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番外企画スレ
1
:
管理人★
:2020/10/27(火) 16:39:53 ID:???
通常の妄想ロワとは違う企画を実施する際はこっちで盛り上がろうー。
2980
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/09/25(水) 06:33:13
>>2979
は自分の発言です、それとついでにGGOゲームシステムの制限について。
・弾道予測線(バレット・ライン)、着弾予測円(バレット・サークル)、身体欠損の2分後回復、は使用不可を検討中。
線と円については残すこともできなくはないですが、個人的に現実世界に沿った環境に合わせたいこと、レンには今回の舞台が「ゲーム」ではなく「リアル」でデスゲームをやっていること意識してもらうためにゲームシステムによるアシストなしで戦ってもらいたいと考えています。
身体欠損の2分後回復も「GGOのようにアバターが死んでも本体は無事である」というゲーム感覚の甘えをなくしたい、というか他の参加者にはない特権になるのでこちらは確実にないものとします。
2981
:
名無しさん
:2024/09/25(水) 16:11:22
スタミナ消費はリアルだからGGOとは異なり消費するということでいいと思います
弾道予測線と着弾予測円はユウキから各種ソードスキルを奪う、カブキから変身能力を奪うようなものなので残した方がいいと個人的には思います。
そこがレンの強みであり、特に着弾予測円無しでは射撃が素人同然になってしまいます。
SAOのキリトがソードスキルを駆使せずソードスキルが使えるようになったように、GGOで勝ち抜いてきた経験から、射撃の腕が上がって着弾予測円無しでもGGO同様に当たるようになった。弾道予測線無しでも殺気をある程度は読めるようになったとか今回独自の設定を加えるなら、アニメ同様の動きが出来るとは思うのですが……そうでもなければただのスピードが速いだけの素人なのでエネミーの対処すら難しくなるような気もします
リアルでデスゲームをしてるというのは、スタミナ消費やGGOには無い痛みで理解すると思うのですが、どうでしょうか?
そこら辺は導入パートの一度死ぬ下りかエネミーからの攻撃で痛みを受けることで、そこら辺は描こうと考えています
特にレンはSAO事件を知ってるので今回の聖杯戦争が命懸けだということは否が応でもわかると思います
身体欠損の2分後回復は無しでいいと思います
2982
:
名無しさん
:2024/09/25(水) 16:26:33
>>2981
了解、弾道予測線と着弾予測円のシステムはそのまま使えるでオッケーにします。
一方でスタミナ上限や疲労に痛みはあり、身体欠損の復活はなし、ということで。
ついでに、導入部や聖杯戦争中に負傷して流血すればより現実味を帯びるかもね。
2983
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/09/25(水) 18:49:35
>>2975
にてカブキのカラクリ動物を3枚に設定したので、ザンキのアニマルディスクの所持数も10枚程度に制限しようと思いますが如何でしょうか?
2984
:
名無しさん
:2024/09/25(水) 19:26:47
>>2982
ありがとうございます
ちなみに導入部の殺される流れですが、これはどういうふうに殺されたか各キャラ描写してもいいですか?
レンの場合、ゲームの世界だと思って抵抗したら流血して……なんていうのを考えています
>>2983
いいと思います
2985
:
名無しさん
:2024/09/25(水) 19:31:28
>>2984
導入部の各個詳細描写オッケーです。
2986
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/09/26(木) 06:13:42
宮本伊織のステシでは詳細を記述しなかった能力についての調整案。
○此度の聖杯戦争では宝石魔術をほぼ使えないものとする、もしくは使えないものとする。
サムレムでは貴石という魔術媒体を消費して宝石魔術を行使していたが、此度の聖杯戦争ではその貴石の入手が難しいor入手不可にすることを考え中。
主に火炎魔術や回復・強化の魔術を使えるのだが、貴石の貯蔵を気にしながら多様な手数を考えるのは億劫かもしれないし、かつそれなしに伊織は剣客として戦えるので制限しても問題ないと思ってのこと。
なお、風の型限定で使える魔術は問題なく使えるものとする。こちらは戦闘中に蓄積される魔術ゲージを消費して剣技と合せて使う魔術なので貴石とは関係ありません。
○地の型限定の「堅牢ゲージ」について。
堅い守りが特徴の地の型では「堅牢ゲージ」というものが表示され、攻撃を受けた際にゲージを消費して一定のダメージを無効化できます。強力な攻撃にも耐えられ、強敵との戦闘に適しています。堅牢ゲージがなくなると、一定時間後にゲージは全回復します。
これは地の型限定の仕様であり、別のマスターである柳瀬舞衣が「写シ」を使えることを考慮して、そのまま残して置こうと思います。
○その他のパッシブスキルについて。
ひとまず「HP0時に一度だけ蘇生」は使えないものとする。
その他に「回避性能強化」「外殻ゲージ関係」「攻撃で敵スタンor吹き飛ばし」など様々なスキルがありますが、そこら辺はあまり考えずに語るものとする。
2987
:
名無しさん
:2024/09/26(木) 16:58:07
未把握キャラですが個人的には良い調節だと思います
ただ自分は未把握なので把握してるであろう投票した人の意見も聞きたいところ
2988
:
名無しさん
:2024/09/26(木) 17:21:26
そういえば柳瀬舞衣の迅移ってどれくらいのスピードかわかる人、いますか?
ユウキや伊織、キリトのような剣術の達人なら見切れる程度なのか、クロックアップみたいな理論っぽいのでそれくらいのスピードなのか
2989
:
名無しさん
:2024/09/26(木) 17:56:41
>>2988
とりあえずクロックアップと同じように制限が掛かるかな。
個人的には一瞬しか発動できない、少しのインターバルを要さないと再発動できない、剣術の達人や同等の強者なら対応可能レベル、とか。
2990
:
名無しさん
:2024/09/26(木) 18:38:31
>>2986
そんな感じで大丈夫そうかなあと思います
>>2988
原理的にはクロックアップに似てますけど、描写的にさすがにクロックアップ程速度は出ない感じですね
ただそれでも
>>2989
氏の言う通り制限は必要になるかなあとも思いますが
2991
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/09/26(木) 19:30:41
了解しました、宮本伊織と柳瀬舞衣の制限についてもwikiに記載しました。
それと念のため、鱒とエネミーのクロックアップには一瞬しか使えないという制限を設けるつもり、一方で鯖・矢車想のクロックアップは(世界ディエゴに合せる形で)5秒は使えるものとするつもり。
2992
:
名無しさん
:2024/09/26(木) 21:09:16
>>2991
個人的にはそれでいいと思います
2993
:
名無しさん
:2024/09/27(金) 13:21:49
>>2977
メアリー&インターラプター組の作者ですが、自作へのご指摘の回答遅ればせながらありがとうございます
せっかくなので自作の出典作品からエネミー候補を投下してみます
後者はギャグ要員にしかならないかもしれませんが…
【デミニンジャ@ニンジャスレイヤー】
オヒガン(あの世)と現世の狭間など、その境界線が曖昧な場所において人間に憑依せず実体化を果たした低級のニンジャソウル。多くの場合、無個性なひとかたまりの集団として出現する。
外見は黒い影のようなニンジャ装束を着て、しばしば黒い防具も身につけているが、一様に顔を持たないため作中ではフェイスレスと称されることも。
自我は希薄で意味のある会話を行うことはなく、基本的に戦闘時のカラテシャウトか悲鳴のみ発する。戦闘時は主に徒手空拳でたまに弓や鎖といった古い時代の武器を使う描写があるのみでジツは使えない。
強さは一般的な人間以上ニンジャ未満といった所でタイマンなら一部マスターでも撃破可能と思われる。
迷宮内では何人かの集団で徘徊し機械的に聖杯戦争参加者の排除を試みる。
【ミミック@葬送のフリーレン】
宝箱に擬態し開けた者に噛みつき捕食する魔物。
対処としては近くに味方がいる場合は噛まれている被害者を敢えてミミックに押し込むと吐き気を催して被害者を吐き出す。
あるいは食われた状態でも反撃可能な手段を有しているなら内側から攻撃して撃破することもできる。
基本は古典的な罠であるが稀に貴重品を体内に隠し持ってることも…?
2994
:
名無しさん
:2024/09/27(金) 14:35:39
>>2993
エネミー情報ありがとうございます。wikiの方に記載しときますね。
2995
:
名無しさん
:2024/09/27(金) 16:50:02
仮面ライダーキバを1期分しか見れてないけど少し気になったので質問。
アーチャー・名護啓介についてだけど、バーストモードの筋力:Bとかライジングイクサの筋力:Aとか、仮面ライダーイクサってそこまで怪力になるの?
2996
:
名無しさん
:2024/09/27(金) 17:02:37
あいや、
>>2995
の質問はなしでお願いします。
登太牙のステシも確認したら同程度の筋力だったし、キバ勢はそれだけパワーがあるものとして考えるわ。
2997
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/09/27(金) 19:58:09
長い準備期間をかけて、やっと迷宮聖杯戦争の開幕目前まで来ました。
ここまで様々な方にご協力を頂いたことに感謝します、ありがとうございます。
ひとまず先に企画主の方で導入部を本投下します、そして生活リズムのために寝ます。
そして0時になったら迷宮聖杯戦争の語りを開始してください、よろしくお願いします。
2998
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/09/27(金) 19:59:06
あなたは/あなたは/あなたは/あなたは/あなたは/あなたは/あなたは/あなたは/あなたは/あなたは/あなたは/あなたは/あなたは
朦朧としながらも意識を覚ます、瞼を開ける。
しかし覚醒する前も後もの景色は変わらず、世界は黒く塗りつぶされている。
何も見えない状況にあなたは奇妙な気配を感じつつ、徐々に鮮明になっていく意識と動かして周囲を見渡す。
すると、あなたは遠くに仄かな灯りを見つけ、意識せずとも誘蛾灯のように誘われ、それを手に取って、それを頼りに辺りを照らしてみた。
今いる場所が屋外ではなく、床と天井が木板張りで壁が土で出来た古めかしい屋内で、尚且つ色々な物が置かれている此処が何かしらの「部屋」であることを理解する。
そして部屋の出入り口を見つけたあなたは、意を決して部屋から抜け出し、先が見通せない暗黒の通路へと誘われる。
出口が何処にあるかも分からないものの、今の状況を把握すべく、あなたは当てもなく深淵へと進んでいく。
しばらく歩いて分かったことは、此処が入り組んだ通路と部屋で構成された複雑な迷路であり、特に手掛かりもなくあなたを迷わせるだけであった。
やがて、悍ましい気配が近寄ってくるのを感じ取り、幾許の間もなく姿を現したそれを目撃する。
明らかなる異形の存在、それがこちらを見つけるや否や、それは明確な殺意を向けて襲いかかってくることも本能的に理解した。
ゆえに、あなたは恐怖に駆られて尻餅を付いてしまった。
ゆえに、あなたは命の危険を感じてその場から逃げ出した。
ゆえに、あなたは僅か勇気を振り絞ってそれと対峙した。
ゆえに、あなたは倒せる相手と判断して攻撃態勢に移った。
しかし、あなたが如何なる行動を取ったとしても、結末は変わらない。
気付けば数多の魑魅魍魎に囲まれてしまい、如何なる抵抗も空しく、あなたは殺されてしまった。
そして、また目を覚ます。
すぐさま辺りを見渡すと、先見た光景とほぼ同じ場所にいることをあなたは認識する。
違いがあるとすれば、近くには燭台が一つ、不鮮明ながらも部屋を照らしている。
それを除けば、静寂と暗澹とした空気は同じであり、いつでも闇が襲いかかってきそうな錯覚すら覚えただろう。
加えて、更なる変化が訪れる。
あなたの手の甲には痣のように紋様が現われているのだが、それより大きな異変に意識を捕らわれてすぐには気付かず。
あなたの目の前を突如として現われた光の粒子が集まっていき、一つの塊へと型なしていく。
やがてそれは人の姿へと成し、あなたを見つめて、口を開くだろう。
貴方が自分の契約者(マスター)か、と言った風に―――
2999
:
名無しさん
:2024/09/28(土) 17:02:20
「熱いよ…イヴ…」
それがメアリーの最期の記憶。炎に包まれる自分の体。目の前の’’友達’’の顔はもう見えない。
友達だったのに、一緒に外に出ようと言ってくれたのにどうして――
その答えが見つからないまま彼女の体は燃え滓となって崩れ落ちた。
しかし彼女の苦しみはそれで終わらない。今度は何処とも知れぬ暗闇の中でナニカに全身を引き裂かれる苦痛を味合わされる。
暗い、怖い、痛い…
どうして自分がこんな目に遭うのか。ただ、友達と一緒に外に出たかっただけなのに…
幼さ故に自らの行いを省みることも出来ず闇黒の中で少女はただ救いを求めた。
「助けて……お父さん…!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「目が覚めたようだな、マスター」
聞き覚えのない声とともにメアリーは暗闇から開放された。薄暗い一室、しかし彼女のよく知る美術館の中ではない。
困惑の中で声の方向に顔を向ければそこには一人の男。がっしりと盛り上がった広い肩と太い首の巨漢は、同じ成人男性でも線の細かったギャリーとは似ても似つかない。
先の恐怖が消えず咄嗟に後ずさるメアリーだが、その偉丈夫は無骨な外見からは想像できない丁寧な動作でオジギした。
「ドーモ、バーサーカーです」
3000
:
名無しさん
:2024/09/28(土) 17:04:25
何もなかった空間に、突如として現われた人物。
黄金の鎧を纏い、金の髪をなびかせてる、凜とした少女。
その人はこちらを見るやいなや、一瞬だけ表情を柔らかくして、すぐに真剣そうな顔に戻る。
「問おう、貴方が私のマスターか」
「…アリ、ス?」
「はい。まさかこのような形で再会するとは思いませんでしたね、キリト」
「…ああ、俺もすっごく驚いたし、こんなところでアリスと再会できるとは思ってもいなかったよ」
それは、俺にとって『200年ぶり』の唐突な再会であった。
もうその姿を、その顔を見ることはない、と思っていたから、幾つかの戸惑いと、彼女と再び出会えたという喜びが内から溢れていた。
しかし、再会を祝して談話を続けるほどの余裕は流石になかった。
なにせ彼女との再会の前に見た悪夢、あるいは臨死体験。今も変わらぬ異様な空気、空間、舞台。不気味な魔物らしき存在に抗い切れずに殺された記憶。
なにより、今の自分の状態。
比嘉さんによってコピーされた存在であるキリトのフラクトライト、つまり肉体を持たない魂だけの存在だった俺が、今は肉体を持って自力で動くことができる。
しかも不思議なことにアバター姿の「キリト」ではなく現実世界の「桐ヶ谷和人」の姿で、だ。
身体機能においても先の死の記憶の体験から現実世界の体に近いことが分かるのだが…何故、そのような事になっているのかが全然分からない。
それに、今目の前にいるアリスの存在。
彼女はアンダーワールドの整合騎士の姿であり、以前の彼女とはどこかしら雰囲気が違う気がするのだ。
謎が多すぎて疑問ばかりが脳内を支配する。
…また変な事件に巻き込まれたのだろうか、俺は。
などと片隅に思いつつ、状況を幾らかでも把握するためにもアリスに問い掛けてみた。
3001
:
名無しさん
:2024/09/28(土) 17:19:33
「なに、ここ……」
私はいつもみたいにピトさん達とGGOで遊んで、そしたら眠くなってきたから寝て……目が覚めたら、いつの間にか真っ暗な場所に居た。
なにがなんだかわからないけど……1つわかるのは、私がGGOのアバターと同じ姿ってこと。
身長差もあって現実(リアル)とはだいぶ感覚が違うから、わかる。
それにいつの間にか持っていたこの物体は……間違いなくピーちゃんだから。
(まさかSAO事件みたいなものに、巻き込まれたのかな……)
SAO事件。ゲームの世界に閉じ込められて、ゲームオーバーが死に直結する、最悪の事件。あんなものに私は巻き込まれたくない!
……でも、嫌な予感がする。
アバターの姿っていうことは、ここは仮想現実で……つまりゲームの世界、なんだよね……。
ゴクリ。
思わず、生唾を飲み込む。
SAOみたいな事件に巻き込まれるなんて、私は真っ平御免だから……。
そう思いながら、周りをキョロキョロ見回る。
GGOで培った経験が少し活かされてる気がした。
「あれは……何かのアイテムかな?」
遠くに見えたのは、ほんのりとした灯り。
きっと、このゲームに必要なアイテムだ。
そう思った私は――そこへ向かって歩き出す。
ゆっくりと、何にも見つからないように……。
そして無事にアイテムを手に取ると、周りを照らしてみる。
「これ……部屋、だよね?」
ちょっと不気味な雰囲気もするけど……間違いない。ここは、何かの部屋だ。
「この部屋がゲームのスタート地点っていうことかな?」
部屋には出口があった。
つまり、ここがゲームのスタート地点?
ここから出たらどうなるかわからないけど、このままでもどうにもならない気がする。
「このゲームをクリアするには……ピトさんやフカ、エムさんも巻き込まれてるかもしれないんだよね……」
思い浮かんだのは、GGOのプレイヤーを無差別的に巻き込んでる可能性。
特にフカとエムさんは私と組んだこともあるから……一緒に巻き込まれたかもしれない。
そう考えたら、自然と身体が動いて――部屋から抜け出した。
出口がどこにあるか、わからない。でも今は探すしかない。
これがSAOみたいなゲームなら、他のプレイヤーだっているかもしれないし。
そうやってしばらく歩いたけど、成果はなし。わかったことは、GGOと違って体力的に疲れるということ。
それと、ここが迷路みたいだってこと。
「――!」
いきなり禍々しい気配を感じで、背筋がゾッとする。
そこに居たのは大量の化け物。それも1種類だけじゃない。何種類も、何匹も……!
「いくよ、ピーちゃん!」
化け物達を見て嫌な予感がした私は、急いでピーちゃんを構えて、化け物達を撃つ!
「はぁ……はぁ……」
何十匹も倒したはずなのに、それでも無限に増殖してくる。
しかもGGOと違って、現実(リアル)みたいに疲れが溜まる。
どれだけ蹴散らしても疲れるだけで、どんどん数が増えていく。
それでも、私は――。
「がふっ!」
化け物からの一撃を受けて、口から血が出てきた。
え?血?ゲームなのに?
しかも……痛い!化け物に攻撃された場所が、すごく痛い!
その感覚はリアルみたいで、冷や汗も流れてきた。
「嫌だ……私はまだ死にたくない!こうなったらもっと暴れ回ってやる!」
そして私は精一杯に暴れ回って――。
「はぁ……はぁ……」
体力も底をついてきた。
疲れで動きが鈍くなってることは自分でもよくわかる。
それでも――。
「がはっ!」
化け物のうちの一匹から、お腹に攻撃を受けた!
お腹から大量出血して、意識が朦朧としてくる……それでも私にはピーちゃんがいるから……
――そして私の意識は途切れた
3002
:
名無しさん
:2024/09/29(日) 15:05:42
>>3001
「マスター!マスター!」
誰かが私の身体を揺らしてくれて、目が覚める。
「あなたは……誰?このゲームのプレイヤーかな?」
「俺は名護啓介。アーチャーのクラスとして呼び出されたサーヴァントだ。
そしてこれはゲームなんかじゃない、現実で行われている聖杯戦争だ」
「聖杯……戦争……?」
聞き覚えのない言葉に困惑していると、名護さんが聖杯戦争について説明してくれた。
どうして私がアバターの姿で呼び出されたのかはわからないけど……これはリアルらしい。
でもここは異世界の迷宮で、普通の現実とは違うらしい。
つまりあの化け物達もゲームの敵じゃなくて、異世界の迷宮に存在する生き物で。他にも、トラップとかが仕掛けてあるらしい。
とりあえずこの迷宮を抜け出すには、盈月っていうアイテムが必要で、私と名護さんを含めて13組のマスターとサーヴァントがいるみたい?
「……ということだ。ところでキミはどんな名前をしている?」
GGOの名前か本名、どっちを教えようかな。アバターの姿だから、GGOの名前の方がいいかな?
「レンだけど……」
「レンくんか。とりあえず君の安全は、俺が保証しよう。レンくんは俺のマスター……いや、弟子として俺に着いてこればいい」
「あれ?サーヴァントって過去に存在していた英雄で、マスターの使い魔みたいなものって名護さんが言ってたような……」
「細かいことは気にするな。俺は名護だぞ!普通のサーヴァントと思わない方がいい。レンくん、キミは今日から俺の弟子になりなさい」
マイペースな人だなぁ……。
でもサーヴァントを倒せるのは、基本的にサーヴァントだけ。今は名護さんの弟子になるしかないのかな……?
「うん、わかった。この聖杯戦争が終わるまで、私は名護さんの弟子になるよ。よろしくね、名護さん」
「そうだ、それで良い。レンくんのことは責任を持って俺が守り、現実でも一人前の戦士に鍛えてやろう。
それと俺のことはアーチャーと呼びなさい。真名が知られたら厄介だからな」
そうか……真名がバレたらそこから何か情報が割れるかもしれないから……。
「わかったよ、アーチャーさん」
――こうして、レンと名護啓介の聖杯戦争は幕を開けた
3003
:
名無しさん
:2024/09/29(日) 15:06:55
父さん……母さん……カズマです!
俺は今、とんでもない目に遭ってます!
いきなりダクネスのやつはパーティーから抜けるし、いつの間にか何故か俺だけよくわからない部屋に拉致られてるし!
「アクア〜!めぐみん〜!どこにいるんだ〜!」
こんな重要な時に限って、俺一人!
灯りがともった道具を見つけると、俺は急いで部屋を出てパーティーメンバーを探す。
……が、一向に見つからない。
「みんな、どこを彷徨いてるんだよ。そもそもここはどこなんだ?」
アクアもめぐみんも見つからず、流石に焦燥感に駆られる俺。
それでもあいつらは俺を見捨てないだろう。なんだかんだ、楽しく冒険してきた仲間だ。……ダクネスのやつは、抜けちまったけど。
――突然こんなことを言い出して本当にすまない。込み入った事情ができた。勝手なことだがパーティーから抜けさせてほしい。どうか私の代わりの前衛職をパーティーに入れてくれ
……あいつ、今頃どうしてるんだろうな。
手紙だけ置いていって抜けようとしても、俺は断固反対だ。それにあんな手紙だけじゃ意味わかんねーだろ?なぁ、ダクネス……。
そんなことを考えながら――敵感知スキルがビリビリ反応し出ることに今更気付いた。
つまりこれは――嫌な予感がする。
そしてグルリと周りを見回すと魔物の群れ。
ダクネスやみんなのことを考えてる間に、事態はとんでもないことになっていた。
アクアが居たら、蘇生魔法が使えるから何も怖くなかった。
めぐみんが居たら、爆裂魔法でこいつらを吹っ飛ばしていただろう。
ダクネスが居たら、あのタフさとドM根性でタンク役になってくれたに違いない。
でも、今の俺は一人だ。
蘇生も出来なければ、爆裂魔法でこいつらを吹っ飛ばすことも出来ず、攻撃を引き受けてくれるタンク役もいない。
状況は最悪だが……俺が死んだら、あいつらどんな顔するんだろうな
「あー、もう!お前ら全員、俺が倒してやるよ!」
この状況を切り抜けなければ、最悪死ぬ。逃走スキルは何故か使えないし……俺一人で乗り越えるしかない。
――だが当然、俺一人でどうにか出来ることなく、何度目かの死を俺は迎えた
死後の世界にいた、あの暖かな女神すらいない――真っ暗闇に。
3004
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 04:11:50
乙骨に敗れて右腕を失い重傷を負っていた夏油だけど、キャスターの術によって幾らか回復してたな
加えて迷宮内で遭遇したエネミーとの戦闘ではキャスターの支援と共闘によって片腕なしでの体術で戦えている様子
ちなみに呪霊操術はストックが殆どないためあまり活用できないが、迷宮内に呪霊がいたら取り込んで戦力を増強するつもりである
3005
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 04:12:49
マヤ「し、ししょう、べ、別の場所を当たってみませんか!?」
ザンキ「………」
さすがのザンキでもあの夥しい虫の集合体には気圧されたりもしたが、強い精神力で耐えながら蠢く物を無視して勾玉まで歩むことはできなくはないと思った
しかし、中に入れないマスターは外で一人待たせることになり、その間に何者かに襲われる心配もある
虫を駆除して勾玉を取りに行くことも一瞬頭によぎったが、部屋を埋め尽くす程の数相手では『音撃斬 雷電斬震』や他の技も殲滅には適さない
なにより、開け放った扉から虫が飛び出したり、虫の中でも平然として行き来した自分の事を、もしかしたらマヤが怖がるかもしれない
色々と考えた末に、ザンキは決断する
ザンキ「よし、他を当たってみよう。なに、まだ時間はあるはずだ、焦らずに行こう」
マヤ「りょ、りょうかい!」
こうして二人は嫌悪の塊を封じたまま別のルートの探索を再会したのであった
◆◆◆◆◆
マヤ達が蟲の部屋を離れてから数刻後
今度はカギ爪の男とランサーが蟲の部屋の戸を開けていた
カギ爪「おや、これは少し厄介な場所ですねぇ」
ランサー「いいや、何も問題ない、私にお任せを」
そういうやいなやランサーが虫の群に向けて手をかざす、すると虫達が左右に移動して道を空けたではないか
これはランサーのスキル「蟲使い」の為せる業であり、プラーガの特殊な器官を利用して虫達を一時的に操ってみせたのだ。
そして二人は左右の虫を気にすることなく歩を進め、なんなく勾玉を手に入れた
カギ爪「あぁ、なんと素晴らしい!!このような小さき存在すらも敵意を向けることなく、むしろ平和的に共生できるだなんて!やはり、あなたは同志に相応しい!」
ランサー「なに、たまたま相性が良かっただけのこと。それに、いずれは全ての人間も聖体の恩寵を授かればこのように争わずに済むだろう」
3006
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 04:13:21
不気味な場所で殺し合いに巻き込まれたことに不満を露にするアズラエルと飄々とした態度で付き添うライダー
とにかく勾玉とゴールを目指して迷宮を彷徨っていた時、犬のような化物コルミロス@BIOHAZARD RE:4の群れと遭遇する
先の臨死体験もあり、化物との遭遇に恐怖を覚えたアズラエルは所持していた拳銃を乱射する
しかし機敏な動きをするコルミロスは弾丸を避けてしまい、たとえ当たったとしても大きく怯むことなく急接近してくる
あわやアズラエルの首筋に鋭い牙が突き立てられる寸前、ライダーのスタンドが思いっきりぶん殴って魔犬を吹き飛ばしてた
残ったコルミロスは警戒しつつ攻撃の機を伺い、勇猛果敢に飛び掛かって来たが、ライダーは手持ちのナイフを投げてあっさりと撃退してしまった
3007
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 04:13:51
異界の地にて現界を遂げたセイバーは此度の儀式の契約者たる青年・宮本伊織と共に迷宮内を進み、移動しながら盈月から与えられた知識を基に儀式の概要を伝えていた。
「しかし、俺が知っている盈月の儀とは異なる部分が多いな」
「!? もしかして、イオリは別の盈月の儀を知っているのですか!」
「ああ、貴殿とは別の剣の英霊と共に、実際に戦っていたからな」
「…なるほど、どおりでその落ち着きよう、ですか」
思わぬ話を聞き入ったセイバーは己が契約者を見据え、只ならぬ雰囲気を察する。
そして思う、イオリの戦いは如何様な結末を、その盈月の儀はどのような結末を迎えたのか、と。
その疑問を口にしようかどうか逡巡している内に、セイバーは妖しき気配を感じ取った。
「イオリ、何かがこちらに迫っています。たぶん敵性の存在かと。いかがしましょうか?」
「無論、打って出る」
3008
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 05:53:16
>>3006
猛る凶犬たちはいとも容易くライダーに撃退され、その死体はいつの間にか消滅してしまった。
獣に襲われ喰い殺される恐怖と、その猛獣どもを寄せ付けなかったライダーの快勝にマスターであるアズラエルはただ魅入ることしかできなかった。
その頭の片隅に(まるでコーディネーターみたいに…)なんて思ったりもしたが、先に自己紹介したときに彼が別世界の19世紀に生まれた人間であること思い返し、憎き種族とは別の存在なのだと頭を振る。
とにかく、一難去って安堵も束の間、次にどう動くかも考えつく前にまた一難が訪れる。
「こ、今度はなんなんだ!どうしてこんなに化物ばかりと遭遇するっ!?」
「さっきも言った通り、ここは危険な魔窟だ。さっきの拳銃の音で他のエネミーが引き寄せられたのかもしれない」
気付けば彼らは緑色の怪人、ワーム@仮面ライダーカブトの数匹にいつの間にか囲まれてしまった。
その上、遠くからドタドタと走る音が幾つか聞こえる。やがて、大柄で何十本もの腕を生やして気味の悪い能面を付けた異形、走り廻る徘徊者@影廊が正面の廊下の先から現われ、こちらに向かって一直線に猛進している。
「さすがに埒があかないな……シルバー・バレット!!」
全ての敵を撃退することもできなくはないとも考えるライダーであったが、今はマスターという足枷が存在すること、戦う程に増援が来る可能性などを考慮して殲滅という選択肢を掃き捨てる。
ゆえに、ライダーがスタンドと共にワームの攻撃をいなした隙に、愛馬を現界させて素早く騎乗する。
続けてスタンドに担がせたアズラエルを後ろに乗せると、一気に駆け出してその場から離脱した。
「とりあえずあの場から離れる!この走る音も他のエネミーや盈月を狙う奴らに聞かれるかもしれない、ある程度離れたら一旦身を潜めるぞ!」
「……」
仮初めの主からは返事はなかったが、それを肯定を受け取って愛馬をさらに駆けさせた。
3009
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 06:04:14
「ん…あれ、私……」
ここは何処だろうか。見慣れない薄闇の中で蓮子は目を覚ました。
最も見慣れない場所で目覚めること自体は彼女にとって珍しくないことである。
蓮子の親友、マエリベリー・ハーンことメリーは夢を介することで遥か離れた場所に意識を飛ばす特異な能力を持っている。その能力に相乗りする形で蓮子は度々只人の目には視えない神秘に触れてきた。
原因不明の事故により人の手を離れ、ラグランジュポイントにひっそりと浮かび続けている人工衛星「トリフネ」に乗り込んだこともある。
しかし、今日は秘封倶楽部の活動をする約束はしていなかったはずだが。
困惑の中で耳をすませば暗闇の中から複数の唸り声が聞こえる。敵意に満ちたそれは、衛星の中で襲ってきた怪物を思い起こさせた。
しかし、夢は夢。危険が迫ってもメリーが目覚める気になればいつでも元の場所に戻ることができる。蓮子はまだ気楽だった。
だが間近に唸り声が近づいてきても一向に目覚める気がしない。蓮子より怖がりなメリーにしては珍しいことだ。
流石にそろそろ戻らないと危ないんじゃないかとメリーに声を掛けようと後ろを振り返れば――いつも一緒だった相方がいない。
「あっ」
壮絶な痛みとともに蓮子の意識は暗転して――再び目が覚めた。薄暗い闇の中で。
果たして自分は夢の続きを見ているのか、それともここはあの世か。
床についた手からは冷たさが伝わってくるし頬をつねれば確かに痛む。人肌の温かさも失われていない。蓮子は取り敢えず自分はまだ生きていると定義した。
落ち着きを取り戻してよくよく当たりを見渡せば先ほどと似たような内装の一室に自分はいる。
「デジャヴってわけ?勘弁してほしいわね…」
何度も何度も同じことが繰り返される怪現象。
ちょくちょく自身が集めている”ネタ”にもこの手のオカルトは事欠かない。何しろごく最近自分の友人が似たような体験をしたばかりなのだ。
あの時は、自分が介入することで事なきを得たがまさか今度は自分が同じ目に遭うとは。
こんなことになってしまった心当たりは…正直ある。
秘封倶楽部としての活動の中で墓荒らしみたいな行為をしたことがあるし、それこそこの間もメリーを助けるためとはいえ地蔵をひっくり返すような罰当たりな行いをしている。禁忌を冒したがために怪異に巻き込まれるというのは実に有り触れた話だ。
さて、あの時とは逆の立場になったがメリーは自分を助けに来てくれるだろうか。…失礼ながら正直期待できない。
彼女との信頼関係を疑っている訳ではないが聡明そうに見えてメリーは意外と抜けている所がある。野宿の必要があったのにテントすら忘れていた友人の顔を思い浮かべながら蓮子は溜息をついた。
とにかく、助けを待つだけというのは性に合わない。自分も何か行動しないと――
その時だった。蓮子の眼の前で光の粒子が立ち昇ったのは。光の粒子は収束して忽ち人の形を為していく。蓮子は逃げるよりも、メリーを通してでしか見ることが出来なかった超常現象を前に釘付けになっていた。
光から現れたのはあどけない容貌の少女。垂れ目がちでアンニュイな雰囲気を漂わせたその少女は、所謂美少女に当て嵌まる整った容姿をしている。…頭部に生えている"二本角"を除けば。その姿はまさにメリーが夢の中で視てきたという妖怪そのものに思えた。
「やあ、君が私のマスター?初めて会った時には自己紹介しないとね。私はアサシン、ソリテール。早速だけど『お話』しようよ。君のことを色々教えてほしいんだ」
その容姿に違わぬ愛らしい、しかしどこか寒気のする笑顔で少女は口を開いた。
3010
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 13:58:39
(迷宮聖杯についての質問はこのスレか雑談スレ、どちらですればいいですか?)
