 23:27:50 ID:QGcD3Vy2
>>378
レノが察知した周囲には、こんなところに咲いているはずもない黒い薔薇の花弁が散っていた。
それはメアリーが少女を捜索し、ペテロの呼んだ新手を観察する為に撒いたものの残りだった。
聖王庁に薔薇を操る者がいるというが、レノの持つ情報の中にあるだろうか。
----薔薇園----
メアリーと共に転移したであろう少女の視界に、金色の花畑が映る。
「ちょっと驚かせちゃったかしら。ここが私の家よ」
金色の花は全て気高く咲き誇る薔薇。
周縁部に植えられた花もまた薔薇であり、それらは赤や黒、そして白の花をつけている。
薔薇の合間には石畳が敷かれ、その先は屋敷に繋がっていた。
振り返れば、茨で仕立てられた門が静かに葉を揺らしている。
「さあ行きましょう? 美味しいお茶を入れるわね」
少女のほうを向き、優しく声をかけ歩き出す。
(うまく撒けたわね。
……ジュリィには悪いけれど、これで処刑人は聖王庁の仕業と思ってくれるはず。
あんな過激派連中は潰しあってくれればいい、そうテオドール様も仰っていたもの)
380
:
名無しの魔術師
:2014/09/12(金) 02:49:18 ID:3cQHs10o
>>376-379
「……初任務以来の大失態だな」
ラウスの一撃はペテロを袈裟に斬り、まるで絵画のように赤い血が二人の間に散る。
遅れて後退した事になったペテロは膝を突いてレノが移動した方角を見るが、すぐにラウス達に視線を戻した。
「我が神子が失われてしまったようだ…早急に戻らないといけないから……行っても良いかな?」
一方、ショウヘイの方は
マウントを取ることはかなわなかったが、対峙する形になり
レノへの魔弾は逸れてしまった。そして、新手の顔が明らかになる。
髪は金色になり、肌は白く小さな翼も生えているがー
その顔は間違いなく、ペテロが死んだと言ったマーシュのものだった。
381
:
ラウス
:2014/09/16(火) 22:38:36 ID:???
>>377-378
>>380
(おや、これは……)
レノがこの場を離れた事と、ショウヘイが新手に対し仕掛けた事を確認する。
戦況が変化する最中、ごく僅かな思案に時間を要した後、
「――それはお前次第だな」
余談だが……レノとショウヘイの両名とは距離が開いている。
常人を大きく上回る彼らなら聴覚も相応に鍛えられているだろうが、それでもこの喧騒の中、まともに会話を聞き取る事は叶わない筈だ。
「そんなに行きたけりゃやる事は一つ。“力尽くで押し通る”しか無いだろう?」
ある一点を強調した物言いの後、再度ラウスは構えた。
先に動く気配は無く、ペテロが仕掛けるのを待っているのだろう。……そう、彼は“ペテロの攻撃を待っている”のだ。
382
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2014/09/18(木) 01:09:12 ID:???
>>378-381
新手の顔を見たショウヘイは
表情にこそ出ていないが、内心は驚愕していた。
「何の冗談だこりゃーよぉ。
マーシュ、お前が聖人になるには
ちょっと無理があるぜ」
処刑人だからな、と付け加えた。
(奇跡の力ってのは正に神の所業なのか?ぺテロ坊を倒せばはたまた解放されるのか・・・)
383
:
名無しの魔術師
:2014/09/21(日) 20:46:47 ID:Y1S9igDo
>>380-381
既に溜まった疲労、受けた傷の回復は叶わないが、
先ほど受けたレノの術の効果はどうやら切れているようだ。
効果が絶大な反面、持続時間はそう長くはもたない、といった所であろう。
魔術の行使によって体力が奪われることが無くなった以上、
ペテロはラウスに対して、特にリスクを考えることなく攻撃を加えることができる。
>>382
「奴がどんな手品を使ったのだとしても、コイツは聖人でもなければマーシュでもなく、動く屍に過ぎない」
ショウヘイの横で、槍を地面に突き刺し相手の出方を伺う。
「もしお前(ショウヘイ)が聖職者であるのなら、安らかな眠りにつかせてやる他はないな。俺でもそーする」
384
:
少女
:2014/09/21(日) 20:53:45 ID:Y1S9igDo
>>379
「その前に」
歩き出すメアリーの後ろで立ち止まったまま、メアリーに声をかける。
「あの場所に居た人達、教会の人間……か?」
「そして、メアリー。貴方は、教会の人間か?」
無表情で、陰鬱な雰囲気を変わらず放ちながら、そうメアリーに問いかけた。
385
:
ペテロ
:2014/10/04(土) 17:30:24 ID:3cQHs10o
>>381-383
ラウスの言葉を聞いたペテロは半分感心したように…
そして半分苦々しい表情で笑みを浮かべた。この詰まった状況をどうにかしてくれるのだろうか?
ラウスは味方ではないが、この場を一瞬でも離れたい事に変わりはない。
……乗ってみるか。ペテロはそう判断した。
「レノ君の言うとおり、彼はマーシュなどではないね」
ペテロは自分の身が万全になった事を察し、また饒舌に話し出した。
「彼はまさに使途、僕ら聖王庁と共に『かのお方』を崇拝する信者の末端さ」
「君らのような、陰鬱な処刑人とはもはや比べることも……失礼なのさ!!」
ペテロは逆十字の剣をラウスに向けて振るう。あからさまなタイミングだ。
ラウスは避けることも防ぐことも出来るはずだ。もし、ラウスが待っている攻撃が飛び道具でないのなら
次の瞬間に斬りかかるまでだ。
使徒と呼ばれたマーシュがいる限り、ショウヘイはすぐにラウスの援護もできないだろう。
386
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2014/10/05(日) 19:18:35 ID:???
