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魔法少女アイドルンももか エピソード0

12名無し君:2020/07/24(金) 23:21:10 ID:FCbAI3AY
MKMMKT「ここが移転先だったのか」
そこは以前なんとなく立ち寄って煙草を買った煙草屋だった。
野暮ったい前髪の女性が店員だったのはよく覚えている。
MKMMKT「おーい、NELいるかー」
NEL「あらマコちゃん、いらっしゃい、SZちゃんなら奥にいるよ」
入り口を増やした以外特に弄ってはいないようだ、棚には売れ残りの煙草がいくつか残っている。
しかし奥へ進むとやや大きめな町の診療所のようになっている。
MKMMKT「いたいた、元気かSZ?」
SZ「元気だったらこんなことにいないよお姉ちゃん」
SZは心臓の病気だ、私たちの職業柄普通の医者には診せられないのでNELの所に預けている。
MKMMKT「そんな拗ねるなって、ホラ、ケーキあるぞ」
SZ「やったぁ!!」
NEL「じー」
MKMMKT「お前の分も買ったから見てないでこっち来い!」
持ってきたケーキを取り出したと同時にNELが一つ手にとって丸呑みした。
NEL「わらひひょっとおふにいるはらあほでひでね」
MKMMKT「食いながら喋るな!」
それからはケーキを食べながら二人でいろんな話をした。
今日の仕事の事、これからの事、病気の事、SZの友達の事。
SZ「もう暗くなってきたね」
MKMMKT「ん?もうこんな時間か」
時計は8時を指している。
MKMMKT「じゃあお姉ちゃんは先生と話があるから、ちゃんと寝るんだぞ」
SZ「うん、今日はありがとね」
SZに別れの挨拶をした後、NELのいる部屋へと入る。
MKMMKT「話の前にこれ先に渡しとく」
NEL「今月の入院費ね、ありがと」
MKMMKT「で、話ってなんだ?SZの事か?」
SZの手術の目処が立ったのか、それとも...
NEL「SZちゃんは無関係よ、ちょっと個人的な事なんだけど...」
そう言って何か紙を差し出した、三人の男女が写ってる写真だ。
その中の一人は見覚えがある。
MKMMKT「前髪の女は前ここの店員だったやつだな」
NEL「知り合い?」
MKMMKT「一度だけここで煙草を買った事がある、見た目のわりに明るい店員だったからよく覚えてるよ」
NEL「それだけ?」
MKMMKT「ウン」
なんか知らんがガッカリしている。
NEL「実はその人、私の患者なのよね」
MKMMKT「そうなのか、ここの患者になりそうな感じじゃなかったけど」
NEL「なんでもALC組合の一派の用心棒やってるそうよ」
MKMMKT「ALC組合って...今日の仕事の依頼人じゃないか」
NEL「ふぅーん、まぁそれだけ聞ければ十分ね、何も分かんなかったけど、ありがと」
その後は特に話もなく、SZも熟睡していたので普通に帰った。


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