3011
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 14:56:57
>>3010
(雑談スレでお願いします)
3012
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 18:10:19
迷宮を彷徨い探索するキリト&ライダー、その道中で木刀を見つける
「…まぁ、ないよりはマシか」
「一応、キリトなら充分な武器になるでしょう」
「けど、ここの化物相手にどこまで通用するか、怪しいけどな」
「大丈夫、私が貴方を守れば問題ない」
「いやそうだけど…」
3013
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 22:57:39
宇佐見蓮子はアサシンという役柄を持つ少女と共に迷宮内を彷徨っていた。
ソリテール、それが目の前を先に進む人の形をした何かの真名であった。
曰く、真名は他のマスターやサーヴァントに知られてはいけないものであり通例はクラス名で呼んでもらうところだが、自分は特別だから気にせずにその名を呼んでいい、と。
彼女は色々と話し、色々と聞いてくる。
この盈月の儀とやらの仕組みについて大まかに教える一方で、蓮子の事についても知ろうと質問を投げかける。
まるで蓮子個人というより、人間そのものに興味を抱いているかのように。
対して、蓮子もソリテールに色々と質問して今の心境などを話したりはしたが、彼女の只ならぬ雰囲気に警戒して必要以上の情報は語らないように気をつけていた。
お淑やかそうに見える少女の姿でも、頭部にある二本の角や、初対面の時に見せた感情が乗っていない笑顔が、人間ではないと物語っている。
ゆえに気を許さないでいる。今は味方であり、道中で遭遇した魔物らしき存在を倒してくれる頼もしい存在でもあるが、相容れぬ存在であると認識する。
もしもの時は、いつの間にか身体に刻まれていた「令呪」という絶対命令権を行使するのも吝かではない。
ただし、今はまだ様子見の段階であり貴重な資源を無駄に使うつもりはない。
ひとまずは共に行動し、彼女を見極めてから判断しようと心に決めていた。
〜 〜 〜 〜 〜
幾つかの部屋を探索している内に、二人は一つの鏡が置かれた部屋を見つけた。
「如何にも妖しげな鏡ね」
「…少し不思議な力を感じるわ、ちょっと調べてみるね」
そういってソリテールが鏡に触れると、二人は全く異なる部屋へと飛ばされていた。
「なになに、まさか別の場所に飛ばされたの?」
「たぶん転移の魔法みたいなものだけど、私の知る魔法とは何かが違うのが興味深いね。願わくば調べてみたいけど、そういうわけにもいかないか」
各々に驚くことなく反応を示した二人は、新しい部屋を見渡しながら奥へと進んでいく。
机に箪笥、明かりを灯す燭台、人形や食器、その他にも様々な家具や物が置かれた普通の部屋。
手に触れたり持ち上げたりしても何の変哲もなく、何の手掛かりもなく、遂には出口らしき扉を潜り抜ける。
そこは一本道の短い廊下へと繋がり、二人が通り抜けると後ろの扉が「バタンッ」と音を立てて閉じてしまった。
扉が開かないことを確認して少し歩むと、中間地点の壁に白い紙が貼られているのが分かり、そこには不思議な注意書きが書かれていた。
・異変を見逃さないこと
・異変を見つけたら引き返せ
・異変が見つかったら進め
・最後の部屋に勾玉がある
そして二人は次の扉をくぐると眉を顰めた。
そこには、先に見たのと同じ様な光景が待ち構えていたからだ。
※宇佐見蓮子&ソリテール組は勾玉部屋の一つ「8番出口風の部屋」に挑戦中です。
※危険度は低いですが、異変の有無を間違えると最初からやり直しになるため、下手すると長時間拘束されることになります。
※もし蓮子がスマホなどを持っていたら難易度は下がるかもしれませんが、写真・動画を撮ったとしても気付きづらいような異変があるかも・ないかもしれないので難しいことには変わりありません。
3014
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 22:58:29
勾玉部屋の一つに辿り着いた夏油傑とキャスター
広めの室内を警戒しながら進むと、中央付近に辿り着いた辺りで周囲に炎が浮かび上がった
やがてそれらは型取り、宙を舞う狐のような存在が現われた
「あれは…管狐か?」
「ええ、私も生前に何度か目にしたことがあります、陰陽師に使役される哀れな妖狐ですねぇ」
「それにしては術者はこの場に存在せず、それでいて呪力が些か異なるような」
「さてなんででしょう、たぶんなんらかの理由で逃げ出した個体が集まり、異界の負の感情に当てられて変質した、とか?」
そのような会話をしながらも、二人は襲ってくる管狐を返り討ちにする
時には呪霊と化した管狐を夏油は取り込み、大幅に減衰した呪霊操術の糧にする
やがて管狐たちは一箇所に集まり、溶け合い、大型の個体・飯綱へと変化する
より強くなった呪力によって二人に逆襲する飯綱であったが
「所詮本能のままに襲うだけのケダモノ、その程度の力では私とご主人様の愛には到底敵わないと、お・も・い・し・り・な・さ・い!」
(…なぜ、そこで“愛”?)
あれよあれよと撃退してしまい、最後に現われた勾玉を入手した
※飯綱も呪霊として取り込めるかもしれませんが、これに関しては他の人の判断にお任せします
3015
:
名無しさん
:2024/09/30(月) 23:58:04
>>3003
「まだこいつ起きないよ、兄貴」
「相棒、こいつの苦しそうな顔を見てみろ。きっとこいつもここに辿り着くまでに、地獄を見たんだ」
地獄兄弟はなかなか目が覚めないカズマを眺めていた。
影山はどこか心配そうに、矢車は同類を見つけたような瞳で。
「こんなんで本当に大丈夫かな?俺達のマスター」
そう言いながら、軽くカズマの体を揺らす影山。
するとカズマの意識が覚醒し、目を見開く。
「俺……まだ生きてるのか?」
「そうさ。これは聖杯戦争で、お前は俺と兄貴のマスターだ。だよな、兄貴?」
「ああ。マスター、お前の瞳の奥に、闇が見える。俺と同じ地獄を見たか……」
「は?何言ってんだよ、お前ら。そういう中二病ごっこは紅魔族とやってくれ」
こいつら、見た目からして紅魔族じゃないけど言動と服装は大概だ。
聖杯戦争だかマスターだか知らねえけど、俺にはそんな茶番に付き合ってる暇はない。
とりあえずパーティーメンバーを探して、ダクネスを取り戻さなきゃ……
「俺達はふざけてここに呼び出されたわけじゃない。俺には俺の願いがある。この相棒(おとうと)をネイティブから人間に戻して、生き返らせるっていう願いがな。
……お前も何か、願いがあるから聖杯戦争に呼び出されたんだろう。俺と似たような願いがな」
「……っ!」
――お前達には感謝している。それはどれだけ感謝しても足りないほどで……アクア。めぐみん。カズマ。お前達との冒険は私のこれまでの人生の中で一番楽しいひとときだった
やさぐれた男の言葉に、思わずダクネスを思い出してしまう。
こいつ、本当に何者なんだ……。
「そうだ。最近、俺のパーティーから大切な仲間が抜けた。事情も教えず、手紙だけ置いていきなり抜けやがった。……俺はそいつを取り戻したい。またみんなで冒険したい」
「兄貴もマスターも、そんな願いがあったのか……。俺、協力するよ。俺の名前は影山瞬。マスターの名前は?」
「カズマ。佐藤和真だ。……で、そこの影山が兄貴って呼んでる男は?」
「俺は矢車想。今のお前と同じ……闇の世界の住人だ」
「いや、俺そんな中二病的なものじゃないんですけど」
「お前はいいよなぁ……。闇の世界でもマイペースで」
「お前達の方がマイペースだと思うんだけど!?」
そんなこんなで、俺は聖杯戦争のルールを矢車と影山に教えてもらった。
要するにダンジョンの攻略で、俺の得意分野ではある。……サーヴァント同士の戦い以外は。
「なぁ。お前達、本当に強いのか?」
「安心しろよ、カズマ。兄貴はすごく強いんだぜ!」
「俺は相棒を助けるためならなんだってする。……今度こそ光を掴み取ってみせる」
「兄貴……」
二人のやり取りを見てると、アイリスやパーティーのみんなのことを思い出す
――私は今後お前達との冒険の日々を絶対に忘れることはないだろう。今までどうもありがとう。ダスティネス・フォード・ララティーナより。愛する仲間達へ。深い感謝を
ダクネスのやつ、何してるんだろうな……。
この聖杯戦争で俺が死んだら、みんなどんな反応するんだろうな
矢車と影山も悪い奴らではなさそうだし、矢車は影山のために頑張ろうとしてる。
影山は俺の願いを叶えようとしてくれる。
こいつらも、ダクネス達みたいに変わった部分があるだけで悪人じゃないんだろうな。
「……しょうがねえなぁ!俺達で聖杯戦争を優勝して、願いを叶えるぞ!」
……ダクネスのことも心配だしな。
「ああ。今度こそ兄貴と光を掴むんだ!」
「じゃあ光を掴み取りに行くぞ、相棒。カズマ。それと宝具として召喚された相棒はともかく、俺のことはアサシンって呼べ。真名がバレるのは不利になるからな」
「わかったよ、アサシン。お前ら、闇の世界の住人とかいう割には光を求めてるんだな」
「まあ……色々とあったからな」
矢車は、ボソリと呟いた。影山を生き返らせるのが願いってことは……本当に色々とあったんだろうな
こうして俺と矢車、影山の聖杯戦争は始まった
3016
:
名無しさん
:2024/10/01(火) 07:19:06
すみません、
>>3005
のコピペが上手くできてなかったので張り直しします
勾玉部屋を発見したマヤ組
マヤ「勾玉、ゲットだぜ!」
そう言いながらマヤは勢いよく戸を開けると
ザンキ
マヤ
扉扉
蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲
蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲
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蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲(勾玉)蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲
蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲
蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲蟲
という風に、インディージョーンズ/魔宮の伝説に登場する虫で埋め尽くされた勾玉部屋に遭遇してしまった
そしてマヤは即座に戸を閉じて、小刻みに震えながらザンキの方へ振り返った
マヤ「し、ししょう、べ、別の場所を当たってみませんか!?」
ザンキ「………」
さすがのザンキでもあの夥しい虫の集合体には気圧されたりもしたが、強い精神力で耐えながら蠢く物を無視して勾玉まで歩むことはできなくはないと思った
しかし、中に入れないマスターは外で一人待たせることになり、その間に何者かに襲われる心配もある
虫を駆除して勾玉を取りに行くことも一瞬頭によぎったが、部屋を埋め尽くす程の数相手では『音撃斬 雷電斬震』や他の技も殲滅には適さない
なにより、開け放った扉から虫が飛び出したり、虫の中でも平然として行き来した自分の事を、もしかしたらマヤが怖がるかもしれない
色々と考えた末に、ザンキは決断する
ザンキ「よし、他を当たってみよう。なに、まだ時間はあるはずだ、焦らずに行こう」
マヤ「りょ、りょうかい!」
こうして二人は嫌悪の塊を封じたまま別のルートの探索を再会したのであった
◆◆◆◆◆
マヤ達が蟲の部屋を離れてから数刻後
今度はカギ爪の男とランサーが蟲の部屋の戸を開けていた
カギ爪「おや、これは少し厄介な場所ですねぇ」
ランサー「いいや、何も問題ない、私にお任せを」
そういうやいなやランサーが虫の群に向けて手をかざす、すると虫達が左右に移動して道を空けたではないか
これはランサーのスキル「蟲使い」の為せる業であり、プラーガの特殊な器官を利用して虫達を一時的に操ってみせたのだ。
そして二人は左右の虫を気にすることなく歩を進め、なんなく勾玉を手に入れた
カギ爪「あぁ、なんと素晴らしい!!このような小さき存在すらも敵意を向けることなく、むしろ平和的に共生できるだなんて!やはり、あなたは同志に相応しい!」
ランサー「なに、たまたま相性が良かっただけのこと。それに、いずれは全ての人間も聖体の恩寵を授かればこのように争わずに済むだろう」
3017
:
名無しさん
:2024/10/01(火) 07:27:40
>>3016
余談だが、真名である「ザンキ」や真名看破のヒントになってしまうクラス名「オニ」で呼称するのは不味いと考え、マヤはザンキの事を「師匠」と呼ぶことになっていた
それとザンキの宝具でマヤは「轟鬼」に変身することができるが、今のところ(天美あきらや桐矢京介のように)変身しても力不足の鬼にしかなれない状態である
なのでザンキが出来る範囲で鍛えつつ、マヤにアニマルディスクを渡してサポートしてもらっているようだ
3018
:
名無しさん
:2024/10/01(火) 14:31:35
ふと気が付くと私、柳瀬舞衣はさっきまで居た筈の場所ではなく…見知らぬ場所に居ました。
何も見えない真っ暗な場所…理由も分からず混乱してると、灯のような何かを見つけて…照らしてみると、手元には私の御刀、孫六兼元があって。明眼と透覚を同時に使いながら…私は進む事にしました。
迷路のように入り組んでる事を把握しつつ、先に進んでいた私でしたが…突然、さっきまで何も無かった筈なのに荒魂…ううん、それだけじゃない…色々な怪物が現れ私目掛けて襲って来て。
御刀を構えた私は、迅移を使いながらそれを振るって何体かの怪物を倒し…また迅移を使おうとして。…それが判断ミスでした。
何故か迅移が使えず、その隙を突かれて写シを張る前に攻撃を当てられて。…「…ぁ、ぁあ…っ!?」って声と同時に、身体から血が出ていて…深手を負わされたのは、自分でも分かりました。
……気を抜くともう、意識が消えちゃいそうだけど。…もし、みんなまでここに居たら…ここで倒せないまま…私が終わったら……一体でも多く倒さないとって…そう思い、私は剣を振るい続けて。
…でも結局、物量に押し潰されて…私は刺されて殴られてめちゃくちゃにされた末、傷だらけで血溜まりの中に居た。
もう声も出ない中、浮かぶのは家族の事にみんなの事…そして、隠世に消えて、帰ってこなかった…可奈美ちゃんと姫和ちゃんのこと。
……いつかかならず…2人が帰ってくるって、信じてるけど…もう私は、待てないみたい……ごめんね、可奈美ちゃん、姫和ちゃん……。
そのまま私は、意識と命を手放した──はずだった。
3019
:
名無しさん
:2024/10/01(火) 14:53:37
>>3017
マヤがザンキを師匠って呼ぶのはマヤの明るく前向きで好奇心旺盛な性格もあるけどね
だから提案したのはザンキなんだけど、ノリノリで受け入れてくれた
自分が鍛えられることについても、ザンキの足を引っ張りたくないという気持ちとまた殺されたくない気持ちがあって前向き
(師匠の足を引っ張らず、みんなの元に帰るために頑張らなきゃ!)
3020
:
名無しさん
:2024/10/01(火) 15:03:06
強力な助っ人・矢車想&影山瞬がパーティーメンバーになったことにより、迷宮探索が格段と楽になった
性格というか言動が色々と難ありだが、道中で化物と遭遇した時には二人揃って変身して連携しながら次々と倒してくれる
そんじょそこらの冒険者よりも格段に強く、その点に関しては物凄く頼りがいがあった
……むしろ、あいつらがピーキー過ぎるのがおかしいんだ、うん
なんて心の中で思いつつ、俺は俺で地獄兄弟を支援したり全体を見渡して指示をしたりとサポート役に回っていた
このまま進めば迷宮攻略も楽勝か、なんて思ったりもしたが、そうは問屋が卸してくれなかった
問題点の一つは、アサシンの二人がマスクドライダーシステム?とやらで変身して戦うと、俺の魔力がそれなりに消耗してしまうこと
曰く、サーヴァントという存在はマスターを要石としてこの世界に現界し、契約者からの魔力供給によって存在が維持される、あと戦闘が激しくなるほどに魔力を多く消耗する、と
おいおいなんだよそのクソシステム!なんで俺が魔力を負担しなくっちゃならなんだよ!
そんな風に憤慨を抱いても口に出さず、その分強力な味方が代わりに戦ってくれるのだからまぁそれ位は許してやろう、とも思えなくもなかった
それに確かに魔力が徐々になくなっている感覚はあるものの、まだこの程度ならば問題なく探索を続けられると感じていた
もし万が一、魔力が枯渇しそうならば「ドレインタッチ」で道中の魔物から吸い取って回復すればいい、なんて考えていた
だがここで予想外の問題に直面してしまう
ものは試しと魔物にドレインタッチを使ってみたが…なんだかいつもより効率が悪い気がする、しかもエネミーによって吸収量はマチマチ
このまま敵と遭遇して戦い続けた場合、アサシンの魔力消費量が魔力回復よりも上回ってしまうだろう
原因は不明だがこの質の悪い仕様変更に頭を悩ませつつ、俺たちは必要以上の接敵を避けながら探索を続けることにした
※ドレインタッチで魔力全回復はなし、エネミーからの魔力吸収は芳しくない、という風に規制してみました
3021
:
名無しさん
:2024/10/02(水) 06:56:56
「なんだぁコイツ、ムカデみたいだが、魔化魍か?」
「たぶん勾玉入手を阻む害虫だろう、気味が悪いがな」
部屋に入ったカブキとアーチャーは、奥に封じられた勾玉とその前で待ち構えるムカデ型荒魂@刀使ノ巫女を目撃した
侵入者に気付いた荒魂はとぐろを巻いた状態を解き、立ち上がって威嚇するように咆哮する
そして侵入者に向かって勢いのままに突進するが、二人は左右に分かれて攻撃を回避する
「マスター、こいつの注意は私が引きつける。戦闘に巻き込まれないように離れていろ」
「いいや、俺も戦うぜ」
そう告げるやいなやカブキは懐から音叉を取り出し、音響を鳴らして額に近づける
「歌舞鬼」
静かに呟くと同時に彼の体に変化が生じ、いつの間にか緑色の「鬼」の姿になっていた
「さぁいくぜぇ、音叉剣!」
「…全く、私に任せればいいものを」
音叉を剣に変じさせた歌舞鬼がムカデに向かって走り出し、アーチャーはムカデの攻撃を避けつつ矢を射つ続ける
胴体に矢が刺さっても意に介さず暴れるムカデであったが、剣で節足を次々を斬られていき徐々に動きが鈍っていく
主従二人は繰り返し攻撃でダメージを蓄積させたことによりムカデは体力を失い、やがて力尽きて倒れてしまった
「よっしゃー!これで勾玉をゲットだぜぇ!」
「はぁ、勝てたから良かったものの、あまり無茶をしないでくれ、マスター」
「いいじゃねぇか、俺は鬼として戦えるし、二人で戦った方が早く終わったから気にするなよ」
「…まぁいいだろう、お荷物を抱えるよりかは戦い易いかもしれないしな。とはいえ、危なくなったら私を頼れよ」
「おう、ラジャー」
3022
:
名無しさん
:2024/10/02(水) 07:07:51
「どうしたのですかイオリ、中に入らないのですか?」
「…それがこの扉、開かないんだ」
そういって伊織は屈み、ドアノブの辺りを確認する
「どうやら鍵が必要みたいだな」
「面倒ですね、本来ならこんな扉なんて破壊すれば簡単に通れるのですが」
「それは些か強引な…まぁ分からなくもないが」
「ですが、この通り」
セイバーは伊織を払い除け、眼前の扉に向かって不可視の剣を振るう
しかし扉は斬られることなく、全く無傷のままに健在していた
「この異界では不思議な概念が働き、建物への破壊行為が成り立たないようになっています」
「その上、勾玉が補完されている場所はより強固に守られており、宝具を使ったとしても破れない、そうです」
「それも盈月から与えられた知識なのか…となると、この扉を開けるには、鍵が必要になるか」
「ええ、もしかしたらこの周辺にあるかもしれませんね」
「よし、調べてみよう」
3023
:
名無しさん
:2024/10/02(水) 10:05:32
「アスナ……。ボクの旅は、まだ終わってなかったみたいだよ」
最期の瞬間が満たされて、大好きな人の腕の中で旅を終えるはずのボクは……気付いたら真っ暗な場所に居た。
ここが死後の世界かな?
そう思って周りを彷徨いてみるけど、リアルより断然身体が軽い。まるでALOにダイブしてる時みたいだった。
そしていつの間にか置いてあったのは……ボクの愛剣。
理由はわからないけど、ボクは今アバター姿だと確信する。
「死後の世界ってこういう場所なのかな?」
アバターの姿で居られるのは嬉しいけど、真っ暗の世界に閉じ込められるのは寂しいな……。
これじゃあリアルと何も変わらない……。
「あれは……何か光ってる?」
ガッカリしてたボクを誘うように、光が灯ってるのが見えた。
だからボクはそこに近付いて、その道具を手に取った。
「何かの部屋かな?」
少し古びた木造の部屋。
それ自体はALOにもありそうで、少し懐かしい気持ちになる。
そして部屋に出入り口があるのを見つけると、剣を手にとって外に出た。
「うーん……まるでダンジョンだね」
部屋を出てから気づいた事は、ここは迷路みたいなダンジョンだっていうこと。
ボクは懐かしい気分で、更に奥に進んでいく……
「……ッ!」
何かの殺意を感じ取って、相手の攻撃を剣で受けて……カウンターの一撃!
気が付けば周りには大量の化け物。ALOのエネミー達みたいだ。
ここがどんな場所なのか、死後の世界かわからないけど……ぶつかってみなきゃわからないよね!