>>383
はぁ、と肩から力を抜き
「奇跡の力にも困ったもんだな。
動く屍を作り出すとはよー」
お前はどうするんだ?というような目でレノを見てから
「本当に聖職者として相手してやらなきゃならねーな」
と巨大な十字架を構えた。
>>385
「マーシュ、仕方ねー。
俺が天に還してやる」
手始めに巨大な十字架を
腹部目掛け全力で振り抜いた。
387
:
ラウス
:2014/10/07(火) 21:13:35 ID:???
>>385
振るわれた一撃を素早く屈む事で回避する。
ならば、とペテロはすかさず斬りかかっただろう。
それを見て回避は間に合わないと判断したのか、剣戟を逸らそうとラウスはナイフを構え――“間に合わなかった”。
どさり、と。鈍い音と共にラウスの右腕の肘から先が地面を転がる。
守りに入ったナイフは根本から切断されていた。一々記すまでも無いが、ペテロの一撃を受けた事によるものだ。
何故このような結果になったのか、実に簡単な事だ。
処刑人として最低限必要な技術を身に着けているとはいえ、白兵戦を得意としていないラウスが一時とはいえペテロに迫れたのは“強化”の恩恵だった。
そして、それがたった今、まるで見計らったかのようなタイミングで失われてしまったのだ。
「ぐ、っ……!!」
既に役目を終えたナイフを手放した左手で、右腕の切断面を抑えている。
ペテロの技量のお陰、と言っては可笑しな話だが、血は殆ど流れていないようだ。
だが、出血量の多少など既に問題では無い。ラウスが戦闘不能に陥ったのは見て明らかな事実である。
マーシュだったモノ、使徒が健在である以上はレノとショウヘイの両者とて即座に駆け付ける事は不可能同然だろう。
つまり――ペテロが離脱するにあたって最も大きな障害は、たった今消えたという事だ。
388
:
名無しの魔術師
:2014/10/07(火) 22:43:55 ID:hDisBCLY
>>385-386
ショウヘイの声なき問いに対しての答えは、既に行動で示そうとしている所であった。
マーシュであったモノの額に向け、何の仕掛けも施していない魔縄を放つ。
魔縄には何の仕掛けもないが、魔縄を放った手が握るのは、ある国では棒手裏剣等のように呼ばれる
棒状の凶器。
彼の額に魔縄が張り付いたのであれば、その凶器からすぐさま手を放す。
魔縄が持つ伸縮性を利用して、次の瞬間には凶器がマーシュの頭蓋を静かに貫通するだろう。
相手が少々腕の立つ魔術師であっても、有無を言わさず即殺することができる殺人術。
>>387
マーシュに攻撃が当たったのかどうかも確認せず、
勝負のついたペテロ・ラウス側へ顔を向ける。
「ちっ」
恐らく今から攻撃しても間に合わないであろうことを知りながら、
指先だけペテロに向ける。
389
:
ぺテロ
:2014/10/19(日) 23:54:06 ID:lalOzNBo
>>386-388
「フフ…!」
ラウスを突破したぺテロは、そのままレノの指先の軌跡からも外れ
翼を広げて空を舞った。
(しかし、僕がこの失態か…仕方ないとは言え使徒も増やしてしまったし…まあ、これも主のお導きか)
マーシュ…使徒はショウヘイの一撃を両手で受けるも大きく仰け反り、そこにレノの投擲が炸裂する。
眉間を打たれ、そのまま仰向けに倒れた。
390
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2014/10/23(木) 01:14:54 ID:???
>>387-389
仰向けに倒れたマーシュだったものを見下ろし、自身の十字架にくくりつけた。
「おい、向こうはどうなった。
ラウスの方は大丈夫なのか?」
視線は十字架かから外さずに
レノに問い質した。
391
:
ラウス
:2014/10/24(金) 19:44:29 ID:???
>>388-390
「こりゃあ……追いつくのは無理だねえ……」
顔を俯かせたまま、辛そうに言葉を紡ぐ。
視線を向けずとも状況の変化を感じ取ったのだろう。
「まったく……珍しく出しゃばってみればこのザマだ」
呼吸は荒く、ペテロの方へ視線を向ける余裕はなさそうだ。
392
:
レノ
:2014/10/25(土) 00:40:47 ID:G1B3Tk.Q
>>389
ペテロが飛び立ち、レノの指先から少し遅れて放たれた魔弾は空を切った。
「退くのであれば、追いはしない。だが、次に相見える時はそれが最期と思え」
宙に浮かぶペテロを見てそう言うと腕を下す。
>>390-391
「いや……見た様子だと無事ではないみたいだ」
そうはいうものの、自分からラウスを助けようとはしない。
「腕が切れたようだが、幸い傷は綺麗なようだ。命に別状はなさそうだな」
393
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2014/11/23(日) 12:53:15 ID:???
>>391-392
(俺の次の行動としては、ラウスを捕えるってのもありだな。
あわよくばレノも……)
二人を見やり思案する。
(いや、捕えたマーシュをどうにかする方が先か?
あークソ…どうするか)
394
:
ラウス
:2014/12/14(日) 21:29:56 ID:???
