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B-Xross (ボテ-クロス)

1古株:2016/04/26(火) 21:15:37 ID:zC5rWhME
【B-Xross】(ボテ-クロス)

・・・ある日、世界が変わった

時空の歪みかパラレル世界か、星の数ほど存在する独立した世界が重なり、交じり合い、混ざり合ってしまったのだ

物語と呼ばれたそれぞれの世界は垣根を失い、まだ知らぬ者同士をめぐりあわせる

【説明】
この作品のキャラとこの作品のキャラが出合ったら、どーなっちゃうのかなーって想像を膨らました事ありませんか?
これは、勝手に世界をつなげて楽しんじゃいましょう という実験企画です

GAMEに例えるとスパロボ大戦のようなものです

以下の事に注意しつつ、あまり深刻にならずにスピンオフを楽しみましょう
・どの世界にも共通する事は、爆腹フェチは普通に一般的であると言うこと(大きい程スゴイ)
・他人の世界を使用する場合は、一応確認は取りましょう
 (作者によって、許容H度・鬼畜度・破裂など見解が違います)
・冒頭に混ざっている世界(原典)を明記しておくと判りやすくて親切です

※メインとなるキャラを決めて、その視点で進めることをお勧めします

48G:2017/04/20(木) 18:45:43 ID:vcSNyqi.
「いえいえ、こういう時こそ、このアタシの魔法が効くんですぅ」
 レノラは人差し指を舐めると、ヘソの周りに唾で五芒星の形を描いた。
そして浅いくぼみに口を寄せると呪文を何やらささやいた。
「やぁん、お腹が・・・」
 レノラに息を吹きかけられ、そのくすぐったさにミーサが身をよじった。
 それに合わせるかのようにヘソの内側にトンっと軽い衝撃があった。
「ムフフフフ、ちょっとオナカの赤ちゃんにも手伝ってもらっちゃいますぅ」
 レノラが軽くヘソを押すと、また内側からトンっ、トン、トンと蹴り返してくる。
レノラの魔法で軽い催眠術にかかった胎児たちが、ヘソを押し出すように足で子宮の内側を蹴るのだった。
「んはっ、動くぅぅぅん、ダメ、そんなに動かないでぇ」
 トン、トン、トン。ドン、ドンドン。
レノラにコントロールされた胎動は決して激しいものではなく、
ミーサに痛みを与えるどころか、巨大な性感帯を内側から穏やかに刺激した。
「いやぁん、そんなに押したらお腹が膨らんじゃうぅ。ダメよ、ママを・・・ママを困らせないでぇ」
 快感が引き出されていくと妊娠腹の発育が加速した。
「ハイハイ、ママ思いの赤ちゃんでちゅねぇ。赤ちゃんたちも育っちゃって構いませんからねー」
 どことなくレノラの口調が幼児プレイっぽい。
「ほぉぉぉ、そんなに育ったら産まれちゃうぅぅん」
「だめですよ。ミーサさん、産んじゃだめですよ、オナカ小さくなっちゃいますからガマンして。
はい、リラックス、リラックスですぅ」
 そういいながらレノラは再び巻き尺の端を繰り出した。

49G:2017/04/20(木) 18:48:06 ID:vcSNyqi.
「そろそろほぐれてきましたですぅ。おヘソももっと飛び出してたほうがいいですねー」
 レノラが合図すると、こういうことでは息のあう蒲公英が先ほどより浅くなったヘソの窪みに唇を当てた。
そして接吻をしながら舌先で勃起したヘソを玩弄する。
「いやぁぁん、おヘソ突っついちゃ・・・」
 蒲公英はジュルジュルと淫靡な水音を立てながらヘソを唇でついばむ。
 ポンッと裏返ったように窪んでいたヘソが飛び出した。
「あぁん、吸っちゃダメぇ。そんなに吸ったら、赤ちゃんおヘソから出ちゃうぅぅ」
 蒲公英の口技は容赦ない。唾液で柔らかくほぐれたヘソを吸引されるミーサは身を引こうとしたが、
自力ではほとんど動かせない巨大な腹はユラユラと揺れ、膨張を続けるだけだった。 
「お、いいですねぇ、記録が伸びてますよ。さっきと20センチはちがいますぅ。
んー、おヘソの先っぽで測りますねぇ。ええ・・・ミーサさんの腹囲は・・・っと、72、73・・・
6メートル78センチですぅ。いやぁ、ホント、素晴らしいオナカですぅ」
 計測(ヘソ責め)が終わるとようやくミーサは解放された。
「はぁ、はぁ、こ、こんなの、放送できるんですか?」
 もはやミーサはヘソフェラの快感に視点が定まらなくなっていた。
三人の上ではAIが腹の発育とともに乳房で生成された大量の母乳を排出させるために、硬く起った乳首に再び搾乳機を取り付けた。
「ま、テキトーに編集しますから、その辺は心配しないでほしいですぅ」
 そういいながらレノラは巻き尺をおいてミーサのほうへ腹の向こうから回り込んできた。そしてカメラ目線になると、
「今回の『お腹拝見』、いかがでしたか。ゲストはミーサ・ポーピィさんでした。次回はどんなオナカに出会えるんでしょうか。ご期待ください、ですぅ」
 そういってレノラは双子を孕んだ臨月妊婦ほどに膨らんだ自分の腹を軽くポンッと叩いて手を振った。

 そしてレノラはミーサに振り返ると、
「で、収録はこれで終わりなんですけど、実は帰りのシャトルの予約してなくって。今晩は蒲公英さんともども、こちらにお邪魔してもいいですかぁ」
「・・・・・・」
 頬を紅潮させたミーサが目を伏せながら頷いた。

【サーバー、シャットダウン】

50G:2019/08/20(火) 20:50:43 ID:sq.i.gJI

レノラの「時候の挨拶:暑気払い」

     このお話は「あるみねこの風船爆弾」HP投稿小説の設定に準拠しています

51G:2019/08/20(火) 20:55:28 ID:sq.i.gJI
 世に数多ある法則の一つが『上司に頼まれた用事は割に合わない』というものである。
レノラは心中で溜息をつきながら、とある風光明媚な農耕地帯を模した仙境の真ん中に建っている庄屋造りの邸宅の門戸をたたいた。
 仙境の主は十二人の獣仙の一人、兎仙のサキムニだった。(あるみねこの風船爆弾、小説新西遊記外伝参照)
「こんにちわぁ、ご無沙汰していますぅ」
 取次ぎを頼むと長身でたくましい体つきの狸獣人が出てきた。サキムニの弟子で半仙半妖の守山大神である。
「おや、レノラ様お久しぶりです。師は書院(居間兼書斎)におりますので、そのままおあがりください」
 こののどかな仙境自体がサキムニの術力で作り出された小さな異世界だから、当然レノラの来訪は承知しているだろう。
レノラは守山大神に案内されてサキムニの待っている座敷へ通された。

