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真夏のゴジラ

1真夏のゴジラ ◆dkf/aF6sqI:2019/11/07(木) 21:13:38 ID:24Sdk4ac
真夏に通気性のない着ぐるみに入り、着ぐるみを脱ぐことも休憩もできずに何時間も移動を繰り返すお話。

17真夏のゴジラ ◆dkf/aF6sqI:2019/11/07(木) 21:28:42 ID:24Sdk4ac
中の女性はおそらくだが、控え室に戻り緊張の糸が途切れて倒れてしまったのだろう。
そうでなければ更衣室へあんなに勢いよく移動することもできないと考えた。

なんにせよ、俺がゴジラに入るのを代わってもらったので申し訳ない気持ちは変わらなかった。


しばらく待っていると更衣室の中からドライヤーの音やスプレーの音が聞こえてくる。
もう、そろそろ着替えが終わったのかと思い緊張しながら彼女が更衣室から出てくるのを待つ。
それでも彼女は出てこない。
心配になり声をかけようとした時、更衣室の扉のロックが解除される音。
そしてゆっくりと扉が開く。

少し開いたドアの隙間から覗き見る目。
「ああ、やっぱり帰ってないか」
諦めたような口調で私服に着替えて出てきたのは、直井サキ。

「え、なんで?」俺の問いにサキが答える。
「チーフに頼まれたのよ、着ぐるみの暑さ対策のサンプルテストも兼ねて」
「でもぉ」と言いかけた俺の言葉を遮って「分かってるわよ、体力に自信がないことも伝えたわ」
サキは足に付けていた機器を指差して「だったら、ついでにこれもテストしててって言われて断り切れなくて」と説明してくれた。

18真夏のゴジラ ◆dkf/aF6sqI:2019/11/07(木) 21:29:53 ID:24Sdk4ac
「お腹空いたからご飯でも食べてゆっくり話そう」とサキに誘われて移動を始めた。
移動中、サキは着ていたラバースーツの説明をしてくれた。
あれは特殊なゴムで出来ていて、人に似せた冷却の役割をするスーツから体を適温に保つ機能があるので全身をくまなく覆う必要があることや実際あれだけの長時間着て炎天下でも暑くなかったことを教えてくれた。

ファミリーレストランに着くとランチタイムを過ぎているので店は空いていた。
料理を注文するとすぐに料理が出てきた。
チーフから多目にお金をもらっていたのでデザートも注文した。

サキとは同期だがこうして2人で話すのは初めてかもしれない。
「あのー、一つ聞いていい?」サキが突然改まった感じで話しかけてきた。俺はデザートを頬張りながら頷く。
「さっき、エレベーターで言ってた好きな人って?」サキの声が小さくなる。

19真夏のゴジラ ◆dkf/aF6sqI:2019/11/07(木) 21:31:03 ID:24Sdk4ac
「あ!」俺はすぐに口を押さえた。
本人とは知らずに告ってしまったことを今更ながらに思い出した。
「え、あの」と口籠もったが思い直す。
一度は告白してしまったのだから。

「直井サキさん、貴女のことが前から好きでした、良かったらお付き合いしてもらえませんか?」手を差し出し頭を下げる。
「普通こんな所で告白する?」サキの言葉に体が硬直した直後、差し出した俺の手に柔らかい手が触れる。
「こちらこそ、よろしく」
その後は2人笑顔でデザートを食べてたわいもない話をした。

そうそう、チーフが“ナオイ“と呼んだのを中の人が男だと思い込み“ナオキ“と聞き間違えていたこともサキに告白した。

20真夏のゴジラ ◆dkf/aF6sqI:2019/11/07(木) 21:32:20 ID:24Sdk4ac
その後はサキも俺と同じスーツアクターをするようになった。
一度は自分の体力に自信を喪失し、諦めていたのだが今回のことをキッカケに俺と共に頑張ろうと思ったようだ。
テストしていた冷却スーツもいい感じになっている。

因みに今は新たなテストを行なっている。
2人で操演する着ぐるみ。もちろん中身は俺とサキ。
そして暑さ対策ができたことで、チーフの新地アズサも小さな着ぐるみに入ってイベントを盛り上げている。

2人で操演する着ぐるみと極小着ぐるみのお話はまた別の機会に!


おしまい

21名無しの作家さん:2020/03/06(金) 11:41:29 ID:qsSFv7pc
炎天下に暑そうな着ぐるみ(in女性)ってシチュエーションは最高だったけどフェチ要素が少なかったのが残念

22名無しの作家さん:2020/03/13(金) 11:19:17 ID:dQ23exIw
続きか似たようなもの誰か書いて!

