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皆鯖候補投下スレ

1名無しさん:2014/07/13(日) 23:23:02 ID:7HofuI4Q0
皆鯖候補を投下するスレです。
TYPE-MOON板からの転載・推薦候補の投下等にお使いください。

現在の候補一覧 http://www13.atwiki.jp/minasava/pages/492.html


テンプレート:

【真名】:
【元ネタ】:
【解説】:

【備考・アピールポイント】:
 キャラクターイメージ・思い入れ等をどうぞ。

2名無しさん:2014/07/14(月) 11:00:37 ID:.EYhhEMk0
【真名】:夏姫
【元ネタ】:史実、春秋左氏伝
【解説】:春秋時代屈指の淫婦として知られ、「各国に災いを招いた妖婦」とさえ称された女性。
小国鄭の穆公の公女で、同じく小国の陳の太夫に嫁ぐが間もなく夫が逝去し、
そこからその陳国の君主も含めて様々な男が彼女に群がった。
国君と有力な太夫が彼女に執心となったために国政は大いに乱れ、
酒宴の席で淫欲にふけったその君主が、夏姫の息子・夏徴舒をバカにしたために
怒った彼は君主を暗殺し、自ら陳の国君を名乗るクーデターを起こしてしまうが、
このクーデター自体は楚の荘王の軍事介入によって即座に鎮圧され、陳はその後楚の属国となってしまう。
夏姫のその後は史記ではなく春秋左氏伝に記され、クーデターが鎮圧されたのち、
荘王に後宮に召し抱えられようとするも、臣下の巫臣が諌めたため、荘王はそれを聞き入れる。
それでは自分が、と楚の臣下・子反が夏姫を娶ろうとするが、これも巫臣が諌め、結果夏姫は別の臣下に嫁ぐがその臣下も戦死。
その後、巫臣の計らいで故郷の鄭に帰国することに成功し、巫臣自身も荘王の死後、
使者として国外に出たことに託け、晋という国でそのまま夏姫を娶る。
だが、まんまと夏姫を娶った巫臣に怒った子反は、同じく楚の臣である子重と共謀し、楚に残った巫臣の一族を皆殺しにした。
それを知った巫臣は復讐に燃え、楚に復讐の竹簡を送った後、晋を呉(楚の隣国で当時はまだ蛮族扱い)と国交を結び、
のちに楚の権威を失墜させる、鄢陵の戦い、そして呉による楚の一時的な滅亡の遠因まで作った。
夏姫はその後、晋で巫臣と幸せに暮らしたという。
このように、夏姫の“犠牲”になった男の数は計り知れないが、近年では自ら淫奔に耽った毒婦というよりも、
ただ男の性欲のなすがままに翻弄された薄幸の美女という説も無きにしも非ずと言えよう。

【備考・アピールポイント】:適正クラスはファニーヴァンプ(こじつければ暗・狂もいける)
明確な年齢までは文献から分からないものの、その生涯を通じて男に言い寄られなかったことの方が少ない。
息子がクーデターを起こすまでに成長した、その10年以上あとまで尾を引くためよっぽどの美貌だったのだろう。

・間違いなく“無辜の怪物”持ち(多分高ランク)

・その老けなさ加減と無辜の怪物の影響から“吸収”スキルも多分持ってる。

・逆に話術系スキルは持っていない(持ってるとしても無辜の怪物による影響で低ランクで保有)
 あくまで男のいいなりになってる感じ。

・性交渉を求められれば誰であろうと拒むことはないが本心では気持ち悪いと思っている。
 多分生前の経験から本質的には男性恐怖症なのだろう。

・自分に言い寄ってくる異性の幸運を無条件に削減する宝具などを持っていそう。

3名無しさん:2014/07/14(月) 13:39:07 ID:gvoUaxBc0
【真名】:吉備真備
【元ネタ】:史実、吉備大臣入唐絵巻、ほか多数
【解説】:奈良時代の学者・公卿
豪族吉備氏の一族。備中国出身。
遣唐使となり、阿倍仲麻呂・玄纊とともに唐へ渡った。
唐では経書と史書のほか、天文学・音楽・兵学などを幅広く学び、
帰朝時には経書、天文暦書、日時計、楽器、音楽書、弓、矢などを献上し、東観漢記をもたらした。
帰朝後は聖武天皇や光明皇后の寵愛を得て、急速に昇進する。
地方豪族出身者としては破格の出世であり、学者から立身して大臣にまでなったのも、近世以前では、吉備真備と菅原道真のみである。

彼の才能に嫉妬した唐人によって、鬼が棲むという楼に幽閉されたが、その鬼というのが真備とともに遣唐使として入唐した阿倍仲麻呂の生霊であったため、難なく救われた。
また、難解な「野馬台の詩」の解読や、囲碁の勝負などを課せられたが、これも阿倍仲麻呂の霊の援助により解決した。
唐人は挙句の果てには食事を断って真備を殺そうとするが、真備が双六の道具によって日と月を封じたため、驚いた唐人は真備を釈放した。

真備が長期間にわたって唐に留まることになったのは、玄宗がその才を惜しんで帰国させなかったためともいわれる。
真備は、袁晋卿という音韻学に長けた少年を連れて帰朝したが、藤原長親によれば、この浄村宿禰という人物は、呉音だった漢字の読み方を漢音に改めようと努め、片仮名を作ったとされる。
また、帰路では当時の日本で神獣とされていた九尾の狐も同船していたといわれる。

中世の兵法書などでは、張良が持っていたという六韜三略の兵法を持ち来たらしたとして、真備を日本の兵法の祖とした。

また、吉備真備は、陰陽道の聖典金烏玉兎集を唐から持ち帰り、常陸国筑波山麓で阿倍仲麻呂の子孫に伝えようとしたという。
金烏は日、玉兎は月のことで「陰陽」を表す。
その他、今昔物語集では、玄纊を殺害した藤原広嗣の霊を真備が陰陽道の術で鎮めたとし、刃辛抄では、陰陽書刃辛内伝を持ち来たらしたとして、真備を日本の陰陽道の祖としている。

宇治拾遺物語では、他人の夢を盗んで自分のものとし、そのために右大臣まで登ったという説話もある。

【備考・アピールポイント】:
・適正クラスはキャスター。日本歴代有数の頭脳を持つ天才。
・日本の陰陽の祖とも言われるからもしかしたらイケモン以上の実力者かも。
・仲の良い友達がいたり、天皇の寵愛を受けてるあたり、人たらしの才能があったのかも。あと絶対イケメン。
・宝具は安倍氏の霊を召喚、太陽と月の操作、九尾の狐を召喚、あたりかな。
・結構多芸みたいなので武術じゃなくて、学問や芸術方面の専科百般持ちでいけるかな。
・他は高速思考と、兵法の祖として軍略ぐらいはもてそう
・頭脳労働には長けても、肉体労働は得意じゃない、典型的な魔術師のイメージ

4名無しさん:2014/07/15(火) 16:48:07 ID:Z8DiIGMw0
>>2
おう、夏姫は最近出土した楚簡には本名も出てるし、従来は息子とされた人物が陳の公子として夫扱いされてるんやで。
詳しくは「清華大楚簡 繋年」でググってみぃ。

5名無しさん:2014/07/15(火) 17:44:53 ID:BQ8ZqPGs0
マジか
ただただ恥ずかしいわ
でも永久に老けない邪淫婦ってそそられるやん

6名無しさん:2014/07/16(水) 22:19:38 ID:uRloWjHY0
>>5
気持ちは判るし、新発見された史料もまだ評価が確定されてるわけじゃないからねぇ。ぶっちゃけ、既存史料を正しいとする説もあれば、新出楚簡が正しいとする説もある。
なんせ、発見されたのが2008年で、その部分が記載された本が出たのが2011年だから仕方がないんだ。

ただ、夏姫を本スレで候補に挙げる際は、「繋年」に記載された少コウ(孔の下に皿)という名前にも触れてあげてもらえるとうれしい。

7名無しさん:2014/07/16(水) 22:24:09 ID:c9RZK2cY0
【真名】:小青
【元ネタ】:白蛇伝
【解説】:
中国の四大民話伝説『白蛇伝』に登場する人物。
白娘子の侍女。
緑や青の服を着た美しい少女で描かれる。
その正体は霊力を持つようになった青蛇の精で、八百年もの間修行し仙術を身につけた。
その後は金銀を盗むなどの悪事を働いていたが、白娘子の神通力で矯正され、彼女の侍女となった。
主の白娘子が妖魔打倒を使命とする和尚・法海に捕まったため、助け出すために山奥で十八年もの間修行を積み、ようやく助けだした。
助けだす時に、雷峰塔を燃やしたとも、沈めたとも言われる。
戲曲では小青の武器として龍泉宝剣が登場している。
蛇の淫性と妖気が減らない小青が貴族の公子・顧連と性の快楽に堕ち、知らない間に顧連が小青の妖毒を受けて中毒し落命したという話がある。


【備考・アピールポイント】:
蛇女。美少女。緑がイメージカラー。
クラスはセイバーかキャスター。
三昧真火を会得したとも、水を操るのが得意だったとも言われるけど、蛇だからどっちかってと水かも。
主の白娘子好き好きっ娘。でも、上記の通り発情期があったりすると、男を求める。
上記の逸話と蛇故に毒系スキル持ちがいいなぁ。

8名無しさん:2014/07/16(水) 22:24:22 ID:uRloWjHY0
あと、ついでに言うと、息子とされた人物が陳の公子として夫扱いされてるのを除けば、大体の展開は既存史料と似たようなもんだ。
以下のところに全文が載っているから第十五章を見るべし。

ttp://d.hatena.ne.jp/nagaichi/20120105/p1

9名無しさん:2014/07/16(水) 22:42:21 ID:cD9pC6fg0
テンプレートに推薦クラス入ってないな



テンプレート:

【真名】:
【元ネタ】:
【クラス】:
【解説】:

【備考・アピールポイント】:
 キャラクターイメージ・思い入れ等をどうぞ。

10名無しさん:2014/07/16(水) 23:05:35 ID:7Gl8trl20
せっかくだから、自分もひとつ。

【真名】:オズ
【元ネタ】:『オズの魔法使い』シリーズ
【クラス】:キャスター
【解説】:
 オズの国の中央にある、全てが緑色でできたエメラルドの都を治める恐ろしい大王。
 どんな願いも叶える力を持つとされ、東西南北に住む魔女も恐れる存在。
 前に立つ人それぞれに対して巨大な生首、美女、魔獣など異なる姿で現れる。

 その正体は、オマハ出身の奇術師にして気球乗りの中年男性。
 宣伝用の気球がオズの国に不時着し、神の使いと勘違いされたことで王様となる。
 様々な姿で現れるのは、奇術師としての変装や腹話術によるものであり、
 すべてが緑色の都も、緑色の色眼鏡を着用させることでそう見せているだけである。
 実際は魔法などまったく使えないため、魔女達に正体がばれることをひどく恐れていた。

 物語中ではオズ大王としてドロシー達に西の悪い魔女を倒させるが、その後正体を暴かれてしまう。
 話術と説得によってかかしの「知恵」、きこりの「心」、ライオンの「勇気」は与えられたものの、
 ドロシーの「カンサスに帰りたい」という願いだけは簡単に叶えられないため、再び気球を作成。
 ドロシーと共に死の砂漠を越えてカンサスまで戻るつもりだったが、手違いでオズのみが気球で去ってしまった。

 先述のように魔法はまったく使えない普通の人間であったが、シリーズの続編ではグリンダの弟子となり、
 師匠には及ばないものの立派な魔法使いとなっている。

【備考・アピールポイント】:
・創作の登場人物だが、最初の出版が1900年なのでギリギリセーフ、かもしれない。
・「エメラルドの都」で、虚構の神秘を本物の神秘に見せかける能力とか持っていそう。
・グリンダから習った魔法も、奇術師としての観察眼や手品と混ぜて使っている。テクニカルタイプっぽい。
・「陣地作成」も「道具作成」も逸話的にはしっくりくる。

11名無しさん:2014/07/17(木) 00:22:06 ID:O61dultE0
>>10
ドンキホーテと絡ませたいな

12名無しさん:2014/07/17(木) 16:40:26 ID:E7isbSiQ0
【真名】:朱全忠
【元ネタ】:史実
【クラス】:アサシン
【解説】:五代十国時代、唐朝から禅譲を受け、後梁を建国した同時代屈指の梟雄。
 もとの名は朱温。貧しい農家に生まれ、塩賊の黄巣が起こした乱に参加し、
 長安を陥落させることに成功するが長安での略奪の横行や乱の主要人物の政治力のなさから
 先行きの暗さを悟って唐朝に寝返り、のちに宿敵となる李克用と共に乱を鎮圧。
 唐朝より“完全なる忠誠”を意味する全忠の名を賜る。
 乱鎮圧後は各地で群雄が割拠するようになると、昭宗を暗殺して幼帝に禅譲を強い、
 九百九年に開封の地で皇帝を名乗り、国号を梁とし、名も朱晃と改めた。
 皇帝となったのちは各地の群雄から認められず対立するが、その過程で宿敵李克用が途上で没する。
 しかしそのあとを継いだ李存勗は父以上の軍才を持っていたため、徐々に形成が逆転。
 このころになると禅譲の際に唐室の有力な官僚を虐殺したツケが回って来て、
 さらに内政を充実させようにも成果が上がらぬ八方ふさがり。
 晩年には賢夫人と言われた張皇后が死去したために生来の淫乱な性格が戻り、それがもとで病に臥せる。
 皇太子に養子の朱友文を指名するが、それをよく思わない実子の朱友珪によって反乱を起こされ殺された。
 最初事態が呑みこめなかった彼は、反乱軍の中に実子の姿を見ると
 「儂は早く貴様を殺しておくべきだった。残念だ」と溢したという。

【備考・アピールポイント】:
 ・自身の戦闘能力はかなり低い謀殺型アサシン。
 ・軍事力で勝る李克用をいいように手玉に取った計略手腕、
 そして汴州(開封)の政治的価値にもいち早く気付いていたため先見の明を現すスキルを持っていそう。
 ・裏切りを重ねた末に裏切られて死ぬという因果応報の最期を迎えたため、幸運は低い(確信)
 ・性格が極めて悪くその上淫乱であるためマスターによってはさっさと自害させて聖杯を諦めた方がいい場合も。


推したはいいけど宝具だけは思い浮かばぬ

13名無しさん:2014/07/17(木) 19:23:16 ID:srmNmXOs0
【真名】:ヒゼキヤ
【元ネタ】:史実 旧約聖書
【クラス】:キャスター
【解説】:紀元前700年頃のユダ王国の王。ユダ王国きっての名君、善王と名高い
当時最強だったアッシリアの侵攻を陥落目前で退けたり、ユダ王国は断水に弱かったから地下水路を作って飲料水獲得に成功した業績を持つ。
病気で死にかけたけど神様にお願いして寿命延ばしてもらったりもした。(そのとき、寿命を延ばしてもらう証拠に神様が日時計の影を十度戻したらしい(十度≒45分だから即座に一日が45分伸びたことになる))

ただ、どう考えても政治的意図が見え見えのバビロンからのお見舞いに嬉しくなって宝庫の中をフルオープンで見せびらかしちゃうアホの子

ちなみに、神官イザヤはバビロンと仲良くするのを反対していて、ヒゼキヤがバビロンの使者たちをどのように扱ったかを聞くと、「やがてバビロニア人が,ヒゼキヤの子孫の幾人かを含め,すべてのものをバビロンへ運び去るであろう」という予言を受信したという。
ヒゼキヤが死んだ100年後ぐらいに予言は的中して、「バビロン捕囚」が起こったと言う

【備考・アピールポイント】:
 ・陸地作成特化のキャスター。道具作成も申し訳程度につくだろう
 ・神様大好きだから、神の加護、信仰系スキルがたくさんつきそう
 ・でも駆け引きとかは苦手
 ・ちなみに、バビロン捕囚については「まぁ、自分の生きてる間に来ないのはありがたい」と割と余裕だった
 ・宝具は自身が作った地下水路「ヒゼキヤの泉」と神様に寿命延ばしてもらったときに時間巻き戻した逸話かな
 ・ネブさんやソロモンと絡ませたい

14名無しさん:2014/07/17(木) 21:00:40 ID:srmNmXOs0
【真名】:兀突骨
【元ネタ】:三国志演義
【クラス】:バーサーカー、ライダー
【解説】:三国志演義に登場する、鱗で覆われた身長3メートル弱の巨体に、刀も矢も通さない超合金「藤甲」を纏って諸葛亮を苦しめた、南蛮のヒト型決戦兵器。間違いなく人間ではない。
生きた蛇や獣を主食とし、南蛮王・孟獲もひく野蛮さをもつ。
刀も矢も通さない防御力と水の中でも身軽に行動するという高い機動性を持つ鎧を着た藤甲兵を従え、諸葛亮を苦しめる。
しかし、原料が藤と油であることを知られ、火攻めにあい藤甲兵もろとも焼死した。

【備考・アピールポイント】:
・あの諸葛亮を涙させるような最後を遂げる。幸運は低め。
・宝具は南蛮ガジェット「藤甲」。
・バーサーカー適性は低いが見た目的にバーサーカー化された一種の無辜の怪物持ち

15名無しさん:2014/07/20(日) 22:48:15 ID:ExFYsqz60
【真名】:大口真神
【元ネタ】:日本伝承
【クラス】:バーサーカー
【解説】:現在は絶滅してしまった日本狼が神格化したもの。
別名・真神。
大口は大きな口をしているという意味で、真神にかかる枕詞。
大口真神は古来より聖獣として崇拝された。
大和国にある飛鳥の真神原の老狼は、大勢の人間を食べてきた。
その獰猛さから神格化され、猪や鹿から作物を守護するものとされた。
人語を理解し、人間の性質を見分ける力を有し、善人を守護し、悪人を罰するものと信仰された。
また東征のとき、山火事に襲われた日本武尊が何処からともなく現われた巨犬に助けられたことから、火難除けの守護神ともされている。
盗難や火難から守る力が強いとされ絵馬などにも描かれてきた。
。しかし時代が流れ、同じ狼犬神信仰の系統である犬神憑きとの同一視や、人間が山地まで生活圏を広げると、狼は人と家畜を襲うものだという認識が広まった。そして狼の数が減っていくにしたがって、真神の神聖さは地に落ちていったという。

【備考・アピールポイント】:
・神聖さは下がったとは言っても、現在もまだ祀ってる神社あるし、多分鯖で呼べないけど一応。
・バーサーカー適正は低め。

16名無しさん:2014/07/21(月) 23:31:15 ID:Ynz4LVck0
【真名】:ローエングリン
【元ネタ】:アーサー王伝説
【クラス】:ライダー
【解説】:
 アーサー王伝説に登場する騎士。
 白鳥が牽く船に乗っているため、「白鳥の騎士」の異名を持つ。
 パーシヴァルの息子であり、聖杯を守る騎士の一人とされている。

 物語ではアントワープの公爵の娘エルザを助ける為に現れ、悪の騎士を倒す。
 その後エルザと結婚するのだが、「決して名前を尋ねないように」という条件を出す。
 子供も生まれ仲睦まじく生活していたが、ある時禁を破り名前を聞かれた為に、
 自分の名を明かし、白鳥の船に乗って去ってゆく。
 後に別の女性と結婚するが、魔法で籠絡されたと両親に疑われ、軍によって討たれた。

 この物語を元にワーグナーはオペラ「ローエングリン」を作曲し、多くのファンを得た。
 その中にはフリードリヒ二世やアドルフ・ヒトラーも含まれていたという。

【備考・アピールポイント】:
・「名前を明かしてはならない」という、まさに聖杯戦争の設定にぴったりのサーヴァント。
・ただし、白鳥の船という点でバレバレなので、気軽に宝具は使えなさそう。
・オペラでは、「名が暴かれることで聖杯の祝福が解かれる」ということになっている。
・普通に戦う上では絶対負けないが、名前がバレたら即死か弱体化という極端なサーヴァントになりそうである。

17名無しさん:2014/07/22(火) 19:27:51 ID:VceDZ5Bc0
【真名】:温羅
【元ネタ】:日本伝承、桃太郎伝説
【クラス】:バーサーカー、キャスター
【解説】:岡山県南部の吉備地方に伝わる伝承上の人物・鬼。
「鬼神」「吉備冠者」と言う異称があり、古代吉備地方の統治者であったとされる。
吉備に残る伝承では温羅は吉備津彦命に退治されたといわれる。
伝承は遅くとも室町時代末期には現在の形で成立したものと見られ、文書には数種類の縁起が伝えられている。
また、この伝承は桃太郎のモチーフになったともいわれる。

温羅は出雲地域より飛来して吉備に至り、鬼ノ城を拠点として吉備地方を支配し製鉄技術をこの地域へ齎したという。
吉備の人々は都へ出向いて窮状を訴えたため、これを救うべく崇神天皇は孝霊天皇の子で四道将軍の1人・吉備津彦命を派遣した。
命は現在の吉備津神社の地に本陣を構えたという。
温羅に対して矢を1本ずつ射たが岩に呑み込まれた。そこで命は2本同時に射て温羅の左眼を射抜いた。
温羅が雉に化けて逃げたので命は鷹に化けて追った。更に温羅は鯉に身を変えて逃げたので吉備津彦は鵜に変化してついに温羅を捕らえた。
こうして温羅を討ったという。
討たれた温羅の首はさらされることになったが、討たれてなお首には生気があり、時折目を見開いてはうなり声を上げた。
気味悪く思った人々は吉備津彦命に相談し、吉備津彦命は犬飼武命に命じて犬に首を食わせて骨としたが、静まることはなかった。
次に吉備津彦命は吉備津宮の釜殿の竈の地中深くに骨を埋めたが、13年間うなり声は止まず、周辺に鳴り響いた。
ある日、吉備津彦命の夢の中に温羅が現れ、温羅の妻・阿曽媛に釜殿の神饌を炊かせるよう告げた。
このことを人々に伝えて神事を執り行うと、うなり声は鎮まった。
その後、温羅は吉凶を占う存在となったという。

一説には温羅は百済の王とも言われ、戦に敗れ吉備の国に逃れた。吉備の国の人々は彼を快く受け入れた。
温羅はその礼に、たたらや造船、製塩など百済の優れた技術を伝授する。
吉備国の反映をもたらす高い技術と、集団を率いる英知を持った温羅は「吉備の冠者」と呼ばれ、人々に慕われるようになった。
ところが、"豊かになった吉備国"の存在を脅威に感じたのか、はたまた豊富な鉄の産地を狙ったものか、大和朝廷は吉備津彦命に温羅退治を命じ、激しい戦いが巻き起こる。
命に破れ、首をはねられる温羅。見せしめとしてさらされたその首を見て、吉備国の人々は嘆き悲しんだ。