52G:2019/08/20(火) 21:02:20 ID:sq.i.gJI
「で、今日はどんな用なの?」
 道服を着た見目麗しい美少年がたずねた。この仙境の主兎仙サキムニが人の形に変じた姿である。
「毎度のこととは思うんですがー」
 レノラがISギルド(インキュバス・サキュバスの組合で、人間界における活動を互いに手助けする互助組織)の事務局長にして魔界の総裁の一人アスタロト大公爵の命令で来訪した旨を告げた。
「また少しばかり節季の品の御融通をお願いしたいのですぅ」
 インキュバスやサキュバスは人間と性交してその精気を食するという性質上、魔界でばかりは暮らしておられずどうしても地上界で活動しなければならない。
だがこれは当然に天界の眉を顰めさせることになる。
 そこで余計な軋轢を生まないように魔界の高位者たちがISギルドを通じてインキュバスやサキュバスの活動を統制しているのだが、そのほかに天使たちに地上界の年始や種まき、
収穫祭の時期などに約定(人間の人生を誤らせない程度に精気をいただきます)を守っているあかしとしてなにがしかの付け届けをすることが慣習となっていた。

53G:2019/08/20(火) 21:04:08 ID:sq.i.gJI
 だが天使たちには魔界で産する品々を不浄として嫌う者もいる。そこで天界魔界に中立の立場を取っている仙界で付け届けの品の調達を依頼することが多かった。
腹ぺこサキュバスなどと仲間内からは揶揄されているレノラだが、諸国を放浪している、さらに不運なことに様々な事件に巻き込まれているだけに天界や仙界にはサキムニのような知人も多い。
そこで今回は知り合いの天使に付け届けを持っていくようにアスタロト大公爵に命じられたのだった。
「今回はこれで御融通をお願いしますぅ」
 レノラは携えてきた手のひらサイズの小さな壺を差し出した。便宜をはかってもらう礼にとアスタロトから渡されたものである。
「中身は何なの?」
「主な成分はセイレーンの鱗を挽いた粉だとか。女性が小さじに半杯、三日で三度飲むと言葉を失う代わりにセイレーンの歌を歌うことができるようになって、
どんな男性も意のままに従わせることができる、とか公爵様が説明されてましたけど・・・」
 仙術修行の一環として、サキムニがこのような珍奇なアイテムを研究していることをアスタロトは承知していた。
 サキムニはレノラの説明を聞きながら、横に控えている守山大神に壺を納めさせた。

54G:2019/08/20(火) 21:05:19 ID:sq.i.gJI
「いつも珍しいものをくれてすまないね。公爵さんにはよろしくお礼を言っておいてよ。ところでうちはこんなところだから、
いつものように畑で獲れるものとか裏で飼っている牛の乳、鶏の卵・・・」
 エヘンと守山大神が軽く咳払いした。
「そうそう狸さん、いま小豆を炊いて餡を練って月見のおはぎを作っていたんだっけ。あれを持って行ってもらおうか」
 十一仙を招いて月見の宴を開く準備をしているところだったのだ。

55G:2019/08/20(火) 21:07:02 ID:sq.i.gJI
「これ、けっこう重いですう」
 サキムニから預かったのは直方体の形をした、花見など屋外で使用する漆塗りの重箱だった。
箪笥の引き出しのようになった三段のうち二段には、たっぷり餡をまぶした握りこぶしほどありそうな大ぶりのおはぎ(餡で半ツキの蒸した餅米をつつんだプレーンなもの、
きな粉、ゴマをまぶしたものの3種)六個ずつ計12個。最下段にお皿、箸、湯飲みなどの什器と箸休めのたくあん数枚の乗った小皿。
三段のお重を納める枠の横には竹筒の水筒二本が差せるようになっていて、これには水出し焙煎の玉露のお茶が詰めてあった。
 もちろんサキムニの作ったアイテムだから、この暑気でもおはぎが傷んだり冷茶が生暖かくなったりすることはない。
取っ手があって持ち運びはしやすいものの、これだけの内容だと重量はそれなりのもので、運動不足のレノラはぶつぶつと一人不満を言っていた。

56G:2019/08/20(火) 21:09:10 ID:sq.i.gJI
 サキムニの仙境は現世のどこにでも出入口をつなげることができるので、大陸西端アバロンとサモス両王国の境あたりにある
カディー谷の小村レヴァンの湯治場の近くにレノラは送ってもらったのである。
 この湯治場は渓谷に湧き出す温泉を引き込んでいる温泉宿が十数軒あるのだが、その湯元になっている湧出池が二つあった。
この二つの池はいずれも温泉街の上流にあって、上の湯、下の湯と呼ばれ、
温泉宿への分水とは別に沢の水を混ぜて適温で露天風呂を楽しめるようになっていた。
 このうち『上の湯』は『神の湯』に通じるということで、毎月の物忌みの日とその前後合わせて三日は人は立ち入ってはならず、
池の横に用意された祭壇には各温泉宿の主人や病気の快癒を祈る湯治客がお供え物をする習慣があった。
 レノラはここで毎月沐浴にやってくる天使ヘラに会ってアスタロトから命じられた贈り物を賞味していただくことになっていた。

57G:2019/08/20(火) 21:11:26 ID:sq.i.gJI
 物忌みというと何か陰気な印象を受けるが、この温泉地では月で一番宿が満杯になる日である。
確かに宿は新規の客は取らなくなるし、宿で提供する食事も肉や精のつくなまぐさ物など避けるようになるが、
不思議なことにこの三日間に下の湯に入浴するとその効能が格段に違うという噂があったからである。
これは上の湯から流れ出た湯の一部が下の湯へ流れ込んでいて、上の湯を使われた神様の残り湯を頂いているから
霊験あらたかなのだだという説明が温泉宿ではなされていた。
 混雑を避けるために各温泉宿では湯治客が下の湯へ上がっていく時刻や順番を割り当て、足の弱い客には輿など雇い、
さらに下の湯から上の湯へと上る山道には宿の使用人数人が交代で見張りに立って不入の掟を厳しく守っていた。
 そのためレノラは上の湯からさらに山奥へと分け入る上流側の道にワープアウト(?)して道を下って行った。

58G:2019/08/20(火) 21:13:12 ID:sq.i.gJI
 払暁の上の湯は谷あいの林に囲まれているので薄暗いが、山の稜線を見上げると空が明るくなってきていた。
 上の湯の端、温泉の湧出口の近くに下流の温泉宿に湯を供給する石を凹型に切り出してつないだ分水道が作られていて湯が冷めないために木の蓋が延々と敷かれている。
湯元は夏場でも湯気が立ち上っているのが見えるほどだが、池の反対側は沢を流れる水が引き込む小さな水門があって、入浴に適した湯温に調整されていた。
基本は男女混浴で下の湯にあるような脱衣所の小屋すらないのだが、真ん中には島のミニチュアのような岩がひとつ突き出ていて、
これでかろうじて男女別湯のような視線を遮るエリアが作られていた。
 その湯元のふちに石造りのベンチのような簡素な祭壇があって、その上に白い敷布が掛けられお供物の料理、パンや焙った肉やハム、チーズ、ワイン、蒸したイモ、
調理した野菜や果物、温泉宿で湯治客のお供え物用に売っている菓子などが積み上げるように並べられていた。
 これらの供え物は日が昇る前に村の月周りの祭礼担当者たちが夜が明ける前に持ち込んだもので、彼らはそのあと下の湯から登ってくる道を封鎖していた。
日が昇ると上の湯は神様が沐浴する時間で、人が立ち入ると天罰が当たると信じられていた。

