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代理投票依頼スレ

1妄想民:2016/05/27(金) 00:16:41 ID:wF.E5R3M
IDが変わっちゃう!という人はこちらでお願いしましょう

192妄想民:2020/05/10(日) 13:15:25 ID:W6t2An6c
これは意見ですけど代理を

居残り組はぶっちゃけ終わったあとの振り返り補足で詳細を書くなり、主催戦に参加させたいならなんなりと理由づけして参戦でいいと思う。
あと議論が続くなら避難所でね

193妄想民:2020/05/10(日) 13:17:42 ID:W6t2An6c
代理ありがとうございます
議論はなるべく避難所でね。流れ悪くなるし

194妄想民:2020/05/10(日) 13:32:23 ID:W6t2An6c
代理をお願いします

>>1290
眠りについて、なお巨大な力を垂れ流す黒死牟を守るために、
緑壱が「僕は残ります! 皆さんは先に行ってください!」って言うんだよな。ガキ1人残せるかとベジータが言うんだけど、スタークらに
「あんたの力は必要だ」と諭されて、ベジータたちは先に進む。
んで緑壱と何人かが残ったんだけど、そこに視界を埋め尽くすほどのガイアの怪物たちが迫ってきたんだ……

195妄想民:2020/05/10(日) 13:48:14 ID:W6t2An6c
代理投下ありがとうございます

196妄想民:2020/05/10(日) 14:18:59 ID:W6t2An6c
代理をお願いします

>>1299
>>1302
夜一「お主、やはり悪玉の類であったか」
ゲンスルー「くっくっくっ、今更気づいても遅い。既に爆弾はセットされている。オレが発動させた瞬間に、どうあがいてもお前らは死ぬ」
ゲンスルー「助かりたければ、オレの言うことを聞け。そうすれば命だけは助けてやる」
勝「嘘だ、お前は嘘をついている! 僕にはわかる。お前みたいな目をしたやつは、約束を守らない!!」
夜一「ほー! 中々人を見る目のある小童じゃ! 夕四郎に爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいわい!」
夜一「それに、この手の術の決まりごとじゃが、術者本人を倒せば解けるのが道理よの」
ゲンスルー「さぁ? オレを殺したらその瞬間爆発するかもよ?」
夜一「仮にそうじゃとしたら、お主の心臓を貫いて抱きしめてぶっ飛んでやろう。儂の胸の中で死ぬるなら男として本望じゃろう?」
ゲンスルー「チッ!」

197妄想民:2020/05/10(日) 14:23:36 ID:W6t2An6c
>>196
本スレの方でストップがかかっているので
こちらの方はボツにします。すみません

198妄想民:2020/05/10(日) 14:38:54 ID:SRIzRZDY
ストップ解けた後に代理しておきます、こういう語りなら荒れるどころか称賛されるんだけどなぁ
本当残念

199妄想民:2020/05/10(日) 14:48:44 ID:W6t2An6c
代理をお願いします

>>1245
「わりぃ! オレちょっと抜ける!」

ルフィは突然イアソン達と別行動する。イアソンは「おい! 勝手なことするな!」と怒鳴ったが

カミナは「あいつを信じろ! たぶん、オレたちのために向こう行ってんだ!」
イアソン「はぁ!? 戦力に乏しいのに分散するが普通! あいつバカなのか!?」
イアソン「…………いや、バカだったわ」
カミナ「ああ、でも気持ちいいバカだ! オレたちと同じさ!!」
イアソン「一緒にするな!!」

んでルフィはこそこそ移動してたロキ、マルティナ組を捕捉して、ゴムゴムの銃を撃つ。
マルティナがそれを受け止めて、ロキは

「なにをするんだいルフィくん! ぼくたち仲間だろ!?」
「お前は仲間じゃねぇ!! たぶん、好きにさせちゃいけねぇやつだ!!」
「ひどいことを言う! なんの根拠があるんだい!?」

ルフィ「勘!!」

ロキ(か……ん? こいつ勘で攻撃してきたのか……嘘だろこの状況だぞ……)

200妄想民:2020/05/10(日) 14:50:24 ID:Z4A9g17o
>>199
代理しました

201妄想民:2020/05/10(日) 14:52:48 ID:W6t2An6c
>>200
ありがとうございます

202妄想民:2020/05/10(日) 15:19:35 ID:W6t2An6c
お願いします

>>1333
ロキによって他のメンバーから孤立したサグメ。
自分を隔離したやつを厄介な能力の持ち主だと判断し、主催より先に倒すべきとそのままロキを探しに動く。
と、サグメの目の前の空間が開いた。

「ここにいたか、運命の反転を成すものよ」

現れたのは紫ゴリ……サノスだった。
驚き、敵に寝返ったかと構えるサグメを猫を掴むように簡単に捉えると、そのまま空間に潜って消えたのだった……。

>>1335
黒死牟は今すやすや夢で卍解修行中。
緑壱と数人がそれを守って戦ってる状態よ

203妄想民:2020/05/10(日) 15:39:40 ID:W6t2An6c
>>202
代理投下ありがとうございます。
お疲れ様です!

204妄想民:2020/05/10(日) 16:02:02 ID:W6t2An6c
代理をお願いします

>>1111
>>1246
イキリトとのどかを一方的に手にかけたヴァレンタイン大統領に、
これ以上死者を出すわけにはいかないとハデスが向かっていくんだよな。
それに対しD4Cを巧みに動かして殺されたら入れ替わり、死角から攻撃しのヒットアンドアウェイ。

ヴァレンタイン「ギリシャに名高いハデスとお見受けする。が、ここは人の領域、命の世界。神はお帰りいただこう」
ハデス「ならば、なぜ我が母ガイアと……あの神の真似事をする男に従っている?」

徹底した現実主義の大統領と、神話の冥府世界の神はここに対峙した!

205妄想民:2020/05/10(日) 16:03:51 ID:W6t2An6c
>>204
>>1340でディエゴと組んでるので、

ディエゴと組む

イキリト、のどか殺害

今回のハデス戦

という流れで…

206妄想民:2020/05/10(日) 16:10:21 ID:nKFOvkIo
1レスにまとめる形で代理投下しました

207妄想民:2020/05/10(日) 16:15:50 ID:W6t2An6c
>>206
あらがとうございます!
厚かましいのですが、下記ものもお願いします

>>1342の方が筋が通るので通りでお願いします。ありがとう

208妄想民:2020/05/10(日) 16:17:24 ID:nKFOvkIo
>>207
代理投下しました

209妄想民:2020/05/10(日) 16:38:24 ID:ez5xzS7w
>>208
何度もありがとうございます。
おつかれさまです

210妄想民:2020/05/10(日) 17:30:49 ID:WcN1xDHE
代理をお願いします

>>1353
ボコられの隙をついてマインド・ストーンで支配しようとして
効かなくて「えっ?」からのビターンビターン!の流れはクソ吹いた
サノス「私もストーン持ってるから効くわけないだろ」はせやな、としか言えん…

ボロボロのルフィの「紫ゴリラのおっさーん!!!」もいつも通りすぎて

211妄想民:2020/05/10(日) 19:32:32 ID:W6t2An6c
代理をお願いします

大統領がディエゴと落ち合い、ユーハバッハに知覚されぬようD4Cで移動した。そこは霧深い谷で、神秘的だった。ディエゴも確かにこの場ならバレまいとうなずく。

「ディエゴ、君は本当に良くやってくれている。私の期待通り……いや、それ以上だ」
「フン、おべっかなど使う必要はない。さっさと本題に入れよ」
「いや、『大事なこと』なんだ(金庫の挿絵)。君が私にとって『大切な存在』であることを認識することは、この場において何より大事なことなんだ(ハートマークの挿絵)」
「……ッ! スケアリー……!!」
「遅い。『Dirty Deeds Done Dirt Cheap(いともたやすく行われるえげつない行為)』」

D4Cでスケアリー・モンスターズを発する前に腹に穴を開けた。

「ぐぬぅ… っ…! き、キサマァ!!」
「ありがとうディエゴ・ブランドー。君が極めて優秀(100点のテスト用紙の挿絵)だったおかげで、私はこの世界で君をもっとも『信頼』し、『敬愛』することができた」

そう言って大統領はディエゴを崖から突き落とした。

「おっ、オレがこんなところで……っ! こんなところでぇ──!!!」

ディエゴはあっさりと落ちた。ヴァレンタインが覗き込むと、脳髄を撒き散らしてぐちゃぐちゃになった「ディエゴだったもの」があった。

そして、大統領の記憶と意識は彼の歴史を遡る旅へと出かけ、その愛国心を一層深め、確信を持った。

その手に、ストーンが握られていた。

大統領、ソウル・ストーンを獲得!
→to be continued

212妄想民:2020/05/10(日) 19:33:50 ID:W6t2An6c
>>211
死亡表記忘れてましたすみません

【ディエゴ・ブランドー@スティール・ボール・ラン 死亡】

213妄想民:2020/05/10(日) 19:36:10 ID:Z4A9g17o
代理投下しておきました

214妄想民:2020/05/10(日) 19:38:37 ID:W6t2An6c
ありがとうございます。お疲れ様です
いよいよ佳境に入ってますけど、
もう少しだけお付き合いください。よろしくお願いします

215妄想民:2020/05/10(日) 19:59:26 ID:Z4A9g17o
>>214
いえいえ、こちらこそよろしくお願いします

ところで、一つ質問を
…別に規制とかが掛かってるわけでは無いんですが…本スレの方で採用されるかわからない気がする語りを思い付いたんですけど、ここに投げてもいいんでしょうか?

