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SS投下・仮投下スレ Part.3

1981名無しさん:2025/02/24(月) 22:50:14
>>3365
その後、キリトは聖杯戦争の情報収集や刀を買うために仕事を通い、学校にも登校しながら魔術と呪術についてネットなどを駆使して調べるという多忙な日々を送ってる

アリス「キリト、流石に無理をしすぎじゃないですか?」
キリト「聖杯戦争で勝ち残るためだ。それに俺はアリスやユージオ――みんなと思い出を作ったアンダーワールドを絶対に守りたい」

それはもしかしたら、かつての相棒(ユージオ)が見たら止めるような決意かもしれないけど、それでも――

そんなキリトをアリスは心配そうに眺めていた

1982名無しさん:2025/02/24(月) 22:59:00
ユウキ『生身で学校に通えるなんて楽しいね、セイバー!』
一護『そうか。お前、学校にすら通えてなかったもんな』

ユウキ『うん。カズマっていう友達も出来たし……最後の冒険としては悪くないね、この京都』

学校帰り、京都観光しながら満面の笑みを浮かべるユウキに『……ふざけんな!』と一護は念話で多少、声を荒げた

一護『これは最後の冒険なんかじゃねえ。言っただろ、お前は俺が守るって!』

ユウキ『そうだったね、ごめんごめん。……頼りにしてるよ、セイバー』

1983名無しさん:2025/02/24(月) 23:07:50
>>3393
地獄兄弟の提示してる条件が『地獄の住人』なんてわけのわからないものなのがアレ過ぎる…
まあ影山は妥協してくれる可能性があるけど、矢車さんがそこらへん厳しいのが厄介

1984名無しさん:2025/02/24(月) 23:21:36
>>3377
アタランテは念話で即座にキャスター(太歳星君)が二条城を陣地にしてることをカブキに伝えたね

1985名無しさん:2025/02/25(火) 00:14:19
>>1980-1984
大丈夫だと思います

1986名無しさん:2025/02/25(火) 00:24:48
>>3387
「歴史が動く決定的な瞬間、私はその場に立ち会いたい。それだけのことだよ」

自身の名乗りに対して機嫌を良くするピトフーイに立会人としての考えを述べるシロッコ
指揮官という立場でありながら必要なら自身も戦場に赴く彼の性格が現れていると言っていいだろう

「分かった。であればキャスターの元まで案内しよう」

そして幸先よくランサー陣営の同行を取り付けられたシロッコ
この後で手を組めるまで話を進められるかはこれから次第、まず気がかりなのはキャスターの対応
もし彼らがやる気になるならばキャスターは篩にかける可能性がある

『キャスター、今から対戦者となるだろう一組を連れて行く。もしかすれば一当て君と戦うことになるやもしれん』

『それは願ってもないことだな、シロッコ。なに、僕を興じさせられるならそこで殺すつもりはないよ』

絶対者として君臨するかのような振る舞い、シロッコもそれには覚えがあるが分霊とはいえ神霊の一部の存在でもあるキャスターの視点は人の価値観とは隔絶したものなのだから

シロッコは二人を連れ彼が居座る二条城へと向かいながら時の運がどのように傾くのか、思案するのであった

1987名無しさん:2025/02/25(火) 05:00:21
>>1986
オッケー

1988名無しさん:2025/02/25(火) 06:08:20
>>3385
ザンキ「バーサーカー。お前は何か、迷ってるみたいだな。自分の気持ちに素直になれ。そんな攻撃じゃ俺を倒せんし、マスターも守れんぞ」

マスターの命まで奪う気がないザンキはあえてそうアドバイスすると、猛攻を加える
迷いがある者と覚悟を決めている者。必然的に強さに差が出てくる。

それでもなんとか美遊兄とのコンビネーションでザンキの攻撃に対処するが、何発か命中してアスナは山を転がり落ちてしまう

美遊兄「バーサーカー!……こうなったら――」

咄嗟に美遊兄は令呪でアスナを戻そうと考えるがザンキは無闇矢鱈にマスターの命を奪うつもりはない。
もちろん悪しき者は殺すしかないかもしれないが、アスナからは迷いが感じられ美遊兄も何か必死な感じだった
それに根っからの悪なら正々堂々とサーヴァントと勝負せず、マスターを狙うだろうと考えてザンキはその場を去った。美遊兄を見逃したのだ

美遊兄(あのサーヴァント、どうして俺を……。まあいい、今はとりあえずアスナだ!)

美遊兄『大丈夫か!?アスナ!』
アスナ『……大丈夫だよ。それよりごめんね、士郎くん』
美遊兄『別にアスナが悪いわけじゃないさ。相手がサーヴァントでも、いきなり善人を襲うのは……心が痛むよな』

ここでアスナを責めず、むしろ同情するのが美遊兄が衛宮士郎たる何よりの証だと思った
アスナやザンキがサーヴァントと知ってもなお、道具扱いせず対等に人として扱うというね
そして美遊兄はアスナと念話も交わしながらも、彼女が転げ落ちた方向に走って向かう

この聖杯戦争でも優勝狙いで悪の道を歩むと決めても根本の善性が完全には失われないのが、やっぱり元々の優しさを示してる
プリヤ原作とは色々と事情が違う聖杯戦争だからね…

1989名無しさん:2025/02/25(火) 07:39:54
>>3354
ここは京都中央から離れた寂れた一角。人間程の体躯を有する狼の姿をした魔獣の巣窟と化しているため立ち入り禁止エリアとされている区画である。
魑魅魍魎が跋扈する魔都と化した京都にはこうした人間が立ち入れない危険地帯がしばしば存在するのだ。

ある日そんな危険地帯に不似合いな黒塗りのリムジンが止まった。リムジンからは出てくるのは黒服の男達。そして彼らに先導されて現れた一際目立つ無骨な大男。

「センセイ、ドーゾ!」
「ああ、こいつ等を排除すればいいんどだな?」

自分達の領域を侵されて興奮する魔物たち。唸り声を上げて一斉に威嚇する魔狼の姿は常人であれば腰を抜かすか失禁しかねない恐ろしさだ。しかし、大男は怯む様子もなく群れに無造作に近づいていく!

「GRRRRRR!」

怒り狂った一匹の魔狼が大男の喉笛を食い千切らんと飛び掛かる。巨体からは想像もつかない俊敏さだが…

「イヤーッ!」
「アバーッ!」

次の瞬間魔狼は地に伏せていた。即死である。大男は飛び掛かる魔狼に対してカウンターで裏拳を放ち頭蓋骨を粉砕せしめたのだ!

「「GRAWLLLLL!?」」

思わぬ反撃に足並みが崩れる魔狼達。その隙を逃さず次々と大男は魔狼を叩き潰していく。半ばヤバレカバレになって反撃しようとするものもいたが容赦ないカラテにより一矢報いることすらなく死体を増やしていく。ものの一分もしないうちに生きた魔物はいなくなり魔狼の死体が散乱するツキジめいた光景と化していた。

「これで十分だな?」
「ヘヘっ、ありがとうございます!俺達のビズをやるのにこの場所が必要だったもんで!」

下卑た笑みを浮かべながら揉み手で金を差し出す黒服の男に大男は渋い顔をしながら金を受け取った。
大男の正体はこの地にバーサーカーとして喚ばれしサーヴァント、インターラプターである。
マスターである少女メアリーのために金を稼ぐことにしたインターラプターだが、戸籍もないサーヴァントである彼がまともな手段で金銭を得られる訳もなく、カタギでない者達ーーヤクザ相手にヨージンボーとして雇われることで金を稼いでいた。

「しかし、惜しいなぁ…アンタがウチの組に入ってくれれば他の組なんて目じゃないのによ」
「…言ったはずだぞ。俺はあくまで化け物相手のヨージンボーだ。あんた等の抗争に興味はないし、組に入るつもりもないとな」

抜け目なく勧誘を行うヤクザに対して釘を刺すインターラプター。しかし、ヤクザもこれ程の逸材を前に容易くは引き下がれない。

「そこを何とか!金なら今の2倍、いや3倍だって出すから……アイエッ!?」

素っ気ないインターラプターの返答にしつこく食い下がるヤクザだが、勧誘は強制的に打ち切らされた。他ならぬインターラプターの殺気を孕んだ無言の威圧によって!

「アイエエエ……」

失禁により情けなく股間を濡らすヤクザ。今となっては忌まわしいソウカイヤの記憶だが、その時の経験からインターラプターはヤクザ連中の扱いにはある程度慣れていた。こういった連中には力を見せつけて黙らせるのが最も手っ取り早いのだ。

失禁するヤクザを放置して、インターラプターは足早にメアリーのいる孤児院に帰還するのであった。

1990名無しさん:2025/02/25(火) 07:46:29
>>1988>>1989
オッケー
忍殺語録甘々な自分にとって流暢に書けるの羨ましい

1991名無しさん:2025/02/25(火) 10:23:17
太牙は投資会社「D&P」の社長という経歴もあって、この世界の企業についても調べていたようだ
この世界にとっての異邦人かつ影法師に過ぎない太牙だが、己が理念に準じ、人間と魔物の共存と発展のためにもその手掛かりを模索してみることにした
その際にとある財団の傘下企業とその社長アズラエルについても調べていた
魑魅魍魎や魔物と戦う兵器の開発・運用、私設武装部隊の保有、人外排斥主義に依っている、等の物騒な情報や噂を聞いたために太牙はこの企業を危険視することに

1992名無しさん:2025/02/25(火) 10:48:26

>>3390
翌日、休日で学園生活に縛られることなく自由に外出できるようになった舞衣は太牙と一緒に街に出て、とある場所へと目指していた
以前太牙が虐げられた魔物を助けた時に、魔狼や魔獣たちが住まうコロニーへと送り届けた事があった
本来そこは危険地帯であり人間は立ち入れない場所だが太牙は恩人として友好を得たので、そこならば魔物の学校についての情報を求めることにした
ちなみに舞衣の事は太牙の知人で魔物に対しても友好的である、ということにするつもりであった

しかし、彼らは予想外の光景を目撃する
魔物の集落は至るところに破損しており、夥しい血潮が飛び散り、物言わぬ肉塊が転がっており
そしてそれを片付ける作業服の人間や残党狩りをするヤクザたちが待ち構えていた

>>3400の後の出来事です)

1993名無しさん:2025/02/25(火) 12:07:04
>>3376
翌日、蓮子は昨夜の宣言通りに県境の調査へと向かった
ちなみにソリテールも同行している、彼女も京都に張られた結界らしき何かに興味を持ち魔術的にも調査・解析できないかと思っての行動であった
(ちなみにだが、ソリテールは蓮子が就寝した後に剣陣営・弓陣営にちょっかいを出したことを報告していない)

電車に乗り県境近くの駅に降りて、徒歩でさらに歩くこと数十分
人気のない場所を選んでたどり着いた境界線付近は、何の変哲も確認できなかった

蓮子「たぶんここら辺だと思うけど、何もない…アサシン、何か分かる?」
ソリテール「そうね…目の前に魔力の膜みたいなのは感知できるわ。しかも何処までも続く壁のように、上も何処までも続いているのかは分からない」
蓮子「他に分かる事は?」
ソリテール「さぁ、見ただけでは機能を測れないわね。もう少し、この境界沿いに歩いて調べていたみましょう」

境界を感じ取れるソリテールが先導して歩き、蓮子も続けて歩く
なるべく境界に触れないように、さりとて道を選びながら、付かず離れずに観察する
しばらくして、ソリテールと蓮子は足を止めてこれまで分かった事を確認する

ソリテール「見ているだけでは上手く観測できない…?少なくとも起点や綻びとかはなさそう…ふふふ、ますます興味深い」
蓮子「途中ですれ違った人達は普通に境界を越えていたようだし…意外と大丈夫なんじゃ?」
ソリテール「それは早計ね、条件外の人間には何も反応せずに素通りさせる類いの術式だと思う」
蓮子「…それじゃあ、直接触れてみるしかないようね。アサシン、任せるわ」
ソリテール「了解」

段取り通りにソリテールは境界へと近づく
聖杯戦争の参加者が境界を越えたらどうなるのか分からない以上、マスターに危険が及ぶ可能性を極力減らしたい
ゆえに、魔法・魔術の解析に長けたソリテールが直接触れてさらに調べてみる、ということで2人は同意し
緊張した様子で見守る蓮子をよそに、ソリテールは未知との接触に心踊らせる




そして、境界となる不可視な魔力の膜にソリテールの手が触れてーーー





気付けば、蓮子とソリテールは見知らぬ場所へと飛ばされていた
きょろきょろと辺りを見渡せど、先ほどいた光景とは様変わりしている
さらにソリテールは先程まで感じ取っていた境界の魔力がどこにもないことを確認する

ソリテール「…どうやら、境界を抜けようとした主従を一纏めに何処かへ飛ばすみたいね」
蓮子「…一応、危険な目には会わなかったけど…ここはいったいどこなんだろう」
ソリテール「恐らくは京都の何処かだと思うけど…それよりも、近くにサーヴァントやその他の気配を感じるから、警戒するように」
蓮子「えっ」

ーー実は2人がワープした先は、人の世から隔絶された魔物の学校のそばであった
善良な魔物やボランティアの人間はいるものの、突如として現れた無関係の人間と魔物らしき何かに警戒する
そして、蓮子たちのことを全く知らないユウキとセイバーが何者であるかを確認すべく急接近していた

(※境界に触れると京都のランダムな場所へと飛ばされる仕様にしてみました。これで乗り物に乗った状態でもグロい事にはならないね)

