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SS簡易保管庫
1
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 12:44:46 ID:BSGz7U.I
性的本スレ、及びpink/pink避難所のSSを保管するスレです。
作者本人による作品の保管目的になります。
作者不明、または作者以外による貼付けは禁止です。
2
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 12:46:13 ID:9gS4ycXA
乙
3
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:02:25 ID:9gS4ycXA
戦いで疲れたヴィクトリアちゃんをお世話係としてお世話すると見せかけて脱いだ服を思いっきり嗅ぎたいほっぺつんつんしたいクロッチを切り取っておでこに貼ってキョンシーとかやりたい
キョンシーしながらヴィクトリアちゃんの寝室に行ってヴィクトリアちゃんの体中舐め回したい
起きたらびっくりすると同時に自分の少し汚れたクロッチがひらひらしてるのを見て顔を真っ赤にしてクロッチを取り返そうとするけどヴィクトリアちゃん以上の素早さでキョンシーで翻弄する俺に悔しさと恥ずかしさを隠せないヴィクトリアちゃん
はぁぁぁぁぁんヴィクトリアちゃん可愛いよおおおおお
ヴィクトリアちゃんはまだ小さいから正攻法よりこういう変化球の方が良いんだよ
魅力を引き出せる
ヴィクトリアちゃんが寝ている時に手錠を掛けて周りをぐるぐるキョンシーするってのも考えたけど
自分の強さに自信があるヴィクトリアちゃんを負かしてこそ真の魅力を引き出せると思ったんだ
お漏らしなんかしてくれたらもう最高だよ
それを啜ってワインのテイスティングみたいにして味わってヴィクトリアちゃんに得たいの知れないものを見るような目で見られたい
ヴィクトリアちゃんに世界は広いんだって知ってもらいたい
こうしてヴィクトリアちゃんは成長するんだ
勿論残りのおしっこはジップロックにいれて家に持ち帰ってそれでお米を炊く
勿体無いけどヴィクトリアちゃんのパンツをみじん切りにしてヴィクトリアちゃんのパンツの混ぜご飯
4
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:02:31 ID:BSGz7U.I
書いたとこから一部を人柱に貼っとくよ
取り敢えず数レス借りるぜ
5
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:03:20 ID:BSGz7U.I
(はぁ、今日の祈祷と降霊は疲れたなぁ。なんか変な眼したムッツリっぽい騎士さんだったっけ)
部屋に戻るなり盛大な溜息をつくメーベル。
早くゴロゴロしたい、と思っても身に着けている儀礼的な重ね着がそれを許さない。
(うう、この服ホント重たいし動き辛いよ…。あ、嘘。顎にちょっとニキビ出来てる?)
ぱさ、ばさ、と服を無造作に脱ぎながら鏡に近づき、その中の自分を観察。
無表情のまま顎先を確認して極小さな溜息が漏れた。
(男の人を降ろすとおまただけじゃなくてこういうのがなぁ
職業病? ってちんこ生える職業病なんてあるかーい。なんちゃってなんちゃって)
やはり無表情のまま服を脱ぎ、儀礼時には下着をために鏡の前には全裸の自分
(……まだラインは崩れてないよね。ブラくらいは付けたいな。
みなさーん、実はあの服の下はこんな美味しそうな身体がいるんですよー。なんちゃってなんちゃって。…あ、そうだ)
一頻り体をくねらせてからクローゼットを空け、中を漁る。
取り出したのは紫のTバック。無表情に、でもなれた様子でそれを穿いてまた鏡の前へ。
(全然これ使う機会なんてないよね。もうこの際もう一回今日の騎士さん呼んで…いやいや。
うん。まだお尻もきゅっとしてプリンとしてる。イケてるよーメーベルイケてるよー)
体をひねって尻を鏡に向けてくねくね。
暫くそれを楽しんだあと、ふらふらとベッドに歩を進めた。
(朝早いし馬鹿やってないで寝よ。はー、明日も一日頑張るぞい)
両手をきゅっと胸の前で握ってから、ベッドに倒れ込むのだった。
6
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:04:15 ID:BSGz7U.I
前スレに続き唐突なメーベルさん。
今日はお仕事午前中で終わったのでお昼ご飯にちょっと高いハンバーガー屋さんを選んだメーベル。
名前を見ても中身が分からなかったから、無表情のままデラックスチーズバーガーを注文。
(モチコチキンってなんだったんだろ…チキンだから鶏だよね…でもモチコって…?)
出来上がりを待つ間、ちゅうちゅうとアイスティーをすする。
小洒落た店内は友達連れやカップルで賑わっていた。
(いますよーここにフリーの良い女いますよー降霊術が得意なおちゃめなのがいますよー
なんちゃってなんちゃって。…いやなんちゃってじゃないよ。私もカップルできたいよ…
あと本当はアイスティーじゃなくてコーラ飲みたかったよ…)
お待たせしましたーデラックスチーズでーす。
無表情のまま虚空を見つめてストローを咥える女の前に注文の品が置かれる。
(でっっっか!?)
当然ながら表情にはまるで変化はない。
目線だけが左右に動いて反復する。他人のバーガーを観察するためだ。
(皆ノーマルじゃん…デラックス私だけじゃん…どうやって食べるのこれ…
あ、そうだ店員さん………うう、もう戻ってるよ……)
暫しの逡巡の後、両手で幾度か角度を変えながら重量級のバーガーを掴む。
持ち上げる。
口をあけ…
ぼたぼたぼた。
たっぷりのソースが反対側から零れた。
店員が慌ててフキンをもって席にやってくる。
ぎゅーって潰して食べるんですよーとか、ナイフとフォーク出しましょうかとか。
それを無表情に聞きながらメーベルは思うのだった。
(ファーストキッチンいこ…)
7
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:05:03 ID:BSGz7U.I
(うわー…あの店員さん、スプーンで食べるロールケーキにスプーン付け忘れてるよ…)
人を駄目にしかけるクッションソファーに腰掛けて、膝の上のロールケーキを無表情に見つめるスウェット姿のメーベル。
箸はある。箸はあるがなんとなくそれを使ったら負けた気がしてしまうのだ。
(ちょっとかっこいい感じの店員さんだったけど、こういう細かい配慮ができない男はだめだめ!
うう、それにしてもどうしよう…。なーんて誰も見てないし手で食べればいいよね)
お風呂上がりの濡れ髪を纏め直し、表情を変えぬままふんすと鼻息一つ。
かさかさとプラスチックのケースを押し広げて細い指先を押し込み、柔らかなスポンジを摘む。
(あっ)
スプーンで食べるロールケーキは材料や食感に拘ったせいで、手で持って食べることなど到底出来ない。
結果、ケーキが少し崩れてクリームが指につく。
もちろん無表情でちゅぱちゅぱちゅぴちゅぴ舐めるのだけれど。
(大丈夫メーベル大丈夫だよーロールケーキに負ける私じゃないよー
そうだ、確かサラダに割り箸付いてたよね。それになら……
じゃじゃじゃじゃーん。つまようじ。
違う違う、てれれれーん…つーまーよーうーじー! なんちゃってなんちゃって)
眉の角度一つ変えぬままで何かのモノマネを終えるメーベル。
そして2,3分爪楊枝でロールケーキをぐちゃぐちゃに掘り返してから思うのだ。
(お箸でたべょ…)
8
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:05:57 ID:BSGz7U.I
とある休日の午前中。
近所の公園近くを歩いていたメーベルは、見慣れない張り紙を見つけた。
『緊急ライブ!あのアイドルがやってきた!』
無表情にそれを眺めていたが、気付けば並べられたパイプ椅子の最後列一番端に座っているメーベル。
適当に作られたステージ。遊び場をとられて泣く子供。暇そうな老人。
(アイドルかぁ、アイドル……いやいやいや。私には無理ですってぇ)
行儀のよく姿勢よく座りながら眺めるステージの上では、名前も知らないアイドルがCD音源に合わせて歌い踊る。
三名ほどの熱狂的なファンがそれに合わせて声を上げ、光る棒を振っていた。
(名前なんだっけ……あ、さっきのチラシにあったかな?
えぇっと確か…そうそう、ヒサギちゃん。こうやって頑張れるのって凄いなあ。
でも忘れないで、私がアイドルじゃなかったから、貴女はいま歌えているのよ…! なんちゃってなんちゃって)
ずんちゃかずんちゃか響く音。
無表情のまま指を二本たて、それをつかって左右の口角を持ち上げてみるメーベル。
ついでに横ピースしてみた。
(……帰って一人モツ鍋しよ)
9
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:06:32 ID:BSGz7U.I
近頃ついにスマートフォンを手に入れたメーベル。
様々なアプリや機能が楽しくて仕事中も弄りたくなってしまうほどだ。
だからここ数日は家に帰ると深夜まで、行儀よく座りながら画面をタップする日々が続いている。
ミカンタッベヨー! ザンゲシナサイ! コレガワタシノチカラデス!
画面の中で動き回るキャラクターを無表情に操作しながら、芋けんぴを齧る。
淹れたお茶はすっかり冷めているが、気にした様子はない。
(スマートフォンすごいなー、ゲーム面白いなー
私がここにいたら必殺技の掛け声なににしよ?
カレラノコエガ…キコエマスカ…… なんちゃってなんちゃって! はずかし!)
口角を動かすこともないまま、やがてボスを倒してクリアの画面。
時間はすでに日付が変わって久しい。
しっかりタウンを建築を設定してからゲームを終了するメーベル。
(それにしてもLINE? っていうの? 誰からもこないなぁ。
遠慮してるのかな? 待ってますよーここでおちゃめな祈祷師が貴方からの連絡待ってますよー)
そもそも電話帳にすら商工会や神官達しかないのだけれど。
ブラウザを立ち上げて無表情に何かを検索するメーベル。
画面にはLINEお友達募集掲示版。
暫くそれを眺めてから丁寧にiPhone5の電源を切った。
(……明日iTunesカード買ってこょ)
10
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:08:54 ID:BSGz7U.I
最近家の加湿器の調子が悪くなってしまい、仕事帰りに家電量販店にやったきたメーベル。
数年ぶりの家電売り場を無表情に眺めながら、加湿器コーナーをうろうろと歩く。
賑やかな音楽と人混みと忙しそうな店員達。
やたらいろいろな色に光ったり、アロマがついていたりと見ているだけで楽しい人がいるのも分かる。
(はー加湿器っていっても色々あるなぁ。うわ、なにこの玉子みたいなの。どっから湯気でるの?)
つやっとした潰れたボールのような形の加湿器の前で止まり、表情を変えずに左右を見回す。
使い方を知っているであろう店員達は皆忙しく走り回っていたり、別の接客をしていた。
仕方ないのでそれを持ち上げて回したり、裏側をみたりしたが、解決には至らない。
(困ってますよーここでちょっとおちゃめな祈祷師が困ってますよー
優しく丁寧に接客したら一発で購入決定ですよー。
加湿器のお持ち帰りで、なんならイケメン店員さんにむしろお持ちされてもいいですよー。なんちゃってなんちゃって)
暫しボール型加湿器をいじってから、横に移動。
そこでまた足が止まる。メーベルの無表情に動揺が奔った…気がする。
(ちょ、ちょっと待って。ここ加湿器のコーナーだよね。
でもこれ…明らかにあの、あの有名な羽のない扇風機…だよね。あれ?
なんでここに…でもこれ面白いよね。こうやって手入れちゃったりして。えい、えい。
…ついでにスイッチオン)
左手をその空洞にいれたまま、右手でスイッチを入れる。
すると次の瞬間メーベルを襲ったのはあの柔らかい風、ではなく、風の軌道で吹き出す蒸気だった。
あまりの衝撃に手を差し込んだまま無表情に蒸気を眺める女。
暫くしてから最新型である加湿器のスイッチを切る。
(…一昨年の型落ち品買ってこ)
11
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:10:41 ID:BSGz7U.I
週に何度かの祈祷の依頼を終え、家路を辿るメーベル。
片手には持ち帰りの甘味屋で暫し迷った後に購入した見切り品のすあまの袋。
やがて自宅が見えてきて、普段通りの無表情のままその足も少しだけ早くなる。
(うぅん、やっぱりすあまじゃなくて牛乳プリンが良かったかなー。
でも好きなのよね、すあま。はい到着っと。どーれどれ…なにか郵便は…)
眉ひとつ動かさずにガタガタと郵便受けを漁るメーベル。
中には建売のチラシや、廃品回収の案内。そして宅配便の不在通知。
それを手に自宅へ戻り、すあまの袋を置いて愛用のiPhone5を取り出す。
(荷物どこからだろ? …ううん、字が汚くて名前が読めないよ…。
誰からだろう。もしかしてこの前応募したワンダーコアが懸賞で当たったとか。
メーベルモフッキンワンダーコアーなんちゃってなんちゃって)
無表情で不在通知を見つめ、電話を掛けようとしてふとその手が止まった。
…運転手に直接かけるべきか、コールセンターにかけるべきか…。
暫く迷ってから運転手の番号をタップして、コールする寸前で止めた。
(大体こういうのって運転中で繋がらないもんね。だったら時間も無駄だし。
かしこいよーメーベルー無駄のない良い女だよー。きっと結婚してもいい奥さんになれるよー)
とすると。
ガサガサと袋からすあまを取り出しながら、コールセンターの番号を押してコール。
『このつうわは じゅうごびょうあたり じゅうえん の…』
『ごようけんを ぷっしゅぼたんで…』
『ただいま たいへんこみあっており またの おかけなおしを…』
切った。
(牛乳寒天つくろ…)
12
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:13:36 ID:BSGz7U.I
メーベル以上!
他はバレるとなんだか恥ずかしいからID変わったら貼ろうそうしよう
13
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:50:47 ID:9gS4ycXA
ハヅキちゃんが軒先に無造作に干してる洗濯物に精子をぶっかけて自分が性欲を向けられる対象なんだって理解させたいな
下着にたっぷりべっとり赤ちゃん汁が付いてるのを連日見せられたハヅキちゃんはぶちギレて洗濯物の周囲に張り子を設置したり見張りをするようになるけどエリート忍者の僕には通用しないよ
最初はただ怒り狂ってたハヅキちゃんだけど見張りを手伝ってくれてたツバキとミオがやたらと気遣ってくれて徐々に姿なき変態への恐怖心が芽生えていくんだ
そしてついに洗濯物を外に干さず室内干しするようになるんだ
自分が男から精子を搾り取っちゃうエッチな体の女の子だって自覚してくれたんだね
僕みたいな変態に精神的屈伏を喫しちゃったハヅキちゃんは本当に可愛いよ
次は郵便物を狙ってあげるからね
14
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 13:51:35 ID:9gS4ycXA
ハヅキちゃんはさ、なんで自分が男の子みたいな髪形や荒っぽい口調をしているか、わかってるかな?
理由なんてない、か。
うん、やっぱりわかってないよね。だから僕が教えてあげるね。
ハヅキちゃんはね、他のどんな女の子より、自分がメスだってことを意識の深いところでわかってるんだよ。
男の人に力ずくで覆い被さられて、おちんちんをねじ込まれて、お腹に精子を入れられたらママになっちゃうってことをはっきり理解してて、それを誰よりも怖がってるんだよね。
怖がってるから体を鍛えて、性別を気にしてないような格好をして、いっぱい刀を持ち歩いてるんだよね。
おっと、怒らないで!
どうして怒るの?そんなに怒るってことは、きっと思い当たる節があるんだね。
どうして刀を八本も使おうと思ったのかな?それってあんまり効率は良くないよね。
どうして?
刀がたくさんあると安心するんだね。守られてるような気がする?
でも何が襲ってくるのかな。何から守られたいのかな?
質問を変えようか。
ハヅキちゃんは実家は?ご両親は何をしているのかな。
ハヅキちゃんはいつもお金に困ってるよね。家出してるの?剣の道を極めるため?そう、でもどうして一度も帰ってないのかな。
お父さんとは仲良し?
なんで一瞬怯えたのかな。お父さんって言葉が怖いの?なんでかな。
どうして手を払うの?震えてるから心配しただけだよ。男の人の手が怖いの?どうしてかな?
もう一度聞くね。
お父さんとは、どんな関係だったのかな?
お腹が痛いの?うずくまってどうしたの?大丈夫だよ、誰もハヅキちゃんの事をぶったりしないよ。
謝らなくていいんだよ。お父さんはここにはいないよ、謝らなくていいんだよ。
お父さんに酷いことされてたんだね。
辛かったね。痛くて苦しかったよね。気持ち悪かったよね。怖かったよね。
誰にも言えなかったんだね。男の人が怖いよね。
ぶたれないように自分から誘ったりもしたんだね。大丈夫、わかるよ。した後だけは優しくしてくれてたからだよね。
いいよ、無理に言わなくていいんだよ。それはハヅキちゃんのせいじゃないんだ。ハヅキちゃんは何も悪くなんかないよ。
思い出さないようにしてたんだね。ごめんね。
でも大丈夫、ハヅキちゃんは汚くなんかないよ。大丈夫。汚くない。大丈夫だからね。我慢しなくていい、いっぱい泣いていいんだよ。(アスワドスマイル)
15
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 14:12:28 ID:BSGz7U.I
散歩がてら、2つ隣の街のお宮に参るためぶらりと歩いてやってきたアカリ。
ヒップバッグから水筒を取り出して、組んできた清水を一口煽る。
空の太陽はすでに中天。
水筒の水が温くなっているのも、腹の虫が切なげに喘ぐのも頷けた。
見ればには境内に続く道には『名物!うなぎの蒲焼!』だとか、『うな重、肝吸い付き』だとかの上り。
(うなぎかぁ、いいわぁ)
こみ上げる唾液を飲み下し、香ってくるタレの匂いを思いっきり吸い込む。
(とはいってもこれだけ店があると……さてさて、どこが当たりかな?)
うなぎの串、肝焼き、スープをうる屋台。
それに土産物屋を塗って立ち並ぶいかにも老舗の店構え達。
……ふと、その間に一件だけ蕎麦屋があることに気がついた。
うなぎの並びに蕎麦屋?
オススメメニューということで、小さな立板に極上カツ丼と書かれている。
やや訝しんだアカリだったが、すぐに思い直す。
(この店、これは…もしかしてもしかしちゃうかもよ…
うなぎの街でカツ丼、いいじゃない。なにも名物食べなきゃならない訳じゃないし
……よし、極上、いっちゃいますか!)
そしてアカリの手がカラリと蕎麦屋の扉を開けた。
16
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 14:13:13 ID:BSGz7U.I
「あい、らっしゃい」
しゃがれた声で店に入ったアカリを迎える小柄な初老の店主。
ここで何十年と仕事しています、といった風情だ。
店内は小ぢんまりとしており、カウンター席が8席のみ。
奥の二席は常連らしい中年男性二人が座っており、昼日中から冷酒を引っ掛けていた。
(これよね、これ。蕎麦屋っていったらやっぱりこういうのがいいのよ)
自然とこみ上げる笑みを堪えながら常連達から2つ間を置いて席につく。
木札に書かれた豊富なメニューを見上げて感嘆の息を吐いた。
暫く店内の空気を楽しむようにメニューを見回し、ちらりと先客の注文を盗み見る。
「えーと。表に書いてあった極上カツ丼。……あと、山芋ポン酢と、わかめ刺し。それと…厚揚げもらおうかな」
細い指を立てて注文する姿に、よく食べるねぇ、なんて声が横から掛けられる。
曖昧に笑って返しつつ、少しだけ下戸の自分が残念に思えた。
やがて運ばれる料理、カツ丼は少し時間がかかるらしくその他の注文が並んだ。
丁寧に手を合わせて頂きますと呟く。
(…お、この厚揚げ。頼んでから揚げてるの? さっくさくで…またこの削り節と生姜に醤油が絡んで…)
(こっちのわかめ刺しは塩蔵じゃなくて生わかめ。うふふ、歯ごたえぷりっぷり。ごま油塩が粋ねぇ)
(でましたでました山芋ポン酢。つるんつるんと箸から逃げて……でも逃さないよぉ
ちょっとだけにんにくとおろしショウガつけて…と、ううん…しゃっきりぽんと口の中で踊るわ)
食事とは、自由であるべきだとアカリは考える。
誰かと食べるのも悪くはないが、自分のペースで自分の好きなものを好きなように食べる。
そうすることでつかの間、アカリは全てのしがらみから開放されるのだ。
そしてついにその時はやってきた。
「あいお嬢ちゃん、極上カツ丼おまち」
17
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 14:13:46 ID:BSGz7U.I
店内の注文なのに、丼に蓋がされている。
これは蒸らすことで卵の硬さを好きに決めていいという心配りだ。
固めの卵具合を好むアカリにはどんぴしゃりの配慮と言えよう。
ほんの僅かの時間、丼とにらめっこしてから蓋を開く。
立ち上る出汁の香りに一枚飾られた三つ葉がしっかりと主張していた。
(これぞカツ丼、ザ・カツ丼)
箸を厚めに切られたカツの間に差し入れ、出汁の染みた飯と一緒に持ち上げた。
極上、というだけはある。そこらで頼むカツ丼に比べて肉の厚みが倍近い。
けれどしっかりと火は通っているし、衣が油でへたれてしまっているわけでも無い。熟練の技だ。
(涎止まらないよこんなの…はあ、折角だからもういちど…いただきまぁす)
さくっ。
さく、もぐもぐ……。
(幸せだなぁ…こんな美味しいものがこの世界にはあるんだよ
このほんのり甘い蕎麦屋の出汁に、固めに蒸らした卵…カツを一口齧ってからそれが絡んだ飯を掻き込んで…)
極上カツ丼とは、極上の時間を与えてくれるという意味だったのか。
後から運ばれた味噌汁をすすり、丼を左手に持ち上げて掻き込む。
作法としては最低だけど、そうしなければむしろこの丼に失礼だ。
常連達の酒の二本目が空になる頃には、アカリの丼も空になっていた。
(っはぁ……極上カツ丼、まさに極上でした…御馳走様。
……さぁて、お参り終わったら…うなぎ買って帰ろ)
〈ガチャる〉
クリスタルガチャに限定孤独のアカリが登場!
この機会に手に入れてデッキを強化しよう!
18
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 14:20:48 ID:bb0COajI
アルルちゃんの家ってとっても家族仲良さそう
あの明るい笑顔を見てると優しいご両親から愛情をいっぱい受けて大切に育てられたんだろうなーとほっこりする
軍では若くで大出世してるし、性格も素直でいい子だろうし、ご両親からすれば目に入れてもいたくない自慢の大切な娘なんだろうな
そんなアルルちゃんの優しいご両親を縛りあげて、その目の前で泣きじゃくるアルルちゃんを犯してえなあ
「アルル!アルル!!貴様やめろ!くそっ、殺してやる !」 「アルル!ああっ、お願いです!やめてください!アル ル!!」
喉が枯れるぐらい怒り悲しみ叫ぶご両親
本当にいい親だなあ
アルルちゃんは両手足の腱を切られて抵抗できない状態
もちろん失血死したら可哀想だしつまんないから止血と消毒と縫合は全部済み
きつきつだった処女おまんこは無理やりな突き上げのせいで擦過傷になってて血と精液でドロドロ
涙と鼻水でぐちょぐちょになった顔で、それでもご両親に心配をかけまいと「パパ…ママ…大丈夫だよ…私は大丈夫だから」ってけなげに笑ってみせるアルルちゃんの細 い腰を掴んで壊れるぐらいオナホみたいに突き上げまくりたい
快感なんて欠片も与えずに、突き上げの衝撃で肺から空 気が押し出される「あ゛っ!あ゛っ!」って苦しさと痛みだけの喘ぎ声をご両親に聞かせ続けたい
そしてついに体力も精神も限界で耐えきれなくなったアルルちゃんが「パパ…ママ…たすけて…」って言ったところでもう一発大量に射精してボタボタと鮮血混じりの精液が垂れ落ちるところをご両親に見てもらいたい
19
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 23:15:45 ID:1YAubhvw
「はろはろー。今日からデッキ入りした新人ちゃんっていうのはキミかな?
