レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ18
-
愛宕の言っている事はもっともな事だろう。
そりゃあ愛のない関係であろうとも生まれるものもある。
命が生まれる事、命を育む事は本能であり、
愛というものは人間が考えた綺麗事に過ぎないものかもしれない。
けど…俺は愛を信じたい。
俺が鳥海に子供を宿させられたのは彼女を想う気持ちがあったから。
彼女が人間との間に子供を作れるかどうかわからない、
彼女がいつか消えてしまうかもしれない。
そう思ってもなお、俺は彼女への愛を伝えないではいられなかった。
愛を伝えぬ内に時が愛を伝えられなくしてしまい、後悔なんてしたくなかったから。
だから愛は形となった。これは人間同士でも変わらない事のはずだろう……
「艦娘が人間との子供を母としてその身体に宿す……
私たち艦娘という存在も人間と変わらぬ生殖能力を持つということが言えるかもしれないわね」
「でもさ、人間と艦娘のハーフってのは一体どんな子供が生まれるんだ?
男と女で能力に差があるのか、そもそも生まれた子供はどっち寄りの存在になるのか……」
「なんにしても、もし力を持って生まれたとしたら、どんな酷い事になるか……」
「人間の科学力は戦争に関係して進歩してきたという事実はあります。
遺伝子工学の進歩によって、能力者がたくさん生まれて、また悲惨な戦争が起きてしまう……
もちろん、今の段階では断定は出来ないから杞憂に終わるかもしれないけど……
それでも今いる艦娘という存在だけでも悲劇を生み出してしまうかもしれない」
「そうなるくらいならいっそみんな消えちゃえば…」
「…何かを犠牲にしなきゃ、何かが解決しないとか、
そんなのは嫌だな……綺麗事かもしれないけど、でも……」
「提督…」
また同じ話題になった。それだけみんな不安を抱いている事のあらわれなのかもしれない。
「何もしようとせず、ただ楽な方へ流されて不幸になるなんてのは、もうゴメンだ」
「あの時の戦争も、流れの末に起きたという側面もありますからね」
「戦争が起こる理由はそれぞれ違います。
領土が欲しい、資源が欲しい、支配をしたい、支配から解放されたい、
相手が自らの信じるものと相容れない存在である、長年の怨嗟を晴らす………
多くの場合妥協をして戦争を回避しようとつとめますが、妥協が出来なくなった時。その時…」
「戦争が起きるってわけだ。いくら口では戦争反対って言ったって、
追い詰められた奴が我慢なんてできやしないだろうさ」
「だからこそ戦争が起きないように一人一人が動かなきゃならないんだ。
何をすればいいのか具体的な事がわからない俺には他人に偉そうな事は言えないけど…………
高雄、愛宕、摩耶、鳥海……君達や他の艦娘達には戦争の悲惨さを伝えてほしい」
「戦うために造られたあたし達が戦争の否定とか説得力ないんじゃないのか?」
「確かにな。だが、戦争の悲惨さを伝えられる人間は、今この時代にはもうほとんどいない。
恐らく君達ぐらいだろう、これからもずっと正しく伝えられるのは」
「確かにそうね。私たちはあの戦争の記憶を完全に覚えている。
戦争がどのようなことだったのか、そしてその結果どうなったのか……」
「だったらあたし達は伝えてかなくちゃならないな。いつ消えちゃうかわからないしさ」
|
|
|
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板