216妄想民:2020/05/10(日) 20:02:28 ID:076K8nJ.
一旦ここに投げるべきですね

217妄想民:2020/05/10(日) 20:07:15 ID:Z4A9g17o
>>216
ありがとうございます、では投げてみます

>>1408
エイラ「ちょこまかと…いい加減諦めて、大人しく落ちろよ!お前一人じゃ私に勝てない癖にっ!!」
トゥルーデ「……ああ、そうだな。私一人では…今のお前には勝てない」
エイラ「…あっそ…ならとっとと諦めて死んじまえっ!!あのサーニャとかいう奴のとこに送ってやる!!!」
トゥルーデ「一人では……な」

その瞬間、隙を見つけたハルトマンはシュトゥルムを自分の速さの加速に使った後、試作ストライクカノンを構え、突撃槍として使いながらエイラ目掛けて突っ込んだ。

ハルトマン「エイラ……!正気に、戻れぇっ!!!」
エイラ「な……ぁっ!?お前っ…!動けない筈じゃ……あ、あぁぁぁぁぁっ!!!!」

試作ストライクカノンでダメージを与えつつ、ハルトマンはエイラにブランクライドウォッチを使ってG4の力を奪い取る。
これが本来の彼女───エイラ・イルマタル・ユーティライネンであったのなら、容易く気付かれて回避されていただろう。チップを入れられて、人格を歪ませられたが故に、彼女は慢心し敗北したのだ。

エイラ「……私は……道具にすら、なれないのかよ……」

力を失ったエイラは、虚な目でそう言うと、気を失いその場に倒れた。

ハルトマン「……道具なんかじゃない、エイラは…エイラは、大切な私たちの仲間だよっ……!」

倒れたエイラを抱きしめながら、ハルトマンは涙ながらにそう言った。

【エイラ・イルマタル・ユーティライネン@ストライクウィッチーズ 無力化】

218妄想民:2020/05/10(日) 20:08:18 ID:D6oZ/U3Y
自分も通るかどうかわからないからこっちに投げてみる
正直な話ご都合主義かもしれないから通らんかもしれないが

>>1345
この大ピンチの状況でアラトは前に源外に手渡されたある遠隔起動デバイス
ある奇跡を起こす代わりに起動者の命を奪う代物

遠藤アラトには、指を加えて蹂躙されるだけのレイシアを見ていられなかった

もはや見るも無残な姿になったレイシアは、アラトが何をしようか気づき、止めようとする
hIEとして、アラトの所有物として、アラトのパートナーとして足を引っ張るだけのガラクタになった自分を捨てて逃げてほしいと

だがそれでも遠藤アラトの覚悟は変わらなかった レイシアはこれ以上何も言わなかった 言えなかった

ボタンは押される、ガラクタ寸前の少女と、そのオーナーは光に包まれる
光が収まった時 そこに在ったのは 新しく生まれ変わった『レイシア』だった
遠藤アラトは もうどこにもいなかった

【遠藤アラト@BEATLESS 消滅(死亡)】

219妄想民:2020/05/10(日) 20:08:29 ID:076K8nJ.
滅茶苦茶いい語りじゃないですか!
これなら全然OKだと思いますよ

220妄想民:2020/05/10(日) 20:10:54 ID:W6t2An6c
代理をお願いします

高野レン「メルヘーン! ゲットォ!!」
七夜「極彩と散れ」
先代巫女「くたばれぇ!!」

三者の攻撃は未だ玉座に座ったままのユーハバッハにたやすく躱される。
高野レンはバットはきれいに空振り、七夜はナイフは既に「折れて」いた上にユーハバッハの「影」によるカウンターを食らって壁に吹き飛んだ。
先代巫女の攻撃はそもそも効いていない。着地の際に、未来改変で作られた不可避の斬撃の罠に足を取られた。

「ちょっと! 動かないくせに無敵フレーム多すぎでしょ! ちょっとは当たり判定つけなさいよど素人が作った凶悪俺TUEEキャラじゃないんだから……!! トムキラー持ってきてよトムキラー!!」
「ど素人が作ったかは知らんが、あいつはだいたいその通りだと思うよ、俺は」
「くっ……(あたりさえしないなんて……!!)」

ユーハバッハにいいようにやられる3人。しかし、なぜかひと思いに殺そうとはしない。痛ぶっているかと言うと、ユーハバッハに表情は無く、佇まいに感情の機微はない。

と、ユーハバッハは突如として、影を壁にぶつけた。強固な壁は紙屑のように砕けて、影は拠点の外壁まできれいに着き抜けた。爆煙が舞う。その先からひょこりと、先代巫女としては──ある意味、この場にいる3人には──ひどく見覚えのある顔が出てきた。

「くそっ! 不意打ちマスパで消し炭大作戦、ものの見事に大失敗だぜ!!」
「だから言ったでしょ。そんなチープな作戦通じるわけない、って」

霧雨魔理沙と純狐がそこにいた。魔理沙の手には八卦炉があった。誰かの支給品に混ざっていたものを(勝手に)拝借していたらしい。

「ユーハバッハ! いつもは世界を救うなんて面倒だし、ヒーローなんて柄じゃないけど……今日だけはヒーローやらせて貰うぜ!!」

ユーハバッハに堂々と宣言する魔理沙に、先代ら3名は呆気に取られた。
ただ一人、ユーハバッハだけが笑顔を見せていた。

「さて、これで『五対一』か。それでは……」

「私も、『戦おう』」

ユーハバッハは黒い影を吐き出すように広げながら、玉座から腰を上げた。

同時に、七夜の肩から腰までが綺麗に切断され、先代巫女の右腕が吹き飛び、血が、華のように吹き出した。

221218:2020/05/10(日) 20:11:33 ID:D6oZ/U3Y
この大ピンチの状況でアラトは前に源外に手渡されたある遠隔起動デバイス
ある奇跡を起こす代わりに起動者の命を奪う代物

この大ピンチの状況でアラトは前に源外に手渡されたある遠隔起動デバイスを取り出す
それは、ある奇跡を起こす代わりに起動者の命を奪う代物

222妄想民:2020/05/10(日) 20:12:43 ID:SRIzRZDY
代理しておきました、ユーハバッハ強すぎる!

223妄想民:2020/05/10(日) 20:17:51 ID:W6t2An6c
>>222
ありがとうございます。
お疲れ様です

224妄想民:2020/05/10(日) 20:21:30 ID:076K8nJ.
2つとも良い展開だと思ったので代理しました

225妄想民:2020/05/10(日) 20:22:18 ID:Z4A9g17o
>>224
代理ありがとうございます!

226妄想民:2020/05/10(日) 20:24:00 ID:D6oZ/U3Y
>>224
ありがとう!

227妄想民:2020/05/10(日) 20:32:28 ID:W6t2An6c
すみません意見の代理を

>>1426
>>1415でユーハバッハが腰上げて戦い始めた瞬間に、高野レンが存在の核を破壊されて>>1424になる
で問題ないですね(というか高野レンだけ素でダメージ描写書き忘れてたんでグッジョブ繋ぎです)。

228妄想民:2020/05/10(日) 20:50:11 ID:W6t2An6c
代理をお願いします

>>1391
>>1395
ロキの死を見届けたサノスが、サグメを猫掴みで持ち上げてスペースストーンで去っていった。
ルフィはへとへとなのでカミナに抱えられて奥を目指す。イアソンも続く。

サノスが訪れた場所は、殺風景な部屋だった。
そこに既にいたのがソウル・ストーンを手にしたヴァレンタイン大統領だと……
サノス曰く、ストーンの導きで引き寄せられたと言うが……

229妄想民:2020/05/10(日) 20:50:45 ID:W6t2An6c
>>227
代理投稿ありがとうございます!

230妄想民:2020/05/10(日) 20:52:29 ID:W6t2An6c
>>228
素早い対応ありがとうございます!

