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完全拘束に萌える女
1
:
名無しの作家さん
:2018/08/01(水) 05:39:03 ID:uW9nv37k
初めに、この話は着ぐるみよりも拘束、呼吸制御の要素が多く気分を害される方はお読みになるのをお控え頂きますようお願い致します。
504
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/09(木) 08:20:03 ID:VnFHIWBI
95.
急いでイシスの着ぐるみを脱いで麻美に渡す。
脱着については明らかにイシスは時間がかかる、ピッタリしていて滑りが悪いから。
彩音は麻美が先に脱ぎ終えた怪獣コイノボリンを手にする。
紫色の鱗がビッシリとついているのはかなり不気味。
着ぐるみに足を通すとなるほどかなり分厚く作られている。
多少蹴られても殴られても大丈夫そうだ。
それに麻美の温かみも少し残っている。
足先に足ひれが付いているがこれは歩きにくそうだなぁ。
そんなことを思いながら着替え、涼子に背中のファスナーを閉めてもらう。
これで先ほどの麻美と同じ格好になった。
着ぐるみは下半身の厚みに比べて、腰辺りからは薄いように感じた。
彩音が着ぐるみを触っていると涼子から紫色のダウンコートのようなものを渡された。
触ってみると膨らんだ部分はダウンコートのようなフワフワ感はなく、クッションのようなものがギッシリと詰まっている。
それに腕を通そうとして、彩音は固まった。
腕を通す穴がない。
それもそのはず袖自体がない。
505
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/10(金) 07:22:16 ID:snnTb3z.
96.
涼子は困惑している彩音にダウンコートのようなものを羽織らせ、フードを被せると膝辺りにあるファスナーを一気に閉めた。
ファスナーを閉められた彩音は、目だけを残して腕のないダウンコートのようなものに包まれてしまった。
涼子の目の前には紫色の棒状のものが完成。
最後に麻美が嫌がった魚の頭を手にすると、
「ちょっと頭を下げて」と彩音に言った。
彩音がお辞儀をすると、頭から魚の頭を被せた。
ダウンコートのようになった部分は魚の頭に覆われて見えなくなると同時にそれが取れないような固定する役目を担っていた。
涼子が簡単には魚の頭が抜けないことを確認した。
これで彩音は一人で着ぐるみを脱ぐことはできなくなった。
麻美はイシスの着ぐるみを着るのに悪戦苦闘していた。
506
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/13(月) 06:57:06 ID:2hdCaxD.
97.
涼子は杏奈にアマテラスのマスクを被せて、ファスナーを閉める。
涼子は麻美の着替えを手伝うので、杏奈に彩音の介添えをお願いした。
両腕が使えなくなった彩音を連れて、杏奈は部屋を出てスタジオへ向かった。
主役の彩音が怪獣を演じるのは初めて、変な緊張感が走る。
スタジオに入るとすぐに配置に着いて簡単な確認。
段取り通り、恋のぼりが祀られているミニチュアのセットの中で「よーい!スタァ!」
の声とともに勢いよく暴れまわる。
ミニチュアが次々に壊れていく。
“なんか気持ちいい!“
イシスの時とはまた違う。
近くにある町も壊してやろうと足を踏み出した時、死角からアマテラスが現れた。
アマテラスは息もつかせぬ連続攻撃。
すべて当たっているように見えるがすべて寸止め。
さすが杏奈さん、やられる演技をしながらそう思える彩音もなかなかのもの。
サンドバッグのようにやらて、倒れるコイノボリン。
今頃になって彩音が気づいたこと。
それは航空部隊の模型もアマテラスの後ろでコイノボリンを攻撃すべく狙いを定めていた。
507
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/14(火) 07:03:14 ID:lN3aiTEg
98.
連続攻撃で少し疲れを見せたアマテラス。
“次なんだったけ?“
杏奈と麻美の殺陣の段取りを彩音は必死に思い出していた。
“そうだ!口から透明の粘着物を吐き出すんだった“
思い出した彩音はコイノボリンの口をアマテラスへと向けた。
ここでアマテラスに透明の粘着物がコイノボリンの口から飛び出した程で、それをアマテラスに巻きつける。
巻きつけられたのはトリモチ。
スタッフがトリモチを巻きつけるのを終えるとその場を離れて撮影再開。
しっかりとアマテラスの体に巻きつき、振り解こうとするがちょっとやそっとでは外れず、アマテラスの両腕を封じた。
コイノボリンはゆっくりと立ち上がると、アマテラスに近づく。
ここでコイノボリンの体に火薬が仕込まれる。
アマテラスの背後からの航空部隊の攻撃を受けるから。
アマテラスと向き合った時、背後から航空部隊の登場。
コイノボリンの体にミサイルを撃ち込む。
コイノボリンの体のあちらこちらで爆発するが、全く動じない。
508
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/15(水) 07:10:40 ID:lN3aiTEg
99.
“えーっと、次は… 走って体当たり“
アマテラスの背後にはマットが準備されている。
“足ひれが邪魔で走りにくいけど、行ってみますか“
ドタドタと音を立ててアマテラスへ突進するコイノボリン。
その時、腕を封じられたアマテラスが足技を繰り出した。
咄嗟にかわすコイノボリン。
その後もアマテラスはハイキックからの回し蹴りと足技の連続攻撃を繰り出す。
しかし、コイノボリンには当たらない。
コイノボリンも巧みにかわし、体を入れ替えると今度はコイノボリンも足技で反撃にでる。
彩音は思っていた。
“これ、知ってる体が覚えてる、ヒーローショーで何度も杏奈と演じた“
と思った瞬間アマテラスの攻撃がヒットする。
コイノボリンはくの字になりながらもアマテラスをマットの方へ体当たりで突き飛ばした。
少し遅れて
「あ、カット!」
見とれていたようで掛け声が遅れる。
509
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/16(木) 06:41:48 ID:lN3aiTEg
100.