1994名無しさん:2025/02/25(火) 16:39:07
>>1993
いいと思う

1995名無しさん:2025/02/25(火) 23:20:30
>>3401
鉢合わせた二組は互いに警戒しあったけど直接対決なら基本的にアサシンよりセイバーの方に分があること、マスターにしても身のこなしから蓮子が戦闘者ではないことが見て取れたため万が一襲われても制圧可能とユウキ組は判断
逆に蓮子組も力で上回るであろうセイバー達が襲ってこないため問答無用で聖杯を目指す組ではないと判断、また蓮子には言ってないがソリテールは既にレン組と伊織組を敵に回してるため現状さらに敵を増やすことは得策でないと考えたから戦闘にはならずに両組情報交換という形をとっていたな
勿論ソリテールに関しては他主従と『お話』したいという欲求が一番なんだけど

1996名無しさん:2025/02/26(水) 08:33:36
(※台詞を書く余裕はないので簡潔な状況説明だけになります、ご了承ください)

【Phase①】
多忙の末に遂に刀剣を購入したキリト
しかし緊張の糸が解れたのか、過労により帰路の途中で意識を失ってしまう
少し慌てたアリスはすぐさまキリトを抱えて近くの公園のベンチに寝かせて声をかける
だが、そのタイミングでアサシンに声を掛けられてしまい相対せざるおえなくなる

【Phase②】
3人で別々に行動して情報収集にあたっていたカズマ組
矢車が1人で付近をふらつき闇を彷徨う最中、公園にてライダーを発見し声を掛ける
同時にカズマから念話がきて至急合流して欲しいと言われるが、目の前の英霊に対応すると返答して影山に任せることにする

【Phase③】
アズラエルは会議やら事務処理などの企業・財団運営が重なり多忙になっていた
その間ディエゴを護衛としてただ置いておくのをよしとせず、街に出て聖杯戦争にあたるように指示を出す
アズラエルがマスターであることが露呈していない、つまり狙われる心配が殆どないとしてディエゴは単独街へと繰り出す
やがてサーヴァントの気配を感じて近づくと、少女と和装のセイバーに遭遇する

【Phase④】
>>3393にて京都の街を見て回っていたイリヤとヤマトタケルの元にライダーが現れ戦闘になる
セイバーの剣とライダーの背後霊による拳がぶつかり合うこと数十回
京都の市街が近いがゆえにヤマトタケルは宝具を開帳せず
しかして水流と己が剣技によりライダーの肉を断とうとしたが
次の瞬間、セイバーは無数の強打によるダメージを受けた、後方の建物へと激突してしまう

【Phase⑤】
ディエゴはスタンド『ザ・ワールド』によりセイバーと互角に戦っていた
しかし相手の猛攻が始まり、その剣が自らに迫った瞬間、ディエゴは躊躇なく宝具を使用する
時が止まった世界にてディエゴは『ザ・ワールド』によるラッシュの殴打をセイバーに放つ
時が動き出して吹っ飛び壁に激突するセイバー、明らかに大ダメージを受けたはずだかふらつきながらもまだ戦おうとする
しかしディエゴはセイバーを無視してイリヤに向けて無数のナイフを投げ放つ
セイバーがそれを防ぎきることはかなわず、スローモーションな世界にて凶刃が無垢なる少女へと迫っていく
ーーそして、時流遅き世界を駆け抜け、ナイフ全てを打ち払う男が現れた

【Phase⑥】
>>3393にてイリヤ組を捕捉したカズマ、悩んだ末にもう少し様子を見ることにした
するとライダーも現れ戦闘が始まり、カズマは念話で地獄兄弟を呼びつけることにした
矢車は応じなかったものの影山が駆け付けた頃にはセイバーが吹っ飛ばされ、ライダーが少女に向けてナイフを投げ放っていた
咄嗟に影山はパンチホッパーに変身してクロックアップ、少女にナイフが突き刺さる前に全てを排除した

1997名無しさん:2025/02/26(水) 08:55:42
>>1991>>1992>>1995>>1996
いいと思う

1998名無しさん:2025/02/26(水) 10:01:12
余談たが個人的に>>3403は金曜日の夕方・夜を想定しています
放課後ならイリヤやキリトの学生を街中で動かせるし、このイベントの後は休日になり他のイベントに繋げられるかなー、と

1999名無しさん:2025/02/26(水) 15:51:10
>>3404
ひとまず蓮子側が境界線を調べたこと、結果この地に強制転移させられたことを告げて戦闘の意志がないことを告げる
その上でソリテールが主従以外の存在、魔物の気配を感じてそれを指摘し説明を求めると、ユウキがすぐ傍に魔物の学校があることを教えてくれた
善良な魔物達の集いと聞いて興味を抱いた蓮子とソリテールは是非見学させて欲しいと願い出て、一応一護が警戒しつつもそれを了承した

ソリテール「しかし、こんな場所でもエルフと出会えるだなんて」
ユウキ「えっ、あぁこの耳のこと?」

ユウキ、一護、ソリテール、蓮子の順で並び歩きながら、魔族の少女が相手の容姿を見つめながら呟いた
過去に何度か見てきたエルフ族、特に自分の最期に関わった勇者一行のエルフを想起するものの、目の前の少女からは人間並みの魔力しか感じ取れずなにかしらの特殊な事情があるのではと内心思う

ユウキ「確かにこの身体はエルフ、というより闇妖精族のインプだけどね」
ソリテール「身体、ってことは中身は違うのかしら?」
ユウキ「そうそう、この姿はゲームのアバターのもので、僕自身はただの人間だよ」
蓮子「ゲームのアバターの姿?…色々とおかしくて不思議だけど、どうしてそんな姿に?」
ユウキ「なんでだろうねぇ。でも、この姿のおかげで病弱だったボクでもこうやって外の世界を自由に動けるようになったからから、とっても嬉しいよ!」

その後もユウキと『お話』して彼女について知ろうとするソリテール
蓮子もアバターとかALOについての話には聞き及んでいたが、病気などセンシティブな話題は控えた方がいいと判断し、それ以上は聞かないように念話でソリテールに注意した
一応了承の返事を返すソリテールだが、やはりユウキの特殊な環境や心情について興味は尽きず、機を窺って『お話』したいとも画策していた

2000名無しさん:2025/02/26(水) 21:16:53
>>1999
いいと思う

2001名無しさん:2025/02/27(木) 02:09:45
>>3406
人間との共存を目指す太牙にとってこの光景にはあまりにもショックなものだった。
一部の魔物が人間から虐げられてることは知ってたし、人を襲う魔物が居るのも確かだ。
しかしこの惨状は、どう見ても魔物が一方的に虐殺された後のものだ。
しかも未だにヤクザ達が残党狩りをしている。このままでは、この場にいる魔物は狩り尽くされてしまうだろう

太牙(まさかこれはアズラエルの企業の仕業か?このヤクザ達は……アズラエルに雇われたのか?)

アズラエルの企業について物騒な噂を聞いていた(>>3405)太牙は、これはアズラエルの仕業だと考えた。
そしてこの虐殺現場を見過ごす太牙ではない

太牙(すまない、渡……)

もしも渡ならば、もっと違う方法で解決したかもしれない。だが――

太牙「変身」

揺るぎない覚悟で、太牙は口を開き――サガの鎧を装着。

太牙「――王の判決を言い渡す。死だ」

その言葉の直後、ヤクザのうち一人を、容赦なく殺した。相手はただの人間だ。必殺技のスネーキングデスブレイクを使うまでもない。

ヤクザ達はいきなり現れた処刑人に、ビビり散らして銃を乱射する。
しかし効かない。何故なら太牙はサーヴァントだからだ。

そして太牙の一方的な虐殺が始まると思われたが……ヤクザ達は次の瞬間には、蹴散らされていた。命はあるが、重傷だ。

彼らを蹴散らしたのは舞衣。太牙が魔物が虐殺された光景がショッキング過ぎて動揺したのと、まさか太牙が殺すとは思わず対応が遅れたが迅移を使い蹴散らしたのだ。
舞衣としてもヤクザ達の行為は許せないが、それでも太牙が一方的に虐殺する前に止めたかった

舞衣に彼らを殺さないように説得された太牙は変身解除する

太牙「……甘いな、舞衣は」

だがその甘さは人間と魔物が共存する世界に必要かもしれないということを、太牙は理解している。

そこで太牙はまだ意識が残っているヤクザに近付く。
ヤクザは恐怖に震えた手で銃を撃つが、生身だろうとサーヴァントの太牙には効かず、思わず「化け物があああ!」と叫ぶが太牙はそれを無視して彼に脅迫する

太牙「次にまた同じことをしたら、今度こそ殺す」

2002名無しさん:2025/02/27(木) 04:52:13
いいと思う、続ける形で自分も投下
>>2001
いくら刀使として活動して来たとはいえ、荒魂の被害から全てを守りきれるわけでは無く取り零してしまうこともあるとはいえ、ここまでの惨殺された遺体を見る機会は無く…思わず喉奥から吐き気がせり上がる
それに耐えつつもそれでも、舞衣はアサシンに、太牙に同じような虐殺をしてほしくなかった
人と人ならざる者の共存を望む彼に、そんな事をさせてはいけないしさせたくはないと、そう思うが故…動く

「…アサシンさん、気持ちは…わかるけど、でもっ…ダメです。
…怒りのまま…これ以上殺したらっ…この人達と、同じになってしまう……!!
私は……アサシンさんにそんな事、してほしくありません」

許せないという気持ちも、怒りを抱く想いも分かる、怒りと悲しみを堪え、緑瞳に涙を浮かべながらも…舞衣は太牙を制止し説得をした

「……甘いな、舞衣は」
「…そうかも、しれません。でも…それが甘さだっての云うのなら、私は…捨てたくないです、それに…」
「…お前の云う『可奈美』達なら、同じようにするから、か」
「はい…絶対、そうすると思います。
そもそも…刀使の、私達の振るう刃は…人を殺す為のものじゃないから」

そしてヤクザへの太牙の脅迫に続くと
ちなみに脅迫については一切止めず、またアズラエルが絡んでいる可能性は舞衣自身も考慮しているようである

2003名無しさん:2025/02/27(木) 05:37:30
>>2002もいいぜ、さらに書き重ねる

ちなみに戦闘中にヤクザ達が「センセイみたいに強い!」「銃弾が効かない!」「こんなの聞いていない!」「アイエエエ!」と喚いていたのを聞いていた太牙達
そこで逃げ遅れたヤクザの一人を捕まえ、「センセイ」と呼ぶ存在について尋問する
もしヤクザ達と魔物達の抗争であれば魔物だけが殺されているのは不自然、であるならば今の太牙と同じくサーヴァントによってこの惨劇が起きた可能性を考えてのことであった
ヤクザは失禁しながらも恐怖心のままに情報を吐き出す、センセイと呼ぶ男はかなりの大柄の男であり偶にヨージンボーとして雇っていることを
そしてそのセンセイが孤児院近くでよく見かけることについても

2004名無しさん:2025/02/27(木) 08:57:29
>>3406>>3390より前に遡る
>>3394にて神道系の学科を見学することになった夏油は学園長だかなんだかに連れられて案内を受けた
その名の通り様々な神教にて古来から伝承された秘術を扱い、それを生徒たちそれを学び体得して京都の地を護る人材を育てている、と説明を受け
実際に少女たちが竹刀を手に稽古しているところを見学させてもらった
そこで夏油は一段と強い少女に注目し、優等生の柳瀬舞衣について案内人から紹介してもらった

2005名無しさん:2025/02/27(木) 10:31:13
>>2003-2004
いいと思う

2006名無しさん:2025/02/27(木) 17:28:52
>>3403より後の内容です。まだ序盤だしディエゴが退却した状態で書いていますが、展開がよろしくなければ破棄します)

休日でありながらも仕事で外出するアズラエル、それと護衛として随伴するディエゴ
目的地は京都市内にありアズラエル財団が支援している孤児院、主に怪異や魔物によって両親などを喪った子供達を集めた悲劇の集積所
慈善事業として財団が援助している、というのは表向きの顔で、裏では選りすぐりの子供を引き取っては非人道的な手段で兵士に仕立てている
本来は財団や企業の担当者がそういった手続きを済ますのだが、今回は対外的なイメージ戦略の一環として(面倒に思いながらも)アズラエルが出張ってきたのである

アズラエル(ま、化け物達が蔓延るからには何処でも同じようなことをするか)

コズミック・イラ出身のアズラエルにとって、コーディネーターに対抗するためにブーステッドマンなどの強化人間を作り上げることなど日常茶飯事であった
ゆえにこの世界の事情を鑑みてアズラエルも納得する、コーディのように憎むことはなくても確かに人外の存在は人々を脅かし排除すべしと考える
それにここにいる子供達も少なからず人外の化け物を憎んでいるはず、ならば強化訓練・薬物投与・精神操作によって対等以上に戦う力を与えられるというものだ
そのように頭の中を巡らせながらも、表情は朗らかに子供達に囲まれる様を写真に撮られたりしていた
その後、担当者から子供の能力など説明を受けながら一人一人を眺めている最中に、アズラエルは一人の少女に声を掛けられる

メアリー「おじさん、こんにちは」

2007名無しさん:2025/02/28(金) 00:56:26
>>2006
いいと思う

2008名無しさん:2025/02/28(金) 10:30:19
>>3413に繋がるようにディエゴ退却の展開を書いてみた)