231妄想民:2020/05/10(日) 21:38:26 ID:W6t2An6c
代理をお願いします

>>1446
七夜「死」貴となったその攻撃は速く、そして何よりユーハバッハの頬を斬りつけた。

「あ、当たった……!!」
「まだだ!! まだまだ!!」

出血が激しいが、激痛のおかげでかえって意識を保っている先代巫女が言った。七夜は間髪入れずに斬撃を振るう。

──セブンスヘヴン。
空間全体を覆い尽くす不可避の攻撃。「殺し」に特化した技は全知全能のもたらす無敵を貫通し、ユーハバッハに防御と回避を許さない。

「いけるぜ!」

魔理沙はこの隙を逃すまいと八卦炉を向ける。ユーハバッハが膝をついた。

「「視」えているぞ、霧雨魔理沙。そして忘れたか」
「!?」

八卦炉は音もなく壊れた。それはかつてと同じ……。

「くそっ!」
「まだだ! ユーハバッハ!! っ!?」

純狐が魔理沙の失意に重なるように、純化させる能力を振るう。狙いはユーハバッハが重ねてきた魂。しかし、力は届かない。それどころか純狐の力は逆に奪われていく。

「霧雨魔理沙、純狐お前たちはもうわかっているだろう。一度私が視た力は、私には通じぬ。そして純狐よ、知っているだろう。お前の振るう能力は『言葉に依存せぬ原始的な力』。つまり全知全能を使うまでもなく私の、滅却師の基本的な能力とは相性が悪いと」

「くっ!」
「ユーハバッハ!!」

七夜は再びナイフを振るう。しかし、気づいた。
自分とユーハバッハの直線上に、満身創痍の先代巫女が倒れている。

戸惑いが踏み込みを浅くし、加速がブレる。
そこを、ユーハバッハは霊子の弓で貫いた。

「ガハッ!!」
「我が全知全能を、限定的とはいえ無力化する素晴らしい力だ。だが、七夜死貴よ。その体はその力に沿うように作られてはいまい」
「ハッ! この体が彼岸を渡る前に、お前の魂を冥府に落とせば問題ないさ……ッ!」
「では、一人で死ぬが良い」
「……くそっ! ぐ、ぐわああああああ!!」

七夜の体から広がるヒビを、ユーハバッハ改変した未来を反映させて広げて行く。先代巫女が体を引きずって殴りかかるも、拳がユーハバッハに届く前に、ユーハバッハの体から湧き出る影によって押し流され、壁を突き抜けて吹き飛ばされた。

「くそっ……まだだ! まだ負けないぜ……!!」

魔理沙は立ち上がるも、もはやユーハバッハは振り返ることなく魔理沙の体を刻んだ。「弓で鎖骨から肩が射抜かれた」未来を反映させて。

「つまらぬ。まぁそれも仕方のないことか……私が定めたこの世界の特記戦力は、この場に誰一人おらんのだから……」

ユーハバッハが言う。各々にその手でトドメを刺すために、ユーハバッハは霊子の剣を作り出した。

──助けは空から舞い降りた。

※助けは誰でもいいです。無理そうなら最後の一文は無しの方向で。
七夜:全身にヒビが入り、内在する力で核がボロボロ
先代巫女:右腕欠損。両足出血多量。脳震盪
魔理沙:左肩の鎖骨部分消滅。八卦炉の損傷(魔力は溜められるかも)
純狐:力を吸われ瀕死

232妄想民:2020/05/10(日) 21:59:36 ID:W6t2An6c
一つお願いします

>>1471

「来たか、私の残した唯一の残骸。愛すべき息子よ」
「ユーハバッハ、……事情は全て、夢で全て聞いている。なればこそ、……お前に引導を渡すのは私だろう」

くっくっくっ、とユーハバッハは肩を揺らす。何がおかしい、と黒死牟は問うた。

「ここまで順調に育ってくれるとは、全く一護もお前も、孝行息子だ」
「?」

ユーハバッハは語る。

「黒死牟、いや継国巌勝。お前はまさか、その力を己の手で手に入れたと思ってはいまいな?」
「思ってなどいない! この力は……この舞台にて、さまざまなものに与えられたもの」
「そこがズレているのだ、継国巌勝。お前は疑問に思わなかったのか、鬼の剣士であるお前の支給品が斬月であったことに。最初に戦ったものが、覚悟を秘めた異形の斧神であったことに……」
「な、何を……!?」

「お前は斧神との戦いで不安定だった魂魄を安定させ、ウルキオラ・シファーとの戦いで始解と、死神化へと至った。そして我が居城に入り、卍解……つまり、帰刃にいたり、その霊圧はかつての一護に勝るとも劣らぬ領域に至った」
「まて……では、あの娘は……」

絞り出すような声だった。

「あの娘を殺すように仕向けたのは、お前なのか……!!」
「そうだ」

ユーハバッハの即答と同時に、響転を用いて斬月を振るう。しかし、斬月はいともたやすく止められた。

「なっ……!」
「お前の誤算を教えよう、継国巌勝。一護にあってお前にないもの。それは純粋なる滅却師の血」

「故にお前は私の「奪う力」には抗えぬ! 力を貰うぞ!! 継国巌勝!!!」
「ぐっ!!」


絶望しかねぇ(読み手並の感想)

233妄想民:2020/05/10(日) 22:13:40 ID:W6t2An6c


だらり、と腕をたらす黒死牟を投げ捨て、ユーハバッハは言う。

「最期に教えておこう。私がこの舞台で特記戦力と定めたのは、クリストファー・ヴァルゼライド、ベジータ4世、そして津上翔一だ」

ユーハバッハはかく語りき。

「この3人はそれぞれ、私にとっての未知であった。能力ではなく、生まれ持った力のみを磨き上げ、異能の神を蹂躙せし領域に、至る者たちだ。「能力」でなければ、我が全知全能では無力化できぬ。どの未来に置いても私が滅ぶ以外に選択肢がなければ、改変しても無駄だからだ」

しかし、ヴァルゼライドはクロノスらと相討ち、津上翔一は進化のきっかけすら掴めず、ベジータはつまらぬ情愛につまずき、動けずにいる。

「全てが私の「視」た通りとはいえぬ。しかし、此度の催しは私に多くをもたらした」

「心から礼をしよう。諸君らの健闘を忘れまい」

ユーハバッハはそういうと、殺し合いの舞台──つまり、惑星そのものを自身の体から湧き出る「影」で覆い始めた。
かろうじて意識のある魔理沙は見覚えがあった。これは、ユーハバッハが幻想郷を滅ぼし、すべての世界を一つにした時と、三界を滅ぼした時と同じだった。

234妄想民:2020/05/10(日) 22:18:03 ID:Z4A9g17o
>>233
代理投下しました、そういや肉体だけとはいえ神殺ししてたな翔一君…

235妄想民:2020/05/10(日) 22:53:26 ID:W6t2An6c

影が世界を覆う。
すべての境界が滅びゆく。
生と死が混ざり合い、全てが不変の永遠へと形を変えていく。

ユーハバッハはその光景を、いつ見ても美しいと思っている。これは救済に他ならないからだ。全ての生物……いや、形ある全ては「滅び」という不可避の事象を克服するのだ。その世界に恐怖はなく、痛みもなく、飢餓もない。憎しみも悲しみも、愛すらない。

完全な世界の誕生は、創世の光景はいつ見ても美しい。

しかし、突如として影がその侵食を止めた。
それどころか、影には亀裂が入り、次々と砕けていく。

「──! なん……だと……!?」

それは、ユーハバッハの眼には映らなかった未来だ。だが、理由はわかる。

「稀神サグメか!!!」

ユーハバッハの叫びが轟く。答えは闇から現れた。

「そうだ、ユーハバッハ。神なるものよ。お前の『滅びの運命』を、反転させた」
「どうした? ユーハバッハ。表情に陰りが見えるぞ?」

ファニー・ヴァレンタインとサノスだった。サノスの影にはぐったり太い脚に寄りかかるサグメの姿がある。

「バカな、何をした……」

稀神サグメの能力は、「口に出す運命を反転させる」こと。一見、恐ろしい能力だが、さまざまな欠点がある。

・定められた運命、の改変であり、完了した運命の逆転はできない。
・口に出さねばならない。

なにより口に出したとして、その運命が正確にその事象を改変するかはサグメ自身にもわからないのだ。

おそらく口に出したのは滅びの運命の反転。しかし、それがこうもピンポイントで作用するとは思えない。インフィニティ・ストーンですら、運命の強制はその一つや二つで不可能だ。

「ユーハバッハ。未来は見えるが、忘れることはあるのだな。私のスタンド能力、『D4C-ラブトレイン-』の能力を忘れたか?」
「──!!」

ユーハバッハは初めて、心の底から驚愕して見せた。

「そうだ。ラブトレインは、『私と私の範囲に幸運をもたらし、どこかの誰かに不幸を押し付ける』能力だ」

「つまり、お前のかつての部下の力──『世界調和(ザ・バランス)』と同質の力だ」

ヴァレンタインは続ける。

「そして、サグメの能力は『完全反立』と似たタイプの能力……。故に、こうも見事に運命は逆転した。私はずっと、これらの行動を起こすために動いていたのだ。まず、聖なる遺体をあの霊王の遺体に入れた。そうすれば、お前は「私」の行動を注視する」

サノスが引き継いだ。

「ユーハバッハよ。お前の全知全能は、たしかにその場にいるものから派生する、すべての未来を見通し、影響を与える。しかさ、派生した未来のその者が、『さらに派生させる未来』までは見えぬのだ。だからヴァレンタインと私は、本体ではないヴァレンタインにインフィニティ・ストーンを渡し、別次元で行動させたのだ」

「時間のズレは私が手に入れたタイム・ストーンで修正し、お前に知覚されないように」

「──!! 見事だ、ヴァレンタインよ。そしてサノスと稀神サグメよ。しかし、忘れてはおらぬか? 全知全能が使えぬとも、私の基本的な戦闘能力は変わらぬということを、滅却師の戦闘術は使えるということを……!!」

そういうと、ユーハバッハはヴァレンタインの体からD4Cを引き摺り出し、そして救出し始めた。スタンドは精神エネルギー、つまり魂の塊だ。霊子の隷属に逆らえるはずもない。

ヴァレンタインは崩れ落ちた。

「サノスよ、残るはお前だけだ」

ユーハバッハは語る、己の勝利への道を。
しかし、サノスもまた、語るのだ。己の勝利への道を。

「サグメに反転させた運命は、滅びだけではない」
「何!?」

すると、ユーハバッハの腕がだらりと落ちた。力が抜けている。かつて一文字に名を取られたような状態。

「お前の力を削いだ。魂を集める運命を、反転させてな。そして……」

黒死牟が、魔理沙が、先代巫女が、立ち上がる。
運命の反転──ユーハバッハから奪った力を、彼らに与えたのだ。

そして、さらなる助けは舞い降りる。

「たぁーっ!! キサマがユーハバッハだな! 観念しやがれ!!」

超サイヤ人のベジータが、床を突き抜けて飛び出てきた。

ユーハバッハは目を見開いた。
己の未来はもう、見えなくなっていた。


最終話①──お先、真っ暗、真っ逆さま

236妄想民:2020/05/10(日) 22:57:28 ID:W6t2An6c
代理投稿ありがとうございます。
本当にありがとうございます!