――そしてユウキは激戦の末、流石の絶剣と言えども物量差は覆せず、更にメノスグランデ@BLEACHまでやってきたので不意打ち気味にメノスが放った虚閃で絶命した。
命を落とす瞬間、自分はまだ死んで居なかったことに気が付いて……
(アスナ……。ボクは最期まで、がんばったよ……)
儚くもその生命を散らし涙を流した
(悔いはないけど……どうせなら、アスナの腕の中で死にたかったな……)
3024
:
名無しさん
:2024/10/02(水) 10:06:11
>>3012
キリトは試しに、そこら辺に居たフレンジーボアにバーチカル・スクエアを放つが、現実世界の肉体では身体が思うように動かない
現実世界と仮想現実の差を否が応でも思い知らされる
「それなら……!」
キリトは怖気付くことなく、すぐに現実を受け入れて思考を切り替える。
そこから繰り出された技は、ヴォーパル・ストライク。
威力こそ仮想現実で使う際より劣るが、フレンジーボアを葬るには十分だった
3025
:
名無しさん
:2024/10/02(水) 16:10:38
>>3024
「流石ですね、キリト」
アリスから送られた賛辞の言葉に、キリトは首を振る。
「いや……アレは俺の知ってるモンスターだったから勝てただけだ。それにバーチカル・スクエアには失敗した。現実世界の身体だと、使える技が限られるみたいだな」
ソードスキル自体はSAOの経験で技術が自然と身につき、アインクラッド流としてユージオに教えたこともあった。
だがここはアンダーワールドじゃない。残念ながら、肉体的に身体能力が追いつかないソードスキルもあるようだ。
先程、バーチカル・スクエアに失敗したのが良い例だろう。まあSAOでレベリングしたように、修行や雑魚エネミー相手に練習したら使えるようになるかもしれないが……
3026
:
名無しさん
:2024/10/02(水) 16:11:26
>>546
残念ながら飯綱は取り込めなかった
勾玉の番人まで取り込めたらバランス崩壊になりかねないという理由の調節だ
たとえ第一層の番人とはいえ、番人は番人。そう簡単に取り込めないということだろうと夏油は諦めた
3027
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 13:45:29
>>3023
「よう。起きたか、マスター」
「あれ?ボクは死んだはずじゃ……」
死んだと思ったら実は生きてた、なんてアニメや漫画だけだと思ってたけど……もしかして生きてる!?
「何いってんだ?お前はまだ生きてるだろ」
ユウキを襲った悲劇を知らないオレンジ髪の男――黒崎一護は不思議そうな顔でそう言った。
「ううん。ボクは確かに殺されたよ。白い仮面を付けた大きな真っ黒い化け物に、ボクは殺された。今でもあの時の無念と悔しさは思い出せる」
ALOで絶剣と名高いユウキでも、ビームを胴体に食らえば瀕死にならざるを得ない。
そして一気に不利になって、周りの化け物達に殺された
それを一護に説明すると、一護は驚愕していた
「化け物が出てくることは知ってたけど〝メノス〟までこの聖杯戦争に関わってるのかよ……!」
並のマスター――いや、マスターならば誰もが太刀打ち出来そうにない程の存在、メノスグランデ。
もしもこの聖杯戦争に関わってるなら、マスターを護ってやらねぇと、と一護は魂に誓う
「聖杯戦争?なにそれ?」
不思議そうに聞いてくるユウキに、一護は自己紹介混じりに聖杯戦争のルールを伝えた。
サーヴァントはあくまで英霊で、生者ではないことも。
そしてユウキも自己紹介を済ませたのだが、そこで一護はユウキが患っている病気を知り(だから俺が呼び出されたのか……)と考える
「ユウキ。お前の病気は、俺が優勝して治してやる。……もう二度と、誰も犠牲者は出させねぇ」
茜雫のことを思い出しながら、一護はそう口にする。
「そっか!ボクには悔いはないけど……」
「そんな顔には見えねぇけどな」
「勘が良いね、一護。……ボクはまだスリーピング・ナイツのみんなやアスナと冒険したい気持ちはあるよ。……それにどうせ死ぬなら、アスナの腕の中で死にたいな」
「死なせねぇよ。お前は俺が護る。今度こそ、護るんだ……!」
ユウキの境遇を茜雫と僅かに重ねて、一護の意志がより一層、固くなる
「どうしたの?一護」
「悪ぃ、こっちの話だ」
「そっか。じゃあこの聖杯戦争を……いや、冒険を。楽しもっか!」
ユウキの明るい態度を見ていると、茜雫を思い出す。
今度こそ護ってみせる。そして病気を治して、ユウキには元気で居てほしいと願う一護だった。
一方のユウキは確かに病気を治して、スリーピング・ナイツやアスナ達とまた冒険を楽しみたい気持ちもあるが……せっかく生き返ったから、今は聖杯戦争という名の冒険を楽しむ。
そしてこの聖杯戦争でも自分が生きてた証を刻み込むんだ、と意気込む
「それと俺の名前を呼ぶ時は、本名じゃなくてセイバーってクラス名で呼んでくれ。さっきも説明した通り、本名がバレると聖杯戦争じゃ不利になるんだ」
「うん。わかったよ、セイバー。ボクと一緒に、冒険を楽しもう!」
「冒険ってお前……状況わかってんのか?」
「うん。もしもボクが優勝出来なくても悔いを残さなくて済む用に……生きた証をここでも刻み込むんだ!」
「生きた証、か……」
茜雫のリボンを懐から取り出すと一瞬だけ眺めて、一護は先に歩き始めたユウキについていく。
茜雫は世界中の人間から記憶が消えた。
だが一護だけは覚えてる。彼女の天真爛漫で明るい表情を。
彼女が自分のために犠牲になったことを。
そして……彼女が生きた証を。
3028
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 13:46:54
キリトはしばらく、探索より前に現実世界である程度は身体を動かせるようにアリスと訓練していた
木刀が偶然もう一本落ちていたので、木刀同士の対決
もちろんアリスの方が身体能力的には上回るし、生身のキリトを倒すなんて造作もないので手は抜いている
だがこうして打ち合いをしているうちに、キリトの動きが良くなっていくのが見えた
アンダーワールドのキリトとまではいかなくても、一端の剣士程度になってきたとアリスは認める
「はぁ、はぁ……。やっぱりリアルの身体だと、疲れもすごいな」
「そうですか。一時的に休みましょう、キリト」
3029
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 13:48:01
メアリーは無邪気そうに、意地悪そうに笑みを浮かべている。
「どうしても欲しかったら、私が鍵を使う前に捕まえてみて!」
そういうやいなや、メアリーは何処かへと駆け出した。
少女を追いかけようとする伊織とセイバーであったが、今度こそイクサの気配を纏わせたバーサーカーが二人の動きを止めた。
「イオリ、ここは私に任せて、貴方はあの子を追って下さい!」
「了解」
勾玉を手に入れる手掛かりと、魑魅魍魎が跋扈する迷宮を無防備に一人で行動する少女が心配なので、伊織はこの場を相方に任せ、別の襖から飛び出して彼女を追いかけ始めた。
3030
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 13:48:36
「なに、この場所……」
私の名前はマヤ。条河麻耶。
今日もいつもみたいにチマメ隊でココア達と遊んで、その後はやることだけやって寝ることにした。
これが私の毎日で、大切な日常。
そんな日々がずっと続くと思ってたんだけど……目が覚めた私は真っ暗な場所に居た。
まあ寝る時は電気を消すし、真っ暗なことは何も不思議じゃない。
ただ1つ引っ掛かるのが……
ギシ
ギシ
一步、また一步と歩く度に床がギシギシ言うこと。
私の部屋はこんなに古くねー!といつもなら言ってたかもしれないけど、こんな不気味な雰囲気でそんなことも言ってられない。
とりあえず辺りをキョロキョロ見回す。
ココア達、高校生や青ブルマみたいな大人ならなんとかしてくれるかもしれないし特にリゼは頼りになるはずだ。
それに……チノやメグが心配。あの二人は今頃怖がってるはず。
ドッキリの可能性も考えたけど、私の友達がこんな悪質なドッキリを仕掛けるはずもないし……。
それから少しして、遠くに灯りがあることに気付いた。
とにかくみんなを探すために私はそれを持つけど……わかったのはここが古臭い部屋だっていうこと。
そして明かりを灯して見つかったのは、出入り口。
私は部屋を出て、みんなを探すことにした。
「マヤだよ〜!おーい、みんなどこにいるの〜!」
大きな声で呼び掛けてみるけど、誰も出てこない。
代わりに出てきたのは大量のキャベツ。しかも何か浮いてる!?
キャベツ達は私を取り囲むと、何度も体当りしてきた。
「ちょっ、やめてよ!痛いってば!」
キャベツのくせに、一発一発が意外と痛い。
大した傷にはならないけど、このままだと危ない気がする。
私は急いでキャベツの大群から逃げ出したけど、背後からキャベツがまた体当たりしてきて、転げた私は膝を擦りむく。
「いたた……」
たかがキャベツなのに、どうしてこんな力があるの……?
そして痛みに堪えて立ち上がると……そこに居たのは巨大なカニ。
さっきのキャベツもだけど、ここは何かおかし――
――そこでマヤの意識は途切れた
バケガニがハサミを振り回し、マヤの肉体を瞬時に破壊したのだ
3031
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 13:49:14
ごめん、
>>3029
はコピペミスった
>>3022
勾玉部屋の扉を開ける鍵を見つけるべく周辺を探索し始めた伊織組。
その最中にエネミーと遭遇しそうにもなったが、今回は事を荒立てずに身を隠しやり過ごして戦闘を回避していた。
(ちなみに
>>3007
でのエネミーと戦闘は余裕であったが、戦闘音に釣られて増援が次々をやってくるのが分かり、必要に迫られない限りはできるだけ戦闘を避ける方針に変えていたそうだ)
やがて両辺を襖で仕切られた大部屋に辿り着き、その中央にある机の上に置かれていた鍵を見つけた、のだが。
彼らが近寄ろうとするのを阻止するかのように“何か”が割って入ってきた。
がっしりと盛り上がった広い肩と太い首が形作る筋骨隆々の四角いシルエットが特徴、無骨な顔立ちをした大男が立ちはだかってきたのだ!
「イオリ、気を付けてください!この気配、サーヴァントです!」
「ああ、言われなくてもこの威圧感だけで充分に分かる」
突然の乱入者に慌てることなく剣を抜き構える伊織とセイバー。
一方で大男は手足を広げて彼らの動きを阻んではいるものの、無闇に動かず攻撃の気配も見せなかった。
両者が睨み合う中、大男の後ろから小さな人影が姿を現して声を発した。
「お兄さんたち、もしかしてこの鍵が欲しいの?」
少女は腕を少し伸ばして、人差し指で鍵をクルクルと回している。
「…君は、盈月の儀の参加者か?名前は?」
伊織は少女の質問に答えず、逆に質問を投げかける。
「あら、相手の名前を聞く前に自分から名乗るべきではないかしら?」
天真爛漫そうに少女は口ずさむ。
「…宮本伊織、それが俺の名だ」
「私はセイバー、すまないが真名までは明かせない」
「ふーん、宮本伊織に、セイバーね」
未だ緊迫した状況が続いているというのに、少女はお構いなく二人を交互に見渡した。
「わたしはメアリーっていうの、よろしくね」
「ドーモ、バーサーカーです」
今度は少女と大男が名乗りをあげた。しかも驚いたことに、大男はいつの間にか丁寧な動作でオジギをしてるではないか。
「そういえばさっきの質問、この鍵についてまだ答えてくれていないわね」
メアリーは少しムスッとした表情を見せるが、すぐさま得意げな顔へと変えていた。
「でも大体分かったわ、何かいい物を手に入れるための鍵でしょう!」
「…ああ、その通りだ。あちこちと探し回ってやっと見つけた鍵なんだ、渡してはくれないか?」
「それはダメかなー、だって私が先に手に入れたんだもん」
メアリーは無邪気そうに、意地悪そうに笑みを浮かべている。
「どうしても欲しかったら、私が鍵を使う前に捕まえてみて!」
そういうやいなや、メアリーは何処かへと駆け出した。
少女を追いかけようとする伊織とセイバーであったが、今度こそイクサの気配を纏わせたバーサーカーが二人の動きを止めた。
「イオリ、ここは私に任せて、貴方はあの子を追って下さい!」
「了解」
勾玉を手に入れる手掛かりと、魑魅魍魎が跋扈する迷宮を無防備に一人で行動する少女が心配なので、伊織はこの場を相方に任せ、別の襖から飛び出して彼女を追いかけ始めた。
3032
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 13:51:42
レンなんだけど、一度殺された時にこの世界では欠損した箇所が治らないことを知ったんだよね
3033
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 13:54:00
暗闇の中を手に持った懐中電灯を頼りに進み探索を続けるカズマ達の耳に、女性の泣く声が微かに聞こえた
用心しつつ声が聞こえる方の扉を開けると、広い部屋の中央にて跪いて泣いている女性の姿と、その目の前の台の上に淡く緑色に光る勾玉が見えた
「兄貴、なんであの女は泣き続けているんだろう」
「たぶん、俺達のように深い闇に囚われているに違いない」
「いやいや、あからさまに罠だろう、あれ」
扉から少しだけ顔を出してひそひそと会話する三人
少し協議した後、地獄兄弟の二人がゆっくりと近づき、少し遅れてカズマも部屋の中へと入っていった
先行した二人が女性の数mまで近付いた辺りで女性が立ち上がり、「ドコ…ドコニイルノ…」と口にしながら振り向いた
――その顔には薄気味悪い能面が張り付いており、それを見たカズマは少しだけギョッとする
「おい、そこのお前」
と矢車が声を掛けるやいなや、能面の女は殺気を露わにして矢車の方へと駆け出した
そして女の手が矢車の首へと伸びていくが、それより先に矢車がその手を掴んで撥ね除けていた
「大丈夫か、兄貴!」
「ああ、心配するな相棒。こいつは俺に任せてそこの勾玉を確保しろ」
再び襲いかかってきた能面女を矢車は組み伏せてみせた、ただ見た目とは違って力が強いようで暴れるのを抑えるのに精一杯な様子であった
とはいえ矢車が狂った女を制圧したのを確認した影山は先の言いつけ通りに台の上に置かれた勾玉に手を伸ばした
「えっ」
――のだが、実は台だと思っていた物体は箱の形をしたミミック@葬送のフリーレンであり、影山はその口の中に呑み込まれてしまった
「っておいなにやってんだよ!」
カズマは慌てて影山の方へと走り寄る
その近くにはミミックの上から転がり落ちた勾玉が淡く光っていた
※泣いていた能面女は「泣き声の主@影廊」です
※矢車と影山は変身していない生身の状態です
3034
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 14:32:18
>>3018
戻らない筈だったのに、いつの間にか意識を..取り戻していた私の前に広がったのは、さっきの部屋に似た内装の真っ暗な場所でした。
…さっきのは夢?と思ったけど、感じてた痛みは現実のそれで。灯をまた見つけて、自分の身体を照らしてみると…付いてないとおかしい筈の傷は無く、血塗れになってる筈の服は血ひとつ着いてませんでした。
不可解な現象に困惑しながらも、さっきの敗因…迅移の連続使用ができなかったことについて、私は考えます。
…さっきの悪夢みたいな出来事が現実に起こったこととして、傷どころか血痕ひとつないのは…この場所が、隠世のように普通とは違う時間の流れに属してて…時間が巻き戻ったかのような事態が起こってるんじゃないかって。迅移の連続使用が出来なかったのも、その辺りにある…のかな。
とまで考えた所、突然私の目の前に光の…粒子みたいなものが集まって来ました。
さっきの顛末を思い返した私は、怪物がまた現れようとしてるんじゃと、咄嗟に居合の構えを向けました。
……が、現れたのは怪物では無く…私よりは年上の男の人で。だけどこの人からは…威圧感のような何かを、感じたのもあって…警戒を解けずに居ました。
「…警戒しているようだが、安心してくれ。俺は君の味方だ」
そんな中男の人は、何故か私の手の甲を見た後、そんな事を言ってきました。
…釣られて私も自分の手の甲を見てみると、いつの間にか手の甲に…痣のようなものが浮かんでいて。
「えっと…この痣の事とか、何か…知ってるんですか…?」
構えを解いた後…これを見てから、この男の人はそう言って来たことからして…なにか関係があるんじゃと思って、私は聞いてみることにしました。
3035
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 15:05:33
レンと名護さんは扉を見つけた
それを開けた瞬間、キャベツの集団がレンを襲うが、名護さんは変身すらせずレンの動作を観察していた
スピードはかなりのもので、身のこなしも軽やか ピーちゃんと呼ばれる銃の連射でことごとくキャベツ達が倒されてゆく
この点についてはイクサを上回ると言っても過言ではなく、エネミーの対処やマスター同士の戦いでも遅れを取ることはないだろう
「はぁ、はぁ……。名護さん!どうしてずっと眺めてたの!」
「ちょうど良さそうな雑魚がやってきたから、キミの実力を確かめただけだ。危なければ俺が戦っていた」
そんなことをサラリと言ってのける名護さんにレンは不服そうな表情をするが、名護さんは言葉を続ける
「レン。キミは確かに強いが、スタミナが足りないようだな」
「そりゃ、あれだけ大量のキャベツを一人で相手したからね!名護さんが一緒に戦ってくれたらもっとマシだったよ!」
「とにかく、キミの強みと弱点はわかった。キミは運動神経に優れているし、銃の腕も確かだが……こんな雑魚の群れ相手に疲れる程度のスタミナだと、他のマスターと戦う時にそれが弱点になる可能性がある」
「他のマスター?」
「これは聖杯戦争。願いを叶えるための戦いだ。全員がレンくんのように良い奴とは限らないし、願いを叶えるためなら俺じゃなくてマスターのキミを襲ってくる可能性もある」
「なるほど……。SAOでもPKがあったみたいだもんね……」
「そのSAOとやらは知らないが……まずはスタミナを付けることだ」
名護さんはレンが撃ち落としたキャベツのうち1つを持ち上げ、レンに投げた
「食べなさい。スタミナを付けるには、栄養補給も大切だ」
そして撃ち落としたキャベツの中に勾玉が転がっているのを名護さんは見つけ、拾った
「なるほど。これがトラップ部屋というわけか」
こういう部屋も存在するのか、と。
名護さんは気を引き締め、レンに勾玉を1つ拾ったことを伝えた
レンだしまだ第一層ということもあり雑魚の集団だからマスター単独で対処出来たが、これが他のマスターなら……どうなっていたかわからない。
それに先に進むにつれて、こういう場所の敵やトラップの規模も拡大することだろう。
サーヴァント戦だけではなく、探索もあまり楽観視してはいられないようだ
3036
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 15:30:21
>>3033
明らかに怪しい女……はまあスキルとか以前の問題として、ファンタジー世界にありそうな宝箱の化け物に敵感知スキルが反応しなかったことに、俺は少し動揺していた。
ドレインタッチで魔力吸収の効率が悪くなったことといい、このダンジョンに入ってから俺の一部スキルは何かと不調だ。
とりえずちゅんちゅん丸で攻撃したり、影山を引っ張り出そうとするが宝箱型のモンスターにはまるで無意味だった。
影山も矢車もZECTとかいう機関の戦闘部員・シャドウの隊長をした経験があるということもあって、なんとか自力で対処しようとしてるが……このままじゃ時間の問題だ
そこで俺は思い付いた。
こいつはモンスターだ。至近距離に接近した瞬間、敵感知スキルが反応したから間違いない。
攻撃してもダメ、引いてもダメ。矢車が変身して攻撃したらなんとかなるかもしれないが、今は怪しい女にかかりきり。
となれば……
「ええい、これならどうだ!」
俺は影山を思いっきり押し込んだ。
「何やってんだよ、カズマ!」
「カズマ、俺の相棒に何をするんだ……!」
驚愕の声をあげる影山と、矢車の怒号。
うわぁ……これ失敗したら俺の人生、ここで終わるだろうなぁ。
だが俺の機転は合ってたようで、宝箱型のモンスターが影山を吐き出した。
宝箱だろうがなんだろうがモンスターにもきっと胃袋はあるし、一気に何かを口に押し込まれたら吐き気がするのは俺たち人間も同じだ。
だから一か八かで、押し込んだ。
このままだと影山が危なかったし、それならまだ可能性のある賭けに出た方が良い。
「今だ、影山!」
「そういうことか……っ!変身。クロックアップ」
影山はパンチホッパーに変身すると勾玉を握り締めて、俺と矢車を両手に抱えてクロックアップで脱走した。
クロックアップには魔力を消耗するけど、便利だな……これ
3037
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 16:52:59
迷宮探索を続けるカギ爪組の前に一匹のコルミロスが現われたけど、サドラーの宝具の影響下に入った事で支配下に入ったな
ちなみに本来であればサドラーのプラーガに対する支配力は広範囲に渡るのだが、この異界では遠方まで影響が及ばない様子
有視界に入った従属プラーガの生命体しか支配できず、その個体が離れすぎると効力も失って元のエネミーに戻るようだ
3038
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 21:03:53
>>3036
影山が変身してその場を制圧するという選択肢もあったが、何かしらの化物の叫び声やドタドタと騒がしい音が近付いて来る気配があったから撤退を選んだようだね
3039
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 21:20:25
>>3034
目の前の男性――登太牙と名乗ってくれた――から盈月の儀、あるいは聖杯戦争という儀式について大まかな概要を聞かされた。
要約すると、異界に迷い込んだ13人のマスターと召喚された13騎のサーヴァントがなんでも願いを叶える盈月を巡って殺し合いをする儀式である、と。
基本的には切なる願いを抱く者やマスターとしての適性がある者が呼ばれやすいらしい、とも言っていた。
――私はどうなのかな。
願いなら、一応思い当たる節がある。
行方不明になってしまった可奈美ちゃんと姫和ちゃん、たぶん隠世に言ってしまった二人の帰還を、願ってはいる。
でも同時に、あの二人は自力で戻ってくると、全く確証もないのに不思議とそのように思っていた。
だから盈月の儀に選ばれた理由としては前者の線は薄いと思い、その他の理由で選ばれたのだろう、と心の内で思っていた。
他にも気になる事が沢山あったもののひとまず置いといて、私は自身の現状を把握するべく口を開いた。
「あの、太牙さん、一つお願いしたいことがあります」
「アサシンだ、真名で呼ぶのは極力避けてくれ」
「あっ、すみません、アサシン、さん」
「それで、なんだ?」
「少し確かめたいことがあるので、私と模擬戦をしてくれませんか?」
「…いいだろう、俺も君の実力を確認させてもらう」
意外な事に太牙さんは私の提案に疑問を投げかけず、そのまま快諾してくれた。
「ありがとうございます」
私も余計な事を言わず、孫六兼元を構え、写シを使った。
「それはなんだ?」
「これは刀使の防御術『写シ』といって、簡単に言ってしまえば一定までのダメージを無効化してくれます、後で詳しく説明しますね」
「そうか、後で聞こう。それじゃあ、今度は俺の番だ。――サガーク」
大河さんが言葉を発すると、どこからともなく何かが飛んできた。
まるで小さなUFOみたいなそれは太牙さんの腹部に張り付き、さらにベルトのように巻き付いていた。
そして大河さんはいつの間にか手に持っていた物を「サガーク」とやらに突き刺し、一言呟いた。
「変身」
一瞬にして大河さんの姿が代わってしまった。
それは戦闘用の鎧のようで、私の知る限りではS装備に近いとも思ったが、同時に比べようもない力強さも感じていた。
頭部の大きな両眼でこちらを見据えつつ、握り締めたツールから赤い光を細剣のように放出させて構えを取っていた。
「さあ、いつでもかかってこい」
3040
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 22:36:28
>>3028
キリトが休憩している間はアリスが周囲を警戒し、時にはエネミーを撃破していた
その間にアリスが特訓で使っていた木刀を持ち、二刀流スキルを模倣しようとするが、やはり身体能力が追いつかない。
今の自分はキリトではなく桐ヶ谷和人で、ここは仮想世界ではなく現実だと否が応でも思い知らされる。
(俺が優勝しなきゃ、アンダーワールドが存続出来ないのに……何やってるんだ、俺は)
アリスに任せっきりで無力な自分が悔しくて、キリトは歯噛みした
3041
:
名無しさん
:2024/10/03(木) 23:53:05
>>3000
キリトはアリスとのやり取りで聖杯戦争のルールを知った
この時、キリトの願いをアリスに聞かれたがキリトは言葉を濁して「ユージオを生き返らせたい」と口にした
キリトとユージオの関係性を知っていたアリスは納得したが、どうにもキリトの様子が気になる
何か、隠し事をしているような……そんな些細な違和感。
それもそのはず。キリトの真の願いはアンダーワールドを存続させることなのだから。
ユージオの蘇生は……確かに願いたいことでもあるが、ユージオに事情を話したら自分よりアンダーワールドの人々を守ることはわかってる
それにサーヴァントとはいえアリスにアンダーワールドが存続しなくなる可能性なんて、そんな悲しいことは伝えたくなかった
だからキリトは、優しい嘘をついたのだ
3042
:
名無しさん
:2024/10/04(金) 11:11:57
>>3039
「はぁっ!」
私が剣を振りかざすと、太牙さんは細剣でそれを切り払う。
続けざまに攻撃を加えてみるが、やはり容易く受け止めてしまう。
――強い、これが英霊と呼ばれる、別の世界で名を馳せた強者の立ち振る舞いなのか。
「子女にしては攻撃に重みがある。君自身の鍛錬もあるだろうが、それ以上に感じる力も刀使とやらの能力か」
「はい、その通り!」
数度打ち合って私は一旦距離を取る。
ここまでは相手の力量を測るためのものだが、本当に確かめたい事ではない。
私は一息をついてから、この模擬戦の本来の目的を確かめるべく、瞬く間に太牙さんへと急接近する。
「っ!まさかそんな技術まであるとは!」
迅移による超高速の一撃、それすらも太牙さんは受け止めてしまった。
ただ少し驚いた様子でもあり、反射的に構えて攻撃を止めたようにも感じられた。
そして私も困惑と確信を抱く。
再び迅移を使って追撃を試みようとしたがそれが不発に終わってしまった。
先に見た夢――あるいは現実だったのかもしれない――と同じような不可解な現象に直面して、一瞬気が途切れてしまう。
その隙に太牙さんが強引に押しのけてきたので、私は後ろに後退せざるおえなかった。
さらに太牙さんが剣を振りかざしてきたので、私は再び迅移を試してみたが、やはり回避運動も叶わず。
「きゃっ!」
その一撃を御刀で切り返すのも上手く出来ずに受けてしまい、写シも解けてしまった。
「すまない、どこまで出来るかつい試してみたくなってしまって。怪我はないか?」
「は、はい、大丈夫です」
僅かな痛みと精神的な疲労を感じてはいるものの、私の体に傷はついていなかった。
写シは今のところ問題なく使えることを自覚しつつ、太牙さんが差し伸べた手を取って私は立ち上がった。
「先程の加速は『迅移』といって、普段は連続して使うことができるのですが…何故かここに来てから不調で、続けざまに使うことができないんです」
「それを確認するために、ついでに自分と俺の性能を確かめるために模擬戦をしたのか」
「はい、おかげで今後どのように動けばいいのか参考になりました。お手合わせ、ありがとうございました!」
3043
:
名無しさん
:2024/10/04(金) 13:00:04
>>3030
「ようやく目が覚めたか、マスター。年上の俺がまだこんな小さな子をマスターなんて呼ぶのも、おかしな話だが」
……私は一度、死んだはずなのに生きていた。
きっとアレは夢じゃない。あの恐怖は。今でもよく思い出せるから。
でも私をマスターって呼んで眺めてくるこのおじさんは……
「……誰?」
「財津原蔵王丸だ。周りからはザンキと呼ばれてる。クラスは、オニだ」
「え?ザンキはオニのクラスに通ってるの?」
「そういう意味じゃない。……なるほど、その様子からして聖杯戦争を知らないようだな」
そして私はザンキから聖杯戦争のことやザンキのこと、そして私に起こったことを話した。
ザンキは元々、鬼っていう存在で魔化魍っていう化け物と戦ってたらしい。
クラス名が真名のヒントになるから、とりあえず師匠って呼ぶことになった。
何か師匠っぽい風格してるし、そういうのも悪くないね!