台本にもない息もつかせぬ攻防を繰り広げ、スタッフ一同を驚愕させたスーツアクトレスに拍手が起こる。
スタッフの1人がコイノボリンに近づいて声をかける。
「いやぁ、良かったよ麻美ちゃん、凄かったよ」と。
コイノボリンの中身が入れ替わっていることはおそらく監督さんぐらいしか知らないのだとその時彩音は思った。
アマテラスが倒されたところから撮影が再開する。
先ほどの体当たりで倒れた際、足を痛めたアマテラスは立ち上がることができない。
右足をかばうようにして地面を這ってなんとか態勢を立て直そうとしている。
“次は右足を痛めた演技をしている杏奈さんの右足を攻めるだったわね“
彩音は自分に言い聞かせるように確認をしてから一つ頷くと、ゆっくりと地面を這うアマテラスへと近づいていく。
510
:
名無しの作家さん
:2019/05/17(金) 06:19:09 ID:lN3aiTEg
101.
アマテラスのところまで行くと、勢いよく右足を踏みつける演技をする。
実際、力を込めて踏んだとしても足ひれが邪魔してそれほど強く踏みつけることができないと彩音は思った。
何度もアマテラスが痛めた右足をさらに痛めつけながら、次のシーンを彩音が思い出そうとしている時、カットがかかった。
次のシーンは地上部隊の装甲車に攻撃を受けて倒れるシーン。
コイノボリンの体には先ほどより多くの火薬が仕込まれる。
その後は倒れた態勢から酸を吐いて装甲車を攻撃する。
火薬を体に仕込まれながら、彩音は考えていた。
装甲車から攻撃するのって私が演じるアイリ、で攻撃されるのも私が演じるコイノボリン、なにか変な感じがする。
511
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/20(月) 06:36:50 ID:hDBCSqA.
102.
準備が完了して撮影を再開。
この時、麻美が着替えを済ませてイシスの姿で待っているのを彩音は確認した。
再びアマテラスの右足を攻撃していると、装甲車の模型が近づいてくる。
そしてコイノボリンに向けて砲撃を開始、コイノボリンに仕掛けられた火薬が次々に爆発、なかなかの衝撃が着ぐるみ越しでも感じられた。
仕掛けられた最後の火薬の爆発に合わせて倒れる。
なおも攻撃してくる装甲車に魚の口を向け、
酸を吐き出す振りをする。
装甲車が溶けて降りてきた隊員からの銃の攻撃を受けながらも立ち上がるのだが、弾が当たるのは合成で処理。
立ち上がったコイノボリンに死角からイシスが現れ、足払いをお見舞い。
不意を突かれたコイノボリンは再び倒れた。
彩音が想定していたよりも強い足払いで勢いよく転倒した。
イシスがこの後、アマテラスを救出に向かうのだが、どうも動きがぎこちないというか固く見える。
それでもリテイクとはならずに進んだ。
512
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/22(水) 06:55:58 ID:ntFojoLo
103.
イシスはアマテラスの粘着物を外そうとするが、簡単に外すことができない。
その間にコイノボリンは上半身だけ起こして再び粘着物を吐き出すべく狙いを定める。
ここで、一旦カットがかかり、イシスとアマテラスにワイヤーが取りつけられる。
彩音は少し心配していた。
麻美が上手くワイヤーアクションができるかを。
前回は海から引き揚げられ、アマテラスの足にしがみついているだけだったが、今回はアマテラスを抱き抱えてジャンプしなければならない。
かなりのバランスを要求される。
彩音の思っていた通り、NGを連発。
最終的にはアマテラスの粘着物を外し腕か使えるようにして、杏奈にサポートしてもらう形でようやくOKとなった。
空中で外れた粘着物を投げ捨ててから、コイノボリンにキックを浴びせるシーンは少し休憩してから行うこととなった。
513
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/23(木) 07:27:41 ID:k6JOAdDU
104.
イシスを真ん中にして、3人並んで休憩していると女性スタッフの1人がイシスに近づき「朝比奈さん、調子が悪かったら遠慮なく言ってね」と言ってすぐに離れて行った。
それを聞いた麻美が「すみません、彩音さんご迷惑をかけて」と謝罪してきた。
彩音は手を使えないので、上半身を振って“大丈夫だよ!“と表現しようとしたつもりだったが、麻美に上手く伝わったかは、お互い着ぐるみを着ていて表情が見えないので分からなかった。
その後の撮影は順調で、無事に撮影は終了した。
控え室に戻り、涼子に着ぐるみを脱がせてもらうのにもかなり時間がかかった。
長時間、腕が使えずにいたので何か変な感じがする。
彩音は腕が痺れたよう感じがあるので、ある程度自分で脱着できるところまで脱がせてもらい、休憩していた。
コイノボリンの頭の部分を眺める。
火薬の爆発で所々、鱗がなくなり傷んでいて痛そうに見えた。
彩音はコイノボリンの傷ついたところを撫でて「ありがとう」と言った。
514
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/27(月) 08:41:54 ID:IrTjStQo
105.
(映画制作発表会)
ウルトラウーマンイシスの撮影もどんどん進み、彩音もイシスが板についてきた頃、映画の話が出てきた。
ウルトラウーマン初の映画制作発表の話が、彩音と杏奈の耳に入った。
映画はイシスとアマテラスだけでなく、もう1人ウルトラマンが登場する。
それはウルトラウーマンイシスの後継番組のウルトラマンイザナギ。
つまりウルトラウーマンイシスがもうすぐ終わってしまうことを告げていた。
確かにストーリー的にも折り返していることは彩音も実感していた。
制作発表の当日イザナギのスーツアクターが八神大河であることを彩音は知った。
八神はスーツアクターとしてアクションのみ。
変身前は若手の俳優さんが当てられた。
発表の舞台ではイシスとアマテラス、そしてイザナギが3人並んで登場。
その両側にイシスの俳優陣とイザナギの俳優陣も並んで制作発表がなされた。
今回は怪獣の登場もなく、淡々とウルトラマンイザナギの説明と両俳優陣の紹介だけに終わった。
515
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/28(火) 06:46:47 ID:IrTjStQo
106.
