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SS投下・仮投下スレ Part.3
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>>2413
いいと思う
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>>3589
ソリテールの真名は太歳星君が普通に真名で呼んでたせいでもう周囲にバレてるから蓮子も普通に真名で呼ぶようになったんだよね
更に畳み掛けるように蓮子はソリテールに問い詰める
蓮子「キャスターが言ってた最も血の匂いが濃いっていう言葉も気になる」
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(二パターン用意。>>3523で玉藻の前が「一掃返し」を受けていた場合)
キャスター・太歳星君と再び相見えた玉藻の前は自己強化をしての肉弾戦、および小出し程度の呪術を使って戦っていた
以前霊園にて戦った際に最大級の呪術を一掃返しによる数倍返しを喰らってしまったという経験から、迂闊に強力な呪術を放つわけにはいかなかったのだ
そして少しの間他の英霊と共に太歳星君とやりあっていたのだが、ある程度は追いすがることはできるものの太歳星君が強すぎるために接近戦を途中で止めることにする
今ここには前衛を任せられる味方が多い事もあり、玉藻の前はサポートに徹することにした
ここは我が国、神の国、水は潤い、実り豊かな中津国
国がうつほに水注ぎ、高天巡り、黄泉巡り、巡り巡りて水天日光
我が照らす。豊葦原瑞穂国、八尋の輪に輪をかけて、これぞ九重、天照らす……!
『水天日光天照八野鎮石』
開帳された宝具より常世の理を遮断する結界を展開し、呪力行使コストをなくし、あるいは無限の魔力供給を行う
魂と生命力を活性化させる力でもって、数ターンの間だけ太歳星君に立ち向かう英霊達に効力をもたらした
※今回は『水天日光天照八野鎮石』の効果を「数ターン継続のHP回復&魔力回復(ただし宝具連発を補えるほどの魔力回復はない)」という風にしてみます
※それと『水天日光天照八野鎮石』には「戦闘では飛ばして相手に叩き付ける事で攻撃する」「あらゆる宝具による攻撃や魔術をも軽減する障壁を発生させる事も出来る」という効果もあるそうです。(自分はEXTRA未プレイなのでそれらの効果は未把握です、場合によってはこの部分はなしにします)
※余談ですが、「Fate/EXTRA CCC FoxTail」の玉藻の前はセイバー・鈴鹿御前とガチンコな接近戦を行い、様々な要因によって辛勝しています。
なので太歳星君相手でもある程度は肉弾戦できるとは思いますが、上述のように相手が強い&味方がいるのでひとまずサポートさせています
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(今度は>>3523をベースにしつつ、太歳星君が縛りによって「一掃返し」を使わず、単純に力比べで玉藻の前が押し負けた、という展開を想定してのパターン)
選手交代とばかりにザンキ達が前に出てアルトリア達が後退する最中、ソリテールが玉藻の前に向けて声を掛けてきた
「いいことを教えてあげる。相手は太歳星君、私の魔法を跳ね返す術を使ってきたから、貴方も気を付けることね、獣耳のキャスター」
「…はい?太歳星君、ですって!それはマジヤバな情報なんですけど!」
これを機にキャスターの真名を知らなかったカブキ達にも伝わり、これから挑もうとするザンキ・太牙・アタランテも戦慄する
特に玉藻の前にとっては衝撃的だ。祟りの凶神にして陰陽術の祖、あの暗黒イケモンこと安倍晴明すら小僧扱いできるほどの大物である
英霊化して本来よりは弱体化しているとはいえその身に纏う膨大な霊力は本物であることを示している
ソリテールの情報からして自分との相性は最悪、馬鹿正直に正面から殴り合っても勝ち目がない
だから玉藻の前はサポートに徹することを決める
「ええい、見知らぬ英霊ばかりですが今回ばかりの大出血サービス!貴方達が全力で戦えるように、私の宝具を開帳してやります!だから、死に物狂いで星神に勝ちなさい!」
ここは我が国、神の国、水は潤い、実り豊かな中津国
国がうつほに水注ぎ、高天巡り、黄泉巡り、巡り巡りて水天日光
我が照らす。豊葦原瑞穂国、八尋の輪に輪をかけて、これぞ九重、天照らす……!
『水天日光天照八野鎮石』
開帳された宝具より常世の理を遮断する結界を展開し、呪力行使コストをなくし、あるいは無限の魔力供給を行う
魂と生命力を活性化させる力でもって、数ターンの間だけ太歳星君に立ち向かう英霊達に効力をもたらした
※今回は『水天日光天照八野鎮石』の効果を「数ターン継続のHP回復&魔力回復(ただし宝具連発を補えるほどの魔力回復はない)」という風にしてみます
※それと『水天日光天照八野鎮石』には「戦闘では飛ばして相手に叩き付ける事で攻撃する」「あらゆる宝具による攻撃や魔術をも軽減する障壁を発生させる事も出来る」という効果もあるそうです。(自分はEXTRA未プレイなのでそれらの効果は未把握です、場合によってはこの部分はなしにします)
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複数の物言いが付いてる>>2365はどうする?
無しにするなら太歳星君戦に合流させようかと思ってるけど
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>>2365を書いた者です、なしにして合流させてもいいですよ
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>>2418
個人的にこっちの方がいいかな
他の人の意見も聞きたいけど
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自分も太歳星君の縛りを考えると>>2418の方がいいと思う
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>>3566
名護さん(レンくんを殺されたが……この魔力尽きるまで、俺の聖杯戦争は終わらない)
ピトフーイを殺した名護さんは、少しの間、感傷に浸った後――走り出していた。
レンを殺されたことは名護さんにとって悲しいことだ。彼女を殺したピトフーイに対する怒りは今でも消えない。
だがそれ以上に正義感が昂る。今の名護さんを突き動かすのは、レンが残してくれた魔力と己が正義感。
そして――
レン『名護さん。私、絶対にピトさんを止めるよ。こんな殺し合いは絶対に間違ってるから!』
(レンくんはピトフーイを止めることこそ失敗したが、その信念は本物だった。ならば俺がするべきことは、レンくんの死を無駄にしないために――キャスターの野望を止めることだ。そうだろ?レンくん、渡くん――)
脳裏に浮かべるのはこの聖杯戦争で散った少女――レンと共に協力してファンガイアと戦ってきた心優しい男――紅渡だ。
レンは最期まで聖杯戦争に否定的だったし、渡ならば必ずキャスターの野望を止めてみせるだろう。
ゆえに身体中の全細胞を正義が焚き付け、名護啓介は走り出す
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霊地を5つ奪えたこと
そして今、ユウキ組が向かっていること。カズマ組は地獄兄弟が合流した後に向かうことをキリトと蓮子はカズマとユウキの連絡で知った
キリト(ユウキ――)
キリトはアスナが消滅した時のことを思い出す。
アスナにとって大切な存在、ユウキ。アスナとユウキはとても仲が良かった。
……だからこそキリトは悩む。
キリト(俺はユウキに、アスナの死をなんて伝えたら良いんだ……!)
ユウキにはアスナがサーヴァントとして参加していたこと、そしてアスナはユウキのために戦っていたこと。
そしてアスナが消滅したことを……伝えねばならない。
だがなんて伝える?
自分が遅れなければ、アスナは死ぬことはなかったかもしれないのに。
それにユウキがアスナとすごく仲良くなったことを知ってるからこそ、キリトはユウキにアスナの死をなんて伝えたら良いのか悩んでいた
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>>3590
太歳星君と戦うザンキ、太牙、アタランテだがその中で最も弱いのはマスター不在で負傷も大きな太牙だった
サガのスペック自体は決して低くない。しかし前回の戦闘の負傷が癒えてないので全力を出し切れない
太歳星君「どうした、以前よりも弱くなったか?鎧のアサシン」
太牙「くっ……!」
太歳星君の攻撃を受け、片膝をつくサガ。
宝具ですらないただの一撃がここまで重く感じるのは、やはり太牙が既に重傷というのが大きい
太牙(俺は――このまま何も出来ないというのか!?)
現状が悔しくて、太牙はサガの鎧――マスクの下で歯噛みする
しかしそんな太牙に不思議と力が湧き上がる。
それに重傷だったはずの肉体が、不思議と回復していく
太牙(これは――)
玉藻の宝具による効果だ。
だが太牙は、そこで渡と真衣を思い浮かべる。
太牙(渡……。お前なら、こんな時も諦めないはずだ。弟のお前のおかげで……俺は変われた)
ゆえにサガは立ち上がり、ジャコーダーで太歳星君へ猛攻を仕掛ける
急に動きが良くなった太牙に、太歳星君はまだまだ楽しめそうだと喜ぶのだった
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横からだが>>2425にちょっと注釈を入れてみる
ただし、マスターという要石があってこそサーヴァントは十全に戦えるので、単独行動スキルでギリギリ留まっている太牙は舞衣がいた時より本来のスペックを出せずにいる
玉藻の前の宝具が加わって魔力事情が多少緩和されてもやはりマスター不在では厳しい事には代わりない
それでも、仇討ちのために無理やり奮い起たせて己が霊基を燃やし尽くそうとも太歳星君に追い縋ってみせる太牙であった
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ザンキなんだけどマヤと絆が生まれた結果、固有スキルである師弟の絆の条件を満たして筋力、耐久、敏捷がワンランクアップしてるんだよね
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>>2414、>>2416、>>2423、>>2424
OKです
>>2425
ちょっと思ったんですけど太牙って(名護さんも)サーヴァントを失った美遊兄と再契約を結んだりはしないですかね?
