したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

汎用SS投下スレ

100名無しさん@アニメのセラどろ:2009/12/27(日) 17:56:26 ID:N40cEBlo
セラヴィーは一瞬わざとらしく驚いた様な顔をしたが、微笑んだ。
「ご自由にどうぞ」
それだけ言うと、どうにか腕だけでも動かそうとジタバタしているどろしーの両手に、自身の指を
絡めた。
「や……」
それだけでビクンと、どろしーの心臓は早鐘(?)のように鳴りだす。困惑して何かを欲するようなど
ろしーの表情に楽しそうに目を細めながら、セラヴィーはその手を軽く握った。
「ん……」
握られただけで快楽へと誘われて、どろしーは頭を少し後ろに反らした。息をつくと、そのまま後ろ
の方を見るよう努めて、せめてセラヴィーの顔を見見ないようにした。
「あ……ふぁ…」
息が上がる。長い間熱に浮かされた身体は力が入らず緩んで、綻んだ内股のそこから液体がさっきか
らまたとろとろと流れ出ていくのを止められない。
「いや……それ……ぁっ……!」
耐えきれない強い快感はないが喉元がなんだか息苦しい。頭は温い靄に包まれ一向に働かない。
「どろしーちゃん、物足りない?」
「違っ……」
答えたどろしーは思わずセラヴィーを見た。セラヴィーはどろしーの顔を覗きこむと、緊張感無く
半開きになったどろしーの唇に唇で触れた。
「何をして欲しいですか?」
その中に舌を差し入れることなくセラヴィーは聞いた。てっきり舌を入れられると思ったどろしー
の口から、赤い舌がちろっと出たがすぐに引っ込んだ。小さな息をはくどろしーの視線に意思はな
く、呆っとセラヴィーの眼を追う。
「いやよ……」
「意地っ張りですね。これ以上我慢すると、明日何も手につかなくなりますよ」
そう言いながら、セラヴィーはどろしーの両手の戒めを解いた。ほどけた両手は力無く離れていこ
うとするがそれは魔法を解いた片手で捕まえた。
「はや……ぁっ……」
「握った位で感じないでくれますか?」
かあっとそれ以上赤く染まらない位どろしーは顔を真っ赤にして答えに窮した。黙っているどろし
ーにセラヴィーは更に追い討ち?をかける。
「違わないんですか?」
「違うわよ……」
やっとの事でどろしーは否定したが、顔を近づけて来るセラヴィーから眼が離せない。昼間は並外
れた知性と理性を印象づける瞳の碧色はこういう時だけ本性を現して、どろしーを惹き付けて狂わ
せている。
「は……はな…」
「ま、今年中には言ってもらいますからね」
そう言うとセラヴィーは何度目かわからないキスをした。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板