温羅には空が飛べた、大男で怪力無双だった、大酒飲みだった、等の逸話が伝えられる。
見た目は両眼は爛々として虎狼の如く、蓬々な鬚髪は赤きこと燃えるが如く、身長は一丈四尺にも及ぶ。
性格は剽悍で凶悪であったと言われる。

【備考・アピールポイント】:桃太郎の鬼の方。
桃太郎の元となった吉備津彦命はいて温羅がいないのは岡山県民として寂しかったので。

・個人的には百済の王ベースで作りたい。「無辜の怪物」持ちで。
・クラスはキャスターが望ましい。変身能力を持ってるから、魔術は使えるみたいだし。
・宝具1は矢を吸い込む岩の盾。または、対飛び道具用の迎撃装置。このどっちかで、両方はいらない。ただ、一発ずつしか防げない。
・宝具2は製鉄場・鬼ノ城。「陣地作成」と「道具作成」を最大限活用する大工房。完成した城では大量の鉄器の制作が可能。鉄器はランク:E〜D-の宝具扱いとか。
・宝具3は首を切られてもそれでも生きてた伝承から、ある手順を踏まない限り、死なない不死身の肉体。
・宝具4は首だけになっても周囲に鳴り響いた唸り声。この声を聞いてる限り、相手の身動きを封じるとか。
・宝具1、2はキャスター時、宝具3、4はバーサーカー時の宝具で。
・スキルは、「勇猛」「軍略」「カリスマ」「変化」「怪力」「戦闘続行」あたりで。

18名無しさん:2014/07/22(火) 19:34:43 ID:VceDZ5Bc0
ちなみに岡山では毎年8月にうらじゃって祭りがあって、人は顔に鬼の隈取をして踊るって祭りがある。

駅にも「英雄」温羅の銅像もあるし、どっちかってと英雄の面が強い。ただやっぱり有名なのは鬼の伝承だけど。

19名無しさん:2014/08/02(土) 22:29:00 ID:GEftZqV20
【真名】:パロミデス
【元ネタ】:アーサー王伝説
【クラス】:セイバー
【解説】:
 『アーサー王伝説』に登場する騎士の一人。
 サラセン人(イスラム教徒)という異色の経歴を持つ。
 伝説編纂時の北アフリカがイスラム教圏だったことから、黒人という説もある。

 イゾルデを巡ってトリスタンと対立する騎士として登場する。
 ガウェインを含む騎士を馬上槍試合で破り、ランスロットやラモラックに並ぶ剣腕を持つとされる。
 その一方で騎士道文化にはあまり馴染みが無いようで、ランスロットとの馬上槍試合中に剣で馬の首を切り落とすなどの蛮行も働いている。

 当初はトリスタンを嫌っており、あえてトリスタンと逆の陣営に与したりするほどであったが、
 後に互いを認め合い、友人関係を築いていく。
 アーサー王とランスロットが対立した際にはランスロットに味方し、王国崩壊後も生き延びたとされている。

 唸る獣(クエスティングビースト)の探索にも携わったとされているが、
 結局彼には獣を見いだすことは叶わなかった。一説には獣は暴力や王国崩壊の暗喩であり、
 彼にはアーサー王の王国の崩壊を止められないことを意味しているとも言われている。

【備考・アピールポイント】:
・たぶん初めての、イスラム圏のセイバー。イメージではシャムシール遣い。
・ランスロット派の騎士としても初めて。理由を考えてみても面白そう。
・中立善ないしは混沌善?剣に変な概念を付与してもいいかもしれない。

20名無しさん:2014/08/02(土) 22:58:55 ID:VOVejy7o0
むしろ唯一?唸る獣をぶっ殺した話ありの騎士なのであった
剣は五遺剣ネタでバイエルン公ネームの剣になったとか

21名無しさん:2014/08/03(日) 22:42:55 ID:BWbzIoxM0
【真名】:ティトゥス・フラウィウス・ウェスパシアヌス
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー
【解説】:古代ローマ帝国 9代目皇帝。
父はアシア属州の徴税請負人フラウィウス・サビヌス、母はウェスパシア・ポッラ。
母は騎士階級身分であったが、父はそうではなく、結婚によりその身分となった。
2人の子としてサビニ地方のレアテで生まれた。兄は後にローマ長官となるティトゥス・フラウィウス・サビヌス。
子にはローマ皇帝となるティトゥスとドミティアヌスがいる。

兄とともに公的社会に入る。
兄サビヌスは政治の世界へ、弟ウェスパシアヌスは軍に入り、36年よりトラキアに勤務。
次の年にクァエストルに当選、40年にプラエトルに当選、この頃にフラウィア・ドミティアと結婚する。
41年にカリグラが暗殺されクラウディウスが帝位に就くと、ゲルマニアに異動。
その後43年よりブリタンニア遠征に参加する。この遠征は成功を収めた。
52年の暮れに執政官(コンスル)に補欠として当選、その後軍隊を退役し、公的生活から一端退く。

62年に公職復帰、アフリカ属州へ前執政官(プロコンスル)として赴く。
ここでの彼の統治に関して後のタキトゥスの筆は厳しく、スエトニウスは賞賛している。
またこの頃のウェスパシアヌスは財政的に苦しく、兄から経済援助を受けている。
兄の援助を元に交易活動をして財務を復活させ、アフリカからローマに戻る。
その後ネロ帝の随行としてギリシアへ赴く。
しかし、彼はここでネロが主催したコンサートにおいてネロ自身が楽器を弾いている時に居眠りをしてしまい、寵愛を失った。

しかしながら66年にパレスチナでユダヤ戦争があると、ウェスパシアヌスはすぐに軍司令官として同地に赴く。
暴動自体はシリア総督ムキアヌスによって食い止められていたが、ウェスパシアヌスは息子とユダヤ人の反乱勢力を鎮圧、この時フラウィウス・ヨセフスと出会う。

68年にネロが帝位を追われ自殺、時代は内乱期へと突入する。
ガルバ、オト、アウルス・ウィテッリウスと皇帝が濫立し相食む状態になる中、ウェスパシアヌスはムキアヌスの支持を受け、シリア属州の軍団を味方につける。
そして69年、カイサリアでエジプト属州の軍の支持を、そして続いてユダヤ属州の支持を得る。
当時ウィテッリウスはガリア、ラインラントなどローマ軍の中で強剛な軍団を支配下に置いていた。
ユダヤの抵抗勢力と膠着状態だったウェスパシアヌスは事を急がず、まず帝国の食糧補給の要地であったエジプトを押さえる。
そしてモエシア、パンノニア(の支持を得て事実上ウィテッリウスに対抗できうる勢力となった。
この状態で慎重なウェスパシアヌスは部下プリムスをイタリアに侵攻させる。プリムスの軍はウィテッリウスの軍を撃破、クレモナを制圧し、血気だった軍はローマへと向かう。
しかしながら、この時のローマが混乱状態となり、兄は殺されてしまう。
継続していたユダヤの抵抗勢力の制圧のため息子ティトゥスを属州ユダヤに残してウェスパシアヌスは70年にローマに入り、統率を失ったウィテッリウスの軍隊を立て直す。
そして元老院の協力を得て政体を回復。同時期にティトゥスはイェルサレムを陥落させ、内乱は終結、「ウェスパシアヌスによる平和」を宣言、ローマ皇帝として帝位に就いた。

参考・Wikipedia

22名無しさん:2014/08/03(日) 22:43:42 ID:lh0uXt7I0
【備考・アピールポイント】:
・ 「ウェスパシアヌスの命令権に関する法律」「皇帝弾劾権」による権力の強化を行ってるから、スキル「皇帝特権」は持ってそう。
ちなみにこの法律のせいで後の皇帝暗殺が横行する原因となった。
・赤王の元部下。そして赤王のコンサート中に寝る強靭な精神力を持つ。
・財政難を立て直すのが上手そうなので、守銭奴キャラで行けるかも。
(後世に自身の葬式中に目覚めて、葬式費用を聞いて「そんなことに金を使わず自分の遺体は河に捨てればよい」と言ったという内容の喜劇が、上演されるほど)
・トイレ税の人。あまりのセコさに敵対者の嘲笑を受けた。それに対する反論である「金は臭わない」はそこそこ有名な逸話。(反対した息子に有料公衆便所で稼いだ金貨をその鼻先にかざして「臭うか?」と訊ねたらしい)
ちなみにウェスパシアヌスの設置した公衆便所は用を足した利用者から料金を徴収するのではなく、集めた尿を有料で販売したのである(当時、羊毛から油分を洗い流すために、人間の尿が使われていた)
・ウェスパシヤヌスはカエサル家時代のローマ元首とはちがい、神々しさを無理に演出することはなかった。(というよりできないと分かっていた)。
エリート育ちではない彼は普通に喋って政務をおこなったという。同じ軍人元首でも25代目の元首マクシミヌス・トラクスのような粗暴な人物とは区別され、器の大きい人物だと評価される。
・病気になり死を覚悟した時「かわいそうな俺、神になるんだろうな」とつぶやいたと言われる。そして最期に「控えおろう! これから予は神になるぞ!」と叫んで、立ったまま死んだと伝えられる。
本気で神になると信じていた訳ではなく、彼の最後のユーモアであった。

・コロッセウムの建築を開始した人物らしいので、宝具は「闘技場コロッセウム」闘技場内では、すべての宝具・スキル・魔術が使用できなくなり、純粋な肉体のみの勝負となる、とか思い浮かんだ。
・クラスは皇帝特権で仕方なく。武器はコロッセウムとかけてグラディウスとか。正直面白い逸話ばかりだけど、当てはまるクラスが思い浮かばんw

23名無しさん:2014/08/04(月) 09:50:36 ID:dKA1GWk.0
【真名】:サラディン
【元ネタ】:史実
【解説】:
 サラーフ・アッ=ディーン・ユースフ・イブン・アイユーブ。
 勝利王。アイユーブ朝の始祖。寛容と騎士道で欧州に知られた中世イスラムの英雄。
 1137、または1138年セルジューク朝ティクリートで生まれる。
 成人後はザンギー朝シリアの君主ヌールッディーンの重臣であった叔父シール・クーフに仕え、
 エジプト遠征、ファーティマ朝断絶後は自らアイユーブ朝を打ちたてる。
 主君筋のザンギー朝が崩壊すると旧領を併呑、ジハードを宣言し十字軍と戦端を開く。
 ハッティンで大勝を挙げ、エルサレム王国を粉砕、聖地を奪還した。
 後、聖地再奪還を掲げた第三次十字軍とも戦い、獅子心王と好敵手として渡り合い、停戦に到るが、
 協定締結の翌年1193年、55歳で病死した。

【備考・アピールポイント】:
・敵であるキリスト教圏の英雄ですら認める英雄
・かなりのお人よしで苦労したらしい(捕虜釈放したら周りから文句言われたり)
・適性クラスはセイバー、アーチャー、ライダーとか宝具は思い浮かばないが実在するサラディン伝『シリアの稲妻』って名前がカッコいいからなんとかして活かしたい

24服装はどんなの:2014/08/28(木) 19:02:58 ID:eLXZLdpk0
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服装はどんなの http://ameblo.jp/mametsumi27/entry-11898508847.html

25名無しさん:2014/08/31(日) 02:19:28 ID:M9s7PE6M0
【真名】:サナト・クマラ
【元ネタ】:チャーンドーギヤ・ウパニシャッド、ラーマーヤナ、不朽の知恵
【クラス】:キャスター、セイヴァー、ルーラー
【解説】:
ヒンドゥー教の神話・説話に登場する賢人にして、ブラフマーの精神から生まれた四人のクマーラ(チャトゥルサナ)の一人である。
不朽の智恵ではキリスト教におけるはルシファーや堕天使などと誤解された、炎の主方に属するとされる。

【備考・アピールポイント】:
・珍しいブラフマー関連の人、というかブラフマーを無理矢理サーヴァントにしたもの
・ほぼ神霊なため神性は高そう。全身をエーテルで覆ってるらしいので魔力も高いだろう
・宝具は人類の進化を促進した逸話から高レベルのエチャント

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28名無しさん:2014/10/08(水) 19:48:15 ID:ERDMc2xw0
旧皆鯖板のマナスの解説を時系列順に直して転載

284 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:00:55 ID:EUVP51LK [1/13]
マナス少年編あらすじ
勇士誕生
子供が生まれないそこそこの財産があるおっさんが子供が生まれないからアッラーに愚痴ってたら、
若い方の嫁がマナスを妊娠した

マナスを妊娠した嫁は何故か虎の心臓しか食べないとわめきました。
馬飼いが虎と馬の心臓を取ってきて、嫁は二つともぺろりと食べた

陣痛が七日続いて、
全然生まれないから、天使ウマイ母が赤子をボコスカ殴って、
ウマイ母「お前の幸せは草原にあるからとっとと出ろよ」
出た子供を見た女集はオチンチンが突き出てるのを見て一目で男だとわかった

生まれたマナスは、
三十歳みたいに腕を伸ばした
四十歳みたいに足をぐいっと伸ばした
十五歳の少年のように重かった
カヌイシュベクの乳首を吸ったらカヌイシュベクの下腹が千切れそうになった
三袋のバターを三時間で食った

親父が赤子マナスを見た感想

・目が星のよう ・耳が狼のよう ・虎のような胸
・心臓の辺りが石のよう ・肩ががっしり ・腕が太い
・首が虎のよう ・胸幅が広い ・胸板が厚い
・背が広い ・腰が細い ・顔がいかめしい
・鉤鼻 ・睫毛が長い ・見た目がおそろしい
・眼窟がくぼんでいる ・顎が長い ・唇が厚い ・目の堀が深い

頭にマホメットのM
真ん中に聖者(ヌーン)のN
最後に獅子(シーン)のS
で名前はマナスと命名

父「アッラーよこの子を守ってくれ。あらゆる災難から守ってくれ」
と叫ぶ

29名無しさん:2014/10/08(水) 19:48:57 ID:ERDMc2xw0
285 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:03:42 ID:EUVP51LK [2/13]
第3章(ここら辺は原文を引用しないとわかりにくい、とのこと)

典型的な悪餓鬼に育つ
家畜の大切さを教えるためにジャクィプの家畜の放牧をさせる
狼が放牧してる子羊を襲う
狼をぶっ殺してやろうとして追いかける
狼逃げる
実はその狼は・・・・・

岩山の影に消えた狼を追っていたら
四十人のおっさんが現れる、
マナス「狼どこにいるんだよ。おっさんとっとと教えろや」
「狼だったのは俺達だ、名は四十チルテン。イリヤースと言う方がいてお前を四十日間探している」
マナス「おっさん自分が狼ってアホか?今ここで変身したら信じてやるよ」
蒼い狼に変身
びっくり

四十チルテンにさらわれた羊を取り返して
子供達で羊を食うことにした
通りすがりの爺さんがいた
「無駄に羊を殺すなバカ、親の顔が見たいわ」
マナス「爺、火貸せよ。今から羊食うんだ」
「何言ってんじゃこのバカ」
マナスは老人を地面に叩きつける。
マナス「火を貸してくれって言ってるのに火を貸さないなんて、なんて意地悪な爺だ」

ガキ大将がマナスの友達に馬乗りになる
ガキ大将マナスにぼこられる
ガキ大将「ウェーーン」
ガキ大将の子分もぼこられる
マナス「俺をこれから、おかしらと呼べ。ほら羊の肉を食え」
三頭に羊を新しく捕まえて食べた
羊飼いが子供を連れ戻す
「マナスが羊を殺したんだ」
数えてみると一匹も減ってない
「何嘘を言ってるんだ?」

30名無しさん:2014/10/08(水) 19:49:28 ID:ERDMc2xw0
286 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:07:03 ID:EUVP51LK [3/13]
第4〜5章
そんなこんなでいさかいがあったので父親はマナスを引き取って帰ろうとする
カルマク人に襲われる
マナス大暴れで敵を撃退
四十人の男がマナスの目の前に現れる
マナス「ハハハハハハハ」
父「誰もいないのに何を笑っているんだ?」
マナスが目をつぶると目の前に蒼い鎧を突けた軍勢が現れる
マナス「なにこれ?」
40チルテン「わしは髪から指図を受けている。これは皆お前のだ
お前のあたまに幸運が宿るだろう」
マナス「先頭にいる人は誰」
40「今十五歳で賢い人だ」
目を開けたら父親はカルマク人の復讐を恐れて逃げ出した後だった
マナスは泣いた

ここで父親の情けない話が出てくるが省略。
マナス家に帰る
カルマク人が復讐に来るがマナスが撃退する

父親達キルギスの軍勢?とカルマク人がぶつかり合う
槍を持ってマナスが出陣
カルマク人が逃げる
マナス追撃でフルボッコ
カルマク人敗退

287 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:07:59 ID:EUVP51LK [4/13]
6章
マナスが後宮取りと言うゲームを考案
(日本でいう将棋。このゲームが今にいたるまで残る)

隊商はエセルハーンにマナスがどんな奴だか探れと言われた
道で後宮とりゲームをやってるマナスと喧嘩になってボコボコにされる

31名無しさん:2014/10/08(水) 19:49:59 ID:ERDMc2xw0
288 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:11:34 ID:EUVP51LK [5/13]
第7章
馬に変身した悪魔がネズカラにマナスを倒せと命令する
六千の部隊を率いて出陣する
マナスの父と面白い掛け合いがあるが省略
キリギスと戦争・・・戦争ばっかだな
キリギスが劣勢
マナス出陣
マナスは槍を持って敵のほうに向かう
敵の勇士の矢が逸れる
敵勇士を一刺しで殺す
ネズカラを追いかける
40チルテン(竜やら虎やら)が出てくる
ネズカラは悪魔の宿った凄い馬で逃げる
でも、追いつかれる
三回背中を刺されるが何とか逃げ切る

ネズカラ六千の部隊を解放
>ネズカラと共に着た六千の兵は、マナスの敵だったことを悔やむ一方、
>「なんていい人なんだ!戦士マナス少年こそ死を恐れぬ勇者だ。
>あの人のことを悪く言う人なんてくたばっちまえ!」
>そう思いながら嬉々として帰っていった

289 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:13:03 ID:EUVP51LK [6/13]
第8章
マナスは怪物を倒す
>「あの野郎を殺してやる!殺さんでおいたらろくなことはない」と思って、
>肩に掛けたアクケルテ、それは遠きも近きも打ち損じがなく、
>遠きも近きも選り好みせず、銃身は鋼鉄、銃口はダマスカス鋼、
>イスファハン製で、硝煙は靄の如く、照星は恐怖の的、銃弾は死、
>掛けてあればアクケルテ、火を吹けばコイチャグル(古銃の名)、
>狙って撃てば大砲ともなる銃をシャルメイデン(中東の民間伝承の英雄の守護者)
>が守護したまう我らが悪餓鬼が手に取った。
>蒼い火縄を焦がしながら、「神よ助けたまえ!今こそ好機。
>「殺す的はあれです」と彼は念じて、アクケルテを一発撃った。
>灰青色の煙がもうもうと巻き上がって天に昇った
>体長六アルカン(約三十メートル)の怪物が天まで跳ね上がり、
>まっしぐらにマナスの頭上に落ちてきて、地面に長々と横渡った

クィタイから来た密偵を倒す(この時始めて目から火が出る。密偵の右目を引っこ抜く)

32名無しさん:2014/10/08(水) 19:50:30 ID:ERDMc2xw0
290 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:15:31 ID:EUVP51LK [7/13]
第9章
オルクン川でクィタイの調査隊を撃退(このときにアチャバルスを使う、40チルテンも出る)
敵に激しく血を出させる戦いだったので吸血鬼(コンカル)と言う異名が吐く

アチャバルス描写
>腰のアチャルバルスを獅子マナスは抜き放った。
>「俺の方こそ貴様を追い立ててやる!」
>マナスはさっとそいつの首をはねた

291 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:16:02 ID:EUVP51LK [8/13]
第10章
キルギス人「周りは敵だらけだからマナスをハーンにしようぜ」
マナスがハーンになる

>九日間立って宴が終わり、
>皆がそれぞれの帰途についた
>誰もが満ち足りた気分だった

270 名前:名無しさん[sage] 投稿日:08/12/26(金) 17:25:06 ID:2YJPvS7z [7/9]
青年編<マナス王宮に突入>
完全武装の八十四人の融資の向かう方角には赤い炎が燃え上がり、四つ、五つと旗が翻る方角には大事が起こる。
黒斑の旗、すべすべした槍を脇に抱えて、竜、蛇が這うが如く、マナスの後ろから彼らが付いて行く。
足に毛のない狼――青い鬣の親衛隊士達がその後に従う。
空からはマナスの恐ろしい後ろ盾アルプカラクシュが翼を広げ、爪を立てている。
黒い頭の白い雄駱駝が、まるで襲い掛かるかのように、右のほうのくぼみから首を振り振り飛び出してくる。
突然前方に黒斑の虎の一団が現れた。
それこそ四十チルテン(勇士の守護者、生命の危うい時にチルテンは勇士の前にさまざまな姿で現れ、助言を与えたり、寿命を延ばしたり、戦闘に加勢したり、生活の隠れた指南役になる)、英雄の友だ。
四十チルテンのうちのあるものは竜になって這い。、あるものは豹に、あるものは獅子になっている。
英雄のそばには八十四の勇士がいて、いずれも一騎当千のつわものだ
チルテンのうちあるものは鳥となって、アローケを捕まえようとするかのように空から爪を立てている。
他にも、丸く巻いた尾、斑の毛皮、襲いかかればただではおかぬ、見るからに黒ずんだ虎になったものもいる。
四十チルテンこそ真の友。
勇猛マナス・バートゥルにけちを付けた奴は生かしてはおけぬ