どちらのキャラもそこまで詳しくないので出会ったばかりの相手に再契約は考えないかもしれないですが
どのキャラも詳しくないので
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>>3589、>>3592
ソリテール「ああ、その件ね。それは彼女達が聖杯を狙ってたみたいだから先手を打ったまでよ。あれ程の実力者と正面から戦いたくはない」
「血の匂いがするというのも、元々同じように自衛のために長い生の中で何人か手に掛けてきたわ。私だって死にたくはないもの」
蓮子「嘘。本当に自衛のためならマスターに報告しないはずがない。そうね直接話したくないのなら、ここからは――」
『――念話であなたの大好きな"お話"をしましょう』
ソリテール『……ええ、そうさせてもらうわ』
念話による対話、即ち蓮子にこの場でソリテールのことを直ぐには晒し上げる意図がないことを悟ったソリテールは意外にも素直に自身や魔族について語りだした
そこに合理的理由があった訳では無い。ただ目の前のマスターに自分の本性を話せばどんな反応をするのか見てみたかっただけである
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>>2428
(>>2425じゃないけど名護さんが合流して美遊兄と再契約する展開は考えてたから仮投下してみる)
>>3593
そうして太歳星君と他のサーヴァント達が居る場所に名護さんは辿り着いた
しかしレンが同行してないことに美遊兄は疑問を抱いた
……過去に聖杯戦争に参加した経験のあるアルトリアはその意味を察していたが。
アルトリア「レンはどうしたんだ?アーチャー。たしかお前のマスターだろ?」
名護さん「……レンくんは、ピトフーイに殺された。だがレンくんの想いは、正義は――俺が引き継ぐ」
美遊兄「アスナだけじゃなくてレンまで死んだのか……」
美遊兄はレンと関わりこそ薄い。
なんなら聖杯戦争の当初はマスター狙いを検討していたくらいだが、実際に面識ある善良な少女が命を散らしたと知ると表情が曇る。
本来、衛宮士郎とは心優しい男だ。
しかし妹の美遊を幸せにするためだけに自分の世界で聖杯戦争に参加し、様々なサーヴァントと戦ってきた。
悪になってもいいと、心を鬼にして。
だがいきなりルールの違う此度の聖杯戦争に巻き込まれた。
とりあえず此度の聖杯戦争でも心を鬼にして願いを叶えるつもりだった。
だからマスター狙いも視野に入れていたが……いざ元の世界に帰りたがっていて、それでもなお自分の友人を止めようとした勇敢な少女――レンの死には心を痛める。
ピトフーイのことはレンの話でだいたいわかってる。……だからこそ狂人のせいでレンが犠牲になったと思うと流石の美遊兄でもキツい。
美遊兄(もうレンは元の世界に帰ることすら出来ないんだな……。あいつはただ元の世界に帰りたがってただけなのに……それでも勇気を振り絞ってピトフーイに挑んだ。……俺みたいな悪人とは大違いだ)
アスナを失い、レンを殺された。
(アスナもレンも……最期までいい奴だったな)
アスナは最期までマスター狙いには否定的なまま、消滅した。
レンも正義感を胸に戦って命を散らしたことは名護さんの様子を見ればわかる。
(正義、か――)
その言葉は、衛宮士郎にとって特別なもので。
しかし美遊を幸せにするためならと――切り捨てたはずのものだ。
美遊兄「アーチャー、俺にはどうしても叶えたい願いがある。……そのためならマスターを狙うことも厭わないつもりだったけど、考えが少し変わったよ。
レンみたいな善良なマスターは襲わない。だから――身勝手な頼みだと思うけどさ。俺と契約してくれないか?」
名護さん「その言葉から察するに、キミもバーサーカーを失ったのか……」
美遊兄「ああ。バーサーカーは……アスナは、最期まで自分の正義を貫いて死んだ」
名護さん「そうか……。たしかに俺が全力を出すためにもキミと契約してもいいが、キミの願いだけ聞いておきたい。答えはそれ次第だ」
美遊兄「俺の願いは妹を幸せにすることだ。……でも最悪、マスター達を元の世界に帰すだけでもいい」
元の世界に帰り、聖杯戦争に参加することで願いは叶えられる。
だから最悪、マスター達を元の世界に帰すだけでもいい。そこら辺は妥協しなければ契約してもらえない気もした。
名護さん「……わかった。キミと契約しよう、士郎くん」
美遊兄の瞳を見れば、彼の真剣さが伝わりその願いが嘘じゃないこともわかる。そして彼が邪悪な人間じゃないこともなんとなく理解した。
美遊兄「ありがとう、アーチャー。俺もお前がレンの意志を継いで〝正義〟を貫けるように出来る限りサポートするよ」
――そして名護啓介は衛宮士郎と契約を果たした。
一度は正義を捨て去った男が、正義を胸に戦う青空の戦士と共闘することを決意したのだ
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>>2427、>>2429、>>2430
いいと思う
>>2425と>>2426については他の人に判断お願いします(後者は自分があげた仮投下なので)
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>>2426
いいと思う
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太歳星君戦が始まって真っ先に攻撃を繰り出した
太歳星君だがアタランテが追い込みの美学により天穹の弓(タウロポロス)で彼をも上回る速度で攻撃する
耐久の低い太歳星君は存思で身体能力を上げようとするが、先程の戦闘の負傷で動きが鈍っていた影響でアタランテの一撃が先に命中した
もっともあまり引き絞ってない攻撃ゆえにそこまで大したダメージは無かったがその一撃に攻撃を阻まれ、集団戦ではアタランテも十分に厄介だと太歳星君は認識するのだった
なにより自分の攻撃速度を上回ったのが面白い
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>>2411
>>2412
>>2425
>>2433
今のところ反応がない仮投下をまとめてみる
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>>2411、>>2412、>>2425、>>2433
オッケーです
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一護がユウキを抱えて瞬歩で二条城へ向かってる最中、カズマ組も急いで走り、なんとか合流を果たした
矢車さん「待たせたな。相棒、カズマ」
影山「おかえり、兄貴!よし、俺達も急いで二条城へ向かおうぜ!」
カズマ「おーおー、弟は随分とやる気に溢れてるなぁ。どこぞの兄と違って」
矢車さん「……今、俺のことを笑ったか?」
カズマ「はいはい。笑ってない、笑ってない。とりあえず弟の言う通り城に急ごうぜ」
矢車さん「ああ、わかってる……」
カズマ「珍しくやけにものわかりがいいな。何か変なもんでも食ったのか?」
矢車さん「マスターのカズマが死んだら、俺も困るからな……」
こうしてカズマ組も二条城へ向かうのだった
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>>2436
いいと思う
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名護さんは美遊兄達から太歳星君の性能を知ってる限り教えられた
これは太歳星君に挑む前のザンキ、太牙、アタランテ、玉藻の前も同じだ
太歳星君がそれを妨害せず、許容したのは彼の性格ゆえである
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名護さん、サガに変身して戦ってる太牙を目撃して軽く驚いたんだよね
名護さん(アレは、登太牙か?まさか彼も聖杯戦争に召喚されたというのか!)
もっとも名護さんと太牙はお互い最終回後というのもあり、もう敵同士ではない
ゆえに名護さんは太牙の存在が頼もしくすら思えた
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>>3602
まあそれもあって、本調子じゃないからやっぱり太牙が一番弱くはあるんだよね
しかし扉が勢いよく開いた音を聞き、チラリとそちらを見れば自分の知る青空の戦士――名護啓介がサーヴァントとして駆け付けてきたことを知った
太牙(名護も参加していたのか。それなら何があってもあいつに託せる。渡の信じる男、名護啓介に――!)