59G:2019/08/20(火) 21:15:35 ID:sq.i.gJI
「これはちょっとした宴会ですね」
 重箱を下げたままレノラは祭壇の周りを歩いて並べられたお供え物をあらためていった。
上の湯のお供え物が山の獣に食い荒らされるわけでもなく、
きれいさっぱりなくなるのはこの地方では有名な不思議話の一つだった。
「あ、このクッキーおいしそう。一つくらいいただいても分からない・・・・・」
 祭壇の菓子をつまもうとしたレノラは手を止めた。
「フッ、いっさいの気配を感じさせずこのアタシの後ろを取るとは・・・少しは使える様ですぅ」
 レノラが背後を振り返った。
「久しぶりに会ったと思ったら、バカなことばかり言って。アナタまた変な絵草紙とか読んで影響されてるでしょう?」

60G:2019/08/20(火) 21:17:33 ID:sq.i.gJI
 人目を避けるために使っていた陰身の術を解いて2メートル近い長身で金髪、豊満な姿態の女性が姿を現した。
レノラ旧知の天使ヘラである。その外見から人間には結婚と母性、豊穣などを司る女神ヘラとその混同されるが天界では別の存在である。(あるみねこの風船爆弾HP、参照)
 安産型の幅広い腰つきもだがそれよりも豊かなのが乳房、さらにさらに巨大に膨らんだ腹部に目が行ってしまう。
10つ子を孕んだ臨月の妊婦でもヘラの腹回りには遠く及ばず、普通の妊婦やぽっちゃり女性などは痩せて見える。
口さがない天使の間ではヘラの腹回りと身長はどちらの数値が上かと噂されている。もちろん身長はこれ以上伸びないが、
腹囲は伸長可能で「身長の1.2倍」「いや1.5倍はある」などと言われていることはヘラ自身は知らない。
これは彼女が大天使の一人ガブリエルと婚約中であることからの嫉妬であることはほぼ間違いのないところだが、その陰口に根拠がないわけではなかった。

61G:2019/08/20(火) 21:20:23 ID:sq.i.gJI
「ホントにお久しぶりですぅ。それにしても・・・」
 レノラはヘラの背後にズラリと控えている12人の侍女姿に目をやった。いずれも美しい容姿だが無個性で精気に欠けている。
日常生活では体型的に不便なことも多いヘラが術で使役している傀儡だった。
「その立場(ガブリエルの婚約者)だったら下級の天使さんや仙女さんをメイドに召し抱えられるんじゃないですぅ? いつまでも一人でウロウロしていると箔が付きませんよ」
 エッチもしたことのある旧知の中なので、腹ぺこサキュバス対上級天使でも、レノラにあまり隔意はない。ヘラが自分の肉体の強靭さと戦闘力に自信を持っていても、
一方でそのオーバーサイズな体型にコンプレックスを感じているのは承知していた。
「まだまだ結婚は先だし、今は独身謳歌してるんだから・・・」
 話題を封じるようにヘラはじろりとレノラを見下ろした。頭二つ分近く上から、しかもせり出した巨大な腹と乳房越しに睨まれるとそれなりに威圧感があった。

62G:2019/08/20(火) 21:22:27 ID:sq.i.gJI
「はいはい、わかりました。ところで今日はうち(ISギルド)の事務局長から時候の挨拶と暑気払いの差し入れですう」
 沐浴とお供え物の饗応に来たヘラは肌も透けて見えるような薄物の天使の羽衣をまとっているだけなので、見ようによってはかなり刺激的な恰好である。
レノラは重箱を掲げて見せながら、以前よりお腹が大きくなってないかとチラチラ視線を走らせた。
「へぇー、アナタもだけど、こんな贈り物が私まで回ってくるなんて久しぶりね。何が入ってるの?」
 ヘラの唯一といっていい悪癖が食い意地である。体型を気にして、ことあるごとにダイエットを口にしているのに、この上の湯でのように各所の神殿や村々の祠、
パワースポットを巡回しているときにお供え物をすべて平らげずにはいられないのだった。その際、必ず言い訳に出てくるのが「俗界の人々の信心を無下にはできない」なのだった。

63G:2019/08/20(火) 21:25:01 ID:sq.i.gJI
 レノラは求めに応じて重箱の最上段を引き出してチラ見せした。
「十二仙のおひとりサキムニ様に作ってもらったおはぎですぅ」
 ヘラの目の色が分からない程度に変わったのをレノラは見て取った。サキュバスのレノラは性欲と同様、食欲などほかの欲や煩悩にも敏感なのだった。
 こうなるのが分かっているから時候の挨拶回りをするのが嫌だったんだとレノラは思う。
というのも、仙界、この場合はサキムニの仙境で栽培されている作物は、サキムニが修行の一環として練成している仙丹の種(材料)ともいえるもので、
俗界(人間の世界)で収穫されるものとは滋養分(カロリー)が別物なのだった。
 おはぎの材料になっているモチ米や小豆は『一粒千倍、二粒万倍』とも言われ、もし少量でも人間が口にすれば、三月寝たきりの病人でも起き上がって歩き回り、
健常者なら10年寿命が延びるとか十人力を得ると言われているほどだった。
 上の湯のお供え物を毎月、年十二回いただくより、この十二個のおはぎのほうがヘラの腹囲に深刻な影響を与えることは容易に想像できる。

64G:2019/08/20(火) 21:28:27 ID:sq.i.gJI
「あのヘラという天使はおそらくこの誘惑には抗えないだろう」
 レノラに今回の件を言いつけたアスタロトはニヤリと人の悪い笑みを浮かべた。
未来を見通す策略家で、ヒトの一番嫌がることを察して悪戯を仕掛けるの大公爵の趣味なのだった。
 嵌めるよりハメられたいレノラとしてはこういう悪戯の片棒は担ぎたくないのだが、
慣例の挨拶回りという名目は整っているし、おはぎをいくつ食べるかはヘラの自制心次第だと少し良心の声に耳を塞いでいるのだった。

65G:2019/08/21(水) 22:06:05 ID:.Rsdmb9g
「まあまあまあまあ、これはこれは」 重箱の中に整列したおはぎを見たヘラは嘆声を上げた。
「すごい。これはおいしそうね。食後のデザートに一ついただこうかしら」
 ヘラはレノラの心中など察することなく、傀儡の侍女に手伝わせて羽衣を脱いで全裸になると、
露天温泉の腰ほどの浅瀬に浸かって手足を伸ばした。
侍女たちは白い浴衣姿になると、半数は手桶でヘラの肩から湯をかけたり手足や背中を手拭いで擦ったりする。
残りの半数は祭壇とヘラの間を往復して、お供え物を彼女の口に運び始めた。
「貴女も一緒にどう?」
 上の湯での沐浴はルーティーン・ワークだし、レノラとは一時はエッチな関係もあった仲だからヘラとしては豊かな裸体をさらすことを恥ずかしがったりしない。
レノラは持参の重箱を祭壇の脇に置くと全身フィットのレオタードのようなボディ・スーツを露出の多いセクシーなワンピース水着のように変化させた。
かろうじて乳首と股間を隠す部分以外は肌が透けて見えるレース地で全裸になるよりある意味刺激的だった。

