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安アパート兼宿屋『レナード・フェザー・ウエスト・コースト』

1名無しの魔術師:2006/12/07(木) 23:41:29 ID:???
格安で寝床を提供する、 『レナード・フェザー・ウエスト・コースト』!
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お金さえ払っていただければどんな方にも即座に部屋をお貸しいたします!
個室には浴室・トイレ完備!
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敷金礼金ともに0!
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短期のご宿泊も受け付けており、一日の疲れを癒す宿屋としても使えます!

342安アパート管理人:2009/02/21(土) 03:27:39 ID:lMFpeKLE
>>341
「……噂をすれば、ですね。おかえりなさい」

ふたりのジェインを見比べている。
自分に見分けが付くだろうか。

343ジェイン=ドゥ:2009/02/21(土) 03:34:48 ID:IJlcFv0k
「よく言ったものですわね、噂をすればって……」

ジェイン@109号
「ま、私の噂なんかしてたの?
あら、お客さんかし……」

二人のジェイン
「わ、私……!?」
山吹のストールを羽織った来訪者にとっても想定外なほどに似ていたようだ。

「ほんとうにそっくり……」
ジェイン@109号
「管理人さん、こんなところに鏡なんてありませんよねぇ?」

344安アパート管理人:2009/02/21(土) 03:37:51 ID:lMFpeKLE
>>343
「残念ですが、鏡でも手品でもなく本物ですよ。
心当たりはありませんか? 双子とか」


クマー「見れば見るほどそっくりだな」

345ジェイン@紛らわしいので括弧変えます。:2009/02/21(土) 03:53:45 ID:IJlcFv0k
>>344
ジェイン@109号
『……双子どころか姉妹もいないわよん?
貴女、お名前は?』

「ジェイン=ドゥですわ」

『……名前まで同じ?
(偶然、この偽名と同じ本名の人と出くわしたってこと?)』

「……貴女、まさか私のドッペルゲンガー?」

『貴女こそ……。
みんなはどう思う?』
クマたちに尋ねてみる。
魔道書の精霊なら、来訪者が人間以外の何者でもないことはわかるだろう。

346『プーさんの謎の七書』:2009/02/21(土) 03:59:38 ID:lMFpeKLE
>>345
熊田「いや、人間だと思うがね。少なくともドッペルゲンガーではなさそうだ」
クマー「よっぽど上手く偽装してれば話は別だけどな」

347二人のジェイン:2009/02/21(土) 04:10:41 ID:IJlcFv0k
>>346
『そうみたいね……。
うまく偽装していてこれなら私のことを知らないことになるもの』
小声でクマ達に返答する。
彼らのマスターは、彼らに自身が人間ではないことを既に告げている。


「……本当にそっくりさんのようね?
同じ顔をした人は世界に3人いるって話
……」
来訪者のジェインがふと、自分の左手に目をやった。

348『プーさんの謎の七書』:2009/02/21(土) 04:16:24 ID:lMFpeKLE
>>347
クマー「人外が人を化かすのは良くあるけど、人が人外を化かすなんて聞いたことねえしなぁ」
念のため、声を潜めて。


管理人「名前も同じそっくりさんとは、珍しいですね」

彼はジェイン・ドゥという名前の意味を知らない。
なんとなく、つられて来訪者の左手に目をやる。

349二人のジェイン:2009/02/21(土) 04:26:49 ID:IJlcFv0k
>>348
『……本当にあるのね、こんなこと。
(もしかして、この姿のモデルは彼女?
でも初対面のはず……)』

来訪者の左薬指には指輪。
シンプルな紺の台を金の薔薇が取り巻く凝ったデザインだ。
それが、かすかに輝いているように見える。
「……(まさか……)」
それを複雑な心境で見る来訪者。

『……っ!?
(この感じ……一体!?)』
つられ見て、急に頭を押さえる住人。

350二人のジェイン:2009/02/21(土) 04:44:01 ID:IJlcFv0k
>>349
『……ごめんなさい、ちょっと頭痛が……。
風邪でも引いたのかしらん』

「あら、ごめんなさい。
立ち話させちゃって……」

『……また今度、改めてお話しませんか?
(どうして?
初対面のはずなのにどこか懐かしい……)』

「……ええ、よろこんで。
これも何かの縁ですもの、大切にしたいわ。
(この指輪は彼の――。
それが反応しているということは……)」


二人は再会を約束すると、それぞれの方向へ去った。

山吹色のストールはひとりアパートの外へ。
浅黄色のストールはクマ達と109号室へ。
それぞれに、管理人へ挨拶をして去っていった。

351ジェイン・ドゥ:2009/02/21(土) 22:14:24 ID:IJlcFv0k
--109号--
「昨日のあれは……」
まだ具合が悪そうにしている。

「あの指輪、私を呼んでいたわ……なぜ?」


「それに彼女、やっぱり見覚えがある……」


「……"金薔薇"
……っ!」
何かを思い出しそうなのに、
思いだそうとすると激しい頭痛が止まらない。

「彼女は、本当は誰?」

352枯れないサザンカ:2009/11/01(日) 23:23:03 ID:???
「今日は部屋でゴロゴロしておきましょ」

陽だまりでごろ寝


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