23真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/03/21(土) 07:42:26 ID:pEntN8c2

登場人物

【早坂ナオキ】
着ぐるみヒーローを憧れイベント会社入社

【新地アズサ(チーフ)】
ナオキの上司、小柄で元着ぐるみ操演者

【直井サキ】
同期入社でイベントをキッカケにナオキと付き合い始めた

24名無しの作家さん:2020/03/21(土) 10:09:31 ID:A8DRZGE2
きたー!

25真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/02(木) 07:54:10 ID:XO9td4N2
ゴジライベントは無事成功。
結局最後までサキがゴジラをやり切った。

しばらく俺は今まで通りゆるいウサギやトラの着ぐるみを着てイベントに参加。
サキも人手が足りない時以外は本来の経理の業務に就いていた。

夏本番、子供たちが夏休みに入った。
そんな時あのイベントが再び。

今回はゴジラではなく、キングギドラ。
俺はチーフから呼び出された。
「どう?早坂、今回は最後までキングギドラできる?」
そう聞かれた俺の返事は決まっていた。
「やります!やらせて下さい!」
力強く意志表明をした。

何故か隣にはサキ。
「チーフ、質問です!」
手を挙げて質問するサキ。

「はい、なんでしょうか、直井」
「何故、私までココに呼ばれたのでしょうか?」

チーフはニヤリと笑みを浮かべ。
「貴女も着ぐるみに入ってもらいます」
それを聞いて俺は動揺した。
また、俺が弱音を吐いた時の保険で、サキがこの場にいるのではないかと思ったから。

26真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/03(金) 06:48:52 ID:KlInzrjY
サキは嫌そうな顔をして質問を続ける。
「また、ゴジラですか?」
チーフは首を振りながら「今度はキングギドラよ」

俺もサキも目を丸くした。
「え、2体もいるんですか、キングギドラ?」
俺の質問にチーフはまたも首を振り、
「あなたたちが2人で入るのよ」

「え、あ… 」
俺もサキも声が出なかった。
「もう決まった事だから頑張ってね」
続けて
「早坂、また途中で出来ませんなんて無しだからね」
そう言って部屋を出ていった。

まぁ、全くの他人で入るならまだしも、彼女のサキとなら。
サキはというとやれやれと言った表情。
そして俺に「2人で頑張りましょう」と。

後から聞いた話だがサキが断らなかった理由は、俺が他の人(女性)と2人で着ぐるみに入って欲しくなかったとの事。
そして、俺とサキの関係はチーフにバレていて、サキが断らないことを見越しての事だったと。
だから、チーフは俺には“やるかどうか“聞いたが、サキはマストだったと。

27真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/04(土) 12:51:29 ID:lH/o0U1g
イベントも近づき着ぐるみが届いたので試着する為に俺とサキはチーフに呼ばれた。

事前に体温を適温に保つラバースーツに着替えて。
初めて着たがコレが曲者。
ファスナーなどはなく、首の所を広げて着ていく。
そしてスーツと一体となったマスク、フードを被れば装着完了となる。
試しにマスクを被ってみたが、見た目には分からないが内側からは目と口と鼻の所に細かな穴が開いていて支障なく見ることも呼吸もできる。

後、一度だがサキが着ていたラバースーツには無かったものがある。
それはダラリと垂れたペニスケース。
カッコ悪いので、ラバースーツの中へと押し込んでおく。

28真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/05(日) 08:18:11 ID:lH/o0U1g
着替えを済ませ、顔を出した状態で指定された部屋へ行くとサキが既に着替えを済ませて待っていた。

「揃ったわね!」
チーフはそう言うと、ホワイトボードに絵を描いて説明を始めた。

キングギドラは頭が3つで翼があり、腕などはない架空の怪獣。

着ぐるみの中は直井が前で、早坂が後ろ。
足には歩行サポートの機器があるから、早坂の足に取り付けてから、直井は早坂の足をかかとで踏む感じで取り付ければ、歩行できる。
因みに歩行をリードするのは早坂だから。

3つの頭の内真ん中は2人の頭を入れて動かし、左右の頭は直井が腕を入れて動かす。
早坂の両腕は翼を担当。

そして冷却スーツは予め、キングギドラの中へ仕込んであるから、冷却スーツを着てからキングギドラを着る感じになるから。

29真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/06(月) 07:28:52 ID:lH/o0U1g
チーフはサクサクッと説明。
「質問ない?」と聞かれたが、2人とも流れるような説明に質問は湧いてこなかった。

早速、キングギドラに入る。
着ぐるみに入ることより、サキが一緒ということにドキドキする。

まずは俺がキングギドラの背中からはみ出た冷却スーツへと足を入れる。
さすがに2人入れる事もあり中は広くなっている。
足先にはサンダルのような引っ掛かりを感じ、そこへ足を入れる。
続けて足首、ふくらはぎ、太ももと歩行サポート機器を取り付けると、キングギドラの足と一体となった。