ボクはフレデリカってゆーんだ。 これから仲良くやってこーね♪」
「あっ、は、はい。 わ、私はレメモ・ビブリと申します。
ど、どうかお手柔らかにお願いします…
(うわうわ、ま、魔族の人来ちゃった! 見た目は可愛いけど、
やっぱ悪魔なんだし、実は怖い人とかだったらどうしよ…)」オロオロ
「ちょっと、何? そんなに身構えることないじゃん。
そりゃ、ボクは魔族でキミは天使だから種族の確執ってのは
あるかもだけどさ… これから一緒に戦う仲間なんだから、
そういうこと気にしないでお近づきになれると嬉しいんだけどな」
「いえっ、そんな、私は全然気にしてませんから!
うろたえちゃってすみません! こちらこそ、よろしくお願いしますっ…!」
「ふふ。お近づきになりたい理由は、それだけじゃないんだけどね…♪」ニヤッ
「…え?」
「レメモちゃん… キミ、男の子でしょ?」
「……!?!? きゅ、急に何言ってるんですかっ!? そ、そんなこと…」
「違うの? ホントかなぁー? じゃあ証拠を確かめさせてもらうね♪」ムニムニ
「きゃあぁっ! ちょっ、いきなりどこ触ってるんですかっ! や、やめ…
あひゃっ! んんんっ、ふあぁっ…!」
「あははっ。 やっぱ男の子じゃん♪
ボクと同じ匂いがするからすぐにわかったよ?」
「ううっ、酷いです… って、『同じ匂い』? まさか、フレデリカさんも?
う、嘘… こんな可愛いのに…」
「ふふっ、信じられない? じゃあボクの証拠も見せてあげるね?
手を出して、ほら… あっ、あっ…んぁぁんっ♪」ムニムニ
「うわっ、うわわっ、うわぁ…////」
「んふぅ…はぁ… ね、どぉ? ボク、お仕事だけじゃなく、
プライベートでもキミとよろしくお付き合いしたいなぁ…♪」
「そ、そんなっ、不純異性交遊はダメですっ! って、同性か…」
「もー、いいじゃん、せっかく同じ趣味のお仲間なんだしさ。
そんなお堅いこといいっこなしで、ね?
んふ、でもコッチなら、いくらカタくしてもいいけど… クスクス」モミモミ
「あひいいぃっ…//// ひゃ、ひゃい… よろひくおねがいしまふぅ…v」
20
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 23:16:51 ID:1YAubhvw
****
『「フフ… 魔界の覇者とは思えないほど、白くてきれいな肌をしていらっしゃる。
私はそうやって反抗的な目をされると相手を壊してやりたくなるのですよ…
姉君よりも私のことだけであなたの頭の中を一杯にしてみたい」
テオドールはそう言い放つと、拘束されて動けないイザークの肌に指を滑らせる。
名だたる魔族達を打ち倒してきた英雄が、今は指先一本で面白いように操られ
身体を跳ねさせ、悶える。そんな状況に彼は満足の微笑みをもらしていた。
「き、貴様、テオドール… このようなことをしてタダで済むと…ッ!」
イザークは威嚇するように相手に射すくめる視線を投げかけるが、
テオドールの指が尻たぶを割り開き、密かに息づく蕾へと到達すると、
その抵抗も止み、淫らな声を上げる一匹の牡獣と化してしまう。
「ぐあ…ッ! や、やめろ… そこはッ…!」
「貴方の身体に私の印を刻んであげますよ、イザーク…!」
テオドールはそう言うと、自身の大きく膨張した熱い塊を、イザークの菊の蕾へと…』
「きゃああぁぁぁーーー!! な、何してるんですか! フレデリカさんっ!!」
「あ、帰ってきた帰ってきた。何って、レメモちゃんの部屋の押し入れに
段ボール箱いっぱいに入れてあった魔導書の朗読してたんだけど?」
「かかか、勝手に人の部屋を漁らないでくださいっ! そ、その魔導書、返して…」
「ふふふ。この箱ってどう見てもサークル参加側の搬入準備だよね?
天界魔導書即売会『エンジェル☆マーケット』において、
BLジャンルのトップサークル所属、
会場に姿を見せたことのない謎の人気作家『ビブリボン』さんが、
実はレメモちゃんのことだったなんてね〜?」
「あぁぁ… フレデリカさんってば魔族のくせに、
なんでそんなことまで知ってるんですかぁ…」
「そりゃぁ、ボクも今じゃ堕天使やってるけど、昔は天界にいたこともあるからねー。
けっこーファンだったんだよ、『ビブリボン』さん? くすくす」
「も、もうお嫁にいけない… デッキのお仲間さんたちにもきっと言いふらされて、
白い目で見られて… ぐすぐす…」
「(言いふらすのは考えてなかったけど、面白そうだから後でやってみようかな)
でもそれにしてももったいないじゃない。どうしてイベント会場に出ないの?
レメモちゃんこんなに可愛いし、きっと引っ張りだこだと思うけどなぁ」
「わ、私なんて暗いし引きこもりだし、可愛い髪型とかわからないから伸ばし放題だし、
こないだも久しぶりに画材買いに街に出たら、『なんか髪の毛べとついてねぇ?』
とか言われたし… 可愛くなんて… ひっく、ひっく…」
「オシャレに興味ないってこと? じゃあどうして女の子の服着てるの?」
「実家の家訓で、男子も成人するまでは女の子の格好しなきゃいけない、
って言うのがあって… 家は出てきたけど、男の子のファッションも、
私よくわからないし。 だからずっと実家で与えられた服を
着まわしてるだけです…」
「うーん、それはだめだなぁ。レメモちゃんはもっと自分の魅力に気付かないと。
社交的になればきっとモテモテだと思うんだけどな。
…そうだ、こんどボクのバイト先のお店に一緒に行ってみよ?
そこで仲良くなったボクのお友達も紹介したいしさ」
「えぇっ? うーん… そんな、初対面の人となんて、
私上手く話せるかなぁ…?」
「だいじょうぶだいじょうぶ。みんないい人たちばかりだから。
それにきっと心から分かりあえるはずだよ。 なんたって…」
「?? な、何なんですか?」
「ふふ、それは行ってみてからのお楽しみ。
それじゃ、次の休み、予定空けといてねっ♪ じゃーねっ!」
「え、あ、は、はい… って、もう行っちゃった。
全く、いっつもマイペースで人を振り回してばっかなんだから。
そういえばお友達紹介してくれるんだっけ。
初めての人と何人も会うなんて。 緊張するなぁ…大丈夫かな?
あ、じ、次回に続きますっ!」
21
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 23:19:25 ID:1YAubhvw
****
「って、ことで… ほら、着いたよ。 レメモちゃん、早く早くー!」
「はぁ、はぁ、ま、待ってくださいフレデリカさんっ…
そんなに走ったりしたら、私、心臓が… はぁはぁ…」
「もー、だらしないなぁ… 部屋にこもってばっかで全然運動してないんでしょ?
そんなんじゃ今はよくても、そのうちお腹がぽっこりむにむにになっちゃうよ」
「よ、余計なお世話ですっ! はぁ、はぁ…
で、ここが目的地、ですか? フレデリカさんのバイト先って…」
「そーだよ」
「なんか、入口に女の子の写真いっぱい貼ってあるし、
『お帰りなさいご主人様!』とか書いてあるし…
い、いかがわしいお店とかじゃ、ないですよね…?」
「ふっふっふ… 女の子の写真だと思った?」
「えっ?」
「大丈夫大丈夫! 真っ当なサービスしかしない、ごくKENZENなお店だから!
さぁ、入った入った!」ドンッ
「わわっ、ちょ、ちょっと、まだ心の準備がっ…」ウィーンッ
「いらっしゃいませ! 男の娘喫茶『くえす☆ありあす』へようこそっ!
って、同伴してるのは…フレデリカ? 今日はお休みだったはずじゃ…?」
「お、アオイちゃん、やっほー。 やだなぁ、もう忘れたの?
今日はボクのお友達連れてくるから歓迎会しようって前から言ってたじゃない」
「(ポンッ)あっあっ、そうでしたそうでした! 今思い出しました!
(くるっ)てんちょー! フレデリカのお友達さんが、今到着しましたー!」
ざわ… ざわ…
『あの子がフレデリカのお友達?』『可愛い子だねー。 じゅるり』
『まぁ、私には敵わないけどね… くすっ』『お友達増えるのうれしー』
「ふ、フレデリカさん… さっき、受付の子が『おとこのこきっさ』とか
言ってたような… ひょっとして、ここの人全員…?」
「ふっふっふー。 そう。一見女の子に見えるかもしれないけど…
実は全員、男の子なのだ!」
「ふぇ〜… し、信じられない…」
「おお、よく連れてきたねぇ、フレデリカ。
話では、こういう世界とは無縁のウブな子だって聞いてたけど、
ふむふむ、これはこれは…
この時点で既にこのレベルってのは、なかなか将来有望そうじゃないか」
「あ、エイラ店長! お疲れさまであります!
じゃあ前から約束してた通り、これから歓迎会ってことでいーよねっ?」
「そうだね。じゃあちょっと早いけど、今日はお店のほうは閉めちまおうかねぇ。
ってことでみんな、用意してた料理と飲み物、全部出しちまいな。
今日はパーティーだよ! レメモちゃんも、ぜひ楽しんでいってくれると嬉しいね」
「あ、は、はい… み、皆さん、優しくしてください…ね?」
『はーい。よろしく!』『よ、よろしく…』『にへへ…よろしくね、レメモっち』
『おねーちゃん、よろしくぅー』『よろしく… あ、次回に続きます』
22
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/16(月) 23:21:51 ID:1YAubhvw
【一方そのころ】
「ふぅ…朝の見回りは終わり、と。 今日も天界は平和のようですね。
まぁ、何事もないのが一番ではありますが」
「あっ! ミ、ミカエラ様! お、お助けくださいぃ〜!」
「おや、どうしました? あなたは確か先月、天界神殿に配属された
新人の巫女天使の方… でしたでしょうか?」
「そ、そうです。 私、こんなこと初めてで、どうすればいいのか…」
「落ち着いて、何があったのかをお聞かせ願えますか?」
「は、はい、実は、天界神殿を束ねる巫女天使の長であるクリネア様が…」
****
「と、いうことで、クリネアの部屋の前まで来てみたはいいのですが。
これはやっぱり、アレですよねぇ…(そーっ…ちらっちらっ)」
「むきいいいいいい!! また! また!! また負けたぁぁっあっぁぁ!!
あったま来るううぅぅ!! なんであんな現実味のないテオ×イザCPなんかが
毎回毎回※エンケットの売り上げトップなのよっっ!!(※エンジェルマーケットの略)
イザークはミカ様一筋に決まってんでしょおおぉぉがああぁぁ!!」
「(おそるおそる)ミカエラ様…大丈夫でしょうか? 私怖くて…
もう、天界の主でクリネア様の親友でもあるミカエラ様に頼るしか思いつかなくて」
「あぁ… 新人のあなたはまだ知らなかったのですね。
これは年に2回ほど起こるクリネアの発作みたいなもので…
こうなってしまっては、ぶっちゃけ私でも手が付けられません。
攻撃力とHPもそれぞれ53万くらいまで上がりますし。
まぁ、天災と思って、嵐が過ぎ去るのを待つしかないですねぇ…」
「は、はぁ…」
「こ、この無名投書もきっとあいつらのサークルの妨害工作に違いないわっ…
なにが、『近親相姦とか生々しすぎてちょっと…』よっ!!
その背徳感がそそるんじゃないのっ! ロマンってものを全く分かってないんだから!!
おのれ『ビブリボン』…! まだ顔すら見たことはないけどっ…
いつか絶対、メッタメタのギッチョンギッチョンに差をつけてトップにのし上がって、
ミカ×イザCPこそが正義と、天界中…いえ、神界中に知らしめてやるっ!!
待ってなさいよおおぉぉーーーーーーーー!!!」
23
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 00:26:53 ID:AxoVe4DA
エリクシルグラス、と言っただろうか。
その幻の香草のイカれた効果により、クレアの姿がすっかり子供に戻ってからしばらく経つ。
一応大人に戻るための手段を探し回ってはいるが…いまだ手応えは得られていなかった。
クレアの働く宿のいつもの部屋。
窓から見える宵闇に小さく溜息をついてカーテンを締める。すると控えめにコンコンと扉をノックする音が響いた。
「あの、私です。クレアです」
当然ながら以前より幼くなった彼女の声。
軽い返事を飛ばしながらドアをあけ、迎え入れる。
今までほんの少しだけ下だった顔がいまは大分下。正直まだ慣れない。
「お邪魔…でしたか?」
「まさか」
不安そうに尋ねる彼女に笑いかけながら、そっと両手でその身体を抱き上げてベッドに座らせ、自分も腰掛けた。
前に彼女に誘われる形で体を重ねてから、泊まる度に毎晩こうして部屋に来てくれる。
子供の身体になってからも、だ。
いつものように今日の仕事を労って優しく髪を撫でてやると、小さな頭が肩…ではなく胸元に擦りつけられた。
否が応にも罪悪感が込上げるのは仕方ないことだろう。
「……あまり無理しないでくださいね?」
「どっちかっていえば、それはこっちのセリフじゃないかな」
「もう、意地悪なんですから」
こちらを見上げてくすくすと笑うクレアは子供そのもの。
心の中で一度だけ、神様に背徳感を謝罪してから指先を彼女の顎にかける。
それだけで、あ…、と小さく息を飲む様子を見ながら、頭を下げて唇を重ねてやる。
彼女自身からも顔が上げられ、小さく短い腕がぎゅうっと俺の頭を抱きしめてきた。
「ん……ん…。 ちゅ……んぅふ…」
気付けばベッドの上で膝立ちになり、唇を貪って吸い付く彼女。
その身長差が以外と新鮮だとは言わないでおこう。
薄く唇を開いて舌先を呼び込むと、待ってましたとばかりに濡れた幼い舌が入り込んでくる感覚。
わざとたっぷりの唾液を貯めてから、一生懸命に絡む舌同士を絡め合わせる。
口腔内で泡立ちながらぬちゃぬちゃと立つ水音。
二人だけに聞こえる卑猥な音を互いに頭に叩き込みつつ、俺の手がクレアの子供時代に着ていたという服を肩からはだけさせた。
24
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 00:27:27 ID:AxoVe4DA
「はー……はぁー……はー……ん、んんッ…!」
呼吸のために少し離れる顔。だらしなく唇から伸びたままの舌と舌の間に、とろりと混じり合った唾液が滴る。
飽きずにそれを追いかけて舌を押し込み、クレアが飲み込みきれないほどの唾液を流し込んだ。
それでもなんとか嚥下しようとこくこく動く喉。
その合間にも小さな歯列や敏感な口蓋を舐り回してやると…彼女の身体がビクッビクッと跳ねる。
キスだけで軽く絶頂したその顔は、目は涙を零しそうに潤み、舌を垂らして涎を垂らす…幼い、雌の顔。
「ぁあ……ごめんなさい……少し…イッ…ちゃい…まひたぁ…」
「そう、だね? クレア一人でイっちゃあズルいよね」
「は、いぃ…今度は私がご奉仕します、ね…?」
肩から抜けたエプロンドレス。すとんとベッドの上にそれが落ちてしまえば、あとに残るのはドレスと同じく子供の頃の下着を身に着けた身体。
ブラジャーはなく、ショーツも色気のない厚めの白無地。
それが恥ずかしいのか、隠れるようにベッドを降りたクレアが俺の足の間に入って跪く。
既に固く勃起してズボンを押し上げる肉棒を、クレアの小さな手が取り出した。
「あ、あ……なんだかやっぱり…前より大きくなってるような…」
「………く、クレアが小さくなってるからだよ」
「……ふふ。小さい娘が好き、じゃなくてですか?」
からかうように笑いながら、両手を使って扱きだす。
そのまま顔を寄せ、キスで熱を持ってとろとろになった舌が裏筋を舐め上げる。
流れる唾液が力加減を計りながら上下する手に絡み、にちゃにちゃと音が立ち始めた。
「は、ぁ……はぁ…気持ちいい、ですか…? 気持ち良く、出来てますか…ん、ん、ん…」
「ああ、勿論。もう少し強くしても大丈夫だよ」
「ふぁい……あ、あ…この匂い…好きです…好き…」
肉棒の形を確かめながら上下する小さな手。舌でカリ首の段差を何度もなぞってから、鈴口に染み出した先走りを舐め取って震えている。
ちゅうちゅうとそこに吸い付きながら上目遣いでこちらを伺う幼いクレア。
どうしようもない背徳感を背筋が大きく震え、思わず手がクレアの膨らみのほとんど無い乳房に触れる。
幼いながら乳輪がぷっくり膨らみ、乳首は固く凝っていた。
25
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 00:28:00 ID:AxoVe4DA
「ひんッ…弄ったら…しゅう、ちゅう…出来ませ……んきゅっ!」
「クレアが可愛すぎるから、触りたくなるんだよ」
「そんなの…ずるいれす、ぅ、う、そんな悪い人には…おしおき」
「え? ……!?」
とてもではないが咥えることの出来ない亀頭部をたっぷり舐め回してから、するりと下に隠れる顔。
次の瞬間、陰嚢にクレアの口が吸い付く。
思わず情けない小さな悲鳴。とうのクレアは男の睾丸を舐め回すという行為に興奮しているのか、肉棒を扱く手の動きが早まる。
気付けば片手はそこから離れ、ショーツの上から股間をまさぐってオナニーまで始めているようだった。
「ちゅ、ちゅ……ああ…おちんちん、びくってしてぇ…
せーし、だしてくれまひゅか…? はぁ、は……ぁぁ…おせーし、だしてくだひゃいィ…!」
「うっ、ん! も、限界だ、出すよクレア…! 口開けて、舌出して……――ん、ぐっ!!」
俺の言葉に顔をカウパーと唾液でベトベトに汚したクレアが顔を上げる。
小さな手が一生懸命に奉仕する動きに手を重ねて何度か張り詰めた肉棒を扱き……
――びゅっ、びゅる!びゅるる!
そんな音が聞こえそうな勢いで、小さな口を必死に広げて舌を伸ばすクレアの顔に、精液がぶちまけられる。
滴り落ちないほどねばっこく、火傷しそうに熱い白い欲望。
「あ、あぁあ……お、おせーし…ありがとうごさいます、う、ぅ…あァァァ! イク、またイきますゥ――!」
顔に、髪に、体にそれをぶっかけられながら、一際大きくクレアの身体が痙攣した。
いつもそう。自分で気持ちよくなってくれたことが嬉しくて、射精されると無意識にお礼を口走る癖がある。
奉仕する喜びが、心の底まで染み付いているのだろう。
鈴口に再び小さな口がしゃぶりつき、ちゅうちゅうと中に残る精液の残滓まで強く吸い出される。
少しだけ苦しそうにしながら、顎を上げて口内のねばつく精を飲み下す彼女。
一発出しただけでは衰えない俺の肉棒を呼吸も荒いままで熱っぽく眺めながら、股間にべったりと張り付く女児用ショーツを脱ぎ落とす。
「はー……はぁ……身体は子供…ですけど……中身は私です…
だから……お願いします…挿入れてください…」
蕩けきった笑顔を向ける彼女。
そのままギシッとベッドに乗り上げ、足を広げて俺に跨り、ぬるぬるに汚れた幼い孔にグロテスクな肉棒の先端を擦りつけ始めた。
子供になってからも何度かこうして挑戦したが、サイズと痛みに断念していた。
実際にこうして抱く彼女は酷く軽くて細い。このまま力一杯抱きしめるだけ折れてしまうだろう。
やがてぬるりと亀頭に柔らかく熱い肉が絡む感触。
足を目一杯に広げて、手を俺の肩に置くクレア。目線はやや怯えた様子で結合部を見下ろしている。
26
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 00:28:34 ID:AxoVe4DA
「なあ、クレア。やっぱり無理じゃ…」
「いや! 嫌…! 無理じゃ、ない、ですから……」
彼女が声を強めて我を通そうとする姿なんて初めて見るし、初めて聞く。
観念した俺はせめて痛みを誤魔化せればと、己の精液混じりであるのも気にせずに唇を重ねてやった。
しばらく膣穴入り口を捏ね広げるようにくねっていた腰が動きを止め、幼いながらにたっぷりと濡れた孔に押しこまれ始めた。
大人の頃でも最初はキツかったその質量を子供の身体で味わい、ひゅうひゅうと苦しげに喘ぐクレア。
片手で薄い尻を掴み、ゆっくりと彼女のペースに合わせて少しずつその腰を沈めてやる。
「い゛…た…ぃぃ……でも、も、すぐ…」
これもエリクシルグラスの効果なのか。蕩けていてなおキツ過ぎる膣穴の中で、僅かなひっかかりの後。
ぷち
と避けるような破るような感触が届いた。
………普通では決して貰うことが出来なかった、クレアの初めて。
それを奪う征服感だけで、思わず射精しそうになって必死に堪えた。
実際には肉棒の根本まで…という訳にはいかなかったけれど、こつんと彼女の最奥を小突いた感覚に沈む腰が止まる。
「ッは…ッは……ほら…はいりました…」
「クレア……」
痛みに引きつる幼い顔に、それでもなんとか微笑みを浮かべているクレア。
込上げるの愛しさを隠すことなく、両腕で細い身体を抱きしめる。…勿論折れないように。
「クレア…愛してる。お前がどんな姿になっても、だ」
「……うれ…うれし、です」
挿入しているだけで千切られそうに狭い膣内。
たっぷりと時間をかけて痛みが落ち着いた頃合いに、身体を軽く揺すってこつんと子宮口をノックしてみる。
零れたのは、痛みではなく甘い吐息。
27
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 00:29:08 ID:AxoVe4DA
「なん、だか……大丈夫そう、です…んッ」
「じゃあ…動くよ? 長く持たないと思うし」
「あ、ン…なら、私が動……きゃん!」
こんな状況ですら奉仕しようとするクレアの言葉を遮り、対面座位のまま腰を少し強めに突き上げる。
明らかに痛みより快感が勝っていると教える声。
肉棒に絡む血の上からとろりと淫蜜が流れるのを感じて、ギシ、ギシ、と最初はゆっくりと腰を弾ませた。
最も深い場所で密着した鈴口と子宮口が、その都度にちゅっちゅっとキスを繰り返した。
「あっ、あっあっ、なん、だか…凄い……いつもより、大き…! ふあぁぁ!」
「だから、それ、は、……んぐ! クレアが小さいからだっ、て」
「はぁ、あひッ……覚えます、わたし、このおちんちん覚えますからぁ、もっと愛してください……!」
「クレア、クレア、クレア…!」
「んあああ…出してくだ、さいぃ…このまま…大丈夫、ですから、わたしのからだ多分…まだ
だから中におせーしらしてぇ!」
痛みが完全に消えたクレアはやがて自分から腰を上下に揺らす。
亀頭部だけを膣口に咥えたままでぐりぐりと回してみたり、かと思えば大きく腰を使い、言葉通りに俺の形を覚え込もうとしてみたり。
半ばまでで限界の深さとなる孔全体をずぼずぼと使い、幼い肉壁全体で肉棒を舐めしゃぶり、扱きたてる。
我慢など出来るわけがない。
二度目だというのに、一度目の吐精よりずっと大量のザーメンを…『大丈夫』な膣内に、子宮口から直接内部へと叩きつけた。
だから彼女は、精を絞るための痙攣と強烈な絶頂の中でこういうのだ。
「あ、あ…あ……ありがとう…ございま…し……た、ぁ」
(長すぎワロタ主演全部俺!)