イシスの着ぐるみは傷んできていたので、制作発表に向けて新調したものを彩音は着用することになった。
夏に向かっての撮影がこれから続くということで、スタッフが気を回してウエットスーツの生地の薄いものにしたのだが、ピッタリしていることもあり着てみると、下着の線が丸見えになってしまうことが判明した。
ただ、今回の制作発表にはこの薄手のイシスの着ぐるみしか用意されておらず、長時間にはならないと事前に聞いていたので、彩音はその薄手のイシスの着ぐるみを裸で着て制作発表に臨むことにした。
彩音にとっては変な緊張感はあったものの、無事に制作発表を終えることができた。
スタッフ、共演者に挨拶をしてから控え室へと足早に戻る彩音。
理由は裸で着ぐるみを着ているから。
控え室は彩音、杏奈、八神それぞれに準備されていた。
516
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/29(水) 06:46:59 ID:IrTjStQo
107.
彩音はイシスが終わってしまう現実を突きつけられ、もうイシスになれる機会もあと少しかと思うと名残惜しくなり控え室でもしばらくイシスのままでいた。
鏡に映るイシスを眺めながら、大きなため息をつく。
イシスの表情もなんとなく悲しそうに見える。
その時、ドアの前で男性の話し声が聞こえてきた。
ドアの前で男性2人が立ち話をしている。
彩音が部屋を見渡した。
“違う!私の部屋じゃない!“
イシスのことばかり考えていて、かつ視界も狭かったので八神の控え室に間違えて入ってしまったようだった。
それに気づいたのが遅かった。
“隠れなきゃ!“
慌てて控え室にあった3つ並ぶ縦長のロッカーの何も入っていないところへと飛び込む。
ゆっくりと音を立てないようにロッカーの扉を閉めた時、控え室の扉が開いた。
517
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/05/30(木) 10:35:58 ID:IrTjStQo
108.
鼻唄混じりに入ってきた八神は、ウルトラマンイザナギのマスクを外していた。
控え室に入ると「やったぁ!俺がウルトラマンイザナギなんて信じられない!」と大きな独り言。
鏡に向かうと再びマスクを被る。
興奮冷めやらぬといった感じでマスクの中でも独り言は続いている。
そして、できる限り背中のファスナーを閉めると鏡の前でポーズを取り始めた。
ロッカーのスリットからその様子を覗き見ていた彩音は微笑み、心の中て呟いた。
“私も初めての時、あんなだったなぁ“
その時だった扉の前で、今度は女性の話し声がするのに我に返った八神。
控え室を見渡し、明らかに自分の控え室出ないことに気づいた八神の慌て様は、先ほどの彩音を再現したそのものだった。
そして全く同じ行動を取る。
慌てると人はこうも同じ行動を取るのだ。
ロッカーに隠れようとロッカーの扉を開け始めた。
518
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/05/31(金) 08:32:58 ID:IrTjStQo
109.
彩音が隠れることを諦めた2つのロッカーを同じように開けて、そして最後のロッカーを開けた八神の反応はかなり驚いていた。
それはそうだろう。
隠れるために慌てて開けたロッカーに先客、しかもウルトラウーマンイシスが入っているのだから。
ロッカーを開けたまま固まってしまった八神の手を彩音は掴むとロッカーへと引き込む。
2人のウルトラ戦士の入ったロッカーの扉はは静かに閉じられた。
「なぜ、朝比奈さんがこんな所に?」
八神が質問したが、イザナギのマスクを被ったままでは声がくぐもって聞こえない。
ましてや彩音もイシスのマスクを被っているのだから。
彩音は頭を傾げた後、イザナギのマスクにイシスのマスクが接触するようにして八神に抱きついた。
慌てる八神に「落ち着いて」と話しかける。
マスク同士が接触していると振動して声が聞こえることを彩音はヒーローショーをやっていた頃に杏奈に聞いたことがあったので実践してみた。
519
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/03(月) 19:04:39 ID:MbKNEuTk
110.
「聞こえる?」
彩音の問いに八神が答えた。
「聞こえる、よく聞こえるよ、すごいね」
ちょっと間をおいて、八神が
「朝比奈さん、なぜこんなところに?」
彩音は照れながら
「部屋、間違えちゃって、で気づいた時はあなたと一緒」
八神が笑う、続けて
「ココって杏子奈々さんの部屋だよね」
「そうみたい」
「ロッカー開けられたらマズくない?」
「マズいわよ、どうしよう?」
「あ!」八神は声を上げて「ロッカーの鍵をかけたらいいんだよ」と。
「でも、真っ暗よ、見えないよ!」
彩音の言葉に八神は人差し指を立てて、彩音の前で左右に振って見せた。
そして、イザナギの耳のところへ手をやると、スイッチを入れた。
すると、イザナギの目が光った。
“なるほど“彩音は心の中で呟いた。
520
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/04(火) 07:28:34 ID:MbKNEuTk
111.
そのまま、八神は内側からロッカーの鍵を閉めて、イザナギの目を元に戻した。
「これで一安心」
八神の言葉に彩音が返す。
「いつ出るの?」
その問いに八神は少し考えて
「杏子さん次第だね」と八神は笑った。
「仕方ないね」と言って彩音も笑った。
ロッカーの鍵を閉めたが、まだ杏奈は控え室の外で話しているようで入ってこない。
狭いロッカーの中に着ぐるみを着た2人が入っているのだからすぐに暑くなってきた。
狭いロッカーの奥側に彩音、手前に八神。
彩音の股のところに八神の右足、八神の股のところに彩音の右足がある状態。
ジッとしている時は良かったが、暑くなり互いが体を動かすと互いの足が股に擦れて刺激する。
八神のアソコが固く大きくなっていることに彩音はすぐに気づいた。
521
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/05(水) 18:23:46 ID:kyQR19lc
112.
彩音はワザと八神の太腿やアソコに自分の太腿が擦れるように動くと八神のアソコはますます大きく固くなった。
と同時に彩音も気持ちよくなり吐息が漏れ、乳首が勃起し始める。
ロッカーのスリットから僅かに差し込む光でも十分に分かるぐらいイシスの胸の2つの膨らみの先にクッキリと乳首が勃起しているのが見て取れた。
裸で着ぐるみを着ているのに加え、イシスの着ぐるみが薄手なので、彩音の方が敏感になっていることに彩音自身途中で気づいたが、もう止めることができなくなっていた。
興奮が伝染することはないが、可愛くスタイルの良い女性がピッタリとした着ぐるみを着て興奮して求めてくるというシチュエーションで興奮しない男がいない訳がない。
先ほどまでは遠慮がちに動かしていた足が、彩音のアソコにワザと擦れるように動かし始めた。
彩音もそれを拒むことなく受け入れ、自らアソコを八神の太腿に擦り付ける動きを始めると同時に八神にギュッと抱きついた。
522
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/06(木) 07:07:02 ID:kyQR19lc
113.
