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避難所スレ
141
:
『主はまたつむじ風の中からヨブに答えられた』
◆OSPfO9RMfA
:2014/12/30(火) 19:29:21 ID:2tV2E4L20
『もしもし……?』
「俺だ、ジョンスだ」
『えっと……どちら様ッス?』
ジナコのマヌケな声が帰ってくる。
「寝ぼけてるのか?」
『ひいいいいいっ!! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい』
電話の向こうで平謝りするジナコの声を呆れながら聞いて、ふと思い出す。
「……そう言えば、名乗ってなかったか」
ジョンスがジナコといた間、彼女はほとんど気を失っていた。電話番号を聞いたときも、名乗った覚えはない。さらに、電話番号を聞く際に寝ていたジナコを叩き起こした。言葉通り、寝ぼけてたのかもしれない。
「悪い。ジョンス・リー。八極拳のジョンス・リーだ。れんげから聞いてるだろ? あいつは今どうしてる」
『八極拳のジョンス……れ、れんげちゃん?! えっと、えっと……』
ジナコが歯切れの悪い返答をしていると、電話の向こうで携帯電話が引ったくられる音がした。
『電話を替わった。お前が八極拳か?』
次に聞こえた音は、壮年の男の声だった。聞き覚えのない声だ。
「そうだ。そう言うあんたは駄肉のサーヴァントか?」
『冗談にも言って良い冗談と悪い冗談がある。気をつけろ』
ジナコのサーヴァント扱いはよほど心外なのだろう。機嫌悪そうな声だ。
電話越しの相手は一拍おいてから、言葉を続ける。
『ランサーだ。今は警察に追われているこの女を保護している』
「警察に追われている? 何しやがったんだ?」
『知らんのか』
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