28
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 00:33:51 ID:AxoVe4DA
およそ月に一度の朔の夜。
ギルドのベッドで寝ている僕に、ギルドとは関係の無い重要な仕事が訪れる。
傾く月のないが故、明かりも音もないシーツの中にゆっくりと生まれる気配があった。
時間は毎回深夜の2時頃。
普段は小さな黒猫が寝ているだけの場所に現れた気配は動かない。
闇に目が慣れてきたのを確認してから、ゆっくりと呼吸を整えてシーツをめくった。
「…………。」
「…………。に、ニャはは…」
そこには柔らかな金髪から癖のある一房を揺らして笑う師匠の姿。
月に一度、朔夜のうちの三時間程度、何故だか分からないがこうして人に戻るのだ。
当然だが身につけているものはない、生まれたままの姿。
恥ずかしそうに身体を隠しながら、目元を紅く染めて上目遣いでこちらを伺っている。
「………分かってる」
「ご、ごめんニャー。キミも私なんかじゃ嫌かもしれニャいけど」
――師匠だから良いんだ。
とは言わなかった。言ったらこの時間が無くなってしまうかもしれなかったから。
師匠は猫の時の癖が抜けないのか、出会った当初は笑い方くらいだった『ニャ』が近頃多くなった。
なんだかそれが可笑しくて、思わず小さく笑ってしまった。
不思議そうに釣り気味の瞳を瞬かせてから、甘えるように僕の胸元に顔を擦りつけてくる師匠。
本当に猫そのものだ。
やがて僕の手が師匠の細い髪を撫でるのを合図に、発情期の猫を鎮めるための交尾が始まるのだ。
29
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 00:34:37 ID:AxoVe4DA
古くなり始めのベッドのスプリングがぎしりと鳴く。
髪を撫でる僕の手に、それだけで呼吸が乱れ始める師匠。
胸板に擦り付けていた顔があがり、蕩けた表情を暗がりに晒す。
甘く開いた唇から舌を覗かせ、とろりと涎が一滴。涙の溜まった瞳と顔が近づき、唇と唇が重なった。
僕の上に乗り上がって覆いかぶさる柔らかな身体。
遠慮なく入り込んできた舌先を当然のように迎え入れる僕。師匠の両手がその僕の頬を包んで抑えてきた。
「ふニャァ……あふ、んんむ……ちゅ、ちゅ」
「は、あぁ…」
師匠の舌がたっぷりの唾液を絡めて僕の口腔を舐る。
頬の肉、歯列とその裏、舌のザラつきを口蓋に擦っては混じって溢れる唾液をじゅるじゅると美味しそうに啜る音。
僕は唇をすぼめて師匠の舌を扱き、時折呼吸の間を取りながら反撃に胸元押し付けられる乳房の掴んだ。
こうかはばつぐんだ。
それだけで師匠の全身がぶるっと大きく震え上がる。
「急にはズルいニャあ………ひゃん!」
「んはぁ…お互い様でしょ」
「んもう、色んな世界で女遊びしすぎニャ…キミ、意外とモテるんだから」
言いがかりをつける彼女の手で剥ぎ取られるシーツ。
暗がりの中で僕に伸し掛かった師匠の、その発情しきった乳首を指の合間に挟んで柔肉を揉む。
スレンダーな身体とは対象的に、なかなかのボリュームだ。
…直接言ったら怒るのかもしれないけど。
唇を離した師匠はすでに腰が自然と突き上げて尻を揺らしていた。
僕のすぐ横に顔を突っ伏して、濡れたままの唇から直接耳に喘ぎを放り込んでくる。
かと思えば僕の耳たぶを食んでぬるぬると舐め回してくる。
「はァあ……ふ、ニャ………ニャ、ん…? ……んふふ、これは一体なにかニャあ?」
その刺激に耐えかねて硬く反り返った僕の愚息が師匠の下腹部を押し上げている。
その上で脚を広げて跨り直し、……火傷しそうに熱く、とろとろになった秘裂を押し付けて師匠が僕をからかった。
30
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 00:35:20 ID:AxoVe4DA
「こ、れ、は、な、に、か、ニャあ?」
身体を起こして真上から悪戯な笑顔を向けてくる師匠。
わざとらしく言葉を区切りながら腰をいやらしくくねらせる。
その都度肉棒と秘裂が擦れあい、唾液交換よりも粘度の高い卑猥な音が立ち上る。
時々肉芽にこりこりと鈴口が擦れると、師匠の身体ごとビクビクと軽い痙攣を見せた。
「っ…つぅ……そりゃ僕も、発情してるんだよ。師匠に……ウィズに」
「! ニャ…ッ……そういうトコずるいニャ…ホントに女遊びしすぎじゃないかニャ?」
クロムマグナのバレンタイン騒動の時は、恋愛沙汰を苦手だなんて言ってたけれど。
本当は自分がそう見られることに慣れてなくて、恥ずかしいだけなんだと僕には分かっている。
なんだかたまらなく愛おしい気持ちが込み上げて、腕を伸ばして師匠の頬に触った。
僕がなにをしたいのか察したように近づいてくるウィズの顔。
先程の濃厚な口付けをではなく、伺って啄むようなキスの瞬間…ウィズの腰が浮いてぬるんっ!と蕩けた穴の中に飲み込まれた。
「!! んぐ……いきなりは…ず、ずるいって自分で…」
「あ、あ、あ、あ、ずるい弟子に…う、お、お返し、ニャ…ぁん…!」
猫らしい奔放な我儘さに小さく笑う。
お返しをした本人が、背筋を反らせて声を殺して絶頂しているのだから威厳もなにもない。
ほんの少しの間、根本まで僕自身を飲み込んで止まっていた動き。
今度は不意を打って両手でウィズの尻を鷲掴みにして広げて、下から強烈に突き上げる。
「ひンッ! ち、ちょっと待、ッ! だめ、だめニャ! 今、今イッてるから駄目ニャァ!」
勿論そんな制止で止まるわけがない。
獣じみた欲求に突き動かされるまま、まるで絞り上げるように蠕動して奥へ奥へと飲み込む動きの孔を抉る。
目の前のウィズはだらしなく舌をたらし、苦しそうに、だがそれ以上に興奮と快感に満ちた顔を晒していた。
まるで一突きごとに押し寄せる絶頂をギリギリまで堪えているかのよう。
ウィズの肉穴からまるでおもらしのように溢れる淫蜜が、暗い部屋にどちゅ、どちゅ、と下品な音を作った。
「ニャんっ! に、にゃ! あひ、くる、くるニャ……すごいのくるニャあ…!」
「ウィズ、ウィズ、僕も、もう…!」
「い、いいニャ…ぁあ…! ニャ…ニャアァああん!!」
「ウィズ、出すよ…!」
ウィズの中の一番深い場所をごりっと抉って広げた感触。
そしてそのまま僕もウィズも、気絶しそうな快感の中で……果てた。
31
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 23:41:32 ID:ieVVrSG6
猟師というものは非常に面倒な職業だ。万年雪に閉ざされた雪国ではなおさら。
泥にまみれ、雪にまみれ、獣の血にまみれ、獣の皮を剥いで、それを売って暮らす。肉は自分の胃袋に収められる。
むろんそれだけでは足らず、雪の間に芽を出す山菜を採っては食う。
そういう仕事を続けていると、出会いというものは非常に少なくなり、すでに四十となる彼も女っ気はかけらもなかった。
無精ひげは全然刈っていないし、最後に風呂に入ったのはいつだったのかさえ思い出せない。こんな状態では女など近寄っては来ないことは当たり前だ。
もともと顔も熊のようにごついのだから、それ以前の問題かもしれないが。
男には、性欲をほかの動物で紛らわすという趣味もなかったので、そのうっ憤は狩りへと向けられる。
罠を張ったり、獲物を探して猟銃で仕留めたり、それでなんとか気を紛らわしてきたのだ。
だからこそ、男は目の前の光景にかじりついていた。
――狐を捉えるための罠に、青い髪の少女がかかっていたのだ。
32
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 23:42:10 ID:ieVVrSG6
突然の激痛に、ピノ・マリアンヌは顔を歪めていた。
思わず転んで、雪の中に顔から突っ込む。しかし、転んだ痛みより、足の痛みのほうが強かった。
足元を見てみれば、自分の右足が鉄製の板に挟み込まれていた。これはトラバサミというキツネなどを捕まえる罠だったはず。
雪国育ちのピノにとってはさほど珍しくないものだ。
ジンジンと、時間がたつほどに強まる痛みに、ピノは呻き声を上げずにはいられなかった。
「うっ……痛、い」
必死に外そうと試みるが、鉄の歯はピノの柔らかい肌に食い込んで外れてはくれない。
ブーツを履いていなかったら、きっとピノの足の骨は粉砕されて、真っ白な雪に真っ赤な血が飛び散っていただろう。
今日は待ち望んだ『あの人』が来てくれる日なのにのに、とんだ不運だった。早く外して、会いに行きたい。
しかし、少女の細腕ではトラバサミは開いてくれることはなく、痛みは強まったいく一方。
そんなさなか、ほど近くの茂みから、熊の毛皮を着た大男が現れた。
左手には猟銃、右手にはナタ、方にはロープ、それを見たピノは彼がこれを仕掛けた猟師なのだと気付いた。
「……」
「……たすけて……足が挟まれて、痛くて……」
いまだに走る痛みに、ピノは男へ助けを求める。
男は、何も言わずに近寄ると、ピノは安心してため息をついて――彼のとった行動に固まった。
男がロープで、ピノの細腕を縛り付けたのだ。そのまま雪の上に押し倒され、ますますピノは男の行動が理解できなかった。
「なにを……するの?」
「……」
返答もなく、びりっと音がした。それは男の太い腕があろうことかピノの服を引き裂いた音だ。それも下の服まで一緒に破かれて、可愛らしい下着まで見えていた。
極寒の冷気が晒された地肌に当たり、ピノは体を硬直させた。
寒かったからではない。男が何をしようとしているのか、それにピノは気づいてしまったのだ。
「や、やだ……やめて……」
両手は縛られ、足は相変わらずトラバサミに挟まれていて、激痛が鳴りやまない。
後ずさることもこともできず、できたのは悲鳴を上げることくらい。だが、それもさせてはくれなかった。
「ぃ……いや……いやっ」
「――黙れ」
初めて聞いた男の声。まるでクマのような重々しい音だ。
それと同時に男の持っていたナタがピノの顔の真横に叩き付けられた。雪に投げ出されていたピノの髪が巻き込まれて雪に沈む。
あと数センチずれていれば、ピノの顔はナタで真っ二つになっていただろう。
「動くな」
ピノは頷くしかなかった。あの人に会うために、死ぬわけにはいかないのだ。
きっと助かる。そしたらあの人の胸に飛び込んで……とできる限り先を考ええる。
そうでもしないと気がふれてしまいそうだった。
男は黙ったピノに気を良くしたらしく、少女の華奢な体に覆いかぶさった。そして、その髭面を晒されたピノの地肌に押し付ける。
男の荒い息が地肌に当たり、ピノは気持ちの悪さに怖気が走った。
生娘の香りを楽しむかのように、はたまた猪が地中のえさを探すかのような仕草。時にはちろちろと舌を出して、白いピノの肌を舐めて汚していく。
33
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 23:43:08 ID:ieVVrSG6
(そこ、は……)
男の頭が腹から胸の方へと移動してくる。下着の上で思い切り深呼吸をされる。
手を使わずに口と鼻だけで下着は上にずらされ、ピノの小さ目の胸が公にされた。
そして、男が次にとった行動は至極単純だった。ただ単純にピノの胸にしゃぶりつく。
「や、やめっ――あぐっ」
パァンという雪に埋もれた林に響き渡る音。
ピノが思わず出した声に、男はトラバサミに挟まれた方の足の太ももを思いきり引っ叩いた。真っ白な肌に真っ赤なカエデ型の痕が付けられる。
ただでさえ足首にはトラバサミの歯が食い込んでいるのだ。その振動がさらなる激痛を呼んでしまう。
さらにしゃぶっていたピノの胸の先端を強めに噛んだ。
「ぃっ……痛い……やめて……あぅっ」
ピノが悲鳴のような声を漏らすたび、男は何度も太ももに手を打ち付けた。胸もぎりぎりと噛む力が強くなってくる。
そのたびに、ピノは悲鳴を上げてしまい、それが悪循環を生んでしまった。
やがて、白い太ももが真っ赤に腫れ上がるころには男は胸から口を離した。血は出ていないものの、ドギツイ歯形が残り酷く痛々しい。
快感なんかより、ずっと痛みが強かった。長時間、地肌を極寒の空気にあてていたためか、強い倦怠感がピノを包んでいた。
(誰か……助けて……)
けれど現実は変わらない。
男はピノを足に噛みついていたトラバサミをはずすと、どこかへ放り投げた。
やっと自由になれた。しかし、すでにピノに立ち上がる体力は残されていない。
「もう……許して」
絞り出すような声で懇願するが、男は気にも留めてくれなかった。
おもむろにピノのスカートを引き裂いて、その下の下着に手を伸ばす。
「濡れてるぞ」
それは快感によるものではない。失禁だ。ピノは羞恥に顔を赤く染める。
くちゅ、と男が濡れた秘所に指を突き入れた。大きな芋虫よりさらに太い指は、ピノの肉穴を押し広げ抉るように指をかき回す。
34
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 23:43:38 ID:ieVVrSG6
「痛っ……やめ……っ」
本当に痛かった。ピノの体は男の欲望を受け入れたわけではないのだ。ただ単に失禁で少し濡れた程度でしかない。
なによりガサガサでできものだらけの肌は、こすれるだけで痛みをもたらす。
そうとは知らない男は、醜悪な顔をさらに醜悪に歪めると自分のズボンを下ろした。極寒の冷気に地肌を晒すこともいとはないのは、すでにそれだけ体が熱を持っているのかもしれない。
現れたそれに、ピノは息をのみ声にならない悲鳴を上げた。
「ひっ……」
醜悪な見た目。ピノの二の腕ほどもある太さと長さ。そして何より汚い。これほど汚いものが存在するのかとゾッとするくらい垢まみれで、すさまじい臭気を放っている。
それが自分の中に入る。あの人とでさえ、そこまでは達していないというのに、こんな獣のような男に奪われてしまう。
「いや、嫌ぁ……それだけは……」
その懇願も無視して、男は躊躇いなくピノ下着を引きちぎり、その下の秘所に突き入れた。
異常なほど膨張したそれは、ピノの中を無理やり押し広げ、処女膜まで簡単に突き破る。
終わった。終わってしまった。あの人にささげようとしていたものは、この野獣のような男に奪われてしまった。
激痛と凄まじい異物感、そして大事な物を奪われた喪失感にピノは一時声を上げることさえ忘れる。
「やっ……あぐっ……ああっ」
ギチギチと肉を無理やり押し広げ、さらに奥へと肉棒が侵入する。それでも入ったのは中ほどまでで、良しとしない男はさらに押し込んでいく。
やがて、肉棒の先端はピノの子宮口にぶつかった。それを合図に男は腰を前後に動かし始めた。
破れた処女膜をこすりあげ、垢を膣内にこすり付けるように動かす。
ピノはたまらず悲鳴を上げるが、男は躊躇いがない。
「いっ……あぎっ……いた、いっ」
腹の肉が千切れそうに思えた。それほど巨大なモノをピノは突き込まれているのだ。
必死に逃れようとするピノの首に男が噛みついた。まるで発情期の獣のオスが、メスを逃さぬように組み敷くように。
歯が首の肉に食い込み、中は許容外のモノに蹂躙される。
何度も何度も出し入れされたせいで膣内が切れたのか、秘所からは血があふれ出していた。
やがて突き込まれるモノが、一段と膨張したのにピノは気づいてしまった。
「ぃっ……いやぁっ! それだけは……やめ、て」
無駄な懇願だった。肉棒の先が最奥を叩いた瞬間、途方もない量の精液が子宮内に放出される。
子宮の中は瞬く間に満たされ、秘所からは入りきらなかった精液があふれ出す。
ピノの血と、肉棒についていた汚物まで流れ出て、白い雪の上に何とも言えない色が広がった。
「あ……あぁ……」
今日は危険日だった。そんな日に出されてしまったのだ。
どうしようもない絶望に、ピノは逃げるように気を失った。せめて夢の中であの人に会えるように、と願いながら。
35
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 23:44:16 ID:ieVVrSG6
男はズボンを履きなおすと、気を失った少女を抱き上げた。
そのひげに覆われた顔には笑みがある。
向かうのは自分の暮らしている小屋だ。そこで続きをしよう。何度も何度も、気が済むまで。
そんな『これから』に男は心底喜んでいた。
36
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 23:44:53 ID:ieVVrSG6
ロジャー「――なんてことにならんよう、気を付けるようにな」
ピノ「……」
ロジャー「どうしたのじゃ?」
ピノ「私……処女じゃない」
ロジャー「」
37
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 23:46:06 ID:ieVVrSG6
祈祷師メーベル・テイラーの行う降霊術は非常にリスクが多い。
なんせ、死者の魂、異界の精霊、はたまた神や邪心に至るまでを己を依代に呼び出し使役する儀式である。
むろん、そんなことをして何もないわけがない。その影響は術者本人に表れてしまうのだ。
だからこそ、綿密に計算して、己の体を持っていかれぬように制御する。そういう技術と準備が必要だった。
(しまった……)
長い黒髪を乱れさせながら、陣を敷いた地面に膝をつく。額には脂汗がにじみ、息は時を追うごとに荒くなる。
脳内では、媚薬のような粘ったい声が響き渡っていた。
『あら、精神がお強いのね。本当なら今ので身体を奪えたのに』
厄介なモノを引き込んでしまった。依頼を受け、呪術を執り行うべく儀式を始めたのが数十分前。
そうして呼び出してしまったのは、異界の妖魔だった。むろん、ただの妖魔程度なら敵ではなかったのだが。
問題は、この妖魔がメーベルの精神に大きな影響を与える力を持っていたことだ。それも性欲を刺激する類である。
「……くっ……ぅ」
生物の三大欲求の一つである性欲は、それだけ精神の割合を占めるものである。
例え、それが自慰すら経験していなかったメーベルにだって例外ではない。むしろ耐性がなかったからこそ苦しみは強くなるのだ。
『どう、初めて感じるでしょ? 祈祷師ってそういうのに疎そうだしさ』
「誰、が……」
『じゃあ試してみる? そこにいる依頼人のおじさんで』
言うが早い。自分の依頼を見届けようとそこにいた男が、妖魔の力に充てられてこちらに近づいてくる。
肩を触れられるだけで脳が震え、身体中がひくついた。そうして静止の言葉をかけるまでもなく、メーベルは押し倒されて、がっしりと組み敷かれた。
次に男の手が伸びてきて、厚着のメーベルを脱がしにかかる。脱がしにくい服ではあるが、理性を失っている男には関係がない。引き千切るように引き裂いていく。
やがて、他人には見せたことのない地肌が公に晒された。
『わぁー意外とエッチな体してじゃなぁい。けどなんか匂うわねー、風呂入ってるの?』
法衣の下に隠され、一切の体型を隠していたメーベルの身体つきは非常に整ったものだった。
形のよく、桜色の突起がぴんと立つ胸。程よく締まった腰。キュッとしまった無理のない形の尻。
羞恥に顔を染める、ということはメーベルはしない。メーベルは感情を表に出し方を知らぬからだ。
むろん内心では裸を見られるという自体にどうすればいいのか動揺し、必死に打開策を見つけ出そうと思考をめぐらしている。
38
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 23:47:07 ID:ieVVrSG6
(まずは打開策を見つけなければ……この人も助けないと)
それも理性の無くなった男には関係のないことだったらしい。
メーベルの火照って汗ばんだ身体を、男は分厚い舌で舐め始めた。メーベルの汗の味を楽しむかのように、最初はへその周りを弧を描くように舐め、そこから胸へ舌を伸ばす。
例え、無表情のメーベルでもこれには顔をしかめた。だが抵抗をしようにも妖魔のせいで弱った力では、押し返すことすら叶わない。
「美味っ……美味でありますぞ……メーベルさん」
「……っ」
『おお、喋れるんだ、おじさん。結構性欲強いんだねー』
ぴちゃぴちゃと舌が、敏感になった肌を愛撫する。緩急をつけ、塗り込むように。
気持ちの悪い感触。それなのに快感を感じてしまう自分にメーベルは嫌気がした。
そんなメーベルの胸中を知らずに男は胸に吸い付く力を強めた。胸の先端の周りを弧を描くように弄っていた舌が、硬くなってきた乳首を弾く。
無表情のまま背中をのけ反らせるメーベル。声も漏らすことはなかったが、それでも男は満足だったらしい。
そのままぐりぐりと脇に鼻を押し付けて、蒸れた汗のにおいを一心に吸い込む。じゅぷじゅぷと舌まで使って。
男が顔を上げた時の恍惚とした表情を見て、メーベルは怖気がたった。
『わぁー、すっごい能面っぷりねー。でーもぉー、そういうタイプほどぐちゃぐちゃになった時が楽しいのよねぇー』
誰が崩すか。メーベルは無言で妖魔に返す。むろんやせ我慢なのは言うまでもない。
すでに男の腕はメーベルの下半身にまで伸びていた。太く脂ぎった指で下着の上からなぞられ、汗ではない濡れた感触がジュンと広がる。
「おっほ! これはこれは嬉しいですねぇ」
歓喜の声が上がる。断じて男の愛撫に感じたわけではない。そう、汗だ。火照って汗をかいただけなのだ。
そう信じなければ、すでに己の芯を持つことさえ困難だった。
男は、そんなメーベルの心を打ち砕くかのように、下着をずらして濡れたそこをのぞき込む。
そのとき初めて、メーベルの顔に少女らしい羞恥の色が浮かんだ。
39
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/17(火) 23:47:40 ID:ieVVrSG6
『恥ずかしいところ丸見えだねー、いやらしい液がたっくさんにじみ出て、エッチな匂いおじさんに嗅がれちゃってるよぉー』
男の熱い吐息が当たる。やがて男は耐え切れなくなったように、自分のズボンを引き下ろし股間のそれを構えた。
圧迫感に、今から何をされようとしているのか嫌でもわかってしまう。
奪われる。奪われてしまう。そんな未来のビジョンにメーベルは、初めて男に懇願した。
「やめて……ください……それだけは、絶対……」
もし奪われてしまったら、祈祷師としての力は完全になくなってしまう。
神霊を体に宿らせる以上、メーベルの体は純潔でなければならない。そして、今奪われれば、妖魔に身体を奪われてしまうのだ。
『そー言って、ひくひくと物欲しそうにしてるじゃん。さっさと堕ちちゃってよ、そ・れ・に依頼主を待たせちゃだめでしょ?』
「ふー……ふーっ」
懇願など、止める要素にはならなかった。
豚のように荒い呼吸をする男は、躊躇いなく膨張したそれをメーベルの花弁に突き入れる。
ゆっくりなどではなく、ただ容赦が一切ない突き入れ。数秒を待たず、激痛が走りメーベルは絶望につき落とされた。
「ぃ――――!?」
血と愛液がメーベルの太ももを伝っていく。それはどうしようもない証明だった。
相変わらず無表情のメーベルだったが、その瞳からは涙が溢れている。そうやって内心では泣き叫んでいたのだ。
痛みはすでに快感へと移り変わっていたが、それでも表情だけは変えない。
ただし、それも長くは続けさせてもらえなかった。
『もーっせっかく処女貫通したのに、まーだマグロなの? あっきれたー! 仕方ない、最大で苛めてあげよっと』
瞬間、メーベルは目を見開いた。感覚の鋭敏化が強められた。ということに気づいても、もう遅い。
引き結んでいた口がほどけ、舌が情けなく垂れ出てくる。長らく付き合っていた表情筋の無いあの顔は、すでになくなっていた。
ぐじゅぐじゅと結合部では、突き入れられるたびに愛液が飛び散り、下には水たまりができていく。
(おか、しくなる……いやだ……壊れ――)
獣のように打ち付けられる。一切の情け容赦のなに突き入れは、妖魔の術で弱ったメーベルの心を打ち砕いていく。
もう思考を広げる暇さえなかった。考えるという事さえ、消えてしまう。
「うぐっ……いきなり締め付けがっ……メーベルさんっ出しますぞ」
「ゃっ……あっ……あああああああああっ!」
男の欲望がメーベルの中に吐き出される。
それを最後にメーベルは思考を完全に打ち切った。使命も、現状もすべて忘れて。
そこにいたのはあの無表情な少女ではなく、よがり狂う発情した女だった。
『案外ちょろかったわねー、身体も手に入れたし、今後が楽しみだわ』
40
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/18(水) 15:04:54 ID:8JFF9Ik.