>>3403
影山「なんとか間に合ったみたいだな。それで、この女の子と手を組むのか?」
カズマ「それはまだ決まってない。矢車の要望が要望だからな。……でもこの場は共闘するべきだとは思う。あいつ、明らかに危険なサーヴァントだし」

イリヤ「助けてくれてありがとうございます。とりあえず今はあのサーヴァントを倒すことが最優先だよね」

こうして共闘する流れが決まった
ゆえにディエゴは考える。この不利な戦闘は離脱するべきか否か。
仕切り直し(時)スキルを持つディエゴならば、離脱出来るだろう。

とりあえずセイバーに大ダメージを与えただけでも、成果といえば成果だ。ついでに何の支援もしなかったことから、セイバーのマスターは無能力者の可能性が高いとわかった。同じく無能力者のアズラエルでも問題なく殺せるだろう

それに単独でサーヴァント二人を相手にするのは、リスクが高い。しかも片方はザ・ワールドと互角に戦えるほどの手練れときた。
それにサーヴァントならば当然、宝具を隠し持っているはず。ゆえに二人のサーヴァントを同時に相手するのは不利だと察したのだ

しかしせっかく大ダメージを与えたセイバー陣営だけでも仕留めておきたいという気持ちもある。
……が、聖杯戦争はまだ始まったばかり。この手負いのセイバーを他の主従が討ち取る可能性は十分にあるだろう。それにザ・ワールドの能力も魔力消耗を考えると乱発したくない。ここで2つの主従を倒しても、まだまだ主従は残っているからだ。アズラエルが魔術師ならともかく、彼は一般人だ。魔力にはあまり期待出来ないだろう。

ディエゴは思考を張り巡らせた末に撤退することを選んだ

ちなみにクロックアップは〝身体を流れるタキオン粒子を操作し、時間流での自在な活動を可能にして行う超高速行動〟……つまり時間に干渉可能な能力で動けるのだが、時が止まった世界では逃げるディエゴと戦うよりこの場にいるメンバーを守ることを優先した。これはディエゴが躊躇なくマスターを狙う外道だからだ

2009名無しさん:2025/02/28(金) 10:54:54
>>2008
オッケー
それとちょっと確認、たしかカブト本編の終盤で時を止めるワームがいてクロックアップすら無効化していたなあ、と
一方でザ・ワールドの時止めの正体は超加速であるという一説をどこかで聞いたことがあるけど、あるいは本当に時間を停止させているかもしれない
とにかく自分では曖昧な記憶で判別しかねますが、そこら辺についての見識や解釈とかはありますか?

2010名無しさん:2025/02/28(金) 17:07:13
(原作未把握で太歳星君の台詞回しは適当です。あと陣地内なら転移できるかなーと思って書いてみた)

>>3377>>3398

太歳星君「どれ、折角の来訪者だ、手厚く歓迎してやらないとな」

斥候であろうアーチャーを捕捉した太歳星君は二条城の天守閣から転移し、アーチャーに最も近い場所へと現われる
対してアタランテは唐突なキャスターの出現に驚くことなく、幾つかの弓矢を抜き放つ
しかして太歳星君に届く事はなく、式神たちによっていとも簡単に防がれてしまった

太歳星君「いきなり攻撃するとは、いい眼をしているな、弓兵」
アタランテ「そちらこそ、早速のお出ましとは予想外だ。穴蔵に潜っていればいいものを、ずいぶんな自信家だな、魔術者」
太歳星君「なに、お前が始めて出会う英霊だからな。聖杯戦争とやら、楽しまなければ意味がない」

そして二騎は相手の実力を測るべく小競り合いを始める
ただし互いに本気の戦いをするにはまだ早いと考えていたのか、途中でアタランテは撤退し太歳星君も追撃することはなかった

2011名無しさん:2025/02/28(金) 19:03:49
>>2009について追記
自分で調べたらDIOは「時間の束縛からの解放」の象徴として時を止めている、承太郎は「スタープラチナを超スピードで動くことで時を越えて時間を止める」とありました
たぶんディエゴはDIOと同じですね
あとは地獄兄弟のクロックアップをどの位置に置くか
カッシスワームのフリーズではどの仮面ライダーもクロックアップでは対抗できなかった=クロックアップはスタープラチナ程の光を超えるような超加速ではない、ってことになる?

2012名無しさん:2025/03/01(土) 01:16:40
>>2009
クロックアップについては身体を流れるタキオン粒子を操作し、時間流での自在な活動を可能にして行う超高速行動で、今回は似たような理論の迅移が時間由来だったので時間由来=ザ・ワールドのステシに時間に干渉可能な異能等を行使出来る相手の場合は静止させれずに動かれるリスクがあると書いてあったのでクロックアップはそれに当てはまると解釈しました
しかしこの解釈についてはこれで合ってるのか自分もかなり悩んだので、ダメならその部分だけ修正します

2013名無しさん:2025/03/01(土) 06:08:49
>>2012
了解しました、この件については他の方の意見も聞いてからどうするか考えましょう
ちなみに自分は企画主です、>>2009>>2011もそうです。クロックアップがザ・ワールドに干渉してもいいとも思いますが自己解釈も残っているので、裁定せずに協議で決めたいところです

2014名無しさん:2025/03/02(日) 00:20:05
横からですが個人的には悩ましいところではありますが、クロックアップは>>2012氏同様、ザ・ワールドで動かれるリスクのある時間干渉に当てはまるって解釈になるかなあと

2015名無しさん:2025/03/02(日) 07:04:19
企画主です。
それじゃあ>>2012のようにクロックアップでザ・ワールドに対抗可能として>>2008はOKです。
なお>>2010は自分のなので判定待ち。

2016名無しさん:2025/03/02(日) 14:22:58
>>3410
太牙「その〝センセイ〟がこの惨状を作り上げたのか?」

太牙がヤクザに問い掛けると、ヤクザはコクリと頷いた
更に続けて、太牙は質問する

太牙「その〝センセイ〟とアズラエルには接点があるのか?」

こればかりはヤクザもわからない様子で「わからない」と回答する
その恐怖心に満ちた顔から嘘でないことを太牙は確信した

太牙(アズラエルが聖杯戦争のマスターで〝センセイ〟がそのサーヴァントという可能性もあるが、現段階ではわからないか……)

太牙『舞衣。俺は〝センセイ〟の情報を掴むために孤児院に向かいたい。サーヴァントの可能性があるし、そうじゃないにしても見過ごせない危険人物だ』

2017名無しさん:2025/03/02(日) 14:43:40
>>3399
ピトフーイ「へ〜、そういう物好きも聖杯戦争にいるんだ〜」

ピトフーイはシロッコの思想を楽しそうに聞いていた。
自分が聖杯戦争のマスターだと明かすことは死亡する可能性も伴う。だというのに正々堂々とやってきて、ハッキリとした口調で自分の考えを述べるシロッコはなかなか面白い人物だとピトフーイは思った。

ピトフーイ「まあそんな行動が出来るほど〝最強のサーヴァント〟は強いんだろうなぁ。楽しみだなあ!」

そんなこんなで上機嫌なピトフーイと李書文。
〝最強〟の二文字に、マスターの余裕の素振り。よっぽど強いサーヴァントだと期待してしまうというものだ。

ピトフーイ「あ。もしそのサーヴァントが期待外れだった場合は――わかるよね?」

2018名無しさん:2025/03/02(日) 15:02:22
>>3403
矢車さん「そこのガキ、随分とくまが酷いな」

アリスに向かって矢車さんが声を掛ける。もちろんガキとはキリトのことだ。

キリトは多忙な日々を送っていたせいで、目の下のくまがとても酷かった。矢車さんはそこに注目していた。

アリス「最近は色々と忙しかったですからね。それがどうかしましたか?」

アリスは警戒をしつつ、矢車さんに返答する。当然だ、相手もサーヴァントなのだから。
ちなみにこの時、矢車さんはあえて気配遮断をしていない。キリトが何か地獄を見てきたように、思えたからだ。

矢車さん「そのガキはお前のマスターか?」
アリス「そうだと言ったら――キリトを狙う気ですか?」

矢車さん「いや、俺はそいつが目を覚ますまで待つ。そいつの目を見てみたいからな……」
アリス「……奇抜な服装もそうですが、変わった人ですね」

ちなみに矢車さんは相手の目を見て、地獄を見てきた者かどうか見定める謎の技術?がある
ソードアート・オンライン事件やユージオの死を経験してきたキリトは、矢車さんにとってどう見えるのか――

2019名無しさん:2025/03/02(日) 21:39:28
>>2010
>>2016-2018
個人的には大丈夫だと思う

2020名無しさん:2025/03/03(月) 05:36:07
>>3413メアリー陣営視点

一仕事終えて拠点である孤児院に帰還するインターラプター。その手にはレジ袋がぶらさげてありメアリーが欲しがっていた菓子類とニンジャにとっての完全栄養食であるスシが入っている
孤児院の中まで入るわけにはいかないので外から念話でメアリーに呼びかけた

『ドーモ、今帰ったぞマスター』
『あ、お帰り!お菓子買ってきてくれた?』
『ああ、お前の食べたがっていたキャンディを買ってきてやった』
『わーい、ありがとうバーサーカー!』

喜ぶメアリーに苦笑するインターラプター。本来ならこんなことサーヴァントのする仕事ではないのだが、無邪気に喜ぶメアリーに悪い気はしない

『悪いが外に出てもらえるか?こんな男が孤児院に入れば不審者待ったなしなんでな。人目につかない場所で合流したい』
『うーん、そうしたいんだけど今アズラエルってオジサンが来ててみんなで挨拶しなくちゃいけないの』
『……アズラエルだと?』
『どうしたの?』

思わぬ人物の来訪にインターラプターは訝しむ。アズラエルはこのキョートにおける有力なメガコーポの御曹司。土地の開発プロダクトや魔物から住民の生活を守るために私設治安部隊を用いた警備が主な事業である。慈善事業への援助にも精力的であり府民からの評判は上々、実際メアリーの孤児院へ多額の寄付を行っていた

…同時に人外排他主義だのヤクザと繋がって強引な土地の開発を行っているなど黒い噂が絶えない人物でもある
実際にインターラプターが雇われたヤクザは件の企業の息がかかった連中なのだ。表向きには未開発地域の開発ということになっているが実態としては武力を行使した人外相手のジアゲそのもの。とはいえ、実際に人間に被害を出している魔物を優先的に排除しているため人間の住民からは賞賛の声の方が大きいというのが実情である

こうしたネオサイタマに跋扈していた暗黒メガコーポを彷彿とさせる狡猾な動きはここ最近ーーすなわち聖杯戦争が開始してからさらに動きを強めている。デッカーとして、そしてソウカイヤの一員としてネオサイタマの表裏を知り尽くしていたインターラプターはアズラエル本人あるいは近しい人物が聖杯戦争に関わっているのではないかと疑っていた

『あ、もしかしてあのオジサンがマスターなの?だったらやっつけちゃおうよ!』
『待て待て待て!まだそうと決まった訳じゃない』

逸るメアリーを諌めるインターラプター。疑いはあるが、メガコーポの御曹司と表立って敵対すれば自分達の立場が危うくなる。仮にアズラエルがマスターだったとしてもサーヴァントの能力が不明な以上、今仕掛けるのは早計に過ぎる。飛んで火に入る夏の虫とはかのミヤモト・マサシの有名なコトワザだ
…インターラプターとしては幼い少女に手を汚してほしくないという思いもあるのだが

『うー、だったらちょっとお話するくらいはいいでしょ?私がどんな人なのか確かめてあげる!』
『おいおい本気か!?……分かった。だが、絶対に聖杯戦争について口にするなよ?万が一何かあったら令呪を使え』
『分かってるって!』

インターラプターの切実な思いをよそにメアリーは聖杯獲得に対して並々ならぬ熱意がある。本当は怪しげな人物に近づいては欲しくないのだがメアリーがこうなってしまうと言うことを聞かないのだ。我儘なオヒメサマだと内心でインターラプターはため息をついた

本当は自分もすぐ近くで見守ってやりたいがアサシンのように気配遮断のスキルがない以上、霊体化していても感知能力に長けたサーヴァントが居合わせたら自分の存在ひいてはメアリーがマスターだと露見しかねないため孤児院から若干離れた場所で待機する他なかった

(さて、どうしたものか…)

念話を打ち切り一人インターラプターは今後について思考を巡らせる。アズラエルがシロであれば杞憂で済むが、万が一マスターであったら果たしてどう動くべきか

正直言ってインターラプターは自分達単独で聖杯を獲得するのは難しいと考えている
マスターのメアリーは無力な少女、自分は戦うことしか能が無いバーサーカー。無論インターラプターとてかつてはソウカイヤ最強の一人と謳われたニンジャでありおいそれとイクサで遅れをとるつもりはない。だがかつてはザイバツ最高幹部グランドマスターとも互角に戦えたカラテも今となっては…

逆に手を組むというのも難しい
相手は社会的地位の高い御曹司。その気になれば敵対者を社会的に追い込むことができる立場で、翻ってただの孤児に過ぎず自分の身を守ることも難しいメアリーは格好のアキレス腱になる。仮に手を組めたとしても同盟とは名ばかりの一方的に切り捨てられかねない関係になり得る

答えが出ず苦悶するインターラプターの不安に呼応するように彼の体がぶるりと震え始めた

(クソッ!よりにもよってこの“体“までそっくりそのまま再現されてるとはな…!)