そして太牙はここで更なる覚悟を決める。
魔力の消耗だとか、そんなことを気にしている暇はない。
それに魔力が玉藻の前の宝具で回復する今だからこそ、本気を出すしかない
太牙「キャスター――いや、太歳星君!王の判決を言い渡す。――死だ」
ジャコーダービュートが太歳星君へ迫る。
物理的な技を回避したり、防御する技は太歳星君になく、当然ながら避けようとする
ザンキ「アサシンはもう先が短い。そんなやつが全力で戦ってるんだ。俺も気合いを入れなきゃな」
――ザンキが攻撃を加えた。
更に弓をかなり引き絞っていたアタランテが太歳星君へ追撃。2つの攻撃を受けた太歳星君は存思で身体能力と回復力を強化しようとしたが、先程の戦闘によるダメージで動きが鈍り――ゆえに直後に迫るジャコーダービュートを躱しきれず、胸に突き刺さった。
そしてサガはそのまま太歳星君を吊るし上げる。
上空には紋章が出現、太牙は自身の魔皇力を直接送り込む。
魔皇力とは呪術でも魔力でもない。
ゆえに太歳星君は対策出来ず、サガの必殺技――スネーキングデスブレイクを受けたのだ
しかしそれでもなお、太歳星君は消滅しない。耐久が低いゆえにスネーキングデスブレイクが直撃したことで多大なダメージを受けたが、それだけのこと。
太牙「これでもダメか。それなら――」
太牙が一瞬だけ変身を解除し、その直後に闇のキバに変身する。
出し惜しみして勝てる相手じゃないことを理解しているが、スネーキングデスブレイクまで耐えられるとは思わなかった。
ならばこそ、消滅が早まるリスクがあろうとも最大限の力を発揮出来る闇のキバに変身するのみだ。
運の良いことに玉藻の前の宝具で魔力は回復してゆく。おかげで魔力による消滅という意味では、多少は寿命が延びた。
もっとも今、戦っているメンバーで一番傷を負ってるのは太牙だし闇のキバに変身したことでかなり魔力を消耗したのには変わりないのだが。
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>>2438、>>2439、>>2440
オッケーです
>>3597
ソリテールの告白を蓮子は驚き半分、納得半分で受け入れた。周囲の反応から正統な英雄ではないことを薄々予感していたが、これ程までに危険な存在とは予想外であった。蓮子が召喚したサーヴァントは文字通りの人でなしであったのだ。
『私のお話はこれでお終い』
『……それで、これからどうするつもりかしら。私を令呪で服従させる?それとも――自害でも命じてみる?』
――断頭台のアウラのようにね
念話を飛ばすソリテールの表情は一切変わらないが、心なしか威圧感が増したように思える。
だが、臆してはいけない。ここからが大事だと蓮子は自分に言い聞かせた。
『生憎と私が求めるのはどちらでもないわ。私が求めるのはあなたとの交渉よ』
『ソリテール。幸いこの聖杯戦争であなたはまだ人を手にかけていない。サーヴァントだけを攻撃対象に限定して今後も私達に協力することを約束するなら、私も令呪であなたを切り捨てるつもりはないわ。勿論、約束を違えるなら容赦しない』
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>>3608
マヤ(太牙が闇のキバになっちゃった……)
マヤ達は太牙から性能を聞いた際、闇のキバに変身したら消滅が早まることを聞いていた
ゆえに太牙がダークキバに変身した途端、マヤの表情が曇る。
たとえサーヴァントといえども、異能が存在せず平和に暮らしてきたマヤにとっては人間とほとんど変わらない。
そんなマヤの表情の変化に真っ先に気付いたのは子供に優しいカブキだ。
カブキ「マヤ。そんな表情してどうしたんだァ?」
マヤ「どうしたって……このままじゃアサシンが死んじゃうよ!」
カブキ「そうだなァ。でもあいつにはこの戦いで死ぬ覚悟がある。だから俺達に真名を教えたんだ」
マヤ「それは、そうかもしれないけど……!」
カブキ「わかってるなら、応援して、アサシンの覚悟を見届けてやることだなぁ。俺達にはそれくらいしか出来ねぇ」
マヤ「……わかったよ」
自分が戦えないことを悔しく思い、自分の無力さを痛感しながらも――太牙の覚悟を無駄にしないためにマヤは叫ぶ
マヤ「アサシン〜!がんばれ〜!」
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>>2441
>>2442
いいと思う
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>>3610
蓮子の提案にソリテールは首を傾げた。
一人でも戦力が欠ければ全滅しかねないこの土壇場で自害の命令を出されない公算はあったが、服従の令呪を使われないのは意外だった。
『へえ、今の話を聞いても随分余裕なのね。魔族が怖くないのかしら』
『あなたはとても恐ろしいし、私が見てない所で随分とんでもないことを仕出かしてくれたとも思ってる。……それでも今は可能な限り一人でも多くの戦力が必要なの。あの神様や私達をこの聖杯戦争に招いた仕掛け人を相手にするにはね』
『それでも服従くらいは令呪でさせるべきじゃないかしら。例えばそう、"悪意を持つな"とか』
『冗談きついわ。最初から無い物に持つなも何もないでしょ……それにやれるならやってるわよ。私覚えているのよ、あなたがした令呪の説明。マスターの能力で令呪の効力は変わるってね』
令呪はサーヴァントへの絶対命令権であるが、その効力はマスターによって上下し、長期間の命令や曖昧な命令では効力が下がる。対魔力などの抵抗を可能にするスキルをサーヴァントが有しているなら尚更である。
ソリテールは対魔力こそ持たないが卓越した術理解明スキルを有している。七崩賢のように絶対性を持つ魔法を有していない彼女を彼らと同格足らしめる最大の要因。短時間で術式を理解し対応、時にはその術式を己のものにしてしまう。
元来魔族は個人主義。束縛を嫌うソリテールが令呪の仕組みを解析していないはずがない。対魔力を持たないが故に短期間なら効果を発揮するだろうが、魔術師ですらない蓮子が絶対服従のような長期にわたる命令をした所でいつかは必ず解除されることを蓮子は理解していた。
令呪を重ねがけすれば話は別だろうが生憎と残り令呪は一画のみ。それを理解しているからこそ先程からソリテールは蓮子に令呪の使用を勧めているのだろう。全ては自身が自由を得るために。
『少しお話し過ぎたかしら。やっぱり面白いね君。でも魔族が強制力を持たない約束を守ると本気で思ってる?
――それにいざという時、自害させる隙を与えるとでも?』
『思ってないわ。でも、あなたは約束を守らざるを得ない。もし先んじて私を殺したらあなたは消えるしか無い。利己的な理由でマスターを殺す奴なんて危険すぎて乗り換えたいと思うマスターはまずいないもの』
『令呪の宿った腕を奪おうとしても同じよ。マスターに牙を向いた危険人物としてこの場に集ったサーヴァントから集中攻撃を受けることになる。ただでさえ色んなサーヴァントから警戒されてるしね』
『少なくとも利害が一致してる間は、そんなリスクを犯してまで裏切るメリットはない。話を聞く限り魔族はすぐに嘘を付くし善悪も存在しない人喰いの怪物だけど自分の欲望に対しては実に素直みたいね。ソリテールだってこの宝の山みたいな世界に一秒でも長く留まりたいでしょ?』
一気に捲し立てる蓮子にソリテールは苦笑する。
個人主義の魔族が他者に協力するケースは原則二つのみ。一つは絶対的な力による恐怖。かつて魔王はその圧倒的な力により魔族を軍として束ね統率した。
もう一つは利害の一致。七崩賢の一人、黄金郷のマハトはとある目的から一都市の領主に長年協力していた。
ソリテールといえども自殺志願者ではない。長く愉しむためにもある程度の妥協は必要だった。
『そうね、蓮子が言う通り私もこの場で他のサーヴァントを敵に回して生き残れると思える程自惚れていないわ。
それに他の世界から集められた人間達を観察できる機会を棒に振りたくはないもの』
『それにしてもこの世界を宝の山と称するなんて素敵ね。やっぱり君の"好奇心"が縁になって私が喚ばれたのは間違いないみたい』
『物凄く遺憾なことだけど…ね』
あまり認めたくないが、ソリテールは自身に充てがわれただけあって共通する点が少なくないことを蓮子は認めていた。
飽くなき探究心とそれを満たす為の行動力。
――そして危険を承知の上で好奇心を満たそうとする性(サガ)。
『私にとってこの聖杯戦争は恐ろしくもあったけど魅力的でもあった。非科学的な幻想の産物として存在を否定された者達と直接触れ合うことができる貴重な機会だったから』
蓮子はユウキ達と異なり純粋な正義感だけで聖杯戦争の秘密を暴こうとしているのではない。
未知という名の花を求め、封じられた秘密を暴き、幻想を真実に、夢を現に変える秘封倶楽部の延長線上の活動といえた。
『ふーん、じゃあ太歳星君の討伐に積極的に志願したのは…』
『そうよ、察しの通りこの眼で見たかったの。幻想に消えた英雄や神様が織り成す神秘を。勿論、戦力的にベストな戦力配分であることが大前提だったけど』
『…ふふ、私も魔族の中では変わり者の自覚があるけど、君も中々どうして…流石は私を召喚したマスターといった所かしら?』
『狙って召喚した訳じゃないし、あなたに褒められてもちっとも嬉しくないけどね』
蓮子の告白にソリテールもまた得心がいった。当初は魔術の心得もない平凡な人間だと思っていたが、考えてみれば自分を召喚できてしまうような人間がまともであるはずがない。
かつて太歳星君に挑んだとある男女が"恐怖愛好家"であったように蓮子もまた重度の"神秘愛好家"とでも言うべき本質を持っていたのだ。