きっとその光景は一生忘れないだろうな、なんて根拠もなく思ったものだ。
まだ白む息も抜け切らない季節。
いつも通りの目眩といつも通りの世界の移動。
気が付いた森の中で、もう慣れたもんだね、なんてウィズと苦笑しあった。
その後否応なく襲ってきた魔物たち。
そんな僕等を助けてくれたのは、印象的な民族衣装に身を包んだ一人の少女だった。
アカリ・ヨトバリと名載った彼女は今、森の中の精霊が集まる樹の根本で小さな光を幾粒も身にまとっている。
「これが私の仕事なの」
優しい表情で清めの火を見詰めながら呟く彼女。
それはとても寂しげで、儚くて、暖かく見えた。
彼女曰く、それは寄る辺なく彷徨い続ける魂。
繋がる異界の中で還るべき先を失った力なのだという。
その指先に灯る小さな炎に、一つ、また一つと光の粒が舞い込んでいく様は…この世のものとは思えないほど幻想的だった。
「街の人からは気味悪がられちゃって…仕方ないんだけど」
踊るように指先が宙空を撫でる都度、導きを得た力達が仄かに煌めいて消えてゆく。
「ほっとく訳にもいかないから助けたけど……貴方だって気持ち悪いよね。
なんか、ごめんね。人と話すの久しぶりだったから気付かなくて」
ーー綺麗だよ。
とても純粋に口をついた言葉。
それに少女は少しだけ驚いた顔で目を瞬かせてから、何かを言おうとした唇が震える。
きっとずっと、こうして人と関わらず、関われずに生きてきたのだろう。
それを想像するだけで心が締め付けられた。
「………」
「…からかわないでよ」
ーー本当だよ。
背を向けて呟くアカリ。その指先の火が最後の力を清め終わり、消える。
辺りが文字通り、夜の帳を思い出したかのような暗闇に包まれた。
「…からかわないでよ…」
同じ言葉を繰り返す彼女の背後に近づき、そっとその背中を抱きしめた。
抵抗はない。それどころか細い指先が魔法使いの手に重ねられる。
それが一時の憐憫に過ぎないのだとしても、そうしたいと…思った。
41
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/18(水) 15:05:56 ID:8JFF9Ik.
「行きたいところがあるんだよっ!」
いつも通りの元気さで、唐突に僕を連れ出すアルル。
お尻が痛いからオットーに乘るのは苦手だって言っても可愛く笑うだけ。
やがてたどり着いたのは、甘い香りのする花の咲いた樹の下。
たしかーーー
「ウメって言うんだって! どうかな? 綺麗だよねっ?」
うん、と答えて樹にオットーを繋ぎ、二人で根本に座り込む。
ワノクニのハナミってこんな感じかな?
そんなことを考えていると、どこか照れた様子でオットーのバッグから大きな箱を取り出すアルル。
「その…お弁当作ってきたんだ。あんまり美味しくないかもだけど…」
そんなの
美味しいに決まってるよ。美味しくなくたって、美味しい。
お腹が膨れて横になったら、甘えるように腕に頭を乗せてきたね。
最初ははにかみながら嬉しそうに、でも少しして不安そうに。
どうしたの?と聞いた僕に、顔を隠すように擦り寄って。
「最近怖い夢みるんだ…私も、オットーもすごく怖くて酷い目にあって…」
後で思い出せばあの時アルルは泣いていたんだね。
「いやだっていっても、やめてっていっても…」
もういい、もういいよアルル。
優しく優しく髪をなでる手に安心してくれたのか、震える声は落ち着いた寝息に。
ーーーおやすみアルル。今日だけは怖い夢、みないようにーーー
42
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/18(水) 15:06:58 ID:8JFF9Ik.
「おかえりなさい、あなた」
ギルドでの勤めを終えて帰宅した我が家。
優しい声で出迎えてくれる妻がいるというのは、それだけで何物にも変え難い喜びだ。
手早く外套を脱いで玄関に掛けると、自然とキッチンから漂う香りに鼻と足が惹きつけられる。
そこではじめて、大分腹が減っていたことに気付いたものだ。
「今日はあなたの好きな鹿のシチューを作ったの」
肩口で揃えられた、ほんのり赤みがかった金髪を揺らして妻が笑う。
この昔を思い出させるような悪戯な笑顔は、相当良い出来の時の顔。
いまでも時折見せるそれが、溜まらなく愛おしい。
キッチンで鍋を見る彼女の背後からそうっと近づき、柔らかくその身体を抱きしめた。
「きゃっ……もう、危ないよ」
叱りながらも許してくれているのが分かる語調。
そのまま手のひらで大分大きくなった妻の下腹部を優しく撫でた。
そこにはもう一人の、間もなく生まれくる新しい家族がいる。
言葉でも態度でも足りない喜びに、自然と頬が紅潮した。
「……そうだあなた。先生に確かめてもらったけどやっぱり男の子ですって
名前、考えてくれた?」
それはもう、決めてあるんだ。
君にとってとても大切な名前をもらおうって。
それを言うのがなんだか気恥ずかしくて、片手を妻の頬に当ててこちらを向かせた。
少しだけ見つめあってから、どちらからともなく重ねられる唇。
その離れ際、子供の名前を呟いて聞かせる。
ーーーオットー、と。
43
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/18(水) 15:08:19 ID:8JFF9Ik.
暖かいという天気予報は予報に過ぎず、まもなく春もやってこようという時期なのに手袋が欲しくなる日。
ついに降り出した雨に、宵掛かりの路地を急ぎ足で進んでいた。
そこで見つけて、やむにやまれず拾ったのがこれだ。
「………」
ルフ、とだけ名乗った少女。
透き通るような白い髪に金色の目。
体育座りでぼーっとしてた彼女を部屋に連れ帰り、一先ず風呂に入れてスープを飲ませた。
風邪などは引いていないようだ。
「あの」
「うん?」
「一つ聞きたい。なぜ私を拾ったの?」
「……え?」
「答えてほしい」
下心がなかった、とは言えない。
でも余りに真っ直ぐ投げられる問いかけに、返答に窮してしまう。
そうしていると、ずい、と四つん這いになって顔を近づけてくる彼女。
作り物かと思うほど整った顔立ちに息を飲む。
「教えて」
こうして顔が近くなると分かる。彼女は決して無表情というわけではないのだ。
今もどこか不安そうなのが伝わってくる。
「えー…っと、……一目惚れしたから、かな。なーんちゃって」
「一目惚れ? 好きっていうこと?」
「あー、うん。そうそう」
誤魔化すように笑いながら、巫山戯た口調で返す答え。
そのまま逃げるように、スープのおかわりを持ってくると立ち上がろうとした時。
ぐっと思いの外強い力でルフの手が僕の首に周り、一気に床に押し倒された。
「好き」
覆いかぶさるルフの目元は紅潮し、潤んで揺れていた。
44
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/18(水) 15:08:35 ID:dWL3gGYM
お前らにいじめられて悲しそうなアルルちゃんの悩みを親身になって聞いてあげたい。長時間の話にも嫌な顔一つせずに聞いてあげたい。
そこから徐々に仲良くなってデートに行きたい。珍しくスカートやら女の子っぽい格好でお洒落してきたアルルちゃんにすごく可愛いよって言ってあげたい。
しっかり時間をかけて付き合ってからの初Hではちゃんと避妊してアルルちゃんが痛がらないように優しく挿れてあげたい。
「大丈夫、痛くないよ」ってちょっと無理してるアルルちゃん最高に可愛い。
腰の動かし方とかフェラのやりかたとかを教え込んで男を知らなかった白くて綺麗でふにふにの体を自分色に染めていきたい。
んで諸々しっかり責任取るためにアルルちゃんにプロポーズしたい。
寿退役で同僚たちやガルーマたちからも祝福されて満面の笑顔のアルルちゃん天使のように可愛い。
「そろそろ…赤ちゃんほしいよね?」っていたずらっぽく言うアルルちゃんきゃわきゃわ。避妊をやめて生で種付けセックスしまくりたい。
小さな身体を抱えてお腹の奥に愛情たっぷり赤ちゃんミルクを注ぎまくりたい。幸せそうな声で悦ぶアルルちゃんかわいい。
しばらくして妊娠したアルルちゃん。子供っぽいルックスのアルルちゃんのお腹が膨らんでると背徳的でエロかわいい。頑張って出産したアルルちゃんをいっぱい褒めてお礼を言ってあげたい。
赤ちゃんを抱きしめて幸せの絶頂アルルちゃんかわいい。
そんな矢先にリストラされたい。
失業したのを打ち明けても「ほかの仕事を探せば大丈夫だよ!」って笑顔で元気付けてくれるアルルちゃん可愛い。
けど不況の煽りで全然仕事が見つからなくてそのうち職探しをやめてギャンブル狂いになりたい。
缶詰やら何やらパチンコの戦利品を渡されながら不安を隠せない顔のアルルちゃん。小柄なアルルちゃんが赤ちゃんを抱っこして授乳してる姿めちゃくちゃエロい。職もないのに押し倒してもう一度妊娠させたい。
二人目も生まれる頃には貯蓄が底をつくけどそれでも働かずにロクデナシな生活をしたい。
二人の幼子の世話をしながら家計簿を片手に暗い表情のアルルちゃん。「ねえ…おねがい、働いて…」って言ってくるけど無視してさりげなく風俗の求人情報誌を置いておきたい。
死んだ瞳で人妻専門デリヘルで働くアルルちゃん。その表情に従軍時代の輝きはないけど、教え込んだテクニックが評判みたいで稼ぎは上々。そんなアルルちゃんの稼いできた金でソープに通いたい。
結論。アルルちゃんのヒモになりたい。
45
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/18(水) 15:09:27 ID:8JFF9Ik.
>>43
続き
その表情と言葉に心臓の鼓動が一気に跳ね上がる。
長く艶めかしい白髪が一房流れて頬を撫でる感触に、ごくりと唾液を飲み込む。
その音すら聞こえてしまいそうで、思わず息を詰めた。
「好き」
「………」
「貴方は?」
覆いかぶさるルフの潤んだ瞳。切なげな皺が寄った眉根。
上気しする目元と頬。やがて彼女の吐息がかかる距離まで顔が近づいた。
どこでどうフラグを立てたのかも全く分からないし、もしかしたら只の夢かもしれない。
何もかも唐突だが、……まあ人生そんなものかもしれない。
「…っえ、と……なんでその、僕なんかを」
「一目惚れに理由はいらない。違うのか?」
確かめるような、それでいて確固たる言葉。
それとともにルフ自身から、鼻先が擦りつけられる。
薄く開いた唇からは、絶え間なく熱を帯びた呼気が溢れ続けていた。
細く白い指先と掌が、左右から僕の顔を挟み包む。
「言って」
「……ん…、 ル…フ。好」
言えと言われたから言おうとしたのに、それを遮ったのは他ならぬルフ自身の唇。
呼吸のタイミングも考えない情熱的な口付けに、ふー、ふー、と互いの鼻息が音を立てる。
ほんの僅かの間されるがままにしただけで、濡れた舌先が貪欲に僕の唇を割り広げて入り込んできた。
「んむっ、ふ、ふっ、んっ、ぢゅ……」
流しこまれるルフの唾液。
それを嚥下しつつ、こちらの口腔内を舐り回す舌粘膜に甘く歯を立ててやる。
それだけでビクンッと大きく彼女が跳ねた。
興奮にじっとしていられないのか、意外と大きな乳房を僕の胸板で押し潰すように密着させ、擦り付けるルフ。
その合間にも下品な唾液の水音は、互いの口腔から脳髄に直接響き続ける。
「好き、好きだ……あ、貴方と一つになりたい。我慢が出来ない」
ーーこうして、雨の中の拾いものは僕の太陽になったのだった。
46
:
名無しの魔法使いさん
:2015/03/18(水) 15:10:04 ID:8JFF9Ik.
外で降り続く雨はいよいよその強さを増し、バラバラと耳障りな音を立てている。
とはいえその音は目の前の少女の、見た目にそぐわぬ卑猥な声に負けてしまうのだけれど。
灯りの消された部屋に差し込む月明かりもない。
なのに、どこになにがあるか、どんな顔をしているのか、それだけが手に取るように分かった。
「あっ、うンっ! もっと、もっろ強くゥ…!」
もう何度、互いに絶頂しただろうか。
つんと鼻をつく据えた匂いも気にならぬまま、ルフの求めに応じて乱暴に腰を打ち付ける。
腰を叩きつけるたびに互いの体液が混じり合い、どちゅ、ぶちゅ、と下品な音と泡。
ルフは何かを口に入れると落ち着くのか、快感から逃げるように僕の指を舐めしゃぶる。
「ルフっ…るふ…ッ」
「す、す、ぁ…好き、だっ、あうぅ! 好きぃい…!」
強く吸い付くルフの口から唾液まみれになった指を引き抜く。
すでに互いに身に着けている衣服などない。
床に寝かせた身体の細い腰に腕を回し、繋がったままで一息に抱き上げる。
不安になるほど軽い身体。
ルフ自身の体重でこれまでよりずっと深々身体を抉られる感触に、ぱくぱくと声を出せずに喘ぐ姿。
「っっは、はぁ、はぁ…ルフ、愛してる」
「…! ふ、ふ…私もだ。私はずっと…貴方を見ているよ」
暗がりの中、よだれと汗に塗れた顔で…とてもとても優しく微笑むルフ。
強くその身体を抱きしめ、口付けた。
それと同時にルフの最も深い場所を抉り上げて……果てた。
……………
…………
………
それから気を失うように寝てしまったのだろう。
雀の声で起きれなかった僕を起こしたのは、窓から差し込んだ日の光。
部屋に、昨夜拾った少女は居なかった。
まるで夢だったのだと言わんばかりに、微塵の気配も残さず消えていた。
全裸で床に寝転がりながら窓越しの空を見上げ、本当に夢だったのかと自問自答する。
ただ……なんだか見慣れたはずの太陽が、とても愛おしく思えた。
47
:
16スレ目の772(修正)
:2015/03/18(水) 15:46:15 ID:/48ZH99U
「んっ!あっ、あっ…」
古びた宿の、薄暗いあかりを灯しただけの一室
そこでユピナは両手両足をベッドの柱部分に縛られ拘束されていた
連れ去られたあと、停滞の能力を受けていた間に既に下着は取り払われ、局部が露わにされている
秘部を隠すことの出来ない恥ずかしさと、拘束されているという屈辱感
そして繰り返し与えられる愛撫に彼女の苦しそうな声は次第に艶を帯び始めていた
「んっ、カルムくん、私っ、逃げたりしないから、せめて…これほどいて…」
「駄目だ」
ユピナの懇願を、一言で切り捨てるカルム
「これからもっと逃げたくなるような事をするからな」
「ひぇっ!?」
カルムの端正な顔が邪悪に歪む
それは愉悦と苦しみが入り交じったような笑みだった
「あっ、あっ、ああっ!」
それがスイッチだったかのように局部への刺激が激しくなる
「だめっ、これ、やばいって…」
指が、舌が、歯が、唇が、執拗なまでにユピナを攻め立てる
「あああっ!カルムくん、わたしっ…」
「気をやってしまいそうか?」
ユピナはもう限界だった
背筋を快感が這い上がり、そしてーー
「やっ!ああっ!!!いっちゃ…」
「…だが、駄目だ」
遮るようにカルムが青色の魔力を放つ
ーパルフェ・トランキル
「っ!?、!!?、!!!?」
体を痙攣させながらユピナが声を発するが、言葉にはならない
「お前を『絶頂する手前の状態』で停止させた」
「カ、ルム…く」
ギシリと安普請のベッドが軋む
「安心しろ、遅延が効いている間はお前は絶頂する事ができない」
「っ…!」
カルムがユピナの華奢な身体に覆い被さりーー
「さぁ、可愛がってやろうじゃないか」
「だ、だめぇっ…!」
ユピナにとっての長い夜が始まった
48
:
20の68
:2015/03/18(水) 15:48:46 ID:/48ZH99U
トート「おい、お前らやばいで!女子部屋があろう事か脱衣麻雀をおっぱじめよったらしいで!」
イザーク「なん…だと!?」
ユペール「いやぁ、でもそんな本気ではないんじゃ…」
トート「甘いで!リリー妹の目の色が変わったって!
あれは獲物を狙う肉食獣の目やったって、レメモちゃんが言うとった!
それで逃げてきたんやと!」
ジミー「リヴェータ様が危ない…!」
トート「ジミー、お前おったんか!」
イザーク「…姉さん!!」
ドドドドドド…
トート「あれ?テオドールはんは?」
元帥「第一声の時点で飛び出して行かれましたよ」
トート「そか、シャロンちゃんはレメモちゃんが保護してるって伝言やったんやけど…」
ユペール「シャロンさんの居場所は第六感でわかるみたいだから大丈夫じゃないかな?」
トート「せやな…
あ!こうしちゃおれん!わしも世紀の決戦の行く末を見守らな!
あくまで歴史を司る神獣としてな!他意はないんやで!!」
ドドドドドド…
=======
ユペール「みんな行っちゃったね、ディート」
元帥「仕方がないので二人でできるポーカーでもやりましょうか」
ユペール「いいけど、負けても脱がないからね」
元帥「ははは、勿論ですよ」
元帥「勝ったら『着て』貰いますから」
ユペール「え、ちょっとディート、なんでそんな服持ってきて…」
こうして精霊慰安旅行の夜は更けていく
49
:
20の80
:2015/03/18(水) 15:49:45 ID:/48ZH99U
そして部屋抜け出してる組
=======
ユピナ「なんか騒がしいねー、カルムくん」
カルム「一人になろうと思ったんだが…何でついて来るんだよ」
ユピナ「水くさいなー、カルムくんとユッピーの仲じゃない」
カルム「答えになってねえ!」
ユピナ「そう言うカルムくんは何しに屋上に?」
カルム「星を見に来たんだ」
ユピナ「うっわー、キザったらしー」
カルム「…だから言いたくなかったんだ」
ユピナ「でもカルムくんのそういうとこ好きだよ」
カルム「……」
ユピナ「あ、赤くなった」
カルム「なってない!!////」
50
:
20の209
:2015/03/18(水) 15:50:40 ID:/48ZH99U
リース「こんなところにいたんですか、ピノさん」
ルリ「一緒に飲みましょうよー」
ピノ「しー、あのお二人を見てたんです」
セニア「あら、カルムさんとユピナさんですね」
ユニコ「相変わらずイチャイチャしてるのねー」
ピノ「なんかこう、くっつきそうでくっつかないのがじれったくて!」
アルテ「あー、ユピナちゃんはともかくカルムくん素直じゃないものねえ」
ピノ「こうなったらもう、大雪降らせて遭難させてそれをきっかけに…!」
セニア「寒い、枯れる、ヤメテ」
リース「裸で暖めあうとか?」
ルリ「きゃー♪リースさんえっちー」
ユニコ「その衣装のあんたが言うか」
アルテ「でもちょっと憧れますよね」
ピノ「わかります!?私もはやくあの人と…」
ルリ「ねーさんのノロケはじまったね」
セニア「じゃあ今夜はねーさんのお話を肴に」
ユニコ「さんせーい」
ピノ「ええ!?ちょっとみんなぁー」
回復変換組は恋バナ好きそうだなぁ、という妄想
51
:
20の223
:2015/03/18(水) 15:51:40 ID:/48ZH99U
イリ「なぁジン」
ジン「なんだよ兄ちゃん」
イリ「なんで俺らはあの人たちと同部屋なのかね」
ジン「俺に聞くなよ…どうせ回復変換でひとまとめにされたんだろ」
エルの人形「ゴメイトウ、ゴメイトウ」
ちらっ
=====
アルテ「ピノさんちょっと足見せすぎじゃない?」
ピノ「何言ってるんですか、むしろ自分の武器はアピールしないと!」
ルリ「そうですよ!そーなんですよ!!」
ユニコ「アルテちゃんなら…おっぱいかなー」
リース「ちょっと失礼して(むにっ)」
アルテ「きゃー?!」
リース「おぉ…これは…(むにむに)」
セニア「(むにむに)なんともねたましい重量感…」
======
イリ「ジン、俺はもう駄目だ…(パタッ)」
ジン「兄ちゃんー!?だ、だれか回復を!」
人形「オマエガヤレヨ」
52
:
20の248
:2015/03/18(水) 15:53:29 ID:/48ZH99U
ルリ「雷属性はイケメン多くていいよねぇ
トウマさんとかカインさんとかー」
リース「トウマさんイケメンよねぇ」
アルテ「何度か仕事で一緒になったけどトウマさんいいよねえ、紳士だし」
セニア「カインさん苦手なのよね…相性悪いみたいで(変換色的な意味で)」
アルテ「水属性もカッコいい人いません?確か天使の…」
ピノ「テオドールさんかー」
ルリ「あの人はねー…シャロンちゃんにべったりだし…」
ユニコ「ディートリッヒ元帥とかどう?俺様っぽさがいいよね」
セニア「それなんだけど…ゴニョゴニョ」
ルリ「ええぇー!?まじでー?ユペールくんとー!?」
リース「意外とアリかも…(ぼそ)」
ルリ「やだー!もったいなーい!ユペールくんかわいいのにー!!」
ユニコ「かわいい系といえばダリオくんとかどう?」
ピノ「うーん、ダリオくんはダリオくんでガラティアちゃんにべったりでねぇ」
セニア「物質系はないなー
やっぱ生が一番よ、生が」
ユニコ「なんかやーらしー」
セニア「ソウイミジャナイモン」
リース「ドウイウイミダトオモッタンデスカネ?」
ピノ「アルテさんとしてはどうですか?」
アルテ「うーん、水属性でだよね?