懐からオハギを取り出し口に放り込む。途端に広がるに憎くて愛しい黒い甘味…
正直言って今更聖杯など求めていないし、こんな体で召喚されたのも全ては自らの行いが招いたインガオホーと受け入れているが、自分を召喚した幼い少女まで巻き込むつもりはない
せめて聖杯は手に入らずともメアリーを生かして返そうとインターラプターは誓うのであった

2021名無しさん:2025/03/03(月) 07:40:56
>>2020、オッケーです。こちらも投下

カブキはキャスター(玉藻の前)と会談(>>3373>>3378>>3386)した後に彼女とは一旦離別し、二条城から戻ってきたアタランテと合流する

カブキ「よぉ姐さん、念話で伝えてきた城はどんな感じだった?」
アタランテ「なんだその呼び名は…とにかく、城にいるキャスターは相当な実力者だ。これ以上陣地を構築される前に対処したいところだが」
カブキ「それなら丁度いい。さっき別のサーヴァントと出会ったところだ。敵意もなく交渉を持ち掛けられた、これは脈ありとみていいだろう」

そして夜になり指定の集合場所に到達するカブキ達
そこで(学園での仕事が終わった後の)夏油傑&キャスターと対面する

カブキ「なんだ、俺らを呼びつけたのは袈裟を着た僧侶かよ」
夏油「あはは、訳あっての装いだけど僕は僧侶ではないよ。夏油傑っていうんだ。よろしく」
カブキ「俺はカブキ、こちらこそよろしくな」

玉藻「むむっ、まさかそちらもケモミミ族。野性味溢れる分、その男のマスターとして相応しいかもしれませんが」
アタランテ「一体何を言っているんだ。しかし、こちらもキャスターとはな」

2022名無しさん:2025/03/03(月) 19:51:17
>>3408-3410
ここでヤクザたちを殺さなかったことで裏で連中を操っていたアズラエルの財団に舞衣組の情報が渡ってしまったんだよな
恐ろしく強い鎧の男と刀を持った女に蹴散らされ魔物の土地を奪えなかったと現場に居合わせたヤクザは震えながら報告していた

2023名無しさん:2025/03/03(月) 19:51:50
>>2021
いいと思う

2024名無しさん:2025/03/03(月) 22:20:58
>>2022
大丈夫だと思います

2025名無しさん:2025/03/04(火) 20:46:04
>>3416の若干の詳細

二条城での初戦、アーチャーvsキャスターによる戦い
アーチャーが放った神速の二矢が正確無比にキャスターを射止めようとするが、突如現われた式神六体によって阻害されてしまった
しかし完全に防ぎきることはできず、代償として式神二体は致命傷を負い戦えない状態になった

太歳星君「ふむ、やはり英霊相手に式神どもは力不足か。とりあえずお前達は散って周辺でも警戒していろ、あれは僕がやる」

主に勅に従い残りの四体は二組に分かれてアーチャーを避けるように散っていく
アーチャーに敵意・殺意を向けることなく、アーチャーのマスターや他の勢力がいないかを念のために確かめる
ただし、闘争を楽しむ術者の意を汲んでマスターを見つけても干渉せず、せいぜい観察して報告ぐらいである
また他のサーヴァントを発見したとしても単体では敵わない、なので万が一倒されてしまっても構わないので見つけた場合は主への報告を優先するつもりである

アタランテ「眷属すら離散させて単身で挑みにくるとは、随分と舐められたものだな」
太歳星君「なに、色々と試してみたいことがあってな」
太歳星君「さぁ、この僕を楽しませてくれよ!」

言うやいなや、キャスターは術もなにもなしにアーチャーへと急速接近する
予想外な行動に虚を突かれたアーチャーだが、即座に反応して弓矢を射貫く
その射線を躱してキャスターは徒手空拳による近接戦闘を仕掛けるが、アーチャーも攻撃を見切り弓で殴り蹴り返そうとする
しばし肉薄した状況での格闘が続いた後、アーチャーが至近距離にも関わらず弓を引いて複数の矢でキャスターの片腕を射貫いた
しかし同時にキャスターからも蹴りを入れられたたため、アーチャーは一旦距離を置きつつ弓矢を番えた態勢を取る

太歳星君「中々やるじゃないか、弓兵でありながら近付かれても問題なく白兵戦に転じられるとはな」
アタランテ「肉弾戦を仕掛けてくる術者が何を言う。それとも、使い魔と自己強化ぐらいしか使えないのか、貴様は?」
太歳星君「くく…神に対して不遜な物言いだな。だが確かに、それだけでは物足りないとみた。どれ、ならばお前にもみせてやろう、『神の祟り』を」
アタランテ(『神』を名乗る、か…果たして神を騙る偽物か…それとも本物なのか…)

相手の正体に繋がるかもしれない一片の情報を耳にしたアーチャーはその真偽を図るよりも先に、眼前の脅威に備える
一方、キャスターが言葉を終えると頭上に無数の目玉が見開き、それが段々と収縮されてやがて小さな球状になったそれが術者の両手の内に収まる
そして両手が開かれると複数の光球が出現し、キャスターの周辺を各々別軌道を描いて回り始める
まるで惑星の周りを軌道運動している衛星のように、まるで原子核の外側で周回する電子のように
その内の幾つかがキャスターから離れてアーチャーに向かって飛翔する
対してアーチャーも数々の矢を放ち、光球とキャスターを射貫かんとする

その内の一射が光球に辺り対消滅する
しかし迎撃されると思われた残りの光球が急に軌道を変えたために幾つかの矢は当てもなく遠くへいってしまう
またキャスターを狙った攻撃も、彼の周りで周遊する光球によって防がれてしまう
一方でアーチャーは素早く動きながら新たに矢を放ち、迫る二つの光球の内一つを消し去る
そしてアーチャーを狙った凶弾を紙一重で回避するが、通り過ぎたそれが射線上にある数々の物体を抉り突き進むのを目撃する
だが凶弾はその役目をまだ終えず、軌道を急転進させて再度標的に向かって行く
ゆえにアーチャーは再度弓矢による速射を放ち、反転した光球が迫る前に撃墜することに成功する

そのタイミングを狙ってか、キャスターが新たな光球を差し向ける
それはアーチャーが気付いた時には三度弓を引き矢を放つのが難しい間隙を突いた攻撃であった
それはアーチャーの移動先をも読んで解き放った回避困難な凶星であった
それを、アーチャーは矢を射ることなく、弓を振りかぶってぶつけることで、見事直撃を避ける事に成功した

アタランテ「くっ!」

しかし、弓を持ち攻撃を受け止めたアーチャーの腕はダメージを負ってしまった
攻撃を受け止めた弓は無事であったが、光球の威力は減衰されただけで消滅と同時に残された破壊の力が彼女の腕に襲いかかったのだ
幸いなことにそこまで大きなダメージにはならず、まだ弓矢を番える余力も残っていたが

アタランテ(潮時か…今は情報を持ち帰って、次の機会に備えよう)

そう判断するやいなや、アーチャーは牽制しつつその場から素早く離脱した


 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・

(ダークギャザリングを一気読みしてきたので色々と書いてみた)
(本来は戦闘後のキャスターが色々と思案する内容を考えていたのだが、その前段階に余計な力を注いでしまった感ががががが)
(まぁ一つ書きたいことを書いたので、もう一つはまた明日以降にチャレンジしてみようかと)

2026名無しさん:2025/03/04(火) 23:02:14
>>2025
いいと思います

ちなみに自分のではないんですが>>2019でOKされてるので>>2016-2018は投下してもいいんでしょうか?

2027名無しさん:2025/03/05(水) 01:03:43
>>3421
「無論私もそれは理解しているつもりだ。安心したまえ、それだけの相手だよ」

期待外れだったらタダでは済まないというピトフーイに釘を刺されるもシロッコは難なく受け流す
数々の死線の中で戦ってきたのもあるが、それ以上に彼はキャスターの絶対性についてまるで疑っていなかった

キャスターを召喚したとき、シロッコは概念でしか知らなかった神というものを今回の聖杯戦争で初めて知覚した
そこで彼はある意味初めて膝を屈したのかもしれない
だからこそだろうか、正真正銘人の上位と言える存在に彼は一つの興味を持ち始めていた
これを打倒しようとする者達の戦いは一体どれほどのものになるのかと

そうして目的地まで一通りの自己紹介を済ませ、ついに二条城へと辿り着く
外からでも感じ取れる異常性にピトフーイは想像以上だとワクワクしていたが、李書文は感じる強敵に胸を踊らせつつもその異様さに顔を険しくする

「お主、何を呼んだ…?」

時代は遠く離れているが、奇しくも同郷と言える存在であるが故にランサーは他の者よりそれを感じ取っていたのかもしれない

「真名は伏せさせてもらうが祟りの神霊――その御分霊、私はそう聞いている」

そのまま彼らは二条城の本丸へと進んでいき、異様な白い和装の少年の姿のキャスターと邂逅する
見かけは変わった童にしか見えなくともそんなものが何の当てにもならないと理解していた

「よく来た、聖杯に招かれし英霊とその主。今回の戦いでは主従で会ったのはお前たちが初めてだ、歓迎するぞ。それでシロッコからある程度は聞いているが、このままやるのか?僕はどちらでも構わないぞ」

相手がやる気にならなければキャスターが彼らを気に留める事はない
上位者としての余裕をもって彼らと戦う時まで待つだろう

2028名無しさん:2025/03/05(水) 10:33:34
>>3423

「逃げたか、まぁいい。あれが新たな呼び水となって、さらに僕を楽しませてくれるだろう」

撤退するアーチャーに対して特に追撃する素振りもみせず、太歳星君は将来の戦いに繋がることを期待する
まだ戦いを続けたいという気もあったが、彼女が他の勢力と手を組み万全な準備を整えて再び挑んでくると予想して楽しみを取っておくことにしたのだ
かつて強力無比な特級呪霊を複数連れた小娘に喧嘩を売られた時のように、相手の全力を受け止めた上で全てをひねり潰すつもりでいた

「それにしても、ここまで弱体化が著しいとはな」

ただ、アーチャーを逃したのには別の理由もあった
今はまだ聖杯戦争の序盤ということもあって本気の戦いをするつもりはない、ということもあるが
今回太歳星君が女狩人と戦ったのはサーヴァント化した自分の性能を計る思惑があってのことであった
結果、神の祟りの具現たる『消滅の凶星』が本来より威力が減衰が著しいことが判明する
アーチャーが得物で凶星を受け止めた際、威力が減衰したとはいえ相手の腕をズタボロにして使えなくする程のダメージを与えられなかったのが何よりの証拠だ
この分では通常の凶星であろうとも、高密度の神秘で編まれたエーテル体である英霊の影法師をいとも容易く穿つことは難しいだろう
(ただし、ただの人間やその他の相手にはオーバーキルであることには変わりはないが)

またこの戦闘が始まる前にも、視肉の数が著しく減っていることも確認していた
その事実も「太歳星君の分霊のサーヴァント化」という異常な状態が原因であると考えていた
ゆえに、先の戦闘で再起不能になった式神や矢が複数刺さった腕を視肉によって回復させることなく、少し時間が掛かるが陣地たる二条城の霊脈を利用して修復する必要もあった
この分では式神どもや陰陽術も影響を受けているかもしれない、それを補強するために視肉があるのだが数が限られているために大盤振る舞いするかどうかは慎重にならなければならない
――それらを認識した上で、太歳星君は弱体化の原因に関して「サーヴァント化の影響」の他にももう一つ推察を立ててみる

「やはり、京都を覆う結界が僕に呪いをかけているのか」
「それとも、これ程の制約を課してもでも神霊の一端を顕現させたかったのか」
「くく、随分と不遜な輩がこの儀式を企てたに違いない」
「僕を興じさせる舞台を用意したことだけは褒めてやるが」
「いずれ、神を弄ぼうとした報いとして祟り殺してやろう」

太歳星君は思い返す、かつて死闘の末に自分を打ち負かし隷属させた小娘の策略を、京都に祟りの五芒星の陣を敷いて神の力を削ぐ大結界『弑逆桔梗』を
その時は甘んじてその呪いを受け、相手の趣向を気に入りつつ全力で祟り返してやり、小娘が用意した『卒業生』とやらを悉く蹂躙してやったが
それはともかく、たぶんその時と同じ様な状況が今回の悪辣な儀式にも施されていると太歳星君は睨み、上空を見上げて京都を覆う結界を凝視する

――彼の見立てはほぼ当を得ていたであろう
いくら御分霊とはいえ“神霊”そのものをサーヴァントという枠に収めることはほぼ不可能に近い、普通の聖杯戦争ではあり得ない事象だ
その理をねじ曲げるために大儀式を弄り神を削ぐ大結界を敷いた、という風に予想するのも無理はない
もっとも、何故そこまでして神霊の一端を召喚したかったのか、裏側にいる何者かの意図は読めなかったが(あるいは見当違いの解釈である可能性もあるが)
なんであれこの殺し合いに招待してくれた黒幕を探り褒美(=死)を与えるつもりであり、そこにも愉しみを見出すつもりでいた

「ともあれ、今はマスターが連れてくる一陣営を歓迎してやろう」

二条城の方へと振り返り、太歳星君は数歩歩む
そして足元に転がっていた式神の形代を拾い、戻ってきた式神も消失させてから城の中へと転移した

 ※やがて仮投下>>2027に続く

2029名無しさん:2025/03/05(水) 12:52:24
以下、太歳星君に関するTips&自己解釈・与太話
(原作の一気読みやアニヲタwiki(仮)・Wikipediaの情報を元に色々と書いています)
(解釈違いがあればどんどん指摘してください)