十分お話したことでそろそろ乗り換えを考えていたが、もうしばらくは観察を楽しめそうだとソリテールは思った。
『分かったわ、取り敢えずはあなたに協力してあげる。まさかこの私がマハトの真似事をするなんてね』
『でもサーヴァントだけが攻撃対象ね…"アサシンらしい"運用はしないのかしら。その方が効率的だと思うけど?』
『…何を言われようが、その一線を越えるつもりはないわ』
蓮子は暗に敵マスターの暗殺を勧めるソリテールにきっぱりとNOを突きつけた。
蓮子とて殺人は心の底から忌避している。例え相手のマスターが悪人であったとしても、自分が直接手にかける訳ではなくとも。実際太歳星君討伐の作戦会議中もマスター暗殺の案は決して出そうとしなかったのだから。
倫理観。それが人並み程度にはある蓮子と最初から存在しないソリテールを隔てる最大の一線。或いはこの一線を容易に踏み越えた人間を昔の人は"妖怪"と呼んだのだろうか…。
『頭の回る君がそこまで非効率に拘るなんて興味深いわ。まあ私にとってはどちらでもいいけど。それじゃあ改めてよろしく』
『…ええ、よろしく』
ソリテールから差し出された手を一瞬躊躇いながらも蓮子は握り返した。恐ろしく冷たい手を。
何にせよ利害の一致で協力関係を築くことが出来たが、油断はできない。魔族は本質的に人間と共存不可能な種族。頼れる相棒には決してなり得ないのだから。
『この最後の令呪があなたの命を絶つことに使われないことを祈るわソリテール』
『私も君の死に顔を見届けるのはそれなりに後にしたいと思っているよ蓮子』
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>>2444
いいと思うぜ
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夏油(私のキャスターでは他のサーヴァントを支援するのが精一杯か)
他のサーヴァント達を支援するという選択をした玉藻の前を見て夏油はそう判断する。
もっとも今回の相手は玉藻の前にとっては天敵のような存在だ。下手に呪術で攻撃したら逆に危ういし、その判断が間違ってるとは思わない
夏油(彼女の判断は正しいが……支援するだけなら私がここにいる必要もないかな)
マスターは状況に応じて令呪でサーヴァントをサポート出来るが、支援に徹するなら特に支援する必要もない
ゆえに夏油は歩き出すが、そこをマヤに呼び止められる。
マヤ「夏油先生、どうしたの?」
夏油「私には私のやるべきことがあるだけさ、マヤちゃん」
マヤ「夏油先生のやるべきこと……?」
夏油「さっきの死体からしてこの城には危険なマスターが潜んでる可能性がある。そいつを倒すだけだよ」
マヤ「それなら、私も……!」
夏油「マヤちゃんには自分のサーヴァントのサポートをしながら、彼が言ったように〝鬼の戦い〟を学んでほしい。私のサーヴァントは支援に徹するはずだから、フリーになった私が動く」
マヤ「でも、夏油先生一人じゃ危ないよ……!」
夏油「私はこれでも元々〝最強〟だったんだ。それでもマヤちゃんは信じられないかな?」
カブキ「……行かせてやれ、マヤ。俺達は俺達に出来ることを、夏油は夏油がやるべきことをするべきだ」
マヤ「……わかったよ。でも絶対に戻ってきてね、夏油先生!」
夏油「大丈夫だよ。私は〝最強〟だからね」
そう言って夏油だけ別行動に出る
その理由をマヤ以外のマスターは察していた。
夏油の目的。
それは太歳星君のマスターを見つけ出し、倒すことだ。
そうすることで太歳星君は消滅するだろうし、リベンジを果たしたことになる。
そしてこういう役割は自分こそ向いてるだろうと理解しているからこそ、夏油は動き出したのだ
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>>2446
いいね
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>>3608
太歳星君「ははは…いいぞ!これ以上なく追い詰められている…!」
太歳星君「滾らせるじゃないか…!」
スネーキングデスブレイクを受けて大ダメージを受けたはずなのだが未だ余裕を崩さず、むしろ愉しんでいる太歳星君は一旦下げていたギアを再び上げ始める
一方で太牙・ザンキ・アタランテは相手の態度に警戒しつつも攻勢を掛けるべく再度攻撃を仕掛ける
再び複数の矢が目にも留まらぬ速さでその身体を射止めようとし、太牙はさらに強力な必殺技・キングスバーストエンドを放ち、ザンキも音撃技『音撃斬 雷電斬震』を太歳星君に打ち込もうとする
だが太歳星君は再び陰陽術を使用、「六壬神課」でアタランテの攻撃を躱し、自身の姿を霊から知覚できなくさせる「護身隠行法」で太牙の必殺技を不発に終わらせ、「呪縛呪」で烈斬を突き刺そうとしたザンキの動きを止めてしまった
ザンキ「なに…っ!」
太歳星君「悪くはなかった、がまだ足りないな!」
そして太歳星君は多数の消滅の凶星を纏わせて体術を繰り出し、目の前にいたザンキに致命傷を与えた
-
>>2448
いいと思う
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>>3613
多数の消滅の凶星を喰らったザンキは、アスナやディエゴのように間もなく消滅するはずだ
そう確信した太歳星君は他のサーヴァントを狙おうと考える
マヤ「師匠!!」
カブキ「落ち着け、マヤ!」
マヤ「落ち着いてなんていられないよ!だって師匠が、師匠が……!」
今にも走り出そうとするマヤをカブキは力づくで抑える
同じ鬼でありながら、マヤのサーヴァントと共闘出来なかった悔しさに歯噛みしながら。
そしてマヤの声はアタランテにも届いていた。
アタランテ「子供(マヤ)のサーヴァントから狙うなど、許せん!」
怒りに駆られたアタランテはあろうことか弓を引き絞りながら、ザンキを庇うように前線に出る。
そんなアタランテの動きを呪縛呪で止めるが――その時には既にアタランテが『訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)』を発動していた
太牙やザンキに当たらないようにアタランテ自身の意志で範囲を狭めた光の矢が太歳星君のみに降り注ぎ、命中する
更にダメージが蓄積する太歳星君だが、ソレすらも愉悦
そして弓矢を自在に扱うアタランテの存在を厄介でありながらも愉しく感じた太歳星君は光の矢を食らいながらも、消滅の凶星を複数アタランテに放つ
アタランテはその凄まじい威力に、吹っ飛んでしまう
残るサーヴァントは太牙のみ。
呪縛呪を使い、動きを止める。
太牙「くっ……!」
アルトリア「このままではまずい!イオリ、私も――」
――しかしその瞬間、誰もが驚いた
致命傷を負ったはずのザンキが走り出したからだ。
ザンキは戦闘続行スキルにより、未だに息があった
咄嗟に対応しようとする太歳星君だが、美遊兄達から相手の能力の説明を受け終えた名護さんがイクサに変身して駆け付け、イクサカリバーによる猛攻で太歳星君に隙を与えない
そして斬鬼は烈斬を太歳星君を突き刺し、音撃斬 雷電斬震を発動。今度こそ必殺技が決まったのであった
それでもなお太歳星君は倒せず、再び消滅の凶星をザンキに放つが――勢い良く扉が開かれる音が聞こえ
「月牙天衝!!」
月牙天衝により、消滅の凶星が相殺される
一護「わりぃ、待たせたな」
ユウキ「すごい!いろんなサーヴァントが勢揃いしてる!」
――ユウキ組、参戦
カブキ「良かったな、マヤ!まだお前のサーヴァントは無事だ!とりあえず令呪を使えば少しくらい回復するんじゃねぇか?」
マヤ「わ、わかった!令呪で命ずる!師匠の……オニの傷を回復させて!」
ソリテールの時のように、ザンキもまたマヤの令呪で致命傷から回復する
ザンキ『ありがとうな、マヤ。どんな逆境でも諦めない。――それもまた鬼として大事なことだ』
マヤ『うん!わかったよ、師匠!』
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アタランテ「子供(マヤ)のサーヴァントから狙うなど、許せん!」
個人的にですが、たぶんアタランテはこのような発言をしない気がします
仮にマヤを攻撃したら激昂するはずですが、聖杯戦争をやっている以上子供がマスターでもそのサーヴァントを倒す事は別の話として捉えていると思う
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あと>>2448はザンキにスキル「返魂の術」を使わせるべく致命傷にしてみましたが、これについては他の人にも判断をいただきたいです
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(修正してみた)
>>3613
多数の消滅の凶星を喰らったザンキは、アスナやディエゴのように間もなく消滅するはずだ
そう確信した太歳星君は他のサーヴァントを狙おうと考える
マヤ「師匠!!」
カブキ「落ち着け、マヤ!」
マヤ「落ち着いてなんていられないよ!だって師匠が、師匠が……!」
今にも走り出そうとするマヤをカブキは力づくで抑える
同じ鬼でありながら、マヤのサーヴァントと共闘出来なかった悔しさに歯噛みしながら。
そしてマヤの声はアタランテにも届いていた。
アタランテ「マヤのことは任せたぞ、カブキ!」
サーヴァントが全滅したら京都の子供達やマヤが死ぬ。
ゆえにこの戦をなんとしても勝たなければならないアタランテは、確実に宝具を当てられそうな策を思い付きあろうことか弓を引き絞りながら、前線に出る。
そんなアタランテの動きを呪縛呪で止めるが――その時には既にアタランテが『訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)』を発動していた