…テスタメントさんとか」
ユニコ「えー!?」
アルテ「いやほら、逞しいし紳士っぽいし…」
ルリ「それならあたしはジグムントさん!」
ピノ「方向性変わってますよ、ルリ…」
=====
ジン「兄ちゃん…(ソワソワ)」
イリ「弟よ…あの会話に俺達の出番はないんだ…(血涙)」
人形「ナマエダサレテモキマズイシナ、マァ飲メヨ」
53
:
20の334〜
:2015/03/18(水) 15:54:30 ID:/48ZH99U
「あ!アーサー見ーつけた!」
言うが早いか、アルルが背中に飛びついてきた。
「ちょ、ちょっとアルル!俺は今からクエストがあって…」
「へへー、きこえなーい」
吐息が近い。
そして何よりも、背中が非常事態だ。
小柄な身体の割に『有る』なにかが当たっている。
「アーサーがいま何を考えているか当ててあげようか?」
「?」
「『アルルの奴、案外胸でかいなぁ』でしょ?」
「ちょ!? お前なぁ!そもそも押し付けて来てるのはアルルじゃないか!」
「そうよ、あててんの。嬉しくない?」
「………////」
無言でアルルを背中から下ろすが
下ろす際に掴んだ手をアルルは離そうとしてくれない。
いい加減にー…と、言いかけ顔を上げると
アルルはいつになく真面目な顔で手を握りしめてくる
54
:
20の334〜
:2015/03/18(水) 15:55:39 ID:/48ZH99U
「ね、アーサー」
「なんだよ」
「私達は生まれた世界も、生きた時代も違う存在で」
「うん」
「精霊としてこの世界に呼ばれて、私達は出会った」
「そうらしいな」
アルルが以前に言っていた。
俺は以前にアルルが乗っていた騎乗用の鳥の生まれ変わりなんだと。
最初はふざけるな、と思ったものだけど
不思議とこのアルルという女の子の事は、昔から知っているような気がした
「私、アーサーにこの世界で会えて良かった」
きゅ、と手を握る力が強くなり
花が咲くようにーアルルが笑顔になる
照れくさくなって思わず手を振り払い、アルルに背を向けてしまった
「あっ」
アルルの声は明らかに悲しげだった
傷つけてしまっただろうか
「俺はさ」
「うん」
「前世とかそういうのはわかんねえけど」
「うん」
「俺も会えて良かったよ……アルルに」
「アーサー…」
背中に、アルルの額が触れる
「ありがと、とても嬉しい」
しばしの沈黙
「ね、アーサー」
「なに」
「いまのおでこコツン、ってやったのときめいた?」
「ぶ!?」
「うひひ♪」
「お、お前なぁ」
「図星だったかー」
「……」
「ホント、アーサーは私のこと好きだよねぇ♪」
「〜〜!!好きで悪いかよ!」
しまった、勢いでとんでもないことを…
アルルの顔が見る見るうちに赤くなる。
おお、これは見たことがない反応だ
「えへへ、じゃあどっちの方が相手を好きか、これから勝負だね!」
そう言ってアルルは悪戯っぽく、心底嬉しそうに笑った
55
:
20の396
:2015/03/18(水) 15:57:40 ID:/48ZH99U
(1/2)
「アーサー発見!とっつげきー!!」
「おわっ」
ガルーマの駆ける音が聞こえたかと思うと、オットーから飛び降りたアルルが腕に絡みついてくる
最近ますますアルルがひっ付いてくるようになった
正直悪い気はしない、のだが
今度は腕がエマージェンシーである
具体的に言うと肘から先の前腕部が思い切り触れている、というか挟まれている
しかし反応してはいけない。指摘すればまたアルルは満面の笑みでからかってくるであろう
まさに思うツボで、、、あああ何これやわらかいいいい!
「アーサーはさぁ…」
桃源郷と男のプライドの狭間で戦っていた意識をアルルの声が現実に引き戻す
「もしかして敢えてツッコまないことで感触を楽しんでたりする?」
「なななな、なんてことを!」
確かに異世界に誘われそうな未知の感触ではあったけれども!
体温や鼓動が心地よくて胸の谷間に小宇宙的な何かを感じ取れそうな気がしたけれども!
「あはは、怒ったー」
いつもの調子でからかわれる
腕を振りほどき、このままではいかんと言い返す言葉を探す
ちょっと勿体ない気がしたのは気の迷いだ
「お前な、こんなことして他の男に勘違いでもされたらどうす…」
「しないよ!」
なんとか文句を絞り出したが、言い終わる前に鋭い反論が返ってきた
56
:
20の396
:2015/03/18(水) 15:58:36 ID:/48ZH99U
(2/2)
「こんなことアーサーにしかしないよ…」
アルルはむっとしたような表情をしていてたが
顔がじわじわと赤くなってくる
こいつ、恥ずかしいと耳から赤くなるんだよぁ…と、どこか冷静な自分がアルル観察をしていたが
状況はそんなことを考えている場合ではなかった
「アーサーだけだもん…」
声が徐々に小さく、顔はますます赤く、目尻には涙が染み出してきている
本人もかなり恥ずかしい事を言ってる自覚はあるようだ
おいおい、なんだこのかわいい生き物は!!
しかし涙はマズい
アルルは泣き顔もかわいいんだろうなー、とか思ったりしなくもないが
泣かせるのはマズい、自分でもよく分からないが本気でそう思った
「わかった!悪かった!
アルルは誰彼構わずくっついたりするようなやつじゃない!
俺が全面的に悪かった!」
パァッと、アルルの表情が明るくなる
「へへへー、よろしい!許そう!」
ちょっと偉ぶった口調でそう言うアルルの会心の笑みが眩しかった
駄目だ、この笑顔には勝てそうにない
「オットー、きっとお前もそうなんだろう?」
「クェェッ!!」
独り言のように呟くと、通じたのかどうかはわからないが
ガルーマのオットーは力強く鳴いた
57
:
20の928〜
:2015/03/18(水) 16:00:32 ID:/48ZH99U
「おーい、アル・・・」
オゥランディから少し離れた小高い丘。
黒猫の魔法使いから聞いた通り、アルルはそこにいた。
アルルはもの憂いげな面持ちで、どこか遠くを見ているようだった。
声をかけようとして、その表情と姿に思わず目を奪われる。
風が吹く。
赤みのかかった金髪が応えるように踊る。
たなびく髪を片手で軽く押さえる仕草、そしてその横顔はどこか神秘的ですらあった。
「なんつーか、綺麗だな…」
思わず独りごちるが、
ちょうどアルルがこちらに気づいたようで目が合った。
慌てて声をかけ直す。
「よ、よう、アルル!」
「アーサー!」
アルルの表情がいつもの明るいものに戻る。
「髪、伸びたんだな」
「そうなの!まだちょっと慣れないんだけどね。どうかな?」
精霊進化。
魔力を帯びた素材を集め儀式を行うことで
俺たち精霊はより強い力を得る。
そしてそれは同時に外見にも多少の変化をもたらす。
アルルはつい先ほどそれを終えたばかりだった。
魔道士達のギルドで言うところのSSランクという奴らしい。
「ん。ま、悪くないんじゃないか?」
「むー。なんか反応悪いね」
「そ、そうか?」
先ほど思わず本音を口走ってしまったせいか、どうにもいい言葉が出てこない。
出会ったばかりの頃のショートも快活さがよく出ていて好きだが
ロングのアルルもボーイッシュな容貌はそのままに女性としての美しさの萌芽が見えるようで…
うん、どっちも好きだな。
本人に言えないまま思考が巡る中、むくれた表情のアルルが顔を近づけてきた。
「それとも、短い方が好きだった?切っちゃった方がいいかな?」
「…いや、似合ってるよ」
精一杯の褒め言葉がなんとか絞り出される。
何が聖輝の勇者だ、このヘタレめ。
「へへ。よかったー」
それでもなんとか、アルルのご機嫌は直ったようだ。
58
:
20の928〜
:2015/03/18(水) 16:01:17 ID:/48ZH99U
「ほんとはね」
しばらくは新しい服装だの、オットーの兵装だのといった他愛のない話をしていたのだが
ふと、アルルの視線が遠くに向かう。
先ほどの何かを考え込んでいるような表情だ。
「精霊進化、ってちょっと怖かったんだ」
「そうなのか?」
いつもひたすらに元気にガルーマで駆けているイメージのアルルにしては、少し意外に思えた。
「今の私ではない、新しい私に変わるための儀式
そう考えたらちょっと怖くなっちゃった」
「ね、アーサー。私達精霊ってなんなんだろうね」
「こことは違う、別の世界から召喚された、それぞれの世界での勇者とか英雄とか…
って、あの黒猫…ウィズは言ってたな」
精霊達の出自についてはまだまだ研究段階なのだという。
最近はファムさんやミカエラ、リヴェータたちが
黒猫の魔法使いが巻き込まれた事件や、関連する文献や遺跡の発掘などで少し過去が明らかになり
本人達もその記憶を取り戻しつつあるそうだ。
俺は、戦いばかりの世界で、それでも何か大事なものを守るために戦い続けた。
それくらいの記憶しかない。
とはいえ黒猫の魔法使いの事は気に入っているし
あいつの力になることに疑問はなかった。
アルルはと言うと、鳳雛軍団という所で若くして軍団長まで上り詰めた少女だという事と
グレート・ギフト・ランという大きなレースの優勝者であるという事くらいしか記録が残っていないそうだ。
「私はアーサーが好きだよ」
ストレートな言葉に思わず顔が熱くなるが、アルルの表情はどんどんと曇っていく
「でももし、私がいまの私じゃなくなっちゃってその気持ちが消されちゃったら…って思ったらホントに怖くなって」
「アーサーだって王様だったんでしょ?元の世界には奥さんとかいたのかも…」
アルルは今にも泣き出しそうになっていた。
「待て!待った!!」
59
:
20の928〜
:2015/03/18(水) 16:02:02 ID:/48ZH99U
これ以上言わせてはいけない。そう思った。
そう思ったら、思い切りアルルを抱きしめていた。
「お前は確かに、ここにいる。
俺は、ここにいるお前のことが好きだ!」
「お前がどんな風に変わっても、お前が好きだ!」
「お前がもし精霊進化で俺の事が好きじゃなくなったとしても
何度でもお前のことを振り向かせてやる!
だから安心してSSSでもSSSSにでもなってやれ!」
「…それじゃダメか?」
アルルは胸に顔を埋めたまま、顔をあげてくれない。
どうやら泣いているようだった。
「な、泣くなよ…。くそ、お前のこと、泣かせまいと思ったのに」
「ぐすっ…ぐすっ…ぐすっ…これは、嬉し涙だもん」
アルルが顔をあげる。
涙でぐしゃぐしゃだが、笑顔がもどった顔に安堵する
「さっき綺麗って言ってくれたでしょ。嬉しかったな。
あれ聞けただけでも精霊進化してよかったかも」
「げっ、聞こえてたのかよ!」
「えー、なんで今更恥ずかしがるかな。
さっきの言葉の方がずっと恥ずかしいよ?」
「わ、忘れろ!」
「やだ、絶対、死ぬまで忘れない。
SSSSSになっても、SSSSSSになっても忘れない」
そう言って笑うと、アルルは再び胸の中に顔を埋める。
少し抱く力を強めると、アルルもそれにぎゅーっと返してきた。
「にひひ♪照れ屋な勇者様だね」
オゥランディの丘に、また風が吹く。
アルルの金色の髪が風に揺れる。
この髪が次は何色に変わっても、俺がお前の笑顔を守る。
やはり言葉には出せなかったが、勇者でも英雄でもないただのアーサーとして、そう誓った。
60
:
21の128〜
:2015/03/18(水) 16:03:38 ID:/48ZH99U
「いや、痛い!カルテロやめて!」
カルテロに乱暴に組み敷かれ、ソリッサは悲鳴を上げた。
「やだよこんなの…」
しかし、カルテロには届かない。
完全に理性を失ってしまっているようだった。
今日はカルテロを自室に招いて、カルテロが手に入れたという地図を見ながら次のデート先を決める予定だった。
それが、カルテロは部屋に入った途端に豹変しソリッサに襲いかかってきたのだ。
お気に入りのワンピースは無惨にも引き裂かれ、
今日見せるつもりもなかったが、少し背伸びして頑張った買ったばかりの可愛らしいシルクの下着が露わになっている。
そしてそれも、邪魔だと言わんばかりに強引に取り去られる。
「ひどいよ、こんなのやだよ…」
カルテロと恋人付き合いをはじめて、いつかはこういうことをする日が来るのかと想像したこともあった。
だけど、違う。
それはこんなのじゃない。
(ボロンッ)
ソリッサは目を疑う。
カルテロは服を脱ぎ捨て、屹立したペニスを取り出していた。
「なにそれ…いや…お願い、やめ…」
懇願の言葉すら言い終わる前に、カルテロは容赦なくソリッサに侵入する。
61
:
21の128〜
:2015/03/18(水) 16:04:12 ID:/48ZH99U
「…っ、は…」
前戯もないままに、乱暴な抽挿が始まりソリッサは息が詰まる。
いつもは優しいカルテロが、得体の知れない獣に見える。
「どうしてこんな…」
訳が分からないまま、乱暴に純潔を散らされたソリッサは
涙を流しながらこの悪夢が終わってくれるのを待った。
(ふわっ)
覆い被さるカルテロの身体から香水の香りがするのに気づき、ソリッサははっとする。
ソリッサはこの日のために、部屋にファムから貰った香水を振りまいていた。
ファムの研究室で嗅いだ、心の浮き立つ華やかな香り。
それは、実験中の不安定な香水だといいファムは渋っていたが
「この香りをカルテロにも嗅がせてあげたいの!」
と、その香りを気に入ったソリッサが頼み込み、半ば強引に譲り受けてきたのだった。
ファムからは「絶対に他の香水と混ぜないで下さいね、特に亜人のカルテロは影響を受けやすいかも知れないので…」
と強く言い含められていたのだが…
あろうことか、カルテロ自身が別の香水をつけてきてしまったのだった。
それは、以前に自分が好きだと言った香りだった。
「ごめんね、カルテロ、ごめんね」
カルテロの豹変が自分のせいなのだと、そう思いソリッサは悲しくなる。
しかし、それもやはり今のカルテロには届かず
カルテロは何かに取り付かれたかのように自分の上で身体をゆすり続けていた。
62
:
21の128〜
:2015/03/18(水) 16:04:47 ID:/48ZH99U
カルテロの息が荒く、ピストン運動が段々と激しさを増してくる。
絶頂が近いのだ。
「…っ?」
ソリッサにも変化は感じ取れたが、苦しいばかりでその意味するところはわからなかった。
「…ソ…リッ……サッ!」
カルテロが呻くように名前を呼ぶ。
正気を取り戻したのかと期待するが、まだ目はうつろなままで抽挿はますます激しくなる。
そして後に続いた言葉は残酷なものだった。
「…ダ……スゾッ!」
ソリッサの顔が青ざめる。
男女の営みについて、かろうじての知識はあったが、それは未知の恐怖だった。
「だ、だめっ」
どうにか引き抜こうと、身をよじり腰を逃がす。
しかし。
「いたっ……ぁ」
新たな痛みが下腹部に走る。
カルテロのペニスの根元がこぶのように膨れ上がり、ソリッサを逃がすまいと楔を打ち込んでいた。
それは犬科などの動物に見られる生理現象だが、ソリッサには当然何が起きたか分からない。
ただ痛く、苦しく、そして恐ろしかった。
「ぅ…ウァォァッ!」
カルテロが野獣のような声を上げながら、射精が始まる。
ソリッサは逃げられない。
種族によるが、亜人種のそれは数分から数十分にも及ぶ。
ソリッサには何時間にも思える時間だった。
下腹部の圧迫感が広がり、自分の中に何かを注がれている感覚に気が遠くなる。
やがてカルテロは果て、引き抜くとすぐにそのまま倒れ込んだ。
「カルテロに謝らなきゃ…」
そう呟くと、ソリッサもまた気を失ったのだったーーー
63
:
21の452
:2015/03/18(水) 16:05:57 ID:/48ZH99U
ルチル「えいっ!(三色変換)」
カルム「くらえ!『あらゆるものの終わり』!」
ドカーン(大ダメージ)
ルチル「わあ、カルムさん凄いです!」
カルム「そ、そうか?」
*****
ユピナ「なによさっきの。デレデレしちゃってさあ」
カルム「…してない」
ユピナ「私というものがありながらさー、ひっどいなー」
カルム「別に俺はお前のものじゃない」
ユピナ「! いいもん!カインさんと遊びに行っちゃうんだから!」
カルム「…む」
がしっ
ユピナ「ちょ、腕痛いってば!そんなに強く掴まないでよ!」
カルム「…『パルフェ・トランキル』!」
ユピナ「ま、また!?(停滞)」
カルム「お前は俺のもんだ。どこにも行くな」
ユピナ「もう…勝手なんだから…////」
この後むちゃくちゃセックスした
64
:
21の607
:2015/03/18(水) 16:06:43 ID:/48ZH99U
そらとぶくじらのゆめ
いつからか頻繁に見るようになった夢。
夢診断の本を読んでみたこともあるけれど
あたりさわりのないようなことが書いてあった記憶くらいしかない。
ああ、またこの夢か。
僕はどことも分からない場所で空を見ている。
そこには大小さまざまなくじら達が泳いでいる。
この夢を見たときは何もしないことにしているので
くじら達の姿をぼーっと眺めていた。
小さな白いくじらが群れから離れ、こちらに近づいてきた。
どうやら今日の夢はいつもと違うようだ。
くじらの背には見知らぬ少女が一人またがっている。
目の前までくると、少女はぺこりと頭を下げる。
つられてこちらも会釈をする。
「こんにちは、私の魔法使いさん」
少女は言った。
魔法使い?なんだそりゃ。
「いまね、私と貴方の夢をつなげてあるの」
不思議な少女が不思議なことを言う。
「私はキシャラ。貴方の精霊だよ、覚えていない?」
そう言って、キシャラと名乗った少女は僕の目をじっと見る。
反応を待っているようだったが、思わず僕は首をかしげてしまった。
「やっぱり思い出せないかな」
そう言うとキシャラは寂しそうに笑う。
なんだか申し訳ない気持ちになるが、やはり目の前の少女のことは記憶に無かった。
「ね、ちょっと来て」
キシャラが僕の袖をつかむと
ふわり、と体が宙に浮く。
驚いた。
浮いたことでは無い。どうやら僕は飛び方を知っているようだったのだ。
久々に自転車に乗ったかのように、最初だけ少し慌てたがすぐに飛び方を思い出した。
「さすがだね、魔法使いさん。こっちだよ」
キシャラに誘われ、くじらの群れに向かう。
袖をちょこんと掴んだままなのが可愛らしい。
65
:
21の607〜
:2015/03/18(水) 16:07:19 ID:/48ZH99U
群れの中でもひときわ大きいくじらの背に、小さな小屋があった。
小屋に入ると、黒猫が一匹。
青いマントを身につけたおかしな猫だ。
曲がったしっぽはまるではてなマークのようだった。
黒猫は僕の顔を見ると「にゃあ」と鳴いた。
キシャラは部屋の隅のベッドに座ると、隣をぽんぽんと叩く。
座れと言うことだろう。なんだか恥ずかしい気持ちもあったがそのまま従う。
キシャラは近くの棚から丸めた地図を取り出すと
唐突にクエス=アリアスという場所の話を始めた。
トルリッカ、サイオーン、オゥランディ
聞き慣れない固有名詞が飛び出してくる。
拡げた地図にその名前が刻まれている。これがその世界の地図だということだろう。
地図に書かれた文字は何語かもわからない見慣れぬものだったが何故だか僕には読むことができた。
キシャラは続いて『黒猫の魔法使い』という人物の話を始める。
精霊を使う魔法使いで、色々なことに巻き込まれて色々な冒険をしていたそうだ。
しばらく話が続いていたが、しゃべっているキシャラと目が合うと言葉が止まる。
のぞき込むようにしてじーっとこちらを見てくる。
どうしたの?と聞くがキシャラはそれに答えず
「うーん、やっぱりダメなのかな」
と独りごちる。
キシャラは地図を棚に戻すと、空を飛んだときのように
ちょい、ちょい、と袖を掴んでくる。
今度は何かと思い、キシャラが引っ張るままに任せるが、
むにっ
柔らかい感触が手に伝わる。
え、っと、これは…
僕のてのひらは、キシャラの小ぶりな胸に触れさせられていた。
お、わ、なにやってんの
「覚えて無くても、同じ反応なんだね」
くすくすとキシャラが笑う。
慌てて手を除けようとするが、キシャラはぎゅっと腕を掴んで離さない。
「大丈夫、ここは夢なんだから。何をしてもいいのよ」
キシャラの瞳が怪しく光る。
引き寄せられるような感覚。
そうか、夢だからいいのかと何故だか納得してしまう。
66
:
21の607〜
:2015/03/18(水) 16:07:53 ID:/48ZH99U
「にゃあ」
遮るように黒猫が鳴く。
「うん、わかってるよウィズ」
キシャラが黒猫に返事をする。
ウィズというのはこの黒猫の名前だろうか。
「にゃあ」
何かを訴えかけるように黒猫が再び鳴く。
「おねがい」
真剣な面持ちでキシャラが言うと
諦めたかのようにふんす、と鼻を鳴らして黒猫は背を向け小屋の外に出て行った。
キシャラは僕の方に向き直ると僕の肩に手を回す。
顔を紅潮させて、ちょっと気恥ずかしそうに笑う。
幼い顔立ちだがそれが返って艶っぽく見えた。
キシャラがぷちぷち、とボタンを外すと胸元があらわになる。
その白い肌がとても美しく思え、首筋にそっとキスをする。
「ん…」
キシャラの吐息が漏れる。
改めて胸に触れると、それは決して大きくはないが
同じ生き物とは思えないくらいに柔らかかった。
「…あ…ん…」
声に誘われるようにキシャラの顔に目を向ける。
海のように、青い瞳。
瞳に吸い込まれるようにキスをする。
舌と舌を絡め合わせる、濃厚なキス。
「●●●さん…」
唇を離すと、キシャラの口から知らない名前がこぼれる。
聞き覚えの無い名前だが、僕のことだ。
不条理極まりない話ではあるがその名前は僕の物のはずだ。
67
:
21の607〜
:2015/03/18(水) 16:09:35 ID:/48ZH99U
その名前がきっかけだったのか
ぴしぴしぴし、と何かに亀裂が入る音がした。
あたりを見渡すと、僕らが座っていたはずのベッドも、
くじらの上の小さな小屋も広大に広がる空もなくなっており
何も無い真っ白な空間に僕とキシャラと、先ほどの黒猫だけがいた。
「だから言ったんだけどにゃ」
やけに可愛らしい声が聞こえる。
キシャラの声では無い。声の主はマントの黒猫だった。
「キシャラの魔法は人のための魔法なんだにゃ。
自分のために使うとそれは解けてしまうんだにゃ」
「わかってるよ!でも…」
キシャラはその大きな青い瞳から大粒の涙をこぼしていた。
「でも、でも…寂しかったんだもん…!!