<ステータスの参考に>
立ち止まらずにマナスが竜に近づいて、そいつの首筋を掴みそのまま引きずっていった。

33名無しさん:2014/10/08(水) 19:51:03 ID:ERDMc2xw0
292 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:21:22 ID:EUVP51LK [9/13]
青年篇
第一章「テケス・ハーンの魔人部隊撃滅」
ジャクィプ(マナスの父)マナス父子の住む東部天山のカラシャールで長老会議が開かれ、
アラ・トー遠征が決議される。
かくして、壮途についたマナスの軍の行く手に最初に立ちはだかった強敵は、
カルマク人のテケスハーンである。
魔法使いクヤスは魔法で大軍勢を作り出す。
軍勢を見て臆病風に吹かれる仲間を見てマナスは怒りに駆られ、単騎突撃しようとするがバカイにとめられる。
敵と同じ行動をとる軍勢を見て、バカイは敵の正体を知る。
バカイの策でクヤスの生み出した魔人部隊を全滅する。
怒り狂ったテケスハーンはクヤスを切り殺す。
マナス軍に囲まれたテケスハーン短剣で切腹する。
そして、カルマク人たちの中でテケスの後継者として一番支持を集めたのがカラチャである。
最初は断ったが皆の勢いに押されてなろうとした時、娘サイカルがやってきて「テケスの肉をあさるみたいな行為はみっともないわ」と言われて辞退する。
マナスは、ハーンの後継者にテケスの子テイイシュを任命する
新ハーン即位の祝賀会でマナスは美しいの女勇士サイカルと馬上試合をする。
美人なサイカルを見て鼻の下を伸ばしたマナスはサイカルを死なせないように戦う。
サイカルの槍がマナスの右腋に刺さる
サイカルが肩を掴んで、マナスを馬から落とそうとするが乱入したチュバクがマナスの方を支えたので落ちることはなかった
怒り狂ったマナスは恐ろしい形相になって、目から火を出しサイカルに襲い掛かる。
怒りに燃えたマナスにはさしものサイカルもかなわず逃げ出す。
辛くもマナスはサイカルとの戦いに勝利する。
マナスはそれでは気がすまぬと言って、どっちが死ぬまで戦うと意気込む
あるカルマク人が馬を贈ることでマナスの許しを得る。
祝賀会は終わりマナスは進軍を始める。

293 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:21:55 ID:EUVP51LK [10/13]
第二章「オルゴ・ハーン軍との決戦」

オルゴハーンの部下の胴回りが三尋(約5.4m)ある巨漢アタンは進軍中、道をよぼよぼ歩いていた老人にアタンは数回道をどけと言うがどかない。
怒ったアタンは老人を投げ飛ばそうとするが逆に老人に投げ飛ばされ地面に叩きつけられ、首を引っこ抜かれる。
イシック・クル湖方面に向けて進軍の途次、オルゴハーンの率いるカルマク軍、
およびこれに加勢に来たアクンベシム・ハーン下のカルマク軍との激戦が繰り広げられる。
この戦いでオルゴハーンは討ち死にする。
オルゴハーン后は命乞いし、マナスは許す。

34名無しさん:2014/10/08(水) 19:51:34 ID:ERDMc2xw0
294 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:22:16 ID:EUVP51LK [11/13]
第三章「アクンベシム征伐」

アクンベシムハーンの討伐のため、マナスの更に前進して、
ハーンの本拠地ブラガスィンを突き、大勝利を収める。
このとき見方を竜に変えたりできる凄い魔術師が現れる。
この竜を倒したのはマナスじゃなくて、軍勢が銃をあびせたり、魔術をかけたりで倒した
一突きで山を砕く槍を持ってる奴も出てくる。
マナスはアチャルバルスで無双して、アクンベシムハーンを殺す

295 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:23:00 ID:EUVP51LK [12/13]
第四章「父祖の故地へ移動開始」
長老会議を招集して、アラ・トーへの移住を決定する。
キルギス人とカザフ人の大移動が開始される

296 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/01(木) 03:23:29 ID:EUVP51LK [13/13]
第五章「アロケ・ハーンに向けて進撃」

領地に侵入されたアロケーハーンがマナスに服従を迫る。
怒ったマナスは敵の居城を40チルテンと勇士を伴って攻め込む
城に潜入したマナス一行はアローケの動物園に入る。
そこは猛獣や幻想種がいる動物園で猛獣達がマナスを食い散らかすと期待するが猛獣達はマナスの憤怒を恐れて襲いかかろうとはしない
そして、アローケは動物園の奥深くに居る四百尋(約720m)の竜をけしかけるがマナスはその竜の首を掴んで引きずる。
竜が逃げ出してアローケは戦うことを諦めた。
アロケは息子を差し出しマナスに許しを乞う。
マナスはこの地からクィタイ人とカルタイ人を追い払う

35名無しさん:2014/10/08(水) 19:52:21 ID:ERDMc2xw0
297 名前:名無しさん[sage] 投稿日:09/01/02(金) 02:13:07 ID:PGqoKs9+
第六章
「ショールク・ハーンとの抗争」
アンディジャン征服後、
ショルクハーン遠征が起こる。
激戦の末にマナスがショルクハーンを打ち破る
ショールクハーンは美人な自分の娘を人質として差し出し、
これを妻とする。

第七章
「アルマムベトとの出会い」
マナスは夢を見る。
この夢はどういう意味なのかと聞くと
アルマムベトと言う友人を得ると言う意味。
アルマムベトをマナスは見つける。
誠意を込めてもてなされたアルマムベトはマナスに使えると決意する

第八章
「マナスとアルマムベトの盟約」
アルマムベトとマナスが義兄弟となる。
マナスはしかるべき良き娘を正室に迎えるようにアルマムベトに言われる。(一夫多妻制のようだ)

第九、十、十一章
「マナスのために嫁探し」「マナスの求婚」「マナス、アルマムベト、四十勇士の結婚」
マナスの嫁をマナスの親父が探しにいく。
諸国を放浪して、アテミルとマナスの親父の交渉の結果、
家畜を持っていくことで合意し、
マナスとカヌィケイとの結婚譚が繰り広げられる。
この間にマナスが商人に変装して、
寝ているカヌィケイのおっぱいを揉んだマナスが、
それに驚いて飛び起きたカヌィケイに腕を刺される。
刺されたマナスは激怒して軍勢でアテミルの王宮を
取り囲むと言う面白いエピソードがある。


・ここで青年編は終了。
・マナス以外のエピソードは極力削った。
・大まかな流れしか書いてないそうなので、詳しくは引用依頼。
・結局のところ>>293第二章の爺さんの正体は不明。

36名無しさん:2014/10/08(水) 19:53:26 ID:ERDMc2xw0
255 名前:名無しさん[sage] 投稿日:08/12/25(木) 19:41:39 ID:bcxb5weX [1/9]
戦闘シーン壮年編
喊声、雄叫びを上げ、六十尋の槍を構えて突撃するマナスの後ろから龍蛇が這って行く。
短い尾の蒼い狼ら―――青いたてがみの勇者の親衛隊士―――がその後ろから付いて行く。
アルブカラクシュ(巨鳥、バトゥールの守護者)が翼を広げ、爪を立てて、空から彼を守る。
黒斑の虎、カイベレン(善霊、家畜の守護霊)、四十チルテンは血に餓えた勇者の友。
恐ろしい顔付きではマナスは余人の及ぶところではない。天に埃を巻き上げ、アククラ馬を駆り、
雄叫びを上げて首領が突っ込むと、不信者どもの一角が崩れて、前に立ちふさがる敵をスィルナイザで叩き落し、
離れたところにいる奴を突き刺し、近づく奴をアチャパルスで叩ききった。
彼の右目から火炎が噴出し、口からは熱気がはとばしり、
左の目からは赤熱の炭が飛び散って、アクケルタからは弾丸が飛ぶ。
撃つ銃はアクケルテ、遠きも近くも打ち損じなく、遠くも近くも区別なし。
銃身は鋼鉄、銃口はダマスカス鋼、硝煙は濃霧、銃床はイスファハン製、
照星は恐怖の的、弾丸は死。

因みにダマスカス鋼とは、木目のような模様を持つ製法の忘れ去られた神秘的な加工金属

ナイフなどにもそれが使われた物が現存しているらしく、
また通常のナイフより丈夫であるため現在でも再現を試まれている

257 名前:名無しさん[sage] 投稿日:08/12/25(木) 19:44:00 ID:bcxb5weX [3/9]
”怒りたけって、龍のように体中の毛が逆立っている。下の唇が垂れ下がり、
上の唇がめくれ上がって、顔が闇夜のように黒ずみ、その陰鬱さと来たらまるで雨のよう。
下の唇が垂れ下がってサーベルの鞘のよう。口ひげを見れば、斧の柄のよう。
眼から憎悪がはとばしりでて、ふいごで煽った炎のよう。
怒りが漆黒の夜のようになり、顔に出た敵意で髭のごわごわした毛が五足の靴下の毛のように逆立っていて、
夏の発情期の駱駝のようにぎしぎしと歯軋りしている。”

<恐怖>
刺すような眼差しのマナスを見て、アローケはその恐ろしさに慄然とした。まつげは燃え盛る炎。眼は灼熱した炭火、
話す言葉は飛び出す弾丸。人の中にはそんなものはおらぬ。怒りを込めて睨めばアズライルそのもの。
睫毛を見ればダマスカス鋼剣の切っ先のよう。
彼一人で千人の力がある。
虎の額、石の心臓、肩甲骨は太く、象のような腕、まっすぐな鼻筋、赤い眼、反った眉、
毒を含む言葉、すんなりした顎鬚、ぴんと張った髭、怒ればその怒りに誰一人堪えられぬ。
大きな口くぼんだ眼窟、敵意がまざまざと表れていて、相手に飛び掛れば生かしてはおかぬ。
激しい怒りが火と燃えている。
彼の知恵は深く、悪意は少ない、話す言葉は人々に楽だ

ジャブィル・バヤン(獣中で一番獰猛な猛獣、アローケの見立てだとマナス一行を食い散らかすと見ていた)どもは、
一頭たりとも危害を加えず、ただひたすら命乞いをした。
奴らは皆うずくまって、彼に襲い掛かって危害を加えようともせず、ただじっとおとなしくしているだけだった。豹も獅子どもも

37名無しさん:2014/10/08(水) 19:53:57 ID:ERDMc2xw0
258 名前:マナス壮年篇[sage] 投稿日:08/12/25(木) 19:45:40 ID:bcxb5weX [4/9]
《壮年篇》
第1章 六ハーンの謀反(上)
六ハーンの謀議〉マナスに遣使〉使者を威圧〉祝宴を開く〉使者帰還〉
キョキョトイの追悼式を取り仕切っていたマナスは誰も彼もイスラム教徒も名士も老若男女問わず殴って引っ叩き激しく罵って言うことを聞かせた。
マナスに反感を持つキルギス人が集まって、
「マナスの野郎ムカつくからぶっ殺そうぜ」
「あいつ強いから無理だって、」
「臆病者はいらん!俺達だけでぶっ殺す」
と言う感じの会議で六人のハーンが結束した。

六人の若者をマナスに送り出した。
六人のハーンは若者にあいつ調子に乗ってるからマナスを馬鹿にした態度でマナスに会いに行けと言った

六人はマナスの城に行ったがマナスの勇士たちを見て口が聞けないほどビビリまくる
部下「あいつらどうしましょう」
マナス「ああ、ハーン達が悪巧みしていると言う情報を聞いたぞ。奴らはおそらくそいつらの使者だ。
ちょうど良い、せいぜい恐怖させてやろ」
〜マナスが兵士を使って使者達をビビらせる描写延々と語られる〜
そんなこんなで心が折れた若者達は震えながら六ハーンの手紙をマナスの前で見せる
マナス「ふふん、わしのベクどもが因縁を付けとる。まさしく願ったりかなったりだ。わしが蒼天に願っていたことが地上にはっきりと現れたのだ。まさしくアッラーがお下しになったのだ」
祝宴を開く。

それから七日経って使者達は帰還した。
彼らにはマナスから高価な六十着のガウンと六頭の純血種馬を贈られた
六人のハーンの一人が若者にマナスはなんと言って返答したか聞いた
若者はマナスから預かった手紙を読み上げた
「わしは勇者マナスだ。わしの言葉がわかる者は、わしの言葉を聞いた上で来い
言葉がわからぬものがいたら通訳に説明させ、わしの親書を知った上で来い。
勇者マナスと署名したぞ。わしの名を確認した上で来い。まだわしを見知らぬものは、勇者マナスと署名したあるから、わしの言葉だと承知した上で来い。わしが本気言っていると思え
期限をきめたぞ四十日以内に来い
※中略〜とにかくお前らフルボッコにしてやるよと言う文が続く〜
勝てる気ならやってみろ!」

38名無しさん:2014/10/08(水) 19:54:36 ID:ERDMc2xw0
259 名前:マナス壮年篇[sage] 投稿日:08/12/25(木) 19:47:42 ID:bcxb5weX [5/9]
第2章 六ハーンの謀反(下)
トュシトュク叱咤激励〉六ハーン進発〉マナス、四十勇士を招集〉六ハーン到着〉マナス、六ハーンに接見〉
ここからは戦争シーン
九十万以上の軍勢の戦い
しばらくして、マナスが敵の陣地に乗り込んできた
敵軍「クッソ、マナスなんかに喧嘩売るんじゃなかった。怖いよ怖いよ怖くて堪らないよ。六ハーンのバカ共め
あいつらのカス共のせいでこんな化け物と喧嘩する羽目になったんだ」
マナス「ハーンを呼んで来い!」
敵軍「ハヒィッ、ただいま」
六ハーン「ヒィィイ、頼むマナス様命だけはなにとぞお助けを」
マナス「そうだな。
ハーン達よ。折角大軍勢を集めたんだ。クイタィ人との戦争に参加しろ。
嫌だとは言わせないぞ」
六ハーン達は断れるはずもなく、遠征に参加した。

39名無しさん:2014/10/08(水) 19:55:07 ID:ERDMc2xw0
260 名前:マナス壮年篇[sage] 投稿日:08/12/25(木) 19:48:53 ID:bcxb5weX [6/9]

第3章 大遠征の準備
<バカイを遠征軍の総司令官に任命〉アルマムベトを全軍の先導役に任命〉
マナス「ここにいるやつらで総司令官を選べ、決まったら俺に言え」
部下達「ガヤガヤ(嫌だよ、お前やれよ、嫌々お前こそやれよ・・・・・)」
マナス「全く、お前らはどうしようもない腰抜けだな。仕方ないわしが一人選ぶぞ。
わしが選ぶ総司令官は勇ましく、相談するときは頼りになる一騎当千の勇士バカイ翁を選ぶことにするぞ
どうだ?異議があるものはいるか?」
部下達「おかしらのおっしゃるとおりだ。バカイ翁が相応しいぜ」
マナス「よし、これで決まりだ」

マナス「お前らの中で
※中略〜怪物と戦ったり、危険な場所に行ったり、等などの事をマナスは部下達に延々と尋ねる〜
な者はいるか?」
部下達「おお、何てことだ恐ろしいところ行ったことも聞いたこともない。畜生六ハーンどもめ
あいつらめ、自分の陣地で王様だからって、マナスと同等と勘違いしたアホどものせいで貧乏くじを引いちまったよ
もう二度と家に戻れそうにねぇ。集まらずに家で死んだ方がマシだったぜ。」
マナス「いないのか?(イライラ)」
アルマ「私が行きました。
※中略〜マナスの行ったことをどれだけ実行したか説明中〜
マナス王がおしゃったことを実行したのは王の戦友であるわたしです」
マナス「他にはいないのか?少しだけ待つぞ・・・・・・・・・・・・
あい、わかった。アルマのいうことを信じて、この道の先導役を任せようぞ!
彼が墓に入るなら、われわれも墓に入るまでだ。
湖に入るなら、そのときはどうにでもなれ。後から付いて泳ぐだけだ
峠を越えるなら超えるまでだ。道案内するがままにするだけだ
風に飛ばされるなら飛ばされるまでだ。
バカイハーンに部隊を委ね、アルマに道を委ねる
異議のあるものはおるか!!」
部下達「おかしらのおっしゃるとおりだ。賛成!賛成!」

<従軍を望まぬ者に帰郷を許す〉>
マナス「アジパイとチャルィパィに命令を下す
やる気のない奴、弱音を吐く奴は日中に帰らせろ
夕方まで残った奴で弱音を吐く奴は火にくべてく殺してやる
鋼の如く屈強な兵士のみ連れて行く」

各部隊の族長達のテントに回る
アジパイとチャルィパィ「マナス王の言葉を伝える
帰りたいものは帰れ。残りたいものは残れ」

「ヒャッホォォーウィ、聞いたかよ兄弟達マナス王の許可が出たんだぜ
戦利品なんていらねぇや。兄弟おさわばしようぜ」
「帰る奴は罰当たりだ。残る奴は残ってくれ」

ガヤガヤやっている間にマナスは軍中まで歩いていた。
兵士の中にはマナスの顔を知らない奴もいた
「なんだ、あの恐ろしい見た目をした男は」
「マナスとあらば、どんな砲弾も跳ね返す城壁だ。
龍の如き屈強な英雄。この世の誰よりも賢い英雄だ
あの英雄についていこうぜ。
あの人と一緒に栄光を得ようぜ!あの人と一緒に敵を倒そうぜ!
命が尽きたら一緒に死のうぜ!」
「ウォォォォ!!!!そうだ!
マナスが大将なら絶対負けやしねぇ!俺達も行くぜ」
そうして、集まった軍勢は三百万を越した。

40名無しさん:2014/10/08(水) 19:55:38 ID:ERDMc2xw0
261 名前:マナス壮年篇[sage] 投稿日:08/12/25(木) 20:52:20 ID:bcxb5weX [7/9]
第4章 大遠征の途につく
<マナス、部隊を視察〉
マナス「おお、皆の者、もう半月あまりになったぞ、馬どもを追い集めさせたからな
太った馬どもをやつれさせてしまったぞ。
アルタイからここに移住して以来、わしが飼っている家畜を惜しんだことはない
わしが持っているありったけの馬を集めておいたぞ
取れ、わしの家畜をやるぞ。わしは持ち物をケチったりはせぬ」

「マナス万歳!それでこそマナスだ、あれほどの英雄はおらんぞ」
男達は子供のように馬に群がっていく。

<部隊進発〉
マナスは真紅の旗を掲げて進軍する

<アルマムベトの提案〉
道が二手に分かれている。
マナスが化け物のような恐ろしい顔になって、怒っている
部下達「ガクガクブルブル(な・・・何を怒っているんだ)」
最後の審判の如く部下達は怯えている。
アルマ「王よ、提案があります。あなたにぴったりのお方、女性の中の女性、カラ・ハーン様のご息女カヌィケイさまのお屋敷へ参りましょう。あのお方の祝福を受けてから、旅路へ戻りましょう」

マナス「(・・ニコ)」

四十バートゥル「ヒソヒソ(女房べったりの血に餓えたおとこめ、無理して作り笑いしておる)」

<カヌィケイからの選別〉
カヌィ「皆さん頑張ってください。戦中でもつつがなくお過しなさいますように
どこへあなたの軍勢は行くのですか」
アルマ「おお、姐さん我らにお力添えくださるかと思い、あなたのそばへ参りました」
パーティが開かれる。
カヌィから槍、剣、銃、銃弾、服、毛皮、矢や銃を通さない防具・・・etcを贈られる
マナス「気が利くな。お前は最高の女房だぜ!
何ぼさっとしてやがる出発だ」

<カヌィケイの嘆き〉
カヌィが悲しいとか夫が心配だとかを長々と話す
カヌィ「何時帰ってくるの」
アルマ「一年半と十九ヶ月になる頃に帰り着くと思う」
<マナスと四十勇士、部隊に戻る〉
ここら辺は大して意味ないので省略

<アルマムベト、軍紀に不満〉
カシュク川の谷でテントを張って、くつろぐ。
アルマ「おかしら、あんたは全軍の大将だが・・・・・全くのやぁぁあく立たずだな!
クィタィ人は蟻の如く大群で、魔法使いも大勢いる。
あんたの兵はのんきなんものだな
部下達があんなに弛んでるんならわたしにお暇をくださいよ
わかってんのかよ!お遊びじゃねぇんだ!
遊びのつまりなら、こんな遠征とっとと辞めちまえ」

<アルマムベトを総司令官に選ぶ〉
マナス「バカイは老いたか!何故軍がだれてる事に気付かなんだのか!
総司令官の地位をアルマに譲るように伝えろ!!!!!」

「王より、総司令官の地位をアルマに譲るように言われてきました」
バカイ翁「(計算どおり、これでアルマに総司令官の座を譲れるわい)
おし、わしはマナスよりもアルマを尊敬しておる。喜んで譲ってやるわい」

41名無しさん:2014/10/08(水) 19:56:09 ID:ERDMc2xw0
262 名前:マナス壮年篇[sage] 投稿日:08/12/25(木) 22:25:32 ID:bcxb5weX [8/9]
第5章 ベージンへ向けて進発
<全軍の点呼をとる〉
アルマが総司令官になって、部下たちは不平不満を言う
アルマは十人隊、百人隊、千人隊といった具合に部隊を編成する

<アルマムベト、全軍に訓示〉
アルマ「わたしが新しい総司令官アルマベトである
話しかけられたとき以外は口を開くな
口でクソたれる前と後に“Sir”と言え
分かったか、ウジ虫ども! 」

「Sir,Yes Sir 」

アルマ「ふざけるな!大声だせ!タマ落としたか! 」

「Sir,Yes Sir! 」

アルマ「貴様ら雌豚どもが俺の行軍に生き残れたら―――
各人が兵器となる。戦争に祈りを捧げる死の司祭だ
その日まではウジ虫だ!地球上で最下等の生命体だ
貴様らは人間ではない
両生動物のクソをかき集めた値打ちしかない!
貴様らは厳しい俺を嫌う
だが憎めば、それだけ学ぶ
俺は厳しいが公平だ、人種差別は許さん
黒豚、ユダ豚、イタ豚を、俺は見下さん
すべて――― 平等に価値がない・・! 」

アルマ「俺の使命は役立たずを刈り取ることだ
愛するマナス軍の害虫を! 分かったか、ウジ虫!」

「Sir,Yes Sir! 」

アルマ「ふざけるな! 大声だせ!」

<強行軍にクィルグィル老怒る〉
クィグィルとボズールは愚痴をこぼしながら行軍、
総司令アルマへの不平不満を述べている。

<クィルグィル、マナスに抗議〉
クィルグィルはマナスに会いに行く。
クィルグィル「kgkjぁjkgklじゃjぎおあじg(とにかく、総司令アルマへの不平不満悪態を付く、アルマを総司令にしたマナスにも悪態をたれる)」
マナス「悪態を付くのはやめろ。十人隊長のところへ戻れ」

<クィルグィル老、十人隊に戻る〉
クィルグィル老はまだ、マナスやアルマの悪口を言い続けてる。

42名無しさん:2014/10/08(水) 19:56:44 ID:ERDMc2xw0
263 名前:マナス壮年篇[sage] 投稿日:08/12/25(木) 22:26:30 ID:bcxb5weX [9/9]

