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緊急投下用スレ

43謎のミーディアム:2006/11/09(木) 22:27:48 ID:Bb/nmeUI
「ちょっと、やめなさい! チビモン!」
「カプリモン、早く逃げるのかしらー!」
「あんなおっきいの……やられちゃうのよ!」
 それでもデジモン達は止まらない。
「ファイアーボールッ!」
「ホップアターック!」
「ハウリングヘルツ!」
「アイスボブル!」
 火の玉や超音波、色とりどりの泡がスナイモンを襲う。が、まるで効いていないようだ。
「わぁっ!」
「ぐぇっ!」
「ぎゃんっ!」
 スナイモンが両腕の鎌を振る。接近していたチビモン達が吹っ飛ばされ、距離をとっていた
デジモン達も真空刃の衝撃波で吹っ飛ばされた。
「チビモン!」
「だ、だからいったですよ!」
 私はすぐさまチビモンの元に駆け寄った。今はここがどこだとかデジモンが何かとか、考えている場合じゃない。
他の皆もそれぞれのデジモンの元へ駆け寄り、傷ついた彼らを抱き起こしている。
「何で……こんなムチャを……モチモン!」
「……勝機なら……まだ、あるのだ……!」
「そうだい……オレ達はまだ戦える……!」
「馬鹿言わないで! そんな体であんなヤツと戦うなんて、無謀よぉ!」
 何で、この子達は恐れないのよ……
「ここで……負けたら……金糸雀さん達まで、やられてしまいます……」
「でも! これ以上やったら、あなた達が死んでしまうわ!」
 へっ、と小さく笑ったと思うと、チビモンが私の腕をすり抜ける。
「確かにそうかもしれない……でも、オレは……ずっと……ずっと真紅を待っていたんだ……」
「今、ここで私が斃れるより……」

「真紅が」
「水銀燈が」
「翠星石が」
「蒼星石が」
「雛苺が」
「金糸雀が」
「薔薇水晶が」

「「「「「「「やられちゃう方が、絶対にイヤだッ!」」」」」」」

 デジモン達が、皆の腕をすり抜けスナイモンに立ち向っていく。
 たったの一撃で、既に傷だらけでふらついている彼らに、容赦なく振り下ろされようとする鎌。




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