>>392-393
「そうだな……あの野郎、無駄に剣技に優れてやがる。“直らない”わけじゃなさそうだ」
と、何処か含んだような物言いをしてみせる。
どういう事かと二人は思考するかもしれない。しかし、その間も与えぬほどに次いで、
「――やめとけ、俺の能力を知らない訳じゃないだろ。
その気になりゃ、腕一本犠牲にして逃げる事ぐらいワケないんだぜ」
口元を歪めたラウスの視線の先には、切り落とされた右腕がある。
森の中では多少なりと見辛いだろうが、傷口からは血と思わしき赤い液体が流れ出ている。
抑えられていない右肘の切断面とは異なり、その出量は決して少なくない。
……そう、液体だ。
それも恐らくは、ラウスの魔力を既に含んでいるモノ。
彼の魔術は“液体に魔力を浸透させる”という前提さえクリアすれば、後は彼の意志一つで発動するのだ。
気絶でもしていれば話は別だが、意識が明瞭である以上、ラウスは確かな武器を用意している状態に在る。
「ま……どうしてもやりたきゃ好きにしろよ、俺にとっちゃ、傷がもっと増えるってだけの話だ」
395
:
レノ
:2014/12/14(日) 21:53:41 ID:YFZFZGnM
>>393
「ペテロは消えたし、そのゾンビももう動かないようだな」
ショウヘイの方を振り返る。
「ところで、イキシアの方は放っておいていいのか?
俺は、引き渡すようには言われたが、イキシアを守れとは言われていない。
もし、知られてはいけない秘密が教会にあるのだとしたら、辞めた俺より
イキシアの方が重要な事を知っている気がするがな」
回りくどい言い方だが、
要は「俺を見逃せば、代わりとしてイキシアを追うことを黙認する」と言っている。
>>394
「(あの言い分は、自分の血液すらも武器に出来るということか……?だとしたら、無茶するぜ)」
「一応ハッキリさせておくが、俺にその気はないぜ。」
396
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2014/12/15(月) 01:08:36 ID:???
>>394-395
ラウスとレノの言葉を聞き
数瞬、思考を巡らせるが
(完全に2対1の状況になっちまうか。
さすがにこいつら二人をまとめて相手にするのは面倒だ)
「・・・ふぅ、分かったよ。
ならお言葉に甘えさせてもらうぜ?」
俺はイキシアを追う。
そう告げて、巨大な十字架を納めた。
マーシュを磔にしたままでシュールではあるが
397
:
ラウス
:2014/12/16(火) 01:01:51 ID:???
>>395-396
自分を攻撃する意志が無い事を感じ取ったか、ようやく視線をそちらへと向けた。
レノ、次いでショウヘイへと視線を移し、
「さっさと行けよ……こんなザマだが見世物じゃないんだぜ」
と、減らず口を叩いてみせる。
そして右肘の切断面を押さえる事を止め、転がっていた右腕へとフラつきながらも歩み寄り、ゆっくりと拾い上げた。
切断され地面に転がっている右腕からの出血具合はそのままだが、抑えていた右肘の切断面からの出血は、僅かに垂れる程度に治まっている。
恐らく血液の流れを操る事で無理やり押し留めているのだろう。応急処置としても荒療治過ぎるが、失血死よりはマシという事だろうか。
398
:
レノ
:2014/12/16(火) 20:40:17 ID:RWhZuHgc
>>396-397
レノは槍を手に取り、
じゃあな、とだけ言い残しその場を去った。
レノはこの後も消えた少女の行方を追うのだろう。
帝都がある方面とは別の方向へ去って行った。
399
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2014/12/17(水) 02:22:53 ID:???
>>397-398
レノが去ったのを見送ると、ラウスを一瞥し
「こんな所で野垂れ死ぬんじゃねーぞ?」
そう告げて、捕縛されたイキシアを追っていった。
400
:
名無しの魔術師
:2014/12/21(日) 14:18:23 ID:gxOC3bfs
>>399
イキシアを捉えたのがレノの仲間ならば帝都の方面へ向かうだろう、
とショウヘイは大体の目途をつけ、イキシアを追って行った。
しかし、200m-300m程移動したところで、空気の変化を感じる。
空気の変化とは、魔術的な効果ではなく、人が息絶えた後の死の香り。
つまりは、この先で何者かが死んでいる……そんな異常を
ショウヘイの第6感は感知した。
401
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2014/12/22(月) 00:43:56 ID:???
>>400
「ふぅむ・・・」
少し進み、微細な空気の変化を感じた。
辺りを見回し、遮蔽物がないか確認をする。
誰かが隠れている可能性も考えられるし、同時に自分が身を隠せる場所にもなる。
「イキシアが脱出でもしたか?」
様子を見つつ、前進する。
402
:
名無しの魔術師
:2014/12/23(火) 19:47:23 ID:???
>>401
そこは崖にも近い森の外れ。
暫く様子を伺ってみたが、生きている人の気配や影は見当たらない。
ただ、魔力の残滓のようなものが漂っている。
そして、少し視線を前にやると、
無惨にも上半身と下半身が泣き別れた惨殺死体が転がっている。
騎士の鎧を纏っているが、切断面付近は鎧の金属が減し曲げられている。
何か強力な攻撃により、一撃で殺されたのだろう。
不自然なのは、騎士がまだ武器を抜いていないことだ。つまり、騎士は敵を認知する前か、認知しても反応する前にやられている。
崖の方に目をやると、崖の淵に少女が履きそうな小さな靴が一足だけ乱暴に転がっている。
403
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2014/12/24(水) 21:52:51 ID:???
>>402
(ありゃ騎士だな。イキシアを連れていったやつかは分からねーが)
辺りに気配がないことを悟り
騎士にゆっくりと近付いた。
「切断面を見ると、鋭利な刃物ってよりかは
力強く断ち切った感じか?」
更に靴が転がっているのを見つけ
取り合えず自分の頭に乗せた。
(これはイキシアのか?
さすがに足の大きさまでは分からないな)
崖から落ちたのか、そう思い
崖下を覗きこんでみた。
404
:
名無しの魔術師
:2014/12/26(金) 00:00:24 ID:0ge.jUeI
>>403
崖の下を覗くと、
水面に浮かんだ少女の遺体――イキシアの姿があった。
落ちた時に頭を打ち付けたのだろう。近くの岩には大量の血液が付着している。
レノという例外は居るが、思えば任務を失敗した処刑人達の末路は
死あるのみ。
イキシアもその例に漏れなかったということだ。
とすると、騎士やイキシアを殺害したのは処刑人の誰かということになる。
海の底へ沈んでいくイキシアと、彼女らを殺害した処刑人に対して、ショウヘイは何を想うだろうか。
ひとまず、辺りを見る限りこれ以上の収穫は無さそうだ。
後は自分の帰るべき場所へ帰るか、寄り道をするか、ショウヘイの自由だ。
405
:
ショウヘイ・ヘーイ
:2014/12/26(金) 21:31:25 ID:???