<宿営の令下る〉
マナスは部隊を望遠鏡で見渡す
皆弱りきって、へとへとになっている部隊見てマナスはアルマに兵を休ませたらどうだと提案する
マナス「クィルグィル翁も文句言ってきたし、そろそろ休ませたほうが・・・・」
アルマ「行軍で死ぬ兵士は悪い兵士だ。生き残る兵士は良く訓練された兵士だ!!
あの爺が死ぬぐらいじゃないと、ろくなことは出来ませんぜ
ホント戦争は地獄だぜ フゥハハー」
マナス「なるほど、クィグィルなんかの話なんか聞いて損したぜ」

そんなこんなで八十一日間休みなしで行軍

兵士達はもう限界状態
それを見てさすがのアルマも
「や・・べっ、このままじゃ全滅しちまうぜ。お前ら宿営だ!宿営!」
<アルマムベト、オルクン川を渡って偵察〉
オルクン川を渡って、偵察。鴨の真帆使いと遭遇したが逃げられる。
自軍のテントに戻って、八日間眠り続ける。

<アルマムベト、天気を変える〉
眼を覚ましたアルマはオルクン川(川に魔法がかかってるっぽい、またこの川を超えた床には怪物や色々な魔法がかかってる)を渡らせるために魔法を使う
雹が降り注ぎ、雪を降らせ、景色は冬景色になる。
魔法を解いて、雲が雲散霧消し、太陽が出る。
川が干上がる。
<全軍オルクン川を渡る〉
川の中にいた魔物たち(馬ほどの大きさのある魚とか)は死に絶え軍隊は無事に川を渡る

<エリメで越冬〉
そのまま行軍。
マンモスやら悪魔が出てくる。

<全軍の点呼と取る〉
特に意味ないシーンなので省略

<アルマムベトとスィルガクを斥候に選ぶ〉
アルマ(ここの章で予知能力を持っていることが判明する)がスィルガクを共にしてカカンに偵察に行く

43名無しさん:2014/10/08(水) 19:57:15 ID:ERDMc2xw0
264 名前:マナス壮年篇[sage] 投稿日:08/12/26(金) 09:11:41 ID:2YJPvS7z [1/9]
第6章 アルマムベトとチュバクのいさかい
部下に炊きつかれてチュバクは怒り心頭でアルマの凝らし眼を決意する。
アルマの元へ向かう。
その様子を知ったバカイはマナスに事の次第を報告し、マナスと共にチュバクを追いかける
先にチュバクに追いついたバカイはチュバクの説得に取り掛かる。
しかし、チュバクは如何に自分が功績を挙げているかを、アルマの行軍でどれだけの兵士が苦しんだのかを力説する。
後から追いついたマナスの説得でもチュバクの怒りは冷め止まない。
アルマとチュバクは互いに怒りを顕にし、喧嘩口論を繰り広げる。
アルマを怒りの矛先をマナスにも向け、悪態を突く。
マナスは自分が斥候しようと言い、三人(スィルガク、アルマ、チュバク)はそれについていくことで一時的な和解をする
この章でマナスは二人の勇士から悪態を吐かれるが黙って聞くという度量の大きいところを見せる


265 名前:マナス壮年篇[sage] 投稿日:08/12/26(金) 09:40:53 ID:2YJPvS7z [2/9]
第7章 一つ目の巨人マケル退治
マナス一行が向かってきていることを知ったエセルハーンは一つ目の巨人マケルに使いを出し、マナスを倒せと命令した。
道の様子見をしていたアルマとチュバクはマケルと遭遇する。
マケルの巨体さを見たアルマは弱気になるがチュバクの勇猛果敢な発言で勇気つけられ、マケルと戦うことを決意する。
アルマの弾丸がマケルの単眼に命中し、チュバクの槍が口に突き刺さる。
頭を矛で叩きつけ、弾丸を40,50発撃ち込んでマケルを倒した

―この怪物はかなりでかいっぽい。
 マケルの首を取って、マケルの髪が鋼のようだから手綱にしたりもしている。

44名無しさん:2014/10/08(水) 19:57:46 ID:ERDMc2xw0
266 名前:マナス壮年篇 [sage] 投稿日:08/12/26(金) 17:11:02 ID:2YJPvS7z [3/9]
第8章 クィタイから馬群奪取

アルマの道案内で魔法の橋を迂回し、トゥンシャ町に向かう。
アルマとスィルガクは攻めてきたカカンの都督チャバラと五人の都督を打ち倒す。
アルマは魔法を使って、雹を降らせ、猛吹雪を起こす。
敵の魔法使いである馬飼い頭カルグルは馬群を移す。
クィタイ陣営は防戦準備に乗り出す。
アルマとスィルガクはクィタイ人に変装して、クィタィに潜入する。
元クィタイ人だったアルマは故郷を見て、懐旧にふける。
アルマ一行に遭遇した魔法使いカラグルは変装したアルマ一行をクィタイ人ではないと疑う。
ここでアルマはカラグルを騙す。半信半疑のカラグルはお偉方に話を聞きに行く。
カラグルがいない間にアルマとスィルグルは馬群を盗み出す。
カラグルは盗まれた馬群を追跡し、アルマの奇襲を受け、川に落ちる。
ニ勇士は背後から迫るクィタィ軍と戦う。
敵軍司令官コングルバイがアルマの奇襲を受けて、傷を負う。
アルマとスィルガクはマナスの元へ撤退する。

267 名前:マナス壮年篇[sage] 投稿日:08/12/26(金) 17:17:33 ID:2YJPvS7z [4/9]
第9章 キルギス軍奮戦
マナスは熟睡から目覚めて、アルマとスィルガクを追ってきたクィタイ人の大軍勢を迎え撃つ。
スィルガクはバカイに救援を求めに走る。
クィタイの大軍相手に三勇士(マナス、アルマ、チュバク)は奮戦する。
スィルガクから救援の知らせを受けたバカイは軍を率いて出動する。
キョル・ケチュー渡河点でマナスはボロンチュ、巨漢の勇士コングルバイと激しい戦いを繰り広げた。


268 名前:マナス壮年篇[sage] 投稿日:08/12/26(金) 17:19:50 ID:2YJPvS7z [5/9]
第10章 凱旋
マナス軍突撃。
クィタイ人フルボッコ
クィタイが女、金、家畜等をマナス軍に渡して和睦

45名無しさん:2014/10/08(水) 19:58:17 ID:ERDMc2xw0
269 名前:マナス壮年篇[sage] 投稿日:08/12/26(金) 17:22:51 ID:2YJPvS7z [6/9]
〈和平成る。キルギス軍凱旋の途につく〉
クィタイ人からコングルバイ、クィルムス・シャーの〔子〕ムラディル、〔帽子に〕朱房をつけたネズカラ、
カルマク人のウシャン、奴らが命と引き替えに財物を出すことを合意した。
カンガイ人からオロングもその場にいたな。軍司令官コングルバイが奴ら全員をそばに集めた。
黒いたてがみボローンチュ、カトカランの〔娘〕サイカル、いちいち名前を挙げるんですかい。
ソローンのアローケ、猪のような気性の勇士ジョロイ、トクシュケルの〔子〕ボズケルティク、
九十二歳の長寿を保つ、ソロボの〔子〕ソーロンドュク、奴らが自分の命を心配して、
偶像の前に額ずぎ、財物を奉納することを誓った。

奴らは九千頭の黒いひとこぶ駱駝を用意して、ひとこぶ駱駝の背に金貨を積んだ。また、
九千頭の赤いひとこぶ駱駝を用意して、赤いひとこぶ駱駝に高価な金細工を積んだ。
駱駝に高々と積まれた荷の中には金塊もある。これらのすべての荷の上には絹のロープが掛けられた。
さらに白銀を積んだ三万頭の駱駝が引き出された。
白銀を積んだ駱駝を引いて行ったときのその光景を見てくだされ。
エメラルド・ダイヤ・ルビーが二千頭の駱駝に積まれた。贈り物として進呈するために、
今いるすべての馬の中から、互いによく似た黒馬九千頭が選り抜かれて、
それらを達人どもが調教した。さらに九千頭の赤毛馬と九千頭の栗毛馬を用意した。
どいつも姿が優雅で、走れば駿足だ。さらにまたすらりとして美しい大型の鹿毛馬九千頭も用意して、
そいつらが土埃を山のように巻き上げた。ほかにも九千頭の葦毛馬も用意した。
各村落から集めさせた贈り物用の馬群は十万頭に達した。

奴らは各自の町から娘たちを探し出させた。その黒髪は川獺(かわうそ)のよう、
鏡の前で髪を櫛けずらせて、真珠のような歯、反った眉、鴨のような首、小さい上品な頭、
丈は中背、歳は十五、細くて柔らかい指、太いお下げ、黒い干し葡萄や食べ物を口にすると、
白い喉を通してそれらが透けて見える。そういう美しい娘を九千人引き連れ、
工匠の中でも抜きん出た名人たちも連れて、贈り物を届けに、
アンディジャンから逃げたアローケ老人をはじめ、みんなが来た。

昔からこういうことばがある、「槍を刺すなら折れるほどに刺せ。敵であろうとひとたび倒れたら、
辱しめるな、心を安んじさせてやれ」と。
まさにその通りに、バカイ翁とクィルグィル老(チャル)が〔マナス・〕バートゥルのもとへ行って、バカイ翁が言った。
「贈り物を受け取ってやれ、勇者マナスよ。異教徒であろうと、ハーンを戴く人民じゃ。
昔から物をたんと持っておる人民じゃよ。クィタイ人であろうと、膨大な人民じゃ。
握力の強い我が猛者よ、わしの言うことを聞き入れよ。奴らはついに恐れ入った。
今はもう放っといてやれ、バートゥルよ」
賢いバカイがことばを継いだ。
「娘たちを贈り物に差し出したからには、〔クィタイ人を〕虐殺したらよろしくない。
〔キルギス人の〕六ハーンを集めて、彼らと協議したらどうじゃな。相談しようぞ。
あのクィタイ人どもを苦しませぬよう返事をしてやろうぞ」

獅子マナス・バートゥルはバカイの言った助言を受け入れた。
腕の立つ匠をもらう者、望んで娘をもらう者、ひとこぶ駱駝をもらう老、人それぞれであった。
食うや食わずだった者は金銀をもらい、〔みなが〕数えきれぬ家畜をもらった。
クィタイ人とキルギス人が和睦したのち、アローケらはそれぞれの故郷へ散って行った。
カカンでは七十の城門を備える都市を七つ破壊して占領したという。クィタイ人の地へ来て、
キルギス人が殺戮をやったという。十二か月が経って、一年と一月になったとき、彼らが撤退したという。
短かからぬ、長い道のりを通って、ベージンから出たおびただしい〔キルギス人の〕軍勢が郷里へ帰ったという。

46名無しさん:2014/10/08(水) 19:58:47 ID:ERDMc2xw0
271 名前:名無しさん[sage] 投稿日:08/12/26(金) 17:25:32 ID:2YJPvS7z [8/9]
<槍>
山帽子を切って、柄をつくり、それを腱で巻きしめ、
鉄の八稜の穂先を付け、十二色に光を放ち、狼の舌のような刃をぎらつかせ、穂先を毒液に浸し、風を受ければ唸りを生じ、刺した後には炎症をおこし、金の環をはめ、敵に向けて繰りだす

256 名前:名無しさん[sage] 投稿日:08/12/25(木) 19:42:34 ID:bcxb5weX [2/9]
名槍スィルナイザ
その柄は黄色い蘆を切って、猛暑に干し、腕利きの匠に腱を巻きつけさせて、膠で固めており、敵との戦いのために題字にとってある。
「何の木だ」と思っても、人には判断が付かぬ。
蘆、腱、膠で出来ていて、表面には色が塗られている。
その力を御覧なされ。敵に槍を突けば突き通って、どんな奴でも馬からすっ飛び、引けば地に長々と伸びる。
その一刺しで敵は殺され、穂先をつかんだ五本指は千切れて落ちる。


その鍛造のためには炭が足らず、あまたの森林が伐採され、鍛冶屋のふいごのためには灰色雄牛どもが屠殺された。
刀鍛冶カラタズがアッラーの神よご加護あれと祈って、その強い腕力を駆使し、焼入れのためにはいくつもの湖が干上がった。
そのような作業に耐え切れず、四十六人の匠がへばった。夏から秋まで叩いて鍛え、切っ先に反りをつけ、毒の泉で焼きを入れた。
剣を夜間抜きはらえば、火事のように赤々と燃え、戦いの日には長々と伸びる。
龍の毒に三日間浸して、刃を強化し、山に切りつければ岩が切断され、胴を切りつければ、首が飛ぶ。
草むらに置けば、火事が起こり、その一振りで死んで倒れる。

名馬
アククラ
額には吉祥の印があり、月の出ない闇夜ならば、霧が立ち込めて地が見えない昼間ならば、
その耳の蝋燭が役立つ。その生き物は旋風から生まれ、その眉間には面繋のすれた後がある。
それは腹の引き締まった、すばらしい生き物で。、いまだかって偵察のために乗ったことはない。
それは長い間立ち尽くしていても瞬時に駆け出す。それは月の出ない夜にも姿が目立ち、闇夜に道をたどれば
蝋燭のような耳のおかげで道から逸れることはない。そのような聖なる大馬アククラに今こそ勇者はどっかりと跨った。

後ろ足の付け根は山と山の間のくぼみよう
疾駆すれば歩ごとに荷を積んだ駱駝をを飛び越すほど、
尻懸十一アタの鍋がやすやす吊るせるほど、それほどデカイ体躯
そのでかい腹ではもぐらが穴を掘ることができるほど、
鼻の穴に人が四つんばいに入るのならば、今の人は服をそっくり来たまま入れる程
蘆のような耳、鋳物のような蹄。
ふくらはぎは子供の胴ほど、走りは山上牧場に吹く風のよう

47名無しさん:2014/10/08(水) 19:59:29 ID:ERDMc2xw0
272 名前:名無しさん[sage] 投稿日:08/12/26(金) 17:39:26 ID:2YJPvS7z [9/9]
壮年マナスの情報を簡単に求めておく
武装
・銃弾を通さない防具
・銃
・剣
・槍
・馬 偵察用とか戦闘用とかある。戦闘用の馬はかなりでかい。
でかい、ヘラクレスみたいな筋肉マッチョ
眼から火が出る。
怒ると化け物みたいな顔になる。
蛮勇、勇猛の気がある
幸運はAいきそう

275 名前:名無しさん[sage] 投稿日:08/12/27(土) 09:59:27 ID:CG63Ygge [1/3]
<作中に出てきたアクケルテの描写>
>撃つ銃はアクケルテ、遠きも近くも打ち損じなく、遠くも近くも区別なし。
>銃身は鋼鉄、銃口はダマスカス鋼、硝煙は濃霧、銃床はイスファハン製、
>照星は恐怖の的、弾丸は死。

>遠きも近きも的を外さず、遠き近きを区別せず、銃身は鋼鉄、
>銃口はダマスカス鋼、硝煙は濃霧、製造はイスファハン、
>照星は恐怖の的、弾丸は死、肩に掛ければアクケルテ、
>逸らなければコイチャグル(古銃の名)、激昂すれば大筒となる。

>「あの野郎を殺してやる!殺さんでおいたらろくなことはない」と思って、
>肩に掛けたアクケルテ、それは遠きも近きも打ち損じがなく、
>遠きも近きも選り好みせず、銃身は鋼鉄、銃口はダマスカス鋼、
>イスファハン製で、硝煙は靄の如く、照星は恐怖の的、銃弾は死、
>掛けてあればアクケルテ、火を吹けばコイチャグル(古銃の名)、
>狙って撃てば大砲ともなる銃をシャルメイデン(中東の民間伝承の英雄の守護者)
>が守護したまう我らが悪餓鬼が手に取った。
>蒼い火縄を焦がしながら、「神よ助けたまえ!今こそ好機。
>「殺す的はあれです」と彼は念じて、アクケルテを一発撃った。
>灰青色の煙がもうもうと巻き上がって天に昇った
>体長六アルカン(約三十メートル)の怪物が天まで跳ね上がり、
>まっしぐらにマナスの頭上に落ちてきて、地面に長々と横渡った

>遠きも近きも打ち損じがなく、遠い近いは区別なし、
>銃身は鋼鉄、銃口はダマスカス鋼、硝煙は靄の如く、
>製造はイスファハン、照星は恐怖の的、銃弾は死、
>銃身はまっすぐ、撃った弾は普通に飛ばず、
>死すべき命を探し当てる

アチャルバルス
>草むらに置けば火事を起こし、振り上げれば死を与え、
>山に斬りつければ岩をも砕き、腰に斬りつければ首をも落とす。
>これを持った者は手がしびれ、夜間抜き払えば烈火のように燃えさかり、
>昼間斬り結ぶときには長く伸びる。

>夜間抜き払えば炎を上げ、戦う時は長く伸び、
>冷え冷えと光を放ち、切っ先をやや反らせ、山を斬れば岩をも砕き、
>胴に斬れば首をも落とし、草むらに置けば火事を起こし、
>振りかざせば死を呼ぶ

>敵に向けて振るえば四十七尋(約七十メートル)に伸びる剣を手に握っていた(アチャルバルスかどうかは不明)

四十チルテン(マナスの守護霊)
四十チルテンの中からある者は虎となって彼に従い、ある者は唸る竜となり、またある者は牙をむく豹となり、
ある者は吼える獅子となった。アルブカラクシュ(巨鳥)が天空一杯に翼を広げ、爪を立てて、マナスにお供し、
ありとあらゆる猛獣が四方八方からマナスを取り囲んでいた。彼の守護霊たちが兵となり、山や岩が彼のために平らな道となった。

48名無しさん:2014/10/08(水) 19:59:59 ID:ERDMc2xw0
276 名前:名無しさん[sage] 投稿日:08/12/27(土) 10:11:39 ID:CG63Ygge [2/3]
アチャルバルスまとめ
>草むらに置けば火事を起こし、振り上げれば死を与え、
>山に斬りつければ岩をも砕き、腰に斬りつければ首をも落とす。
>これを持った者は手がしびれ、夜間抜き払えば烈火のように燃えさかり、
>昼間斬り結ぶときには長く伸びる。

>夜間抜き払えば炎を上げ、戦う時は長く伸び、
>冷え冷えと光を放ち、切っ先をやや反らせ、山を斬れば岩をも砕き、
>胴に斬れば首をも落とし、草むらに置けば火事を起こし、
>振りかざせば死を呼ぶ

>敵に向けて振るえば四十七尋(約七十メートル)に伸びる剣を手に握っていた(アチャルバルスかどうかは不明)

>その鍛造のためには炭が足らず、あまたの森林が伐採され、
>鍛冶屋のふいごのためには灰色雄牛どもが屠殺された。
>刀鍛冶カラタズがアッラーの神よご加護あれと祈って、
>その強い腕力を駆使し、焼入れのためにはいくつもの湖が干上がった。
>そのような作業に耐え切れず、四十六人の匠がへばった。
>夏から秋まで叩いて鍛え、切っ先に反りをつけ、毒の泉で焼きを入れた。
>剣を夜間抜きはらえば、火事のように赤々と燃え、戦いの日には長々と伸びる。
>龍の毒に三日間浸して、刃を強化し、山に切りつければ岩が切断され、
>胴を切りつければ、首が飛ぶ。 草むらに置けば、火事が起こり、
>その一振りで死んで倒れる。

277 名前:名無しさん[sage] 投稿日:08/12/27(土) 10:40:42 ID:CG63Ygge [3/3]
>見渡す限りの大軍は、マナスの激怒を恐れて攻めかかろうともせず、
>彼の威厳を見て挑みかかろうともせず、彼の威力を恐れて近づこうともせず
>脇によって道を大きく空けた

49名無しさん:2014/10/08(水) 20:13:10 ID:rrF2Ut0c0
【真名】:イヴァン四世
【元ネタ】:史実
【クラス】:バーサーカー・ランサー
【解説】
 ロシアを大国へ築き上げた皇帝、ツァーリ。
 恐慌政治やのノヴゴロドの虐殺が有名で拷問や加虐を愉悦とし数万人もの人間を殺害した。

 大量の拷問や殺戮を行う一方、敬虔な信徒であり正教会の守護者でもあった。
 神を恐れ敬い、巡礼や礼拝好んでは毎夜、死者へ祈りを捧げていた。
 現在残っているロシアの生女神の大聖堂も彼の戦勝の記念に作られたという。

 生前は感情の起伏が激しく妻・アナスタシヤのみが彼を制御できたらしく
 その妻の死後、失意の後眠っていた残虐性がより増すことになった。
 
 最後は息子を自ら感情に任せ殺害したことで、今までの罪を自覚。
 苛まれ続けることになり懺悔を呟き続け遺言状へは罪の行為への悔いが残された。
 数年後その人生を呆気なく終わらせることになった。


【備考・アピールポイント】:
・ロシアきってのバーサーカー。狂化のランクは高め
・宝具は拷問場と妻を失って歯止めが利かなくなった逸話からマスターが死ぬと強化される景清みたいな宝具
・無辜の怪物で魔力放出(雷)とかありそう
・マスターはイリヤで亡き妻の面影を重ねるとかいいかも

50名無しさん:2014/10/16(木) 20:38:17 ID:AxyKfJFk0
【真名】:平清盛
【元ネタ】:平家物語、民話。
【解説】:武士として初めて太政大臣となった平氏の棟梁。
娘を天皇に入内させ「平氏にあらずんば人にあらず」と言われる時代を築いた。

【備考・アピールポイント】:
福原にいた時に、骸骨の妖怪と睨み合って勝った逸話がある。
これを超解釈して目に何らかの異能を持つか、或いは目から破壊光線を出す能力とか。

厳島の女神が変化した姫に求婚した際に、音戸の瀬戸を1日で切り開いてくれという無理難題に挑戦し、
日が沈みそうになった時に扇で夕日を招いて時間を稼いだ伝説もある。
扇→日招きの伝説→太陽を操る。或いは時間を操る宝具なんてどうだろう。

目から光線を出して扇が光ると太陽から火球が降り注ぐ姿を幻視した。アーチャーなら金ぴかといい勝負になりそう。

51名無しさん:2014/10/17(金) 15:06:08 ID:2QAtD42Y0
>>50
平清盛はキャス狐の解説にダキニ天の力を用いた修法によって権力を握った伝承もあるとか書かれてるから呪術使うキャスターでも行けそう

