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ジャニーズBL小説*CP限界あり

26愁花*:2016/11/24(木) 19:02:14
「…っ…げんき…なに…?」

「ここまで来てまだわかんないの?」

いつものかわいい玄樹じゃない…
今、俺の上に馬乗りになっているのは。

風磨と同じ目をした、1人の男だった。

「分かんない……玄樹は…なん…で…こんなこと……「好きだから。お兄ちゃんのことが」…ぇ…?」

すき、好き、スキ…

げんきが、俺のこと?

「…それ…っは…風磨と…俺が、その…してた…とこ、…を見…たから…」

途切れ途切れになりながらも、必死に説明する。
俺は玄樹のことが好き。

兄弟としてじゃなくて、1人の恋愛対象として。

でも、玄樹には、こんな汚れた俺なんて似合わない。

いろんな男に抱かれてる俺なんて

「答えは、今じゃなくていいから…今は、もう止められない。ごめんね。」

「…ぁっ…やっ…んんっ…」

謝らないで。

耳元で。

「みみ…はだめっ…」

「…え?耳、弱いんだ。教えてくれてありがと。」

「…違っ…ぁっ…っ」

顔が熱い。

ぎゅっと閉じていた目を開けると、そこには、からかったような目をした、玄樹がいた。

「お兄ちゃん、かわいいよ。」

『お兄ちゃん』
そのコトバが、背徳感を増して、余計に声が響く。
そして、感じる。


もう俺は、戻れない道を進んでいるのかもしれない。

兄弟同士の、イケナイ恋に溺れてる。

「…お兄ちゃん、こっち…向いて…?」

声が聞こえて、見上げた瞬間、唇に、玄樹の唇が重なった。


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