30真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/07(火) 06:39:29 ID:lH/o0U1g
冷却スーツの足は2人共通だが、腕はそれぞれ役割が違うので別れている。

冷却スーツに腕を入れようとしてチーフに止められる。
「マ・ス・ク」
すっかり忘れていた。
確かに腕を通してしまうとマスクは被れない。
サキに目をやるとマスクも被り全身ラバースーツになっていた。

首元に涎掛けのように垂れ下がったマスクを被る。
マスクは後頭部まですっぽりと覆い、襟足が少し出ているだけとなる。
最後にフードを引っ張り上げながら被る。
フードはピッタリしていて、顔の部分だけを残し、頭をすっぽりと覆った。
マスクを被っていなければ、スピードスケートの選手みたいになるだろう。

31真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/08(水) 07:00:53 ID:lH/o0U1g
肌の露出が全くなくなったところで、再度冷却スーツに腕を通す。
顔の部分はサキと共通なので最後となる。

サキも足を通す。
1人の時は余裕があったが、2人になると冷却スーツの下半身はピッタリ。

サキは履きにくそうにしながらも、なんとか歩行サポート機器に足を通した。
足の甲に軽くだがサキの体重がかかる。
サキが足を通す際、お尻を振って調整したのだが、ラバースーツはそれほど厚みがないので、サキの体温が伝わり柔らかいお尻で刺激された俺のアソコは大きくなり始めていた。
そして、大きくなるに連れて俺のアソコは自然とペニスケースへと入り込んで主張を始める。

サキは俺の異変に気にも止めず、冷却スーツに腕を通すと、頭の部分をチーフに被せてもらった。

32真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/09(木) 08:41:10 ID:xZj/.lRw
冷却スーツの頭部を被ると、サキとの距離がグッと縮まった。

冷却スーツはフロントファスナーになっているので、チーフが小さな体で頑張って閉めてくれる。
「キャッ!」サキが小さな悲鳴を上げた。
続けて「セクハラですよ!」とサキ。
「女同士だからちょっとくらいいいじゃない」とチーフ。

俺の位置からはチーフが何をしたか分からなかったが、サキに比べて胸の小さなチーフがした事は検討がついた。

ファスナーが閉まっていくと、サキと接触する面積がどんどん大きくなる。
それに伴い俺のアソコも。
ラバースーツ越しであるが、サキのいい香りがするような気がしてさらにアソコが大きくなるのが加速する。

33真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/10(金) 23:05:28 ID:lH/o0U1g
俺はキングギドラの翼、サキはキングギドラの左右の頭へと腕を通す。
俺の背中でチーフがキングギドラのファスナーを閉め始める。
「早坂、もうちょっと前に詰めて」
「ハイ!」返事はしたもののこれ以上は動けない。
先ほど少し動いただけでもラバースーツ越しの触れ合いが気持ち良くて更に俺のアソコは大きくなっている。

前に詰めない俺に構わずチーフはグイグイ押してくるものだから、2人とも前傾姿勢に。

「チョット、ナオキ!」と叫んだサキから「あぁぁぁ」と小さくだが確かに喘ぎ声が漏れた。
それと同時に俺の行き場を失っていたアソコが綺麗にサキの穴に収まった。
俺のアソコは温もりに包まれ、程よく締め付けられている。
どうやらサキのラバースーツもお股のところが袋状になっていたようだ。

34真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/11(土) 06:59:26 ID:lH/o0U1g
「じゃあ、閉めるわよ」とチーフ。
「え!」
「あっ!」
俺とサキの声を掻き消すようにファスナーが閉められた。

2人とも“ちょっと待って下さい“と言いたかったが、挿入事故の影響で言葉がすぐに出てこなかった。
ファスナーが閉まった事で俺とサキの体は合体したまま、更に密着する事になってしまった。

前傾姿勢からなんとか体を起こす。
キングギドラの首元の覗き穴にチーフが現れると、「じゃあ、取り敢えず、今日の夕方まで試着してみて感想聞かせて」と。

続けて「扉は開けておくから、部屋から自由に出入りして練習してみて、社内には連絡しておくから社外以外なら自由にしてよ」と言うだけ言うと行ってしまった。

35真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/12(日) 09:51:05 ID:2ofplrb.
「チョットどうするの、ナオキ、抜けないの?」
時計を見ると午後1時過ぎ、夕方までかなりある。

こんな形でサキと交わろうとは思っていなかった。
最近ようやく、キスする関係になったぐらいなのに。

体を揺すり引き抜こうと試みる。
しかし、ピッタリ密着していて、サキの中を掻き回すだけ。
「ん、もう、あぁぁぁ」
普段クールなイメージのサキからかなりギャップのある可愛らしい声。
体が触れ合うたびに俺のアソコは更に硬く大きくなる。
そしてサキも言っていることと体は別のようで俺のアソコをギュッと締め付けて離さない。

