したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

蠱毒〜12人の平野源五郎〜

14第八話 2/2:2018/12/20(木) 00:10:31 ID:lQOujU0w
(マネージャー、丁寧にコメント返しをしていく)
マネージャー「えーっと、『マネージャーさんが死んじゃったらこれから先なにを楽しみにすればいいの』。ほんへでも見てればいいんじゃない?」
マネージャー「『いまどんな心境なんですか』。んー、無の境地ってカンジね。諦めがついちゃった感じかしら」
マネージャー「『マネージャーさんの死後はインディペのお店はどうなるの』。知らない、誰がかなんとかするんじゃないの」
マネージャー「『レミちゃんが死んだ時は内心でほくそ笑んでたんだろうこのアバズレめ』? そうよ、正解。よくわかったわね」
(自嘲気味にコメントを読み上げていくマネージャー)

コメント『マネージャーさん、僕です!!』
マネージャー「あら、あんたキモオタね。いらっしゃい」
(マネージャー、無記名ながらキモオタのコメントに気がついて微笑む)
キモオタのコメント『あなたに言いたいことがたくさんあるんです、なんで電話に出てくれないんですか!?』
マネージャー「そぉねぇ。死に際にあんたの声なんか聞いたら夢見が悪いかなーっと思ったのよね。うふふ」
(憎まれ口を叩くマネージャー。だが直後に思い直す)
マネージャー「……うそ。あんたと話して覚悟が鈍っちゃうのが怖かったの」
マネージャー「あぁ、やっぱダメね。未練がましいオカマはモテないわよー、ってね。うふふ」
(さっきまでとは一転してしんみりと語り出すマネージャー)
マネージャー「キモオタちゃん、アンタあたしがいなくなってもきっと大丈夫よ。……天国から見てて上げる。天国なんてあるかわかんないけど」
キモオタのコメント『マネージャーさん、僕なんかの事を……』
マネージャー「やぁねぇ、「僕なんか」なんて言い方しちゃダメじゃない。いい男が台無しよ」
マネージャー「そうね、あんたこれからは気晴らしにカラオケでもやったら? 歌ってるときは嫌な気持ちも忘れられるわよ、きっと」
(キモオタの前で努めて冷静を装うマネージャー)
マネージャー「じゃあね、キモオタちゃん。死なないでよね」
(ここでマネージャー、唐突にキモオタのアカウントをブロックする)
(そしてリスナーを相手に語り始める)
マネージャー「……あのね。あたしが死んだら、みんなにはキモオタの事を応援してあげて欲しいの」
マネージャー「あの子、とってもさみしんぼで……まぁあたしたち平野はみんなさみしがり屋だけど、あの子は特に甘ったれだから……ショタレイプしたりもするけどね、ふふふ……」
マネージャー「あぁ、なんだか頭がふわふわしてきちゃった……」
マネージャー「……最後に素敵な恋、したかったなぁ……」
(マネージャー、少し笑った後に絶命する)


キモオタ「マネージャーさん、マネージャーさん……うぅ、ぐすっ、ひぐぅ……っ、う……っ」
(キモオタ、慌てて新しいアカウントを作って放送に入り直すもすでにマネージャーは事切れていた)
(うずくまって泣きじゃくるキモオタ)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板