>>404
「世知辛いねぇ・・・たく
向こうではせめてマーシュと仲良く暮らせよ。」
そう呟いたショウヘイの表情からは
何も感情は読み取れなかった。
「消えた少女の手掛かりもないし
一度俺も帰るか」
頭に靴を乗せたまま
ショウヘイはその場を後にした。
406
:
黒騎士
:2015/01/07(水) 21:58:07 ID:0ge.jUeI
処刑人と思われる何者かに1人の騎士が惨殺されてから数日後。
騎士団内部では"黒騎士"と呼ばれる対処刑人部隊を集め、
現場の状況説明を兼ねた極秘の会議を開いた。
騎士「レノの報告によると、現場は人が時々通る、という程度の森の外れ。
殺された騎士は気配遮断を身に付けた元・黒騎士であったが、
腰を境に鎧ごと、真っ二つにされていた。
まず、この時点で相手はこの騎士より上位の隠密技術を持っていることが考えられる。
更に、この騎士は武器を抜いていない。抜く間もなかったのだと推測すると、
可能性はより高いだろう」
騎士は当時の状況を振り返りながら、
そこから導き出される可能性を一つ一つ説明する。
騎士「もう1つ目を見張る点は、魔術行使の跡があったことだ。
詰まるところ、敵は殺された騎士よりも洗練された隠密能力で騎士を待ち伏せ、
強力な魔術で騎士を攻撃した、といった線が有力だろう。
ここまでで何か質問はあるか?」
騎士がひとしきり説明を終えると、この場に集まった黒騎士達に
視線を向ける。
黒騎士の1人であるテレンス・ヘイズは
無表情のまま騎士の方を見ている。
否、見ているというよりは、睨んでいるのかもしれない。
同じく黒騎士の1人のアニカ・ルイスは
頭を抱えて何かを考え込んでいるようだ。
407
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/01/10(土) 02:58:11 ID:???
>>406
はい、と手を上げたのは
絶対正義を掲げる、見た目17〜18歳の少女だ。
「その騎士は悪党にやられたのですか?」
皆目検討違いの質問をしてみせた。
ましてや善悪という話をしているわけでもない。
「早く探しだして断罪しましょう」
髪をポニーテールにまとめた少女は
そうはっきりと良い放った。
408
:
黒騎士
:2015/01/10(土) 21:28:07 ID:0ge.jUeI
>>407
騎士「そうだ。処刑人という連中が、信仰の中心である教会の組織であるとしても
むやみに他人の命を奪う者が正義であるわけがない。
よって、彼らは悪党だ。そして、今回の事件は正義の名の下にある我々への宣戦布告である」
黒騎士達の士気を上げよう、という狙いもあってか、力強い言葉で言い切る。
騎士「連中の宣戦布告に対し、我々は断固、処刑人を撲滅しなければならない」
騎士がそう断言し、2・3秒の間が空いた後にテレンスが挙手し、口を開く。
テレンス「大切な部分が不明確になっているが、要するに『処刑人は見つけ次第、全員殺す。』
ということでよろしかったですかな」
騎士「そうだ」
テレンスの質問に対し、間髪を空けず即答する。
騎士のその答えを聞いた瞬間、頭を抱えていたアニカも何か吹っ切れたように、
両腕を組み、椅子の背もたれに寄りかかった。
テレンス「クリシュターナさん。連中を炙り出す方法を1つ思いついたのだが、
聞いていただけますかな」
409
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/01/11(日) 15:48:02 ID:???
>>408
「はい、何か方法があるのですかテレンスさん!
もちろん聞きます!悪党は断罪しなければいけないですから」
身を乗り出し、明るくそうテレンスに告げる。
410
:
黒騎士
:2015/01/16(金) 20:08:06 ID:0ge.jUeI
>>409
騎士「アイデアがあるなら、俺も聞くだけ聞こう」
アニカも無言でテレンスに視線を向ける。
テレンス「死亡していたイキシアが実は生存していたという偽の情報を流すのだ。
加えて、一般騎士達を海底都市に向かわせ、調査を行っているフリをする。あたかも此方が『何らかの情報を聞き出した』
と思わせるようにですな。
その後、処刑人達がどう動くかは半分賭けだが、私の勘では、先にここを攻めてくると思う。それを我らが待ち受け撃退する。
という流れだよ。
そうすれば、探すまでもなく奴らから勝手に飛び込んでくるというわけさ」
騎士「勘、と言ったが、わざわざ一般騎士を調査のフリに赴かせ此方の戦力を減らす意味があるのかね」
テレンス「処刑人は、人が多い場所には来ないでしょう。それに、役立たずは居るだけ邪魔だ」
テレンスは不敵な笑みを浮かべ、クリシュターナに視線を向ける。
テレンス「飽く迄アイデアの一つだ。クリシュターナさんは、何かアイデアはあるかな?」
411
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/01/17(土) 00:48:11 ID:???
>>410
「テレンスさん素晴らしい案ですね!
私はそういうことを考えるのが苦手なので
悪党を一人ずつ断罪していけばそのうち辿り着けるかなと
安易に考えていました」
まさかこちらに呼び込んでしまうなんて
と小声で頷きながら、納得している。
「逆転の発想ですね!