太牙やザンキに当たらないようにアタランテ自身の意志で範囲を狭めた光の矢が太歳星君のみに降り注ぎ、命中する
更にダメージが蓄積する太歳星君だが、ソレすらも愉悦
そして弓矢を自在に扱うアタランテの存在を厄介でありながらも愉しく感じた太歳星君は光の矢を食らいながらも、消滅の凶星を複数アタランテに放つ
アタランテはその凄まじい威力に、吹っ飛んでしまう
残るサーヴァントは太牙のみ。
呪縛呪を使い、動きを止める。
太牙「くっ……!」
アルトリア「このままではまずい!イオリ、私も――」
――しかしその瞬間、誰もが驚いた
致命傷を負ったはずのザンキが走り出したからだ。
ザンキは戦闘続行スキルにより、未だに息があった
咄嗟に対応しようとする太歳星君だが、美遊兄達から相手の能力の説明を受け終えた名護さんがイクサに変身して駆け付け、イクサカリバーによる猛攻で太歳星君に隙を与えない
そして斬鬼は烈斬を太歳星君を突き刺し、音撃斬 雷電斬震を発動。今度こそ必殺技が決まったのであった
それでもなお太歳星君は倒せず、再び消滅の凶星をザンキに放つが――勢い良く扉が開かれる音が聞こえ
「月牙天衝!!」
月牙天衝により、消滅の凶星が相殺される
一護「わりぃ、待たせたな」
ユウキ「すごい!いろんなサーヴァントが勢揃いしてる!」
――ユウキ組、参戦
カブキ「良かったな、マヤ!まだお前のサーヴァントは無事だ!とりあえず令呪を使えば少しくらい回復するんじゃねぇか?」
マヤ「わ、わかった!令呪で命ずる!師匠の……オニの傷を回復させて!」
ソリテールの時のように、ザンキもまたマヤの令呪で致命傷から回復する
ザンキ『ありがとうな、マヤ。どんな逆境でも諦めない。――それもまた鬼として大事なことだ』
マヤ『うん!わかったよ、師匠!』
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>>2452
音撃戦士スキルが戦闘続行:Bを内包してるから戦闘中の致命傷ならそれが発動しないのはおかしいと思う
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>>2453
いいと思う
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>>3614
太歳星君「さすがは名だたる英雄たち、そう簡単に仕留められないか…そろそろ頃合いだな」
太歳星君は闘志尽くさず一護達と戦闘を続けるが、さすがにダメージの蓄積もあり身体の鈍りを感じていた
これでは満足できる死闘も難しいと判断し、シロッコに念じて神言を送る
太歳星君『シロッコ、令呪二画だ。その魔力源を神の霊力として焚べろ、その上で最後の宝具を解放する』
シロッコ『御意、御心のままに』
この時、シロッコもまた身体の辛さを感じ始めていたところであった
二条城という霊地を陣地かしたことで幾らかは魔力供給の負担は減ったものの、ここまでの激戦を続ければ消耗するのは必須であった
だが神の依り代として己が身体の変調を口にすることはしなかった
シロッコ『令呪をもって命ずる。令呪の秘めた力、それをキャスターに捧げよう』
シロッコ『重ねて令呪をもって命ずる。真なる御業を示したまえ』
シロッコは躊躇いなく令呪二画を使用し、契約の証である痣が消えると同時にその身にのし掛かる重荷が軽くなる感覚を得ていた
令呪の効果で太歳星君に膨大な魔力が巡ったためシロッコからの魔力供給も和らいだのだろう
そして太歳星君は『族滅の化身』を解放し、全てを滅する超高密度な光を纏っていた
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>>2456
いいと思う
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>>3615
アルトリア「キャスターの様子が変わった!?」
アリス「これは……何かありそうですね……」
太歳星君の様子の変化に控えていたアルトリアとアリスすらも危機感を覚えた
アルトリア「イオリ、私はもう十分に回復しました。前線に復帰します!」
アリス(相手は圧倒的に強いですが、このキャスターを倒さなければキリトは殺される。ならば……!)
アリス「キリト、私も戦線に復帰します!今のキャスターは全力で迎え撃った方が良さそうです!」
そしてアルトリアとアリス、二人の女騎士が戦線に戻る
マスターが死ねば困るのはソリテールも同じで、彼女もまた戦線に戻った
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>>2456
一護(見た目が変わった……?もしかして卍解みたいなもんか……?)
名護さん(急に様子が変わったな。これは用心すべきか……?)
ザンキ(どうやら、これが太歳星君の本気だと考えて良さそうだな)
一護「みんな。よくわからねぇけど、キャスターが本気を出した可能性が高そうだぜ……!」
名護さん「ああ。明らかに様子が変わった。これは気を付けた方が良さそうだ」
太牙「そうだな。……アーチャー、もし俺に何かあったら後はお前に託す」
名護さん「急に何を言ってるんだ?アサシン」
ザンキ「アサシンはマスターを失っている。……消滅するのは時間の問題だ」
名護さん「何!?それは本当か、アサシン!」
太牙「ああ。だが――」
――マヤ『がんばれ〜!アサシン!」
マヤの声援を思い出し、マスクの下で僅かに微笑む。
太牙「俺には負けられない理由がある。だからこの魔力が尽きるまで戦う、それだけのことだ」
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族滅の化身を解放した太歳星君が真っ先に狙ったのは、意外にも玉藻の前だった
太歳星君「お前だけあまり何もしてないな。英霊になったからには強いはずだ。その強さを試してやろう」
そして玉藻の前に凄まじい勢いで接近する太歳星君
しかし一本の弓矢がそれを妨害した
限界まで弓を引き絞っていたアタランテが追い込みの美学により相手を上回る速度で弓矢を放ったのだ
ちなみに彼女が立ち上がり、弓矢を引き絞れたのはカブキが令呪で回復させていたからだ
太歳星君「はははは!面白いな、お前!」
アタランテの強さを認め、愉しい相手だと考えた太歳星君はアタランテに迫り、光のオーラが触れるとアタランテが昏倒して地に伏した
そのままトドメの一撃を受け、アタランテが消滅する
【アタランテ@Fateシリーズ 消滅】
※完全に消滅するまで少しだけ時間が掛かるかもしれません
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>>2459
うーん、正直太牙はもう限界でもう戦わせずに消滅させてもいいのでは?
サガ→闇のキバに変身して必殺技を使いつつ全力で戦っているからもう魔力は尽きていている状況、玉藻の前の宝具で誤魔化したとはいえ必殺技の連続には魔力供給は追いつかず、そろそろ宝具効果も切れて魔力切れ退場を考えていた
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>>2458
いいと思う
>>2459
太牙はあと一撃分の攻撃を放てば消滅するくらいの消耗ならバランスとれるかも
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>>2262
自分もそれを考えていた
わかりづらいかもしれないけど>>2459はそのための事前準備だったり(だから名護さんに後を託すなんて死亡フラグ建ててる)
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>>2462、>>2463
了解、とりあえず>>2459オッケーです
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それなら個人的には通しで大丈夫だと思う
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複数の消滅の凶星が直撃したアタランテは致命傷を負ってしまった
アスナがそうだったように、こうなったらもう助からない。
肉体が消滅しかける中、それでもアタランテは最後まで弓を引き絞って太歳星君へ向けて放った
その一撃は見事なもので太歳星君に炸裂したのを見届けてからアタランテはこの世を去った
【アタランテ@Fateシリーズ 消滅】
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>>2460、>>2466
>>2460の【アタランテ@Fateシリーズ 消滅】を消せば両方通しでいいと思う
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>>2460
この太歳星君の襲撃は玉藻の前の宝具『水天日光天照八野鎮石』の効果が切れていたタイミングと重なっていたんだよね
玉藻の前は再度宝具を使おうか考える暇もなく襲われたからしばらくHP回復と魔力供給の効果を展開できない状態に
というか生前にはないキャスターの特性「陣地作成」の恩恵で玉藻の傍に転移するとか太歳星君容赦ねー
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>>2468
いいよー
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流れが止まってるし許可出てるけど本投下されてない>>2460、>>2466、>>2468を代理投下してもいいかな?