魔法使いさんってば、みんなみんな忘れてしまって…!!」
白い世界がねじれ、何色でもない、全てが混じり合ったような色に染まっていく。
なんとなくわかった。この世界は消えて無くなる。
「●●●さん…!」
キシャラが『僕』の名前を呼ぶ。
「…私、待ってるからね!」
うん、必ず行くよ
どこに行けばいいのかわからないのに、僕はそう言っていた。
「絶対だよ?…そしたらさ」
キシャラはぐいぐいと涙をぬぐう
「そしたら、今日の続きをしようね!」
そう言うと悪戯っぽく、くしゃっと笑った。
68
:
21の607ー
:2015/03/18(水) 16:10:18 ID:/48ZH99U
『次はー府中本町ー。府中本町-。』
電車のアナウンスで目が覚める。
何か夢を見ていた気がするが、思い出せない。
いや、それどころじゃないぞ。完全に寝過ごした。
府中本町だって?真逆の終点じゃないか。
いま何時なんだろう…
陰鬱な気持ちになりながらも
時間を確認するためにスマートフォンを取り出す。
すると、端の方に見慣れぬアイコンが加わっているのに気づく。
『クイズ!』…?なんだっけ、これ。
アイコンをタップする。
「おかえりなさい!」
僕の愛しい精霊の、声が聞こえた気がした。
69
:
22の57ー
:2015/03/18(水) 16:12:11 ID:/48ZH99U
「じゃ、はじめよっか。魔法使いさん」
僕の自室のベッドの上にキシャラが軽く腰掛け、両手でおいでおいでのポーズをしている。
本当にいいのだろうか、と逡巡するが
そうこうしているうちにだんだんとキシャラが不満げなふくれ顔になってくる。
お姫さまを怒らせてはかなわないと思い、素直に従うことにした。
今日はギルドの仕事は休みで、何をして過ごそうかと考えていたところに突如キシャラが訪ねてきたのだ。
しかも第一声が「こないだの続き、しよ?」である。
クエス=アリアスに戻ってから早くも2週間経っていた。
僕はとあるクエストに失敗して異世界に飛ばされ、違う自分として生きていたということだった。
記憶はまだ完全に戻ってはいない。
僕とキシャラは恋人付き合いをしているのだが、正直なところ以前の自分たちの付き合い方がどうだったのかは思い出せない。
ウィズが言うには記憶は徐々に戻ってくるはずだということだったが…。
「記憶を失う前の方がよかった」とだけは言われたくない。そんな焦りが後押しにもなった。
ベッドに座ったままでの軽い抱擁。
にへへ、とキシャラがおかしな笑い方をする。
顔と顔が近づき、そのまま自然とキスをする。
唇を唇で軽くついばむようなじゃれ合うキス。
先日もそうだったがキシャラはキスの時にあまり目をつぶらないようだ。
キシャラが僕のローブの袖を掴み、
そのままそっとベッドに横になり、引っ張られるように覆い被さるような体勢になる。
服を脱がせていくとフリルをあしらった可愛らしい白い下着がお目見えする。
少々高級感が漂ったしゃれた下着だ。
キシャラが上目遣い気味にじっと見つめてくる。
ああ、なるほど。キシャラの年齢にしてはちょっと背伸びした下着だ。
きっと頑張って身につけて来てくれたんだな。
かわいいよ。
そう言うとキシャラがにぱっと笑う。
とっさに出てきた言葉はあまりにも平凡で
自らのボキャブラリーの貧困さを呪いたくなるが
キシャラが嬉しそうなので良しとすることにする。
再びキスをすると、キシャラが舌をからめてくる。
静かな部屋にくちゅくちゅといやらしい音がひびく。
キシャラの肌はすべすべで気持ちが良い。手触りを楽しむようにその身体をまさぐる。
腰に触れるとキシャラの呼吸が少し変わるのを感じた。
あ、少し思い出したぞ。確かキシャラはここらへんが…。
「…ん……」
触れると、キシャラが身をよじる。
そう、キシャラはこのあたりが弱点で…。
「…くすぐったいよぉ」
キシャラが笑う。
あれ。弱点は弱点でもちょっと違うようだった。
70
:
22の57ー
:2015/03/18(水) 16:12:54 ID:/48ZH99U
気を取り直して、今度は指を下着に進入させる。
「…あっ」
なんとも可愛い、良い反応だ。
「…んっ…あっ…」
もっと反応を引き出したくて、ゆっくり、這わせるように指を進める。
「ぅひゃっ…」
秘部に触れるとキシャラの身体が跳ねる。
そこはかすかに湿っていた。
キシャラを見ると、目を閉じ顔を紅潮させ口は一文字に結ばれている。
自らの身体を抱きしめるように肩をすぼめ、両手は胸の前できゅっと組まれている。
とても緊張しているのが見るだけで分かる。
えーと。
なんというか、反応が初々しすぎやしませんかね、キシャラさん。
僕は疑問を口にする。何故か口調が敬語になってしまったが、わざとではない。
「…あのね」
どこか申し訳なさそうにキシャラが答える。
「…いままでは、ここまではしてなかったの」
なんと。
もしかして、初めてでいらっしゃいますか。
どこかの紳士天使のような口調になってしまったがこれもわざとではない。
「…」
妙な間のあと、キシャラは恥ずかしそうにこくん、と頷いた。
おう、なんてことだ。
再会した時に自分から胸を触らさせてきたしスキンシップも積極的だったので
てっきり既に最後まで致しちゃっているのかと思っていたぞ。
「…だめ?」
いえ、むしろ初めてであること自体は嬉しかったりはするのですが。
たぶん過去の僕は決してヘタレではなく
キシャラを大切にしたいからスキンシップでとどめていたのだろう。
ちゃんとした実年齢はわからないが、やはりキシャラは幼い。
軽率な気持ちで行為に及ぶのは慎むべきだ。
精霊であると言うことを考慮しても身体にも負担になりかねない。
決して僕がヘタレなのではなく。
「…ごめんね。前のことが思い出せないならね
魔法使いさんが寂しくならないように、これからの思い出を一杯作ろうって思って」
そのフレーズは別の精霊さんのものだった気もするけどそれはさておき。
キシャラの暖かい気持ちに触れて愛しさでたまらなくなる。
思い出を作ろう。
今度は絶対に忘れないから。
先ほどの思考はどこへやら、僕はキシャラの下着を脱がし、自らも服を脱ぎ捨てた。
71
:
22の57ー
:2015/03/18(水) 16:13:30 ID:/48ZH99U
胸の先端のつぼみを舌で転がしながら
クレバスを優しく指でなぞる。
「…ふ……んぅ…」
キシャラは必死で声を抑えようとしているようだ。
がまんしなくていいのに。
そう言うのだが、キシャラはかぶりを振る。
「…恥ずかしいんだもん」
そんな姿に、ちょっと意地悪をしたくなる。
もっと声を出させてやろうと、攻めを強くする。
「んーっ……」
思ったより頑張るなあ。
指と舌とでキシャラの弱点を探り、攻める。
クリトリスに触れるとキシャラは目を丸くする。
やはりここへの刺激はまだ未体験のようだ。
「あっ!…ん…!!」
キシャラの声がどんどん大きくなる。
これならどうだ、とクリスリスを甘噛みする。
「やっ!ダメっ!んーーー!!!」
我慢しきれなかったのだろう、大きな声とともに
キシャラの背が反りびくびくとふるえる。
思った以上にキシャラの感度がよかったようで
達してしまったようだった。
絶頂まで行くのは予想外ではあったが妙な達成感に満たされた思いだった。
…のだが。
「…ふにゃあ」
あれ?キシャラ?
「…」
おーい、キシャラさん?
「…」
「……」
「………むにゃむにゃ…星くじらさーん」
「……」
「…」
どうやら頑張りすぎたようだ。
このあと泣く泣く自家発電した。
--fin
72
:
22の199ー
:2015/03/18(水) 16:14:30 ID:/48ZH99U
鬼退治に失敗したスモモ・プルームは鬼達の砦の座敷牢に放り込まれていた。
サキモリの使命を果たすために鬼退治に向かったスモモだったが
不意打ちによる金棒の強烈な一撃を受けてしまい倒されてしまったのだ。
座敷牢に伏せたまま、スモモは思考を巡らせていた。
左腕、痛いなあ。これ、折れてるかも。
逃げるよう指示をした家来の犬達は無事かな。
もう少しこうしていれば、少しは動けるようになるかな。
そうしたらどうにかここを抜け出して、傷を癒して再起をはからなきゃ--…
「よう桃娘さんよ、まだ生きてるか?」
外で酒を飲んでいた鬼が、ふいにのそりと座敷牢に入ってくる。
まだそんなには動けそうにない。どうにかやり過ごさないと。
「おいおい、さすがにまだくたばっちゃいねえだろう?」
そう言うと鬼はごすっ、とスモモの身体を蹴り上げ仰向けに転がされる。
「…う」
スモモの闘志は尽きてはいなかったが、いまはまだ表に出すべきではない。
目を伏せ、返事を返さない。
殺意は感じない。暇つぶしにちょっかいをかけてきただけなのだろう。
鬼の興味が失せるのを待った。
しかし。
「んー?意外と上等な鎧を付けてるじゃねえか、高く売れるかも知れんなあ」
鬼の手がにゅっと伸びスモモの鎧を引き剥がしに来る。
「きゃ…!」
スモモは身につけているものを奪われる感覚に思わず悲鳴を上げ、身体をすくめてしまう。
その様子を見た鬼がニタァ…と下卑た笑みを漏らす。
しまった。スモモは青ざめた。
まずいことにその様子が鬼の嗜虐心を刺激してしまったのだ。
「おい兄者ぁ、ちょっとこいつで遊ばねえか?」
ニタニタと笑いながら鬼が言う。
「なにする気だあ?そいつもう動けねえべ」
文句ありげな事を言いつつも、外にいたもう一匹の鬼も座敷牢の中に入ってくる。
73
:
22の199ー
:2015/03/18(水) 16:15:01 ID:/48ZH99U
「こいつも一応女だってことを忘れてたぜ」
「おー?」
「ちゃーんと女として歓迎してやらにゃあいかんだろう?」
「マジで?犯れんのこんなん?」
「まー、穴が空いてんだからなんとかなんだろ」
鬼達は大きな声で蛮行の相談を始める。わざとスモモに聞こえるようにして恐怖を煽っているようだ。
スモモは恐怖と不安で混乱する中でもなんとか打開策を探す。
座敷牢の鍵が空いている、身体は万全じゃないけど、逃げなければ…
いまだ…--!
隙をついて座敷牢の外に飛び出す!
がしっ
「はい、ざんねーん…うひひひっ!」
「あああああ…!!」
負傷した左腕を掴まれ、痛みでスモモは絶叫する。
鬼が見せた歪んだ笑いに、わざと隙を見せていたのだと分かる。
私をいたぶって楽しんでいるんだ、その確信に怒りと絶望が広がる。
「んじゃ、まぁ、はじめますか」
「ひっ…」
そのまま床に組み伏され、複数の腕がスモモの鎧を、衣服を、引っ剥しにかかる。
抵抗らしい抵抗もできず鬼達の前にスモモの肌が晒される。
「おいおい、ちっせー胸だな!本当に16歳か?」
「こっちの方も…ひひひっ、まるで子供だな」
なぶるように、鬼達に発育の品評をされる。
両腕は頭の上で押さえつけられ、足は乱暴に掴み上げられて強引に広げられている。
屈辱的だったが、何も出来ない悔しさに涙が出てくる。
「お嬢さんをお待たせしちゃいかんよなぁ」
鬼が男根を取り出すと無造作にスモモの秘所にあてがわれる。
「…!!」
スモモの目が見開かれる。
その巨大な男根はスモモにとって凶器そのものに見えた。
「ぎひひひ…」
反応を楽しむように笑いながら鬼は容赦なく腰を進める。
「…ぅぅ、ぁぅっ!うぎっ、ぁぁ!」
全く準備のできていないスモモの身体に鬼の欲望が突き立てられる。
「ほーらよ!」
ず、ず、…ずずず…
「…!…!……!!!」
ぷちぷちと、何かが裂けるような感覚。圧倒的な暴力の前にスモモの身体はあっさりと奥底までの侵入を許してしまった。
74
:
22の199ー
:2015/03/18(水) 16:15:34 ID:/48ZH99U
「はー、はー、はー、…」
痛みをこらえるために肩で息をするスモモ。
しかし、呼吸を整える暇も与えられない。
「そんじゃ、動かすぜ?」
鬼は凶行をスモモに予告する。
スモモは耳を疑った。
性行為の事は学んだことはあったが、鬼の言葉が信じられなかった。
ーー動かす?
既にこんなにも痛いのに、苦しいのに、これを動かす?
表情に出してはいけない、それは鬼達を喜ばすだけだ。
そう思うのだが、スモモの表情は絶望と恐怖に染まってしまっていた。
非情な抽挿が、スモモの身体を攻め立てる。
「…っ!…ぎゃっ…!…ふぐっ!…ぁぐっ!!」
身体の中を抉られるような感覚に悲鳴が漏れる。
「おーおーおー、狭めーなぁ。こりゃ長くは保たないな」
前後運動を続けながら、鬼がスモモの頬をぺちぺちと叩く。
「知ってっか?人間も鬼の子供を孕めるんだぜ」
鬼が知りたくもない話をスモモに始める。それはスモモにとっては恐怖以外のなにものでもない。
「…い、いや…!」
鬼を喜ばせるだけだと分かっているのだが、恐怖と混乱で拒絶の言葉が零れ出る。
「ほーら、出るぞ、出ちまうぞぉ!」
「いやっ!いやぁっ!いやぁぁっ!!」
ピストン運動がどんどんと激しくなる。
スモモは必死に抵抗をしようとするが、腕はがっしりと抑えられたままで
せいぜい身をよじることくらいしかできない。
そして挿入中の鬼に腰を掴まれ、わずかな逃げ場すらも失う。
「おら、受けとんな!」
「やだぁぁぁぁ!!!」
どぷ、どぷ、どぷ…
鬼の身体がぶるっと震え、スモモの中に鬼の悪意が注ぎ込まれる。
スモモは得体の知れないものに身体の中から侵食されるような感覚を覚えた。
75
:
22の199ー
:2015/03/18(水) 16:16:50 ID:/48ZH99U
どさっ、肉棒を引き抜くと鬼は乱暴にスモモの身体を解放した。
押さえつける腕はなくなったがスモモは身体に力が入らなかった。
「おら、休んでる暇はねーぞ!今度は俺の番だ」
ひょい、と身体を持ち上げられる。
はす向かいのような形になるが、あまりの体格差でもはや滑稽な姿に見える。
肩を掴まれたまま腰を下ろされ下から挿入される。
「も、…はやく…おわって…」
スモモは既に脱力しきってしまい、ただ早く嵐が過ぎ去ってくれるのを待っているだけだった。
「なんだよ、サービスわりぃじゃねーか」
好き勝手に身体を揺すられ、鬼の性欲を満たす道具のように扱われる。
がりっ
スモモの小さな胸に鬼が歯を立てる。
「いたっ…」
反応があるのが楽しいのか、がりっ、がりっ、と胸に歯痕を付けてくる。
スモモの健康的な赤みがさした白い肌がじわじわと内出血で血の色に染まる。
「…ぅぁ、…ひぐっ…」
なるべく我慢しようと声を抑える、のだが。
「兄者、もっと良い手があるぜ」
その様子を見ていたもう一匹の鬼が声をかけてくる。
嫌な予感しかしなかった。そしてそれは的中する。
ぐいっ
「!? …うああああ!!」
左腕をひねり上げられ、スモモが再び絶叫を上げる。
「お、締まりが良くなった」
「やっぱりなー、こいつ左腕怪我してるみたいなんだわ」
「こりゃおもしれーわ」
兄者と呼ばれた鬼が左腕を乱暴に掴む。
そして下から突き上げながら所々で痛んだ腕を握ったり、引っ張ったりといたぶるように弄ぶ。
「ぎゃぁっ!…ふぎっ!…あぐっ…ぁぎっ!…ぎひぃ…」
もはや悲鳴は言葉にならない。
「おお、すげ、締め付け方が変わっておもしれーなコレ」
鬼は心底楽しんでいる様子だった。もう一匹の鬼もニヤニヤしながらそれを見ている。
おじいさん、おばあさん、家来のみんな…。
いるはずのない人々の顔が浮かぶ
そして、サキモリとしては言ってはいけない言葉がついに出てきてしまった。
「…だれか…助けて…」
助けを求めるか細い声は、誰にも届かなかった。
76
:
22の199ー
:2015/03/18(水) 16:17:27 ID:/48ZH99U
どぷ、どぷ、どぷぷ…
今日何度目かの射精。
「あー、出した出した」
「んじゃ続き飲むかー?」
そう言うと鬼達は興味を失ったかのようにスモモの身体を打ち捨て座敷牢に鍵をかける。
徐々に思考が回復してくる。
まだ、殺されはしないようだ。
足はまだ動きそう。
逃げて…私はまた、戦えるだろうか。
かすかに残った闘志をかき集める。
部屋の入り口ががやがやと騒がしくなる。
砦の外に出ていた鬼達が帰ってきたようだった。
「やー、やられたやられた」
「どうだったよ畜生どもは?」
「追いつめてたんだけどよー、最後にキジ野郎が全員抱えて飛んで逃げやがって」
「だっせーな、なにやってんだよ」
「やー、あれは反則だろー」
「あれ?ところでお前らなにしてたの?」
「あ、それがさ…」
会話を聞いていたスモモの背筋が寒くなる。
まさか、嘘だよね?
もう、終わったんだよね?
「「「お前らもやる?」」」
悪夢の第二章を告げる鬼の言葉が、スモモの心を打ち砕いた。
(完結にゃ!)
※このあとスモモさんは3匹の家来(テオドール、リュコス、テスタメント)に救出されました
77
:
22の199ー
:2015/03/18(水) 16:19:27 ID:/48ZH99U
*おまけ*
テオドール「…というわけで。
>>72-76
のような目に遭ってしまうかもしれませんので是非私めをお供としてお連れ下さい」
スモモ「貴方自身が怖いのでお引き取り下さい」
*****
スモモちゃんがかわいそうすぎると感じた人はこっちのルートで補完して下さい
78
:
22の507ー
:2015/03/18(水) 16:20:38 ID:/48ZH99U
「テ、テオドール様…!」
血まみれの衛兵がテオドールの私室に駆け込んでくる。
テオドールも非常事態を察知していたらしく、剣を構えて臨戦態勢のまま無言で頷く。
「テオ…」
主であるシャロンが風船うさぎのラパパを抱えて不安そうにしていた。
「テオドール様、早く…シャロン様を連れてお逃げに…」
「敵は…?」
「こ、黒衣の男が…一名…」
既に致命傷を受けていたらしくそこまで言って衛兵は息絶える。
一名か…少ないな。
皇界には敵も多い。下手にこの城を離れてしまっても新たな敵につけ込まれかねない。
いざとなればラパパどのに乗せてシャロン様だけでも…。
この場で返り討ちにする。テオドールは至って冷静に、合理的な判断を下す。
しかし、これが間違いだった。
テオドールは皇界の中でも一、二を争う実力者である。魔法を放つための既に魔力は充填できている。
態勢は万全、油断も無かった、はずだった。
会敵とともに最大魔法を放ち相手の出方を見る。
行けるようであればそのまま仕留め、相性が悪い相手であったり
万が一、自分でもかなわないような使い手であったなら…
「ラパパ殿」
「ぷう!」
最大限自分が時間を稼ぎラパパがシャロンを逃がす。こういう時のためにテオドールとラパパの間でも約束事が出来上がってきた。
敵の気配が近づく。なんとも禍々しい魔力だが、確かに一名だけのようだ。
良い度胸だ、この私の最大最強の大魔法を受けるがいい。そこは既に射程内だ!
『魂を凍らせる麗…!』
『タイムスタンプ!』
テオドールが魔法を放つ直前に黄色の魔力が放たれる。
聞き覚えのある声、そして、
「馬鹿な!この魔力は…!」
それは遅延の魔法だった。
「ぷうー!?ぷぅぅー!!」
後方のラパパとシャロンも停止させられているようだ。
こつん、敵の気配を感じていたのとは別の方向から足音とともに魔力の主が現れる。
「どうして、貴女がここに…!」
天上岬の調香士、ファム・リリー。
黒猫の魔法使いという青年に精霊として召喚された際に何度か顔を合わせている間柄だ。
精霊達の中でも図抜けた力を持つ実力者でもある。
「テオドールさん、シャロンさん…逃げて…」
虚ろな目、絞り出すような声でファムが言う。
「駄目ですよー。ちゃんとお仕事しなさい、ファム」
そして禍々しい気配の主、黒衣の男が姿を現す。
パチン!
男が指を鳴らすとファムの瞳に微かに残っていた光が失われる。
「はい…マスター…」
ファムは完全にこの男の魔力の支配下にあるようだった。
79
:
22の507ー
:2015/03/18(水) 16:21:16 ID:/48ZH99U
「ご存知でしょう?精霊魔法ってやつです」
丁寧な口調だが、悪意がひしひしと伝わってくる。
「くっ、ぐぅっ!!」
テオドールは自身にまとわりついた魔力に抗おうと試みるが徒労に終わる。
「やだなぁ、無駄ですってば。ファムさんの実力はよーく知っているはずでしょう?」
ケラケラと、逆撫でるように黒衣の男が笑う。
「…何が目的ですか」
部屋の奥から凛とした声が響く。
シャロンは動けないながらもキッと強く黒衣の男を睨み付けている。
「気丈ですねぇ、良くない傾向ですよぉ」
不快そうに黒衣の男は言い、シャロンの方に向き直る。
「お初にお目にかかります。シャロン・イェルグ様」
黒衣の男は片膝をつき、シャロンに頭を下げる。
しかし、忠誠を誓う様子など微塵も見られない。
「あなたはこれからそこにいるテオドール・ザザと共に歩み、心身ともに成長していきます。そして…」
大げさな身振り手振りを交えて黒衣の男が続ける。
「この皇界に変革をもたらす嵐となる。」
「…困るんですよねえ〜!そういうの!」
黒衣の男の目がギラリと光る。
「あなた様かテオドールにはこの場で『壊れて』いただきます」
パチン!