すぐにやりましょう!」
412
:
黒騎士
:2015/01/18(日) 23:10:04 ID:0ge.jUeI
>>411
テレンス「そう言って頂けると嬉しいですな」
騎士「……」
腕を組み、テレンスを疑わしげに見詰める騎士。
その視線に気づき、思い出したように一言付け加えた。
テレンス「あと、この作戦は騎士内部でも極秘にやらせていただきますよ。うっかり外部に漏れたなんてことは
許されませんからな。
上層部に上げる稟議書は飽く迄『海底都市調査』という名目で提出させていただく」
騎士「……わかっているとは思うが、事が済んだ後には海底都市調査がダミーであったことが
確実にバレることになる。
その辺りも承知しているんだろうな?」
テレンス「勿論、始末書は私が提案者として、責任を持って書きますよ」
それから数日、海底都市調査の稟議は十分に揉まれる事もなく、すぐに許可が下りた。
かくして、この極秘作戦は文字通り、殆どの騎士に真意が知らされぬまま、実行されることになった……。
413
:
黒騎士
:2015/02/08(日) 23:05:42 ID:8kQoFZIE
作戦当日。
この日は朝から「海底都市調査」という名目で、海岸近くでは騎士による大規模な捜査が始まった。
一方、騎士団の詰所の方では、黒騎士達が自ら処刑人達の囮として残っていた。
しかし、一時間、二時間と敵の登場を待ってもその敵が現れることは無かった。
テレンス「……」
腕を組み、じっとその時を待つテレンス。
既に紅茶を5杯以上飲み干したものの、状況に全く変化が無い。
アニカ「……処刑人は本当にここへ来るのだろうか。よくよく考えれば、普通、これほど警備が薄ければ何かしらの罠だと警戒するのではないだろうか」
アニカは早くも冷静に今回の作戦の落ち度を分析し始める。
一般騎士「テレンス殿、紅茶のおかわりは必要ですかな?」
テレンス「……あぁ、お願いしましょうかね」
一般騎士がテレンスのカップを持ち、部屋を出ていく。
414
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/02/12(木) 01:19:13 ID:???
>>413
同じく紅茶を飲みながら、姿勢良く座っている。
「まあまあアニカさん、もう少し待ってみましょうよ。
悪党はこそこそと来るものですから」
そう言って
「あ、私もおかわりください」
と一般騎士に告げた。
415
:
レーナ
:2015/02/12(木) 21:29:18 ID:???
>>413
>>414
「すいませ〜ん。ちょっといいですかぁ?」
少々間の抜けた声が入口の方から聞こえる。
「この間もらった人相書に、似ている人がさっき外にいたんですけど…」
律儀にネ○ロのチラシを持っていたようだ。
416
:
黒騎士
:2015/02/13(金) 21:03:16 ID:QNHBaRp2
>>414
一般騎士はクリシュターナのおかわりも快く引き受け、部屋を後にした。
アニカ「……確かに、貴方の言うとおりか。気長に待つとしよう」
テレンス「ところで、客人が来たようですな。アニカさんは……いや、私が迎えに行きましょう」
そう言って、テレンスも一般騎士に後に続いて部屋を後にした。
部屋にはアニカとクリシュターナ二人きりになったところで、アニカが呟くような声で
クリシュターナに話しかける。
アニカ「クリシュターナさん。彼(テレンス)が何かに気付いたみたいだ」
>>415
暫くすると、人相の良い騎士が入口に現われた。
テレンス「これはこれはどうも。わざわざご足労頂き助かりますよ。ですが、只今その件の担当者が外しておりまして……」
すると、そうだと閃いたような表情をして続ける。
テレンス「どうです?もしお時間よろしければ、中でお茶でもいかがですかな?」
417
:
レーナ
:2015/02/13(金) 22:56:42 ID:???
>>416
「え〜?ナンパ〜?やだもー!」
そうはいうものの中へ入っていく。
418
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/02/15(日) 12:58:37 ID:???
>>415-417
「あ、来客のようです。
どうやら善良な市民が悪党の情報を持ってきてくれたみたいです」
レーナとテレンスの会話を聞きつつ
アニカに耳を近づける。
「アニカさん、テレンスさんは何に気付いたのでしょうか。
私には特に異変は感じ取れないですが」
アニカに合わせるように小声で答えた。
419
:
黒騎士
:2015/02/15(日) 17:49:07 ID:QNHBaRp2
>>417
テレンス「はははっ、お姉さん程の美人であれば、騎士とはいえ男なら放っておきませんよ」
と、冗談めかしく言いながら、レーナとクリシュターナが居る部屋へと案内する。
>>418
アニカは小声で続ける。
アニカ「私の知るテレンスは来客対応なんて自分からするような人ではないし、最初こそ私に任せようとした。
……テレンスが何を考えたのかはわからないが、客が怪しいとでも言っているのだろうか」
そこで、一般騎士がテレンスと来客の分を含めた紅茶を運んでくる。
一般騎士「いやぁ、テレンス殿も隅に置けませんなぁ。客の若い女性とティータイムだなんて」
アニカ「本当に、何を考えているやら……」
アニカが配られた紅茶に口をつける。すると……
アニカ「……うっ!?がっ……!!」
アニカは突如苦しみながら、夥しい量の吐血をした。
一般騎士「!?アニカ殿!!」
そこへ、ようやくテレンスとレーナが部屋の入口へやってくる。
420
:
レーナ
:2015/02/15(日) 20:17:39 ID:???
>>418
>>419
「もう、職務中でしょ〜?いいのこんなことして?」
テレンスについて部屋に入ると血を吐いているアニカを見る。
「え?ちょっと…何?どうなっているの!?」
421
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/02/16(月) 10:09:46 ID:???