66G:2019/08/21(水) 22:07:44 ID:.Rsdmb9g
「それじゃ、お言葉に甘えてお邪魔しますぅ」
 レノラは湯に入っていくとヘラを囲んで身体を洗っている傀儡たちの邪魔にならないところに腰を下ろした。
「それにしても」 ヘラはレノラの9割裸体の身体を自分と見比べた。「相変わらず(お腹が)ツルペタなのねぇ。少しはうだつの上がるような生活してないの?」
 こういうときだけ自慢するようにヘラは大きな腹を軽く突き出して自分の優位を主張してみせる。
「いやぁ、そういわれると面目ないのですぅ」
 近年では昔と違って多くの天使たちが地上から天界へ引いて姿を人目にあらわさないようにしているのと同様、魔族も魔界に身を潜めている。
ただ、インキュバスやサキュバスのように俗界(人間)との通交を断てないものは本性を隠し地域社会にとけ込んでハーレムを形成するの常態化していた。
だからレノラのようにワールドワイドに諸国をうろついているサキュバスは生活力を疑われても仕方がない。

67G:2019/08/23(金) 17:53:21 ID:yy0a5HkU
「逆にヘラさんは大分羽振りがいいみたいですねぇ」
「まあね。でも、そのおかげでダイエットが進まなくって・・・」
 数十年ぶりの再会で世間話などしながらも、レノラは久しぶりに目にしたヘラの食べっぷりに驚いていた。
 傀儡の侍女たちが効率的かつ機械的に祭壇とヘラの間を往復し、パンや肉やその他の食べ物飲み物をヘラの横に跪いて完璧なタイミングで口元に差し出す。
それをヘラはレノラと話しながら口に入れ咀嚼し次々に飲み込んでいくのだ。
 これは気功などの導引術などの延長線上にあり、呼息を操りと吸息とともに気でも食物でも自在且つ急速に体内に取り込むことができる能力である。
妖怪変化の類なら『鬼一口』とも呼ばれ、人間などを一呑みにしてしまうのもこれに近い。
 祭壇の上の料理が驚異的なスピードで消えていく一方でヘラの腹はゆっくりと前にも横にもせり出してきた。

68G:2019/08/23(金) 17:54:50 ID:yy0a5HkU
「はぁー、すっごいですねェ、ヘラさんのオナカ・・・パンクしそうですぅ」
「そんなことないわよ。ここに限らず、いろんなところ回ってるんだから。日に五食なんてこともあるのよ。貴女とは鍛え方が違うんだからパンクなんかしないわよ」
 ヘラがポンッと軽く腹をたたくと水面に波紋が走り、腹の上でこれもわずかだが膨張している乳房がフルフルと揺れた。
「そういえば」 レノラはふと身体を洗っている侍女の動きに気が付いた。正面に座っているレノラとの視線を遮らないためか、一番広大な球体の表面を誰も洗わない。
「オナカ、まだ洗って・・・」
「洗いたい? ねぇ? 触りたいの?」
 待っていましたと畳みかけるようにヘラが語尾に被せてきた。
「は、はい、その・・・」
 ヘラは再度腹をポンポンとたたいて揺らして見せた。
「いいのよ、遠慮しないで。ほらほら、この大きくて美しいお腹、久しぶりに貴女だって触りたいんでしょう? 食べてる間だけだったら触ってもいいのよ」

69G:2019/08/24(土) 07:16:57 ID:tO06Eenw
 ホントは洗ってほしいクセに、こうして上から目線で誘ってくるところが天使らしくて苦手ですぅ、とレノラは心中で溜息をついた。
まあ、事実久しぶりだし触りたくないわけでもないし、時候の挨拶で天使のご機嫌を取り結ぶという当初の役目もあるし、
レノラだってサキュバスだから少しばかりヘラの腹回りに有り余っている生気をいただいて自分のオナカも満たしたい。
「それではお言葉に甘えて失礼しますぅ」
 レノラが温泉をかき分けて近づくと髪を櫛けずっていた侍女がタオルをレノラに手渡した。
レノラはタオルを温泉につけ、今も目の前で少しずつ膨らんでいるヘラの腹をアカスリする形を見せつつもムニムニと豊かな腹肉を揉み撫でさすった。
「んふぅ、なかなか上手よ。その調子・・・」
 ヘラは満足げに腹の向こう側のレノラの行為を眺めながらお供え物を詰め込み続けていた。
祭壇は見る見るうちに片付いていき、一時間もしないうちにパンくず一つ残さずに片付いてしまった。

70G:2019/08/24(土) 16:18:16 ID:tO06Eenw
 ヘラが手を振ると傀儡の侍女たちは解けるように空中に消え、レノラは重箱を二人の横に運んできた。
三段のお重と水筒をおさめている漆塗りの枠の部分には定身呪が彫り込まれていて、卓上に置いたように水面数センチの宙にピタリと浮く。
「スイーツは別腹って言いますぅ。それではお待ちかねの食後のデザートといきますか?」
 まずレノラは下段から茶碗を取り出して、器の側面に水滴が凝結するほどよく冷えたお茶を注ぎヘラに手渡した。
「へぇー、お茶からして違うわね」
 ヘラが味覚をリセットしている間にレノラは三種のおはぎのうちから定番の餡子で覆われたものを一つ皿に取り分けた。
レノラは茶碗を受け取り、代わりにおはぎと箸をヘラに手渡す。
「んー、この餡の甘い香りがなんとも・・・」
 サキムニの作った甘味は俗界の食べ物のように吸い込みの術が使えないので、
ヘラはずっしりとしたおはぎを箸で持ち上げ端っこに一口かぶりついた。

71G:2019/08/24(土) 16:23:37 ID:tO06Eenw
「うわっ、なにこれ、すっごく美味しいんだけど」
 もごもごとおはぎを頬張りながらヘラが嘆声を上げた。
 それを飲み込むと、滋味豊かな(豊かすぎる)おはぎを受け止めたヘラの膨満した巨大腹が胎動でもするようにグニョリと波打ち
せり出してきた。
「ウマっ、これは美味すぎるわ・・・・おぉう、五臓六腑に染み渡るってこういうことね」
「なんかヘラさんのオナカがすっごいんですけどぉ。まるで赤ちゃんがいるみたい・・・ヘラさん、ひょっとして妊娠してますぅ?」
 腹の中の十つ子が激しく胎動するかのように隆起する、そのヘラの巨腹の盛り上がった部分をレノラは怖々突っついた。
「何言ってるのよ、結婚前なのに妊娠なんて。これは全部自前に決まってるじゃない。自前よ、ジ・マ・エ」
 おはぎを口に頬張りながらヘラが無駄に自慢気に腹を突き出して見せた。
「一粒千倍、二粒万倍」とも例えられる食材で作られたおはぎを消化吸収するために、ヘラの胃腸が120%の能力で活動しているのだった。
しかも隆起した部分がもとに凹んで戻るのではなく、出っ張った部分を追いかけるように腹全体が膨らんんでくる。

