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SS投下・仮投下スレ Part.3
1938
:
名無しさん
:2025/02/19(水) 08:20:04
タタタタタッ タタタタタッ
タタタタタッ タタタタタッ
小気味よく鳴り響く掃射音
連動して穿たれる有象無象のなにか
魑魅魍魎の討伐依頼を受けたレンは名護さんと一緒に現場に向かい、戦っていた
それらを放置してしまうと住宅地や市街地へと進出してしまい、普通に暮らしている人々に危険がおよぶかもしれない
ゆえに稼ぎのためだけではなく、平穏を保っている京都を護るためにレンは今日もP90を構えていた
名護さんが白兵戦で敵を薙ぎ払い、レンが銃弾でもって敵を撃つ、それはGGOで遊んでいた頃と変わらない光景のように見えた
しかし、如何にレンがアバターの姿であろうとも、この世界はリアルに映し出してくる
傷ついた魑魅魍魎は血のようなものを噴出し、息途絶えるとその場に倒れて物言わぬ骸へと変貌する
GGOであればゴア規制によりそのような生々しさはなく、加えて倒されたモンスターもすぐに消失していた
だが魔性のそれらはすぐに消えることなく、普通の生物よりかは早めに自然消滅するもののその間はグロテスクさを残し続ける
その世界観の差違を意識する度にレンは嫌悪感を抱くものの、それ以上に他者が流血するところを見たくないがために彼女は堪えながらも頑張って戦っていた
レン「通信?…えっ!名護さん、別の群れが住宅地に向かっている、って!」
名護さん「本当か!すぐに向かいたいが、こっちもまだ片付いていない!」
レン「私が先行して向かいます!名護さんはこの場をお願いします!」
名護さん「了解した!俺もすぐに片付けて向かう、だから無理はするなよ!」
驚異的な脚力で瞬時に移動できるレンが適任と判断し、二人はしばし別れて行動することとなる
先程戦闘していた場所から少し離れたところにて新たな魑魅魍魎の群れを確認したレンは、一息つくこともなくP90を掃射した
しかしレン一人で捌ききれない程の物量であったために押し留めるにしても限度があり、何匹かに突破されてしまった
さらに運が悪いことに、その進行方向には避難が遅れた一般市民がいる!
化け物が牙を剥くまで残りわずか、レンの攻撃も間に合わない!
恐怖に戦いた悲鳴が鳴り響き、回避できない惨事が迫り来る!
「二河白道」
だが、その瞬間は訪れなかった
一人の男が日本の刀を手に持ち、気付いた時には化け物達を斬り伏せていたのだ
さらに別の化生が襲いかかろうとするが、今度は西洋の騎士の姿をした女性によって薙ぎ払われていた
アルトリア「大丈夫ですか、イオリ」
伊織「ああ、問題ない。怪我はないか?問題なければ、あっちに避難してくれ」
騎士が男に声を掛けつつも次々とやってくる魑魅魍魎を攻撃する、不可視の何かを用いているのはわかるがレンにその判別は難しかった
男は応じつつ、恐慌状態の市民の安否を確認してこの場から逃げるように促す
その指示以外に考える余裕もなく、不運な現場に遭遇した通行人は急いでその場から離れていった
アルトリア「敵性存在がまだ残っています、このまま殲滅しましょう、イオリ」
伊織「ああ、そっちの…子供?なんでもいい、戦えるなら手伝ってくれるか?」
レン「…えっ、あ、はい」
二人の剣士の戦う様に一瞬だけ見惚けていたレンだが、彼らに共闘を持ち掛けられると集中し直して魑魅魍魎に向かって発砲した
三人掛かりでその場にいた群れを掃討するのにそれほど時間は掛からず、やがて住宅地のすぐ傍は再び静寂を取り戻した
(一旦ここまで、続きはしばらく時間が経ってから書きます)
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