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Pitiful creature of darkness・・・

6Pitiful creature of darkness・・・:2006/09/22(金) 23:41:51

だからな、この事件を起こしてやったのよ。
同情の余地なんてない凶悪犯として、俺を憎めるようにな。
心置きなく、俺と戦えるようにな。

「そんな・・・」
絶句するウルトラの母を、エースキラーはどこか捨て鉢な声で笑う。
「“何故わざわざそんな生き方を・・・”って、言いたげだな。だがな、あいにく“他の生き方”ってやつを知らないんでな。ハハハ、誰も、まじめに教えてくれなかったしな・・・」

もうじき、ウルトラ兄弟総がかりでの攻撃が始まる。
安心しな。そうなったら、あんたは放してやるから。
なんなら、連中と一緒に、俺を攻撃してもいいんだぜ。

もちろん、おれは助かろうなんて思っちゃいない。
奴らと戦って、はでに死ぬことになる。
だが、それこそが俺の望みだ。
恥辱にまみれた生よりも、戦いの果ての華々しい死。
ハハハ、それこそが、俺の、俺たちの生き様・・・。
ははは、そうとも、それだけが、俺たちの生き様なのさ・・・。
ハハハハハ・・・。


エースキラーの哄笑を、無言で見つめるウルトラの母。
だが、その目に、強い決意が浮かぶ。
「それなら、私が教えてあげます。」
エースキラーに向かって歩み寄る。
「おいおい、今更何の説教をしようって・・・、お、おい」
笑いを止めたエースキラーの頬に、ウルトラの母の右手がかかる。
「哀れな闇の被造物よ。あなたは一体、どんな生き方を知っているというのです?」
ウルトラの母の顔に浮かぶ表情。
無限の慈悲と愛情を込めた、神秘の微笑み。
見つめられるエースキラー。
こわばった顔のまま、動けない。
「これから、私が教えてあげます。戦い以外の生き方を・・・。この私の、全てを使って・・・」
ウルトラの母の唇が、エースキラーの唇に重なる・・・。

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司令室の扉が開く。
「おそいよ!エース兄さん!」
「・・・すまん。」

エースの到着とともに、早速作戦会議が開かれる。
作戦の説明を行うゾフィー。


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