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【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ18
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――――話は一週間前に遡る。
「提督さん、お疲れ様。はい、珈琲です」
「ありがとう鹿島」
全ての仕事を終えた俺を秘書艦の鹿島が労ってくれた。
彼女は俺のパートナーとしてよく頑張ってくれている。
「ん………今日の味は少し濃いな……」
いつもは仕事終わりの珈琲は就寝の事を考えて薄めである。
もし俺がロボットだったら難癖つけていただろう。
「今日は…その…」
「大淀遠征艦隊、ただ今戻りました」
何か言おうとしていた鹿島を遮るかのように遠征艦隊旗艦の大淀の報告が聞こえた。
弥生や漣、電も一緒だった。
「あっ、大淀さんに弥生ちゃん、漣ちゃんに電ちゃん、お疲れ様です」
「提督、本日の遠征の成果です」
「ふむ…………ご苦労だったな」
俺は大淀の報告書を読んだ。この鎮守府の最重要人物の一人であると同時に
軽巡洋艦娘である彼女は駆逐艦娘と共に遠征においてもその力を発揮していた。
「提督、業務にもだいぶ慣れてきたみたいですね。
少し前は報告書を読むのに時間がかかっていましたし」
「ああ。明日から一週間、大淀と鹿島が遠洋練習航海に出かけるからな。
24時間ごとに帰ってくるとはいえ、鎮守府の業務をする余裕はない。
大淀に至っては二週間後の礼号作戦に参加する事が決まっている以上
約一ヶ月はこの鎮守府の業務に携われまい。
そう考えたら俺だって他の艦娘や職員のサポートを受けて
鎮守府の業務をちゃんとできるようになるさ……」
そうは言ったがやはり不安はあった。
俺は提督としての経験が浅い。なんせ着任してまだ一ヶ月しか経っていない。
普通なら新任提督は新しい泊地など規模の小さな所や
内地にある練習用の施設等で経験を積んでいくものだが、
俺の場合は新任の身でありながら規模の大きな鎮守府を任されていた。
本来なら国外に新しく出来た泊地につい最近佐官に昇進した俺が行く事が内定していたが、
そこが突如として強力な深海棲艦の脅威にさらされてしまった為、
急遽この鎮守府で指揮をしていた前提督が赴く事となり、
残った士官達の中で俺が一番階級が高かった為に
佐官となったばかりでありながら鎮守府の最高司令官となったのだった。
幸いにも今のこの鎮守府の仕事は戦闘ではなく警備や護衛が主である為、
大淀の存在もあって鎮守府の機能に不具合が出る事はなかったが、
引き換えに大淀が艦娘としての使命を全うできていないのであった。
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