したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

緊急投下用スレ

14謎のミーディアム:2006/11/01(水) 00:32:00 ID:pt6bfRMM
>>13
「ねえ巴。ここは一体どういう私設なの?」
「無視かよ」
だが、お構いなしに真紅は僕を徹底的に無視して柏葉に話しかけている。
「まさか、ホーリエを召喚したまま格納できる場所があるとは夢にも
 思わなかったのだわ。魔術的にも理想的な場所でもあり、尚且つ
 損壊していた装甲も修理できる場所なんて並大抵のものではないわよ」
「え、ええ。御爺様がもしもの場合にと建設していた場所がここなの。
 そ、それで……」
チラリと僕を見やる柏葉。
うん、こういう奴なの真紅は、はい。我侭かつ乱暴、どう見ても思いやり分は
ほぼゼロです、ありがとうございました。しかも人使いも荒いですよ。
そうジェスチャーで返す僕、次の瞬間、真紅の身体が一瞬光ったかと
思うと僕の身体遙か彼方、空へと舞っていた。
「ヌオッホォォォォォォ!?」
ああ、神様、それに仏様。世の中に貴方がいるってのはやっぱ嘘だ。
大地に激突、潰された虫みたくピクピクする僕を無視して二人は話を続けている。
「そう、だとしたら貴女の御爺様は素晴らしい魔術師だったのね」
「あ……ううん。御爺様は魔術師ではなかったわ。魔術についての知識に
 理解があったみたいなんだけど」
「そう、外道の知識たる魔術に通ずるには常人では不可能なのだけど……」
かなり遠くまで吹っ飛ばされたのか、反響して届いてくるその話を
突っ伏しながら上の空で聞く僕。と、目の前に6歳くらいの女の子が。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板