「巨大なカニか。それは、バケガニだな。化け物が居るとは知っていたが、まさか魔化魍までいるとはな」
「知ってるの?師匠」
「ああ。魔化魍のことなら……な。だが魔化魍以外の化け物も潜んでいる可能性がある。警戒を怠るなよ。
それとマヤにはこれを渡す」
「なにこれ?」
「変身鬼弦 音錠だ。鬼になるための道具だ。元々は弟子が使ってたが、サーヴァントになった時に宝具として持っていた」
「え!?なにそれ、かっけー!師匠、私を鬼にしてくれるの?」
「ああ。最低でも魔化魍くらいには対処出来るように、俺が鍛えてやる。
だが1つ教えておくことがある。鬼というのは、生き方だ。
常に自分に勝つ、そういう生き方だ」
「カッコいいこと言うね!流石は私の師匠!」
「……まあ、直にお前にもわかる時がくる。とりあえず、他のマスターや魔化魍に負けないように鍛えるぞ」
「うん!じゃなくて、イエッサー
!?」
「……そこは普通に〝はい〟で良い」
「はい、師匠!」
そして、私は師匠に鬼として鍛えられる道を選んだ
3044
:
名無しさん
:2024/10/04(金) 14:41:51
>>3042
「気にすることは無い、サーヴァントとして、マスターである君に応えたまでだ。
…その迅移と云う力以外に不調はあるのか?」
「いえ、他の私が使える刀使としての力は今の所は…特に問題なく使えています」
そこから太牙さんに、刀使としての技能について話しつつ、迅移の調子が悪いこの状況だと、二段階目まで加速させるには…使ったとほぼ同時にしないとダメそうかな…?なんて考える。
その最中、ふと私の脳裏に浮かんだのは、さっき(
>>3039
)太牙さんが言っていた、『切なる願いを抱く者やマスターとしての適性がある者が呼ばれやすい』という部分。
マスターにそういう条件があるのなら、ひょっとしたら太牙さん達サーヴァントにも…そう思って、私は聞いてみることにした。
「あの、アサシンさん…ひとつ良いですか?」
「構わないが、どうしたんだ?」
「…さっきアサシンさんは、叶えたい願いを持ってる人や適性のある人がマスターとして呼ばれやすいって言ってましたけど…アサシンさん達、サーヴァントも…叶えたい願いがあるから、召喚に応じてるんですか?」
…もしそうだとして…私には思い当たる所はあるけど、太牙さんは…どうなんだろう
3045
:
名無しさん
:2024/10/04(金) 15:23:04
>>3040
「キリト。今のあなたは少し焦り過ぎです」
「悪い。でもこうして何も出来ず、アリスに頼りっきりの自分が情けなくて……」
それは心からの本音だが、一番の要因はアンダーワールドを存続させる願いを叶えるためだ。
己が願いを思い出す度に。アリスに守られる度に。
無力な自分が悔しくて、どうしようもなくなる
SAOやアンダーワールドの英雄も、現実世界の肉体ではこの有り様だ
「キリトは今まで頑張ってきました。キリトが居なければ、私の世界はどうなっていたことか……」
アリスとしてはキリトを励ましてるつもりだが、その言葉が重く伸し掛かる
(違うんだ、アリス。俺が優勝しなければアリスの世界は、アンダーワールドは……)
だから勝ち残らなければならない。
そのためならどんな無茶だってする。
アリスやユージオたちと思い出を作った場所を、壊されたくないから
3046
:
名無しさん
:2024/10/04(金) 18:04:10
>>2999
顕現した後、メアリーを落ち着かせたバーサーカーことインターラプターは聖杯戦争についての説明を行った。幼いメアリーでも理解できるように時間を掛けて。
そこまで口が達者とはいえないインターラプターの説明にメアリーは所々覚束ない様子であったがある一点で目の色が変わった。
「願いが叶うの…!?」
「……ああ、そういうことになっている」
万能の願望器とされる聖杯の存在に目を輝かせるメアリー。対照的に聖杯について語るインターラプターの歯切れは悪い。
サーヴァントとして現界を果たした際に今回の聖杯戦争についての知識は全てインプットされているが、そもそも彼は聖杯の存在そのものが胡散臭いと考えている。
生前、彼がいたネオサイタマでは美味い話には常に裏があり、引き寄せられた弱者が食い物にされるなどチャメシ・インシデントだ。
その可能性をメアリーに伝えなかったのは、ようやく立ち直った彼女から再び希望を奪いかねない発言は憚られたことが一つ。そして、この迷宮の主が脱落したマスターに情けを掛けてくれるとも思えない。メアリーを生き残らせるためにはどの道優勝を目指す他ないからだ。
「私、絶対に一番になる!イヴとお父さんに会いに行くの!」
気になるといえば、聖杯のみならずマスターであるメアリーのイビツなアトモスフィアもだ。
「あ、イヴは私の友達なの。ただ……ちょっとケンカしちゃって…でも、大丈夫!ケンカしても仲直りすればもっと仲良くなれるって知ってるんだから!本で見たの!」
メアリーは交友関係が極端に少ない。話に出てくる人物は基本的にイヴ、ギャリーという人間に加えて彼女の"お父さん"のみ。他にも知り合いはいるらしいが詳細を問えば言葉を濁すばかり。この場に連れて来られる前にどこに居たか何をしていたかについても同様である。そして彼女の大半の知識は本から得たもの…。
当初インターラプターはデッカーとしての経験から、メアリーは人身売買の商品にされたクチかと考えた。マッポーめいたネオサイタマでは人身売買など珍しくもない。
彼女の容姿は正しく"絵画から飛び出してきた"かのような美しさ。その手の趣味をもった闇カネモチなら己の欲望を満たすために金に飽かせて何をしても不思議ではない。彼女の言う父親とやらが『飼い主』である線も考えたが、メアリーはそもそも直接父の顔を見たことがないという。
人身売買のそれとはやや様相が異なり、まるで籠の中の鳥のようだとインターラプターは思った。
何にせよ見た目通りのモータルの少女ではないと彼のニンジャ第六感が告げている。だが――
「父親…家族に会いたいのかマスター」
「うん!」
「そうか、家族。……家族はいい」
屈託なく笑うメアリーを前にインターラプターは己の邪推を振り払う。彼女の事情がどうあれマスターを護り切ることが自らの使命。況してやそれが非力な少女であれば尚の事。
――そう、かつて己が■してしまった"娘"のように
「………っ!!」
「どうしたの?」
「いや何でもない。兎に角よろしく頼むマスター。俺のことはバーサーカーと呼んでくれ」
「うん、よろしくねバーサーカー!何だか私お姫様になったみたい!」
脳内に浮かび上がってきた忌まわしい記憶をニューロンの海に沈め、改めてメアリーに向き合うインターラプター。
何も知らぬ第三者から見たらその姿は年の離れた親子のように見えたかもしれない。
斯して何かが欠けた二人の聖杯戦争が幕を開けたのであった。
3047
:
名無しさん
:2024/10/05(土) 10:08:41
キリトとアリスはとある扉をくぐり抜けると、いつの間にか湖畔に辿り着いていた。
唐突な状況変化に二人は驚き、すぐさま後ろに振り返ったが自分達が通ったはずの扉はどこにも存在していなかった。
「おいおい、空間的におかしいだろう!」
「これもまた異界特有の事象でしょうか?」
物理法則を無視した出鱈目に各々思ったことを口にしていると、今度は湖の方から大きな水飛沫が聞こえた。
水面が激しく波打つ様子が数回ほど続き、やがて水中から巨大な化物・ウブメ@仮面ライダー響鬼が飛翔した。
「なんだあれは!?もしかして、ボスとして配置された大型エネミーか!」
「正体不明ですが、こちらに向かってきます!キリト、気を付けて!」
ウブメは猛スピードでキリト達へと飛行し、口から何かを吐き出しつつ急接近してくる!
対してキリトとアスナは放たれた唾液を剣で弾き、さらに長い尻尾による突き攻撃もアリスが受け止める。
しかし、攻撃が終わったウブメはその場からすぐに離れてしまい斬撃が届かないところから様子を窺い始めた。
「どうする、宙を舞う相手だと剣は当たらないし、武装完全支配術を解き放った『金木犀の剣』でも届くかどうか」
「打つ手はあります、キリト。今こそライダークラスの面目躍如――来い、『雨縁』!」
攻め手に欠けてジリ貧になることを心配するキリトを他所に、アリスは宝具を解放する。
すると、どこからか現われた飛竜がウブメに向かっていき、二匹の幻想種による空中戦が始まった。
互いに攻撃の応酬を繰り広げるが、やがて『雨縁』が優位になりウブメのダメージは蓄積され、遂には地上に落とされてしまった。
そしてアリスが剣を突き刺しトドメを刺し、ウブメは消滅した。
その後、キリト達は湖の中央まで伸びる橋を渡り、終点である島の祠にて勾玉を入手する。
それを契機に景色は移り変わり、二人は漆黒の迷宮の何処かへと戻されていた。
3048
:
名無しさん
:2024/10/05(土) 12:00:14
床に寝そべっていた袈裟姿の青年は目を見開き、起き上がろうとするも上手く立ち上がれなかった。
その理由が喪失した右腕にあると遅れて知覚し、青年は残った左手を顔にかざしながら笑い始めた。
「あはははははっ!どうやら僕は地獄に来てしまったようだよ、悟」
周囲に誰もいない状況で大声の独り言を発し、一瞬昂ぶった感情が収まった後に青年・夏油傑は立ち上がった。
周囲を見渡し、光源を見つけてそれを手に取り、自分が今いる場所をよく確認する。
しかし、夏油が想像していた世界とは異なる様相であることに少し困惑を覚える。
「ここはいったい…」
手元の灯火を頼りに奥へ奥へと進むも、複雑な構造の迷宮が続くばかりでめぼしいものは見つけられなかった。
――あるいは、なにかしらの術師・特級呪霊が生み出した生得領域か。
などと思い始めた辺りで、自身に向かってくる悪意・敵意・殺意を感じ取り、夏油は臨戦態勢へと切り替えた。
やがて現われた化物、呪霊とは違う何かに襲われ抵抗したものの、夏油は苦戦を強いられることとなる。
何故なら百鬼夜行と乙骨裕太との死闘により呪霊操術が殆ど使えなくなったこと、右腕を失ったことにより体術による近接戦闘も弱体化してしまっている。
それでも全力を尽くして敵性存在を倒したりいなしたりしたが、想像以上の物量で襲われ続けたことにより二度目の死を迎えてしまった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「その魂、ちょお〜〜〜っと待った! 暫く、暫くぅ!
何処の誰とかとかぜーんぜん存じませんが、その慟哭、その頑張り。
他の神さまが聞き逃しても、私の耳にピンときました!
宇迦之御魂神もご照覧あれ! この人を冥府に落とすのはまだ早すぎ。
だってこのイケメン魂、きっと素敵な人ですから! ちょっと私に下さいな♪
謂れはなくとも即参上、軒轅陵墓から、良妻狐のデリバリーにやってきました!
あ、なんかドン引きしてません? えーと、貴方が私のご主人様……でいいんですよね?」
「…………は?」
もう一度目を覚ますと、今度は混沌(カオス)が始まった。
二度目の死を体験しても何故か意識を取り戻し、また同じ状況へと振り出しになったと思ったら……
露出多めの青い和装を纏い頭部からはケモミミをぴこぴこと動かしフサフサした二尾を大きく振り回す、属性マシマシの女が目の前にいるではないか!
しかも!夏油のことを「ご主人様」と呼んで親しげに、ハイテンションに語り掛けてくるではないか!
この時ばかりは流石の夏油といえども脳内の処理能力が追いつかず、しばし呆気に囚われるしかなかった。
「いいえ、間違いなく私のご主人様ですね!運命の赤い糸(パス)をビンビンと感じますし、その 右 手 に刻まれた令呪がなによりもの証拠ですわ!」
その言動の大半が理解不能であったが、とある一言に反応して夏油はハッと身体を動かした。
――どういうわけか、喪失したはずの右腕がなにごともなく繋がっていて。
――その右手の甲には奇妙な紋様が刻まれていた。
※この後にキャスター・玉藻の前から盈月の儀について伝えられます。
※一尾のキャス狐だと弱いし、特級呪術師である夏油なので二尾スタートにしてみました。(見栄え的に三尾にしたいけど、流石にキャス狐が強くなりすぎる?かもしれないので自粛)
3049
:
名無しさん
:2024/10/05(土) 13:23:29
>>3027
「心配すんな。さっきも言ったけど、お前は誰にも殺させねぇ」
生きた証。
それは、一護にとって重い言葉で……ユウキの笑顔が少し儚くも見えた。
「えー!でもボクはセイバーと冒険を楽しみたいな!」
天真爛漫に振る舞ってるように見えて、聖杯の奇跡に縋らなければ死ぬ運命。
それはそんなに自分と歳が変わらない少女には、あまりにも重すぎるだろう。
それに茜雫を交流を経て、今なお覚えてる一護だから思う。
ユウキはきっと強がってるのだ、と。
アスナという大切な友達の話やスリーピング・ナイツのことは聞いた。
せめて死ぬにしても、彼女達の居る場所で死ぬべきだ。こんなわけのわからない迷宮で死ぬべきじゃない。
「いいぜ。たしかにこの聖杯戦争には冒険みてぇな要素もある。でも絶対にユウキを殺させたりやしねぇ。これは俺の魂への誓いだ」
(もう、茜雫の時みたいな悲劇は懲り懲りだからな……。
きっとコイツを護るために、俺は呼ばれたんだ)
「大丈夫だよ。ボクはALOだと絶剣の二つ名で有名だったんだから!」
――だから死ぬなら、みんなの前で。アスナの腕の中で死にたいけどね
そんなふうに思いながらも、ユウキは笑っていた
3050
:
名無しさん
:2024/10/05(土) 16:08:38
(カブキアタランテ組の補完)
(…どういうこった?俺は魔化魍側だってのに。ここの魔化魍共は知ったこっちゃねえって様子で、他の化物共と一緒に俺を襲ってきやがる)
そう思考を冷静に回しつつ、左右非対称の異形の戦士歌舞鬼に変身したカブキは物量に長けどれだけ倒してもキリがない敵達へと抗っていた
満身創痍ながらも、番傘や鬼鞭、音撃棒に消炭鴉を行使し持てる全てを以て戦う歌舞鬼
しかし倒しても倒してもまた増えてくる、多彩な種類の異形達相手に押されて行き、ついにはダメージにより変身を解除されてしまう
それでもなお、カブキは番傘を振るい抗ったが…最期にはメノスグランデ@BLEACHの虚閃により跡形も無く消し飛ばされた
(…こんな理由のわからねぇまま、終われるかよ…俺はまだ…あいつら(差別や迫害をし続けてきた人間達)に…復讐、出来てねえ…!!)
消し飛ばされるその時まで、カブキの思考にあったのは、人間達への復讐心と…それを為せずに終わる事への無念であった
3051
:
名無しさん
:2024/10/05(土) 21:08:48
>>3047
キリトはアリスの活躍を眺めていることしか出来なかった
もしもここがアンダーワールドなら、空を飛ぶことも出来たのに。単独撃破も難しくなかったのに。
アリスの力量を久々に感じ、流石だと思うと同時に無力感にも襲われる
(今回、もしアリスが居なければ……俺は間違いなく殺されてたよな……)
キリトは悔しそうにギュッと拳を固めて、前を見る
「アリス、また稽古してくれないか?
最低限、お前の足を引っ張らないくらいには強くなりたい」
3052
:
名無しさん
:2024/10/06(日) 08:01:13
>>3013
勾玉の入手のために奇妙な一本道に挑戦する蓮子とソリテール。
異変の発見に失敗すれば振り出しに戻るという道、発見が難しいものもあれば見落とす方が難しいあからさまな異変もある。
何度かの試行錯誤を通して二人は順調に部屋を進んでいた。
「中々やるね、マスター」
「まあね、こういうことは得意なのよ」
ソリテールはもとより普段から秘密を曝くサークル活動を行っていたから、蓮子もまた違和感を見つけるのは得意だった。
……そう、違和感。道中もソリテールとの会話が続いていたが彼女の話には違和感がある。
何でも彼女は魔族という異種族らしいが彼女自身は人間と敵対してるわけではなく、こうして偶に人と会って対話を楽しむだけだという。
ソリテールの話だけを聞けば、意思疎通が可能な分メリーを見ただけで襲ってくるという妖怪たちよりも遥かに友好的だ。
だが、彼女の話には一度別れた人間と再会したという話が一つもない。単に失念してるだけ、或いは一期一会が主義なのかもしれないが人間より遥かに寿命が長いと語るソリテールが興味を持って『お話』したことがある人間と一度も再会したことがないというのには言い知れない違和感を感じるのだ。
「……どうしたのかしらマスター?」
「何でもないわ、それよりも…ここが最後の部屋かしら」
疑念を一旦打ち切り、一本道に視点を戻すと奥には釣り針とも鍵とも形容しがたい奇妙な石が置いてある。あれが勾玉だろう。
駆け寄り勾玉を拾おうとする蓮子だが、ある"違和感"に気づいた。ここはまだ一本道の中、"最後"の部屋に勾玉があるというが先に道が未だある――つまりここは終点ではない!
勾玉に触れる直前で蓮子は咄嗟に身を翻しソリテールを連れて道を引き返した。
あれに触れていたらきっと振り出しに戻されていただろう。
「ふふ、良く気づいたねマスター」
「……あの部屋が最後なんて何処にも書いてなかったものね。それより、先に罠だって気づいていたなら教えなさいよ」
「君なら自力で気づくと思ったもの」
そうして、再び一本道を進んだ先には勾玉と鏡のみ設置されている小部屋。この道への入口が鏡だったから恐らくこれは出口。ここが真の終点ということだろう。
「中々楽しかったね。人間の冒険者もこんな気持ちなのかしら?」
「……ワクワクしたのは否定しないけどね。この迷宮の作り手は性格悪いってことも分かったわ」
呆れた表情の蓮子と愉快そうなソリテールは鏡に入り、再び迷宮の探索に戻る。
『蓮子&アサシン 勾玉一個入手』
3053
:
名無しさん
:2024/10/07(月) 06:04:21
>>3008
モンスターが蔓延るエリアから脱出したアズラエルとライダーは馬から降り立ち、しばらくは息を潜めながら周囲の探索を再開した
幸いエネミーとは遭遇することなく何かしらの手掛かりがないかと行動しているうちに、一つの小部屋に辿り着いた
「なんだ、この淡く光っている物は?」
「たぶんこれが“勾玉”という物だろう。東洋由来の装飾品らしいから俺も詳しくは知らないが、これを集めてゴールに向かうのがこのゲームの趣旨らしい」
「ふん、なにがゲームだ。なんで僕がこんな悪趣味に付き合わなければならないんだ」
運良く彼らは勾玉部屋に行き着いていた、しかもギミックや番人のいない稀有な部屋を引き当てている、なんてことを知らずに
アズラエルは今の自分の境遇に悪態を尽きつつ、ライダーと共に小部屋を調べてみた
「おや、これは…メモ書きか?」
「なになに…空腹も眠気もない、まるで時間がとまっているかのようだ、か」
棚の中に置かれていた紙片を見つけたアズラエルはそれを手に取り、脇からライダーが内容を読み、その一部を口に出していた
そこで気付いたようにアズラエルは腕を前に出し、手首に巻かれた腕時計を確認してみたが――その針は全く動いていなかった
不思議なことにそれは機械式の高級時計であり、ぜんまい巻きが切れた訳でもないのにそれが勝手に止まっているのだ
「バカバカしい!なにが時間が止まっているだ、ナンセンスだ!空腹や眠気がないなら、何故僕は疲労を感じるんだよ!」
「いいやマスター、ここはいままでの常識が通用しない異界だ。この世界特有の法則やルールを理解し見極めないと、暗闇に息絶えることになるぞ」
自身の身に起きている異変に気付いて少しヒステリックになるアズラエルであったが、横にいるアドバイザーの忠告を聞いて冷静さを取り戻す
(確かにこいつの言う通りだ、とにかく生き残って元の世界に戻るためには、多少の理不尽にも順応して慎重に対応しなくちゃならない)
それと同時にアズラエルは思う
オカルトの類は信じていない部類であったが、こうも奇妙な事態に巻き込まれたとなると頭を切り替えなければならない
そしてこれほどの異変を起こせる盈月、願望器と呼ばれるものは、プロパガンダなどではなく本当に真実なのではないのか、と
3054
:
名無しさん
:2024/10/07(月) 06:05:46
>>3051
(…どうにもキリトの様子がおかしい)
稽古を頼んできたキリトにアリスは応じつつも、木刀で打ち合う最中に心の中で疑問を抱いていた。
先程と同様に焦っている様子であるが、それ以外にも何かがあるようにも感じていたのだ。
アリスが知る限り、アンダーワールドで最高司祭アドミニストレータの元に向かってカテドラルを登る時やダークテリトリーとの大戦においてはそのような気配を見せることは無かっただけに、どこかしら違和感を感じてしまう。
無論、今の彼はリアルワールドの「桐ヶ谷和人」であり、ソードスキルや神聖術を使えず、それでも足手纏いにならないように奮闘している、という風に納得することもできるが…
(サーヴァントはマスターの剣となり盾となるもの。あまり無理せず、戦闘に関しては私に頼ってくれればいいものを!)
考えても答えは出ず、力任せにキリトの木刀を弾き飛ばしてしまった。
3055
:
名無しさん
:2024/10/07(月) 06:06:42
>>3031
以前の盈月の儀において江戸市中を駆け待る程の健脚を持つ伊織は、少し走っただけでメアリーの姿を捕捉した。
(なるほど、自分達とは逆方向から回って来たのか)
鍵の掛かった部屋を中心に自分達が右回りで探索していたので、脳内に描いた地図を基に前方を駆けるメアリーが扉の方向へ向かっていることを察する。
たぶん、自分達の後で彼女達も施錠された扉を見つけて左回りに探索し、鍵と自分達に鉢合わせたのだ、と予想する。
そのような考えを一瞬だけよぎらせ、伊織はメアリーとの距離を縮めていく。童の走力であれば、扉に辿り着く前に捕まえられると踏んでいた。
――が、途中の横道から怪しい人影が飛び出してきた。
黒い影のようなニンジャ装束を着た異形のそれらは、デミニンジャ@ニンジャスレイヤーと呼ばれるニンジャソウルの成れの果て。
喋ることなく悲鳴を発し、一体がメアリーの方へ、二体が伊織の方へと迫っていった。
「くそ、こんな時に!」
妨害してきたニンジャに悪態をつきつつ、伊織は刀に手を掛け走りながらも敵襲に構えた。
3056
:
名無しさん
:2024/10/07(月) 13:46:50
>>3035
「名護さん、このキャベツ美味しいよ!」
「ふむ。この新鮮な食感……なかなかいけるな」
討伐したキャベツを食い漁るレン組だが……
「よし。ひとまずここでスタミナを付ける練習をして、疲れたらキャベツを食べようじゃないか」
「え〜!そんな〜!」
かくしてレンがスタミナを付けるための特訓が始まった
ついでにレンは斬撃に弱い。システムアシストが通用しないからだ。
GGOのことをレンが説明すると、名護さんは近くに落ちていた木刀を持ち、レンが近接攻撃を回避するための特訓も行った
3057
:
名無しさん
:2024/10/07(月) 13:48:03
ユウキがエネミーを倒しつつ、冒険を楽しみ一護がそれを見守る
いざとなれば、いつでもユウキを退がらせ、自分が前線に立つ前提で。
そんな時、ユウキは扉を見つけた
「謎の扉発見!ボスキャラかな、セイバー」
「お前は〝メノス〟に一度殺されたんだろ?よくそんな楽しそうで居られるな」
「うん。だって今度は、ボクだけじゃなくてセイバーもいるから!」
そんなふうに楽しそうに語るユウキに「そうかよ。まあ危ないと思ったら俺だけに任せろよ」と返す一護
そしてユウキが扉を開けると、そこには大量のフレンジーボアが居た。
しかしユウキは怯むことなく立ち向かい、次々と倒していき、全滅させると……奥に置いてあった勾玉を手にした
「ね?ボク、強いでしょ!」
天真爛漫に振る舞い、ドヤ顔をするユウキ
「まあな。絶剣の二つ名も伊達じゃないってわけか」
(まあそれでも〝メノス〟には殺されたみてぇだから、その時は俺が倒すけどな)
3058
:
名無しさん
:2024/10/07(月) 16:58:43
(仮投下から若干変更して本投下)
>>3055
「あとちょっと!」
メアリーは脇目も振らずに走り続ける。
手に持った鍵を握り締めて、先程見つけた扉へと急いで行く。
――先に見つけたのは私たち、だから勾玉も私たちのもの!
彼女は願望器を欲するがために、他人よりも自分が勝ち取るために懸命に頑張っている。
だから二人の相手をバーサーカーに任せ、一刻も早く扉を開けるために走っていた。
ちなみに、彼女の頭に及んでいないことが二つあった。
一つは、その鍵と扉を解錠できるかどうか。
もし開かなければ今の全力が無に帰すことなんて、少女には考えられなかった。
(ただし当事者達が知らない事情だが、その鍵は一度使うと消失してしまうが迷宮内の施錠された扉を無差別に解錠できる魔法の鍵であるため、図らずとも問題は無かった)
もう一つは、後ろを振り返ることなくメアリーは走っていたため、自身に追っ手が迫っていることを認知していなかった。
最初は宮本伊織に、今度は一体のデミニンジャが近付いていることに気付かず。
ゆえに、ゴールの扉に迫ったところで突如足に何かが絡みつき、メアリーは勢いとの反発で痛々しく床上へと転んでしまった。
痛がりながらも足元を見ると鎖が絡まっており、その伸びた先には異形の人影が立っていたのだ。
そのまま鎖を引き寄せられてメアリーはずるずると引きずられる。なんとか解き足掻こうと試みるも上手くできない。
――ちょっと、離して!
――邪魔しないで!
――誰か、助けて!
そんな風に喚き散らしたものの、無情かな変化は訪れず。
ついに黒い影の目の前まで引き寄せられてしまい、無機質で感情を顕わさないままメアリーに襲いかかろうとした!
「きゃぁぁぁぁーーー!!」
「二河白道」
悲鳴が木霊する中、至って冷静な声が一つ。
恐怖の余り目を瞑ってしまったメアリーは何かが斬られる音も聞こえた瞬間にビクッと反応したが、しばらく経っても自身の身に変化が訪れないことに疑問を抱き、やっとの思いで見開いてみる。
すると襲撃者は既に地に伏して動かなくなっており、代わりに二本の刀を手に持った男が黒い影を見据えていた。
3059
:
名無しさん
:2024/10/07(月) 17:34:28
>>3054
木刀を弾き飛ばされた衝撃で、思わず尻もちをついてしまうキリト
今の自分とアリスの差を痛いほど思い知る
「いきなりそんなにも力を込めて、どうしたんだ?アリス」
キリトはアリスが何らかの理由で苛立っていると予想したが、彼女を苛立たせるような言動はしていないはずだ。
ならば、キリトの弱さに苛ついたのか?
