[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
第三外典:無限聖杯戦争『冬木』
41
:
名無しさん
:2019/04/22(月) 01:14:41
「あ、あの―――――」
――――――――本当に、それでいいのか。
今正しく、目の前では殺し合いが繰り広げられようとしている。本当に、自分はそれでいいのか。
いや、それでいい。それでいいのだ。自分はただ、日常に帰ればいい。帰るべき場所が、自分にはある――――それは何処に。
それは、どういうものだった。記憶は穴が空いたように抜け落ちたまま。何処に帰ればいいのか。それとも、最初からそんなものは、存在などしていなかったのか。
退路がないのならば、どう在るべきか。
「ふむ……?」
神父服の男が、訝しげに目を細める。
その横で、如月先生が……空中になにか、半透明の、液晶のようなものを展開して、それを指で叩いている。
一之瀬先輩、と呼んでいた少女が、一歩前に踏み出した。自分を牽制するかのように……その様に。何処か、胸が痛むようであった。
彼女を見上げたならば、その瞳はひどく冷たいものであった。そこには、感情など存在していないかのように――――
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板