52名無しさん:2014/10/23(木) 20:28:28 ID:VXVHNbv20
【真名】:オスカル
【元ネタ】:フィアナ伝説
【クラス】:セイバー
【解説】:
 ケルト神話に語られる英雄。フィアナ騎士団の長・大英雄フィン・マックールの孫にして、
悲劇の英雄ディルムッド・オディナの親友であり、一説には騎士団最強の戦士とも伝えられる。
単体のエピソードは少ないが、ディルムッドが魅了の黒子を得た逸話など、
ディルムッドの冒険に同行していたことがしばしば見られる。
ディルムッドの死の際には、ディルムッドに恨みを持つフィンに対して
「彼を救わなければ、私は貴方に剣を向け、私か貴方のどちらかが死ぬでしょう」と訴えるも、
結局ディルムッドは死に、オスカーは「彼ではなくフィンが死ねば良かった」と言ったという。
アイルランドの上王がコーマックからケアブリに代替わりし、騎士団の強大な戦力を
疎んだケアブリによって、騎士団は戦を起こすことになった。
オスカーはケアブリによって致命傷を負いながらもケアブリを倒し、
フィンは瀕死の孫を見て嘆くが、ディルムッドの件の確執があったので、
オスカーはフィンに「私は貴方が死んでも泣きはしない」と言い、息を引き取った。
孫の死を看取った老戦士フィンは、かつての勇猛を取り戻して戦場で奮うも、
最期には戦士5人の槍に囲まれて死したという。

【備考・アピールポイント】:
・ディルムッド大好き過ぎる人。ブラダマンテみたいに蛮勇:C+(ディルムッド絡み)とかありそう
・宝具はガラドボルグと同一とされる魔剣ゲル・ナ・グコラン
・weaponとかにディルムッドのモラルタ・ベガルタとかもってそう

53名無しさん:2014/10/29(水) 17:36:32 ID:CnSzK0AM0
【真名】:アクハト
【元ネタ】:カナン神話
【クラス】:アーチャー
【解説】:
北シリアのウガリット神話の英雄。
バアル神の加護で生まれたハルナム王ダニエルの王子で、「天の弓」と呼ばれる狩人の英雄。
女神アナトが王子の弓を欲しがるが、断ったために、アクハトは鳥に変身した戦士ヤトパンに殺される。
アクハトの死後、不作の七年が続いたという


【備考・アピールポイント】:
・ヒステリックな女神のせいで酷い目に会った人。
・技術神コシャル・ハシスとも交流があり、「天の弓」は彼が生まれた時にコシャル・ハシスから授かったもの
神々の加護もありそう
・宝具は女神をも魅了した「天の弓」

54名無しさん:2014/10/29(水) 22:31:05 ID:x4K0jfRY0
【真名】平賀源内
【元ネタ】史実
【クラス】バーサーカー、キャスター
【解説】享保13年(1728年)〜 安永8年12月18日(1780年1月24日)。
江戸時代中頃に活躍した学者・山師・発明家。
本草学者、地質学者、蘭学者、医者、殖産事業家、戯作者、浄瑠璃作者、俳人、蘭画家、発明家、山師、と様々な分野で活躍した。

讃岐国の人、先祖は武田信虎・晴信父子に敗れた平賀玄信とされる。
幼少の頃より、掛軸の天神が顔を赤くするからくりを開発するなど、知恵者として知られていたが、高松藩を退身し、江戸に居を構える際に他家への奉公を禁じられ、不幸な生涯をおくった。
江戸では彼は様々な活動を行った。

・「土用の丑の日にウナギを食べる」ことなどの広告キャッチコピーを開発した日本におけるコピーライターのはしり
・新田氏に「水破」・「兵破」の矢が伝わっていた、との伝説を基に、
「新田義興を謀殺した渡し守の娘が、義興の弟・義峰に恋し、我が身を犠牲にして義峰とその妻を救い、渡し守は天から飛んで来た「水破兵破」の矢に射ぬかれて死ぬ」
という内容の浄瑠璃『神霊矢口渡』(しんれいやぐちのわたし)を執筆すると共に、破魔矢を考案して新田義興ゆかりの神社に販売を勧めた
・鎖国を行っていた当時の日本で、蘭学者として油絵や鉱山開発など外国の文化・技術を紹介した。
・石綿を発見し、燃えない布である火浣布を開発した
・文学者としても戯作の開祖とされ、人形浄瑠璃などに多くの作品を残した。
・また源内焼などの焼き物を作成した
・男色家であり、陰間茶屋案内書を執筆した
・屁を考察した『放屁論(へっぴりろん)』を執筆した
・江戸湯島で日本初の博覧会「東都薬品会」を開催した
・オランダ製の寒暖計を初めて見て、原理はすぐ判ったから簡単に作れると言って、 タルモメイトル(寒熱昇降器)を作り上げた
・オランダから持ち込まれた壊れたエレキテル(摩擦静電気発生装置)を七年かけて修復した。
なお、電気の原理について源内自身はよく知らなかったにもかかわらず、修復に成功したという
・杉田玄白らと交流を持ち、『解体新書』の解剖図の画家として弟子の小田野直武を紹介した

源内は晩年、勘違いが元で大工二人を殺傷し、獄死した、とされる。
なお、当時彼が住んでいた家は以前切腹した浪人が住んでおり、次に住んだ住人も悪事が見つかり死罪になったという曰く付き物件であったという。

また、「悪童めいた1人の少年が松の木の枝から小便をし、その下を禅僧風の男が過ぎ行きながら、上を見上げて笑っている」絵を太田蜀山人に見せて得意になった、というエピソードがある。
これを蜀山人は、「癲狂の萌ありけるにや(あれが発狂の兆しだったのだな)」(鳩渓遺事)と語った、という。

【備考・セールスポイント】
・スキルとしては、最低でも「専科百般」・「炎避けの加護」・「道具作成」は有している、と思われる
・物産会の逸話から「蒐集」を持たせることも可能。
・「精神汚染」、「精神異常」、「狂化」のどれを用いるべきかは要相談ながら、ヘリオガバルスを参考にするのが無難か
その場合、高ランクの「精神異常」と低ランクの「狂化」で、なんか異常の発生した道具や宝具をむやみやたらに撒き散らす災厄か何かになる?
狂化を強めることで手綱をつけても、生粋の大山師・発明家たる源内ならば、安定性が悪化した道具を勝手に作り出すのではないだろうか。
・宝具候補、としては電気の原理も判らずにエレキテルを修復し、活用したことから
「神秘の残滓を基に、消滅した鯖の宝具を(どういうものかわからないまま)再現して自分のものとする」
的なものや、『神霊矢口渡』と破魔矢の逸話を基に、シェイクスピアやアンデルセン、アレクサンドル・デュマの宝具に近い物語系統の宝具が考えられる
・明確な祟りの逸話があるわけではないが、死ぬ前に住んだ家の逸話からして、怪異系統の鯖には弱いかも。
・魔術系の逸話は皆無であり、武人でもないので、ステータスは低め、と考えられる。
・とにもかくにも、道具作成や宝具に頼って戦う鯖になるだろう。

・Q.「神秘の残滓を基に、消滅した鯖の宝具を(どういうものかわからないまま)再現して自分のものとする」ってどういうもの?
A.要するに、第五次で、四次でジルが使った螺湮城教本をうっかり再現して自滅する、とかそんなイメージ。
自身の宝具のランク以下のものだけ再現する、というのが無難か?

55名無しさん:2014/10/30(木) 11:29:30 ID:G8D0HtE.0
↑追記
・今までいそうでいなかった「科学技術寄りのマッドサイエンティスト」系鯖としてのキャラ付が可能
・宝具候補としては、丑の日のウナギや破魔矢といった、現代にまで影響が残るレベルの広告から、宣伝・扇動系の宝具を持たせることも可

56名無しさん:2014/10/31(金) 21:38:57 ID:ZPbubCg.0
【真名】:果心居士
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター、アサシン
【解説】:
室町時代の幻術士。七宝行者とも呼ばれる。
筑紫(現在の福岡県)の生まれとされている。
大和(現在の奈良県)にある興福寺に僧籍をおいていたが、外法の幻術に手を染めたため破門された。
その後は織田信長の家臣になりたいという思惑から、信長の前で幻術を披露し賞賛されたが、士官はされなかった。
1612年の7月に徳川家康の前に現れたと言われる。
家康は既知の相手で「いくつになるのか」と聞いたところ、居士は88歳と答えた。(その場合居士は1524年生まれとなる)
伝えられてる逸話は次のようである。
・猿沢池の水面に笹の葉を放り投げると、たちまち笹の葉が魚になって泳ぎ出した。
・上記の術を信用しない男の歯を楊枝でひとなですると、歯が抜け落ちんばかりにぶら下がった。
・伏見で能が行われていた時、大勢の人で見えなかったため居士は顎を捻るとみるみる大きくなり、2尺ほどの大きさになったという。
・織田信長が居士の描いたという地獄絵図を気に入った。その地獄絵図は叫び声や絵が実際動いたと言う。しかし信長が手にとって絵図を見ると真っ白だった。
・絵の中から船を呼び出し、船に乗り込むとそのまま絵の中に消えていったという。
・特に親交がある松永久秀が「幾度も戦場の修羅場をくぐってきた自分に恐ろしい思いをさせることができるか」と挑んだところ、数年前に死んだ久秀の妻の幻影を出現させ、震え上がらせた。
・豊臣秀吉に召されとき、居士は秀吉が誰にも言ったことのない過去の行いを暴いたために不興を買い、捕らえられて磔に処された。しかしこの時、果心居士は鼠に姿を変えて脱出し、それを鳶がくわえてどこかに飛び去ったと言われる。
この逸話は事実と考えられず、奇術の原理で説明できるもので、居士は幻術士ではなく奇術師ではないかと言われてる。
また果心居士自体も実在を疑問視されている。

【備考・アピールポイント】:
・忍者とも言われるためアサシン適正もあるかもしれないが、キャスターが最も合うと思われる。
・ステータスはオールEでも良いレベル。スキルや宝具でなんとかするタイプかな。
・大物に怖い思いをさせてるが、本当にさせたのかもしれないし、大物をよく思ってなかった平民が作り上げた物語かもしれない。本当に幻術士だったかもしれないし、ただの奇術師かもしれない。正直どっちでも面白そう。
・逸話からは想像できない名言を残してる。『力で押さず、智でおとす。しかし、智に頼って、勇を失ってもならぬ。』『誇るなよ。怠けるなよ。油断するなよ。お前の使命はまだ残っているはず。再び、我と逢う日まで、心の紐をゆるめるなかれ。』など。
・宝具は相手の最も恐れてることの具現化とか?精神干渉系だとは思う。

57名無しさん:2014/11/01(土) 08:46:53 ID:2EN7I5Pg0
上追記
・もしアサシンにするなら、幻術で目の前にいるのに消えたように思わせてたらしいから、幻術が気配遮断の変わりになるかも

58名無しさん:2014/11/01(土) 23:49:02 ID:SGPrVqkQ0
【真名】:ルイ14世
【元ネタ】:史実
【クラス】:ライダー、セイバー
【解説】:
ブルボン朝第3代のフランス国王。王朝の最盛期を築き、「太陽王」と呼ばれた。
父の死後、幼くしてフランス国王に即位し、宰相ジュール・マザランの補佐を得てフロンドの乱を鎮圧した。
1661年に親政を開始するとジャン=バティスト・コルベールを登用して中央集権と重商主義政策を推進した。
対外戦争を積極的に行い、帰属戦争、オランダ侵略戦争で領土を拡張して権威を高めると、ジャック=ベニーニュ・ボシュエの唱える王権神授説・ガリカニスムを掲げ、絶対君主制を確立した。
ヴェルサイユ宮殿を建設するなど文化の興隆も見たが、治世後半のアウクスブルク同盟戦争、スペイン継承戦争では苦戦し、晩年には莫大な戦費調達と放漫財政によりフランスは深刻な財政難に陥った。
72年もの在位期間はフランス史上最長であり、18世紀の啓蒙主義思想家ヴォルテールはルイ14世の治世を「大世紀」(グラン・シエクル)と称えている。
また、「中世以後の国家元首として最長の在位期間を持つ人物」としてギネス世界記録にも認定されている。

【備考・アピールポイント】:
・恐らく皇帝特権持ちのフランス国王。「朕は国家なり」という台詞でも有名
・バレエの出演経験があり、バレエをダンスとして体系づけたのは彼の功績である。太陽王の由来も、バレエで太陽(アポロ)を演じたため
・またの名を「官僚王」と呼ばれるほど非常に政務に精励な国王だった・
・身体強健であり、しばしば戦争に出陣した王の馬上姿は颯爽たるもので、自身も野戦攻城戦や閲兵式を好んだ。
・宝具はベルサイユ宮殿。オペラの逸話から黄金劇場みたいになりそう(実際、オペラ劇場も設置されている)

59名無しさん:2014/11/03(月) 13:33:34 ID:8/24SpB60
【真名】:ナルメル
【元ネタ】:史実
【クラス】:ライダー
【解説】:
紀元前31世紀頃の古代エジプトのファラオ。エジプト第一王朝の創始者とされる。
ナルメルは「荒れ狂うナマズ」という意味である。
1898年に発見された『ナルメルのパレット』により名を知られるようになる。
そのパレットによるとナルメルは上下エジプトの統一者ではないかと推測される。
従来はメネスが最初の統一王だと考えられたが、ナルメルが実在したという物証が多数ある一方で、
現在のところ、メネスはマネトの王名表や伝承にしか登場しない為、メネスとの同一人物説や
ナルメルによって統一されたエジプトをメネスが継いだ説等が上がっている。
またナルメルはメネスの他にスコルピオン2世との同一人物説がある。

【備考・アピールポイント】:
・現状で実在が確認されている中でエジプトを統一した最古のファラオとされる。〜王の称号をつけるなら「統一王」か。
・宝具は『ナルメルのパレット』に描かれている霊獣ムシュフシュ、スコルピオン2世と同一視されてる事から蠍関係あたり。
・歴史的には古いが、古い故に情報が少ないのが難点。他の同一視された二人も参考にすれば多少は増えるが。
・時代的にはギルガメッシュよりも古い。
・パレットにはメイスを持った彼の姿が描かれているし彼のメイスヘッドも見つかってるのでので、武器はメイスだろう。

60名無しさん:2014/11/03(月) 15:50:40 ID:Ra6IVJRg0
【真名】:ヘルヴォール
【元ネタ】:ヘルヴォルとヘイドレクのサガ
【クラス】:セイバー
【解説】:
狂戦士の一族であるアンガンチュールの娘。
旅をしていたヘルヴォールは、男装してヴァイキング船に乗り込み、男勝りの戦士として各地を荒し回っていた。
そしてある日、父であるアンガンチュールのの墓を発見する。
ティルフィングの怨念が吹き出し、周囲に炎が燃え盛る父親の葬られている塚へとやってくると、炎をものともせずに塚に歩み寄り、父親に剣を差し出すように要求した。
彼女の呼び声に応えたアンガンチュールの霊は、激しい口論の末、ティルフィングを娘に譲った。
魔剣の所有者となったヘルヴォールは多くの敵を倒したが、後に結婚し2人の息子をもうけた。
その内の弟が、ヘイドレクである。

【備考・アピールポイント】:
・ヘイドレクの母親の女鯖セイバー
・宝具はティルフィングだが、狂化付与ではなく黒炎を発するやつ
・スキルは炎避けに勇猛、戦闘続行あたり。

61名無しさん:2014/11/03(月) 19:06:54 ID:Ra6IVJRg0
【真名】:ジンガ女王
【元ネタ】:史実、ポルトガルの伝承
【クラス】:ランサー・バーサーカー
【解説】:
ンドンゴ王国とマタンバ王国の女王。本名ンジンガ・アナデ。コンゴ川流域はポルトガルの奴隷貿易の拠点となっていた。
ンジンガはローマで留学してきた兄に反乱を起こして王位を奪取し、ンドンガとマタンバの権力を手にした。
ポルトガルと条約を結ぶ際、平等条約を強調するために彼女はキリスト教の洗礼を受けてアンナ・デスーザと称した。
しかしポルトガルは条約を守らず、奴隷貿易を続けたため、ンジンガはオランダと同盟しポルトガルと戦争を始めた。
ンゴレメの戦いでポルトガル軍を破ったものの後が続かず、カヴァンガでポルトガルに敗れた。
それでも彼女は16年にわたってポルトガル軍と戦争を続けた。
最終的に彼女はポルトガルとの平和条約を結び、戦いで荒れた国を再構築しようとしたが殺されてしまった。

しかし、ポルトガルが全世界に流布した物語に寄れば、アンゴラ帝国のンジンガ女王は人食いを好み、
時には2日で130人の子供を殺して喰ったという。
また戦いで血が流れるのが好きで、血を見ると性的に興奮し
剣闘士奴隷のチャンピオンとベッドを共にした飽きたら殺して喰った。
彼女が国内の視察に出たところ、その村の農民が彼女を怒らせたため、連帯責任で600人の村人を捕らえ、
巨大な粉轢器で一人一人身体を粉々に砕き、喰ったという。
この逸話が世界中に流布され、彼女に関する逸話は例えば日本語では下記の人食いの逸話しか存在していない。

【備考・アピールポイント】:
・最大級の無辜の怪物を持つであろうサーヴァント
・宝具は巨大な粉轢器に変化する槍
・エリザ非常に近い感じがする

62名無しさん:2014/11/04(火) 22:02:22 ID:ydE8wUwA0
【真名】大石内蔵助良雄
【元ネタ】史実
【クラス】アサシン、セイバー
【解説】 万治2年(1659年)〜元禄16年2月4日(1703年3月20日)
江戸時代前期の播磨国赤穂藩の筆頭家老。
主君浅野長矩が江戸城殿中において刃傷に及ぶも討ち漏らした吉良義央を、元禄15年12月14日(1703年1月30日)深夜に同志四十六名と共に吉良屋敷に討ち入り、討ち果たしたことで後世に名を遺した。
この元禄赤穂事件を題材とした人形浄瑠璃・歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』で赤穂浪士は有名になった。

代々浅野家の家老を務める家に生まれ、家老職を継ぐも、寛容で物事にあくせくしない性格で平時は昼行燈として扱われるにすぎなかった。
しかし、播磨赤穂藩主の浅野長矩(内匠頭)が、高家旗本・吉良義央(上野介)に対して江戸城殿中において刃傷に及ぶも失敗し、殿中抜刀の罪で即日切腹・赤穂藩改易となると、
篭城殉死希望の藩士たちから義盟の血判書を受け取り、城を明渡した上で浅野長矩の弟浅野長広を立てて浅野家再興を嘆願し、あわせて吉良義央の処分を幕府に求めることで藩論を統一した。
また良雄は、価値がなくなる赤穂藩の藩札の交換に応じて赤穂の経済の混乱を避け、また藩士に対しても分配金を下に厚く上に軽くするなどの配分をおこなって、
家中が分裂する危険の回避につとめ、見事な開城を成し遂げた。

その後、家族とともに京都山科に隠棲し、御家再興の為に働きつつ、仇討ち優先派の懐柔を行った。
しかし、御家再興が絶望的になると盟約に参加した嫡男主税良金を除く家族を去らせ、放蕩を行いながら討ち入りの準備を固めた。

赤穂浪士は次々と脱盟者が出る中、吉良邸を探索し、吉良邸絵図面や吉良義央が確実に屋敷にいる日程を探り出す。
元禄15年12月15日(1703年1月31日)午前4時頃、彼が率いる、最後まで残った四十七人の浪士は吉良邸を襲撃した。
この時に雪が降っていたというのは『仮名手本忠臣蔵』での脚色であり、実際は冷え込みが厳しかったが空は晴れていた。なお、月齢は13.6で満月の一歩手前であった。
吉良方は桑名藩所伝覚書では「上杉弾正(上杉綱憲)から吉良佐平(吉良義周)様へ御付人の儀侍分の者四十人程。雑兵百八十人程参り居り申し候よし」と記してあり、多数存在したと思われる。
しかし、不意をうたれ、寒さの中平服で戦う吉良方は武装で勝る浪士には及ばず、次々と死者を出す。
また、『小野寺書状』によると吉良家臣は弓の使い手が多いという情報を事前につかんでいたので弓は発見次第に弦を切るよう事前に決めていたことや、
礒貝正久が軽い者を捕えてろうそくを出させ、真っ暗だった吉良邸内を明るくしたことで浪士たちは常に優位を保ち、とうとう炭小屋に隠れていた吉良義央を発見し、討ち取った。
吉良方は死者十七人、負傷者二十四人であったのに対し、浪士側は死者零人、負傷者四人に過ぎなかったという。

討ち入り成功後、浪士たちは吉良邸内の厳重な火の始末をし、吉良義央の遺体を寝所に安置した後、吉良の首を掲げて出立し、主君の墓前で仇討の報告を行った。
幕府に出頭した彼らは細川家・水野家・毛利家・伊予松平家に預けられたが、大石内蔵助は細川家、嫡男主税は松平家に預けられた。
仇討ちを義挙とする世論の中で、幕閣は助命か死罪かで揺れたが、切腹に決し、元禄16年(1703年)2月4日、大石内蔵助は切腹した。
享年45。亡骸は主君浅野長矩と同じ高輪泉岳寺に葬られた。

63名無しさん:2014/11/04(火) 22:03:06 ID:ydE8wUwA0
討ち入り装束は「江赤見聞記」によれば、
火消役人の格好で肌着の上には鎖帷子(くさりかたびら)を着込み其の上に紅裏の短半着物、袴は股引脚絆。
頭には甲の針金だけを火事頭巾の中へ縫い付けてかぶり小手臑当を充てた者も何人かいた。
その上に羽織を着て襷をかけたいでたちで帯には鎖が入れてあった。
相印として白の練布を両袖につけ、右の肩先に四寸ほどのいため革に名前や戒名、辞世句をぶら下げた人もいた。

武具は、「寺坂筆記」にある「押し込む道具用意の事」によると、
大小刀は先祖伝来のものをたばさみ柄は木綿の平打緒と巻き替えて使用。
その他武具。
槍十二筋 ・ 長刀 二振 ・ 野太刀二振 ・ 斧二挺 ・ げんのう二挺 ・ かけ矢六丁 ・ 竹梯子大小四挺
大鋸二挺 ・ 鉄てこ二挺 ・ 木てこ二挺 ・ 鉄槌二挺 ・ かすがい六十本 ・ かなずち二挺 ・ どら一つ等々とある。
陣太鼓は実際は使われていなかった。

【備考・セールスポイント】
・東軍流剣術を学び三十四歳で免許皆伝を得る。佩刀は則長 二尺八寸金拵え 、脇差 則長 二尺在之。
堀内伝右衛門覚書によると、
「相州物の大乱れ刃で脇差は松葉先一尺ほと 血糊の跡があって、刃こぼれがあり定めて上野介殿のとどめを刺されたるものと察し申し候」
とあり、脇差は『万山不重君恩重一髪不軽臣命軽』と大石家伝統の古語を彫りつけた木柄の刀」とある。
・山鹿流兵法を学んでいたと思われる。
・身長は157cm程度だと言う。頭蓋骨の調査でこめかみの筋肉と下顎が発達していたことから庶民的な顔つきだったようである。

・遊興の逸話から佯狂スキルは確実に持っているものと思われる。
・宝具候補としては、討ち入りの状況を再現し、四十七士を召喚する固有結界か? 寒気や不意打ちなどで敵へのバステをかけられる点で王の軍勢と差別化できる。
他に入れるとすれば、相次ぐ脱盟者により、最後に四十七士の名前が残された盟約書を、「裏切り者の名前が消える」暗躍防ぎの宝具といったものか?