237妄想民:2020/05/10(日) 23:52:04 ID:W6t2An6c
最後の代理です。お願いします

ベリアルとルシファーのもたらしたケイオスマターにより、新たな全知全能による改変が不可能に、サグメの運命の反転によって力を削がれたユーハバッハは、それでも決死の抵抗を続けた。

先代巫女が左手で振りかぶる。それを静血装で防御する。返しに見舞う霊子の刀は魔理沙の弱々しいに弾幕に弾かれた。
サノスがユーハバッハを上空から顔目掛けて蹴りを撃つ。かろうじて体をよじってそれを避けるが、避けた先でベジータのパンチをもろに顔面に食らった。

静血装すら突き破るパワーに、ユーハバッハは血を撒き散らして飛んでいく。そこに追撃として、雷鳴が飛んだ。

御坂美琴。大神ゼウスに強化された電力がユーハバッハを貫く。起き上がろうともがくユーハバッハの顔を、先代巫女は渾身の一撃で迎えた。

ユーハバッハの手から、霊子の剣が砕けた。

終わった。

誰もがそう思った。

「終わりよユーハバッハ。私の幻想郷を返しなさい!!」

ユーハバッハは沈黙している。目は相変わらず黒い膜に覆われているので表情は読めなかった。

「ふ、ふはは……」

しかし、ユーハバッハは笑った。

「ふはははははははっ!」
「コノヤロウ……何がおかしい!!」
「私の勝ちだ」

ユーハバッハがそういうと、体その物がドロの塊のように、影そのものに変質する。そして、咳を切ったようにあふれ出し、この空間そのものを覆い尽くした。

「往生際の……ぐっ!」

先代巫女が倒れる。力を奪われている。
他の全員も。立っているのは黒黒としたユーハバッハだけだ。

「世界を奪えぬなら、まず貴様らから奪い尽くしてやろう! そのあとで私の死を改変し、再び世界を……『全ての世界を一つにしてやろう』死も、生もない世界を作ってやろう!!!」

ユーハバッハは、もはやこの空間そのものを奪っている。ユーハバッハは倒れる物たちを見回す。皆、絶望と怒りを浮かべていた。その光景は、ユーハバッハに歪んだ笑みをもたらした。

そう、皆だ。皆倒れている。ただ一人を除いて。


ずっ、と音がした。それはユーハバッハの胸からであった。ユーハバッハが胸を見た。刀身が見える。これは、この形は……。

「私を、ここまて……導いたのは、たしかにお前だった。ユーハバッハよ……」

「黒、死……牟……!!」
「そうだ、私は黒死牟。ただの人より、少しばかり生き汚い、不死身の鬼だ……!!」
 
胸の斬月が霊圧を纏う。
ユーハバッハは思い出した。

そうだ、この流れは──。

「月牙──天衝!!!」

ユーハバッハの体は、影ごと真っ二つに引き裂かれた。

一護──。

ユーハバッハは自らの影に消えゆく意識の中で、最期に思った。

──やはり、私の「死」は、お前に帰結するのか。

それもまた、『このユーハバッハ』の「視」た通りだった。

影の塊が地に伏した。

人の形を失ったそれは、もう二度と動き出さなかった。

【ユーハバッハ@BLEACH 及び主催 死亡】

238妄想民:2020/05/11(月) 00:04:17 ID:W6t2An6c
代理投下、お疲れ様でした。
本当にロワ中は代理の方々にお世話になりっぱなしで……感謝しかありません。
ロワを間延びさせる一因を作ってしまったり、語りではなくだいぶSSが多くなってしまい、大変な作業を強いてしまいました。

あらためて、ありがとうございました。
お疲れ様でした。

239妄想民:2020/05/11(月) 00:11:23 ID:W6t2An6c
すみません、感想ですが代理を

本当に久々の妄想ロワで、張り切ってやれました。
あんまりに筆が載りまくってしまってSSめっちゃ書いてしまって、停滞と間延びの一因になってしまったり反省点も多い企画でした。
規制で途中から代理投下をしていただいた方には感謝しかないです。

ありがとうございました。お疲れ様でした!

240妄想民:2020/05/11(月) 00:15:22 ID:Z4A9g17o
>>239
お疲れ様です!代理投下しておきました!

241妄想民:2020/05/11(月) 00:23:07 ID:W6t2An6c
>>240
ありがとうございます!
最後と言いましたが、補足や振り返りでは
相変わらずお世話になると思いますので、
もう少しだけお付き合いいただけたら幸いです

242妄想民:2020/05/11(月) 00:56:13 ID:W6t2An6c
すいません早速感想を

ユーハバッハがここまでロワ主催にハマるキャラだとは思わなかったよ。
空気抹殺の聖別、使者の魂の取り込み、メタファーのレベルまでいかない、ちゃんと創作範囲で収まるチート能力。思想のあり方とか、
主催をユーハバッハにしてくれた初期民に感謝だよ。
楽しかった

243妄想民:2020/05/11(月) 05:01:52 ID:Z4A9g17o
>>242
代理投下しておきました

244妄想民:2020/05/11(月) 11:40:06 ID:W6t2An6c
すみません代理補完をお願いします

補完というかユーハバッハに関する小ネタ
ユーハバッハがガイアに語った「参加者の中の真に恐るべき3人(特記戦力)についての補完

Q.なぜヴァルゼライドとベジータと津賀上翔一が特記戦力だったの?
A.この3人は全員、自前の力で神の領域の戦闘力を誇る(あるいは至りかねない)から。ヴァルゼライドは言うまでもなく、ベジータは超サイヤ人ブルーはもろに「神の領域の力の体現」であり、この2人は作品の中で実際に神の力を乗り越えている描写、設定がある。このロワでは──というよりこのユーハバッハの全知全能は、物理攻撃の無効化には限界があるとしている(根拠としては、全知全能の無効化は、特殊能力など原作でも完全に無効化しているが、単なる物理攻撃は原作に於いても比較的防げていない描写があるためそう判断している)ため、物理的戦闘力でゴリ押しされると改変してもその都度殺されるため意味がないと考えていた。
つまり、外付けによるブースターや何者かの加護、付与された力を支点に強くなった者や、存在の規格が定められているため進化しない神々らと違い、ベジータもヴァルゼライドも自らが生まれ持った力を絶え間ぬ努力で磨き上げ、さらに進化する可能性を持つ故の力であるため全知全能が通じない可能性が高確率であったため。
津上翔一(アギト)は、独自の神話をもとに、本当に宇宙の創造者(黒の青年)に作られた、上限のない進化を続ける生物であるため全知全能で「視」た未来の進化とは違う進化を遂げる可能性が高く、そのため大部分が未知であったこと、なにより作中で明確に死亡する未来がないため即死させることが難しいかも知らなかったため

というのを考えてた
駆け足だったら語ることもできなかったのでここで……

245妄想民:2020/05/11(月) 11:53:29 ID:W6t2An6c
だから、今更だけどヴァルゼライドがあんなことにならならず主催戦まで生き残ってたらまた違った語りをするつもりでした。
同様に津上くんもアギトとして活躍してたら
全く違ったユーハバッハ戦を語ってたと思います

246妄想民:2020/05/11(月) 12:38:40 ID:W6t2An6c
>>243
すみません送れましたが
代理をありがとうございます!
毎度毎度すみませんほんと規制さえなければ…

247妄想民:2020/05/11(月) 13:58:56 ID:W6t2An6c
>>245
代理投下ありがどうございます
お疲れ様です

248妄想民:2020/05/11(月) 21:57:47 ID:W6t2An6c
すみません感想代理を…

>>1479
ワザップジョルノの改変文なのにめっちゃ面白いのずるい、しかも

>三途の川にも問答無用できてもらいます。

いやお前も三途の川に行くんかい!!
という元ネタと同類のズレっぷりがほんとずるい

249妄想民:2020/05/11(月) 22:07:02 ID:Z4A9g17o
>>248
代理投下しました

250妄想民:2020/05/11(月) 22:12:38 ID:W6t2An6c
>>249
ありがとうございます!
お疲れ様です!!

