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精霊を性的に愛でるスレ Part.3

234名無しの魔法使いさん:2015/04/29(水) 09:21:54 ID:wTsVW4Cs
「後悔しないわね?」
――もちろん、です。
ベッドに座る二人によって行われた一問一答。
質問者は、派手な外見に不釣り合いな口調の男。そしてそれに答えた女は、いかにも魔法使いといった風貌をしていた。

男……ミスター・ボブは、彼女と契約をした異界の住人だ。
戦いの際に魔法使いが召還するのは彼らの能力の一部だが、ボブ自身には異界を渡る力があるため、今そこにいる彼は生身のそれである。
二人が出会ったのは、彼がホームとする"芸術が禁止され、色彩を失った異界"だった。
絶望に沈みきった人々の前に突如現れた彼は、華麗なパフォーマンスで周りを巻き込み、一帯をきらびやかな空気で染め上げていった。
不慮の転送事故によってその異界に来ていた魔法使いは、彼の持つまるで神族のようなオーラにたちまち心を奪われ、
気がつくと、どちらから誘ったともなく二人手を取り合い、人々の前でダンスを披露していた。
その時、観覧者から「お似合い」などとヤジを飛ばされたことが親密になったきっかけだったと、二人は記憶している。

「……でも、何回も言うようだけど、私は……」
――ええ、わかってます。私は本来、あなたの恋愛対象にはなり得ない。
「そう。今は女のコのアナタとお付き合いしてるけど、元々私が好きになるのは、男。
 だからアナタが今夜のことを許しちゃったら、アナタはオカマとエッチした女になってしまうのよ?」
――関係ありません。
 月並みな言葉かもしれませんが、女性だからとか男性だからとかじゃなく、"あなた"が好きなんです。
 あなたに愛していただける……それで、私は幸せなんです。
――迷惑、ですか?
「いいえ。全然そんなコトないわ。
 私だって女のコは初めてだけど、今アナタを愛してるのは本当だもの。だから……嬉しいわ」
どちらからともなく、お互いの顔が近付く。
「それじゃ……今夜はいっぱい楽しみましょう」


(誰が得するんにゃよこれは)




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