しばらくは出られないロッカーの中で2人の興奮がますます高まっていく。
その時、“ガチャ“という音とともに控え室の扉が開き杏奈が入ってきた。
興奮で我を忘れかけていた2人の動きはピタリと止まった。
そしてジッと息を潜める。
杏奈はアマテラスのマスクを脱いだ状態で、部屋に入るとすぐに着ぐるみを脱ぎ始めた。
八神がスリットから覗こうとするのを彩音が自分の方へ顔を向けるとマスクを接触させ、「ダメ!」と言うと八神は彩音の方を向いて動きを停止した。
程なくして着替えを終えた杏奈は、電気を消して控え室を出ていった。
「ふぅー」2人で大きなため息を1つ吐いた。
523
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/07(金) 06:47:17 ID:tfG9Ih96
114.
暗くなった控え室のロッカーのスリットから明かりが漏れる。
八神はイザナギの目を再び光らせてロッカーの鍵を解除。
一刻も早くココを離れなければ、また誰かやって来て出られなくなる可能性がある。
八神はそれはそれで彩音と楽しめるので、それもいいとも思ったが、下手をすると折角掴んだチャンスを失うことにつながり兼ねないと思い、2人で杏奈の控え室を脱出した。
そしてそれぞれの控え室と消えていった。
ようやく控え室へと戻った八神は、着ぐるみを脱ぐ。
かなりの汗をかいて着ぐるみが脱ぎにくくなっており、脱ぐのにまた一汗かいてしまった。
着ぐるみの中はTシャツにブリーフ、汗が絞れるほど濡れていて気持ち悪い。
524
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/10(月) 07:01:03 ID:UzVf9ekk
115.
シャワー室などは完備されていないので、素っ裸になってから汗を拭いて体に制汗剤を振りかける。
汗の臭いよりも着ぐるみのゴムの方が強い。
汗も引いたので、下着を着て私服に着替える。
先ほどのロッカーの余韻が残っていて、アソコはまた半勃ち。
彩音のことを思い返していると再び大きく固くなってきた。
そして思ったこと、彼女ももしかして俺と同じ思いでは。
カバンを持って慌てて控え室を出た。
しかし、彩音の控え室はすでに暗くなり、彼女の姿はそこにはなかった。
八神は自分の控え室の電気を消して帰ることにした。
525
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/11(火) 12:14:17 ID:011SNCuA
116.
がっかりしながら会場を出て最寄り駅へと向かう八神。
汗をかいた後で寒さが身に染みる。
ダウンジャケットのポケットに手を突っ込んで歩いていると、不意に後ろから腕を組まれた。
びっくりして腕を組んできた人を見る。
「朝比奈彩音!」
八神は思わず叫んだ。
「何そのフルネーム、八神大河!」
と言ってにっこりと笑う彩音の姿はロングブーツにロングのダウンコート、ニット帽に伊達メガネ。
化粧はしていなくても十分可愛いかった。
「寒そうだね、大河君シャワーは浴びていないのかね」
少し背伸びをして話しかける彩音に
「シャワー室あったの?」
とびっくりした表情で聞き返す大河。
平然とした顔で彩音は
「ないよ!」と返す。
不服そうな顔をしている大河に
「では、これから一緒にお風呂のある所へ行くのはどうかね」
と少し顔を赤らめて言った。
526
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/12(水) 10:10:47 ID:RUVgv1lY
117.
大河には彩音の言っている意味がすぐに分かった。
彩音の背後にはホテル街が広がっていた。
生唾を飲むと大河は大きく頷いた。
それを見ると彩音は大河の腕に体全体で絡みついた。
ホテルへ向かう途中、彩音は聞いた。
「大河って彼女いるの?」
「いると思うか?」
そんな会話をしながら、ホテルへと入るころにはお互いに大河、彩音と呼び合うようになっていた。
ホテルでは一緒にお風呂に入ったが、ロッカーの時と同じように真っ暗にして入った。
綺麗になった2人はそのままベッドへ。
ロッカーの続きを始めた。
彩音は目を閉じて小さな声で
「ずっとこの時を待ってたんだよ」と呟いた。
大河はオスビスの着ぐるみを着て、ウルトラウーマンイシスに参加した時、彩音に初めて出会ったと思っているが、実はそうではない。
彩音はずっと前に大河と出会っていた。
そう、2人とも売れずにいる時に交わっている。
大きなガチャガチャのあったあの店で。
527
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/13(木) 16:35:48 ID:GHRdMIkk
118.
(ウルトラウーマンイシス 第5話 梅雨に襲来 ツユツムリ)
6月、梅雨に入ってから怪獣も現れない平和が続く地球防衛隊の基地ではサクラが1人ダイエットに奮闘していた。
夏を前に何かにすがったり頼っていてはダメだと悟ったのだそうだ。
その成果もあり、サクラはどんどんスリムになっていった。
痩せたサクラは美しく男性隊員がいつもサクラと話をしている状況にアイリは面白くなかった。
そんな地球防衛隊基地に怪獣出現の一報が入る。
怪獣をモニターで確認する。
大きな渦巻きの殻をつけ、殻からはカタツムリのような湿った体が出ている。
ツユツムリと名付けられたこの怪獣のカタツムリと違うところは手脚のような短い突起物が出ていること、そして殻に棘のようなモノがついていること。
カタツムリのようにゆっくりと進み、ツユツムリの通った後の街は溶けて白い跡だけになっていた。
動きは遅いがタチが悪い。
地球防衛隊はすぐに出動となった。
528
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/14(金) 09:25:58 ID:LM9IFu.o
119.