・聖杯戦争に喚ばれた太歳星君は分霊であり、傲岸不遜にして極めて尊大、残虐な性格も持ち合わせているが、自らを絶対強者と疑わず自分以外の全ての存在を自分を楽しませるため存在として明確に見下しているため、対戦相手に猶予を与えてでも全力で戦おうとする度量の深さも持ち合わせている。曰く「尋常に勝負するタイプ」。
・一方、太歳星君の本霊は別の位相に存在し、分霊に力の3分の1を分け与えて現世を観察している。勝つためなら手段を選ばない高慢な性格の持ち主で、正々堂々戦いたい分霊とは意見が違える。
●本霊とは一部性格の違う分霊の太歳星君、つまりペルソナの一つが別個体として独立した自我を持つその有り様は「アルターエゴ」に近い。とはいえ陰陽術の使い手だからキャスター適性も強いし、今回の聖杯戦争はそのクラスが当て嵌められたんだろうなー、と。
●余談だが、太歳星君と契約した神代家は一族から生贄を差し出す代わりに千年もの間日本政界で権力を得ていた。ある意味聖杯もなしに願望を叶える存在、それが神霊(太歳星君の本霊の方)といえる。
●一方、分霊は「鎬を削る戦い」を望むがゆえに聖杯戦争に喚ばれたのかもしれないね。

・ちなみに太歳星君は安倍晴明と関係あり。
 「あの坊主ごときが社貰うとか、ちょっかいかけるか」と見下しながら意地悪をもくろみ安倍晴明の霊をガタガタと怯えさせている。
 その後、京都についた寶月夜宵は安倍晴明の霊から神退治に向けた数々の援助を受けている。
 清明的には神代家の過ちに間接的に関わって現在の出来事にまで発展したことを気にしているために手助けをしたようだ。
●平安時代の安倍晴明繋がりで玉藻の前とも共通点はありそう。遭遇したら両者ともに真名看破は容易そう。

・原作では『弑逆桔梗』の呪いを受けた上で大暴れしていた太歳星君の分霊。
 本来攻略に必要だった卒業生クラスの霊の数は最低でも21体以上らしく、卒業生クラス7体で挑んでしまった夜宵が辛くも勝利できたのは『弑逆桔梗』の呪い+イレギュラー2種が合わさった結果だったとのこと。
●なので本企画では太歳星君の弱体化の要因を「鯖化による影響」+「京都結界による影響」という二段構えで仮投下>>2028を書いてみた。

・夜宵は『十二神将』の式神1体の強さ=卒業生の半分程度の力である、と見立てている。
・主と同じく『弑逆桔梗』の呪いを受けた式神は1体につき視肉3個を下賜され、その結果呪いの影響分を差し引いても普段の2倍ほどの強さになったと豪語している。
・ただし式神たちの戦績は全敗、相手が悪すぎた…。
 ○清明の新たな式神2体により2体がやられる。
 ○復活した酒呑童子により1体が瞬殺。
 ○式神5体が清明の呪術により生贄にされて消滅、5匹の龍になって酒呑童子討伐に用いられる。
 ○残りの4体が各個で卒業生1体ずつに訳分からん殺しを受けて敗北。
●とりあえず単体では鯖に負けるのは確実。大人数で鯖1騎に襲いかかれば互角になれる、か?
 視肉を与えられればバフが乗るが、回数制限もあり主の気分次第だが与えられるかは微妙。
 ほぼやられ役で間違いなし。マスター相手なら脅威になるが、主の性格もあり相当な事情がなければ狙わないだろう。

2030名無しさん:2025/03/05(水) 19:28:47
>>3394>>3402
学園の授業が終わった放課後、マヤやザンキと合流して人里離れた山中にて修行に励んでいた
その最中にザンキが日中に戦った相手の特徴を伝える

ザンキ「理性的で剣士の姿をしたバーサーカーと、どこからともなく様々な武器を取り出し使いこなす青年のマスター、二人掛かりで連携して攻撃してくる奇妙な主従だった」
マヤ「奇妙な主従?」

ザンキ「狂戦士の名を冠しておきながら狂気に囚われる様子もなく、むしろ何かに迷っていた。クラス特性である性能上昇の気配も感じられなかった」
ザンキ「一方でマスターの男は英霊相手にも怯まずに、むしろ戦い慣れている様子だった。こちらに必死に食らいつく様子からして、聖杯を強く求めているかもしれない」

マヤ「…うーん、私にはよくわからないけど、何かのために積極的に戦う人も、いるんだね」
ザンキ「そうだ、今回はバーサーカーよりもそのマスターの方が厄介な存在だった。仮にバーサーカー陣営の連携に乱れがなかったら、俺も危うかったかもしれない」

ザンキ「そしてマヤ、もし明確な目的と覚悟を持っている相手と出会った時、お前はどうする」

2031名無しさん:2025/03/06(木) 08:52:02
>>2027オッケー
それ以外は自分のなので待ち

2032名無しさん:2025/03/06(木) 09:03:26
>>2030はいいと思う
>>2028>>2029は太歳星君が未把握だからちょっと自分じゃ判断出来ない

2033名無しさん:2025/03/06(木) 09:29:45
>>3407
ユウキと『お話』した後、ソリテールと蓮子はその場を去った
彼女達の気配が完全に消え去ったのを確認して、一護は念話する

一護『ユウキ、あのサーヴァントには気を付けろ。なんだかわからねぇけど、あいつと関わってもロクな事にならねぇと思う』

一護はソリテールから藍染惣右介のような気配と胡散臭さを感じた。
藍染の時は彼の演技もあり騙されたが、二度目はそうもいかない

ユウキ『うーん……あの二人、そんなにヤバそうだったかな?』

一護『マスターはまともそうだったな。でもあのサーヴァントは何か胡散臭ぇんだ。正直あいつが寄越した情報も怪しいと思うぜ』

2034名無しさん:2025/03/06(木) 09:53:07
アスナ「士郎くんも、いい人を狙うとやっぱり心が痛むの?」
美遊兄「そりゃそうさ。美遊を幸せにするためとはいえ、無害な人達を襲うのはあんまり気持ちがいいものじゃない」

アスナ「そっか。士郎くんがそういう他人(ひと)の痛みが分かる人で良かった」
美遊兄「まあ――今となっちゃ聖杯戦争の優勝なんて悪の道を歩むって決めたけど、これでも昔は正義の味方に憧れてたからな」

アスナ(正義の味方、かぁ。もしもキリトくんがこの聖杯戦争に居たらきっと優勝を狙わずにみんなと協力して攻略するんだろうなぁ)

――アスナはまだ知らない。キリトがこの聖杯戦争に参加していることを。
――アスナはまだ知らない。キリトが本気で優勝を狙ってることを
――アスナはまだ知らない。自分が優勝するには、ユウキとキリトという大切な二人を聖杯戦争から脱落させなければならないことを

2035名無しさん:2025/03/06(木) 14:42:21
>>3420
『私も賛成です、アサシンさん。
…こんなひどいやり方をする以上、たとえアズラエルという人と関係無かったとしても…放ってはおけないから』

太牙の提案に対し、舞衣はそう答える
しかし自分も付いていくかどうかで彼女は悩んでいた

(付いていきたいけれど…逃げたあの人たち(ヤクザ)が、私や太牙さんの情報をそのアズラエルって人に伝えない…とは思えない。
どうしよう…)

2036名無しさん:2025/03/06(木) 17:23:22
マヤ「目的次第だけど、危険人物なら放っておけないし……私が殺されてチノやメグと会えなくなるのも嫌だから、私も覚悟を決めて戦うと思う。だってそうするしかないなら、戦うしかないじゃん!」

ザンキ「……そうか。聖杯戦争には本気で願いを叶えるために卑怯なことをしたり、マスターを狙う奴もいる。出来る限り俺がマスターもサーヴァントも抑えるが、バーサーカーのマスターは明らかにマヤよりも戦闘慣れしていた。いざという時にマヤだけでも他のマスターと戦えるように、しっかり鍛えなきゃな。……本当はこんな危険に一般人は巻き込みたくなかったんだけどな」

その日からザンキの指導は激しさを増し、マヤは必死に鍛えた
全てはマヤを無事に元の世界に帰すためだ

2037名無しさん:2025/03/06(木) 18:35:32
>>2033->>2036はおっけー
>>2028>>2029は自分のなので待つ(2回目)

2038名無しさん:2025/03/06(木) 18:50:46
>>3418

カブキ「それで俺に話があるって聞いたが、いったいどんな要件だ?もしかして手を組みたい、ってことか?」
夏油「あぁ、それは場合によってだけどね。それよりも確認したいことがあるんだ」
カブキ「確認?」
夏油「巷では君が“鬼”に変身して怪異とかと戦っている、って聞いてね」
カブキ「その通り、人間を守るのが鬼の仕事だからな!」
夏油「ふーん」

如何にも善良な鬼として振る舞おうとするカブキを、目を細くして値踏みするように観察する夏油

夏油「でも、その守ったはずの相手から“化け物”扱いされて心ない言葉を突きつけられたり排斥されているんだよね」
カブキ「…確かに一部の人間からそんな仕打ちを受けているが、俺は特に気にしていないぜ」

一拍間を置いての虚勢を振る舞うが、さすがに嘘では隠しきれない感情が多少漏れてしまったかもしれない

夏油「その話が 本 当 なら、僕たちは相容れないかもね」
カブキ「なに…?」

夏油「僕もね、弱者を守るために呪術師として頑張っていた時期があってね」

夏油「でも、途中で気付いたんだ。そんな“猿”どもには守る価値なんてなかったことを、ね」

夏油「だから君も同じように考えているんじゃないかと思っていたんだけどね、ぇ」

(※この後のカブキの反応は他の人にお任せします。交渉決裂、同盟成立、その他どんな展開でもいいかなぁ、と)

2039名無しさん:2025/03/06(木) 20:20:51
>>3426
蓮子達が立ち去ってから少しして、今度は魔物の集団が学校にやってきた
ユウキ達が話を聞くと、京都市内の魔物の集落が人間達に襲われたために避難してきたという
なんでも、人間が縄張りに侵入したために戦える魔物達が応戦しようとしたが、たった一人の大漢によって全滅してしまったという
その後に人間(ヤクザ)が大勢で攻めてきたため、生き残っていた魔物の一部でここまで逃げてきたらしい
ただし、逃げ遅れて集落内に隠れている仲間がまだいるようなので、ユウキ達は彼らを救出するために現場へと向かった
また殺戮を起こした大漢がサーヴァントである可能性が高いため、そちらについても調査するつもりである

2040名無しさん:2025/03/06(木) 20:23:10
>>2039の書き忘れ

※避難してきた魔物達は舞衣組がヤクザ達を撃退したことを知りません
※たぶん舞衣組が離れた後にユウキ組が現場に辿り着くでしょう

2041名無しさん:2025/03/07(金) 00:15:14
>>2038>>2039
いいと思う

2042名無しさん:2025/03/07(金) 00:19:53
>>2028 >>2029
問題ないと思います

2043名無しさん:2025/03/07(金) 07:43:20
>>3343
ユウキ「そんな……むごい……」
一護「クソッ、俺がもっと早く駆けつけてれば……!わりィ、ユウキ」
ユウキ「ううん。セイバーは悪くないよ……」

あまりにも凄惨な光景にショックを受けるユウキ
だがめげずに、魔物達を無事に避難させることに成功。彼らからインターラプターの特徴を聞き、サーヴァントの可能性があると考える

ユウキ『ねぇ、一護。サーヴァントってみんな一護みたいにいい人ってわけじゃないんだね』
一護『ああ。いいサーヴァントもいれば悪いサーヴァントもいるし……いいサーヴァントでもマスターが令呪を使われたら逆らえず残酷なこともしちまう』
ユウキ『そっか……。聖杯戦争って、残酷なんだね……』

否が応でも聖杯戦争の惨さを知るユウキであっ
そして今回の一件で人間が怖くなったり、人間に対して怒る魔物も出てきた
主な怒りの矛先はアズラエルの企業とインターラプターだが

2044名無しさん:2025/03/07(金) 11:12:21
事件で噂になっているピトフーイらしき人物が昨日の夕方・夜にかけて目撃され、複数人で二条城方面に向かっていたという情報が一部の界隈にて噂されていた
その話をツテのある仕事関係者から聞いたレンは、朝食の時間でありながら眉間に皺を寄せて名護さんにも伝達する

名護さん「どうする、そちらについても確認しに行くか?」
レン「…いや、とりあえず伊織さん達の用事を済ませよう。その後に一緒に確認しに来てくれたら、いいんだけどね」


※ピト達が二条城方面に向かったという情報は別のルートで他の主従にも伝達しているかもしれません

2045名無しさん:2025/03/07(金) 11:26:00
翌日、レン達との約束のために早めに京都市内に訪れた伊織とセイバー
集合時刻までの猶予の間に、セイバーは市井の人々が行き交う中から再びシロウを目撃する
逡巡の末、今度こそ見かけた人影を確かめるべくセイバーは伊織に進言する

セイバー「伊織、申し訳ないですが今から単独行動を取る許可をいただきたい」
伊織「…どうした、これからレン達と会うというのに」
セイバー「…見知った顔を見かけたので、追いかけて確認してみたいのですが」
伊織「わかった、“すまほ”については俺一人とレン達で問題ない。しばらくの間なら別れて行動してもいいだろう」
セイバー「すみません。そして、ありがとうございます」
伊織「ただし、何か問題があったらすぐに連絡してくれ」
セイバー「心得ました」