男が指を再び鳴らすとファムの杖に強大な魔力がこもる。
『シージュ・ パフューム』ファムのその魔法はテオドールやシャロンにとっては致命傷を与えるに十分すぎる力を持っている。
「シャロン様!」
「テオドール!」
それぞれが、お互いの身を案じて名前を呼ぶ。それを見ていた黒衣の男が悪鬼のような歪んだ笑みを浮かべる。
「そうですね、このまま命を奪うのは簡単ですが少し趣向を凝らすとしますか」
「ファム、シャロン様の遅延魔法を解いて差し上げなさい」
ファムが杖を振り下ろすとシャロンの身体が解放される。
「いったい何を…」
意図の分からない行動に、自由にされたシャロン自身も困惑する。
「シャロン様、テオドールの命が惜しければこの場で自ら服を脱ぎなさい」
「貴様ァァッ!」
最低最悪の命令にテオドールが吼える。
「いいですねえ、その表情」
にんまりと笑う男の表情はもはや闇そのものだった。
「ですが、五月蠅いです」
男がファムに合図を送ると、杖から数条の魔力が放たれる。
「うぉぉぉ!」
「テオ!!!」
絶叫と悲鳴が部屋に飛び交う。
「大丈夫ですよ、いまのはシージュ・ パフュームではありません。生きています。ですが、次はどうですかね?」
「ファム、テオドールの口にも遅延魔法を。舌でも噛まれて自害されても面白くないですしね」
「…ぅ…が」
テオドールを束縛するファムの魔力が強くなりテオドールは声すら出せなくなる。
80
:
22の507ー
:2015/03/18(水) 16:21:49 ID:/48ZH99U
「さて、どうされます?シャロン様」
シャロンの顔は蒼白だった。
当然だろう、男の要求はとうてい飲めるようなものではない。
「ま、私としてはテオドールを殺すだけでも目的を果たせていいんですけどぉ…」
男はわざとらしく言い、ファムの方に何か合図をしようとする。
「待って!」遮るように、シャロンが叫ぶ。
「あなたに従うから、テオには手を出さないで!」
「ャ…ロ…ン様…い…けませ…」
「すごいですねーテオドールさん。まだしゃべれるんですねー
ファムさーん、もうちょっと強く魔法かけてあげてねー」
嫌みったらしい口調で男がファムに命令する。
「テオドール…私は大丈夫だから」
シャロンがテオドールに声をかける。
大丈夫なのものか!私などのためにシャロン様が傷を負おうなど!
もはやその言葉は出ない。テオドールは全身の血が煮えくり返る思いだった。
シャロンは震える手でドレスに手をかける。黒衣の男はにやにやとその様子を楽しんでいるようだ。
ぱさり、ドレスが足元に落ちると、シャロンの凹凸は少ないものの美しい肢体が露わになる。
「勿論わかっていますよね?その下着もです」
男の言葉に、びくん、とシャロンの身体が震える。
しばしの間のあとにシャロン覚悟を決めたように口元を結び
「はい…」
身を守る最後の布をも自らの手で引き下ろす。
生まれたままの姿のシャロンは、神秘的な美しさすら覚えさせられるものだった。
だが、この男にはそんなことは関係ない。
「ここにおいでなさい」
男はベッドの上に腰掛けると自らも服を脱ぎはじめる
そして、自分の身体に跨がるように要求する。
シャロンは皇族である。当然男女の営みについても教育を受けている。
男の要求の意味するところはシャロンにもわかってしまう。
「遅延魔法には時間制限があるのです。効果が切れる前に事を終えましょう。
そうしないと大事な大事なテオドールが消し炭になってしまいますよ?」
「…はい」
テオドールを失いたくないシャロンは素直に従うしか無い。
「この状況で濡れるのは無理でしょうし、サービスです。特製のお薬ですよ」
「ひゃっ…!」
局部に得体の知れない軟膏を塗りたくられ、シャロンが小さな悲鳴を上げる。
「さあ、時間がありませんよ。まずはこの私のモノをあなた自身の手で受け入れるのです」
テオドールの命がかかってしまっては抗うすべを持たない。
いまのシャロンにとってテオドールは世界そのものなのだ。
屹立した男根を自らの手で入り口にあてがう。
つぶ…。
「…う…ん…」
先端が秘部に沈み込む。
痛みはあるが軟膏が潤滑油代わりになりなんとか耐えることができた。
81
:
22の507ー
:2015/03/18(水) 16:22:41 ID:/48ZH99U
「…ふ…う…」
腰を徐々に下ろすと男のものが侵入してくる。
言い様のない異物感に震えながら、シャロンはなおも腰を進める。
ずる…つぷん。
「うぅぅ…っ」
男のものが完全にシャロンの中に収まる。
シャロンの純潔だった証、破瓜の血が肉棒を伝っておりてくるのが見えた。
「テオドール…」
愛する男の名前を呼び、シャロンはそっと一筋の涙を流した。
「浸ってるとこ悪いんですけど。早くしないと時間切れですよ?」
底意地悪く男がせかす。
「腰を浮かせて、落として、私のものを喜ばせて下さい」
「こう…ですか」
ぎこちなく、シャロンが動作を始める。
「ひゃはははは!良い眺めですねぇ」
年端もいかない、高貴な血筋の少女が自分の上で自ら腰を振っている。
その光景を見て黒衣の男は愉悦の笑い声を上げた。
「…く、…う、…ふ、」
シャロンは必死で腰を上下させる。
肉棒を介して軟膏が内部にも入ってくる。
軟膏にはやはり何らかの媚薬の効果があるようだった。
薬が触れた部分が徐々に熱くなってきた。
「…う、…ん、…はっ、…あっ」
本人はまだわかっていないことだがシャロンの身体は快感を覚え始め知らぬうちに嬌声をあげていた。
しかし、ぎこちないシャロンの動きでは
黒衣の男を達しさせるにはまだまだ不十分だった。
男はちらり、と停滞のかかったままのテオドールに目をやる。
ファムの魔力の光が弱まり始めている。
「勿体ないけど仕方が無いですね。ファム、例の薬を」
指示されたファムが、懐から小さな容器を取り出す。
そしてそれをシャロンの鼻に近づけると、容器の先端の突起を押し込む。
「じっとしていてね」
優しげな声でファムが言うが、それは返っておどろおどろしいものに聞こえた。
かしゅん。
霧吹きのような仕組みなっていた容器から薬品が吹き出し、シャロンの鼻の奥の粘膜に直接触れる。
どくん。シャロンの視界がねじ曲がる。
「!!?、!!!?、!!!!??」
意識が、快楽の渦に飲み込まれる。男のものを受け入れている秘部はもちろん、皮膚に触れる空気の流れすらが快感をもたらすものとなっている。
(だめ、こんなの知らない!)
「あーー、あーーー、ああーー!」
しかし、心とは裏腹に身体は一心不乱に腰を振っている。
膣がうねるように男根に吸い付き、黒衣の男を絶頂へと導く。
自分が自分では何かに成り果てようとしている。
(いや!テオドール!テオドール!!テオ…)
「あーっ!!!!あ、あ、あー!!!!!」
叫び声を上げながらシャロンの身体が激しく痙攣し、絶頂を迎える。
男もまた達し、愉悦に満ちた表情でシャロンの中に欲望をぶちまけた。
82
:
22の507ー
:2015/03/18(水) 16:23:40 ID:/48ZH99U
「シャロン様、シャロン様!!」
男が去った室内にテオドールの悲痛な叫びがむなしく谺する。
シャロンの返事は無い。身体はまだ痙攣を続けたまま目は虚空を見つめている。
なんということだ。守るはずの主に守られてしまった。
私のせいで。私が未熟で、愚かで、浅はかで、傲慢で、、、
自責の念、後悔、憎悪、そしてどす黒い殺意がテオドールの心を支配する。
「ぷう!?」
テオドールの羽がみるみるうちに黒く染まっていく。
天使が闇に染まり、別の存在へと堕ちる時の現象。堕天だ。
きゅ。
抱きかかえたシャロンの手が、テオドールの肩を力なく掴む。
意識が戻ったわけではないようだった。しかし。
シャロンがテオドールの背中の羽に触れると
清らかな光がテオドールの全身を包む。それは癒やしの光だった。
「ああ…シャロン様!シャロン様!」
すんでのところでテオドールの堕天が食い止められる。
シャロンは身体を弄ばされ、心を壊されても、それでもテオドールの事を想っていたのだ。
***
(遅かったようですね)
二つの気配がいつの間にか部屋の中にいた。
「何者だ!」テオドールがシャロンの身体を抱きかかえたまま剣を構える。
「いまこの世界は歴史が改変されています」
すっ、と影から美しい女性が姿を現す。
「私はセティエ。時を司る時界の管理人です」
その女性からは、神々しさすら漂う清らかな魔力が感じられた。
警戒は怠らぬように剣を構えたままだが、少なくとも黒衣の男の仲間というわけではなさそうだ。
「いまからこの世界の時間を巻き戻し、あるべき形に戻します。…しかし」
もう一つの気配は、部屋の中央に座っていた。つい先ほどまでは誰も居なかったのは間違いない。
白と黒、異なる色の両翼を持った天使はプリュムと名乗った。
セティエ・レー、プリュム・ノワラン。どちらも伝承上の、実在したかすら定かではない人物達だ。
「しかし?しかしなんだというのです?」
テオドールが聞き返す。
時間を戻す。つまりこの悪夢を無かったことにする。そういう話に取れた。
もしかしたら伝承上の人物達であればそれもできるのかもしれない。
自分のことなどどうでもいいがシャロンの時間が戻せるのならば何を差し置いても実現させたかった。
「最低でも一人、この改変された時間の記憶を持ち続ける人物が必要になります」
「それは私の役目ですね」察したテオドールが即断する。
「ぷう!?」
唾棄すべき最悪の悪夢の記憶。
それを一人で背負い込もうとするテオドールにラパパが慌てて声を上げるが、
「ラパパ殿。貴方は元のままで、シャロン様の友人でいてさしあげてください」
そう言ってテオドールは、優しく、悲しい瞳で笑った。
「わかりました、テオドール。貴方にはつらい役目を負わせますが…」
プリュムがそう言うと、セティエとプリュムの二人が何やら呪文を唱え始める。
世界がほどけ、洗い流され、そして元の流れに戻っていった。。。。
83
:
22の507ー
:2015/03/18(水) 16:24:23 ID:/48ZH99U
「シャロン様!!」
絶叫とともにテオドールが飛び起きる。
「テオ-?どうしたのー?」「ぷうぷう?」
寝間着のシャロンと、シャロンの枕になっていたラパパが部屋に飛び込んでくる。
それはいつもの皇界の朝だった。
脂汗が全身を伝う。いまの悪夢は…本当に夢、だろうか。
「具合悪いの?」
シャロンが心配そうに駆け寄ってくる。
「大丈夫です、シャロン様。ちょっと悪い夢を見ただけです」
そう言って笑いかけるとシャロンはしばらくテオドールの顔をのぞき込んだあと、
「ならよかったー。いまタオルとってくるね!」
そう言ってぱっと笑い、洗面所に向かっていった。
夢でも現実でも良い。この笑顔を守るためならば。
世界を敵に回しても構わない。
堕天して悪魔と化しても構わない。
テオドールはいまはまだ白い自らの羽を握りしめた。
(完結にゃ!)
84
:
22の507ー
:2015/03/18(水) 16:24:59 ID:/48ZH99U
***
おまけ
***
黒猫の魔法使いのもとで、セティエと再会をしたテオドール
テオ「その節は、お世話になりました…」
セティエ「…? 何の話ですか?」
テオ「かくかくしかじかの件で…」
セティエ「貴方とは初対面ですし、私に時間を巻き戻す力なんてありませんし。プリュムってそもそも誰ですか」
テオ「え…」
セティエ「普段からそんな夢見てるんですか? 何それ怖い」
テオ「…」
???「それもこれも闇紳士という奴の仕業なんだ」
テオ「貴殿は…?」
イツキ「申し遅れました、俺はイツキ。闇紳士との戦いに身を投じている戦士です」
テオ「闇…紳士?」
イツキ「奴らは毒電波という魔力を発して我々精霊に悪夢を見せるのです」
テオ「なんと…!」
イツキ「貴方の闇は僕が斬り捨てましょう。そして貴方には僕の同士になって頂きたい」
セティエ「関係なかったなら私もう帰っていいですんかね」
to be continued?
85
:
22の654
:2015/03/18(水) 16:25:51 ID:/48ZH99U
「テオドール…貴様…!」
見知った顔が醜く歪み、膝から崩れ落ちる。
テオドールが剣を引き抜くと、呪詛のようなくぐもったうめき声があがる。
「シャロン様に害をなすのであれば誰であろうと容赦はしない」
そう言うとテオドールは鮮血のしたたる剣を再びその男に突き立てる。
皇界においては日常茶飯事になりつつある暗殺劇。
この日テオドールが殺害した男は、かつて兄弟同然に育った同輩だった。
その男は、あろうことかシャロン暗殺計画の首謀者となっていたのだ。
自室に戻るとテオドールが返り血を浴びた服を処分し湯浴みで血の臭いを洗い落とす。
もはや何度目になるかわからない作業を終えると
ベッドに腰掛けテオドールは深いため息をついた。
(少し…休むか)
テオドールはそのまま目を閉じる。
在りし日の同輩の姿が脳裏に浮かぶ。
主に害をなす者であれば例え誰であろうと排除する。嘘も迷いも無い。手が血で染まるのも覚悟の上だ。
しかしそれでも、言いようのない疲労感がテオドールの全身を支配していた。
こんこん。ノックの音がする。
音の調子でテオドールには音の主がシャロンだとわかる。
86
:
22の654
:2015/03/18(水) 16:26:31 ID:/48ZH99U
「なんだか眠れないの。少しお話いいかな?」
扉を開けてテオドールの小さな主シャロンがひょこん、と顔を見せる。
「どうぞ」
疲労を押し殺し笑顔を作る。
「ごめんねテオ、甘えちゃって」
「シャロン様のようなお美しい方に甘えられるのはむしろ光栄というものです」
芝居がかった口調でテオドールが言うと
「あら、おじょうずですのね」
シャロンもわざと気取った口調でくすくすと笑って返す。
シャロンはテオドールの背中に寄り掛かるようにして座る。
そこはシャロンだけの特等席だった。
「ねえ、聞いて。今日ラパパったらね…」
他愛の無い日常の話をする。
籠の中の、いまのシャロンの世界の話。
背中に感じるシャロンの体温が少し心地よい。
ふとしたタイミングで会話が止まる。
「シャロン様?」
寝てしまったのかと思い、テオドールが声をかける。
「…おおきなせなか」
シャロンが呟くように言う。
「この大好きな背中に、私は守られているのね」
「勿体ないお言葉です」
「ね、テオ」
「はい、シャロン様」
「いまの私はまだ小さくて、なにもかもが足らないかもしれないけれど…いつかきっとこの背中に追いつくわ」
「シャロン様…」
「だから、そのときは私にテオの全てを半分ちょうだい」
「……私などでよければ、いくらでも差し上げます」
「ううん。全てだからね」
「?」
テオドールはシャロンの言葉の意味が分からず、肩越しに主の顔を見る。
「テオの重荷も罪も、ぜんぶはんぶんこ」
「シャロン様…!」
テオドールははっとする。テオドールをじっと見返すシャロンの瞳には強い意志の光が籠もっていた。
「ありがと、もう大丈夫。きっとよく眠れそう」
シャロンがベッドから飛び降りる。
「じゃあね、テオドール。おやすみなさい」
ぱたぱたと足音を立てて部屋を出て行く主の後ろ姿を見守る。
シャロンがどこまで知っているのかはわからなかった。
しかし、シャロンはテオドールの苦悩を感じ取り、そして癒やそうとすらしていた。
「本当に、本当に強くなられた…」
護っているつもりで、テオドールもまたシャロンに護られていたのだ。
護り手としては恥ずべきことなのかもしれない。
しかし、不思議と先ほどの疲労感はなくなっている。
今夜はよく眠れそうだった。
(完結にゃ!)
87
:
22の674
:2015/03/18(水) 16:27:38 ID:/48ZH99U
ユピナ「でねー、この少女漫画の『貴女の人生の半分を僕に下さい』って台詞が超好きでねー」
カルム「お前、本当にそういうの好きだな…」
ユピナ「女の子はそういうの憧れるんだよ!どっかの誰かさんは言ってくれなさそうだしさー」
カルム「言うか、そんなん」
ユピナ「むー。…カルムくんの場合は『半分やるからお前のもう半分を寄こせ!』みたいな感じかな。殺し文句だねー♪」
カルム「ありえねーよ」
ユピナ「ありえないって…(しゅーん)」
カルム「全部寄こせ」
ユピナ「はひ?」
カルム「『パルフェ・トランキル』!」
かちかちかち、、びしっ(遅延)
ユピナ「今回それ必要ないよね!?」
この後ムチャクチャ(ry
88
:
23の192
:2015/03/18(水) 16:31:09 ID:/48ZH99U
「アンジュちゃん!おへそ舐めさせてください!!」
背中に大剣を携えた少女、アンジュ・エモニエの前でローブの男が地面に頭をこすりつけている。
その男はかの高名な魔法使い四賢聖のウィズを師に持ち、サイオーンの未曾有の危機を救ったという黒猫の魔法使い、その人である…はずだ。
アンジュはその大きな目をキョロキョロとさせている。
(いまのなに?聞き間違い?アンジュって私のこと?)
そう聞き返したかったが、あまりにも常軌を逸したこの状況に絶句して言葉を発することができないままだった。
アンジュが召喚されたのはアイヴィアスの近くの岩石地帯。
この場にはアンジュと黒猫の魔法使いしかいない。
つまり本人にとって非常に残念なことに彼の言うアンジュとは自分のことを差していた。
そして土下座の姿勢で黒猫の魔法使いが続ける。
「一目見たときから…そのおへそを舐めたいと思っていたんです!!!」
「へ、へんたいさんだー!!」
思わずアンジュが後ずさる。しかし、黒猫の魔法使いは土下座したまま追うように前進してくる。
「そうです!変態なんです!だからもう…辛抱たまらんのです!」
男が前進する際にずりずりという擦過音がする。
原理のわからない土下座前進をしているこのローブの男。
中央の誘いを断り、なおも各地で逸話を作り続ける。繰り返すが彼こそが黒猫の魔法使いその人である。
ロレンツィオに突如現れた怪物を退け、オゥランディの秘宝を巡る騒動を解決したのも彼だという噂もある。
各街のギルドマスター達も一目置く存在。
…であるはずなのだが。
男が顔を上げる。額から血が出ている。地面でこすって擦り剥けたようだ。
「無理を承知でお願いします!おへそを舐めさせてくれるだけで良いんです!それだけなんです!」
男の頭が勢いよく地面に振り下ろされる。
ごすっ。
嫌な音がする。
よりによって彼らがいま居る場所は岩場なのだ。
「ひぇっ!」
アンジュは黒猫の魔法使いの頭が心配になる。物理的にも、精神的にも。
再び男が顔を上げる。そして、
「今回だけ!二度とこんなこと言いません!お願いします!!」
そう言いながらまたしても頭が勢いよく地面に---…。
「わかった!わかったから!舐めて良いから!それやめて!」
混乱のあまり、アンジュは男の行為に許可を出してしまった。
「まじっすかーー!!!」
ローブの男が勢いよく顔を上げる。
男とはそれなりに付き合いが長いアンジュだったが、それは初めて見る歓喜に満ちあふれた表情だった。
89
:
23の192
:2015/03/18(水) 16:32:00 ID:/48ZH99U
ぐにゅ。
「うひゃあぁっ!??」
突如として男の舌がアンジュのへその奥に押し込まれる。
驚いて、アンジュは座ったまま身体を逃がそうとする。
「あ、待って!」
まだ満足していなかった黒猫の魔法使いは思わず手を伸ばしてしまう。
ぷに。
男の手がアンジュの急所に触れる。
「ひゃんっ!!」
「そこは、、、、ダメぇー!!!」
脇の下。手は別にいやらしいところに触れたわけではなかった。
しかし、くすぐったいのが苦手な彼女にとってはその場所は急所とも言えた。
さて。
ここでまずアンジュの持ち歩いている武器を思い出して頂きたい。
巨大な大剣。聞くところによると屈強な男性が4人がかりでやっと持ち上がる重さらしい。
そして、想像して欲しい。
その大剣を軽々扱うアンジュの腕力から繰り出されるパンチの威力たるや…!!!
どごーん!!!
めき、ぼき、ごき、、、
轟音。そして全身の骨の砕ける音が聞こえる。
それでも黒猫の魔法使いは至福の笑みを浮かべていた。
***
数日後。
包帯だらけの男が少女の前で土下座をしている。
「アンジュちゃん!!脇の下舐めさせて下さい!あの柔らかさに僕は目覚めてしまいました!!!」
「いーーーやぁーーーーー!!!!!!」
クエス=アリアスは今日も平和なようだ。
(完結にゃ!)
90
:
ピンクに書いたやつ
:2015/03/18(水) 16:33:45 ID:/48ZH99U
シャーリーちゃんに睡眠薬を盛って全裸にして全身くまなく尻の穴から処女膜まで撮影して気づかれないよう服を元通りに着せたあとで
生徒会メンバー全員にその映像を送りつけたい
そして本人には送らない
映像には注意書きとして「このことは本人は知りません」と書いておく
生徒会メンバーは一体どうするのだろうか
本人に言えるわけもなく苦悩するメンバーと、いつも通り明るいままのシャーリーちゃんの間に溝が出来てしまうのにつけ込みたい
孤独になったシャーリーちゃんにはうんと優しくしてあげよう
行きたいところはどこでもつれていってあげる
多少のわがままはむしろ大歓迎さ
そして親しくなったらまた睡眠薬
でも安心してシャーリーちゃん
挿入するのは僕の特製のスライムくんさ
こいつは優れものでね、体温程度の温度を維持したまま僕の精液を君の子宮に運んでくれる
精子ってある程度の温度がないとすぐ死んじゃうんだけどこいつならその心配はないというわけさ
しかも細長く変形して処女膜は破らずに侵入できるんだ
君が妊娠するのを楽しみにしているよ
いわゆる処女懐胎ってやつだね。
そう、そうやって僕の聖女さまの出来上がり
91
:
ピンクに書いたやつ
:2015/03/18(水) 16:34:17 ID:/48ZH99U
アネーロちゃんを拉致って秘密の部屋にご招待しよう
そこはきみのお父さん、ベアードの研究室にある、僕しか知らない秘密の部屋
壁の一カ所がマジックミラーになっていてそこからベアードの執務室が見えるようになっているのさ
よかったね、大好きなお父さんが見えるね
仕事の邪魔にならないよう完全防音にしてあるから好きなだけ大声を出して良いよ
君は数日間ファムと香草収集の旅にでていることになっている
その間はお父さんも安心して仕事が出来るってことなんだ
そして僕は僕の研究をしよう
題材は君だよアネーロちゃん
ムチャクチャに犯してあげるから好きなだけお父さんに助けを求めるといいよ
もしかしたら声が届くかもね?
研究記録はしっかり付けないとね、処女を失う前の膣、失った直後の膣、初めて中だしされた膣、何度も中だしされまくった後の膣
これは君が行方不明になったことにベアードが気づいた頃に提出する予定さ
お父さんの反応が楽しみだね
きっと褒めてくれるよ
だから頑張って今日も一緒に研究しようね
君がどんな風に変わっていくのかを…
92
:
ピンクに書いたやつ
:2015/03/18(水) 16:34:50 ID:/48ZH99U
カルムくんがいつもの調子でユッピーにトランキルを使った瞬間を狙ってカルムくんに遅延魔法をかけたい
そして動けないカルムくんの前でユッピーをズタボロに犯すんだ
残念だったね、カルムくんのトランキルのせいでユッピーは逃げられないんだ
悔しいね、僕が一番悪いけど、ユッピーが犯される原因の一つがカルムくんのトランキルなんだよ
面白いだろう?
ユッピーの泣き顔最高だよ
ちゃんと映像に残しておいたからね
これなんだと思う?