「……俺が弱いからムカついたのか?」
「違います。今のキリトはマスターで、私はサーヴァントです。願いを叶えたい気持ちはわかりますが、キリトは無理せず私に戦闘を任せてください」
「たしかに今の俺じゃサーヴァント同士の戦いに介入するのは無理だ。その時はアリスに任せるしかないこともわかってる。
でも相手のマスターが俺を狙可能性や、エネミーだっているんだ。なるべくアリスに頼りっきりになりたくない……」
「ですが……」
「俺には!どうしても勝ち抜かなきゃならないわけがあるんだ!」
アリスの言葉を遮り、キリトが大きな声で感情的に話す。
アンダーワールドの存続が掛かってる。これはアリスやユージオのためでもあるんだ。
だが、そんなことは言えない。それを言えば、アリスは無茶をするかもしれないし……悲しませたくないから
3060
:
名無しさん
:2024/10/07(月) 18:07:20
>>3044
「基本的には、叶えたい願いがあるが故召喚に応じているらしい」
(…叶えたい願い、か…)
舞衣にそう言われ、答えつつ思考する太牙。
思い浮かぶ物は、親友にして弟でもあった渡と和解を果たしファンガイアと人間の共存を目指す前の自分の所業であった。
掟を絶対としそれを厳守させる為無慈悲に違反者を処刑し続けた事、渡の中にあるファンガイアの本能を目覚めさせ周囲の人間との軋轢を引き起こそうとした事、婚約者だった深央の想いを理解しようともしなかった事、助けると言っておきながら嶋をファンガイアへと変貌させ渡を騙した事、自分達の母である真夜や嶋をその手に掛けようとした事…。
「……後悔なら、山程ある。もっと早くに、変わる事が出来ていれば…失わずに済んだものも多いだろうともな。
……だが願望機に頼り、過去に犯してきた俺の罪を…無かったことにするつもりは無い。ファンガイアのキングとして、そんな事は出来ない。
…それを成してしまえば、皆の頑張りをも否定する事になる」
そう言った上で、太牙は舞衣に問いかける。
「…そうだな、俺自身はこう決めていて、後はマスターである君次第となる訳だが。…君はどうしたいんだ?舞衣」
3061
:
名無しさん
:2024/10/07(月) 19:46:45
再び探索を始めた夏油組は長い通路を進んだ先で行き止まりに辿り着いてしまう。
仕方がなく引き返そうとすると、自分達が来た方角から一定間隔で鳴る鈴の音を耳にする。
警戒しながら進むと、奥の方から神楽鈴の徘徊者@影廊が姿を現し、夏油達の姿を見るやいなや走り出して向かってきた。
明らかに化物の部類と判断して迎撃し、撃退した夏油達。
そして夏油は、動かなくなった徘徊者の能面を手に取り、キャスターにも手渡した。
「これは…呪具の類だろうな」
「どれどれ…どうやらこの仮面には人間の魂を増幅させる機能が備わっていますわ。でも、魂の変容に耐えられなければ、ご覧の通り」
「迷宮内で見かけた同じ仮面を付けた化物もご同輩、というわけか」
「もしかしたら強靱な精神力で異形化を抑えて力を得られるかもしれませんが、あまりおすすめできませんわね」
3062
:
名無しさん
:2024/10/07(月) 21:28:47
(
>>3060
とは繋がらない、先の話)
舞衣とアサシンが迷宮を探索している一幕に、以下のような出来事があった。
二人が通路を進んでいくと、突如として背後から物凄い音が轟いた。
驚いて振り向くと、先程通り過ぎた辺りの天井が崩落して道を塞いでしまっていた。
「そんな、来た道が!?」
「…とにかく、この先を進むしかないか」
他の道に繋がっていることを願いつつ歩みを進める二人。
やがて一つの部屋に辿り着くと、大きな空間の奥に佇んでいる男性を目撃した。
「あの人、もしかしてこの迷宮に迷い込んだ一般人、かしら?」
「儀式の参加者の可能性も考えられるが…どのどちらでもなさそうな感じがする」
そっぽを向いていた男は舞衣達に気付いて振り向くと、不気味な笑みを浮かべながら全く別の姿へと変わっていた。
蜘蛛のような姿をした怪人のようなそれは、アラクネアワーム@仮面ライダーカブト。
ワーム成虫態と呼ばれる化物は目の前に現われて獲物に向かって走り出し、いつの間にか姿を現した緑色の怪人(サナギ体)と共に襲いかかって来た。
「なんですか、この化物たち!?」
「まさか、俺の知らない魔族なのか!」(※全く関係ない地球外生命体です)
二人は驚きつつも各々応戦の構えを取った。
※ここは勾玉部屋の一つで、ワーム達を倒すと奥の部屋が開き、迷宮内の何処かへワープする鏡と勾玉が置かれています。
3063
:
名無しさん
:2024/10/08(火) 09:23:41
>>3050
その後目を覚ましたカブキ。
(…ここに来てから訳がわからねぇ事だらけだ。確かに俺は力尽きたはずだが…術かなんかか?)
先程の記憶を浮かべながらも、傷も疲労も何一つ無い己が肉体に混乱しつつ、自らが行使する音叉を剣にする術と同じ何かしらの術にによるものだろうか…と考えてたその時、声をかけられる。
「…汝がマスターのようだな」
(死んじまったと思ったら、今度は獣耳の…南蛮人って所か)
「…マスター…主って事か?
…生憎こっちは何が何やらさっぱりわからねぇんだ。お前のマスターってのが俺なら、知ってる事があるなら教えてくれよ」
「はぁ。…どうやら汝は、この聖杯戦争に否応なく巻き込まれたようだ。死にたくなければ、私の言う事をしっかり聞いて覚えてくれ」
声の主はカブキが混乱し考えてる最中、召喚されていた己のサーヴァント、アーチャークラスのアタランテ。
彼女は己のマスターが理由もわからない内に巻き込まれと察し、溜息を吐きつつ盈月の儀もとい聖杯戦争やサーヴァントにマスターの事等を話す。
(優勝すれば願いが叶う、ねぇ。美味い話には裏があるって言うが…)
カブキの願いは勿論、自らを迫害・差別してきた人間達への復讐。
とはいえカブキとしては、願望機とやらへの信用は現時点ではあまり無く。故に最優先はこの迷宮からの生還。
最も現時点では脱落したらどうなるかは不明だが…とりあえずは脱落=死亡と考えた上で、生還を優先とし生き延びる事が願いだとアタランテに伝える事とした。
願いの件が事実にしてもそうでないとしても、どの道生き延びなければならないのは、彼にとって紛れもない事実であった。
1度目の死の間際思った通り、この復讐心を果たせないまま終わるのは御免だ。
(…陰謀を企んでるようにはとても見えない、が……)
一本アタランテも己がマスターであるカブキについて考える。
かつての聖杯大戦にて同陣営だった赤のアサシン(セミラミス)のように退廃的な雰囲気があるわけでもなく、実質上のマスターの立場だったシロウ・コトミネのように何かを明らかに画策している訳でもない。生還を果たすという願いが嘘のようにも思えなかった。
しかしどうにも何かが引っかかる、そう思った為…アタランテは自らの願いを今は伏せる事とした。
(奸計を目論むような連中が、私の願いを叶えてくれるとは思わん。直前で自害なりさせる可能性の方が高いだろう)
こうして、互いに真意を隠した上で一先ず主従の方針は纏まり、
>>3021
等に続く
3064
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 06:37:25
>>3055
、
>>3058
我流二天一流・水の型で応戦した伊織は素早さと手数の多さでデミニンジャ2体を瞬殺した。
そのままに疾く駆けると近場で喚く声が聞こえ、現場に近付いた頃にはメアリーがデミニンジャに襲われる目前にまで迫っていた。
ゆえに、伊織は素早く一撃で倒さなければならない。
「二河白道」
少女の悲鳴が木霊する中、至って冷静に二刀を横薙ぎ振るう。
秘剣を受けたデミニンジャは少女への攻撃の手を止めたままに動かなくなり、やがて前方へと倒れた。
メアリーは眼を瞑り小刻みに震えていたが、やがて見開いて伊織の存在に気付く。
伊織は周囲に警戒しつつ一振りを鞘に収め、少女に声を掛ける。
「大丈夫か、怪我を負ってはいないか」
「…ええ」
「どこに敵が潜んでいるか分からない、単独行動は危険だから気を付けないとな」
ひとまず、立ち上がろうとする少女の手を取るために腕を伸ばそうとした。
だが次の瞬間、伊織のすぐ近くに複数の矢が突き刺さっていた!
一瞬身を強張せて動きを止める伊織。
それが牽制であったとしても、飛翔したことすら感じさせない程の射撃の妙技に緊迫感を抱く。
すなわち、弓の英霊がこちらを捉え、いつでも射抜ける状態にあるということを!
「動くな! もし動けば、その身体を射貫く!」
暗闇の先から些か険のある女の声が鳴り響く。
姿は見えぬが射手に違いない。伊織は余計な動きをせず、言葉を交えてみる。
「待て、こちらに攻撃の意思はない、だから弓を収めてくれないか」
「それを言うならお前さんがその刀を収めるべきだろうが」
途中から男の声も混じってきた、弓兵のマスターであろうか。
未だ危機的状況であるのだが、伊織は下手に逆らう事なく刀を鞘に収めた。
「そこの女子(おなご)、動けるならこっちにきな。そんで、そっちのお侍さんはそのまま動くなよ」
「問おう、お前がその少女を襲ったのか」
男の呼び掛けに応じてメアリーは伊織からゆっくりと離れる。
そして女の質問を聞いて、伊織は誤解されているのではと考える。
「いいや、その子が化物に襲われていたから刀で斬り伏せて助けた」
「まぁその可能性も考えられる。が、あんたが手を下そうとしたからそこの女子が悲鳴をあげたとも考えられるなぁ」
一応事実を述べたものの、男の方から疑りの言葉を投げかけられる。
状況を説明するために先程斬りつけた異形の存在を示したかったが、いつの間にかその亡骸は跡形もなく消えてしまっている。
もう一人の当事者であるメアリーの証言があれば信憑性を得られるのだが、彼女はまったく口を開かずゆっくりと男女の方へと進んでいる。
このまま問答を続けても埒が明かない、どうすべきかと考えていると。
――突如として背後から威圧的なアトモスフィアを感じ取った!
「っ! 貴様、何者だ!」
女が声を荒げ、番えた矢を即座に放った。
一瞬にして伊織の横を通り過ぎて背後にいた巨漢に向かっていくが、巨漢はそれをいとも容易く弾きおとしていた。
気配を感じた直後に伊織は刀に手を掛け抜き放とうとするが、それよりも先に巨漢に掴まれてしまい、そのまま後方へと投げ飛ばされてしまった。
「大丈夫ですか、イオリ!」
「ああ、助かった」
宙を舞った伊織をセイバーが捕らえて事無きを得る。
そして二人は巨漢の男・バーサーカーやその他の人物がいる方向へと視線を向けた。
3065
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 06:38:00
「助けてくれたお礼に助けてあげるわ、イオリ」
そのように独り言を零しながらメアリーは鍵の掛かった扉の前に辿り着いた。
実のところ、男女の誘いに乗ったふりをしてメアリーは目的の場所へと近付いていたのだ。
また、イオリ達が問答している最中にメアリーはバーサーカーと念話で状況を伝え、すぐに自分のところに来るように指示していたのだ。
ちなみに、先程デミニンジャに襲われたところをイオリに助けられたので、気紛れに彼を殺さず、弓兵に射止められないように何処へ投げ飛ばすようにも注文していたのだ。
「さあ、こっちにおいで、バーサーカー!」
「おい、お前!何をしている!」
異変に気付いた男、カブキがメアリーに向かって駆け寄る。
一方で女、アーチャー・アタランテは新手のサーヴァントに向けて弓矢を連射する。
声を掛けられたバーサーカー・インターラプターは弓矢を弾きながらメアリーの元へと向かい。
そしてメアリーは目の前の扉に鍵を差し込み、解錠して中に入った。
「やった!あれが勾玉ね!」
部屋の中に緑色に輝く石を見つけ出し、すぐに駆け寄って手に取った。
あとはこれを奪われないように逃げ切る、あるいは邪魔者を排除するだけ。
そのように計画を立てていたのだが、突如として足元の感触がなくなっていることに気付いて不思議に思う。
「あれ?」
下に顔を向けると、奈落の闇が広がっていた。
一瞬だけの静止した時間を感受した後に、メアリーは地の底へと落ちていった。
「メアリーっ!!」
部屋の入り口からメアリーの落下を目撃したインターラプターは迷わずメアリーを助けようと反射的に動き出す。
入り口の上部を蹴って落下速度を加速させ、メアリーを捕まえる。
深く深く落ちた後に地面が近付いているのを確認した後に、猫めいて空中姿勢制御着地!
「ほんと、ビックリした!まさかこんな仕掛けがあるだなんて。でも助けてくれてありがとう、バーサーカー!」
「なに、マスターが無事で何よりだ」
メアリーは驚いてみせたものの、危機感を抱くことなく平然としていた。
まるで自分が地面と激突して死ぬことを想像していないかのように。
バーサーカーは彼女を地面へと降ろし、周囲をキョロキョロと見回した。
「上を登るのは無理だな、ひとまず奥へと進んでみよう」
「うん、わかった!」
そして二人は洞窟のような場所を光源で照らしつつ前へと進むと、すぐさまに行き止まりへと行き着いてしまった。
ただし、その行き止まりには台が置かれていて、その上には鏡が置かれていた。
それが気になってメアリーが手に取ると、二人は迷宮のいずこへと転移していた。
3066
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 09:25:08
>>3060
太牙さんは罪や後悔を無かった事にせず、その為に聖杯に願う事はしないと決めたと…そう答えてくれた。
その上で太牙さんは、私にどうしたいのかという選択を委ねて来て。
…私が、この盈月の儀でどうしたいか。
…姫和ちゃんも、可奈美ちゃんも戻って来て欲しい気持ちはあるけど、聖杯に願わなくても、2人ならいつか帰ってくるって…信じてる。
…でも、此処で私が死んじゃったら…戻って来た2人を、今度は私が待たせちゃう事になる。それも…ずっと。
…ううん、2人だけじゃない。沙耶香ちゃんや薫ちゃん、エレンちゃんにも…。
浮かんだのは、2人が帰ってこなかったあの時のこと。
ショックを受けて呆然と、言葉も出ない様子だった沙耶香ちゃん。目を潤ませて今にも泣きそうになりながら、「……バカ野郎がっ!!」って…怒りと悲しみが入り混じった様子だった薫ちゃん。
消え入りそうな声で、「……カナミン……ヒヨヨン……」って、可奈美ちゃんと姫和ちゃんのあだ名を呟いたエレンちゃん。
…私まで居なくなれば、もっとみんなに心的な負担がかかるかもしれない。
…そう考えると、生きて帰りたいと、そう思った。
「……私は、生きて帰りたい。ここから脱出する方法を探しながら、戦うつもりです」
「…サーヴァントはともかく、他のマスターが君のように善良な存在とは限らない。
そういう場合はどうする?」
「…戦います。けど…極力殺すつもりはありません」
…もし、殺してしまったら…みんなに、特に殺さない事を決めてる可奈美ちゃんに、合わせる顔がなくなっちゃうから。極力誰も、殺したくはない。…脱落したマスターがどうなるかは今の段階じゃわからず、脱落=死の可能性もある。だとしても…直接殺めるなんて選択はしたくない。
「…わかった。俺は君を友の…仲間達の元へ返す為、サーヴァントとして…ファンガイアの王(キング)として尽力しよう」
「ありがとうございます、アサシンさん…私のわがままを聞いてくれて」
3067
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 12:21:42
>>3052
奇妙な一本道を攻略し勾玉を入手した蓮子とソリテール。再び迷宮の探索に戻っていた二人だが、ふとソリテールが足を止めた。
「……近いわね。いや、近いというのは語弊があるかな?」
「どうしたの?」
「魔力探知にいくつかの反応があったわ。この分だとサーヴァント同士で戦闘してるみたい」
ソリテールが生きた世界では魔力の扱いに長けた魔族は勿論のこと、人間の魔法使いでも魔力の探知が基本的な技能として可能である。
大魔族であるソリテールも当然一定の範囲内の魔力を高い精度で探知できる。迷宮の探索中も絶やさず探知を行っていたが、近辺から複数の反応を感知できたのだ。それも魔力の動きから戦闘中の可能性が高いと推測された。
最も近辺といっても迷宮内の壁を考慮しない直線距離においてのこと。ソリテール曰く迷宮内の構造物は全て破壊できないよう何らかの術式が働いているらしく、解除するのは現実的ではないらしい。現場に向かうにはもう少し回り道をすることになるだろう。
「さて、どうする?私が先行して現場に向かってみようか。魔力を制限して気配を隠せばそうそう発見されないでしょうし、何ならこの"クラス"に恥じない働きもしてみせるつもりだけど」
「いや、可能な限り他の主従との戦闘は避けたいの。ただ探知は続けておいてちょうだい」
ソリテールの物騒な提案に首を振る蓮子。
他の主従と殺し合うという行為への倫理的な忌避感は当然あるが、それ以上に戦略的な理由で激しい戦闘に発展しかねない行為は避けたいのだ。
この聖杯戦争のルール上、他主従との戦闘は必須ではない。極端な話、他のサーヴァントを全て撃破したとて迷宮のゴールに辿り着けなければ何の意味もないし、逆にサーヴァントを倒さずとも先んじて勾玉を集めてゴールまで逃げ切ればそれで勝ちである。
況して第一階層は突破に必要な勾玉の数が多く設置されてるらしく、尚更サーヴァントを相手取って戦闘するメリットは少ないのだ。
ソリテールのクラスは気配を隠し奇襲に長けたアサシン。固有の能力である魔力探知も相まって索敵に優れているものの基本的には直接戦闘は不得手とされるクラス。加えてマスターである蓮子もサーヴァントの全力戦闘に耐えられる魔力を保有してるかは微妙な所であるため必要以上の戦闘は避けるのが蓮子の方針である。
「あら、残念。こう見えても戦いには自信があるのに……いや、油断と驕りは良くないわね」
「その通りよ。でもその魔力探知とやらのお蔭で戦闘を避けやすいのは僥倖ね。もし、探知中に反応が消えたらサーヴァントが消滅したか、さっきの私たちみたいに変な所へ飛ばされたか…あるいは出口から脱出した可能性があるし色々方針を立てやすいわ」
会話を続けながらも迷宮を歩き続ける二人だが、ある扉を発見して再び足を止めた。
「ん、また魔力の反応よマスター。あの扉の先から感じるわ。……これは多分サーヴァントではなさそうね、同じ場所で身動き一つせずじっと待機してる。これも避けるのかしら?」
「まさか。勾玉の番人かもしれないし逃げてばかりじゃ意味ないわ。虎穴に入らずんば虎子を得ず、よ。人間の諺を覚えておきなさい」
「ふふ、一つ勉強になったわ。まあ、逃げる準備はしておいてちょうだい。それじゃあ行こうか」
鬼が出るか蛇が出るか。勾玉を求める二人に扉の先で待ち受ける者とは……
※蓮子組が探知した戦闘はインターラプターらのものです。
3068
:
名無しさん
:2024/10/10(木) 20:42:25
探索したり、特訓したり、時にエネミーと戦ったりしていたマヤとザンキはとある部屋にて生きた人間を発見する。
マヤはその人のことを心配して近付いていったが、その人が獲物を見つけたような表情を浮かべたのを見て立ち止まり、突如空中に現われた2本の牙に突き刺されそうになった。
しかし警戒していたザンキによって吸命牙に刺される前に救出され、事なきを得る。
その後、変身したザンキとファンガイアによる戦闘が始まり、まだまだ未熟な鬼であるマヤはディスクアニマルでサポート。
ファンガイアがディスクアニマルに翻弄されている内にザンキが猛攻を仕掛け、最後に『音撃斬 雷電斬震』を喰らわせてファンガイアを撃破した。
勝利に喜ぶマヤとサポートを褒めるザンキは、すぐ近くにあった勾玉を入手した。
3069
:
名無しさん
:2024/10/12(土) 01:37:09
>>3068
「人間に化けた化け物もいるのか。厄介だな」
「でも師匠のギターテクすげーかっこよかったよ!」
「アレは音撃斬 雷電斬震……わかりやすく言えば必殺技だな。ただギターを弾いてたわけじゃない」
「すげー!私もいつか使えるようになるかな?」
「それは修行次第だな」
3070
:
名無しさん
:2024/10/12(土) 11:29:48
>>3064
バーサーカーが猛進してアーチャー陣営が対処している最中、伊織とセイバーはその光景を見つめながら話し合う。
「どうする、セイバー。あえて渦中に入って戦い続けることもできるが」
「いいえ、ここは撤退した方がよいかと。私とバーサーカーの戦闘によってエネミーや他陣営が感づき襲ってくる可能性も考えられます」
「…目的は果たせず、しかして拘り続けるのも愚策、か。了解、ひとまず逃げよう」
こうして伊織達は前方の喧噪を無視して別の通路を進み、エネミーとの遭遇を避けつつ別のエリアへと移動。
そして人目を避けるために適当な部屋へ入り一時的に休息を取る。
「さて、後れを取った気がするが、再び勾玉を探しに迷宮を彷徨うしかないか」
「確かにそれも重要なことですが、もう一つ為さねばならないことがあります」
「というと?」
「ゴールを見つけることです」
「ごーる?」
「この第一階層の到着点です。勾玉を集めても、次の階層に向かうための終着点が見つからなければ意味がありません」
「確か此度は勾玉三つを祭壇に納める、だったな。だがこの迷宮ではどこにあるのかも分からない…ああ、成る程」
合点がいったように伊織は懐に手を忍ばせ、掴んだ物をセイバーにも見えるように掌に載せていた。
「この羅針盤の針が、その“ごーる”を示している、と?」
「確証はありませんが、その可能性が高いかと」
それは先の鍵を探索している最中に偶然にも見つけた物であった。
鍵を探すことを優先していたためにとりあえず拾っておいたのだが、今でも赤い針が一点を指し示していた。
「ひとまずその方角に向かってゴールを探しつつ、道中で勾玉を探しましょう」
※状態更新、伊織組はコンパスを所持しています。
3071
:
名無しさん
:2024/10/12(土) 11:31:03
>>3037
の少し脚色する
迷宮を探索していたカギ爪の男とランサーはその道中にて一匹の犬と遭遇する。
犬といっても可愛らしいものではなく野生の狼のように気性が激しい様子であり、さらには背中から触手を伸ばしてこちらを攻撃する機を窺っているようだった。
しかし、ランサーが杖を掲げて言葉を発した。
「聖なる恩寵を分かち合いし同胞よ 神の声に従いたまえ」
すると、それまで攻撃的な姿勢だった犬コルミロスが大人しくなり、頭を垂れてカギ爪の男の元へと近付いていった。
「おや、この子も私と同じ夢をみる同志になってくれるんですねぇ、よーしよしよし」
そして愛犬を可愛がる老人のように、カギ爪の男は左手で犬の頭を撫で始めた。当然、右腕のカギ爪で新たな同志を傷つけないようにしている。
「マスター、どうやらこの迷宮には我と同じように聖体を授かりし同胞がいるようだ」
「しかし、このように本来の使命を忘れてただ人を襲う獣として蠢いている。こうして我が聖体の力であれば呼び覚ますこともできるが、どうやらこの地においては神の声が届きにくい」
一方、ランサーは己が宝具の影響力が弱まっていることに気がついた。
本来、生前の彼であれば支配種たる『恵み深き悪疫(ラス・プラーガス)』によってどれだけ距離が離れていたとしても下位のプラーガが寄生した生命体に影響力を与えていた。
しかし、サーヴァント化による弊害か、盈月の儀の舞台となった異界の影響か、迷宮内のプラーガ生命体の存在を近場でしか感知することができず、その影響力も広範囲には渡らないようになっていた。
これはランサーにとって由々しき事態であったが、焦らず嘆くことなく儀式をどのように勝ち抜いていくか思慮していた。
「できる範囲での話だが、我は迷い子たる彼らを救済したい。マスターにとって些か危険かもしれないが、構わぬか?」
「ええ、もちろん。同じ夢をみる同志が増える事には賛成です。とりあえずは勾玉を集めつつ、あなたの同胞が近場にいるならば助けにいきましょう」
「ありがとう」
――実のところ、これは戦力を増やそうとする企てである。
支配種プラーガの影響力が弱まったとしても駒数を増やすことは可能であり、なるべく手札を増やして勝ち抜くための策略である。
果たしてそれがどこまで上手くいくかは分からないが、ひとまず方針の一つとして彼らは意識するようになった。
3072
:
名無しさん
:2024/10/12(土) 11:31:46
通路を抜けた先にはそれなりに広い空間が現われた。
中央には人の背より低い柱が存在し、四方が別の通路へと繋がっている。
扉や襖による仕切りがないその場は勾玉がある部屋とは雰囲気も異なり、今のところ変な仕掛けも見当たらない。
近場にエネミーの存在も感じられず、カズマ達は中央に置かれた謎の柱を注目する。
カズマ「なあ、これがなんだか分かるか?」
矢車「…恐らく、ここは“決闘の間”だろう」
カズマ「決闘の間?」
そこから矢車と影山による(盈月より与えられた知識を基にした)説明が始まる。
要約すると、この柱の端末を介して二組の陣営を決闘専用の空間に転移させ、勝負が決するまで出られない、という。
その他にも決闘の宣言や賭けが必要であること、勝敗の決め方、終了後に迷宮内の何処かへとワープさせられること、等も教えてくれた。
矢車「そしてこのような端末が迷宮内に複数存在しているようだ」
影山「それに、ゴールの前にも設置されているらしいぜ」
カズマ「…それってつまり、地道に勾玉部屋を見つける以外に他陣営から勝ち取って奪うこともできるのか」
矢車「そうだ、特に勾玉を集めてゴール寸前の相手を邪魔しつつ奪うことも可能だろう」
カズマ「あとは……儀式の参加者を確実に脱落させるためにも使える、ってことか」
影山「迷宮内だと相手に逃げられたり余計な邪魔が入って上手くいかないことがあるからな」
その時影山は生前のことを思い出していたのかもしれない。
任務のためにワームは他の仮面ライダーと戦う日々であったが、それらに逃げられたり妨害されたことも一つや二つではなかったのだから。
それはともかく、新たな情報を得たカズマはこの“決闘の間”について考える。
これを利用した戦術や、逆に相手に使われる場合の対策が必要になるのかもしれない、と。
※決闘の間については他の陣営も(行間で)既に知っている、という体で語りに組み込んでもオッケーです。
逆にまだ確認しておらず、別の陣営に使われて驚くという展開もあり。
とりあえず決闘の間を認知しているかどうかはどちらでもいいです。
3073
:
名無しさん
:2024/10/12(土) 11:32:40
ボスキャラと遭遇できなかったものの、一つ目の勾玉を手に入れて上機嫌なユウキ。
彼女の強さに感嘆しながらも何かがあれば絶対に護る気概をもつ一護。
その勢いのままに次の勾玉を探そうとするが、中々見つかる物ではなかった。
そんな最中、二人はとあるメモ書きを見つける。
もうどれくらいの時間が経っただろうか…
なんとか迷宮や化物の対処に慣れてきたというのに、なんなんだこの状況は!?
それまで能面を被った徘徊者だけが襲いかかってきたのに、それとは異なる多種多様な化物が跋扈し始めて
扉を開けるのに鍵が不要になったのはいいのだが、勾玉を守る番人みたいな恐ろしい存在が待ち構えていたり、一筋縄では手に入れられないようになってしまった
いったい、この暗闇の世界に何が起きたのか…
「ねぇ、これってもしかして、僕達以外にもこの迷宮を彷徨った人がいたのかな?」
「そうかもしれい、かもな。しかし、これは一体どういうことだ?」
それはこの異界へと迷い込んだとある人物の殴り書きであった。
文面の上部は破られていたが、残された部分だけでもこの世界の異変について読み取ることができた。
もしかしたら変化の前後に盈月が関わっているのか、と二人は考察したものの、これだけの情報ではなんともいえず、頭の片隅に留めておくしかなかった。
3074
:
名無しさん
:2024/10/12(土) 12:07:22
>>3062
アラクネアワームには太牙が、サナギ体ワーム達には舞衣が対応って形となった
腕を振るい殺そうとするサナギ体達に、舞衣は回避しつつ御刀を振るい1体ずつ減らしていく
一方腕から蜘蛛の糸のような物を発射してきたアラクネアワームに、太牙はサガークを用いてサガの鎧を装着した上で、避けながらジャコーダーを鞭として使い、一撃を見舞った
──しかし、その一撃は当たらず虚空を切る
アラクネアワームがクロックアップを使用して回避し、与えられたダメージこそ少ないものの、逆にサガに一撃をぶつけたからだ
3075
:
名無しさん
:2024/10/12(土) 16:15:54
>>3074
(あの強敵も迅移を使えるの!)