36真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/13(月) 09:47:33 ID:lH/o0U1g
何度か腰を引いて抜こうとするが、結果は同じ。
引き抜くことは出来ず、細かなピストン運動になってしまう。
その度にサキの必死に堪えた喘ぎ声が聞こえてくる。

もう俺は限界だった。
「ゴメン、サキもう俺、我慢できない」
そう言うと、細かなピストン運動を速くし、サキの奥へと突き刺していく。
サキから拒まれると思ったが意外な言葉が返ってきた。
「ナオキ、きて、もっと!」
俺はサキの言葉に応えるように腰を振り続けた。

「あ、ぁぁぁ、ダメ、ダメ、逝く、逝く、逝っちゃうぅぅぅぅ!」
サキの体がブルッと震えた後、俺も動きを止めた。

着ぐるみの中で、激しい呼吸音だけが響く。
「サキ、大丈夫?」
「ええ、なんとか大丈夫、良かったわよナオキ」
サキはそう言うと、苦しそうに呼吸を続けた。

37真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/14(火) 07:37:42 ID:26n6Ov.6
行為の間、幸い部屋には誰も入ってこなかった。
まあ、ほとんど利用されていないエリアなので当然と言えば当然なのだが。

さあ、一度交わって体温が急激に上昇したが、冷却スーツのお陰で体温は次第に落ち着き始めている。

しかし、サキと接している部分は暑い。
特に俺のアソコは全く冷却されず、勢いは衰えていない。
それにサキの方も締まりがよくガッチリと俺のアソコを掴んで離さない。

「どうしようか?」

38真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/15(水) 07:58:46 ID:Y98AeStc
俺の問いにサキは「このまま夕方解放されるまで、この部屋で待つしかないでしょ」と。

ジッとただ待つだけもということで、キングギドラで移動する練習をする事にした。
だが、これがなかなか大変。
キングギドラが動く度に俺のアソコがサキの中で動く。

部屋の出入口まで辿り着いていないのに、2人とも気持ち良くなり動きを止める。
「ゴメン、サキ、俺」
言葉足らずの俺の言葉に「ええ、分かってる、ナオキ来て」

今度はキングギドラの翼でサキを強く抱きしめる。
ラバースーツでお互い顔が見えない状態だが、顔を擦り付け合う。

39真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/16(木) 07:30:45 ID:Zl5FFfbA
激しく顔を擦り付け合い、交わす事の出来ない唇を求め合う。
そして体を擦り付け合いながら、動きを速めていく。

「ぁぁぁ、ダメェェェェ、また逝ちゃいそう、ぁぁぁあぁぁぁ!」
サキの体がビクッと震えて、力なく前傾姿勢になる。

俺は前傾姿勢になりサキのアソコを突き上げて、フィニッシュ。

「はぁはぁはぁはぁ    」
「ふぅふぅふぅふぅふぅ   」
2人の荒い呼吸がキングギドラの中で繰り返される。

40真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/17(金) 09:36:51 ID:lH/o0U1g
「私、もうダメかも、    」
少しの沈黙の後、「私、ナオキ無しじゃあ、生きていけない」
「俺もだ、サキ」

結局この日は部屋から一歩も出る事が出来ず、何度も何度も交わり2人とも動けなくなった。

気づけば夕方。
キングギドラは床に転がり、ラバースーツの中はお互い自分の体液でグチュグチュになっていた。

2人で相談しチーフへの言い訳は息が合わなかったということにした。
実際は息ピッタリで何度もまじわっていたのだが。

その日の帰り俺とサキは互いを求め合い理性を抑え切れず、ホテルへと直行し2人の愛を確かめ合った。

41真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/18(土) 07:41:09 ID:tlp5qefw
3日後、キングギドラの再トライとなった。
今度はチーフも時間があるのでアテンドをしてくれることになったので、もちろん前回のようにはいかない。

また、俺からラバースーツに着替えて冷却スーツへ。
後からサキが冷却スーツに入ってくる。
前回の教訓もあり、理性を効かせる為、全く関係のないことで頭をいっぱいにして、勃起しないように自分を落ち着けた。

冷却スーツとキングギドラの着ぐるみのファスナーが閉められるとサキと密着するのは変わらない。
理性を効かせているつもりでも、体は正直。
徐々に勃起してくる。

42真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/19(日) 06:51:38 ID:2MrUZWwM
サキに挿入しないまま歩き出すことに成功。
「右、左、右、左」の小さな掛け声の下、キングギドラは動き始めた。
チーフが先導する後について行く。