251妄想民:2020/05/14(木) 06:12:14 ID:W6t2An6c
すみません、意見の代理お願いしたいのですけど…

雑談の方でも言ったけどルシファー、ベリアル、1000%は把握するため情報あつめたけど結局動かし方がわからんかったのは、こいつらのロワでの目的の具体性がわからんかったんです。
「終末の獣」ってのはいわゆる黙示録の666の獣?なのかなーとか思ってたけど違う?みたいだし、そもそもテコ入れ入るまでは具体的に何をどうやってどうするみたいなのが語りの中で見えなかったからえらい難航しました。

1000%は最悪「ゼロワンらに痛い目見せたい」っていう小物全開な理由でも納得できるけど、てか主催説明にもそう書いてあったし。ただその割にユーハバッハのキー作ったり黒死牟不意打ちしたり、ガイアの眼をすり抜けてたり智天使のケルピムらしいガーディアンの剣に細工してたりで過程は不明な癖に超絶有能すぎて吹いたけどね。

ロキに関しては北欧の原作からして問題起こすこと自体目的なことも多いトリックスターだし、こいつだけはちゃんとアルゴノーツ組にしてやられてるからキャラの行動や目的には一貫してらしさがあって良かったです。

252妄想民:2020/05/14(木) 06:32:46 ID:Z4A9g17o
>>251
代理投下しました

253妄想民:2020/05/14(木) 12:39:38 ID:W6t2An6c
>>252
ありがとうございます
なんかしたらば落ちてた?
復帰したら回線別のやつ使って書き込めてたのにまたホスト規制くらってました??

254妄想民:2020/05/14(木) 12:57:45 ID:Z4A9g17o
>>253
多分したらば自体が落ちてたり不安定になったりしてたっぽいですね…

255妄想民:2020/05/14(木) 14:04:52 ID:W6t2An6c
>>254
そうみたいですねぇ
いやだなぁ避難所だとID出るから
ごまかしがきかなくて自己リレーしてるのとか
丸わかりになっちゃうし…

256妄想民:2020/05/15(金) 06:14:08 ID:W6t2An6c
おはようございます。代理をお願いします
例によってミニSSですご了承ください


>>1374の補足、補完

倒れたままピクリとも動かない黒死牟を、恭也と緑壱は守る。その体からは異様な気配(霊圧)が吐き出ているが、しかし、一向に起きる気配がない。

「くそっ! 数が多すぎる……!! お前の兄さんほんとに起きるのかよ!?」
「兄上……!」

恭也の言わんとしていることはわかる。しかし、緑壱は頑として否定した。

「兄上は……目覚めます! 必ず私たちを救ってくれます……!!」
「俺たちが全滅した後に起きてもらっても、仕方がないんだぜ……っく!」

全身に白粉を塗りたかったような、人の形をした敵兵たち。皆一様に霊子でできた弓矢を用いるが、個々の強さはそうでもない。が……いかんせんその数に限りがない。おまけに恭也も緑壱も刀で近接戦闘が主である。やりにくかった。

「せめて銃の一つあればな……」

この手の怪物に慣れていることもあり、割と余裕な恭也と違い、緑壱は限界を迎えていた。

鬼狩りとして、剣士としては破格も破格な天賦の才を持つ緑壱だが、いかんせんまだ幼子である。緊張を保ち続け、休息は突撃の前にとったひとときのみ。それでも持ち前の呼吸である程度整えたとはいえ、その程度で全快する傷しか残せないほど夜王鳳仙は甘い相手ではなかった。

「は、あっ……はぁっ!」

白塗りの兵たちは人間ではない。生き物ですらない。感情も躊躇もなく、機械的に押し潰しに来る。屍人ともまた違う。無機質なモノが迫る圧力は人の精神をたやすく蝕む。

そこに、音もなく現れた闖入者が、黒死牟の体に剣を突き立てていた。

「あに……うえ……!」

緑壱の口から、初めて弱音としてのそれが漏れた時、彼の背に白い矢が刺さった。二の矢以降は恭也が切り払うが、緑壱は初めてともなく刺される痛みと、それによって吹き出した疲労にうつ伏せに倒れた。

目の前の男は笑っている。兄を指した男を倒さねば……。しかし、刀がどこかに飛んでいた。手はもぞもぞと空を掴んだ。

そして、爆発が起きた。

爆発──爆発である。火山の噴火と言い換えてもいい。恭也は思わず振り返った。緑壱は目を離さなかった。空気が青白く輝きを持ち、黒死牟を中心に渦巻いていた。

「おや起きましたか。ですが貴方の力は既に抜き出した。最早抜け殻に商品価値はないのですよ」

その空気の渦が見えていないのか、男は骨格を纏いマスクを被り、余裕綽々の態度だった。しかし、振るわれた剣を黒死牟は人凪ぎで打ち砕いた。

「抜け殻は……その力の方だ」
「なん……だと……」
「時間が惜しい……すぐに済ませよう」

顔をあげた。静かな動作に反し、黒死牟の目にはあふれんばかりの力が漲っていた。おもむろに腕を前に出し、剣を構え、その言葉を唱えた。

「卍 解」

黒く重厚で、さながら武者の甲冑のようにも見える装甲。罅割れた仮面の奥からは人間の頃の貌。緑壱は、そこに理想を見ていた。兄の理想を。平たくいうと、かっこいいと思った。

変身した黒死牟を見るや否や、マスクの男はあり得ないと喚き一目散に逃げた。黒死牟はそれを一瞥もせず、緑壱すら気づかぬ速度で恭也の隣に立った。

「あんた、大丈夫なのか……」
「無論……世話になった」

謝辞を述べると、黒死牟は刀を抜いた。細く黒い刀だった。それをすっ、と横薙ぎに振った。

「月の呼吸、真・拾五の型……月牙天衝」

鋒が描いた部分が膨らんで、巨大な銀色の刃になった。それは、白い兵士を斬り潰すように真っ直ぐに飛び、巨城の外壁を突き破った。

「うおぉ……」
「あにっ、兄上……!
「緑壱」

「いくつか、頼みが……ある。聞いてくれるか?」
「はい!」

黒死牟は振り返らなかった。

「お前はいずれ必ず……宿敵と相見える。狡猾で下劣な鬼だ。まず、そのものと対峙したならば、全霊を持って斬れ」

緑壱はうなずいた。

「そして……妻を娶り、子を育て、1人の人間として、生きるがいい。決して、私のように……なるな……」
「…………」

黒死牟の言葉はそれまでだった。彼は、刀を握り直し、視線を上にやった。その先には、敵がいる。この醜悪な催しを是とする輩が。

「兄上!!」

黒死牟の覚悟を止める気は、緑壱にはなかった。
ただ、本心からその言葉は漏れた。

「また一緒に……凧揚げをしてください……」

一白の間ののち、ほんのわずかに黒死牟は振り返った。

「ああ」

仮面の下で、どういう表情だったのか、透明な世界ですら読み取れなかった。しかし、そんな必要などない、緑壱は確信に目を見開いた。

「いってらっしゃいませ。兄上……」

天井を斬り破り、遠くなる兄の背を見つめて、緑壱はつぶやいた。

257妄想民:2020/05/15(金) 07:55:49 ID:nXZvy6ZY
本スレでも言った通り、1000%こと天津垓の語りの矛盾や設定の穴を埋めてみる。


【「このロワの」天津垓の正体=「怪異」アークサウザー】


このロワの進行役として登場していた天津の正体は、天津垓本人「ではない」。
その正体は【鋼人七瀬】と同じく人々の妄想によって生まれた怪異・想像力の怪物【アークサウザー】。
本来は存在しない仮面ライダーである。

鋼人七瀬が七瀬かりんの亡霊と信じられた結果、怪異として生まれたように、どこかの世界の多くの者(視聴者である俺ら)がサウザーの追加形態であるアークサウザーのコラ画像を信じてしまった結果、形をもって生まれた天津垓のコピー品。
鋼人七瀬と違って人格やコミュニケーション能力はある一方で生まれた時期の関係上、基本思考が34話時点で止まっている。
明らかに或人たちより強い力を持ちながら復讐や利益に必要以上に固執するのはそのため。
また、この怪異は視聴者が思ったままの性格が反映されるため、悪辣な部分のみが目立つキャラとなった。
彼本人の真意は34話では未だ不明。当人は気にかけていないが、過去の記憶がゼロワン34話まで放送された分しかない。


更にアークサウザーに強そうな設定(という誰かの妄想)が付加された結果、桜川六花が作り出そうとしていた【万能の神】に極めて近い存在になっており、人知を超えたタフさ、神出鬼没なワープ能力、ユーハバッハやガイアの監視もある程度までは欺くステルス性、魔改造G4にユーハバッハキーを作り出す優れた知能に技術力を持っており、明確にゼロワン本編以上の実力を手にしている。

なお、この怪異アークサウザーは自身のことを本物の天津垓だと信じており、自分がただの怪異に過ぎないことや【万能の神】になりかけてることに気が付いていない(アークサウザーに覚醒したことによる能力だと思っている)。
また、自分でも能力的にどこまでできるか把握しきっていない、当人曰くアークサウザーへと変身して日が浅いので次々とできることが増えて把握しきれないとのこと。


この事実をユーハバッハなどの主催上位陣・ロキ・ルシファーが知っているのかは不明。
少なくとも裏切り対策を取らなかった辺り、ガイアや下位の主催や万能の神を求めていた六花は知らなかった様子。

会場にいるアークサウザーと似たような怪異としては黒幕シャンクスや都市伝説キャラなどがこれに当たる。
本物の天津垓が現状どうなっているのかは不明。
今もゼロワン世界にいるか、ロワ開始前にズガンされているかもしれない。



ええと、簡単に言うと【虚構推理】+【自分を野原ひろしと思い込んでいる殺し屋】+【黒幕シャンクス】を参考にしました。
仮面ライダーで近いものと言えば超スーパーヒーロー大戦のゲームの世界のライダーたちかも。