「アサシンさん、気を付けてください!」
「ああ、少し驚かされたが問題ない」
そう言うと太牙が再びジャコーダを鞭のように振るう
すると、今度はアラクネアワームに回避されることなく拘束することに成功する
「どうやらマスターと同じく、少しの間だけしか超高速を使えないようだな」
3076
:
名無しさん
:2024/10/13(日) 13:21:57
>>3059
「その気持ちはわかります。ですが、今のキリトはアンダーワールドの時のように戦えない。だから、少しは私に頼ってください。一人で無茶しないでください」
ユージオを蘇生させたいというキリトの強い願いは、アリスも理解しているつもりだ。
だからといってキリトが無茶をする必要はない。何故ならキリトはマスターで、アリスはサーヴァントなのだから。
「たしかに聖杯戦争っていうのは、サーヴァントが戦うのが普通なのかもしれない。でもマスター同士の戦いも有り得るし、俺はアリスの足を引っ張りたくない。
こんな情けない姿をユージオに見られたら、きっとガッカリすると思う」
まあもっとも、ユージオならキリトの現状を理解してくれるとキリトは信じてるのだが。
言い訳のために、ユージオの名前を使った。……そんな自分に僅かな嫌悪感を覚える
アリスはキリトの言葉に観念したかのように、漆黒の剣を取り出した。先程、エネミーからドロップしたものだ。
夜空の剣のような見た目だが、特に効果はない
「キリトの気持ちはよくわかりました。だから……迷っていましたが、この剣を渡します。強いエネミーや危険なマスターと戦う時に、木刀だと心許ないでしょう」
剣は一本しかないが、二刀流が使えない現状、十分だ。それに片方を木刀にしたら、二刀流スキルもいつか使えるかもしれない。まだまだ気の遠くなるような話だが
もちろんこちらから善良なマスターを斬りかかることはしないが、相手が危険なマスターならば……この剣は必要不可欠だろう
「ああ。ありがとう、アリス」
そしてキリトは剣を手に入れた
3077
:
名無しさん
:2024/10/13(日) 13:23:16
>>3072
カズマ「なぁ、ゴールに辿り着けなかった奴らはどうなるんだ?」
影山「それはわからない。実は俺達サーヴァントにも、わからないことはあるのさ」
矢車「きっと地獄を彷徨うことになるだろうな。これ以上の、地獄を……」
ゴール出来なければどうなるかわからない、か。
あの騎士道精神が強いダクネスが聞いたら、きっと騎士道精神を優先して弱いマスターを助けるんだろうな。盾として。
だが生憎と俺はそんな騎士道精神、持ち合わせてない。なにがなんでもダクネスは取り返すし、みんなの元に帰る。こんなロクでもない場所にいつまでもいられるか!
――カズマは本当にそれでいいのか?私は……カズマはいざという時には踏ん張れる男だと思っていたのだがな……
うるさい!
――カズマはクズで変態ですけど、困ってる人は見捨てません。それくらい、私もわかってますよ
ああもう、うるさいって!
――私も知ってるわよ。カズマさんはヘタレでド変態だけど、善良な人は見捨てられないってこと!
あ〜〜もう!
わかったよ!
そうだよ、俺は確かに何も悪くない人を本気で蹴落とせない性格だよ。
こんな場所でゴールに辿り着くことを妨害するなんて悪人以外にはする気がありませんよ!
……そうしなきゃ、お前たちに合わせる顔もないからな!
カズマ「矢車、影山。俺は悪人やどうしようもないやつ以外とは決闘する気がない。そうしなきゃ、俺の仲間に合わせる顔がないからな」
影山「いいんじゃないか?むしろ光を求めるならそうじゃなくちゃ。な、兄貴!」
矢車「相棒がそう言うなら俺もそうしよう。俺達は今度こそ俺達は光を掴み取るんだ。そのためなら、マスターであるカズマの命令にも聞いてやる」
3078
:
名無しさん
:2024/10/13(日) 14:26:37
>>3075
アラクネワームを拘束した瞬間、太牙は既に勝利を確信していた
「王の判決を言い渡す……死だ」
上空に紋章が現れ、必殺のスネーキングデスブレイクを繰り出す
するとアラクネワームは哀れにも死亡した
人間とファンガイアの共存の道を探していた太牙としては若干、複雑ではあるものの目の前の敵は危険で人間と共存出来ないとしての判断だ
3079
:
名無しさん
:2024/10/13(日) 15:08:53
コンパスの針を頼りに迷宮を進む伊織達は道すがらに見つけた部屋なども調べていたら偶然にも勾玉部屋の一つに入ってしまい、気付けば外に出られない状況になってしまった
今、伊織達が立っている場所より先は底が見えない奈落が広がっている
そして目の前には一本の鉄骨が伸びている、よく目を懲らすと鉄骨は何本も連なりジグザグと曲がりながらも一本の道として繋がっており、その先に緑色の光を微かに見つけた
「…もしや、これを渡って取りに行け、と?」
「たぶん、これを乗り越えないとここから出られないのかもしれませんね」
3080
:
名無しさん
:2024/10/13(日) 15:14:45
>>3078
太牙がアラクネアワームを撃破したのと同時に、舞衣も最後のサナギ体ワームを撃破し終えたんだよね
そしてとりあえず1つ目の勾玉を手に入れる事は出来た
ただ舞衣は嬉しげな表情ではなく、敵対的で話し合いができるような相手でも無かったとはいえ、倒すしか無かった事に複雑な表情を浮かべていた
(…もし可奈美ちゃんだったら、諦めず違う道を探してたのかな…)
3081
:
名無しさん
:2024/10/13(日) 19:19:03
>>373
「とりあえずこの紙は取っておこう。何か冒険の役に立つかもしれないしさ」
「ああ、そうだな。この聖杯戦争は、何か不気味だ。手掛かりになりそうなもんは持ってた方がいいかもしれねぇ」
ユウキの言葉に一護も同意し、ユウキは手紙をしまった
「とりあえず1つわかったことは、この聖杯戦争は一筋縄じゃいかねぇってことくらいか」
「うん。特に勾玉を守る番人は僕たちだけじゃ倒せないボスキャラがいるのかもしれないね。アスナみたいに、強くて協力してくれる人がいるといいけど……」
「意外と冷静なんだな、お前」
「そりゃボクも無駄死にするつもりはないからね」
……どうせ死ぬなら大好きなアスナの腕の中で、みんなに看取られて死にたいから。
3082
:
名無しさん
:2024/10/13(日) 19:19:50
アリス以外のSAO勢(外伝のレン含む)は階層が進めば進むほど、強敵が出てくるのをなんとなく察してたね。ゲームでもダンジョンはそういうものだから
あとはカズマなんかも冒険者の経験が活きて察してた
3083
:
名無しさん
:2024/10/13(日) 23:32:06
木刀による名護さんの容赦のない連撃がレンを襲う!
最初は何発か受けてしまうレン。
しかし痛みを避けるために必死に集中して最終的には全て避けるに至った。
コレはレンのAGI(俊敏さ)以外にも、DEX(器用さ)にステータスを振ってるのも関係している
「よく全部避けたな。流石は俺の弟子だ」
「すごく痛かったよ、もう!師匠だったらもう少し優しくしてほしいな!」
3084
:
名無しさん
:2024/10/14(月) 05:07:12
コンパスの針を頼りに迷宮を進む伊織達は道すがらに見つけた部屋なども調べていたら偶然にも勾玉部屋の一つに入ってしまい、気付けば外に出られない状況になってしまった
今、伊織達が立っている場所より先は底が見えない奈落が広がっている
そして目の前には一本の鉄骨が伸びている、よく目を懲らすと鉄骨は何本も連なりジグザグと曲がりながらも一本の道として繋がっており、その先に緑色の光を微かに見つけた
「…もしや、これを渡って取りに行け、と?」
「たぶん、これを乗り越えないとここから出られないのかもしれませんね」
>>3079
か細き足場を長く進ませるという試練に怪訝を抱きつつも、伊織が先行して後からセイバーがついて行く
落ちたらどうなるか分からない奈落が新たな犠牲者を求めているようだが、武人ゆえに体幹がしっかりしている二人は気にせず鉄骨の上を歩いて行く
何本かの鉄骨を経由して行程の半分程度を難なく進んだが、突如として空間全体が震えているのを感じ取った
「大丈夫ですか、イオリ!」
「ああ、この程度の揺れならば問題ないが…」
鉄骨にも振動が伝わり伊織達の体を揺さぶるが、大した影響を与えるものではなかったためバランスを崩すことはなかった
――だが、これは異変の序章であり、さらなる危険が襲いかかって来た
空間全体を揺らす振動の影響で、空から何かが降り落ちる
それも一つや二つではなく、あちこちで瓦礫らしき物が降り注いでいた
「これは流石に不味い状況かもしれない」
「急ぎましょう、イオリ」
そこまでは慎重にゆっくりと進んでいた二人だったが、部屋自体が仕掛けてきた悪意に対抗すべく不安定な足場の上を走り始めた
微弱な振動にも上手い具合に対応し、緊張感を肌に感じながらも感覚を先鋭化させて一気に駆け抜ける
――だが、彼らが駆け抜けた後ろにて、上から落ちていた瓦礫が鉄骨にぶつかった
「なっ」
大きな衝撃が伝播して鉄骨が急激に軋む
同時に伊織とセイバーを宙に浮かせ平衡感覚を失わせる
その瞬間、伊織の体感時間はゆっくりと動くように感じ取り、このままでは奈落に落ちる可能性が高いと脳裏で無意識に判じていた
なんとかして鉄骨に戻れないかと思考を巡らせるが、一瞬の間に解決できるほど簡単なことではなかった
それでも、本能的にもがこうとした、その時
「風よ!」
一言の掛け声と共に伊織は背後から強い衝撃を受ける
そして何かに押されながら、前方へと吹き飛ばされ――床のある場所へと不時着した
「い、一体なにが」
「すみません、マスター。あの危機的状況から脱するべく、私の判断で動いてみました」
久々の地面にぶつかった時の痛みに耐えつつ、一連の出来事がセイバーの仕業であることを本人の口から聞き取る
あの一瞬、同じように宙に浮いたセイバーはマスターと共に落下するのを良しとせず、手にした剣に纏わせた『風王結界』を解放していたのだ、ほとんど直感的に
しかも不可視の剣を構える位置、風を放出するタイミング、己がマスターを巻き込んでの到達点への着地、そのどれもが完璧にこなしているのだ
それは騎士王として数々の激戦を乗り越えたゆえの幸運か、奇跡か、突発的で豪胆な試みを見事成功させていた
「ともあれ、助かった。今は急いで勾玉を手に入れて早く脱出するぞ」
こうして伊織は台の上に置かれた勾玉を入手し、すぐ横に置かれていた鏡にも触れた。
なんとなくではあるが、明確に脱出する手立てが見当たらない以上、それが鍵になると思っての行動であった
その予感は的中し、伊織とセイバーはその場から転移して別の場所へと飛ばされた
3085
:
名無しさん
:2024/10/14(月) 05:12:26
(
>>3084
またコピペミスった、ごめんね)
>>3067
意を決して扉を通り抜ける蓮子とソリテール。
その先に広がる光景は、夕日陰り彼岸花が咲き誇る沼地であった。
そしてまたもや扉が消え去っており、二人は沼地の中へと進んでいく。
「魔力の反応はこの先。それも一つだけ、あまり大したことはなさそうだけど」
「とりあえず戦闘に関しては貴女に任せて、私は観戦させてもらうわ」
「ふふふ、了解。争いに巻き込まれないように気を付けてね、マスター」
やがて一つの影が見えてきた。
さらに近付いて確認したその容姿は、人間とは呼べぬ異様な姿であった。
まるで原人のように泥でできたような肉体に、肩より上に生えた草によって頭部を確認することはできない。
それは「ドロタボウ」と呼ばれる魔化魍、あるいは妖怪の一種。(出典は仮面ライダー響鬼)
異形の怪人は二人に気付くと、見境無く襲いかかって来た。
「やっぱり、大した脅威ではないわね」
しかしソリテールは至って冷静に目の前の存在を観察する。
とても人語を介する存在に見えず、それでいて人間・魔族・魔物とは違う存在であるが、特に興味を抱くことなくたった一言唱えた。
『人を殺す魔法(ゾルトラーク)』
それは元々は魔族の賢人が使い、人類が研鑽を重ねて広く使えるようにした一般攻撃魔法。
人類の魔法を研究していたソリテールも容易く扱える普遍的な魔法であり、彼女の魔力もあって威力も高く。
ゆえに、たった一発の攻撃で襲ってきた怪人を呆気なく倒してしまった。
全く苦労することなく戦闘が終わってしまい拍子抜けするソリテールであったが、すぐに認識を改める。
「へぇ、そういうこと」
「え、ちょっと、どういうことこれ!?」
ソリテールは感じ取る、どういう訳か魔力探知に複数の気配を。
蓮子は目撃する、沼の中から先程の怪人と同じ姿がわらわらと現われる光景を。
そしてドロタボウたちは蓮子たちを取り囲み、じりじりと近寄り、一斉に襲いかかってきた
「きゃぁぁぁぁーー!」
「大丈夫よ、マスター」
蓮子に魔の手が差し掛かろうとする寸前、複数のドロタボウに大剣が突き刺さっていた。
蓮子が周囲を見渡すと空中に無数の大剣が浮いていて、その内の一本はソリテールの手に合せて動いている。
そしてソリテールは手を動かし、目の前の怪人を大剣で切り裂く。
さらには顕現させた大剣の数々を降り注がせて怪人達を滅多刺しにしていく。
蓮子を狙った別の個体も突き刺し、彼女を守るように展開して。
ほんの僅かな時間で全てのドロタボウを殲滅してしまった。
「ほら、すぐに終わったでしょ」
「…あんた、本当に強いのね」
表情一つ変えないソリテールを見て、蓮子は戦慄する。
いままで大した戦闘を行っていなかったために、サーヴァントと喚ばれる存在の一端を垣間見たのだ。
それが味方として自分に付いてきてくれていることに安堵する一方、その強大で底知れぬ力に脅威も抱く。
「ほら、あそこにお目当てのものがあったよ。さっさと回収して、次に行きましょう」
「…わかったわ」
ソリテールに促され、蓮子は彼女の後についていく。
やはり現状は彼女と一緒に行動するのが最適であり、しかして心を許さず警戒しながら。
二つ目の勾玉を手に入れた。
※本来ドロタボウは音撃鼓で倒すのが効果的であり、それ以外だと際限なく分裂する特性を持っていますが、今回は関係なく普通に倒せるものとして扱いました。
3086
:
名無しさん
:2024/10/14(月) 08:21:56
>>3080
「…浮かない顔のようだが、どうしたんだマスター」
「…ああするしか、無かったけど…もし可奈美ちゃん…私の…居なくなった友達のひとりなら、違う道を探してたのかなって…考えちゃって。…可奈美ちゃんみたいに、行かないなあ」
「…気持ちは俺にもわかるさ。弟なら…人間とファンガイアの共存を望み続け、俺を守る為にキングを名乗り一芝居を打った渡なら或いは…とも思う。
だが…あの怪物(アラクネアワーム)は俺達に対して敵意しか持っていなかった以上…ああするしかなかっただろう。…いくら頼れるとはいえ居ない相手を頼る訳にも行かない。
今はサーヴァントとして、マスターである君を生還させる事を最優先とさせて貰う」
「…そう、ですよね。
ありがとうございますアサシンさん」
こう会話を交わす中、舞衣は太牙が何処かひとりで背負い込みがちな所に気付いた
(太牙さん、なんだか放って置くと…自分一人で全部背負いすぎちゃいそうで…マスターな私が背負わせすぎないよう、しっかりしないと。
…姫和ちゃんもそういう所があったし、可奈美ちゃんも…つらい気持ちや悲しい気持ちとかを隠して背負い込んじゃう危うい所が…あったなあ…)
3087
:
名無しさん
:2024/10/15(火) 06:41:52
名護の猛特訓も一段ついて探索を再開するレン達。
エネミーとの接敵をなるべく回避しつつ暗闇を進むと、扉や襖などの仕切りもなしに広い空間へと辿り着いた。
中央には柱が立っており、四方に通路が繋がっているかもしれないが暗くてどうなっているか分からない。
ひとまず中央の柱に近付こうとすると、途中で名護が手をかざしレンを静止させる。
「この気配…何かが来る、気を付けろ」
すると、反対側から点灯する光が見え、誰か一人がこちらに近付いてきた。
「やっと儀式の参加者と出会えたか。これはどっちに転ぶのやら」
「貴様、何者だ」
「俺はライダー、盈月の儀によって召喚されたサーヴァントの一騎だ。そういう君もご同胞かな?」
「…ああ、アーチャーとだけ名乗っておこう」
「ではそちらのお嬢さんがマスターか、お名前は?」
「…レン、です」
名護さん以外の初めてのサーヴァントの遭遇にレンは息を呑み、口数少なく応答する。
いまのところそれなりに腕っ節が立ちそうな青年にしか見えないが、それだけとは思えない何かしらの雰囲気を感じていたのだ。
「そういうお前のご主人様は前に出ずにだんまりなのか」
「それについてはすまない、俺のマスターは慎重でね。お嬢さんのような強力な武器を持っていないから、警戒するのも仕方がない」
何故ここでピーちゃん(P90)について話題が上がるのか一瞬不思議に思ったレンであったが、すぐに自分の認識を改める。
――もしかして、私のように武装していない、一般人の人間も儀式に参加しているのか、と。
「…まぁいい。それで、俺達に何か用か?もしや、此処で戦うつもりか」
「まあ待て、すぐに事構えるつもりはない。せっかくここで陣営同士が出会えたんだ、こちらの提案を聞いてはくれないか」
「提案?」
「そう、とりあえず三つほど選択肢がある」
「一つ目は、安全性を高めるために一緒に行動する」
「君達も知っての通り、この迷宮には化物がうじゃうじゃといて危険がつきまとう。特に俺のマスターは戦闘が得意ではなくてな、魔物に襲われたら一溜まりもない。そこで君達と同盟を組み、互いに協力しつつ助け合うのが一つ目の提案だ」
「ただし欠点もある。もし共に行動する場合、合計6個の勾玉が必要になり探索する手間も増える。その他色々な難点もあるが、そこは追々話し合って折り合いをつけるしかないな」
「二つ目は、ただ話し合いをして別々に行動する」
「なに、ただ情報交換したらそれでお終い、ここで別々の道に進んでお別れだ。これだと各々で勾玉を3個集めればいいし、無駄に争うこともない。後のことは互いに関知せず、責任を負わない、一番気楽な選択肢とも言える」
「三つ目は、この決闘の間を利用し、勾玉を賭けて勝負する、だ」
「ルール上、13組中10組しか次に進めない椅子取りゲームだ。早かれ遅かれ勾玉の争奪戦が始まり争う事になる。ならば、勾玉を探す手間を省いて今ここで相手から奪うのもありだ。その代わり敗者は悲惨な目に遭うだろうが、そんなことを気にしていては生き残れない。もし決闘をお望みなら受けて立とう」
「さあ、どれを選ぶ?」
※レン組とアズラエル組の接触回です。
※ひとまず選択肢を用意して、他の人がどう語るか様子見します。
※ただし、ディエゴの口調ややり口がこれでいいのか不安です。ジョジョ7部を読んだのも結構前なので。もし違っていたらご指摘お願いします。
3088
:
名無しさん
:2024/10/15(火) 12:38:27
>>3097
「その選択肢の中なら、2を選ばせてもらおう。君のマスターはともかく、君からは異様な雰囲気を感じる」
名護さんはあえて2を選んだ。
自分だけならともかく、レンを心配してのことだ。
その後、互いに情報交換や勾玉の数を知ると、ディエゴは素直に身を引いた
相手が勾玉を2つ持っていれば倒してしまえばゴール一直線だろうが、自分のマスターが相手のマスターに比べて非力なのはわかる
それにたかが勾玉1つのために決闘の間を現段階で使用するのは得策ではない。第一層で早々に魔力を浪費するのは避けたいからだ
同じ勾玉1個なら普通に勾玉を集めるほうがよっぽど効率が良いし、決闘の間では破壊工作などのスキルも上手く活かせないと理解している
ともかく、自分のマスターが弱者側であることはよくわかった
いざという時はマスターには身を隠してもらうのが得策だろうとディエゴは考える
「それにしてもさっきのライダー、すごい圧力だったね、名護さん」
「そうだな。階層が進むにつれて、奴とはいずれ戦うことになるかもしれないな」
※情報交換したといっても互いの真名やスキル、宝具は明かしてません
3089
:
名無しさん
:2024/10/15(火) 12:39:10
ザンキにある程度鍛えてもらったマヤは試験を受ける
とはいえ雑魚エネミーを一体倒すというものだが
マヤは青色の轟鬼(マヤ本人曰く麻耶鬼)に変身すると、音撃弦・烈雷の斬撃モードでフレンジーボアを倒した
「やったよ、師匠!」
「まだ雑魚敵を倒しただけだが……よく自衛出来たな。褒めてやる」
「うん!これからもっと師匠と鍛えて、もっと強くなるよ!」
そして歓喜したマヤは音撃弦・烈雷を掻き鳴らした
それがどこかトドロキと重なって、ザンキも変身するとセッションしてやった
3090
:
名無しさん
:2024/10/15(火) 13:07:48
アリスと修行を積み重ね、真剣を手に入れたキリトは着実に強くなっていた
一振りするだけで、フレンジーボアやキャベツ程度ならすぐに倒せる
「よし……。リアルの身体にも慣れてきたな」
「そろそろ修行は大丈夫ですか?キリト」
「ああ。これから先は、本格的に探索を始めよう」
3091
:
名無しさん
:2024/10/15(火) 16:53:46
>>3088
ちなみに情報交換の際にはライダーのマスター、アズラエルも参加していた。
互いに警戒しつつも交戦の意思を見せずに迷宮について話し合う最中、レンとアズラエルは自分達が別々の世界の人間であることにも気付く。
「SAO、GGO?いいや、僕はそのようなVRゲームなんて知らない。それに仮想空間に2万人も囚われる大事件なんて聞いた事もないね」
「そうですか…とりあえず、今の私はアバターの姿でこの儀式に喚ばれてしまったんです。でも、アズラエルさんはそれとは関係のない現実世界の人間で…私以外のマスターも何かしらのアバターだと思い込んでいましたから、驚きました」
その他にも身体能力やゲームシステムの一部がアバター側に準拠していること、痛覚や流血、疲労については現実に近いことも話すレン。
それらの情報に対してアズラエルは同じように怪訝に思いつつ、一方で優遇されているレンに多少の嫉妬や敵意を覚えていた。
自分が拳銃に対してより制圧射撃に優れているP90を所持していることに加えて、ゲーム感覚で苦労少なく手に入れた身体能力というのが、まるでコーディネーターのようで気に食わない。
とはいえここで感情を荒げて険悪な雰囲気にするわけもなく、ここは大人しく話を聞き流して色々な情報を聞き出すことにした。
「それでは、俺達はこちらに進もう、君達はそっちかな」
「ああ、そうさせてもらう」
別れる時、ライダーが未開拓である通路を選び、アーチャーがその反対側を選んで各々歩き始めた。
(レン組が通路A、アズラエル組が通路Bから来たとすると、残る通路Cと通路Dにそれぞれ進んだ形になる)
そして相手がこちらを追跡していないのを確認してから、アズラエルはほくそ笑む。
「しかし君も中々意地悪だね、わざわざ罠を仕掛けておいた通路に彼らを進ませるだなんて」
「あの状況で誘導することなんて実に簡単なことさ。とはいえ、あれだけのトラップで脱落することはないだろうが」
――実は、アズラエル達はレン組より前に決闘の間へと到着していたのだ。
ライダー・ディエゴは道すがらに幾つかの仕掛けを通路上に用意しながら進み、通路Cから決闘の間に入り、通路B側に進んで少し調べてみたら行き止まりにぶつかったので決闘の間に戻り、レン組と遭遇したのだ。
ゆえにレン達はアズラエル達が通路Bから来たと思い込み、通路C・Dはまだ未踏のエリアであると誤認する可能性が高く、そしてライダーが通路Dを選べばレン達はトラップが用意された通路Cに向かって進む事になると踏んで、ちょっとした悪知恵を働かせていたのだ。
「まぁ、多少はいい嫌がらせにもなるし、他の何かが彼らに引き寄せられることを祈ろうか」
ちなみにディエゴ自身が用意した罠道具の他に、迷宮内で見つけた道具も利用してトラップを構築している。
特に大きな音を発生させる物は魑魅魍魎なり盈月の儀の参加者の注意を引くのにうってつけとして活用していた。
仮にレン達がトラップを回避したとしても、その先は既に自分達が調べたエリアであり無駄足を踏むことになるだろう。
決闘の間で遭遇した時点で狡猾な罠に嵌めて少しながらもアドバンテージを得たディエゴは、マスターと共に闇の中へと消えていった。
※レン組が進んだ通路にはディエゴによって仕掛けられたトラップが幾つかあります。
今のところ考えているのは迷宮内で見つけた爆竹や鳴子などを用いた音響トラップであり、それに引っ掛かった場合はエネミーや他の参加者に察知されるでしょう。
その他にも殺傷性のあるトラップが設置されている可能性もありますが、その辺はお任せします。
3092
:
名無しさん
:2024/10/16(水) 17:17:37
>>3089
パチパチパチパチ
「いやいや、実に素晴らしいセッションだねぇ、いいものを聞かせてもらったよ」
「!?誰だ」
マヤとザンキが弦を掻き鳴らし終えると、どこからともなく拍手と賛辞の言葉が贈られた。
言語を発する新たな存在の登場に気付いたザンキは警戒を強めて発言の主を睨み付けた。
「おっと、待った待った。こちらには攻撃の意思はない、とりあえず話し合おうじゃないか」
袈裟を着た青年が両手を挙げて少し離れた場所に立っていて、その後ろには半獣半人?みたいな美女が傍に控えていた。
たぶん青い和装のケモミミ女がサーヴァントでありこちらを様子見しているようだが、そちらも攻撃する様子を見せなかったのでザンキも音撃弦を構えるのを止めた。
「まずは自己紹介から。僕の名前は夏油傑、しがない呪術師だ」
夏油はそう名乗ると同時に、鎧姿の二人を一瞥する。
もし相手が呪術師であれば、自分の名前に何かしらの反応を示すだろうと試していたのだ。
しかし、反応する様子はなく。
その結果に、相手は呪術界とは関係ない、所謂非術師の“猿”ではないかとも考えたが、ひとまずまだ様子見に徹することにした。
その一瞬が終わった後に、続けて明るい声が名乗り出た。
「そして私がご主人様に仕える良妻サーヴァント、キャスターにございます」
「おいまて、“良妻”ってなんだよ」
思わずツッコミを入れてしまう夏油、そこから惚気出すキャスターと共に二三程度どーでもいい言葉の応酬が始まる。
その光景を見て「おー、これが夫婦漫才というものなのかっ!?」と感嘆するマヤに対し、「…たぶん、違うと思う」と応えるザンキ。
「全く…すまない、それで君達についても教えてくれないかい?」
「わたしはマヤ!条河麻耶って言います!」
「…俺のことは、ひとまず『師匠』と呼んでくれ」
「ししょう?」
「訳あって真名もクラス名も明かせない、不本意だが『師匠』と名乗らせてもらう」
「あらあら、怪しいこと。基本クラスぐらいであれば問題ないでしょうに…あるいは、エクストラクラスだったりします?」
「そこは想像に任せる」
「それも、聖人や復讐者ではなく、マイナーで自称するほどのクラス名なのでは?」
「……」
「よせ、そこまでにしろキャスター」
「はーい」
キャスターが少しだけ毒舌を交えつつ探りを入れたが、これ以上この話を深掘りするのも得策ではないと思い夏油が諫める。
ともあれ互いの自己紹介が終わると、夏油は両手を下げて近場の壁にもたれかかって次の質問をしてみた。
「ところで、君達のその姿…もしかして、なにかしらの呪術・呪具による変身なのかな?」
3093
:
名無しさん
:2024/10/16(水) 18:50:47
>>3091
レン組がしばらく進んだ後、突然爆音が鳴り響いた
それは周りのエネミーや一部の参加者にも聞こえるほどの大きさだ
「アーチャーさん、これまずいよ……!」
「わかってる。だが俺が傍にいる限りレン君の命は保証するから安心しなさい。変身……!」
名護さんはイクサバーストモードに変身。レンもピーちゃんを構え、臨戦態勢に入る
そして押し寄せるエネミーの群れ。
それらをイクサが斬り、レンが撃つ
「あの人たち……もしかして私たちをハメたのかな?態度もあんなだったし」
「その可能性が高いだろうな。いずれにせよ、俺達とは相容れない存在だと考えて良いだろう」
そんな会話をする二人だが、そう余裕ぶっていられないのも事実。せめてこの大群を一気に殲滅出来ればいいのだが……流石のレンでも骨が折れるし、体力も消耗する。
それに一体一体は弱くても、ダメージは蓄積される。
そんな時……凛とした声が響いた。
「武装完全支配術(エンハンス・アーマメント)」
瞬間、花びらが舞いエネミー達が瞬殺される。
「何か襲われてたみたいだけど……大丈夫だったか?」
キリトがレンに声をかける。
「なんとか大丈夫……だけどあなたは誰?どうして助けてくれたの?」
「俺はキリト。いや……今は桐ヶ谷和人と言った方が正しいのか?