ただ、歩いているだけでもサキの柔らかいお尻が触れてくるのが堪らない。
歩き出してから程なくして俺のアソコは勃起し、硬く大きくなっていた。

少し行った所に建物の吹き抜けになっている光庭がある。
そこへ来るとチーフが歩みを止めた。
「みんなに見てもらうので、ここで練習しましょう」

吹き抜けは5階まであり、窓があるので5階からでも光庭がよく見える。

「まずは、そうね、早坂、翼を動かして」
そう言われて俺はキングギドラの翼を羽ばたかせる。

43真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/20(月) 07:27:49 ID:XLt.ffzo
「うーん、それじゃ飛べないよ、もっと鳥が羽ばたくのをイメージしてやってみて」
俺は大きく羽を広げて、チーフに風を送るように羽ばたいて見せた。
「そうそう、いい感じ」

光庭で金色の怪獣が大きな翼を羽ばたかせていれば嫌でも目立つ。
ギャラリーが少しずつ集まってきた。
チーフはそんなことはお構いなしに練習を続ける。

「じゃあ、次は直井、自分の首を振りながら、両手のキングギドラの首も動かして見て」
キングギドラの左右の首はジャバラのようになったマジックハンドをサキが操作する。
根元が固定されているので、動きはかなり制限される。
因みに中央の首もジャバラになっていて体を揺する事である程度左右に振ることが出来、サキが頭を縦に振ると口が開閉する仕組みとなっている。

44真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/21(火) 06:10:57 ID:9qa6b/xE
「うーん、感じ出ないなぁ」
チーフは頭を捻っている。
「直井、もっと体を大きく動かせない?」
「早坂も協力して」

もう一度。
今度は体を前傾にしてから、回すようにして体を起こし、キングギドラの頭を動かす。
前傾になった時、俺とサキの間に隙間ができた後、俺はサキに覆い被さる形となった。
勃起したものの大人しく俺の太もも辺りにいたアソコが隙間ができた瞬間に動いた。

意志を持ったように、サキの穴へと飛び込んでいく。
「ぁぁぁ」必死に抑えたようなサキの喘ぎ声が漏れる。
そのまま体を起こすと俺のアソコはサキの中へより深く突き上げた。

45真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/22(水) 10:29:23 ID:lH/o0U1g
「ふぅぅぅぅ」
大きな呼吸でサキは声を上げずに耐えたようだが、体はプルプルと震えている。

「そうそういい感じ」
チーフからお褒めの言葉は頂いたが、先ほどよりギャラリーが増えている中、俺とサキはキングギドラの中でも合体してしまった。

小声でサキに話しかける。
「大丈夫?」
「うん、なんとか」
サキは艶っぽい声で返す。
「とにかく、控え室に戻れるようにしよう」
2人でチーフに控え室に戻れるよう嘆願する。
理由は着ぐるみの中が熱くなってきたから。

炎天下の光庭、チーフにも汗が滲んでいる。
チーフの様子からも戻れると確信していた。
ただ、問題はサキと合体したまま、一回も絶頂を迎えずに控え室まで戻れるかだった。

46真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/23(木) 06:57:41 ID:lH/o0U1g
しかし、チーフから“戻りましょうか“の言葉は引き出せなかった。

理由はギャラリーが増えたこと。
「せっかくだから、もう少しみんなに見てもらいましょう」
そう言うとまた、チーフから指示が飛んだ。
「今度は歩きながら首を振って翼を羽ばたかせてみよう」

ギャラリーが増えて乗ってきたチーフと違い、こちらは多くのギャラリーに晒されながら、着ぐるみの中で行為の途中で必死に抑えている。

俺もサキも理性が飛びそうになりながら、チーフの指示通りに動こうとするが逝かないようにするのが精一杯だった。
そんな中、演技しているので当然キレがない。

チーフからは案の定ダメ出しをされ、まだまだ控え室へ戻れそうになくなってしまった。

47真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/24(金) 11:13:22 ID:O4uO3FMs
「頑張ろう、この状況から抜け出す為に」
サキを元気づける。

チーフの要望通り、翼を羽ばたかせ体を大きく使ってキングギドラは首を振り回す。
動きが大きくなればなるほど、俺のアソコはサキの中で大暴れする。
「んんんぅぅぅぅん」
サキが喘ぎ声を出さず必死に堪えているのが分かると、俺はさらに興奮してきた。
俺にとっては堪らないシチュエーション。
だが、これがまだまだ続くならサキは多分もたないだろう、そして俺もそのうちきっとダメになるだろう。

チーフの反応を見るとサムズアップを見せた後、「きゃあー」とわざとらしく逃げ出した。

“???“

48真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/25(土) 09:30:20 ID:lH/o0U1g
チーフの行動の意味が全く分からない。
逃げていくチーフを目で追う。