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太牙(きっとこの攻撃が最後になるが……それでも俺は――)
脳裏に浮かべるのは自分が守れなかった少女、舞衣。
そして自分に大切なことを教えてくれた弟――渡。
太牙「キャスター!これが俺の全身全霊を込めた、最後の攻撃だ!お前に受け切れるか……!」
太牙の言葉を聞き、太歳星君は心底楽しそうに笑う
『ウェイクアップ2』
名護さん「アサシン、君はまさか……!」
太牙「あいつがどれだけ強化されたのか、俺が確認する。みんなはそれを見届けてくれ」
ザンキ「……わかった。アサシン、お前の最期は無駄にはしない」
ザンキも名護さんも、アルトリアやアリスでさえも太牙の決意を見届ける
太歳星君相手に不発に終わった必殺技だが今度こそ当てるという決死の覚悟を胸に――キングスバーストエンドを使う
自分に向けて繰り出された跳び蹴りを、太歳星君はあえて避けない
サーヴァントの死に際の一撃だ。期待せずにはいられず、族滅の化身状態の太歳星君と僅かに拮抗
カズマ「遅れたけど俺達もきたぞ。……ってすごい状況だな」
影山「これがサーヴァント同士の本気の戦いか……!」
矢車さん(俺達が来るまでにサーヴァントの数は減ってそうだが……あのキャスターを倒さなければいけないのが厄介だな)
そして光のオーラに触れた瞬間、太牙に激痛が走る
太牙「う、ぉおおおお――!」
それでも気合いを入れて乗り切ろうとする太牙だが、気が付けば血にひれ伏して戦闘不能になっていた
太牙「みんな……光のオーラに気を付けろ。これは、かなり危険だ……」
その言葉を最期に太牙の消滅は始まっていた
太牙(名護、後は託した。渡、俺は――)
最期に思い浮かべるのはやはり弟、渡の顔。
太歳星君という巨悪こそ倒せなかったが、どこかやり切ったような表情で太牙は逝く
【登太牙@仮面ライダーキバ 消滅】
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>>2471
いいと思う
-
単独行動していた夏油は遂にシロッコを発見する
夏油「や。君がキャスターのマスターかな」
皮肉にも十二神将の存在がシロッコが一般人ではないことを物語っていた
-
>>2473
オッケー
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>>3620
太歳星君「見事な一撃だったぞアーチャー、アサシン。だが僕を落とすには至らなかったな」
アタランテと太牙の最期の一撃は確かに太歳星君に届いていた
その証拠に太歳星君の左腕はアタランテに射抜かれ千切れ飛び、右腕は太牙により無残に拉がれていた。最早手で印を結ぶことは叶わないだろう。これで披甲護身(無敵)、呪縛呪(金縛り)、護身隠行法(透ける)は封じられた
未来視による回避も陰陽術による透過も許さない速度だからこそ成し得た結果である
ソリテール「外傷はないけどアサシンが光に触れた瞬間、霊基が致命的な損傷を受けた…」
「本質は消滅の凶星とやらと同じね。超高密度のそれを全身に纏うことで生半な攻撃は打ち消され、触れれば致命の攻防一体の技と化した」
アルトリア「だが、無敵ではない。アーチャーとアサシンの一撃は確かに届いた」
「それにあれ程の魔力の放出、令呪を使用したとしても長期間の維持は不可能なはずだ」
淡々と『族滅の化身』について分析するソリテール
高密度の消滅の凶星は素粒子大の消滅効果を齎す。外傷こそないが霊体であれば霊基を、生身であれば遺伝子を破壊し尽くし次代に生命を繋ぐ力すら無慈悲に奪い去る。これこそが太歳星君が司る"族滅の祟り"の正体である
無敵の矛と盾を体現したような技だがアルトリアが看破したように決して完全無欠ではない
アタランテと太牙の一撃が通ったように消滅波を突き破る破壊力があればダメージを与えることが出来る。さらに、神威の象徴とでも言うべきこの形態はサーヴァントまで霊格が落とされている以上あらゆる手段を用いても長時間の維持は不可能
アルトリアは長期戦に活路を見出していた
太歳星君「くくく…その通りだ。この状態を維持するのは中々骨が折れる…」
「もう少し遊んでいたいが、一気に決めさせてもらおう」
太歳星君の言葉とともに極光が渦を巻く。宛ら広大な銀河を思わせる様相を見せ――
「棒旋星系…族滅の化身…重なり交じり合え…」
『螺旋星雲』
――この場の者全てを飲み込む規模の銀河の渦が放たれた
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>>2475
OKです
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>>3622
この大規模な攻撃に対応出来る者は限られてくる
アルトリア『イオリ、このままでは全滅を免れません。令呪を使用して宝具を強化してください!』
アルトリアの念話を聞き、伊織は令呪でアルトリアの宝具にブーストをかける
そしてアルトリアは他のサーヴァント達より一歩前に出る
アルトリア(これで対処出来るかわかりませんが……やるしかない!)
意を決したアルトリアは3度目の宝具を使用する
「約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!」
螺旋星雲とエクスカリバーが激突する……が、まだ少し威力が足りない
アルトリア『仕方ありません。イオリ、3つ目の令呪で更に宝具を強化してください!このままでは誰もキャスターに勝てない!』
アルトリアの言葉を聞き、伊織は重ねて令呪で宝具の強化をする
するとエクスカリバーが螺旋星雲を呑み込み、太歳星君の攻撃は失敗に終わる
振り向けばサーヴァントもマスターも全員無事で、アルトリアは胸を撫で下ろした
前に出たことで螺旋星雲に少しでも触れたアルトリアはかなりのダメージを受けたが、ひとまず危機を乗り越えたことは確かだ
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>>2477
いいよ
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>>3621
「やれやれまいったな……」
遭遇後に互いを敵と認識して戦闘になった夏油とシロッコ
追い込まれているのは夏油の方であった
十二神将は夏油でも一対一であれば十分撃破可能なレベルの力しか持たないが如何せん数が数。十二対一では流石に天秤はシロッコの側に傾く
「たった一人で来るとは甘く見られたものだ。マスターが狙われる想定をしていないとでも?せめて他のマスターでも連れてくればここまでの無様を晒さずに済んだだろうに」
嘲笑するシロッコに夏油も苦笑で答えた
「まさか。困ったことに他のマスターは甘ちゃんばかりでね。残念ながらこんな事が出来るのは私だけだったのさ」
「だから一人で立ち向かうと…尚更愚かだな。一時の感傷で判断を誤り命を落とす。貴様のような俗人に相応しい最期だ!」
「ほざけ、私の運命を猿が勝手に決めるなよ!」
-
>>2479
いいと思う
-
>>3623
「まさか、これを凌ぎ切るとはな…!」
勝負を決するつもりの大技を凌がれたことでさしもの太歳星君も驚愕する。さらに螺旋星雲による消耗で全身に纏う光の波が弱まった
全滅の危機は一転して反撃の起点となったのだ
「今だ!!」
「くっ…!」
太歳星君の機先を制し、集ったサーヴァント達の一斉攻撃が襲いかかる。負けじと太歳星君も反撃に移るが想定を越えた過度の魔力の消費によりその動きは鈍い
そして過度の魔力の消耗は自らの眷属――即ちマスターであるシロッコと十二神将のコンディションにも影響が出ていた
-
>>2481
オッケー
-
(もう黒幕解禁でいいんだよね?」
>>3625
「あいつらが今回の聖杯戦争の参加者達か。茅場はあのキャスターを倒さなければ京都に祟りが起きて、マスター共々皆殺しになると言ってたな」
エクスカリバーと螺旋星雲の激突により城の一箇所に穴が空き、そこから一人のサーヴァントが戦場を眺めていた
彼の名は、秋月信彦。クラスはアヴェンジャーだ
-
>>2483
オッケー
-
『マイキー。目的のキャスターは発見出来たが、どうする?』
『どうするも、こうするもねぇだろ。俺達は優勝するって決めたんだ。それを邪魔する奴には――わりィけど退場してもらう』
『そうか。お前ならそう言うと思っていた』
そして信彦とマイキーは合流を果たし、太歳星君や多数のサーヴァント・マスターのいる城内に入る
コツ、コツ、コツ――と。
足音を隠すこともなく、威風堂々と
-
茅場はシステムを上回る人間の意志の力を知らしめ、未来の可能性を悟らせたあの聖戦をもう一度、この聖杯戦争という舞台で行いたいと考えてるんだよね
だから自分はヒースクリフのアバターなのにキリトにはリアルの肉体という〝理不尽〟を押し付けた
アスナやユウキ、アリスといったキリトの仲間や自分の知らないGGOのプレイヤー――レンやピトフーイを呼び寄せたのは、興味本位とこの〝聖戦〟を盛り上げるためだ。
残念ながらアスナとGGOのプレイヤー達はロストしてしまったが――
(〝聖戦〟への準備は順調に進んでいる。またあの時のような〝人間の意志の力〟を見せてくれ、キリト君。いや――他のプレイヤーや聖杯戦争でも良いが……楽しみだ)
-
>>2485、>>2486
いいと思う
>>3624
シロッコ「何!?体が……!」
十二神将に追い詰められた夏油。とどめを刺されかけた瞬間にそれは起こった
突如シロッコは凄まじい疲労感と虚脱感を覚え動くこともままならなくなる。シロッコのみならず十二神将もまるでブリキ人形のような鈍重な動きになってしまった
シロッコ「おのれ…魔力か……!」
直ぐにそれが太歳星君による魔力の消費により齎された現象だとシロッコは気づくが令呪を使い切ってしまった以上、シロッコに出来ることは何もなかった
――今しかない!