とりあえず思いついたら書きたくなったので独自の解釈で書いてみました
他の人から見るとツッコミどころもあるかもしれないんで、投稿や修正・破棄の判断は代理投稿する方にお任せします

258妄想民:2020/05/15(金) 20:23:18 ID:HshbobI6
書き込める端末から離れているので代理投稿希望

これはロキ死亡直後、ユーハバッハ撃破前の出来事だが、
アークグレンに紛れこんだネズミ君、逆転の秘策として遅効性の猛毒爆弾・貧者の薔薇@HUNTER×HANTERを持ってたんだよな
自分が巻添えを食らわないように対策として毒を遮断する最新型宇宙服@MEMORYSまで装備して
マルティナ・ゲンスルーの失敗を見て、主催やロキに対主催虐殺を手土産としてワニ君蘇生と自分の世界だけでも見逃してもらう算段でネズミ君はとうとう爆弾を起動する......が

259妄想民:2020/05/15(金) 20:34:00 ID:Z4A9g17o
>>258
代理投下しました

260妄想民:2020/05/15(金) 20:44:03 ID:HshbobI6
>>259
代理乙です、ありがとうございました

261妄想民:2020/05/15(金) 20:44:55 ID:VaVNqngw
>>257
代理しました、いいですね
これならモヤモヤが解消されそう

262妄想民:2020/05/15(金) 23:30:59 ID:HshbobI6
怪異アークサウザーに関する意見ですが
このままだと賛否両論って感じですので、1000%本人ではない設定は無しにして
逆に怪異の力を六花ごしに知って取り込んだつもりが取り込まれた(ないしは自分でも知らない内に飲み込まれつつある)
これなら本人扱いでも問題ないし、思考や記憶も怪異に蝕まれつつあるから或人に固執し34話までの記憶しか思い出せない(後から来るかもしれない実は悪いヤツじゃなかった展開にも予防線も張れる)
ついでに小物感も出せる

メタネタに関してはとしあきがいるぐらいですし、実際にコラ画像の信憑性がある世界線があったということにする、というのはどうでしょうかね?

263妄想民:2020/05/15(金) 23:32:32 ID:HshbobI6
>>262抜けていたけど
後から来るかもしれないーーって言うのは原作の方の話です、はい

264妄想民:2020/05/15(金) 23:48:30 ID:Z4A9g17o
>>262
>>263を踏まえた上で代理投下しました

265妄想民:2020/05/16(土) 00:45:00 ID:HshbobI6
超超超超超カンタムロボの技のバリエーションが子供達が今まで体験した出来事を元にしているのは個人的に感動した
具体的にはベジータから見様見真似の『みがってのごくい』
野薔薇が応尽に放った技に似た『仙人掌・竜子』
分身+弾幕技『玉付・いたずらキツネ』
ファンネル化したレイジングハートとバルディッシュによる『ミンキーモモ フォーメーション攻撃』
『グリグリ攻撃』に『オヤジジェンデストロイヤー』など、これでアンスパと互角に戦えてた

266妄想民:2020/05/16(土) 00:49:10 ID:Z4A9g17o
>>265
代理投下しておきました

267妄想民:2020/05/17(日) 15:07:34 ID:W6t2An6c
すみません代理をお願いします

ファニー・ヴァレンタインとブラックモアを前に、疲弊した戦士たちは苦戦を強いられていた。ソウル・ストーンによって強化されたブラックモアのスタンド「キャッチ・ザ・レインボー」は、雨天を待たずとも自らのスタンドパワーによって限定的な範囲内に雨を降らせ、その本来の力を振るう。
ヴァレンタインはD4Cの「光の膜」に包まれていて、攻撃が当たらない。それどころか、こちらの攻撃は不幸のカウンターとなってこの場の誰かに降り注いでしまう。

それでも、この場にいるものたち──特にベジータや博麗靈夢など──が全力で戦えたなら、D4Cラブトレインの防御そのものを貫いて大統領を攻撃することだってできただろう。しかし、ユーハバッハとの戦いで限界まで力を奪われた彼らには、もはや回避するのが精一杯であった。

「この世界も、『終わり』が近づいているか……」

空が砕けるのを見て、ヴァレンタインは言った。あるいはストーンを2つ持つ自分なら、この崩壊を止める手を打てるだろう。だが、生憎そんな義理はない。

「ブラックモア、お前に命ずる。この場に揃う者たちを一命に掛けて『全滅』させろ。何があっても1人も残すな。言葉通りの『全滅』だ。一切の『禍根』は残してはならない……ここで終わらせろ」

いいな、と念を押すヴァレンタインに、ブラックモアは躊躇もなく「はい」と答えた。ヴァレンタインがソウル・ストーンを掲げると、ブラックモアの体が雨粒へと溶けていく。自らが司る「雨」そのものとなったのだ。

「これでお前は『無敵』だ。もう元の姿に戻ることはないが、これでお前が負けることはない……」
「スイませェん大統領。感謝いたします」

反響する声と共に、雨粒が散弾となって降り注ぐ。

「私はD4Cでこの世界から去ることにする。ありがとう哀れな羊たち、私の『合衆国』の安寧のための犠牲……決して忘れまい」

「蹴散らせ──群狼(ロス・ロボス)」

異次元へ移動しようとするヴァレンタイン、しかし、その目の前で「黒い閃光」によってブラックモアが雨ごと吹き飛ばされた。

「大統……スイませェ……ぐぇあっ!!」

ブラックモアは空間ごと歪むほどの大爆発に巻き込まれて、雨雲ごと蒸発した。大統領が閃光の発射元を見た。先ほどまでとは装いの異なるコヨーテ・スタークが立っていた。

「こんなこと言うのはガラじゃねぇんだが……助けにきたぜ」

いつものように頭をかきながら、しかしその表情は少しだけ、嬉しそうだった。

「よし、よくやった!! 後はてめぇだ!!」

ベジータが喜びに吠える。その手に、スタークから投げられた何か小さなものが渡る。

「アンタ、ベジータだったっけ? ユーハバッハがやたら警戒してたから、なんとなく覚えてるよ。……それ、アンタの世界のアイテムだろ?」

仙豆だった。スタークはスペアポケットから取り出せるあと一つのアイテムに、仙豆を選択した。スペアポケットは黒ずんでぼろぼろと崩れた。元々正規のものではないため使用不可になったと同時に崩れるようになっていたのだろう。

ベジータは仙豆を口にした。彼の体に力が戻る。しかし、大統領は慌てる様子もなく、攻撃を仕掛けようと構えるベジータをサノスが止めた。

268妄想民:2020/05/17(日) 15:08:41 ID:W6t2An6c
「待てベジータ。何もするな」
「何っ!? キサマ……オレの力を疑うのか!?」
「そうではない。むしろお前は強すぎるのだ。確かにお前の力はラブトレインの光の膜をそれごと破壊し、ヴァレンタインを討てるだろう。そこに疑いはない。しかし、奴の死と同時に最期にラブトレインの性質が発動すれば、お前の力はこの宙域をも丸ごと吹き飛ばすほどの「不幸」となって、我々に弾き飛ばされるだろう。そうなれば誰も生き残れぬ。全てが死ぬだろう」

サノスの説明は道理だった。 

「だから、誰も何もするな。こちらから攻撃せぬ限り、ラブトレインは無力なのだからな」
「そりゃ……つまりあれかい? やつ自身もあの光の膜のせいで俺たちには攻撃できない……ってことか?」
「その通りだコヨーテ・スターク」
「なるほど……夢想転生みたいに攻防万能の無敵ってわけじゃなかったのね」
「なんだいなんだい、太々しい態度とは裏腹に、エラく消極的な動きだと思えば、根本はとんだ純情少年(シャイボーイ)ってわけか。だが、そういうのも嫌いじゃないぜ?」
「…………」

1人恍惚の顔のベリアルを無視して、サノスは続ける。

「しかし、このまま膠着が続けば、世界丸ごと広がりゆく断層に潰されてしまおう。いくらラブトレインといえど、弾き出した害悪を押し付ける存在も場所もなければ機能はしまい。ストーンの力は私のストーンで打ち消せる。つまり、お前は我々にこれ以上何もできんのだ!」

言い切ったサノスに、ヴァレンタインは静かに、そうだ、と言った。そして、D4Cのスタンド像を発現させる。

「見事な推論だサノスよ。ならば、私はこれでお暇させてもらう。だが、大統領の名を持って、我が父の名誉にかけて誓おう。遺体の力も、ストーンの力も、我が国の栄光のためにのみ使う。決して、お前たちの世界を脅かすためには使わない、と」

それだけいうと、大統領は次元を越えた。
そう、『隣の次元』に行ってしまった。

「──なんだとぉおおおお!?」

ヴァレンタインが飛び込んだ世界は、バグの世界であった。それはまさに混沌そのもので、物理法則が全く意味をなさない領域である。思考すら崩壊しかける中で、大統領は逡巡する。

(バカな、私はちゃんとバグのさらに先の世界を指定したはずだ)。

269妄想民:2020/05/17(日) 15:09:16 ID:W6t2An6c
脱出のために再びD4Cで次元を巡る。しかし、何度飛んでもバグの領域にたどり着くのだ。異常な情報に精神が潰されそうになる。最後の理性で、ヴァレンタインはタイム・ストーンを発動させた。自身の時間をバグ領域に突入する前に巻き戻した。大統領の目に、滅びゆく空が見えた。