・瑤泉院(内匠頭の正室阿久利)付家老、落合与左衛門に奥方御化粧料なる預かり金の使途明細を誌した「金銀請払帳」を提出しており、経済感覚には優れていたものと思われる。
・「討入り趣意書」の中で内蔵助は主君である浅野内匠頭長矩の殿中刃傷事件に対し「時節場所をも弁へざる働き、 不調法至極」と書き入れさせており、内心では迷惑に思う気持ちもあったようだ。
・基本的には良識的で扱いやすい鯖になると思われる。
日本における知名度補正も抜群に高く、江戸時代の大英雄と考えてもさほど問題はないだろう。

64名無しさん:2014/11/09(日) 20:32:40 ID:QNRkWOaU0
【真名】:タフムーラス
【元ネタ】:シャー・ナーメ
【クラス】:ライダー、キャスター
【解説】:
古代イランの第3代目の王。ジャムシードの父。
悪魔の束縛者であり、アフリーマンに騎乗して、世界中を駆け巡ったという伝説を持つ。
30年間王位にあり、その間に野生の動物を捕らえて訓練し、戦いに用いることを初めて行った。
シーダースプという宰相がおり、悪魔たちを縛りつけ、王に悪魔を寄せつけなかった。
王もアフリーマンを鎖につないで鞍をつけ、アフリーマンにまたがって世界を1周した。
ところが王のいない間にシーダースプの捕らえた悪魔たちが逃げ、王宮を占拠した。
王は急いで戻ってきて、軍を率い、悪魔たちを呪術で縛り、打ち倒していった。
すると悪魔たちは秘術と引き換えに命乞いを始め、解放された悪魔たちは王に文字を教えた。

【備考・アピールポイント】:
・アフリーマン(アンリ・マンユ)を乗り回した伝説からライダー適正を持つが
呪術を使ったり、悪魔から秘術を授けられたあたりからキャスター適正は高い
・宝具はアフリーマン。又は縛った鎖。ベルレフォーンみたいな感じだろうかな

65名無しさん:2014/11/11(火) 01:39:36 ID:HYJRvtvE0
【真名】:ゴル・マック・モーナ
【元ネタ】:ケルト神話
【クラス】:アーチャー
【解説】:
ケルト神話、フィニアンサイクルに登場する隻眼の騎士。
出奔したフィンの父親クールを激闘の末殺害し、フィアナ騎士団の団長の座についた。
しかし成長したフィンに団長の座を明け渡し、以後は彼の部下として活躍する。
フィンにとっては父の仇なのだが、むしろ彼はゴルを重用したようだ。
この辺りは、親の仇でも仲間ならば共闘するというケルト戦士の価値観に沿った物と言える。
ゴルはフィンの配下としてよく戦ったが、最後にはフィンと敵対する氏族に加勢し、フィンとの一騎討ちで果てたとも。

ゴルは「一つ眼」の意味であり、「金色の髪」を意味するフィンと同じく渾名の類。
本来の名は「火・炎」を意味する「アイズ」であると伝えられる。
一説によれば、槍によって戦う若い戦士フィンと、その親世代である隻眼の戦士ゴルの関係は、太陽神ルーと魔神バロールをモチーフにしているという。

【備考・アピールポイント】:
・ぶっちゃけ資料が少なすぎて鯖化が難しいフィアナ騎士団の騎士の一人。
・魔眼の持ち主バロールを原型とする、炎を意味する真名、隻眼……この辺りの要素から、「眼から炎のビームを撃つ」という方向でなんとかならないだろうか、と推薦してみる。
・実力のほどは不明瞭だが、精鋭ぞろいのフィアナ騎士団の団長だったのだからそれなりには強かったのだろうと推測される。

66名無しさん:2014/12/02(火) 22:38:55 ID:2P/OK0kc0
【真名】:セケムケト
【元ネタ】:史実
【クラス】:ランサー、アーチャー
【解説】:
 エジプト第3王朝のファラオ。在位は紀元前2649年から紀元前2643年。
 ホルス名のセケムケトとは、「強靭な体」という意味を持つ。
 長らくその存在が確認されていない存在だったが、シナイ半島のサッカラにおいて
 未完成状態の階段ピラミッドを発見し、調査の結果、その存在が明らかにされた。
 シナイ半島で見つかったある碑文では、ウプアウト(エジプト神話における軍神)が王セケムケト(第3王朝)の勝利のために「道を切り開いた」と記している。
 
【備考・アピールポイント】:
 ・雑談スレでEX宝具持ちの話をしてたのでEX持ってそうなランサーをと……
 ・時代的には相当古いが、個人の記録が少ないためほとんど神さま頼りのサーヴァントになりそう
 ・宝具はウプウアウトの持つメイス。もしくは『天地乖離す開闢の星』みたいな道を切り開く宝具

67名無しさん:2014/12/04(木) 07:47:19 ID:2RTYJ.h60
【真名】:石井四郎
【元ネタ】:史実
【クラス】:アサシン、キャスター(濾過器などを発明したため)
【解説】:
旧日本軍731部隊の創設者であり、軍医中将にまで出世した科学者。
731部隊は石井部隊とも呼ばれ、多数の人間を本人の同意無しで非人道的な人体実験や生体解剖を行った事で有名。
以下は主な実験。
ペスト、コレラ、チフス、赤痢、梅毒などの生菌を注射して生きたまま解剖する。
凍傷、銃器、ガスなどで人体を破壊し、どこまで生きていられるのか、あるいは回復は可能かの実験。
マルタ(被験者)に土のうを背負わせ食事も睡眠も与えないで死ぬまで走り続けさせる。
水だけで何日生きていられるかの実験。
外科手術の技術を上げるため、健康な捕虜を生きたまま腑分ける。
細菌兵器の実験的使用。

その後終戦時には全ての証拠を隠滅し、実験データを材料に米軍と交渉し、戦犯追及を免れている。
隊員の多くは医者、医大教授、科学者などの職業につき、製薬会社を作った者もいる。
戦後、石井四郎は医者として新宿に居を構え、近所の住人を無料で診察するなどして周囲からは好かれていた。

【備考・アピールポイント】:
スキルには情報末梢や外科手術が加わるだろうけど、精神汚染は加わらないと思う。
むしろ信仰の加護:A+++が加わるんじゃないかと、科学という神に身を捧げ、それが高じて頭のネジがぶっ飛んだ人物になったのでは。

68名無しさん:2014/12/12(金) 21:15:14 ID:Teb64Rr20
【真名】:クルサースパ
【元ネタ】:ゾロアスター神話
【クラス】:ランサー
【解説】:
ゾロアスター神話に登場する巻き毛の大柄な男。
ダハーカを筆頭に、竜、怪物、怪鳥、悪魔、などを倒してきた英雄。
有毒な体液を垂れ流す巨大な竜の背中で昼飯を食おうとして、竜が鍋の熱さのあまりに暴れた。
クルサースパはその時になってやっとその土地が龍と気が付いて腰を抜かしたというエピソードが残っている。
最終戦争においてはダハーカ(アジ・ダハーカ)が解き放たれ人類と動物の三分の一を食い殺したのに対抗して復活させられ、
これを見事に打ち殺すこととなっている。
創造主に天国入りを拒否され、涙ながらに懇願。天使やゾロアスター、動物までもが彼の天国行きを推薦し、最終的に天国に行った。

【備考・アピールポイント】:
・やってることはすごいし、ヘラクレス並みなんだろうけどなんかシまらない英雄。
・勇猛、獣殺スキルが付きそう
・宝具は自らが涙ながらに懇願して天国入りした逸話だろうか?

69名無しさん:2014/12/12(金) 21:42:16 ID:Teb64Rr20
【真名】:エルナン・コルテス
【元ネタ】:史実
【クラス】:アーチャー、ライダー
【解説】:
 エルナン・コルテス・デ・モンロイ・イ・ピサロ。初代バジェ・デ・オアハカ侯爵。
 征服者(コンキスタドール)の一人。アステカ帝国を滅ぼした男。
 スペインの下級貴族の出で、元は法律家を目指していた。本業は探検家。
 キューバ遠征に参加するも、キューバ提督ディエゴ・ベラスケスと対立し、
 手勢を率いてメキシコ湾に到達。アステカと対立していたトラスカラと同盟を結ぶ。
 アステカでは白い神ケツァルコアトルの化身とされ「国を返します」と好待遇を受けるが、
 貴族の批判を受けた王が掌を返したため引き返し、キューバ提督軍を破って傘下に収める。
 帰還し、人身御供を禁じたため反乱を起こされるも、後に5万の軍勢でテノチティトランを陥落。
 アステカ文明を完膚なきまでに破壊し尽くし、黄金の略奪と原住民の大虐殺を行った。
 曰く、「餓えた豚のように黄金を欲した」という。

【備考・アピールポイント】:
・征服面積トップ10に名を連ねる大侵略者
・宝具はケツァルコアトルの化身の逸話とコルテスらが持ち込んだ疫病で帝国が崩壊した逸話
または海を渡ってアステカを破壊した覇道の具現化した蹂躙宝具

70名無しさん:2014/12/13(土) 14:00:19 ID:z5CMpHfQ0

【真名】:アルフレート・クルップ
【元ネタ】:史実
【クラス】:アーチャー、ランチャー
【解説】:
ドイツの企業家。19-20世紀にドイツ最大の鉄鋼・兵器製造企業クルップ社を創設した。
軍事国家のプロイセンに高性能の大砲を供給したため「大砲王」という異名が付き、また死の商人とも呼ばれた。

【備考・アピールポイント】:
・13で学業を諦め、14で父を亡くしたなど結構辛酸を舐めさせられてきた人物。
・鉄鋼を増産させて会社を急成長させたり、疾病保険、養老保険などを整備して社会保険制度に影響を与えた凄い人
・「鉄血政策」によるドイツ統一を進めていたプロイセンを兵器面で支え、多くの大砲を生み出した。
・クルップ社はのちに、420mm砲、パリ砲、ティーガー重戦車などの兵器を手掛ける。
・宝具はクルップ社の作った大砲の数々『王の大砲』

71名無しさん:2014/12/22(月) 15:49:49 ID:9UWNcjHU0
【真名】:リン・ケサル
【元ネタ】:ケサル王伝
【クラス】:アーチャー、ライダー、セイバー、キャスター
【解説】:
 チベット及び中央アジアに伝わる大長編叙事詩「ケサル王伝説」、その主人公である天神王。
 超常的とも言える特殊な口承で伝えられる為、作中のエピソードは非常に多くのバージョンに枝分かれし、
 内容は長大なものとなっている。最終稿は未だ存在しない為、推定であるが、
「マナス」をも越える世界最長の叙事詩・文学作品と言われている。
 尚、モンゴルでは三大古典の一つ「ゲセル・ハーン」として伝わっているが、内容はほぼ別物となっている。


 チベット密教の開祖パドマサンバヴァは天界の浄土に座していたが、
 地上は魔に溢れ乱世となっており、人々は天上の神仏に揺るぎない指導者を求めた。
 そこで選ばれたのが後のケサル王となる、梵天(ブラフマー)の末子だった。
 人間として転生したこの神子は、不遇な幼児期を終えると12歳で競馬大会に優勝してリン国王に即位する。
 その後は四大魔国の魔王達を倒し、18の中小国とその他無数の小国を征伐して地上を平定し、
 “世界に冠たる獅子王ケサル”の名を知らしめて衆生を救済する。
 地獄に潜って閻魔大王と相対し、母と妻、その他数十億の罪人を成仏させるなど、
 他にも様々な冒険を遂げて太平の世を築いた後は、天界に還って80余年の人間としての生涯を終えた。
 神話的要素に満ちた叙事詩であるが、パドマサンバヴァは実在の人物であり、
 ケサル王もまたモデルとなった実在の王がいたと見られているが、未だに確かなことは判明していない。

【備考・アピールポイント】:
・チベットの大英雄。未だ終わらぬ物語の英雄。王をつけるなら「天神王」
・ブラフマーやら神様からの加護が手厚い上に、仏の加護まで持ってる
・宝具は矢が帰ってくるブーメラン弓と真名解放で嵐を起こす矢

72名無しさん:2015/02/03(火) 23:44:29 ID:CJDYfeaM0
【真名】:メイヴ
【元ネタ】:ケルト神話
【クラス】:アーチャー、ランサー
【解説】:
王権と悪と狂気を司る神とさえいわれる、コノート王アリルの王妃。
王妃でありながら自らも武芸に秀でた戦士でもあった。
アリルとの保有する財を競い合う争いをした際、アリルの持つ立派な牛に対抗できるアルスター国の牛を借り受けようと頼むが断られ、遂には武力による強奪に発展する。
この時アルスターの戦士はある男から呪いをかけられ、誰一人戦うことが出来なかった。勇者クー・フーリンを除いては。
これが有名な詩「クーリーの牛争い」の発端である。
クー・フーリン一人の奮戦によりコノート軍はアルスターに攻め入れられない。「毎日一人に戦士がクー・フーリンと一騎打ちする間は進軍できる」という条約を結んででも侵攻は遅々としていた。
切り札に差し向けたクー・フーリンの親友フェルディアすら敗れ、呪いから回復したアルスターの戦士達によりメイヴは敗れ囚われてしまう。
しかしクー・フーリンは「女を殺すわけにはいかない」とメイヴを釈放する。メイヴはこれを最大の屈辱と受け取り、以後クー・フーリン一人を滅ぼす為だけに様々な姦計を施していく。
領土を荒らさない条件に彼の誓約(ゲッシュ)―――犬を食わない、目下の者の誘いを断らない、詩人の言葉には逆らえない―――を利用し力を奪い、愛槍ゲイボルグを奪い、戦車御者、戦馬、そして彼自身を三本の槍で貫いた。
激情のまま復讐を遂げたメイヴ。しかしその最期はアルスター王の息子フォアベイに水浴び中に暗殺されるという因果応報だった。

【備考・アピールポイント】:
クーフーリン絶対殺すウーマン。見た目仕草はプロトの美沙夜っぽいが中身のドロドロさ加減は比べるべくもない。
本人もそこそこ戦えるがやはり本分は姦計の方。
クーフーリンを殺したのは「手放したゲイボルグ」と「カラティン兄弟に作らせた槍」の二通りがあるが、どちらにせよ彼女の激情がその死を招いたのは疑いようがない。
両者とも「確実に当たる」点は一致しているし、彼女の感情を核にした擬似的ゲイボルグというのを考案。憎し相手を殺した武器を宝具にするというのは、なんともいえないヤンデレ感があっていいと思う。

73名無しさん:2015/03/06(金) 17:28:35 ID:1/EGBjz.0
【真名】:ルガルバンダ
【元ネタ】:シュメール神話
【解説】:
ウルク第1王朝の伝説的な王。
女神ニンスンを妻とし、英雄王ギルガメシュの親である。
シュメール王名表によれば1200年間在位したという。
ルガルバンダはエンメルカルの8人の息子の1人である。
マルトゥ(アムル人)との戦いのためにアラッタ(エラムの都市)にいる姉のイナンナ女神に助力を請いに向かった。瀕死の病を患いながらも、途中伝説の鳥アンズーの雛を敬い、見返りにアンズーから武器と食料を得てアラッタとの連絡に成功しウルク軍の陣営に無事帰還した。
ウル第3王朝の時代の王は全員がニップル市でルガルバンダのために犠牲を捧げ、王賛歌の中で自分達がルガルバンダの息子であることを謳った。また他の多くのシュメール都市国家でも同様にルガルバンダが尊崇されている。

【備考・アピールポイント】:
・ギルのお父さん。神秘は最強クラス
・スキルは瀕死の病の中アンズーの雛を敬いとあるので戦闘続行と太陽神ウトゥを祖父に持つので神性
・宝具はアンズ―からもらった武器多分風属性

74名無しさん:2015/03/25(水) 19:00:46 ID:lqneduro0
【元ネタ】史実
【真名】ジャラールッディーン・メングベルディー
【解説】
 ホラズム・シャー朝最後のスルターンであり、長くに渡ってモンゴルへの抵抗を繰り返した英雄。
 チンギス・ハンの征西によってホラズムの首都サマルカンドが陥落すると、父王らとともにカスピ海まで逃れ、
 その地での父アラーウッディーンの病没後、後継者に指名される。
 それからすぐにジャラールッディーンは寡兵を引き連れてガズニなどの現在のアフガニスタン周辺から兵をかき集め、
 短期間で6〜7万の軍勢を確保したジャラールッディーンは、パルワーンの戦いでシギ・クトク率いるモンゴル軍に対して勝利を収めた。
 だがパルワーンでの勝利の戦利品分配をめぐって問題が起きると、そこの隙をチンギス・ハンに突かれた、
 インダス河畔の戦いで軍を壊滅寸前にまで追い込まれ敗走。
 その後はインド北部まで落ち延び、周辺諸都市から略奪などを行ないながら徐々に勢力を広げ、
 イルデニズ朝やキリスト教国のグルジアを滅ぼし、コーカサス地方での反ジャラールッディーン連合をも迎撃した。
 この頃になると、彼の比類なき武勇と好戦癖は周辺イスラム諸国との関係悪化を招き、
 ムーガーン平原の戦いでの敗戦後に、モンゴル軍の追撃から逃れる過程でクルド人によって暗殺された。

 この時代のイスラム諸国には珍しい超勇猛なモンゴル絶対殺すマン。
 何気に「アイン・ジャールートの戦い」以前に、モンゴルに快勝を収めている。
 鎧を脱いだ状態で、盾を担いで騎馬したままインダス河の激流を渡ったり、コーカサスの驍将を一騎打ちで連続して討ち取ったり、
 死後間もなく「アナトリアで再起を狙っている」という生存説が流れたりと逸話には事欠かない。

75名無しさん:2015/03/29(日) 18:52:42 ID:nvKY.WpA0
【真名】:メムノーン
【元ネタ】:ギリシャ神話
【クラス】:セイバー、ランサー、バーサーカー
【解説】:
トロイアー側に加勢しに来たエチオピアの王。貴公子ティトノスを父とし、曙の女神エエオスを母に持つ。
戦いに赴いたメムノーンは、ネストールの子である槍の名手アンティロコスと戦った。アンティロコスはまずメムノーンに槍を投げたが、メムノーンが避けた為槍は彼には当たらず、槍は彼の親友アイトプスを殺した。親友を殺され激怒したメムノーンはアンティロコスに襲い掛かった。アンティロコスは大石でメムノーンの頭蓋を殴り反撃したものの、兜に守られたメムノーンを殺すには至らなかった。アンティロコスの攻撃に耐えたメムノーンは獰猛な獅子が猪を襲うかのようにアンティロコスに襲い掛かり、槍で心臓を貫いてアンティロコスを殺した。
これの様子を見たネストールは悲観にくれ、アンティロコスの弟であるトラシュメーデースにメムノーンを殺すべく檄を飛ばした。トラシュメーデースは家来であるペーレウス(アキレウスの父とは別人)を連れ、共にメムノーンへと向かった。二人はトロイアーの軍兵を殺し、メムノーンに迫ったが、メムノーンは自分のほうが二人より遥かに優れている事を確信していたため、あわてる様子もなくアンティロコスの死体から武具を外していた。メムノーンとの力の差を思い知り、二人は戦意を喪失した。
メムノーンは自分の父ティトノスと同じ年頃である老ネストールに哀れをもよおし、ネストールを諌め、退却するよう促した。我が子アンティロコスを殺されたネストールはメムノーンに毒ついたものの、老いた自分がメムノーンに勝てるはずもない為、トラシュメーデースおよびペーレウスと共にメムノーンの元を去っていった。
アンティロコスの武具を奪ったメムノーンはアカイア勢へと迫り、多くの雑兵を殺した。その間、メムノーンの元から逃げ帰ったネストールはアキレウスに、メムノーンを倒し、アンティロコスの死体と武具とを奪い返すように頼んだ。アンティロコスや他のアカイア勢の死に憤激したアキレウスはメムノーンへと迫った。対峙したアキレウスとメムノーンとはまず激しい舌戦を繰り広げた後、戦い始めた。
二人の戦いは、エリス(不和女神)、血に飢えたケール(死神)、邪悪なオレトロス(同じく死神)を楽しませるのみならず、天上の神々の注目をも集めた。
激突する両雄を見る神々の中でも二人の母、テティスとエエオスの恐れは並大抵のものではなかった。二神はオリュンポスに上り、大神ゼウスの元に我が子の為命乞いをした。二柱の神の嘆願に当惑したゼウスは、アキレウスとメムノーンとの二人の運命を天秤にかけた所、メムノーンの皿が沈んだ。こうして二人の生死は決定された。
アキレウスはメムノーンに黒い剣を突き刺し、心臓をえぐった。メムノーンが黒い血の海に倒れると、エエオスが雲に隠れて嘆いたため、天が闇に覆われた。
神々がメムノーンの血を集め、イーデーの山の尾根にパープラゴネイオス川を作った。この川は毎年メムノーンが死した日が来るたびに血の色に染まり、耐え難い匂いを発する。

【備考・アピールポイント】:
・マイナーながら神による判定で負けが決まるまでアキレウスと互角に戦った英雄
・適性クラスはアキレウスと斬り合ったためセイバー、アンティロコスを槍で殺したためランサー、親友が殺されてプッツンしたためバーサーカーの三つ
・スキルは女神の寵愛、神性、矢よけの加護、戦闘続行あたり
・宝具はメムノーンの血を集め作った川が血の色に染まり、耐え難い匂いを発するという逸話から触れた者を腐食する血液