自身に纏わりついた十二神将の群れを游雲で打ち払い駆け出す夏油
太歳星君との初戦でこの世界で得た呪霊のストックも殆ど使い切ってしまった以上、決着を着けるには游雲による近接戦が最も確実。全力疾走でシロッコとの距離を一気に詰めていく
シロッコ「くっ…!動け十二神将!私を守れ!」
シロッコの号令にぎこちない動きながらも十二神将が彼を庇うように立ち塞がる。しかし、夏油は足を止めない。ここで足を止めれば犬死にするしかない故に
游雲を振り回し1体、2体、3体と十二神将を弾き飛ばし距離を詰める夏油だが、当然無傷とはいかず反撃により大小様々な傷を負う。さらにシロッコも護身用に隠し持っていた拳銃で援護射撃を行うが、呪力によるガードで必要最小限の傷に抑えた夏油は尚止まらない
全身傷だらけになろうが致命傷さえ負わなければ問題ないのだから
夏油「お前の言う通り、確かに今の私は愚かだ」
夏油「…でも不思議と今だけは心の底から笑える気がするのさ」
最後の十二神将を打ち倒し、シロッコを射程内に収めた夏油は憑き物が落ちたような〝笑顔〟とともに游雲を一気に振り抜いた!
シロッコ「うおあああ……!!」
腹部を打擲され凄まじい形相で断末魔の叫びを上げるシロッコ
ニュータイプといえども肉体的には常人と何ら変わりなく、全力で特級呪具である游雲に打ち据えられて耐えられる訳がない。明らかに致命傷だった
ガクリとその場に崩れ落ちるシロッコだったがその目はまだ死んでおらずある一点を――サーヴァント達と太歳星君の戦場を憎悪の籠もった目で睨みつけていた
シロッコ「私だけが死ぬわけがない…貴様らも一緒に連れて逝く…!」
シロッコ『太歳星君…!木星の鏡像よ!私の最期の願い(のろい)を叶え給え!』
シロッコ『全力の神威を以て…敵対者を全て滅ぼせ!』
既にシロッコに令呪はない。しかし、ニュータイプとして全力の祈り(のろい)を念話という形で太歳星君に飛ばすのであった
-
>>2487
いいね
-
「いいのかしら、こんな所でのんべんだらりとしていて。あなたのお気に入りの子たちが皆消されてしまうかもしれないわよ?」
太歳星君と戦う主従を神妙に見つめる茅場に道士服を着た不気味な雰囲気を漂わせる女が興味深そうに話しかける
女の正体はかつての聖杯戦争で彼が召喚し自身を優勝に導いたキャスター、八雲紫。人が大人になる過程で捨てる幻想を未だに抱き続ける茅場が"幻想郷"の創設者である彼女を召喚したのは果たして偶然か必然か
彼らは二条城から離れた場所から紫のスキマを使って刻一刻と変わる戦況を見守っていた
否、実際は二条城の戦いだけではなく今回の聖杯戦争が始まってから京都に忍ばせた式神たちやスキマを使って今に至るまでの参加者たちを監視していたのだ
「ここで潰えるのであれば所詮それまでの存在だっただけのこと…最も君の指摘は杞憂に終わるだろうが」
「ふーん、随分彼らを買っているのねえ」
「そういう君はどうなんだ、幻想郷の賢者よ。君にとって見所のある存在はいるのか?」
「うふふ…どう思う?」
彼らはもう一組の黒幕であるアベンジャーたちと違って太歳星君との戦いに介入するつもりはない。あくまで戦いの結末を見届けるスタンスである
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>>2489
自分はいいと思う
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>>3628
その念話は確かに太歳星君に届いた
もっともかなり深傷を負い、弱体化しているが……それでも太歳星君は最期まで楽しもうと決めた、その瞬間
勢い良く扉が開かれ、マイキーと信彦がやってきた
「頼んだぜ、アヴェンジャー」
「ああ。もうお前の闘いは終わりだ、キャスター」
信彦は冷酷にそう告げると変身ポーズを取る
「変身……!」
必然的に新たな乱入者に視線が集まった
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>>2491
自分は大丈夫だと思う
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>>3628
「……そうか、僕の負けか。見事だ」
遠方より放たれたシロッコの断末魔の思念を感じ取った太歳星君は素直に敗北を認める
マスターの殺害、それも引っくるめての聖杯戦争だ。見事にそれを成し得た呪術師を称賛こそすれど祟るつもりはない
この戦場では太歳星君本体の横槍も入らない以上この場の分霊・太歳星君の消滅は確定した。最も本体の勝ちに手段を選ばない姿勢を唾棄する分霊にとっては望ましいことであるが
「お前達がコソコソと動いていた輩か。死力を尽した戦いの漁夫の利を狙いに来るとは程度が知れるな」
突如として現れたアヴェンジャー主従に吐き捨てる太歳星君。太歳星君は各地の霊地を制圧する過程で朧気ながらその気配を感じ取っていた
もしもこの戦いに勝利し、祟りを完遂した暁には手ずから葬ってやろうと考えていたのだ
「ほざいてな、テメェの役割はもう終わりだ。オレ達の願いのためにとっとと消えな」
侮蔑する万次郎に太歳星君は静かに返す
「確かに終わりだが、ただで消えてやるつもりはない…『消滅の凶星』全圧縮率結集態…」
そう、まだ終わりではない。光の波動がかつて無い輝きを見せ集束する
シロッコは最期の執念で未だ生を繋いでいる。自身への祈り(のろい)に応えずして何が神か
これより放つはサーヴァントに霊格を落としていない時でさえ一発しか放つことが出来ない最後の大技
この聖杯戦争で使えば事実上の自爆技にしかならない故に封印していたが、マスターの生命と己の存在全てを代償に解禁する!
「果たしてお前達にこれを乗り越えられるか――最期の一撃だ!」
『極超新星爆発』
シロッコの命と憎悪を乗せて太歳という星が崩壊とともに見せる最期の輝きが放たれた
【太歳星君@ダークギャザリング 消滅】
【パプテマス・シロッコ@機動戦士Ζガンダム 死亡】
-
>>2493
自分はいいかなとは思ってるけど、他の人の判断も見たい
-
>>2493
同じくいいと思う
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>>2493
この超火力に信彦やマイキーは対抗策がないから黒幕がただの出落ちになる…
-
>>2496
ほんのりと考えているのは紫の境界操作で太歳星君を隔離して不発にさせる、かな?
ただ自分は今のところ具体的に書く予定はなし。それとは別にマイキー信彦は対抗できないのはその通りと思う
-
ていうか想定を越えた過度の魔力の消費って語りがあるからこんな大技を使うのは割と無理があると思うよ
-
>>2496、>>2498
了解です。魔力の兼ね合いもあるので太歳星君の大技発動のくだりを削除して以下に修正したものを投下します
>>3628
「……そうか、僕の負けか。見事だ」
遠方より放たれたシロッコの断末魔の思念を感じ取った太歳星君は素直に敗北を認める
マスターの殺害、それも引っくるめての聖杯戦争だ。見事にそれを成し得た呪術師を称賛こそすれど祟るつもりはない
この戦場では太歳星君本体の横槍も入らない以上この場の分霊・太歳星君の消滅は確定した。最も本体の勝ちに手段を選ばない姿勢を唾棄する分霊にとっては望ましいことであるが
「お前達がコソコソと動いていた輩か。死力を尽した戦いの漁夫の利を狙いに来るとは程度が知れるな」
突如として現れたアヴェンジャー主従に吐き捨てる太歳星君。太歳星君は各地の霊地を制圧する過程で朧気ながらその気配を感じ取っていた
もしもこの戦いに勝利し、祟りを完遂した暁には手ずから葬ってやろうと考えていたのだ
「ほざいてな、テメェの役割はもう終わりだ。オレ達の願いのためにとっとと消えな」
侮蔑する万次郎に太歳星君は静かに返す
「確かに終わりだが、ただで消えてやるつもりはない…自身への祈り(のろい)に応えずして何が神か…」
そう、まだ終わりではない。光の波動が弱々しくも輝きを見せ集束する
シロッコは最期の執念で未だ生を繋いでいる。自分が応えなければ神の名折れ。ましてや自身に打ち勝った者達ならいざ知らず、最後にしゃしゃり出てきた姑息な輩に討たれるつもりはなかった
力を振り絞り最期の一撃を見舞わんとする太歳星君の前にずいと信彦が立ちはだかる。おもむろに肩のパーツをぶちりと力任せに引き抜き、剣状に誂えたそれを大きく振りかぶり――
――一瞬の交錯の後、太歳星君は両断され消滅した。同時にシロッコの命も燃え尽きる
月と太歳。星と星のぶつかり合いを制したのは影に浮かぶ月であった
信彦が振るったのは世紀王シャドーブレード。自身の一部にしてこの世に二振りしかない最強の剣である
血を拭わないまま生き残った主従達に信彦は剣を向けた。彼がこの剣を抜いたということはこの場の者を皆殺しにするという意思表明に他ならない
【太歳星君@ダークギャザリング 消滅】
【パプテマス・シロッコ@機動戦士Ζガンダム 死亡】
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>>2499
いいと思う
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(>>2499が本投下されることを見越しての仮投下)
>>3632
突然の乱入者が太歳星君を倒す場面を目撃した面々は、強大な脅威が消え去ったことに安堵を抱く暇もなく警戒心を解かずにはいられなかった
カブキ「なんだぁ、お前らも聖杯戦争の参加者かぁ?」
伊織「…いや、あのキャスターの口振りでは、違うようだな」
キリト「…まさか、お前達がこの聖杯戦争の黒幕なのか?」
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※ >>2501に問題がなかったら代理投下お願いします
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>>2501
