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【王様】一行リレー小説【麒麟】

818名無しさん:2005/05/06(金) 00:45:52
 利広の手の動きと口付けは、更夜に今は亡き斡由を思い起こさせた。
なんと久しぶりだろう、斡由のことを想うのは。
斡由が更夜を利用していたのは事実であろう。…だけど…。
更夜に初めて人間の肉体の温かみを教えてくれたのは斡由だった。
幼少の頃、まだ体の小さい更夜を斡由は寝室に呼んだ。
幼い更夜はそのような行為のことは知らなかったし、元州では特に男同士のそのような
行為が特別視されていることも知らなかった。
その日から斡由の寵愛は始まり、人々は陰でこそこそ言いながらも更夜に一目置くように
なった。
寝室での斡由は普段の彼から想像できないほどの別人であった。
更夜の尻の割れ目をなぞる斡由。行為のしずぎでくたくたになった更夜を、尚責めたて
る斡由。恥ずかしさ故、声を漏らすまいとする更夜に、どうにかして嬌声を漏らさせよう
と手をかえ品をかえ刺激を加え続ける斡由。
そしてある日。斡由は言ったのだった。
「更夜、お前は本当に良くできた臣だ。よくここまで私の理想通りの体に育ってくれた
ものだ。礼を言うぞ。小さい頃もそれはそれで可愛かったが、なんと美しく成長した
ことか。お前は顔も体も今が最高だ。見たこともないほどの輝きを放っている。
私はお前のこの美しさ艶めかしさを永久に保存したい。そして永久にお前を味わい続け
たい」
そして斡由は更夜を仙籍に入れたのだった。


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