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緊急投下用スレ

73謎のミーディアム:2006/11/11(土) 22:40:05 ID:IGW8U6VE
「Rozen Lineage エピソード013 圧倒的な力」


「蒼星石……コイツです……あの馬鹿みたいな魔力放ってるのは。」
「うん、僕も感じる。コイツだけはヤバイ……」
チャキっと音を鳴らして剣を構えなおす蒼星石。二人の目の前には、黒く長い髪の女が立っている。
その女は口では表現できないほどの威圧感を誇っていた。下手に動けばあっと言う間に殺される。
「……おめぇがあの魔法使った奴ですね?一体……何を取り込んでやがるですか?」
「そう、貴方達魔力を感知できるの?耳、尖ってないけどエルフなのね……ふふっ…」
その女、ケレニスは二人を見て微笑する。氷のように冷たい笑い。蒼星石の背中がゾクッとする。
「お前は通さない。通せば、ギランは落ちる。」
「あら、賢い。貴方達がボーダーラインと言う事?いいわ、丁度退屈してたの。雑魚ばかりでね……」
ケレニスを中心に魔力を帯びた風が舞う。その風は触れるものを切り刻むかのような烈風に姿を変える。
「じゃあ、殺り合いましょうか……トルネード……」
ギュオオオオと大きな音を立てて、ケレニスを中心に竜巻が巻き起こる。
「っ……トルネードを詠唱なしで使うって意味わかんねーですぅ!!」
「……トルネードを唱えて減った魔力がすぐに補充されてる?これは一体……」
翠星石と蒼星石は、ケレニスを囲むように二手に分かれる。そして、竜巻が収まったのを見計らい攻撃を
しかける。蒼星石が、ケレニスに接近する。ヒュンと大きな剣が振り下ろされる。ガツッと音を立てて大地が
削れる。そのまま横に剣を薙ぐ。ケレニスは魔術師とは思えない身のこなしで、ギリギリで剣撃をかわす。
「そう動くのはお見通しですぅ!!」
しかし、翠星石がケレニスの移動先を予測して矢を放つ。風によって作り出された白い矢がケレニスに向かって
飛んでいく。しかし、それも駄目。ケレニスが矢を見ずに手を向けると5本の炎の矢を放つ。
ファイアーアローで弾幕を張ったのだ。そして、それは翠星石への牽制にもなる。
「無詠唱で5本……チビ苺が詠唱した数と同じ……本当に化け物です……」




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