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第三外典:無限聖杯戦争『冬木』

18名無しさん:2019/01/21(月) 22:13:06



『”ああ─────さようなら”』



また、誰かの声が聞こえた。幾つもの声が重なって、それが誰か、と特定することすら出来なかった。
けれど、それは余りにも、誰よりも、力強く、そして綺麗な物だということを、自分だけが知っていた。ルーク・カートライトという自分だけが、理解出来ている。


『そして────────”ありがとう”。』


どれだけの"無名"に塗り潰されたって、その姿を、その名前を、忘れるわけがなかった。そうだ、忘れる筈がないんだ。
この言葉は、きっと呪いなんかじゃない。それは確かに条件であって、泥濘んで引きずり込まんと錯覚するほどだけれど、きっとそんなものじゃない。


『あばよ“ルーク”』『ま、長い人生肩肘張らず“気張って”生きていけや』


それはきっと、こうして重なった――――――――自分が生きた、証明何だと思う。


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