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野獣「最近ストーカーされてるんですよ」

10名無し君:2019/05/20(月) 00:03:18 ID:dyHNc8nM
仄暗い地下室の中で、僕はゆっくりと目を開けた。此処は何処だろう?周りに何があるのか分からない。
ただ一つ分かるのは、自分が手錠で捕縛されていて動けないということだけ。

「ハァ…ハァ…チュパ!キュッ!キシュン!キシュ!」

汚い音を立てて、何かがぼくの体を舐め回す。

「何か」の舌が、顔が、少しずつ僕の顔に近づいてくる。芋のような輪郭、茶色い肌、でかいイボ。
この顔の持っている人を僕は二人、知っている。でも、この顔の持ち主のことを知っているかは僕自身にも分からない。この顔をした人は二人いるから。
彼の胸が見える。このステロイドで得た偽りの筋肉じみたカラダに僕は安心した。優しくて面白い、みんなが大スキなあの人の胸だ。

いや待て、それだけで彼が「あの筋肉もりもりマッチョマンの変態」ではないと言い切れるだろうか?答えはNOだ。まだ確信には至れない。

そうだ、何か話してみよう。声を聞けば、この人がだれなのか分かるはずだ。

「先輩!?何してんすか!?やめてくださいよホントに!?」

「阿波蓮奈よ...暴れんなよ...」

確信した。この人はあの筋肉ダルマなんかじゃない。みんなが大好きなあの先輩だ。
僕は罪から解放され、今まさに先輩から祝福のキッスを受けようとしている。
帰ってきた。僕は娑婆に、先輩は僕たちの所に。

野獣先輩(本物)「ただいま、おかえり、遠野(小声)」

遠野「おかえりなさい、ただいま、先輩(小声)」

そのまま、僕たちは自然に体を重ね合った。


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