>>419-420
「アニカさん!?」
突如目の前で起きたことに目を見開く。
思考は同時にぐるぐるとあらゆる可能性を考えたが、アニカの体を支えるに留まった。
「テレンスさん!敵襲です!!」
(今現れた客人の仕業?いや、紅茶を口にした瞬間に異変は起きた)
アニカの手から落ちたであろうティーカップを眺める。
(この騎士が既に入れ替わっている可能性の方が高い?)
アニカを支えながら、周りに不審者がいないか
そして今この場にいる人物たちの顔を確認する。
422
:
黒騎士
:2015/02/16(月) 19:24:57 ID:QNHBaRp2
>>420
テレンスはこの状況を前にしても、異様に落ち着いていた。
テレンス「見ての通りですよ。貴方は、証人です。教会を名乗る連中の実態がどれほど悪に染まった連中なのかを証明する、ね。」
不敵な笑みを浮かべつつ、さらに続ける。
テレンス「もし貴方がお祭り好きなら、参加してもお咎めはしませんよ」
>>421
一般騎士「クリシュターナ殿!すぐに応援を呼ばなくては!あと、アニカ殿の救護を!テレンス殿!
ぼうっとしている場合では!」
アニカ「く、リシュターナ、さん……苦し……ッ!!」
アニカは苦悶の表情を浮かべ、すぐにも息絶えるかと思った所で、煙となってその場から跡形もなく消えた。
テレンス「クリシュターナさん。アニカさんは大丈夫です。ただ、今は戦える状態ではないでしょうから隠れてもらっています」
一般騎士「な、なんと!良かった……」
一般騎士はテレンスの言葉を聞き、安堵した……。
そこで、テレンスは突如腰の剣を抜き、一般騎士の首を容赦なく撥ねた。
テレンス「"冷静過ぎる"んですよ……隊長クラスでもない癖に貴方さっきから脈拍も心拍も全く変わってないじゃないですか」
宙を舞った一般騎士の兜は音を立てて床に落下する。
しかし、血飛沫一つついていない。それどころか、一般騎士の"中身"自体が消えた。
テレンス「逃がしたか……でも、きっとどこかに潜んでいますよ。折角ここまで来たんですからね」
423
:
レーナ
:2015/02/16(月) 20:22:38 ID:???
>>421-422
「うぇ…証人?教会って?それより消えたり斬ったり何?」
あまりのことに尻餅をついてしまう。
424
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/02/16(月) 21:59:00 ID:???
>>422-423
「アニカさん!大丈夫です!
すぐに応急処・・・」
と話し掛けている途中に
自分の腕の中から煙のように消えてしまった。
「テレンスさん」
状況を確認しようと再び視線を上げると
正にテレンスが斬りかかり
騎士が消失したところだった。
「やはり今の騎士が入れ替わっていたんですね!?」
レーナを庇うように移動する。
425
:
黒騎士
:2015/02/16(月) 23:12:20 ID:QNHBaRp2
>>423
テレンス「ふふ、申し訳ないね。信じられないかもしれないけど、実は今、極秘作戦中なんだ。
処刑人とか言う、腐った教会の犬どもを駆逐するためのね」
ごく自然と無垢な笑みを浮かべて言う。
>>424
テレンス「そうみたいですね、クリシュターナさん。実は半分以上賭けだったのですが……」
テレンスは今になって信じられないことを言う。
テレンス「本当は、最初こちらのお客さんを疑っていたんですがね……どうにも不思議なことが起こりまして」
テレンスはそう言うと、鎧の中から茶葉の入った瓶を取り出す。
テレンス「あまりに暇だったので、予め、給湯室から紅茶の葉を持ち出しておいたんです。
あの騎士がどういう反応をするのか楽しみたくてね。でも、お客さんを連れて帰ってきて見たら既に紅茶が人数分揃っている。
彼はどこから紅茶を?と思っていた所で、
アニカさん(の分身)が倒れた。その瞬間から、あの騎士の挙動全てが不自然に思えてきまして、とりあえず斬ってみました」
全てを説明し終えると、さて、と話を切り替える。
テレンス「でもこうなると、隠れているアニカさんが危ない。何せ弱っている上に一人ですからね。
ということで、皆で助けに行きましょうー!」
心なしか、敵が現れてからテレンスのテンションが上がっている気がする。
426
:
レーナ
:2015/02/17(火) 19:06:23 ID:???
>>425
「処刑人…あ!思い出した!確か海の中の遺跡で失敗作をけしかけた人間!」
>>424
「で、助けにって…どこに行くの?」
クリシュターナに手を貸されて立ち上がる。
427
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/02/18(水) 01:40:21 ID:???
>>425-426
「テレンスさん、ずいぶんと人が変わったみたいに…」
ぽかーんとその様子をしばらく見ていたが
やがて思い出したかのように、頭を振って気合いを入れた。
「はい!悪党を断罪しに行きましょう!!
結果、それがアニカさんを助けることにも繋がります」
テレンスとは方向性が違うが、結果としては同じということなのだろう。
「あなたは、無理をしないでくださいね。
何かあったら私の後ろに隠れてください。危険ですから」
そうレーナには告げた。
428
:
レーナ
:2015/02/18(水) 20:14:59 ID:???
