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精霊を性的に愛でるスレ Part.3
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なら、何故自分を呼んだのだろう?
なにより何であの妖魔は、動けない自分に止めを刺さないのだろう?
嫌な予感が、ひしひしと肌に焼き、喉が渇いて呼吸が浅くなる。
疑問の言葉を紡ぐ前に、村長は会った時とは正反対の嗜虐的な表情で語った。
「――そして契約の代償はな、クオン殿のような強い力を持つ女を生け贄にするというものじゃ」
生け贄。それを聞いたとき、嫌な予感が的中した。
強い力を持つ人間が人柱や生贄にされるというというのは昔からよくある話だ。
自分はあろうことか、その罠にかかってしまった。それに気づいて、クオンは唇をかみしめる。
なんて情けない。嘘の依頼に騙されて、生贄にされようとは。
『貴様っ、ふざけおって』
「狐には黙っておいてもらおうかの」
動けないクオンの代わりに、村長の喉笛を引きちぎろうとヤスナが動く。
だが怯えることなく村長は笑っていた。取り出された筒にヤスナが吸い込まれていったのは、まさにその時だ。
「ヤス……ナ!?」
「これは狐の物の怪に対しては絶大は効力をほこってのう、こうして吸い込んでしまうんじゃ。まあ消滅させることはできなんだが」
確かにヤスナは天狐だ。それも九尾の。物の怪なのは確かにせよ、あれだけ強大な力を持っていたヤスナが封じられてしまった。その事実はクオンの思考を奪うには十分だった。
そして同時に訪れる脱力感。ヤスナからの力の供給が完全に途切れたのだ。放たれていた燐光も消え去り、残ったのは契約の過程でできた狐の尻尾と耳だけ。
元々からクオンにはそこらの陰陽使いよりは力がある。だがヤスナがいる時と比べれば、今のクオンの力はずっと弱いのだ。
ただでさえヤスナの力を借り呼び出した十二天将でも倒せなかった物の怪だ。今のクオンの力だけで倒すことは絶対に不可能だった。
「う、そ」
「さて、邪魔者も消えたことじゃし、主様の生贄となって頂こうか」
月光を背に奴の影が上に来る。見れば見るほど醜悪で、生き物とすら思えない風貌。今まで見てきたどの物の怪よりもおぞましく、どれとも似つかない。
奴は手の代わりに持っている長い触手で、動けずに横たわるクオンを持ち上げると、その巨大な口の近くにもっていく。
開かれた口内には蛇のように蠢く無数の触手。蛸の足というよりはまるで長いナマコのようだった。
一本一本が私が放り込まれることを心待ちにでもしているのか必死になって伸びてきていて、これからされることを嫌でも理解させられる。
一本の触手が味見でもするかのように頬を撫でられ、クオンは怖気に声にならない悲鳴を上げた。
「――――ッッッ!」
怖気に震えるクオンを、物の怪は口内に放り込む。
瞬間広がる纏わりつく触手の不快感。私という生贄を待ち構えていた触手たちは一斉に群がってきて、辺り構わず蹂躙していく。
粘液は酸性を含んでいたのか、肌がピリピリとしびれにおそわれる。そんなものに曝された服はすでにその仕事できず、ぼろぼろに崩れ始めていてぼろきれ同然だった。
腕も、足も、腹も、胸も、首も、一本になった尻尾さえも触手によって巻き付かれ、身体を大の字に広げられる。むろん脆弱な人間の身体にとってはそれだけでも激痛を生む。
麻痺毒によって身体を動かせないクオンは抵抗すらできず、その表情を苦痛に歪めた。
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