その先には “え!ゴジラ!?“
ゴジラは勢いよく回転し、尻尾を振り回す。
その尻尾をヒラリと飛び越えたチーフは建物の中へと消えていった。

ゴジラは勢いよくこちらへ向かってくる。
戦う気が満々であることが、見ただけで伝わってくる。

“どうしよう?“
もうさっきの動きの後サキの体に力が入っていない。
絶頂に達してしまったのかも知れない。
その証拠に抑え切れなくなった喘ぎ声と、体が大きくビクッと痙攣した後、俺に体重が一気にかかって来た。

我慢し過ぎて気を失ってしまったのかも知れない。
そんな俺たちの状況など知る由もなく、ゴジラは勢いよく向かってくる。

49真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/26(日) 07:33:13 ID:R/miFdtA
光庭にゴジラが現れると、歓声が巻き起こる。
それに気を良くしたゴジラは立ち止まりギャラリーに応えた後、再び俺たちに向かってきた。

「サキ、サキ」
名前を呼んでいると目覚めたようで、
「え、なんでゴジラ?チーフは?」
どうやらサキは意識が飛んでいたようだ。

ゴジラが攻撃して来た。
ゴジラの攻撃に耐えるべく踏ん張ると、サキのアソコがギュッと締まる。
そうすると俺のアソコもさらに硬く力強くなり、サキの中へと入っていく。
ゴジラの攻撃を受けるたび、俺もサキも気持ちよくなり、反撃どころか踏ん張りが効かなくなってくる。
サキは気持ち良くなり、みるみる脱力していくのが分かる。

ほんの数回のゴジラの攻撃でキングギドラは耐えきれずに倒されてしまった。

50真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/27(月) 09:49:23 ID:9ePSv.7c
ゴジラがキングギドラを倒したことで、ギャラリーから歓声が湧き起こる。
それに応えるようにゴジラが吠えた。
そして、拍手とともに散っていくギャラリー。

ゴジラも帰っていく。
ゴジラと入れ違いでチーフが大きな着ぐるみ用の台車を持って現れた。

「大丈夫?あんた達?」心配そうなチーフの声。
反撃もせずに倒されたことを心配したのだろうか。
チーフの呼びかけにサキは反応しない。
意識のある俺は「なんとか大丈夫ですが、直井が気を失ったみたいです」と伝えると、チーフは俺とサキを置いたまま、再び何処かへ走っていった。

「まだ、帰れないのか」と俺は呟き意識が遠のいていった。

51真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/28(火) 07:31:34 ID:ZF5zqsdg
気づいた時には控え室でキングギドラ、冷却スーツから上半身だけ出されていた。

チーフは俺たちの体に触れ熱が籠もっていることを確認し、
「あんた達大丈夫?ゴメンね、やり過ぎだようね、それに冷却スーツの改良が必要ね」
と言った。

「ええ、まあ」俺とサキは声を合わせたように答えた。
チーフが前にいるが俺のアソコは変わらずサキの中にいる。
俺のアソコはサキに締め付けられて抜けそうにない。

チーフに早く着ぐるみを脱ぐように言われたらどうしようとドキドキしていたが、幸い仕事があるようで、「後は自分たちで大丈夫よね」と言うと俺たちの返事を聞くことなく出て行ってしまった。

「よかった」ため息にも似た言葉を発した俺は翼から抜かれた両腕でサキを抱きしめたまま仰向けに着ぐるみの上に倒れ込んだ。

52真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/29(水) 11:15:53 ID:lH/o0U1g
ラバースーツに包まれたままなのでお互いの顔は見えないが、体を寄せ合い擦り付け合ってお互いを感じる。

そんなことをしていると、また気持ちよくなってきた。
俺は腰を振りサキの中で呆気なく逝ってしまった。

ただ、その後は理性もなくお互い本能のままにお互いを求め絡み合って力尽きた。

正直、その後の事はあまり覚えていない。

分かっていることは2人とも酷く脱力しながらも、キングギドラから抜け出て着替えを済ませて帰った事は確かだった。

53真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/04/30(木) 12:15:50 ID:lH/o0U1g
チーフの提言通り本番のキングギドラの沿線巡りまでには冷却スーツの改良が行われていた。

俺とサキの間には仕切りとなる冷却スペースが出来てサキと交わることはなくなった。
お陰で勃起してもサキに挿入することはなくなり、しっかりとキングギドラを演じることができ、インパクトのある宣伝が出来た。

相変わらず炎天下や暑い中での宣伝活動を行い、移動中も含めてほぼ着ぐるみから出して貰えなかったことは言うまでもない。

それでも着ぐるみの中ではサキと一緒にいられて、幸せな時間であることに変わりはなかった。

54真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/05/01(金) 07:18:43 ID:PJX/Jqqs
暑い中でのキングギドラ沿線宣伝活動は大成功に終わった。