問題ないと思うので代理投下します
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>>3633
この時大半のサーヴァントもアヴェンジャー陣営の次なる言動に対応すべく戦闘態勢を解いていなかったな
ただ消耗し過ぎたアルトリアは戦意を保ちつつも戦闘が発生した場合はすぐには動かず少し様子を見るつもりであり
また玉藻の前は夏油との合流を優先してしれっと戦線から離れていたな
余談だが消耗が少ない順で並べると地獄兄弟、一護、名護さん、ザンキ、アリス、ソリテール、アルトリア、ってところかな
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>>2504
オッケー
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>>3633
マイキー「違うな。俺達はこの聖杯戦争で〝シード権〟を得ただけだ」
ユウキ「シード権って……そんなのあったの!?」
カズマ「俺もユウキと同じで初耳だな。他の奴らはどうだ?」
マヤ「私も知らないよ。でもアヴェンジャーとそのマスターは何かヤバい気がする……!」
マスター達は皆、シード権なるものを知らないと口にする。それはサーヴァントも同様だった
マイキー「とりあえず黒幕はキリトって奴とその仲間には特に期待してるみたいだぜ。それがヒントだ。あいつは正体を隠すつもりがねェらしい」
キリト「……まさか、茅場か!?」
ユウキ「えっ!?でも茅場晶彦は死んだはずだよね!?」
キリト「ああ。だけど俺に特に期待してて、こんな舞台を用意出来るのは茅場くらいだと思う」
信彦「とりあえず黒幕に辿り着きたいなら俺とマイキーを倒すことだな。俺が優勝したら――怪人がありのままの姿で生きていける世界を創る」
マイキー「俺もダチや妹を生き返らせるために負けられねぇ」
美遊兄「妹ため、か……。皮肉にもお前の願いはお前と同じだな」
マイキー「ああ。でも俺は甘くないぜ。本気でお前達を殺す」
――マイキーがそう口にすると、バイクに乗った不良達と異形達がやってきた。
マイキーには不良としてのカリスマと、なにより圧倒的な強さが。
そして信彦には異形の士気を上げるカリスマと、マイキーと同じくサーヴァント以外の異形の中では圧倒的な強さを持つ。
もちろん不良や異形でサーヴァントをどうにか出来るとは思っていないが、多人数のマスターが相手では流石のマイキーでも殺されかねない。ゆえにこの世界で出来た仲間を引き連れてきたのだ
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>>2506
(ミスがあったので修正)
>>3633
マイキー「違うな。俺達はこの聖杯戦争で〝シード権〟を得ただけだ」
ユウキ「シード権って……そんなのあったの!?」
カズマ「俺もユウキと同じで初耳だな。他の奴らはどうだ?」
マヤ「私も知らないよ。でもアヴェンジャーとそのマスターは何かヤバい気がする……!」
マスター達は皆、シード権なるものを知らないと口にする。それはサーヴァントも同様だった
マイキー「とりあえず黒幕はキリトって奴とその仲間には特に期待してるみたいだぜ。それがヒントだ。あいつは正体を隠すつもりがねェらしい」
キリト「……まさか、茅場か!?」
ユウキ「えっ!?でも茅場晶彦は死んだはずだよね!?」
キリト「ああ。だけど俺に特に期待してて、こんな舞台を用意出来るのは茅場くらいだと思う」
信彦「とりあえず黒幕に辿り着きたいなら俺とマイキーを倒すことだな。俺が優勝したら――怪人がありのままの姿で生きていける世界を創る」
マイキー「俺もダチや妹を生き返らせるために負けられねぇ」
美遊兄「妹ため、か……。皮肉にもお前の願いは俺と同じだな」
マイキー「ああ。でも俺は甘くないぜ。本気でお前達を殺す」
――マイキーがそう口にすると、バイクに乗った不良達と異形達がやってきた。
マイキーには不良としてのカリスマと、なにより圧倒的な強さが。
そして信彦には異形の士気を上げるカリスマと、マイキーと同じくサーヴァント以外の異形の中では圧倒的な強さを持つ。
もちろん不良や異形でサーヴァントをどうにか出来るとは思っていないが、多人数のマスターが相手では流石のマイキーでも殺されかねない。ゆえにこの世界で出来た仲間を引き連れてきたのだ
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(補完)
>>3617 >>3618
アタランテ『すまぬ、マスター……。私は直に消える……』
カブキ『……しょうがねェよ。あのキャスターの野望が叶ったら京都中の子供やマヤが死ぬ。だからアーチャーも本気で戦ったんだろ?
アタランテ『ああ。だが死ぬ間際に……あのキャスターに全力の一撃をぶつけたい』
カブキ『わかった。アタランテ、お前の意志は無駄にはしねェ!』
カブキ「令呪で命ずるぜ!少しでもいい、アーチャーを回復させてくれ!」
カブキが令呪を使うまでにこんなやり取りがあったね
そして全てをやり遂げたアタランテは、消滅間際にカブキに託す
アタランテ『マスター……。マヤや京都の子供たちのことは託したぞ』
カブキ『ああ、任せろ!』
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>>2507、>>2508
オッケー
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>>3634
「ご主人様!?ご無事ですか!!」
「やあ、キャスター。ごらんの通りの様だけど、まだ問題なく動けるよ」
「っ…申し訳ございません、マスター」
「謝らなくていいさ、これは僕自身が行動したことによる結果だから、気にしなくていい」
アヴェンジャーによって太歳星君が撃破された後に戦線から離脱した玉藻の前は魔力供給のパスを頼りに夏油の元へと向かい、傷だらけになった彼の姿を目撃する
己がマスターを危険な目にあわせてしまい良妻として寄り添えなかったことを悔やむが、当の本人が無事であり平気そうな表情を浮かべているのである程度の安堵も覚えていた
「とりあえず僕の方でマスターを仕留めたけど、そっちも決着はついたようだね」
「ええ、確かに太歳星君は倒されました。ただし、ですが途中から乱入したぱっと出の黒幕の小間使いみたいなのに、ですが」
「へぇ、このタイミングで姿を現し直接干渉してくるとは…何か意図があっての行動なのかな?」
「して、この後は如何様に動きましょうか」
「そうだね…キャスター、この二条城の霊地を確保して太歳星君の術式を弄ることはできるかい?」
「うーん…前者は問題ないですが、後者は直接確認してみないとできるかどうかは分かりませんね」
「そうか、じゃあまずは霊地を確保して神様が残したものを調べてみようか」
こうして太歳星君という脅威が去ったことことで夏油組は再び独自の行動を取り始める、狙うは二条城の霊地と京都に張り巡らされている霊脈、そして太歳星君が用意していたという祟りの結界
今は術者を失い機能を失っているだろうが、霊脈に縫い付けられた術式はまだ残っているのではと推測し、さらにそれらを弄れるのであれば「呪力を持たない人間」に限定して祟りの結界を起動させることを目論んでいた
無論、そうそう上手くいくとは思っていない。術式に干渉できずに目的を果たせない可能性も充分に考えられる。しかし突発的に転がり込んできた好機でもある、まずはできるかどうかを試してみることにした
新たに登場したアヴェンジャー陣営に関しては他の聖杯戦争の参加者に任せ、夏油傑と玉藻の前は二条城の本丸へと向かって行った
※夏油組の計画は上手くいってもいかなくてもどっちでも構いません。場合によっては規模縮小や不具合があるかもしれません。
またこの行動によって茅場組が動く可能性があります。
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>>2510
最後の注釈だけを修正
※太歳星君の術式を夏油組が利用可能かどうかは続きを書く方にお任せします
仮に再利用ができて非術者の排斥に動くとしても、その前に茅場組が妨害する可能性が高いでしょう
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>>2510
茅場組に妨害される前提ならダメとは言わないけど祟りでマスター死亡は萎えるし夏油の心境の変化がリセットされててもにょる
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>>2512
それじゃあ祟り結界云々はなしにしてみる
>>3634
「ご主人様!?ご無事ですか!!」
「やあ、キャスター。ごらんの通りの様だけど、まだ問題なく動けるよ」
「っ…申し訳ございません、マスター」
「謝らなくていいさ、これは僕自身が行動したことによる結果だから、気にしなくていい」
アヴェンジャーによって太歳星君が撃破された後に戦線から離脱した玉藻の前は魔力供給のパスを頼りに夏油の元へと向かい、傷だらけになった彼の姿を目撃する
己がマスターを危険な目にあわせてしまい良妻として寄り添えなかったことを悔やむが、当の本人が無事であり平気そうな表情を浮かべているのである程度の安堵も覚えていた
「とりあえず僕の方でマスターを仕留めたけど、そっちも決着はついたようだね」
「ええ、確かに太歳星君は倒されました。ただし、ですが途中から乱入したぱっと出の黒幕の小間使いみたいなのに、ですが」
「へぇ、このタイミングで姿を現し直接干渉してくるとは…何か意図があっての行動なのかな?」
「して、この後は如何様に動きましょうか」
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>>2513
いいと思う
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