会話が終わるとセイバーは家屋の上へと飛び乗り、駆け足でシロウを見かけた方角へと跳躍していった

2046名無しさん:2025/03/07(金) 15:18:43
>>3422
キリト「うっ、ううん…」
アリス「キリト、大丈夫ですか!?」

アリスと怪しい男(矢車)が一定の緊張感を保ちつつも意識を失った少年を見守って数分、キリトが覚醒の兆しをみせてアリスが声を掛ける

キリト「あぁ、大丈夫だ、ア(すぐ近くにサーヴァントがいます、真名は口にしないでください)…ありがとう、ライダー」

目の前にいた戦友の名前をつい口ずさもうとしたところで手で口を塞がれ、念話で注意された
なので頭が回りきっていない状態ではあるが、注意して相方に感謝を述べる

矢車「よう、坊主。名前はキリトといったか。調子はどうだ」
アリス「あなたはそれ以上近付かないでください」
キリト「なんなんだ、お前は」

二人のやりとりを見つつ近付きしゃがみ込む矢車に対し、まだ正体が掴めない男を制止するようにアリスが間に入る
ただし視界を遮ることはなかったのでキリトは相手の姿を目し、影山もその視線の先にある瞳を見返した

矢車「……瞳の奥に闇が見える……俺と同じ、地獄を見たか?」
アリス「……本当にあなたは一体、なんなんですか」
キリト「……」

その言葉が何を指すのかは図りかねるが、どうにも自分の何かを見透かされているような気がして、キリトは押し黙るしかなかった

矢車「お前の暗闇、気に入った……お前も……俺の弟になれ」
キリト「……はぁ?」
アリス「……もしや、私達と手を組みたい、と?」

唐突に出てきた意味不明の提案に一瞬理解が追いつかないが、アリスがその言葉の意図をなんとか察し確認してみる

矢車「俺も、俺のマスターも聖杯戦争に勝つために誰かと手を組むのが得策と考えている」
矢車「特に、お前みたいな地獄の住人を。光を掴むために足掻こうとするマスターであれば、俺達と一緒に戦う仲間に相応しい」
矢車「お前達だって勝ち抜くために共闘するのは理があると思うが……どうだ」

2047名無しさん:2025/03/07(金) 16:52:36
>>3415
次の瞬間、敵対していたライダーが姿を消していた――殆どの人はその様にしか見えなかっただろう
唯一クロックアップにより撤退する姿を見ていた影山であったが、ライダーが何処からか拾ってきた燃料を撒き散らしてマッチを放り投げる光景を目撃する
仮に追撃したらカズマや少女に被害が及ぶ危険があったため、影山は彼らを守ることを優先した
ほんの少し間を置いて、危機が去ったと思ったイリヤがセイバーの元へと駆け寄っていく

イリヤ「セイバー、大丈夫!?」
ヤマトタケル「あぁ、大丈夫だ…すまない、私が遅れを取ったばかりに君を危険な目に遭わせてしまった」
イリヤ「こっちこそ、私が足手纏いでなければ……」

こんな時、マジカルルビーかクラスカードがあればある程度は自衛もできてセイバーの負担を減らせたのに……
胸の内に苦い想いを抱きながら、今はセイバーの安否を確認して一安心する
大ダメージを受けたセイバーが立ち上がり、そのふらつく身体を支えるようにイリヤがくっつく

イリヤ「それと、そこのお兄さん達。助けてくれてありがとうございます」
ヤマトタケル「…それについては私からも礼を言いたい。マスターを守ってくれて、ありがとう」
カズマ「いやー、ホント良かったよ。突然戦闘が始まった時には吃驚したしな」
ヤマトタケル「……私達を付けていたのはやはり君だったか」
カズマ「ギクッ」
影山「おい、カズマのことを悪く思うなよ。霊体化もせずに街中を歩いているお前にも非があるだろう」
ヤマトタケル「…それもそうだな、そのおかげでこちらも助けられた。本当にかたじけない」

ヤマトタケル「…それで、この後はどうする」

セイバーの視線と言の葉に険が出る
確かに助けられ感謝を伝えたが、そうだとしても相手は聖杯戦争の参加者であり、まだ相手の思惑が分からない状況である
もしかしたらライダーの次には彼らと戦うかもしれない、ゆえにセイバーは不調でありながらも彼らへの警戒を解くことはしない

カズマ「できることならば一緒に戦う仲間として手を組みたい、ところなんだけどなぁ……」
影山「とりあえず今はお前と戦うつもりはないが……」
ヤマトタケル「なんだ、その煮え切らない返事は」

矢車の兄貴が彼らに対してどう反応するのか未知数なため言葉を濁すしかない二人
ひとまず影山は変身を解いて戦闘の意思がないことを示し、二人は友好的に振るまいつつ情報交換や方針について話し合うことにする
その際にカズマ組は聖杯を狙っていることを明言し、イリヤ組は悲劇を生む可能性が高い聖杯を否定している

2048名無しさん:2025/03/08(土) 11:22:00
>>2044>>2045>>2046>>2047
いいと思う

>>2043は自分なので待つ

2049名無しさん:2025/03/08(土) 11:29:26
>>2043
おっけーです

2050名無しさん:2025/03/08(土) 12:53:44
>>2033で別れる前に蓮子組はユウキ組に魔物の学校を紹介されたんだけどそこで二組は気になる情報を得ていたな

魔物の代表曰く、元々この国には様々な種がいて中には人間に害をなす者もいたが、人間に友好的な種の方が多かった
しかし、ある時から狂暴な魔物や災いをなす魑魅魍魎が京都を中心に増加し、そうした連中と十把一絡げにされて肩身が狭い思いをしているとのことだった

2051名無しさん:2025/03/08(土) 15:13:11
>>2050 おっけー

一方、美遊兄は仕事がない休日を利用して買い出しや諸用を済ませようとしていた
歩きながら前に戦った謎のサーヴァントについて考える、二人掛かりでも仕留められず、逆にこちらが危機に陥っても追撃せずに撤退したあの男のことを
自分達と遭遇する前にも魑魅魍魎を討伐し、自分達よりも率先して退治する善良な英霊であり
敵対しているはずのアスナにも忠告を与える程に強く、その姿から窺える確固たる意思は、まるで正義の味方のように見えて

美遊兄(…それでも、俺は、俺達はなんとしてでも、聖杯を手に入れる!)

例え悪に堕ちようとも、彼は妹のために、捨て去ってしまった過去を乗り越えて突き進むために気を引き締める
自分が戦い抜いた冬木の聖杯戦争との違いを思い知らされても、その程度の理由で諦めるわけにはいかないのだから

アスナ『…士郎くん、こちらに近付く魔力が一つ、たぶんサーヴァントだと思う』

その最中、霊体化しているバーサーカーから念話で警告を受ける
水妖精であり耳が尖っている今のアスナの姿では例え私服姿を着ていても目立ってしまう、場合によっては魔物と間違われて余計な騒ぎになる可能性もあったので姿を現さないようにしていたのだ
ちなみにアスナとしては透明のまま街中を歩くというのは変な感覚であり、どちらかというと実体化して共に歩きたいのだがそこは我慢しているようだった

美遊兄『もしかして、マスターの俺を狙ってきているのか?』
アスナ『どうだろう、少し蛇行したり立ち止まったりしながら動いているけど、着実にこっちに近付いているわ』
美遊兄『…念のため、人気のない場所に移ろう』
アスナ『そうね、もし戦闘になっても被害がでないようにしないと』

2052名無しさん:2025/03/08(土) 17:37:30
>>3413
ワタナベ「効く……イイ……遙かにイイ……」

快楽の波に浸るインターラプターは跪いた状態で恍惚な表情を浮かべ、メアリーやアズラエルなどを忘れて至福の時間を感受する
この抑えられぬ衝動が落ち着くまでの間は一時的に無防備な姿になり、周囲に気を配る余裕もなかった

太牙「どういった状況下わからないが、貴様がヤクザ達の言う“センセイ”か?」
ワタナベ(クソッ!こんな時に…!)

ゆえに、意識が徐々に戻っていく最中に僅かな怒気が籠もった声を聞いて己が失態に悪態を付く
たぶんオハギに夢中になっている間にニンジャもしくはサーヴァントとしての気配が漏れていたのだろう
“ヤクザ”や“センセイ”を口にしている様子からして、自分の素性や孤児院のことも知られているかもしれない
加えて相手の気配からしてサーヴァントである可能性が濃厚である、とてもいい状況ではない

舞衣「…あなたが、魔物の集落を壊滅させた実行犯ですか?」
ワタナベ「……」

もう一人の少女に問い掛けられ、インターラプターは押し黙る
たぶんマスターなのだろうが、少しだけ不安げな様子を見せている

太牙「おい、なんとか答えたらどうだ」
ワタナベ「……語る事など、何もない」

インターラプターは立ち上がると同時に甲冑のような装甲と道着を纏った姿へと変化させ、己が闘気を高めていく
情報源は不明だがこちらの事を探りに来た連中である、いずれ孤児院にいるメアリーに辿り着いてしまうかもしれない
彼女を護るためにも、ここで敵を排除する必要がある!

ワタナベ「ドーモ、バーサーカーです」

戦闘の意志を見せつつも、ニンジャとしてオジギとアイサツを丁寧に行う
どんな状況であれニンジャのイクサに欠かすことの出来ない絶対の礼儀作法だ、これなしに攻撃を仕掛けることはスゴイ・シツレイにあたる、だからこの不文律を曲げずにインターラプターは名乗り出た
――本当であれば相手の名前かクラス名を知ってから名乗りたかったが、数多の英霊が集まる聖杯戦争においては万人に通用する作法ではないので仕方がないものとする

太牙「問答無用でやる気か、いいだろう。アサシン、とだけ名乗っておく」
太牙「そして王の判決を言い渡そう……死だ。変身」

名乗りに付き合ったアサシンもまた変身し、謎のスーツを纏って構えを取る
少女・柳瀬舞衣が見守る中、二騎の英霊が衝突する


 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜

以下、自分が考えているプロットを提示してみる
・太牙vsインターラプターの途中でユウキ組も加わり、魔物の集落の襲撃犯を討つために一護と太牙が共闘する
・そこへ戦いの気配を感じ取ったディエゴも参戦、2対1では不公平ということでインターラプターと共闘する
・だがその実、ヤクザ情報を財団経由で得ていたアズラエルが部下に指示してここ最近の監視カメラをチェック、メアリーとインターラプターの繋がりをついさっき知ったところであった
・なのでメアリーは部下達に確保されている状態、アズラエルは遠い場所から観戦、隙を見てディエゴがインターラプターを脅し、メアリーの命と引き換えに無理矢理共闘している

・勝敗はインターラプター&ディエゴの勝利を想定しています
・太牙は大ダメージ、一護も大ダメージ〜瀕死のダメージを想定しています
・一護が消滅する一歩手前までも考えていますが、意見次第では手負いでも生かす方向も考え中です

2053名無しさん:2025/03/08(土) 17:47:38
>>2052に記載したプロットの書き忘れ
・敗色濃厚な状況で太牙がマザーサガークを召喚、ディエゴ達が物量に対抗している間に舞衣組・ユウキ組が撤退する

2054名無しさん:2025/03/08(土) 23:09:37
>>2052
勝負の結果だけはリレー次第で決めたいかな
太牙がダキバを解禁したらどう転ぶかわからないし負けそうなら確実に解禁するし

2055名無しさん:2025/03/08(土) 23:26:00
>>3432
カブキは暫し考えた
人間に復讐したい気持ちは強い。だが夏油と組めば、おそらく危険人物として複数の主従に狙われることもあるだろう。
それにカブキは夏油と違い、子供は殺したくない。そして夏油はおそらく子供も殺すだろうと推測する
なによりカブキは聖杯という存在を狙いつつもそこまで信用していない。夏油は聖杯を利用して〝猿〟の殲滅を企んでいるのだろうが、カブキはどちらかといえば聖杯を狙いつつ、生存も優先したい。ゆえに夏油と組むのはあまりにもリスキーだし、善良な鬼として振る舞ってた意味がなくなる。
カブキとしては複数の主従と組みたいからだ

「それは残念だなぁ。言っただろ、人間を守るのが鬼の仕事だってなぁ」

変身音叉を取り出し、仮面ライダー歌舞鬼に変身した

「つまりお前は俺の敵だ!」

そしてカブキは夏油に襲い掛かる。
悪人のマスターを倒したという話は、他の主従と手を組む時に使えるだろう
なにより夏油はカブキの思想を見抜いてしまった。これを他の主従に伝えられたら厄介だ
ゆえにカブキは判断を焦った

2056名無しさん:2025/03/08(土) 23:44:05
>>3438
聖杯を狙う理由は元の世界にカズマが帰るためっていうのも明言してるんだよね、カズマ組
そして聖杯は悲劇を生む可能性が高いと聞き、イリヤ組と別れた後にカズマと影山は念話する

カズマ『聖杯が悲劇を生む可能性が高いか〜。まあ何か胡散臭さは感じてたけどな』

影山『俺は悲劇は起こしたくないな。でもカズマを無事に帰すには、聖杯以外どうしろっていうのさ』

カズマ『さぁな。とりあえずまだ聖杯が悲劇を生む〝可能性〟が高いだけで確定したわけじゃないってのが大事だ。でもまあ聖杯に頼らない元の世界に戻る方法も本格的に探した方が良さそうだな』