広範囲の電送魔法の魔道書だよ
おお、よくわかったね!これを使ってユッピーの痴態をできる限り多くの人にバラまくんだ
この魔法は特別製でね、直接脳内に記憶を植え付けて、さらにいつでも鮮明に思い出せるようになるんだ
画期的だよね
でもこれもカルムくんのトランキルのせいなんだ
どう思う?あ、いいねその表情いただきました!
全国のみなさんも大喜びだよ
迫真の名演だね!
5、4、3、2、1、0!
はい!これでユッピーは全国級の女優さんの仲間入りだね!やったね!
カルムくんも一緒に喜んであげてね!
93
:
ピンクに書いたやつ
:2015/03/18(水) 16:36:58 ID:/48ZH99U
ソラナちゃんを縛り上げてそのけしからんタイツを破りたい
君が悪いんだよ、こんなタイツを履いてくるから
これは生活指導なんだ、愛の鞭ってやつさ
そのまま下着も切り裂いてあげる
なんて恥ずかしい格好なんだ
でもけしからん君が悪いんだよ
おやおや、おっぱいちいさいくせに陰毛はちゃんと生えてるんだね
しょうがないから処理しておいてあげる
ほら、つるっつるになったよ
これで僕好みに近づいた。嬉しいだろう?
そのまま貫通式だ。
ちんちんなんか入れてやらない
けしからん君には指で十分だ
ほら、結構長いだろう?ちゃんと処女膜も破れるよ
あ、血が出ちゃったね
でもよかった、ちゃんと処女だったんだね
破瓜の血おいしいよ
君にもなめさせてあげる
これで生活指導はおしまいだ
ほどいてなんてあげないよ
けしからん君が悪いんだから
誰か通りかかるといいね
だけどどうかな、実はここには結界を張ってあるんだ
どんな結界かって?
それは、ここに足を踏み入れると欲情が止まらなくなる効果だよ
そんなところにこんな格好で縛られている君がいたらどんなことになるだろうね?
君が履いてたタイツと一緒だよ
欲情を催す格好をしていたけしからん君が悪いんだ
******************************
173から竜の子を買ったよ
アニマちゃんっていうんだね
残念だね、君は売られちゃったんだ
ひどいね、かなしいね
慰めに家族の証をあげよう、ほらお尻に焼き印だよ
これで僕らは家族だね
うれしいね
これからはお尻しかいじってあげない
お尻でしかイケない子になるんだ
括約筋の断裂には気をつけてね
うんち垂れ流しになるよ
え、もうなっちゃった?じゃあ君もういらないや、売っちゃおう
家族の証は消さないとね
ほら大判の焼き印だよ
これで真っ黒、すべて消えちゃったね
さよなら
******************************
シズク&カグヤを捕獲してシズクだけセックスをしないと死ぬ呪いをかけてメタメタに犯したい
一晩中犯して、僕の体力が足りなければ街のゴロツキや乞食を連れてきて相手をさせたい
それでもカグヤはきれいな身体のままだ
おいしいものを食べさせて、かわいく着飾らせてあげよう
そのうちシズクがなんで私だけ、と言い出したら頃合いだ
君が望むならカグヤを同じ目にあわせてあげる
そうして欲しくなったらこの呪文を唱えるといいよ、と。
そう、これは解呪の呪文であると同時にカグヤに呪いを移す効果があるんだ
僕はなんて優しいのだろう
究極の選択に苦しむシズクの姿がかわいくて仕方がない
今日はどこの浮浪者とセックスする?
カグヤに相談をしても同じ効果が出るとも教えてあげてある
騙したりなんかしてない、全部本当なんだよ
僕は本当に本当に優しいからね
ああ、早くカグヤを犯したいなあ
もちろんあくまでシズクがそう願うまで手を出さない
本当に本当に楽しみだなあ
******************************
スモモちゃんを鬼と一緒に乱暴に乱暴に犯したい
安心して良いよ、僕は回復魔法も得意なんだ
だから何度でも処女喪失を味わうことができるんだよ、すごいだろう?
鬼は腕力がすごいからね、乱暴に扱われると怪我しちゃうよね
でも大丈夫、僕は何度でも何度でも何度でもスモモちゃんの身体を癒すよ
そして何度でも何度でも何度でも復活する処女膜を僕が破るんだ
僕はそれだけで良い、見返りはそれだけでいいんだ
無償の愛ってやつかな、ちょっと恥ずかしいねスモモちゃん
******************************
ニティアちゃんにコタツから出れない呪いをかけたうえで触手トラップを仕掛けたい
コタツの中で触手に襲われてぐっちゅぐっちゅにされる様をみかん食べながら堪能したい
膣もお尻も尿道も侵入されて半狂乱になる様を紅白歌合戦の合間に鑑賞したい
除夜の鐘が鳴るごとに触手に中だしされるニティアちゃんかわいいね
108回目だよ
あけましておめでとう(くぱぁ)
94
:
ピンクに書いたやつ
:2015/03/18(水) 16:38:05 ID:/48ZH99U
ノアちゃんをさらって教育的指導
だって君が悪いんだよ
いくら上級の制服をもらえて嬉しいからって屋外で着替えるなんて
そんなはしたない子にはお仕置きするしかないね
大事な制服には手を出さないであげる
だけど下着は没収だ
そして膣にほそいカプセルを挿入
大丈夫これ自体には害はない、処女膜も無事さ
さあ補習をはじめようか
みんな大好き三色問題だよ!
間違えるとカプセルから強力な魔法の媚薬が漏れ出すんだ
ほらほら、ちゃんと真面目にこたえないと!
処女なのにどんどんエッチな子になっちゃうよ!
あー、おしいね
残念賞でお尻にもカプセルをあげよう
粘膜からの吸収だから膣からよりも効果大きいんだよ
なんて教育熱心なんだ僕は!教師じゃないんだけどね
あー、気を失っちゃったか
しょうがないから触手を召還、もちろん先端が男性器になってる特別製さ
気絶してる間に魔物相手に処女喪失だよ!貴重な体験になるね!
でも安心して。この男性器はじつは僕のものとリンクしてるんだ
だからちゃんと人間相手の初体験でもあるんだよ、よかったね!
ぬるんぬるんぬるん…
あ、制服ボロボロになっちゃったね
わざとじゃないんだよ、ごめんね
******************************
キシャラちゃんをレイプして「ひどいよお…」ってぼろぼろ泣いているところを時間巻き戻す
処女に戻ったキシャラちゃんをまたレイプ
これを100回繰り返す
元に戻ったキシャラちゃんがまた朗らかに笑っているところにストックしておいた100回分の巻き戻しの記憶をプレゼント
処女なのに100回犯された記憶を持ってるキシャラちゃん可愛いね
******************************
アンジュちゃんに認識阻害の魔法をかけて
下半身丸出しでもそれが当然、普通なんだと思いこませてから町中を連れ回したい
変な視線が突き刺さるんだけど認識阻害されてるから原因に気づけないアンジュちゃん可愛いね
帰ったら魔法をといてあげよう
自分がどんな格好で待ちを歩いていたのか思い出せるかい?
あ、泣いちゃった
羞恥にふるえるアンジュちゃん可愛いね
次はみんなの前で犯してあげよう
******************************
ミカゼちゃんの忍術の真似をして魔法を作ってみたよ
分身魔法だ、なかなかのもんだろう?
これからこいつらでミカゼちゃんを輪姦するよ
一人なのに輪姦できちゃう、画期的な魔法だね
こいつらは僕の性欲を糧にしているんだ
だから満足すれば消えていくよ、ほら頑張って頑張って
ああ、君の泣き顔見ていたらまたムラムラしてきちゃったよ
ごめん、また分身増えちゃったね、大変だね、頑張ってね
******************************
ルチルちゃんの友達を強制的に魔法で支配したよ
さあみんなで一緒に遊ぼう
友達におさえつけさせてレイプだよ
別に僕一人の腕力でも大丈夫なんだろうけど
友達に手伝わせるというのがそそるだろう?
じっくりたっぷりなぶってあげるね
あ、友達はちゃんと意識あるから大丈夫だよ、ただただ逆らえないだけなんだ
だからこれはみんなの思い出になるんだよ、嬉しいね
君の言うとおりだね
思い出いっぱい作ろうね?
95
:
ピンクに書いたやつ
:2015/03/18(水) 16:38:39 ID:/48ZH99U
アルルちゃんに感覚鋭敏化魔法をかけるよ
服が擦れる刺激だけで絶頂しそうになっちゃうすごいやつさ
ガルーマで疾走している最中にかけちゃうよ
ああ、あぶないあぶない
落ちないようにしながらも必死に刺激に耐えるアルルちゃん可愛いね
******************************
ゲル状生物に変化してサーヤちゃんの浴衣の隙間から侵入したい
ぬるぬるじゅぶじゅぶ気持ち悪いね
あ、こんなところに穴があるんだね
ゲル状生物は狭いところが好きなんだよ
習性だからね、大事なところに入っちゃっても仕方ないんだよ、また一つ賢くなったね、ぬぷぬぷだね
急に色を赤く変化させて驚かせてみよう
先端から酸を吐いて驚かせてみよう
これを体内で吐いたらどうなっちゃうんだろうね、こわいね
恐怖におびえるサーヤちゃん可愛いね
大丈夫酸なんか吐かないよ
吐き出すのは精液という名の欲望さ
でもゲル状生物に変化した場合、僕の遺伝子がどういう状態なのかわからないんだ
実験ではちゃんと人間を妊娠させられることは確認できてるんだけどね
どんな生物になるかわからないんだよ
楽しみだね、元気な子供を産んでね
******************************
パイロンちゃんを裸に剥いて首輪をつけてスラム街を連れ回すよ
こんなに貧しい人がまだまだいるんだね、為政者としてはちゃんと視察しないとだめだよね
身体を隠しちゃだめじゃないか、それじゃ国を治める事なんてできないよ
そんな子にはお仕置きだよ
M字開脚で縛り上げて目安箱の出来上がり
さあ最下層民のみなさん、好きなだけご意見をぶつけてください
体を張って民衆の声を聞くパイロンちゃんかわいいね
******************************
透明人間になってセシーリアちゃんの太ももをさすさすするよ
すべすべだね、誰もいないのにくすぐったいね、おかしいね
髪の毛くんかくんかしながらおっぱいもみもみするよ
ミルクみたいに甘い匂いだね、お菓子みたいだね
おっぱい全然膨らんでないけどマシュマロみたいな柔らかさだね、お菓子みたいだね
透明のままおさえつけてみるよ
誰もいないのに動けなくなっちゃったね
怯えるセシーリアちゃんかわいいよ
お菓子みたいなセシーリアちゃんは食べちゃおう
おさえつけたまま後ろからずらし挿入だよ
獣みたいな格好で犯されるセシーリアちゃんかわいいよ
あれあれ、これだとセシーリアちゃんのおまんこに僕が食べられちゃってるだね
しょうがないから僕の濃厚特製ミルクでトッピング
これでおあいこになるね、お互いにごちそうさまだよ
96
:
ピンクに書いたやつ
:2015/03/18(水) 16:39:33 ID:/48ZH99U
家出中のチェルシーちゃんを拉致って犯したい
家出なんてするからいけないんだよ
こんな形で処女を失うなんて全く親不孝な娘だね
中だししまくって満足したら身体をきれいにしてあげてからの第二ラウンドだよ
なんと特別ゲストを呼んであります
魔法で操った君のお父さんだよ
もう臨戦態勢だね、かなりの巨根だね
立派なパパだね
ちゃんと親孝行してあげてね
あ、抵抗するとお父さんにかけた魔法が暴走して脳みそが焼け焦げちゃうかも知れないから気をつけてね
すごいね、あんな大きいのが呑み込めちゃうんだね
美しい親子愛だね
あ、言い忘れてたけど中だしされた瞬間にお父さんが正気に戻るようになってるよ
やったね、頑張ったね
親子の仲が深まったね
******************************
金髪が綺麗なチェルシーちゃんに支配魔法をかけたよ
強気な目つきがたまらないね
まずは僕の前で服を脱ぐんだ
口は頑張って罵倒するんだけど脱ぐ手は止まらないんだね、困ったね
そしたら今度は目の前でオナニーだよ
逆らえないんだよね、辛いよね
でも手は動いちゃうね、ああ泣き出しちゃったね
強気なチェルシーちゃんの泣き顔かわいいよ
じゃあ次は自分で挿入しようね
それだけは許して?それって何?具体的に言ってくれないとわからないよ
ああ、ぐずぐすしてるから入っちゃった、残念だったね
ちゃんと腰を使うんだよ、上手上手
このままだと出ちゃうよ
私の膣に精液を出すのはやめてください?
今度は具体的に言えて偉いね
でも言ったら止めてあげるとは言ってないよ?勘違いしちゃった?困ったね
はい、ラストスパートがんばってね
自分で子宮口におしつけて、、、はいよくできました!
******************************
青い髪が綺麗なチェルシーちゃんがいたので街全体に時間停止魔法をかけたよ
おっきなおっぱいがけしからんね
胸をはだけさせて乳首をこねこねするよ
今度は下も脱がしちゃおう
おっぱい丸出し下も全脱ぎだよ、けしからんね
でも街中時間停止してるから大丈夫だね、思いやりに満ちあふれているね
時間停止中は濡れないから特製の魔法薬をぶちこむよ
三日三晩セックスしないと抜けないような媚薬だけど時間停止中だから大丈夫だよね
媚薬をローションがわりにしてぬぷぬぷするよ
ああ気持ちよかった
じゃあ僕は距離をとってから停止を解除するね
停止中に受けた刺激はまとめて襲ってくるけどチェルシーちゃんもう大人だから大丈夫だよね
うわぁ、すごい悲鳴
そうだ、停止解除したら魔法薬の効果も出ちゃうんだね
うっかりしてたよ
でも快感に悶え狂うチェルシーちゃんかわいいよ
薬抜きがんばってねきっと街の人たちが手伝ってくれるよ
******************************
街中をさまよってたチェルシーちゃんを木の化け物から助けたよ
そうかクリスマスプレゼントを探してるのか、じゃあこっちにおいでよ
珍しい物で一杯な僕の工房さ
奥から色々とってくるからお茶を飲んで待っててね
おやおや、本当に世間知らずなんだね
睡眠薬入りのお茶飲んじゃったね
びっくりした?不安そうな顔だね
でも強烈な眠気には逆らえないよね
泣きそうなのに眠気に負けちゃうチェルシーちゃんかわいいよ
おはよう、僕の眠り姫
はだかんぼで椅子に拘束しちゃってるんだよ、恥ずかしいよね、
真っ赤な顔をそむけるチェルシーちゃんかわいいよ
この椅子は特別製でね、このスイッチを入れると、ほらびっくりだね
身体中をいろんなギミックで刺激してくれるんだ、気持ちいいだろう?
泣き叫んでも無駄だよ、相手は機械だからね
スイッチ?これ欠陥品でね、オンのスイッチしかきかないんだよね、これじゃプレゼントにできないね
気を失っちゃったみたいなので椅子を壊して解放しよう
ひたすら攻められてクリトリスが充血しちゃってるよ
お尻の穴もやらしく拡張されちゃったね
ちっちゃいおっぱいも乳首だけビンビンだね、これは素晴らしい
あそこはどんな感じだろう、ちょっと入れてみるね
これはすごい、吸い付くように締め上げてくるね
思わず中にだしちゃったよ、すごいね
とても可愛くなったチェルシーちゃんを箱に詰めてお父さんに送るよ
喜んでもらえるといいね
メリークリスマス!
97
:
ピンクに書いたやつ
:2015/03/18(水) 16:40:49 ID:/48ZH99U
ジョージに化けてエミリアちゃんをムチャクチャにしたい
信じていたお兄ちゃんに乱暴されるエミリアちゃん
かわいそうだね
なにがなんだかわからないよね
前から後ろから気を失うまで犯し尽くしたい
気を失ったら水をかけて無理やり目を覚まさせる
そしてまた再開だ
こんどはお尻が良いかな
フェラも教えてあげる
僕っていいお兄ちゃんだろ?
******************************
続き
ズタボロになったエミリアちゃんの記憶を封印してお家に帰らせてあげる
だけどジョージの近くにいると時たまフラッシュバックするようにしておいてあげる
大事な思い出だものね、大切にしようね
それでもお兄ちゃんが好きみたいだね
健気だね、可愛いね
そんなエミリアちゃんにプレゼントがあるんだ
君が犯された時の記録さ
君の学校の校長を洗脳して全校生徒を集めてあげる
すごいね、全校生徒が入れる大講堂があるんだ、すばらしいね
映像が終わるまでみんな目がそらせなくなるように魔法陣をセットしておこう
もちろん君自身も例外じゃないよ
記憶がないからきっと新鮮な気持ちで楽しめるよね
きっとエミリアちゃんは学校でも人気者だよね
かわいいしいい子だもんね
さあ封切りだ!
ますます人気がでちゃうね、困っちゃうね!
******************************
エミリアちゃんが良い笑顔のときに時間停止させるよ
そのままスカートを手に持たせてたくし上げ
さあ記念撮影だ
笑顔でスカートをたくし上げて下着を見せてる写真が撮れたよ、芸術的だね
みんなにも見てもらおうね
身に覚えがないやらしい写真が出回って混乱するエミリアちゃん可愛いね
どんどん撮ってどんどんみんなに見てもらうよ
だんだんと周囲が見る目が変わっていくのが楽しいね
今夜は君にネタばらしをしたうえでハメ撮りをするよ
絶望した表情をみんなに見てもらうのが楽しみだね
******************************
エミリアちゃんのパンツに同化していつでもおまんこ舐めてあげたい
友達と遊んでいるときにペロペロ
お兄ちゃんといるときにペロペロ
生徒会メンバーの前でもペロペロ
履き替えても無駄だよ
すでに君のパンツの全てが僕の一部なんだ
唾液は性感を増すように改良済みさ
君を喜ばすための肉体改造さ、これぞ愛だよね
顔を紅潮させながら快感に耐えるエミリアちゃんかわいいよ
そんな君のために僕はさらなる進化をしたよ
内側からちんこを生やすんだ
想像できるかい?ずらし挿入ですらない履いたまま挿入だよ
どうせだからお兄ちゃん達みんなの前で処女喪失を奪ってあげるね
えいっ!子宮到達やったー
執拗なペロペロで開発済みだからすんなり入ったね、うれしいね
魔法の唾液も塗りたくってあるから早くも感じちゃってるね
おやおやお兄ちゃん達が心配してるよ
それでも大丈夫、って言うんだね、健気だね
ご褒美にみんなが見ている前で中だししてあげるよ
精液にも即効性の媚薬の効果をつけてあるからね、一緒にイけるね
お兄ちゃん達の前で絶頂やっちゃったね!
98
:
ピンクに書いたやつ
:2015/03/18(水) 16:42:35 ID:/48ZH99U
うあああああああああ…ッ!
ttp://i.imgur.com/35yNQ24.jpg
一杯可愛がってあげるね!!!!
お仕事終わるの待っててね!!!!!!
******************************
エミリアちゃんが我が家に遊びに来たよ
おいしいクッキーを用意したんだ、好きなだけ食べてね
エミリアちゃんの好みがわからなかったのでとてもあまーいストロベリーのクッキーと、甘さは控えめサクサクバタークッキーを用意したよ
どっちもおいしいって?それはよかった
嬉しそうにクッキーをかじるエミリアちゃんかわいいよ
紅茶も特別製だよ、天上岬というところのそれはそれは高い木で採れる珍しいお茶の葉なんだ
天上岬のお話が聞きたいのかい?じゃあ何から話そうかな
目を輝かせてお話に夢中なエミリアちゃんかわいいよ
お兄ちゃんにもお土産を用意したよ
和ノ国というところで買ったハチマキという装飾品なんだ
男らしいお兄ちゃんに似合うかと思ってさ
喜んでくれるかな、きっと大丈夫?それなら嬉しいな
もう帰りの時間だね、街まで送っていくよ
和ノ国のお話も聞きたかったのかい?
じゃあ次来てくれたときに話すよ
好奇心旺盛なエミリアちゃんかわいいよ
別れ際もブンブン手を振ってくれるんだね
笑顔が眩しいエミリアちゃんかわいいよ
はぁ、エミリアちゃんほんとにかわいい…
99
:
24の738ー
:2015/03/18(水) 16:44:50 ID:/48ZH99U
「おい、イツキ・マスグレイヴ!
面白いものを見せてやるから地下牢まで来い!」
クロムマグナ生徒会のメンバーが学園を卒業して数年が経過していた。
イツキは軍に入り、程なくして起きてしまった大規模な戦争のために最前線の駐屯所にいた。
イツキに声をかけてきたのは以前からそりの合わない上官だ。
日頃からイツキのことを目の敵にし、何かあればすぐに難癖をつけてくる人物。
その男が嫌らしい笑みを浮かべて何かに誘っている。それがろくでもないことであろうことは想像がついた。
地下牢は異様な空気だった。奧から聞こえるのは複数の男の怒号、そして女性の苦しそうな悲鳴。
「まさか、捕虜に暴行しているのか!?」
止めなければ、そう思ったイツキが駆け出す。
しかし牢に足を踏み入れたイツキはその想像を絶する光景に絶句する。
まさか、そんなバカなことが。
「イ…ツキくん…なの?」
牢の奧で鎖に繋がれ複数の男達に囲まれている裸の女性。
豊満な乳房に暴行の時に受けたのであろう、痛々しい痣と咬みあとが刻まれている。
「お願い…見ないで…」
それは、ニコラだった。
100
:
24の738ー
:2015/03/18(水) 16:45:34 ID:/48ZH99U
ばくん、と心音が爆ぜる。怒りの余り血が逆流するかのような感覚。
まるで血が沸騰しているかのように全身が熱くなる。
「ふ、ざ、け、る、な…!」
牢の外に5人、牢の中に3人。人数はなんとかならないこともない。
気配からは達人と言えそうな者は1人だけ。
まずはそいつに一太刀、マスグレイヴで鉄格子を断ち切り、そしてニコラを--
激情に駆られながらも冷静に彼我の戦力を分析し、救出から脱出までの算段を立てるイツキ。
しかし、
「待ちなさい!イツキ・マスグレイヴ!」
水の剣を展開しようとするイツキの前に赤い影が立ちふさがる。
「リンカ?何でお前がここに…!?」
「これは正式な手続きを踏んだ尋問です。邪魔は許されません!」
飛び出してきたリンカに腕を掴まれる。そしてそのままもみ合いになる。
「聞いて、イツキ君!」
リンカは耳元に口を近づけ他の軍人達に聞こえない程度の大きさで告げる。
「外に武装した魔法兵が控えているわ」
「!?」
「これは、罠なのよ」
現在イツキとリンカの国は主戦派と穏健派で二分されている。
イツキの実家のマスグレイヴ家とリンカのワイアット家は穏健派の筆頭だった。
戦争は既に始まってしまっているが、穏健派はまだ休戦のための方策を尽くしているところだ。
ここでイツキ達が問題を起こせばその道は大きく後退するだろう。
ぐ、とイツキは堪えようとするが、マスグレイヴの柄を握る手は怒りに震え、柄に血がにじむ。
「おう、マスグレイヴの坊ちゃんよ。お前は参加しないのか?」
イツキの上官が嫌らしい笑みを満面にたたえて聞いてくる。
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