ツユツムリは重戦車のように機動力には欠けるが、装甲が厚く航空部隊はおろか地上部隊の砲撃にも全く動じなかった。
ただ、航空部隊が目障りだったのか、目のついた触覚を振り回して戦闘機を叩き落とそうとし始めた。
こうなると航空部隊は距離を取ってツユツムリの様子を伺う。
代わりに地上部隊が前に出て連続攻撃を加える。
大したダメージは負っていないが、その攻撃を嫌がりツユツムリは殻の中へと入っていってしまった。
ツユツムリの様子を地上と空から伺っていたのだが、ツユツムリの殻の棘が四方に飛んだ。
咄嗟のことだったが、航空部隊はこれを回避、しかし地上部隊の装甲車には直撃した。
隊員はすぐに脱出。
棘が刺さった装甲車は柔らかくゴムのようになり、そこへ殻の中からツユツムリの触手が伸びてきた。
その触手に触れた装甲車は風船のように膨らみ、そしてまん丸に膨らむと破裂してしまった。
529
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/17(月) 06:54:58 ID:LM9IFu.o
120.
ただただ、ビックリし呆然とする隊員たちの前にアマテラスが現れた。
アマテラスはなんとなくいつもよりも軽快に動いているように見えた。
アイリだけはその理由を知っている。
巧みなフットワークからツユツムリの殻に攻撃を仕掛けるが、ツユツムリは出てこない。
その時、ツユツムリの殻の棘がアマテラスに刺さった。
ゴムのようになり立っていられないアマテラスはどんどん萎んでいく。
そして、またも殻の中から触手が伸びてアマテラスを膨らませ始めた。
アマテラスのピンチに気を取られている隊員たちから離れてアイリはイシスに変身した。
アマテラスを膨らませている触手を外すと、すかさず、クリスタルシールドの構え。
しかし、それを見越したように逃げることもできないほどの大量の棘がイシスを襲う。
もうダメかと背を向けたイシスを風船のように膨らんだアマテラスが救う。
そのまま空中へ飛び立ち、上空からクリスタルシールドを放った。
あっさりとクリスタルに封印されたツユツムリだったが、なにかしっくりいかない。
530
:
完全拘束に萌える女
◆4O1Orw2BeY
:2019/06/18(火) 06:46:11 ID:LM9IFu.o
121.
ツユツムリを封印したクリスタルの下の土が何か不自然な感じがする。
クリスタルを手にしようとしたイシスに土の中から触手が襲う。
そう、イシスが封印したのはツユツムリの殻だけだった。
本体は地中に逃げ込んでいた。
触手がイシスに触れる前にアマテラスが体当たりをして触手からイシスを救った。
しかし、アマテラスが触手の餌食に。
パンパンに膨らんだアマテラスの体から栄養を吸い取るように触手に吸われるアマテラスだったが、吸われていく内にパンパンに膨らんだ体が本来の体型へと戻っていく。
体型が戻り切ったところで、触手を切断しその触手を引っ張ると土の中から、殻のなくなったツユツムリが土にまみれた姿で現れた。
ツユツムリは慌てた様子で短い突起物を動かして土の中へ潜ろうとアマテラスに背を向けた。
しかし、正面にはイシス。
イシスはツユツムリの体を掴むと持ちあげ、勢いよく放り投げた。
531
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/06/19(水) 07:28:12 ID:LM9IFu.o
122.
ドスンと大きな音を立てて、地面に落下し転がった。
殻のないツユツムリは短い突起物を空に向けて動かすがどうすることもできない。
身動きの取れないツユツムリに再度イシスがクリスタルシールドを繰り出す。
今度は間違いなく封印ができた。
ただ、地上部隊の装甲車は破裂して元に戻ることはなかった。
基地に戻ると、隊長とサクラが迎えてくれた。
アイリはサクラに小声で「助けてくれてありがとう」とそして「膨らんだ時は前のサクラみたいだったね」と付け加えて舌を出した。
サクラからは「そんなこと言うなら次は助けないよ」と返された。
532
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/06/20(木) 07:14:11 ID:LM9IFu.o
123.
(ウルトラウーマンイシス 第5話 特撮編)
彩音がいつものように、特撮スタジオに入ると不機嫌そうな麻美の顔がまず目に飛び込んできた。
スタッフに事情を聞く。
今回の怪獣の着ぐるみはカタツムリのよう感じで手足を曲げて入ってもらうタイプと説明すると、途端に機嫌が悪くなったらしい。
“またか“と彩音は心の中で呟く。
麻美が嫌がったのはおそらくカタツムリだろう。
嫌いな物が多い子だから。
でも、彩音は連続でイシスを麻美に譲る気にはどうしてもなれなかった。
気がつけばイシスを乗っ取られてしまいそうな気がしたから、
杏奈もやって来てスタッフから台本を借りてさっと目を通すと怪獣とアマテラスを代わると言い出した。
パッと明るい表情になる麻美に対して、彩音は麻美のわがままに不満顔になっていた。
それを見てか、杏奈が彩音に声をかけた。
「これを見てと台本を見せられた」
そこにはアマテラスが怪獣から攻撃を受けて萎んでしまうとあるが、かなり体の柔軟性を求められるものとなっていた。
「あの子、体 柔らかいでしょ」と麻美の方を見る杏奈。
「ええ、まぁ」と彩音が返事すると、
「今回アマテラスが一番大変かもよ」と笑って言った。
533
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/06/21(金) 07:54:26 ID:LM9IFu.o
124.
アマテラス役を麻美、怪獣ツユツムリ役が杏奈に変更になった後、殺陣の段取り確認が行われた。
ツユツムリは手足を曲げられて、キツイ態勢ではあるが、ほとんど動きがないこと。
アマテラスは体が萎むシーンでは柔軟性が要求されることを確認。
そこで中国雑技団ばりの体の柔らかさを麻美は披露する。
うつ伏せになり顔を少しあげると両足を顔の横まで持ってきた。
アマテラスの体が膨らむことを告げるとまた何を言い出すか分からない麻美を警戒してか配慮してか、そのことには触れずに段取り確認を簡単に終え、着替えることになった。
更衣室に向かう途中、麻美は何度も杏奈に謝っていた。
534
:
名無しの作家さん
:2019/06/21(金) 19:02:25 ID:fiMgrhxs
この回、彩音の着ているイシスは、あの劇場用映画発表会で着た、薄手のそれなのですか?