影山『そうだな、カズマ。でも兄貴は聖杯を本気で狙ってそうだ……』

カズマ『もし元の世界に戻る方法がわかっても、問題はそこなんだよなぁ』

2057名無しさん:2025/03/09(日) 00:35:57
>> 3429
ピトフーイ「もちろんやるよ!存分に愉しみなさい、ランサー!」
李書文「呵々っ、お主が祟りの神霊――その御分霊か。貴様の実力しかと見せてもらおう」

そして太歳星君と李書文の戦いの火蓋は切って落とされた

同時刻――

ピトフーイ「……で、シロッコだっけ。私の見立てじゃあんた、常人じゃないよね。だって歴史の立会人になりたいってだけで私達と接触するなんて気が狂ってるか――自分が殺されない自信がないとおかしいもんねぇ!」

瞬間――ニュータイプ能力で、シロッコはピトフーイが自分に攻撃するのを察知した
そしてシロッコが直感した通り、ピトフーイはシロッコ目掛けて銃を撃とうとしていた

ピトフーイとしてはサーヴァント同士の戦いにも興味はあるが、相手のマスターと死闘したいという気持ちもある。魔術の類は使えないからサーヴァントとは戦えないが、マスターなら話は別だ。彼女は聖杯戦争のマスターである以前に、ピトフーイという狂人であるがゆえに

2058名無しさん:2025/03/09(日) 00:45:48
>>2056についてですけど、ピトフーイも李書文に加勢して太歳星君と戦うルートもアリだと思います。アバター状態だから多少ならやりあえるはず…?そこら辺は未知数ですが
とりあえずピトフーイの性格を考慮したら眺めるだけはしないかなと思ってこうなりました

2059名無しさん:2025/03/09(日) 00:56:28
>>3437
矢車に自分の何かを見透かされ、地獄の住人と称されたキリト。
彼が思い出したのは月夜の黒猫団が壊滅したことやユージオの死。

キリト「地獄の住人か……。たしかに俺は、そうなのかもしれないな……」
アリス「キリト……」

アリスは月夜の黒猫団のことこそ知らないが、キリトがユージオを失ったことは知っている。そしてユージオはキリトにとって特別な相棒であることも。
ゆえに自嘲的な笑みを浮かべるキリトに同情した

キリト「あんたの言う通りだ。俺はたしかに……暗闇を前に光を掴もうとしてる」

アンダーワールドを。
ユージオ達との思い出を守るということは、つまりそういうことで。

矢車さん「ああ、わかってる。だから俺はお前を気に入った……」

キリト「なるほどな。あんたも地獄の住人で、光を掴もうとしてるわけか……」

矢車さん「ああ。もちろん最後の二組になれば、そこで俺とお前達は戦うことになるが……どうする?」

キリト「……わかった。あんたの提案に乗るよ」

矢車さん「フッ……。そうか。俺はアサシンだ。キリト……お前は今日から俺の弟だ」

2060名無しさん:2025/03/09(日) 01:11:48
>>3436
その後、レンと名護さんがやってきて伊織はスマホの契約をした。ついでにその利便性から名護さんも契約した
そしてレンは二人にスマホの使い方を教える
手軽に連絡を取り合えるだけでなく、世界情勢や噂も検索して調べられるスマホの存在に伊織は感心する

名護さん「本当はセイバーにも契約してもらいたかったな」
レン「うん。でも知り合いの人を発見したなら追い掛けても仕方ないよ」

名護さんとレンはこの場にアルトリアがいない理由を伊織から聞いていたので、そんな言葉を交わす

2061名無しさん:2025/03/09(日) 01:33:48
>>2052
個人的に引っ掛かったのはディエゴが不利なインターラプターに協力するところ。
ディエゴが何も知らない状態なら敵対者と認識してない太牙と一護に協力して恩を売って同盟を組めるようにしつつ、邪魔な主従を蹴落とすためにインターラプターを狙いそうな気がします
これについてはアズラエルが太牙に狙われてることを知れば気にならない問題だと思います

2062名無しさん:2025/03/09(日) 04:14:16
>>2055……カブキ組、夏油組に襲いかかる
>>2056……カズマ&影山、イリヤ組と別れ念話で話し合う
>>2059……キリト、矢車と手を組む
>>2060……レン組、伊織のスマホ契約を手伝い使い方も教える

これらはいいと思うよ

>>2057……太歳星君vs李書文、ピトさんもシロッコ襲撃

こちらは他の人に判断をお任せします
個人的には戦闘狂な人外バトルに水を差さないようにシロッコと共に観戦するピトさんもイメージしていたけど、まぁピトさんの性格的にやり合う展開も普通に考えられるので自己判断ならず

>>2051……美遊兄組がセイバーを捕捉して場所を移す
>>2052……インターラプターvs太牙と個人的プロット

この二つは自分のなので判定お願いします
とりあえず>>2052のプロット部分はなし・一護やディエゴの乱入は一旦忘れることにして、ニンジャvs処刑人の導入部分がオッケーかどうかだけお願いします
ちなみに>>2061に関して、本編>>3419にてヤクザ経由で舞衣組の特徴と一緒に“センセイ”や“アズラエル財団”について調べていることも伝達しているならば太牙を排除する動きになるかなー、と

2063名無しさん:2025/03/09(日) 06:45:43
>>2051
>>2052
いいと思います

2064名無しさん:2025/03/09(日) 09:24:40
(インターラプターは漫画把握なので違和感あるかもしれない)

インターラプターと太牙
どちらも性根が腐っているとは言い難いサーヴァントだが思想の違いやインターラプターの所業が彼らを対立させるに至った

インターラプター「俺はクズだ。だが俺のマスターが幸せな家庭を築くためにアサシン=サンにはここで脱落してもらう」

太牙「そうか……」

太牙がこれまでの人生で培ってきた第六感が、インターラプターの剥き出しの闘争心。そして悲哀を感じ取っていた

そもそもインターラプターは人間に友好的な魔物を殺す行為にも嫌気が差していたのだ。彼らはヒョットコ共のような暴徒とは大きく異なる。だが、全てはメアリーのために……

そしてインターラプターは早速、稲妻の如き蹴りを放つが、サガに変身した太牙はギリギリで躱し、ジャコーダーによるカウンターを見舞う

太牙「俺も、俺の弟が描いた理想をこの世界で実現するために負けるわけにはいかない」

インターラプター「絶対防御(カラダチ)!」

――が、ジャコーダーが刺さらない!?
これぞインターラプターの宝具、絶対防御(カラダチ)。
サガは即座に次の行動に出ようとするが――ナムサン!その前に強烈なタタミ・ケンで殴られ、吹っ飛ばされる
しかしタタミ・ケンの直撃を受けた太牙だが、死んではいなかった。

太牙「それがお前の宝具か。生身だったら危うかったな」

相手はバーサーカーを名乗っているだけあり、凄まじい身体能力を誇る。
殴られた箇所に激痛が走る。出し惜しみをしていたら、逆にやられるだろう。

そしてインターラプターの腹をジャコーダが貫く。絶対防御(カラダチ)は宝具だ。魔力を消耗したらメアリーに負担が掛かる。ゆえに初撃でかまして、後は宝具なしでインターラプターは戦う予定だった。
しかしそれが災いして、インターラプターにサガの必殺――スネーキングデスブレイクが炸裂することになる。

だが、ああ!なんということか!
インターラプターは大きく負傷こそしたが、致命傷には至らず。耐久A+とはそれほどの脅威なのだ

太牙『舞衣。魔力を大きく消耗するが――キバットバットII世を使いたい』

2065名無しさん:2025/03/09(日) 09:48:34
>>2057
自分は問題ないと思います

2066名無しさん:2025/03/09(日) 16:23:23
>>3446
太歳星君は先の戦いと同じく、小手調べに徒手空拳で攻め入る
しかし相手は武術を極めし拳法家、得物である槍を手放して組み手に応じ、数打の小競り合いの末に太歳星君を吹き飛ばす

李書文「多少武術の心得があるようだが物足りないな。術師であるならば、己が得物でかかってこい」
太歳星君「…くく、槍兵のくせに拳法の使い手とは、少し驚かされた。確かにお前は強者のようだ、面白い。なれば、その誘いに乗ってやろうじゃないか」

問答の末、太歳星君は光球を生み出し李書文へと差し向ける
対して李書文は槍を構え直し、複数の光球の動きを見きって躱し、時に槍で打ち払う

李書文「むっ」

だが、光球を打ち消すと同時に李書文の自分の腕に痛みを感じる
原因が破壊の塊である光球にあると即座に察し、幾許か警戒を高める

太歳星君「さぁ、もっと僕を楽しませてくれよ!」

李書文の周りを周遊しつつ襲いかかる光球の他に、太歳星君は掌に光球を保持したまま李書文へと再接近する
直撃すれば只ではすまない脅威が複数と迫る中、李書文は内なる滾りを発露させながら自ら死線に飛び込む


――そこからは二騎の戦闘狂による凄惨な殺し合いが繰り広げられた
太歳星君は何度も矛先で切り裂かれ、さらには絶技『神槍无二打』により打ち倒されてしまう
一方李書文も幾つもの光球を受けてしまい、宝具を放つと同時にカウンターとして『消滅の凶星』の応用技「流星群」による攻撃を受けてしまう
『神槍无二打』を放ちながらも討ち取った感触を得なかった李書文は直感的に構えていたが、散弾の如き攻撃を防ぎきることはできず
全身に大ダメージを受けてしまい、身体の所々も抉り取られてしまった

そして両者は距離を取り、しばし間を置いて互いに笑い始めた

李書文「確かに我が槍で絶命せしめた。しかし不死の身体、神というものは斯様にしぶときものか!」
太歳星君「くく……『神槍』の名も伊達ではないな。大抵の者であれば今の攻撃で死に絶えるものを、未だ闘志衰えずこちらに噛みかんとする。実にいいな、お前」

太歳星君「来い、『視肉』」

神の言霊に応じて地面から湧き出るように無数の眼球がくっついた肉塊が出現する
そこから幾つかの目玉を千切り取り、太歳星君は理書文にも分け与える

太歳星君「それを使えば回復できるぞ」

そう述べると共にズタボロな姿であった太歳星君の身体が元の姿に戻っていく
それを確認して李書文も目玉を使い、欠損した身体すらも元通りに回復してしまった

李書文「一体なんのつもりだ。それにお主、まだまだ手の内を隠しておろう」
太歳星君「ああ、その通りだが、あいにく個人的な縛りやら制約があってな。もっと戦いたいところだが、今は最高の舞台のために取っておく」
李書文「ほぅ?」
太歳星君「いいことを教えてやろう。ついさっき、城に近付いてきた弓兵と戦い見逃してやった。いずれそいつが他の英霊を連れて、万全の準備をして僕に挑んでくるだろう」

太歳星君「その一切を破壊せしめ、魂に至るまで全てを犯し尽くす。それが神たる僕の最大の愉しみだ!」

太歳星君「だからお前を殺すのはその時まで取っておいてやる」
李書文「……呵々、いいだろう。だが一つ条件がある」
太歳星君「なんだ?」
李書文「敵がこの城に攻め入った時には、儂らも好きにやらせてもらう。滅多にない機会だ、数多の強豪と死合うには丁度いい」
太歳星君「くく、いいだろう、許す。貴様も存分に楽しむがいい!」

2067名無しさん:2025/03/09(日) 19:16:48
>>3442
「こっちこそ残念だよ。未だ取り繕って苦しむのは、君の方なのに」

カブキの音叉剣による攻撃を夏油は游雲で受け止める
間髪いれずにアタランテが弓を引くが、夏油への射線上に鏡のようなものが割って入り矢を弾く
夏油がカブキを押し返して両者が離れると同時に玉藻の前が呪相・炎天による火炎を放つ
咄嗟にカブキは番傘を拡げて防いだが、代わりに燃え尽きてしまい使い物にならなくなる

「てめぇ!よくも俺の傘を!」
「おや、野蛮人の癖にそぉーんな小さなことを気にしるなんて。むしろ、突然ご主人様に襲いかかった行為の方が万死に値しますわ!」
「キャスター!お前はその男の腹の内を垣間見て、何も思わぬのか!」
「関係ありません、なにせ私は良妻ですもの。ご主人様の理想のために尽くして何が悪いのです?」
「貴様…っ!」

「ところで、鬼に変身する秘密はその音叉にあるようだね。随分と大層な呪具じゃないか」
「はっ、気に入ってくれたか?そんじゃ、その身に思う存分味合わせてやるぜ!」

この時、夏油は鬼の力や呪術に近いものを感じ取り興味を抱く
もしかしたら自分でも扱えるのでは、なんて考えも一瞬思い描くが、とにかく今は目の前の攻撃に対処することにする


※この後、彼らの勝負をどうするか特に決めていません
 ある程度戦ってどちらかが離脱するか、あるいは本人達は相手を潰すつもりだし離脱の可能性は低い?
 あと夏油は帳を降ろしてカブキ組を逃がさず外部からの干渉もなくすことができそうですが、今回はそこまでやるのかどうか
 そこら辺について自分は決めかねているので、これまた他の人にお任せしようと思います

2068名無しさん:2025/03/09(日) 20:36:25
>>3440
アルトリア(シロウ……どうして逃げるのですか?)