いきなりすごい音が聞こえたからそこのサーヴァント……ライダーと一緒に駆け付けてきたんだ」
「ありがとう。私はレン。そこの人は、アーチャーさんだよ」
「君たちはどうして俺達を助けた?何もメリットはないはずだが」
イクサに変身したまま、名護さんは問い掛ける
「単刀直入に言う。レンとアーチャー……俺達と手を組まないか?一組で進むには、このダンジョンは危険すぎる」
「そうだね。私はいいけど、アーチャーさんは?」
「彼らから悪意は感じない。好きに手を組みなさい」
「ありがとう、助かるよ。真名は……念の為にまだお互い伏せておこう。お互い信用出来たら明かすのも考えるってことで」
「うん。……キリトくんを信じないわけじゃないけど、また騙されるのも嫌だしね。アーチャーさんもそれでいいよね?」
「相手から話を切り出した時点で何か騙してるとは思えないが、真名は大事な要素だ。お互い信用出来るまで伏せるというのは、妥当だろうな」
「私もキリトの意見に異論はありません」
こうして話がまとまり、SAOとアンダーワールドの英雄……黒の剣士、キリトとGGOのピンクの悪魔、レンは手を組んだ
「よろしくね、キリトくん」
「こっちこそよろしくな、レン」
3094
:
名無しさん
:2024/10/16(水) 19:36:28
>>3092
【以下、もしかしたらあり得るかもしれない話】
一方、キャスター・玉藻の前はマヤと“師匠”の鎧姿を見て頭を捻らせていた。
(あの呪力、あの鎧姿、はて…どこかで見たような…?)
余談だが、『仮面ライダー響鬼特写写真集「魂」』によると『猛士』と呼ばれる組織は平安時代にその原型が存在していたという。
また安倍晴明らの系譜にある組織のようで、これらを勘案するに平安時代から鬼と呼ばれる人間は存在していたのだろう。
なので、もしかしたら同じ時代に活動していた玉藻の前も“鬼”という戦士を知っていた可能性も考えられる。
もっとも、それぞれの出典は違うために本当に関連性があるとは限らない。
もしかしたら玉藻の前の世界では鬼すなわち音撃戦士が生まれることなく廃れたとか、色々な可能性も考えられる。
3095
:
名無しさん
:2024/10/18(金) 09:49:41
激動の末に1個目の勾玉を入手し、迷宮の何処かから再スタートをきったメアリー組。
しかし、道中でバーサーカーの様子がおかしい。その大きくて頑丈そうな躯体が、どうにも小刻みに震えていた。
「どうしたの、バーサーカー?」
後ろから着いてきたメアリーが不思議そうに尋ねると。
「畜生…っ 来やがった やばいっ」
今度は膝を突き、倒れそうなところを辛うじて両手で支えていた。
「ねぇ、大丈夫!」
「…オハギ、オハギ」
心配するメアリーを他所に、今度は座り込んだまま上半身を起こしつつ両腕を抱え始めるインターラプター。
「バーサーカー?」
「 近 寄 る な !」
「ひっ!」
「畜生 オハギ! オハギ あったはず……どこだっ」
体に触れようとしたメアリーを怒声で制止し、苦しそうな顔で汗をダラダラと流しながら懐を探り始めた。
そして震える手でどうにか目当ての物を見つける…が、取り落とす!
「拾って開けろ! 早く!」
「え、でも近寄るな、って……」
「うるさい! 中身を出せ 畜生!」
豹変したバーサーカーに怯えつつも、メアリーは指示通りにタッパーの蓋を開けた。
中には紫色のまるい塊が六つほど詰め込まれていた。
「一つくれ! 一つで充分だ! 早く!」
「わ、わかった!」
恐る恐る、メアリーは手に取った一つをバーサーカーの口に持っていく。
それを開けた口で受け止めたバーサーカーは、我武者羅に咀嚼する。
モッチャ モッチャ モッチャ モッチャ モッチャ モッチャ モッチャ モッチャ モッチャ と味を噛みしめる。
「アア―― あまーい」
「きく きく …遙かにイイ……」
「バーサーカー……?」
「遙かに……」
溜飲したバーアーカーの恍惚した表情や二転三転する態度に、メアリーはただただ困惑しか覚えなかった。
一方で狂戦士は己がマスターの事すら忘れて、快楽の波に浸っていた。
3096
:
名無しさん
:2024/10/18(金) 14:17:21
「はて、あれは一体なんでしょう」
「…どうやら、我々とは相容れぬ冒涜の輩であろう」
次なる勾玉部屋に入ったカギ爪の男組は奇妙な存在と遭遇する。
それは細長くも下部が膨らんだ白い胴体に白く細長い腕、同じく白くて長い鳥類のような逆関節の脚部を持ち。
その胴体は縦断する裂け目が存在しているようだが、それを幾つもの×印の繋ぎ目で縫い止められている。
そして頂点にてギョロギョロと動く一つの目玉。
その異形の化物が三体も立ち並んでおり、こちらに気付くやいなや一斉に視線を揃えて向ける。
「は い る ?」
と不協な呻き声を発すると、繋ぎ目を引きちぎって大きな裂け目から長い舌を伸ばして涎を垂らす。
それらは、とある小学校に現われた呪霊であり、生者とは絶対に相容れぬソレは標的目掛けて駆け出してきた。(※出典:呪術廻戦0)
「困りましたねぇ、このような化物まで私の夢を阻もうとするとは…」
「これも試練だ、我が主よ。乗り越えた先に、必ずや安寧に近付くだろう」
対して、ランサーは左手から無数の触手を伸ばして呪霊の一体を捕縛する。
その後ろから別の個体が姿を出してランサーを丸呑みにしようと試みるが、ランサーは背中から伸ばした二本の太い触手で突き刺していた。
一方、最後の一体が長い腕を伸ばしてカギ爪の男を捕らえようとするが、それを難なく回避して“無意識”にカギ爪で裂いていた。
しばらくして、彼らはいとも容易く三体の呪霊を滅し、その後奥に置かれていた勾玉を入手する。
また一歩前進した彼らは、残り一つの勾玉を探し求めて迷宮に戻っていった。
3097
:
名無しさん
:2024/10/18(金) 14:17:52
引き続き当てもなく迷宮内を探索する舞衣たちは、とある部屋で断片の地図を見つけた。
「これって、もしかして…やっぱり、この周辺の構造を記した地図のようですね」
「この迷宮全体、とは行かないがこれは使えるな」
その地図は今いるエリアの部屋や通路が描かれており、中には勾玉部屋らしき印が一つほど記されていた。
「それと、この枠外の矢印は何でしょう?さすがに北を示しているわけではなさそうですし」
「…もしや近場のゴールがある方向を指し示している、かもしれないな」
「そうですね、確証はできませんが何かしらの手掛かりの一つにはなるでしょう」
「とりあえずこの部屋(勾玉部屋と思しき箇所)に行ってみて、その後矢印の方角に進んでみよう」
そして二人は断片の地図を持って部屋を出た二人は、実際に勾玉部屋へと辿り着き苦難を乗り越えて二個目の入手に成功する。
続けて途中までは地図を頼りに、それ以降は出来る限り矢印が示した方角を意識して進んだ。
ちなみに、二人が考察したように矢印は三つある内の一つのゴールを指し示していた。
ただし、複雑に入り組んだ迷宮で方向感覚を維持し続けるのは困難であるため、真っ直ぐにゴールへ向かえるかどうかは分からない。
3098
:
名無しさん
:2024/10/18(金) 20:28:40
キリト組とレン組は手を組んだ後、ツチグモやそれを守護するようにフレンジーボアの大群に遭遇していた
しかしツチグモはアリスとイクサバーストモードの共闘で苦戦し、最後はイクサ・ジャッジメントでトドメを刺された
フレンジーボアの大群もキリトとレンが殲滅すると、勾玉がドロップした
「このボスキャラを倒したのはアーチャーだ。勾玉はレン達に譲るよ」
キリトは勾玉を拾うと、レンに渡した
「ありがとう、キリトくん。でもキリトくん達は大丈夫なの?」
「ああ。俺にはどうしても叶えたい願いがある。だから大丈夫だ。さあ、次のボスキャラを探そうぜ」
3099
:
名無しさん
:2024/10/18(金) 20:29:44
>>3092
「呪術なら知ってるが、それは違うな。呪具という言葉は俺も聞いたことがない。ただ1つ言えることは俺は肉体や精神を鍛えて、とある道具を使って変身してるということだな」
あえて〝とある道具〟と言って宝具を伏せるザンキ。
まだ出会ったばかりなのだ、夏油を信用する気はない。むしろ聖杯戦争ということを考えて警戒している
「マヤちゃんは?」
「私は師匠に鍛えてもらってる最中!私も似たような道具を使って変身したんだよ」
こちらは天然で知らないので素直に答えた。だが宝具が重要で明かさない方が良いとザンキから聞いてるので、そこはぼかしている
だが夏油はその道具が宝具で、呪具に近いものだと考察した
3100
:
名無しさん
:2024/10/18(金) 20:59:54
>>3099
「そうかそうか、あい分かった。いやー、職業柄か目新しい物があると気になっちゃってねー」
とりあえずこれ以上追求しようがないので夏油は話を終わらせることにした。
ただ、男の方が呪術に詳しい様子であると察し、呪術師ではないにしろ呪術を囓っていると推測する。
マヤという少女は呪力を持たない可能性も考えられるが…ひとまずは置いておこう。
「ご主人様、どうやら雑魚どもがこちらに向かってきているようです、しかも包囲されているようですね」
キャスターが耳をピクンと動かして夏油に報告する。感じ取った複数の気配から戦闘回避は不可避であると判断して警戒の意を込めている。
一方、師匠と呼ばれる男のも元に小さな何かが集まっていた。単色の動物のようなソレが何種類もいて、師匠になにか報告している様子である。
「こちらも確認した。もうすぐ大群で押し寄せて来る。マヤ、気を付けろ」
「ええーっ、なんで敵がこんなに集まっているの!?」
「そりゃあ、僕たちが君達の演奏を聴いてやってきたのと同じように、化物達も聞き付けてきたんじゃないかな」
「あっ」
そうこうしている内にあちこちの場所からエネミーが現われて押し寄せて来た。
ゆえになし崩しで二組は共闘して迎撃し始める。
ザンキはマヤに変身を解いてサポートを頼みつつ音撃弦で切り払い、自分も戦えると思いながらも指示に従ったマヤはアニマルディスク達を操り始めた。
一方、夏油は游雲を振り回しつつ白兵戦で化物達と戦い、キャスターは炎・氷・風などの呪術で応戦している。
(ちなみに、道中にて夏油は管狐以外の下級呪霊を何体か調伏しているが、今回はマヤ達に手の内を見せないように呪霊操術を使わず、キャスターの身体強化と武術のみで戦闘している)
3101
:
名無しさん
:2024/10/19(土) 13:39:39
>>3100
「あいつ……なかなか鍛えてるな」
キャスターのサポートもあるだろうがあの武術の動きは自身を鍛えた者の動きだ。
それもつけヤケ刃ではないし、技術なら今のマヤより夏油の方が勝っているとザンキは考える
今のように共闘出来れば心強いが、もしも敵に回れば厄介極まりない。
「たしかにあの人の動き、すごいね……!」
マヤは変身すらせずエネミーを倒す夏油をカッコいいと思っていた
「私も頑張って鍛えなきゃ!」
しかしそこはポジティブなマヤ。
カッコいいだとか、強さの差を度外視してもっと鍛えねばと前向き思考
3102
:
名無しさん
:2024/10/19(土) 13:57:56
ユウキ組は勾玉部屋と思しき扉を見つけ、勢いよく開けてみる。
しかし、部屋の中には勾玉もエネミーもそれらしい仕掛けも見当たらない、ただ家具雑貨が置かれている空間しか見えなかった。
「ええーっ、ボスキャラとかいないのーっ!さすがに何も無いのはちょっとつまらないよー!」
「おかしいな、確かにここが怪しいと睨んでいたんだが…マスター、少し調べてみないか?」
二人は手分けして部屋の中を調べると、やがて怪しい仕掛けを見つけて作動させた。
すると、壁の一部が無くなり地下へ降りる階段が現われた。明らかに隠し部屋か何かだろう。
意を決して二人は階段を降りてい、宝箱が一つだけ置かれた殺風景な空間に辿り着いた。
「もしかして、あの宝箱の中に勾玉があるのかな?」
「物凄くきな臭いが、開けてみるしかないな」
ユウキがウキウキしながら宝箱を弄り、その蓋を開けてみる。
同時にアラームが鳴り響き、部屋全体が赤く灯される。
続いて背後の扉が勝手に閉じ、壁がスライドして何かがぞろぞろと押し寄せる。
さらには身長2mを超える岩で出来たゴーレムらしき存在が次々にスポーンされていく。
「…さすがにちょっと数多くない」
「やっぱりトラップだったか、気を引き締めろ、ユウキ!」
※《月夜の黒猫団》が壊滅する原因となった隠し部屋トラップの再現です。
※エネミー達を殲滅すれば勾玉と何かしらのアイテムを入手できます。
3103
:
名無しさん
:2024/10/19(土) 16:12:34
勾玉部屋に辿り着いたカズマ達は複数の甲冑・アルマデューラ@BIOHAZARD Re:4に襲われた。
カズマ「うわー、これもダンジョンっぽい罠というか、なんというか」
矢車「随分フラフラと動いているが、剣や斧を持っているな。カズマは下がってろ」
影山「こんな奴ら、兄貴と俺なら余裕だ!」
矢車と影山は変身して甲冑達の群れに突っ込み、攻撃をいなしつつその胴体を殴り蹴るが、
矢車「…さすがに甲冑なだけあって頑丈だな、どうにもダメージが入っている感じがしない」
影山「吹き飛ばしたり怯ませたりはできるけど、次から次へと襲ってきて埒が明かない!」
カズマ「いや、もしかしたら…二人とも、もう少し持ちこたえてくれ! 試したいことがある!」
そういうとカズマは弓矢を取り出し、倒れた甲冑の頭部辺りからはみ出た肉腫らしき部分を射貫いた。
するとダメージが効いたのか、兜が脱げ落ち長い触手がウネウネと動く頭部が顕わになった。
カズマ「よし、やったぞ! こいつらの弱点はあの肉腫、もしくは兜を外したそのキショい頭部かもしれない!」
影山「ナイスだ、カズマ!」
矢車「よし、いくぞ、相棒!」
そこから地獄兄弟による反撃が始まる。
敵の攻撃を弾いて怯んだ隙に頭部に向けて蹴りを入れたり、触手による攻撃も受け止めて掴んだ上でジャイアントスイングのように振り回したり。
また甲冑の一部がカズマに向かってきたが、
カズマ「『クリエイト・ウォーター』! 続けて『フリーズ』!」
目の前の床一面を水で濡らした後に凍結させ、もともとふらついていた甲冑はバランスを崩して倒れ込んでしまった。
その隙を逃さず地獄兄弟が追い討ちをかけ、カズマも出来る範囲でサポートする。
そのまま勢いに乗った三人が甲冑の数を減らしていった、その過程で地獄兄弟は多少攻撃を受けたりもしたが大したダメージを受けず、クロックアップも使わずに殲滅した。
カズマ「よし、これで2つ目! 順調順調〜!」
影山「だけどカズマ、他の陣営もそれなりに勾玉を集めているはずだ、これから先は一筋縄ではいかないと思うぜ」
矢車「こんな地獄に呼ばれてしまった闇の世界の住人も多いはずだ、より一層気を引き締めて行くぞ」
3104
:
名無しさん
:2024/10/19(土) 17:53:29
>>3102
「大丈夫。なんせボクは《絶剣》だからね」
ユウキの言葉に偽りはなく、月夜の黒猫団やあの時のキリトより優れた戦闘技術を有するユウキは大量のエネミーを斬ってゆく。巨大な敵もALOの経験でお手の物だ。
しかしそれは罠だった
巨大ゴーレムがユウキを挟むための。
だがユウキにはマザーズ・ロザリオがある。これを放てばこの窮地も……
片方の攻撃は当たるかもしれないが……
(やってみなきゃ、わからないよね!)
「月牙天衝!」
ユウキが覚悟を決めると同時に、一護が月牙天衝を放った
真っ二つに切り裂かれる片方のゴーレム
「ありがとう、セイバー!次はボクのとっておきを見せてあげるよ!」
ユウキはマザーズ・ロザリオによりゴーレムを撃破
ユウキ組は2つ目の勾玉とアイテムを手に入れた
「ったく、無茶すんじゃねえぞ、ユウキ。お前を護るために俺はいるんだからな」
「あははは、ごめんごめん」
3105
:
名無しさん
:2024/10/21(月) 16:46:04
>>3084
の直後
「さて、勾玉を入手して脱出できたのはいいが、ここは一体何処だ?」
「同じ様な構造ばかりなせいで一度通った道であるかも判別付けづらいですね」
「ひとまず、この針を頼りに進むしかないか」
危機から脱したばかりの伊織とセイバーは再び探索を始めた。
セイバーはともかく、騒動続きでありながら暇無く行動できる伊織もまた中々肝が据わっている。
ひとえに、迷い込む前に経験した盈月の儀での体験がそうさせたのか。
それはともかく、二人は探索中に新たな道具を見つけた。
「眼鏡と、この紙は何かしらの能書きか?」
「拝見します…なるほど、この眼鏡を掛けてる間は近場にいる儀式の参加者を見通せるようになるそうです」
「そんな便利な道具、何故このような場所に…?」
不思議に、不自然に、警戒すら覚える伊織であったが、実のところ単なる迷宮の気紛れで勝手に置かれたアイテムでしかなかった。
彼らの与り知らぬ所でこの迷宮はランダム生成されて、そしていつの間にかアイテムも幾つか配置されているという謎の使用なのだ。
そんな訳で答えなんて出るはずもなかったが、この眼鏡があれば他陣営との接触を避けたり、あるいは逆に接近するのにも有用活用できる。
なので捨て置く訳にもいかず、手に取って眼鏡を掛けてみることにした。
試しにグルッと回ってみるが、特にそれらしい反応はなかった。
「ちなみにですが使用制限があるそうです。合計180秒を過ぎると勝手に消失する特殊な魔術礼装のようで、また使用時に多少の魔力を消耗するそうです」
「それを先に言ってくれ」
セイバーが注意書きを読み上げたところで伊織は眼鏡を急いで外した。
※伊織組が2個目の勾玉入手に挑む前に間話として書いてみました。
※この眼鏡は次の階層に持ち込めない仕様になっています。
3106
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/10/26(土) 05:39:17
【告知】
諸事情により10/26(土)をもって迷宮聖杯戦争を中止とします。
企画に参加してくれた方々には中途半端な終わり方で様々なご迷惑をお掛けしてしまい、誠に申し訳ございません。
なお、その埋め合わせとして後日リベンジ企画を実施する予定です。
迷宮聖杯の候補作を再利用しつつ、新たに何組かをコンペで決める形になる予定です。
舞台設定やステシの撤廃or簡略化などについても協議して決める形にするので、リベンジ企画についての話し合いは今後番外企画スレで行いましょう。
3107
:
名無しさん
:2024/10/26(土) 11:15:35
今までお疲れ様です
3108
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/10/26(土) 15:33:56
それでは早速お題を一つ。
・新しい舞台や設定はどうする?
これについてのアイディアを各々挙げてみてください。
ひとまず一週間ほど様子見や協議をして、都度決定や延長などを決めましょう。
3109
:
名無しさん
:2024/10/26(土) 16:44:41
基本に立ち返って現代日本
初代と差別化するために時代を令和にするか、県を変える
3110
:
名無しさん
:2024/10/26(土) 17:48:04
>>3109
それで行くなら北海道とか…でも北海道全土は移動が厳しいから、一都市とかかな
3111
:
名無しさん
:2024/10/26(土) 18:07:15
自分も現代日本、そうでなくても現代世界が舞台の方が書きやすいかな
天空聖杯みたいなオリジナル世界は迷宮程じゃないけど舞台の設定を考えるのが中々大変で書き手の人数的に避けた方がいい気がする
3112
:
名無しさん
:2024/10/26(土) 19:20:17
現代日本や現代世界だと何処か候補ある?
3113
:
名無しさん
:2024/10/26(土) 21:41:13
現代社会を舞台にする場合、宮本伊織やカブキのような時代錯誤なキャラをどうしようか?
それとメアリーは絵画の美術館の外、現実の世界に出られたことで一つは願いが叶ったことになるのね、あとはお父さんに会いたい・イヴと仲直りしたいが残っている、と
3114
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 05:33:07
>>3112
初代の舞台が東京だったから京都なんかどうだろう
古都だから
>>3113
の時代錯誤なキャラもある程度馴染めそうだしキャスターの陣地にできそうな霊地も多そうだし
3115
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 07:07:17
京都か、そしたら多少魔物が出てくる設定とか使えるかな?
マスターの何人かは治安維持や用心棒としてロールを得やすいかもと思ったり
3116
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 12:45:00
京都とはなかなか慧眼で面白い
あと京都なら多少魔物が出てきても自然という発想も(わかるけど)面白い
3117
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 13:21:15
京都と言えばアニメ版ビルディバイドを思い出した
簡単に言うと新京都以外の世界がなくている世界観だったなあ、と
ビルディバイドのキャラや設定を書ける程ではないけど、京都を孤立させるアイディアは流用できるかも
3118
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 13:27:51
現代社会っていうだけならわざわざ京都以外を無くす必要もないんじゃない?
舞台が京都というだけで。特殊な世界観はいらないと思う
3119
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 13:41:17
宮本伊織やカブキやSAOアバター勢は異世界召喚されたみたいな感じもありかなと
カズマも二度目の異世界転生で。と言っても現代社会なら元の世界に強制帰還させられるだけなんだけど
3120
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 13:51:23
異世界召喚がありふれた京都(もしくは日本・世界)とか?
3121
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 13:52:33
新しい聖杯のコンセプト考えるため過去のコンセプト見直すついでにwiki修正(コンセプト・概要を上に追加。)
3122
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 14:19:55
参加者と運営以外は住人が全員京人形の京都
表情も変わらず言葉も話さず黙々とインフラを運営したり職場らしき建物に通ったりしている
最低限の人間らしい振る舞いとして自衛(逃げる)やコンビニで万引きしたら追いかけて殴ってくるぐらいはする
警察・病院などは機能していない
傷つけても悲鳴をあげず血も涙も流れないがなぜか魂食いはできる、洗脳みたいなことも効く
意図としては参加者にここは現実じゃないとわからせること
あとメアリーをすんなり外に出したくなかった
今までのNPCと差別化するために人間性排除、しかしマネキンだとibの世界に寄りすぎかなと思い京人形に
登場人物や民衆のファクターが少なくなってシンプルになるかなと
参加者の能力次第ではモンスター的な活用も可能?
3123
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 14:28:58
京人形案を挙げたが聖杯ならではのNPCからの情報収集とか警察から逃げる/活用とかの話の幅が減るだけかもしれん
人間性排除でシンプルには原作キャラを模したNPCとか出さなければ良さそうだしメリットは無いかもしれん
3124
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 14:31:37
>>3122
を読んでの派生案
京都の住人の大半が動物やキノコとか何かしらの姿に変わってしまった世界
メアリーには想像と違う世界からの脱出を残しつつ、会話は可能な状態
ちなみに住人たちは元々人間だったけど、変化した姿に慣れつつ普通に生活している
3125
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 14:32:37
言葉が喋れて傷付けられたら悲鳴をあげて血も涙も流す方が魂喰いの禁忌感が出て良いと思った
ただの京人形なら対聖杯も魂喰いに躊躇なくなる組が大勢出てくるかもしれないし多少の生活感はほしい
京人形が喋ってたら現実じゃないとわかるはずだし
3126
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 14:37:31
参加者には非人間に見えてるけど本人(住人)たちはそう認識してない感じか
3127
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 15:32:20
企画主が言っていた「江戸時代風の街並み」な舞台というのも面白そうだと思った
3128
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 18:23:29
>>3124
偶然だが鳥獣人物戯画も京都の国宝らしいねえ
3129
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 18:59:22
異界っぽい京都も面白そうではあるがあまり特殊になると
>>3111
で触れられてるように書き手のハードルが上がりそうではある
世界に対して小さくても何らかの違和感さえあればただ帰りたいだけの参加者も動く(最低でも京都に留まる)動機にはなり十分かもしれない
3130
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 19:13:36
>>3129
>>3122
や
>>3124
のように住人が変異せず、普通の人間NPCでもいいってこと?
あと二行目が何を言っているのか上手く理解できてない、具体的にはどんな感じ?
3131
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 19:19:33
>>3130
例えば年号が聞いたことないものだったり1000円札のデザインが違うとかみたいな違和感でも自分の世界じゃないと気づいて元の世界に戻りたいモチベになるんじゃないかなと
まあロールが与えられてるとか聖杯から知識が与えられて気づくとかでもいい
もちろん住民の外観が違うとかでもいいと思う
そうするとちょい設定が多くならないか?という懸念があるが、そこの詳細は語りの中でどうなっていくかに任せてもいいかも
特に深い理由なくパラレルの京都だから、でもいいし
3132
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 19:21:39
あまり好戦的でない主従が京都から逃げない最低限の動機があればいいってことね
3133
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 19:28:31
了解しました
上記の京都から逃げない動機付けとは別物になるけど、聖杯戦争の参加者は結界により京都から出られない、なんてのはどうだろうか?