ということは、彩音、やはり裸で着ているのですか?
535
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/06/24(月) 10:25:54 ID:vuIufkPg
読んで頂きありがとうございます。
着ぐるみの中がどうなっているかはご想像にお任せいたします。
ただ、着ぐるみを着るのに全員裸だったらエロいですね。
536
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/06/24(月) 10:33:07 ID:vuIufkPg
125.
彩音はすっかり慣れたイシスに着替えると、マスクは被らずに杏奈の部屋へと向かった。
麻美が嫌がった怪獣の着ぐるみがどんなものか見るために。
ノックをして部屋に入ると、そこには大きなナメクジのようなものが横たわっていた。
巨大ナメクジがいたらこんなのだろうと思う。
何か得体の知れない動物の皮膚が湿ったような表皮。
興味本位で触ってみる。
見た目のように湿っている訳ではないが、涼子が後でローションのような粘性のあるものを塗るのだと教えてくれた。
その横には地べたで腕と足を折りたたんだ状態でラップを巻かれ、さらにビニールテープで固定してもらうのを待つ杏奈がいた。
「杏奈さん、痛くないですか?」
彩音の問いに
「大丈夫よ!麻美が気にしてたら気にしないように言ってあげて」と余裕のある対応を見せる。
537
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/06/25(火) 07:09:04 ID:OZAMFUfM
126.
杏奈の腕と足にビニールテープを巻く間、彩音はツユツムリの殻を観察していた。
殻には三角錐の形をした棘のようなものが多数付いていた。
殻の中はというかと、外観の巻貝とは違いただの空間。
これなら殻に逃げ込むのも容易いと彩音は思った。
そうこうしている内に腕と足を折り曲げた状態で綺麗にビニールテープを巻かれた杏奈は短くなった手足を使い器用に動き回る。
そして、自らツユツムリの着ぐるみの中へと入った。
中に収まってからもツユツムリの突起物に自分の腕や足を入れようとするが、これは上手くいかないようで、涼子がサポートした。
覗き穴は短い突起物の少し上、苦しそうな呼吸が始め聞こえていたが、すぐにそれも収まった。
背中側のファスナーを閉めて、ファスナー跡が分からないように隠して、取り敢えず準備完了といったところか。
その時、ノックの音がした。
538
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/06/26(水) 07:10:53 ID:OZAMFUfM
127.
彩音が返事をすると、麻美が入ってきた。
アマテラスに着替え、マスクは被っていない。
「彩音さん、来てたんですね」
と言って、ツユツムリを見ると麻美は
「私、準備忘れてたんで」
と少し慌てた様子で部屋をすぐに出て行った。
相当、カタツムリがダメなんだと、その場に居合わせた全員が思った。
ツユツムリとその殻は台車に載せられ、特撮スタジオへと運ばれた。
スタジオに入るとツユツムリの出現場所にツユツムリの殻が運ばれた。
殻は化粧品のコンパクトのように開けることができるようになっており、そこへツユツムリの尾っぽのように伸びた部分をセットし固定する。
これでツユツムリが動くと殻もついてくる。
殻を閉じる前にツユツムリの全身に粘着性の強いローションを塗る。
これでスタンバイ完了。
539
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/06/27(木) 06:33:34 ID:OZAMFUfM
128.
「よーい、スタァ!」
の声とともにゆっくりとツユツムリは歩き出した。
手足を折り曲げられて固定されて着ぐるみを着ているのだ、早く動くことは杏奈の運動神経を持ってしても難しかった。
ゆっくりと進むツユツムリ、その体の下では街がゆっくりと壊されていく。
ここで一旦カットが入り、ツユツムリに火薬が仕込まれる。
そして撮影再開。
航空部隊、続いて地上部隊も到着し、攻撃が始まる。
ツユツムリの体や殻から火柱が上がるが、ツユツムリの歩みは止まらない。
航空部隊がツユツムリの上を飛ぶと目のついた触覚を振り回す。
これはスタッフが離れた場所からワイヤーで操演した。
地上部隊が前に出ての連続攻撃で先ほどよりも派手に爆発した。
ツユツムリは嫌がり殻の中へと入っていくのだが、杏奈が頑張ってバックしても殻には入っていかない。
固定された一緒に後退する。
ここで再びカットがかかり、殻を開けると先ほどの固定を外し、ツユツムリが殻に収まった状態にしてから殻を閉めた。
そして、ツユツムリが殻に入っていくシーンを撮影した。
540
:
名無しの作家さん
:2019/06/28(金) 08:34:34 ID:vK1d4hfU
>>535
怪獣やウルトラマンの中から全裸の美女が現れるというのは、最高にエロいです。
541
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/06/28(金) 08:49:30 ID:GLfBJLGo
ですね。
誰かが執筆したものをこの先どうなるのかとドキドキしながら読むのは楽しいですね。
542
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/06/28(金) 08:53:03 ID:GLfBJLGo
129.
ツユツムリのこの後のシーンは殻から棘が飛んで防衛隊を攻撃したり、触手を伸ばして装甲車を破裂させたりと、ほぼ殻がメインの撮影となるため杏奈は殻から出て待機することになった。
ただ、着ぐるみを脱いで手足を曲げられた状態の姿を晒したくはなかったので、涼子にスタジオの隅に連れて行ってもらい、そこで横になって待機した。
シーンは触手に触れた装甲車は風船のように膨らみ破裂した後、アマテラスが現れるところから。
アマテラスはいつもより軽快に動く。
それは麻美の意地のように感じられた。
コイノボリンの時に彩音と入れ替わり、イシスの動きの悪さからスタッフに今日の彩音は体調が悪いのではと心配されたことがあった。
アマテラスがツユツムリに連続攻撃をするが、ツユツムリは出てこない。
実際には外に出てスタジオの隅で休憩している。
操演でツユツムリの殻の棘がいくつか飛んでその一つがアマテラスに刺さる。
543
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/07/01(月) 07:21:19 ID:Cl2GSUCY
130.