──そして、一息をつく前に、その横っ面に拳が振るわれた。

D4Cで防ぐ間も無く弾け飛ぶ。地面を転がり、顔を上げた。そこに光が見える。いくつもの、光の玉が。

「無限弾装虚閃(セロ・メトラジェッタ)」

スタークの声と共に瞬き弾ける、一瞬で1000にも登る光球。ヴァレンタインはスタンドで防ぐのは不可能と判断し、とっさにストーンによる障壁を展開する──

「極死・七夜!!」

爆煙を掻き分けて現れた七夜が、障壁を掴んで捻ると、それはたやすく真っ二つにねじ切れた。大統領を飛び越えて着地するや否や、七夜の足は自らの体重によって崩れていく。

「ストーンの力なら、ストーンの力で破壊できるだろ?」

ならばと再びラブトレインの光の膜を展開するが、それは博麗靈夢の拳が粉砕した。驚きを隠せない大統領はとっさにD4Cを使おうとするが、バグの世界が頭によぎり、迷った。その隙に、靈夢は更なる一撃を見舞った。

「神様の力だかなんだか知らないけどね!! 私はそういうのは今まで散々殴り飛ばしてきたのよ!!」

吹き飛んだ大統領はよろよろと立ち上がった。顔の穴という穴から血が吹き出て、腕は反対に曲がっている。呼吸も苦しそうに。

「どう、いうことだ……た、確かに貴様は『物事や概念を突き破る程度の能力』を持つが、ゆ……ユーハバッハに、力を搾り取られた今、それを、行使……できるほどの、体力は……」
「バカめ!! ついさっきこのオレが体力を回復させたばかりだろうが!!」
「……なん……だと……?」

そう、ベジータはあの時、とっさに仙豆を半分にして、半分だけ食べたのだった。仙豆は一粒食べれば体力だけではなく、欠損した部位すら治ってしまう。半分ではそこまでの治癒力はないが、それでも体力はほぼ全快できる。

博麗靈夢の右腕は肘から先は無い。しかし、出血は止まり、その体には霊力が漲っていた。残りの半分を食べたのは間違いない。

「そもそもなぜ、D4Cの移動がことごとくズレているのか、タイム・ストーンで我々の時間が戻っていないのか、不思議であろう」

サノスは語る。

270妄想民:2020/05/17(日) 15:11:37 ID:W6t2An6c
「なんのことはない。スペース・ストーンでD4Cの飛ぶ先の空間を、全てバグの領域に接続したにすぎん。スペース・ストーンは瞬間移動だけが取り柄ではない。スペース・ストーンは空間を司る。つまり、私が認識しうる空間であれば、自在に支配できるのだ」

サノスは続ける。

「そして、タイム・ストーンは確かにお前だけには作用したとも。時間の観念すら意味をなさないバグの領域に置いて、時間を認識できるのはそこに踏み入るヴァレンタイン、お前だけなのだから。……お前がこの世界の時間を認識できぬ以上、自分の時間を戻したところで我々の時間は戻らぬ。故に我々の時間認識においては、お前が帰る時間は「バグ領域へと飛んだ後」になることは十分に予測できた」

戻る場所が分かっているのなら、待ち伏せは容易い。

「さぁどうする? ファニー・ヴァレンタイン。お前はもう、どの次元にも行けず、入れ替わることもできず、ラブトレインも通用せぬ」

「さぁどうする、ファニー・ヴァレンタイン?」

ヴァレンタインは目を閉じた。観念した、という雰囲気で話はなく、その仕草はあくまで優雅であった。神妙に目を開くと、言った。

「我が心、我が行い。全てが正義であった。一片たりとも後悔はない」

その背後にD4Cが出現する。その場にいるものはヴァレンタインの『覚悟』を感じ取った。

「はぁぁあ─────っ!!!」

ベジータが雄叫びと共に輝く。頭髪が盛り上がり、色を変える。最初は黄金に、ついで紅に、そして、最後には神々しい蒼炎となった。

「うおぉ……」
「…………!!」

となりにいたスタークは思わず声を漏らす。そして博麗靈夢もまた、声を失った。ベジータからは、見てわかるほどに凄まじいであろう力を、全く感じないのだ。超サイヤ人ブルーの気は、神の気体現。あるいは、神の力をも超越するもの。故に、同じ次元の気を纏うものでなければ、その強さを測ることさえ不可能なのだ。それは、奇しくもスタークの世界における、次元の違う存在=『超越者』となったものの威光と同質であった。

(なるほど……ユーハバッハがビビるわけだぜ……)

しかしその輝きを前に、なおヴァレンタインはひるまない。それどころか真っ直ぐに、全速力でベジータに突進した。

「Dirty deeds done dirt cheap(いともたやすく行われるええげつない行為)!!!」

 D4Cのラッシュがせまる、その拳が届く前に、ベジータは行動を終えていた。

「ファイナル・フラ──ッシュ!!!」

神の気を収束した一撃はD4Cごとヴァレンタインを空へと、宇宙へと吹き飛ばした。自分の体から消滅する中で、ヴァレンタインは思考する。

──いつだ? どこで間違えた?

しかし、それ以上の思考は許されなかった。

……ヴァレンタインの敗北の理由は、欲張り過ぎたことかもしれない。遺体を手に入れ、ユーハバッハが倒されたのなら、その時点で元の世界に帰還すれば良かったのだ。もっと前、最大の懸念事項であったジョニィ・ジョースターが死亡したときに、主催から外れることもできたはずだ。

しかし、インフィニティ・ストーンの力を知り、その力をも己のものにせんとする卑しい心が、大統領に「敗北の道」を辿らせたのだろう。身の丈に余る力に焦がれた故に、その傲慢さが故に、英雄の器を持ちながらその翼を焼かれて地に堕ちたのだ。
また、「あいてが勝利を確信したとき、すでにそいつは敗北している。という言葉があるが、彼はまさにそのパターンにハマってしまったのだろう。

ヴァレンタインは虚空へ消えた。

それを知らせるように、石が2つ、ぽとりと落ちてきた。


【ブラックモア@スティール・ボール・ラン 死亡】
【ファニー・ヴァレンタイン@スティール・ボール・ラン 完全消滅-死亡-】

271妄想民:2020/05/17(日) 21:06:43 ID:W6t2An6c
肝心な時に規制くらったのであえてここに

祝 主 催 全☆滅 !! 
勝ったッ!!オールジャンル3完ッッ!!!

272妄想民:2020/05/17(日) 22:27:59 ID:W6t2An6c
代理をお願いします

>>2416
サノスとしてはそのつもりだったんだけど、
エンドゲームでのエンシェント・ワンの
マルチバース構造でも語られてたように
それぞれの分岐世界や時間軸、並行世界、特異点が混ざり合って
MCU時空でしか正常に機能しないガントレットでは
完全に修正は不可能だったんだ。

だからそれぞれの基本宇宙には基本他の世界が混ざることはないんだけど、
ふとしたきっかけで多元宇宙同士が
繋がることはある、という話だったよ

273妄想民:2020/05/17(日) 22:34:00 ID:Z4A9g17o
>>272
代理しました

274妄想民:2020/05/17(日) 23:06:19 ID:W6t2An6c
>>273
代理ありがとうございます
すみませんがもう一本お願いします



「よいしょ……っと」

一とおりの作業を終えて、まなこ和尚こと兵主部一兵衛は腰を下ろし、再建した霊王宮をぐるりと見渡した。
全てが元どおりというわけではないし、離宮には自分以外の誰も存在しないが、形としては悪くない。

「……おお、来たか」

霊王宮への一本道を、その男はまっすぐに歩いてきた。もはやすっかり懐かしい死覇衣に身を包んだ、精悍な顔の男だった。

「まさか、こんな形でここに立ち入ることになるとは思っていませんでしたよ。兵主部一兵衛殿」

その男は藍染惣右介。かつて霊王の失墜を目指し、黒崎一護に敗北した男。
ユーハバッハを除けば、尸魂界を最も騒がせた男である。かつては零番隊からも巨悪と呼ばれた男を、まなこ和尚は自らここに呼んだのだった。

「なぜ今更私をここに?」
「単純な話よ。あの時代から生き残ったもんは、完全な不死者のおんしと、わししかおらん」
「つまり、寂しいと……?」
「ま、そういうことじゃな」

藍染は尋ねた。

「他の零番隊の方々は? 頭目である貴方が復活すれば、他の者も連鎖的に復活するのでは?」
「いや、それがのぅ。霊王様の──前霊王さまの骨が、時間が経ちすぎたせいか腐っておっての。せめて王悦だけでも……と思ったんじゃが、無理じゃったわ」
「……腐ったんですか、霊王の骨が? 王鍵が……?」

まなこ和尚はうん、とうなずいた。藍染は珍しくぽかん、と口を開いて呆れてしまった。気を取り直すように、口を縛って「それ」を見上げた。

水晶に固められている「それ」は、新たなる霊王であり──

それは、ユーハバッハだった。

正確には、ユーハバッハの魂魄の一部だが。

「よそ様の冥府の神と、ちと話おうての。もはや自我もなくなった力の塊でしかないユーハバッハの魂魄の一部を貰うてきたんじゃよ。お陰で、こうして世界に新たな楔を打つことができたんじゃわい」
「……あなたは、本当に恐ろしい人だ」
「そりゃあ、『死神』じゃからのぅ」

