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【万色事】泡沫の娼館スレ2【請負〼】

473不知火 ◆4AkEpCmQRY:2020/03/14(土) 23:00:00
>>472

(目線が「それ」に注がれているのを、不知火は感じ取る。思わず手で隠そうとしたくなるけれど、もう遅い。)
(ああ、見られている。……当然だ、目を引かない訳がない。白い肌に刻まれたピンクは、あまりにも目立つ。)
(一体どんな風に見られている?どんなふうに思われている?軽蔑?好奇?無関心?それとも……)
(余計な思念が頭を駆け巡る。そんな人じゃないとは思いつつも、不安が拭い去れないでいる―――が)

っ――――!

(そんな迷いを封印するかのように、指が押し当てられる。ハッと目を見開いて、貴女の顔を見れば)
(それだけで、胸に抱いた迷いが不要なものだったと確信するには十分だった。)
(自分の立場を細々と説明したり、言い訳したり……そんな事は、彼女には必要なかったのだ。)
(「大丈夫」、その一言にスッと胸が軽くなる。―――ああ、彼女は気にしないでいてくれるのだ。)
(自分の置かれた立場も、今まで背負ってきた鬱屈とした感情も、全部。彼女の前なら背負った肩の荷を下ろせる気がした。)
(不知火は、やっと……まだぎこちないけれど、作り笑いじゃない本当の笑顔を、貴女の前に見せた。)

(そして。今度は貴女が、自分の番とばかりに着衣を脱いでいく。……と言っても、バスローブ一枚だからすぐ脱げてしまうのだが。)
(目の前で露わになるのは、女性らしい丸みをこれでもかと湛えた体。乳房なんて自分の何倍だろうかと思うくらいに豊かで)
(思わず手で自分の慎ましい乳房を包んで、そのサイズ感の違いにガッカリしたり。そんなに豊満なのに、腹筋や腰を見ればだらしなさは一切感じない。)
(でも、そんな丸みに満ちた身体だからこそ……その剛直は、嫌でも目立つ。明らかに異質な輪郭を描いて、目に飛び込んでくる。)
(―――不知火は、それがどう言うものか嫌というほど知っていた。)

わ、わ……―――そんなことが、出来るんですか……?すごい、一体どうやって……
でも……不知火で、その、大きくなるということは……ふふ、っ。そうですか。

(勃起しているという事は、自分で興奮しているという事。……性欲を向けられるのは好きではなかったはずだ。なのに)
(彼女が自分を見て勃起したと知っても、なぜか嫌な気分はしない。むしろ、それが嬉しいとさえ思ってしまう。)
(今ならその理由も理解できる。―――「性欲の捌け口ではなく、一人の人間として魅力を感じてくれているから」だ。)
(不知火は小さく微笑んで、貴女が自分を受け止めてくれたように、自分も貴女の「異質」を受け止めようとする。)
(そして、今度こそ。自分が彼女にお願いしたいことを、心から素直に口にする。)

最初に言った、私がここに来た理由。……覚えていますか?
嫌いだったえっちな事、好きになりたい、って。だから、ね。

―――もっと、好きに、させて下さい。キスみたいに。

(想い人に見せるような少し蕩けた笑顔は、娼婦が紡ぐどんな誘い文句よりも雄弁に、貴女を誘って。)

【わーい、ありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです……!】
【此方こそすごく楽しいですよ!滅多に無いくらい甘々な展開で、にやにやしちゃいます……!】
【そして、時間はそろそろでしょうか……?打ち合わせも終わってるので、あとは終わるだけですねっ。楽でいい!】


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