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精霊を性的に愛でるスレ Part.3

381名無しの魔法使いさん:2015/05/09(土) 06:20:13 ID:3LfLeErQ
 プラーミャ・シアは吸血鬼殲滅を生業とする一流の狩人だった。その美貌と若さからは想像もつかない剣技・体術の腕は、その界隈では右に並ぶ者はいないと世に広く響き渡り、上位魔族と恐れられる吸血鬼たちでさえもプラーミャの名を聞けば苦々しく唾棄して大人しく棺桶の中に戻ると噂されるほどだった。
 そんな国士無双の剣士・プラーミャの住まいは街から遠く離れた森の奥深くに鎮座していた。蔦や苔に覆われた一歩間違えれば廃屋かと思うほどにボロボロの家――夕陽が地平線の彼方に沈みかけ折り、窓からうっすらと漏れる明かりがなければ誰もこんなボロ家に人が住んでるとは思いもしないだろう。けれど今、その廃屋に人が住んでいることを示すものは窓から漏れる薄明かりだけではなかった。ところどころにヒビが入った曇りガラスの窓からは、時折、ほんの小さくはあるものの確かに少女のものと思われる声が聞こえてくる。
「プラーミャ様、ご気分はいかがですか?」
「大丈夫……少し、落ち着いてきた……んっ」
「では、徐々に力を入れていきますわね。辛かったら仰ってください」
「し、心配ない……く、ぅっ」
 大人が四人も入れば身動きが取れなくなりそうな狭隘な部屋の隅に、暖炉の炎に照らされ、二人の少女の影が揺らめいていた。影の一人は木製の質素な椅子に座っている。否、座らされているといった方が適切かもしれない。椅子に座る赤髪の少女――多くの大魔・大妖を退けてきた辣腕の少女剣士・プラーミャの両手は今、背もたれの裏できつく縛られ、身動きを取れない状態で固定されていた。
「それにしてもプラーミャ様、ここまでする必要が本当にあるのでしょうか」
 椅子の後ろに立つもう一人の少女が悲哀のこもる目できつく縛られたプラーミャの手首を見つめる。
「万が一だよ……この衝動が起こっている間は、いつ私が君を襲う気になるかもわからないんだ」
 プラーミャが答える。その顔色はいつもの涼しげな玲瓏とした表情とは打って変わって苦しげな、焦燥の色を浮かべていた。
「わたくしはプラーミャ様のためならこの身体、進んでお捧げいたしますわ」
「なにを馬鹿なことを……」
 暖炉の灯りに照らされる剣士の横顔から少しだけ緊張が和らいだのを見て少女がはにかむ。彼女の名はアスワナという。数ヶ月前から訳あってプラーミャの従者として付き従っている。彼女もまたプラーミャと同じヴァンパイアハンターだった。
「アスワナ……?」
 プラーミャが振り返り、心配そうにこちらを見上げる。上気した頬に汗で張りつく乱れ髪がアスワナの鼓動を一つ多く早める。
「いえ……なんでもありません、それではプラーミャ様……始めますね」
 おもむろにアスワナの細い指がプラーミャの華奢な身体に這い寄る。うなじを撫で、鎖骨をなぞり、紅いロアに覆われた胸の膨らみを優しく愛撫する。縛られた手首がぴくりと跳ねる。声を出すまいときつく唇を噛み締めている少女剣士を見てアスワナは思わず頬を緩める。
「声、我慢しなくてもいいですわプラーミャ様、これは仕方ないことですもの。こうでもしなければ"衝動"が収まらないのですから」
「わかってる……けど……」
「身体を愛撫されて感じてしまうのは生物として当然の反応ですわ」
「なっ――感じて、などは……っ」
 プラーミャは顔を真っ赤にして居住まいを正す。けれど実際プラーミャも年頃の少女、神経の集まる過敏なトコロを触れられてなにも感じずにはいないというわけにはいかない。加えて"衝動"に襲われている今は尚更だった。
「ん……ふ、ぅ……っ」
 暗闇が忍び寄る小さな家の中にか細い息づかいがこだまする。緊張に張っていた肩が徐々になだらかな稜線を描いて下がり、完全に女としてのスイッチが入ったことを確信すると、アスワナは丁重にプラーミャの上着からその下のインナーまでを取り外していく。
「あ……っ」
「大丈夫ですよ」
 耳元で有無を言わせぬ口調でそう囁かれてしまえば、プラーミャは観念したように自分が生まれたままの姿に晒されていくのを見守ることしかできなかった。




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