目を丸くしてころころと笑う和尚に内心苦笑いしながら、藍染は尋ねた。

「それで、私をここに呼んだ理由は?」
「おお! そうじゃったわい。おんし、霊王にならんか?」
「!?」

藍染は再び驚きに目を見開いた。霊圧が乱れている。

「待て待て! 言葉が足りんかった! 何もおんしの四肢をもぎ取って臓腑を全て抜き取って、水晶に閉じ込めようなどとは思っとらん! わしが言いたいのは、この世界を、わしらを導く王にならんかという話じゃ」
「……なぜ、私に?」

「藍染よ。生と死が再び隣り合い、袂を分かったんじゃぞ。なれば、人々も、整の魂魄も、虚たちですら、集まり、文明を生み、争い合うのが道理というものじゃ」
「だから、私に導けと? なぜあなたがやらないのですか?」

和尚はうん、と言った。

「わしはあくまで霊王宮の守護者。王の眷属として長い故、今更人を導く王にはなれん。わしはおんしの言うところの「世界がどういうものか」は語ることができるが、「世界をどう在るべきか」を語る口を持たんのよ。ところがおんしは頭が良く腕も立ち、口も上手い。かつては教鞭をとったこともあるしの。わしよりよほど手綱をうまく操れるじゃろう」
「いいのですか? 私は不死だ。一度手綱を握れば、2度と離さないかもしれませんよ?」

かまわんよ、と和尚は言う。

「おんしのやり方が世界の正義と噛み合わなくなれば、おんしを倒そうとするものが現れる。ちょうど、前霊王さまを斃そうとしたおんしのようにのぅ。なれば、わしは王たるおんしを護るために戦う、それだけのことじゃ。担い手が変わろうと、世界のあり方が変わることなどそうそうありはせんのじゃよ」
「……ふっ」

藍染は笑った。
つられてか、和尚も笑った。

「いいでしょう。望んだ過程ではなかったにせよ、望んだ結果が私の元にたどり着いたのですから……せっかくです。王になって差し上げましょう」

和尚は一層笑みを深めた。

藍染は眼下を見下ろした。再生する世界を、これから己のものとなる世界を。


──BLEACH All GENRE Ⅲ

『EPILOGUE : KINGDOM COME』

275妄想民:2020/05/17(日) 23:21:02 ID:Z4A9g17o
>>274
いえいえ、こちらも代理投下しておきました

276妄想民:2020/05/17(日) 23:22:40 ID:W6t2An6c
>>275
ありがとうございます。お疲れ様です
参加者1人もでてないエピローグとは(

277妄想民:2020/05/17(日) 23:33:07 ID:W6t2An6c
さらにもう一本

炎尾と富士鷹のエピローグ
富士鷹は新作を持ち込むが、編集にボツをくらう。
理由は「スケールがインフレしすぎ、キャラが多すぎてデザインにもまとまりがない、超展開多すぎ、ジャンルがニッチでブラックすぎ、主人公が全身タイツのオカッパ頭のゲジ眉少年とか絶対ウケない」と
納得するしかないものだった。
編集部の廊下で炎尾と鉢合わせ、同じ内容の漫画で同じようにボツを喰らったとしる2人。しかし、2人は諦めない!

「……なあ富士鷹。俺たちが漫画を描くのは決してお金のためだけじゃないよな」
「当然だ! お金はもらえたらうれしいが、なによりこの熱を! 感動を読んでもらいたいっ!!」

そして炎尾と富士鷹は同人誌として発行を決めるんだ。
有名漫画家のそれとしては、お世辞にも売れたわけではないが、コアな漫画読みやオタクの間で、ひっそりとその漫画は語り継がれるのであった。

278妄想民:2020/05/17(日) 23:52:23 ID:W6t2An6c
ついでにもう一つお願いします
すみません本当に

>>2502
ルフィはサニー号で目覚めて、開口一番言うんだよな。
「俺、海賊王になったら、次にやりたいことができた!」
って。
んでロビンとかウソップがなんだなんだって尋ねたら、
ルフィは空を指して、
「海よりでっけェ世界を冒険するんだ!」
って星々を見て言うんだよな。
ゾロが「じゃあその前に、何がなんでも海賊王になれよ」
ってぼやいて
サンジが「これだからロマンのわからねェクソマリモは……」で喧嘩になって、
ルフィはそれ見て大笑いする流れ好きだわ

279妄想民:2020/05/18(月) 00:01:36 ID:W6t2An6c
代理ありがとうございました
本当にお疲れ様でした!

280妄想民:2020/05/18(月) 09:21:24 ID:W6t2An6c
ごめんなさいちょっと辛辣なものいいなんだけど
代理をお願いします

そもそもロクに語れてないマーダーを、終盤いきなり活躍させるためだけにそれまで散々積み重ねがある門組を先に語られた内容を破棄させてまでやる必要が微塵もない

そりゃ参加者には全員なんらかの語りがある方がいいが、大規模オール系で語られずにフェードアウトキャラが出るのも仕方ない要素だと散々言われててなおああ言う意見が出ることわけが自体わからない
今回の妄想ロワが歴代通しても本当に例外的な盛り上がりであって、
今回初参加で流れがわからない新規にしても
上記のことが散々言われた上で言ってるならひどい

281妄想民:2020/05/22(金) 09:37:54 ID:ZnXke0qI
遅れ遊ばせながら代理投稿ありがとうございました

282妄想民:2020/05/24(日) 19:28:01 ID:W6t2An6c
本スレに書き込めないのでここに
ついでに代理してもらえると嬉しいです

ウルトラは単にサイズがね…
おまけに3分変身の縛りとか、制限なしだとドラゴンボール並みの戦闘力に魔法じみたなんでもあり感があるし前世の神みたいなもんだからいいけどキングとかノアみたいな全王みたいなのがロワに干渉しないように制限とかも考えとかないとって、色々とめんどくさいイメージがある

怪獣もサイズ差諸々で大概イベントキャラみたいにしかならないけどこっちはだいたいマーダーとポジションになるからまだマシ

283妄想民:2020/05/24(日) 19:42:09 ID:Z4A9g17o
>>282
代理しました

284妄想民:2020/05/24(日) 19:58:10 ID:W6t2An6c
>>283
ありがとうございます

そういう問題じゃないんだがな…
要は動かしにくいし扱いにくいって話なんだが揚げ足取って定期とか言われてもね…
だいたい人のサイズまで縮めて制限時間無しってそれウルトラマンの意味ほぼないでしょう…

285妄想民:2020/05/25(月) 19:57:22 ID:W6t2An6c
雑談代理、できましたら…

ベジータ、サノス、スターク、先代巫女、神キャラ七夜、純狐、魔理沙、ベリアル&ルシファー、卍解黒死牟に裏切りで強化ヴァレンタイン
ユーハ戦に並んだ面子だけ見てもこいつらに襲撃されて勝てる主催ってほとんどおらんだろうね

カオス戦に至ってはKOMゴジラ+ウルトラ戦士たちだし
アンスパ戦も劇場版のフルサポート装備しんちゃん+なのはフェイトシロ風間くんにカミナで超(略)カンタムだもの
これの控えでワノ国前ルフィとかいるんだもの
主催陣営よりむしろ対主催の方がインフレひどい

286妄想民:2020/05/25(月) 21:29:41 ID:Z4A9g17o
>>285
代理しておきました

287妄想民:2020/05/25(月) 22:39:54 ID:W6t2An6c
>>286
すみませんありがとうございます
ていうかそんなつもりなかったのに荒れ気味になってますねすみません……。
でも、できれば以下もお願いします。リアルタイムの大詰めを語ってた一人としては、「いやあそこもっとこうできたじゃない? このキャラでもよかったじゃない?」みたいに言われるのは非常に心外です


演劇のプロから文字通り命がけの看取り指導を受けた才能ある夜凪ちゃんとか
プロ漫画家の中でも一際情熱を持って命がけで描くことができる吠えペンコンビだから地上の難問はなんとかなったんであって、しんちゃんやカミナがその辺なんとかできるは明らかに言い過ぎだしサノスがストーン持って地上にいたらロキ倒せないしユーハバッハに負けて詰むんですけど…

なんかずっといるしんちゃん好きの人かは知らないけど、お前が今やってることはゆっくり激推し兄貴やクリーク兄貴と同じことだって自覚した方がいいよ

288妄想民:2020/05/25(月) 23:56:00 ID:Z4A9g17o
>>287
代理しようか悩みましたが…スレが荒れそうなのでやめておきました
ご希望に添えず申し訳ありません…

289妄想民:2020/05/26(火) 14:17:40 ID:W6t2An6c
>>288
いえ大丈夫です俺も熱くなりすぎてました
賢明な判断に感謝します

290妄想民:2020/05/26(火) 16:08:08 ID:msd1Uw6k
>>287
自分しんちゃん好きの人ですが、自分じゃないです...多分自分がクレしんのことばっか語ってたから誤解させてしまいました、申し訳ないです

291妄想民:2020/05/27(水) 00:07:05 ID:tjdczIvE
>>288さんの判断は的確だったと思うが個人的な意見としては>>287にすげー同意
もう流れた話題だからあっちに書くようなことはしないけども
陣や門を語ってた一人としては悲しくなるわ

でも本拠地でのユーハ戦他のメイン語りの一角を担ってた人が地上側の活躍もこうしてちゃんと楽しんでくれてたのがわかるのは嬉しい


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