アマテラスに要求されるのは脱力した演技、そして体の柔らかさを活かして地面に二つ折りになる。
ここでカットがかかる。
真知子がアマテラスよりもふた回りほどある大きなアマテラススーツを持ってきて麻美に重ね着させる。
アマテラスは首を傾げているが、淡々と作業が進み、真知子は着せ終えるとすぐにその場を離れた。
麻美は再び地面に二つ折りになり、撮影が再開。
大きなスーツを着たせいで、萎んだように見える。
そこへ殻の中から触手が伸びてきて、アマテラスに刺さると、別の管から先ほどアマテラスに着せられたふた回りほどある大きなアマテラススーツに空気が注入される。
そしてみるみるうちに膨らみ始めた。
544
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/07/02(火) 07:22:16 ID:0P20oGxg
131.
頭と手先、足先を残して体が膨らむアマテラス。
破裂しそうなほどパンパンに膨らんだその時、イシスが割って入った。
触手を外すとアマテラスへの空気の注入も止まるが、体はパンパンに膨らんだまま。
イシスはすぐにクリスタルシールドの構えをする。
それを見越したように逃げることもできないほどの大量の棘がイシスを襲う。
そこへパンパンに膨らんだアマテラス、緩慢な動きであったが盾となりイシスを救った。
アマテラスに棘が大量に刺さったが膨らんだまま変化はない。
イシスはそのまま空中へ飛び立ち、上空からクリスタルシールドを放った。
あっさりとクリスタルに封印されたツユツムリ。
イシスは膨らんだまま仰向けに転がるアマテラスに駆け寄る。
ここでカット、スタッフは慌ただしく準備に取りかかる。
そして、スタジオの隅で待機していた杏奈も動き出した。
545
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/07/04(木) 09:36:48 ID:Z2dpay.E
132.
ツユツムリの殻を封印した辺りに大きな穴が現れた。
事前に用意されていたもの、それほど深くはない。
そこにツユツムリが入る。
そしてツユツムリの体を汚しながら土がかけられて見えなくなっていく。
操演できる触手を準備して撮影が再開。
イシスがツユツムリの殻だけを封印したところから。
触手がイシスを襲う。
触手に気づいたアマテラスは起き上がると、イシスに体当たりをして触手からまたもイシスを救う。
しかし、アマテラスが触手の餌食となった。
触手はパンパンに膨らんだアマテラスの体からエネルギーを吸い取る。
触手にエネルギーを吸われるとアマテラスに注入されていた空気も抜かれる。
ある程度空気が抜けたところで、カット。
真知子がアマテラスに駆け寄り、アマテラススーツを脱がせる。
そしてアマテラススーツとともにすぐにその場を離れた。
アマテラスは本来の体型へ戻り切ったところで、触手を切断しその触手を引っ張ると土の中から、殻のなくなったツユツムリが土にまみれた姿で現れる。
ツユツムリの体は土に汚れ、土混じりのローションが糸を引いて垂れている。
杏奈は短い手足で再び穴に戻る演技をするが、そんなに早くは動けない。
カットがかかり、ツユツムリにワイヤーが取り付けられる。
そしてすぐに撮影が再開。
イシスはツユツムリの体を掴むとワイヤーに合わせ持ちあげると勢いよく放り投げた。
546
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/07/05(金) 07:07:18 ID:Z2dpay.E
133.
板の上に土を被せたところまで移動させ、ある程度の高さからツユツムリを仰向けの姿勢にして落下させる。
板に被せた土が勢いよく舞い上がり落下した衝撃の強さを表現した。
仰向けになって元に戻れなくなったツユツムリは短い突起物を動かすが、虚しく空を切るだけ。
身動きの取れないツユツムリに再度イシスがクリスタルシールドを繰り出し封印が完了。
撮影が終わってもツユツムリに麻美は近づかず、離れた場所から杏奈に代わってもらったお礼を言った。
その時、杏奈に異変が痛がるように体を丸めて動かなくなる。
それを見て流石に麻美も離れたままという訳にはいかず、近づいてくる。
それでも全く動かなくなった杏奈、苦しそうな声が漏れてくる。
彩音も心配してして駆け寄り、麻美がもう一度声をかけた時、急に起き上がり麻美に乗りかかった。
麻美はビックリして尻餅をついて、アマテラスの着ぐるみを着たまま泣き出してしまった。
547
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/07/08(月) 13:29:49 ID:DTbP84NA
134.
アマテラスの覗き穴からは涙が流れ出る。
どうやら麻美は本当に泣いているようだった。
杏奈のおふざけが過ぎて、麻美を泣かしてしまい杏奈も謝ろうと近寄るともっと泣き出す麻美。
結局その場を先に杏奈が涼子さんに台車で運んでもらい、後から彩音が泣きじゃくる麻美を立たせて更衣室へと連れて帰った。
その日の帰り、杏奈は泣かせてしまったことのお詫びに麻美に食事をご馳走することになった。
当然のように彩音もご馳走してもらった。
3人でご飯を食べている時、彩音が気づいたこと。
それは杏奈の肘が青あざになっていたこと。
あの時、本当に肘が痛くて堪らなかったのかもしれない。
それを誤魔化すために、わざと麻美に乗りかかり茶化したのではないか。
それは杏奈にしか分からない。
548
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/07/09(火) 06:51:32 ID:UYAJP306
135.
撮影は順調に進み、子供だけでなく大人のファンも多く、毎回話題となったウルトラウーマンイシス。
映画の撮影前が始まる前にとうとうウルトラウーマンイシスの最終回の撮影がやってきた。
始まりがあれば終わりがあるもの。
いつかはこの日が来るのは分かっていた。
彩音にとってイシスが終わることは、自分の体の一部がなくなるような寂しさを感じていた。
(ウルトラウーマンイシス 最終話 クリスマスツリーに願いを込めて)
12月に入り街中クリスマスムード一色で盛り上がる中、平和な時間を過ごしている地球防衛隊の基地でもクリスマス色が強くなっていた。
アイリとサクラはサンタガールの衣裳で男性隊員を喜ばせていた。
さらにサクラは自信のある料理を振る舞っていた。
そんな中、隊長だけが1人不機嫌そうであったが、食事となると笑顔でその輪に加わった。
549
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/07/10(水) 07:20:00 ID:UYAJP306
136.
