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郊外地域

11ゴンドナ:2015/07/29(水) 22:59:01
ちょっとした反応はあったが、何を考えているのかされるがままな丸い鳥。
これ幸いとばかりに鼻歌交じりに帰宅の準備を進めるゴリラである。
一匹目が二匹目に話しかけている(?)様子をみると、やはりこやつら、関係者もとい関係鳥だろうか?
神の様な人(ゴリラ)等と言われてるなんて思いもせずに、微笑ましくその様子を見守るのである。
大きいのは兄だろうか? 一回り小柄な弟と思われる方も何やら渋さを感じる佇まいで木の実を食べている。
実は逆なんて思わず、そちらも気に行って貰えたらしい事を安堵した。

「よーし、ちゃんと掴まっておけよ〜う。」

ご機嫌ゴリラはイハに合図して歩き出す。
騎乗部分は鳥たちを乗っけているからと、進んで歩き出すあたり、本当に上機嫌だ。
なにやら歌っているらしい大きい方と、それに倣う様な小さい方、彼らを乗せたファイアドラゴンとゴリラが夏の夕暮れを歩んでいく。
無事に自宅へと辿り着けば、まず用意するのは彼らのスペースだ。
たんまりと備蓄してある木の実を与えつつ作業して、彼らの巣が出来上がれば、満足そうなゴリラと鳥二匹。
かくして新たな同居人が増えたゴリラの隠れ家、家主はそれはもう良い笑顔だったと言う。

良質な餌から生み出される見事な羽毛は、割と良い稼ぎになるとかならないとか、それを知るのはもう少し後の事である。



『退室しました』


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