ミュージアムでは入口でイベント初日限定でモスラの幼虫が登場。
子供たちが触れるようにと、低い枠の中で着ぐるみモスラの幼虫が動き回るというイベントが開催される。
リハーサルは無しのぶっつけ本番でモスラの幼虫の中に入るのは俺とサキ。


当日、ミュージアムの控え室。
モスラの幼虫着ぐるみはイモムシで、中に冷却スーツもあるが、スーツというよりほぼ寝袋。
その狭い中へサキが仰向けで入る。
続いて俺がまずうつ伏せで入る。
つまり、狭い着ぐるみの中で向かい会った状態。
俺はサキを潰さないように手足をモスラの幼虫の脚に入れて動かす。
一方サキはモスラの幼虫の触覚と目玉を担当、それに尻尾の部分を動かす。

正直、1人でもいいのではと思うが、チーフの指示に素直に従った。

冷却スーツ内に仕切りはないので、俺とサキはラバースーツ越しに触れ合う。
当然のように俺のアソコはサキと触れ合うことで勃起し始める。
冷却スーツが閉じられた時点で、窮屈さから体を少し動かすと俺のアソコはサキの中へと滑り込んだ。
俺が上に乗り、サキが下でほぼ正常位となった。

55真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/05/02(土) 07:29:29 ID:GI1XJh6s
モスラの幼虫の着ぐるみは真ん中辺りのくびれの部分にファスナーがあり、くびれを一周する形でファスナーが付いていて、ファスナーを閉められと俺とサキは密着して離れられなくなった。

着ぐるみの中では密着と同時に俺のアソコもサキの奥へと入っていく。
サキからは我慢した喘ぎ声が微かに漏れる。
その状態でミュージアムの入口へ台車に載せられて運ばれる。

運ばれている間も段差などの振動で俺もサキもどんどん気持ち良くなっていく。

もう逝ってしまいそうになった時、台車が止まり持ち上げられて降ろされる。

俺の視界に客はいないが、リハーサルとばかりに体を大きく振り腰も振る。
俺はもう我慢出来なくなっていた。
サキから声が漏れないように見えない唇を重ねて俺は動き続け、2人とも逝ってしまった。

56真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/05/03(日) 09:42:25 ID:uniyiEzE
俺たちを運んできた男性スタッフたちが見ていたようで、「その調子で本番も頼むよ」と言ってきた。

俺たちの行為は、モスラの幼虫の演技に見えるようで、少し安心した。
ぐったりして動かなくなったサキに声をかける。
「大丈夫?」
俺の声に少し遅れて反応するサキ。
「ナオキ、凄く気持ち良かったよ、それに誰かに見られていると興奮するね」と。

「さあ、これからが本番だ、声を漏らさないようにしよう!」
俺の言葉に「ウン」とサキは小さく答えた。



いよいよ、オープンの時間となり周りが賑やかになる。
「モスラだ」
無数の手が触れる感触に合わせて体を動かす。
「わー、動いた」など色々な反応を見せる子供たち。
俺もサキも子供たちに応えるように体を動かすが、それほど間を空けずに何度か逝ってしまった。
逝くたびに休憩し本能のままにサキと交わり続け、閉館の時間を迎えた。

57真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/05/04(月) 13:37:44 ID:lH/o0U1g
気づくと辺りが静かになり、意識を失っていた俺たちは揺すられて目覚めた。

「今から着ぐるみ開けるね」
チーフではなく男性の声。
モスラの幼虫の着ぐるみが開けられると、サキとの密着度が少しマシになり、元気がなくなり小さくなったアソコをサキから引き抜く。
冷却スーツを開けられると一気に自由となりゆっくりと体を起こす。
そのまま外へ出てサキを起こし、ぐったりとしたサキを引き出した。

ラバースーツのマスクを脱いだ俺とサキに
「お疲れ様」
と声をかけてくれたのは最近入社したチーフの知り合いという男性。

「今日も2人だったんだね」
俺とサキは顔を見合わせる。
「そうだった話すのは初めてだったね、私は山形ナオヤ」
と自己紹介してくれた。
「早坂ナオキです」
「直井サキです」
と俺たちも自己紹介をした。

58真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/05/05(火) 12:21:55 ID:lH/o0U1g
「この間はすまなかったね、キングギドラを倒したゴジラ、私だったんだよ」
と申し訳なさそうに頭を掻く。
「あまりにギャラリーが多くて、つい調子に乗ってしまってすまなかった」と謝罪してくれた。