美遊兄――衛宮士郎を追い掛けるアルトリアは、僅かに不満をいだいていた。
士郎とは共に聖杯戦争を生き抜いた仲で、絆もある。

だというのに士郎は何故か自分から遠ざかろうとしている。
もっとも実際は人気のはない場所に誘導されているのだが、気付いていない

ゆえにセイバーは――アルトリアは少しムキになっていた

2069名無しさん:2025/03/09(日) 20:37:16
>>2067
いいと思う

2070名無しさん:2025/03/09(日) 21:54:41
>>2064>>2068
いいと思います、なお>>2067は自分のです

2071名無しさん:2025/03/09(日) 22:12:01
>>3426、3439蓮子組&ユウキ組のやりとり保管

魔物の代表との話を終えて学校から出たユウキ達は、先の話の内容について考察を進めていた。京都の魔物による治安の悪化には何かしら聖杯戦争が関係しているのではないかと考えたからだ

「狂暴な魔物が増えたってどういうことなんだろう。もしかしてサーヴァントの仕業かな…?」

ユウキが真っ先に疑ったのは聖杯戦争に参加した主従だ。キャスターのような魔術に長けた存在なら耐性のない魔物の精神を乱すことなど造作もない。何者かが京都の魔物達を操り手駒にしているのではないかとユウキは考えた
一方で蓮子は腑に落ちない表情をしている

「……確認なんだけど、ユウキちゃんはこの世界で目覚めた日がいつだったか覚えてる?」
「え、えーっと、確か◯月の△日だったかな」

唐突な蓮子の質問に慌てて答えるユウキ
記憶を探りながら何とか回答するが今の質問に何の意味があるのだろうか

「やっぱりね、私も同じ日にこの世界で目覚めたわ。公平性を保つためかどうかは分からないけど多分マスターは皆同じ日に連れてこられたのよ。さっきの話だと私達が来る前から京都で異変が起こっていたみたいだし聖杯戦争の参加者の仕業ではないと思うわ」
「そっか、ボク達が来る前から狂暴な魔物が増えてたってことだもんね。でもだったら何が原因なんだろう…」

聖杯戦争のマスターが京都に招かれた日よりも前に凶暴な魔物は増えていったという事実。そこから聖杯戦争参加者が件の犯人という線は消えた
では魔物の凶暴化は何が原因なのか。考え込むユウキと蓮子だが"ある可能性"が思い浮かび、念話をソリテールに送った

『ねえソリテール、さっき解析していた結界について聞きたいことがあるんだけど』
『分かる範囲であれば。けど解除は無理よ。僅かな時間しか解析できていないけど相当複雑な術式だったし解除に何年かかることやら』
『違う違う、私が知りたいのはあの結界が"いつ"張られたかよ』
『それくらいなら。…成る程、君の言いたいことが分かった。察しの通りあの結界が張られたのは凡そ一年前――キョウトの魔物が凶暴化しだ出したのとほぼ同時期よ』

やはりと蓮子は頷いた。この情報はユウキ達と共有した方がいいが、そうするとソリテールの能力の一部を彼女達に教えてしまうことになる

『一応確認なんだけどユウキちゃん達にこのことを伝えてもいい?』
『いいんじゃないかしら。情けは人の為ならずって人間の言葉にあるし』

念話でソリテールに確認をとる蓮子だが意外にもあっさりと了承を得られた。これはソリテール側の事情によるものである
単にユウキとの『お話』をもっと愉しみたいのもあるが、既に二組もの主従を敵に回してしまっている以上、こちらも味方を作っておくに越したことはない。故にここでユウキ達に情報という名の恩を売っておきたいとソリテールは考えたのだ

「ユウキちゃん、私達が調査したことを共有したいんだけどいいかしら。この件の犯人が分かったかもしれない」
「えっ、本当!?」

蓮子から語られたのは、自分のアサシンはキャスターの真似事が出来ること、アサシンの能力で京都全体を覆う結界を解析したこと、自分達を聖杯戦争に招いた者が張ったと思わしきその結界はちょうど京都の魔物が凶暴化し始めた時期と同時期に作成されたこと、時期の一致から聖杯戦争を仕組んだ者が魔物の凶暴化に関わっている可能性があるということである

「じゃあ、京都の魔物を凶暴化させたのは聖杯戦争を仕組んだ人の仕業ってこと?」
「あくまで憶測を重ねた可能性の話だけどね。仮に当たっていたとしてもそれ自体が目的なのか、聖杯戦争を行う上での副次的な現象なのか、はたまた偶発的な事故なのかも全く分からないわ」
「でも、もし本当に聖杯戦争の主催者がこんな酷いことをしたのなら絶対に止めないと!」
「ちょっと待て」

人と異種族の血で血を洗う争いを止めんと意気込みを新たにするユウキだが、ここで口を挟んだのは今まで黙っていた一護だ
ここに至るまでさり気なくユウキとソリテールの間に立ちユウキを護っていた彼は訝しげな目で蓮子達を見ている

「おい、ユウキ…今の話を信用しすぎるのは危ないと思うぜ。そいつらが本当のことを言ってる保証なんてないんだぞ」
「あら、疑われてる?」
「ちょっとセイバー、そんな言い方は…」
「ふふ、気にしてはいないわ。出会ったばかりの相手を安易に信用しない…立派な心掛けよ。大事な大事なマスターだものねぇ」

えらいえらいと微笑むソリテールに一護はさらに表情を険しくする。こちらの内心を見透かしたかのように話されるのは気持ちのよいものではない。真偽はどうあれ少なくともこのアサシンは好きになれそうにもないと一護は思った

「まあ、こっちから本当のことだと証明できる術はないしね…」
「でも、直接戦闘ではセイバーより力の劣る私(アサシン)がわざわざ手札の一つを見せた。これを私達なりの"誠意"だと思ってくれるかしら」
「チッ…」

蓮子達が齎した情報が本当だと証明は出来ないが逆にユウキ達も彼女らが嘘をついていると断じれる証拠はない
渋々と引き下がる一護だがその目をソリテールから決して離そうとはしなかった

「とにかくボク達はもう少しここに留まるよ。迫害を受けてる彼らを助けてあげたいし」
「そう…私達は別の場所で聖杯戦争と魔物達についてもっと調べて見ようと思う。人間の報道するニュースじゃ一面からしか物事を視れないしね」
「それじゃあ一旦お別れだね。そうだ、何かあった時のために連絡先を交換しよう。セイバーもそれくらいならいいでしょ?」
「……分かったよ。だが油断はするんじゃねえぞ」

こうして二組は各々の目的のために行動を開始するのであった

2072名無しさん:2025/03/10(月) 00:04:13
>>3448
(…ただやりたくてあんな事をやった…って訳では無さそう、だけど…)
透覚により相手のサーヴァントの、バーサーカーの言葉は舞衣にも聞こえていた
きっと目前の相手は護りたいものの為、譲れないものの為戦っているのだと、察する事は難しくはない
(もしかしたら、この人の言うマスター=アズラエルって人…じゃないかも知れない。脅されたりしている可能性も、考えれる。
…けれど、それはこの人とは別に潜んでいる可能性もあるわけで…それに今は戦うしか…ないみたいだから…!)

太牙から入った念話である
『舞衣。魔力を大きく消耗するが――キバットバットII世を使いたい』
に、
『…わかりました、使って下さい、太牙さん!』
と念話で応えつつ、目前の戦場にも、周辺に対しての警戒も舞衣は怠らない

2073名無しさん:2025/03/10(月) 05:49:14
>>2071>>2072
問題なし

2074名無しさん:2025/03/10(月) 09:44:28
>>2067が投下されてない気がするけど見落としかな?

2075名無しさん:2025/03/10(月) 10:50:52
あ、>>2067はまだオッケーされていないと勘違いしていました
>>2069にあったんですね、すみません

2076名無しさん:2025/03/10(月) 11:28:45
>>3413
メアリーに話し掛けられ他愛のない会話をするアズラエル
どうにもこちらの事情を色々と聞きだそうとしている様子だったが、多感で無知なる子供ゆえの質問なのか、あるいは何かを探ろうとしているのか、どちらかなのか図りかねている
のらりくらりと適当に返答を繰り返していると、ディエゴが念話で話し掛けてきた

『アズラエル、近くでサーヴァント同士による戦闘が起きている』
『おや、どうやら聖杯戦争とやらも活発になってきたようだね』
『どうする、様子見してくるか?』
『そうですね……せっかくですから、僕もどんな戦いなのかを観戦してみるか』
『おいおい、お坊ちゃまには火事場の見物は危険だと思うがな』
『なんだその言い方は。遠くから見収めてお前が護衛していれば問題ないだろう?』
『そうだな……とりあえず、相手の顔や性能を確認してみるか』

その後、アズラエルは急用ができたとして担当者にその場を任せて車に乗り込む
そしてサーヴァント同士の戦い(インターラプターvs太牙)が一望できる場所まで移動して、望遠できる機材でその様子を確認してみることにした

※この時点でヤクザの情報(>>3419)が伝わっているかどうかは未定です

2077名無しさん:2025/03/10(月) 16:22:10
その後、矢車はカズマ達と合流してキリト達と手を組んだことを伝える
キリトとアリスは二人一組のアサシンという特殊性に目を張るが、今のところは共闘するライバルとして、他陣営が脱落し競合相手が減るまではその戦力に頼ることにする
そして二組は情報交換をする、といってもキリト側は大した情報は持ち合わせていなかったが
一方でカズマ達はイリヤ達と共闘してライダーと戦ったこと、聞いた話として聖杯の悲劇についても伝えた
ただし聖杯が厄災たるかは今の段階でわからないず、また矢車やキリトは聖杯なしには叶えるのが難しい願いを持つため諦めるつもりはなかった
やがて夜も更けてきたために互いの連絡先を交換し、一旦別れることにした

2078名無しさん:2025/03/10(月) 22:31:01
>>2076 >>2077
いいと思います

2079名無しさん:2025/03/10(月) 23:42:20
(正直インターラプター=サンをここで退場させるか迷ったけど判断求む)

>>3452
そして太牙は宝具『キバットバットII世』を使用。闇のキバの鎧を纏い、ダークキバに変身する

そしてダークキバは容赦なくキングの紋章を使用。
インターラプターを殴り、吹っ飛ばす度にキングの紋章に触れて跳ね返り、受け身の取れないインターラプターはダークキバに殴られる。
それを幾度となく繰り返し、インターラプターにダメージが蓄積されていく……

最後にウエイクアップフエッスルを使い、キングスバーストエンドを放った

インターラプター「イヤアアアーッ!」

同時にインターラプターも飛び蹴りを放ち、二人の蹴りが交差する

太牙「ぐっ……!」
インターラプター「ぐあああっ……!」

互いの蹴りが激突した結果、倒れたのはインターラプターだった

インターラプター「俺のような罪深い亡霊は……メアリーの夢も叶えられないのか……」

インターラプターは瀕死に陥り、自身の身体が消えかかっていた。
そんな彼は自分が生前してきたことのインガオホーでこんな結末を迎えたと、否が応でも納得してしまった

インターラプター「アサシン=サン。せめてメアリーだけは――」

全てを言い終える前にインターラプターは消滅した。
その最期は、太牙と舞衣の心に強い印象を与えた

太牙「罪深い亡霊、か……」

インターラプターの最期の言葉が太牙の胸をちくりと刺すのだった。
太牙も罪深い存在であったがゆえに。
だからこそメアリーという少女を探すことを思案するが、今はダメージと疲労が大きい。インターラプターの最期の蹴りは、太牙にダメージを着実に与えていた

そして舞衣も気分が沈んでいた。インターラプターに何か事情があるかもしれないからと、思っていたからだった。

勝負には勝ったというのに、2人は心から喜べず。
インターラプターが遺した爪痕は大きい

【インターラプター(サカキ・ワタナベ)@ニンジャスレイヤー 消滅】

2080名無しさん:2025/03/10(月) 23:49:51
>>3446
ピトフーイに銃を向けられるシロッコは特に構えをとれないまま撃たれる直前、突如十二神将がピトフーイの元に現れる
サーヴァントに及ばなくとも彼ら十二神将もまた一介の術師、キャスターの陣地内であれば地脈の流れに乗って移動する事は可能である
そして十二神将はマスターであるシロッコの護衛は太歳星君から命を与えられており、優先すべき事項として駆けつける

「確かに地球の重力しか知らない君たちからすれば木星船団の責任者をやっていた私は常人ではないのかもしれないな。と言っても何も特別なことじゃない、勘が良いだけの男だよ私は」

ピトフーイに対してシロッコは彼女の言葉に返答する
ただニュータイプ能力については触り程度の情報だけでわざわざ手の内を細かに教えることはない
十二神将に囲まれても戦意を減らすことなく構えを解かないピトフーイ

「まさかこれで私がこのまま大人しくなると思ってるんじゃないわよね?」

「その死闘のために戦いに身を投じるという姿勢は兵士として評価するに値するが、どうやら君は戦争を知らないようだ。自分が心置きなく戦える立ち回りというのも覚えてた方がいい、少なくとも今の我々に君を殺すことは出来ないのだからね」

マスターであるピトフーイを殺してランサーとの死闘を楽しもうとするキャスターに水を差すようなことを十二神将は可能なら避けようとし、シロッコもまた手を組む余地のある陣営を即座に落とすのは避けたい

「それにこれから自分たちのサーヴァントが全力で戦うのだ、死力を尽くした戦いは出来ぬよ。それでも来るというなら好きにするといい」

もしこのまま戦うのであればシロッコは十二神将の指揮をとり、素早くピトフーイを無力化しようとするだろう
いくらキャスターの陣地といえど負担が皆無というわけにはいかないのだから




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