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GO「オレは神様なんかじゃねえよ」

20猫の回:2021/07/25(日) 18:50:03 ID:R8CaRb4w
 走って事務所に戻ってきたマジメ君。
猫「…………にゃあ〜…………、にゃあ〜…………」
GO「あ、お前…………」
 息も絶え絶えな猫に向かって、マジメ君は言い放つ。
マジメ君「課長こわれるっ!!」
 すると猫にとり憑いていた黒い影が薄れていく。
AKYS「なにっ!? いきなりなんだコイツ!!」
平野「これはチャンスじゃぞ!!」
 二人が念じると影は人間(課長)の形を取った後、一気に消え去る。やがて猫は元気そうに起きあがり、目をぱちくりする。
猫「にゃ、にゃあ? にゃあ〜……」
 ほっと胸をなで下ろす一同。
OKDYSNR「よかった……」
GO「いいねぇ〜」
マジメ君「ハハァ……」
 はにかむマジメ君の所へ猫が寄ってきて頭をすりつける。
AKYS「まさか、人間がとり憑いてやがったとはな……」
GO「人間があんな動物みてぇな喘ぎ声出すのかよ? 世界は広いねぇ」
平野「それにしても鴻野氏、よく調べたのぅ」
マジメ君「ハハァ……」
 嬉しそうなマジメ君。
GO「あっ、オレにも抱っこさせてよ!」
猫「ふみゃ〜!!」
 いやがる猫。
OKDYSNR「ほんとに昴以外には懐かないね、コイツ」
GO「猫のくせにけっこう頭いいじゃん、お前」
マジメ君「よしよし」
 はしゃぐ彼らを見て平野は頷く。
平野「もしかしたら、あのねこちゃんは鴻野氏の本質を見抜いて助けを求めたのかもしれないな」
AKYS「そうかもな」
 平野と共に満足げなAKYS。


 別日、街を歩くマジメ君とGOとOKDYSNR。
GO「じゃあさ、ビール買って行こうぜ! はい、よろしくぅ!」
マジメ君「今日はテスト勉強する為に集まったんだから、酒なんか買っちゃあ……ダメだろ!」
OKDYSNR「いいじゃん、勉強が終わってから飲めば」
GO「おっ、話が分かるねぇ〜! そういや事務所にお中元のビールが届いてたし、ちょっと失敬してくか」
 言いながら事務所のそばに行くと、例の猫とAKYSを見つける。
AKYS「……………………」
猫「……………………」
マジメ君「おい、あれって……(ヒソヒソ)」
 見られていることに気付かず、AKYSは猫にそっと指を差し出す。
AKYS「…………おい。こっちこい」
猫「……フーッ!! シャーッ!!」
AKYS「…………チッ」
 機嫌を損ねて猫パンチを繰り出す猫と、舌打ちするAKYS。
マジメ君(エラいもん見ちゃったな……)
 こっそり立ち去ろうとするマジメ君の後ろで『パシャッ!』とカメラの音がする。
AKYS「なっ!? テメェ……!」
GO「あ〜、いいねぇ〜! めっちゃウケるじゃん。平野さんとかぜってーこういうの好きっしょ」
AKYS「はぁ? 平野?」
 GOが携帯を操作する。すると事務所の建物の中から
平野「ふぉーっふぉっふぉっふぉっふぉwwwww」
 と平野のケフカ笑いが聞こえた。
AKYS「お前……ふざけやがって……」(ワナワナ)
GO「まま、そう怒んないでよ」
 ヘラヘラするGO。
AKYS「オラァ!!」
マジメ君「ハハァ……」
 容赦なくぶっ飛ばすAKYS。マジメ君は苦笑いする。
OKDYSNR「相変わらず懲りないなぁ、アイツ。……ね〜、かわいい子猫さん」
 OKDYSNRはそう言ってマジメ君の足元へ微笑みかける。そこでは猫がのんびりした顔をして座っていた。


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