>>427
(本当はやりたくないけど、もう関わっちゃったしなぁ…逃げても処刑人って追ってくるよねえ…)
心の中では関わりたくないが、ここまで来た以上逃げたら処刑人が消しに来るだろう。
そう考えることができるあたり、意外と三人の中では落ち着いているというか冷めているというか…
「あ、はい。」
クリシュターナの自信に満ちた表情の前にこんな返事が出てしまう。
429
:
黒騎士
:2015/02/18(水) 22:05:54 ID:QNHBaRp2
>>427
「まるで、悪党殺しにしか興味ないような言い方をしていますなぁ」
短く笑い、部屋の出口へと体を向ける。
>>426
「敵がどこに潜んでいるか分からない以上、どこにいるかは言えませんが……
アニカさんが私の指示通り動いてくれたのなら、私が向かう先に居るでしょう」
テレンスはクリシュターナとレーナを振り返りながら、先頭に立つ。
そこへ突如、テレンスの前方に不自然な"円"が浮かび上がる。
クリシュターナとレーナがそれに気づき、身構えた時、
テレンスも同様に右手で剣の柄に手を掛けた。
しかし、次の瞬間には、円から何者かの姿が見えたと思ったら、テレンスの右腕は肩から切断され、宙を舞っていた。
テレンス「ぐは……!」
衝撃で部屋の中へ押し返されるように倒れるテレンス。追撃は無い。
テレンスを攻撃した敵は血の付いた剣を握り、逃げも隠れもせず3人の前に立っている。
無造作に胸まで伸ばした白い髪と、生気のない瞳が特徴だ。
男「以前殺した騎士は、この一撃で既に即死だった。騎士も学習しているという事か……?」
男は宙に舞ったテレンスの右腕が地面に落ちる前にキャッチした。
そしてそれを自分の口元に近づけると、そのまま齧り、食べた。
430
:
レーナ
:2015/02/18(水) 22:29:06 ID:???
>>429
「え?」
円に気付き、何であるかを確認しようとしたところでテレンスの右腕が空を飛ぶ。
生暖かい血が顔にかかってようやく事態を飲み込む。
「処刑人!もう来たの!?」
431
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/02/20(金) 00:53:45 ID:???
>>428-429
「テレンスさん!?」
腕が飛ばされるまでがあまりにスムーズなため
一瞬動くことを忘れてしまった。
テレンスの腕が宙を舞い、地面に落ちる寸前に空間から現れた男が
その腕を掴んだ。
そして男がその腕を齧った時には、クリシュターナの表情も一変していた。
先ほどの驚きの顔から打って変わり、修羅の様な、狂気を孕んだ様な顔をしていた。
「くはっははははははぁああああ!!!
ようやく現れたかこの悪党が!!」
腰に収納されていた短剣を二本抜き放ち
「絶対正義を執行するっ!!!」
一足で距離を詰めた。
そのまま下段から短剣を交差させ、切り上げる形で振り上げる。
432
:
黒騎士
:2015/02/22(日) 21:17:53 ID:QNHBaRp2
>>429-430
男「子供の頃――」
処刑人の男が何かを言いかけたのと同時に、クリシュターナは短剣を切り上げた。
目の前には、X字型の傷をつけられた男の姿がある――筈だった。
男「――俺も、他の子供と同じように正義の英雄に憧れていたが……」
クリシュターナの前から男の姿は消えており、背後から同じ男の声が聴こえた。
瞬間移動、転移……その様な術を駆使したのか、と考えられるが、
テレンスとレーナはその時起こった真実を目の当たりにしている。
結論から言えば、動いた――否、動かされたのはクリシュターナの方だった。
クリシュターナが短剣を手に踏み込んだ瞬間、
処刑人とクリシュターナの間には、男が現れた時と同様の円が発生し、
クリシュターナがその中を潜ると
次の瞬間には処刑人の背後に居た。
男「正義を語る奴の最期は、惨めな命乞いだった。愉快……」
ニヤリと男が口元を歪めると、振り返り、
男「正義!!愉快ッッ!!!!」
飛び掛かる勢いでクリシュターナに剣で切りかかる。
433
:
レーナ
:2015/02/22(日) 21:41:00 ID:???
>>432
「いいか、よく聞け。そこらへんのおっちゃんでも騎士でも、戦いになった以上すべきことは決まっている。」
アモルフの訓練に付き合ったときに聞いたセリフが頭をよぎる。
(そうだ、私がやらなきゃ!)
「くっ…」
クリシュターナに黒騎士が飛びかかる様が目に入る。
レーナが指を弾くと、小さな魔方陣が複数個空中に現れ、光の鎖が飛び出す。
光の鎖は処刑人に巻き付こうと一直線に向かう。
434
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/02/23(月) 01:18:47 ID:???
>>432-433
「…!?」
自分の身に何が起きたかを頭が理解出来ず。一瞬体が硬直した。
男を切りつけたはずの自分の視界には誰もおらず、背後から声が聞こえる。
頭で考えるよりも先に、反射的に体が前に出た。
振り返ることもせず、ただ前へと飛び出し回避を試みたのだ。
レーナの援護が間に合えば、背中の傷も浅く済むはずだが
間に合わなければ、そのまま背中に大きな傷を負うだろう。
「くぅ…訳のわからない術を使う!!」
傷が浅かろうが深かろうが、クリシュターナは振り返り男を睨む。
「正義が悪党に負けるわけがないだろう!」
435
:
黒騎士
:2015/02/23(月) 19:37:59 ID:QNHBaRp2
>>433
男「ん?」
処刑人の男はクリシュターナに切りかかる寸前で手を止めた。
正確には、レーナの鎖によって身体を拘束され、止められた。
男「ああ、そういえば居たのか……」
手足を縛られ、身動きが取れないように見えるのに尚も余裕の態度を見せる。
自分の術についてまだ相手が理解していない、という事もあるだろうが、他の思惑があるようにも見える。
男は、おもむろに剣から手を放した。
真っ直ぐに地面に落ちていく剣――
しかし、次の瞬間、剣はレーナの頭上に突如現れ、勢いよく落下してくる。
放っておいては串刺しになってしまう。
>>434
男「正義は勝つ。しかしその正義を示すことができるのは、戦いから生き残った者だろう!!」
男の胸部から眩い光が漏れる。
すると、レーナが唱えた光の鎖が先端から徐々に黒く染まり、消えていく。
数秒かかる様子ではあるが、男はすぐに鎖の拘束から解き放たれ自由となり、
またクリシュターナに襲い掛かってくるだろう。
436
:
黒騎士
:2015/02/23(月) 19:57:46 ID:QNHBaRp2
>>435
追記
レーナ、クリシュターナが処刑人と戦闘に入った頃、
すぐ横で血を流していた筈のテレンスの姿は、いつの間にか消えていた。
残っていたのは、テレンスが愛用している鏡の様な盾が一枚だけだった。
意外なところで致命傷を負ったテレンスは、
あっさりと自分の右腕を捨て、自らの能力で鏡の中へ潜るとそのまま部屋の外へ脱出した。
テレンス「まぁ、クリシュターナさん達の身代わりになったと思えば、右腕も本望だろう」
とは言いつつ、彼も痛みには耐えられなかった。
そのまま何食わぬ顔でゆっくり建物の外へ脱出する。
テレンス「しかし……」
このまま黙って出ていくのも悪いと考え、入口の壁に自分の血痕を擦りつけておいた。
テレンス「勘の鋭い冒険者とかなら、中で何か起こっているんだと気づいてくれるでしょう」
そう祈りつつ、彼はフツーに病院へと向かった。
437
:
レーナ
:2015/02/23(月) 20:06:43 ID:???