3134
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 19:59:56
知らずにタクシーで逃げようとしたらグロい死に方しそう
3135
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 20:08:45
>>3134
タクシーのうんちゃんが突然のスプラッタでパニくって事故りそう
3136
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 20:42:08
それなんて死滅回遊
いっそ簡略化した死滅回遊でもいいのか...?(ポイント制)
3137
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 20:54:54
型月の結界って割とショボそう
クロスローバーだから別作品の技術でも構わんのだろうけど
ttps://w.atwiki.jp/karanemi/pages/864.html
京都から出たら聖杯からの魔力を失って脱落なのでその覚悟が主従ともにできてないと無理とか。
3138
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 21:01:26
fateなら冬木を離れても脱落はしないからなー。
そのあたりは未知の技術やオリジナル設定でもいい気がする
もしくは語りの中で誰か実際に逃げ出そうと試みてから決めるとかでも良さそう
追加(変更、降板)主従とかそっちの方も気になる。
3139
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 21:04:33
型月だと固有結界が有名で強力だけど京都を覆う程は展開できないし、都市規模の結界は確かになかったような気がする(うろ覚え)
まぁ上記のように別作品の技術や聖杯の力とかで結界を張ればよいかと
3140
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 22:39:40
そこまで深く考えなくても聖杯の力で結界張られてるとかでいいんじゃないですかね
設定ガチガチに固めて失敗したのが迷宮聖杯だし
3141
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 23:28:08
開始時の条件はどうするか
今まではロール系が多かったけど権力ありきでキャラが立ちそうなのはアズラエルくらい?
聖杯戦争開始の数日前くらいに各々が転移して不法侵入・野宿・ネカフェとかホテル暮らし、みたいにある程度世界(京都)に慣れてる時点からスタートとかのほうがやりやすい?(この間は誰も接触なしみたいな)
もしくは一斉転移でサーヴァントとの出会いからやるか
3142
:
名無しさん
:2024/10/27(日) 23:42:53
自分も結界が貼られていて開催地から出られないくらいの塩梅がちょうどいいと思う
>>3122
みたいに状況が特殊すぎると手軽に書けて主従関係の掘り下げにも繋がる日常回が書きにくい気がする
迷宮聖杯の時に日常回書けなかったのが思ったより痛く感じた
3143
:
名無しさん
:2024/10/28(月) 06:28:19
ここまでの簡易まとめ。
【ほぼ確定】
・舞台は現代社会的な京都。
・結界により参加者は京都から出られない。
・多少魔物が出てくる。
・自分の知っている現代日本とはちょっと違う。(年号や貨幣デザインなど)
【未定事項】
・異世界召喚がありふれた世界?
・住人が普通の人間NPC説。
・住人が京人形説。(人間味は残したい)
・住人が非人間の姿に変化した説。
・江戸時代風の街並みな舞台かも。
・最初からロールがあるのか否か。
3144
:
名無しさん
:2024/10/28(月) 16:09:56
仮に開催地が京都だとすれば参加者に京都に縁あるキャラって何人くらいいるのかな
3145
:
名無しさん
:2024/10/28(月) 17:13:49
一番縁ありなのは玉藻の前かな、夏油も京都はそれなりに知っていそう
直接の関係はないが舞衣は美濃関学院(岐阜県)の所属で京都に近い、あと綾小路武芸学舎(京都府)との交流はある、って程度か
インターラプターはネオサイタマンが本拠地のソウカイ・シンジケートに所属していた、その敵対組織はキョートに本部を置くザイバツ・シャドーギルド、ってことだが京都(キョート)をどれだけ知っているかは不明
その他に縁あるキャラはいるのかな?
3146
:
名無しさん
:2024/10/28(月) 17:32:53
>>3145
で「美濃関学院(岐阜県)の所属で京都に近い」と誤って書いてしまった、となると舞衣は京都との関係性は殆どないな
3147
:
名無しさん
:2024/10/28(月) 18:55:12
>>3145
インターラプターはザイバツからシャドー・コンのエキシビションマッチ(実態はソウカイヤへの示威行為)に招待されてキョートに行ったことがあるから知ってるはず
まあ忍殺世界のキョートはネオサイタマとは別ベクトルで京都とは別物だから縁があるというには微妙かも
3148
:
名無しさん
:2024/10/28(月) 19:02:37
住人京人形案を挙げた者だけど異様すぎて語りやすい京都から離れそうなので却下でいいです
(姿が違うとかの他案はアリかも)
3149
:
名無しさん
:2024/10/28(月) 19:37:20
>>3145
他に京都に縁があるキャラだと蓮子は京都の大学に通う学生だったはず(実家は東京)
舞台が近未来で京都は遷都によって日本の首都になってるって現実との差異はあるけど
3150
:
名無しさん
:2024/10/29(火) 09:39:39
これ参加者はどれぐらい引き継いだり新規参戦したりするのかな?
3151
:
名無しさん
:2024/10/29(火) 12:12:10
そいやユウキってALOのアバター姿ぢからエルフ耳なんだよね
人間だけの社会だと目につく要素になるかな?
3152
:
名無しさん
:2024/10/29(火) 18:42:23
江戸時代出身で現代社会から浮いてしまう伊織、カブキ
ALOアバター姿ゆえにエルフ耳が目立つユウキ
絵画の存在ゆえに美術館の外、普通の人間社会に出たいメアリー
彼ら彼女らと舞台との齟齬を少なくするために以下のような設定を考えてみた
ただし特殊な設定が増えてハードルが上がっていると判断したら遠慮無くNGしてください
・別時空や異世界の人間「稀人」がそれなりに召喚される世界であり、色々な種族が共存している
この設定だと京都の住人も別世界・別時代の人間が社会に混ざっていても気にしないで普通に接してくれるようになる
また妄想聖杯大戦にて「ウマ娘なんて種族がいる=ウマ娘のマスターがいる可能性がある」というメタい対策として、エルフ・ドワーフ・獣人・魔族などの多種多様な種族も存在する世界設定にすることも可能
・上記に加えて、京都の住人の一部が動物の姿に変わる現象も発生している
これは
>>3124
、
>>3126
のアイディアを利用、どちらかというとメアリー対策としての側面が強い
ただし両方採用は流石に濃ゆいかな、片方だけに絞るのもあり
3153
:
名無しさん
:2024/10/29(火) 19:14:35
上の設定だけに絞るのが妥当かなとは個人的に思う
3154
:
名無しさん
:2024/10/30(水) 06:47:48
もっとシンプルでいいと思うな
街の人間が京人形や妖怪みたいな異形と化してる謎京都ぐらいのざっくりした設定でいいと思うんだ
イメージはクーロンズゲートの京都版
3155
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/10/30(水) 19:28:04
ひとまずこんな路線かな、まだまだアイディアや修正箇所があればご意見ください。
・舞台は現代社会的な京都がベース。
・結界により参加者は京都から出られない。
・一部参加者の知っている現代日本とはちょっと違う。(年号や貨幣デザインなど)
・多少魔物や魑魅魍魎が出てくる。その影響で治安維持や用心棒としての需要が生まれている。
・参加者視点だと京都の住人は人間とは別の姿に見える。住人側は認識することなく区別することなく普通に他者と接し生活している。
あとはロールを持った鱒がいてもいいし、浮浪者として零からスタートでもいいかな。
それとケースにもよるが、サーヴァントとの出会いから描写してもいいし、それを省いて日常風景からスタートしてもいいと思っている。
3156
:
名無しさん
:2024/10/30(水) 23:54:33
・参加者視点だと京都の住人は人間とは別の姿に見える。住人側は認識することなく区別することなく普通に他者と接し生活している
これは個人的にいらない気がする
人間じゃないと魂喰いの禁忌感が薄まるような気がして
3157
:
名無しさん
:2024/10/31(木) 06:28:20
魂喰いする奴・容認する奴どれくらいいたっけ?ということで個人的に評価
・ユウキは善良だしALOでアバター姿の人々というのを知っているから可能性が低い、一護は護る側だし魂喰いを良しとしないと思う
・伊織は原作で魂喰いという手段を使っていないしあまり考えられない、アルトリアは騎士道ゆえに魂喰いを拒否しそう
・カブキは人間憎しかつ魔化魍側になったから魂喰いさせるのもありえる、アタランテは合理的と判断すれば魂喰いを容認しそう
・レンはGGOというゲーム内でバンバン敵対者を殺しているけど根は善良だしNPC無差別被害は考えづらい、名護さんはファンガイアのような所業を容認しないと思う
・アズラエルはコーディ憎しのような状況になれば可能性あるかも、ディエゴは勝利のためならば手段を選ばない性格だと思うし魂喰いはありえる
・キリトはUWで多種族と交流して同じ人として尊重していし無辜の民の人命を奪う行為はしなさそう、アリスは性格もそうだし禁忌目録のこともあって魂喰いはNG
・夏油傑は非術師であれば余裕で魂喰いを容認できるし、玉藻の前はご主人様のためならば余裕でやれると思われる
・カズマは善良な方で人死にが関わることはしなさそう、矢車はどっちに転んでもいいがあまり魂喰いはしなさそう
・舞衣は真っ当な刀使なので魂喰いをさせる線は薄い、登太牙はファンガイアなので魂喰いとの相性は良いが今は共存路線なので微妙
・蓮子はあまり考えられないが、ソリテールは魔族で人類と共存できない種族であり捕食する意識はないけど魂喰いはできなくはないと思われる
・メアリーは倫理観なく幼稚な考えなので未知数、インターラプターはワタナベ=サン状態だと弱気者を守るヨージンボーだが全盛期は猟奇殺人嗜好者なのでどっちにもなれる
・マヤは普通の中学生で魂喰いをさせることは考えづらい、ザンキは猛士として人々を魔化魍から守る戦士でありあまり考えられない
まとめるとカブキ&アタランテ、夏油&玉藻の前が魂喰いをさせやすく、次点でアズラエル&ディエゴ、ソリテール、メアリー&インターラプターになると思う
個人的に非人間に見えても真っ当な社会性を持つ京都の住人を見ているならば対聖杯や善良な主従が魂喰いに走る可能性は低いと思う
3158
:
名無しさん
:2024/10/31(木) 07:10:09
>>3155
・参加者視点だと京都の住人は人間とは別の姿に見える。住人側は認識することなく区別することなく普通に他者と接し生活している。
同じくこれは個人的にいらない気がする
設定がややこしくなりそう
3159
:
名無しさん
:2024/10/31(木) 07:51:29
>>3156
、
>>3155
了解、住人は人間のままでいきましょう。
3160
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/10/31(木) 16:01:12
・舞台は現代社会的な京都がベース。
・結界により参加者は京都から出られない。
・一部参加者の知っている現代日本とはちょっと違う。(年号や貨幣デザインなど)
・多少魔物や魑魅魍魎が出てくる。その影響で治安維持や用心棒としての需要が生まれている。
・京都の住人は普通の人間。
・鱒は最初からロールを持っていてもいいし、召喚直後(立場・地位はゼロ)からスタートしてもよい。
・鯖は知識として「鱒は聖杯戦争に喚ばれた異邦人」「結界で京都から出られない」を有している。
だいたいこんなもんでいいかな。
あとは余計な設定を設けず、共通で認識すべき事項とかがあれば付記する程度かな。
まだご意見や修正要望があればばっちこい。
3161
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/10/31(木) 16:01:45
それと企画名についても意見募集。
安直に行くなら「京都聖杯戦争」、あとは「古都聖杯戦争」かな。他にも企画名候補があれば挙げてみてください。
3162
:
名無しさん
:2024/10/31(木) 16:05:43
安直だけど京都聖杯戦争の方が呼びやすいし覚えやすいかな
3163
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/01(金) 18:57:46
それでは企画名は「京都聖杯戦争」とします。
そのうち@wikiにもページ「京都聖杯戦争」を作成して
>>3160
も付記しておきますね。
ここいらへんでもう一つの議題。ステシの撤廃or簡略化について。
とりあえずこんな感じかな。
『必須項目』
鱒 【マスター】【出典】【聖杯への願い】
鯖 【クラス】【真名】【出典】【聖杯への願い】
『任意項目』
鱒 【参戦時期】【所持品】【能力・技能】【人物背景】【ロール】【方針】【備考】【その他】【筆者コメント】
鯖 【属性】【パラメータ】【クラススキル】【固有スキル】【宝具】【weapon】【人物背景】【基本戦術、方針、運用法】【備考】【その他】【筆者コメント】
最低限『必須項目』があれば『任意項目』なしでもいけなくはないかなと。
あとは制作者各人の選り好みで『任意項目』から書きたい項目を書けばよい。
そのキャラの【能力・技能】や【宝具】などは有名で多くに知られているものであれば記述なしでもいける、かもしれないし。
一応気になる点として、能力・スキル・宝具が開示されていない場合に「主従Aはこの戦術で行動させよう!」→「主従Bには効かないよ」と後出しでメタられる可能性あり。
この他にもステシの撤廃or簡略化について一家言あればご教授ください。
3164
:
名無しさん
:2024/11/02(土) 18:39:17
後出しメタも考慮して勝敗を決するのに重要な鱒の【能力・技能】や鯖の【パラメーター】、【クラススキル】、【固有スキル】、【宝具】くらいは最低限あった方が良さそうですね
3165
:
名無しさん
:2024/11/03(日) 00:36:04
語りづらくなるだけだから必須項目だけあれば良いと思う
後だしメタは出てから取り消しにすれば良い
3166
:
名無しさん
:2024/11/03(日) 06:53:43
>>3165
<後だしメタは出てから取り消しにすれば良い
それは投下された内容を取り消すってこと?
例えば主従Bがキャラ特性で「毒を無効にできる」を持っていた場合、後出しメタだったとしてもそう簡単に取り消せるものではないし
3167
:
名無しさん
:2024/11/03(日) 06:55:45
>>3166
に書き忘れ
となると「主従Aがこの戦術で行動」という投下内容を取り消しにする、ってこと?
3168
:
名無しさん
:2024/11/03(日) 07:12:14
>>3166
それならキャラ詳細についてはwikiとかのリンクを張る、で十分じゃないかな
3169
:
名無しさん
:2024/11/03(日) 07:12:58
>>3167
そうゆうこと
3170
:
名無しさん
:2024/11/03(日) 16:40:53
対魔力持ってるクラスとかは先に書いてもらわないと逆に語りづらくない?
3171
:
名無しさん
:2024/11/03(日) 17:36:36
それこそ普段の妄想ロワと変わらんから省略でいいよ
どのみち語りの勢いでコロコロ変わるし
3172
:
名無しさん
:2024/11/03(日) 20:58:39
聖杯企画は語りの勢いは毎回そんなにないからなぁ
普段の妄想ロワとは切り離して考えた方が良い
3173
:
名無しさん
:2024/11/03(日) 21:05:21
というか最低限のスキルや宝具すら伏せたままだと聖杯企画じゃないんじゃないかと思う
それにいつもと違う手法だと逆に語りづらくなる
3174
:
名無しさん
:2024/11/03(日) 23:06:57
>>3172
勢いってスピードって意味じゃなく、その場のノリって意味だったが流石にわかりずらすぎたか
>>3173
初代から華扇の鬼の手パワーアップ、二作目はシンの仮面ライダー化もあったぐらいだし
あんま意味ないって言うのが個人的な感想、あくまで私見だからそっちが言いたいこともわからなくはない
3175
:
名無しさん
:2024/11/03(日) 23:42:20
シンのライダー化はマスターの領分だからともかく華扇の鬼の手は宝具として開示された上でだしサーヴァントとして語るならスキル宝具の記載は必要だと思って意見しておく
3176
:
名無しさん
:2024/11/04(月) 08:42:40
スキル・ステータス開示なしで成功したアンゴルモアやムーンフェイスの例もあるしなあ
3177
:
名無しさん
:2024/11/04(月) 09:05:22
>>3176
あいつらはラスボスで残り少ない主従相手だから語りでもカバーしやすかったけど、スタートラインで十数組もいる状態で情報が不鮮明だと後出しメタが未知数でなんかやりづらそう
3178
:
名無しさん
:2024/11/04(月) 09:20:54
後出しメタのどんでん返しもロワだと熱い展開になるから聖杯だとどうなるかは気になるんだよね
原作知らない人を上手く誘導して原作で逆転されるムーブと同じ語りをさせるのは気持ちがいい
3179
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/05(火) 20:47:18
『必須項目』を最低限にするか、性能は明記して後出しメタのリスクをなくすか、中々意見は纏まりませんね。
それでもって企画主もどちらがいいか悩んでます。
『必須項目』をキャラの名前だけにすればプロフ作成の手間がなくなり聖杯戦争企画に参加しやすくなる語り手が増える可能性があります。
ただし後出しメタがネック。労力や時間を割いて書いたネタが予期せぬメタ性能が原因でボツになったり、投下側の想定から大きく外れると、投下側にとってショックが大きかったり理解や納得がしがたい状況に陥る可能性も考えられます。
そういった後出しメタの問題に対して各キャラの性能部分の明示すれば解決できると思います。
ただし、こちらはプロフ作成の手間が増えて大変だと思う方もいるでしょう。【人物背景】などの項目を書かない分は手間は減るとしても、キャラ性能を記述するのにも労力が要りますしね。
とりあえずもうちょっと考えてみます。
3180
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/05(火) 20:54:25
余談ですが、妄想聖杯戦争にてぬ〜べ〜組に対してベアトリーチェが推理対決を仕掛けた際に、まさかのぬ〜べ〜が死者と会話してトリックを容易く見破るというのは盲点、というか知らなくて驚かされました。
うわぁ折角の推理勝負なのに台無しにしやがって!と思ったり、その一方で想定外の展開になってそれはそれで面白い、とも思ったり。
3181
:
名無しさん
:2024/11/05(火) 21:31:42
宝具ってわからん殺しの押し付け合いみたいな部分もあるしマイナーキャラがメジャーキャラに番狂わせを起こすとか聖杯戦争っぽいしやってみたくはある
ただそれを京都聖杯でもこだわろうとは思わないのでガチガチに固めてもいいと思う
3182
:
名無しさん
:2024/11/05(火) 22:18:15
京都聖杯は迷宮聖杯のリベンジ企画で迷宮聖杯の主従は続投だから宝具やスキルは必要最低限書くべきでは?と思う
3183
:
名無しさん
:2024/11/05(火) 22:38:31
よほどネットに情報ないキャラじゃない限り、サイトリンクで十分かと
3184
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/06(水) 10:20:42
ウォーズ2が語り続いている最中に申し訳ないですが一時的にageさせていただきます。
ここ最近の聖杯戦争企画の語りに参加していない方々に伺いたいことがあります。
今後開催予定のリベンジ企画においてプロフィールを簡素化、より語りに参加しやすくなるように簡素化する範囲を考えています。
そこで質問ですが、プロフ簡素化になったら実際に候補作を用意して語りに参加してみよう、と思える方はどれくらいいらっしゃいますか?
3185
:
名無しさん
:2024/11/06(水) 10:37:45
ノ
3186
:
名無しさん
:2024/11/06(水) 11:17:25
ー
3187
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/06(水) 12:23:06
>>3185
、
>>3186
お返事ありがとうございます。
ちなみにですが、
>>3163
のようにキャラ名と聖杯への願いだけの必要最低限にするか、
>>3164
のように後出しメタを考慮してキャラ性能までを記述するか、どちらがいいとかありますか?
この他にも語り参加が見込めそうな方は挙手お願いします。
3188
:
名無しさん
:2024/11/06(水) 12:27:30
3163で
3189
:
名無しさん
:2024/11/06(水) 12:35:52
どのぐらい新規参加の枠があるかで考えたい
後出し勢はメタ的なトラップを仕込めるわけだし
実際の企画でもメタ能力持ちが参戦してたことがあったし、続投組とでアンフェアにならないようにしたい
3190
:
名無しさん
:2024/11/06(水) 16:29:58
>>8184
遅れたけどノ
まあ迷宮聖杯でも参加したけど
あと
>>8189
と同じ理由で
>>3164
の方がありがたいです
3191
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/07(木) 09:55:14
すみませんちょっと確認。
>>3189
は発言的にメタ的トラップ仕込める=3163(プロフは最低限)な立場であると最初は考えていましたが、
>>3190
の発言通りだと3164(キャラ性能まで記述)の立場だったりします?
(
>>3190
にてレス番ミスがありますが多分
>>3189
を指していると思います。)
3192
:
名無しさん
:2024/11/07(木) 11:17:56
>>3191
その通りです、安価ミスすみません
3193
:
名無しさん
:2024/11/07(木) 11:30:23
てっきり別人だと勘違いしてましたが、
>>3189
=
>>3190
ということですね、了解しました。
3194
:
名無しさん
:2024/11/07(木) 13:37:39
>>3190
ですが意見に同意しただけで
>>3189
とは別人です
3195
:
名無しさん
:2024/11/07(木) 14:30:52
あら、そうでしたか。では
>>3189
さんの返事はまだということですね。
3196
:
名無しさん
:2024/11/07(木) 16:26:00
>>3195
>>3189
だけどトラップ仕込むならフェアな状況でやりたいとおもってる
継続参加キャラにメタネタ無くて新規参加が胡散臭いキャラだってバレバレなんて面白くないでしょ
3197
:
名無しさん
:2024/11/07(木) 16:34:30
>>3196
つまりプロフにキャラの性能まで記述する派、ってことでいいですよね。
3198
:
名無しさん
:2024/11/07(木) 17:14:00
>>3187
遅れましたがノ
迷宮聖杯でも参加しましたが
後ステシについては
>>3164
の方がいいかなあと
3199
:
名無しさん
:2024/11/07(木) 18:31:08
>>3197
京都聖杯ではYESだね
3200
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/08(金) 17:42:58
僅差ではあるが
>>3164
の「キャラ性能の記述まで必須」が多いかな、その方向で行こうかと考えつつ。
その前に確認ですが、
>>3198
さんは「迷宮聖杯では候補作を出していなかったけど、語りには参加していた」ということでしょうか?
3201
:
3198
:2024/11/08(金) 18:05:04
>>3200
候補作も出した上で語りにも参加してました
>>3187
の語り参加が見込めそうな方はって所は目に入ってたんですが、その前の
>>3184
での参加していない方云々の所を見落として反応してしまいました、紛らわしい真似をしてしまい申し訳ないです…
3202
:
名無しさん
:2024/11/08(金) 18:38:50
>>3201
了解しました、となると両者共に同数程度の支持があってイーブンですね。
もう少し様子見します。
3203
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/10(日) 13:34:28
悩みましたが、
>>3163
の「キャラ名&聖杯への願いだけの必要最低限」にしましょう。
京都聖杯戦争への語り参加者が増える方に期待して、後出しメタに関してもなんとか語れるかもしれませんし。
とりあえずこの方向で進めてみますが、一つだけ注意事項を。
ただ無闇矢鱈に最低限のプロフだけを大量投下された場合には途中から規制を設けようかと考え中です。
ひとまず今の段階では規制なしのつもりですが、その場合においてはIDにつき先着で投下された七組を候補作と採用し、それ以降の候補作を不採用とします。
なお、1IDにて最低限プロフで七組以上の候補作が出たとしてもすぐに規制を行使するつもりはないですが、あまりに過ぎる場合において上記の候補作規制を行います。
さてそれでは、コンペはいつから始めましょうか?
それとウォーズ2の行く末を見据えてからコンペ終了を考えましょうか?
3204
:
名無しさん
:2024/11/10(日) 13:40:52
ウォーズが終わってからがいいかな
3205
:
名無しさん
:2024/11/10(日) 13:45:51
それだと迷宮聖杯の主従が不利になりませんか?
正直、後出し設定できっちりスキルや宝具が決まってるキャラが逆転負けするのはどうかと思うのですが
3206
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/10(日) 13:58:19
>>3205
残り4組全てが最低限プロフだけで埋まるとは限りませんし、尚且つ迷宮聖杯の主従全員がそうやすやすと不利になるとは考えづらいです。
それでも心配が残るのであれば、コンペ期間中や語り開始までに最低限プロフに性能・スキル・宝具などを提案して付け足していくのはどうでしょうか?
3207
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/10(日) 19:33:45
@wikiに「京都聖杯戦争」の項目を作成しました。
また迷宮聖杯戦争から参加者名簿&候補作を転載しました。(ちなみに@wikiの編集のし過ぎで一時アクセス制限がかかりました)
なお、参加者名簿&候補作への【ロール】追記・微修正などは各自@wikiへの編集をお願いします。
どうしても@wikiの編集が無理な方は追記・修正箇所をこのスレor投票スレに挙げていただければ、企画主の方で編集しておきます。
3208
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/10(日) 19:37:42
ちなみに企画主の参戦主従 【主】カギ爪の男【槍】サドラー を参加者名簿から削除しています。
また候補作から 【主】江ノ島盾子【騎】魘夢、【主】ユカポン【騎】羽前京香&和倉優希 を削除しました。
もし万が一同じように候補作を削除したい方がいらっしゃいましたらお声掛けください。
3209
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/12(火) 07:37:00
様子見していましたが反応がないので、念のための確認。(多少追記あり)
・候補作は
>>3163
のキャラ名&聖杯への願いを書いた『必須項目』だけのステシでもOK。その他『任意項目』は各人の選り好みで。
・なお最低限のみのプロフには他の人が性能・スキル・宝具などを提案して付け足せるようにする。無論制作者の意向も確認するが、反応がない場合は付け足していくつもり。
・無闇矢鱈に最低限なプロフが大量投下された場合には途中から規制を掛けます。(
>>3203
参照)
・「京都聖杯戦争」の項目を作成、および参加者名簿&候補作を転載したので、【ロール】の追記や各項目の微修正は各自の判断で@wikiの編集をお願いします。必要でなければ変更や追記なしでも構いません。@wiki編集が無理であれば企画主にお声掛けください。
・コンペの開始はウォーズ2が終わってから始めます。
また様子見して意見など反応がなければこの方針で進めていきます。
3210
:
名無しさん
:2024/11/12(火) 08:57:39
なるほど了解
3211
:
◆gXaKV49AZQ
:2024/11/15(金) 09:50:50
反応がなかったので
>>3209
の方針で進めていきます。
それと自作の参戦主従&候補作にロールの記述や微修正を行ったことを報告しときます。
3212
:
名無しさん
:2024/11/17(日) 17:44:17
まだコンペは始まってないけど、候補作作成について相談
今のところ【槍】シャーロット・カタクリ@ONE PIECEを考えているけど、マスター候補がいくつかあって悩んでいます
とりあえず考えているのは美国織莉子@魔法少女おりこ☆マギカ、ギルバード・デュランダル@機動戦士ガンダムSEED Destiny、マザー・ミランダ@BIOHAZARD VILLAGE、の3名
今のところ把握されていて語りやすいキャラを優先するつもりで、相性や関係性は二の次な予定
よろしければご意見をお願いします
3213
:
名無しさん
:2024/11/17(日) 19:48:39
ワンピはエースが死んだくらいまで読んでないから鯖は未把握だけど織莉子なら把握してます
3214
:
名無しさん
:2024/11/17(日) 20:33:39
こちらはカタクリはある程度把握はしてて、デュランダル議長は把握してる(というか鱒で考えてた…けど相方選びに難航しててステシ作成ってなると優先順位は低い、他の主従優先になる)感じ
3215
:
名無しさん
:2024/11/18(月) 09:58:11
そのメンバーならミランダかな
織莉子や議長もいいと思うけど魔力的にキツそう
グリーフシード手に入るかで難易度がだいぶ変わる
3216
:
名無しさん
:2024/11/20(水) 06:23:47
>>3213-3215
お返事ありがとうございます
そして見事に三者三様で決定打に欠けるけど、とりあえず今のところ明確な願望を持ちヴィラン適正のあるミランダを意識してるかな
回答いただいた三方以外にもこのキャラが語りやすいと思える人がいましたらご意見お願いします
3217
:
名無しさん
:2024/11/22(金) 17:04:23
候補作作成について相談
ウイングマン(実写版)見てる人いますか?
3218
:
名無しさん
:2024/11/22(金) 17:39:51
>>3217
自分は観ていないっすねー
今上映している映画かな、それともどこかの動画配信サイトで観れる?
3219
:
名無しさん
:2024/11/22(金) 17:45:48
今やってる深夜ドラマですね
有料サイトならDMM、無料ならたしかTVerで初回からまだ見れると聞いたような
まあただの候補作なので当選しない限り把握する必要はないと思います
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