こちらとしては、到底控え室に歩いて戻れそうになかったので、倒されて好都合であったのだが。

その事を見透かしたように山形は続ける。
「2人で入る着ぐるみどうだった?」と。
着ぐるみの中でのことがバレていたのかと、2人とも一気に顔が赤くなる。

「君たち分かりやすいねぇ、俺もアズサと入ってみたいよ」とにやけ顔。
そして、俺たちが付き合っていることも知った上で2人で操演する着ぐるみに入れたのがチーフの策略であることも山形さんから教えられた。

59真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/05/06(水) 07:42:56 ID:/ywxesGQ
「ところでチーフは?」俺の質問に、山形さんは何かを思い出したように『あっ!』という表情をすると、柱の方へ走って行き、ボタンを操作した。

『ウィーン』と機械的な音がして頭上から何かが降りてきた。
「あ、モスラだ」
成虫のモスラが規則的に羽ばたきながらゆっくりと降りてくる。
羽根は大きいが本体は小さい。

そう言えば、着ぐるみの中で消え去りそうな意識の中、遠くで子供が「モスラが飛んでる」と言っていたのを思い出した。

作り物かと思ったが地面近くになっても降下が止まらないことに焦ったようにバタバタと速く羽ばたきを繰り返すモスラ。

モスラは着ぐるみで中身は小さなあの人、新地アズサ チーフ。

「チーフも今回、君たちの頑張りを見ていて着ぐるみに入ろうと思ったらしいよ」と戻ってきた山形さんが言った。

60真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/05/07(木) 07:49:40 ID:BcUPcnAA
俺たちの膝の辺りで吊られたままのチーフ。
「山形さん、すみませんが少し外してもらってもいいですか?チーフに聞きたいことがあるので」

山形さんは笑顔で頷くと俺たちから離れていった。
「チーフ!」
俺の声でチーフは俺にお尻を向けるように方向転換して羽ばたくが、進む訳がない。

モスラの青い眼球から覗き込むと黒い頭が見える。
「チーフ、俺とサキがラバースーツを着て着ぐるみの中で密着すればどうなるか分かってて、ワザと仕組んだんですか?」

チーフは答える事なく、バタバタと羽ばたかせ逃げようとする。

「白状するまで、こうしますよ」
俺はモスラを回しながら大きく振った。
モスラはクルクルと回転しながら、俺の前を前後に振り子のように揺れる。

「ゴメン、早坂、もう止めて、白状するから」
くぐもった声がモスラの中からする。

61真夏のゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/05/08(金) 10:53:55 ID:lH/o0U1g
モスラの揺れを止めてハーネスを外す。
「取り敢えず脱がせて!」
バタバタと床をのたうち回るモスラ。

それを見て山形さんがやって来た。
山形さんがモスラの着ぐるみを開けると、ラバースーツに覆われたチーフが出て来た。
ラバースーツと一体となったマスクを外すと顔を真っ赤にしたチーフが出てきた。
「キツイわね、久しぶりだと」そう言って額の汗を拭う。

この汗は着ぐるみの暑さでなく、俺からの追及によるものだと分かる。
着ぐるみから出てきても汗が止まっていない。

そして、俺に黙っていた事を話し出した。

サキがゴジラに入ったのは俺と一緒にいたかったから。
そして、付き合い始めてから、チーフに俺と一緒に着ぐるみに入りたいと希望したのもサキ。
ただ、着ぐるみの中で気持ち良くなれるようにラバースーツを細工したのはチーフだったということ。
ゴジラのイベントの時から既に仕組まれていた事を今知ることになった。

サキはチーフが話している間、終始黙っていた。
そう言えば、サキがチーフを責めることもなかったのは自分も関わっていたから。

知らなかったのは、俺だけだったことに若干のショックは受けたものの、サキとの関係はより濃密なものになり、俺にとってはデメリットはないのでヨシとした。

今回のことでチーフに認められた俺はどんなキャラクターでもスーツアクターとして頑張っている。


おしまい

62名無しの作家さん:2020/05/09(土) 15:00:20 ID:chgwLnvE
ありがとうございました
まだまだ読んでみたいという気持ちなのですが続きはもうないのでしょうか?

63まなつのゴジラ2 ◆dkf/aF6sqI:2020/05/09(土) 22:54:33 ID:lH/o0U1g
読んで頂きありがとうございます。
そうですね。
今、いろいろ着手しているので、それが終われば考えてみます。

どんなものが好みとかあれば参考にさせて頂きたいので、アドバイス頂けると助かります。

64名無しの作家さん:2020/05/11(月) 10:36:22 ID:chgwLnvE
デ〇〇ニーのふかもこキャラの中で暑さと酸欠で苦しむ女の子の話お願いします

65名無しの作家さん:2020/05/16(土) 09:51:58 ID:JysIzkMk
詠みたい

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