そんなクリスマスに浮かれている中、怪獣出現の一報が入る。
すぐにサクラが状況をモニターへ映し出す。
街はかなりの被害が出ている。
クリスマスで賑わう街の中心部に現れた怪獣は街の中心に立派に装飾されていたクリスマスツリーが変貌したもの。
キラキラと綺麗な装飾を振り回してながら、目の前にあるものを次々と破壊しツリーの怪獣は暴れる。
怪獣はデストロイツリーと名付けられた。
地球防衛隊員は全員スクランブル発進、航空部隊はすぐに現地に到着、攻撃態勢に入る。
みんなの楽しみを奪った怪獣デストロイツリーに怒りの攻撃を放つ。
しかし、全くダメージはないようで、先ほど何も変わらない様子で街を破壊し続ける。
二手に分かれて攻撃する航空部隊であったが、デストロイツリーの反撃に会う。
素早い反撃に航空部隊の2機とも脱出する間もなくやられてしまい、隊員4名が還らぬ人となった。
地上部隊は少し離れたところから様子を見ていた。
デストロイツリーから距離はあったが、すぐさま砲撃を開始。
仲間の敵討ちに出る。
砲撃を繰り返していたが、これもデストロイツリーにダメージを与えることができない。
街が破壊され炎と煙が舞い上がる中、一瞬デストロイツリーを見失った。
550
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/07/11(木) 07:14:26 ID:UYAJP306
137.
次の瞬間、デストロイツリーは装甲車の真上に現れた。
そしてそのまま、装甲車を隊員ごと踏み潰してしまった。
装甲車が潰される前のほんの一瞬であったが気づいたアイリはイシスへと変身し潰されるのを回避した。
しかし、同乗していた隊員2人は還らぬ人となった。
一緒にいた2人を救うことができなかったイシスは怒りに任せて戦う。
しかし、葉や装飾で覆われたデストロイツリーにイシスの攻撃は効かない。
劣勢に立たされて弱っていくイシスを見ていた隊長は自ら出動すると言い出す。
サクラは静かに隊長を制止すると、立ち上がりメガネを外した。
サクラはそのまま窓を開ける。
隊長が呆気に取られているうちにそこから飛び降りた。
慌てて窓の外を見た隊長の目に映ったのはサクラではなく、アマテラスの姿であった。
アマテラスは飛び立つとイシスの元へと急ぐ。
アマテラスが現場に着くと、防戦一方のイシス。
2人で協力し、戦うがデストロイツリーには攻撃が効かない。
551
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/07/12(金) 07:07:02 ID:CK4KJE2I
138.
“最大のピンチ!“
デストロイツリーから距離を取る2人。
もう諦めてしまったのか?
そう思っていると突然イシスがアマテラスに向けてクリスタルシールドの構えをする。
そしてアマテラスもまたイシスに向かってクリスタルシールドの構えを取った。
そして互いに向けてクリスタルシールドを放つ。
クリスタルシールドは互いの力が均衡しているため、2人の間で光とともにクリスタルシールドのパワーが増幅し始める。
光の球となったクリスタルシールドのパワーをデストロイツリーへとぶつけた。
デストロイツリーの装飾や葉は吹き飛び、樹皮までも剥がれた。
残ったのは大きなクリスタルに封印されたデストロイツリー。
封印することはできたが、地球防衛隊員と街にいた多く人たちの命が奪われた。
悲しみにくれるアイリとサクラ。
イシスがアイリに話しかける。
【怪獣の脅威は全て取り去ることができました。
もうイシスとして戦う必要はなくなりました。
願いがあれば一つだけ叶えます】
「デストロイツリーに命を奪われた人たちを生き返らせることはできますか?」
アイリが聞く。
【出来ます、引き換えにイシスとしての力、そしてイシスとして戦った記憶が全て消えて、貴女の命も保証できませんが、いいですか?】
552
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/07/16(火) 07:15:03 ID:gSGITimk
139.
アイリに迷いはなかった、すぐに頷く。
【分かりました】
そういうとイシスは胸の前で手のひらを上に向けると、今まで封印した怪獣たちのクリスタルが現れた。
イシスが力を込めるとクリスタルが青い光を放ち一つに集まると同時にイシスの腕が震え始めた。
クリスタルの力が強過ぎる。
抑え込もうと踏ん張るイシスを後ろから抱くようにアマテラスも力を貸す。
イシスの腕の震えは止まり、デストロイツリーを封印したクリスタルに照準を合わせる。
次の瞬間、青い光線がデストロイツリーを封印したクリスタルに発射された。
クリスタルはガラスが割れるよりも高い音を立てて砕け散り、街へと降り注ぐ。
すると、壊された街や倒れていた人たちが次々に蘇っていく。
それを見届けたイシス、そしてアマテラスはまるで蒸発するかのように姿を消した。
街の大きなクリスマスツリーの前にはアイリとサクラの姿があった。
「お姉ちゃん、このツリーの飾り変じゃない」
「どれが?」
「これこれ」
アイリがあちらこちら指を差す。
獅子舞や人形のチョコレート、雛人形に鯉のぼり、それにカタツムリ。
「ほんとだね」
「それより、家に早く帰るよ」
サクラの言葉に
「お姉ちゃん、待って」
先を歩くサクラの後ろをアイリが走って追いかける。
553
:
完全拘束に萌える女
◆T0pEBT4wxA
:2019/07/17(水) 09:08:37 ID:gSGITimk
140.
映画の制作発表以降、彩音と大河の2人は付き合っていた。
そして、大河の部屋で2人並んでテレビの前にいる。
ウルトラウーマンイシスの最終回を見るために。
番組が終わり、改めてイシスが終わったことを実感した彩音の目に涙が浮かぶ。
それでも涙を堪えて立ち上がり、大河も立たせると元気よく笑顔で「イザナギ頑張ってね!」と言って
彩音と大河は握手をした。
おしまい
アイデアを頂いた皆さまには感謝致します。
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