72G:2019/08/25(日) 07:42:22 ID:An7ihWU6
「しかし、これはあとの2種類も試してみないとおさまりが付かないわね」
 ヘラは皿を返しながら
「その胡麻ときな粉の、おかわりで。もう二ついっぺんにのせちゃってよ。あ、そうそう、アナタも一つ御呼ばれする?」
「いやー、アタシはこういうの苦手で」
 エッチでの荒淫(暴飲暴食)はともかく、こういう超絶ハイカロリーなものを経口摂取するようにサキュバスの体はできていない。
レノラが辞退するとヘラはホッとしたような様子を見せた。
「じゃあ、さっきの続き、ほら、私が食べてる間、お腹触ってもいいわよ」
 また一杯お茶を飲むと地殻変動的な巨大腹の動きが落ち着き、そのかわりに重量感と直径が増して腹の表面が大洋のようにゆったり波打つ。

73G:2019/08/25(日) 07:45:33 ID:An7ihWU6
 広大な円周に沿ってレノラは手のひらを滑らせながら、ヘラの腹がただ膨張しているだけではないことに気が付いた。
その証拠に下腹の当たりを撫でまわすとお肉がポッチャリと厚みを増して、指が沈み込むような感触がある。
膨らんでいるだけなら腹肉が伸展してパンパンに張ってくるのだが、
そうはならずに膨張を追いかけるように吸収した栄養がしっかり脂肪になって腹や胸に溜め込まれているらしい。
もともと爆乳だったのオッパイも大きくなりはじめ、それに取り残された乳首が半ば陥没していた。
 二つ目のきな粉をまぶしたおはぎを食べ終わるころには腹の肥大化につれてヘラの背中が反りかえり、
三つ目に箸をつけたころには温泉に半身を浸し八の字に両足を投げ出してくつろいでいる彼女の脹脛(ふくらはぎ)にのしかかるようになっていた。
「イヤー、ヘラさんのオナカすごいですぅ。こんなに大きく膨らんでパンパンなのに、同時にむっちりと柔らかい・・・」

74G:2019/08/25(日) 07:51:11 ID:An7ihWU6
 レノラはヘラが上機嫌なのをいいことにムニムニとヘラの巨大腹を揉みしだく。
 ヘラの豊満な身体は剣で斬ろうが槍で突こうが攻撃魔法の呪文を唱えようが、
あらゆる攻撃を柔らかく包み込んで受け止めてしまう「兵法殺しの肉体」と呼ばれているのだが
中でも腹と乳房は前面の盾というべき強靭さを備えていた。
この防御能力の発動はほぼ自動的なもので「強いものにはより強く」反応する。
 一方で少数の者しか知らないことなのだが「弱いものにはより弱く」反応してしまう、
つまり巨大な腹全体が性感帯で優しく愛撫などされると快感に蕩けてしまうという弱点があった。
 仙界のスイーツという味覚的刺激、膨腹=性感帯の増加、
そしてレノラのお触りときてはレノラのようなサキュバスでなくともヘラのテンションの上がり具合は分かる。
 レノラは着実に大きさを増していくヘラの腹の中心線に沿って指を滑らせ、
正面の浅いくぼみ、肥え太る腹肉のせいで処女の秘唇のようにぴったりと閉じたヘソの周りをクルクルと愛撫した。

75G:2019/08/25(日) 07:54:18 ID:An7ihWU6
「ん? どうしたんですぅ? お箸が止まっちゃいましたけど? もう、お腹いっぱいですぅ?」
 レノラは手を止めてゆったりと蠕動運動して波打っている膨満した腹の向こう側のヘラの様子をうかがった。
「いいえ、その・・・・まだまだ食べられるわよ」
 ヘラが再びおはぎを頬張るとレノラも指を動かす。
「ンー、ヘラさんが食べてる間だけオナカ触っていい約束ですからぁ」
 レノラは完璧な球体についた唯一の浅いくぼみ、スリットのようなヘソの穴に沿って指を滑らす。
「何度でも言っちゃいますけど、やっぱりヘラさんのオナカはサイコーですぅ」
 レノラがスリットに人差し指を押し付けると柔らかな腹肉が両側に開いて指が第一関節まで沈み込んだ。
「ホォォォっ、・・・・んー、フゥ」
 ヘラが軽くうめいておはぎを頬張ったまま鼻から息を吹き出し硬直した。
膨らむ腹全体が性感帯なのだが、その中でもふだん外気から守られているヘソは格段に弱い。

76G:2019/08/25(日) 07:58:00 ID:An7ihWU6
「あれ? やっぱりオナカいっぱいなんじゃ?」
 レノラがさらに指を押し付けると人差し指はズプズプと第三関節の根元まで入ってしまう。
それでも一番底まで指先は届かなかった。
「食べ残しは持ち帰るってことで。アタシも残念ですけど、もうお開きにしちゃいますかぁ?」
 指を半分抜いて再び根元まで差し込む。
「おォォっ、れ、レノラ、あんまりそこは・・・」
「ヘラさん、食べてる間はお腹スキにしていいって言いましたよね。ね?」
 レノラは指を出し入れしながらもう片方の手を伸ばしてヘラの腹に抱き着いた。
「こんなこともしていいし。んー」
 レノラはヘラの腹に顔をうずめた。
「いや〜ん、ちょっと・・・やめ・・・」
「こんなこともしちゃいますぅ。(*´ε`*)チュッチュ」
 ひとしきりお腹キスをした後でレノラは顔を上げた。
その表情は小悪魔のそれで、反対にヘラは怖いほど真面目な顔をしていた。
しかし頬は上気して紅潮していた。
「やめますぅ? もう止めちゃいますぅ?」
 レノラがヘソの穴からスルッと指を抜いた。
ヘラの眉がわずかに下がって残念そうな様子が見え隠れした。

77名無しさん:2020/01/26(日) 19:38:37 ID:L8a.rQw2
「うーん、それなら、食べ続けている間だけ、ねぇ、してあげますぅ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・続けて」
 わざとらしいほど硬い声でヘラが答え、半分ほどになった三つ目のおはぎにかぶりつく。
 ヘラのヘソの穴の中に今度は人差し指と中指の二本が入ってきた。
「ぐふぅ、そう、つ、続けなさいよ。食べてあげる・・・・アナタが私のお腹に触りたいっていうから、
食べるんだから・・・でも勘違いしないで。アナタのために食べるんじゃないんだから。まだまだお腹いっぱいじゃないから食べるんだから」
「ほんとですかぁ? でもヘラさんに無理させるのも悪いから。それじゃ、オナカいっぱいかどうか確認しますぅ」
 レノラがさらに深く指を差し入れると中指の先がかろうじて肉厚の最深部のヘソに届いた。活発な胃腸の動きでヘソがツンツンと指先に当たる。
「たしかにまだまだ余裕ありそうですねェ」

