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第三外典:無限聖杯戦争『冬木』

26名無しさん:2019/02/04(月) 22:51:47

「続くと思うかい。こんな時間が」

「……え?」

見透かされたような気分だった。質問の意図も意味も分からず、火々里はただ目を丸くしながら彼女を見つめた。
ふっ、と肩を落としながら、侑李は立ち上がる。困惑する火々里へと向けて、答えを出すでもなければ、導くこともなく……きっといつもの遊びなのだろうと思った。
だから明日も、きっと。きっとこんな時間が続くと、信じている。


「なんでもないよ。じゃあ、暗くなる前に帰るんだよ」


教室の扉が閉じる。その姿を見送った。
その問いかけの答えを求めるように、もう一度、窓の外を見た。そこに映るのは、先程と何ら変わることもなく……ゆっくりと、その手を伸ばした。



――――ふと、鏡に何かが映り込んだ気がした。


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