76名無しさん:2015/04/11(土) 22:49:55 ID:IW7lEDcM0
【真名】:石敬瑭
【元ネタ】:史実
【クラス】:アーチャー
【解説】:五代十国時代の後晋の初代皇帝。
 父の代から李克用の一派に仕え、その風貌は戦国時代の李牧や前漢の周亜夫の風格があった。
 若くして後唐の皇帝 李嗣源(明宗)に認められ、彼の娘婿に迎えられて武将として頭角を現してゆくが、
 明宗が死去すると、末帝 李従珂からは疎まれ、天平節度使に左遷されたことを期に契丹の協力を得て挙兵。
 瞬く間に後唐を滅ぼし、後晋の建国を宣言することとなる。
 即位後は情勢を安定させるために契丹に燕雲十六州を献上し、大量の銀や絹を毎年送る屈辱的な内容の臣従を行なった。
 十歳以上年下の契丹の皇帝 耶律堯骨のことを「父皇帝」と呼び、自らは「児皇帝」と称した。
 統一政権の座を確立した後晋であったが、敬瑭のやりかたに不満を抱く臣下からの反発や、
 契丹からの圧力に耐えかね、敬瑭は即位から五年で死去。
 後晋は次の代で、一転して対契丹路線を突き進むが、成果虚しくその代で契丹に滅ぼされた。
 敬瑭本人は、簡素と倹約を好み、民の声にもよく耳を傾けていたが、民族意識が高まった近代中国に於いては
 売国奴を意味する「奸漢」の烙印を押される代表的人物の一人として挙げられることが多い。
 なお、石敬瑭は漢民族ではなく、突厥沙陀部出身者である。

【備考・アピールポイント】:
 ・飛ばす物=宝具は燕雲十六州。霊格を下げて臣従を行ない、媚びて生き残る。
 ・売国奴の代名詞的意味合いが強いので、最大の知名度補正を受けれるはずの中国では逆に弱体化しそう。

77名無しさん:2015/05/22(金) 21:42:28 ID:j4tG9Y1A0
【真名】:テオゲネス
【元ネタ】:史実、『ギリシア案内記』
【クラス】:キャスター
【解説】:
古代ギリシアにおけるタソス島のヘーラクレースの神官で、古代オリンピックなど数々の競技会を制覇した
最強の拳闘チャンピオン。夫がヘーラクレースに変装して妻と性交するという聖婚崇拝により、ヘーラクレースの子供であるとも考えられていた。
ボクシングやパンクラチオンなどの競技で、ギリシア四大競技会であるオリンピア大祭、ピュティア大祭、イストミア大祭、ネメア大祭に出場し、
その全てにおいて優勝した。ローマの有名な彫刻『拳闘士の休息』のモデルとされる。
様々な競技会でテオゲネスはボクシングやパンクラチオンによる試合をし続けてきたが、連戦連勝で決して敗北することがなく、22年間も無敗であった。
四大祭全てにおいて優勝した者はペリオドニコス(周期の勝者)と呼ばれ、神々に近い存在とされて並外れた栄誉を授けられたが、
テオゲネスは最強のペリオドニコスであった。
テオゲネスはその超人的な事績により、死後神々に列せられた。
『ギリシア案内記』において、テオゲネスが神になるまでのエピソードを次のように語っている。
テオゲネスが亡くなると、彼のライバルであったひとりの男が毎夜やってきて、テオゲネス像を毎晩鞭で打つようになった。
テオゲネスによって敗北していた日々の鬱憤を晴らそうとしたのである。
しかし、鞭を打っている最中に像が突然倒れてしまい、像の下敷きになって彼は死んでしまった。
テオゲネスの子供たちは像を法廷に持ち込み、例え無機物であっても人殺しは人殺しであるとして、テオゲネス像に追放刑を処し、これを海に沈めた。
その後、タソス島では凶作が続き、穀物が取れなくなってしまった。
デルフィへと使者を送って神意を伺うと、「追放されている者全てを帰還させるべし」との神託がくだった。
神託の言う通りに追放者全てを故国タソス島へと戻したが、それでも凶作は収まらなかった。
そこで、タソス島の人々は再びデルフィへと伺いを立てた。
それに対する託宣は「お前たちは偉大なテオゲネスを忘れている」であった。
しかし、海中のどこにテオゲネス像があるのか見当が付かず、途方に暮れてしまった。
そんな折に海へ漁に出ていた漁師が網に引っかかったテオゲネス像を持ち帰ってきた。
タソスの人々はこの像を元通りに安置し、神として崇め、生け贄を捧げるようになった。そして、凶作は遂に収まった。
タソス島で神になった後、テオゲネスは病気を治療し、マラリアから守護してくれる英雄神として崇拝されるようになる。

【備考・アピールポイント】:
・ギリシャ最強のパンクラチオン使い。それだけに限れば先生より上かもしれない
・無敗なので無窮の武錬が付くかもしれない。神性も付くしスキル多そう
・宝具は厄病から人々を守る英雄神なので防御結界……だけじゃつまんないんで病気とかの災厄系概念を物理で殴れる
ようになる結界とかで

78名無しさん:2015/06/08(月) 22:32:19 ID:Ys7Bd32M0
【真名】:セルピヌス
【元ネタ】:キリスト教、アステカ神話
【クラス】︰キャスター
【解説】:
カンヘルとは中米土着信仰とキリスト教信仰が融合した、天使的性格を持つ龍人である。
蝙蝠の羽、鉤爪を持つ持つ姿で描写される。アステカ創世神話と深く関連づけられている。
元々は蛇を象った杖を指す言葉が「カンヘル」であり、権力の象徴でもあった。
中米においてキリスト教を布教する際、原住民向けにキリスト教創世神話が作られた。
それによると、主はセルピヌスというカンヘルを作り出し、
さらに後世に生まれた四方を象徴する4匹のカンヘルを支配させたという。
この創世神話において、カンヘルは本来なら蝙蝠の翼という悪魔的姿であるにもかかわらず、
キリスト教下の守護天使とも言える存在になった。
【備考・アピールポイント】:
・神に創られ、世界を創った凄い奴。龍の因子も持ってると思うので魔力量は半端ないはず。
・逸話的には召喚できないレベルかもしれない
・宝具は杖か、仲間の竜人召喚

79名無しさん:2015/07/05(日) 08:56:40 ID:LjTrPzqE0
【真名】:イヴァン・ツァレヴィチ
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー・ライダー
【解説】
イワン王子。ロシア民話に登場する英雄。
前向きな役柄を与えられ、しばしば悪の権化のカスチェイと対決する。時に魔力の持ち主として魔剣クォデネンツを操るとも描かれる。
多くの場合で3人の皇子のうちの末弟とされ、無理難題を乗り越え
美しい王女と結婚して幸せに暮らすす。
兄の裏切りなどでよく死ぬが、その度に命の水で生き返っている。
道中、仲間になった者や賢女ワシリーサ姫の手助けに

80名無しさん:2015/07/05(日) 09:07:16 ID:LjTrPzqE0
【真名】:イヴァン・ツァレヴィチ
【元ネタ】:ロシア民話
【クラス】:セイバー・ライダー
【解説】
イワン王子。ロシア民話に登場する英雄。
前向きな役柄を与えられ、しばしば悪の権化のカスチェイと対決する。時に魔力の持ち主として魔剣クォデネンツを操るとも描かれる。
多くの場合で3人の皇子のうちの末弟とされ、
美しい王女と結婚して幸せに暮らすす。
兄の裏切りなどでよく死ぬが、その度に命の水で生き返っている。
道中、仲間になった者や賢女ワシリーサ姫の手助けに
よって次々と無理難題を乗り越える。
【備考・アピールポイント】:
・超主人公タイプ英雄。幸運も高め
・宝具は魔剣クォデネンツ、命の水、灰色狼、火の鳥とかその辺
・ロシアではアニメ化されるほどの人気。

81名無しさん:2015/07/29(水) 22:32:16 ID:C8NbQijA0
【真名】:超高
【元ネタ】:史実
【クラス】:アサシン
【解説】:
 秦の宦官。始皇帝亡き秦を私物化し、後世に悪臣の象徴となった。
 趙の王族の遠戚に生まれるも、母親が罪を犯したために兄弟みな宮刑に処されたとも、
 卑賤で兄弟を養うために自宮宦官となったとも言われている。
 いつ頃から始皇帝に仕えたかは定かではないが、法務の知識と勤勉さから
 末の皇子・胡亥の守役を拝命し、始皇帝からの寵愛を一身に受けた。
 始皇帝の死後、李欺と謀ってその遺言を書き替え、
 後継者となるはずであった太子・扶蘇と大将軍・蒙恬らを自決に追い込むと、
 胡亥を傀儡として擁立し、皇帝(自ら)の権威を笠に恐怖政治を展開した。
 陳勝・呉広の乱を契機に、李欺さえも処刑して自ら丞相となるが、
 劉邦の軍が咸陽に迫ると粛清を恐れて胡亥を謀殺。
 その後、胡亥の兄(扶蘇とも)の子、子嬰を三世皇帝として擁立し、
 全てを胡亥のせいにしようとするも、逆にその子嬰によって殺された。

【備考・アピールポイント】:
 ・皇帝ではないが、皇帝特権を持っている可能性が高い。
 ・「阿房宮増設」、「馬鹿」など、自身の権威を示すために行なった暴虐の数々は挙げればきりがない。

82名無しさん:2015/08/19(水) 19:03:51 ID:ceba7Hww0
>>71
リン・ケサル王とゲセル・ハーンで思っけど、この2人は鯖で登場したらシグルドとジークフリートみたいに似た伝承を持つ別人扱いされそうな気がする。

他に似たようなのは桃太郎と吉備津彦、テオドリック大王とディートリヒ・フォン・ベルンかな。

83名無しさん:2015/08/21(金) 12:57:34 ID:kppewWrA0
【真名】:リチャード・フランシス・バートン
【クラス】:アサシン
【元ネタ】:史実
【解説】:
アラビアンナイトの翻訳者で探検家。その他にも多彩な経歴を持つ。
性知識に卓越し、アラビアンナイトに本来含まれない性的要素をふんだんに盛り込むことによってアラビアンナイトを西欧に浸透させたが、同時にアラビアンナイトの典型的イメージを本来のものから乖離させてしまった。
彼はその他にも、かつて高難易度とされていた、ムスリムを偽装しメッカ巡礼を気づかれずに行う難行を成し遂げている。ここから気配遮断が導ける。
おまけだが剣術の達人であったともされる

【備考・アピールポイント】
型月板に書き込めなかったのでこちらから、あくまで現行に対する提案なので簡易的なのをご許容ください
イスラム圏の英雄に対する特攻アサシン
書物に対する特攻も持てるはず

84名無しさん:2015/09/29(火) 22:04:00 ID:B1BocS9c0
【真名】:タクシャカ
【元ネタ】:インド神話、法華経
【クラス】:アサシン
【解説】:
 マハーバーラタに登場するナーガの王。
 地下の広大なナーガの王国を治めているとされている。
 狩りに出た地で、沈黙の行を行なっていた聖者を侮辱したパリクシット王は、
 激怒した聖者の息子によって「七日後にタクシャカの毒に殺される」という呪詛を掛けられる。
 パリクシットはそれを知って、湖の上に巨大な宮殿を築いてそこで七日間籠城するが、
 タクシャカの臣下のナーガが化けた苦行僧が、献上した果物の中にタクシャカが虫に化けて潜み、
 果物に手を伸ばしたパリクシットを噛み殺し、宮殿を炎上させた。
 だが、この一件でタクシャカはパリクシットの子ジャナメージャナから怒りを買い、
 ナーガに対する復讐として蛇を皆殺しにする犠牲祭を執り行なわれるようになった。
 祭の炎によってナーガ族はほとんど滅び、タクシャカ自身もインドラに匿われる身となり
 焼き殺される寸前にまで追い詰められたが、
 神々の要請を受けたアースティーカの手によって仲裁が成立し、ナーガ族は滅亡を逃れた。
 後世、ナーガやナーガラジャの多くが仏教世界に竜として取りこまれたのと同様、
 タクシャカも八大竜王の一に数えられ、仏典の守護者としての属性を得た。
 八大竜王としての彼の名は徳叉迦。或いは多舌、眼毒、視毒竜王といい、
 怒りを持った徳叉迦に凝視された者は、死んでしまうとされている。

【備考・アピールポイント】:
 別の伝説では乞食に化けて王妃の宝石を盗み、地下王国に逃げ込むが
 インドラの加護を受けたバラモンのウタンカに撃退されて宝石を取り返されたという逸話もある。

 八大竜王としての彼の属性は、悪しき者を裁く役割を担うとされている。
 ナーガ時代の俗物ぶりが嘘のようである。

85名無しさん:2015/10/02(金) 22:33:32 ID:aePbN.1.0
【真名】:アメリア・イアハート
【元ネタ】:史実
【クラス】:ライダー
【解説】:
アメリカの飛行士。女性として初めての大西洋単独横断飛行をしたことから、
ミス・リンディの愛称で知られる。
アメリカのカンザス州 でドイツ系の裕福な家庭に生まれる。高校卒業後は医学を学ぶため
コロンビア大学に入学したが、1年で中退した。第一次世界大戦中はアメリカ陸軍病院で
看護助手として働いた。
1921年に飛行訓練を受け、最初の飛行機を買った。家族内の問題により1924年に飛行機を
売り、東部に戻りソーシャルワーカーとして働いた。
1928年4月のある午後、仕事中に一本の電話を受け、「大西洋を飛びたいと思いますか」と
問われパイロットのウィルマー・スタールズと副操縦士兼エンジニアのルイス・ゴードンの
チームに共同パイロットとして加わるように依頼された。
その時以来、飛行機で飛ぶことはイアハートの生活の一部となり、女性の航空レースで3位
になった他、オートジャイロでの最高到達高度記録も樹立した。
イアハートは大西洋単独横断飛行の成功で、議会からの空軍殊勲十字章、フランス政府からの
レジオン・ド・ヌール勲章およびハーバート・フーヴァー大統領からの米国地理学協会の
ゴールドメダルを受け取った。1937年に赤道上世界一周飛行に向かって、飛び立つも
目的地に着陸することは無く、イアハート機からの通信は絶え、消息不明となり、それが
最後の飛行となった……。
アメリカでは今も代表的国民ヒロインの一人であり、謎めいた最期のために、
未だにSF・フィクションの世界では彼女の登場するものが少なくない。

【備考・アピールポイント】:
・アメリカを代表する女性飛行士。たぶん星の開拓者持ってる
・宝具は特に考えてないが、謎に包まれた最後が英霊としては面白いと思った

86名無しさん:2015/11/04(水) 18:52:37 ID:G0LNs5M20
【真名】:ジャンヌ・ド・ヴェルヴィーユ
【元ネタ】:史実
【クラス】:ライダー
【解説】:
ジャンヌ・ド・ベルヴィルは1300年にフランスの貴族の娘として生まれた。
国一番の美女とも称えられ、最初の夫と若くして死別した後、1330年、ブルターニュ地方の裕福な貴族オリヴィエ・ド・クリソン3世と再婚。
夫婦仲は良かったようで、3男2女をもうけた。
1339年、イングランド王エドワード3世がフランス王フィリップ6世に宣戦布告し、英仏百年戦争が始まると、
ブルターニュ地方でもブルターニュ公の地位を巡ってイングランド派のジャン・ド・モンフォールとフランス派のシャルル・ド・ブロワが衝突(ブルターニュ継承戦争)。
1342年、ジャンヌの夫オリヴィエはシャルル・ド・ブロワの側に参戦。
しかしヴァンヌの防衛に失敗し、一時イングランドの捕虜になったことから、シャルルとフランス王フィリップから疑惑をかけられたらしい。
1343年、オリヴィエは槍試合に参加した際に逮捕され、裁判にかけられた。
裁判ではシャルル・ド・ブロワを含む15人の貴族がオリヴィエの反逆罪を認め、8月2日国王フィリップの命令の下、斬首刑に処されてしまう。
オリヴィエの首はナント市に送られ城門の前に晒された。
それを見たジャンヌは激怒し、復讐鬼と化す。
没収されずに済んだ領地や邸宅、宝石類などめぼしい財産を売り払って、傭兵を雇い、イングランド側に付いてフランス軍への攻撃を開始。
ジャンヌ本人も先頭に立って戦い、「ブルターニュの雌獅子(あるいは雌虎)」と呼ばれ恐れられた。
やがてジャンヌは、その戦いぶりを評価されたのか、イングランドから3隻の軍船を与えられて、戦いの場を海上に移す。
船体を黒く塗り、帆を赤く染め、エリザベス朝時代の私掠船のように、フランス側の船を次々と攻撃した。
とくにフランス貴族の乗った船を襲うことに執着し、捕らえた貴族の首をジャンヌ自ら斬り落とし、胴体を海に投げ捨てたとも言われている。
船の乗員にも情けはかけず、うち2〜3人だけは生かして逃がしたのは、フランス側の恐怖心を煽るよう仕向けたのだろう。
そのプレッシャーが効いたのか、仇敵フィリップ6世は1350年に死去。
その後も戦争は続き、ジャンヌも海賊行為を続けるが(シャルル・ド・ブロワがまだ生きているから?)、
1356年、とうとうフランス海軍に敗れ、船を捨ててボートで脱出。
ジャンヌはいつも2人の息子を連れて戦ってたが(先に3男2女を産んだと書いたが、残る1人の息子がどうなったかは不明。
早死にしたのか、他に預けられていたのか…?)、
脱出艇で漂流する間に1人が衰弱死。
このことがこたえたのか、ジャンヌは13年続いた復讐の戦いからようやく身を引く。
その後、イングランド王エドワード3世の側近のウォルター・ベントレー卿と3度目の結婚をし、1359年に死去。
ちなみに、ジャンヌの息子のオリヴィエ・ド・クリソン4世(ジャンヌと共に戦った息子の一人?)はのちにフランス側について参戦し、
ブルターニュの有力貴族としてフランス王シャルル5世およびシャルル6世に仕え、元帥にまで昇進。
ジャンヌ・ド・ベルヴィルは「復讐の女神」「戦いの女神」として、生きているうちから伝説的存在だったそうな。
たいへんな美人でもあったので、いっそう男達の崇拝を集めたとか。

【備考・アピールポイント】:
百年戦争つながりでジャンヌとかフランスつながりでマリーとか海賊つながりでドレイクとか
既存の公式サーヴァントと絡められると面白いかも?
一番適性高いのはライダーだろうけど、復讐鬼なのでバーサーカーとかアヴェンジャーでもいいのかも。

87名無しさん:2016/02/09(火) 20:18:32 ID:1jXw8EF60
【真名】:ローラン・ギャロス
【元ネタ】:史実
【クラス】:ライダー
【解説】:
世界で初めて地中海横断飛行に成功した第一次世界大戦でのエースパイロット。
地中海横断飛行をおこなったパイロットとして知られていたギャロスは、第一次大戦
が始まるとフランス空軍に加わった。牽引式の戦闘機の機銃の命中率をあげるため、
プロペラに防弾板をとりつけ、プロペラの回転面内を通して射撃をおこなう方法を考案し、
実戦投入後、すぐに3機を撃墜する戦果を挙げた。
1915年に撃墜され、ドイツ領内に不時着する。アイデアはフォッカー E.IIIなどに模倣され、
改良されたプロペラ同調機関銃は、逆にドイツ機優越の原因となった。
捕虜収容所から脱走して、再び空軍に復帰したが、10月5日にヴージエ近郊サン=モレル
で撃墜され死亡した。まだ29歳12ヶ月、誕生日の僅か一日前だったという。

【備考・アピールポイント】:
・航空戦を生み出した人物。ドイツ機に撃墜されているのでルーデルとかと絡めやすそう。
・ローラン・ギャロス・トーナメントと呼ばれるテニスの全仏オープンと、その会場となるスタッド・ローラン・ギャロスは、ギャロスの功績を讃えて命名されたとか

88名無しさん:2016/02/28(日) 15:10:57 ID:zvIKyQu.0
【真名】:コッペリウス
【元ネタ】:『コッペリア』
【クラス】︰キャスター
【解説】:
バレエ『コッペリア』に登場する人形作り職人であり、自動人形・コッペリアの作り手。
物語でのコッペリウスはコッペリウスは陰気で気難しく、村人から変人扱いされていた。
彼の家の二階ではコッペリアが座って本を読んでいるが、村人はコッペリアが人形である
ことを知らない。
コッペリウスの向かいに住む少女スワニルダの恋人であるフランツはかわいらしい
コッペリアが気になり始め、それに気づいたスワニルダはやきもちを焼いて二人は喧嘩してしまう。
ある時コッペリウスは町に出かける際に家の前に鍵を落としていく。それに気づいた
スワニルダと友人たちは、好奇心からコッペリウスの家に侵入する。
コッペリウスの家の薄暗い室内にはさまざまな人形たちが所狭しと並べられている。
やがてコッペリアもまた人形だったと気づくと、折悪しく戻ってきたコッペリウスに怒鳴られて
友人たちは逃げ去ってゆくが、スワニルダのみ気がつかれることなく室内に身を隠す。
そこへ知らずにフランツも、コッペリア会いたさに梯子伝いに窓から忍び込んできて、
フランツもコッペリウスに見つかる。
コッペリウスは当然怒るが、一計を案じてフランツに眠り薬を混ぜたワインを飲ませ、
酔っ払った彼から命を抜いて自信作の人形、コッペリアに吹き込もうとする。
一部始終を見ていたスワニルダは、コッペリアになりすまして、コッペリウスを散々からかい
悪戯の限りをつくす。この大騒ぎにフランツも目を覚まし、コッペリアの正体を悟って
スワニルダと仲直りする。

【備考・アピールポイント】:
・少女型オートマタの制作者。人形職人とか博士とか言われてるが型月だと
 ヴィクター・フランケンシュタインみたいに魔術師にされそう。
・道具作成によって人形、陣地作成で人形が居並ぶ生家を再現するとか
・宝具は当然ながら自動人形・コッペリア。少女の見た目で他者の命を吹き込み完成することから
 皆鯖カビーロールとアヴィケブロンの宝具を足したような感じになりそう。あと魅了持ってそう

89名無しさん:2016/04/01(金) 22:33:54 ID:FWLpI4oI0
最近パチャクテクの名前がよく上がるので、図書館行ったりネット巡回したりして調べてきた。
あんまりまとめられなくて長くなったスマン


【真名】パチャクテク
【元ネタ】史実
【クラス】ライダー、キャスター(アーチャー、ランサーなども?)
【解説】
ケチュア族インカ帝国の9代皇帝(サパ・インカ)。サパ・インカとは「唯一の王」を意味し、太陽の化身であるとされる。
歴史上実在したインカ皇帝としては初代であり、小さな村単位に過ぎなかったクスコ王国を帝国へと造り変えた大英雄。
初名はクシ・ユパンキだったが、チャンカ族撃退の武功を機に王座に着き、「パチャクテク」と名乗った。
パチャクテクとは、「大地を揺るがす者」、「世界の変革者」と言った意味を持つ。
その名に相応しく、彼より始められ、後の数代にまで続いた征服事業によって、インカ帝国は南米史の誇る大帝国へ成長する。
しかし彼の治世より100年も経たない内にコンキスタドールが到来すると、あっけなく帝国は崩壊してしまった。