78名無しさん:2020/01/26(日) 19:40:08 ID:L8a.rQw2
 実際には膨張と肥満化の同時進行でヘソが浅くならないだけで、
腹の巨大化はかなり進み脹脛を通り越して足首あたりまで届きそうだった。
「んんんんっ、んムムムムムムッ」
 口いっぱいのヘラが呻き、箸を振り回した。
「キツイですかぁ? でもあたしは指動かしてないですぅ。ヘラさんのオナカが動いてるんですぅ」
 レノラがジャンケンでチョキを出す時のように穴の中で指二本を閉じたり開いたりした。
指を開くとヘソの穴が広がり、指を閉じると最奥のヘソを指先がかする。
「らめらめ、ナメテ」(ダメダメ、止めて)
こんな時でも行儀を忘れないヘラは目を白黒させながら三つ目のおはぎを飲み込むと、不明瞭な言葉でレノラを制止した。
「ゴホッ、ゴホッ」
「大丈夫ですかぁ」
 さすがにモノを食べているときにやりすぎたと思ったレノラがヘラの背後に回って背中を叩いたり撫でたりした。

79名無しさん:2020/01/27(月) 02:06:42 ID:Tv.9O4cQ
「あー、あれはさすがにキツイわ。食べながらアレは・・・喉に詰まるかと思ったわ」
 お茶を注いでもらったヘラが呼吸を整えた。
「ちょっと責めすぎですかぁ? でも、ヘラさんが食べているときだけ触っていいって・・・あぅ」
 茶碗を受け取るレノラの手をヘラが握ってグッと引き寄せた。
レノラの身体がソファの背もたれよりも広いヘラの脇腹に半ばめり込んだ。
「バカ・・・もう、少しは手加減ってものを・・・んっ」
 片手で楽々とレノラを抱き上げたヘラが顔を寄せる。レノラもそれに合わせて唇を重ねた。
 二人は舌を絡めあっていたが、しばらくするとヘラはレノラのもたれ掛っている脇腹の圧迫感が増してきたのに気づいた。
「レノラも・・・お腹大きくなっちゃったのね」
 二人で下を見下ろすと妊娠初期のようにわずかにレノラの腹がポッコリしていた。

80名無しさん:2020/01/28(火) 22:34:40 ID:UcY2y/eg
「ヘラさんばかり大きくなってズルいですぅ。アタシも少し分けてもらいますぅ」
 レノラはヘラの手を取ると自分の股間に導いた。かろうじて恥丘を覆う水着を横にずらし、ためらうヘラの指を開いた花弁に挿入させる。
「アタシにも指二本・・・入れちゃっていいですぅ。あんっ・・・・」
 不慣れなヘラの指の動きに合わせ、レノラが湯につかった下半身を動かすと森閑とした上の湯にチャプチャプと水音が聞こえる。
 レノラはおはぎがまだ三個残っている一の重を持ち、一つ素手でつまむとヘラに差し出した。
「手が忙しいですから、アタシが食べさせてあげますぅ。はいっ、ヘラさん、アーンして」
 ヘラがおはぎを口にするとまた腹が少し膨らむ。
「ふみぃ、も少し強くしてもだ、大丈夫ですぅ・・・んぁ・・・もっとかき回して・・・」
 ヘラの指に柔らかで熱を帯びた肉襞と温泉成分とは違うヌルヌルした感触が絡みつく。指を抽挿しているとレノラのお腹も膨らみ始めた。

81名無しさん:2020/01/28(火) 22:35:58 ID:UcY2y/eg
「わわっ、相変わらず膨らむの、早いのねぇ」
「そういうヘラさんだってまだまだオナカ大きくなってますぅ・・・あ、そこ・・・クリを摘まんでほしいのですぅ・・・」
 あっという間に臨月の妊婦ほどになったレノラが陰核をこすりつけた。
ヘラがそれを人差し指と親指で言われるままに軽く摘まむととギュッと肉襞が収縮して花弁に差し入れた中指を締め付ける。
「も、もう一本・・・薬指も入れて・・・」
「アナタ、なんてこと言うのよ・・・この・・・」
「淫乱なんて、サキュバスに言うのは可笑しいのですぅ・・・くぅう・・・」
 レノラが口封じとばかりにヘラの口のおはぎを押し込む。
「ふぐっ・・・ムグう・・・」
 ヘラは上の口を、レノラは下の口を責められる感じで同時に軽く達した。

82名無しさん:2020/01/28(火) 22:38:57 ID:UcY2y/eg
「んー、ふぅぅ、ちょっと楽しんじゃいましたね」
 一息ついて賢者タイムの余韻を楽しみながらレノラが呟いた。
「あんたね・・・そういいながら指締め付けて・・・抜かせないじゃないの、まったく」
 膨らんでせり出した下腹と股間に手を挟まれたままのヘラが困ったように睨む。
「そんなことより・・・」
 レノラが腹を揺らせながら悪戯っぽくニヤニヤした。
「なによ?」
「ヘラさん、気づいてないんですか? さっきからズーっとアタシたちを見てる、招かれざるゲスト・・・・とっ捕まえたら面白いことになると思うんですぅ」

83名無しさん:2020/01/31(金) 07:11:06 ID:LZStH0gE

Another story  - three days ago -

84名無しさん:2020/01/31(金) 07:19:34 ID:LZStH0gE
「死ぬ前に一度は見てみたいものだ・・・」
「殿下、そのような口癖はお止めください。縁起が悪うございます」
「殿下は止せ。ここではジェラールとかジェイと呼ぶのだ。では言い直す。一生に一度は・・・」
「すぐに一生のお願い、とか言うのは年端も行かぬ幼児です、ジェイ」
「・・・・わかった、アルフレッド、とにかく上の湯に訪れる神を見てみたいのだ」
 レヴァンの温泉宿の一室で少年と青年が話し合っていた。
ジェイと呼ばれているのは、アバロン王室から3人の娘しか直系のいないサモスの王室へ婿入りした16歳の王子ジェラール。
そしてちょうど10歳年上の青年はアバロンから従者として付き従っている貴族の子弟アルフレッドだった。
 隣の数部屋にも従者兼学友として十数人の同年齢の青少年や御者、下僕などがこの温泉旅行に同道していた。
アルフレッドはその中でも最年長で侍従長とでもいうべき立場にある。

