したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

緊急投下用スレ

7謎のミーディアム:2006/10/31(火) 22:55:59 ID:DuZf25Vk
「兄さん、入っていいかな?」
さて、パーティーも終わり時間はすでに12時少し前。僕は部屋でベッドに寝転んでいると、蒼姉ちゃんが来た。
「蒼か?いいよ、入りなよ。」
ガチャリと音がしてドアが開く。やってきた蒼姉ちゃんは白いセーターに、キュロットスカートだった。
もう、すぐにでも『うぐぅ』とか『ボクの事、忘れてください』とか言いそうな服装だ。蒼姉ちゃんは僕の隣に
ギシッと音を立てて座る。そして、少し僕に擦り寄る。お互いの膝が当たる。
「兄さん、ハロウィン楽しかった?」
「そうだな。僕は仮装してないけど、みんなのコスプレは楽しかったよ。蒼のドラキュラも似合ってたし。」
あれは、仮装じゃなくてコスプレだろう、うん。
「む〜……それは格好いいって意味で?」
「ん?まぁ、そうだな。やっぱり凄く似合ってたと思うし。」
「兄さん、意地悪だよ……僕がそうやって言われるの好きじゃないの知ってるくせに……」
蒼姉ちゃんはそう言ってプクッと頬を膨らませる。が、すぐに止めると珍しく小悪魔的な笑顔を見せる。
「えへへ〜……今日はハロウィン。そして、僕はドラキュラ……だから……んっ……」
蒼姉ちゃんはそう言って、僕の首筋にカプッと噛み付いた。首筋がゾクゾクする。舐められてるのも分かる。
「そ、蒼……お前何を……」
「ふふっ、僕は兄さんが認めるくらいドラキュラ似合うんでしょ?ドラキュラは血を吸わないと……ね?」
蒼姉ちゃんが再び噛み付く。僕はそんな蒼姉ちゃんをギュッと抱きしめたままベッドに倒れこむ。
「全く……蒼は本当甘えん坊だな。」
「うん……兄さんと翠星石にしか見せれないけどね…えへへ……」
そんなトコは僕の記憶の蒼姉ちゃんと変わりない。まぁ、他の姉妹を信用してないからじゃなくって、そんな
甘えん坊の自分を見られるのが恥かしいからなんだろうけどね。
「へへぇ……ハッピーハロウィン…兄さん。」
「ああ、ハッピーハロウィン…蒼……」
END




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板