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緊急投下用スレ
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板別規制だから、なかなか解除されないね。
悔し涙を飲みながら、こちらに、ひっそりと投下。
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「またまたぁ、ご冗談を」
私は、信じなかった。
だって、今日は一年の内でも、特別な日だから。
「いくら親友でも……私、マジギレしちゃうよ」
腰に手を当てて、ツンと唇を突きだす。眉毛は軽く吊り上げ気味に。
普段から、表情に乏しいと言われる私だけど、このくらいの演技はできる。
「エイプリル・フールだからって、吐いていい嘘と悪い嘘の区別くらいつくでしょ」
目の前に佇む彼女は、私に嘘を吐いた。
そう。嘘に違いない。嘘でなくては、ならない。
なぜならば、それは到底、信じられない戯言だったから……。
「お父さまの乗った飛行機が墜落しただなんて、冗談でも許せないよ」
確かに、私のお父さまは仕事の関係で、早朝の便でヨーロッパに発った。
今頃はファーストクラスのシートに身を預け、仮眠をとっているはずだ。
だから――
「嘘……なんだよね?」
問いかける声が震えている。顎や膝に、力が入らない。
どうして? たった今、嘘だと確信したばかりなのに。
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