85名無しさん:2020/01/31(金) 07:37:41 ID:LZStH0gE
「月に一度、神様が沐浴されるというこの温泉村の風習にジェイが興味を持たれているのは分かりますが。なじみがなくてもムラの禁忌はみだりに侵さぬものです。
本当に神罰があるかどうかは分かりませんが、その前日から村人が見張りに立つとのことです。
タブーを犯す不届きな侵入者と思われて暗闇の山道で袋叩きにでもあったらどうするのです。捕まるだけで済んでも王太子が領民の信仰に触れるのはあまりよろしいことではありません」
「義父殿はあまり私を気に入っておらぬし、名目はどうであれ私は子ができるまでの中継ぎにすぎない。
そう言えば・・・・側近の中にはアバロンと結ばずにトラキアやペルガモンあたりから婿を取ればよかったという声も多いという聞く。
これを口実に難癖つけられるとでも?」
 ジェラールはにっこりと笑う。
「はいはい。そういう噂は確かに耳にしますが、トラキアとは先年まで国境の線引きで揉めていた仲です。アバロンとの同盟をここで破棄する利点はありません。
義父王さまもジェイが奥さまとの間に世継ぎをこしらえる迄は何も言われますまい」
 アルフレッドも不謹慎な会話を楽しむようにニヤリと笑う。
「この温泉村も今でこそサモス側ですがジェイの祖父さまがお亡くなりになるまではアバロン領だったところで、国境も山の稜線沿いか山を超えた沢沿いか今一つはっきりしていないと聞いたことが・・・
ジェイが廃嫡になると今度はアバロンとの戦でしょうか」

86名無しさん:2020/01/31(金) 07:52:12 ID:LZStH0gE
 ジェラールはアバロン王室の六男二女の四男で、生来免疫(読者諸兄の世界の医学で説明するなら)に問題があり、月に一度は熱など出して床に横たわる生活を送ってきた。
命に関わる大病まで患ったことはないものの、頑健でブロンズ像の軍神のような3人の兄たちとは胸板の厚さや肩幅の広さなど比べようもない線の細い白皙の貴公子だった。
 そのため、早いころから周囲は世継ぎの候補者とは見なされず、父王も今回のサモス王との婚姻同盟のように政略上の道具(人質)と割り切っていた。
アルフレッドのような従者たちも、アバロン貴族の非嫡子や庶子といった家督の継承と無縁な者たちで選ばれていた。

87名無しさん:2020/01/31(金) 07:55:42 ID:LZStH0gE
 このようなジェラールに対して、豪放磊落を装いつつどこか軽躁なところのあるサモス王フィリッポスは
「ロベール殿(現アバロン王)は吝嗇(ケチ)だ。種馬をくれと頼んだのにロバをよこしおった」などと側近に冗談とも悪口ともとれる感想をこぼしたという。
 サモス、トラキア両王国の争いもアバロンとの同盟とジェラールの婿入りが決まると、アバロンの参戦を嫌ったトラキアから和睦の申し出もあった。
 こういった事情の中でサモス王室内での入り婿ジェラールの扱いは軽く、必然的に二つ年上(18歳)の新妻も宮廷内の雰囲気に感化され、
結婚後半年とたたずに夫婦仲は暖かいとは言えなくなっていた。
 こういった状況のなかで、ジェラール一行は避暑と温泉療養という名目で国境近くのレヴァン村を紹介され、一週間ほど滞在していたのだった。
ひなびて遊ぶところもない山間の温泉街は血の気の多い若者たちにとっては少し暇を持て余し気味だった。

88名無しさん:2020/01/31(金) 08:05:54 ID:LZStH0gE
「ひと山超えれば我が祖国・・・か。嫁姑の苛めみたいに夜逃げしてきたと言ったら父はどんな顔をするかな?」
「冗談はおやめください。仮にも王太子の国外逃亡など、それこそ大問題です」
 アルフレッドの見たところ、ジェラールはその外見ほどひ弱な少年ではなかった。病床にないときは馬にも乗るし、うまくはないが剣や弓なども一通りは武術師範に教わっている。
発熱したときは寝室に書物を持ち込んで読書し、熱がひくと城内を歩き回って従僕や料理人、門番や出入りの商人にも声をかけて市井のことを聞きたがる。
重く見られていないだけに他人の機微に通じた、観察力の長けたところがあった。
 病弱なせいで兄たちのように父と狩猟に出かけたこともなければ、戦陣に立ったこともないが、その不満からか好奇心が旺盛でしばしば今回のようなささやかな冒険をしたがった。
 義父フィリッポスに駄馬扱いされた噂を聞いた時も「女子ばかり3人しかこしらえられなかった男が、よほど種が足らぬではないか。馬の見立ても出来んでは博労(牛馬の仲買人)にもなれん」
 ムッとした様子を見せてアルフレッドを笑わせた。寝所のことがうまく行っていないのでジェラール自身もまだ実績はないのだが、こういう隠された才気の発露を年長のアルフレッドは好ましく見ていた。

89名無しさん:2020/01/31(金) 08:13:29 ID:LZStH0gE
「わかりました。神様を見てみたいというお気持ちは分かりますが村人の目を盗んで上の湯へ登る手段はありますか?」
「うん、その辺はそれとなく宿の主人や使用人に探りを入れてきた」
 冒険の密謀にアルフレッドが乗ってくれたのでジェラールは声を潜める。
「上の湯が閉鎖される物忌みは三日間で、中日が神の沐浴される日らしい。前日から閉鎖されて岩風呂と祭壇の清掃が行われる。
日をまたいで当日の夜明け前に料理が運び込まれ日没前に皿などを片付けに行くと供え物がきれいさっぱりなくなっているそうだ。
熊など獣の仕業でないなら神様とやらはよほどの大食漢だな」
「ジェイも食べられるかもしれませんよ」
「それは困るから我々も供物を出そうと思う。宿の主人に金は多めに払うから少し奮発するように頼んでくれ」
「やはり神罰が怖いのですか」
 アルフレッドが揶揄った。
「怖くはない。が、神にはしかるべき敬意を払う」
 案外ジェラールは真面目だった。

90名無しさん:2020/01/31(金) 08:17:37 ID:LZStH0gE
「とにかく村人の出入りはあるし立ち番も交代するらしいからどこかに隙はある」
 前日の日が傾く前に全員で下の湯に出かけ、従者の中でジェラールに年恰好の似たものが着物を取り換え影武者を務める。
アルフレッドたちは宿に戻って影武者は風邪をひいたことにして部屋に閉じこもる。
独りで下の湯周辺の林に隠れたジェラールは一晩かけて上の湯まで匍匐前進していく。
「私もついていきますよ」
 ジェラールが夜露に濡れて病気を再発することをアルフレッドは心配していた。
「いや、二人いなくなると宿屋の主人が気づくだろう。
特におまえは我々一行の世話で宿の者たちと一番顔を合わせているからいなくなるのはおかしい」
「では誰か別の者をつけます・・・」
「神罰があるにせよ熊に襲われるにせよ、それは私一人で十分だ」
 ジェラールはにっこり笑った。滅多に人前では見せないが意外に意志強固だった。
「そうなったら義父殿が喜ぶかも。
・・・・それと夏場だが夜の山中は冷えるかもしれないから、下の湯にいくときはめいめい手分けして服や肌着を余分に持って行ってくれ」
「それでは・・・そのように皆にも伝えます」
 とりあえずそういうことになった。