>>435
「ふふん、その鎖はフツーの人には切れないよ!諦めて…」
自身満々で黒騎士に一歩踏み出すレーナの背後に剣が落下する。
「え?」
驚いて振り返ったところで鎖が侵食されていく。
438
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/02/23(月) 21:28:40 ID:???
>>435-437
「ならば尚更正義は揺るがない!
私が勝つからな!!」
歪んだ笑みを浮かべ、拘束された男へと走り
再び短剣を構える。
そして視界にレーナへと迫った危険を捉え
片方の短剣を思い切り投擲した。
重量からして弾くことは出来ないが
頭から軌道を逸らすことは出来る。
そして残った短剣で男の首筋目掛け鋭い突きを放った。
439
:
名無しの魔術師
:2015/02/24(火) 22:04:08 ID:zDDwkTYI
>>436
血がついた建屋の前を数人の騎士が通りかかった。
騎士だけではなく真っ黒なローブで顔を隠し縄で縛られた人も連れている。どうやら犯人を連行している最中だろう。
「これは…なにやら事件か? 様子を見てくる」
「しかし、任務中だぞ」
「捨て置く訳にはいかんだろう。キースとモルモンは残ってくれ。俺とモーブが様子を見てくる」
二人の騎士が建屋に入り、二人が残った。
「血の香りがする」
ローブの人が言葉を発した。
戦闘が起きている部屋の入り口に二人の騎士が現れた。しかし、力なく俯いているだけだ。
440
:
黒騎士
:2015/02/26(木) 23:44:22 ID:QNHBaRp2
>>437-438
勝負はその一瞬で決まった。
光の鎖を侵食しながら反撃の機会を伺っていた処刑人であったが、
術を解ききる前に、クリシュターナの短剣が首筋に深く刺さる。
一気に噴き出す鮮血と共に、黒騎士達の勝利は確定した……かに見えた。
男「……クク、少し驚いたぞ」
男の胸部から漏れる光が、更に激しく輝きだす。
その光は、優しさや温かさと言った表現とは真逆の、
黒く醜悪な絶望の光であった。
男「ならば、その正義で"伝説"を打ち破って見せてみろ。やれるものならな」
処刑人はクリシュターナの腕を掴む。
その握力たるや、振りぬく事ができないどころか、まるで骨から握り潰されそうな程に力強い。
そして、クリシュターナを掴む腕を思い切りレーナの方へ振りぬく。
特に対処する手段が無ければ、言葉通りクリシュターナは宙を舞い、思い切り壁に叩きつけられるだろう。
>>438
2人の騎士が部屋の入口辺りまで来たところで、室内から暗黒の光が漏れてくるのが見える。
それと同時に、禍々しき魔力の波動を感じる。
部屋を覗くと、処刑人である男の胸から先ほどの暗黒の光が程走っているのが見える。
男「さぁ、今こそ血の契約を果たす時だ。石の中に眠りし魔人よ、今こそ目覚めるがいい――!!」
処刑人が、そこには居ない何者かに声をかけると、男の姿が光によって遮られ、見えなくなる。
441
:
絶対正義のクリシュターナ
:2015/02/28(土) 01:43:03 ID:???
>>440
「やったか!」
首筋からの鮮血を確認し、そう言ったが
返ってきた言葉は予想とは違っていた。
「ぐぅぅ…!?なんて力…」
男の胸部からは謎の光が出ており
首筋から鮮血が噴出しているとは思えない力が腕には籠っている。
掴まれた腕からは骨の嫌な音が聞こえ、やがてそのまま投げ飛ばされた。
体術はかなり得意ではあるが、さすがに受け身も取れずに壁に激突した。
肺からは意思に反して空気が漏れる。
「何の伝説かは知らないが……その伝説ごと断罪してやるよ!!」
片膝に力を超えて起き上がり、そう狂気を孕んだ顔で叫ぶ。
442
:
レーナ
:2015/03/01(日) 18:17:00 ID:???
>>440
「おおーやった!」
クリシュターナが処刑人の首筋に短剣を突き立てるのを見て一言。
だが処刑人の体から溢れ出る光に驚愕する。
「何アレ!?人間やめているの!?」
直後に投げ飛ばされたクリシュターナが壁に激突する。
>>441
「ちょ…大丈夫なの…割と重症に見えるけど…」
起き上がるクリシュターナに話しかける。
443
:
虚ろな騎士
:2015/03/02(月) 17:37:54 ID:zDDwkTYI
>>440-442
騎士は物怖じせず。ゆったりと部屋の中心へと歩む。
そして一番手近な人物に剣を何の小細工もなく振り下ろした。
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