【業績】
①武勲
パチャクテクが王子時代に、ケチュア族の古来よりの大敵であったチャンカ族がクスコへ侵攻し、
父王と兄は都市を放棄したが、パチャクテクだけは手勢を率いて勇敢に戦い、これに勝利した。
その後の征服活動でも度々武力を行使し、パチャクテクは常に軍の先頭で戦ったという。
伝説によると、チャンカ族との戦いの際に太陽神と創造神の加護によって野の石ころという石ころが
人間の兵士となり、パチャクテクとその手勢に味方した。この石のことは「プルラウカ」という。
このことから、石や岩はワカ(聖なる存在)としてクスコ内の神殿に祀られた。

②宗教改革
ある日、パチャクテクが父を訪ねる途中にススルプキオという泉を通りかかると水晶の銘板が落ちていた。
これを泉の水に透かして見ると、創造神ビラコチャの姿が映った。
この出来事から、主神殿コリカンチャ内で太陽神に代えて創造神を頂点に、6柱の主神を序列をつけて祀るようになった。
これとは逆に、インカ帝国の「太陽化」の宗教改革を推し進めたのは他でもないパチャクテクであるとも言われる。
また、この水晶は未来を見通す力を持っていたという。

③外交・内政
王位に着いたパチャクテクは征服事業に乗り出すが、その方法は武力のみに頼ったものでなく、
各地の指導者にインカ帝国へ属すればいかに利があるかを説いて勧誘するという平和的方法が主だった。
ただし、従わない姿勢を見せた者には容赦なく殲滅戦を行った。
征服活動が成功を収めて帝国領土が拡大していくと、内政のほぼ全方面に置いての改革を行って国家分解を阻止した。

90名無しさん:2016/04/01(金) 22:34:24 ID:FWLpI4oI0
④建築
インカの帝国化に伴い、クスコ市もパチャクテクによって整備された(ピューマの形にされた)。尚、クスコとは「へそ」である。
インカ遺跡でも特に有名なマチュピチュ市・サクサイワマン城砦などはパチャクテクによって建設が着手されたと言われており、
コリカンチャ神殿を最終的な形に完成させたのもやはりパチャクテクである。
その他にピサック市やオリャンタイタンボ砦などの遺跡も建築したと言われている。
インカ文明の石組みは「カミソリ一枚も入らない」、「地震が起こっても揺るがない」と表現されるほど
精巧かつ堅固な作りとして知られており、スペイン人も破壊を諦めたという。
その技術はサクサイワマンやコリカンチャにも存分に活かされている。

・マチュピチュ
「空中都市」とも称される、世界レベルの知名度を誇る都市遺跡。人里離れた位置にあった為、侵略者の目から逃れていた。
この都市が何の為に造られ、どういった機能を果たしていたかは不明点が多く(現代の世界七不思議)、
王族の別荘地であったと言われるが、神聖な地であったことは確かのようである。
都市最上部の太陽神殿の更に頂上にはインティワタナ(太陽を繋ぎ止める石柱)が設置されており、
これは天体観測の為のものだったと目されている。

・サクサイワマン
主都クスコの北西端部を形成していた施設。字義は「満腹の隼」、「王の鷲」など。
要塞・武器保管場・天体観測場・複合神殿などの複数の機能を果たす大施設だったと推測されている。
ジグザグ状に連なる石組みから、雷の神殿であったとも言われる。
高度な石造技術を持つインカ建築の中でも特にスケールが大きく、現代の技術を凌駕するオーパーツとも言われる。
この遺跡の石壁を間近で見た文筆家たちはその途方も無い高度な技術に圧倒され、
「人の手によるものとは信じられない」、「魔術でも使われたのではないか」、
「どんな大砲でも破壊出来ない」などのコメントを残している。

・コリカンチャ
初代王マンコが建立した黄金と太陽の屋敷。帝国全土の中心にして、主都に置ける最も神聖なる区域。
インカ世界及び宇宙の中心として認識されていた、文字通りの主神殿。
建造物内の特定の部屋は6柱の神々に捧げられており、その内訳は創造神ビラコチャ、
太陽神インティ、月女神キリャ、明星の神チャスカ=コイロル、天候神イリャパ、虹神クイチュである。
太陽神の部屋には聖なる火が灯っており、これを太陽の処女(アクリャ)が護っていた。
また、黄金の祭壇にはやはり黄金の太陽像が奉られていた。
屋敷内のとある部屋には歴代皇帝のミイラが保存され、これは儀礼の際には御輿に乗せられ、主都中を行進した。
他の部屋には、征服地から簒奪した祭具や神聖なワカ(礼拝物)が収められており、
ワカは人質として永遠にこの部屋に保存されるという意味合いがあった。
尚、パチャクティの絵画や像は、大抵の場合タパク・ヤウリと思しき杖を持った姿で描かれる。


【その他ポイント】
・西洋人到来以前の南米史の人物としては、武力・政治・建築など、どれをとっても最高クラスの英雄。歴代インカの総結集。
・ライダーとしては空中都市に座してプルラウカを劣兵として放つスタイルか。
・キャスターとしては陣地作成EXは堅い。
・基本的に善属性だが、身内の無能と敵対者に対しては容赦がない。あと生贄もよくやる。
・神王、太陽、建築、独自の宗教観など色々オジマンディアスと共通点がある。
・信じられないバイタリティの持ち主。皇帝特権スキル持ってそう。
・この時代のインカ軍の武装は投石器・戦斧・槍・楯など。
・主都クスコはアンデス山脈中の標高3,400mに位置し、マチュピチュよりも遥かに高い。
・「インカ皇統記」ではチャンカ族撃退の功績は父王ビラコチャのものとしているが、この書は歴史書として信憑性が薄い。
・「インカ皇統記」では子息、子女は300人か400人いたと語られている。

91名無しさん:2016/04/02(土) 17:37:22 ID:g22nAccU0
思ってたよりずっとチートな感じだな

92名無しさん:2016/04/02(土) 17:39:30 ID:2DSo20i60
こりゃ最後に作るかどうか決めたほうが良さそうだな・・・

93名無しさん:2016/04/02(土) 20:03:50 ID:RILjkppE0
何だこの化物
オジマン級やんけ

94名無しさん:2016/04/03(日) 00:18:20 ID:jw1T9Nk60
時代の差があるから流石にあそこまでのアホにはならんだろうが、それでもすげーな

95名無しさん:2016/04/05(火) 14:20:23 ID:09jQbkAA0
【真名】:イエティ
【元ネタ】:史実、シェルパ族の伝承
【クラス】︰アサシン・バーサーカー
【解説】:
ヒマラヤ山脈に住むと言われているUMA(未確認動物)。
全身が毛で覆われており、直立歩行するとされる。イエティの他にズーティ、ミィティが
おり、この三種は家族だともされている。
1887年、イギリスのウォーデル大佐が足跡を発見したことで世界に知られるようになった。
その後、実物を目撃したとの報告もあり、各国より何度となく探査隊が派遣されている。
正体は原始人の生き残りであったり登山家の団体が資金集めの為に捏造した、または
ヒグマやオランウータンであるなど様々な説がメディアで述べられた。

シェルパではイエティはマハーカーラ(シヴァ)のに使える眷属であり、マハーカーラに代わって
人々に罰を与える存在であるといわれ、信仰されている。


【備考・アピールポイント】:
ネッシー・ビックフットに並ぶUMA界のビッグネーム。実はシヴァの眷属でもある。
クラスはUMAなのでアサシンか、破壊神の卷属であり本人も獣なのでバーサーカー
宝具はアサシンならジャックのザ・ミストみたいな感じで雪山を再現する吹雪の結界
バーサーカーなら破壊神の卷属として人々に与える神罰。
宝具を使用するときに普段は白い体毛が大いなる黒(マハーカーラ)に染まる感じで

96名無しさん:2016/04/08(金) 21:09:56 ID:Jzo8PxqE0
【真名】:オワイン・グリンドゥール
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー・キャスター
【解説】:
 ウェールズ人としては最後にプリンス・オブ・ウェールズと称したウェールズの統治者。
 イングランド王国によるウェールズ支配に抵抗する、長期にわたる反乱を煽動し続けた。
 中部ウェールズにあった小国ポウィスの王族につらなり、エドワード1世に滅ぼされた
 サウェリン・アプ・グリフィズの末裔にもあたる。
 元々は優秀な若者で、リチャード2世から騎士に叙せられ、王のスコットランドやアイルランド
 遠征に参戦するほど、イングランドに忠実な臣下だった。
 しかし、リチャード2世から無理やり王位を奪った ヘンリー4世の登場で、状況は一変する。
 北東ウェールズの領地に帰郷したオワインを待っていたのは、隣地の主、グレイ侯による
 領土のかすめ取り。 宮廷に申し立てるも聞き入れられず、領地の一部を奪われ、
 さらに幽閉されていたリチャード2世餓死の報も届き、ヘンリー4世の非道な仕打ちに
 耐えかねたオワインはウェールズ諸侯を呼び集め、グリンドゥールの反乱を起こした。
 当初、この蜂起は相当にうまく行き、たちまちウェールズのかなり広範囲を支配下に
 収めるまでになったが、反乱側に大砲がないことで防御を固めた城塞の奪取が困難なこと、
 艦船を保有していないことで海岸線の防御が脆弱なこと、など諸々の弱点を抱えていたため
 結局のところ、物量に優るイングランド勢によって圧倒された。
 グリンドゥールは最後の拠点から追い落とされるも捕縛から免れ、1412年を最後に
 彼を目撃したとする記録は途絶え、1415年にかつての部下によって
 
 その後、オワイン・グリンドゥールは民衆を解放するために呼び返されることを待ち続ける英雄
 国家存亡の危機の際に姿を現す王として、かのアーサー王のような神話的な存在となった。

【備考・アピールポイント】:
 ・ウェールズでアーサー王に匹敵、もしくは凌駕するほどの支持を集める英雄。
 ・シェイクスピアの『ヘンリー四世 第1部』において、オウエン・グレンダワーという名で、
  魔術と感情に支配された野蛮でエキゾティックな人物として登場する。
 ・「復活する救国の英雄」というアーサー王と同じ属性の英雄。とりあえずスキルにカリスマ持ってる。
 ・クラスは剣を持ち馬にまたがる姿が描かれる為セイバー、『ヘンリー四世 第1部』から魔術を
  扱う為キャスターの適性を持つ。
 ・宝具は民衆の思いが託された剣とか天候を操る大魔術。もしくはアヴァロンみたいな復活由来の能力。

97名無しさん:2016/04/17(日) 10:53:12 ID:0GIqeVHw0
【真名】:ハドリアヌス
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー(ネロ理論)、バーサーカー、キャスター、アサシン
【解説】:
 ネルウァ=アントニヌス朝の第3代目ローマ皇帝。全名をプブリウス・アエリウス・トラヤヌス・ハドリアヌス。
 もとは五賢帝トラヤヌスの側近的立ち位置の武官であったが、その能力を買われて後継者に指名される。
 皇帝となったハドリアヌスはこれまでの外征路線を取り止め、国の防衛を固めることに重点をおく政策を取った。
 ハドリアヌスの長城構築、バル・コクバの乱鎮圧など内外に功績を示し、
 彼もまた五賢帝の一人に数えられる英傑だが、巡幸を讃える碑が全くなかったり、愛人の美少年の死に悲嘆して
 彼を神格化した末に主神とする宗教を創るなどしてローマ市民の不興を買うなどする負の側面もある。
 晩年は精神的にも衰弱し、自殺未遂を繰り返すなどしたと言う。
 後継者の夭折後はすでに初老であったアントニヌスを養子に迎えて新たな後継者とし、138年に62歳で永眠。
 死後は彼と不仲であった元老院の動きによって神格化を見送り記録抹消刑に処される寸前までになったが、
 そこは後継者アントニヌスがどうにかしてくれたようであり、神格化は行われたようである。

【四執政官事件】
 トラヤヌス急逝の書簡が届く数日前に、ハドリアヌスを後継者と認める書簡が届いたとされる。
 これには当時から陰謀説が囁かれており、その中には遺言の書き換えや軍によるハドリアヌスの祀り上げなどがある。
 元老院の中には当然、ハドリアヌスを後継者とすることに反対の議員もいたが、
 トラヤヌスと同じくハドリアヌスの後見人であったアッティアヌスが先手を取って、反ハドリアヌス派最有力の議員四人らを処刑した。
 アッティアヌスの独断か、ハドリアヌスの指示かは分かっていない。

【ハドリアヌスの長城】
 ローマ帝国最北端の国境線に築かれた防御線「リメス」の一つ。
 ケルト人によるブリタニア侵攻を阻むために十年かけて築かれ、
 ローマの領土拡張の断念を意味するものともなった固定的国境となった。

98名無しさん:2016/04/17(日) 10:53:49 ID:0GIqeVHw0
【バル・コクバの乱鎮圧】
 ユダヤ戦争で荒廃したエルサレムをハドリアヌスはローマ流に復興させ、ヤハウェの神殿の代わりにユピテルの神殿が築かれた。
 当然ユダヤ人は納得などするはずがない。さらに割礼などのユダヤ風習を禁じる弾圧を推し進めたために
 ユダヤ人による反ローマ感情は高まり、ついに救世主を自称するシモン・バル・コクバらが蜂起する。
 反乱軍はローマ軍の隙を突く形で二年半にわたって善戦し、彼らは「復興時代」を称したが、
 ブリタニアから召集された名将ユリウス・セウェルスの大軍が現れると、あっという間に反乱軍は敗北。
 タルムードでは百万人以上が殺され、馬の轡まで血に浸かるほどであったと記されている。
 これは誇張であろうが、ローマ側の文献でも五十万人を越える死者数と記録された。
 ユダヤ破壊は徹底しており、千を超える村、五十の城砦が焦土戦によって蹂躙され、
 戦後もラビの処刑や聖典の焚書などの以前にも増したユダヤ教の弾圧が行われた。
 焦土と化したエルサレムは「アエリア・カピトリナ」、ユダヤは「パレスティナエ」と改名され、
 ミラノ勅令が発布されて、一年に一度だけ神殿跡(嘆きの壁)に立つことを許される四世紀まで
 ユダヤ教徒はエルサレムに立ち入ることができなかった。

【美少年アンティノウス】
 ハドリアヌスはギリシャ性愛を含むギリシャ文化の傾倒者であり、また極めてホモ寄りのバイセクシャルであった。
 中年期に差し掛かろうとしていた彼は十四歳のアンティノウス少年を溺愛した。
 当時のローマは同性愛を迫害こそしていなかったが、奨励もしてはおらず、その美化はローマ市民の辟易対象となっていた。
 アンティノウスがナイル川で事故により溺死すると、酷く悲嘆にくれ、彼を神格化。
 さらに彼を主神とする宗教をローマ各地に伝播させた。
 前述のとおり、アンティノウス教は最初こそ冷遇されたが、それに纏わる美術品が多く出土していることから
 キリスト教到来までに一定以上の信仰を獲得した宗教となったことが窺える。

【ヴィラ・アドリアーナ】
 ヴィラとは「別荘」の意。
 ハドリアヌスはこの別荘を田舎の避暑地くらいのものと思っていたが、
 そこはローマ皇帝の美意識のために庶民のそれとは乖離している。
 ハドリアヌスが観てきた世界各地の美しい建造物をその地に建て、その規模は100ヘクタールにもおよび
 三十以上にも上る様々な宮殿や図書館、浴場、神殿などの多くの建造物が築かれたほか、
 果ては先述したアンティノウスが死んだナイル川を再現したプールなどと言ったものも備え付けられた。
 ハドリアヌスは一人になりたいときにこの地を訪れ、つり上げ橋を上げて誰も入ってこれないようにして
 世間の喧騒や皇帝としての責任からひと時だけ逃避していた。

99名無しさん:2016/04/30(土) 16:54:35 ID:lDbMBSE.0
【真名】:ターザン
【元ネタ】:『ターザン』
【クラス】:バーサーカー
【解説】:
 小説家エドガー・ライス・バローズによるSF冒険小説「ターザン・シリーズ」の主人公。
 父は英国貴族、グレイストーク卿ジョン・クレイトン、母はアリス・ラザフォードといい
 夫妻は赴任先である英領西アフリカに向かう途中、船員の反乱に遭遇し、アフリカの西海岸
 に置き去りにされる。ターザンはその際に海岸に作りあげた小屋で生まれ、彼が1才になった時に
 母親は亡くなった。父親は類人猿カーチャクに殺されたが、ターザンは子供を亡くしたばかり
 の類人猿カラに救われ、「白い肌」を意味する「ターザン」と名付けられ彼女の子供として育った。
 ターザンは他の類人猿に比べて成長が遅く、出来ないことも多かったが手先が器用であり、
 ロープを投げて動く者ものを捕まえるなど他の類人猿には出来ないことができた。
 そして、カーラを本当の親と思っているターザン自身は知らないものの、両親が建てた小屋
 で文字を覚え、手に入れた狩猟ナイフでどんな強大な敵とも戦えるようになり、力比べで
 ボスのカーチャクを倒したことでついに類人猿の王となる。
 自身を類人猿だと思っていたターザンだったが、18歳の時に新天地を求めやってきた
 黒人部族と遭遇したことで人間であることに気が付き、今度はボートでやってきた自分と
 同じ肌の人々がやってきたことで、さらに驚く。
 なかでも美しい微笑みを浮かべた若い娘・ジェーンに惹きつけられ、彼女がターザンと
 対立する類人猿ターコズに攫われた際には助け、後に結ばれることとなる。
 成人後、指紋鑑定でグレイストーク卿の息子と判明。以降は父の名を受け継いだ。
 以後、アフリカの未開の土地への冒険を始めとした物語は広がっていく。
 ジャングルに適応した、超人的な体力・技術を有しており、視覚、聴覚、嗅覚は鋭く、
 野生動物並み、10歳の時点で、腕力は並みの男性と互角であり、運動神経はスポーツ
 の達人クラスに達していたという。
 野生児として育ちながら、知的な面を持っており、英語・フランス語・ラテン語・アラビア語
 ドイツ語の他、アフリカの原住民の複数の方言や類人猿の言語など複数の言語を自在に操る。
 「イギリス貴族の息子にして野生児」という魅力と矛盾を秘め、内面には「野性と文明社会
 のそれぞれに惹かれつつも、そのどちらにも馴染みきれない」という部分を持っている。

・ディズニー映画やらでおなじみのターザン。野生児の代表格。創作百年ルールだとギリギリセーフ?
・性質はゴールデンに近いが、性格や知能は対極。俗世には馴染めない
・スキルはとりあえず野生と動物会話、黒人部族を見て弓矢の使い方を覚えたので人間観察とか
・宝具は「人間社会にも自然にも相容れない」という性質を持ったターザン自身か
 生前使用したナイフとロープ

100名無しさん:2016/05/07(土) 16:44:29 ID:u.U3zsbk0
【真名】:マルクス・アントニウス
【元ネタ】:史実
【クラス】︰バーサーカー
【解説】:
 第二回三頭政治の一頭、軍人のアントニウス。
 カエサルの後継者オクタウィアヌス(後のアウグストゥス)、神祇官レピドゥスと共に反元老院の同盟を組み三頭政治を行った。
 紀元前55年に騎兵隊長としてエジプトに入り、そこでクレオパトラに魅了されてしまったと言われている。
 ――――彼の人生を決定づける、まさしく運命の出会いであった。

 その後はカエサルの部下としてよく働き、彼の死後は後継者の筆頭候補とされていた。
 が、カエサルはオクタウィアヌスを後継者と使命。アントニウスは彼と共に元老院と戦い、あるいは競争することになる。
 そもそも三頭政治は権力争いの一時的な妥協の産物であり、他の二頭との対決は必然であった。

 彼の破滅の決定的な転機になったのは、恐らく紀元前36年のパルティア遠征だろう。
 カエサルの果たせなかった業績を成すことでオクタウィアヌスを圧倒することが狙いだったが、彼はこの遠征に失敗。
 失敗の原因のひとつである裏切者アルメニア王国を征服し――――その後の対応を誤った。
 彼は凱旋式をローマではなく、エジプトのアレクサンドリアで行う。
 元々彼はローマよりもアレクサンドリアに傾倒していた節があった。
 理由は言わずもがな、愛しのクレオパトラのためである。
 彼はクレオパトラに言われるがまま、自らの支配領土を独断でクレオパトラに譲ることまでした。
 故に彼はローマ人に「エジプトの、しかも女王に骨抜きにされ、ローマ人の自覚を失った男」の烙印を押されたのである。

 さらにはアントニウスはクレオパトラと結婚し、妻オクタウィアに離縁を叩きつける。
 オクタウィアはオクタウィアヌスの姉。
 つまりこれは同盟の結束を強める政略結婚であり、アントニウスはそれを破棄したことになる。
 オクタウィアヌスはアントニウスを攻撃する口実を得、『エジプトに』宣戦布告を行う。
 アントニウスはもはやエジプト側の人間とみなされていたのだ。

 そして始まるアクティウムの海戦。
 エジプト軍は散々に追い込まれ、クレオパトラが撤退すると、アントニウスはそれを追って撤退。
 その後クレオパトラが自害したという誤報を信じ、後を追うように自害。
 誤報だということに気づいた時には既に何もかもが遅く、クレオパトラの胸の中で息を引き取ったと言う。
 ――――稀代の美女に翻弄されて身を滅ぼした、稀代の豪傑の最期であった。


【ヘラクレスの末裔】
 その名前はヘラクレスの息子アントンに由来する。
 アントニウスはヘラクレスの末裔を自称し、ヘラクレスを模した装備を好んだという。
 実際彼は優れた肉体を持つ豪傑であり、軍人として大いに活躍した。

【ディオニュソスの再来】
 彼はデュオニュソスの再来を自称し、また称された。
 よく酒を好み、民衆と共に宴会を開いていたと言われている。
 オクタウィアヌスは自らをアポロン、アントニウスをディオニュソスに例えてアクティウムの海戦に臨んだとか。

【政敵キケロに曰く】
 「肉体が頑丈なだけが取り柄の無教養人で、酒に酔いしれ下品な娼婦と馬鹿騒ぎするしか能のない、剣闘士並みの男」
 良くも悪くも、『ヘラクレスの末裔』で『ディオニュソスの再来』だったようである。


・共和政ローマ最後の敵。結構な有名人。クレオパトラの傀儡……にすらなりきれなかった、愛に狂った男。
・ヘラクレス、ディオニュソスと、狂気に関連する神や英雄との関わりが深い。
・ヘラクレスの末裔ってことで、宝具名で『射殺す三頭』とか……
・なお、カリギュラやネロはアントニウスの血筋であったりする。


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