91名無しさん:2020/01/31(金) 08:20:29 ID:LZStH0gE

Another story  - early morning -

92名無しさん:2020/01/31(金) 08:24:09 ID:LZStH0gE
 下の湯から上の湯まで続くやぶの中を、ジェラールは葉擦れの音などさせないように夜の大半をかけてゆっくり這い進んだ。
 見張り当番が立っているのは上の湯へ登る一本道と湯元から温泉宿のある集落まで温泉を引き落としている水道の保守用の小道で、
三人一組でかがり火を置いた場所を中心に行ったり来たりしているがそこを外れて山に分け入ろうとまではしない。
神罰への恐れが主な抑止力で、今まで見張りを煩わせた者などほとんどいなかったのだろう。(蝋燭や灯油、松明しか照明が無い世界では庶民が夜に出歩く習慣がない)
 温泉の湧き出る湯元の熱気もあるのか、山の中なのに意外に冷え込みもないのも都合がよかった。
体調を崩しやすいジェラールが咳の一つでもすれば、沢を流れる水音しかしない場所では目立ってしまう。

93名無しさん:2020/01/31(金) 08:29:47 ID:LZStH0gE
 気配を気取られないように時間をかけて進んだジェラールは、二十人ほどの村人たちがお供え物をもって登ってくる頃には上の湯の祭壇があるのとは反対側の林に身をひそめることができた。
地面には近所の農家から譲ってもらった麻袋を2枚敷いてその上に伏せ、ジェラールたちが乗ってきた馬車の御者から借りた外套(オーバーコート)を竈の灰や土、落ち葉などで汚し、
それを頭からかぶって偽装していた。
昼ならともかく、日の出前の林の中では動かなければ見つからない。
 彼が見ているとも知らず、村人たちは手際よく祭壇に供物を並べ終わるとそそくさと山を下りていく。
やはり神罰が怖いのだろうな、などとと眠い目をこすりながらジェラールがウトウトしていると稜線が白み始めた山道を降りてくる足音がした。
『下の湯へ下るのとは反対方向・・・しかも一人で?』
 夜目に透かして見れば全裸と間違うほど身体の線がはっきりとわかる奇妙な黒っぽい服を着た女性の影が箱らしきものを下げて歩いてきた。

94名無しさん:2020/01/31(金) 08:33:35 ID:LZStH0gE
『これが神か?・・・それとも妖怪の類か?』
 どことなく身体の線がフニッとしていて無害な感じがする。
それが祭壇のほうへ歩いていくので、いよいよこれは普通の人ではないとジェラールにも察しがついた。
上の湯の真ん中に突き出した小島のような岩塊と立ち上る湯気で対岸からは見づらいが誰かを待っているように所在なくウロウロしている。
 不意にその湯気の中から湧き出したように十人ほどの羽衣をまとった美女たちがあらわれた。
そのうちの一人は取り囲む周囲より頭一つ以上背の高い堂々とした女傑だった。
 それが先にやってきていた女怪と何やら会話している。
『あれが沐浴に来る神であろうか? それにしても女神とは意外・・・』
 人垣が崩れ取り巻きの美人たちが羽衣を脱がせにかかる。その裸身を見たとたんにジェラールは女性の肉体美に対する天啓に開眼した。

 羽衣を脱ぎ去った女神は(こういう例えは不遜だが)産み月をむかえた牛や馬にも劣らない、大樽のように膨らんだ大きな腹と乳房を抱えていた。

95名無しさん:2020/02/06(木) 19:20:41 ID:yiiMvABM

Another story  - morning -

96名無しさん:2020/02/06(木) 19:24:54 ID:yiiMvABM
 ジェラールは豊かな姿態の女神(おそらく)が祭壇に置かれたすべての供物を平らげ、
それにつれてさらに膨らんでいく腹を半ば呆然と、そして陶然と見守っていた。
 残念なことに、見つからないことを最優先にしたため、観察(窃視)すべき対象は上の湯の真ん中の岩に腰から下は隠れていた。
それに彼自身は地面に伏して偽装用に被った外套を端をわずかに持ち上げてただけなので、わずかな隙間の限られた視野しかなかったのだった。
 しかし、それでもこの光景に『嗚呼、女性の美にもこういった種類のものがあるのだな』と
女性経験の少ない・・・・・・、というより婿入りするまで寝所の事を知らなかった少年に新しい境地を感じさせた。

 王の子息ともなれば自然と取り巻きになる高家の子弟などが集まってきて、良くも悪くも悪友から酒や女遊びを学んだりするが、
病弱なジェラールにはそのような経験がなかったし猥談を語り合うような友人もいなかった。
 女性との性的交渉についても、婿入り前に多少の手ほどきを受けたものの形ばかりのおざなりなもので、
ヤりたい盛りの少年にコンプレックスを与えるばかりだった。
これに義父や新妻からも軽んじられ、世継ぎをこしらえる義務ばかり強調されては楽しいことも楽しくなくなる。
 だが、いま眼前で繰り広げられている出来事は、ジェラール自身が望んだささやかな冒険と好奇心の結果として自力で得たものだった。
彼のあまり広いとは言えない世間でも太った女性や妊娠した女性(母親含む)は幾人か見たことがあるのだが、
全裸でしかも人外の巨大さにまで腹や乳房を膨らませた女体は初体験だった。

97名無しさん:2020/02/06(木) 19:27:02 ID:yiiMvABM
 供え物を片付けた後、かいがいしく世話していた十数人の美女たちは消え、女神と最初に現れた女怪が二人だけ残って何やら談笑している。
女怪が持ってきた箱からなにか取り出してそれを女神に食べさせると一層腹の膨張に拍車がかかった。
 その巨大な腹を女怪が撫でたりさすったりするときに、女神が浮かべている表情からいかに経験が乏しいジェラールでもその場の様子はよくわかる。
地に伏しているジェラールの腰のあたりが突っ張ってきて痛くなるのは当然の成り行きだった。

 少し動いて股間のポジションを変えたいのを我慢していると、
臨月の妊婦ほどに腹を膨らませた女怪が立ち上がって女神の腹の向こう側に回り込みジェラールの視界から消えた。
 と思うと、彼の頭をフワッと押し付けてきたものがあった。
「いつまでも盗み見なんてしてないで、一緒に楽しみませんかぁ?」
 声がすぐ背後(頭上)に聞こえてきた。
「はっ、わわっ・・・・なに?」
 ジェラールが慌てて外套を捲り上げ、起き上がろうとすると再び頭に何か張りがあるのに柔らかいものと接触した。
「ウググゥっ、そんな急に動いちゃダメですぅ・・・・ぶつかっちゃった」
 見上げると眼前に肌色で丸く膨らんだものが・・・。蝙蝠のような翼を広げ四つん這いのような姿勢で宙に浮かんでいる女怪、
その身体からこぼれ落ちそうに膨らんだ腹がぶら下がっていた。その腹を女怪が抱きかかえるようにして撫でている。
「アタタタ、お腹はもう少し優しく扱ってほしいのですぅ」
「あんたが驚かすからでしょうが。ほら、早くその子をこっちに連れてきなさいよ」
 上の湯の向こう側から女神が声をかけてきた。
 そう言われて頭上の女怪がニヤリと笑う。
「んフフフフ、怖がらなくてもいいですぅ。村の禁忌(タブー)を破ったら、どういうことになるか・・・楽しい体験をしていただくだけですぅ」


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